JP6054117B2 - サイディング外壁パネル仕様の外壁構造 - Google Patents
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Description
・現場施工の全ての作業について、建物の外部に足場が必要になり、期間も長くかかり、コストがかかる。
・高所作業が多く、墜落・飛来などの危険も伴う。
・胴縁の取付けにおいては、通り精度を胴縁1本ごとに出す必要があり、作業に手間がかかる。
・柱等の躯体の外面に胴縁を取付けるため、外壁の壁厚が厚くなる。
・隣合う外装面材の目地部をシーリングで納めるため、作業者の技量によって品質が大きく左右される。
・シーリングは湿式であるため雨天時に施工できず、工期が不安定になる。
・前後の工程が決まっているため、前工程が終らないと後工程へ進めず、この点でも工期が不安定になる。
柱とサイディング外壁パネルとを有するサイディング外壁パネル仕様の外壁構造であって、
前記柱は側面に側方へ突出してガセットプレートが固定され、
前記サイディング外壁パネルは、
矩形に枠組みされた面材取付用下地となるパネルフレームと、このパネルフレームの前面に上下または左右に並べて複数枚取付けられたサイディング材とを備え、
前記パネルフレームの両側縁の縦フレーム材は、隣り合う前記柱の互いに内側となる前記側面に沿って配置され、かつ裏面に有するボルト挿通孔に挿通されたボルトにより前記柱の前記ガセットプレートに取付けられ、
前記ボルトによる前記パネルフレームの前記ガセットプレートへの締め込み方向が前記柱の前面に垂直な方向であり、
前記サイディング材は、前記縦フレーム材よりも側方に張出して前記柱の前面の柱幅中央まで覆い、
前記複数枚のサイディング材に渡って裏面が防水シートで覆われ、
前記サイディング材の裏面における側縁部に、前記柱の前面に押し付け状態に接して配置される弾性材からなる止水材が設けられたことを特徴とする。
前記防水シートには透湿防水シート等が用いられる。柱の前面とパネルフレームの前面とは、同一平面とするのが良い。
サイディング材の裏面における側縁部に、柱の前面に押し付け状態に接して配置される弾性材からなる止水材を設け、水密性を確保するため、外壁パネルのジョイント部が乾式化されて工事現場でのシーリング工事が無くなる。乾式化されシーリング工事がないため、天候によって工期が遅延することがなく、作業者の技量に作用されることがなくて、水密性の均一な品質が確保できる。
パネルフレームをサイディング材の取付用の面材取付下地として兼用するため、無駄な部材が無くなる。
この構成によると、この発明の前述した各効果が得られ、また隣合うサイディング外壁パネル間の縦目地が、乾式の止水材を兼ねる目地カバーで覆われることにより、優れた止水性が得られ、その止水処理も目地カバーを取付けるだけの簡単な作業で済む。
柱とサイディング外壁パネルとを有するサイディング外壁パネル仕様の外壁構造であって、前記柱は側面に側方へ突出してガセットプレートが固定され、前記サイディング外壁パネルは、矩形に枠組みされた面材取付用下地となるパネルフレームと、このパネルフレームの前面に上下または左右に並べて複数枚取付けられたサイディング材とを備え、前記パネルフレームの両側縁の縦フレーム材は、隣り合う前記柱の互いに内側となる前記側面に沿って配置され、かつ裏面に有するボルト挿通孔に挿通されたボルトにより前記柱の前記ガセットプレートに取付けられ、前記ボルトによる前記パネルフレームの前記ガセットプレートへの締め込み方向が前記柱の前面に垂直な方向であり、前記サイディング材は、前記縦フレーム材よりも側方に張出して前記柱の前面の柱幅中央まで覆い、前記複数枚のサイディング材に渡って裏面が防水シートで覆われ、前記サイディング材の裏面における側縁部に、前記柱の前面に押し付け状態に接して配置される弾性材からなる止水材が設けられたため、サイディング外壁のパネル化による生産性,施工性向上、工期短縮等の各利点が得られ、かつ外壁の壁厚を薄くでき、またシーリング工事が不要で定型止水材等による安定した止水性が得られ、部材の削減も図れるという効果が得られる。
からなり、上下のサイディング材4は互いに継手部で継がれる。サイディング材4は、金属サイディングの他に、金属サンドイッチパネルや窯業系のサイディングを用いて良い。
ここでは、図示しないが、前記サイディング外壁パネル1には、アルミサッシや小庇などが取付けられる場合もある。サイディング外壁パネル1の製造・組立は全て工場内で行われる。
外壁パネル1を前記ボルト14により柱10に取付けた状態で、図5(B)のように、外壁パネル1の面材裏面止水材15が柱10側の役物受け材17に押さえ付けられて、これにより、面材裏面止水材15が止水性能を発揮する。
前記役物受け材17の前記係止部17aは、二股状の突片からなり、両側の突片の対向面の先端に、抜止め突部が長さ方向に沿って設けられている。換言すれば、前記係止部17aは、入口部が狭まった溝を先端面に有する突条として形成されている。
前記役物受け材17の材質例を説明すると、前記板状部17bは鉄板等の金属板からなり、前記係止部17aは前記板状部17bと共に一体形成された金属材からなる。
サイディング材4の裏面における側縁部に、柱10の前面に押し付け状態に接して配置される弾性材からなる面材裏面止水材15を設け、水密性を確保するため、外壁パネル1のジョイント部が乾式化されて工事現場でのシーリング工事が無くなる。乾式化されシーリング工事がないため、天候によって工期が遅延することがなく、作業者の技量に作用されることがなくて、止水性の均一な品質が確保できる。
パネルフレーム3をサイディング材4の取付用の面材取付下として兼用するため、無駄な部材が無くなる。
2…面材上下並設体
3…パネルフレーム
4…サイディング材
5…縦フレーム材
6…パネル上下辺フレーム材
8…縦桟(中桟)
9…横桟(中桟)
10…柱
11…透湿防水シート
12…両面テープ
13…ガセットプレート
15…面材裏面止水材
16…縦目地
17…役物受け材
17a…係止部
17b…板状部
17c…折り返し部
18…柱側止水材
20…目地カバー
20a…カバー部
20b…被係止部
23…ボルト挿通孔
Claims (5)
- 柱とサイディング外壁パネルとを有するサイディング外壁パネル仕様の外壁構造であって、
前記柱は側面に側方へ突出してガセットプレートが固定され、
前記サイディング外壁パネルは、
矩形に枠組みされた面材取付用下地となるパネルフレームと、このパネルフレームの前面に上下または左右に並べて複数枚取付けられたサイディング材とを備え、
前記パネルフレームの両側縁の縦フレーム材は、隣り合う前記柱の互いに内側となる前記側面に沿って配置され、かつ裏面に有するボルト挿通孔に挿通されたボルトにより前記柱の前記ガセットプレートに取付けられ、
前記ボルトによる前記パネルフレームの前記ガセットプレートへの締め込み方向が前記柱の前面に垂直な方向であり、
前記サイディング材は、前記縦フレーム材よりも側方に張出して前記柱の前面の柱幅中央まで覆い、
前記複数枚のサイディング材に渡って裏面が防水シートで覆われ、
前記サイディング材の裏面における側縁部に、前記柱の前面に押し付け状態に接して配置される弾性材からなる止水材が設けられた
ことを特徴とするサイディング外壁パネル仕様の外壁構造。 - 請求項1において、前記パネルフレームの前面を前記柱の前面と同一平面とするサイディング外壁パネル仕様の外壁構造。
- 請求項1または請求項2において、前記サイディング材が金属サイディングからなるサイディング外壁パネル仕様の外壁構造。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記パネルフレームが、前記サイディング材を取付ける中桟を有するサイディング外壁パネル仕様の外壁構造。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のサイディング外壁パネル仕様の外壁構造であって、サイディング外壁パネルが左右に複数枚並べられ、前記各サイディング外壁パルは、隣合う柱の間に前記パネルフレームが納まり、前記柱の前面で、隣合うサイディング外壁パネルの前記サイディング材の間の目地が、乾式の止水材を兼ねる目地カバーで覆われたサイディング外壁パネル仕様の外壁構造。
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