JP6056123B2 - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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また、インクジェット記録方式は、低騒音のプリント方式であり、画像信号に応じて、インクを、紙、布及びプラスチックシート等の記録媒体上に直接吐出して文字や画像等をプリントする方式(直接吐出方式とも呼ぶ)が主流である。また、インクジェット記録方式は、プリントの際に版を必要としないので少部数でも効率的な印刷物が作成でき、産業用途からも期待されている。しかし、産業用途に用いるには様々な記録媒体に画像形成しなければならず、上記直接吐出方式ではこれを満足させることができない。即ち、直接吐出方式によるインクジェット記録は記録媒体の制限が大きい画像形成方式である。
インクジェット記録方式で用いられるインクは成分のほとんどが液体成分であるために記録媒体のインクに対する吸収浸透性の違いが画像再現性に影響を与える。特に、液体が浸透しない(非インク浸透性)記録媒体を用いると、隣接して印字されたインク滴が混ざりあってしまう(ブリーディング)現象、先に着弾したインク滴が後に着弾したインク滴に引き寄せられてしまう(ビーディング)現象が起こりやすいため、画像形成は非常に難しい。さらに浸透乾燥が使えず蒸発乾燥になるので、重ね合わせた際の裏移り等の問題を引き起こし、特に高速性に対して乾燥性を確保できなくなる。
しかし、記録媒体上のインクの広がり方は、記録媒体の表面の濡れ張力の影響を受けるため、濡れ張力の低いポリオレフィン系の素材(ポリエチレンやポロプロピレンなど)に対してはインクが十分に広がらず、濡れ張力の高い素材に比較して多くのインクを使用しなければ同等の画像濃度を得ることができない。また、隣接するインク滴が結合する必要があるべた部では、インク滴が結合する際に素材のわずかな表面状態の差でインク滴が移動してむらを起こしやすいという問題がある。
また、特許文献3〜4では、記録媒体上に紫外線硬化型の下塗り液又は色剤を含まない液体(前処理剤)を塗布し、これを半硬化させた前処理層の上に有色インクで画像を形成することにより、記録媒体の表面の状態の影響を受けない画像の形成を行っている。
しかし、濡れ張力の低い素材の記録媒体に少量の前処理剤で均一な層を形成することは難しく、多くの前処理剤が必要となるため、前処理剤を含めたインクの総使用量は多くなってしまう。
一方、インクジェット方式で前処理剤を付与する場合には、吐出された前処理剤液滴が表面張力により記録媒体表面を濡らして広がり、隣接する液滴がつながる必要がある。しかし、インクジェット方式では、前記コロナ放電処理済みのポリオレフィン樹脂フィルムでも前処理剤液滴は広がらない。そのため、前処理剤液滴がつながる状態になるように高密度で前処理剤を吐出しなければ、一様な前処理剤層を形成することができない。その結果、ポリオレフィン樹脂フィルムのような濡れ張力の低い記録媒体では、均一な前処理剤層を形成するために、必要以上の前処理剤を吐出する必要があり、コスト面で不利であるだけでなく、後から吐出されるインクの前処理剤層中での広がりも抑制してしまい、画像濃度の低い画像しか得られなかった。
本発明は、上記問題点の解決を目指すものであり、濡れ張力の低いポリオレフィン樹脂などからなる非浸透性記録媒体であっても、少量の前処理剤で均一な薄層を形成することができる画像形成方法及び画像形成装置の提供を目的とする。
1) 非浸透性記録媒体の表面に活性エネルギー線硬化性の材料を含む前処理剤を付与した後、付与面に対して放電処理を行い、次いで、活性エネルギー線が照射されていない未硬化状態の前処理剤層に活性エネルギー線硬化性の材料及び着色剤を含むインクをインクジェット方式により吐出して画像を形成し、次いで活性エネルギー線を照射して前処理剤及びインクを硬化させることを特徴とする画像形成方法。
2) 前記放電処理がコロナ放電処理であることを特徴とする1)記載の画像形成方法。
3) 前記前処理剤の付与をインクジェット方式で行うことを特徴とする1)又は2)記載の画像形成方法。
4) 前記非浸透性記録媒体がポリオレフィン樹脂からなることを特徴とする1)〜3)のいずれかに記載の画像形成方法。
5) 前記前処理剤を付与する前に、非浸透性記録媒体に対し放電処理を行うことを特徴とする1)〜4)のいずれかに記載の画像形成方法。
6) 非浸透性記録媒体に対し、活性エネルギー線硬化性の材料を含有する前処理剤を付与する付与手段、放電処理を行う放電処理手段、活性エネルギー線が照射されていない未硬化状態の前処理剤層に、活性エネルギー線硬化性の材料及び着色剤を含むインクをインクジェット方式により吐出する吐出手段、活性エネルギー線を照射して前処理剤及びインクを硬化させる硬化手段を備え、少なくとも、前処理剤を付与した後であってインクを吐出する前の段階で、前処理剤に対して放電処理が行われるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
本発明は、濡れ張力の低いポリオレフィン樹脂などからなる非浸透性記録媒体であっても、少量の前処理剤で均一な薄層を形成することができるようにするため、非浸透性記録媒体の表面に活性エネルギー線硬化性の材料を含む前処理剤を付与した後、付与面に対して放電処理を行うことを特徴とする。前処理剤としては着色剤を含まないものを用いる。
上記放電処理を行うことにより前処理剤の記録媒体上での濡れ広がりを促進させることができ、濡れ張力の低い非浸透性記録媒体でも前処理剤液滴を広げることができるので、濡れ張力の高いPETなどからなる記録媒体と同様に、少量の前処理剤で均一な薄層を形成することができる。
また、前述したコロナ放電処理を施して濡れ張力を高くし印刷特性を改善した市販のフィルムは、経時でその効果が低下するが、本発明ではこのような問題も生じない。
活性エネルギー線としては紫外線、電子線などがあるが、紫外線が最も一般的である。
図1では、給紙装置から記録媒体が給紙され、前処理剤付与手段の前処理剤吐出ヘッドから、前処理剤がインクジェット方式により付与される。その後、放電処理手段であるコロナ放電処理装置によりコロナ放電が行われ、記録媒体上に分散して存在していた前処理剤液滴が記録媒体上で広がり、隣接するドットの液滴がつながって均一な前処理剤層が形成される。次いで、その上に、インク吐出ヘッドから画像信号に応じてインクが吐出されることにより画像が形成され、硬化手段である紫外線照射装置(高圧水銀灯)によって硬化されて画像が完成する。
これに対し、本発明の画像形成方法では、前処理剤液滴に対して放電処理を行うことにより、図2の下段に示すように前処理剤液滴が濡れ広がるので、前処理剤液滴の隙間を埋めることができ、効率よく少量の前処理剤で均一な前処理剤層を形成することができる。
前処理剤を構成する材料の抵抗値が低いと放電が前処理剤液滴に集中し、一様な処理が難しいため、前処理剤を構成する成分は電気的に絶縁性を有するか又は高抵抗の材料であることが望ましい。後述する活性エネルギー線硬化型の前処理剤に使用されるモノマーは一般に電気抵抗が高いので、本発明の画像形成方法に適している。
しかし、プラズマ放電に比較してコロナ放電処理装置は安価で処理できる特徴があり、本発明でも、コロナ放電処理装置を用いることが好ましい。コロナ放電処理装置の形態や出力は特に限定されない。
コロナ放電処理装置は、絶縁された電極と誘電体ロールとの間に処理フィルムを通し、高周波(約40kHz)高電圧を印加してコロナ放電を発生させるものである。このコロナ放電によって酸素等の気体成分が活発なプラズマ状態となり、コロナ放電の中の加速電子が樹脂表面に衝突し、樹脂表面の分子鎖切断及び含酸素官能基付加が起こる。
このとき、コロナ放電によりオゾンが発生し、オゾンの酸化作用により金属部品の錆や臭気が発生するので、放電部には、吸引装置と活性炭などからなるオゾン除去フィルターが必要になる。
しかし、本来、非画像領域には前処理剤を付与する必要はないので、画像データに応じて選択的に前処理剤を付与する方が好ましい。そのための方法としては前記インクジェット方式が好ましく、データに応じて自在に領域を設定して前処理剤を付与することが可能であり、前処理剤の使用量を必要最小限に抑えることができる。この場合、前処理剤は離散的に分布する液滴として付与されるので、放電処理を行うことにより、必要な領域ごとに均一な前処理剤の薄層を形成することができる。
前処理剤液滴の濡れ広がりのための放電処理は、記録媒体によっては必要ない場合もあるので、装置の制御については、記録媒体の素材や表面の濡れ張力の状態によって放電処理を行う場合と行わない場合とを選択できるようにすると良い。さらに、搬送速度やコロナ放電の強度(電圧)を調整して、それぞれの記録媒体の表面の状態に応じて調整できるようにしても良い。
また、インク吐出ヘッドを記録媒体の搬送方向に対して複数個配置して、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのインク吐出を順次行い、フルカラーの画像を形成することも可能である。
この装置では、コロナ放電処理装置を2個備えた構成となっているが、図7に示すように、1つのコロナ放電処理装置で記録媒体と前処理剤層の両方の処理を行うようにすると装置の簡素化が図れる。
活性エネルギー線硬化型インク又は前処理剤は、一般にラジカル重合性化合物を含むラジカル重合型と、カチオン重合性化合物を含むカチオン重合型とに大別されるが、本発明ではどちらの型の重合性化合物も適用可能であり、それらを混合して用いてもよい。
前処理剤としては、着色剤を含まないクリアインク又は白色の顔料を含んだものが好ましい。インクとしては、黒、シアン、マゼンタ、イエローなどの着色剤を含んだものを主に使用するが、ホワイトなどの他、階調表現を豊かにする薄色インクを併用することも可能である。
インク又は前処理剤中の重合性化合物の割合は全体の10〜70重量%が好ましい。
エポキシ化合物としては、例えばビスフェノールA型エポキシ、ビスフェノールBA型エポキシ、ビスフェノールF型エポキシ、ビスフェノールAD型エポキシ、フェノールノボラック型エポキシ、クレゾールノボラック型エポキシ、脂環式エポキシ、フルオレン系エポキシ、ナフタレン系エポキシ、グリシジルエステル化合物、グリシジルアミン化合物、複素環式エポキシ、α−オレフィンエポキシ等が挙げられる。
特に脂環式エポキシ化合物は粘度が低く且つ硬化速度が速いので好適である。具体例としては、3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3′,4′−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート及びこのε−カプロラクトン変性物、ビス−(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、1,2:8,9−ジエポキシリモネン、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド−1,2−エポキシ−4−ビニルシクロヘキサンが挙げられる。
また、オキセタン化合物は、インクに要求される特性に応じて適宜選択すれば良く、基材への密着性が特に重要となる場合は、3−エチル−3−(フェノキシメチル)オキセタンが好適である。
ラジカル重合型インク又は前処理剤に使用できる単官能の前記芳香族ビニル類の例としては、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロルメチルスチレン、メトキシスチレン、アセトキシスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ビニル安息香酸メチルエステル、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、3−エチルスチレン、4−エチルスチレン、3−プロピルスチレン、4−プロピルスチレン、3−ブチルスチレン、4−ブチルスチレン、3−ヘキシルスチレン、4−ヘキシルスチレン、3−オクチルスチレン、4−オクチルスチレン、3−(2−エチルヘキシル)スチレン、4−(2−エチルヘキシル)スチレン、アリルスチレン、イソプロペニルスチレン、ブテニルスチレン、オクテニルスチレン、4−t−ブトキシカルボニルスチレン、4−メトキシスチレン、4−t−ブトキシスチレン等が挙げられる。
ビヒクルはこれらの中から選ばれる1種又は2種以上を混合して用いることができる。これらはいずれも非浸透性記録媒体への濡れ性が良好で、広範囲の各種被着体物質に対し密着性に優れる。
光重合開始剤の配合量は、活性エネルギー線硬化性材料に対し、0.01〜10重量%が好ましい。
具体例としては、バイキュア10、30、55(ストウファー)、KAYACURE BP−100、KAYACURE BMS、KAYACURE DETX−S、KAYACURE CTX、KAYACURE 2−EAQ、KAYACURE DMBI、KAYACURE EPA(日本化薬)、イルガキュア651、184、907、369、379(チバガイギ)、ダロキュア1173、1116、953、2959、2273、1664(メルク)、サンドレ1000(サンド)、カウンタキュアCTX、カウンタキュアBMS、カウンタキュアITX、カウンタキュアPDO、カウンタキュアBEA、DMB(ワードブレンキンソップ)、サンキュアーIP、BTTP(日本油脂)等が挙げられる。その他に、光重合開始剤含有タイプの光硬化型樹脂を使用しても良い。
顔料の添加量はインク全体の1〜20重量%が適量である。1重量%未満では画像品質が低下し、20重量%よりも多いとインク粘度特性に悪影響を与える。
赤又はマゼンタ顔料として、Pigment Red 3、5、19、22、31、38、43、48:1、48:2、48:3、48:4、48:5、49:1、53:1、57:1、57:2、58:4、63:1、81、81:1、81:2、81:3、81:4、88、104、108、112、122、123、144、146、149、166、168、169、170、177、178、179、184、185、208、216、226、257、Pigment Violet 3、19、23、29、30、37、50、88、Pigment Orange 13、16、20、36
青又はシアン顔料としてPigment Blue 1、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17−1、22、27、28、29、36、60
緑顔料として、Pigment Green 7、26、36、50
黄顔料として、Pigment Yellow 1、3、12、13、14、17、34、35、37、55、74、81、83、93、94、95、97、108、109、110、137、138、139、153、154、155、157、166、167、168、180、185、193
黒顔料として、Pigment Black 7、28、26
上記した活性エネルギー線硬化性材料、着色剤及びその他の成分の混合、分散には、周知の各種の粉砕又は分散装置が適宜使用できるが、ビーズミル、ホモジナイザーが最適である。
また、メタルハライドランプは、波長領域が広いため前処理剤を硬化させる光源として有効である。メタルハライドとしてはPb、Sn、Feなどの金属のハロゲン化物が用いられ、光重合開始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。硬化に有効なランプであれば、特に制限は無い。
下記処方の材料を混合撹拌して前処理剤を調製した。
・(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート
(MEDOL−10、大阪有機化学工業社製)…70質量部
・ハイパーブランチポリマー
(大阪有機化学工業社製、ビスコート#1000)…30質量部
・光重合開始剤(Ciba社製、イルガキュア379)…10質量部
下記処方の材料を混合撹拌してインクを調製した。
・下記低分子アクリレートモノマーの混合液(合計170質量部)
・ライトアクリレートPO−A(共栄社化学社製)…55質量部
・アクリロイルモルホリンACMO(興人社製)…55質量部
・トリメチロールプロパンエトキシトリアクリレート TMPEOTA
(ダイセル・サイテック社製)…60質量部
・添加剤:BYK UV3510(ビッグケミー・ジャパン社製)…0.2質量部
・光開始剤(Ciba社製、イルガキュア379)…20質量部
・着色剤:カーボンブラック顔料
(デグサ社製 Special Black 350)…10質量部
(a)パイレンフィルム−OT(P2161) ポリプロピレン素材からなり、片面がコロナ放電処理されているフィルム(東洋紡績社製)
(b)エステルフィルム(E5100) PET素材からなり、片面がコロナ放電処理されているフィルム(東洋紡績社製)
まず、上記フィルム(a)(b)のコロナ放電処理面及び未処理面に対して、リコープリンティングシステム社製 Gen4ヘッドを使用したインクジェット吐出装置により、600dpiの解像度で、5pLの液滴となるように波形を調整して、前処理剤を1mmの距離から8m/secの速度で吐出した後、放電処理を行い、均一な薄層が形成されるかどうかを評価した。
また、P2161の処理面については、前処理剤付与前にも放電処理を行った後、上記と同様にして前処理剤の吐出及び放電処理を行い、評価した。
放電処理には、tantec社製コロナ表面処理装置HV2010を使用し、幅200mmの放電電極を使用して、ギャップ2mm、電圧8kVの条件で放電した。その結果、100Wの出力が得られ、30mm/secの処理速度にして放電量36W/(m2/min)の処理を行った。
次いで、上記と同じインクジェット吐出装置により、600dpiの解像度で、5pLの液滴となるように波形を調整し、前記前処理剤を付与した非浸透性記録媒体に対し、インクを1mmの距離から8m/secの速度で吐出して全ベタ画像を形成し、Integration Technology社製Sub Zero 085(Aバルブ)を用いて硬化させ、ベタ画像の濃度ムラを調べた。
また、ベタ画像の濃度ムラについては、前処理剤層の均一性に応じて、均一なものは均一なベタ画像となり、不均一なものは濃度ムラのある画像となった。即ち前処理剤付与後に放電処理を行うことによって、インクや前処理剤に対して濡れ張力の低い非浸透性記録媒体に対しても、前処理剤の均一な薄層を形成することができ、さらに均一なムラのない画像を得ることができた。
Claims (6)
- 非浸透性記録媒体の表面に活性エネルギー線硬化性の材料を含む前処理剤を付与した後、付与面に対して放電処理を行い、次いで、活性エネルギー線が照射されていない未硬化状態の前処理剤層に活性エネルギー線硬化性の材料及び着色剤を含むインクをインクジェット方式により吐出して画像を形成し、次いで活性エネルギー線を照射して前処理剤及びインクを硬化させることを特徴とする画像形成方法。
- 前記放電処理がコロナ放電処理であることを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
- 前記前処理剤の付与をインクジェット方式で行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
- 前記非浸透性記録媒体がポリオレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
- 前記前処理剤を付与する前に、非浸透性記録媒体に対し放電処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成方法。
- 非浸透性記録媒体に対し、活性エネルギー線硬化性の材料を含有する前処理剤を付与する付与手段、放電処理を行う放電処理手段、活性エネルギー線が照射されていない未硬化状態の前処理剤層に、活性エネルギー線硬化性の材料及び着色剤を含むインクをインクジェット方式により吐出する吐出手段、活性エネルギー線を照射して前処理剤及びインクを硬化させる硬化手段を備え、少なくとも、前処理剤を付与した後であってインクを吐出する前の段階で、前処理剤に対して放電処理が行われるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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