JP6054095B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Description

この発明は、工作機械や産業機械等に用いられる転がり軸受装置に関し、特に転がり軸受と給油ユニットの組み合わせからなる転がり軸受装置に関するものである。
給油ユニットを転がり軸受の内部に組み込んだ転がり軸受装置が従来から知られている(特許文献1参照)。この転がり軸受装置は、転がり軸受の相互に対向した軌道輪のうち、固定側の軌道輪の内径面に給油ユニットを装着している。給油ユニットは、潤滑油を溜めた潤滑油タンク、前記潤滑油タンクの潤滑油を軸受内部に吐出させるポンプ及び前記ポンプを駆動する発電機により構成される。軸受側の条件に応じてポンプを制御することにより吐出量を調整する手段を有する。
また、特許文献2に開示された転がり軸受装置も同様の給油ユニットを備えている。
また、特許文献3に開示された転がり軸受装置は、固定側の軌道輪と回転側の軌道輪の間に、給油ユニットの潤滑油タンクを着脱可能に設けており、給油ユニットのハウジングが潤滑油タンクを兼ねている。
特開2004−108388号公報 特開2004−316707号公報 特開2008−106900号公報
しかしながら、従来の給油ユニットを備える転がり軸受装置は、固定側の軌道輪と回転側の軌道輪の間に給油ユニットを配置する構造であるため、次のような問題がある。
まず、転がり軸受の固定側の軌道輪と回転側の軌道輪の間に、給油ユニットを組み込むために、固定側の軌道輪と回転側の軌道輪は、幅と形状が特殊なものを使用しなければならず、標準の軌道輪を使用できない。このため、転がり軸受の製造に係る管理が複雑でコスト高になる。
また、給油ユニットの潤滑油タンクに潤滑油を補充する場合には、転がり軸受全体を、工作機械用のスピンドルハウジングなどから取り外して行う必要がある。さらに、給油ユニットのハウジングが潤滑油タンクを兼ねるため、転がり軸受を取り外した後に、転がり軸受から給油ユニットを取出して潤滑油を補充する必要があり、補充に時間と手間が掛かる。
また、給油ユニットのハウジングが潤滑油タンクを兼ねるため、予備の潤滑油タンクも予め用意することもできなかった。
そこで、この発明は、固定側の軌道輪と回転側の軌道輪として、幅と形状が特殊なものを使用する必要がなく、しかも潤滑油タンクに潤滑油を補充する際に転がり軸受を取り外すことなく行える転がり軸受装置を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明に係る転がり軸受装置は、転がり軸受に隣接した間座に、潤滑油タンクと、潤滑油タンクの潤滑油を転がり軸受の内部に吐出させるポンプおよび前記ポンプを駆動する電源部を備える給油ユニットに取り付けた転がり軸受装置において、前記潤滑油タンクを、潤滑油の充填が可能な柔軟性を有する袋体によって構成し、前記間座に、間座の外部から潤滑油注入用針を差し込む貫通孔を設け、この貫通孔が臨む潤滑油タンク部分に、弾力性のゴムからなる潤滑油注入部を設けたことを特徴とする。
(1)給油ユニットを、転がり軸受に隣接した間座に取り付けることにより、転がり軸受の固定側の軌道輪と回転側の軌道輪を、幅と形状が特殊なものを使用することなく、標準のものを使用することができる。したがって、転がり軸受の製造に係る管理が簡素になり、コスト高を防止することができる。
(2)潤滑油タンクを、柔軟性を有する袋体にして、給油ユニットを構成するハウジング内に収納することにより、給油ユニットのハウジング自体を、潤滑油タンクにする場合に比べて、ハウジング内部の電気部品との隔壁が不要になるため、給油ユニット全体の構造がシンプルになる。
(3)潤滑油タンクに潤滑油を補充したり、潤滑油タンクを交換したりする際には、転がり軸受を取付けたままの状態で、間座だけを取外せばよいので、作業性がよい。
(4)給油ユニットのハウジングを、一端面が開口するハウジング本体と、このハウジング本体の開口部を閉塞する着脱自在の蓋体とによって構成することにより、間座から給油ユニットを取外す必要もなく、ハウジング本体の蓋体を取外すだけで、潤滑油タンクへの潤滑油の補充や、潤滑油タンクの交換が可能となり、さらに作業性がよくなる。
(5)給油ユニットの潤滑油タンクを、前記ポンプに対して着脱可能に収納することにより、予備の潤滑油タンクを用意することができるので、潤滑油タンク内の潤滑油がなくなると、古い潤滑油タンクを取り外して新しい潤滑油タンクと交換することが可能となる。また、予備の潤滑油タンクへの潤滑油の充填を、潤滑油製造メーカで行うことにより、潤滑油の充填管理が容易となり、潤滑油タンクへの異物浸入の危険性を低減することができる。
(6)間座に、間座の外部から潤滑油注入用針を差し込む貫通孔を設け、この貫通孔が臨む潤滑油タンク部分に、弾力性のゴムからなる潤滑油注入部を設けることにより、貫通孔から潤滑油注入用針を、潤滑油タンクに挿し込み可能にして、間座の外部から潤滑油タンク内に潤滑油を充填できるようにすると、潤滑油タンクの取り外しも不要となるため、潤滑油の補充に手間が掛からない。
図3のA−A線の方向から見た断面図である。 図3のB−B線の方向から見た部分断面図である。 給油ユニットの図1のX1−X1線の断面図である。 給油ユニットのハウジングの別な実施形態を示す断面図である。 図3の二点鎖線の○印で囲んだ袋体の拡大図である。 図3の二点鎖線の○印で囲んだ袋体の他の例を示す一部を切欠いた拡大図である。 給油ユニットの潤滑油タンクに外部から潤滑油を補充できる実施形態を示す断面図である。 給油ユニットの電源部の一例を示す拡大断面図である。 給油ユニットの電源部の一例を示す拡大断面図である。 給油ユニットの電源部の一例を示す拡大断面図である。 給油ユニットの電源部の一例を示す拡大断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1から図3に示す実施形態の転がり軸受装置10は、転がり軸受11、その軸方向の一端部に突き当てられた間座12及び間座12に組み込まれた給油ユニット13により構成され、回転軸14とハウジング15の間に組み込んで使用に供される。転がり軸受11の他端部にも他の間座16が突き当てられ、両方の間座12、16により転がり軸受11の軸方向の位置決めが行われる。この実施形態の回転軸14は水平に設置されている。
転がり軸受11は、回転側の軌道輪である内輪17、固定側の外輪18及びこれらの軌道輪の間に介在された所要数の転動体19、その転動体19を一定間隔に保持する保持器21により構成される、アンギュラ玉軸受、あるいは深溝玉軸受のいずれでもよい。転がり軸受11には、予め所望のグリースが封入され、間座16側の端部に、シール板22が装着されている。
間座12は、内輪側間座12aと外輪側間座12bとからなり、内輪側間座12aは回転軸14側に嵌合固定され、内輪17の一方の端面に突き当てられる。外輪側間座12bはハウジング15の内径面に嵌合固定され、外輪18の一方の端面に突き当てられる。他方の間座16も同様に回転軸14側及びハウジング15側に嵌合固定され、内輪17及び外輪18の他方の端面に突き当てられる。
前記給油ユニット13は、図3に示すように、円環状のハウジング24内に収納された、潤滑油タンク46と、潤滑油タンク46の潤滑油を転がり軸受11の内部に吐出させるポンプ45と、ポンプ45を駆動する電源部41と、ポンプ45の制御部43とからなる。
給油ユニット13の円環状のハウジング24は、図2に示すように、転がり軸受11と反対側の面が開放された断面コの字形のハウジング本体24aと、このハウジング本体24aの開口部を閉塞し、ハウジング本体24aに対して着脱自在の蓋体24bとによって構成される。このハウジング本体24aと蓋体24bとは、PPS等の同種の熱可塑性樹脂材料からなる。
ハウジング24の蓋体24bは、ハウジング本体24aに対し、ネジ24cにより固定され、ネジ24cを外して、蓋体24bを取り除くことにより、給油ユニット13全体を取外すことなく、ハウジング本体24a内に収納されている潤滑油タンク45に、潤滑油を補充することができる。
ハウジング本体24aの外周面は、外輪側間座12bの内径面に、接着剤によって接着固定されている。ハウジング本体24aを接着固定する接着剤は、エポキシ樹脂等を使用できる。
図4の実施形態は、外輪側間座12bの内径面にハウジング24を、接着剤を使用することなく固定する例を示している。
この図4の例は、外輪側間座12bの内径面の軸方向の両側に、外径方向に凹む一対の凹所12c、12dを形成し、ハウジング本体24aの転がり軸受11側の外径面に、凹所12cに嵌まる凸条24dを形成し、この凸条24dを凹所12cに嵌め、他方の凹所12dに、ハウジング本体24aにネジ24cによって固定される蓋体24bの外径部を嵌め、ネジ24cによって蓋体24bをハウジング本体24aに締め付け固定することにより、ハウジング本体24aの凸条24dと蓋体24bの外径部によって外輪側間座12bの内径面を挟み、外輪側間座12bの内径面にハウジング24を、接着剤を使用することなく固定している。
次に、ハウジング本体24a内に収納する潤滑油タンク46は、柔軟性を有する樹脂製の袋体46aからなり、円環状のハウジング24に沿って円弧状に配置されている。
樹脂製の袋体46aは、例えば、図5に拡大して示すように、樹脂シートを重ね、外周部を熱溶着して形成したものを採用することができる。図5の符号46bは、熱溶着部分を示している。
袋体46aには、ポンプ45と接続する吸込みチューブ45aを設けるが、この吸込みチューブ45aは、袋体46aを熱溶着により形成する際に、袋体46aを形成する重ね合わせた樹脂シートの間に挟み込んで熱溶着することにより、袋体46aと一体化することができる。
また、図6に示す袋体46aは、ブロー成形により形成したものである。袋体46aをブロー成形により形成する場合には、吸込みチューブ45aを袋体46aと一体にブロー成形することができる。
潤滑油タンク46の袋体46aをブロー成形すると、袋状の部分が膨らんだ形状になるため、成形後、袋状の部分を平たく成形することが望ましい。袋状の部分を平たく成形することにより、潤滑油の量が少なくなっても、潤滑油を最後まで吐出することができ、袋体46a内の潤滑油を最後まで使い切ることができる。
潤滑油タンク46を形成する袋体46aの素材は、ポリアミド(例えば、ポリアミド11、ポリアミド12)、フッ素ゴム(FKM)、ポリアミド系エラストマー、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレンなどを用いることができるが、袋体46a内に収容される潤滑油に侵されない素材であれば特に限定されない。
潤滑油タンク46の袋体46aに設ける吸込みチューブ45aは、ポンプ45に対して取り外し可能にしておくことが望ましい。吸込みチューブ45aをポンプ45に対して取り外し可能にしておくと、潤滑油タンク46内の潤滑油の残量がなくなった場合に、吸込みチューブ45aをポンプ45から外し、吸込みチューブ45aから袋体46a内に潤滑油を補充することができる。
また、ポンプ45に対して袋体46aが取り外し可能にすることにより、潤滑油を充填した予備の袋体46aを用意しておくことができ、袋体46a内の潤滑油がなくなると、使用済みの袋体46aを取り外し、予備の袋体46aを交換することにより、潤滑油の補充を短時間で行うことができる。予備の袋体46aには、潤滑油製造メーカで管理された状態で潤滑油の充填が可能となるので、袋体46a内への異物の侵入といった充填時おける危険性を少なくすることができる。なお、予備の袋体46aの吸込みチューブ45aには、蓋を装着し、保管中の異物の混入を防止することが望ましい。
潤滑油タンク46の袋体46aに充填する潤滑油の粘度は、あまり高いとポンプの負荷や電源への負担が大きくなるため、VG22程度が望ましい。
次に、図7に示す実施形態は、潤滑油タンク46の袋体46a内に潤滑油を充填する際に、ハウジング24内から袋体46aを取り出したり、蓋体24bと取り外したりする必要がなく、ハウジング24内に袋体46aを収納した状態で、外部から袋体46a内に潤滑油を補充することができる。
図7に示すように、転がり軸受装置10を設置するハウジング15の外周面から半径方向に、給油ユニット12のハウジング24の内部まで貫通する貫通孔25を設け、潤滑油の補充時に、貫通孔25に潤滑油注入用針26を、ハウジング24内の袋体46aに挿し込んで、潤滑油を袋体46a内に補充する。潤滑油注入用針26が突き刺さる袋体46aの部分には、潤滑油注入用針26の針先27の抜き差しによって潤滑油が漏れ出さないように、弾力性の高いゴムからなる潤滑油注入部28を設けている。
転がり軸受装置10を設置するハウジング15、間座12、給油ユニット13のハウジング24に設けた半径方向の貫通孔25と、袋体46aの潤滑油注入部28とが、それぞれの組み込み時に円周方向で位置が合うようにする。
電源部41としては、例えば、図8に示すように、ゼーベック効果によって発電を行うものを使用することができる。即ち、転がり軸受装置10を使用した場合、転動体19(図1参照)との摩擦熱により内輪17と外輪18の温度が上昇する。通常、外輪18は機器のハウジング15に組み込まれるため熱伝導により放熱され、内外輪17、18の間で温度差が生じる。その温度が各熱伝導体52、53に伝導され、ゼーベック素子54の両端面に温度差を生じさせることにより、ゼーベック効果による発電を行う。
ハウジング本体24aの内周面と外周面を貫通する熱伝導体52、53を設け、これら熱伝導体52、53の間にゼーベック素子54を介在したものを使用する場合、ハウジング本体24aの外周面を貫通する熱伝導体52が外輪側間座12bの内径面に接する面には、熱導電性を考慮した接着剤を使用することが望ましい。なお、外輪側の熱伝導体52の外径は、外輪間座12bの内径寸法と同一にして、放熱効果が高くなるように密着させている。一方、内輪側の熱伝導体53の内径は、内輪間座12aとは接していない。可能であれば、外輪側と内輪側の熱伝導体52、53の体積を等しくすることが望ましい。
なお、外輪間座12bの内径面と熱伝導体52の間、熱伝導体52とゼーベック素子54の間、ゼーベック素子54と内輪側の熱伝導体53の間には、熱伝導率及び密着性を高めるため、放熱グリースなどを塗布することが好ましい。放熱グリースは、一般的にシリコーンが主成分である。また、熱伝導体52、53は、熱伝導率の高い金属を使用する。例えば、銀、銅、金などが挙げられるがコスト面から、銅を使用する事が一般的である。なお、銅を主成分とする銅合金でもよい。また、銅を主成分とする焼結合金でもよい。
電源部41は、前記のゼーベック効果によって発電を行うもののほか、図9、図10、図11に示すものを使用することができる。
図9に示すものは、転がり軸受装置10内に交番磁界が存在する場合に適用される。工作機等のビルトインスピンドル内部や大電力を扱う高周波機器の近傍では、漏れ磁束又は高周波の照射が発生する。この漏れ磁束を利用し電磁誘導により発電を行うものである。即ち、片側を開放したE形の鉄心55にコイル56を組み合わせることで効率よく交番磁界を捉え、電磁誘導による発電を行う。鉄心55の開放面に絶縁性基台57が取り付けられる。漏れ磁束の周波数が既知である場合は、鉄心55を除き漏れ磁束の周波数に共振するコイル56を用いるようにしてもよい。
図10に示すものは、転がり軸受装置10内に振動が発生する場合に適用されるものである。即ち、固定側絶縁基板58、その上に配置された可動側絶縁基板59の対向面にそれぞれ多数の電極60を設け、固定側絶縁基板58の電極60にのみエレクトレット61を積層し、可動側絶縁基板59の電極60に対し空隙を設けて対向させる。可動側絶縁基板59は摺動装置62によって図中の矢印aの方向にのみ移動可能となる。
転がり軸受装置10に振動が発生すると、摺動装置62によって矢印aの方向に可動側絶縁基板59が振動する。このとき、固定側及び可動側絶縁基板58、59の相対運動とエレクトレット61により、電極60間に静電誘導による電荷が発生する。この発生した電荷を外部に取り出すことにより発電を行う。
図11に示すものも転がり軸受装置10内に振動が発生する場合に適用されるものである。即ち、固定側絶縁基板58と重り63の間に弾性のあるシート状の圧電体64を配置する。軸受装置10に振動が発生すると、重り63と圧電体64により矢印aの方向に重り63が振動する。このとき、圧電体64にひずみが生じ誘電分極による起電力が発生する。その起電力を外部に取り出すことにより発電を行う。
電源部41によって発電した電荷は、蓄電池やコンデンサなどの充電部42に蓄電される。コンデンサは、電気二重層コンデンサ(キャパシタ)を使用することが望ましい。
制御部43は、例えば、軸受温度センサー、軸受回転センサー、潤滑油残量センサー、潤滑油温度センサーのセンサーを備え、転がり軸受11の温度及びその回転状況に応じてポンプ45を自動制御し、潤滑油の供給量を調整する。
ポンプ45には、潤滑油タンク45内の潤滑油を吸引する吸い込みチューブ45aと、吸引した潤滑油を吐出する吐出チューブ45bを備え、吐出チューブ45bの先端の吐出ノズル45cから転がり軸受11の固定側の軌道輪と回転側の軌道輪の間に潤滑油が供給される。
例えば、ポンプ45の駆動のタイミングは、電力が充電部42のコンデンサに蓄電され、一定の電圧に達した時点で行なうことが可能である。発電効率との関係で蓄電時間が短い場合においては、蓄電電圧が一定の値に達した時点で抵抗器などに放電させ、ポンプ45の駆動のタイミングに、インターバルを設けてもよい。この場合、ポンプ45の駆動までの間に、充放電が繰り返されることになり、この充放電の回数でポンプ45の駆動のインターバルを管理してもよい。あるいは、蓄電電圧が一定の値に達した時点で、タイマ機能によりポンプ45の駆動のタイミングに、インターバルを設けてもよい。この場合は、前記の様な充放電を繰り返さない。
ポンプ45の吸込み側に接続された吸込みチューブ45aは、潤滑油タンク46内に挿入され、潤滑油タンク46内の潤滑油が吸引される。
一方、吐出側に接続された吐出チューブ45bの先端には、転がり軸受の内部に潤滑油を吐出するための吐出ノズル45cを接続している。吐出ノズル45cの先端は、軸受内外輪の間で、内輪外周面に近い部分に配置することが望ましい。なお、吐出ノズル45cのノズル穴の内径寸法は、基油の粘度に起因する表面張力と、吐出量との関係により、適宜設定される。
なお、上記の実施形態は、内輪回転である。また、回転中心を横軸としたが、縦軸としてもよい。さらに、工作機のスピンドルに組み込まれてもよい。
11 転がり軸受
12 間座
12a 内輪側間座
12b 外輪側間座
12c、12d 凹所
13 給油ユニット
14 回転軸
15 ハウジング
16 間座
17 内輪
18 外輪
19 転動体
21 保持器
22 シール板
24 ハウジング
24a ハウジング本体
24b 蓋体
24c ネジ
24d 凸条
25 貫通孔
26 潤滑油注入用針
27 針先
28 潤滑油注入部
41 電源
43 制御部
45 ポンプ
45a 吸込みチューブ
45b 吐出チューブ
45c 吐出ノズル
46 潤滑油タンク
46a 袋体
46b 熱溶着部分
52、53 熱伝導体
54 ゼーベック素子
55 鉄心
56 コイル
57 絶縁性基台
58 固定側絶縁基板
59 可動側絶縁基板
60 電極
61 エレクトレット
62 摺動装置
63 重り
64 圧電体

Claims (1)

  1. 転がり軸受に隣接した間座に、潤滑油タンクと、潤滑油タンクの潤滑油を転がり軸受の内部に吐出させるポンプおよび前記ポンプを駆動する電源部を備える給油ユニットに取り付けた転がり軸受装置において、前記潤滑油タンクを、潤滑油の充填が可能な柔軟性を有する袋体によって構成し、前記間座に、間座の外部から潤滑油注入用針を差し込む貫通孔を設け、この貫通孔が臨む潤滑油タンク部分に、弾力性のゴムからなる潤滑油注入部を設けたことを特徴とする転がり軸受装置。
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