JP6052492B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不良セクタを検出する画像形成装置に関する。
ハードディスク装置(HDD(Hard Disc Drive))等の記憶装置は、データの読み書きを行う記憶領域(記憶エリア)として大量のセクタを備えている。この大量のセクタは、使用しているうちに磁性材料の不良が生じ、特定のセクタではデータの読み書きができなくなることがある。このデータの読み書きができなくなったセクタは不良セクタと呼ばれる。
近年のハードディスク装置にあっては、不良セクタが存在することを想定して、予め一定の記憶領域を代替領域として確保しているものが多い。この代替領域は、例えば、データを記憶させるディスクの最内周に設けられる。
データを書き込む場合、通常、セクタ0、セクタ1、セクタ2、・・・と順番にデータを書き込んでいき、その途中に不良セクタを発見した場合は、その不良セクタへのデータの書き込みを中断して代替領域にヘッドを移動させ、データの書き込みを再開する。そして、代替領域へのデータの書き込みが終了すると、再びヘッドを移動させ、先程の不良セクタの次のセクタからデータの書き込みを再開する。この書き込み方法では、不良セクタがあった場合、ヘッドを移動させる時間分、データの書き込みに時間がかかってしまう。また、あるデータ群のうち、一部が代替領域に保存されていると、ヘッドの移動分だけ、そのデータ群の読み出しにも時間がかかってしまう。
これに対し、不良セクタを発見した場合に、代替領域ではなく、その不良セクタの次のセクタにヘッドを移動させて、書き込みを続けることで、ヘッドの移動量を最小限にし、不良セクタの回避にかかるヘッドの移動時間を最小限に抑えることのできる技術が提案されている(特許文献1参照)
特開平10−172244号公報
しかし、上記の方法では、データの書き込み終了後に、そのデータの書き込まれたセクタが不良セクタになってしまった場合、その不良セクタに書き込まれているデータを読み出すことができない。たとえば、HDDに画像データを書き込んだ後に、その画像データを保存したセクタの一部に不良セクタが発生した場合、画像データのうち、不良セクタに保存されていた部分のデータが読み出せなくなるため、その部分のデータが欠落した画像データは、全体が不良データとなってしまい出力することが不可能となる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、画像データを保存した後に、その画像データを保存したセクタの一部に不良セクタが発生した場合でもその画像データを出力可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
画像データを保存するハードディスク装置と、
前記ハードディスク装置から読み出した画像データが格納されるラインバッファと、
前記ラインバッファから順次読み出した画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、
前記ハードディスク装置からの画像データの読み出し時に、その画像データの保存されているセクタの不良を検知する検知部と、
前記画像データの示す画像上において、前記検知部が検知した不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像の一方に隣接する画像に対応する画像データと、他方に隣接する画像に対応する画像データとから、前記不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像を補間するための補間データを作成し、補間する補間部と
備え
前記補間部は、前記検知部が不良セクタを検出したとき、前記一方に隣接する画像の画像データを前記ハードディスク装置の該当セクタから読み出し、これを前記不良セクタから読み出す画像データの代替データとして前記ラインバッファに保管し、その後、前記他方に隣接する画像の画像データを前記ハードディスク装置の該当セクタから読み出す動作と前記代替データを前記ラインバッファから読み出す動作とを同時並行に行い、これらの画像データから前記補間データを生成し、該補間データを前記ラインバッファ内の前記代替データに上書き保存する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、画像データの読み出し時に、その画像データの保存されているセクタの不良が検知された場合、当該画像データの示す画像上において、その不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像の周囲に隣接した画像に対応する画像データをこの画像データが保存されているセクタから読み出し、その不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像を補間するための補間データを作成し、その不良セクタに保存されていた画像データを補間する。そしてその補間済みの画像データを画像形成することができる。周囲の隣接した画像とは、たとえば、上下に隣接した画像や、左右に隣接した画像である。
[2]前記画像データは、ビットマップ形式の画像データであって、
前記画像データを保存する際には、前記画像データを主走査方向の1ラインごとに、その先頭画素から1セクタと同じサイズに順次、分割保存していき、ライン最後の部分は、1セクタのサイズ未満であっても1つのセクタに保存する
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、画像データはビットマップ形式の画像データであって、保存する際には、画像データを主走査方向のラインごとに、その先頭画素から1セクタと同じサイズに順次、分割保存していき、ライン最後の部分は1セクタのサイズ未満であっても1つのセクタに格納され、このセクタの残りは空き領域のままにされ、次のラインは別の新たなセクタに保存される。これにより、補間データを作成する為に画像データを読み込むセクタ数を、確実に2つに限定することができる。
[3]制御部を更に備え、
前記検知部は、不良セクタを検知したら、その不良セクタのアドレスを前記ハードディスク装置に記憶しておき、
前記制御部は、前記ハードディスク装置に新たな画像データを保存する際には、そのアドレスのセクタを避けて保存する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
上記発明では、不良セクタが発生した際に、そのセクタのアドレスを記憶しておき、新たな画像データを保存する際には、そのアドレスのセクタを避けて保存する。これにより、不良セクタに新たな画像データを書き込むことを防止することができる。
[4]前記検知部が不良セクタを所定の回数以上検知したら、その旨をユーザに通知する通知部を更に備える
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、不良セクタの検知数が一定以上になったら、その旨をユーザに通知する。ユーザはこの通知を目安にHDDの交換時期を判断することができる。
[5]前記画像データは、Rawデータまたは、BTC圧縮されたデータである
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、ビットマップ形式のRawデータの画像データの他にも、BTC圧縮(Block Truncation Coding)された画像データであっても補間が可能である。
[6]前記画像形成部は、前記補間を行うか行わないかの選択を受け付け可能である
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明に係る画像形成装置によれば、画像データを保存した後に、その画像データを保存したセクタの一部に不良セクタが発生した場合でも、その画像データを出力することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 不良セクタが発生した場合の一例を示す説明図である。 ASICおよび、スキャン機能、プリント機能に係る部分の概略構成を示すブロック図である。 不良セクタが発生してから、データの補間が行われるまでの処理の流れを示す流れ図である。 不良セクタの発生回数が規定の回数を超えた場合の処理の流れを示す流れ図である。 実施の形態とは異なる方法で、画像データを書き込む場合の様子を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成図を示している。画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、PC(Personal Computer)から送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。
本発明の画像形成装置10は、ハードディスク装置として、HDD15を備えている(図1参照)。画像形成装置10は画像データを、HDD15に書き込んで記憶させる。なお、書き込みの際には、画像データを複数の分割データに分割し、その分割データをセクタ0、セクタ1、セクタ2・・・と各セクタに順番に書き込んでいく。
図2は、1ページ分のビットマップ形式の画像データ70を、複数の分割データに分けて保存する様子を示す。図中、横方向を主走査方向、縦方向を副走査方向とする。ここでは、主走査方向1ライン分の画像データは4つの分割データに分割され、各分割データはそれぞれ1つのセクタに格納される。詳細には、1ライン分の画像データはその先頭画素から1セクタと同じサイズ(たとえば512バイト)の分割データに順次分割され、ラインの最後の部分は、1セクタのサイズ以下の分割データにされる。ラインの最後の分割データは1セクタのサイズ未満であっても1つのセクタに格納され、このセクタの残りは空き領域のままにされ、次のラインは別の新たなセクタに保存される。
本発明の画像形成装置10は、画像データを書き込んだ複数のセクタの中に、不良セクタが発生した場合には、画像データ上(当該画像データに対応する1ページの画像上)において、その不良セクタに保存されていた分割データ(以後、第1分割データと呼ぶ)の上下(前後)の分割データに対応するセクタを読み出し、不良セクタに格納されていた第1分割データを上下の分割データから補間して復元する復元機能を備えている。
たとえば、図2に示すように保存した画像データ70をHDD15から読み出す際に、分割データ71が保存されているセクタが不良セクタになって読み出せないとする。このとき、画像データ70上において分割データ71の上下に隣接するラインの中で分割データ71と主走査方向の位置が同じ位置の分割データ72と分割データ73を、それらを保存しているセクタから読み出し、補間処理により、分割データ71の部分の画像データに対応する補間データを作成する。これにより、欠落部分(不良セクタに保存されていた分割データ71)を補間データによって補間した画像データ70を出力することができる。なお、図2では、分割データ72、73は太枠で示す。なお、画像データ上で、注目する分割データの上下に隣接するラインにあり、かつ注目する分割データと主走査方向の位置が同じ位置にある分割データを「上下の分割データ」と呼ぶものとする。
図1に戻って説明を続ける。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、このCPU11に接続されたROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、HDD15と、表示部16と、操作部17と、ネットワークI/F部19と、スキャナ部20と、プリンタ部21と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)30とを備えて構成されている。
CPU11はOS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどが実行される。ROM12には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することでジョブの実行など画像形成装置10の各機能が実現される。RAM13はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源がオフにされても記憶が保持できる書き換え可能なメモリ(フラッシュメモリ)である。不揮発メモリ14には、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。本実施の形態では、不良セクタとなってしまったセクタのアドレスを登録する管理テーブルが記憶される。
HDD15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報履歴などが保存される。
表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作、設定に係る内容を表示する機能を果たす。操作部17は、ユーザからのジョブの投入や設定の変更など、各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作部17は、表示部16の画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルのほか、画面外にテンキーや文字入力キー、スタートキーなどを備えて構成される。
ネットワークI/F部19は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて接続されている他の外部装置などと通信を行う。
スキャナ部20は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。以後、スキャナ部20による読み取りを「スキャン」と呼ぶ。スキャナ部20は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路などを備えて構成される。
プリンタ部21は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置などを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成出力(印刷)を行う際は、主走査方向への1ライン分の画像形成を繰り返しつつ、画像形成の対象物(記録紙)を副走査方向に移動させることによって、記録紙上に2次元の画像が形成される。
ASIC30は、スキャン機能(画像読取)およびプリント機能(画像形成出力)に係る各種の変換処理や画像処理、及びHDD15へのデータの読み書きを行うための集積回路である。ASIC30は、不良セクタを検知する機能および不良セクタに保存された画像データに対応する補間データを補間処理によって作成する前述の復元機能を備えている。
図3は、ASIC30の概略構成とともに、スキャナ部20がスキャンによって得た画像データをHDD15に保存した後、その画像データを読み出してプリンタ部21が画像形成出力を行うまでの流れを示す。
ASIC30は、スキャン画像処理モジュール31と、DMA(Direct Memory Access)コントローラ32と、不良セクタ確認モジュール33と、補間処理部34と、ラインバッファ35と、プリント画像処理モジュール36とを備えて構成されている。
スキャン画像処理モジュール31は、スキャナ部20から送られてくるアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する。本実施の形態では、変換後の画像データは、圧縮されていないビットマップ形式の画像データ、すなわち、Rawデータである。
DMAコントローラ32は、HDD15への画像データの読み書きを制御する。たとえば、スキャン画像処理モジュール31が変換した画像データを、分割データとしてHDD15にセクタ単位に書き込んだり(保存したり)、HDD15からセクタ単位にデータを読み出したりする。
不良セクタ確認モジュール33は、DMAコントローラ32を用いてHDD15から読み出したセクタが不良セクタであるか否かを監視する。不良セクタ確認モジュール33がパリティビット等の誤り検出を行うことによって、CPU11は不良セクタを検知する。
ラインバッファ35は、DMAコントローラ32を用いてHDD15から読み出したデータを一時的に保管する。ラインバッファ35は、ラインバッファ35へのデータの書き込みと読み出しを同時並行に行うために、最小で2ライン分あればよい。
補間処理部34は、不良セクタに保存されていた分割データに対応する補間データを作成する。補間データの作成は、バイリニア法、もしくはバイキュービック法、またはその他の方法を用いて作成する。
プリント画像処理モジュール36は、ラインバッファ35に保管されているデータを読み出して、プリンタ部21へ出力する機能を果たす。また、色の補正など必要に応じて出力用の画像処理を行う。
なお、DMAコントローラ32が画像データを書き込む際には、既に不良セクタと分かっているセクタは、避けて書き込みを行う。CPU11は、不良セクタを検知した際に、そのセクタのアドレスを管理テーブルに登録しておく。DMAコントローラ32は、当該管理テーブルを参照して不良セクタを避けて書き込みを行う。管理テーブルは不揮発メモリ14または、HDD15に保存される。
以下、スキャナ部20が原稿をスキャンして得た画像データをHDD15に保存するまでの処理の流れ、および、読み出した画像データを印刷するまでの処理の流れについて説明する。
まず、スキャナ部で原稿をスキャンして画像データをHDD15に保存する処理を開始する。スキャナ部20が原稿をスキャンすると、スキャナ部20のラインイメージセンサから出力されるアナログ画像信号がスキャン画像処理モジュール31に入力され、スキャン画像処理モジュール31は、入力されたアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する。シェーディング補正、γ補正などを行う。
次に、DMAコントローラ32は、スキャン画像処理モジュール31から出力される画像データをHDD15に転送して記憶させる。画像データを書き込む際には、画像データを前述したように分割データに分割し、各分割データをそれぞれ1セクタに順次保存する。
続いて、保存した画像データを読み出して出力する処理を説明する。まず、DMAコントローラ32がHDD15から画像データの読み出しを開始する。読み出されたデータは、不良セクタ確認モジュール33を介してラインバッファ35に書き込まれる。
不良セクタ確認モジュール33はDMAコントローラ32がHDD15から読み出したデータを検査し、不良セクタがあるか否かを監視する。データが正常な場合は、そのデータはラインバッファ35に格納される。ラインバッファ35に格納されたデータは、プリント画像処理モジュール36によって順次読み出され、プリンタ部21に出力されて印刷される。
不良セクタ確認モジュール33は不良セクタを検出したとき、CPU11に割り込み信号を送る(割り込み処理が開始される)。CPU11は、割り込み信号を受けると、不良セクタに保存されていた分割データに対応する補間データを作成するための指示を不良セクタ確認モジュール33へ出力する。具体的には、ビットマップ形式の画像データ上で、不良セクタに保存されていた分割データの1つ上および下のラインにあって主走査方向の位置が同一の分割データが保存されている2つのセクタのアドレス(セクタ番号など)を導出し、これらのセクタに保存されているデータから補間データを作成する指示を不良セクタ確認モジュール33に送る。
この指示を受けた不良セクタ確認モジュール33は、CPU11から指示された2つのセクタのうち、一方のセクタから読み出したデータを、不良セクタに保存されていた分割データの代替データとしてラインバッファ35の該当箇所に保存する。
次に、不良セクタ確認モジュール33は、CPU11から指示された他方のセクタに格納されている分割データを読み出して、補間処理部34へ出力する。
補間処理部34は、不良セクタ確認モジュール33からデータの入力中に、該入力されるデータと、ラインバッファ35に保存されている前述の代替データとから補間処理によって補間データをリアルタイムに生成し、この補間データを、ラインバッファ35内の前述した代替データが保存されていた場所に順次、上書き保存する。
たとえば、図2の画像データ70において、分割データ71を保存しているセクタが不良セクタになった場合は、分割データ72を読み出してラインバッファ35内の該当箇所に代替データとして保存し、次に、分割データ73を読み出しながら、同時にラインバッファ35から代替データを読み出し、これらのデータからリアルタイムに生成した補間データを、代替データに代えてラインバッファ35内の該当箇所に順次、リアルタイムに書き込む。
このようにして、不良セクタに対応する部分の画像データの修復が完了すると、割り込み処理を終了する。割り込み処理が終了したら、残りの画像データの読み出しに戻って処理が継続される。
図4は、画像形成装置10が、画像データの読み出し時に、不良セクタを発見してから、その不良セクタに保存されていた分割データを補間するまでの処理の流れを示す。この処理は、1セクタ単位の処理となっており、読み出し対象の画像データの読み出しが完了するまで繰り返し実行される。
まず、HDD15のセクタから読み出した画像データを検査し、そのセクタが不良セクタか否かを調べる(ステップS501)。不良セクタでなければ(ステップS501;No)、処理を終了する。
不良セクタの場合は(ステップS501;Yes)、不良セクタ確認モジュール33は、CPU11に割り込み通知を行う(ステップS502)。詳細には、不良セクタ確認モジュール33は、ステップS501で検知した不良セクタのアドレスをCPU11に通知する(ステップS503)。
CPU11は、通知された不良セクタのアドレスから、読み出し中の画像データ上において、不良セクタに保存されている分割データの上下の分割データが保存されているセクタのアドレスを算出する(ステップS504)。
次に、その上下の分割データを読み出し(ステップS505)、これらから不良セクタに保存されていた分割データに対応する補間データを生成し、ラインバッファ35の該当箇所に保存して(ステップS506)、本処理を終了する。
ここでは、前述したように、上下の分割データに対応する2つのセクタのうちのいずれか一方のセクタから読み出した分割データを代替データとしてラインバッファ35に保管し、その後、他方のセクタからの分割データの読み出しと先ほどの代替データのラインバッファ35からの読み出しとを同時並行に行い、これらから補間データを生成し、これをラインバッファ35内の代替データに上書き保存することをリアルタイムに行う。
次に、HDD15の交換時期を知らせる処理について説明する。画像形成装置10は、不良セクタの検知回数が規定の回数を超えた場合に、ユーザにHDD15の不良を通知し、HDD15の交換を促す。
図5は、不良セクタの検知回数が規定の回数を超えた場合に、ユーザにHDD15の不良を通知するまでの処理の流れを示す。まず不良セクタ確認モジュール33が不良セクタを検知したら、それまでに不良セクタを検知した回数が規定の回数以上であるか否かを調べる(ステップS601)。
不良セクタを検知した回数が規定の回数(規定の回数をn回とする)以上であるか否かを調べる際には、不揮発メモリ14または、HDD15に保存されている管理テーブルを参照し、不良セクタとして登録されているアドレスの数がn個以上であれば、不良セクタを検知した回数が規定の回数以上であると判断する。
予め決められた規定回数以上であれば(ステップS601;Yes)、ユーザにHDD15の不良通知を行って(ステップS603)処理を終了する。この時、画像形成装置10は、割り込み処理を行わない。画像形成装置10は、この不良通知によって、ユーザにHDD15の交換を促す。
現在のHDD15内で不良セクタを検知した回数が、規定回数に達していなければ(ステップS601;No)、通常通り割り込み処理を開始し(ステップS602)、処理を終了する。
規定の回数は、HDD15の交換時期として適当な回数であれば、固定された回数でもよいし、ユーザによって変更が可能であってもよい。
なお、画像データを読み出す際に、欠落部分(不良セクタに保存されていたデータ)を補間データで補間した場合、補間データは、不良セクタに保存されていたデータを完全に再現することはできないので、画像によっては、補間した部分に画像劣化が発生する場合がある。ユーザがこの画像劣化が気になる場合は、画像データの補間を行わず、画像データの出力を停止するように、画像形成装置10を設定しておくことも可能である。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、ビットマップ形式のRawデータの状態の画像データの場合について説明していたが、BTC圧縮のようにブロックごとに圧縮されている画像データであっても、補間データを作成することは可能である。BTC圧縮では、たとえば、4×4画素を1ブロックとして圧縮が行われる。この場合、4ライン単位に圧縮が進められる。BTC圧縮では、1ブロックの元画像に対する圧縮データのデータ量は固定長である。従って、4ライン分の画像データをBTC圧縮したときのデータ量も固定量になる。この4ライン単位の最後のブロックの圧縮データを格納するセクタは空き領域が生じてもそのままとし、次の4ラインの先頭ブロックの圧縮データは新たなセクタに書き込む。
このように格納することで、読み出し時に不良セクタが検出されたとき、その不良セクタに、元画像上のどの箇所のブロックの圧縮データが格納されているかを容易に特定することができる。そして、元画像上で、不良セクタに圧縮データが格納されていたブロックの上下のブロックを特定し、それらのブロックの圧縮データが格納されているセクタを特定し、そのセクタに格納されている圧縮データを読み出す。読み出した上下のブロックの圧縮データからこれらのブロックの画像を再生し、この再生した上下のブロックの画像(Rawデータ)から不良セクタに係るブロックに対応する画像を補間する。
画像データをHDD15に書き込む際の書き込み方法は、以下の方法でもよい。図6は、図2と同様の1ページ分のビットマップ形式の画像データ70を、実施の形態とは異なる方法で、複数の分割データに分けて保存する様子を示す。図中、横方向を主走査方向、縦方向を副走査方向とする。ここでは、保存しようとするセクタに空き領域が発生しないように、主走査方向1ライン分の画像データを複数の分割データに分割し、保存していく。詳細には、まず、副走査方向において最も上側の1ライン分の画像データを、その先頭画素から1セクタと同じサイズの分割データに順次分割し、1つのセクタに格納していく。
ラインの最後の部分(右端余り部分81とする)は、1セクタのサイズ以下の分割データにされる。次に、副走査方向において先程のラインの1つ下のラインの先頭画素から、余り部分81と合わせて1セクタと同じサイズになるような分割データに分割する(この部分を左端部分82とする)。この右端余り部分81と左端部分82は、1つのセクタに格納される。その後、左端部分82以後のラインは、1セクタと同じサイズの分割データに順次分割し、1つのセクタに格納していく。ラインの最後の部分は、再び、副走査方向において1つ下のラインの先頭画素から分割した分割データと共に1つのセクタに保存する。このようにして、画像データ70を順次分割、保存していき、副走査方向において最も下側のラインの最後の部分のみ、空き領域が発生しても1つのセクタに保存する。
ただし、この方法で、画像データを書き込んだ場合、不良セクタが発生した時に、データを読み出すセクタ数が増えてしまい、読み出し時間が増加し、パフォーマンスが低下する。たとえば、図6に示すように保存した画像データ70をHDD15から読み出す際に、分割データ83が保存されているセクタが不良セクタになって読み出せないとする。このとき、画像データ70上において分割データ83の上下に隣接するラインの中で、分割データ71と主走査方向の位置が部分的に重なる分割データ84〜87を保存しているセクタから読み出し、補間処理により、分割データ71の部分の画像データに対応する補間データを作成する。図6では、不良セクタとなったセクタに保存されている分割データの部分を斜線で示し、補間のために読み出す必要がある分割データ84〜87の部分を太枠で示す。このように、分割データ83の上下に隣接するラインの中で、分割データ71と主走査方向の位置が重なる部分の画像データを集める為には、4つのセクタから分割データを読み出さなければならない。
本発明の実施の形態では、1ページ分のビットマップ形式の画像データ70を、主走査方向1ライン分の画像データは4つの分割データに分割し、各分割データをそれぞれ1つのセクタに格納したが、副走査方向1ライン分の画像データを複数の分割データに分割し、各分割データをそれぞれ1つのセクタに格納してもよい。この場合も、ラインの最後の分割データは1セクタのサイズ未満であっても1つのセクタに格納され、このセクタの残りは空き領域のままにされ、次のラインは別の新たなセクタに保存される。
また、この場合において不良セクタが発生した時は、上下の分割データではなく、不良セクタに保存されていた分割データの左右に隣接するラインの中で、不良セクタに保存されていた分割データと副走査方向の位置が同じ位置の分割データを、それらを保存しているセクタから読み出し、補間処理により、不良セクタに保存されていた分割データの部分の画像データに対応する補間データを作成する。
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…HDD
16…表示部
17…操作部
19…ネットワークI/F部
20…スキャナ部
21…プリンタ部
30…ASIC
31…スキャン画像処理モジュール
32…DMAコントローラ
33…不良セクタ確認モジュール
34…補間処理部
35…ラインバッファ
36…プリント画像処理モジュール
70…画像データ
71〜73…分割データ
81…右端余り部分
82…左端部分
83〜87…分割データ

Claims (6)

  1. 画像データを保存するハードディスク装置と、
    前記ハードディスク装置から読み出した画像データが格納されるラインバッファと、
    前記ラインバッファから順次読み出した画像データに基づいて画像形成を行う画像形成部と、
    前記ハードディスク装置からの画像データの読み出し時に、その画像データの保存されているセクタの不良を検知する検知部と、
    前記画像データの示す画像上において、前記検知部が検知した不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像の一方に隣接する画像に対応する画像データと、他方に隣接する画像に対応する画像データとから、前記不良セクタに保存されていた画像データに対応する画像を補間するための補間データを作成し、補間する補間部と
    備え
    前記補間部は、前記検知部が不良セクタを検出したとき、前記一方に隣接する画像の画像データを前記ハードディスク装置の該当セクタから読み出し、これを前記不良セクタから読み出す画像データの代替データとして前記ラインバッファに保管し、その後、前記他方に隣接する画像の画像データを前記ハードディスク装置の該当セクタから読み出す動作と前記代替データを前記ラインバッファから読み出す動作とを同時並行に行い、これらの画像データから前記補間データを生成し、該補間データを前記ラインバッファ内の前記代替データに上書き保存する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像データは、ビットマップ形式の画像データであって、
    前記画像データを保存する際には、前記画像データを主走査方向の1ラインごとに、その先頭画素から1セクタと同じサイズに順次、分割保存していき、ライン最後の部分は、1セクタのサイズ未満であっても1つのセクタに保存する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 制御部を更に備え、
    前記検知部は、不良セクタを検知したら、その不良セクタのアドレスを前記ハードディスク装置に記憶しておき、
    前記制御部は、前記ハードディスク装置に新たな画像データを保存する際には、そのアドレスのセクタを避けて保存する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知部が不良セクタを所定の回数以上検知したら、その旨をユーザに通知する通知部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像データは、Rawデータまたは、BTC圧縮されたデータである
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、前記補間を行うか行わないかの選択を受け付け可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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