JP2017108102A - 静止誘導機器 - Google Patents

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壮一朗 海永
貴弘 梅本
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貴弘 梅本
崇夫 釣本
Takao Tsurimoto
崇夫 釣本
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Abstract

【課題】静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールドの外周側および内周側の端部における電界集中を抑制する。【解決手段】導体部は、環状の平坦部153、1対の突出部を含む。絶縁体部には、平坦部153を収容する第1収容部152a、および、1対の突出部を収容する1対の第2収容部152cが設けられている。1対の突出部は、1対の第2収容部152cの内面に沿って位置する突出端部154、および、突出端部154に隣接して位置する中央部155を含む。1対の突出部の各々において、突出端部154と中央部155とは互いに電気的に接続されて同電位である。【選択図】図5

Description

本発明は、静止誘導機器に関し、特に、静電シールドを備える静止誘導機器に関する。
変圧器またはリアクトルなどの静止誘導機器に雷サージなどの衝撃電圧が侵入した場合、巻線内の電位分布は、ターン数に比例した電位分布と比較して急峻になった後、ターン数に比例した電位分布を中心に振動する。この現象は、電位振動と呼ばれる。電位振動の振幅が大きい場合、巻線内において互いに隣接する電線同士の間、および、互いに隣接する巻線同士の間にて大きな電位差が発生し、絶縁破壊が起きることがある。巻線に隣接して静電シールドが設置された場合、巻線と大地との間の静電容量と比較して巻線同士の間の静電容量が大きくなるため、電位振動の振幅が低減される。
静電シールドを備える変圧器を開示した先行文献として、実開昭60−113614号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された変圧器においては、巻線の中心軸方向の両端部に、静電シールドが設けられている。静電シールドの外周側の端部および内周側の端部の各々は、曲面で構成されている。
実開昭60−113614号公報
特許文献1に記載された変圧器の静電シールドにおいては、コイルと隣接する側とは反対側にて、外周側の端部および内周側の端部に電界が集中する箇所が存在する。静電シールドの外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制するために、静電シールドの外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を大きくした場合、静電シールドが厚くなり、静止誘導機器が大型化する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールドの外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる、静止誘導機器を提供することを目的とする。
本発明に基づく静止誘導機器は、鉄心と、鉄心を中心軸として巻き回されて同軸配置された複数の巻線と、上記中心軸に沿う方向における複数の巻線の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールドとを備える。複数の静電シールドの各々は、絶縁体部、および、絶縁体部の内部において上記中心軸を中心とした環状に設けられた導体部を含む。導体部は、上記中心軸の周方向に延在する環状の平坦部、平坦部の外周端および内周端の各々に隣接して設けられ、上記中心軸に沿う方向において巻線側とは反対側に突出した1対の突出部を含む。絶縁体部には、平坦部を収容する第1収容部、および、1対の突出部を収容する1対の第2収容部が設けられている。1対の第2収容部の各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の内面は、横断面視にて半円形である。1対の突出部は、1対の第2収容部の上記内面に沿って位置する突出端部、および、突出端部の上記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部を含む。1対の突出部の各々において、突出端部と中央部とは互いに電気的に接続されて同電位である。
本発明によれば、静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールドの外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる。
本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII−II線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の分解斜視図であって、図3の矢印IV方向から見た図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図3のV部を拡大して示す図である。 本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図5のVI部を拡大して示す図である。 本発明の実施形態1の変形例に係る静止誘導機器の断面図である。 本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図である。 本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図であって、図8のIX部を拡大して示す図である。 本発明の実施形態2の変形例に係る静止誘導機器の断面図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の一部断面図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の断面図であって、図12のXIII部を拡大して示す図である。
以下、本発明の各実施形態に係る静止誘導機器について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII−II線矢印方向から見た図である。図3は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII−III線矢印方向から見た図である。図4は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の分解斜視図であって、図3の矢印IV方向から見た図である。図5は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図3のV部を拡大して示す図である。図6は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図5のVI部を拡大して示す図である。なお、図1においては、静電シールドを図示していない。図4においては、鉄心を図示していない。
図1〜6に示すように、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器100は、内鉄形の変圧器である。静止誘導機器100は、鉄心110と、鉄心110の主脚部を中心軸として巻き回されて同軸配置された低圧巻線120および高圧巻線130とを備えている。
静止誘導機器100は、図示しないタンクをさらに備えている。タンク内には、絶縁媒体および冷却媒体である、絶縁油または絶縁ガスが充填されている。絶縁油は、たとえば、鉱油、エステル油またはシリコン油である。絶縁ガスは、たとえば、SF6ガスまたはドライエアである。鉄心110、低圧巻線120および高圧巻線130は、タンク内に収容されている。
高圧巻線130は、低圧巻線120の外側に位置している。高圧巻線130は、平角電線140を円盤状に巻き回して構成した複数の円盤状巻線が、上記中心軸に沿う方向に積層されることにより構成されている。平角電線140は、横断面にて略矩形状の電線部141および電線部141を被覆する絶縁被覆部142を含む。図示していないが、低圧巻線120も高圧巻線130と同様の構成を有している。
静止誘導機器100は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線120および高圧巻線130の各々の端部に隣接して配置された環状の4つの静電シールド150をさらに備えている。4つの静電シールド150の各々は、隣接する低圧巻線120の線路端または高圧巻線130の線路端と電気的に接続されて略同電位になっている。4つの静電シールド150の各々は、電位振動の振幅の低減に加え、低圧巻線120および高圧巻線130の各々の上記中心軸に沿う方向における端部への電界集中を緩和するために、設置されている。
4つの静電シールド150の各々は、絶縁体部、および、絶縁体部の内部において上記中心軸を中心とした環状に設けられた導体部を含む。導体部は、上記中心軸の周方向に延在する環状の平坦部153、平坦部153の外周端および内周端の各々に隣接して設けられ、上記中心軸に沿う方向において巻線側とは反対側に突出した1対の突出部を含む。平坦部153と1対の突出部とは、互いに電気的に接続されている。
4つの静電シールド150の各々の導体部には、周方向において不連続となるように、1ヶ所以上の切れ目が設けられている。この切れ目により、静電シールド150の全周を循環する電流が流れることを防止することができる。本実施形態においては、4つの静電シールド150の各々の絶縁体部には、切れ目が設けられていないが、導体部の切れ目と同じ位置に切れ目が設けられていてもよい。
本実施形態においては、絶縁体部は、上記中心軸に沿う方向において巻線側に位置する第1絶縁体部151と、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側に位置する第2絶縁体部152とから構成されている。第1絶縁体部151と第2絶縁体部152とは、各々の互いに対向する面の全面に亘って塗布された接着剤により、互いに接着されている。
第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の各々の外形は、断面視にて略矩形であるが、断面視にて湾曲部を有していてもよい。ただし、第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の各々の外形が矩形である方が、第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の作製が容易であり、かつ静電シールド150の保持が容易になる。
絶縁体部には、平坦部153を収容する第1収容部152a、および、1対の突出部を収容する1対の第2収容部152cが設けられている。本実施形態においては、第2絶縁体部152に、第1収容部152aおよび1対の第2収容部152cとなる環状の溝部が形成されている。第1収容部152aは、平坦部153によって塞がれている。
1対の第2収容部152cの各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の内面は、横断面視にて半円形である。なお、半円形には、半円形に近い半楕円形も含まれる。
導体部の1対の突出部は、1対の第2収容部152cの上記内面に沿って位置する突出端部154、および、突出端部154の上記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部155を含む。本実施形態においては、横断面視にて、突出端部154は、円弧状に設けられており、中央部155は、半円状に設けられている。1対の突出部の各々において、中央部155は、突出端部154と第1絶縁体部151とによって挟まれている。
図6に示すように、1対の第2収容部152cの各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の上記内面は、横断面視にて半円のうちの3/4以上を突出端部154によって覆われている。すなわち、横断面視において、1対の第2収容部152cの各々の上記内面の中心点Cと突出端部154の先端154tとを結ぶ直線と、第1絶縁体部151と第2絶縁体部152との境界線とが、なす角θは、45°未満である。
1対の第2収容部152cの各々において、突出端部154および中央部155が位置していない空間10は、タンク内の絶縁油または絶縁ガスで充填されている。すなわち、導体部は、第1絶縁体部151、第2絶縁体部152、および、空間10内の絶縁油または絶縁ガスによって、周囲を覆われている。なお、第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の各々の絶縁耐力は、絶縁油および絶縁ガスの各々の絶縁耐力より高い。
1対の突出部の各々において、突出端部154と中央部155とは互いに電気的に接続されて略同電位である。具体的には、突出端部154と中央部155とは、図示しない接続箇所において、隣接する低圧巻線120の線路端または高圧巻線130の線路端とそれぞれ接続されている。
第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の各々は、プレスボードまたは強化木にて構成されている。第1絶縁体部151および第2絶縁体部152の各々を構成する材料は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。本実施形態においては、第2絶縁体部152を構成する材料の比誘電率は、第1絶縁体部151を構成する材料の比誘電率より小さい。
平坦部153および突出端部154は、金網、金属箔、導電テープまたは導電塗料で構成されている。中央部155は、裸電線、被覆電線または導電塗料にて構成されている。本実施形態においては、平坦部153および突出端部154は、導電塗料で構成されている。中央部155は、裸電線(bare wire)または被覆電線からなるシールド線で構成されている。
なお、突出端部154を導電塗料で構成した場合、導電塗料が第2収容部152cからはみ出すと、はみ出した部分に電界が集中して絶縁上の弱点になるため、第2収容部152cから導電塗料がはみ出さないようにしなければならない。そのため、本実施形態においては、図6に示すように、1対の第2収容部152cの各々の上記内面において、突出端部154によって覆われていない部分を意図的に設けている。
電位振動の振幅を低減するためには、静止誘導機器100に衝撃電圧が侵入した時に、静電シールド150が、静電シールド150に隣接する低圧巻線120または高圧巻線130と同電位になる必要がある。導体部の電気抵抗率が高い場合、静電シールド150の電位の追従が遅くなり、電位振動を十分に抑制できないことがある。そのため、導体部の表面抵抗率が、10Ω/sq以上50Ω/sq以下であることが好ましい。
本実施形態に係る静電シールド150においては、突出端部154と中央部155とは互いに電気的に接続されて略同電位であるため、突出端部154と中央部155との接触部に電界が集中することを抑制できるとともに、空間10において電界が集中することを抑制できる。また、静電シールド150が、静電シールド150に隣接する低圧巻線120または高圧巻線130と略同電位となるため、中央部155と第1絶縁体部151との接触部に電界が集中することを抑制できる。
以下、本実施形態に係る静電シールド150が、従来の静電シールドに比較して静電シールドが厚くなることを抑制しつつ、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる理由について説明する。
一般的に、高電圧が印加された導体部からの距離が長くなるに従って、導体部に生じた電界の強度は低減する。導体部の外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径が小さいほど、導体部からの距離による電界強度の低減効果は大きくなる。従来の静電シールドにおいては、導体部の表面全体を覆う厚い絶縁被覆を設けることが作製上困難であったため、静電シールドの外周側の端部および内周側の端部の各々の表面近傍に生ずる電界の集中を抑制するために、導体部の外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を大きくしていた。
本実施形態に係る静電シールド150においては、絶縁油および絶縁ガスの各々より絶縁耐力が高い、第1絶縁体部151および第2絶縁体部152によって導体部を覆っている。よって、本実施形態に係る静電シールド150においては、従来の静電シールドに比較して、導体部の外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を小さくすることができる。具体的には、突出端部154の曲率半径を小さくすることができる。これにより、導体部からの距離による電界強度の低減効果が大きくなるため、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部における電界強度を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る静止誘導機器100においては、静電シールド150によって、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド150を厚くする必要もない。すなわち、静止誘導機器100においては、静電シールド150が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる。
本実施形態に係る静止誘導機器100においては、第2絶縁体部152を構成する材料の比誘電率が、第1絶縁体部151を構成する材料の比誘電率より小さいため、導体部からの距離による電界強度の低減効果がより大きくなる。その結果、静電シールド150の外周側の端部および内周側の端部における電界強度をより低減できる。
本実施形態に係る静止誘導機器100においては、中央部155は、横断面視にて、半円状に設けられていたが、円状に設けられていてもよい。図7は、本発明の実施形態1の変形例に係る静止誘導機器の断面図である。図7においては、図5と同一方向から見た断面視にて示している。
図7に示すように、本発明の実施形態1の変形例に係る静止誘導機器の静電シールド150xにおいては、導体部の1対の突出部は、1対の第2収容部152cの上記内面に沿って位置する突出端部154、および、突出端部154の上記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部155xを含む。本変形例においては、横断面視にて、突出端部154は、円弧状に設けられており、中央部155xは、円状に設けられている。1対の突出部の各々において、中央部155xは、突出端部154と第1絶縁体部151とによって挟まれている。
本変形例においては、中央部155xを横断面視にて円状のシールド線で構成できるため、容易に静電シールド150xを作製することができる。本変形例に係る静止誘導機器においても、静電シールド150xによって、静電シールド150xの外周側の端部および内周側の端部における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド150xを厚くする必要もない。すなわち、本変形例に係る静止誘導機器においては、静電シールド150xが厚くなることを抑制しつつ、静電シールド150xの外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器は、静電シールドの構成のみ実施形態1に係る静止誘導機器と異なるため、実施形態1に係る静止誘導機器と同様の構成については同一の符号を付してその説明を繰り返さない。
図8は、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図である。図8においては、図3と同一の断面視にて示している。図9は、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の断面図であって、図8のIX部を拡大して示す図である。
図8,9に示すように、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器200は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線120および高圧巻線130の各々の端部に隣接して配置された環状の4つの静電シールド250を備えている。
4つの静電シールド250の各々は、隣接する低圧巻線120の線路端または高圧巻線130の線路端と電気的に接続されて略同電位になっている。4つの静電シールド250の各々は、電位振動の振幅の低減に加え、低圧巻線120および高圧巻線130の各々の上記中心軸に沿う方向における端部への電界集中を緩和するために、設置されている。
4つの静電シールド250の各々は、絶縁体部252、および、絶縁体部252の内部において上記中心軸を中心とした環状に設けられた導体部を含む。導体部は、上記中心軸の周方向に延在する環状の平坦部253、平坦部253の外周端および内周端の各々に隣接して設けられ、上記中心軸に沿う方向において巻線側とは反対側に突出した1対の突出部を含む。本実施形態においては、平坦部253と1対の突出部とは、一体物として構成されているが、平坦部253と1対の突出部とが別々に構成されていてもよい。
絶縁体部252の外形は、断面視にて略矩形であるが、断面視にて湾曲部を有していてもよい。ただし、絶縁体部252の外形が矩形である方が、絶縁体部252の製作が簡便であり、かつ静電シールド250の保持が容易になる。本実施形態においては、絶縁体部252は、一体で構成されている。ただし、実施形態1に係る静電シールド150と同様に、絶縁体部が、第1絶縁体部と第2絶縁体部とから構成されていてもよい。
絶縁体部252には、平坦部253を収容する第1収容部252a、および、1対の突出部を収容する1対の第2収容部252cが設けられている。本実施形態においては、絶縁体部252に、第1収容部252aおよび1対の第2収容部252cとなる環状の穴部が形成されている。
第1収容部252aは、平坦部253によって塞がれている。1対の第2収容部252cは、1対の突出部によって塞がれている。すなわち、導体部は、絶縁体部252によって、周囲を覆われている。よって、本実施形態においては、1対の第2収容部252cの各々において導体部が位置していない空間は設けられていない。なお、絶縁体部252の絶縁耐力は、絶縁油および絶縁ガスの各々の絶縁耐力より高い。
1対の第2収容部252cの各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の内面は、横断面視にて半円形である。なお、半円形には、半円形に近い半楕円形も含まれる。
導体部の1対の突出部は、1対の第2収容部252cの上記内面に沿って位置する突出端部254、および、突出端部254の上記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部255を含む。本実施形態においては、横断面視にて、突出端部254は、半円弧状に設けられており、中央部255は、半円状に設けられている。1対の突出部の各々において、中央部255は、突出端部254と絶縁体部252とによって挟まれている。本実施形態においては、突出端部254と中央部255とは、一体物として構成されているが、突出端部254と中央部255とが別々に構成されていてもよい。
絶縁体部252は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂で構成されている。導体部は、銅、ステンレス鋼またはアルミニウムなどの金属、または、これらの合金で構成されている。静電シールド250は、たとえば、インサート注型法(Insert Casting Method)によって形成される。
電位振動の振幅を低減するためには、静止誘導機器200に衝撃電圧が侵入した時に、静電シールド250が、静電シールド250に隣接する低圧巻線120または高圧巻線130と同電位になる必要がある。導体部の電気抵抗率が高い場合、静電シールド250の電位の追従が遅くなり、電位振動を十分に抑制できないことがある。そのため、導体部の表面抵抗率が、10Ω/sq以上50Ω/sq以下であることが好ましい。
本実施形態に係る静電シールド250においては、絶縁油および絶縁ガスの各々より絶縁耐力が高い、絶縁体部252によって導体部を覆っている。よって、本実施形態に係る静電シールド250においては、従来の静電シールドに比較して、導体部の外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を小さくすることができる。具体的には、突出端部254の曲率半径を小さくすることができる。これにより、導体部からの距離による電界強度の低減効果が大きくなるため、静電シールド250の外周側の端部および内周側の端部における電界強度を低減できる。
上記のように、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器200においても、静電シールド250によって、静電シールド250の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド250を厚くする必要もない。すなわち、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器200においては、静電シールド250が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド250の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる。
本実施形態に係る静止誘導機器200においては、中央部255は、横断面視にて、半円状に設けられていたが、円状に設けられていてもよい。図10は、本発明の実施形態2の変形例に係る静止誘導機器の断面図である。図10においては、図9と同一方向から見た断面視にて示している。
図10に示すように、本発明の実施形態2の変形例に係る静止誘導機器の静電シールド250xにおいては、導体部の1対の突出部の各々は、上記中心軸に沿う方向において巻線側にも突出している。よって、1対の第2収容部252cxの各々の内面は、横断面視にて円形である。なお、円形には、円形に近い楕円形も含まれる。
導体部の1対の突出部は、1対の第2収容部252cxの内面に沿って位置する突出端部254x、および、突出端部254xに隣接して位置する中央部255xを含む。本変形例においては、横断面視にて、突出端部254xは、円環状に設けられており、中央部255xは、円状に設けられている。1対の突出部の各々において、中央部255xは、突出端部254xによって囲まれている。
本変形例に係る静電シールド250xにおいては、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器200の静電シールド250に比較して、上記中心軸に沿う方向において巻線側に位置する、導体部と絶縁体部252との界面において、剥離が生ずることを抑制することができる。これにより、静電シールド250xの絶縁信頼性を向上することができる。
(実施形態3) 以下、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器は、外鉄形の変圧器である点が主に異なるため、実施形態1に係る静止誘導機器と同様の構成についてはその説明を繰り返さない。
図11は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の外観を示す斜視図である。図12は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の一部断面図である。図13は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の断面図であって、図12のXIII部を拡大して示す図である。なお、図11においては、静電シールドを図示していない。図12においては、鉄心より上側のみ図示している。
図11〜13に示すように、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器300は、外鉄形の変圧器である。静止誘導機器300は、鉄心310と、鉄心310の主脚部を中心軸として巻き回されて同軸配置された低圧巻線320および高圧巻線330とを備えている。
静止誘導機器300は、タンク360をさらに備えている。タンク360内には、絶縁媒体および冷却媒体である、絶縁油または絶縁ガスが充填されている。絶縁油は、たとえば、鉱油、エステル油またはシリコン油である。絶縁ガスは、たとえば、SF6ガスまたはドライエアである。鉄心310、低圧巻線320および高圧巻線330は、タンク360内に収容されている。
上記中心軸に沿う方向において、高圧巻線330は、低圧巻線320同士に挟まれるように配置されている。高圧巻線330は、平角電線340を円盤状に巻き回して構成した複数の円盤状巻線が、上記中心軸の軸方向に積層されることにより構成されている。平角電線340は、横断面にて略矩形状の電線部341および電線部341を被覆する絶縁被覆部342を含む。図示していないが、低圧巻線320も高圧巻線330と同様の構成を有している。
静止誘導機器300は、上記中心軸に沿う方向における低圧巻線320および高圧巻線330の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールド350をさらに備えている。なお、図12においては、高圧巻線330に隣接する1つの静電シールド350のみ図示している。
4つの静電シールド350の各々は、絶縁体部、および、絶縁体部の内部において上記中心軸を中心とした環状に設けられた導体部を含む。導体部は、上記中心軸の周方向に延在する環状の平坦部353、平坦部353の外周端および内周端の各々に隣接して設けられ、上記中心軸に沿う方向において巻線側とは反対側に突出した1対の突出部を含む。平坦部353と1対の突出部とは、互いに電気的に接続されている。
4つの静電シールド350の各々の導体部には、周方向において不連続となるように、1ヶ所以上の切れ目が設けられている。この切れ目により、静電シールド350の全周を循環する電流が流れることを防止することができる。本実施形態においては、4つの静電シールド350の各々の絶縁体部には、切れ目が設けられていないが、導体部の切れ目と同じ位置に切れ目が設けられていてもよい。
本実施形態においては、絶縁体部は、上記中心軸に沿う方向において巻線側に位置する第1絶縁体部351と、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側に位置する第2絶縁体部352とから構成されている。第1絶縁体部351と第2絶縁体部352とは、各々の互いに対向する面の全面に亘って塗布された接着剤により、互いに接着されている。
第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の各々の外形は、断面視にて略矩形であるが、断面視にて湾曲部を有していてもよい。ただし、第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の各々の外形が矩形である方が、第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の製作が簡便であり、かつ静電シールド350の保持が容易になる。
絶縁体部には、平坦部353を収容する第1収容部352a、および、1対の突出部を収容する1対の第2収容部352cが設けられている。本実施形態においては、第2絶縁体部352に、第1収容部352aおよび1対の第2収容部352cとなる環状の溝部が形成されている。第1収容部352aは、平坦部353によって塞がれている。
1対の第2収容部352cの各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の内面は、横断面視にて半円形である。なお、半円形には、半円形に近い半楕円形も含まれる。
導体部の1対の突出部は、1対の第2収容部352cの上記内面に沿って位置する突出端部354、および、突出端部354の上記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部355を含む。本実施形態においては、横断面視にて、突出端部354は、円弧状に設けられており、中央部355は、半円状に設けられている。1対の突出部の各々において、中央部355は、突出端部354と第1絶縁体部351とによって挟まれている。
1対の第2収容部352cの各々における、上記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の上記内面は、横断面視にて半円のうちの3/4以上を突出端部354によって覆われている。すなわち、横断面視において、1対の第2収容部352cの各々の上記内面の中心点と突出端部354の先端とを結ぶ直線と、第1絶縁体部351と第2絶縁体部352との境界線とが、なす角は、45°未満である。
1対の第2収容部352cの各々において、突出端部354および中央部355が位置していない空間10は、タンク360内の絶縁油または絶縁ガスで充填されている。すなわち、導体部は、第1絶縁体部351、第2絶縁体部352、および、空間10内の絶縁油または絶縁ガスによって、周囲を覆われている。なお、第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の各々の絶縁耐力は、絶縁油および絶縁ガスの各々の絶縁耐力より高い。
1対の突出部の各々において、突出端部354と中央部355とは互いに電気的に接続されて略同電位である。具体的には、突出端部354と中央部355とは、図示しない接続箇所において、隣接する低圧巻線320の線路端または高圧巻線330の線路端とそれぞれ接続されている。
第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の各々は、プレスボードまたは強化木にて構成されている。第1絶縁体部351および第2絶縁体部352の各々を構成する材料は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。本実施形態においては、第2絶縁体部352を構成する材料の比誘電率は、第1絶縁体部351を構成する材料の比誘電率より小さい。
平坦部353および突出端部354は、金網、金属箔、導電テープまたは導電塗料で構成されている。中央部355は、裸電線、被覆電線または導電塗料にて構成されている。本実施形態においては、平坦部353および突出端部354は、導電塗料で構成されている。中央部355は、裸電線または被覆電線からなるシールド線で構成されている。
なお、突出端部354を導電塗料で構成した場合、導電塗料が第2収容部352cからはみ出すと、はみ出した部分に電界が集中して絶縁上の弱点になるため、第2収容部352cから導電塗料がはみ出さないようにしなければならない。そのため、本実施形態においては、図13に示すように、1対の第2収容部352cの各々の上記内面において、突出端部354によって覆われていない部分を意図的に設けている。
電位振動の振幅を低減するためには、静止誘導機器300に衝撃電圧が侵入した時に、静電シールド350が、静電シールド350に隣接する低圧巻線320または高圧巻線330と同電位になる必要がある。導体部の電気抵抗率が高い場合、静電シールド350の電位の追従が遅くなり、電位振動を十分に抑制できないことがある。そのため、導体部の表面抵抗率が、10Ω/sq以上50Ω/sq以下であることが好ましい。
本実施形態に係る静電シールド350においては、突出端部354と中央部355とは互いに電気的に接続されて略同電位であるため、突出端部354と中央部355との接触部に電界が集中することを抑制できるとともに、空間10において電界が集中することを抑制できる。また、静電シールド350が、静電シールド350に隣接する低圧巻線320または高圧巻線330と略同電位となるため、中央部355と第1絶縁体部351との接触部に電界が集中することを抑制できる。
本実施形態に係る静電シールド350においては、絶縁油および絶縁ガスの各々より絶縁耐力が高い、第1絶縁体部351および第2絶縁体部352によって導体部を覆っている。よって、本実施形態に係る静電シールド350においては、従来の静電シールドに比較して、導体部の外周側の端部および内周側の端部の各々の曲率半径を小さくすることができる。具体的には、突出端部354の曲率半径を小さくすることができる。これにより、導体部からの距離による電界強度の低減効果が大きくなるため、静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部における電界強度を低減できる。
上記のように、本実施形態に係る静止誘導機器300においても、静電シールド350によって、静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を緩和するとともに、電位振動の振幅を低減することができる。また、静電シールド350を厚くする必要もない。すなわち、静止誘導機器300においては、静電シールド350が厚くなることを抑制しつつ、静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部における電界集中を抑制できる。
本実施形態に係る静止誘導機器300においては、第2絶縁体部352を構成する材料の比誘電率が、第1絶縁体部351を構成する材料の比誘電率より小さいため、導体部からの距離による電界強度の低減効果がより大きくなる。その結果、静電シールド350の外周側の端部および内周側の端部における電界強度をより低減できる。
なお、静電シールド350の構成は、上記に限られず、実施形態1にて説明した変形例の構成、実施形態2の構成、または、実施形態2にて説明した変形例の構成と同様であってもよい。
上記の実施形態の説明においては、静止誘導機器として、内鉄形の変圧器および外鉄形の変圧器について説明したが、静止誘導機器は、リアクトルなど他の静止誘導機器であってもよい。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではない。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 空間、100,200,300 静止誘導機器、110,310 鉄心、120,320 低圧巻線、130,330 高圧巻線、140,340 平角電線、141,341 電線部、142,342 絶縁被覆部、150,150x,250,250x,350 静電シールド、151,351 第1絶縁体部、152,352 第2絶縁体部、152a,252a,352a 第1収容部、152c,252c,252cx,352c 第2収容部、153,253,353 平坦部、154,254,254x,354 突出端部、154t 先端、155,155x,255,255x,355 中央部、252 絶縁体部、360 タンク、C 中心点。

Claims (6)

  1. 鉄心と、
    前記鉄心を中心軸として巻き回されて同軸配置された複数の巻線と、
    前記中心軸に沿う方向における前記複数の巻線の各々の端部に隣接して配置された環状の複数の静電シールドとを備え、
    前記複数の静電シールドの各々は、絶縁体部、および、該絶縁体部の内部において前記中心軸を中心とした環状に設けられた導体部を含み、
    前記導体部は、前記中心軸の周方向に延在する環状の平坦部、該平坦部の外周端および内周端の各々に隣接して設けられ、前記中心軸に沿う方向において巻線側とは反対側に突出した1対の突出部を含み、
    前記絶縁体部には、前記平坦部を収容する第1収容部、および、前記1対の突出部を収容する1対の第2収容部が設けられており、
    前記1対の第2収容部の各々における、前記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の内面は、横断面視にて半円形であり、
    前記1対の突出部は、前記1対の第2収容部の前記内面に沿って位置する突出端部、および、該突出端部の前記中心軸に沿う方向の巻線側に隣接して位置する中央部を含み、
    前記1対の突出部の各々において、前記突出端部と前記中央部とは互いに電気的に接続されて同電位である、静止誘導機器。
  2. 前記1対の突出部の各々において、前記中央部は、前記突出端部と前記絶縁体部とによって挟まれている、請求項1に記載の静止誘導機器。
  3. 前記1対の第2収容部の各々における、前記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側の前記内面は、横断面視にて半円のうちの3/4以上を前記突出端部によって覆われている、請求項1または請求項2に記載の静止誘導機器。
  4. 前記1対の第2収容部は、前記1対の突出部によって塞がっている、請求項1に記載の静止誘導機器。
  5. 前記1対の突出部の各々は、前記中心軸に沿う方向において巻線側にも突出しており、
    前記1対の第2収容部の各々の内面は、横断面視にて円形である、請求項4に記載の静止誘導機器。
  6. 前記絶縁体部は、前記中心軸に沿う方向において巻線側に位置する第1絶縁体部と、前記中心軸に沿う方向にて巻線側とは反対側に位置する第2絶縁体部とから構成されており、
    前記第2絶縁体部に、前記第1収容部および前記1対の第2収容部となる環状の溝部が形成されており、
    前記第2絶縁体部を構成する材料の比誘電率は、前記第1絶縁体部を構成する材料の比誘電率より小さい、請求項1から4のいずれか1項に記載の静止誘導機器。
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