JP6058232B1 - 静止誘導機器 - Google Patents

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Abstract

複数の巻線の各々は、電線部(141)および電線部(141)を被覆する第1絶縁被覆部(142)を含む。複数の静電シールド(150)の各々は、導体部(152)および導体部(152)を被覆する第2絶縁被覆部(153)を含む。複数の静電シールド(150)の各々における導体部(152)の外周端が、複数の巻線のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部(141)の外周端より、上記中心軸の径方向にて内側に位置している位置関係、および、複数の静電シールド(150)の各々における導体部(152)の内周端が、隣接する巻線の電線部(141)の内周端より、上記中心軸の径方向にて外側に位置している位置関係、の少なくとも一方の位置関係を満たす。

Description

本発明は、静止誘導機器に関し、特に、静電シールドを備える静止誘導機器に関する。
変圧器またはリアクトルなどの静止誘導機器に雷サージなどの衝撃電圧が侵入した場合、巻線内の電位分布がターン数に比例した電位分布と比較して急峻になった後、ターン数に比例した電位分布を中心に振動する。この現象は、電位振動と呼ばれる。電位振動の振幅が大きい場合、巻線内において互いに隣接する電線同士の間、および、互いに隣接する巻線同士の間にて大きな電位差が発生し、絶縁破壊が起きることがある。巻線に隣接して静電シールドが設置された場合、巻線と大地との間の静電容量と比較して巻線同士の間の静電容量が大きくなるため、電位振動の振幅が低減される。
静電シールドを備える変圧器を開示した先行文献として、実開昭60−113614号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された変圧器においては、巻線の中心軸方向の両端部に、静電シールドが設けられている。静電シールドの外周側の端部および内周側の端部の各々は、曲面で構成されている。静電シールドは、巻線に対して巻線の中心軸方向に締付固定されており、径方向において巻線の幅と略同等の幅を有している。
実開昭60−113614号公報
特許文献1に記載された変圧器の静電シールドにおいては、隣接するコイルとは反対側にて、外周端および内周端に電界が集中する箇所が存在する。静電シールドの外周端および内周端における電界集中を抑制するために、静電シールドの外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を大きくした場合、静電シールドが厚くなり、静止誘導機器が大型化する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールドの外周端および内周端の少なくともどちらか一方における電界集中を抑制できる、静止誘導機器を提供することを目的とする。
本発明に基づく静止誘導機器は、鉄心と、鉄心を中心軸として巻き回された複数の巻線と、上記中心軸に沿う方向における複数の巻線の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールドとを備える。複数の巻線の各々は、電線部および電線部を被覆する第1絶縁被覆部を含む。複数の静電シールドの各々は、導体部および導体部を被覆する第2絶縁被覆部を含む。複数の静電シールドの各々における導体部の外周端が、複数の巻線のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部の外周端より、上記中心軸の径方向にて内側に位置している位置関係、および、複数の静電シールドの各々における導体部の内周端が、上記隣接する巻線の上記電線部の内周端より、上記中心軸の径方向にて外側に位置している位置関係、の少なくとも一方の位置関係を満たす。
本発明によれば、静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールドの外周端および内周端の少なくともどちらか一方における電界集中を抑制できる。
本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII−II線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図3のIV部を拡大して示す図である。 第1変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。 第2変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。 比較例に係る静止誘導機器にて静電シールドの外周端に生じる電界分布を示す図である。 本実施形態の第1変形例に係る静止誘導機器にて静電シールドの外周端に生じる電界分布を示す図である。 静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界、および、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端に生ずる電界の各々と距離X1との関係を示すグラフである。 静電シールドの導体部の内周端に生ずる電界、および、静電シールドに隣接する巻線の電線部の内周端に生ずる電界の各々と距離X2との関係を示すグラフである。 衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅と距離X1との関係を示すグラフである。 衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅と距離X2との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図である。 本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図であって、図13のXIV部を拡大して示す図である。 第3変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。 第4変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の一部断面図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の断面図であって、図18のXIX部を拡大して示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係る静止誘導機器について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII−II線矢印方向から見た図である。図3は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。図4は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図3のIV部を拡大して示す図である。なお、図1においては、静電シールドを図示していない。
図1〜4に示すように、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器100は、内鉄形の変圧器である。静止誘導機器100は、鉄心110と、鉄心110の主脚部を中心軸として同心円状に巻き回された低圧巻線120および高圧巻線130とを備えている。
静止誘導機器100は、図示しないタンクをさらに備えている。タンク内には、絶縁媒体および冷却媒体である、絶縁油またはSF6ガスが充填されている。鉄心110、低圧巻線120および高圧巻線130は、タンク内に収容されている。
高圧巻線130は、低圧巻線120の外側に位置している。高圧巻線130は、平角電線140を円盤状に巻き回して構成した複数の円盤状巻線が、上記中心軸の軸方向に積層されることにより構成されている。平角電線140は、横断面にて略矩形状の電線部141および電線部141を被覆する第1絶縁被覆部142を含む。図示していないが、低圧巻線120も高圧巻線130と同様の構成を有している。
静止誘導機器100は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線120および高圧巻線130の各々の端部に隣接して配置された環状の4つの静電シールド150をさらに備えている。
4つの静電シールド150の各々は、絶縁体部151、導体部152および導体部152を被覆する第2絶縁被覆部153を含む。本実施形態においては、導体部152は、絶縁体部151の表面を覆うように設けられている。ただし、絶縁体部151の部分が、導体部152によって構成されていてもよい。すなわち、静電シールド150が、導体部152と第2絶縁被覆部153とから構成されていてもよい。
絶縁体部151は、プレスボードまたは強化木にて構成されている。導体部152は、金網、金属箔、導電テープまたは導電塗料にて構成されている。第2絶縁被覆部153は、プレスボードまたはポリエチレンテレフタレートにて構成されている。
電位振動の振幅を低減するためには、静止誘導機器100に衝撃電圧が侵入した時に、静電シールド150が、静電シールド150に隣接する巻線と同電位になる必要がある。導体部152の電気抵抗率が高い場合、静電シールド150の電位の追従が遅くなり、電位振動を十分に抑制できないことがある。そのため、導体部152の表面抵抗率が、10Ω/sq以上50Ω/sq以下であることが好ましい。
静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部の各々は、曲面で構成されている。本実施形態においては、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部の各々は、横断面にて半円状の曲面で構成されている。具体的には、絶縁体部151の外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて半径r1の半円状の曲面で構成されており、導体部152および第2絶縁被覆部153の各々は、絶縁体部151の外形と略相似形の外形を有している。
上記中心軸の径方向において、静電シールド150の幅は、静電シールド150に隣接する巻線の幅Wより小さい。すなわち、低圧巻線120に隣接する静電シールド150の幅は、低圧巻線120の幅より小さい。高圧巻線130に隣接する静電シールド150の幅は、高圧巻線130の幅より小さい。
4つの静電シールド150の各々における導体部152の外周端は、低圧巻線120および高圧巻線130のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部141の外周端より、上記中心軸の径方向にて内側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部152の外周端が、隣接する巻線の電線部141の外周端より内側に位置する距離は、X1である。
4つの静電シールド150の各々における導体部152の内周端が、低圧巻線120および高圧巻線130のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部141の内周端より、上記中心軸の径方向にて外側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部152の内周端が、隣接する巻線の電線部141の内周端より外側に位置する距離は、X2である。
なお、静電シールド150の形状は、上記に限られない。ここで、静電シールドの形状の変形例について説明する。図5は、第1変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。図6は、第2変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。図5,6においては、図4と同一の断面視にて示している。
図5に示すように、第1変形例に係る静電シールド150aの外周側の端部および内周側の端部の各々は、横断面にて曲率半径の異なる2つの円弧部が連続した曲面で構成されている。具体的には、絶縁体部151aの外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて曲率半径r2の円弧部と曲率半径r3の円弧部とが連続した曲面で構成されており、導体部152および第2絶縁被覆部153の各々は、絶縁体部151aの外形と略相似形の外形を有している。
曲率半径r3は、曲率半径r2より大きい。静電シールド150aにおいて、曲率半径r2の円弧部は、静電シールド150aに隣接する巻線側に設けられ、曲率半径r3の円弧部は、静電シールド150aに隣接する巻線側とは反対側に設けられている。
なお、静電シールド150aの外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて3つ以上の異なる曲率半径の円弧部が連続した曲面で構成されていてもよい。この場合、静電シールド150aにおいて、曲率半径の大きい円弧部から順に、静電シールド150aに隣接する巻線側とは反対側に設けられる。
図6に示すように、第2変形例に係る静電シールド150bの外周側の端部および内周側の端部の各々は、横断面にて曲率半径の異なる2つの円弧部と1つの直線部とが連続した曲面で構成されている。具体的には、絶縁体部151bの外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて曲率半径r4の円弧部と長さLの直線部と曲率半径r5の円弧部とが連続した曲面で構成されており、導体部152および第2絶縁被覆部153の各々は、絶縁体部151bの外形と略相似形の外形を有している。
曲率半径r5は、曲率半径r4より大きい。静電シールド150bにおいて、曲率半径r4の円弧部は、静電シールド150bに隣接する巻線側に設けられ、曲率半径r5の円弧部は、静電シールド150bに隣接する巻線側とは反対側に設けられている。曲率半径r4の円弧部と曲率半径r5の円弧部との間に、直線部が設けられている。
なお、静電シールド150bの外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて3つ以上の異なる曲率半径の円弧部と直線部とが連続した曲面で構成されていてもよい。この場合、静電シールド150bにおいて、曲率半径の大きい円弧部から順に、静電シールド150bに隣接する巻線側とは反対側に設けられる。
ここで、本実施形態の第1変形例に係る静止誘導機器にて静電シールド150aの外周端に生じる電界分布と、比較例に係る静止誘導機器にて静電シールドの外周端に生じる電界分布とをシミュレーション解析した結果について説明する。なお、静電シールドの内周端に生じる電界も同様である。
図7は、比較例に係る静止誘導機器にて静電シールドの外周端に生じる電界分布を示す図である。図8は、本実施形態の第1変形例に係る静止誘導機器にて静電シールドの外周端に生じる電界分布を示す図である。図7においては、等電位線P1〜P5と、等電界線E1〜E13を示し、図8においては、等電位線P11〜P15と、等電界線E1〜E13を示している。
等電位線P1〜P5においては、等電位線P1の電位が最も高く、等電位線P5の電位が最も低い。等電位線P11〜P15においては、等電位線P11の電位が最も高く、等電位線P15の電位が最も低い。等電界線E1〜E13においては、等電界線E1の電位が最も低く、等電界線E13の電位が最も高い。
図7に示すように、比較例に係る静止誘導機器は、巻線と巻線に隣接して配置された静電シールドとを備えている。巻線は、電線部941および電線部941を被覆する第1絶縁被覆部942を含む平角電線を円盤状に巻き回して構成した複数の円盤状巻線が、上記中心軸の軸方向に積層されることにより構成されている。静電シールドは、導体部952および導体部952を被覆する第2絶縁被覆部953を含む。導体部952の外周側の端部の外形は、本実施形態の第1変形例に係る導体部152の外周側の端部の外形と同一である。
比較例に係る静止誘導機器においては、静電シールドにおける導体部952の外周端は、上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部941の外周端と、上記中心軸の径方向にて同じ位置に位置している。
比較例に係る静止誘導機器においては、等電位線P1は、静電シールドに隣接する巻線側とは反対側の導体部952の円弧部に沿って曲がっている。また、導体部952の外周端の近傍に、最も電界の高い等電界線E13が現れている。電線部941の外周端の近傍に、等電界線E7が現れている。
図8に示すように、本実施形態の第1変形例に係る静止誘導機器においては、等電位線P11は、静電シールド150aに隣接する巻線と静電シールド150aとの間の距離と、静電シールド150aの厚さとの合計値を、曲率半径とした仮想円弧に沿って曲がっている。また、導体部152の外周端の近傍に、等電界線E11が現れている。電線部141の外周端の近傍に、最も電界の高い等電界線E13が現れている。
本実施形態の第1変形例に係る静止誘導機器は、比較例に係る静止誘導機器と比べて、静電シールドの導体部の外周端の近傍における電位の変化をなだらかにすることができる。その結果、静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界を緩和して、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端に生ずる電界より小さくすることができる。
次に、静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界、および、巻線の電線部の外周端に生ずる電界の各々と上記の距離X1との関係、並びに、静電シールドの導体部の内周端に生ずる電界、および、巻線の電線部の内周端に生ずる電界の各々と上記の距離X2との関係を、シミュレーション解析した結果について説明する。
図9は、静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界、および、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端に生ずる電界の各々と距離X1との関係を示すグラフである。図10は、静電シールドの導体部の内周端に生ずる電界、および、静電シールドに隣接する巻線の電線部の内周端に生ずる電界の各々と距離X2との関係を示すグラフである。
図9,10においては、縦軸に電界(kV/mm)、横軸に距離X1,X2(mm)を示している。図9においては、静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界を実線で、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端に生ずる電界を点線で示している。図10においては、静電シールドの導体部の内周端に生ずる電界を実線で、静電シールドに隣接する巻線の電線部の内周端に生ずる電界を点線で示している。
図9,10に示すように、距離X1,X2が大きくなるに従って、静電シールドの導体部の外周端および内周端に生ずる電界を小さくすることができる。一方、距離X1,X2が大きくなるに従って、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端および内周端に生ずる電界が大きくなる。
ここで、静電シールドの導体部の外周端に生ずる電界の大きさと、静電シールドに隣接する巻線の電線部の外周端に生ずる電界の大きさとが等しくなる距離X1を距離Xs1とする。静電シールドの導体部の内周端に生ずる電界の大きさと、静電シールドに隣接する巻線の電線部の内周端に生ずる電界の大きさとが等しくなる距離X2を距離Xs2とする。
本実施形態においては、距離X1は、距離Xs1より小さい。また、距離X2は、距離Xs2より小さい。なお、距離Xs1および距離Xs2の各々は、静止誘導機器の構成によって変化する。一般的に、距離Xs1と距離Xs2とは等しくなく、距離Xs1と距離Xs2との大小関係は、静止誘導機器の構成によって変化する。ただし、距離X1,X2の各々は、静電シールドに隣接する巻線の幅Wの1%以上20%以下である。
次に、衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅と距離X1,X2との関係を、シミュレーション解析した結果について説明する。図11は、衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅と距離X1との関係を示すグラフである。図12は、衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅と距離X2との関係を示すグラフである。図11,12においては、縦軸に衝撃電圧の印加直後の電位振動の振幅(kV)、横軸に距離X1,X2(mm)を示している。
図11,12に示すように、距離X1,X2が大きくなるに従って、静電シールドに隣接する巻線と静電シールドとの対向面積が小さくなるため、静電シールドに隣接する巻線と静電シールドとの間の静電容量が小さくなる。その結果、静電シールドによって電位振動の振幅を低減する効果が低減する。本実施形態においては、距離X1が距離Xs1より小さく、距離X2が距離Xs2より小さいため、静電シールドによる電位振動の振幅を低減する効果を十分に得ることができる。
上記のように、本実施形態に係る静止誘導機器100においては、静電シールド150によって、静電シールド150の外周端および内周端における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド150を厚くする必要もない。すなわち、静止誘導機器100においては、静電シールド150が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド150の外周端および内周端における電界集中を抑制できる。
なお、本実施形態に係る静止誘導機器100は、静電シールド150における導体部152の外周端が、隣接する巻線の電線部141の外周端より中心軸の径方向にて内側に位置する位置関係、および、静電シールド150における導体部152の内周端が、隣接する巻線の電線部141の内周端より中心軸の径方向にて外側に位置する位置関係、の両方を満たしているが、静電シールド150の端部における電界集中を抑制できる構成であればよく、上記の位置関係のどちらか一方のみを満たす構成であってもよい。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器200は、静電シールドの構成のみ実施形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、実施形態1に係る静止誘導機器100と同様の構成については同一の符号を付してその説明を繰り返さない。
図13は、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図である。図13においては、図3と同一の断面視にて示している。図14は、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図であって、図13のXIV部を拡大して示す図である。
図13,14に示すように、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器200は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線120および高圧巻線130の各々の端部に隣接して配置された環状の4つの静電シールド250を備えている。
4つの静電シールド250の各々は、導体部および導体部を被覆する第2絶縁被覆部を含む。導体部は、上記中心軸の径方向に延在する環状の基部253と、基部253の上記中心軸の径方向における両端の各々から延設された1対の延設部254とを含む。1対の延設部254の各々においては、少なくとも上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の表面が丸く形成されている。
本実施形態においては、1対の延設部254の各々は、横断面にて円形の外形を有している。基部253は、1対の延設部254の各々の中心同士を結ぶように、上記中心軸の径方向に延在している。基部253は、1対の延設部254の各々より薄い。
第2絶縁被覆部は、静電シールド250に隣接する巻線側に配置された第1絶縁体部251、および、静電シールド250に隣接する巻線側とは反対側に配置された第2絶縁体部252を含む。
第1絶縁体部251および第2絶縁体部252の各々の互いに対向する面には、導体部の外形に対応した環状の溝が設けられている。第1絶縁体部251と第2絶縁体部252とは、各々の互いに対向する面の全面に亘って塗布された接着剤により、互いに接着されている。
第1絶縁体部251および第2絶縁体部252の各々は、プレスボードまたは強化木にて構成されている。基部253は、金網、金属箔、導電テープまたは導電塗料にて構成されている。1対の延設部254は、裸電線、被覆電線または導電塗料にて構成されている。
なお、1対の延設部254を導電塗料にて構成した場合は、導電塗料が上記の溝からはみ出すと、はみ出した部分に電界が集中するため、溝から導電塗料がはみ出さないようにしなければならない。
本実施形態においては、上記中心軸の径方向において、静電シールド250の幅は、静電シールド250に隣接する巻線の幅Wと略同一である。上記中心軸の径方向において、静電シールド250の導体部の幅は、静電シールド150に隣接する巻線の幅Wより小さい。
なお、静電シールド250の形状は、上記に限られない。ここで、静電シールドの形状の変形例について説明する。図15は、第3変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。図16は、第4変形例に係る静電シールドの形状を示す断面図である。図15,16においては、図14と同一の断面視にて示している。
図15に示すように、第3変形例に係る静電シールド250aにおいては、導体部の基部253は、1対の延設部254の各々の隣接する巻線側の端部同士を結ぶように、上記中心軸の径方向に延在している。また、第2絶縁体部252aの第1絶縁体部251aに対向する面にのみ、導体部の外形に対応した環状の溝が設けられている。すなわち、第1絶縁体部251aには、溝が設けられていない。これにより、第1絶縁体部251aの加工時間を短縮できる。
図16に示すように、第4変形例に係る静電シールド250bにおいては、1対の延設部254bの各々は、横断面にて半円形の外形を有している。1対の延設部254bの各々においては、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の表面が丸く形成されている。また、第2絶縁体部252bの第1絶縁体部251bに対向する面にのみ、導体部の外形に対応した環状の溝が設けられている。すなわち、第1絶縁体部251bには、溝が設けられていない。これにより、第1絶縁体部251bの加工時間を短縮できる。
図14〜16に示すように、第1絶縁体部および第2絶縁体部の各々の外形は、断面視にて略矩形であるが、断面視にて湾曲部を有していてもよい。ただし、矩形である方が、第1絶縁体部および第2絶縁体部の製作が簡便であり、かつ静電シールド250の保持が容易になる。
また、静電シールド250の幅が、静電シールド250に隣接する巻線の幅Wより小さくてもよい。ただし、静電シールド250の幅が静電シールド250に隣接する巻線の幅Wと同一である方が、静電シールド250の保持が容易になる。
4つの静電シールド250の各々における導体部の外周端は、低圧巻線120および高圧巻線130のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部141の外周端より、上記中心軸の径方向にて内側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部の外周端が、隣接する巻線の電線部141の外周端より内側に位置する距離は、X1である。
4つの静電シールド250の各々における導体部の内周端が、低圧巻線120および高圧巻線130のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部141の内周端より、上記中心軸の径方向にて外側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部の内周端が、隣接する巻線の電線部141の内周端より外側に位置する距離は、X2である。
本実施形態に係る静止誘導機器200においても、静電シールド250によって、静電シールド250の外周端および内周端における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド250を厚くする必要もない。すなわち、静止誘導機器200においては、静電シールド250が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド250の外周端および内周端における電界集中を抑制できる。
さらに、本実施形態に係る静止誘導機器200においては、静電シールド250の導体部と鉄心110との距離を長く確保して、鉄心110から静電シールド250までの平均的な電界を小さくできるため、静電シールド250の外周端および内周端における電界集中をさらに緩和できる。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器300は、外鉄形の変圧器である点が主に異なるため、実施形態1に係る静止誘導機器100と同様の構成についてはその説明を繰り返さない。
図17は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。図18は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の一部断面図である。図19は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の断面図であって、図18のXIX部を拡大して示す図である。なお、図17においては、静電シールドを図示していない。図18においては、鉄心310より上側のみ図示している。
図17〜19に示すように、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器300は、外鉄形の変圧器である。静止誘導機器300は、鉄心310と、鉄心310の主脚部を中心軸として巻き回されて同軸配置された低圧巻線320および高圧巻線330を備えている。
静止誘導機器300は、タンク360をさらに備えている。タンク360内には、絶縁媒体および冷却媒体である、絶縁油またはSF6ガスが充填されている。鉄心310、低圧巻線320および高圧巻線330は、タンク360内に収容されている。
上記中心軸の軸方向において、高圧巻線330は、低圧巻線320同士に挟まれるように配置されている。高圧巻線330は、平角電線340を略矩形状に巻き回して構成した複数の矩形状巻線が、上記中心軸の軸方向に積層されることにより構成されている。平角電線340は、横断面にて略矩形状の電線部341および電線部341を被覆する第1絶縁被覆部342を含む。図示していないが、低圧巻線320も高圧巻線330と同様の構成を有している。
静止誘導機器300は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線320および高圧巻線330の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールド350をさらに備えている。なお、図18,19においては、高圧巻線330に隣接する1つの静電シールド350のみ図示している。
複数の静電シールド350の各々は、絶縁体部351、導体部352および導体部352を被覆する第2絶縁被覆部353を含む。本実施形態においては、導体部352は、絶縁体部351の表面を覆うように設けられている。ただし、絶縁体部351の部分が、導体部352によって構成されていてもよい。すなわち、静電シールド350が、導体部352と第2絶縁被覆部353とから構成されていてもよい。
絶縁体部351は、プレスボードまたは強化木にて構成されている。導体部352は、金網、金属箔、導電テープまたは導電塗料にて構成されている。第2絶縁被覆部353は、プレスボードまたはポリエチレンテレフタレートにて構成されている。
電位振動の振幅を低減するためには、静止誘導機器300に衝撃電圧が侵入した時に、静電シールド350が、静電シールド350に隣接する巻線と同電位になる必要がある。導体部352の電気抵抗率が高い場合、静電シールド350の電位の追従が遅くなり、電位振動を十分に抑制できないことがある。そのため、導体部352の表面抵抗率が、10Ω/sq以上50Ω/sq以下であることが好ましい。
静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部の各々は、曲面で構成されている。本実施形態においては、静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部の各々は、横断面にて半円状の曲面で構成されている。具体的には、絶縁体部351の外周側の端部および内周側の端部の各々が、横断面にて半円状の曲面で構成されており、導体部352および第2絶縁被覆部353の各々は、絶縁体部351の外形と略相似形の外形を有している。
上記中心軸の径方向において、静電シールド350の幅は、静電シールド350に隣接する巻線の幅Wより小さい。すなわち、低圧巻線320に隣接する静電シールド350の幅は、低圧巻線320の幅より小さい。高圧巻線330に隣接する静電シールド350の幅は、高圧巻線330の幅より小さい。
複数の静電シールド350の各々における導体部352の外周端は、低圧巻線320および高圧巻線330のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部341の外周端より、上記中心軸の径方向にて内側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部352の外周端が、隣接する巻線の電線部341の外周端より内側に位置する距離は、X1である。
複数の静電シールド350の各々における導体部352の内周端が、低圧巻線320および高圧巻線330のうちの上記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の電線部341の内周端より、上記中心軸の径方向にて外側に位置している。上記中心軸の径方向において、導体部352の内周端が、隣接する巻線の電線部341の内周端より外側に位置する距離は、X2である。
なお、静電シールド350の形状は、上記に限られず、実施形態1にて説明した第1変形例の形状および第2変形例の形状、実施形態2の形状、実施形態2にて説明した第3変形例の形状および第4変形例の形状などであってもよい。
本実施形態に係る静止誘導機器300においても、静電シールド350によって、静電シールド350の外周端および内周端における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド350を厚くする必要もない。すなわち、静止誘導機器300においては、静電シールド350が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド350の外周端および内周端における電界集中を抑制できる。
上記の実施形態の説明においては、静止誘導機器として、内鉄形の変圧器および外鉄形の変圧器について説明したが、静止誘導機器は、リアクトルなど他の静止誘導機器であってもよい。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100,200,300 静止誘導機器、110,310 鉄心、120,320 低圧巻線、130,330 高圧巻線、140,340 平角電線、141,341,941 電線部、142,342,942 第1絶縁被覆部、150,150a,150b,250,250a,250b,350 静電シールド、151,151a,151b,351 絶縁体部、152,352,952 導体部、153,353,953 第2絶縁被覆部、251,251a,251b 第1絶縁体部、252,252a,252b 第2絶縁体部、253 基部、254,254b 延設部、360 タンク。

Claims (5)

  1. 鉄心と、
    前記鉄心を中心軸として巻き回された複数の巻線と、
    前記中心軸に沿う方向における前記複数の巻線の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールドとを備え、
    前記複数の巻線の各々は、電線部および該電線部を被覆する第1絶縁被覆部を含み、
    前記複数の静電シールドの各々は、導体部および該導体部を被覆する第2絶縁被覆部を含み、
    前記複数の静電シールドの各々における前記導体部の外周端が、前記複数の巻線のうちの前記中心軸に沿う方向にて隣接する巻線の前記電線部の外周端より、前記中心軸の径方向にて前記隣接する巻線の幅の1%以上20%以下の距離だけ内側に位置している位置関係、および、前記複数の静電シールドの各々における前記導体部の内周端が、前記隣接する巻線の前記電線部の内周端より、前記中心軸の径方向にて前記隣接する巻線の幅の1%以上20%以下の距離だけ外側に位置している位置関係、の少なくとも一方の位置関係を満たし、
    前記導体部が、前記中心軸の径方向に延在する環状の基部と、該基部の前記中心軸の径方向における両端の各々から延設された1対の延設部とを含み、
    前記1対の延設部の各々においては、少なくとも前記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の表面が丸く形成されており、
    前記1対の延設部の各々は、前記中心軸に沿う方向にて前記巻線側とは反対側に前記基部に対して突出しており、
    前記第2絶縁被覆部は、前記静電シールドに隣接する巻線側に配置された第1絶縁体部および前記静電シールドに隣接する巻線側とは反対側に配置された第2絶縁体部を含み、
    前記第2絶縁体部の前記第1絶縁体部に対向する面にのみ、前記導体部の外形に対応した環状の溝が設けられている、静止誘導機器。
  2. 前記導体部の前記外周端に生じる電界が、前記隣接する巻線の前記電線部の前記外周端に生じる電界より小さい、請求項1に記載の静止誘導機器。
  3. 前記導体部の前記内周端に生じる電界が、前記隣接する巻線の前記電線部の前記内周端に生じる電界より小さい、請求項1または請求項2に記載の静止誘導機器。
  4. 前記複数の巻線が、前記鉄心に同心円状に巻き回されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の静止誘導機器。
  5. 前記複数の巻線が、前記鉄心に巻き回されて同軸配置されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の静止誘導機器。
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