JP6053974B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
駆動モータが逆回転状態になった場合、払出手段400も強制的に逆回転する方向に回転駆動力が加わる。
上記いずれの場合であっても、これらの逆回転方向の回転駆動力や、制動力(ブレーキ力)による強制的に加わる力の効果により、払出手段400が直前に正回転をして遊技媒体を外部へ払い出ししようとしていた場合や、その慣性力等により正回転が続いていたような場合であっても、逆回転方向の回転駆動力や、制動力(ブレーキ力)により遊技媒体の払い出しを確実に抑えることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記ノイズ受信手段460は、前記電波ノイズを受信するための電波受信用アンテナ470を有し、前記メイン制御基板200と前記払出制御基板410との間には、前記払出信号を送信するためのハーネスが設けられ、この電波受信用アンテナ470は、前記メイン制御基板200と前記払出制御基板410との間で前記ハーネスに隣接して配置され、前記特別回転制御手段480を前記払出制御基板410に設けたことを特徴とする。
前記ノイズ受信手段460により電波ノイズが受信されて前記駆動モータを逆回転状態又はブレーキ状態にした後、前記駆動モータの回転を停止させることを特徴とする。
駆動モータを逆回転状態又はブレーキ状態にすることで、電波ノイズによる不正行為による遊技媒体の払い出しを確実に防止している。当該目的を達成した後は、駆動モータの回転を停止させて、通常の状態に戻すことで、逆回転状態やブレーキ状態がいつまでも継続することによる電力の無駄な使用を回避することができ、省電力化を図ることができる。
また、本発明は、次の点を特徴とする。すなわち、遊技を制御するためのメイン制御基板200と、正回転することで遊技媒体を払い出させる払出手段400と、前記払出手段400に回転駆動力を付与する駆動モータと、前記払出手段400により遊技媒体を払い出すために前記駆動モータの回転駆動を制御する払出制御基板410とを備え、前記メイン制御基板200から前記払出制御基板410に対して払出信号を送信することによって前記駆動モータを回転させて遊技媒体を払い出す遊技機10であって、前記メイン制御基板200、前記払出制御基板410、又は、それらの間の少なくとも1箇所に設置されて電波ノイズを受信するためのノイズ受信手段460と、前記ノイズ受信手段460により電波ノイズを受信した場合に、前記駆動モータを逆回転させることによる逆回転状態とすることが可能な特別回転制御手段480とを備え、前記払出制御基板410は、前記駆動モータに駆動信号を出力して前記駆動モータを回転駆動させる信号出力手段420を備え、前記信号出力手段420は、正回転させるための正回転入力端子430と、逆回転させるための逆回転入力端子440とを備え、前記正回転入力端子430には、前記メイン制御基板200からの信号が入力されるように形成され、前記特別回転制御手段480は、前記メイン制御基板200から前記正回転入力端子430に入る信号を非活性状態にし、前記ノイズ受信手段460が受信した電波ノイズにより、前記逆回転入力端子440に入る信号を活性状態にすることで、前記駆動モータを前記逆回転状態としたことを特徴とする。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
具体的には、メダルセレクタ17には、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをホッパーユニット24内に貯留させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿26へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿26へ払い出すかの切り換えをすることができる。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている(図3参照)。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。なお、この設定変更スイッチ46は、前扉14の背面に設けられているが(特に図示せず)、後述するリセットスイッチとしても兼用される。
なお、特に図示していないが、払出センサ94は、払出センサAと、払出センサBとの2つが所定距離を開けて配置されてある。正常な状態でのメダル通過時のタイミングチャートでは、ホッパーモータ95が駆動中(オン状態)のときに、両センサがオン状態に移行可能になっている。
この伝送路490の一部は、払出制御基板の410の上部から、遊技機10の正面から見て左側に向かって配設され、その正面左側から筐体12の手前側の左側内壁面に沿って、上方に向かって配設され、その上方に向かう途中の筐体12上部で奥側に向かって配設され、メイン制御基板200の下側に接続されている。
また、伝送路490の他の一部は、払出制御基板410から電源ユニット43に向かって配設されている。
また、払出制御基板410には、前記ノイズ受信手段460とも接続されている特別回転制御手段480が設けられている。この特別回転制御手段480は、ノイズ受信手段460により電波ノイズを受信した場合に、駆動モータとしてのホッパーモータ95を逆回転させることによる逆回転状態又は短絡制動によるブレーキ状態とすることが可能なものである。
また、払出制御基板410は、駆動モータとしてのホッパーモータ95に駆動信号を出力してホッパーモータ95を回転駆動させるモータドライバとしての信号出力手段420が設けられている(図6参照)。
また、上述したように、ノイズ受信手段460及び特別回転制御手段480は、払出制御基板410や、メイン制御基板200や、メイン制御基板200及び払出制御基板410の間の1カ所に設けてもよいが、これに限らず、複数箇所に設けてもよいものである。すなわち、ノイズ受信手段460及び特別回転制御手段480は、メイン制御基板200や、払出制御基板410や、それらの間に少なくとも1カ所設けてあればよいものである。また、さらに、ノイズ受信手段460と、特別回転制御手段480とは、必ずしも同一箇所に設けることに限定されるものではなく、ノイズ受信手段460と特別回転制御手段480との間が接続さえされてあれば両者の設置箇所を分離させて、メイン制御基板200と、払出制御基板410と、それらとの間とのいずれかに互いに離れて配置させるようにすることもできる。
上述したように、ノイズ受信手段460と、特別回転制御手段480とは、どのような位置に設けてもよいものであるが、例えば信号出力手段420と、ノイズ受信手段460や特別回転制御手段480との間の距離が長くなると、別の電波ノイズで設定した値が無効になってしまうような恐れもある。このため、好適な設置箇所としては、ノイズ受信手段460と特別回転制御手段480との距離や、ノイズ受信手段460及び特別回転制御手段480と信号出力手段420との距離や、信号出力手段420とホッパーモータ95との距離等が可能な限り短くなるような位置がよいものである。
なお、電波受信用アンテナ470の形状は、線状(ワイヤ状)に限らず、電波ノイズを受信可能なものであれば、金属製の棒状のものでもよい。
また、本実施の形態では、電波受信用アンテナ470を上述したように伝送路490に隣接して配置しているが、この配置する位置は上述したものに限定されるものではない。具体的には、例えば、前扉14の裏面側の周囲に配置する等、電波受信用アンテナ470を配置する位置は自由に設定することができる。
そして、特に図示していないが、これらの図柄の所定の組み合わせが複数種類の役に対応して設けられている。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、遊技島設備(例えばデータ機器)や遊技ホールのホール管理者が管理するホールコンピュータに接続されている。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
すなわち、メイン制御基板200は、伝送路490を介して、払出制御基板410の信号出力手段420の正回転入力端子430に接続されている。
また、電源ユニット43にある逆回転スイッチ47は、伝送路490を介して、払出制御基板410の信号出力手段420の逆回転入力端子440(図6中の記号IN2)に接続されている。
払出制御基板410には、既に説明したように、ノイズ受信手段460と、特別回転制御手段480とを有している。
特別回転制御手段480は、ノイズ受信手段460が電波ノイズを受信した場合に、ホッパーモータ95を逆回転状態や、ブレーキ状態にするためのものである。
ここで、本実施の形態では、特別回転制御手段480は、ノイズ受信手段460が電波ノイズを受信した場合、逆回転入力端子440(IN2)側への信号の電圧レベルをHigh(活性状態)に変換する処理X(図6の実線で記載)を行って、正回転入力端子430(IN1)側への処理Y(図6の点線で記載)は行われていない。なお、これに限定されるものではなく、正回転入力端子430(IN1)側への所定の処理Y(例えば、Lに固定等の変更処理)行うようにすることもできる。
この「ストップモード」は、Hブリッジ回路の4つの全てのトランジスタをOFF状態にするもので、ホッパーモータ95には、電流が流れないものである。これは、ホッパーモータ95の端子をどこにも接続しない状態と略同じで、ホッパーモータ95の軸(或いは円盤状のメダルを払い出すための払出手段400)を手で回せば抵抗無く回せる状態になっているものである。
上述した入力側の正回転入力端子430(IN1)の信号が活性状態(High)の場合((a)又は(c)の場合)に、逆回転スイッチ47がOFF状態であると、(c)に示すように、逆回転入力端子440(IN2)には、電圧レベルがLowレベルの非活性状態の信号が入力され、出力端子510(OUT1)はH、出力端子520(OUT2)はLとなって、出力モードは、正回転モードとなる。
上述した入力側の正回転入力端子430(IN1)の信号が非活性状態(Low)の場合((b)又は(d)の場合)に、逆回転スイッチ47がOFF状態であると、(d)に示すように、逆回転入力端子440(IN2)には、電圧レベルがLowレベルの非活性状態の信号が入力され、出力端子510(OUT1)及び出力端子520(OUT2)はいずれもOFF状態となって、出力モードは、ストップモードとなる。
駆動モータとしてのホッパーモータ95が逆回転状態になった場合、メダルを払い出すための円盤状の払出手段400にも強制的に逆回転する方向に回転駆動力が加わる。
上記いずれの場合であっても、これらの逆回転方向の回転駆動力や、制動力(ブレーキ力)による強制的に加わる力の効果により、払出手段400が直前に正回転をして遊技媒体としてのメダルを外部へ払い出ししようとしていた場合や、その慣性力等により正回転が続いていたような場合であっても、逆回転方向の回転駆動力や、制動力(ブレーキ力)によりメダルの払い出しを確実に抑えることができる。
(1)正回転入力端子430(IN1)から払出信号の電圧レベルがHighレベルの活性状態の信号が入力されている場合(図8の(a)又は(b)の場合)に、電波ノイズにより逆回転入力端子440(IN2)から活性状態(High)の信号が入力することで、出力モードがブレーキモードとなって、ホッパーモータ95をブレーキ状態にする。
(2)正回転入力端子430(IN1)から払出信号の電圧レベルがLowレベルの非活性状態の信号が入力されている場合(図8の(b)又は(d)の場合)、電波ノイズにより逆回転入力端子440(IN2)から活性状態(High)の信号が入力することで、出力モードが逆回転モードとなって、ホッパーモータ95を逆回転状態にする。
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
47 逆回転スイッチ 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 リール
63 リール位置センサ 64 左リール
65 リール駆動モータ 66 中リール
68 右リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 92 投入センサ
94 払出センサ 95 ホッパーモータ
96 オーバーフローセンサ 100 制御装置
200 メイン制御基板 300 サブ制御基板
400 払出手段 410 払出制御基板
420 信号出力手段 430 正回転入力端子
440 逆回転入力端子 460 ノイズ受信手段
470 電波受信用アンテナ 480 特別回転制御手段
490 伝送路 510 出力端子
520 出力端子
Claims (4)
- 遊技を制御するためのメイン制御基板と、
正回転することで遊技媒体を払い出させる払出手段と、
前記払出手段に回転駆動力を付与する駆動モータと、
前記払出手段により遊技媒体を払い出すために前記駆動モータの回転駆動を制御する払出制御基板とを備え、
前記メイン制御基板から前記払出制御基板に対して払出信号を送信することによって前記駆動モータを回転させて遊技媒体を払い出す遊技機であって、
前記メイン制御基板、前記払出制御基板、又は、それらの間の少なくとも1箇所に設置されて電波ノイズを受信するためのノイズ受信手段と、
前記ノイズ受信手段により電波ノイズを受信した場合に、
前記駆動モータを逆回転させることによる逆回転状態、又は、短絡制動によるブレーキ状態、とすることが可能な特別回転制御手段とを備え、
前記払出制御基板は、前記駆動モータに駆動信号を出力して前記駆動モータを回転駆動させる信号出力手段を備え、
前記信号出力手段は、正回転させるための正回転入力端子と、逆回転させるための逆回転入力端子とを備え、
前記正回転入力端子には、前記メイン制御基板からの信号が入力されるように形成され、
前記特別回転制御手段は、
前記メイン制御基板から前記正回転入力端子に入る信号の活性状態又は非活性状態は変化させず、
前記ノイズ受信手段が受信した電波ノイズにより、前記逆回転入力端子に入る信号を活性状態にすることで、前記駆動モータを前記逆回転状態又は前記ブレーキ状態としたことを特徴とする遊技機。 - 遊技を制御するためのメイン制御基板と、
正回転することで遊技媒体を払い出させる払出手段と、
前記払出手段に回転駆動力を付与する駆動モータと、
前記払出手段により遊技媒体を払い出すために前記駆動モータの回転駆動を制御する払出制御基板とを備え、
前記メイン制御基板から前記払出制御基板に対して払出信号を送信することによって前記駆動モータを回転させて遊技媒体を払い出す遊技機であって、
前記メイン制御基板、前記払出制御基板、又は、それらの間の少なくとも1箇所に設置されて電波ノイズを受信するためのノイズ受信手段と、
前記ノイズ受信手段により電波ノイズを受信した場合に、
前記駆動モータを逆回転させることによる逆回転状態とすることが可能な特別回転制御手段とを備え、
前記払出制御基板は、前記駆動モータに駆動信号を出力して前記駆動モータを回転駆動させる信号出力手段を備え、
前記信号出力手段は、正回転させるための正回転入力端子と、逆回転させるための逆回転入力端子とを備え、
前記正回転入力端子には、前記メイン制御基板からの信号が入力されるように形成され、
前記特別回転制御手段は、
前記メイン制御基板から前記正回転入力端子に入る信号を非活性状態にし、
前記ノイズ受信手段が受信した電波ノイズにより、前記逆回転入力端子に入る信号を活性状態にすることで、前記駆動モータを前記逆回転状態としたことを特徴とする遊技機。 - 前記ノイズ受信手段は、前記電波ノイズを受信するための電波受信用アンテナを有し、
前記メイン制御基板と前記払出制御基板との間には、前記払出信号を送信するためのハーネスが設けられ、
この電波受信用アンテナは、前記メイン制御基板と前記払出制御基板との間で前記ハーネスに隣接して配置され、
前記特別回転制御手段を前記払出制御基板に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 - 前記特別回転制御手段は、
前記ノイズ受信手段により電波ノイズが受信されて前記駆動モータを逆回転状態又はブレーキ状態にした後、前記駆動モータの回転を停止させることを特徴とする請求項1又は請求項1に従属する請求項3に記載の遊技機。
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