JP6057549B2 - 制御信号変換装置、コントローラ、被制御機器、機器制御システム、及び状態検出方法 - Google Patents

制御信号変換装置、コントローラ、被制御機器、機器制御システム、及び状態検出方法 Download PDF

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本発明は、コントローラとコントローラにより制御される被制御機器を備えるシステムにおいて、通信の状態を検出する技術に関する。
近年、内視鏡手術等においては、手術の効率化のため、内視鏡装置以外にも、気腹装置や電気メス等のより多くの医療機器を使用するようになってきている。各種の医療機器を備える医療システムにおいては、コントローラにより、各医療機器の制御を行う。また、コントローラは、各医療機器側から変更されたパラメータ値等を受け取って値を保持・管理する。
1つの医療システムに備えられる医療機器であっても、それぞれが使用する通信プロトコルは異なっているのが一般的である。このため、通常は、コントローラと医療機器との間に変換機を備え、変換機において必要なプロトコル変換を行っている。
例えば、医療用制御装置に対して通信を行うシステムコントローラに関し、システムコントローラの通信部が、医療機器のプロセッサと通信を行うためにプロトコル変換を行うことについて開示されている(例えば、特許文献1)。このようなシステムコントローラにおいては、医療機器のプロセッサから出力されるコマンドを受信してシステムコントローラのCPUに出力する、CPUから出力されるキーコード等を医療機器のプロセッサに送信する等の処理を実行する。
従来の医療システムにおけるコントローラと医療機器との間の通信の制御に関しては、例えば、電気メス装置の医療機器の制御部及びシステムコントローラの制御部とが、それぞれの通信部の通信状況を検出する。検出結果に基づき、通信が所定の時間行われていない場合には、電気メス装置の医療機器の駆動を停止する技術が開示されている(例えば、特許文献2)。
また、医療機器を集中制御する集中制御装置を採用した内視鏡システムにおいて、集中制御装置が、システム内の機器から出力された異常信号により発生した異常を検出すると、異常の発生を述者に告知する技術についても開示されている(例えば、特許文献3)。
特開2008−245789号公報 特開2005−296198号公報 特開2003−334164号公報
上記のとおり、複数の医療機器を接続する医療システム等においては、コントローラと各医療機器とが、プロトコル変換を行う変換機を介して相互に接続されている。このようなコントローラと被制御機器とを有する従来のシステムにおいては、コントローラと所定の被制御機器との間に通信エラーが発生した場合であっても、システム内のいずれの箇所でどのような異常が発生しているかを認識するには、まず、発生したエラーの内容を解析する必要がある。すなわち、従来は、システム内において通信エラーが発生したときに、通信エラーが例えばコントローラの側の異常によるものであるのか、あるいは被制御機器の側の異常によるものであるのか等をすぐに把握することができない。
本発明は、コントローラと被制御機器とを有するシステムにおいて発生した通信エラーの原因を、より容易に把握することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、制御信号変換装置であって、被制御機器を制御するための第1の制御信号を発生するためのコントローラと着脱可能に接続される第1の接続部と、前記第1の接続部から入力される第1の制御信号を変換して第2の制御信号に変更する制御信号変換部と、前記制御信号変換部で変換された前記第2の制御信号を前記被制御機器に伝達するために、前記被制御機器と着脱可能に接続される第2の接続部と、前記第1の制御信号に基づき、前記第1の接続部に接続される前記コントローラの状態を検出する状態検出部と、前記コントローラの状態をユーザに通知する通知部と、を具備し、前記状態検出部は、前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいて前記第1の接続部を介してそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出し、前記通知部は、前記状態検出部が前記コントローラとの間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることを前記ユーザに通知し、前記状態検出部が前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様によれば、機器制御システムであって、第1の制御信号を生成するコントローラと、前記第1の制御信号を受けて第2の制御信号に変換する変換機と、前記変換機に接続され、前記第2の制御信号により制御される被制御機器と、前記変換機に設けられ、前記第1の制御信号を前記第2の制御信号に変換しなければならない被制御機器が接続されたときに前記コントローラの状態を検出する異常検出手段と、前記コントローラの状態をユーザに通知する通知手段と、からなり、前記異常検出手段は、前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出し、前記通知手段は、前記異常検出手段が前記コントローラとの間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることを前記ユーザに通知し、前記異常検出手段が前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知することを特徴とする。
また、本発明の他の一態様によれば、状態検出方法であって、コントローラにおいて、第1の制御信号を生成し、変換機において、前記第1の制御信号を受けて、該変換機に接続される被制御機器を制御するための第2の制御信号に変換し、前記変換機において、前記第1の制御信号を前記第2の制御信号に変換しなければならない被制御機器が接続されたときに前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出することで前記コントローラの状態を検出し、前記コントローラと前記被制御機器との間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることユーザに通知し、前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知することを特徴とする。
本発明によれば、コントローラと被制御機器とを有するシステムにおいて発生した通信エラーの原因を、より容易に把握することが可能となる。
第1の実施形態に係る医療システムの構成図である。 第1の実施形態に係る変換機の構成図である。 通信処理部のブロック図である。 メモリ部において保持するデータの構造例を示す図である。 システム起動時における通信シーケンスを示す図である。 システム起動時における変換機による通信状態検出処理を示したフローチャートである。 変換機の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その1)である。 変換機の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その2)である。 変換機の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その3)である。 変換機の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その4)である。 変換機の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その5)である。 システムコントローラから周辺機器にコマンドを送信するときの通信シーケンスを示す図である。 システムコントローラから周辺機器にコマンド信号を送信するときの変換機による通信状態検出処理を示したフローチャートである。 周辺機器からシステムコントローラに向けて情報を通知するときの通信シーケンスを示す図である。 周辺機器からシステムコントローラにコマンド信号を送信するときの変換機における通信状態検出処理を示したフローチャートである。 第1の実施形態に係る変換機が検出した通信状態を、モニタに表示する場合の画面例を示す図である。 第2の実施形態に係る変換機のブロック図である。 第2の実施形態に係る変換機の外観図である。 実施形態に係る変換機が検出した通信状態を、モニタに表示する場合の画面例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る医療システムの構成図である。図1に示す医療システム1は、システムコントローラ2、複数の周辺機器3、操作機器4及び変換機10を有し、システムコントローラ2及び周辺機器3は、変換機10を通して相互にネットワークを介して接続されている。複数の周辺機器3の中には、内視鏡装置のビデオプロセッサ3Aが含まれ、医療システム1は、術者が内視鏡手術において使用するビデオプロセッサ3Aや、他の周辺機器3(3B〜3N)の操作や設定を管理する。
図1に例示する周辺機器3のうち、ビデオプロセッサ3Aは、内視鏡映像を処理する。光源装置3Bは、内視鏡スコープ用の光を発生させる。CO送気装置3Cは、消化器内部等にCOを送る。電気メス装置A、Bは、電気を用いた凝固切開装置である。手術台ユニットは、手術用のベッド及びそのコントロールキットを有する。無影灯ユニットは、手術の術野を照らすための影ができないライト及びそのコントロールキットを有する。気腹装置は、腹腔内等をCOで膨らませるための装置である。超音波凝固切開装置は、超音波振動を用いた凝固切開装置である。
システムコントローラ2は、タッチパネル41やマイク42等の操作機器4を介して術者等が入力した指示の内容にしたがって、周辺機器3を操作したり、パラメータ値を設定したりする。
システムコントローラ2は、周辺機器3と変換機10を介して接続されており、周辺機器3を制御するための制御信号を生成する。変換機10は、ホストであるシステムコントローラ2から受信した制御信号に対してプロトコル変換を行う。同様に、変換機10は、と、ホストからの指示にしたがって動作するデバイスである周辺機器3から受信した制御信号に対しても、プロトコル変換を行う。周辺機器3は、変換機10でプロトコル変換された制御信号を変換機10から受信し、受信した制御信号により、システムコントローラ2の制御を受ける。
本実施形態に係る変換機10は、ホストであるシステムコントローラ2と接続される回線5、及びデバイスである周辺機器3と接続される回線6それぞれから入力される制御信号に基づき、それぞれの回線5、6が接続されるシステムコントローラ2及び周辺機器3の状態を検出する。本実施形態においては、「制御信号」の語を、コマンド信号、及びコマンド信号に対する応答信号の両方を含む意で使用する。また、図1においては、変換機10とシステムコントローラ2・周辺機器3との接続を有線にて接続する場合を例示するが、これに限定されるものではなく、無線にて接続する構成でもよい。
図1に示すとおり、本実施形態においては、周辺機器3のそれぞれにつき1台の変換機10を配置している。以下の説明及び図面においては、変換機10や周辺機器3を互いに区別する必要がある場合には、A、B、…、Nの符号を付すこととする。
図2は、本実施形態に係る変換機10の構成図である。図2に示す変換機10は、ホスト通信I/F11、デバイス通信I/F12、通信処理部13、制御部14及び状態LED(Light Emitting Diode)表示部15を有する。図2においては、本実施形態に係る通信の状態の検出方法に関する構成を中心に記載している。
ホスト通信I/F11は、変換機10がホストであるシステムコントローラ2と図1の回線5を介して接続されるときのインタフェースである。デバイス通信I/F12は、変換機10がシステムコントローラ2の指示にしたがって動作するデバイスである周辺機器3と回線6を介して接続されるときのインタフェースである。
通信処理部13は、ホスト通信I/F11から入力される第1の制御信号について、プロトコル変換をし、第2の制御信号を得る。デバイス通信I/F12から入力される制御信号についても、同様にプロトコル変換を行う。また、通信処理部13は、ホスト通信I/F11やデバイス通信I/F12から入力される制御信号に基づき、ホストコントローラ2やデバイス3の状態を検出する。システムコントローラ2やデバイス3の状態を検出する方法については、後述する。
状態LED表示部15は、通信処理部13において検出したホストコントローラ2やデバイス3の状態を、変換機10の筐体に設けられるLEDを点灯させること等により術者等のユーザに通知する。
制御部14は、変換機10内の各部の動作を制御する。
このように、本実施形態に係る変換機10の通信処理部13は、ホスト通信I/F11やデバイス通信I/F12を介して入力された信号から、システムコントローラ2やデバイス3の状態を検出する。
図3は、通信処理部13のブロック図である。図3に示すように、通信処理部13は、ホスト信号解析部31、通信変換部32、デバイス信号解析部33及び変換機状態メモリ部(以下メモリ部と略記)34を有する。
ホスト信号解析部31は、図2のホスト通信I/F11を介してシステムコントローラ2から入力された制御信号を解析し、システムコントローラ2の状態を検出する。デバイス信号解析部33は、図2のデバイス通信I/F12を介して周辺機器3から入力された制御信号を解析し、周辺機器3の状態を検出する。
通信変換部32は、ホスト通信I/F11やデバイス通信I/F12から入力された制御信号をプロトコル変換して、制御信号の送信先である周辺機器3やシステムコントローラ2で用いるプロトコルの制御信号を得る。通信変換部32によるプロトコル変換処理については、公知の技術を用いている。
メモリ部34は、ホスト信号解析部31やデバイス信号解析部33における解析処理に必要な情報や、解析結果を記憶する。
図4(a)は、メモリ部34において保持するデータの構造例を示す図である。図4(a)においては、本実施形態に係る通信の状態の検出方法に関する情報を記載し、他の情報については記載を省略している。
図4(a)に示すとおり、メモリ部34は、変換機の状態21、コマンド一覧22及びデバイス情報23を記憶する。
変換機の状態21には、変換機10が認識する通信状態を記憶する。
図4(b)は、変換機の状態21の詳細を示す図である。変換機の状態21には、電源状態、ホスト側通信状態及びデバイス側通信状態を含む。
電源状態には、変換機10が電源オン状態であるか、あるいは電源オフ状態であるかを表す情報を記憶する。ホスト側通信状態には、変換機10が回線5を介して接続されるシステムコントローラ2の通信状態を表す情報を記憶する。デバイス側通信状態には、変換機10が回線6を介して接続される周辺機器3の通信状態を表す情報を記憶する。
コマンド一覧22には、システムコントローラ2と周辺機器3との間で送受されるコマンドを記憶する。コマンド一覧22に格納されるコマンドについては、システムコントローラ2と周辺機器3との間で送受されるコマンドと、そのコマンドがシステムコントローラ2‐周辺機器3間の通信シーケンスにおいていずれの段階で送受されるコマンドであるかを示す情報とを含む。
デバイス情報23には、少なくとも変換機10が接続される周辺機器3を識別する情報を記憶する。周辺機器3を識別する情報としては、例えば、周辺機器3の機器ID(IDentification)を含み、更に、変換機10が備えるポートのうちの周辺機器3が接続されるポートを表す情報等を含んでもよい。
通信処理部13のホスト信号解析部31やデバイス信号解析部33は、メモリ部34に記憶されている情報を参照してシステムコントローラ2や周辺機器3から受信した信号を解析し、システムコントローラ2や周辺機器3の状態を検出する。システムコントローラ2側や周辺機器3側で通信障害が発生していることを検出すると、図4に示すメモリ部34の情報を更新し、更新したメモリ部34の情報に基づき、術者等に通信の障害を通知する。次に、図5〜図11を参照して、システム起動時、システムコントローラ2が周辺機器3の動作を制御する場合及び周辺機器3がシステムコントローラ2に設定パラメータ値の変更を通知する場合を例に、変換機10の動作を具体的に説明する。
図5は、システム起動時における通信シーケンスを示す図である。
図5に示すように、システム起動時においては、ホストであるシステムコントローラ2が、医療システム1内の各装置を起動するための制御信号を送信し、システムコントローラ2が、変換機10を介して周辺機器3から正常に起動した旨の応答信号を受信したことをもって終了する。
変換機10は、図5に示す制御信号のうち、例えば「Notify Node」等のコマンド信号については、システムコントローラ2から受信する。また、変換機10は、図5に示す制御信号のうち、周辺機器3の機器IDを問い合わせる制御信号に対する応答信号については、周辺機器3から受信する。上記のとおり、変換機10においては、図4のメモリ部34のコマンド一覧22を参照して、受信した信号が、変換機10がそのタイミングで受信すべき制御信号であるか否かや、受信した制御信号が正常であるか否かを判定する。これにより、変換機10は、ホスト通信I/F11やデバイス通信I/F12を介して接続されているシステムコントローラ2や及び周辺機器3との間の通信に異常がある場合には、これを検出する。
図6は、システム起動時における変換機10による通信状態検出処理を示したフローチャートである。実施例では、メモリ部34の情報のうち、図4(b)の変換機の状態21については、初期状態においては、電源状態は「電源オフ」が設定され、ホスト側通信状態及びデバイス側通信状態はいずれも「正常」が設定されていることとする。
まず、ステップS1において、変換機10の制御部14が、ホストであるシステムコントローラ2から変換機10の電源をオンにする旨のコマンド信号を受信すると、ステップS2で、状態LED表示部15は、変換機10の筐体に設けられた電源状態を表すLEDを点灯させる。
図7Aは、変換機10の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その1)である。図7Aに示す変換機10は、電源状態表示用LED(以下電源用のLED)51、ホスト通信状態表示用LED(以下ホスト用のLED)52及びデバイス通信状態表示用LED(以下デバイス用のLED)53を有する。以下においても、変換機10の筐体には3つのLED51〜53を備える場合について説明することとする。図6のステップS2の処理が実行された段階においては、電源用のLED51を緑等に点灯させ、他のLED52、53は消灯されたままとなっている。
ステップS3で、ホスト信号解析部31は、ホストから起動信号を受信したか否かを判定する。所定の期間内にホストから起動信号を受信しない場合は、ステップS4へと処理を移行させ、所定の期間内にホストから起動信号を受信した場合は、ステップS5へと処理を移行させる。
ステップS4では、ホスト信号解析部31は、ホスト側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、ホスト信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、ホスト側通信状態を「断線」状態に設定する。そして、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたホスト側の通信状態を表すLEDを赤色に点灯させる等により「断線」状態であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
図7Bは、変換機10の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その2)である。図6のステップS4の処理により、LEDの状態は、図7Aに示す状態から、図7Bに示すように、ホスト用のLED52が赤色に点灯された状態に変更される。
ステップS5では、制御部14は、受信した起動信号に対する応答信号を、ホスト通信I/F11を介してシステムコントローラ2に向けて送信すると、ステップS6へと処理を移行させる。
ステップS6で、制御部14は、機器IDを問い合わせるコマンド信号を、デバイス通信I/F12を介して周辺機器3に向けて送信する。ステップS7で、デバイス信号解析部33は、ステップS6で送信したコマンド信号に対する応答信号を、デバイス通信I/F12を介して受信したか否かを判定する。所定の期間内に機器IDを通知する応答信号を受信しない場合は、ステップS8へと処理を移行させ、所定の期間内に当該応答信号を受信した場合は、ステップS10へと処理を移行させる。
ステップS8で、デバイス信号解析部33は、デバイス側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、デバイス信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、デバイス側通信状態を「断線」状態に設定する。そして、ステップS9で、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたデバイス側の通信状態を表すLEDを赤色に点灯させる等により「断線」状態であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
図7Cは、変換機10の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その3)である。図6のステップS9の処理により、LEDの状態は、図7Aに示す状態から、図7Cに示すように、デバイス用のLED53が赤色に点灯された状態に変更される。
ステップS10では、デバイス信号解析部33は、更に、周辺機器3から受信した応答信号に含まれる機器IDの値をメモリ部34の機器IDと比較して、値が正常値であるか否かを判定する。
ここで、応答信号に含まれる機器IDの値が異常値をとる原因としては、例えば、プロトコル変換機能をソフトウェアにより実装している場合において、ソフトウェアのバージョンが適切でないこと等が考えられる。
図6においては、応答信号に含まれる機器IDの値、すなわち受信した制御信号に含まれるデータの内容に基づきプロトコル異常を検出する例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、受信したデータ長が期待するデータ長と一致するかや、チェックサムが一致するか等により、プロトコル異常を検出することとしてもよい。これらの方法により、ノイズ等によるデータの破損や、ソフトウェアのバグ等による異常を検出する。
ステップS10の判定において、機器IDの値が異常値である場合は、ステップS11へと処理を移行させ、機器IDの値が正常値である場合は、特に処理を行わず、処理を終了する。
ステップS11で、デバイス信号解析部33は、デバイス側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、デバイス信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、デバイス側通信状態を「プロトコル異常」状態に設定する。そして、ステップS12で、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたデバイス側の通信状態を表すLEDを黄色に点灯させる等により「プロトコル異常」状態であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
図7Dは、変換機10の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その4)である。図6のステップS12の処理により、LEDの状態は、図7Aに示す状態から、図7Dに示すように、デバイス用のLED53が黄色に点灯された状態に変更される。
図8は、システムコントローラ2から周辺機器3にコマンドを送信するときの通信シーケンスを示す図である。図8においては、周辺機器3の動作モードを変更するためのコマンド信号を周辺機器3に送信し、正常に動作モードが変更された旨の応答信号を周辺機器3からシステムコントローラ2に返す場合を例示する。
図8に示すシステムコントローラ2からのコマンド送信についての通信シーケンスにおいても、図5に示すシステム起動のそれと同様に、変換機10は、ホストであるシステムコントローラ2及びデバイスである周辺機器3からどの制御信号をどのタイミングで受信するかをメモリ部34のコマンド一覧22に保持している。変換機10は、メモリ部34のコマンド一覧22を参照して、受信した信号がそのタイミングで受信すべき制御信号であるか否かや、受信した制御信号が正常であるか否か等を判定し、システムコントローラ2や周辺機器3との間の通信に異常がある場合にはこれを検出する。
図9は、システムコントローラ2から周辺機器3にコマンド信号を送信するときの変換機10による通信状態検出処理を示したフローチャートである。なお、図9の処理の開始時においては、医療システム1内の各装置は、図5のシステム起動シーケンスにより正常に起動した状態であることとする。
まず、ステップS21で、変換機10の制御部14が、ホストであるシステムコントローラ2からの制御信号を待ち受ける。制御部14においてシステムコントローラ2からの制御信号を受信すると、ステップS22に進む。
ステップS22で、ホスト信号解析部31は、ステップS21において受信した信号が、図8のコマンド信号に相当する信号であり、適切な設定値が格納されているか否かを判定する。プロトコル異常の判定方法については、上記と同様に、データ長やチェックサムによることとしてもよい。受信した制御信号が図8のコマンド信号に相当する信号でない場合や、適切な設定値が格納されていない場合は、ステップS23へと処理を移行させ、信号及びその設定値が適切である場合は、ステップS25へと処理を移行させる。
ステップS23では、ホスト信号解析部31は、ホスト側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、ホスト信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、ホスト側通信状態を「プロトコル異常」状態に設定する。そして、ステップS24で、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたホスト側の通信状態を表すLEDを黄色に点灯させる等により「プロトコル異常」であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
図7Eは、変換機10の筐体に設けられたLEDの状態を例示する図(その5)である。図9のステップS24の処理により、LEDの状態は、図7Aに示す状態から、図7Eに示すように、ホスト用のLED52が黄色に点灯された状態に変更される。前述のとおり、実施例では、「プロトコル異常」状態が検出された場合は、対応する装置のLEDを黄色に点灯させている。
なお、前述のとおり、ステップS21においてホスト側からの信号を待ち受けているため、ここでは、通信エラーのうち、プロトコル異常のみを検出している。
ステップS25では、制御部14は、コマンド信号に対する応答信号を、ホスト通信I/F11を介してホストであるシステムコントローラ2に向けて送信する。そして、ステップS26で、制御部14は、コマンド信号を、デバイス通信I/F12を介してデバイスである周辺機器3に向けて送信する。
ステップS27で、デバイス信号解析部33は、コマンド信号の送信先である周辺機器3から応答信号を受信したか否かを判定する。所定の期間内に周辺機器3から応答信号を受信しない場合は、ステップS28へと処理を移行させ、所定の期間内に周辺機器3から応答信号を受信した場合は、ステップS30へと処理を移行させる。
ステップS28で、デバイス信号解析部33は、デバイス側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、デバイス信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、デバイス側通信状態を「断線」状態に設定する。そして、ステップS29で、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたデバイス側の通信状態を表すLEDを赤色に点灯させる等により「断線」状態であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
ステップS30では、デバイス信号解析部33は、更に、周辺機器3から受信した応答信号に設定されている値等を参照して、応答信号が正常であるか否かを判定する。ステップS30においては、前述のステップS10等の判定と同様に、メモリ部34に記憶されている情報等と比較して、例えば動作モードの変更処理の実行結果が成功であることを表す値が応答信号に格納されているか否かに基づき判定を行う。データ長やチェックサムにより判定を行ってもよい。応答信号が異常である場合は、処理をステップS31へと移行させ、応答信号が正常である場合は、特に処理を行わず、処理を終了する。
ステップS31では、デバイス信号解析部33は、デバイス側の通信エラーを検出し、ホストであるシステムコントローラ2に検出したエラーを通知する。また、デバイス信号解析部33は、図4(b)のメモリ部34の変換機の状態21のうち、デバイス側通信状態を「プロトコル異常」状態に設定する。そして、ステップS32で、状態LED表示部15が、変換機10の筐体に設けられたデバイス側の通信状態を表すLEDを黄色に点灯させる等により「プロトコル異常」状態であることをユーザに通知すると、処理を終了する。
例えば図8の通信シーケンスにおいては、変換機10が周辺機器3に送信したコマンド信号に対し、周辺機器3から応答信号を受信した後に、更に、変換機10とシステムコントローラ2との間では、コマンド送信結果及びその応答を通知するための制御信号の送受を行う。図9のフローチャートにおいては記載を省略しているが、変換機10からシステムコントローラ2に送信するコマンド送信結果を通知する信号や、システムコントローラ2から変換機に送信する応答信号についても、通信状態検出対象としてもよい。
図10は、周辺機器3からシステムコントローラ2に向けて情報を通知するときの通信シーケンスを示す図である。図10においては、周辺機器3が、自装置において変更した動作モードをシステムコントローラ2に通知するコマンド信号を送信し、コマンド信号を受信したシステムコントローラ2が、応答信号を返す場合を例示する。
図10に示すような周辺機器3からのコマンド送信についての通信シーケンスにおいても、上記の図5や図8に示す通信シーケンスと同様に、変換機10は、システムコントローラ2や周辺機器3からどの制御信号をどのタイミングで受信するかを、メモリ部34のコマンド一覧22に保持している。変換機10は、メモリ部34のコマンド一覧22を参照して、受信した信号がそのタイミングで受信すべき制御信号であるか否かや、受信した制御信号が正常であるか否か等を判定し、システムコントローラ2や周辺機器3との間の通信に異常がある場合にはこれを検出する。
図11は、周辺機器3からシステムコントローラ2にコマンド信号を送信するときの変換機10における通信状態検出処理を示したフローチャートである。図11の処理の開始時においては、図9の処理の開始時と同様に、医療システム1内の各装置は、図5のシステム起動シーケンスにより正常に起動した状態であることとする。
まず、ステップS41で、変換機10の制御部14が、デバイスである周辺機器3からの制御信号を待ち受ける。制御部14において周辺機器3からの制御信号を受信すると、ステップS42に進む。
ステップS42で、デバイス信号解析部33は、ステップS41において受信した信号が、図10のコマンドに相当する信号であり、適切な設定値が格納されているか否かを判定する。プロトコル異常の判定方法については、上記と同様に、データ長やチェックサムによることとしてもよい。受信した制御信号が図10のコマンド信号に相当する信号でない場合や、適切な設定値が格納されていない場合は、ステップS43へと処理を移行させ、信号及びその設定値が適切である場合は、ステップS45へと処理を移行させる。
ステップS43の処理については、通信エラーを検出するのがデバイス信号解析部33であって検出する通信エラーがデバイス側のプロトコル異常である点で図9のステップS23の処理と異なる。また、ステップS44においては、状態LED表示部15がデバイス側の通信状態を表すよう変換機10の筐体に設けられたLEDの表示を制御する点で、図9のステップS24の処理と異なる。
ステップS45以降の処理についても、処理の主体や判定対象の制御信号の種類、検出する通信エラーがそれぞれデバイス側の通信エラーかホスト側の通信エラーか等については異なるが、基本的には、図9のステップS25以降と同様の処理を実行する。
図7B〜図7EのLED52、53以外の手段を用意しておき、術者等のユーザに対して検出した通信エラーを通知する構成としてもよい。
図12は、本実施形態に係る変換機10が検出した通信状態を、モニタに表示する場合の画面例を示す図である。実施例では、図12に示すように、例えば図1の操作機器4のタッチパネル41上に、医療システム1内の各装置間の通信状態を、装置間の接続状態とともに表示する。
先にフローチャートを参照して説明したとおり、ホストであるシステムコントローラ2は、変換機10から、検出された通信エラーの通知を受けている。システムコントローラ2は、変換機10から通知されたエラーに関する情報を自装置のメモリ等の記憶部に記憶しておき、記憶部に記憶する情報にしたがって、タッチパネル41上に図12の状態図を描画させるよう制御を行う。
図12に示す例では、ホストであるシステムコントローラ2(図12の画面においては「ホスト2」と表示)は、4台の周辺機器3A〜3D(図12の画面においては「デバイス3A〜3D」とそれぞれ表示)と変換機10A〜10Dを介して接続されている。4台の変換機10A〜10Dのホスト側及びデバイス側の通信のそれぞれについて、正常である場合は「OK」、断線状態である場合は「NG・通信停止」、プロトコル異常状態である場合は「NG・プロトコル異常」と表示している。ユーザは、タッチパネル41の画面等を通じて、ホスト2に接続されている4台のデバイス3A〜3Dのうち、操作が可能すなわち通信状態が正常であるのは、デバイス3A‐ホスト2間であることを確認する。また、ユーザは、画面を通じて、デバイス3B、3Cとホスト2との間は、デバイス側の通信エラーにより、デバイス3Dとホスト2との間は、ホスト側の通信エラーにより、操作することができないことや、それぞれにおいて検出された通信エラーの種類を確認する。
以上説明したように、本実施形態に係る医療システム1によれば、システムコントローラ2と周辺機器3の間に配置され、プロトコル変換を行う変換機10が、システムコントローラ2等から受信した制御信号に基づき、その制御信号を送信した装置側の通信の状態を検出する。これにより、医療システム1内で発生した通信エラーが、システムコントローラ2側、あるいは周辺機器3側のいずれにおいて発生したかをすぐに認識することができるようになり、通信エラーの原因をより容易に把握することが可能となる。
更には、変換機10は、システムコントローラ2等から信号を受信すると、受信した信号が通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき制御信号であるのか、受信した制御信号が正常であるのかを判定する。これにより、通信エラーが断線によるものか、プロトコル異常によるものかの原因の切り分けを行うことが可能となる。システムコントローラ2及び周辺機器3のそれぞれから受信した制御信号について判定を行うことで、ホスト側あるいはデバイス側のいずれにどのような通信エラーが発生しているかを検出することが可能となる。検出した通信エラーの内容をホストであるシステムコントローラ2に通知することで、医療システム1において、システム内の各装置の状態を管理することが可能となる。
更には、検出した異常をメモリ部34の変換機の状態21に記憶し、これにしたがって変換機10の筐体に設けたLEDにどのような通信エラーを検出したかを表示させることで、ユーザにとっては、より容易にどのような通信エラーを発生しているかを把握することが可能となる。
<第2の実施形態>
上記の実施形態においては、医療システム1内の1台以上の変換機10は、それぞれが1台の周辺機器3と接続される構成をとる。本実施形態に係る医療システムは、各変換機10が2台以上の周辺機器3と接続され得る点で上記の実施形態と異なる。以下においては、上記の第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図13は、本実施形態に係る変換機10のブロック図である。図13に示すとおり、本実施形態に係る変換機10は、複数の周辺機器3(図13に示す例では周辺機器3a〜3n)と接続されている。
変換機10を含む医療システム1の構成等については、図1や図2に示す上記の実施形態のそれと同様である。すなわち、医療システム1は、システムコントローラ2、周辺機器及び変換機10を備える。変換機10は、システムコントローラ2と周辺機器3との間に配置され、一方の装置側から受信した信号を他方側のプロトコルに変換して送出するときに、一方の装置側から受信した信号に基づき、その装置の側の通信状態を検出する。
以下の説明においては、1台の変換機10に接続される複数の周辺機器3を互いに区別する必要がある場合には、a、b、…、nの符号を付すこととする。
図13に示す変換機10は、システムコントローラ2及び複数の周辺機器3と接続され、図3のそれと同様に、ホスト通信I/F11、デバイス通信I/F12、通信処理部13、制御部14及び状態LED表示部15を有する。
図14は、本実施形態に係る変換機10の外観図である。図14に示すとおり、本実施形態においては、変換機10は、複数の周辺機器3と接続を可能とする複数のポートを備える。LED部16には、電源用のLEDの他、ポートごとに対応させて、接続される装置(周辺機器3やシステムコントローラ2)との間の通信状態を表示するためのLEDを設けている。上記の実施形態と同様に、接続されている装置との間で通信エラーを検出した場合には、障害の種類に応じて赤色や黄色に点灯させる。
各周辺機器3とシステムコントローラ2との間の通信方法や状態検出方法については、先に図5〜図11を参照して説明したとおりである。本実施形態に係る変換機10は、図4(a)のメモリ部34のデバイス情報23に、機器ID等の各周辺機器3を識別する情報を格納している。一方、システムコントローラ2と周辺機器3との通信において変換機10が各装置から受信する制御信号には、その送信元や送信先を表す情報が含まれている。制御信号に含まれる送信元や送信先の情報と、デバイス情報23の機器ID等とを予め対応付けておき、通信エラーを検出した場合には、変換機の状態21のうち、対応する周辺機器3についての情報21の該当箇所を更新する。そして、変換機10は、メモリ部34の変換機の状態21を参照して、図14のLED部16のLEDのうち、通信エラーを検出した周辺機器3に対応するLEDの表示制御を行う。
なお、機器IDと信号に含まれる送信元や送信先の装置を識別する情報とを対応付けておく他には、例えばいずれのポートにいずれの周辺機器3が接続されているかと対応付けてメモリ部34に記憶させておいてもよい。
更には、上記の第1の実施形態と同様に、本実施形態においても、変換機10から通信エラーの通知を受けたシステムコントローラ2が、操作機器4のタッチパネル41に、医療システム1の接続状態や各装置間の通信状態を表示する構成としてもよい。
図15は、本実施形態に係る変換機10が検出した通信状態を、モニタに表示する場合の画面例を示す図である。本実施形態においては、1台の変換機10に対して複数の周辺機器3が接続されるため、医療システム1内の全ての接続関係を表示すると、ユーザにとって、各装置間の通信状態が確認し難くなる可能性がある。そこで、例えば図15に示すように、所定の変換機10に接続されている装置(システムコントローラ2及び周辺機器3a〜3d)のみを画面に表示させる構成とすることもできる。
以上説明したように、本実施形態に係る医療システム1によれば、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の第1及び第2の実施形態においては、LEDにより変換機10と接続されている装置の状態のみを表示することとしているが、これに限定されず、例えば、LEDにより変換機10自体の状態を表示する構成としてもよい。
また、上記の第1及び第2の実施形態のように、変換機10に状態検出機能を持たせる以外にも、当該機能をシステムコントローラ2または周辺機器3に持たせる構成とすることもできる。システムコントローラ2や周辺機器3は、受信した制御信号が、そのタイミングで受信すべき制御信号であるのかや、制御信号が正常であるか否かを判定することにより、断線やプロトコル異常を検出する。これにより、システムコントローラ2や周辺機器3において、自装置が接続されている装置側において発生した通信エラーをすぐに認識し、また、通信エラーの原因の切り分けを行うことが可能となる。
この他にも、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の改良及び変更が可能である。例えば、前述の各実施形態に示された全体構成からいくつかの構成要素を削除してもよく、更には各実施形態の異なる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 医療システム
2 システムコントローラ(ホスト)
3 周辺機器(デバイス)
4 操作機器
5、6 回線
10 変換機
11 ホスト通信I/F
12 デバイス通信I/F
13 通信処理部
14 制御部
15 状態LED表示部
16 LED部
31 ホスト信号解析部
32 通信変換部
33 デバイス信号解析部
34 変換機状態メモリ部
41 タッチパネル

Claims (6)

  1. 被制御機器を制御するための第1の制御信号を発生するためのコントローラと着脱可能に接続される第1の接続部と、
    前記第1の接続部から入力される第1の制御信号を変換して第2の制御信号に変更する制御信号変換部と、
    前記制御信号変換部で変換された前記第2の制御信号を前記被制御機器に伝達するために、前記被制御機器と着脱可能に接続される第2の接続部と、
    前記第1の制御信号に基づき、前記第1の接続部に接続される前記コントローラの状態を検出する状態検出部と、
    前記コントローラの状態をユーザに通知する通知部と、を具備し、
    前記状態検出部は、
    前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいて前記第1の接続部を介してそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、
    前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出し、
    前記通知部は、前記状態検出部が前記コントローラとの間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることを前記ユーザに通知し、前記状態検出部が前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知する
    ことを特徴とする制御信号変換装置。
  2. 前記状態検出部は、
    前記被制御機器から前記コントローラに向けて送信される第3の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいて前記第2の接続部を介してそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第3の判定を行うことにより、該被制御機器との間の断線の有無を検出し、
    前記第3の判定において、前記第3の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第3の制御信号が正常であるか否かについての第4の判定を行うことにより、該被制御機器のプロトコル異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御信号変換装置。
  3. 前記第1及び第2の接続部を介して接続される前記コントローラや被制御機器との通信状態を記憶する記憶部
    を更に備え、
    前記状態検出部は、前記コントローラや前記被制御機器との間の断線の有無や通信プロトコルの異常を検出すると、該異常の検出された被制御機器を識別する情報と対応付けて、異常を前記記憶部に記憶し、
    前記通知部は、前記記憶部に記憶されている情報に基づき、前記状態検出部において検出した異常を通知する
    ことを特徴とする請求項2記載の制御信号変換装置。
  4. 前記第2の接続部は、複数の被制御機器と着脱可能に接続し、
    前記状態検出部は、前記複数の被制御機器ごとに、前記コントローラとの間の通信における断線の有無や及び通信プロトコルの異常を検出する
    ことを特徴とする請求項2記載の制御信号変換装置。
  5. 第1の制御信号を生成するコントローラと、
    前記第1の制御信号を受けて第2の制御信号に変換する変換機と、
    前記変換機に接続され、前記第2の制御信号により制御される被制御機器と、
    前記変換機に設けられ、前記第1の制御信号を前記第2の制御信号に変換しなければならない被制御機器が接続されたときに前記コントローラの状態を検出する異常検出手段と、
    前記コントローラの状態をユーザに通知する通知手段と、
    からなり、
    前記異常検出手段は、
    前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、
    前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出し、
    前記通知手段は、前記異常検出手段が前記コントローラとの間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることを前記ユーザに通知し、前記異常検出手段が前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知する
    ことを特徴とする機器制御システム。
  6. コントローラにおいて、第1の制御信号を生成し、
    変換機において、前記第1の制御信号を受けて、該変換機に接続される被制御機器を制御するための第2の制御信号に変換し、
    前記変換機において、前記第1の制御信号を前記第2の制御信号に変換しなければならない被制御機器が接続されたときに
    前記第1の制御信号が、前記コントローラと前記被制御機器との間の通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であるか否かの第1の判定を行うことにより、該コントローラとの間の断線の有無を検出し、
    前記第1の判定において、前記第1の制御信号が、前記通信シーケンスにおいてそのタイミングで受信すべき信号であると判定した場合は、更に、該第1の制御信号が正常であるか否かについての第2の判定を行うことにより、該コントローラのプロトコル異常を検出することで前記コントローラの状態を検出し、
    前記コントローラと前記被制御機器との間の前記断線を検出した場合に、断線状態であることユーザに通知し、前記コントローラのプロトコル異常を検出した場合に、プロトコル異常状態であることを前記ユーザに通知する
    ことを特徴とする状態検出方法。
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