JP2019155785A - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】枚葉式の記録媒体への印画前にコロナ放電を行う搬送装置において、コロナ放電により発生するオゾンを確実に排気できる搬送装置及びこの搬送装置を備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】記録媒体101に対してコロナ放電を行うコロナ処理部13と、コロナ処理部13を覆う筐体14と、記録媒体101を搬送する搬送手段17、12、13aとを備える。コロナ処理部13の上下にそれぞれ排気口18、19があり、各排気口18、19から筐体14内の気体が吸引され排気される。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関し、より詳しくは、枚葉式の記録媒体への印画前にコロナ放電を行う搬送装置において、コロナ放電によって発生するオゾンを確実に排気することができる搬送装置及びこの搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
紫外線硬化型インク(UVインク)のような粘性の高いインクを用いる画像形成装置においては、記録媒体(紙など)の表面の濡れ性を改善し、インクを拡散させる必要がある。濡れ性の改善は、コロナ放電により行うことが提案されている。
コロナ放電による濡れ性の改善においては、高圧放電のプラズマ効果により分子間結合を切るが、このとき、空気中でオゾン(O)が発生する。労働衛生法では、空気中のオゾン濃度は、0.1ppm以下であることと定められている。そのため、コロナ放電により発生したオゾンの空気中濃度を管理する必要がある。オゾンは不安定な分子なので、空気中に拡散されれば短時間で消滅するが、短時間であっても高濃度のオゾンに人体が曝されることは危険である。
特許文献1には、オゾンではないが、記録媒体の前処理において発生する低分子シロキサンを回収するようにした画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、シリコーンオイルを含むキャリア液を使用するもので、放電により気流中のシリコーンオイルを回収するようにしている。この画像形成装置において使用される記録媒体(潜像担持体)は、ロール状に巻回された状態から引き出された長尺状のものである。
特許文献2には、二酸化炭素(CO)雰囲気中でコロナ放電を行うようにして、オゾンの発生を防止した画像形成装置が記載されている。この画像形成装置においても、使用される記録媒体は、ロール状に巻回された状態から引き出された長尺状のものである。
特開2012−098578号公報 特開平10−301452号公報
前述したような従来の画像形成装置は、ロール状に巻回された状態から引き出された長尺状の記録媒体を用いているので、コロナ放電によりオゾンが発生しても、オゾンは記録媒体の上面に溜まり、下方に流れることは少なかった。そのため、従来の画像形成装置においては、記録媒体の上方に向けてオゾンを排気するようにしている。
ところが、近年、紫外線硬化型インクのような粘性の高いインクを、例えば薄段ボール紙のような厚紙に用いることが要望されている。厚紙は、ロール状に巻回することができないので、所定の大きさの1枚ずつに分離された枚葉式の記録媒体となる。
枚葉式の記録媒体を用いる場合には、先に搬送された記録媒体の後端と、次に搬送される記録媒体の前端との間には空隙があるので、コロナ放電によりオゾンが発生すると、オゾンは記録媒体の上面側及び下面側の両方に流れてしまう。したがって、記録媒体の上方に向けてオゾンを排気するようにした従来の画像形成装置においては、十分なオゾン排気ができない。
記録媒体の下面側に流れたオゾンは、装置筐体の底面部近傍に滞留してしまう。滞留したオゾンが搬送される記録媒体の下面に付着して装置筐体外に持ち出されると、空気中のオゾン濃度が増加する虞がある。
そこで本発明の課題は、枚葉式の記録媒体への印画前にコロナ放電を行う搬送装置において、コロナ放電によって発生するオゾンを確実に排気することができる搬送装置及びこの搬送装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
さらに本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
本発明の前記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.
枚葉式の記録媒体に対してコロナ放電を行う放電部及び受電部を有するコロナ処理部と、
前記コロナ処理部を覆う筐体と、
前記記録媒体を前記筐体外から該筐体内に搬入し、前記コロナ処理部の前記放電部及び前記受電部の間を経由させて前記筐体外に搬出する搬送手段と
を備え、
前記筐体は、前記コロナ処理部の前記放電部側と、前記コロナ処理部の前記受電部側とに、それぞれ排気口を有しており、
前記各排気口からは、吸引機構により、前記筐体内の気体が吸引され排気されることを特徴とする搬送装置。
2.
前記排気口は、前記放電部側と前記受電部側とに、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向の幅に対応する範囲に亘って、それぞれ複数設けられていることを特徴とする前記1記載の搬送装置。
3.
前記排気口は、前記放電部に最も近い位置と、前記受電部に最も近い位置とに設けられていることを特徴とする前記1又は2記載の搬送装置。
4.
前記吸引機構による前記筐体内からの気体の吸引量は、前記コロナ処理部の前記受電部側よりも、前記コロナ処理部の前記放電部側が多いことを特徴とする前記1、2又は3記載の搬送装置。
5.
前記各排気口から吸引された気体は、集合され、オゾンフィルタを経て排気されることを特徴とする前記1〜4の何れかに記載の搬送装置。
6.
前記筐体内に搬入され前記コロナ処理部を経て前記筐体外に搬出される前記記録媒体の搬送経路に亘って、前記記録媒体は、略平面状に維持されることを特徴とする前記1〜5の何れかに記載の搬送装置。
7.
前記筐体外の、前記記録媒体が前記筐体に搬入される搬入口の近傍及び前記記録媒体が前記筐体から搬出される搬出口の近傍に、それぞれ排気ダクトを備えており、これら排気ダクトから、吸引機構により、該筐体内から漏れた気体が吸引され排気されることを特徴とする前記1〜6の何れかに記載の搬送装置。
8.
前記記録媒体が前記筐体に搬入される搬入口及び前記記録媒体が前記筐体から搬出される搬出口は、それぞれ閉塞機構を備えており、前記筐体内からの気体の漏れを抑制することを特徴とする前記1〜7の何れかに記載の搬送装置。
9.
前記1〜8の何れかに記載の搬送装置と、
前記搬送装置を経た記録媒体に印画を行う印画手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、枚葉式の記録媒体への印画前にコロナ放電を行う搬送装置において、コロナ放電によって発生するオゾンを確実に排気することができる搬送装置及びこの搬送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態の搬送装置を備えた画像形成装置を示す概略側面図 前記搬送装置を示す概略側面図 前記搬送装置を示す側面図 前記搬送装置及び排気塔を示す斜視図 前記排気塔の内部構造を示す斜視図 前記搬送装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の搬送装置を備えた画像形成装置を示す概略側面図である。
この搬送装置1を備えた画像形成装置2は、図1に示すように、枚葉式の記録媒体101を搬送し、この記録媒体101に対して、印画手段となる印画ヘッド3による印画を行う装置である。記録媒体101は、各種の紙、薄段ボール、布、合成樹脂シートなどであり、その表面に印画ヘッド3による印画が行えるものである。記録媒体101として紙を用いる場合、その厚さは、例えば0.3mm〜1.5mm程度である。この記録媒体101は、所定の大きさの1枚ずつに分離された枚葉式の記録媒体である。
この画像形成装置2は、用紙供給箱4に収納された印画前の記録媒体101を、搬送装置1により搬送し、加熱部5を経て、印画ヘッド3による印画部に搬送するように構成されている。印画ヘッド3による印画がなされた記録媒体101は、UV照射装置7により紫外線を照射され、検査装置8を経て、用紙回収箱6に搬送される。これらの間の記録媒体101の搬送は、複数の搬送ローラ9及び複数の搬送ベルト10によって行われる。
画像形成装置2を構成する搬送装置1、印画ヘッド3、UV照射装置7、搬送ローラ9及び搬送ベルト10等は、図示しない制御装置によって制御されて動作する。
この実施形態においては、印画ヘッド3は、紫外線硬化型のインクを用いるヘッドであるが、これに限定されない。また、この実施形態においては、印画ヘッド3は、印画中は固定して配置されるインクジェットヘッドであり、画像形成装置2として、いわゆるシングルパス方式のインクジェット記録装置を構成している。印画ヘッド3は、イエローインク用ヘッド、マゼンタインク用ヘッド、シアンインク用ヘッド及びブラックインク用ヘッドから構成されている。なお、印画ヘッド3は、より多くの色のインクを用いる5個以上のヘッド、例えば、8色のインクを用いる8個のヘッドから構成してもよい。なお、印画ヘッド3は、記録媒体101の搬送方向に直交する方向(幅方向)に走査されるものであってもよい。
加熱部5は、複数の挟持搬送ローラを有して構成されている。これら挟持搬送ローラは、ヒータによって加熱される。これら挟持搬送ローラはそれぞれ、記録媒体101を挟持し加熱して搬送する。なお、この加熱部5は、記録媒体101の反りを矯正する機能を有している。
図2は、前記搬送装置を示す概略側面図である。
図3は、前記搬送装置を示す側面図である。
搬送装置1は、図2及び図3に示すように、記録媒体101に対してコロナ放電を行う放電部11及び受電部である受電ローラ12を有するコロナ処理部13を備えている。1つの放電部11と1つの受電ローラ12とが対となって1つのコロナ処理部13を構成する。この実施形態の搬送装置1には、2つのコロナ処理部13、13が設けられているが、コロナ処理部13の数は何ら限定されない。コロナ処理部13においては、放電部11から受電ローラ12へと高圧のコロナ放電がなされる。放電部11及び受電ローラ12は、記録媒体101の図2中矢印Aで示す搬送方向に直交する方向の記録媒体101の幅に対応する長さを有している。
この搬送装置1は、コロナ処理部13を覆う筐体14を有している。筐体14は、金属材料により直方体形状に形成された中空の筺であり、全面が閉蓋されて形成されている。この筐体14には、記録媒体101が筐体14内に搬入されるための搬入口15及び記録媒体101が筐体14内から搬出されるための搬出口16が設けられている。これら搬入口15及び搬出口16は、それぞれ、筐体14内からの気体の漏れを抑制する閉塞機構を備えることが好ましい。この閉塞機構は、搬入口15及び搬出口16の対応した大きさのそれぞれ一対のニップローラ17、17により構成することができる。なお、閉塞機構は、開閉可能なシャッタ機構としてもよい。
そして、記録媒体101を筐体14外から筐体14内に搬入し、放電部11及び受電ローラ12の間を経由させて、筐体14外に搬出する搬送手段が設けられている。搬送手段は、受電ローラ12、12と、閉塞機構でもある一対のニップローラ17、17とにより構成されている。これら受電ローラ12及び一対のニップローラ17は、図示しないモータ等の駆動源により軸回りに回転操作され、外周面に接する記録媒体101を搬送する。
記録媒体101は、一対のニップローラ17により挟持されて、搬入口15より筐体14内に搬入される。この記録媒体101は、受電ローラ12、12によって、放電部11及び受電ローラ12の間を搬送される。このとき、記録媒体101の表面にコロナ放電によるコロナ処理がなされ、分子間結合が切られて濡れ性が改善される。放電部11及び受電ローラ12は記録媒体101の幅に対応する長さを有しているので、コロナ処理は、記録媒体101の搬送に伴って記録媒体101の全面に対して行われる。このコロナ処理により、筐体14内の空気中には、オゾン(O)が発生する。2つのコロナ処理部13、13間を渡る位置では、記録媒体101は、ガイドローラ13aにより、搬送経路から上方に外れることを防止される。2つのコロナ処理部13、13によりコロナ処理をなされた記録媒体101は、一対のニップローラ17により挟持されて、搬出口16より筐体14外に搬出される。
このように筐体14内に搬入されコロナ処理部13を経て筐体14外に搬出される記録媒体101の搬送経路に亘って、記録媒体101は、略平面状に維持されることが好ましい。すなわち、搬入口15及び搬出口16は、筐体14の互いに反対側の側面部に形成することが好ましく、コロナ処理部13は、搬入口15及び搬出口16と同じ高さに配置することが好ましい。
筐体14は、コロナ処理部13の放電部11側(記録媒体101の表面側、上方側)と、コロナ処理部13の受電ローラ12側(記録媒体101の裏面側、下方側)とに、それぞれ排気口18、19を有している。各排気口18、19からは、図示しないブロア等の吸引機構により、筐体14内のオゾンを含む気体が吸引され、排気される。なお、筐体14内の気体の吸引及び排気は、筐体14内のコロナ処理部13を冷却する効果もある。
排気口18、19は、放電部11側と受電ローラ12側とに、記録媒体101の搬送方向に直交する方向の記録媒体101の幅に対応する範囲に亘って、それぞれ複数設けることが好ましい。また、排気口18、19は、記録媒体101の搬送方向にも、それぞれ複数設けることが好ましい。筐体14内のオゾンを効率良く排出するためである。
また、排気口18、19は、放電部11に最も近い位置と、受電ローラ12に最も近い位置とに設けることが好ましい。オゾンは、コロナ処理部13において発生するからである。この実施形態のように、記録媒体101が水平方向に搬送され放電部11及び受電ローラ12が上下(鉛直方向)に配置される場合には、放電部11及び受電ローラ12に最も近い位置は、筐体14の上下(鉛直方向)に一直線上に設置された位置となる。放電部11及び受電ローラ12が傾斜した方向に配置された場合でも、筐体14が上下面が水平な直方体状である場合には、放電部11及び受電ローラ12に最も近い位置は、筐体14の上下(鉛直方向)に一直線上に設置された位置となる。排気口18、19をそれぞれ複数設ける場合には、それらのうちの1つ(1列)を、放電部11に最も近い位置と、受電ローラ12に最も近い位置とに設けることが好ましい。
吸引機構による筐体14内からの気体の吸引量、すなわち、排気口18、19からの排気量は、受電ローラ12側(下側)よりも、放電部11側(上側)が多いことが好ましい。オゾンは、放電部11側(上側)で発生するからである。また、放電部11側(上側)のほうが、受電ローラ12側(下側)よりも発熱量が大きいので、放電部11側(上側)の排気量を多くしたほうが冷却効率がよい。
このように、放電部11側(上側)の排気量を多くするためには、放電部11側(上側)の排気口18の数を、受電ローラ12側(下側)の排気口19の数よりも多くするとよい。または、放電部11側(上側)の排気口18の内径を、受電ローラ12側(下側)の排気口19の内径よりも大きくするとよい。あるいは、これら排気口18、19の数及び内径の両方を異ならせてもよい。なお、受電ローラ12側(下側)の排気口18からの排気量と、放電部11側(上側)の排気口19からの排気量との比率は、例えば6:4〜8:2程度が好ましい。
また、筐体14外の、搬入口15の近傍及び搬出口16の近傍には、それぞれ排気ダクト20、21を備えることが好ましい。これら排気ダクト20、21からは、吸引機構により、筐体14内から搬入口15及び搬出口16を経て漏れた気体を吸引し、排気する。なお、搬入口15側の排気ダクト20よりも、搬出口16側の排気ダクト21の排気量を多くすることが好ましい。搬出口16のほうが、記録媒体101の搬出に伴って、搬入口15よりも多くのオゾンが漏れる可能性があるからである。
図4は、前記搬送装置及び排気塔を示す斜視図である。
各排気口18、19及び排気ダクト20、21から吸引された気体は、図4に示すように、集合排気管22に集合(合流)され、排気塔23に送られる。
図5は、前記排気塔の内部構造を示す斜視図である。
排気塔23においては、図5に示すように、各排気口18、19及び排気ダクト20、21を介して筐体14から排気された気体は、オゾンフィルタ24を透過して、外気に排出される。排気塔23には、吸引機構となるブロア27が設けられている。外気に排出される排気は、オゾンセンサ25によってオゾン濃度を測定される。オゾンセンサ25によって測定されたオゾン濃度が所定値よりも高い場合には、搬送装置1の動作を停止する。また、排気塔23には、排気の圧力を測定する圧力センサ26が設けられている。圧力センサ26により測定された排気の圧力が所定範囲から外れた場合には、搬送装置1の動作を停止する。
この搬送装置1においては、筐体14の密閉性が高く、筐体14内の空気を吸引して排気することにより希釈し、外方に漏れるオゾン濃度を抑制している。そのため、装置のトラブル時などに、筐体14の開放が必要な場合にも、待ち時間無く即時に開放できるので、安全で迅速な作業が進められる。また、排気の吸引は、放電部11の冷却にも寄与し、放電を安定させるばかりでなく、気体温度を下げることにより、オゾン発生を抑制する効果もある。
また、この搬送装置1のように枚葉式の記録媒体101を用いる場合には、記録媒体101の後端と次の記録媒体101の前端との間に空隙があるので、特許文献2のようにコロナ放電を二酸化炭素雰囲気中で行うようにすることはコロナ放電を行う箇所の周囲を高度の密閉状態としなければならないため困難であるが、この搬送装置1においては、筐体14内の空気を吸引して排気することにより希釈してオゾン漏れを抑制するので、二酸化炭素雰囲気を形成する必要はない。
なお、搬送装置1は、前述のように画像形成装置の一部として組込まれる構成(インライン)の他に、単独で構成(オフライン)されてもよい。
図6は、前記搬送装置の動作を示すフローチャートである。
上述した搬送装置1の制御は、例えば、図6に示すように、制御装置が所定の制御を実行することによって行われる。図6は、制御のためのサブルーチンを示している。
動作を開始し(ステップst1)、ブロア27を始動する(ステップst2)。次に、圧力センサ26により排気の圧力を測定する(ステップst3)。
ステップst3では、排気の圧力が異常であればエラー処理に進み(ステップst4)、正常であればステップst5に進む。
ステップst5では、記録媒体101の搬送(駆動)が開始されているか否かを判別し、搬送(駆動)が開始されていなければエラー処理に進み(ステップst6)、搬送(駆動)が開始されていればステップst7に進む。
ステップst7では、コロナ処理部13によるコロナ処理を開始する。
本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってよい。前述した実施形態では、印画ヘッド3は紫外線硬化型のインクを用いるヘッドであるが、他のインクを用いるヘッドであってもよく、本発明の搬送装置は、印画前にコロナ処理を行う画像形成装置であれば適用可能である。また、前述した実施形態においては、インク吐出方向が上下方向と略平行となるように構成された印画ヘッド3を示したが、インク吐出方向は如何なる方向であってもよく、例えば、傾斜方向や水平方向となるように構成してもよい。
その他、具体的な細部構造や数値等及び制御装置の制御内容等についても適宜に変更可能であることは勿論である。加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 搬送装置
2 画像形成装置
3 印画ヘッド
4 用紙供給箱
5 加熱部
6 用紙回収箱
7 UV照射装置
8 検査装置
9 搬送ローラ
10 搬送ベルト
11 放電部
12 受電ローラ
13 コロナ処理部
13a ガイドローラ
14 筐体
15 搬入口
16 搬出口
17 一対のニップローラ
18 上側の排気口
19 下側の排気口
20 搬入口側の排気ダクト
21 搬出口側の排気ダクト
22 集合排気管
23 排気塔
24 オゾンフィルタ
25 オゾンセンサ
26 圧力センサ
27 ブロア
101 記録媒体

Claims (9)

  1. 枚葉式の記録媒体に対してコロナ放電を行う放電部及び受電部を有するコロナ処理部と、
    前記コロナ処理部を覆う筐体と、
    前記記録媒体を前記筐体外から該筐体内に搬入し、前記コロナ処理部の前記放電部及び前記受電部の間を経由させて前記筐体外に搬出する搬送手段と
    を備え、
    前記筐体は、前記コロナ処理部の前記放電部側と、前記コロナ処理部の前記受電部側とに、それぞれ排気口を有しており、
    前記各排気口からは、吸引機構により、前記筐体内の気体が吸引され排気されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記排気口は、前記放電部側と前記受電部側とに、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向の幅に対応する範囲に亘って、それぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記排気口は、前記放電部に最も近い位置と、前記受電部に最も近い位置とに設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の搬送装置。
  4. 前記吸引機構による前記筐体内からの気体の吸引量は、前記コロナ処理部の前記受電部側よりも、前記コロナ処理部の前記放電部側が多いことを特徴とする請求項1、2又は3記載の搬送装置。
  5. 前記各排気口から吸引された気体は、集合され、オゾンフィルタを経て排気されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の搬送装置。
  6. 前記筐体内に搬入され前記コロナ処理部を経て前記筐体外に搬出される前記記録媒体の搬送経路に亘って、前記記録媒体は、略平面状に維持されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の搬送装置。
  7. 前記筐体外の、前記記録媒体が前記筐体に搬入される搬入口の近傍及び前記記録媒体が前記筐体から搬出される搬出口の近傍に、それぞれ排気ダクトを備えており、これら排気ダクトから、吸引機構により、該筐体内から漏れた気体が吸引され排気されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の搬送装置。
  8. 前記記録媒体が前記筐体に搬入される搬入口及び前記記録媒体が前記筐体から搬出される搬出口は、それぞれ閉塞機構を備えており、前記筐体内からの気体の漏れを抑制することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の搬送装置。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の搬送装置と、
    前記搬送装置を経た記録媒体に印画を行う印画手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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