JP6051444B2 - N−オキシピラゾロ−トリアゼピン−ジオン誘導体 - Google Patents

N−オキシピラゾロ−トリアゼピン−ジオン誘導体 Download PDF

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    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

本発明は、新規の置換N−オキシピラゾロ−トリアゼピン−ジオン誘導体と、これらの調製プロセスと、これらを含む、特に殺虫組成物、殺ダニ組成物、殺軟体動物組成物および殺線虫組成物といった有害生物防除組成物、ならびに、除草組成物と、虫、ダニ類、軟体および線虫有害生物などの有害生物を駆除および防除するためのこれらの使用方法と、有用な植物の作物における雑草を駆除および防除するため、または、不要な植物の繁殖を阻害するためのこれらの使用方法とに関する。
ここでは、新規の一定の置換N−オキシピラゾロ−トリアゼピン−ジオン誘導体が良好な有害生物防除および除草特性を有することが意外にも見出された。
従って、本発明は、式Iの化合物
Figure 0006051444
(式中、
X、YおよびZは、相互に独立して、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシ、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、ハロゲン、フェニル、または、C1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルであり;
mおよびnは、相互に独立して、0、1、2または3であり、および、m+nは0、1、2または3であり;
Gは、水素、金属、アンモニウム、スルホニウム塩または不顕化基であり;
Rは、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6シアノアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6ハロアルケニル、C3〜6アルキニル、ベンジル、C1〜4アルコキシ(C1〜4)アルキルまたはC1〜4アルコキシ(C1〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキルである)
またはその農芸化学的に許容可能な塩もしくはN−オキシドを提供する。
式Iの化合物において、各アルキル部分は、単独もしくはより大きな基の一部として、C1〜4−またはC1〜6−直鎖もしくは分岐鎖であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−プロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチルおよびn−ヘキシルである。
アルコキシ基は1〜4個の炭素原子の鎖長を有することが好ましく、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシまたはt−ブトキシである。このような基は、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチル、イソプロポキシメチル、メトキシメトキシメチル、メトキシエトキシメチル、エトキシメトキシエチルおよびエトキシエトキシエチルといった、アルコキシアルキルおよびアルコキシアルコキシアルキルなどのより大きな基の一部であることが可能である。
ハロゲンは、一般にフッ素、塩素、臭素またはヨウ素である。これはまた、ハロアルキルまたはハロアルケニルなどの他の意味との組み合わせにおけるハロゲンに対しても同様に適応される。
ハロアルキル基は、1〜4個または1〜6個の炭素原子の鎖長を有することが好ましい。ハロアルキルは、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチルであり;好ましくは、トリクロロ−メチル、ジフルオロクロロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよびジクロロフルオロメチルである。
2〜6個または3〜6個の炭素原子を有する好ましいアルケニルおよびアルキニルラジカルは、直鎖もしくは分岐鎖であることが可能であり、2つ以上の二重結合または三重結合を含有していることが可能である。例は、ビニル、(E)−または(Z)−プロペニル、2−メチル−プロペニル、アリル、3−メチル−ブタ−2−エニル、エチニル、プロプ−1−イニル、プロパルギル、ブテニル、ブチニル、ペンテニルおよびペンチニルである。
シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキル基は、3〜6個の環炭素原子を有することが好ましく、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
フェニルは(ベンジルなどの置換基の一部としても)、好ましくはC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルコキシ、ハロゲン、ニトロまたはシアノ基により置換されていてもよい。この場合、置換基は、オルト位、メタ位および/またはパラ位にあることが可能である。好ましい置換基の位置は、環結合点を基準としたオルト位およびパラ位である。
不顕化基G(すなわち、植物において;昆虫、ダニ類、軟体および/または線虫有害生物において;および/または、土壌において代謝可能な基)は、処理される領域または植物への適用の前後またはその最中に、生化学的、化学的または物理的プロセスの1つまたはこれらの組み合わせによって除去されて、Gが水素である式Iの化合物が得られるよう選択される。これらのプロセスの例としては、酵素開裂、化学加水分解、および、光分解が挙げられる。このような基Gを有する化合物は、処理される植物のクチクラへの向上した浸透;作物の高い耐性;他の殺虫剤、除草剤毒素性緩和剤、植物成長調節剤、殺菌・殺カビ剤あるいは除草剤を含有する配合された混合物における向上した親和性もしくは安定性;または、低い土壌における浸出などの一定の利点を供し得る。
保護基Gは、好ましくは、基C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C(X)−R、C(X)−X−R、C(X)−N(R)−R、−SO−R、−P(X)(R)−RおよびCH−X−R(式中、X、X、X、X、XおよびXは、相互に独立して、酸素または硫黄である)から選択され;
は、H、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルC〜Cオキシアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル、(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニル、またはヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールであり、
は、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル、(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキル−チオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロ−アルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニル、またはヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールであり、ならびに
およびRは、各々が相互に独立して、水素、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜Cアルキルアミノアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル、(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニル、ヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたジフェニルアミノまたはC〜Cシクロアルキルアミノ、ジ−C〜CシクロアルキルアミノまたはC〜Cシクロアルコキシであるか、または、RおよびRは、一緒に結合して、OもしくはSから選択される1個のヘテロ原子を任意により含有する3員〜7員環を形成していてもよく、ならびに
は、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニル、ヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたジフェニルアミノ、またはC〜Cシクロアルキルアミノ、ジC〜Cシクロアルキルアミノ、C〜Cシクロアルコキシ、C〜C10アルコキシ、C〜C10ハロアルコキシ、C〜CアルキルアミノまたはC〜Cジアルキルアミノであり、
およびRは、各々が相互に独立して、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10アルコキシ、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜Cアルキルアミノアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニル、ヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロにより置換されたジフェニルアミノ、またはC〜Cシクロアルキルアミノ、ジC〜Cシクロアルキルアミノ、C〜Cシクロアルコキシ、C〜C10ハロアルコキシ、C〜CアルキルアミノまたはC〜Cジアルキルアミノ、またはベンジルオキシまたはフェノキシであり、ここで、ベンジルおよびフェニル基は、さらに、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロによって置換されていてもよく、ならびに
は、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(ここで、ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、フェノキシC〜Cアルキル(ここで、ここで、フェニルは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールオキシC〜Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲンによりあるいはニトロにより置換されたフェニル、またはヘテロアリール、もしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノによりあるいはニトロにより置換されたヘテロアリールである。
特に、保護基Gは、基−C(X)−Rまたは−C(X)−X−Rであり、X、R、X、XおよびRの意味は上記に定義されている通りである。好ましくは、X、XおよびXは酸素であり、RおよびRはC1〜4アルキルである。
また、Gは、水素、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属(例えば:リチウム、ナトリウム、カリウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム)またはアンモニウムもしくはスルホニウム基であることが好ましく、ここで、水素が特に好ましい。
より好ましくは、Gは水素、エトキシカルボニルまたはピバロイルである。
置換基の性質に応じて、式(I)の化合物は、異なる異性形態で存在し得る。Gが水素である場合、例えば、式(I)の化合物は、以下の異なる互変異性形態で存在し得る。
Figure 0006051444
本発明は、このような異性体および互変異性体のすべて、ならびに、すべての割合でのこれらの混合物を包含する。また、置換基が二重結合を含有する場合には、シス−およびトランス−異性体が存在可能である。これらの異性体もまた、特許請求された式Iの化合物の範囲内に含まれる。
本発明はまた、遷移金属、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩基、アミン、第4級アンモニウム塩基または第3級スルホニウム塩基と共に式Iの化合物が形成可能である農学的に許容可能な塩に関する。
遷移金属、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩形成種のうち、銅、鉄、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、ならびに、好ましくはナトリウムおよびカリウムの水酸化物、重炭酸塩および炭酸塩が特に挙げられる。
アンモニウム塩の形成に好適なアミンの例としては、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、4種のブチルアミン異性体、n−アミルアミン、i−アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチル−アミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチル−ノニルアミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルブチルアミン、エチルヘプチル−アミン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−i−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジ−i−アミルアミン、ジヘキシル−アミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、i−プロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブタ−2−エニル−アミン、n−ペンタ−2−エニルアミン、2,3−ジメチルブタ−2−エニルアミン、ジブタ−2−エニルアミン、n−ヘキサ−2−エニル−アミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−i−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−i−ブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ−n−アミルアミン、メトキシエチルアミンおよびエトキシエチルアミンといったアンモニア、ならびに、第1級、第2級および第3級C〜C18アルキルアミン、C〜CヒドロキシアルキルアミンおよびC〜Cアルコキシアルキル−アミン;例えばピリジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジンおよびアゼピンといった複素環式アミン;例えばアニリン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o−、m−およびp−トルイジン、フェニレン−ジアミン、ベンジジン、ナフチルアミンおよびo−、m−およびp−クロロアニリンといった第1級アリールアミン;また、特にトリエチル−アミン、i−プロピルアミンおよびジ−i−プロピルアミンが挙げられる。
塩の形成に好適な好ましい第4級アンモニウム塩基は、例えば、式[N(R)]OHに対応し、式中、R、R、RおよびRは互いに独立して、水素またはC〜Cアルキルである。他のアニオンに対して好適なさらなるテトラアルキルアンモニウム塩基を、例えば、イオン交換反応によって得ることが可能である。
塩形成に好適な好ましい第3級スルホニウム塩基は、例えば式[SR]OH(式中、R、RおよびRの各々は、互いに独立して、C〜Cアルキルである)に対応する。トリメチルスルホニウム水酸化物が特に好ましい。好適なスルホニウム塩基は、特にジアルキルスルフィドといったチオエーテルとハロゲン化アルキルとの反応、これに続く、イオン交換反応による例えば水酸化物といった好適な塩基への転換によって入手され得る。
Gが上記のとおり金属、アンモニウムまたはスルホニウム塩であり、従って、カチオンを表すこれらの式Iの化合物において、対応する陰電荷は、O−C=C−C=O単位にまたがって大きく非局在化されていることが理解されるべきである。
本発明に係る式Iの化合物は、塩形成の最中に形成され得る水和物をも含む。
任意の組み合わせでの式Iの化合物中のR、X、Y、Z、mおよびnの好ましい値が以下に記載されており、Gの任意の値であって、特に上記に定義されているGのいずれかの好ましい値と組み合わされることが可能である。
好ましくは、Rは、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シアノメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリル、3,3−ジクロロアリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチルまたはメトキシエトキシメチルである。
より好ましくは、Rはメチル、エチルまたはメトキシメチルである。
好ましくは、Xは、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシ、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニルまたはハロゲンである。
より好ましくは、Xは、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロ、および、特にメチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモまたはクロロである。
好ましくは、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロ、フェニルまたはハロ置換フェニル(これは、特にフルオロフェニルまたはクロロフェニル、特に4−クロロフェニルまたは4−フルオロフェニルである)である。
好ましくは、m+nは1、2または3であると共に、特にm+nは1または2である。
式(I)の化合物の好ましい群において、Rはメチルであり、Xはメチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモまたはクロロであり、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモ、クロロ、フェニル、4−フルオロフェニルまたは4−クロロフェニルであり、Gは、水素、エトキシカルボニルまたはピバロイルであり、ならびに、m+nは1または2である。
式(I)の化合物の他の好ましい群において、Xは、フェニルまたはC1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルとは異なり;ならびに、YおよびZは、これらが結合するフェニル置換基のオルト位を占有する場合、フェニルまたはC1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルとは異なる。
式(I)の化合物の他の群において、Yがフェニル環の4位または5位にあるフェニル置換基である場合、mは1であることが好ましく、nは0であることが好ましく、Xはメチルまたはエチルであることが好ましい。
本発明の化合物は、多様な方法によって形成され得る。例えば、置換基が上記において定められた意味を有する式Iの化合物は、例えば式IIの化合物もしくはその塩を、アルキル化剤、アシル化剤、リン酸エステル化剤またはスルホニル化剤G−Qで、塩基の少なくとも1種の均等物の存在下に処理する(ここで、Gは、組み込まれるアルキル、アシル、ホスホリルまたはスルホニル基であると共にQは脱離基である)といったそれ自体公知であるプロセスによって調製されることが可能である。
Figure 0006051444
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりであると共にGが式−C(X)−R、C(X)−X−Rまたは−C(X)−NRの不顕化基である式Iの化合物は、例えば国際公開第99/47525号パンフレットに記載されている技術分野において公知である手法によって調製され得る。典型的には、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物は、酸ハロゲン化物(特に酸塩化物)、酸無水物、ハロホルメート(特にクロロホルメート)、ハロチオホルメート(特にクロロチオホルメート)、イソシアネート、イソチオシアネート、カルバモイルハロゲン化物(特にカルバモイルクロリド)またはチオカルバモイルハロゲン化物(特に塩化チオカルバモイル)などのアシル化剤で、好適な塩基の少なくとも1種の均等物の存在下に、任意により好適な溶剤の存在下に処理される。塩基は、アルカリ金属炭酸塩もしくはアルカリ金属水酸化物、あるいは、金属水素化物などの無機物であり得、または、第三級アミンもしくは金属アルコキシドなどの有機塩基であり得る。好適な無機塩基の例としては、炭酸ナトリウム、ナトリウムまたは水酸化カリウム、水素化ナトリウムが挙げられ、および、好適な有機塩基としては、トリメチルアミンおよびトリエチルアミンなどのトリアルキルアミン、1,4−ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの他のアミン塩基もしくはピリジンが挙げられる。好ましい塩基としては、トリエチルアミンおよびピリジンが挙げられる。この反応に好適な溶剤は試薬と適合性であるよう選択され、テトラヒドロフランおよび1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル、ならびに、ジクロロメタンおよびクロロホルムなどのハロゲン化溶剤が挙げられる。ピリジンおよびトリエチルアミンなどの一定の塩基は、塩基および溶剤の両方として良好に採用され得る。アシル化剤がカルボン酸である場合、アシル化は、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージド、N,N’−ジシクロヘキシカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドおよびN,N’−カルボジイミダゾールなどのカップリング剤の存在下、ならびに、トリエチルアミンまたはピリジンなどの塩基の存在下に、テトラヒドロフラン、ジクロロメタンおよびアセトニトリルなどの好適な溶剤中で行われることが好ましい。
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりであると共にGが式C(X)−X−Rまたは−C(X)−NRの不顕化基である式Iの化合物はまた、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物を、ホスゲンまたはホスゲン均等物により、任意により、トルエンまたは酢酸エチルなどの溶剤および塩基の存在下に処理し、得られたクロロホルメートまたは均等物をアルコール、チオールまたはアミンと、例えば米国特許第6774133号明細書、米国特許第6555567号明細書および米国特許第6479489号明細書に記載の公知の条件下で反応させることにより調製され得る。
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりであると共にGが式−P(X)Rの不顕化基である式Iの化合物は、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物から、例えば、米国特許第6774133号明細書、米国特許第6555567号明細書および米国特許第6479489号明細書に記載の手法を用いて調製され得る。
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりであると共にGが式−SOの不顕化基である式Iの化合物は、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物とアルキルまたはアリールスルホニルハライドとの、好ましくは塩基の少なくとも1種の均等物の存在下での反応により調製され得る。
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりであると共にGがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニルまたは式CH−X−Rの不顕化基である式Iの化合物は、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物を、式G−Y”の化合物(式中、Y”はハロゲン(特に臭素またはヨウ素)、スルホネート(特にメシレートまたはトシレート)または硫酸塩である)で、好ましくは塩基の存在下に、公知の条件下で処理することによって調製され得る。
X、Y、Z、m、nおよびGが上記に定義されているとおりである式IIIの化合物またはその塩
Figure 0006051444
は、X、Y、Z、m、nおよびGが上記に定義されているとおりであると共に、Rがベンジル基によって表される式Iの化合物の触媒水素化によって得ることが可能である。
Figure 0006051444
X、Y、Z、m、n、RおよびGが上記に定義されているとおりである式Iの化合物は、X、Y、Z、m、nおよびGが上記に定義されているとおりである式IIIの化合物を、アルキル化剤R−Q(式中、Rは組み込まれるアルキル基を表すと共にQは脱離基を表す)で、塩基の少なくとも1種の均等物の存在下に、任意により好適な溶剤の存在下で処理することにより得ることが可能である。
X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物は、例えば国際公開第09/049851号パンフレットに記載の公知の方法と同様に、式IVの化合物またはその塩(式中、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、フェニルまたはベンジル基のフェニル環は、C1〜4アルキル、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシまたはニトロによって置換されていてもよい)の、好ましくは塩基の存在下、および、任意により好適な溶剤の存在下における環化を介して調製され得る。
Figure 0006051444
X、Y、Z、m、nおよびRは、上記に定義されているとおりである。好適な塩基の例としては、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムもしくはカリウムt−ブトキシドなどの金属水素化物または金属アルコキシドが挙げられる。好適な溶剤の例としては、例えばトルエン、キシレン、テトラヒドロフランもしくはN,N−ジメチルホルムアミドなどのエーテルが挙げられる。
新規であり、それ故本発明の他の主題を構成すると共に、X、Y、Z、m、n、RおよびR14が上記に定義されているとおりである式IVの化合物は、例えば国際公開第09/049851号パンフレットに記載されている公知の方法と同様に、RおよびR14が上記に定義されているとおりである式Vのオキシトリアゼパン誘導体またはその塩と、式VIのフェニルアセチルハロゲン化物(式中、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりであり、ならびに、Halはフッ素、塩素または臭素(好ましくは塩素)である)とを、好ましくは塩基の存在下に好適な溶剤中で反応させることにより調製され得る。
Figure 0006051444
塩基は、アルカリ金属炭酸塩もしくは水酸化物または金属水素化物などの無機、または、第三級アミンもしくは金属アルコキシドなどの有機塩基であり得る。好適な無機塩基の例としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、水素化ナトリウムが挙げられ、好適な有機塩基としては、トリメチルアミンおよびトリエチルアミンなどのトリアルキルアミン、ピリジン、または、1,4−ジアゾロビシクロ[2.2.2]オクタンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの他のアミン塩基が挙げられる。好ましい塩基としては、トリエチルアミンおよびピリジンが挙げられる。この反応に対する好適な溶剤は試薬と適合するよう選択され、テトラヒドロフランおよび1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル、ならびに、ジクロロメタンおよびクロロホルムなどのハロゲン化溶剤が挙げられる。ピリジンおよびトリエチルアミンなどの一定の塩基が、塩基および溶剤の両方として好適に採用され得る。反応は、任意により、例えば4−ジメチルアミノピリジンなどのアシル化触媒の存在下に行われてもよい。
式VIのフェニルアセチルハロゲン化物(式中、Halはフッ素、塩素または臭素(好ましくは塩素)であり、ならびに、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりである)は公知の化合物であるか、または、例えば国際公開第09/049851号パンフレットに記載されている公知の方法により調製可能である。
新規であり、それ故本発明の他の主題を構成すると共に、式中、RおよびR14が上記に定義されているとおりである式Vのオキシトリアゼパン誘導体は、式VIIの前駆体化合物またはその塩(式中、RおよびR14は上記に定義されているとおりであると共に、Pは、ホルミル、C1〜6アルキルカルボニル(好ましくはアセチルおよびピバロイルなど)、C1〜6シクロアルキルカルボニル、C1〜6ハロアルキルカルボニル(好ましくはトリフルオロアセチルなど)、C2〜6アルケニルカルボニル、C2〜6アルケニルオキシカルボニル、C1〜6アルコキシカルボニル(好ましくはメトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびt−ブトキシカルボニルなど)、C1〜6ハロアルコキシカルボニル(好ましくはトリクロロエトキシカルボニルなど)、任意により置換されたアリールカルボニル(好ましくはベンゾイルなど)、任意により置換されたアリールオキシカルボニル(好ましくはフェニルオキシ−カルボニルなど)、任意により置換されたアリール(C1〜6)アルコキシカルボニル(好ましくはベンジルオキシ−カルボニルおよびp−ニトロベンジルオキシカルボニルなど)、カルバモイル(好ましくはN,N−ジメチルカルバモイルおよびN,N−ジエチルカルバモイルなど)または除去可能なアミノ保護基である)から調製され得る。
Figure 0006051444
が断片−C(O)OR14(対称的に保護されたヒドラジン誘導体VII)(式中、R14は上記に定義されているとおりであり、さらに好ましくは、R14はメチルまたはエチルである)と等しい特定の事例において、モノ脱保護は、例えば、P.Baranger,J.Levisalles,Bulletin de la Societe Chimique de France(1957),704−8と同様に塩基性鹸化条件下で達成され得る。直交するよう(異なって)保護されたヒドラジン誘導体から式VIIの化合物が形成される事例においては、式Vの誘導体の形成は、基Pを選択的に脱保護し、断片−C(O)OR14に影響を及ぼさない反応条件において有利であり得る。このような特定の事例は、Pが、t−ブトキシカルボニル(BOC基として公知である)またはベンジルオキシカルボニル(CbzまたはZ基として公知であるカルボキシベンジル)を表している場合に好ましい。式Vの誘導体は、Pがt−ブトキシカルボニルである式VIIの化合物から、例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry 17(2009)4241−4256;または、Tetrahedron 65(2009)9961−9966;または、Heterocycles 78(2009)2755−2768に記載されているとおり、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、酢酸エチルまたはジオキサンのような溶剤中における強酸(例えばトリフルオロ酢酸、塩化水素、臭化水素)での処理によって調製され得る。塩化水素はまた、メタノール中の塩化アセチル(メタノール中の無水HClを形成)またはメタノール中の塩化チオニルを用いて、インサイツで生成され得る。式Vの誘導体は、Pがベンジルオキシカルボニルである式VIIの化合物から、例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry 10(2002)953−961;または、Journal of Heterocyclic chemistry 38(2001)613−616に記載されているとおり、メタノール、エタノールまたは酢酸エチルのような溶剤中における、任意により水または塩基の存在下での水素化分解(触媒水素化)により調製され得る。
化合物VIIおよびVは、遊離塩基もしくは塩(例えば、ヒドロハロゲン化物塩、より具体的には塩酸塩もしくは臭化水素酸塩、または、他の同等の塩のいずれか)として反応および/または単離されることが可能である。
R、R14およびPが上記に定義されているとおりである式VIIの化合物は、式VIIIの化合物またはその塩(式中、Rは上記に定義されているとおりであり、ならびに、LGおよびLGは、相互に独立して、ハロゲン(好ましくは塩素、臭素またはヨウ素;さらにより好ましくは塩素)またはスルホネート−OSOsu(式中、RsuはC1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、フェニル、C1〜6アルキルフェニルまたはハロフェニルである)(好ましくはメシレート[Rsu=CH]、トシレート[Rsu=p−トリル]またはトリフルオロメタンスルホネート[トリフレート、Rsu=CF];さらにより好ましくはメシレート)などの脱離基を表す)と、PおよびR14が上記に定義されているとおりである対称的もしくは直交的に保護された式IXのヒドラジンとの、好ましくは塩基の存在下での好適な溶剤中における縮合環化によって調製され得る。
Figure 0006051444
塩基は、アルカリ金属炭酸塩もしくは水酸化物もしくは金属水素化物などの無機、または、第三級アミンもしくは金属アルコキシドなどの有機塩基であり得る。好適な無機塩基の例としては、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、水素化ナトリウムが挙げられ、また、好適な有機塩基としては、1,4−ジアゾロビシクロ[2.2.2]オクタンおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどのアミン塩基、または、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドもしくはカリウムt−ブトキシドが挙げられる。好ましい塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムまたは水酸化カリウムおよび水素化ナトリウムが挙げられる。この反応に対する好適な溶剤は試薬に適合するよう選択され、エーテルまたはトルエン、ならびに、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミドおよびアセトニトリルなどの極性有機溶剤、および、メタノール、エタノールおよびt−ブタノールなどのアルコールが挙げられる。典型的な縮合反応条件が、Bioorganic & Medicinal Chemistry 17(2009)4241−4256;または、Chem.Pharm.Bull.58(2010)1001−1002と同様に適用されればよい。このステップに係る収率の観点での向上は、例えば、ヨウ化カリウムまたはヨウ化ナトリウム、第4級アンモニウム塩(例えばテトラブチルアンモニウムヨージド)またはクラウンエーテル(例えば18−クラウン−6)の添加によって達成され得る。
水性濃縮水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム(25〜50%)とトルエン、ジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタンなどの不活性溶剤とを含む二相系が、例えば、J.Fluorine Chem 130(2009)1001−1010;または、Tetrahedron 65(2009)9961−9966;または、J.Heterocyclic Chem.38(2001)613−616と同様の相間移動条件下での式IXの化合物のN,N’−ビスアルキル化に代わりに用いられてもよい。テトラエチル−およびテトラブチルアンモニウムクロリド、ブロミドもしくはヨージド、または、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、ブロミドもしくはヨージドなどのハロゲン化アンモニウム、または、アリコート(C.M.Starks,J.Amer.Chem.93,195(1971)を参照のこと)が相間移動触媒として典型的に用いられる。
およびR14が上記に定義されているとおりである、対称的もしくは直交的に保護された式IXのヒドラジンは公知の化合物であるか、または、公知の方法により調製されることが可能である。例えばtert−ブチルメチルヒドラジンジカルボキシレートがOrg.Lett.12(2010)2028−2031に記載されており;ならびに、tert−ブチルエチルヒドラジンジカルボキシレートがTetrahedron 65(2009)9961−9966に記載されている。さらに、例えばジ−t−ブチルヒドラジン−1,2−ジカルボキシレートがTetrahedron 64(2008)6788−6793に記載されている。
Rが上記に定義されているとおりであると共に、LGおよびLGが相互に独立してハロゲン(好ましくは塩素、臭素またはヨウ素;さらにより好ましくは塩素)などの脱離基を表す式VIIIの化合物は公知の化合物であるか、または、公知の方法によって調製されることが可能である。例えば、N,N−ビス−(2−クロロ−エチル)−O−メチル−ヒドロキシルアミンがE.R.H.Jones,W.Wilson,J.Chem.Soc.547−552(1949)に記載されている。
Rが上記に定義されているとおりであると共に、LGおよびLGが相互に独立してスルホネート−OSOsu(式中、Rsuは、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、フェニル、C1〜6アルキルフェニルまたはハロフェニル(好ましくはメシレート[Rsu=CH]、トシレート[Rsu=p−トリル]またはトリフルオロメタンスルホネート[トリフレート、Rsu=CF];さらにより好ましくはメシレート)である)などの脱離基を表す式VIIIの化合物は、式Xのビス−アルコールまたはその塩を、メシルハライド(例えばメタンスルホニルクロリド)、トシルハライド(例えば塩化パラトルエンスルホニル)、トリフルオロメタンスルホニルハライド(例えばトリフルオロメタンスルホニルクロリド)、または、トリフルオロメタンスルホン酸無水物もしくはN−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド[N−フェニルトリフルイミド]などの薬剤などの活性化剤(少なくとも2種の均等物)で、例えば、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンまたはピリジンなどの塩基(無機または有機)の存在下に、例えばテトラヒドロフラン、酢酸エチル、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどのエーテル、ジクロロメタンなどの溶剤中において処理することにより調製され得る。
Figure 0006051444
Rが上記に定義されているとおりである式Xの化合物またはその塩は公知の化合物であるか、または、公知の方法によって調製されることが可能である。例えば2−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エタノールがN.Sikder,A.K.Sikder,Polish J.Chem.74,1697−1706(2000)およびE.R.H.Jones,W.Wilson,J.Chem.Soc.547−552(1949)に記載されており;または、2−[エトキシ−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノールがL.W.Jones,G.R.Burns,J.Am.Chem.Soc.47,2966−2973(1925)に記載されている。
あるいは、X、Y、Z、m、n、RおよびR14が上記に定義されているとおりである式IVの化合物はまた、R、LGおよびLGが上記に定義されているとおりである式VIIIの化合物またはその塩を、X、Y、Z、m、nおよびR14が上記に定義されているとおりである式XIの異なる官能基を有するN,N’−ヒドラジンにより、好ましくは塩基の存在下で好適な溶剤中で縮合環化することにより調製され得る。
Figure 0006051444
この転換に係る塩基および溶剤の選択は、式IXおよびVIIIの化合物から式VIIの化合物への転換について上記した条件と同様である。
X、Y、Z、m、nおよびR14が上記に定義されているとおりである式XIの化合物は、R14が上記に定義されているとおりである式XIIのヒドラジン誘導体またはその塩と、X、Y、Z、mおよびnが上記に定義されているとおりであると共に、式中、Halがフッ素、塩素または臭素(好ましくは塩素)である式VIのフェニルアセチルハロゲン化物とを、好ましくは塩基の存在下に、好適な溶剤中で公知の方法により反応させることにより調製され得る。
Figure 0006051444
この転換に係る塩基および溶剤の選択は、式VIおよびVの化合物から式IVの化合物への転換について上記した条件と同様である。反応は、任意により、例えば4−ジメチルアミノピリジンなどのアシル化触媒の存在下で行われてもよい。
14が上記に定義されているとおりである式XIIのヒドラジン誘導体またはその塩は公知の化合物であり、例えば市販されているか、または、公知の方法によって調製されることが可能である。例えばヒドラジンカルボン酸エチルエステル(エチルカルバゼート)がOrganic Syntheses 51(1971)121−127に記載されており;ならびに、ヒドラジンカルボン酸メチルエステル(メチルカルバゼート)がBerichte der Deutschen Chemischen Gesellschaft 44(1912)3018−27に記載されている。
あるいは、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物はまた、例えば国際公開第99/47525号パンフレットまたは国際公開第01/17973号パンフレットに記載されている公知の方法と同様に、式XIII−aの化合物(式中、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりであると共に、式中、R15およびR16は、相互に独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、フェニルまたはベンジル基のフェニル環は、C1〜4アルキル、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシまたはニトロによって置換されていてもよい)の、Rが上記に定義されているとおりである式XIVのヒドラジン誘導体またはその塩による、トルエン、キシレン(すべての異性体)、1,2−ジクロロエタンまたはクロロベンゼンなどの不活性有機溶剤中における、任意により、トリエチルアミンおよびピリジンなどの好ましくは窒素塩基といった塩基の存在下、ならびに、任意により、不活性雰囲気下(例えば、窒素またはアルゴン雰囲気下)での縮合/環化を介して調製され得る。
Figure 0006051444
式XIII−aの化合物(式中、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりであると共に、式中、R15およびR16は、相互に独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、フェニルまたはベンジル基のフェニル環は、C1〜4アルキル、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシまたはニトロによって置換されていてもよい)は公知の化合物であるか、または、例えば、国際公開第99/47525号パンフレットもしくは国際公開第01/17973号パンフレットと同様の公知の方法によって調製されることが可能である。
あるいは、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物はまた、例えば国際公開第00/78881号パンフレットに記載されている公知の方法と同様に、式XIII−bの化合物(式中、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりであると共に、式中、R17、R18、R19およびR20は、相互に独立して、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、フェニルまたはベンジル基のフェニル環は、C1〜4アルキル、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシまたはニトロによって置換されていてもよい)の、Rが上記に定義されているとおりである式XIVのヒドラジン誘導体またはその塩による、トルエン、キシレン(すべての異性体)、1,2−ジクロロエタンまたはクロロベンゼンなどの不活性有機溶剤中における、任意により、トリエチルアミンおよびピリジンなどの好ましくは窒素塩基といった塩基の存在下、ならびに、任意により不活性雰囲気下(例えば窒素またはアルゴン雰囲気下)での縮合/環化を介して調製され得る。
Figure 0006051444
式XIII−bの化合物(式中、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりであると共に、式中、R17、R18、R19およびR20は、相互に独立して、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ここで、フェニルまたはベンジル基のフェニル環は、C1〜4アルキル、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシまたはニトロによって置換されていてもよい)は公知の化合物であるか、または、例えば、国際公開第00/78881号パンフレットと同様の公知の方法によって調製されることが可能である。
新規であり、それ故本発明の他の主題を構成すると共に、式中、Rが上記に定義されているとおりである式XIVのヒドラジン誘導体は、式XVの前駆体化合物またはその塩(式中、PおよびPは、相互に独立して、ホルミル、C1〜6アルキルカルボニル(好ましくはアセチルおよびピバロイルなど)、C1〜6シクロアルキルカルボニル、C1〜6ハロアルキルカルボニル(好ましくはトリフルオロアセチルなど)、C2〜6アルケニルカルボニル、C2〜6アルケニルオキシカルボニル、C1〜6アルコキシカルボニル(好ましくはメトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびt−ブトキシカルボニルなど)、C1〜6ハロアルコキシカルボニル(好ましくはトリクロロエトキシカルボニルなど)、任意により置換されたアリールカルボニル(好ましくはベンゾイルなど)、任意により置換されたアリールオキシカルボニル(好ましくはフェニルオキシ−カルボニルなど)、任意により置換されたアリール(C1〜6)アルコキシカルボニル(好ましくはベンジルオキシ−カルボニルおよびp−ニトロベンジルオキシカルボニルなど)、カルバモイル(好ましくはN,N−ジメチルカルバモイルおよびN,N−ジエチルカルバモイルなど)または除去可能なアミノ保護基である)から調製され得る。
Figure 0006051444
「アミノ保護基」は、例えばP.G.M.Wuts,T.W.Green,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis,Fourth Edition,John Wiley & Sons,2007に記載されており、当業者に公知であるいずれかのアミノ保護基を指す。この用語は、好ましくは、ホルミル、C1〜6アルキルカルボニル(例えばアセチル、ピバロイル)、C1〜6ハロ−アルキルカルボニル(例えばトリフルオロアセチル)、C1〜6アルコキシカルボニル(例えばメトキシカルボニル、エトキシ−カルボニルまたはt−ブトキシカルボニル[BOC基として公知である])、C1〜6ハロアルコキシカルボニル(例えばトリクロロエトキシカルボニル)、任意により置換されたアリールカルボニル(例えばベンゾイル)、任意により置換されたアリールオキシカルボニル(例えばフェニルオキシカルボニル)、任意により置換されたアリール(C1〜6)アルキル−カルボニル(例えば、CbzまたはZ基として公知であるベンジルオキシカルボニル[カルボキシベンジルと同等];または、p−ニトロベンジルオキシカルボニル)、カルバモイル(例えばN,N−ジメチルカルバモイルおよびN,N−ジエチルカルバモイル)を指す。
通常、PがPと同等である(対称的に保護されたヒドラジン誘導体XV)ことが好ましい。基PおよびPの除去(脱保護)は、例えば国際公開第03/051853号パンフレットおよび国際公開第06/045587号パンフレットに記載されているとおり、例えば、式XVの化合物を、塩基もしくは酸の存在下で、不活性溶剤中において反応させることにより達成され得る。Pおよび/またはPがアセチルまたはt−ブトキシカルボニル(BOC基として公知である)を表す好ましい事例において、式XIVの誘導体は、例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry 17(2009)4241−4256;または、Tetrahedron 65(2009)9961−9966;または、Heterocycles 78(2009)2755−2768に記載されているとおり、式XVの化合物から、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、酢酸エチルまたはジオキサンのような溶剤中における強酸(例えばトリフルオロ酢酸、塩化水素、臭化水素)との処理により調製され得る。塩化水素はまた、メタノール中の塩化アセチル(例えば国際公開第01/17973号パンフレットに記載されているとおり、メタノール中に無水HClが形成される)またはメタノール中の塩化チオニルを用いることにより、インサイツで生成され得る。PおよびPがベンジルオキシ−カルボニル(CbzまたはZ基として公知であるカルボキシベンジル)を表す好ましい事例において、式XIVの誘導体は、例えば、Bioorganic & Medicinal Chemistry 10(2002)953−961;または、Journal of Heterocyclic chemistry 38(2001)613−616と同様に、式XVの化合物から、メタノール、エタノールまたは酢酸エチルのような溶剤中における、任意により水または塩基の存在下での水素化分解(触媒水素化)により調製され得る。
化合物XIVおよびXVは、遊離塩基もしくは塩(例えば、ヒドロハロゲン化物塩、より具体的には塩酸塩もしくは臭化水素酸塩、または、他の同等の塩のいずれか)として反応および/または単離されることが可能である。
新規であり、それ故本発明の他の主題を構成すると共に、式中、P、PおよびRが上記に定義されているとおりである式XVの化合物は、R、LGおよびLGが上記に定義されているとおりである式VIIIの化合物またはその塩の、PおよびPが同一もしくは異なると共に上記に定義されているとおりである対称的もしくは直交的に保護された式XVIのヒドラジンによる、好ましくは塩基の存在下、好適な溶剤中における縮合環化により調製され得る。
Figure 0006051444
この転換に係る塩基および溶剤の選択は、式IXおよびVIIIの化合物から式VIIの化合物への転換について上記した条件と同様である。典型的な反応条件が、国際公開第99/47525号パンフレット、国際公開第01/17973号パンフレット、国際公開第03/051853号パンフレットおよび国際公開第06/045587号パンフレットと同様にさらに適用され得る。
およびPが同一もしくは異なると共に上記に定義されているとおりである対称的もしくは直交的に保護された式XVIのヒドラジンは公知の化合物であるか、または、式VIIの化合物の調製について上記されているとおり、公知の方法によって調製されることが可能である。
あるいは、X、Y、Z、m、nおよびRが上記に定義されているとおりである式IIの化合物はまた、例えば欧州特許第508126号明細書(1992)に記載されている公知の方法と同様に、式XVIIの化合物(式中、Halは、フッ素、塩素または臭素(好ましくは塩素;この場合、置換クロロカルボニルケテンと定義される)であり、また、X、Y、Z、mおよびnは上記に定義されているとおりである)の、Rが上記に定義されているとおりである式XIVのヒドラジン誘導体またはその塩による、トルエン、キシレン(すべての異性体)、エーテルまたはジクロロメタンなどの不活性有機溶剤中における、ハロゲン化水素掃去剤(例えばトリエチルアミンまたはピリジン)としての塩基の存在下、および、任意により不活性雰囲気下での縮合/環化を介して調製され得る。
Figure 0006051444
Halがフッ素、塩素または臭素(好ましくは塩素)であると共に、X、Y、Z、mおよびnが上記に定義されているとおりである式XVIIの化合物は、公知の化合物であるか、または、例えば、S.Nakanishi,K.Butler,Org.Prep.Proced.Int.7,155−158(1975)と同様の公知の方法によって調製されることが可能である。
化合物VIII、X、XII、XIVおよびXVは、遊離塩基もしくは塩(例えば、ヒドロハロゲン化物塩、より具体的には塩酸塩もしくは臭化水素酸塩、または、他の同等の塩のいずれか)として反応および/または単離されることが可能である。
式IV、V、XIVおよびXVの化合物ならびにその塩は、新規であり、式Iの化合物の合成に対して特定的に設計されており、従って、本発明のさらなる態様を構成する。それ故、式IVの化合物
Figure 0006051444
およびその塩(式中、X、Y、Z、m、nおよびRは上記において定められた意味を有し、および、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルである);ならびに、
式Vの化合物
Figure 0006051444
およびその塩(式中、Rは上記において定められた意味を有し、および、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルである);ならびに、
式XIVの化合物
Figure 0006051444
およびその塩(式中、Rは上記において定められた意味を有する);ならびに、
式XVの化合物
Figure 0006051444
およびその塩(式中、Rは上記において定められた意味を有し、および、PおよびPは、相互に独立して、ホルミル、C1〜6アルキルカルボニル、C1〜6シクロアルキルカルボニル、C1〜6ハロアルキルカルボニル、C2〜6アルケニルカルボニル、C2〜6アルケニルオキシカルボニル、C1〜6アルコキシカルボニル、C1〜6ハロアルコキシカルボニル、任意により置換されたアリールカルボニル、任意により置換されたアリールオキシカルボニル、任意により置換されたアリール(C1〜6)アルコキシカルボニル、カルバモイルまたは除去可能なアミノ保護基である)は新規である。
反応体は塩基の存在下で反応させることが可能である。好適な塩基の例は、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水素化物、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アミド、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属酢酸塩、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属ジアルキルアミド、または、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属アルキルシリルアミド、アルキルアミン、アルキレンジアミン、遊離もしくはN−アルキル化飽和もしくは不飽和シクロアルキルアミン、塩基性複素環水酸化アンモニウムおよび炭素環式アミンである。これらの例としては、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメトキシド、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、カリウムt−ブトキシド、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水素化カリウム、リチウムジイソプロピルアミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、水酸化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、N−シクロヘキシル−N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、キヌクリジン、N−メチルモルホリン、ベンジルトリメチル水酸化アンモニウムおよび1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)が挙げられ得る。
従って、反応体は相互に、すなわち、溶剤または希釈剤を添加することなく反応可能である。しかしながら、ほとんどの場合においては、不活性溶剤もしくは希釈剤またはこれらの混合物を添加することが有利である。反応が塩基の存在下で行われる場合、過剰量で採用されるトリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリンまたはN,N−ジエチルアニリンなどの塩基は、溶剤または希釈剤としても作用し得る。
この反応は、およそ−80℃からおよそ+140℃、好ましくはおよそ−30℃からおよそ+100℃、多くの事例において、周囲温度〜およそ+80℃の範囲の温度範囲で行われることが有利である。
化合物Iは、出発化合物Iの1つ以上の置換基を、本発明による他の置換基に通例の様式で置き換えることにより、それ自体は公知の様式で他の化合物Iに転化されることが可能である。
各事例において好適である反応条件および出発材料の選択に応じて、例えば、1つの反応ステップのみにおいて一の置換基を本発明による他の置換基に置き換えることが可能であり、または、複数の置換基を、同一反応ステップにおいて本発明による他の置換基により置き換えることが可能である。
化合物Iの塩は、それ自体は公知である様式で調製されることが可能である。それ故、例えば、化合物Iの酸付加塩は好適な酸または好適なイオン交換試薬での処理により得られ、塩基との塩は好適な塩基または好適なイオン交換試薬での処理により得られる。
化合物Iの塩は、例えば、好適な塩基化合物または好適なイオン交換試薬との処理といった通例の様式で遊離化合物I、酸付加塩に転化されることが可能であり、例えば、好適な酸または好適なイオン交換試薬との処理により塩基との塩に転化されることが可能である。
化合物Iの塩は、例えば、塩酸塩などの無機酸の塩を、形成される例えば塩化銀といった無機塩が不溶性であり反応混合物から析出する好適な溶剤中において、例えば酢酸銀といった、酸のナトリウム、バリウムまたは銀塩などの好適な金属塩で処理することにより、それ自体は公知である様式で、例えば、他の酸付加塩といった酸付加塩である化合物Iの他の塩に転化されることが可能である。
手法または反応条件に応じて、塩形成特性を有する化合物Iは、遊離形態で、または、塩の形態で得られることが可能である。
化合物Iおよび適切な場合にはその互変異性体は、遊離形態もしくは塩形態の各事例において、分子中に生じる不斉炭素原子の数、絶対的および相対的立体配置に応じて、ならびに/または、分子中に生じる非芳香族二重結合の立体配置に応じて、可能である一の異性体形態で、もしくは、これらの混合物として(例えば、鏡像体および/もしくはジアステレオマーなどの純粋な異性体の形態で、または、例えばラセミ化合物、ジアステレオマー混合物あるいはラセミ化合物の混合物といったエナンチオマー混合物などの異性体混合物として)存在していることが可能であり;本発明は純粋な異性体に関していると共に、可能であるすべての異性体混合物にも関しており、本発明は、各事例において立体化学的な詳細に対する特定的な言及が無い場合においても、上記および下記では、各事例においてこのような意味で理解されるべきである。
どの出発材料および手法が選択されたかに応じて入手可能である、遊離形態または塩形態での化合物Iのジアステレオマー混合物またはラセミ化合物の混合物は、成分の物理化学的差異に基づいて、例えば分別結晶化、蒸留および/またはクロマトグラフィにより、公知の様式で純粋なジアステレオマーまたはラセミ化合物に分離されることが可能である。
同様の様式で入手可能であるラセミ化合物などのエナンチオマー混合物は以下のような公知の方法により光学的鏡像体に分割されることが可能である:例えば、光学的に活性な溶剤からの再結晶化;例えば、好適な微生物により補助されるアセチルセルロースでの高速液体クロマトグラフィ(HPLC)といったキラル吸着媒へのクロマトグラフィ;例えば、1つのエナンチオマーのみが錯化されるキラルクラウンエーテルを用いる、包接化合物の形成を介した特定の不動化された酵素による開裂;または、例えば、塩基性最終生成物ラセミ化合物を例えば樟脳酸、酒石酸あるいはリンゴ酸といったカルボン酸または例えばカンファースルホン酸といったスルホン酸などの光学的に活性な酸と反応させ、および、この様式で得ることが可能であるジアステレオマー混合物を、例えば異なる溶解度に基づく分別結晶化によって分離して、例えば塩基性薬剤といった好適な薬剤の作用により所望されるエナンチオマーを遊離させることが可能であるジアステレオマーを得ることによる、ジアステレオ異性塩への転換。
本発明に基づく純粋なジアステレオマーまたはエナンチオマーの入手は、好適な異性体混合物の分離のみならず、例えば、好適な立体化学の出発材料が伴う本発明によるプロセスの実施といった、一般に公知のジアステレオ選択的もしくはエナンチオ選択的合成方法によっても可能である。
個々の成分が異なる生物学的活性を有している場合には、生物学的により活性である、例えばエナンチオマーもしくはジアステレオマーといった異性体、または、例えばエナンチオマー混合物もしくはジアステレオマー混合物といった異性体混合物を各事例において単離もしくは合成することが有利である。
化合物Iおよび適切な場合にはその互変異性体は、遊離形態もしくは塩形態の各事例において、適切な、水和物の形態で得られることも可能であり、および/または、例えば固体形態で存在する化合物の結晶化に用いられていてもよい他の溶剤を含んでいることも可能である。
以下の表1〜16に記載の化合物は、上記の方法に従って調製されることが可能である。以下の例は、本発明を例示するものであり、好ましい式Iの化合物を示すことが意図されている。
表1:この表は、式Iaの178種の化合物T1.001〜T1.178を開示しており:
Figure 0006051444
式中、RはCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは以下に定義されているとおりである:
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表2:この表は、式Iaの178種の化合物T2.001〜T2.178を開示しており、式中、RはCHCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表3:この表は、式Iaの178種の化合物T3.001〜T3.178を開示しており、式中、Rはn−Cであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表4:この表は、式Iaの178種の化合物T4.001〜T4.178を開示しており、式中、Rはi−Cであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表5:この表は、式Iaの178種の化合物T5.001〜T5.178を開示しており、式中、Rはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表6:この表は、式Iaの178種の化合物T6.001〜T6.178を開示しており、式中、Rはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表7:この表は、式Iaの178種の化合物T7.001〜T7.178を開示しており、式中、Rはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表8:この表は、式Iaの178種の化合物T8.001〜T8.178を開示しており、式中、Rは水素であり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表9:この表は、式Iaの178種の化合物T9.001〜T9.178を開示しており、式中、RはCHOCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表10:この表は、式Iaの178種の化合物T10.001〜T10.178を開示しており、式中、RはCHCHOCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表11:この表は、式Iaの178種の化合物T11.001〜T11.178を開示しており、式中、RはCHOCHCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表12:この表は、式Iaの178種の化合物T12.001〜T12.178を開示しており、式中、RはCHOCOCHであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表13:この表は、式Iaの178種の化合物T13.001〜T13.178を開示しており、式中、RはCHCFであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表14:この表は、式Iaの178種の化合物T14.001〜T14.178を開示しており、式中、RはCHCNであり、Gは水素であり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表15:この表は、式Iaの178種の化合物T15.001〜T15.178を開示しており、式中、RはCHであり、Gはエトキシカルボニルであり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
表16:この表は、式Iaの178種の化合物T16.001〜T16.178を開示しており、式中、RはCHであり、Gはピバロイルであり、ならびに、R−、R、RおよびRは表1に定義されているとおりである。
本発明の一態様において、本発明による化合物は、きわめて少ない適用量であっても有害生物防除分野において予防的におよび/または治癒的に価値のある有効成分であり、きわめて好ましい殺生範囲を有すると共に、温血性の種、魚類、および、植物は良好な耐容性を示すものである。本発明による有効成分は、昆虫またはダニ目の代表的なものなどの通常は感受性(耐性)の動物有害生物の成長ステージのすべてもしくは個々に対して作用する。本発明による有効成分の殺虫性または殺ダニ性活性は、直接的に顕在化(すなわち、直ぐに、もしくは、例えば脱皮中といった一定時間の経過後のみに生じる有害生物の殺処分において)されるか、または、間接的に顕在化(例えば産卵量および/もしくは孵化率の低減、少なくとも50〜60%の殺処分割合(死亡率)に相当する良好な活性)されることが可能である。
式Iの化合物は、鱗翅目、双翅目、半翅目、総翅目、直翅目、網翅目、鞘翅目、ノミ目、膜翅目および等翅目などの昆虫有害生物、ならびに、例えば、ダニ類、線虫および軟体動物有害生物といった他の無脊椎有害生物の外寄生の対処および防除に用いられることが可能である。昆虫、ダニ類、線虫および軟体動物を、以降において総括して有害生物と称する。本発明の化合物の使用によって対処および防除され得る有害生物は、農業(この用語は、食品および繊維製品用の作物の栽培を含む)、園芸および家畜学、伴侶動物、営林、ならびに、植物由来の製品(果実、穀粒およびひき材など)の保管に関連する有害生物;人工構造物の損害、ならびに、ヒトおよび動物の疾病の伝染に関連する有害生物;ならびに、迷惑な有害生物(ハエなど)をも含む。
式Iの化合物によって防除され得る有害生物種の例としては:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(アブラムシ)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)(アブラムシ)、マメクロアブラムシ(Aphis fabae)(アブラムシ)、メクラカメムシ科の一種(Lygus spp.)(カプシッド)、ジスデルクス属の一種(Dysdercus spp.)(カプシッド)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)(プラントホッパー)、ツマグロヨコバイ(Nephotettixc incticeps)(リーフホッパー)、ネザラ属の一種(Nezara spp.)(カメムシ)、ユースキスツス属の一種(Euschistus spp.)(カメムシ)、レプトコリサ属の一種(Leptocorisa spp.)(カメムシ)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)(アザミウマ)、トリプス属の一種(Thrips spp.)(アザミウマ)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)(コロラドハムシ)、メキシコワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)(ワタミゾウムシ)、アオニジエラ属の一種(Aonidiella spp.)(カイガラムシ)、トリアロイデス属の一種(Trialeurodes spp.)(コナジラミ)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(コナジラミ)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)(アワノメイガ)、スポドプテラクットラリス(Spodoptera littoralis)(コットンリーフワーム(cotton leafworm))、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)(ニセアメリカタバコガ)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)(オオタバコガ(cotton bollworm))、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)(オオタバコガ(cotton bollworm))、シレプタデロガタ(Sylepta derogata)(ワタノメイガ)、シロチョウ(Pieris brassicae)(モンシロチョウ)、コナガ(Plutella xylostella)(コナガ)、アグロティス属の一種(Agrotis spp.)(ヨトウムシ)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)(ニカメイチュウ)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)(バッタ)、オーストラリアトビバッタ(Chortiocetes terminifera)(バッタ)、ディアブロティカ属の一種(Diabrotica spp.)(ネクイムシ)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)(リンゴハダニ)、ミカンハダニ(Panonychus citri)(ミカンハダニ)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)(ナミハダニ)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)(ニセナミハダニ)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)(ミカンサビダニ)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)(チャノホコリダニ)、ブレビパルプス属の一種(Brevipalpus spp.)(ヒメハダニ)、オウシマダニ(Boophilus microplus)(ウシダニ)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)(カクマダニ)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)(ネコノミ)、リリオミザ属の一種(Liriomyza spp.)(葉もぐり虫)、イエバエ(Musca domestica)(イエバエ)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)(カ)、ハマダラカ属の一種(Anopheles spp.)(蚊)、イエカ属の一種(Culex spp.)(蚊)、ルシリア属の一種(Lucillia spp.)(クロバエ)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)(ゴキブリ)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)(ゴキブリ)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)(ゴキブリ)、ムカシシロアリ科のシロアリ(例えば、マストテルメス属の一種(Mastotermes spp.))、レイビシロアリ科のシロアリ(例えば、ネオテルメス属の一種(Neotermes spp.))、ミゾガシラシロアリ科のシロアリ(例えば、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、ヤマトシロアリ(R.speratu)、R.ビルギニクス(R.virginicus)、R.ヘスペルス(R.hesperus)およびR.サントネンシス(R.santonensis))、および、シロアリ科のシロアリ(例えば、キイロマルガシラシロアリ(Globitermes sulphureus))、アカカミアリ(Solenopsis geminata)(アカカミアリ)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)(イエヒメアリ)、ダマリニア属の一種(Damalinia spp.)およびケモノホソジラミ属の一種(Linognathus spp.)(ハジラミおよびシラミの一種)、メロイドギネ属の一種(Meloidogyne spp.)(ネコブセンチュウ)、グロボデラ属の一種(Globodera spp.)およびシストセンチュウ属の一種(Heterodera spp.)(シストセンチュウ)、プラチレンクス属の一種(Pratylenchus spp.)(ネグサレセンチュウ)、ロドホラス属の一種(Rhodopholus spp.)(バナナネモグリセンチュウ)、チレンクルス属の一種(Tylenchulus spp.)(ミカンネセンチュウ)、捻転胃虫(Haemonchus contortus)(捻転胃虫)、カエノラブディティスエレガンス(Caenorhabditis elegans)(センチュウ)、毛様線虫属の一種(Trichostrongylus spp.)(胃腸線虫の一種)、ならびに、ノハラナメクジ(Deroceras reticulatum)(ナメクジ)が挙げられる。
上記の有害生物のさらなる例は以下の通りである:
ダニ目から、例えば、
アカリツス属の一種(Acalitus spp.)、アカルス属の一種(Aculus spp.)、アカリカルス属の一種(Acaricalus spp.)、アセリア属の一種(Aceria spp.)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、アンブリオンマ属の一種(Amblyomma spp.)、ナガヒメダニ属の一種(Argas spp.)、オウシマダニ属の一種(Boophilus spp.)、ブレビパルプス属の一種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア属の一種(Bryobia spp.)、カリピトリメルス属の一種(Calipitrimerus spp.)、ショクヒヒゼンダニ属の一種(Chorioptes spp.)、ワクモ(Derma−nyssus gallinae)、デルマトファゴイデス属の一種(Dermatophagoides spp.)、エオテトラニカス属の一種(Eotetranychus spp.)、エリオフィエス属の一種(Eriophyes spp.)、ヘミタルソネムス属の一種(Hemitarsonemus spp.)、イボマダニ属の一種(Hyalomma spp.)、マダニ属の一種(Ixodes spp.)、オリゴニクス属の一種(Olygonychus spp.)、カズキダニ属の一種(Ornithodoros spp.)、ポリファゴタルソネラタス(Polyphagotarsone latus)、パノニクス属の一種(Panonychus spp.)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、フィトネムス属の一種(Phytonemus spp.)、ポリファゴタロソネムス属の一種(Polyphagotarsonemus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属の一種(Psoroptes spp.)、コイタマダニ属の一種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス属の一種(Rhizoglyphus spp.)、サルコプテス属の一種(Sarcoptes spp.)、ステネオタルソネムス属の一種(Steneotarsonemus spp.)、ホコリダニ属の一種(Tarsonemus spp.)およびテトラニクス属の一種(Tetranychus spp.);
シラミ目から、例えば、
ブタジラミ属の一種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ属の一種(Linognathus spp.)、ペディクルス属の一種(Pediculus spp.)、ペムフィグス属の一種(Pemphigus spp.)およびフィロキセラ属の一種(Phylloxera spp.);
鞘翅目から、例えば、
アグリオテス属の一種(Agriotes spp.)、アンフィマロンマジャレ(Amphimallon majale)、セマダラコガネ(Anomala orientalis)、アントノムス属の一種(Anthonomus spp.)、アンフォディウス属の一種(Aphodius spp.)、アスチラスアトロマクラタス(Astylus atromaculatus)、アテニウス属の一種(Ataenius spp.)、アトマリアリネアリス(aria linearis)、カエトクネマチビアリス(Chaetocnema tibialis)、セロトマ属の一種(Cerotoma spp.)、コノデルス属の一種(Conoderus spp.)、コスモポリテス属の一種(Cosmopolites spp.)、コチニスニチダ(Cotinis nitida)、クルクリオ属の一種(Curculio spp.)、シクロセファラ属の一種(Cyclocephala spp.)、デルメステス属の一種(Dermestes spp.)、ディアブロティカ属の一種(Diabrotica spp.)、アデルスツノカブト(Diloboderus abderus)、エピラクナ属の一種(Epilachna spp.)、エレムヌス属の一種(Eremnus spp.)、ヘテロニクスアラトル(Heteronychus arator)、ヒポテネムスハンペイ(Hypothenemus hampei)、ラグリアフイロサ(Lagria vilosa)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、リッソルホプトルス属の一種(Lissorhoptrus spp.)、リオゲニス属の一種(Liogenys spp.)、マエコラスピス属の一種(Maecolaspis spp.)、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)、メガセリス属の一種(Megascelis spp.)、メリゲテスアエネウス(Melighetes aeneus)、メロロンタ属の一種(Melolontha spp.)、マイオクロウスアルマツス(Myochrous armatus)、オリジャエフィルス属の一種(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス属の一種(Otiorhynchus spp.)、フィロファーガ属の一種(Phyllophaga spp.)、フリクチヌス属の一種(Phlyctinus spp.)、ポピリア属の一種(Popillia spp.)、プシリオデス属の一種(Psylliodes spp.)、リッソマツスアウブチリス(Rhyssomatus aubtilis)、リゾペルタ属の一種(Rhizopertha spp.)、コガネムシ科、シトフィルス属の一種(Sitophilus spp.)、シトトルガ属の一種(Sitotroga spp.)、ソマチカス属の一種(Somaticus spp.)、スフェノフォラス属の一種(Sphenophorus spp.)、ステルネクススブシグナツス(Sternechus subsignatus)、ゴミムシダマシ属の一種(Tenebrio spp.)、トリボリウム属の一種(Tribolium spp.)およびトロゴデルマ属の一種(Trogoderma spp.);
双翅目から、例えば、
ヤブカ属の一種(Aedes spp.)、ハマダラカ属の一種(Anopheles spp.)、アンテリゴナソカタ(Antherigona soccata)、バクトロセラオレアエ(Bactrocea oleae)、ビビオホルツラヌス(Bibio hortulanus)、ブラジシア属の一種(Bradysia spp.)、カリホラエリスロセファラ(Calliphora erythrocephala)、セラチチス属の一種(Ceratitis spp.)、オビキンバエ属の一種(Chrysomyia spp.)、イエカ属の一種(Culex spp.)、クテレブラ属の一種(Cuterebra spp.)、ダクス属の一種(Dacus spp.)、デリア属の一種(Delia spp.)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)、ヒメイエバエ属の一種(Fannia spp.)、ガストロフィラス属の一種(Gastrophilus spp.)、ゲオミザトリプンクタタ(Geomyza tripunctata)、ツェツェバエ属の一種(Glossina spp.)、ウシバエ属の一種(Hypoderma spp.)、ヒッポボスカ属の一種(Hyppobosca spp.)、リリオミザ属の一種(Liriomyza spp.)、キンバエ属の一種(Lucilia spp.)、メラナグロミザ属の一種(Melanagromyza spp.)、イエバエ属の一種(Musca spp.)、ヒツジバエ属の一種(Oestrus spp.)、オルセオリア属の一種(Orseolia spp.)、オスキネラフリツ(Oscinella frit)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、ホルビア属の一種(Phorbia spp.)、ラゴレチス属の一種(Rhagoletis spp.)、リベリアクアドリファシアタ(Rivelia quadrifasciata)、スカテラ属の一種(Scatella spp.)、キノコバエ属の一種(Sciara spp.)、サシバエ属の一種(Stomoxys spp.)、アブ属の一種(Tabanus spp.)、タニア属の一種(Tannia spp.)およびガガンボ属の一種(Tipula spp.);
半翅目から、例えば、
アカントコリススカブラトル(Acanthocoris scabrator)、アクロステルナム属の一種(Acrosternum spp.)、ウススジカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、アンブリペルタニチダ(Amblypelta nitida)、バチコエリアタラシナ(Bathycoelia thalassina)、ブリサス属の一種(Blissus spp.)、トコジラミ属の一種(Cimex spp.)、クラビグララトメントシコリス(Clavigralla tomentosicollis)、クレオンチアデス属の一種(Creontiades spp.)、ジスタンチエラテオブロマ(Distantiella theobroma)、ジケロプスフルカツス(Dichelops furcatus)、ジスデルクス属の一種(Dysdercus spp.)、イデッサ属の一種(Edessa spp.)、オイキスツス属の一種(Euchistus spp.)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、エウリガステル属の一種(Eurygaster spp.)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ホルシアスノビレルス(Horcias nobilellus)、レプトコリサ属の一種(Leptocorisa spp.)、ホソツヤヒメカスミカメ(Prolygus spp.)、マルガロデス属の一種(Margarodes spp.)、ムルガンチアヒストリオニク(Murgantia histrionic)、ネオメガロトムス属の一種(Neomegalotomus spp.)、タバコカスミカメムシ(Nesidiocoris tenuis)、ネザラ属の一種(Nezara spp.)、ニシウスシムランス(Nysius simulans)、オエバルスインスラリス(Oebalus insularis)、ピエスマ属の一種(Piesma spp.)、ピエゾドルス属の一種(Piezodorus spp.)、ロドニウス属の一種(Rhodnius spp.)、サールベルゲラシングラリス(Sahlbergella singularis)、スカプトコリスカスタネア(Scaptocoris castanea)、スコチノファラ属の一種(Scotinophara spp.)、チアンタ属の一種(Thyanta spp.)、トリアトマ属の一種(Triatoma spp.)、ヴァチガイルデンス(Vatiga illudens);
同翅目から、例えば、
−アシルトシウムピスム(Acyrthosium pisum)、アダルゲス属の一種(Adalges spp.)、−アガリアナエンシゲラ(Agalliana ensigera)、アゴノセナタルギオニイ(Agonoscena targionii)、アレウロジクス属の一種(Aleurodicus spp.)、アレウロカンツス属の一種(Aleurocanthus spp.)、アレウロロブスバロデンシス(Aleurolobus barodensis)、アレウロトリキスフロッコスス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデスブラシカエ(Aleyrodes brassicae)、フタテンミドリヒメヨコバイ(Amarasca biguttula)、アムリトズスアトキンソニ(Amritodus atkinsoni)、アオニジエラ属の一種(Aonidiella spp.)、アリマキ科、ワタアブラムシ属の一種(Aphis spp.)、アスピジオツス属の一種(Aspidiotus spp.)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、バクテリセラコッケレリ(Bactericera cockerelli)、ベミシア属の一種(Bemisia spp.)、ブラキカウダス属の一種(Brachycaudus spp.)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、カコプシラ属の一種(Cacopsylla spp.)、ニンジンフタオアブラムシ(Cavariella aegopodii Scop.)、セロプラスタ属の一種(Ceroplaster spp.)、クリソムファルスアオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、シカデラ属の一種(Cicadella spp.)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クリプトミズス属の一種(Cryptomyzus spp.)、シカヅリナ属の一種(Cicadulina spp.)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ダルブルスマイジス(Dalbulus maidis)、ジアレウロデス属の一種(Dialeurodes spp.)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ジウラフィスノキシア(Diuraphis noxia)、ジサフィス属の一種(Dysaphis spp.)、エムポアスカ属の一種(Empoasca spp.)、リンゴワタムシ(Eriosoma larigerum)、エリスロネウラ属の一種(Erythroneura spp.)、カスカルジア属の一種(Gascardia spp.)、グリカスピスブリンブレコンベイ(Glycaspis brimblecombei)、ヒアダフィスシュードブラシカエ(Hyadaphis pseudobrassicae)、ヒアロプテルス属の一種(Hyalopterus spp.)、ヒペロミズスパリズス(Hyperomyzus pallidus)、リュウガンズキンヨコバイ(Idioscopus clypealis)、ヤコビアスカリビカ(Jacobiasca lybica)、ラオデルファクス属の一種(Laodelphax spp.)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、レピドサフェス属の一種(Lepidosaphes spp.)、ニセダイコンアブラムシ(Lopaphis erysimi)、リオゲニスマイヂス(Lyogenys maidis)、マクロシフム属の一種(Macrosiphum spp.)、マハナルワ属の一種(Mahanarva spp.)、メタカルファプルイノサ(Metcalfa pruinosa)、ムギウスイロアブラムシ(Metopolophium dirhodum)、ミンズスクルズス(Myndus crudus)、ミズス属の一種(Myzus spp.)、ネオトキソプテラ属の一種(Neotoxoptera sp)、ツマグロヨコバイ属の一種(Nephotettix spp.)、ニラパルバタ属の一種(Nilaparvata spp.)、ナシミドリオオアブラムシ(Nippolachnus piri Mats)、オドナスピスルタエ(Odonaspis ruthae)、オレグマラニゲラゼンター(Oregma lanigera Zehnter)、ヤマモモコナジラミ(Parabemisia myricae)、パラトリオザコッケレリ(Paratrioza cockerelli)、パルラトリア属の一種(Parlatoria spp.)、ペムフィグス属の一種(Pemphigus spp.)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、ペルキンシエラ属の一種(Perkinsiella spp.)、ホップイボアブラムシ(Phorodon humuli)、フィロキセラ属の一種(Phylloxera spp.)、プラノコッカス属の一種(Planococcus spp.).、プセウダウラカスピス属の一種(Pseudaulacaspis spp.)、シュードコッカス属の一種(Pseudococcus spp.)、ワタノミハムシ(Pseudatomoscelis seriatus)、プシラ属の一種(Psylla spp.)、プルビナリアエチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラズピジオツス属の一種(Quadraspidiotus spp.)、クエサダギガス(Quesada gigas)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ロパロシフム属の一種(Rhopalosiphum spp.)、サイセチア属の一種(Saissetia spp.)、スカホイデウス属の一種(Scaphoideus spp.)、スチザフィス属の一種(Schizaphis spp.)、シトビオン属の一種(Sitobion spp.)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、スピシスチルスフェスチヌス(Spissistilus festinus)、タロファガスプロセルピナ(Tarophagus Proserpina)、トキソプテラ属の一種(Toxoptera spp.)、トリアロイデス属の一種(Trialeurodes spp.)、トリジスカスポロボリ(Tridiscus sporoboli)、トリオニムス属の一種(Trionymus spp.)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)、ジギナフラミゲラ(Zygina flammigera)、ジギニジアスクテラリス(Zyginidia scutellaris);
膜翅目から、例えば、
ヒメハキリアリ属(Acromyrmex)、アルゲ属の一種(Arge spp.)、アッタ属の一種(Atta spp.)、セフス属の一種(Cephus spp.)、ジプリオン属の一種(Diprion spp.)、マツハバチ科(Diprionidae)、シマトウヒハバチ(Gilpinia polytoma)、ホプロカムパ属の一種(Hoplocampa spp.)、ケアリ属の一種(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン属の一種(Neodiprion spp.)、クロナガアリ(Pogonomyrmex spp.)、スレノプシスインビクタ(Slenopsis invicta)、ソレノプシス属の一種(Solenopsis spp.)およびベスパ属の一種(Vespa spp.);
等翅目から、例えば、
コプトテルメス属の一種(Coptotermes spp.)、コルニテルネスクムランス(Corniternes cumulans)、インシシテルメス属の一種(Incisitermes spp.)、マクロテルメス属の一種(Macrotermes spp.)、マストテルメス属の一種(Mastotermes spp.)、ミクロテルメス属の一種(Microtermes spp.)、ヤマトシロアリ属の一種(Reticulitermes spp.);ソレノプシスゲミナーテ(Solenopsis geminate);
鱗翅目から、例えば、
アクレリス属の一種(Acleris spp.)、アドキソフィエス属の一種(Adoxophyes spp.)、アエゲリア属の一種(Aegeria spp.)、アグロティス属の一種(Agrotis spp.)、アラバマアルギラセア(Alabama argillaceae)、アミロイス属の一種(Amylois spp.)、アンチカルシアゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチップス属の一種(Archips spp.)、アルギレスチア属の一種(Argyresthia spp.)、アルギロタエニア属の一種(Argyrotaenia spp.)、アウトグラファ属の一種(Autographa spp.)、ブックラトリクスツルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、アフリカズイム(Busseola fusca)、スジマダラメイガ(Cadra cautella)、モモシンクイガ(Carposina nipponensis)、キロ属の一種(Chilo spp.)、コリストネウラ属の一種(Choristoneura spp.)、クリソテウチアトピアリア(Chrysoteuchia topiaria)、ブドウホソハマキ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス属の一種(Cnaphalocrocis spp.)、クネファシア属の一種(Cnephasia spp.)、コチリス属の一種(Cochylis spp.)、コレオフォラ属の一種(Coleophora spp.)、コリアスレスビア(Colias lesbia)、ワタアカキリバ(Cosmophila flava)、クラムバス属の一種(Crambus spp.)、ケブカノメイガ(Crocidolomia binotalis)、クリプトフレビアロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、シダリマペルスペクタリス(Cydalima perspectalis)、シジア属の一種(Cydia spp.)、ジアファニアペルスペクタリス(Diaphania perspectalis)、ジアトラエア属の一種(Diatraea spp.)、ジパロプシスカスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス属の一種(Earias spp.)、エルダナサッカリナ(Eldana saccharina)、エフェスチア属の一種(Ephestia spp.)、エピノチア属の一種(Epinotia spp.)、エスチグメネアクレア(Estigmene acrea)、エチエラジンキネラ(Etiella zinckinella)、オイコスマ属の一種(Eucosma spp.)、ブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)、ユープロクチス属の一種(Euproctis spp.)、エウクソア属の一種(Euxoa spp.)、フェルチアジャクリフェリア(Feltia jaculiferia)、グラホリタ属の一種(Grapholita spp.)、ヘディアヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオティス属の一種(Heliothis spp.)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、ヘルペトグラマ属の一種(Herpetogramma spp.)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、ケイフェリアリコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、モロコシマダラメイガ(Lasmopalpus lignosellus)、レウコプテラシテラ(Leucoptera scitella)、リトコレチス属の一種(Lithocollethis spp.)、ホソバヒメハマキ(Lobesia botrana)、ロキソステゲビフィダリス(Loxostege bifidalis)、リマントリア属の一種(Lymantria spp.)、リオネチア属の一種(Lyonetia spp.)、マラコソマ属の一種(Malacosoma spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タバコスズメガ(Manduca sexta)、ミチムナ属の一種(Mythimna spp.)、ノクツア属の一種(Noctua spp.)、オペロフテラ属の一種(Operophtera spp.)、オルニオデスインディカ(Orniodes indica)、ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)、パメネ属の一種(Pammene spp.)、パンデミス属の一種(Pandemis spp.)、マツキリガ(Panolis flammea)、パパイペマネブリス(Papaipema nebris)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiela)、ペリレウコプテラコッフェエラ(Perileucoptera coffeella)、シューダレチアウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)、ジャガイモキバガ(Phthorimaea operculella)、モンシロチョウ(Pieris rapae)、ピエリス属の一種(Pieris spp.)、コナガ(Plutella xylostella)、プレイス属の一種(Prays spp.)、シュードプルシア属の一種(Pseudoplusia spp.)、ラキプルシアヌ(Rachiplusia nu)、リチアアルビコスタ(Richia albicosta)、シルポファガ属の一種(Scirpophaga spp.)、セサミア属の一種(Sesamia spp.)、スパルガノチス属の一種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ属の一種(Spodoptera spp.)、シレプタデロガテ(Sylepta derogate)、シナンテドン属の一種(Synanthedon spp.)、タウメトポエア属の一種(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス属の一種(Tortrix spp.)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、トマトキバガ(Tuta absoluta)、およびスガ属の一種(Yponomeuta spp.);
食毛目から、例えば、
ダマリネア属の一種(Damalinea spp.)およびケモノハジラミ属の一種(Trichodectes spp.);
直翅目から、例えば、
ゴキブリ属の一種(Blatta spp.)、チャバネゴキブリ属の一種(Blattella spp.)、グリロタルパ属の一種(Gryllotalpa spp.)、マデイラゴキブリ(Leucophaea maderae)、ロクスタ属の一種(Locusta spp.)、ネオクルチラヘキサダクチラ(Neocurtilla hexadactyla)、ワモンゴキブリ属の一種(Periplaneta spp.)、スカプテリスクス属の一種(Scapteriscus spp.)、およびコオロギ属の一種(Schistocerca spp.);
チャタテムシ目から、例えば、
リポセリス属の一種(Liposcelis spp.);
ノミ目から、例えば、
ナガノミ属の一種(Ceratophyllus spp.)、イヌノミ属の一種(Ctenocephalides spp.)およびケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis);
総翅目から、例えば、
カリオトリプスファセオリ(Calliothrips phaseoli)、ハナアザミウマ属の一種(Frankliniella spp.)、ヘリオトリプス属の一種(Heliothrips spp.)、ヘルシノトリプス属の一種(Hercinothrips spp.)、パルテノトリプス属の一種(Parthenothrips spp.)、シルトトリプスアウランチィ(Scirtothrips aurantii)、ダイズアザミウマ(Sericothrips variabilis)、タエニオトリプス属の一種(Taeniothrips spp.)、トリプス属の一種(Thrips spp.);ならびに
シミ目から、例えば、
セイヨウシミ(Lepisma saccharina)。
本発明による有効成分は、特に植物であって、特に、農業、園芸および営林における有用植物および観賞用植物に、または、このような植物の果実、花、群葉、茎、塊茎あるいは根などの器官に、ならびに、いくつかの場合において、さらには、これらの有害生物に対する保護が有効である期間より後の時点に形成される植物器官に発生する上記の種類の有害生物を防除、すなわち、抑制もしくは駆逐するために用いられることが可能である。
好適な標的作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライ麦、カラスムギ、イネ、トウモロコシまたはモロコシなどの穀類;テンサイまたは飼料ビートなどのビート;果実、例えば、リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボなどの仁果、石果あるいは小軟果、または、例えばイチゴ、ラズベリーあるいはブラックベリーといった液果;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメまたは大豆などのマメ科作物;アブラナ、マスタード、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナツ、ヒマ、カカオまたは落花生などの油作物;カボチャ、キュウリまたはメロンなどのウリ科植物;綿、亜麻、アサまたはジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツまたはタンジェリンなどの柑橘系果実;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモまたはピーマンなどの野菜;アボカド、シナモンまたは樟脳などのクスノキ科;ならびに、タバコ、堅果、コーヒー、ナス、サトウキビ、チャ、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科、ラテックス植物および観賞用植物である。
「作物」という用語は、従来の交配または遺伝子操作方法の結果、ブロモキシニルまたはあるクラスの除草剤(例えば、HPPD抑制剤、ALS抑制剤など、例えばプリミスルフロン、プロスルフロンおよびトリフロキシスルフロン、EPSPS(5−エノール−ピロビル−シキメート−3−リン酸−シンターゼ)抑制剤、GS(グルタミンシンテターゼ)抑制剤)のような除草剤に対する耐性が付与された作物をも含んでいると理解されるべきである。従来の交配方法(突然変異誘発)により例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性が付与された作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(アブラナ)である。遺伝子操作法により除草剤もしくはあるクラスの除草剤に対する耐性が付与された作物の例としては、品名RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されている、グリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ変種が挙げられる。
「作物」という用語は、例えば、特にバチルス属(Bacillus)に属する毒素生成バクテリアに由来するものなどの1種以上の選択的に作用する毒素を合成することが可能であるよう、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物植物をも含んでいると理解されるべきである。
このような遺伝形質転換植物によって発現されることが可能である毒素としては、例えばセレウス菌(Bacillus cereus)もしくはバチルスポピリエ(Bacillus popilliae)に由来する殺虫性タンパク質;または、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1あるいはCry9Cといったδエンドトキシン、または、例えばVip1、Vip2、Vip3あるいはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip)などのバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性タンパク質;または、フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)、ゼノラブダスネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などの、例えば、フォトラブダス属の一種(Photorhabdus spp.)あるいはゼノラブダス属の一種(Xenorhabdus spp.)といったバクテリアコロニー形成線虫の殺虫性タンパク質;サソリ毒、クモ毒、大型のハチ(wasp)毒および他の昆虫に特異的な神経毒素などの動物によって産生される毒素;ストレプトミセス毒素などの真菌により産生される毒素、エンドウマメレクチン、オオムギレクチンまたはマツユキソウレクチンなどの植物レクチン;アグルチニン;トリプシン抑制剤、セリンタンパク分解酵素抑制剤、パタチン、シスタチン、パパイン抑制剤などのプロテイナーゼ抑制剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリンまたはブリオジンなどのリボソーム−不活性化タンパク質(RIP);3−ヒドロキシステロイドキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グリコシル−トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン抑制剤、HMG−COA−レダクターゼなどのステロイド代謝酵素、ナトリウムもしくはカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬、幼虫ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼおよびグルカナーゼが挙げられる。
本発明の文脈において、δエンドトキシンとは、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1あるいはCry9C、または、栄養型殺虫性タンパク質(Vip)、例えばVip1、Vip2、Vip3あるいはVip3A、特に、混成毒素、切断型毒素および変性毒素と理解されるべきである。混成毒素は、これらのタンパク質の異なるドメインの新しい組み合わせにより組み換えで産生される(例えば、国際公開第02/15701号パンフレットを参照のこと)。例えば切断型Cry1Abといった切断型毒素が公知である。変性毒素の事例の場合、天然の毒素のアミノ酸の1つ以上が置き換えられる。このようなアミノ酸の置き換えにおいて、例えば、Cry3A055の場合には、カテプシンG−認識配列がCry3A毒素に挿入されるなど、好ましくは非天然の存在するタンパク分解酵素認識配列が毒素に挿入される(国際公開第03/018810号パンフレットを参照のこと)。
このような毒素を合成することが可能であるこのような毒素もしくは遺伝形質転換植物の例が、例えば、欧州特許出願公開第A−0 374 753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0 427 529号明細書、欧州特許出願公開第A−451 878号明細書および国際公開第03/052073号パンフレットに開示されている。
このような遺伝形質転換植物の調製プロセスは、一般に当業者に公知であり、例えば上記の刊行物に記載されている。CryI−タイプデオキシリボ核酸およびこれらの調製は、例えば、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0 367 474号明細書、欧州特許出願公開第A−0 401 979号明細書および国際公開第90/13651号パンフレットから公知である。
遺伝形質転換植物中に含有されている毒素は、有害な昆虫に対する耐性を植物に対して付与する。このような昆虫は昆虫の分類群のいずれに属していてもよいが、特に、甲虫(鞘翅目)、羽を2枚有する昆虫(双翅目)、および、蝶(鱗翅目)に通例見出される。
殺虫剤耐性をコードすると共に1種以上の毒素を発現する1種以上の遺伝子を含有する遺伝形質転換植物が公知であり、そのいく種かが市販されている。このような植物の例は:YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ変種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ変種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1AbおよびCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ変種);Starlink(登録商標)(Cry9C毒素を発現するトウモロコシ変種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素および酵素ホスフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現して、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を実現するトウモロコシ変種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現する綿変種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現する綿変種);Bollgard II(登録商標)(Cry1AcおよびCry2Ab毒素を発現する綿変種);VipCot(登録商標)(Vip3AおよびCry1Ab毒素を発現する綿変種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ変種);Nature−Gard(登録商標)Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート−耐性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーン穿孔性害虫(CB)形質)およびProtecta(登録商標)である。
このような遺伝形質転換作物のさらなる例は以下のとおりである。
1.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt11 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。切断型Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現により、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性が付与された遺伝子組み換えトウモロコシ(Zea mays)である。Bt11トウモロコシはまた、遺伝子導入で酵素PATを発現して、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成している。
2.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt176 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現により、アワノメイガ(ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に耐性が付与された遺伝子組み換えトウモロコシ(Zea mays)である。Bt176トウモロコシはまた、遺伝子導入で酵素PATを発現して、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成している。
3.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のMIR604 Maize,登録番号C/FR/96/05/10。修飾Cry3A毒素の遺伝形質転換発現により昆虫耐性が付与されたトウモロコシである。この毒素は、カテプシンG−タンパク分解酵素認識配列の挿入により修飾されたCry3A055である。このような遺伝形質転換トウモロコシ植物の調製は、国際公開第03/018810号パンフレットに記載されている。
4.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のMON 863 Maize,登録番号C/DE/02/9。MON 863は、Cry3Bb1毒素を発現し、一定の鞘翅目の昆虫に対する耐性を有している。
5.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のIPC 531 Cotton,登録番号C/ES/96/02。
6.Pioneer Overseas Corporation,Avenue Tedesco,7 B−1160 Brussels,Belgium,登録番号C/NL/00/10製の1507 Maize。一定の鱗翅目昆虫に対する耐性を達成するためにタンパク質Cry1Fを発現すると共に、グルホシネートアンモニウム除草剤に対する耐性を達成するためにPATタンパク質を発現する遺伝子組み換えトウモロコシ。
7.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のNK603×MON 810トウモロコシ,登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝子組み換え変種NK603およびMON810のかけ合わせによる、在来型の品種改良されたトウモロコシ交配変種からなる。NK603×MON810トウモロコシは、遺伝子導入で、除草剤Roundup(登録商標)(グリホサート含有)に対する耐性を付与するアグロバクテリウム属の一種(Agrobacterium sp.)菌株CP4由来のタンパク質CP4 EPSPSを発現し、および、アワノメイガを含む一定の鱗翅目に対する耐性をもたらすバチルスチューリンゲンシスクルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)に由来のCry1Ab毒素を発現する。
昆虫耐性植物の遺伝形質転換作物はまた、BATS(Zentrum fuer Biosicherheit und Nachhaltigkeit,Zentrum BATS,Clarastrasse 13,4058 Basel,Switzerland) Report 2003に記載されている。
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「病原関連タンパク質」(PRP、例えば、欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書を参照のこと)などの選択的な作用を有する抗病原性物質を合成することが可能であるよう、組み換えDNA技術の使用によって形質転換された作物植物をも含んでいると理解されるべきである。このような抗病原性物質を合成することが可能であるこのような抗病原性物質および遺伝形質転換植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書、国際公開第95/33818号パンフレット、および、欧州特許出願公開第A−0 353 191号明細書から公知である。このような遺伝形質転換植物を生産する方法は、一般に当業者に公知であり、例えば上記の刊行物に記載されている。
このような遺伝形質転換植物により発現されることが可能である抗病原性物質としては、例として、例えば、ウイルス性KP1、KP4またはKP6毒素といったナトリウムおよびカルシウムチャネルの遮断薬などのイオンチャネル遮断薬;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる、「病原関連タンパク質」(PRP;例えば、欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書を参照のこと);例えばペプチド抗生物質もしくは複素環式抗生物質(例えば国際公開第95/33818号パンフレットを参照のこと)、または、植物病原体防衛に関与するタンパク質もしくはポリペプチド因子(いわゆる、国際公開第03/000906号パンフレットに記載されている「耐植物病害遺伝子」)といった微生物により産生された抗病原性物質が挙げられる。
作物もまた変性されて、真菌性(例えばフザリウム属(Fusarium)、炭疽病もしくは疫病菌(Phytophthora))、細菌性(例えばシュードモナス属(Pseudomonas))、または、ウイルス性(例えばジャガイモ葉巻病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する耐性が高められ得る。
作物はまた、ダイズシスト線虫などの線虫に対する耐性が高められたものを含む。
非生物的なストレスに対して耐性を示す作物は、例えば技術分野において公知であるNF−YBまたは他のタンパク質の発現を介して、渇水、高塩分、高温、低温、霜または光線に対する許容範囲が高められたものを含む。
高い収率または品質を示す作物は、向上した開花または果実成熟特性(成熟遅延など);変性油、デンプン、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、フェノール系または他の含有物(Vistive(商標)ダイズ変種など);高い養分利用(向上した窒素同化など);ならびに、高品質の植物製品(より高品質の綿繊維など)を伴うものを含む。
本発明の化合物および組成物のさらなる使用分野は、貯蔵した物品および倉庫の保護、ならびに、木材、生地、床材あるいは建築物などの原料の保護、ならびに、特に、上記の種類の有害生物に対するヒト、家畜および生産的な家畜の保護といった衛生分野である。
衛生分野において、本発明の化合物および組成物は、カタダニ、ヒメダニ、キュウセンヒダニ、ツツガムシ、ハエ(刺咬性および非刺咬性)、寄生性ハエ幼虫、シラミ、毛シラミ、ハジラミ、および、ノミなどの外寄生生物に対して有効である。
このような寄生虫の例は以下の通りである。
シラミ目のうち:ブタジラミ属の一種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ属の一種(Linognathus spp.)、ペディクルス属の一種(Pediculus spp.)およびフチルス属の一種(Phtirus spp.)、ソレノポテス属の一種(Solenopotes spp.)。
ハジラミ目のうち:トリメノポン属の一種(Trimenopon spp.)、タンカクハジラミ属の一種(Menopon spp.)、トリノトン属の一種(Trinoton spp.)、ボビコーラ属の一種(Bovicola spp.)、ウェルネキエラ属の一種(Werneckiella spp.)、レピケントロン属の一種(Lepikentron spp.)、ダマリナ属の一種(Damalina spp.)、ケモノハジラミ属の一種(Trichodectes spp.)およびフェリコラ属の一種(Felicola spp.)。
双翅目、ならびに、長角亜目および単角亜目のうち、例えばヤブカ属の一種(Aedes spp.)、ハマダラカ属の一種(Anopheles spp.)、イエカ属の一種(Culex spp.)、ブユ属の一種(Simulium spp.)、エウシムリウム属の一種(Eusimulium spp.)、サシチョウバエ属の一種(Phlebotomus spp.)、ルツォミヤ属の一種(Lutzomyia spp.)、キュリコイデス属の一種(Culicoides spp.)、メクラアブ属の一種(Chrysops spp.)、キボシアブ属の一種(Hybomitra spp.)、アチロータス属の一種(Atylotus spp.)、アブ属の一種(Tabanus spp.)、ゴマフアブ属の一種(Haematopota spp.)、フィリポミイア属の一種(Philipomyia spp.)、ブラウラ属の一種(Braula spp.)、イエバエ属の一種(Musca spp.)、トゲアシメマトイ属の一種(Hydrotaea spp.)、サシバエ属の一種(Stomoxys spp.)、ハエマトビア属の一種(Haematobia spp.)、モレリア属の一種(Morellia spp.)、ヒメイエバエ属の一種(Fannia spp.)、ツェツェバエ属の一種(Glossina spp.)、オオクロバエ属の一種(Calliphora spp.)、キンバエ属の一種(Lucilia spp.)、オビキンバエ属の一種(Chrysomyia spp.)、ヴォールファールトニクバエ属の一種(Wohlfahrtia spp.)、肉バエ属の一種(Sarcophaga spp.)、ヒツジバエ属の一種(Oestrus spp.)、ヒフバエ属の一種(Hypoderma spp.)、ウマバエ属の一種(Gasterophilus spp.)、シラミバエ属の一種(Hippobosca spp.)、リポプテナ属の一種(Lipoptena spp.)およびヒツジシラミバエ属の一種(Melophagus spp.)。
ノミ目のうち、例えばヒトノミ属の一種(Pulex spp.)、イヌノミ属の一種(Ctenocephalides spp.)、ネズミノミ属の一種(Xenopsylla spp.)、ナガノミ属の一種(Ceratophyllus spp.)。
異翅目のうち、例えばトコジラミ属の一種(Cimex spp.)、サシガメ属の一種(Triatoma spp.)、ロドニウス属の一種(Rhodnius spp.)、アカモンサシガメ属の一種(Panstrongylus spp.)。
ゴキブリ目のうち、例えばトウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ(Blattelagermanica)およびスペラ属の一種(Supella spp.)。
ダニ亜類(コナダニ)ならびにマダニ亜目および中気門亜目のうち、例えばナガヒメダニ属の一種(Argas spp.)、カズキダニ属の一種(Ornithodorus spp.)、オトビウス属の一種(Otobius spp.)、イクソデス属の一種(Ixodes spp.)、アンブリオンマ属の一種(Amblyomma spp.)、ウシマダニ属の一種(Boophi−lus spp.)、カクマダニ属の一種(Dermacentor spp.)、チマダニ属の一種(Haemaphysalis spp.)、ヒアローマ属の一種(Hyalomma spp.)、コイタマダニ属の一種(Rhipicephalus spp.)、デルマニッスス属の一種(Dermanyssus spp.)、方形条虫属の一種(Raillietia spp.)、ニューモニサス属の一種(Pneumonyssus spp.)、ステルノストマ属の一種(Sternostoma spp.)およびバロア属の一種(Varroa spp.)。
ケダニ亜目(前気門亜目)およびコナダニ亜目(無気門亜目)のうち、例えばアカラピス属の一種(Acarapis spp.)、ツメダニ属の一種(Cheyletiella spp.)、オルニトケイレチア属の一種(Ornithocheyletia spp.)、ミオビア属の一種(Myobia spp.)、ヒツジツメダニ属の一種(Psorergates spp.)、ニキビダニ属の一種(Demodex spp.)、ツツガムシ属の一種(Trombicula spp.)、リストロホルス属の一種(Listrophorus spp.)、コナダニ属の一種(Acarus spp.)、チロファグス属の一種(Tyrophagus spp.)、ゴミコナダニ属の一種(Caloglyphus spp.)、ヒポデクテス属の一種(Hypodectes spp.)、プテロリクス属の一種(Pterolichus spp.)、キュウセンヒゼンダニ属の一種(Psoroptes spp.)、ショクヒヒゼンダニ属の一種(Chorioptes spp.)、ミミヒゼンダニ属の一種(Otodectes spp.)、サルコプテス属の一種(Sarcoptes spp.)、ノトエドレス属の一種(Notoedres spp.)、クネミドコプテス属の一種(Knemidocoptes spp.)、シトジテス属の一種(Cytodites spp.)およびラミノシオプテス属の一種(Laminosioptes spp.)。
本発明の化合物および組成物はまた、木材、生地、プラスチック、接着剤、糊、塗料、紙および厚紙、皮革、床材、ならびに、建材などの材料の場合にも、昆虫外寄生に対する保護に好適である。
本発明による組成物は、例えば、以下の有害生物に対して用いられることが可能である:ヨーロッパイエカミキリ(Hylotrupes bajulus)、クロロホルスピロシス(Chlorophorus pilosis)、アノビウムプンクタツム(Anobium punctatum)、クセストビウムルホビロスム(Xestobium rufovillosum)、プチリヌスペクチコルニス(Ptilinuspecticornis)、デンドロビウムペルチネクス(Dendrobium pertinex)、マツザイシバンムシ(Ernobius mollis)、オオナガシバンムシ(Priobium carpini)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、アフリカヒラタキクイムシ(Lyctus africanus)、アメリカヒラタキクイムシ(Lyctus planicollis)、ナラヒラタキクイムシ(Lyctus linearis)、リクツスプベセンス(Lyctus pubescens)、トロゴキシロンアエクアレ(Trogoxylon aequale)、ミンテスルギコリス(Minthesrugicollis)、キシルボルス種(Xyleborus spec.),トリプトデンドロン種(Tryptodendron spec.)、アパテモナクス(Apate monachus)、ボストリクスカプシンス(Bostrychus capucins)、ヘテロボストリクスブルンネウス(Heterobostrychus brunneus)、シノキシロン種(Sinoxylon spec.)およびチビタケナガシンクイムシ(Dinoderus minutus)などの甲虫;ならびに、コルリキバチ(Sirex juvencus)、モミノオオキバチ(Urocerus gigas)、ウロセルスギガスタイグヌス(Urocerus gigas taignus)およびウロセルスアウグル(Urocerus augur)などの膜翅類;ならびに、カロテルメスフラヴィコリス(Kalotermes flavicollis)、ニシインドカンザイシロアリ(Cryptotermes brevis)、ヘテロテルメスインディコラ(Heterotermes indicola)、キアシシロアリ(Reticulitermes flavipes)、レティクリテルメスサントネンシス(Reticulitermes santonensis)、レティキュリテルメスルシフグス(Reticulitermes lucifugus)、ムカシシロアリ(Mastotermes darwiniensis)、ネバダオオシロアリ(Zootermopsis nevadensis)およびイエシロアリ(Coptotermes formosanus)などのシロアリ;ならびに、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)などのシミ類。
本発明は、従って、殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的に、または、殺軟体動物的に有効な量の式Iの化合物または式Iの化合物を含有する組成物を、有害生物に、有害生物の生息場所に、または、有害生物による被害を受けやすい植物に適用するステップを含む、昆虫、ダニ類、線虫または軟体動物の対処および防除方法を提供し、式Iの化合物は、昆虫またはダニ類に対して用いられることが好ましい。
「植物」という用語は、本明細書において用いられるところ、苗、潅木および高木を含む。
他の態様において、本発明に係る化合物は、有用な植物の作物における雑草の防除に用いられることが可能である。このような作物は、好ましくは、特に穀類、特にコムギおよびオオムギ、イネ、コーン、セイヨウアブラナ、サトウダイコン、サトウキビ、ダイズ、綿、ヒマワリ、ピーナッツおよびプランテーション作物を含む。
これに関して、「作物」という用語は、好ましくは、従来の品種改良もしくは遺伝子操作法によって、除草剤または複数の分類の除草剤(例えばALS、GS、EPSPS、PPOおよびHPPD抑制剤)に対する耐性が付与された作物をも含むと理解されるべきである。従来の品種改良法によって、例えばイマザモックスなどのイミダゾリノンに対して耐性が付与された作物の例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(カノーラ)である。遺伝子操作法によって除草剤に対する耐性が付与された作物の例は、例えば、商品名RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されている、グリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ変種を含む。防除される雑草は、例えば、ハコベ属(Stellaria)、オランダガラシ属(Nasturtium)、アグロスチス属(Agrostis)、メヒシバ属(Digitaria)、カラスムギ属(Avena)、セタリア属(Setaria)、シロガラシ属(Sinapis)、ドクムギ属(Lolium)、ナス属(Solanum)、エキノクロア属(Echinochloa)、ホタルイ属(Scirpus)、モノコリア属(Monochoria)、オモダカ属(Sagittaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、モロコシ属(Sorghum)、ロットボエリア属(Rottboellia)、カヤツリグサ属(Cyperus)、イチビ属(Abutilon)、シダ属(Sida)、オナモミ属(Xanthium)、アマランサス属(Amaranthus)、アカザ属(Chenopodium)、サツマイモ属(Ipomoea)、キク属(chrysanthemum)、ヤエムグラ属(Galium)、ビオラ属(Viola)およびクワガタソウ属(Veronica)など、単子葉および双子葉雑草の両方であり得る。特にアグロスチス属(Agrostis)、カラスムギ属(Avena)、セタリア属(Setaria)、ドクムギ属(Lolium)、エキノクロア属(Echinochloa)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)およびモロコシ属(Sorghum)といった単子葉雑草の防除がきわめて広範に行われている。
作物はまた、例えばBtトウモロコシ(アワノメイガに耐性)、Bt綿(メキシコワタミゾウムシに耐性)およびBtジャガイモ(コロラドハムシに耐性)といった、遺伝子操作法によって有害な昆虫に対する耐性が付与されたものであると理解されるべきである。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)のBt−176トウモロコシハイブリッドである。Btトキシンは、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌バクテリアによって形成される天然のタンパク質である。トキシンおよびこのようなトキシンを合成可能である遺伝子導入植物の例は、欧州特許出願第EP−A−451 878号明細書、欧州特許出願第EP−A−374 753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、国際公開第03/052073号パンフレットおよび欧州特許出願第EP−A−427 529号明細書に記載されている。殺虫耐性をコードする1つ以上の遺伝子を含み、1種以上のトキシンを発現する遺伝子導入植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿)、Bollgard(登録商標)(綿)、NewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)およびProtexcta(登録商標)である。植物作物およびその種子体は、除草剤に耐性であり、同時に、摂食する昆虫にも耐性であることが可能である(「重畳的な」トランスジェニックイベント)。例えば、種子は、殺虫的に活性なCry3タンパク質の発現能を有し、同時に、グリホサート耐性であることが可能である。「作物」という用語は、従来の品種改良または遺伝子操作法により得られる、いわゆる出力形質(例えば向上した風味、保管安定性、栄養素含有量)を含む作物をも含むと理解されるべきである。
栽培が行われる領域は、作物植物が既に繁殖している土地、ならびに、これらの作物植物の栽培が意図される土地を含むと理解されるべきである。
本発明は、従って、式Iの化合物もしくはこのような化合物を含む組成物を除草的に有効な量で、植物またはその生息地に適用するステップを含む有用な植物の作物における草および雑草の防除方法を提供する。
本発明はまた、(少なくとも)1種の本発明による有効成分を含んでいると共に意図された目的および背景的な状況に適しているよう選択されるべきである、乳化性懸濁液濃縮物、懸濁液濃縮物、直接的に噴霧可能もしくは希釈可能な溶液、延展可能なペースト、希釈エマルジョン、可溶性の粉末、分散性の粉末、水和剤、粉剤、高分子物質中の顆粒もしくはカプセルなどの有害生物防除および除草組成物に関する。
これらの組成物において、有効成分は、好ましくは、例えば溶剤もしくは固体キャリアといった増量剤など、あるいは、表面活性化合物(界面活性剤)などの配合物技術分野において従来から用いられている(少なくとも)1種の助剤と一緒に、または、例えば、特定の粒径で、純粋な形態の固体有効成分で採用される。
好ましくは、有害生物防除に係る使用、特に殺虫性に係る使用に関して、好適な溶剤の例は以下のとおりである:キシレン混合物、アルキル化ナフタレンまたはテトラヒドロナフタレンなどの非水素化または部分水素化芳香族炭化水素、好ましくはアルキルベンゼンのC8〜C12画分;パラフィンまたはシクロヘキサンなどの脂肪族または脂環式炭化水素;エタノール、プロパノールまたはブタノールなどのアルコール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコールエーテル、エチレングリコールまたはエチレングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールおよびそのエーテルおよびエステル;シクロヘキサノン、イソホロンまたはジアセトンアルコールなどのケトン;N−メチルピロリド−2−オン、ジメチルスルホキシドまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの強極性溶剤、水;非エポキシ化もしくはエポキシ化ナタネ油、ヒマシ油、ココナツ油またはダイズ油などの非エポキシ化もしくはエポキシ化植物油;ならびに、シリコーンオイル。
例えば粉剤および分散性粉末に用いられる固体キャリアは、概して、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまたはアタパルジャイトなどの地中の天然鉱物である。物理特性を向上させるために、高分散シリカまたは高分散吸収ポリマーを添加することも可能である。顆粒の好適な粒状吸着キャリアは、軽石、レンガグリット、セピオライトまたはベントナイトなどの多孔性タイプであり、および、好適な非吸着性キャリア材料は方解石または砂である。加えて、特にドロマイトまたは細片植物残渣といった多数の無機または有機粒状化材料を用いることが可能である。
好適な表面活性化合物は、配合される有効成分のタイプに応じて、良好な乳化、分散および濡れ特性を有するノニオン性、カチオン性および/あるいはアニオン性界面活性剤、または、界面活性剤混合物である。以下に記載の界面活性剤は、単なる例とみなされるべきである;配合の技術分野において従来から用いられており、本発明に好適な多数のさらなる界面活性剤が関連する文献に記載されている。
好適なノニオン性界面活性剤は、特に、脂肪族もしくは脂環式アルコールの、飽和もしくは不飽和脂肪酸の、または、アルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であり、これは、およそ3個〜およそ30個のグリコールエーテル基、および、およそ8個〜およそ20個の炭素原子を(シクロ)脂肪族炭化水素ラジカルに含有し得、または、およそ6個〜およそ18個の炭素原子をアルキルフェノールのアルキル部分に含有し得る。また、ポリプロピレングリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコール、または、アルキルポリプロピレングリコールとの水溶性ポリエチレンオキシド付加物であって、1個〜およそ10個の炭素原子をアルキル鎖中に、および、およそ20個〜およそ250個のエチレングリコールエーテル基、および、およそ10個〜およそ100個のプロピレングリコールエーテル基を有しているものが好適である。通常、上記の化合物は、1個〜およそ5個のエチレングリコールユニットユニット/プロピレングリコールユニットを含有している。記載され得る例は、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレングリコール/ポリエチレンオキシド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールまたはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。また、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルが好適である。
カチオン性界面活性剤は、特に、一般に、置換基としておよそ8個〜およそ22個のC原子の少なくとも1個のアルキルラジカルを有する、および、さらなる置換基として、(無ハロゲン化もしくはハロゲン化)低級アルキルまたはヒドロキシアルキルまたはベンジルラジカルを有する第4級アンモニウム塩である。塩は、ハロゲン化物、硫酸メチル、または、硫酸エチルの形態であることが好ましい。例は、ステアリルトリメチル塩化アンモニウムおよびベンジルビス(2−クロロエチル)エチルアンモニウムブロミドである。
好適なアニオン性界面活性剤の例は、水溶性の石鹸または水溶性の合成表面活性化合物である。好適な石鹸の例は、オレイン酸もしくはステアリン酸の、または、例えばココナツもしくはトール油から入手可能である天然脂肪酸混合物のナトリウムもしくはカリウム塩などのおよそ10個〜およそ22個のC原子を有する脂肪酸のアルカリ、アルカリ土類または(無置換または置換)アンモニウム塩であり;脂肪酸メチルタウレートについても注記されなければならない。しかしながら、特に脂肪族スルホン酸塩、脂肪族硫酸塩、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体、または、アルキルアリールスルホン酸塩といった合成界面活性剤がより頻繁に用いられる。概して、脂肪族スルホン酸塩および脂肪族硫酸塩がアルカリ、アルカリ土類または(置換もしくは非置換)アンモニウム塩として存在しており、これらは、一般に、およそ8個〜およそ22C原子のアルキルラジカルを有しており、アルキルはまたアシルラジカルのアルキル部分を含んでいると理解されるべきであり;記載され得る例は、リグノスルホン酸、ドデシル硫酸エステル、または、天然の脂肪酸から調製された脂肪族アルコールスルフェート混合物のナトリウムもしくはカルシウム塩である。この基はまた、脂肪族アルコール/エチレンオキシド付加物の硫酸エステルおよびスルホン酸の塩を含む。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、2つのスルホニル基、および、およそ8個〜およそ22C原子の脂肪酸ラジカルを含有していることが好ましい。アルキルアリールスルホネートの例は、デシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、または、ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム、カルシウム、あるいは、トリエタノールアンモニウム塩である。また、p−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオキシド付加物のリン酸エステル、または、リン脂質の塩などの好適なリン酸塩がさらに可能である。さらに好適なリン酸塩は、高性能油性補助剤である、脂肪族もしくは芳香族アルコールとのリン酸のトリス−エステル、および/または、脂肪族または芳香族アルコールとのアルキルホスホン酸のビス−エステルである。これらのトリス−エステルは、例えば、国際公開第0147356号パンフレット、国際公開第0056146号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0579052号明細書、あるいは、欧州特許出願公開第A−1018299号明細書に記載されており、または、化学名称で市販されている。新規組成物における使用に好ましいリン酸のトリス−エステルは、トリス−(2−エチルヘキシル)リン酸、トリス−n−オクチルリン酸、および、トリス−ブトキシエチルリン酸であり、ここで、トリス−(2−エチルヘキシル)リン酸が最も好ましい。アルキルホスホン酸の好適なビス−エステルは、ビス−(2−エチルヘキシル)−(2−エチルヘキシル)−ホスホネート、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネート、ジブチル−ブチルホスホネート、および、ビス(2−エチルヘキシル)−トリプロピレン−ホスホネートであり、ここで、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネートが特に好ましい。
本発明の組成物は、好ましくは、植物由来の油もしくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル、または、このような油および油誘導体の混合物を含む添加剤をさらに含んでいることが可能である。本発明の組成物において用いられる油添加剤の量は、一般に、噴霧混合物を基準として0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、噴霧混合物を調製した後に、所望の濃度で噴霧タンクに加えることが可能である。好ましい油添加剤は、例えば、ADIGOR(登録商標)およびMERO(登録商標)などのナタネ油、オリーブ油、あるいは、ヒマワリ油といった鉱油もしくは植物由来の油、AMIGO(登録商標)(Rhone−Poulenc Canada Inc.)などの乳化植物油、例えばメチル誘導体といった植物由来の油のアルキルエステル、または、魚油もしくは牛脂などの動物由来の油を含む。好ましい添加剤は、例えば、有効成分として、基本的に80重量%アルキルエステルの魚油および15重量%メチル化ナタネ油を含有し、および、5重量%の通例の乳化剤およびpH変性剤を含有する。特に好ましい油添加剤は、C〜C22脂肪酸のアルキルエステル、特に、C12〜C18脂肪酸のメチル誘導体を含み、例えばラウリン酸、パルミチン酸、および、オレイン酸のメチルエステルが重要である。これらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)、および、オレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230および2231(Cognis GmbH)である。また、これらの、および、他の油誘導体は、Compendium of Herbicide Adjuvants,5th Edition,Southern Illinois University,2000からも公知である。また、アルコキシル化脂肪酸は、本発明の組成物、ならびに、ポリメチルシロキサン系添加剤において添加剤として用いられることが可能であり、これは、国際公開第08/037373号パンフレットに記載されている。
油添加剤の適用および作用は、これらを、ノニオン性、アニオン性またはカチオン性界面活性剤などの表面活性物質と共に組み合わせることによりさらに向上させることが可能である。好適なアニオン性、ノニオン性およびカチオン性界面活性剤の例が、国際公開第97/34485号パンフレットの第7ページおよび第8ページに列挙されている。好ましい表面活性物質は、ドデシル−ベンジルスルホネートタイプ、特にそのカルシウム塩のアニオン性界面活性剤であり、また、脂肪族アルコールエトキシレートタイプのノニオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシル化度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪族アルコールが特に好ましい。市販されている界面活性剤の例は、Genapolタイプ(Clariant AG)である。また、シリコーン界面活性剤、特に、例えばSilwet L−77(登録商標)、また、過フッ素化界面活性剤として市販されているポリアルキル−オキシド−変性ヘプタメチルトリシロキサンが好ましい。添加剤の総量に比した表面活性物質の濃度は、一般に、1〜30重量%である。油または鉱油またはその誘導体と界面活性剤との混合物から構成される油添加剤の例は、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG,CH)およびActipron(登録商標)(BP Oil UK Limited,GB)である。
前記表面活性物質はまた、配合物中に単独で、すなわち、油添加剤を伴わずに用いられてもよい。
さらに、有機溶剤の油添加剤/界面活性剤混合物への添加は、作用のさらなる増強に寄与する可能性がある。好適な溶剤は、例えば、Solvesso(登録商標)(ESSO)およびAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)である。このような溶剤の濃度は、総重量の10〜80重量%であることが可能である。溶剤と混和物となり得るこのような油添加剤が、例えば、米国特許第−A−4 834 908号明細書に記載されている。ここに開示されている市販されている油添加剤は、名称MERGE(登録商標)(BASF Corporation)として知られている。本発明において好ましいさらなる油添加剤は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
本発明の組成物の活性を高めるために、上記に列挙した油添加剤に追加して、アルキルピロリドンの配合物(例えばAgrimax(登録商標))を噴霧混合物に添加することも可能である。例えば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物またはポリ−1−p−メンテン(例えばBond(登録商標)、Courier(登録商標)またはEmerald(登録商標))などの合成ラテックスの配合物もまた用いられることが可能である。例えばEurogkem Pen−e−trate(登録商標)といったプロピオン酸を含有する溶液もまた、活性−増強剤として噴霧混合物に混合されることが可能である。
概して、組成物は、0.1〜99%、特に0.1〜95%の式I有効成分、および、1〜99.9%、特に5〜99.9%の少なくとも1種の固体または液体補助剤を含み、一般に、組成物の0〜25%、特に0.1〜20%が界面活性剤であることが可能である(各事例における%は、重量パーセントを意味する)。市販物としては濃縮組成物が好ましい傾向にある一方で、最終消費者は、概して、有効成分を実質的に低い濃度で含む希釈組成物を用いる。
特に殺虫剤の使用において好ましい組成物は、特に以下のとおり組成される(%=重量パーセント)。
Figure 0006051444
特に有害生物防除用途用の配合物例(%=重量パーセント)
Figure 0006051444
いずれかの所望の濃度のエマルジョンは、このような濃縮物の水での希釈により調製されることが可能である。
Figure 0006051444
溶液は、微小液滴の形態で用いられることが好適である。
Figure 0006051444
活性処方成分はジクロロメタン中に溶解され、溶液がキャリアに噴霧され、その後、溶剤が減圧中で蒸発される。
Figure 0006051444
すぐに使用可能な粉剤は、キャリアと活性処方成分とを完全に均質に混合することにより得られる。
Figure 0006051444
活性処方成分は添加剤と混合され、この混合物が好適なミルで完全に粉末化される。これにより水和剤が得られ、これを水で希釈していずれかの所望の濃度の懸濁液とすることが可能である。
Figure 0006051444
活性処方成分は添加剤と混合され、この混合物が粉末化され、水で湿潤化され、押出され、粒状化され、および、空気流中で乾燥される。
Figure 0006051444
ミキサ中で、微細に粉末化された活性処方成分がカオリンに均一に適用され、これがポリエチレングリコールで湿潤化される。これにより、粉剤を含まないコーティングされた顆粒が得られる。
Figure 0006051444
Figure 0006051444
微細に粉末化された活性処方成分は添加剤と均質に混合される。いずれかの所望の濃度の懸濁液は、これにより得られた懸濁液濃縮物から水での希釈により調製されることが可能である。
Figure 0006051444
活性処方成分は補助剤と完全に混合され、混合物が好適なミルで完全に粉末化されて、種子処理において直接用いられることが可能である粉末が得られる。
Figure 0006051444
微細に粉末化された活性処方成分は補助剤と均質に混合されて懸濁液濃縮物がもたらされ、これから、いずれかの所望の希釈度の懸濁液を水での希釈による得ることが可能である。このような希釈を行うことにより、生きている植物ならびに植物繁殖体を、吹付け、注ぎまたは浸漬によって、微生物による外寄生に対して処理および保護することが可能である。
Figure 0006051444
Figure 0006051444
微細に粉末化された活性処方成分は添加剤と均質に混合される。いずれかの所望の濃度の懸濁液は、これにより得られた懸濁液濃縮物から水での希釈により調製されることが可能である。
好ましくは、上記において用いられている「活性処方成分」という用語は、上記に示されている表1〜16から選択される化合物の1種を指す。この用語はまた、式Iの化合物、特に前記表1〜16から選択される化合物と、他の殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤等との混合物をも指し、これらの混合物は以下において特定的に開示されている。
除草剤として用いられる場合、本発明に係る式Iの化合物は、合成において得られたままの未変性の形態で適用されることが可能であるが、これらは、一般に、キャリア、溶剤および表面活性物質などの配合補助剤を用いて多様な方法で作物保護組成物に配合される。配合物は、例えば散粉粉末、ゲル、水和剤、標的部位への手作業もしくは機械による分配のためのコーティングもしくは含浸された顆粒、水分散性顆粒、水溶性顆粒、乳化性顆粒、水分散性錠剤、発泡性圧縮錠剤、水溶性テープ、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油型(EW)もしくは油中水型(WO)エマルジョン、油/水/油および水/油/水生成物などの他の多相系、油性フロアブル剤、水性分散体、油状の分散体、サスポエマルジョン、カプセル懸濁液、可溶性液体、水溶性濃縮物(キャリアとして水もしくは水−混和性の有機溶剤を伴う)、含浸されポリマーフィルムの形態、または、例えば、Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,5th Edition,1999による他の公知の形態といった、種々の物理的形態であることが可能である。活性処方成分は、ポリマーまたは重合性モノマー製の約0.1〜約50ミクロンの直径および約10〜約1000のアスペクト比を有するマイクロファイバまたはマイクロロッドに組み込まれてもよい。
このような配合物は、直接用いられることも、使用前に希釈されることも可能である。次いで、これらは、好適な地上もしくは空中適用噴霧器具、または、センターピボット潅漑システムもしくは滴下/細流潅漑手段などの他の地上適用器具を通して適用されることが可能である。
希釈配合物は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物学的生物、油または溶剤と共に調製されることが可能である。
配合物は、微細固形分、顆粒、溶液、分散体またはエマルジョンの形態で組成物を得るために、例えば活性処方成分を配合補助剤と混合することにより調製されることが可能である。活性処方成分はまた、コアおよび高分子シェルからなる微小マイクロカプセル中に含有されることが可能である。マイクロカプセルは、通常、0.1〜500ミクロンの直径を有する。これらは、カプセル重量を基準として約25〜95重量%の量で活性処方成分を含有する。活性処方成分は、液体技工物の形態で、好適な溶液の形態で、固体もしくは液体分散体中の微小粒子の形態で、または、一体化した固体として存在することが可能である。被包性メンブランは、例えば、天然および合成ガム、セルロース、スチレン−ブタジエンコポリマー、または、他の同様の好適なメンブラン形成材料、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン、アミノプラスト樹脂、または、化学的に改質されたデンプン、または、これに関して当業者に公知である他のポリマーを含む。
あるいは、活性処方成分が基剤物質の固体マトリックス中の微細粒子の形態で存在する、「マイクロカプセル」と言われる微細物に形成されることが可能であるが、この場合には、マイクロカプセルは、上記の段落に概説されているとおり、拡散を限定するメンブランで被包されていない。
活性処方成分は、多孔性キャリアに吸着されていてもよい。これにより、活性処方成分を制御された量で周囲に放出させることが可能となり得る(例えば緩効性)。
徐放性配合物の他の形態は、低分子量のポリマー、からなるワックスまたは好適な固体物質からなる固体マトリックス中に活性処方成分が分散もしくは溶解されている顆粒または粉末である。好適なポリマーは、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルキル化ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと無水マレイン酸、ならびに、そのエステルおよび半エステルとのコポリマー、カルボキシメチルセルロースのような化学変性されたセルロースエステル、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースであり、好適なワックスの例は、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、モンタンろうのようなエステルワックス、カルナウバろう、カンデリラワックス、ミツロウのような天然のワックス等である。
緩効性配合物用の他の好適なマトリックス材料は、デンプン、ステアリン、リグニンである。
本発明に係る組成物の調製に好適な配合補助剤はそれ自体公知である。
液体キャリアとしては以下が用いられ得る:水;トルエン、m−キシレン、o−キシレン、p−キシレンおよびこれらの混合物などの芳香族溶剤;クメン;Solvesso(登録商標)、Shellsol A(登録商標)、Caromax(登録商標)、Hydrosol(登録商標)のような種々の商標で公知である140〜320℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素ブレンド;パラフィン油などのパラフィン系およびイソパラフィン系キャリア;鉱油;例えば商品名Exxsol(登録商標)で公知である50〜320℃の沸点範囲を有する脱芳香族炭化水素溶剤;商品名Varsol(登録商標)の100〜320℃の沸点範囲を有する非脱芳香族化炭化水素溶剤;Isopar(登録商標)またはShellsol T(登録商標)のような商品名で公知である100〜320℃の沸点範囲を有するイソパラフィン系溶剤;シクロ−ヘキサン、テトラヒドロナフタレン(テトラリン)、デカヒドロナフタレン、α−ピネン、d−リモネン、ヘキサデカン、イソオクタンなどの炭化水素;酢酸エチル、n/i−酢酸ブチル、酢酸アミル、i−ボルニルアセテート、2−エチル酢酸ヘキシル、商品名Exxate(登録商標)で公知である酢酸のC〜C18アルキルエステル、乳酸エチルエステル、乳酸プロピルエステル、乳酸ブチルエステル、安息香酸ベンジル、乳酸ベンジル、二安息香酸ジプロピレングリコール、コハク酸、マレイン酸およびフマル酸のジアルキルエステルなどのエステル溶剤;ならびに、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、C〜C18−アルキルピロリドン、γ−ブチロラクトン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル−ホルムアミド、N,N−ジメチル−アセトアミド、N,N−ジメチル−ラクトアミド、C〜C18脂肪酸ジメチルアミド、安息香酸ジメチルアミド、アセトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、メチル−イソブチルケトン、イソアミルケトン、2−ヘプタノン、シクロヘキサノン、イソホロン、メチルイソブテニルケトン(メシチルオキシド)、アセトフェノン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ブチレンのような極性溶剤;メタノール、エタノール、プロパノール、n/イソ−ブタノール、n/イソ−ペンタノール、2−エチルヘキサノール、n−オクタノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテルなどのアルコール系溶剤および希釈剤;ならびに、エチレングリコール、プロピレングリコールおよびブチレングリコール供給原料、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG400)、400〜4000の分子量を有するポリプロピレングリコールに基づく他の同様のグリコールエーテル溶剤;グリセロール;グリセロールアセテート;グリセロールジアセテート;グリセロールトリアセテート;1,4−ジオキサン;ジエチレングリコールアビエテート;クロロベンゼン;クロロトルエン;オクタン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸メチル、オレイン酸メチル、C〜C10脂肪酸メチルエステルの混合物、ナタネ油メチルおよびエチルエステル、大豆油メチルおよびエチルエステル、植物油などの脂肪酸エステル;オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの脂肪酸;リン酸トリエチル、リン酸C〜C18−トリス−アルキル、リン酸アルキルアリール、ホスホン酸ビス−オクチル−オクチルなどのリン酸およびホスホン酸のエステル。
水は、一般に、濃縮物の希釈に選択されるキャリアである。
好適な固体キャリアは、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石クレイ、シリカ(ヒュームドシリカまたは沈降シリカ、および、任意により、例えばシラン処理といった官能基化または処理されたシリカ)、アタパルジャイトクレイ、キースラガー、石灰岩、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実包葉、全粒小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、粉末化されたクルミの殻、リグニン、および、例えば、EPA CFR 180.1001.(c)&(d)に記載のものと同様の材料である。粉末化または粒状化された肥料もまた固体キャリアとして用いられることが可能である。
多数の表面活性物質を、固体および液体配合物の両方であって、特に施用前にキャリアで希釈可能である配合物において有利に用いることが可能である。表面活性物質はアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性または高分子であり得、これらは、乳化剤、湿潤化剤、分散剤もしくは懸濁剤として、または、他の目的のために用いられ得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどのアルキル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシル−ベンゼンスルホネートカルシウムまたはナトリウムなどのアルキルアリールスルホン酸の塩;ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノール−アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール−アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどのセッケン;ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸の塩;ナトリウムジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸などのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル;ソルビトールオレアートなどのソルビトールエステル;塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどの第4級アミン、ステアリン酸ポリエチレングリコールなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー;ならびに、モノ−およびジ−アルキルリン酸エステルの塩;ならびに、また、例えば”McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual”,MC Publishing Corp.,Ridgewood,New Jersey,1981に記載のさらなる物質が挙げられる。
有害生物防除配合物において通常用いられることが可能であるさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘調物質、懸濁剤、染料、抗酸化剤、発泡剤、吸光剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤またはpH調整物質および緩衝剤、防さび剤、芳香剤、湿潤剤、吸収向上剤、微量元素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤、親和性剤および可溶化剤、ならびに、液体および固体肥料が挙げられる。
配合物はまた、例えばさらなる除草剤、除草剤毒性緩和剤、植物成長調節剤、殺菌・殺カビ剤または殺虫剤といった追加の活性物質を含んでいてもよい。
本発明に係る組成物は、鉱油、植物性油または動物性油、このような油のアルキルエステルまたはこのような油の混合物、および、油誘導体を含む添加剤(通例補助剤とも称される)をさらに含んでいることが可能である。本発明に係る組成物において用いられる油添加剤の量は、一般に、噴霧混合物を基準として0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、噴霧混合物を調製した後に、所望の濃度で噴霧タンクに加えられることが可能である。好ましい油添加剤は、例えばナタネ油、オリーブ油もしくはヒマワリ油、AMIGO(登録商標)(Loveland Products Inc.)などの乳化性植物油といった鉱油もしくは植物性油、例えばメチル誘導体といった植物性油のアルキルエステル、または、魚油もしくは牛脂などの動物性油を含む。好ましい添加剤は、例えば、活性成分として、基本的に80重量%の魚油のアルキルエステルおよび15重量%のメチル化ナタネ油、また、5重量%の通例の乳化剤およびpH変性剤を含有する。特に好ましい油添加剤はC〜C22脂肪酸のアルキルエステルを含み、特に、例えばラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸のメチルエステルとったC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体が重要である。これらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)およびオレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として公知である。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体はAGNIQUEME18RD−F(登録商標)(Cognis)である。これらのおよび他の油誘導体はまた、Compendium of Herbicide Adjuvants,5th Edition,Southern Illinois University,2000から公知である。
油添加剤の適用および作用は、これらをノニオン性、アニオン性、カチオン性または両性界面活性剤などの表面活性物質と組み合わせることによりさらに向上させることが可能である。好適なアニオン性、ノニオン性、カチオン性または両性界面活性剤の例は、国際公開第97/34485号パンフレットの第7および8ページに列挙されている。好ましい表面活性物質は、特にカルシウム塩といったドデシルベンジルスルホネートタイプのアニオン性界面活性剤、および、脂肪族アルコールエトキシレートタイプのノニオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシル化度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪族アルコールが特に好ましい。市販されている界面活性剤の例はGenapolタイプ(Clariant)である。例えばSILWET L−77(登録商標)として市販されている、ポリアルキルオキシド−変性ヘプタメチルトリシロキサンといったシリコーン界面活性剤、および、過フッ素化界面活性剤もまた好ましい。添加剤の総量に対する表面活性物質の濃度は一般に1〜50重量%である。油もしくは鉱油または界面活性剤とのその誘導体の混合物からなる油添加剤の例は、TURBOCHARGE(登録商標)、ADIGOR(登録商標)(共に(Syngenta Crop Protection AG)、ACTIPRON(登録商標)(BP Oil UK Limited)、AGRI−DEX(登録商標)(Helena Chemical Company)である。
前記表面活性物質はまた、単独で、すなわち、油添加剤を伴わずに配合物において用いられてもよい。
さらに、油添加剤/界面活性剤混合物への有機溶剤の添加は、作用のさらなる増強に寄与することが可能である。好適な溶剤は、例えば、SOLVESSO(登録商標)およびAROMATIC(登録商標)溶剤(Exxon Corporation)である。このような溶剤の濃度は総重量の10〜80重量%であることが可能である。溶剤と共に混和物中に存在し得るこのような油添加剤は、例えば、米国特許第4 834 908号明細書に記載されている。ここに開示されている市販されている油添加剤は、MERGE(登録商標)(BASF)という名称で知られている。本発明について好ましいさらなる油添加剤は、SCORE(登録商標)およびADIGOR(登録商標)(共にSyngenta Crop Protection AG)である。
上記に列挙されている油添加剤に追加して、本発明に係る組成物の活性を高めるために、アルキルピロリドンの配合物(例えばAGRIMAX(登録商標)、ISP製)を噴霧混合物に添加することも可能である。例えば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物またはポリ−1−p−メンテン(例えばBOND(登録商標)、COURIER(登録商標)またはEMERALD(登録商標))などの合成ラテックスの配合物もまた用いられることが可能である。
上記の段落に記載されているこのような補助剤油は、有効成分の物理的な形態に沿って有効成分が溶解、乳化または分散されるキャリア液体として採用され得る。
有害生物防除配合物は、一般に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の式Iの化合物と、好ましくは0〜25重量%の表面活性物質を含む1〜99.9重量%の配合補助剤とを含有する。市販の製品は濃縮物として配合されていることが好ましいとされる一方で、エンドユーザーは通常、希釈配合物を利用することとなる。
式Iの化合物の適用量は、幅広い限度内で様々であり得、土壌の性質、適用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;まき溝への適用;耕耘適用無し等)、作物植物、防除されるべき雑草または草、卓越的気象条件、および、適用方法、適用時期および標的作物によって左右される他の要因に応じる。本発明に係る式Iの化合物は、一般に、1〜2000g/ha、好ましくは1〜1000g/ha、および、最も好ましくは1〜500g/haの量で適用される。
特に除草用途に好ましい配合物は、以下のそれぞれの組成を有する:
(%=重量パーセント):
Figure 0006051444
特に除草用途用の配合物例(%=重量パーセント)
Figure 0006051444
いずれかの所望の濃度のエマルジョンは、このような濃縮物から水での希釈により調製されることが可能である。
Figure 0006051444
溶液は、無希釈での適用、または、水での希釈後の適用に好適である。
Figure 0006051444
活性処方成分は補助剤と完全に混合され、この混合物が好適なミルで完全に粉末化されて水和剤が得られ、これを水で希釈していずれかの所望の濃度の懸濁液を得ることが可能である。
Figure 0006051444
活性処方成分は塩化メチレン中に溶解され、溶液がキャリアに噴霧され、その後、溶剤が減圧中で蒸発される。
Figure 0006051444
微細に粉末化された活性処方成分は、ミキサ中において、ポリエチレングリコールで湿潤化されたキャリアに均一に適用される。非粉末状のコーティングした顆粒はこのようにして得られる。
Figure 0006051444
活性処方成分は補助剤と混合および粉末化され、この混合物が水で湿潤化される。得られた混合物が押出され、次いで、空気流中で乾燥される。
Figure 0006051444
活性処方成分は補助剤と混合および粉末化され、この混合物が水で湿潤化される。得られた混合物は押出され、次いで、空気流中で乾燥される。
Figure 0006051444
すぐに使用可能な粉剤は、活性処方成分をキャリアと混合し、この混合物を好適なミルで粉末化することにより得られる。
Figure 0006051444
微細に粉末化された活性処方成分は補助剤と均質に混合されて懸濁濃縮液が得られ、これから、いずれかの所望の濃度の懸濁液が水での希釈によって調製されることが可能である。
好ましくは、これらの例において用いられる「活性処方成分」という用語は、上記に示されている表1〜16から選択される化合物の1種を指す。この用語はまた、式Iの化合物、特に前記表1〜16から選択される化合物と、他の殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤等との混合物をも指し、これらの混合物は以下において特定的に開示されている。
殺虫および除草組成物はまた、安定化剤、例えば無エポキシ化またはエポキシ化植物油(例えば、エポキシ化ココナツ油、ナタネ油または大豆油)、消泡剤、例えばシリコーン油、防腐剤、粘度調整剤、バインダおよび/または粘着剤などのさらなる固体または液体助剤;本発明の化合物の効力を増強させることが可能である、国際公開第08/017388号パンフレットに記載の硝酸アンモニウムおよび尿素などの、特に窒素含有肥料といった肥料;または、国際公開第07/068427号パンフレットおよび国際公開第07/068428号パンフレットに記載の、例えば、アンモニウムあるいはホスホニウム塩、特にハロゲン化物、硫化物(硫化水素)、硝酸塩、炭酸塩(炭酸水素)、クエン酸塩、酒石酸塩、ギ酸塩および酢酸塩といった特定の効果を実現するための他の有効成分であって、本発明の化合物の効力を増強させることが可能であると共に、アルコキシル化脂肪酸などの浸透促進剤と組み合わされて用いられることが可能であるもの;殺菌剤、殺菌・殺カビ剤、抗線虫薬、植物抵抗性誘導剤、殺軟体動物剤または除草剤を含んでいることが可能である。
本発明の組成物は、それ自体は公知である様式において、助剤の不在下で、例えば、有効成分を粉末化し、スクリーニングし、および/または、固体に圧縮することにより調製され、ならびに、少なくとも1種の助剤の存在下に、例えば有効成分を助剤と共に均質混合し、および/または、粉末化することにより調製される。これらの組成物の調製プロセスおよびこれらの組成物の調製のための化合物Iの使用もまた本発明の主題である。
組成物の適用方法、すなわち、吹付け、噴霧、散布、はけ塗り、粉衣、拡散、または、流しかけ(これらは、背景状況の意図される目的に適するよう選択される)などの上記の種類の有害生物および雑草の防除方法、および、上記の種類の有害生物および雑草の防除のための組成物の使用が本発明の他の主題である。典型的な濃度割合は、0.1〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppmの有効成分である。ヘクタール当たりの殺虫剤適用量は、一般に、有効成分1〜2000g/ヘクタール、特に10〜1000g/ha、好ましくは10〜600g/haである。除草用の適用量は、典型的には1〜2000、好ましくは1〜1000、より好ましくは1〜500g/haである。
作物保護分野における好ましい適用方法は植物の群葉への適用(葉面処理)であり、対象となる有害生物または雑草による外寄生の脅威に合致する適用頻度および量を選択することが可能である。代わりに、植物の生育場所に液体組成物を潅注することにより、または、固体形態の有効成分を植物の生育場所に(例えば土壌に例えば顆粒形態で)導入する(土壌適用)ことにより、根系を介して植物に有効成分を到達させることが可能である(全身作用)。水稲作物の場合、このような顆粒は、満たされた水田に計量されることが可能である。
本発明に係る有害生物防除および除草組成物はまた、例えば種子といった植物繁殖体の保護にも好適である。繁殖器官を植える前に組成物で処理することが可能であり、例えば、種子を播種の前に処理することが可能である。あるいは、穀粒を液体組成物中に液浸させることにより、または、固体組成物層を塗布することにより、組成物を種子穀粒に適用する(コーティングする)ことが可能である。繁殖器官を適用サイトに植える際、例えばドリルまきの最中に種子畝間に組成物を適用することも可能である。植物繁殖器官のこれらの処理方法、および、このように処理された植物繁殖器官が本発明のさらなる主題である。
本発明の組成物のさらなる適用方法は、土壌への滴下適用、根、鱗茎、または、塊茎などの植物の一部の浸漬、土壌潅注、ならびに、土壌注入を含む。これらの方法は技術分野において公知である。
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺軟体動物剤として、有害生物に、有害生物の生息場所に、または、有害生物による被害を受けやすい植物に式Iの化合物を適用するために、式Iの化合物は、通常、本明細書または例えば、欧州特許第B−1062217号明細書に記載のとおり、式Iの化合物に追加して、好適な不活性希釈剤またはキャリア、および、任意により、表面活性剤(SFA)の形態の配合物補助剤を含む組成物に配合される。SFAは、界面張力を低下させることにより界面(例えば、液体/固体、液体/空気または液体/液体界面)の特性を改変させ、これにより、他の特性(例えば分散性、乳化性および濡れ性)に変化をもたらすことが可能である化学物質である。すべての組成物(固体および液体配合物の両方)が、重量基準で、0.0001〜95%、より好ましくは1〜85%、例えば5〜60%の式Iの化合物を含んでいることが好ましい。組成物は、一般に、式Iの化合物が、0.1g〜10kg/ヘクタール、好ましくは1g〜6kg/ヘクタール、より好ましくは1g〜1kg/ヘクタールの量で適用されるよう有害生物の防除に用いられる。
種子粉衣において用いられる場合、式Iの化合物は、種子1キログラム当たり、0.0001g〜10g(例えば0.001gまたは0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、より好ましくは0.005g〜4gの量で用いられる。
他の態様において、本発明は、殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的に、または、殺軟体動物的に有効な量の式Iの化合物、および、これに好適なキャリアまたは希釈剤を含む殺虫性、殺ダニ性、殺線虫性または殺軟体動物性組成物を提供する。
さらなる態様において、本発明は、有害生物または有害生物の生息場所を殺虫的に、殺ダニ的に、殺線虫的に、または、殺軟体動物的に有効な量の式Iの化合物を含む組成物で処理するステップを含む、生息場所で有害生物に対処するおよびこれらを防除する方法を提供する。
式Iの化合物を除草剤として適用するために、式Iの化合物は、通常は、微細固形分、顆粒、溶液、分散体またはエマルジョンの形態で組成物を得るために、例えば活性処方成分を配合補助剤と混合することにより配合される。活性処方成分はまた、コアおよび高分子シェルからなる微小マイクロカプセル中に含有されることが可能である。マイクロカプセルは、通常、0.1〜500ミクロンの直径を有する。これらは、カプセル重量を基準として約25〜95重量%の量で活性処方成分を含有する。活性処方成分は、液体技工物の形態で、好適な溶液の形態で、固体もしくは液体分散体中の微小粒子の形態で、または、一体化した固体として存在することが可能である。被包性メンブランは、例えば、天然および合成ガム、セルロース、スチレン−ブタジエンコポリマー、または、他の同様の好適なメンブラン形成材料、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン、アミノプラスト樹脂、または、化学的に改質されたデンプン、または、これに関して当業者に公知である他のポリマーを含む。
あるいは、活性処方成分が基剤物質の固体マトリックス中の微細粒子の形態で存在する、「マイクロカプセル」と言われる微細物に形成されることが可能であるが、この場合には、マイクロカプセルは、上記の段落に概説されているとおり、拡散を限定するメンブランで被包されていない。
除草剤は、多孔性キャリアに吸着されていてもよい。これにより、活性処方成分を制御された量で周囲に放出させることが可能となり得る(例えば緩効性)。
徐放性配合物の他の形態は、低分子量のポリマー、からなるワックスまたは好適な固体物質からなる固体マトリックス中に活性処方成分が分散または溶解されている顆粒または粉末である。好適なポリマーは、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルキル化ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンと無水マレイン酸、ならびに、そのエステルおよび半エステルとのコポリマー、カルボキシメチルセルロースのような化学変性されたセルロースエステル、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースであり、好適なワックスの例は、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、モンタンろうのようなエステルワックス、カルナウバろう、カンデリラワックス、ミツロウのような天然のワックス等である。
緩効性配合物用の他の好適なマトリックス材料は、デンプン、ステアリン、リグニンである。
本発明に係る除草性組成物の調製に好適な配合補助剤はそれ自体公知である。
液体キャリアとしては以下が用いられ得る:水;トルエン、m−キシレン、o−キシレン、p−キシレンおよびこれらの混合物などの芳香族溶剤;クメン;Solvesso(登録商標)、Shellsol A(登録商標)、Caromax(登録商標)、Hydrosol(登録商標)のような種々の商標で公知である140〜320℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素ブレンド;パラフィン油などのパラフィン系およびイソパラフィン系キャリア;鉱油;例えば商品名Exxsol(登録商標)で公知である50〜320℃の沸点範囲を有する脱芳香族炭化水素溶剤;商品名Varsol(登録商標)の100〜320℃の沸点範囲を有する非脱芳香族化炭化水素溶剤;Isopar(登録商標)またはShellsol T(登録商標)のような商品名で公知である100〜320℃の沸点範囲を有するイソパラフィン系溶剤;シクロ−ヘキサン、テトラヒドロナフタレン(テトラリン)、デカヒドロナフタレン、α−ピネン、d−リモネン、ヘキサデカン、イソオクタンなどの炭化水素;酢酸エチル、n/i−酢酸ブチル、酢酸アミル、i−ボルニルアセテート、2−エチル酢酸ヘキシル、商品名Exxate(登録商標)で公知である酢酸のC〜C18アルキルエステル、乳酸エチルエステル、乳酸プロピルエステル、乳酸ブチルエステル、安息香酸ベンジル、乳酸ベンジル、二安息香酸ジプロピレングリコール、コハク酸、マレイン酸およびフマル酸のジアルキルエステルなどのエステル溶剤;ならびに、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、C〜C18−アルキルピロリドン、γ−ブチロラクトン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル−ホルムアミド、N,N−ジメチル−アセトアミド、N,N−ジメチル−ラクトアミド、C〜C18脂肪酸ジメチルアミド、安息香酸ジメチルアミド、アセトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、メチル−イソブチルケトン、イソアミルケトン、2−ヘプタノン、シクロヘキサノン、イソホロン、メチルイソブテニルケトン(メシチルオキシド)、アセトフェノン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ブチレンのような極性溶剤;メタノール、エタノール、プロパノール、n/イソ−ブタノール、n/イソ−ペンタノール、2−エチルヘキサノール、n−オクタノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテルなどのアルコール系溶剤および希釈剤;ならびに、エチレングリコール、プロピレングリコールおよびブチレングリコール供給原料、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール(PEG400)、400〜4000の分子量を有するポリプロピレングリコールに基づく他の同様のグリコールエーテル溶剤;グリセロール;グリセロールアセテート;グリセロールジアセテート;グリセロールトリアセテート;1,4−ジオキサン;ジエチレングリコールアビエテート;クロロベンゼン;クロロトルエン;オクタン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン酸メチル、オレイン酸メチル、C〜C10脂肪酸メチルエステルの混合物、ナタネ油メチルおよびエチルエステル、大豆油メチルおよびエチルエステル、植物油などの脂肪酸エステル;オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの脂肪酸;リン酸トリエチル、リン酸C〜C18−トリス−アルキル、リン酸アルキルアリール、ホスホン酸ビス−オクチル−オクチルなどのリン酸およびホスホン酸のエステル。
水は、一般に、濃縮物の希釈に選択されるキャリアである。
好適な固体キャリアは、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石クレイ、シリカ(ヒュームドシリカまたは沈降シリカ、および、任意により、例えばシラン処理といった官能基化または処理されたシリカ)、アタパルジャイトクレイ、キースラガー、石灰岩、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実包葉、全粒小麦粉、ダイズ粉、軽石、木粉、粉末化されたクルミの殻、リグニン、および、例えば、EPA CFR 180.1001.(c)&(d)に記載のものと同様の材料である。粉末化または粒状化された肥料もまた固体キャリアとして用いられることが可能である。
多数の表面活性物質を、固体および液体配合物の両方であって、特に施用前にキャリアで希釈可能である配合物において有利に用いることが可能である。表面活性物質はアニオン性、カチオン性、両性、ノニオン性または高分子であり得、これらは、乳化剤、湿潤化剤、分散剤もしくは懸濁剤として、または、他の目的のために用いられ得る。典型的な表面活性物質としては、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどのアルキル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシル−ベンゼンスルホネートカルシウムまたはナトリウムなどのアルキルアリールスルホン酸の塩;ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノール−アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール−アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどのセッケン;ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルナフタレンスルホン酸の塩;ナトリウムジ(2−エチルヘキシル)スルホコハク酸などのスルホコハク酸塩のジアルキルエステル;ソルビトールオレアートなどのソルビトールエステル;塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどの第4級アミン、ステアリン酸ポリエチレングリコールなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー;ならびに、モノ−およびジ−アルキルリン酸エステルの塩;ならびに、また、例えば”McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual”,MC Publishing Corp.,Ridgewood,New Jersey,1981に記載のさらなる物質が挙げられる。
有害生物防除配合物において通常用いられることが可能であるさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘調物質、懸濁剤、染料、抗酸化剤、発泡剤、吸光剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤またはpH調整物質および緩衝剤、防さび剤、芳香剤、湿潤剤、吸収向上剤、微量元素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤、親和性剤および可溶化剤、ならびに、液体および固体肥料が挙げられる。
除草性配合物はまた、例えばさらなる除草剤、除草剤毒性緩和剤、植物成長調節剤、殺菌・殺カビ剤または殺虫剤といった追加の活性物質を含んでいてもよい。
組成物は、除草的に有効な量の式Iの化合物、および、任意により、式Iの化合物に対する混合相手としてのさらなる除草剤、または、任意により、毒性緩和剤、または、これらの両方を含むことが可能である。
本発明に係る除草性組成物は、鉱油、植物性油または動物性油、このような油のアルキルエステルまたはこのような油の混合物、および、油誘導体を含む添加剤(通例補助剤とも称される)をさらに含んでいることが可能である。本発明に係る組成物において用いられる油添加剤の量は、一般に、噴霧混合物を基準として0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、噴霧混合物を調製した後に、所望の濃度で噴霧タンクに加えられることが可能である。好ましい油添加剤は、例えばナタネ油、オリーブ油もしくはヒマワリ油、AMIGO(登録商標)(Loveland Products Inc.)などの乳化性植物油といった鉱油もしくは植物性油、例えばメチル誘導体といった植物性油のアルキルエステル、または、魚油もしくは牛脂などの動物性油を含む。好ましい添加剤は、例えば、活性成分として、基本的に80重量%の魚油のアルキルエステルおよび15重量%のメチル化ナタネ油、また、5重量%の通例の乳化剤およびpH変性剤を含有する。特に好ましい油添加剤はC〜C22脂肪酸のアルキルエステルを含み、特に、例えばラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸のメチルエステルとったC12〜C18脂肪酸のメチル誘導体が重要である。これらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)およびオレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として公知である。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体はAGNIQUEME18RD−F(登録商標)(Cognis)である。これらのおよび他の油誘導体はまた、Compendium of Herbicide Adjuvants,5th Edition,Southern Illinois University,2000から公知である。
油添加剤の適用および作用は、これらをノニオン性、アニオン性、カチオン性または両性界面活性剤などの表面活性物質と組み合わせることによりさらに向上させることが可能である。好適なアニオン性、ノニオン性、カチオン性または両性界面活性剤の例は、国際公開第97/34485号パンフレットの第7および8ページに列挙されている。好ましい表面活性物質は、特にカルシウム塩といったドデシルベンジルスルホネートタイプのアニオン性界面活性剤、および、脂肪族アルコールエトキシレートタイプのノニオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシル化度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪族アルコールが特に好ましい。市販されている界面活性剤の例はGenapolタイプ(Clariant)である。例えばSILWET L−77(登録商標)として市販されている、ポリアルキルオキシド−変性ヘプタメチルトリシロキサンといったシリコーン界面活性剤、および、過フッ素化界面活性剤もまた好ましい。添加剤の総量に対する表面活性物質の濃度は一般に1〜50重量%である。油もしくは鉱油または界面活性剤とのその誘導体の混合物からなる油添加剤の例は、TURBOCHARGE(登録商標)、ADIGOR(登録商標)(共に(Syngenta Crop Protection AG)、ACTIPRON(登録商標)(BP Oil UK Limited)、AGRI−DEX(登録商標)(Helena Chemical Company)である。
前記表面活性物質はまた、単独で、すなわち、油添加剤を伴わずに配合物において用いられてもよい。
さらに、油添加剤/界面活性剤混合物への有機溶剤の添加は、作用のさらなる増強に寄与することが可能である。好適な溶剤は、例えば、SOLVESSO(登録商標)およびAROMATIC(登録商標)溶剤(Exxon Corporation)である。このような溶剤の濃度は総重量の10〜80重量%であることが可能である。溶剤と共に混和物中に存在し得るこのような油添加剤は、例えば、米国特許第4 834 908号明細書に記載されている。ここに開示されている市販されている油添加剤は、MERGE(登録商標)(BASF)という名称で知られている。本発明について好ましいさらなる油添加剤は、SCORE(登録商標)およびADIGOR(登録商標)(共にSyngenta Crop Protection AG)である。
上記に列挙されている油添加剤に追加して、本発明に係る組成物の活性を高めるために、アルキルピロリドンの配合物(例えばAGRIMAX(登録商標)、ISP製)を噴霧混合物に添加することも可能である。例えば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物またはポリ−1−p−メンテン(例えばBOND(登録商標)、COURIER(登録商標)またはEMERALD(登録商標))などの合成ラテックスの配合物もまた用いられることが可能である。
上記の段落に記載されているこのような補助剤油は、有効成分の物理的な形態に沿って有効成分が溶解、乳化または分散されるキャリア液体として採用され得る。
除草性配合物は、一般に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の式Iの化合物と、好ましくは0〜25重量%の表面活性物質を含む1〜99.9重量%の配合補助剤とを含有する。市販の製品は濃縮物として配合されていることが好ましいとされる一方で、エンドユーザーは通常、希釈配合物を利用することとなる。
除草剤としての式Iの化合物の適用量は、幅広い限度内で様々であり得、土壌の性質、適用方法(出芽前または出芽後;種子粉衣;まき溝への適用;耕耘適用無し等)、作物植物、防除されるべき雑草または草、卓越的気象条件、および、適用方法、適用時期および標的作物によって左右される他の要因に応じる。本発明に係る式Iの化合物は、一般に、1〜2000g/ha、好ましくは1〜1000g/ha、および、最も好ましくは1〜500g/haの量で適用される。
他の態様において、本発明は、除草的に有効な量の式Iの化合物と、任意により式Iの化合物に対する混合相手としてのさらなる除草剤とを含む除草性組成物を提供する。
本発明に係る除草性組成物は、例えば、出芽前適用、出芽後適用および種子粉衣などの農業において一般的な適用方法のすべてに対して好適である。意図される用途に応じて、毒性緩和剤は、作物植物の種子材料の前処理(種子または実生の粉衣)に用いられることが可能であるか、または、播種の前もしくは後に土壌へ導入され、続いて、(毒性緩和されていない)式(I)の化合物が、任意により、共除草剤と組み合わされて適用されることが可能である。しかしながら、毒性緩和剤は、植物の出芽の前もしくは後に、単独で、または、除草剤と一緒に適用されることも可能である。従って、毒性緩和剤による植物または種子材料の処理は、原理上、除草剤の適用時とは別個に行われることが可能である。除草剤および毒性緩和剤の同時適用(例えばタンク混合物の形態で)による植物の処理が一般に好ましい。除草剤に対する毒性緩和剤の適用量は、適用形態に大きく依存する。圃場処理の場合、一般に0.001〜5.0kgの毒性緩和剤/ha、好ましくは0.001〜0.5kgの毒性緩和剤/haが適用される。種子粉衣の場合には、一般に、0.001〜10gの毒性緩和剤/1kgの種子、好ましくは0.05〜2gの毒性緩和剤/1kgの種子が適用される。毒性緩和剤が、播種の直前に液体の形態で種子液浸で適用される場合、1〜10000ppm、好ましくは100〜1000ppmの濃度で活性処方成分を含有する毒性緩和剤溶液を用いることが有利である。
式Iの化合物の混合相手を上記の毒性緩和剤の1種と一緒に適用することが好ましい。
さらに他の態様において、本発明は、式Iの化合物もしくはこのような化合物を含む組成物を除草的に有効な量で、植物またはその生息地に適用するステップを含む有用な植物の作物における草および雑草の防除方法を提供する。
本発明の殺虫および除草組成物は、散布可能な粉末(DP)、可溶性粉末(SP)、水溶性顆粒(SG)、水分散性顆粒(WG)、水和剤(WP)、顆粒(GR)(遅放性または速放性)、可溶性濃縮物(SL)、油混和性の液体(OL)、超定量液体(UL)、懸濁液濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、エマルジョン(水中油型(EW)および油中水型(EO)の両方)、ミクロエマルジョン(ME)、懸濁液濃縮物(SC)、油系懸濁液濃縮物(OD)、エアロゾル、煙霧/燻蒸配合物、カプセル懸濁液(CS)および種子処理配合物を含む多数の配合物タイプから選択されることが可能である。いずれかの事例において選択される配合物タイプは、想定されている特定の目的、ならびに、式Iの化合物の物理的、化学的および生物学的特性に応じることとなる。
散布可能な粉末(DP)は、式Iの化合物を、1種以上の固体希釈剤(例えば天然クレイ、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キースラガー、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク、ならびに、他の有機および無機固体キャリア)と混合し、この混合物を微粉末に機械的に粉砕することにより調製され得る。
可溶性粉末(SP)は、式Iの化合物を、1種以上の水溶性無機塩(重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムなど)もしくは1種以上の水溶性有機固形分(多糖類など)、および、任意により、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤、または、前記薬剤の混合物と混合して、水への分散性/溶解度を向上させることにより調製され得る。次いで、混合物は微粉末に粉砕される。同様の組成物が粒状化されて、水溶性顆粒(SG)が形成されてもよい。
水和剤(WP)は、式Iの化合物を、1種以上の固体希釈剤またはキャリア、1種以上の湿潤剤、ならびに、好ましくは、1種以上の分散剤、および、任意により、1種以上の懸濁剤と混合して、液体における分散性を促進させることにより調製され得る。次いで、混合物は微粉末に粉砕される。同様の組成物が粒状化されて、水分散性顆粒(WG)が形成されてもよい。
顆粒(GR)は、式Iの化合物と、1種以上の粉末固体希釈剤もしくはキャリアとの混合物を造粒することにより形成され得、または、式Iの化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を多孔性の顆粒状材料(軽石、アタパルジャイトクレイ、フーラー土、キースラガー、珪藻土または粉砕されたトウモロコシ穂軸など)中に吸収させ、もしくは、式Iの化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を硬質の核材料(砂、ケイ酸、炭酸塩鉱物、硫酸塩またはリン酸塩など)に吸収させ、必要に応じて乾燥させることにより予め形成されている圧縮粉顆粒から形成され得る。吸収または吸着を助けるために通常用いられる薬剤としては、溶剤(脂肪族および芳香族石油溶剤、アルコール、エーテル、ケトン、ならびに、エステルなど)および固着材(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖質および植物油など)が挙げられる。1種以上の他の添加剤もまた顆粒中に含まれていてもよい(例えば、乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
分散性濃縮物(DC)は、式Iの化合物を水、または、ケトン、アルコールあるいはグリコールエーテルなどの有機溶剤中に溶解させることにより調製され得る。これらの溶液は、表面活性剤を含有していてもよい(例えば、水による希釈を向上させるか、または、噴霧タンク中での結晶化を防止するため)。
乳化性濃縮物(EC)または水中油型エマルジョン(EW)は、式Iの化合物を有機溶剤(任意により、1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記薬剤の混合物を有する)中に溶解させることにより調製され得る。ECにおいて好適に用いられる有機溶剤としては、芳香族炭化水素(SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200(SOLVESSOは登録商標である)により例示されるアルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)、および、アルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C〜C10脂肪酸ジメチルアミドなど)、および、塩素化炭化水素が挙げられる。EC生成物は、水に添加されると自然に乳化して、適切な器具での噴霧用途が可能なほどに十分な安定性を有するエマルジョンをもたらし得る。EWの調製では、液体(室温で液体ではない場合には、典型的には70℃未満といった適切な温度で溶融されていてもよい)として、または、溶液(適切な溶剤中に溶解させることにより)で式Iの化合物を得、次いで、得られた液体または溶液が1種以上のSFAを含有する水中に、高せん断下で乳化してエマルジョンがもたらされる。EWにおいて好適に用いられる溶剤としては、植物油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族溶剤(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)、および、水への溶解度が低い他の適切な有機溶剤が挙げられる。
ミクロエマルジョン(ME)は、1種以上の溶剤と1種以上のSFAとのブレンドを水と混合して、熱力学的に安定な等方性液体配合物を自然にもたらすことにより調製され得る。式Iの化合物は、最初は、水または溶剤/SFAブレンドのいずれかの中に存在している。MEにおいて好適に用いられる溶剤としては、ECまたはEWにおける使用について前述されているものが挙げられる。MEは、水中油型または油中水型系のいずれかであり得(どちらの系が存在しているかは、伝導率の測定によって判定され得る)、同一の配合物中の水溶性および油溶性有害生物防除剤の混合に好適であればよい。MEは、マイクロエマルジョンのままで、または、従来の水中油型エマルジョンを形成して水中に好適に希釈される。
懸濁濃縮物(SC)は、式Iの化合物の微細な不溶性固体粒子の水性または不水性懸濁液を含んでいてもよい。SCは、式Iの固体化合物を、好適な媒体中で、任意により1種以上の分散剤と共にボールミルまたはビーズミルにかけて、化合物の微細な粒子懸濁液をもたらすことにより調製され得る。
1種以上の湿潤剤が組成物中に含まれていてもよく、懸濁剤が、粒子の沈降速度を低減するために含まれていてもよい。あるいは、式Iの化合物は、乾式ミルにかけられ、および、明細書中に上述されている薬剤を含有する水に添加されることにより、所望の最終生成物がもたらされてもよい。
油系懸濁液濃縮物(OD)は、式Iの化合物の微細な不溶性固体粒子を有機流体(例えば、少なくとも1種の鉱油または植物油)中に懸濁させることにより同様に調製され得る。ODは、少なくとも1種の浸透促進剤(例えば、アルコールエトキシレートまたは関連する化合物)、少なくとも1種のノニオン性界面活性剤、および/または、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、ならびに、任意により、乳化剤、抑泡剤、防腐剤、抗酸化剤、染料、および/または、不活性充填材の群からの少なくとも1種の添加剤をさらに含んでいてもよい。ODは、適切な器具を介した噴霧適用に許容される十分な安定性を有する噴霧溶液を生成するため、使用前での水による希釈が意図されていると共に、そのために好適である。
エアロゾル配合物は、式Iの化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式Iの化合物はまた、好適な媒体(例えば水、または、n−プロパノールなどの水和性の液体)中に溶解または分散されて、非加圧式の手動噴霧ポンプにおける使用のための組成物がもたらされてもよい。
式Iの化合物は、乾燥状態で火工混合物と混合されて、閉鎖空間において化合物を含有する煙を発生させるために好適な組成物が形成されてもよい。
カプセル懸濁液(CS)は、EW配合物の調製と同様に調製され得るが、油滴の各々が高分子シェルに内包されており、式Iの化合物と、任意により、そのためのキャリアもしくは希釈剤とが含有されている油滴の水性分散体が得られるような追加の重合ステージが伴う。高分子シェルは、界面重縮合反応により、もしくは、コアセルベーション手法の一方により生成され得る。組成物は、式Iの化合物の徐放をもたらし得、種子処理に用いられ得る。式Iの化合物はまた、生分解性高分子マトリックス中に配合されて、ゆっくりとした、徐放性の化合物とされてもよい。
式Iの化合物はまた、例えば、乾燥種子処理調用粉末(DS)、水溶性粉末(SS)、あるいは、スラリー処理用の水分散性粉末(WS)を含む粉末組成物、または、流動性濃縮物(FS)、溶液(LS)、あるいは、カプセル懸濁液(CS)を含む液体組成物といった種子処理剤として用いられるために配合されてもよい。DS、SS、WS、FSおよびLS組成物の調製は、それぞれ、上述したDP、SP、WP、SC、ODおよびDC組成物の調製ときわめて類似している。種子を処理するための組成物は、種子への組成物の接着を補助する薬剤を含み得る(例えば、鉱油またはフィルム形成性バリア)。
本発明の組成物は、組成物の生物学的性能を向上させるために1種以上の添加剤を含んでいてもよい(例えば、湿潤性、表面上での保持もしくは分布;処理面上での耐降雨性;または、式Iの化合物の摂取もしくは易動性を向上させることにより)。このような添加剤としては、表面活性剤(SFA)、例えば一定の鉱油、植物油または天然植物油(大豆およびナタネ油など)といった油系の噴霧添加剤、および、これらと、他の生体活性増強(bio−enhancing)補助剤(式Iの化合物の作用を補助もしくは改変し得る処方成分)とのブレンドが挙げられる。式Iの化合物の効果の向上は、例えば、アンモニウムおよび/もしくはホスホニウム塩、ならびに/または、任意により、脂肪族アルコールアルコキシレート(例えば、ナタネ油メチルエステル)もしくは植物油エステルなどの少なくとも1種の浸透促進剤を添加することにより達成され得る。
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン性、アニオン性、両性またはノニオン性の表面活性剤(SFA)であり得る。
好適なカチオン性のSFAとしては、第4級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミド)、イミダゾリン、および、アミン塩が挙げられる。
好適なアニオン性SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、脂肪族モノエステルの硫酸塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホネート、および、ジ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムとトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムとの混合物)、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えばナトリウムラウレス−3−スルフェート)、エーテルカルボキシレート(例えばナトリウムラウレス−3−カルボキシレート)、リン酸エステル(例えば、ラウリルアルコールと四リン酸との反応といった1種以上の脂肪族アルコールとリン酸(主にモノエステル)または五酸化リン(主にジ−エステル)との反応からの生成物;また、これらの生成物はエトキシル化されていてもよい)、スルホスクシナメート、パラフィンまたはオレフィンスルホン酸塩、タウレートおよびリグノスルホネートが挙げられる。
好適な両性SFAとしては、ベタイン、プロピオネート、および、グリシネートが挙げられる。
好適なノニオン性のSFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、または、これらの混合物などのアルキレンオキシドと、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)もしくはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合物;長鎖脂肪酸またはヘキシトール無水物由来の部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純エステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);ならびに、レシチンが挙げられる。
好適な懸濁剤としては、親水性コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはナトリウムカルボキシメチルセルロースなど)および膨潤粘土(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
式Iの化合物は、有害生物防除化合物を適用する公知の手段のいずれかによって適用されればよい。例えば、式Iの化合物は、配合された状態もしくは未配合の状態で、有害生物に、または、有害生物の場所(有害生物の棲息地、または、有害生物に侵襲されやすい栽培植物など)に、または、群葉、茎、枝あるいは根を含む植物のいずれかの部位に、植える前の種子に、または、植物が成長しているか、もしくは、植えられる他の媒体(根の周囲の土壌、一般的な土壌、田面水または水耕栽培システムなど)に直接的に適用され得るか、または、式Iの化合物は、噴霧され、散布され、浸漬により適用され、クリームもしくはペースト配合物として適用され、気化されて適用され、あるいは、土壌もしくは水環境中の組成物(顆粒状組成物もしくは水溶性バッグに充填された組成物など)の分布もしくは取込みを介して適用され得る。
式Iの化合物はまた、植物に注入されるか、または、電気式噴霧技術または他の低体積法を用いて植生に噴霧されるか、または、土地または大気潅漑システムにより適用されればよい。
水性調製物(水溶液または分散体)として用いられる組成物は、一般に、有効成分を高い割合で含有している濃縮物の形態で提供され、この濃縮物は水に加えられてから使用される。DC、SC、OD、EC、EW、ME、SG、SP、WP、WGおよびCSを含んでいてもよいこれらの濃縮物は、度々、長期にわたる保管に耐え、このような保管の後に、水に加えられて、従来の噴霧器具による適用が可能であるよう十分な時間均質なままである水性調製物を形成することが可能であることが要求される。このような水性調製物は、用いられる目的に応じて様々な量の式Iの化合物(例えば0.0001〜10重量%)を含有し得る。
式Iの化合物は、肥料(例えば、窒素含有肥料、カリウム含有肥料またはリン含有肥料、ならびに、より具体的には、硝酸アンモニウムおよび/または尿素肥料)との混合物において用いられ得る。好適な配合物タイプとしては肥料の顆粒が挙げられる。混合物は、25重量%以下の式Iの化合物を含有していることが好適である。
本発明はまた、従って、肥料および式Iの化合物を含む肥料組成物を提供する。
本発明の組成物は、例えば微量元素といった生物学的活性を有する他の化合物、または、殺菌・殺カビ活性を有しているか、もしくは、植物の成長を調整する活性、除草活性、緩和活性、殺虫性、殺線虫性あるいは殺ダニ活性を備える化合物を含有していてもよい。
式Iの化合物は、組成物の単独の有効成分であってもよく、または、式Iの化合物は、適切な場合、有害生物防除剤(昆虫、ダニ類、軟体動物および線虫有害生物防除剤)、殺菌・殺カビ剤、共力剤、除草剤、毒素性緩和剤または植物成長調節剤などの1種以上の追加の有効成分と混合されてもよい。本発明の組成物の活性は、これにより、著しく拡大され得ると共に、広義に相乗的な活性と記載可能でもある意外な利点を有していてもよい。追加の有効成分は:より幅広い活性範囲もしくは生息場所での高い持続性を有する組成物を提供し得;殺草性の低減によってより良好な植物/作物耐性を実証する組成物を提供し得;異なる成長ステージで昆虫を防除する組成物を提供し得;式Iの化合物の活性を補助もしくは活性を保持(例えば、効果時間を高めるか、または、忌避性を克服することにより)し得;または、個別の成分に対する耐性の発生の克服もしくは予防を助力し得る。特定の追加の有効成分は、組成物の意図された実用性に応じることとなる。
好適な有害生物防除剤の例としては以下が挙げられる。
a)ペルメトリン、シペルメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、デルタメトリン、シハロトリン(特にラムダ−シハロトリン)、ビフェントリン、フェンプロパトリン、シフルトリン、テフルトリン、魚類に無害なピレスロイド(例えばエトフェンプロックス)、天然ピレトリン、テトラメトリン、s−ビオアレトリン、フェンフルトリン、プラレトリンまたは5−ベンジル−3−フリルメチル−(E)−(1R,3S)−2,2−ジメチル−3−(2−オキソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレートなどのピレスロイド;

b)プロフェノホス、スルプロホス、アセフェート、メチルパラチオン、アジンホス−メチル、デメトン−s−メチル、ヘプテノホス、チオメトン、フェナミホス、モノクロトホス、プロフェノホス、トリアゾホス、メタミドホス、ジメトエート、ホスファミドン、マラチオン、クロルピリホス、ホサロン、テルブホス、フェンスルホチオン、フォノホス、ホレート、ホキシム、ピリミホス−メチル、ピリミホス−エチル、フェニトロチオン、ホスチアゼートまたはダイアジノンなどの有機リン酸エステル;
c)ピリミカーブ、トリアザメート、クロエトカルブ、カルボフラン、フラチオカルブ、エチオフェンカルブ、アルジカルブ、チオフロックス、カルボスルファン、ベンジオカルブ、フェノブカルブ、プロポキスル、メソミルまたはオキサミルなどのカルバメート(アリールカルバメートを含む);
d)ジフルベンズロン、トリフルムロン、ヘキサフルムロン、フルフェノクスロンまたはクロルフルアズロンなどのベンゾイル尿素;
e)シヘキサチン、酸化フェンブタスズまたはアゾシクロチンなどの有機錫化合物;
f)テブフェンピラドおよびフェンピロキシメートなどのピラゾール;
g)例えばアバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、イベルメクチン、ミルベマイシンといったアベルメクチンもしくはミルベマイシン、または、スピノサド、スピネトラムあるいはアザジラクチンなどのマクロライド;
h)ホルモンまたはフェロモン;
i)エンドスルファン、ベンゼンヘキサクロリド、DDT、クロルダンまたはディルドリンなどの有機塩素化合物;
j)クロルジメホルムまたはアミトラズなどのアミジン;
k)クロルピクリン、ジクロロプロパン、臭化メチルまたはメタムなどの燻蒸剤;
l)イミダクロプリド、チアクロプリド、アセタミプリド、クロチアニジン、ニテンピラム、ジノテフランまたはチアメトキサムなどのネオニオコチノイド化合物;
m)テブフェノジド、クロマフェノジドまたはメトキシフェノジドなどのジアシルヒドラジン;
n)ジオフェノランまたはピリプロキシフェンなどのジフェニルエーテル;
o)インドキサカルブ;
p)クロルフェナピル;
q)ピメトロジンまたはピリフルキナゾン;
r)スピロテトラマト、スピロジクロフェンまたはスピロメシフェン;
s)フルベンジアミド、クロラントラニリプロールまたはシアントラニリプロール;
t)シエノピラフェンまたはシフルメトフェン;または
u)スルホキサフロル。
上記に列挙した有害生物防除剤の主たる化学分類に追加して、組成物の意図された実用性に適切な場合には、特定の標的を有する他の有害生物防除剤が組成物において採用されてもよい。例えば、特定の作物に選択的な殺虫剤であって、イネにおいて用いられる、例えばステムボーラー(stemborer)に特異的な殺虫剤(カルタップなど)またはホッパー(hopper)に特異的な殺虫剤(ブプロフェジンなど)が採用され得る。あるいは、特定の昆虫種/ステージに特異的な殺虫剤または殺ダニ剤もまた組成物に含まれていてもよい(例えば、クロフェンテジン、フルベンジミン、ヘキシチアゾクスあるいはテトラジホンなどの殺ダニ性卵幼虫駆除剤;ジコホルもしくはプロパルギットなどの殺ダニ運動阻害剤;ブロモプロピレートもしくはクロロベンジレートなどの殺ダニ剤;または、ヒドラメチルノン、シロマジン、メトプレン、クロルフルアズロンあるいはジフルベンズロンなどの成長調節剤)。
式Iの化合物と活性処方成分との以下の混合物が好ましく、ここで、「式Iの化合物」という用語は、表1〜16から選択される化合物を指すことが好ましい。
以下からなる物質の群から選択される補助剤:植物性油または動物性油、鉱油、このような油のアルキルエステルまたはこのような油の混合物、および、石油(代わりの名称)(628)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺ダニ剤:1,1−ビス(4−クロロ−フェニル)−2−エトキシエタノール(IUPAC名)(910)+式Iの化合物、2,4−ジクロロフェニルベンゼンスルホネート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1059)+式Iの化合物、2−フルオロ−N−メチル−N−1−ナフチルアセタミド(IUPAC名)(1295)+式Iの化合物、4−クロロフェニルフェニルスルホン(IUPAC名)(981)+式Iの化合物、アバメクチン(1)+式Iの化合物、アセキノシル(3)+式Iの化合物、アセトプロール[CCN]+式Iの化合物、アクリナトリン(9)+式Iの化合物、アルジカルブ(16)+式Iの化合物、アルドキシカルブ(863)+式Iの化合物、α−シペルメトリン(202)+式Iの化合物、アミジチオン(870)+式Iの化合物、アミドフルメト[CCN]+式Iの化合物、アミドチオエート(872)+式Iの化合物、アミトン(875)+式Iの化合物、シュウ酸水素アミトン(875)+式Iの化合物、アミトラズ(24)+式Iの化合物、アラマイト(881)+式Iの化合物、三酸化ヒ素(882)+式Iの化合物、AVI382(化合物コード)+式Iの化合物、AZ60541(化合物コード)+式Iの化合物、アジンホス−エチル(44)+式Iの化合物、アジンホス−メチル(45)+式Iの化合物、アゾベンゼン(IUPAC名)(888)+式Iの化合物、アゾシクロチン(46)+式Iの化合物、アゾトエート(889)+式Iの化合物、ベノミル(62)+式Iの化合物、ベノキサホス(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ベンゾキメート(71)+式Iの化合物、ベンジル安息香酸塩(IUPAC名)[CCN]+式Iの化合物、ビフェナゼート(74)+式Iの化合物、ビフェントリン(76)+式Iの化合物、ビナパクリル(907)+式Iの化合物、ブロフェンバレレート(代わりの名称)+式Iの化合物、ブロモシクレン(918)+式Iの化合物、ブロモホス(920)+式Iの化合物、ブロモホス−エチル(921)+式Iの化合物、ブロモプロピレート(94)+式Iの化合物、ブプロフェジン(99)+式Iの化合物、ブトカルボキシム(103)+式Iの化合物、ブトキシカルボキシム(104)+式Iの化合物、ブチルピリダベン(代わりの名称)+式Iの化合物、多硫酸カルシウム(IUPAC名)(111)+式Iの化合物、カンフェクロール(941)+式Iの化合物、カルバノレート(943)+式Iの化合物、カルバリル(115)+式Iの化合物、カルボフラン(118)+式Iの化合物、カルボフェノチオン(947)+式Iの化合物、CGA50’439(開発コード)(125)+式Iの化合物、キノメチオナート(126)+式Iの化合物、クロルベンシド(959)+式Iの化合物、クロルジメホルム(964)+式Iの化合物、塩酸クロルジメホルム(964)+式Iの化合物、クロルフェナピル(130)+式Iの化合物、クロルフェネトール(968)+式Iの化合物、クロルフェンソン(970)+式Iの化合物、クロルフェンスルフィド(971)+式Iの化合物、クロルフェンビンホス(131)+式Iの化合物、クロロベンジラート(975)+式Iの化合物、クロロメブホルム(977)+式Iの化合物、クロロメチウロン(978)+式Iの化合物、クロロプロピレート(983)+式Iの化合物、クロルピリホス(145)+式Iの化合物、クロルピリホス−メチル(146)+式Iの化合物、クロルチオホス(994)+式Iの化合物、シネリンI(696)+式Iの化合物、シネリンII(696)+式Iの化合物、シネリンス(696)+式Iの化合物、クロフェンテジン(158)+式Iの化合物、クロサンテル(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、クマホス(174)+式Iの化合物、クロタミトン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、クロトキシホス(1010)+式Iの化合物、クフラエブ(1013)+式Iの化合物、シアントエート(1020)+式Iの化合物、シエノピラフェン[CCN]+式Iの化合物、シフルメトフェン(CAS Reg.No.:400882−07−7)+式Iの化合物、シハロトリン(196)+式Iの化合物、シヘキサチン(199)+式Iの化合物、シペルメトリン(201)+式Iの化合物、DCPM(1032)+式Iの化合物、DDT(219)+式Iの化合物、デメフィオン(1037)+式Iの化合物、デメフィオン−O(1037)+式Iの化合物、デメフィオン−S(1037)+式Iの化合物、デメトン(1038)+式Iの化合物、デメトン−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−O(1038)+式Iの化合物、デメトン−O−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−S(1038)+式Iの化合物、デメトン−S−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+式Iの化合物、ジアフェンチウロン(226)+式Iの化合物、ジアリホス(1042)+式Iの化合物、ダイアジノン(227)+式Iの化合物、ジクロフルアニド(230)+式Iの化合物、ジクロルボス(236)+式Iの化合物、ジクリホス(代わりの名称)+式Iの化合物、ジコホル(242)+式Iの化合物、ジクロトホス(243)+式Iの化合物、ジエノクロル(1071)+式Iの化合物、ジフロビダジン[CCN]+式Iの化合物、ジメホクス(1081)+式Iの化合物、ジメトエート(262)+式Iの化合物、ジナクチン(代わりの名称)(653)+式Iの化合物、ジネクス(1089)+式Iの化合物、ジネクスジクレキシン(1089)+式Iの化合物、ジノブトン(269)+式Iの化合物、ジノカップ(270)+式Iの化合物、ジノカップ−4[CCN]+式Iの化合物、ジノカップ−6[CCN]+式Iの化合物、ジノクトン(1090)+式Iの化合物、ジノペントン(1092)+式Iの化合物、ジノスルホン(1097)+式Iの化合物、ジノテルボン(1098)+式Iの化合物、ジオキサチオン(1102)+式Iの化合物、ジフェニルスルホン(IUPAC名)(1103)+式Iの化合物、ジスルフィラム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジスルホトン(278)+式Iの化合物、DNOC(282)+式Iの化合物、ドフェナピン(1113)+式Iの化合物、ドラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エンドスルファン(294)+式Iの化合物、エンドチオン(1121)+式Iの化合物、EPN(297)+式Iの化合物、エピリノメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エチオン(309)+式Iの化合物、エトエート−メチル(1134)+式Iの化合物、エトキサゾール(320)+式Iの化合物、エトリムホス(1142)+式Iの化合物、フェナザフロル(1147)+式Iの化合物、フェナザキン(328)+式Iの化合物、酸化フェンブタスズ(330)+式Iの化合物、フェノチオカルブ(337)+式Iの化合物、フェンプロパトリン(342)+式Iの化合物、フェンピラド(代わりの名称)+式Iの化合物、フェンピロキシメート(345)+式Iの化合物、フェンソン(1157)+式Iの化合物、フェントリファニル(1161)+式Iの化合物、フェンバレレート(349)+式Iの化合物、フィプロニル(354)+式Iの化合物、フルアクリピリム(360)+式Iの化合物、フルアズロン(1166)+式Iの化合物、フルベンジミン(1167)+式Iの化合物、フルシクロクスロン(366)+式Iの化合物、フルシトリネート(367)+式Iの化合物、フルエネチル(1169)+式Iの化合物、フルフェノクスロン(370)+式Iの化合物、フルメトリン(372)+式Iの化合物、フルオルベンシド(1174)+式Iの化合物、フルバリネート(1184)+式Iの化合物、FMC1137(開発コード)(1185)+式Iの化合物、ホルメタネート(405)+式Iの化合物、ホルメタネート塩酸塩(405)+式Iの化合物、ホルモチオン(1192)+式Iの化合物、ホルムパラネート(1193)+式Iの化合物、γ−HCH(430)+式Iの化合物、グリオジン(1205)+式Iの化合物、ハルフェンプロクス(424)+式Iの化合物、ヘプテノホス(432)+式Iの化合物、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1216)+式Iの化合物、ヘキシチアゾクス(441)+式Iの化合物、IKA2002(CAS Reg.No.:211923−74−9)+式Iの化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式Iの化合物、イソカルボホス(代わりの名称)(473)+式Iの化合物、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+式Iの化合物、イベルメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジャスモリンI(696)+式Iの化合物、ジャスモリンII(696)+式Iの化合物、ジョドフェンホス(1248)+式Iの化合物、リンダン(430)+式Iの化合物、ルフェヌロン(490)+式Iの化合物、マラチオン(492)+式Iの化合物、マロノベン(1254)+式Iの化合物、メカルバム(502)+式Iの化合物、メホスフォラン(1261)+式Iの化合物、メスルフェン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、メタクリホス(1266)+式Iの化合物、メタミドホス(527)+式Iの化合物、メチダチオン(529)+式Iの化合物、メチオカルブ(530)+式Iの化合物、メソミル(531)+式Iの化合物、臭化メチル(537)+式Iの化合物、メトルカルブ(550)+式Iの化合物、メビンホス(556)+式Iの化合物、メキサカルベート(1290)+式Iの化合物、ミルベメクチン(557)+式Iの化合物、ミルベマイシンオキシム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、 ミパホクス(1293)+式Iの化合物、モノクロトホス(561)+式Iの化合物、モルホチオン(1300)+式Iの化合物、モキシデクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ナレド(567)+式Iの化合物、NC−184(化合物コード)+式Iの化合物、NC−512(化合物コード)+式Iの化合物、ニフルリジド(1309)+式Iの化合物、ニッコマイシン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ニトリラカルブ(1313)+式Iの化合物、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+式Iの化合物、NNI−0101(化合物コード)+式Iの化合物、NNI−0250(化合物コード)+式Iの化合物、オメトエート(594)+式Iの化合物、オキサミル(602)+式Iの化合物、オキシデプロホス(1324)+式Iの化合物、オキシジスルホトン(1325)+式Iの化合物、pp’−DDT(219)+式Iの化合物、パラチオン(615)+式Iの化合物、ペルメトリン(626)+式Iの化合物、石油(代わりの名称)(628)+式Iの化合物、フェンカプトン(1330)+式Iの化合物、フェントエート(631)+式Iの化合物、ホレート(636)+式Iの化合物、ホサロン(637)+式Iの化合物、ホスホラン(1338)+式Iの化合物、ホスメット(638)+式Iの化合物、ホスファミドン(639)+式Iの化合物、ホキシム(642)+式Iの化合物、ピリミホス−メチル(652)+式Iの化合物、ポリクロロテルペン(従来の名称)(1347)+式Iの化合物、ポリナクチン(代わりの名称)(653)+式Iの化合物、プロクロノール(1350)+式Iの化合物、プロフェノホス(662)+式Iの化合物、プロマシル(1354)+式Iの化合物、プロパルギット(671)+式Iの化合物、プロペタムホス(673)+式Iの化合物、プロポキスル(678)+式Iの化合物、プロチダチオン(1360)+式Iの化合物、プロトエート(1362)+式Iの化合物、ピフルブミド+式Iの化合物、ピレトリンI(696)+式Iの化合物、ピレトリンII(696)+式Iの化合物、ピレトリン(696)+式Iの化合物、ピリダベン(699)+式Iの化合物
、ピリダフェンチオン(701)+式Iの化合物、ピリミジフェン(706)+式Iの化合物、ピリミテート(1370)+式Iの化合物、キナルホス(711)+式Iの化合物、キンチオホス(1381)+式Iの化合物、R−1492(開発コード)(1382)+式Iの化合物、RA−17(開発コード)(1383)+式Iの化合物、ロテノン(722)+式Iの化合物、シュラダン(1389)+式Iの化合物、セブホス(代わりの名称)+式Iの化合物、セラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、SI−0009(化合物コード)+式Iの化合物、ソファミド(1402)+式Iの化合物、スピロジクロフェン(738)+式Iの化合物、スピロメシフェン(739)+式Iの化合物、SSI−121(開発コード)(1404)+式Iの化合物、スルフィラム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、スルフラミド(750)+式Iの化合物、スルホテプ(753)+式Iの化合物、硫黄(754)+式Iの化合物、SZI−121(開発コード)(757)+式Iの化合物、τ−フルバリネート(398)+式Iの化合物、テブフェンピラド(763)+式Iの化合物、TEPP(1417)+式Iの化合物、テルバム(代わりの名称)+式Iの化合物、テトラクロルビンホス(777)+式Iの化合物、テトラジホン(786)+式Iの化合物、テトラナクチン(代わりの名称)(653)+式Iの化合物、テトラスル(1425)+式Iの化合物、チアフェノクス(代わりの名称)+式Iの化合物、チオカルボキシム(1431)+式Iの化合物、チオファノックス(800)+式Iの化合物、チオメトン(801)+式Iの化合物、チオキノックス(1436)+式Iの化合物、ツリンギエンシン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、トリアミホス(1441)+式Iの化合物、トリアラテン(1443)+式Iの化合物、トリアゾホス(820)+式Iの化合物、トリアズロン(代わりの名称)+式Iの化合物、トリクロルホン(824)+式Iの化合物、トリフェノホス(1455)+式Iの化合物、トリナクチン(代わりの名称)(653)+式Iの化合物、バミドチオン(847)+式Iの化合物、バニリプロール[CCN]およびYI−5302(化合物コード)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺藻剤:ベトキサジン[CCN]+式Iの化合物、ニオクタノン酸銅(IUPAC名)(170)+式Iの化合物、硫酸銅(172)+式Iの化合物、シブトリン[CCN]+式Iの化合物、ジクロン(1052)+式Iの化合物、ジクロロフェン(232)+式Iの化合物、エンドタール(295)+式Iの化合物、フェンチン(347)+式Iの化合物、消石灰[CCN]+式Iの化合物、ナーバム(566)+式Iの化合物、キノクラミン(714)+式Iの化合物、キノナミド(1379)+式Iの化合物、シマジン(730)+式Iの化合物、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される駆虫薬:アバメクチン(1)+式Iの化合物、クルホメート(1011)+式Iの化合物、ドラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エマメクチン(291)+式Iの化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式Iの化合物、エピリノメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、イベルメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ミルベマイシンオキシム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、モキシデクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ピペラジン[CCN]+式Iの化合物、セラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、スピノサド(737)およびチオファネート(1435)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺鳥剤:クロラロース(127)+式Iの化合物、エンドリン(1122)+式Iの化合物、フェンチオン(346)+式Iの化合物、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)およびストリキニン(745)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺バクテリア剤:1−ヒドロキシ−1H−ピリジン−2−チオン(IUPAC名)(1222)+式Iの化合物、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+式Iの化合物、8−硫酸ヒドロキシキノリン(446)+式Iの化合物、ブロノポール(97)+式Iの化合物、ニオクタノン酸銅(IUPAC名)(170)+式Iの化合物、水酸化銅(IUPAC名)(169)+式Iの化合物、クレゾール[CCN]+式Iの化合物、ジクロロフェン(232)+式Iの化合物、ジピリチオン(1105)+式Iの化合物、ドジチン(1112)+式Iの化合物、フェナミノスルフ(1144)+式Iの化合物、ホルムアルデヒド(404)+式Iの化合物、ヒドラルガフェン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、カスガマイシン(483)+式Iの化合物、カスガマイシン塩酸塩水和物(483)+式Iの化合物、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)(IUPAC名)(1308)+式Iの化合物、ニトラピリン(580)+式Iの化合物、オクチリノン(590)+式Iの化合物、オキソリン酸(606)+式Iの化合物、オキシテトラサイクリン(611)+式Iの化合物、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム(446)+式Iの化合物、プロベナゾール(658)+式Iの化合物、ストレプトマイシン(744)+式Iの化合物、ストレプトマイシンセスキスルフェート(744)+式Iの化合物、テクロフタラム(766)+式Iの化合物、およびチオメルサール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される生物剤:リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV(代わりの名称)(12)+式Iの化合物、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)(代わりの名称)(13)+式Iの化合物、アムブリセイウス属の一種(Amblyseius spp.)(代わりの名称)(19)+式Iの化合物、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV(代わりの名称)(28)+式Iの化合物、アングルスアトムス(Anagrus atomus)(代わりの名称)(29)+式Iの化合物、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)(代わりの名称)(33)+式Iの化合物、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)(代わりの名称)(34)+式Iの化合物、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)(代わりの名称)(35)+式Iの化合物、オートグラファカリホルニカ(Autographa californica)NPV(代わりの名称)(38)+式Iの化合物、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)(代わりの名称)(48)+式Iの化合物、バチルススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)(科学名)(49)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ベルリネル(Berliner)(科学名)(51)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシスアイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp.aizawai)(科学名)(51)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.israelensis)(科学名)(51)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis subsp.japonensis)(科学名)(51)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシスクルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)(科学名)(51)+式Iの化合物、Bacillus thuringiensis subsp.tenebrionis(科学名)(51)+式Iの化合物、ベアウベリアバッシアナ(Beauveria bassiana)(代わりの名称)(53)+式Iの化合物、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)(代わりの名称)(54)+式Iの化合物、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)(代わりの名称)(151)+式Iの化合物、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)(代わりの名称)(178)+式Iの化合物、コドリンガ(Cydia pomonella GV)(代わりの名称)(191)+式Iの化合物、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)(代わりの名称)(212)+式Iの化合物、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)(代わりの名称)(254)+式Iの化合物、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)(科学名)(293)+式Iの化合物、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)(代わりの名称)(300)+式Iの化合物、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)NPV(代わりの名称)(431)+式Iの化合物、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)およびH.ミジディス(H.megidis)(代わりの名称)(433)+式Iの化合物、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)(代わりの名称)(442)+式Iの化合物、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)(代わりの名称)(488)+式Iの化合物、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)(代わりの名称)(491)+式Iの化合物、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV(代わりの名称)(494)+式Iの化合物、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)(代わりの名称)(522)+式Iの化合物、メタリジウムアニソプリアエ(Metarhizium anisopliae var.acridum)(科学名)(523)+式Iの化合物、メタリジウムアニソプリアエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)(科学名)(523)+式Iの化合物、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPVおよびN.レコンテイ(N.lecontei)NPV(代わりの名称)(575)+式Iの化合物、ヒメハナカメムシ属の一種(Orius spp.)(代わりの名称)(596)+式Iの化合物、パステウリアウスガエ(Pasteuria usgae)(代わりの名称)+式Iの化合物、パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)(代わりの名称)(613)+式Iの化合物、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)(代わりの名称)(644)+式Iの化合物、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)マルチカプシド核多角体ウイルス(科学名)(741)+式Iの化合物、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、ステイネルネマ属の一種(Steinernema spp.)(代わりの名称)(742)+式Iの化合物、トリコデルマ属の一種(Trichoderma spp.)(代わりの名称)+式Iの化合物、トリコグラマ属の一種(Trichogramma spp.)(代わりの名称)(826)+式Iの化合物、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)(代わりの名称)(844)およびベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)(代わりの名称)(848)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される土壌滅菌剤:ジメチルジスルフィド(IUPAC名)+式Iの化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)および臭化メチル(537)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される不妊化剤:アホレート[CCN]+式Iの化合物、ビサジル(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ブスルファン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジフルベンズロン(250)+式Iの化合物、ジマチフ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ヘメル[CCN]+式Iの化合物、ヘムパ[CCN]+式Iの化合物、メテパ[CCN]+式Iの化合物、メチオテパ[CCN]+式Iの化合物、メチルアホレート[CCN]+式Iの化合物、モルジド[CCN]+式Iの化合物、ペンフルロン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、テパ[CCN]+式Iの化合物、チオヘムパ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、チオテパ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、トレタミン(代わりの名称)[CCN]およびウレデパ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される昆虫フェロモン:(E)−デカ−5−エン−1−イルアセテートと(E)−デカ−5−エン−1−オール(IUPAC名)(222)+式Iの化合物、(E)−トリデカ−4−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(829)+式Iの化合物、(E)−6−メチルヘプト−2−エン−4−オール(IUPAC名)(541)+式Iの化合物、(E,Z)−テトラデカ−4,10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(779)+式Iの化合物、(Z)−ドデカ−7−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(285)+式Iの化合物、(Z)−ヘキサデカ−11−エナル(IUPAC名)(436)+式Iの化合物、(Z)−ヘキサデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(437)+式Iの化合物、(Z)−ヘキサデカ−13−エン−11−イン−1−イルアセテート(IUPAC名)(438)+式Iの化合物、(Z)−イコス−13−エン−10−オン(IUPAC名)(448)+式Iの化合物、(Z)−テトラデカ−7−エン−1−アル(IUPAC名)(782)+式Iの化合物、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−オール(IUPAC名)(783)+式Iの化合物、(Z)−テトラデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(784)+式Iの化合物、(7E,9Z)−ドデカ−7,9−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(283)+式Iの化合物、(9Z,11E)−テトラデカ−9,11−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(780)+式Iの化合物、(9Z,12E)−テトラデカ−9,12−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(781)+式Iの化合物、14−メチルオクタデカ−1−エン(IUPAC名)(545)+式Iの化合物、4−メチルノナン−5−オールと4−メチルノナン−5−オン(IUPAC名)(544)+式Iの化合物、α−ムルチストリアチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ブレビコミン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、コドレルレ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、コドレモン(代わりの名称)(167)+式Iの化合物、クエルレ(代わりの名称)(179)+式Iの化合物、ジスパールア(277)+式Iの化合物、(E,Z)−7,9−ドデカジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)+式Iの化合物、ドデカ−8−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(286)+式Iの化合物、ドデカ−9−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(287)+式Iの化合物、ドデカ−8+式Iの化合物、10−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(284)+式Iの化合物、ドミニカルア(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エチル4−メチルオクタノエート(IUPAC名)(317)+式Iの化合物、オイゲノール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、exosex SPTab(代わりの名称)+式Iの化合物、フロンタリン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ゴシップルア(代わりの名称)(420)+式Iの化合物、グランドルア(421)+式Iの化合物、グランドルアI(代わりの名称)(421)+式Iの化合物、グランドルアII(代わりの名称)(421)+式Iの化合物、グランドルアIII(代わりの名称)(421)+式Iの化合物、グランドルアIV(代わりの名称)(421)+式Iの化合物、ヘキサルア[CCN]+式Iの化合物、イミシアホス(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、イプスジエノール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、イプセノール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジャポニルア(代わりの名称)(481)+式Iの化合物、リネアチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、リトルレ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ループルレ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、メドルレ[CCN]+式Iの化合物、メガトモ酸(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、メチルオイゲノール(代わりの名称)(540)+式Iの化合物、ムスカルア(563)+式Iの化合物、オクタデカ−2,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(588)+式Iの化合物、オクタデカ−3,13−ジエン−1−イルアセテート(IUPAC名)(589)+式Iの化合物、オルフラルレ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、オリクタルア(代わりの名称)(317)+式Iの化合物、オストラモネ(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、シグルア[CCN]+式Iの化合物、ソルジジン(代わりの名称)(736)+式Iの化合物、スルカトール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、テトラデカ−11−エン−1−イルアセテート(IUPAC名)(785)+式Iの化合物、トリメドルレ(839)+式Iの化合物、トリメドルレA(代わりの名称)(839)+式Iの化合物、トリメドルレB(代わりの名称)(839)+式Iの化合物、トリメドルレB(代わりの名称)(839)+式Iの化合物、トリメドルレC(代わりの名称)(839)およびトランクコール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される昆虫忌避剤:2−(オクチルチオ)−エタノール(IUPAC名)(591)+式Iの化合物、ブトピロノキシル(933)+式Iの化合物、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)(936)+式Iの化合物、ジブチルアジペート(IUPAC名)(1046)+式Iの化合物、フタル酸ジブチル(1047)+式Iの化合物、ジブチルコハク酸塩(IUPAC名)(1048)+式Iの化合物、ジエチルトルアミド[CCN]+式Iの化合物、ジメチルカルベート[CCN]+式Iの化合物、ジメチルフタレート[CCN]+式Iの化合物、エチルヘキサンジオール(1137)+式Iの化合物、ヘキサミド[CCN]+式Iの化合物、メトキン−ブチル(1276)+式Iの化合物、メチルネオデカンアミド[CCN]+式Iの化合物、オキサメート[CCN]およびピカリジン[CCN]+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺虫剤:1−ジクロロ−1−ニトロエタン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1058)+式Iの化合物、1,1−ジクロロ−2,2−ビス(4−エチルフェニル)−エタン(IUPAC名)(1056)、+式Iの化合物、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1062)+式Iの化合物、1,2−ジクロロプロパンと1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+式Iの化合物、1−ブロモ−2−クロロエタン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(916)+式Iの化合物、2,2,2−トリクロロ−1−(3,4−ジクロロ−フェニル)酢酸エチル(IUPAC名)(1451)+式Iの化合物、2,2−ジクロロビニル2−エチルスルフィニルエチルメチルリン酸(IUPAC名)(1066)+式Iの化合物、2−(1,3−ジチオラン−2−イル)フェニルジメチルカルバメート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1109)+式Iの化合物、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(935)+式Iの化合物、2−(4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニルメチルカルバメート(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1084)+式Iの化合物、2−(4−クロロ−3,5−キシリルオキシ)エタノール(IUPAC名)(986)+式Iの化合物、2−クロロビニルジエチルリン酸(IUPAC名)(984)+式Iの化合物、2−イミダゾリドン(IUPAC名)(1225)+式Iの化合物、2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+式Iの化合物、2−メチル(プロプ−2−イニル)アミノフェニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1284)+式Iの化合物、2−チオシアナトエチルラウレート(IUPAC名)(1433)+式Iの化合物、3−ブロモ−1−クロロプロプ−1−エン(IUPAC名)(917)+式Iの化合物、3−メチル−1−フェニルピラゾール−5−イルジメチル−カルバメート(IUPAC名)(1283)+式Iの化合物、4−メチル(プロプ−2−イニル)アミノ−3,5−キシリルメチルカルバメート(IUPAC名)(1285)+式Iの化合物、5,5−ジメチル−3−オキソシクロヘキサ−1−エニルジメチルカルバメート(IUPAC名)(1085)+式Iの化合物、アバメクチン(1)+式Iの化合物、アセフェート(2)+式Iの化合物、アセタミプリド(4)+式Iの化合物、アセチオン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、アセトプロール[CCN]+式Iの化合物、アクリナトリン(9)+式Iの化合物、アクリロニトリル(IUPAC名)(861)+式Iの化合物、アフィドピロペンまたはコプラピドペン+式Iの化合物、アラニカルブ(15)+式Iの化合物、アルジカルブ(16)+式Iの化合物、アルドキシカルブ(863)+式Iの化合物、アルドリン(864)+式Iの化合物、アレトリン(17)+式Iの化合物、アロサミジン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、アリキシカルブ(866)+式Iの化合物、α−シペルメトリン(202)+式Iの化合物、α−エクジソン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、α−エンドスルファン[CCN]+式Iの化合物、リン化アルミニウム(640)+式Iの化合物、アミジチオン(870)+式Iの化合物、アミドチオエート(872)+式Iの化合物、アミノカルブ(873)+式Iの化合物、アミトン(875)+式Iの化合物、シュウ酸水素アミトン(875)+式Iの化合物、アミトラズ(24)+式Iの化合物、アナバシン(877)+式Iの化合物、アチダチオン(883)+式Iの化合物、AVI382(化合物コード)+式Iの化合物、AZ60541(化合物コード)+式Iの化合物、アザジラクチン(代わりの名称)(41)+式Iの化合物、アザメチホス(42)+式Iの化合物、アジンホス−エチル(44)+式Iの化合物、アジンホス−メチル(45)+式Iの化合物、アゾトエート(889)+式Iの化合物、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン(代わりの名称)(52)+式Iの化合物、ヘキサフルオロケイ酸バリウム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、バリウムポリスルフィド(IUPAC/Chemical Abstracts名)(892)+式Iの化合物、バルトリン[CCN]+式Iの化合物、Bayer22/190(開発コード)(893)+式Iの化合物、Bayer22408(開発コード)(894)+式Iの化合物、ベンジオカルブ(58)+式Iの化合物、ベンフラカルブ(60)+式Iの化合物、ベンサルタップ(66)+式Iの化合物、β−シフルトリン(194)+式Iの化合物、β−シペルメトリン(203)+式Iの化合物、ビフェントリン(76)+式Iの化合物、ビオアレトリン(78)+式Iの化合物、ビオアレトリンS−シクロペンテニル異性体(代わりの名称)(79)+式Iの化合物、ビオエタノメトリン[CCN]+式Iの化合物、ビオペルメトリン(908)+式Iの化合物、ビオレスメトリン(80)+式Iの化合物、ビス(2−クロロエチル)エーテル(IUPAC名)(909)+式Iの化合物、ビストリフルロン(83)+式Iの化合物、ホウ酸ナトリウム(86)+式Iの化合物、ブロフェンバレレート(代わりの名称)+式Iの化合物、ブロムフェンビンホス(914)+式Iの化合物、ブロモシクレン(918)+式Iの化合物、ブロモ−DDT(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ブロモホス(920)+式Iの化合物、ブロモホス−エチル(921)+式Iの化合物、ブフェンカルブ(924)+式Iの化合物、ブプロフェジン(99)+式Iの化合物、ブタカルブ(926)+式Iの化合物、ブタチオホス(927)+式Iの化合物、ブトカルボキシム(103)+式Iの化合物、ブトネート(932)+式Iの化合物、ブトキシカルボキシム(104)+式Iの化合物、ブチルピリダベン(代わりの名称)+式Iの化合物、カズサホス(109)+式Iの化合物、ヒ酸カルシウム[CCN]+式Iの化合物、シアン化カルシウム(444)+式Iの化合物、多硫酸カルシウム(IUPAC名)(111)+式Iの化合物、カンフェクロール(941)+式Iの化合物、カルバノレート(943)+式Iの化合物、カルバリル(115)+式Iの化合物、カルボフラン(118)+式Iの化合物、二硫化炭素(IUPAC/Chemical Abstracts名)(945)+式Iの化合物、四塩化炭素(IUPAC名)(946)+式Iの化合物、カルボフェノチオン(947)+式Iの化合物、カルボスルファン(119)+式Iの化合物、カルタップ(123)+式Iの化合物、カルタップ塩酸塩(123)+式Iの化合物、セラングリン(代わりの名称)+式Iの化合物、セヴァジン(代わりの名称)(725)+式Iの化合物、クロラントラニリプロール[CCN]+式Iの化合物、クロロビシクレン(960)+式Iの化合物、クロルダン(128)+式Iの化合物、クロルデコン(963)+式Iの化合物、クロルジメホルム(964)+式Iの化合物、クロルジメホルム塩酸塩(964)+式Iの化合物、クロルエトキシホス(129)+式Iの化合物、クロルフェナピル(130)+式Iの化合物、クロルフェンビンホス(131)+式Iの化合物、クロルフルアズロン(132)+式Iの化合物、クロルメホス(136)+式Iの化合物、クロロホルム[CCN]+式Iの化合物、クロルピクリン(141)+式Iの化合物、クロルホキシム(989)+式Iの化合物、クロルプラゾホス(990)+式Iの化合物、クロルピリホス(145)+式Iの化合物、クロルピリホス−メチル(146)+式Iの化合物、クロルチオホス(994)+式Iの化合物、クロマフェノジド(150)+式Iの化合物、シネリンI(696)+式Iの化合物、シネリンII(696)+式Iの化合物、シネリンス(696)+式Iの化合物、cis−レスメスリン(代わりの名称)+式Iの化合物、シスメトリン(80)+式Iの化合物、クロシトリン(代わりの名称)+式Iの化合物、クロエトカルブ(999)+式Iの化合物、クロサンテル(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、クロチアニジン(165)+式Iの化合物、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+式Iの化合物、ヒ酸銅[CCN]+式Iの化合物、オレイン酸銅[CCN]+式Iの化合物、クマホス(174)+式Iの化合物、クミトエート(1006)+式Iの化合物、クロタミトン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、クロトキシホス(1010)+式Iの化合物、クルホメート(1011)+式Iの化合物、氷晶石(代わりの名称)(177)+式Iの化合物、CS708(開発コード)(1012)+式Iの化合物、シアノフェンホス(1019)+式Iの化合物、シアノホス(184)+式Iの化合物、シアントエート(1020)+式Iの化合物、シアントラニリプロール[CCN]+式Iの化合物、シクレトリン[CCN]+式Iの化合物、シクロプロトリン(188)+式Iの化合物、シフルトリン(193)+式Iの化合物、シハロトリン(196)+式Iの化合物、シペルメトリン(201)+式Iの化合物、シフェノトリン(206)+式Iの化合物、シロマジン(209)+式Iの化合物、シチオエート(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、d−リモネン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、d−テトラメトリン(代わりの名称)(788)+式Iの化合物、DAEP(1031)+式Iの化合物、ダゾメット(216)+式Iの化合物、DDT(219)+式Iの化合物、デカルボフラン(1034)+式Iの化合物、デルタメトリン(223)+式Iの化合物、デメフィオン(1037)+式Iの化合物、デメフィオン−O(1037)+式Iの化合物、デメフィオン−S(1037)+式Iの化合物、デメトン(1038)+式Iの化合物、デメトン−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−O(1038)+式Iの化合物、デメトン−O−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−S(1038)+式Iの化合物、デメトン−S−メチル(224)+式Iの化合物、デメトン−S−メチルスルホン(1039)+式Iの化合物、ジアフェンチウロン(226)+式Iの化合物、ジアリホス(1042)+式Iの化合物、ジアミダホス(1044)+式Iの化合物、ダイアジノン(227)+式Iの化合物、ジカプトン(1050)+式Iの化合物、ジクロロフェンチオン(1051)+式Iの化合物、ジクロルボス(236)+式Iの化合物、ジクリホス(代わりの名称)+式Iの化合物、ジクレシル(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジクロトホス(243)+式Iの化合物、ジシクラニル(244)+式Iの化合物、ディルドリン(1070)+式Iの化合物、ジエチル5−メチルピラゾール−3−イルリン酸(IUPAC名)(1076)+式Iの化合物、ジフルベンズロン(250)+式Iの化合物、ジロル(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジメフルトリン[CCN]+式Iの化合物、ジメホクス(1081)+式Iの化合物、ジメタン(1085)+式Iの化合物、ジメトエート(262)+式Iの化合物、ジメトリン(1083)+式Iの化合物、ジメチルビンホス(265)+式Iの化合物、ジメチラン(1086)+式Iの化合物、ジネクス(1089)+式Iの化合物、ジネクスジクレキシン(1089)+式Iの化合物、ジノプロプ(1093)+式Iの化合物、ジノサム(1094)+式Iの化合物、ジノセブ(1095)+式Iの化合物、ジノテフラン(271)+式Iの化合物、ジオフェノラン(1099)+式Iの化合物、ジオキサベンゾホス(1100)+式Iの化合物、ジオキサカルブ(1101)+式Iの化合物、ジオキサチオン(1102)+式Iの化合物、ジスルホトン(278)+式Iの化合物、ジチクロホス(1108)+式Iの化合物
、DNOC(282)+式Iの化合物、ドラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、DSP(1115)+式Iの化合物、エクジステロン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、EI1642(開発コード)(1118)+式Iの化合物、エマメクチン(291)+式Iの化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式Iの化合物、EMPC(1120)+式Iの化合物、エムペントリン(292)+式Iの化合物、エンドスルファン(294)+式Iの化合物、エンドチオン(1121)+式Iの化合物、エンドリン(1122)+式Iの化合物、EPBP(1123)+式Iの化合物、EPN(297)+式Iの化合物、エポフェノナン(1124)+式Iの化合物、エピリノメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エレモヒロン油+式Iの化合物、エスフェンバレレート(302)+式Iの化合物、エタホス(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エチオフェンカルブ(308)+式Iの化合物、エチオン(309)+式Iの化合物、エチプロール(310)+式Iの化合物、エトエート−メチル(1134)+式Iの化合物、エトプロホス(312)+式Iの化合物、ギ酸エチル(IUPAC名)[CCN]+式Iの化合物、エチル−DDD(代わりの名称)(1056)+式Iの化合物、エチレンジブロミド(316)+式Iの化合物、ジクロロエタン(化学名)(1136)+式Iの化合物、エチレンオキシド[CCN]+式Iの化合物、エトフェンプロックス(319)+式Iの化合物、エトリムホス(1142)+式Iの化合物、EXD(1143)+式Iの化合物、ファンファー(323)+式Iの化合物、フェナミホス(326)+式Iの化合物、フェナザフロル(1147)+式Iの化合物、フェンクロルホス(1148)+式Iの化合物、フェネタカルブ(1149)+式Iの化合物、フェンフルトリン(1150)+式Iの化合物、フェニトロチオン(335)+式Iの化合物、フェノブカルブ(336)+式Iの化合物、フェノキサクリム(1153)+式Iの化合物、フェノキシカルブ(340)+式Iの化合物、フェンピリトリン(1155)+式Iの化合物、フェンプロパトリン(342)+式Iの化合物、フェンピラド(代わりの名称)+式Iの化合物、フェンスルホチオン(1158)+式Iの化合物、フェンチオン(346)+式Iの化合物、フェンチオン−エチル[CCN]+式Iの化合物、フェンバレレート(349)+式Iの化合物、フィプロニル(354)+式Iの化合物、フロメトキン[CCN]+式Iの化合物、フロニカミド(358)+式Iの化合物、フルベンジアミド(CAS.Reg.No.:272451−65−7)+式Iの化合物、フルコフロン(1168)+式Iの化合物、フルシクロクスロン(366)+式Iの化合物、フルシトリネート(367)+式Iの化合物、フルエネチル(1169)+式Iの化合物、フルエンスルホン[CCN]+式Iの化合物、フルフェネリム[CCN]+式Iの化合物、フルフェノクスロン(370)+式Iの化合物、フルフェンプロックス(1171)+式Iの化合物、フルフィプロール[CCN]+式Iの化合物、フルメトリン(372)+式Iの化合物、フルピラジフロン[CCN]+式Iの化合物、フルバリネート(1184)+式Iの化合物、FMC1137(開発コード)(1185)+式Iの化合物、フォノホス(1191)+式Iの化合物、ホルメタネート(405)+式Iの化合物、ホルメタネート塩酸塩(405)+式Iの化合物、ホルモチオン(1192)+式Iの化合物、ホルムパラネート(1193)+式Iの化合物、ホスメチラン(1194)+式Iの化合物、ホスピレート(1195)+式Iの化合物、ホスチアゼート(408)+式Iの化合物、ホスチエタン(1196)+式Iの化合物、フラチオカルブ(412)+式Iの化合物、フレトリン(1200)+式Iの化合物、γ−シハロトリン(197)+式Iの化合物、γ−HCH(430)+式Iの化合物、グアザチン(422)+式Iの化合物、グアザチン酢酸塩(422)+式Iの化合物、GY−81(開発コード)(423)+式Iの化合物、ハルフェンプロクス(424)+式Iの化合物、ハロフェノジド(425)+式Iの化合物、HCH(430)+式Iの化合物、HEOD(1070)+式Iの化合物、ヘプタクロール(1211)+式Iの化合物、ヘプテノホス(432)+式Iの化合物、ヘテロホス[CCN]+式Iの化合物、ヘキサフルムロン(439)+式Iの化合物、HHDN(864)+式Iの化合物、ヒドラメチルノン(443)+式Iの化合物、シアン化水素(444)+式Iの化合物、ヒドロプレン(445)+式Iの化合物、ハイキンカルブ(1223)+式Iの化合物、イミダクロプリド(458)+式Iの化合物、イミプロトリン(460)+式Iの化合物、インドキサカルブ(465)+式Iの化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式Iの化合物、IPPA−152004(化合物コード)+式Iの化合物、IPSP(1229)+式Iの化合物、イサゾホス(1231)+式Iの化合物、イソベンザン(1232)+式Iの化合物、イソカルボホス(代わりの名称)(473)+式Iの化合物、イソドリン(1235)+式Iの化合物、イソフェンホス(1236)+式Iの化合物、イソラン(1237)+式Iの化合物、イソプロカルブ(472)+式Iの化合物、イソプロピルO−(メトキシ−アミノチオホスホリル)サリチレート(IUPAC名)(473)+式Iの化合物、イソプロチオラン(474)+式Iの化合物、イソチオエート(1244)+式Iの化合物、イソキサチオン(480)+式Iの化合物、イベルメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ジャスモリンI(696)+式Iの化合物、ジャスモリンII(696)+式Iの化合物、ジョドフェンホス(1248)+式Iの化合物、幼虫ホルモンI(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、幼虫ホルモンII(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、幼虫ホルモンIII(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ケレバン(1249)+式Iの化合物、キノプレン(484)+式Iの化合物、ラムダ−シハロトリン(198)+式Iの化合物、砒酸鉛[CCN]+式Iの化合物、レピメクチン(CCN)+式Iの化合物、レプトホス(1250)+式Iの化合物、リンダン(430)+式Iの化合物、リリムホス(1251)+式Iの化合物、ルフェヌロン(490)+式Iの化合物、リチダチオン(1253)+式Iの化合物、m−クメニルメチルカルバメート(IUPAC名)(1014)+式Iの化合物、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+式Iの化合物、マラチオン(492)+式Iの化合物、マロノベン(1254)+式Iの化合物、マジドクス(1255)+式Iの化合物、メカルバム(502)+式Iの化合物、メカルホン(1258)+式Iの化合物、メナゾン(1260)+式Iの化合物、メホスフォラン(1261)+式Iの化合物、塩化第一水銀(513)+式Iの化合物、メスルフェンホス(1263)+式Iの化合物、メタフルミゾン(CCN)+式Iの化合物、メタム(519)+式Iの化合物、メタム−カリウム(代わりの名称)(519)+式Iの化合物、メタム−ナトリウム(519)+式Iの化合物、メタクリホス(1266)+式Iの化合物、メタミドホス(527)+式Iの化合物、メタンフッ化スルホニル(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1268)+式Iの化合物、メチダチオン(529)+式Iの化合物、メチオカルブ(530)+式Iの化合物、メトクロトホス(1273)+式Iの化合物、メソミル(531)+式Iの化合物、メトプレン(532)+式Iの化合物、メトキン−ブチル(1276)+式Iの化合物、メトトリン(代わりの名称)(533)+式Iの化合物、メトキシクロル(534)+式Iの化合物、メトキシフェノジド(535)+式Iの化合物、臭化メチル(537)+式Iの化合物、メチルイソチオシアネート(543)+式Iの化合物、メチルクロロホルム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、塩化メチレン[CCN]+式Iの化合物、メトフルトリン[CCN]+式Iの化合物、メトルカルブ(550)+式Iの化合物、メトキサジアゾン(1288)+式Iの化合物、メビンホス(556)+式Iの化合物、メキサカルベート(1290)+式Iの化合物、ミルベメクチン(557)+式Iの化合物、ミルベマイシンオキシム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、 ミパホクス(1293)+式Iの化合物、ミレクス(1294)+式Iの化合物、モノクロトホス(561)+式Iの化合物、モルホチオン(1300)+式Iの化合物、モキシデクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ナフタロホス(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ナレド(567)+式Iの化合物、ナフタレン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1303)+式Iの化合物、NC−170(開発コード)(1306)+式Iの化合物、NC−184(化合物コード)+式Iの化合物、ニコチン(578)+式Iの化合物、硫酸ニコチン(578)+式Iの化合物、ニフルリジド(1309)+式Iの化合物、ニテンピラム(579)+式Iの化合物、ニチアジン(1311)+式Iの化合物、ニトリラカルブ(1313)+式Iの化合物、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体(1313)+式Iの化合物、NNI−0101(化合物コード)+式Iの化合物、NNI−0250(化合物コード)+式Iの化合物、ノルニコチン(従来の名称)(1319)+式Iの化合物、ノバルロン(585)+式Iの化合物、ノビフルムロン(586)+式Iの化合物、O−5−ジクロロ−4−ヨードフェニルO−エチルエチルホスホノチオエート(IUPAC名)(1057)+式Iの化合物、O,O−ジエチルO−4−メチル−2−オキソ−2H−クロメン−7−イルホスホロチオネート(IUPAC名)(1074)+式Iの化合物、O,O−ジエチルO−6−メチル−2−プロピルピリミジン−4−イルホスホロチオネート(IUPAC名)(1075)+式Iの化合物、O,O,O’,O’−テトラプロピルジチオピロホスフェート(IUPAC名)(1424)+式Iの化合物、オレイン酸(IUPAC名)(593)+式Iの化合物、オメトエート(594)+式Iの化合物、オキサミル(602)+式Iの化合物、オキシデメトン−メチル(609)+式Iの化合物、オキシデプロホス(1324)+式Iの化合物、オキシジスルホトン(1325)+式Iの化合物、pp’−DDT(219)+式Iの化合物、パラ−ジクロロベンゼン[CCN]+式Iの化合物、パラチオン(615)+式Iの化合物、パラチオン−メチル(616)+式Iの化合物、ペンフルロン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ペンタクロロフェノール(623)+式Iの化合物、ラウリン酸ペンタクロロフェニル(IUPAC名)(623)+式Iの化合物、ペルメトリン(626)+式Iの化合物、石油(代わりの名称)(628)+式Iの化合物、PH60−38(開発コード)(1328)+式Iの化合物、フェンカプトン(1330)+式Iの化合物、フェノトリン(630)+式Iの化合物、フェントエート(631)+式Iの化合物、ホレート(636)+式Iの化合物、ホサロン(637)+式Iの化合物、ホスホラン(1338)+式Iの化合物、ホスメット(638)+式Iの化合物、ホスニクロル(1339)+式Iの化合物、ホスファミドン(639)+式Iの化合物、ホスフィン(IUPAC名)(640)+式Iの化合物、ホキシム(642)+式Iの化合物、ホキシム−メチル(1340)+式Iの化合物、プリメタホス(1344)+式Iの化合物、ピリミカーブ(651)+式Iの化合物、ピリミホス−エチル(1345)+式Iの化合物、ピリミホス−メチル(652)+式Iの化合物、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体(IUPAC名)(1346)+式Iの化合物、ポリクロロテルペン(従来の名称)(1347)+式Iの化合物、亜ヒ酸カリウム[CC
N]+式Iの化合物、カリウムチオシアネート[CCN]+式Iの化合物、プラレトリン(655)+式Iの化合物、プレコセンI(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、プレコセンII(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、プレコセンIII(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、プリミドホス(1349)+式Iの化合物、プロフェノホス(662)+式Iの化合物、プロフルトリン[CCN]+式Iの化合物、プロマシル(1354)+式Iの化合物、プロメカルブ(1355)+式Iの化合物、プロパホス(1356)+式Iの化合物、プロペタムホス(673)+式Iの化合物、プロポキスル(678)+式Iの化合物、プロチダチオン(1360)+式Iの化合物、プロチオホス(686)+式Iの化合物、プロトエート(1362)+式Iの化合物、プロトリフェンブト[CCN]+式Iの化合物、ピメトロジン(688)+式Iの化合物、ピラクロホス(689)+式Iの化合物、ピラフルプロール[CCN]+式Iの化合物、ピラゾホス(693)+式Iの化合物、ピレスメトリン(1367)+式Iの化合物、ピレトリンI(696)+式Iの化合物、ピレトリンII(696)+式Iの化合物、ピレトリン(696)+式Iの化合物、ピリダベン(699)+式Iの化合物、ピリダリル(700)+式Iの化合物、ピリダフェンチオン(701)+式Iの化合物、ピリフルキナゾン[CCN]+式Iの化合物、ピリミジフェン(706)+式Iの化合物、ピリミテート(1370)+式Iの化合物、ピリプロール[CCN]+式Iの化合物、ピリプロキシフェン(708)+式Iの化合物、カッシア(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、キナルホス(711)+式Iの化合物、キナルホス−メチル(1376)+式Iの化合物、キノチオン(1380)+式Iの化合物、キンチオホス(1381)+式Iの化合物、R−1492(開発コード)(1382)+式Iの化合物、ラホキサニド(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、レスメスリン(719)+式Iの化合物、ロテノン(722)+式Iの化合物、RU15525(開発コード)(723)+式Iの化合物、RU25475(開発コード)(1386)+式Iの化合物、リアニア(代わりの名称)(1387)+式Iの化合物、リアノジン(従来の名称)(1387)+式Iの化合物、サバジラ(代わりの名称)(725)+式Iの化合物、シュラダン(1389)+式Iの化合物、セブホス(代わりの名称)+式Iの化合物、セラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、SI−0009(化合物コード)+式Iの化合物、SI−0205(化合物コード)+式Iの化合物、SI−0404(化合物コード)+式Iの化合物、SI−0405(化合物コード)+式Iの化合物、シラフルオフェン(728)+式Iの化合物、SN72129(開発コード)(1397)+式Iの化合物、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+式Iの化合物、シアン化ナトリウム(444)+式Iの化合物、ナトリウムフッ化物(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1399)+式Iの化合物、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム(1400)+式Iの化合物、ペンタクロロフェノキシドナトリウム(623)+式Iの化合物、セレン酸ナトリウム(IUPAC名)(1401)+式Iの化合物、チオシアン酸ナトリウム[CCN]+式Iの化合物、ソファミド(1402)+式Iの化合物、スピネトラム[CCN]+式Iの化合物、スピノサド(737)+式Iの化合物、スピロメシフェン(739)+式Iの化合物、スピロテトラマト[CCN]+式Iの化合物、スルコフロン(746)+式Iの化合物、スルコフロン−ナトリウム(746)+式Iの化合物、スルフラミド(750)+式Iの化合物、スルホテプ(753)+式Iの化合物、スルホキサフロル[CCN]+式Iの化合物、スルフリルフッ化物(756)+式Iの化合物、スルプロホス(1408)+式Iの化合物、タール油(代わりの名称)(758)+式Iの化合物、τ−フルバリネート(398)+式Iの化合物、チオナジン(1412)+式Iの化合物、TDE(1414)+式Iの化合物、テブフェノジド(762)+式Iの化合物、テブフェンピラド(763)+式Iの化合物、テブピリムホス(764)+式Iの化合物、テフルベンズロン(768)+式Iの化合物、テフルトリン(769)+式Iの化合物、テメホス(770)+式Iの化合物、TEPP(1417)+式Iの化合物、テラレスリン(1418)+式Iの化合物、テルバム(代わりの名称)+式Iの化合物、テルブホス(773)+式Iの化合物、テトラクロロエタン[CCN]+式Iの化合物、テトラクロルビンホス(777)+式Iの化合物、テトラメトリン(787)+式Iの化合物、テトラメチルフルトリン(CAS.Reg.No.:84937−88−2)+式Iの化合物、θ−シペルメトリン(204)+式Iの化合物、チアクロプリド(791)+式Iの化合物、チアフェノクス(代わりの名称)+式Iの化合物、チアメトキサム(792)+式Iの化合物、チクロホス(1428)+式Iの化合物、チオカルボキシム(1431)+式Iの化合物、チオシクラム(798)+式Iの化合物、チオシクラム水素オキサレート(798)+式Iの化合物、チオジカルブ(799)+式Iの化合物、チオファノックス(800)+式Iの化合物、チオメトン(801)+式Iの化合物、チオナジン(1434)+式Iの化合物、チオスルタップ(803)+式Iの化合物、チオスルタップ−ナトリウム(803)+式Iの化合物、ツリンギエンシン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、トルフェンピラド(809)+式Iの化合物、トラロメトリン(812)+式Iの化合物、トランスフルトリン(813)+式Iの化合物、トランスペルメトリン(1440)+式Iの化合物、トリアミホス(1441)+式Iの化合物、トリアザメート(818)+式Iの化合物、トリアゾホス(820)+式Iの化合物、トリアズロン(代わりの名称)+式Iの化合物、トリクロルホン(824)+式Iの化合物、トリクロルメタホス−3(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、トリクロロナト(1452)+式Iの化合物、トリフェノホス(1455)+式Iの化合物、トリフルムロン(835)+式Iの化合物、トリメタカルブ(840)+式Iの化合物、トリプレン(1459)+式Iの化合物、バミドチオン(847)+式Iの化合物、バニリプロール[CCN]+式Iの化合物、ベラトリジン(代わりの名称)(725)+式Iの化合物、ベラトリン(代わりの名称)(725)+式Iの化合物、XMC(853)+式Iの化合物、キシリルカルブ(854)+式Iの化合物、YI−5302(化合物コード)+式Iの化合物、ζ−シペルメトリン(205)+式Iの化合物、ζメトリン(代わりの名称)+式Iの化合物、リン化亜鉛(640)+式Iの化合物、ゾラプロホス(1469)、ZJ0967(開発コード)+式Iの化合物、ZJ3757(開発コード)+式Iの化合物、およびZXI8901(開発コード)(858)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺軟体動物剤:ビス(トリブチルスズ)オキシド(IUPAC名)(913)+式Iの化合物、ブロモアセタミド[CCN]+式Iの化合物、ヒ酸カルシウム[CCN]+式Iの化合物、クロエトカルブ(999)+式Iの化合物、アセト亜ヒ酸銅[CCN]+式Iの化合物、硫酸銅(172)+式Iの化合物、フェンチン(347)+式Iの化合物、第二鉄リン酸(IUPAC名)(352)+式Iの化合物、メタアルデヒド(518)+式Iの化合物、メチオカルブ(530)+式Iの化合物、ニクロスアミド(576)+式Iの化合物、ニクロスアミド−オラミン(576)+式Iの化合物、ペンタクロロフェノール(623)+式Iの化合物、ペンタクロロフェノキシドナトリウム(623)+式Iの化合物、チオナジン(1412)+式Iの化合物、チオジカルブ(799)+式Iの化合物、トラロピリル[CCN]+式Iの化合物、酸化トリブチルスズ(913)+式Iの化合物、トリフェンモルフ(1454)+式Iの化合物、トリメタカルブ(840)+式Iの化合物、酢酸トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)および水酸化トリフェニルスズ(IUPAC名)(347)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺線虫剤:AKD−3088(化合物コード)+式Iの化合物、1,2−ジブロモ−3−クロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1045)+式Iの化合物、1,2−ジクロロプロパン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1062)+式Iの化合物、1,2−ジクロロプロパンと1,3−ジクロロプロペン(IUPAC名)(1063)+式Iの化合物、1,3−ジクロロプロペン(233)+式Iの化合物、3,4−ジクロロテトラヒドロチオフェン1,1−ジオシド(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1065)+式Iの化合物、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルロダニン(IUPAC名)(980)+式Iの化合物、5−メチル−6−チオキソ−1,3,5−チアジアジナン−3−イル酢酸(IUPAC名)(1286)+式Iの化合物、6−イソペンテニルアミノプリン(代わりの名称)(210)+式Iの化合物、アバメクチン(1)+式Iの化合物、アセトプロール[CCN]+式Iの化合物、アラニカルブ(15)+式Iの化合物、アルジカルブ(16)+式Iの化合物、アルドキシカルブ(863)+式Iの化合物、AZ60541(化合物コード)+式Iの化合物、ベンクロチアズ[CCN]+式Iの化合物、ベノミル(62)+式Iの化合物、ブチルピリダベン(代わりの名称)+式Iの化合物、カズサホス(109)+式Iの化合物、カルボフラン(118)+式Iの化合物、二硫化炭素(945)+式Iの化合物、カルボスルファン(119)+式Iの化合物、クロルピクリン(141)+式Iの化合物、クロルピリホス(145)+式Iの化合物、クロエトカルブ(999)+式Iの化合物、サイトカイニン(代わりの名称)(210)+式Iの化合物、ダゾメット(216)+式Iの化合物、DBCP(1045)+式Iの化合物、DCIP(218)+式Iの化合物、ジアミダホス(1044)+式Iの化合物、ジクロロフェンチオン(1051)+式Iの化合物、ジクリホス(代わりの名称)+式Iの化合物、ジメトエート(262)+式Iの化合物、ドラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エマメクチン(291)+式Iの化合物、エマメクチン安息香酸塩(291)+式Iの化合物、エピリノメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、エトプロホス(312)+式Iの化合物、エチレンジブロミド(316)+式Iの化合物、フェナミホス(326)+式Iの化合物、フェンピラド(代わりの名称)+式Iの化合物、フェンスルホチオン(1158)+式Iの化合物、フルエンスルホン(CAS.Reg.No.:318290−98−1)+式Iの化合物、ホスチアゼート(408)+式Iの化合物、ホスチエタン(1196)+式Iの化合物、ルフラール(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、GY−81(開発コード)(423)+式Iの化合物、ヘテロホス[CCN]+式Iの化合物、イミシアホス[CCN]+式Iの化合物、イミシアホス(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式Iの化合物、イサミドホス(1230)+式Iの化合物、イサゾホス(1231)+式Iの化合物、イベルメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、カイネチン(代わりの名称)(210)+式Iの化合物、メカルホン(1258)+式Iの化合物、メタム(519)+式Iの化合物、メタム−カリウム(代わりの名称)(519)+式Iの化合物、メタム−ナトリウム(519)+式Iの化合物、臭化メチル(537)+式Iの化合物、メチルイソチオシアネート(543)+式Iの化合物、ミルベマイシンオキシム(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、モキシデクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物(代わりの名称)(565)+式Iの化合物、NC−184(化合物コード)+式Iの化合物、オキサミル(602)+式Iの化合物、ホレート(636)+式Iの化合物、ホスファミドン(639)+式Iの化合物、ホスホカルブ[CCN]+式Iの化合物、セブホス(代わりの名称)+式Iの化合物、セラメクチン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、スピノサド(737)+式Iの化合物、テルバム(代わりの名称)+式Iの化合物、テルブホス(773)+式Iの化合物、テトラクロロチオフェン(IUPAC/Chemical Abstracts名)(1422)+式Iの化合物、チアフェノクス(代わりの名称)+式Iの化合物、チオナジン(1434)+式Iの化合物、トリアゾホス(820)+式Iの化合物、トリアズロン(代わりの名称)+式Iの化合物、キシレノルス[CCN]+式Iの化合物、YI−5302(化合物コード)およびゼアチン(代わりの名称)(210)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される硝化抑制剤:エチルキサントゲン酸カリウム[CCN]およびニトラピリン(580)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される植物抵抗性誘導剤:アシベンゾラル(6)+式Iの化合物、アシベンゾラル−S−メチル(6)+式Iの化合物、プロベナゾール(658)およびオオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物(代わりの名称)(720)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される殺鼠剤:2−イソバレリルインダン−1,3−ジオン(IUPAC名)(1246)+式Iの化合物、4−(キノキサリン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(IUPAC名)(748)+式Iの化合物、α−クロロヒドリン[CCN]+式Iの化合物、リン化アルミニウム(640)+式Iの化合物、アンツ(880)+式Iの化合物、三酸化ヒ素(882)+式Iの化合物、炭酸バリウム(891)+式Iの化合物、ビスチオセミ(912)+式Iの化合物、ブロジファクム(89)+式Iの化合物、ブロマジオロン(91)+式Iの化合物、ブロメタリン(92)+式Iの化合物、シアン化カルシウム(444)+式Iの化合物、クロラロース(127)+式Iの化合物、クロロファシノン(140)+式Iの化合物、コレカルシフェロール(cholecalciferol)(代わりの名称)(850)+式Iの化合物、コレカルシフェロール(colecalciferol)+式Iの化合物、クマクロル(1004)+式Iの化合物、クマフリル(1005)+式Iの化合物、クマテトラリル(175)+式Iの化合物、クリミジン(1009)+式Iの化合物、ジフェナクム(246)+式Iの化合物、ジフェチアロン(249)+式Iの化合物、ジファシノン(273)+式Iの化合物、エルゴカルシフェロール(301)+式Iの化合物、フロクマフェン(357)+式Iの化合物、フルオロアセタミド(379)+式Iの化合物、フルプロパジン(1183)+式Iの化合物、フルプロパジン塩酸塩(1183)+式Iの化合物、γ−HCH(430)+式Iの化合物、HCH(430)+式Iの化合物、シアン化水素(444)+式Iの化合物、ヨードメタン(IUPAC名)(542)+式Iの化合物、リンダン(430)+式Iの化合物、リン化マグネシウム(IUPAC名)(640)+式Iの化合物、臭化メチル(537)+式Iの化合物、ノルボルミド(1318)+式Iの化合物、ホスアセチム(1336)+式Iの化合物、ホスフィン(IUPAC名)(640)+式Iの化合物、リン[CCN]+式Iの化合物、ピンドン(1341)+式Iの化合物、亜ヒ酸カリウム[CCN]+式Iの化合物、ピリヌロン(1371)+式Iの化合物、シリロシド(1390)+式Iの化合物、亜ヒ酸ナトリウム[CCN]+式Iの化合物、シアン化ナトリウム(444)+式Iの化合物、ナトリウムフルオロアセテート(735)+式Iの化合物、ストリキニン(745)+式Iの化合物、硫酸タリウム[CCN]+式Iの化合物、ワルファリン(851)およびリン化亜鉛(640)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される共力剤:2−(2−ブトキシエトキシ)−エチルピペロニレート(IUPAC名)(934)+式Iの化合物、5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−ヘキシルシクロヘキサ−2−エノン(IUPAC名)(903)+式Iの化合物、ファルネソールとネロリドール(代わりの名称)(324)+式Iの化合物、MB−599(開発コード)(498)+式Iの化合物、MGK264(開発コード)(296)+式Iの化合物、ピペロニルブトキシド(649)+式Iの化合物、ピプロタール(1343)+式Iの化合物、プロピル異性体(1358)+式Iの化合物、S421(開発コード)(724)+式Iの化合物、セサメックス(1393)+式Iの化合物、セサスモリン(1394)およびスルホキシド(1406)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される動物忌避剤:アントラキノン(32)+式Iの化合物、クロラロース(127)+式Iの化合物、ナフテン酸銅[CCN]+式Iの化合物、オキシ塩化銅(171)+式Iの化合物、ダイアジノン(227)+式Iの化合物、ジシクロペンタジエン(化学名)(1069)+式Iの化合物、グアザチン(422)+式Iの化合物、グアザチン酢酸塩(422)+式Iの化合物、メチオカルブ(530)+式Iの化合物、ピリジン−4−アミン(IUPAC名)(23)+式Iの化合物、チラム(804)+式Iの化合物、トリメタカルブ(840)+式Iの化合物、ナフテン酸亜鉛[CCN]およびジラム(856)+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される抗ウイルス剤:イマニン(代わりの名称)[CCN]およびリバビリン(代わりの名称)[CCN]+式Iの化合物、
以下からなる物質の群から選択される創傷保護剤(wound protectant):酸化水銀(II)(512)+式Iの化合物、オクチリノン(590)およびチオファネート−メチル(802)+式Iの化合物、
以下の化合物からなる群から選択される殺虫剤:
式A−1
Figure 0006051444
式A−2
Figure 0006051444
式A−3
Figure 0006051444
+式Iの化合物、
式A−4
Figure 0006051444
式A−5
Figure 0006051444
式A−6
Figure 0006051444
式A−7
Figure 0006051444
式A−8
Figure 0006051444
式A−9
Figure 0006051444
式A−10
Figure 0006051444
式A−11
Figure 0006051444
式A−12
Figure 0006051444
式A−13
Figure 0006051444
式A−14
Figure 0006051444
式A−15
Figure 0006051444
式A−16
Figure 0006051444
式A−17
Figure 0006051444
式A−18
Figure 0006051444
式A−19
Figure 0006051444
式A−20
Figure 0006051444
式A−21
Figure 0006051444
式A−22
Figure 0006051444
式A−23
Figure 0006051444
式A−24
Figure 0006051444
式A−25
Figure 0006051444
式A−26
Figure 0006051444
および式A−27
Figure 0006051444
以下の化合物からなる群から選択される殺虫剤:
式A−28
Figure 0006051444
および式A−29
Figure 0006051444
および式A−30
Figure 0006051444
以下の化合物からなる群から選択される殺虫剤:
式A−31[BYI2960(開発コード)]
Figure 0006051444
式A−32
Figure 0006051444
式A−33
Figure 0006051444
および、式A−34の殺虫剤[SYN876(化合物コード)]
Figure 0006051444
活性処方成分に続く、例えば[3878−19−1]といった括弧内の参照は、Chemical Abstracts Registry numberを指す。式A−1〜A−26の化合物は、国際公開第03/015518号パンフレットまたは国際公開第04/067528号パンフレットに記載されている。式A−27の化合物は、国際公開第06/022225号パンフレットおよび国際公開第07/112844号パンフレットに記載されている。上記の混合相手は公知である。活性処方成分が”The Pesticide Manual”[The Pesticide Manual−A World Compendium;Thirteenth Edition;Editor:C.D.S.TomLin;The British Crop Protection Council]に含まれている場合、これらは、本明細書中上記の特定の化合物に係る丸括弧中の項目番号に記載されており;例えば、化合物「アバメクチン」は、項目番号(1)に記載されている。本明細書中上記において「[CCN]」が特定の化合物に追記されている場合、対象の化合物は、「Compendium of Pesticide Common Names」に含まれており、これは、インターネットにおいて[A.Wood;Compendium of Pesticide Common Names,Copyright(著作権) 1995−2004]でアクセス可能であり;例えば、化合物「アセトプロール」は、インターネットアクセスhttp://www.alanwood.net/pesticides/acetoprole.htmLにおいて記載されている。
本明細書中上記において、上記の大部分の活性処方成分はいわゆる「慣用名」で参照されており、関連する「ISO慣用名」または他の「慣用名」が個々に用いられている。「慣用名」で表記されていない場合、代わりに用いられる表記の性質は特定の化合物について丸括弧中に示されており;この場合、IUPAC名、IUPAC/Chemical Abstracts名、「化学名」、「従来の名称」、「化合物名」もしくは「開発コード」が用いられているか、または、これらの1つの表記もしくは「慣用名」のいずれも用いられていない場合、「代わりの名称」が採用されている。「CAS Reg.No」は、Chemical Abstracts Registry Numberを意味する。
本発明に係る式Iの化合物はまた、1種以上の殺菌・殺カビ剤と組み合わせで用いられることが可能である。特に、以下の式Iの化合物と殺菌・殺カビ剤との混合物において、用語式Iの化合物は、好ましくは、表1〜16の1つから選択される化合物を指す。
式Iの化合物+(E)−N−メチル−2−[2−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル]−2−メトキシ−イミノアセタミド(SSF−129)、式Iの化合物+4−ブロモ−2−シアノ−N,N−ジメチル−−6−トリフルオロ−メチル−ベンズイミダゾール−1−スルホンアミド、式Iの化合物+α−[N−(3−クロロ−2,6−−キシリル)−2−メトキシ−アセタミド]−γ−ブチロラクトン、式Iの化合物+4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−p−トリルイミダゾール−1−スルホンアミド(IKF−916、シアミダゾスルファミド)、式Iの化合物+3−5−ジクロロ−N−(3−クロロ−1−エチル−1−メチル−2−オキソプロピル)−4−メチルベンズアミド(RH−7281、ゾキサミド)、式Iの化合物+N−アリル−4,5,−ジメチル−2−トリメチルシリルチオフェン−3−カルボキサミド(MON65500)、式Iの化合物+N−(1−シアノ−1,2−ジメチルプロピル)−2−(2,4−ジクロロフェノキシ)−プロピオンアミド(AC382042)、式Iの化合物+N−(2−メトキシ−5−ピリジル)−シクロ−プロパンカルボキサミド、式Iの化合物+アシベンゾラル、式Iの化合物+アラニカルブ、式Iの化合物+アルジモルフ、式Iの化合物+アメトクトラジン、式Iの化合物+アミスルブロム、式Iの化合物+アニラジン、式Iの化合物+アザコナゾール、式Iの化合物+アゾキシストロビン、式Iの化合物+ベナラキシル、式Iの化合物+ベナラキシル−M、式Iの化合物+ベノミル、式Iの化合物+ベンチアバリカルブ、式Iの化合物+ベンゾジフルピル、式Iの化合物+ベンゾビンジフルピル、式Iの化合物+ビロキサゾール、式Iの化合物+ビテルタノール、式Iの化合物+ビキサフェン、式Iの化合物+ブラストサイジンS、式Iの化合物+ボスカリド、式Iの化合物+ブロムコナゾール、式Iの化合物+ブピリメート、式Iの化合物+カプタホール、式Iの化合物+キャプタン、式Iの化合物+カルベンダジム、式Iの化合物+カルベンダジムクロルハイドレート、式Iの化合物+カルボキシン、式Iの化合物+カプロパミド、カルボン、式Iの化合物+CGA41396、式Iの化合物+CGA41397、式Iの化合物+キノメチオネート、式Iの化合物+クラザフェノン、式Iの化合物+クロロジンカルブ、式Iの化合物+クロロタロニル、式Iの化合物+クロロゾリネート、式Iの化合物+クロジラコン、式Iの化合物+オキシ塩化銅、銅オキシキノレート、硫酸銅、銅タレートおよびボルドー液などの銅含有化合物、式Iの化合物+クモキシストロビン、式Iの化合物+シアゾファミド、式Iの化合物+シフルフェナミド、式Iの化合物+シモキサニル、式Iの化合物+シプロコナゾール、式Iの化合物+シプロジニル、式Iの化合物+デバカルブ、式Iの化合物+ジ−2−ピリジルジスルフィド1,1’−ジオシド、式Iの化合物+ジクロアミノストロビン、式Iの化合物+ジクロフェノキシストロビン、式Iの化合物+ジクロフルアニド、式Iの化合物+ジクロメジン、式Iの化合物+ジクロラン、式Iの化合物+ジエトフェンカルブ、式Iの化合物+ジフェノコナゾール、式Iの化合物+ジフェンゾコート、式Iの化合物+ジフルメトリム、式Iの化合物+O,O−ジ−イソ−プロピル−S−ベンジルチオホスフェート、式Iの化合物+ジメフルアゾール、式Iの化合物+ジメトコナゾール、式Iの化合物+ジメトモルフ、式Iの化合物+ジメチリモール、式Iの化合物+ジモキシストロビン、式Iの化合物+ジニコナゾール、式Iの化合物+ジノカップ、式Iの化合物+ジチアノン、式Iの化合物+ドデシルジメチル塩化アンモニウム、式Iの化合物+ドデモルフ、式Iの化合物+ドジン、式Iの化合物+ドグアジン、式Iの化合物+エディフェンホス、式Iの化合物+エノキサストロビン、式Iの化合物+エポキシコナゾール、式Iの化合物+エチリモール、式Iの化合物+エチル(Z)−N−ベンジル−N−([メチル(メチル−チオエチリデンアミノ−オキシカルボニル)アミノ]チオ)−β−アラニネート、式Iの化合物+エトリジアゾール、式Iの化合物+ファモキサドン、式Iの化合物+フェンアミドン(RPA407213)、式Iの化合物+フェナミンストロビン、式Iの化合物+フェナリモル、式Iの化合物+フェンブコナゾール、式Iの化合物+フェンフラム、式Iの化合物+フェンヘキサミド(KBR2738)、式Iの化合物+フェノキサニル、式Iの化合物+フェノキシストロビン、式Iの化合物+フェンピクロニル、式Iの化合物+フェンプロピジン、式Iの化合物+フェンプロピモルフ、式Iの化合物+フェンピラザミン、式Iの化合物+フェンピラザミン/イプフェンピラゾロン、式Iの化合物+酢酸トリフェニルスズ、式Iの化合物+トリフェニルスズヒドロキシド、式Iの化合物+フェルバム、式Iの化合物+フェリムゾン、式Iの化合物+フルアジナム、式Iの化合物+フルジオキソニル、式Iの化合物+フルフェノキシストロビン、式Iの化合物+フルメトベル(flumetover)、式Iの化合物+フルモルフ、式Iの化合物+フルオピコリド、式Iの化合物+フルオピラム、式Iの化合物+フルオキサストロビン、式Iの化合物+フルオロイミド、式Iの化合物+フルキンコナゾール、式Iの化合物+フルシラゾール、式Iの化合物+フルチアニル、式Iの化合物+フルトラニル、式Iの化合物+フルトリアホール、式Iの化合物+フルキサピロキサド、式Iの化合物+ホルペット、式Iの化合物+ホセチル、式Iの化合物+ホセチル−アルミニウム、式Iの化合物+フベリダゾール、式Iの化合物+フララクシル、式Iの化合物+フラメトピル、式Iの化合物+グアザチン、式Iの化合物+ヘキサコナゾール、式Iの化合物+ヒドロキシイソキサゾール、式Iの化合物+ヒメキサゾール、式Iの化合物+イマザリル、式Iの化合物+イミベンコナゾール、式Iの化合物+イミノクタジン、式Iの化合物+三酢酸イミノクタジン、式Iの化合物+イプコナゾール、式Iの化合物+イプロベンホス、式Iの化合物+イプロジオン、式Iの化合物+イプロバリカルブ(SZX0722)、式Iの化合物+イソフェタミド、式Iの化合物+イソプロパニルブチルカルバメート、式Iの化合物+イソプロチオラン、式Iの化合物+イソピラザム、式Iの化合物+イソチアニル、式Iの化合物+カスガマイシン、式Iの化合物+クレソキシム−メチル、式Iの化合物+LY186054、式Iの化合物+LY211795、式Iの化合物+LY248908、式Iの化合物+マンコゼブ、式Iの化合物+マンジプロパミド、式Iの化合物+マンネブ、式Iの化合物+メフェノキサム、式Iの化合物+メパニピリム、式Iの化合物+メプロニル、式Iの化合物+メプチルジノカップ、式Iの化合物+メタラキシル、式Iの化合物+メトコナゾール、式Iの化合物+メチラム、式Iの化合物+メチラム−亜鉛、式Iの化合物+メトミノストロビン、式Iの化合物+メトラフェノン、式Iの化合物+ミクロブタニル、式Iの化合物+ネオアソジン、式Iの化合物+ニッケルジメチルジチオ−カルバメート、式Iの化合物+ニコビフェン、式Iの化合物+ニトロタル−イソ−プロピル、式Iの化合物+ヌアリモル、式Iの化合物+オフレース、式Iの化合物+有機水銀化合物、式Iの化合物+オリザストロビン、式Iの化合物+オキサジキシル、式Iの化合物+オキサスルフロン、式Iの化合物+オキソリン酸、式Iの化合物+オキスポコナゾール、式Iの化合物+オキシカルボキシン、式Iの化合物+ペフラゾエート、式Iの化合物+ペンコナゾール、式Iの化合物+ペンシクロン、式Iの化合物+ペンフルフェン、式Iの化合物+ペンチオピラド、式Iの化合物+フェナジンオキシド、式Iの化合物+ホセチル−Al、式Iの化合物+リン酸、式Iの化合物+フタリド、式Iの化合物+ピコキシストロビン(ZA1963)、式Iの化合物+ポリオキシンD、式Iの化合物+ポリラム、式Iの化合物+プロベナゾール、式Iの化合物+プロクロラズ、式Iの化合物+プロシミドン、式Iの化合物+プロパモカルブ、式Iの化合物+プロピコナゾール、式Iの化合物+プロピネブ、式Iの化合物+プロピオン酸、式Iの化合物+プロキナジド、式Iの化合物+プロチオコナゾール、式Iの化合物+ピラクロストロビン、式Iの化合物+ピラオキシストロビン、式Iの化合物+ピラゾホス、式Iの化合物+ピリベンカルブ、式Iの化合物+ピリフェノックス、式Iの化合物+ピリメタニル、式Iの化合物+ピルイソキサゾール、式Iの化合物+ピロキロン、式Iの化合物+ピルオキシフル、式Iの化合物+ピロールニトリン、式Iの化合物+第4級アンモニウム化合物、式Iの化合物+キノメチオネート、式Iの化合物+キノキシフェン、式Iの化合物+キントゼン、式Iの化合物+セダキサン、式Iの化合物+シプコナゾール(F−155)、式Iの化合物+5塩化石炭酸ナトリウム、式Iの化合物+スピロキサミン、式Iの化合物+ストレプトマイシン、式Iの化合物+硫黄、式Iの化合物+テブコナゾール、式Iの化合物+テクロフタラム、式Iの化合物+テクナゼン、式Iの化合物+テルブフロキン、式Iの化合物+テトラコナゾール、式Iの化合物+チアベンダゾール、式Iの化合物+チフルザミド、式Iの化合物+2−(チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、式Iの化合物+チオファネート−−メチル、式Iの化合物+チラム、式Iの化合物+チアジニル、式Iの化合物+チミベンコナゾール、式Iの化合物+トルコホス−メチル、式Iの化合物+トルプロカルブ、式Iの化合物+トリルフルアニド、式Iの化合物+トリアジメホン、式Iの化合物+トリアジメノール、式Iの化合物+トリアズブチル、式Iの化合物+トリアゾキシド、式Iの化合物+トリクロピリカルブ、式Iの化合物+トリシクラゾール、式Iの化合物+トリデモルフ、式Iの化合物+トリフロキシストロビン、式Iの化合物+トリホリン、式Iの化合物+トリフルミゾール、式Iの化合物+トリチコナゾール、式Iの化合物+バリダマイシンA、式Iの化合物+バリフェナル、式Iの化合物+ベーパム、式Iの化合物+ビンクロゾリン、式Iの化合物+ジネブおよび式Iの化合物+ジラム。
式Iの化合物は、種子伝染病、土壌感染症または葉真菌性病害に対する植物の保護のために、土壌、ピートまたは他の発根媒体と混合されてもよい。
本発明に係る式Iの化合物はまた、1種以上の他の共力剤と組み合わせて用いられることが可能である。特に、以下の式Iの化合物の混合物(ここで、この用語は表1〜16の1つから選択される化合物を指すことが好ましい)が重要である:
式Iの化合物+ピペロニルブトキシド、式Iの化合物+セサメックス、式Iの化合物+サフロキサンおよび式Iの化合物+ドデシルイミダゾール。
本発明に係る式Iの化合物はまた、1種以上の他の除草剤と組み合わせて用いられることが可能である。特に、以下の式Iの化合物の混合物(ここで、この用語は表1〜16の1つから選択される化合物を指すことが好ましい)が重要である:
式Iの化合物+アセトクロール、式Iの化合物+アシフルオルフェン、式Iの化合物+アシフルオルフェン−ナトリウム、式Iの化合物+アクロニフェン、式Iの化合物+アクロレイン、式Iの化合物+アラクロール、式Iの化合物+アロキシジム、式Iの化合物+アリルアルコール、式Iの化合物+アメトリン、式Iの化合物+アミノカルバゾン、式Iの化合物+アミドスルフロン、式Iの化合物+アミノシクロピラクロル、式Iの化合物+アミノピラリド、式Iの化合物+アミトロール、式Iの化合物+スルファミド酸アンモニウム、式Iの化合物+アニロホス、式Iの化合物+アシュラム、式Iの化合物+アトラトン、式Iの化合物+アトラジン、式Iの化合物+アジムスルフロン、式Iの化合物+BCPC、式Iの化合物+ベフルブタミド、式Iの化合物+ベナゾリン、式Iの化合物+ベンフルラリン、式Iの化合物+ベンフレセート、式Iの化合物+ベンスルフロン、式Iの化合物+ベンスルフロン−メチル、式Iの化合物+ベンスリド、式Iの化合物+ベンタゾン、式Iの化合物+ベンズフェンジゾン、式Iの化合物+ベンゾビシクロン、式Iの化合物+ベンゾフェナップ、式Iの化合物+ビシクロピロン、式Iの化合物+ビフェノックス、式Iの化合物+ビラナホス、式Iの化合物+ビスピリバック、式Iの化合物+ビスピリバック−ナトリウム、式Iの化合物+ホウ酸ナトリウム、式Iの化合物+ブロマシル、式Iの化合物+ブロモブチド、式Iの化合物+ブロモキシニル、式Iの化合物+ブタクロール、式Iの化合物+ブタフェナシル、式Iの化合物+ブタミホス、式Iの化合物+ブトラリン、式Iの化合物+ブトロキシジム、式Iの化合物+ブチレート、式Iの化合物+カコジル酸、式Iの化合物+塩素カルシウム、式Iの化合物+カフェンストロール、式Iの化合物+ カルベタミド、式Iの化合物+カルフェントラゾン、式Iの化合物+カルフェントラゾン−エチル、式Iの化合物+CDEA、式Iの化合物+CEPC、式Iの化合物+クロルフルレノール、式Iの化合物+クロルフルレノール−メチル、式Iの化合物+クロリダゾン、式Iの化合物+クロリムロン、式Iの化合物+クロリムロン−エチル、式Iの化合物+クロロ酢酸、式Iの化合物+クロロトルロン、式Iの化合物+クロルプロファム、式Iの化合物+クロルスルフロン、式Iの化合物+クロルタール、式Iの化合物+クロルタール−ジメチル、式Iの化合物+シニドン−エチル、式Iの化合物+シンメチリン、式Iの化合物+シノスルフロン、式Iの化合物+シサニリド、式Iの化合物+クラシホス、式Iの化合物+クレトジム、式Iの化合物+クロジナホップ、式Iの化合物+クロジナホップ−プロパルギル、式Iの化合物+クロマゾン、式Iの化合物+クロメプロップ、式Iの化合物+クロピラリド、式Iの化合物+クロランスラム、式Iの化合物+クロランスラム−メチル、式Iの化合物+CMA、式Iの化合物+4−CPB、式Iの化合物+CPMF、式Iの化合物+4−CPP、式Iの化合物+CPPC、式Iの化合物+クレゾール、式Iの化合物+クミルロン、式Iの化合物+シアナミド、式Iの化合物+シアナジン、式Iの化合物+シクロエート、式Iの化合物+シクロスルファムロン、式Iの化合物+シクロキシジム、式Iの化合物+シハロホップ、式Iの化合物+シハロホップ−ブチル、式Iの化合物+2,4−D、式Iの化合物+3,4−DA、式Iの化合物+ダイムロン、式Iの化合物+ダラポン、式Iの化合物+ダゾメット、式Iの化合物+2,4−DB、式Iの化合物+3,4−DB、式Iの化合物+2,4−DEB、式Iの化合物+デスメディファム、式Iの化合物+ジカンバ、式Iの化合物+ジクロベニル、式Iの化合物+オルト−ジクロロベンゼン、式Iの化合物+パラ−ジクロロベンゼン、式Iの化合物+ジクロルプロップ、式Iの化合物+ジクロルプロップ−P、式Iの化合物+ジクロホップ、式Iの化合物+ジクロホップ−メチル、式Iの化合物+ジクロスラム、式Iの化合物+ジフェンゾコート、式Iの化合物+ジフェンゾコートメチルスルフェート、式Iの化合物+ジフルヘニカン、式Iの化合物+ジフルフェンゾピル、式Iの化合物+ジメフロン、式Iの化合物+ジメピペレート、式Iの化合物+ジメタクロール、式Iの化合物+ジメタトリン、式Iの化合物+ジメテナミド、式Iの化合物+ジメテナミド−P、式Iの化合物+ジメチピン、式Iの化合物+ジメチルアルシン酸、式Iの化合物+ジニトロアミン、式Iの化合物+ジノテルブ、式Iの化合物+ジフェナミド、式Iの化合物+ダイコート、式Iの化合物+ダイコートジブロミド、式Iの化合物+ジチオピル、式Iの化合物+ジウロン、式Iの化合物+DNOC、式Iの化合物+3,4−DP、式Iの化合物+DSMA、式Iの化合物+EBEP、式Iの化合物+エンドタール、式Iの化合物+EPTC、式Iの化合物+エスプロカルブ、式Iの化合物+エタルフルラリン、式Iの化合物+エタメツルフロン、式Iの化合物+エタメツルフロン−メチル、式Iの化合物+エトフメセート、式Iの化合物+エトキシフェン、式Iの化合物+エトキシスルフロン、式Iの化合物+エトベンザニド、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P、式Iの化合物+フェノキサプロップ−P−エチル、式Iの化合物+フェノキサスルホン、式Iの化合物+フェントラザミド、式Iの化合物+硫酸第一鉄、式Iの化合物+フラムプロップ−M、式Iの化合物+フラザスルフロン、式Iの化合物+フロラスラム、式Iの化合物+フルアジホップ、式Iの化合物+フルアジホップ−ブチル、式Iの化合物+フルアジホップ−P、式Iの化合物+フルアジホップ−P−ブチル、式Iの化合物+フルカルバゾン、式Iの化合物+フルカルバゾン−ナトリウム、式Iの化合物+フルセトスルフロン、式Iの化合物+フルクロラリン、式Iの化合物+フルフェナセット、式Iの化合物+フルフェンピル、式Iの化合物+フルフェンピル−エチル、式Iの化合物+フルメツラム、式Iの化合物+フルミクロラック、式Iの化合物+フルミクロラック−ペンチル、式Iの化合物+フルミオキサジン、式Iの化合物+フルオメツロン、式Iの化合物+フルオログリコフェン、式Iの化合物+フルオログリコフェンエチル、式Iの化合物+フルプロパネート、式Iの化合物+フルピルスルフロン、式Iの化合物+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、式Iの化合物+フルレノール、式Iの化合物+フルリドン、式Iの化合物+フルロクロリドン、式Iの化合物+フルロキシピル、式Iの化合物+フルルタモン、式Iの化合物+フルチアセット、式Iの化合物+フルチアセット−メチル、式Iの化合物+フォメサフェン、式Iの化合物+ホラムスルフロン、式Iの化合物+ホサミン、式Iの化合物+グルホシネート、式Iの化合物+グルホシネート−アンモニウム、式Iの化合物+グリホサート、式Iの化合物+ハロスルフロン、式Iの化合物+ハロスルフロン−メチル、式Iの化合物+ハロキシホップ、式Iの化合物+ハロキシホップ−P、式Iの化合物+HC−252、式Iの化合物+ヘキサジノン、式Iの化合物+イマザメタベンズ、式Iの化合物+イマザメタベンズ−メチル、式Iの化合物+イマザモックス、式Iの化合物+イマザピック、式Iの化合物+イマザピル、式Iの化合物+イマザキン、式Iの化合物+イマゼタピル、式Iの化合物+イマゾスルフロン、式Iの化合物+インダノファン、式Iの化合物+インダジフラム、式Iの化合物+ヨードメタン、式Iの化合物+イオドスルフロン、式Iの化合物+イオドスルフロン−メチル−ナトリウム、式Iの化合物+イオフェンスルフロン、式Iの化合物+アイオキシニル、式Iの化合物+イソプロツロン、式Iの化合物+イプフェンカルバゾン、式Iの化合物+イソウロン、式Iの化合物+イソキサベン、式Iの化合物+イソキサクロルトール、式Iの化合物+イソキサフルトール、式Iの化合物+カルブチレート、式Iの化合物+ラクトフェン、式Iの化合物+レナシル、式Iの化合物+リニュロン、式Iの化合物+MAA、式Iの化合物+MAMA、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+MCPA−チオエチル、式Iの化合物+MCPB、式Iの化合物+メコプロップ、式Iの化合物+メコプロップ−P、式Iの化合物+メフェナセット、式Iの化合物+メフルイジド、式Iの化合物+メソスルフロン、式Iの化合物+メソスルフロン−メチル、式Iの化合物+メソトリオン、式Iの化合物+メタム、式Iの化合物+メタミホプ、式Iの化合物+メタミトロン、式Iの化合物+メタザクロール、式Iの化合物+メタザスルフロン、式Iの化合物+メタベンズチアズロン、式Iの化合物+メチルアルソン酸、式Iの化合物+メチルダイムロン、式Iの化合物+メチルイソチオシアネート、式Iの化合物+メチオゾリン、式Iの化合物+メトベンズロン、式Iの化合物+メトラクロール、式Iの化合物+S−メトラクロール、式Iの化合物+メトスラム、式Iの化合物+メトキシウロン、式Iの化合物+メトリブジン、式Iの化合物+メトスルフロン、式Iの化合物+メトスルフロン−メチル、式Iの化合物+MK−616、式Iの化合物+モリネート、式Iの化合物+モノリニュロン、式Iの化合物+MSMA、式Iの化合物+ナプロアニリド、式Iの化合物+ナプロパミド、式Iの化合物+ナプタラム、式Iの化合物+ネブロン、式Iの化合物+ニコスルフロン、式Iの化合物+ノナン酸、式Iの化合物+ノルフラゾン、式Iの化合物+オレイン酸(脂肪酸)、式Iの化合物+オルベンカルブ、式Iの化合物+オルソスルファムロン、式Iの化合物+オリザリン、式Iの化合物+オキサジアルギル、式Iの化合物+オキサジアゾン、式Iの化合物+オキサスルフロン、式Iの化合物+オキサジクロメフォン、式Iの化合物+オキシフルオルフェン、式Iの化合物+パラコート、式Iの化合物+パラコートジクロリド、式Iの化合物+ペブレート、式Iの化合物+ペンディメタリン、式Iの化合物+ペノキススラム、式Iの化合物+ペンタクロロフェノール、式Iの化合物+ペンタノクロル、式Iの化合物+ペントキサゾン、式Iの化合物+ペトキサミド、式Iの化合物+石油、式Iの化合物+フェンメディファム、式Iの化合物+フェンメディファム−エチル、式Iの化合物+ピクロラム、式Iの化合物+ピコリナフェン、式Iの化合物+ピノキサデン、式Iの化合物+ピペロホス、式Iの化合物+亜ヒ酸カリウム、式Iの化合物+カリウムアジド、式Iの化合物+プレチラクロール、式Iの化合物+プリミスルフロン、式Iの化合物+プリミスルフロン−メチル、式Iの化合物+プロジアミン、式Iの化合物+プロフルアゾール、式Iの化合物+プロホキシジム、式Iの化合物+プロメトン、式Iの化合物+プロメトリン、式Iの化合物+プロパクロル、式Iの化合物+プロパニル、式Iの化合物+プロパキザホップ、式Iの化合物+プロパジン、式Iの化合物+プロファム、式Iの化合物+プロピソクロール、式Iの化合物+プロポキシカルバゾン、式Iの化合物+プロポキシカルバゾン−ナトリウム、式Iの化合物+プロピリスルフロン、式Iの化合物+プロピザミド、式Iの化合物+プロスルホカルブ、式Iの化合物+プロスルフロン、式Iの化合物+ピラクロニル、式Iの化合物+ピラフルフェン、式Iの化合物+ピラフルフェン−エチル、式Iの化合物+ピラスルフトール、式Iの化合物+ピラゾリネート、式Iの化合物+ピラゾスルフロン、式Iの化合物+ピラゾスルフロン−エチル、式Iの化合物+ピラゾキシフェン、式Iの化合物+ピリベンゾキシム、式Iの化合物+ピリブチカルブ、式Iの化合物+ピリダホル(pyridafol)、式Iの化合物+ピリデート、式Iの化合物+ピリフタリド、式Iの化合物+ピリミノバック、式Iの化合物+ピリミノバック−メチル、式Iの化合物+ピリミスルファン、式Iの化合物+ピリチオバック、式Iの化合物+ピリチオバック−ナトリウム、式Iの化合物+ピロキシスラム、式Iの化合物+ピロキサスルホン、式Iの化合物+キンクロラック、式Iの化合物+キンメラック、式Iの化合物+キノクラミン、式Iの化合物+キザロホップ、式Iの化合物+キザロホップ−P、式Iの化合物+リムスルフロン、式Iの化合物+サフルフェナシル、式Iの化合物+セトキ
シジム、式Iの化合物+シデュロン、式Iの化合物+シマジン、式Iの化合物+シメトリン、式Iの化合物+SMA、式Iの化合物+亜ヒ酸ナトリウム、式Iの化合物+アジ化ナトリウム、式Iの化合物+塩素酸ナトリウム、式Iの化合物+スルコトリオン、式Iの化合物+スルフェントラゾン、式Iの化合物+スルホメツロン、式Iの化合物+スルホメツロン−メチル、式Iの化合物+スルホサート、式Iの化合物+スルホスルフロン、式Iの化合物+硫酸、式Iの化合物+タール油、式Iの化合物+2,3,6−TBA、式Iの化合物+TCA、式Iの化合物+TCA−ナトリウム、式Iの化合物+テブチウロン、式Iの化合物+テフリルトリオン、式Iの化合物+テンボトリオン、式Iの化合物+テプラロキシジム、式Iの化合物+ターバシル、式Iの化合物+テルブメトン、式Iの化合物+テルブチラジン、式Iの化合物+テルブトリン、式Iの化合物+テニルクロール、式Iの化合物+チアゾピル、式Iの化合物+チエンカルバゾン、式Iの化合物+チエンカルバゾン−メチル、式Iの化合物+チフェンスルフロン、式Iの化合物+チフェンスルフロン−メチル、式Iの化合物+チオベンカルブ、式Iの化合物+チオカルバジル、式Iの化合物+トプラメゾン、式Iの化合物+トラルコキシジム、式Iの化合物+トリアファモン、式Iの化合物+トリアレート、式Iの化合物+トリアスルフロン、式Iの化合物+トリアジフラム、式Iの化合物+トリベヌロン、式Iの化合物+トリベヌロン−メチル、式Iの化合物+トリカムバ、式Iの化合物+トリクロピル、式Iの化合物+トリエタジン、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、式Iの化合物+トリフルラリン、式Iの化合物+トリフルスルフロン、式Iの化合物+トリフルスルフロン−メチル、式Iの化合物+トリヒドロキシトリアジン、式Iの化合物+トリトスルフロン、式Iの化合物+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル(CAS RN353292−31−6)、式Iの化合物+4−[(4,5−ジヒドロ−3−メトキシ−4−メチル−5−オキソ)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルカルボニルスルファモイル]−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸(BAY636)、式Iの化合物+BAY747(CAS RN335104−84−2)、式Iの化合物+トプラメゾン(CAS RN210631−68−8)、式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)−メチル]−6−(トリフルオロ−メチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(CAS RN352010−68−5)、および式Iの化合物+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロ−メチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン、式Iの化合物+N−[2−[(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)カルボニル]−6−フルオロフェニル]−1,1−ジフルオロ−N−メチルメタンスルホンアミド(CAS RN874195−61−6)、式Iの化合物+N−[(1R,2S)−2,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−6−(1−フルオロエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(CAS RN950782−86−2)、式Iの化合物+1−(2−クロロ−6−プロピルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(CAS RN570415−88−2)、および5−(2,6−ジフルオロ−ベンジルオキシメチル)−5−メチル−3−(3−メチル−チオフェン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール(CAS RN403640−27−7)および式Iの化合物+ZJ0273。
式Iの化合物に対する混合相手はまた、例えばThe Pesticide Manual,12th Edition(BCPC)2000にお記載されているとおり、エステルまたは塩の形態であり得る。
本発明に係る式Iの化合物はまた、毒性緩和剤と組み合わせて用いられることが可能である。好ましくは、これらの混合物において、式Iの化合物は、以下の表1〜16に列挙されている化合物の1つである。以下の毒性緩和剤との混合物が特に想定される:
式Iの化合物+クロキントセルメキシル、式Iの化合物+クロキントセット酸およびその塩、式Iの化合物+シプロスルファミド、式Iの化合物+フェンクロラゾール−エチル、式Iの化合物+フェンクロラゾール酸およびその塩、式Iの化合物+メフェンピル−ジエチル、式Iの化合物+メフェンピル二酸、式Iの化合物+イソキサジフェン−エチル、式Iの化合物+イソキサジフェン酸、式Iの化合物+フリラゾール、式Iの化合物+フリラゾールR異性体、式(I)の化合物+N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド、式Iの化合物+ベノキサコール、式Iの化合物+ジクロルミド、式Iの化合物+AD−67、式Iの化合物+オキサベトリニル、式Iの化合物+シオメトリニル、式Iの化合物+シオメトリニルZ−異性体、式Iの化合物+フェンクロリム、式Iの化合物+シプロスルファミド、式Iの化合物+ナフタル酸無水物、式Iの化合物+フルラゾール、式Iの化合物+CL304,415、式Iの化合物+ジシクロノン、式Iの化合物+フルキソフェニム、式Iの化合物+DKA−24、式Iの化合物+R−29148および式Iの化合物+PPG−1292。式Iの化合物+ダイムロン、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+メコプロップおよび式Iの化合物+メコプロップ−Pの混合物に対しては毒性緩和効果も観察可能である。
上記の毒性緩和剤および除草剤は、例えば、Pesticide Manual,Twelfth Edition,British Crop Protection Council,2000.R−29148、例えばP.B.Goldsbrough et al.,Plant Physiology,(2002),Vol.130 pp.1497−1505(その引用)に記載されており、PPG−1292は、国際公開第09211761号パンフレットから公知であり、また、N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドは欧州特許出願第365484号明細書から公知である。
ベノキサコール、クロキントセルメキシル、シプロスルファミド、メフェンピル−ジエチルおよびN−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドが特に好ましく、ここで、クロキントセルメキシルが特に有用である。
原則として、式Iの除草剤対毒性緩和剤の重量比は、1:100〜100:1、好ましくは1:10〜10:1、および、特に1:5〜5:1未満である。
本発明に係る除草性組成物は、例えば、出芽前適用、出芽後適用および種子粉衣などの農業において一般的な適用方法のすべてに対して好適である。意図される用途に応じて、毒性緩和剤は、作物植物の種子材料の前処理(種子または実生の粉衣)に用いられることが可能であるか、または、播種の前もしくは後に土壌へ導入され、続いて、(毒性緩和されていない)式(I)の化合物が、任意により、共除草剤と組み合わされて適用されることが可能である。しかしながら、毒性緩和剤は、植物の出芽の前もしくは後に、単独で、または、除草剤と一緒に適用されることも可能である。従って、毒性緩和剤による植物または種子材料の処理は、原理上、除草剤の適用時とは別個に行われることが可能である。除草剤および毒性緩和剤の同時適用(例えばタンク混合物の形態で)による植物の処理が一般に好ましい。除草剤に対する毒性緩和剤の適用量は、適用形態に大きく依存する。圃場処理の場合、一般に0.001〜5.0kgの毒性緩和剤/ha、好ましくは0.001〜0.5kgの毒性緩和剤/haが適用される。種子粉衣の場合には、一般に、0.001〜10gの毒性緩和剤/1kgの種子、好ましくは0.05〜5gの毒性緩和剤/1kgの種子、およびより好ましくは0.05〜2gの毒性緩和剤/1kgの種子が適用される。毒性緩和剤が、播種の直前に液体の形態で種子液浸で適用される場合、1〜10000ppm、好ましくは100〜1000ppmの濃度で活性処方成分を含有する毒性緩和剤溶液を用いることが有利である。
式Iの化合物の混合相手を上記の毒性緩和剤の1種と一緒に適用することが好ましい。
他の態様において、本発明は、除草的に有効な量の式Iの化合物と、任意により、式Iの化合物に対する混合相手としてのさらなる除草剤、または、任意により、毒性緩和剤、または、これらの両方とを含む除草性組成物を提供する。
式Iの化合物の混合相手はまた、例えばThe Pesticide Manual,12th Edition(BCPC),2000において記載されているとおりエステルまたは塩の形態であり得る。
特に前記表1〜16から選択される化合物といった式Iの化合物と、他殺虫剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、毒性緩和剤、補助剤等との上記の混合物において、混合比は広い範囲にわたって様々であることが可能であり、好ましくは100:1〜1:6000、特に50:1〜1:50、さらには20:1〜1:20、さらには10:1〜1:10である。これらの混合比は、一方で重量基準での比、また、他方でモル比を含むことが理解される。
混合物は、上述の配合物において有利に用いられることが可能である(この場合において、「有効成分」は、式Iの化合物と混合相手との混合物のそれぞれに関連している)。
いくつかの混合物は、同一の従来の配合物タイプには容易には適さないような、顕著に異なる物理的特性、化学的特性または生物学的特性を有する有効成分を含んでいてもよい。これらの状況においては、他の配合物タイプが調製されてもよい。例えば、1種の有効成分が不水溶性の固体であり、他のものが不水溶性の液体である場合、それにもかかわらず、固体有効成分を懸濁液に分散させ(SCのものと同様の調製を用いて)、一方で、液体有効成分をエマルジョンとして分散させる(EWのものと同様の調製を用いて)ことにより、有効成分の各々を同一の連続した水性相中に分散させることが可能であり得る。得られる組成物はサスポエマルジョン(SE)配合物である。
上記のとおり表1〜16から選択される式Iの化合物および1種以上の有効成分を含む混合物は、例えば、単一の「調合混合物」形態で、「タンク混合物」などの単一の有効成分の個別の配合物から組成される複合噴霧混合物であり、ならびに、順次に、すなわち、数時間または数日間などの適度に短い期間で次から次へと適用される場合には、単一の有効成分の併用で適用されることが可能である。表1〜16から選択される式Iの化合物および上述の有効成分を適用する順番は、本発明の実施には重要ではない。
本発明は、以下の調製例によって例示される。本発明の一定の化合物のH−NMRデータは、室温でラインの幅が広くなり、例えば1,2,5]トリアゼパン部分におけるケト−エノール互変異性、回転阻害、環反転、または、[1,2,5]トリアゼパンN−OR中心での窒素反転による複数の配座異性体が存在することを示唆している。従って、幅広いシグナルを「br」と表示した。
TRACE GC ULTRAガスクロマトグラフィ(Zebron Phenomenex ZB−5msカラムを備える)を、試薬ガスとしてメタンを用いる陽イオンモード(CI+)における化学イオン化によって化合物を特徴付けるDSQ質量分光計にリンクさせたThermo Electron機器でGC−MS分析を行った。
実施例1:2,2−ジメチル−プロピオン酸3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(化合物P1.1)の調製
ステップ1:2−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エタノールの調製
Figure 0006051444
クライトスタットおよび氷で冷却した二重壁滴下ロートを有する、−30℃とされたドライアイス還流凝縮器を備える反応容器中のO−メチル−塩酸ヒドロキシルアミンの水溶液(41.8g、水中に40%w/w、200.2mmol)に、水酸化ナトリウム(8.0g、200.0mmol)を、0℃で数回に分けてゆっくりと添加した。エチレンオキシド(オキシラン、21.8ml、19.4g、440mmol)の必要な量をドライアイストラップ中のガスシリンダから凝縮させ、冷たい滴下ロートに移し、反応混合物に、温度を制御し続けるために冷却下で50分間かけてゆっくりと添加して、付加の最中にオキシランを軽く還流させた。反応を室温で20時間撹拌し、混合物を追加のエチレンオキシド(5ml、4.45g、101mmol)で処理し、室温で4.5時間さらに撹拌した。大部分の水を減圧中で蒸発させ、残渣を減圧下での蒸留に供した。収率:無色の油として24.4gの2−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エタノール(bp110〜120℃/8mbar)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.87(t,4H),3.26(br s,2H),3.59(s,3H),3.73(m,4H)ppm。
13C−NMR(101MHz,CDCl):δ58.7,60.6,61.5ppm。
ステップ2:メタンスルホン酸2−[(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エチルエステルの調製
Figure 0006051444
2−[(2−ヒドロキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エタノール(20.0g、148.0mmol)およびトリエチルアミン(41.3ml、30.0g、296.3mmol)のテトラヒドロフラン(855ml)中の溶液に、アルゴン下で、メタンスルホニルクロリド(25.2ml、37.3g、325.6mmol)を滴下し、氷浴で温度を20℃未満に維持した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、得られた沈殿物をろ出し、濾液を濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。収率:薄い黄色の油としての40.0gのメタンスルホン酸2−[(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エチルエステル、この材料をさらに精製することなく用いた。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ3.06(s,6H),3.07(t,4H),3.58(s,3H),4.38(t,4H)ppm。
13C−NMR(101MHz,CDCl):δ37.5,57.3,61.7,66.3ppm。
GC−MS(CI+):292(M+H);R=7.20min
ステップ3:5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸ジ−t−ブチルエステル(化合物P4.1)の調製
Figure 0006051444
N,N’−ジ−t−ブチルヒドラジンジカルボキシレート(1,2−ビス−Boc−ヒドラジン、8.0g、34.4mmol)およびメタンスルホン酸2−[(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エチルエステル(10.0g、34.3mmol)のトルエン(100ml)中の溶液に、水性水酸化ナトリウム(50ml、水中で30%NaOHw/w)、続いて、テトラ−ブチルアンモニウムブロミド(332mg、1.03mmol)を添加し、反応混合物を還流で1時間加熱した。冷却した後、層を分離し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。収率:黄色の油として11.2gの5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸ジ−t−ブチルエステル(化合物P4.1)、この材料をさらに精製することなく用いた。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.44(s,18H),2.82−3.27(m,6H),3.50(s,3H),3.83−4.07(m,2H)ppm。13C−NMR(101MHz,CDCl):δ28.2,45.7,55.9,59.6,80.7,154.2ppm(回転異性体/配座異性体の混合物、主な異性体を報告した)。
ステップ4:5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン塩酸塩(化合物P4.2)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸ジ−t−ブチルエステルのジエチルエーテル中の溶液を気体の塩化水素で処理して、白色の沈殿物を生成した。固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥させて、5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸ジ−t−ブチルエステル塩酸塩を得た。5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸ジ−t−ブチルエステル塩酸塩(2.5g、6.8mmol)の酢酸エチル(10ml)中の懸濁液に、塩化水素の1,4−ジオキサン(4M、9ml、36.0mmol)中の溶液を室温で滴下した。反応混合物を90℃で1時間加熱し、溶剤を蒸発させ、残渣をジエチルエーテルで洗浄し、減圧中で乾燥させた。収率:黄色っぽい固体として1.4gの5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン塩酸塩(化合物P4.2)、この材料をさらに精製することなく用いた。
H−NMR(400MHz,d−DMSO):δ3.15−3.24(m,4H),3.24−3.31(m,4H),3.50(s,3H),9.39(br s,〜5H)ppm。13C−NMR(101MHz,d−DMSO):δ42.8,54.3,58.8ppm。
GC−MS(CI+):132(M+H);R=2.92min(遊離塩基)
ステップ5:3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン塩酸塩(350mg、1.71mmol)およびトリエチルアミン(1.0ml、726mg、7.17mmol)のキシレン(8ml)中の脱気した懸濁液をアルゴン下に60℃で1時間撹拌した。2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−マロン酸ジエチルエステル(482mg、1.73mmol)をさらに添加した後、反応混合物を150℃(油浴温度)で18時間加熱した。冷却した反応混合物を氷の上に注ぎ、5N水性水酸化ナトリウムを添加することによりpHをアルカリ性とし、水性層を酢酸エチルで2回抽出し、組み合わせた有機層を廃棄した。水性アルカリ性相を冷却しながら、4NのHCl溶液を添加することによりpH2〜3に酸性化し、生成物をジクロロメタンで完全に抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。塩基−酸性化ワークアッププロトコルは2回繰り返す。収率:ベージュ色の固体として24mgの3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.03(s,3H),2.24(s,3H),2.39(s,3H),3.15−3.24(m,2H),3.30−3.43(m,2H),3.58(s,3H),3.97−4.09(m,2H),4.17−4.29(m,2H),4.68(s,1H),6.82(s,1H),6.92(s,1H)ppm。
LC/MS(ES+):318(M+H)
ステップ6:2,2−ジメチル−プロピオン酸3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(表題の化合物P1.1)の調製
Figure 0006051444
3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(162mg、0.51mmol)、トリエチルアミン(0.107ml、78mg、0.77mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジンのテトラヒドロフラン(4ml)中の溶液に、0℃で、2,2−ジメチル−プロピオニルクロリド(塩化ピバロイル、0.082ml、80mg、0.67mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で45分間撹拌し、溶剤を蒸発させ、残渣を酢酸エチルで希釈した。有機相を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。収率:オフホワイトの固体として160mgの2,2−ジメチル−プロピオン酸3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(表題の化合物P1.1)(mp147〜148℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.03(s,9H),2.15(s,6H),2.23(s,3H),3.19−3.22(m,2H),3.25−3.27(m,2H),3.54(s,3H),3.84−3.94(m,2H),4.23−4.32(m,2H),6.82(s,2H)ppm。
LC/MS(ES+):402(M+H);R=1.79min
実施例2:炭酸エチルエステル3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(化合物P1.2)の調製
ステップ1:N’−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0006051444
ヒドラジンカルボン酸エチルエステル(エチルカルバゼート、32.8g、314.9mmol)およびトリエチルアミン(44.1ml、32.0g、316.4mmol)のテトラヒドロフラン(1000ml)中の溶液に、0℃で、(2,4,6−トリメチル−フェニル)−塩化アセチル(62.0g、315.2mmol)を滴下した。粘性の懸濁液を室温で1時間撹拌し、溶剤を蒸発させた。残渣をt−ブチルメチルエーテル(500ml)と水(500ml)との混合物中に懸濁させ、撹拌し、ろ過し、固体を少分量の水およびt−ブチルメチルエーテルで洗浄した。固体を減圧中、40℃で、五酸化リンで乾燥させた。収率:白色の固体として78.4gのN’−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステル(mp184〜186℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.25(t,J=7.1Hz,3H),2.27(s,3H),2.31(s,6H),3.66(s,2H),4.16(q,J=7.1Hz,2H),6.47(br s,1H),6.91(s,2H),6.96(br s,1H)ppm。13C−NMR(101MHz,CDCl):δ14.3,20.1,20.9,35.5,62.2,127.2,129.4,137.3,137.4,156.3,170.4ppm。
LC/MS(ES+):265(M+H),287(M+Na);R=1.19min
ステップ2:5−メトキシ−2−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P3.1)の調製
Figure 0006051444
N’−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステル(4.22g、15.96mmol)のトルエン(80ml)中の激しく撹拌した懸濁液に、水性水酸化ナトリウム(12ml、水中に30%NaOHw/w)およびテトラ−ブチルアンモニウムブロミド(160mg、0.48mmol)を室温で添加し、続いて、メタンスルホン酸2−[(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エチルエステル(4.66g、16.00mmol)を65℃で15分間かけて滴下した。反応混合物を65℃で6.5時間加熱した。冷却した後、層を分離し、有機相を蒸発させ、残渣を酢酸エチル中に溶解させ、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣を、シリカゲルでのクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル/ジクロロメタン5:4:1)により精製した。収率:無色の油として2.6gの5−メトキシ−2−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P3.1)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.32(t,3H),2.18(s,6H),2.24(s,3H),2.85−3.24(m,6H),3.50(s,3H),3.59(s,2H),3.92−3.97(m,2H),4.24(q,2H),6.85(s,2H)ppm。
13C−NMR(101MHz,CDCl):δ14.3,20.2,20.9,33.4,45.2,47.5,54.9,59.7,62.9,128.9,136.2,136.8,155.6,172.2ppm。
LC/MS(ES+):364(M+H);R=1.80min
ステップ3:3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−2−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(1.035g、2.85mmol)の無水ジメチルホルムアミド(12ml)中の溶液に、室温で、火炎乾燥したフラスコにおいて、アルゴン下で、カリウムt−ブトキシド(479mg、4.27mmol;アルゴン雰囲気下で計量した)を3回に分けて添加した。反応混合物を1.5時間撹拌し、氷の上に注ぎ、水性層を酢酸エチルで2回抽出し、組み合わせた有機層を廃棄した。水性アルカリ性相を冷却しながら、1NのHCl溶液を添加することによりpH2〜3に酸性化し、生成物を酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。収率:LC−MSで91%の純度を有する固体として500mgの3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)。この材料(120mg)をジエチルエーテル中に倍散し、ろ過し、乾燥させて110mgの混じりのない生成物を得た(mp229〜230℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.03(s,3H),2.24(s,3H),2.39(s,3H),3.15−3.24(m,2H),3.30−3.43(m,2H),3.58(s,3H),3.97−4.09(m,2H),4.17−4.29(m,2H),4.68(s,1H),6.82(s,1H),6.92(s,1H)ppm。
LC/MS(ES+):318(M+H);R=1.44min
ステップ4:炭酸エチルエステル3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(表題の化合物P1.2)の調製
Figure 0006051444
3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(106mg、0.33mmol)、トリエチルアミン(0.070ml、51mg、0.50mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジンのテトラヒドロフラン(2ml)中の溶液に、0℃で、クロロギ酸エチル(0.035ml、40mg、0.37mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で20分間撹拌し、滴下したさらなるトリエチルアミン(0.070ml、51mg、0.50mmol)およびクロロギ酸エチル(0.035ml、40mg、0.37mmol)で処理し、0℃で10分間さらに撹拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を酢酸エチルで希釈し、有機相を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。ガム状の残渣をシクロヘキサンおよびジエチルエーテル中に倍散し、室温で撹拌し、ろ過し、乾燥させた。収率:薄い黄色の固体として100mgの炭酸エチルエステル3−メトキシ−9−オキソ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H,9H−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7−イルエステル(表題の化合物P1.2)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.18(t,3H),2.16(s,6H),2.26(s,3H),3.16−3.23(m,2H),3.23−3.29(m,2H),3.55(s,3H),3.93−4.02(m,2H),4.13(q,2H),4.21−4.29(m,2H),6.87(s,2H)ppm。
LC/MS(ES+):390(M+H);R=1.63min
実施例3:8−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.4)の調製
ステップ1:5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル2−エチルエステル(化合物P4.3)の調製
Figure 0006051444
N’−t−ブチル−オキシ−カルボニル−ヒドラジンカルボン酸エチルエステル(30.0g、146.9mmol)のジメチルホルムアミド(100ml)中の溶液を、30分間かけて、水素化ナトリウム(15.14g、鉱油中の55%w/w分散体、347.0mmol)のジメチルホルムアミド(250ml)中の撹拌した懸濁液に、0〜5℃で、窒素雰囲気で滴下した。混合物を5℃で30分間撹拌し、室温に温めさせ、その後、40〜50℃に加熱して水素の発生を完了させた(要注意!)。次いで、メタンスルホン酸2−[(2−メタンスルホニルオキシ−エチル)−メトキシ−アミノ]−エチルエステル(44.94g、154.2mmol)のジメチルホルムアミド(150ml)中の溶液を45分間かけて0〜5℃で滴下した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、室温に温めさせ、その後、6時間で65℃に加熱した(要注意!、最初の加熱中にさらなる水素の発生が観察された)。冷却した混合物を氷(500g)上に注ぎ、酢酸エチル(300ml)で希釈し、水性相を塩化ナトリウムで飽和させた。層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し(5×200ml)、組み合わせた有機層を塩水(100ml)で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル20:1〜4:1)により精製した。収率:清透な黄色がかった油として32.6gの5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル2−エチルエステル(化合物P4.3)。
H−NMR(400MHz,CDOD):δ1.19−1.35(m,3H),1.40−1.54(m,9H),2.89−3.38(br m,6H),3.50(s,3H),3.90−4.04(m,2H),4.09−4.26(m,2H)ppm。
LC/MS(ES+):326(M+Na);R=1.58min
ステップ2:5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(化合物P4.4)およびその遊離塩基5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P4.5)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル2−エチルエステル(10.0g、32.96mmol)のジエチルエーテル(100ml)中の溶液に、アルゴン下で、ジエチルエーテル(160ml、320mmol)中の2M塩化水素溶液を室温で滴下した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌して懸濁液を形成した。溶剤を蒸発させ、残渣を無水メタノール(100ml)中に溶解し、乾燥するまで濃縮した。生成物をアルゴン下にジエチルエーテルで結晶化して非晶質の白色の固体を得た。収率:引湿性の固体として8.2gの5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(化合物P4.4)。
H−NMR(400MHz,CDOD)δ1.35(t,J=7.1Hz,3H),3.53(br m,2H),3.72(br m,2H),3.77(s,3H),3.82(br m,2H),4.06(m,2H),4.34(q,J=7.1Hz,2H)ppm。
13C−NMR(101MHz,CDOD):δ14.8,43.6,44.6,52.9,56.7,60.7,65.6,155.4ppm。
LC/MS(ES+):204(M+H);R=1.03min(遊離塩基)
ジエチルエーテル(100ml)中の5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1,2−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル2−エチルエステル(7.0g、23.07mmol)から開始して、アルゴン下にジエチルエーテル(160ml、320mmol)中の2M塩化水素溶液で処理を行う上記のプロトコルは、引湿性の固体として5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(6.1g)をもたらした。この材料を水(20ml)中に溶解させ、固体の炭酸ナトリウムを冷却しながら(温度は15℃未満に維持)注意深く添加することにより、pHをアルカリ性とした。水性相をジエチルエーテルで抽出し(3×50ml)、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。収率:薄い黄色の粘性の油として4.0gの5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P4.5)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.29(t,J=7.1Hz,3H),3.03(m,4H),3.21(t,J=5.8Hz,2H),3.52(s,3H),3.62(t,J=5.8Hz,2H),4.18(q,J=7.1Hz,2H),4.75(br s,1H)ppm。
13C−NMR(101MHz,CDCl):δ14.5,45.6,48.0,55.9,58.5,59.2,61.6,155.9ppm。
LC/MS(ES+):204(M+H);R=1.03min
ステップ3:2−[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P3.3)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(1.33g、4.84mmol)、トリエチルアミン(1.68ml、1.22g、12.07mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジンのテトラヒドロフラン(20ml)中の溶液に、0〜5℃で、(2,5−ジメチル−フェニル)−塩化アセチル(0.93g、5.09mmol)のテトラヒドロフラン(5ml)の溶液を滴下した。懸濁液を0〜5℃で1時間撹拌し、室温で4時間撹拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を酢酸エチル(50ml)および水(20ml)で希釈し、層を分離し、水性相を酢酸エチル(2×25ml)で抽出した。組み合わせた有機層を水(2×20ml)および塩水(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル2:1)により精製した。収率:粘性の油として1.1gの2−[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(化合物P3.3)。H−NMR(400MHz,CDOD):δ1.14−1.39(br m,3H),2.18(s,3H),2.26(s,3H),2.83−3.09(br m,4H),3.13−3.32(br m,2H),3.48(s,3H),3.62(br s,2H),3.78−4.32(br m,重畳したシグナル,合計で4H),6.91(s,1H),6.95(d,J=7.8Hz,1H),7.03(d,J=7.8Hz,1H)ppm。
LC/MS(ES+):350(M+H);R=1.71min
ステップ4:8−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(表題の化合物P2.4)の調製
Figure 0006051444
2−[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(800mg、2.29mmol)の無水ジメチルホルムアミド(10ml)中の溶液に、10℃で、ナトリウムメトキシド(371mg、6.87mmol)を一度に添加し、10℃で攪拌を30分間継続し、次いで、室温で2時間継続した。溶剤を減圧中で蒸発させ、残渣を冷水(10ml)中で希釈し、2N HClでpH5に酸性化し、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水(3×15ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をジエチルエーテルで倍散し、ろ過し、冷たいエーテルで洗浄し、減圧中で乾燥させた。収率:オフホワイトの固体として450mgの8−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(表題の化合物P2.4)(mp167〜169℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.28(s,3H),2.31(s,3H),3.16−3.34(m,4H),3.54(s,3H),3.98−4.20(m,4H),4.41(s,1H),6.84(s,1H),7.03(d,J=7.7Hz,1H),7.10(d,J=7.7Hz,1H)ppm。
LC/MS(ES+):304(M+H);R=1.38min
実施例4:8−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.2)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン塩酸塩(100mg、0.49mmol)およびトリエチルアミン(0.33ml、207mg、2.05mmol)のキシレン(2.5ml)中の脱気した懸濁液をアルゴン下、60℃で30分間、マイクロ波バイアル中で撹拌した。2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−マロンアミド(120mg、0.50mmol)をさらに添加した後、バイアルにフタをし、マイクロ波を2回、180℃で10分間照射した。バイアルの壁に付着した固体蒸着物をジクロロメタン中に溶解させ、溶剤を蒸発させ、油状の残渣を5N水性水酸化ナトリウム中に溶解させ、水性層を酢酸エチルで抽出し(3×)、組み合わせた有機層を廃棄した。水性アルカリ性相を冷却しながら、4NのHCl溶液を添加することによりpH2〜3に酸性化し、生成物をジクロロメタンで完全に抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。収率:ベージュ色の固体として10mgの8−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.2)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ2.06(s,3H),2.40(s,3H),3.11−3.19(m,2H),3.29−3.38(m,2H),3.54(s,3H),3.96−4.09(m,2H),4.13−4.26(m,2H),4.66(s,1H),7.02(s,1H),7.11(s,1H)ppm。
LC/MS(ES+):338/340(M+H);R=1.54min
実施例5:8−(2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.3)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン(遊離塩基、50mg、0.38mmol)および2−(2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル)−マロンアミド(95mg、0.38mmol)の1,2−ジクロロエタン(2.5ml)中のマイクロ波バイアル中の脱気した溶液に、アルゴン下で、180℃で5分間マイクロ波を照射した。溶剤を蒸発させ、残渣を5N水性水酸化ナトリウム中に溶解させ、水性層を酢酸エチルで2回抽出し、組み合わせた有機層を廃棄した。水性アルカリ性相を冷却しながら、4NのHCl溶液を添加することによりpH2〜3に酸性化し、生成物をジクロロメタンで完全に抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。収率:黄褐色の固体として20mgの8−(2,6−ジエチル−4−メチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.3)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.17(t,3H),1.24(t,3H),2.22(q,2H),2.29(s,3H),2.68(q,2H),3.07−3.13(m,2H),3.36−3.41(m,2H),3.55(s,3H),3.92−4.05(m,2H),4.20−4.31(m,2H),4.67(s,1H),6.90(s,1H),6.92(s,1H)ppm。
LC/MS(ES+):344(M−H);R=1.68min
実施例6:N’−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドラジンカルボン酸t−ブチルエステル)の調製
Figure 0006051444
ヒドラジンカルボン酸t−ブチルエステル(t−ブチルカルバゼート)および(2,4,6−トリメチル−フェニル)−塩化アセチルから実施例2、ステップ1と同様に調製した。
白色の固体としてN’−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドラジンカルボン酸t−ブチルエステル(mp138〜140℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl):δ1.44(s,9H),2.27(s,3H),2.31(s,6H),3.65(s,2H),6.35(br s,1H),6.90(s,2H),6.98(br s,1H)ppm。13C−NMR(101MHz,CDCl):δ20.1,20.8,28.0,35.4,81.6,127.4,129.3,137.2,137.3,155.2,170.1ppm。
LC/MS(ES+):315(M+Na);R=1.45min
実施例7:3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)の調製
Figure 0006051444
5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン塩酸塩(408mg、2.0mmol)およびトリエチルアミン(1.115ml、810mg、8.0mmol)のジエチルエーテル(1.0ml)中の脱気した懸濁液に、0〜5℃で、2−(クロロカルボニル)−2−メシチルケテン[Nakanishi法に従って調製:S.Nakanishi,K.Butler,Org.Prep.Proced.Int.7,155−158(1975)](891mg、4.0mmol)のジエチルエーテル(1.0ml)中の溶液を滴下した。懸濁液を0〜5℃で30分間撹拌し、室温で一晩撹拌した。反応混合物を水(5ml)に注ぎ、水性水酸化ナトリウムの添加によりpHをアルカリ性とし(pH14)、水性層を酢酸エチル(3×10ml)で抽出し、組み合わせた有機層を廃棄した。水性アルカリ性相を冷却しながら、4NのHCl溶液を添加することによりpH5に酸性化し、生成物を酢酸エチル(3×20ml)およびジクロロメタン(3×20ml)で完全に抽出した。組み合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。残渣を、シリカゲルでのクロマトグラフィ(勾配酢酸エチル/シクロヘキサン5:1→酢酸エチル)により精製した。収率:薄いベージュ色の固体として70mgの3−メトキシ−8−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.1)(mp227〜229℃)。
H−NMR(400MHz,CDCl)は、既述のスペクトルデータと一致する(実施例2、ステップ3を参照のこと)。
LC/MS(ES+):318(M+H)
実施例8:8−(2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.14)の調製
Figure 0006051444
2−[2−(2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル)−アセチル]−5−メトキシ−[1,2,5]トリアゼパン−1−カルボン酸エチルエステル(550mg、1.46mmol)の無水ジメチルホルムアミド(5ml)中の溶液に、80℃で、ナトリウムメトキシド(240mg、4.44mmol)を一度に添加し、攪拌を、80℃で20分間継続した。冷却した反応混合物を氷の上に注ぎ、水性アルカリ性相を6NのHCl溶液の添加によりpH5に酸性化し、得られた懸濁液をろ過し、得た固体をジクロロメタンに溶解させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルでのクロマトグラフィ(酢酸エチル/メタノール20:1)により精製した。収率:薄い茶色の固体として220mgの8−(2−エチル−4,6−ジメチル−フェニル)−3−メトキシ−テトラヒドロ−ピラゾロ[1,2−a][1,2,5]トリアゼピン−7,9−ジオン(化合物P2.14)(mp213〜215℃)。
LC/MS(ES+):332(M+H);R=1.54min
表P1の式Iの化合物、表P2の式IIの化合物および表P3〜P4に列挙された中間体は、同様の手法によって調製されることが可能である。以下のLC−MS方法のいずれか1つを用いて化合物を特徴付けた。
方法A
MS:Waters製のZQ Mass Spectrometer(シングル四重極型質量分析計);イオン化法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;細管(kV)3.00、コーン(V)30.00、抽出器(V)2.00、ソース温度(℃)100、脱溶媒温度(℃)250、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)400;質量範囲:150〜1000または100〜900Da。
LC:Agilent製HP1100HPLC:溶剤デガッサ、クォータナリーポンプ(ZCQ)/バイナリポンプ(ZDQ)、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/v HCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v/v)+0.04%v/v HCOOH。
Figure 0006051444
方法B
MS:Waters製のZMD Mass Spectrometer (シングル四重極型質量分析計);イオン化法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;細管(kV)3.80、コーン(V)30.00、抽出器(V)3.00、ソース温度(℃)150、脱溶媒温度(℃)350、コーンガス流(L/Hr)OFF、脱溶媒ガス流(L/Hr)600;質量範囲:150〜1000(LowMassについては100〜1500)または100〜900Da。
LC:Agilent製のHP1100HPLC:溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/v HCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v:v)+0.04%v/v HCOOH。
Figure 0006051444
方法C
MS:Waters製のZQ Mass Spectrometer(シングル四重極型質量分析計);イオン化法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;細管(kV)3.00、コーン(V)30.00、抽出器(V)2.00、ソース温度(℃)100、脱溶媒温度(℃)250、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)400;質量範囲:100〜900Da。
LC:Agilent製のHP1100HPLC:溶剤デガッサ、クォータナリーポンプ(ZCQ)、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):210〜500;溶剤勾配:A=水+5%v/vメタノール+0.05%v/v HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%v/v HCOOH。
Figure 0006051444
方法D
MS:Waters製のZQ Mass Spectrometer(シングル四重極型質量分析計);イオン化法:エレクトロスプレー;極性:陽イオンおよび陰イオン;細管(kV)3.00、コーン(V)30.00、抽出器(V)2.00、ソース温度(℃)150、脱溶媒温度(℃)350、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)400;質量範囲:100〜900Da。
LC:Waters製のAcquity UPLC:溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器。カラム:Waters UPLC HSS T3、1.8μm、30×2.1mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):210〜500;溶剤勾配:A=HO+5%MeOH+0.05%HCOOH、B=アセトニトリル+0.05%HCOOH。
Figure 0006051444
各化合物について得た特徴値は、表P1、表P2、表P3および表P4に列挙されているとおり、保持時間(“R”、分で記録)および分子イオンであった。
Figure 0006051444
Figure 0006051444
Figure 0006051444
Figure 0006051444
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Figure 0006051444
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Figure 0006051444
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Figure 0006051444
Figure 0006051444
Figure 0006051444
生物学的実施例
これらの実施例は、式Iの化合物の有害生物防除/殺虫特性を例示する。
実施例B1:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性
(混合個体群、摂食/残存接触活性、予防用)
ヒマワリ葉片を24−ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、これにテスト溶液を噴霧する。乾燥の後、葉片に、様々な齢数のアブラムシ個体群を外寄生させる。6日間のインキュベーション期間の後、サンプルを、死亡率および特別な効果(例えば殺草性)について調べる。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。特に、化合物P1.1、P1.2、P1.3、P1.5、P1.6、P1.7、P1.8、P1.9、P1.10、P1.12、P1.13、P1.14、P1.15、P1.17、P1.19、P2.1、P2.2、P2.5、P2.8、P2.9、P2.10、P2.11、P2.12、P2.13、P2.14、P2.15およびP2.17は400ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B2:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性
(混合個体群、全身/摂食活性、治癒剤)
様々な齢数のアブラムシ個体群で外寄生されたエンドウマメの苗の根をテスト溶液中に直接入れる。導入の6日後、サンプルを、死亡率および植物に対する特別な効果について調べる。
このテストにおいては、上記の表に列挙されている化合物が良好な活性を示す。特に、化合物P1.1、P1.2、P1.3、P1.5、P1.6、P1.10、P1.11、P1.14、P1.15、P1.17、P1.18、P2.1、P2.2、P2.4、P2.5、P2.10、P2.11、P2.14、P2.15、およびP2.17は、400ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B3:ネギアザミウマ(Thrips tabaci)(タマネギアザミウマ)に対する活性
(混合個体群、摂食/残存接触活性、予防用)
ヒマワリ葉片を24−ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上に置き、これにテスト溶液を噴霧する。乾燥の後、葉片に、様々な齢数のアザミウマ個体群で外寄生させる。6日間のインキュベーション期間の後、サンプルを、死亡率および特別な効果(例えば殺草性)について調べる。
このテストにおいては、上記の表に列挙されている化合物が良好な活性を示す。特に、化合物P1.1、P1.2、P1.17、P2.1およびP2.8が、400ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B4:ナミハダニ(Tetranychus urticae)(ナミハダニ)に対する活性
(混合個体群、摂食/残存接触活性、予防用)
24−ウェルマイクロタイタープレート中の寒天上のインゲンマメの葉片にテスト溶液を噴霧する。乾燥の後、葉片に様々な齢数のダニ個体群を外寄生させる。8日後、葉片を卵死亡率、幼虫死亡率、および、成虫死亡率について調べる。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。特に化合物P1.1、P1.2、P1.3、P1.4、P1.5、P1.6、P1.7、P1.8、P1.14、P1.15、P1.18、P2.1、P2.2、P2.9、P2.12、P2.14およびP2.15は400ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B5:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する活性
(混合個体群、摂食/残存接触活性、植物損傷評価)
モモアカアブラムシ(Myzus persicae)の混合個体群を外寄生させたキャベツ植物を、噴霧チャンバ中で、化合物の希釈したテスト溶液で処理する。処理から6日後、サンプルを、死亡率および植物の損傷(殺草性)についてチェックし、視覚によるアセスメントを0〜100%評価スケールを用いて行った(100%=植物に対する完全な損傷;0%=植物に対する損傷無し)。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に対する良好な活性および許容可能な植物親和性を示す。例えば化合物P1.2、P1.3、P1.4、P1.9、P1.10、P1.11、P1.12、P1.13、P1.14、P1.15、P1.17、P2.1、P2.2、P2.5、P2.10、P2.11、P2.12、P2.14、sP2.15およびP2.17は、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)に対する80%以上の活性、および、200ppmの濃度で10%以下のキャベツ植物に対する損傷を示す。
これらの実施例は、式Iの化合物の除草特性を例示する。
テスト植物:
ホソムギ(Lolium perenne)(LOLPE)、スズメのテッポウ(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、イヌビエ(Echinochloa crusgalli)(ECHCG)およびカラスムギ(Avena fatua)(AVEFA)。
実施例B6:雑草に対する活性
多様なテスト種の種子をポットの中の標準的な土壌に播種した。グリーンハウスにおいて制御された条件(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)で8日間栽培した後、植物に、0.5% Tween20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN9005−64−5)を含有するアセトン/水(50:50)溶液における技術的活性処方成分の配合物に基づく水性噴霧溶液を噴霧した。
次いで、グリーンハウス中の制御された条件(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)下において、および、1日2回水をやり、グリーンハウス中でテスト植物を栽培した。13日後、テストを評価した(100=植物に対する完全な損傷;0=植物に対する損傷無し)。
Figure 0006051444
実施例B7:雑草に対する活性
多様なテスト種の種子をポットの中の標準的な土壌に播種した。グリーンハウスにおいて制御された条件(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)下で1日栽培した後に、植物に、0.5% Tween20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN9005−64−5)を含有するアセトン/水(50:50)溶液における技術的活性処方成分の配合物に基づく水性噴霧溶液を噴霧した。
次いで、グリーンハウス中の制御された条件(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)下において、および、1日2回水をやり、グリーンハウス中でテスト植物を栽培した。13日後、テストを評価した(100=植物に対する完全な損傷;0=植物に対する損傷無し)。
Figure 0006051444
実施例B8:毒性緩和剤の適用(クロキントセルメキシル)
0.5g/1kgの種子の量でクロキントセルメキシルの種子処理を適用した冬コムギ種子を、ポットの中の標準的な土壌に播種した。グリーンハウス中において制御された条件下(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)で8日間栽培した後、植物に、0.5% Tween20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、CAS RN9005−64−5)を含有するアセトン/水(50:50)溶液における技術的活性処方成分の配合物に基づく水性噴霧溶液を噴霧した。
次いで、グリーンハウス中の制御された条件(24/16℃、昼/夜;14時間の光;65%湿度)下において、および、1日2回水をやり、グリーンハウス中でテスト植物を栽培した。13日後、テストを評価した(100=植物に対する完全な損傷;0=植物に対する損傷無し)。
Figure 0006051444
Figure 0006051444
Figure 0006051444
さらなる生物学的実施例により、式Iの化合物の有害生物防除/殺虫性特性を例示する。
実施例B9:マメアブラムシ(Aphis craccivora)(マメアブラムシ)に対する層間活性(Translaminar activity)
インゲンマメ(French bean)の葉(インゲンマメ(Phaseolus vulgaris))に、約20匹の様々な齢数の固体を葉の下面にクリップケージを用いて外寄生させる。外寄生から1日後、葉の上面を塗布することによりテスト溶液で処理する。5日後、サンプルを、死亡率についてチェックする。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。例えば、化合物P1.9、P1.10およびP2.1は200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B10:モモアカアブラムシ(Myzus persicae)(モモアカアブラムシ)に対する潅注活性
圃場の土壌において栽培したエンドウの実生を潅注適用で処理し、モモアカアブラムシ(M.persicae)の混合個体群で外寄生させる。外寄生から7日後に、サンプルを、死亡率についてチェックする。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。例えば、化合物P1.2、P1.9、P2.1、P2.2およびP2.9は25ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B11:トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)(茶色イネプラントホッパー)に対する活性
(幼虫駆除剤、摂食/接触)
イネ実生を噴霧チャンバ中において希釈したテスト溶液で処理する。乾燥させた後、これらに、20匹のN若虫を外寄生させる(2回反復)。処理から6〜12日後に、サンプルを、死亡率、成長制御およびF生成に対する効果についてチェックする。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。例えば、化合物P1.2、P1.3、P1.9、P1.10、P2.1、P2.2およびP2.9は200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B12:タバココナジラミ(Bemisia tabaci)(タバココナジラミ)に対する活性
(幼虫駆除剤、接触/摂食)
インゲン植物に20〜30匹の成体を外寄生させ、これらを4日間の産卵期間後に取り除いた。さらに7日後、孵化した若虫(N−2)を伴うインゲン植物を噴霧チャンバにおいてテスト溶液で処理する(2回反復)。3週間後、サンプルを、出現した成体の数についてチェックする。効力を、処理したサンプルと処理していないサンプルとで出現した成体の数を比較することにより算出した。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。例えば、化合物P1.2、P1.3、P1.9、P1.10、P2.2、P2.5およびP2.9は200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。
実施例B13:アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)(アカマルカイガラムシ)に対する活性
ジャガイモ塊茎をテスト溶液への浸漬により処理する。1日後、塊茎に、約50匹のクローラ(crawler)を外寄生させる。適用から6〜8週間後、サンプルを、次の世代のクローラ(crawler)の数についてチェックする(処理していないサンプルと比較)。
このテストにおいて、上記の表に列挙された化合物は良好な活性を示す。例えば、化合物P1.2、P1.3、P1.10、P2.5およびP2.9は200ppmの濃度で80%を超える活性を示す。

本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕式Iの化合物
Figure 0006051444
(式中、
X、YおよびZは、相互に独立して、C 1〜4 アルキル、C 3〜6 シクロアルキル、C 1〜4 ハロアルキル、C 1〜4 アルコキシ、C 2〜6 アルケニル、C 2〜6 アルキニル、ハロゲン、フェニル、または、C 1〜4 アルキル、C 1〜4 ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルであり;
mおよびnは、相互に独立して、0、1、2または3であり、および、m+nは0、1、2または3であり;
Gは、水素、金属、アンモニウム、スルホニウム塩または不顕化基であり;
Rは、水素、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 1〜6 シアノアルキル、C 2〜6 アルケニル、C 2〜6 ハロアルケニル、C 3〜6 アルキニル、ベンジル、C 1〜4 アルコキシ(C 1〜4 )アルキルまたはC 1〜4 アルコキシ(C 1〜4 )アルコキシ(C 1〜4 )アルキルである)
またはその農芸化学的に許容可能な塩もしくはN−オキシド。
〔2〕Gが、
群C 1 〜C 8 アルキル、C 2 〜C 8 ハロアルキル、フェニルC 1 〜C 8 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 8 アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、C 3 〜C 8 アルケニル、C 3 〜C 8 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 アルキニル、C(X a )−R a 、C(X b )−X c −R b 、C(X d )−N(R c )−R d 、−SO 2 −R e 、−P(X e )(R f )−R g およびCH 2 −X f −R h (式中、X a 、X b 、X c 、X d 、X e およびX f は、相互に独立して、酸素または硫黄である)
から選択される不顕化基であり;
a が、H、C 1 〜C 18 アルキル、C 2 〜C 18 アルケニル、C 2 〜C 18 アルキニル、C 1 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 1 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルC 1 〜C 5 オキシアルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル、(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、C 2 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル;フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールであり;
b が、C 1 〜C 18 アルキル、C 3 〜C 18 アルケニル、C 3 〜C 18 アルキニル、C 2 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 2 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル、(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキル−チオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、C 3 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル、フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールであり;ならびに
c およびR d の各々が、相互に独立して、水素、C 1 〜C 10 アルキル、C 3 〜C 10 アルケニル、C 3 〜C 10 アルキニル、C 2 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 1 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 2 〜C 5 アルキルアミノアルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル、(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、C 2 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル;フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C 3 〜C 7 シクロアルキルアミノ、ジ−C 3 〜C 7 シクロアルキルアミノまたはC 3 〜C 7 シクロアルコキシであるか、または、R c およびR d が一緒になって、任意によりOまたはSから選択される1個のヘテロ原子を含有する3〜7員環を形成し得;ならびに
e が、C 1 〜C 10 アルキル、C 2 〜C 10 アルケニル、C 2 〜C 10 アルキニル、C 1 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 1 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、C 2 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル;フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C 3 〜C 7 シクロアルキルアミノ、ジC 3 〜C 7 シクロアルキルアミノ、C 3 〜C 7 シクロアルコキシ、C 1 〜C 10 アルコキシ、C 1 〜C 10 ハロアルコキシ、C 1 〜C 5 アルキルアミノまたはC 2 〜C 8 ジアルキルアミノであり;
f およびR g の各々が、相互に独立して、C 1 〜C 10 アルキル、C 2 〜C 10 アルケニル、C 2 〜C 10 アルキニル、C 1 〜C 10 アルコキシ、C 1 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 1 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 2 〜C 5 アルキルアミノアルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ、またはニトロにより置換されていてもよい)、C 2 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル;フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C 3 〜C 7 シクロアルキルアミノ、ジC 3 〜C 7 シクロアルキルアミノ、C 3 〜C 7 シクロアルコキシ、C 1 〜C 10 ハロアルコキシ、C 1 〜C 5 アルキルアミノまたはC 2 〜C 8 ジアルキルアミノ;または、ベンジルオキシまたはフェノキシ(式中、前記ベンジルおよびフェニル基は、次いで、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)であり;ならびに
h が、C 1 〜C 10 アルキル、C 3 〜C 10 アルケニル、C 3 〜C 10 アルキニル、C 1 〜C 10 ハロアルキル、C 1 〜C 10 シアノアルキル、C 1 〜C 10 ニトロアルキル、C 2 〜C 10 アミノアルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 7 シクロアルキルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルケニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 5 アルキニルオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルチオC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルフィニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルスルホニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 アルキリデンアミノオキシC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルコキシカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、アミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 2 〜C 8 ジアルキルアミノカルボニルC 1 〜C 5 アルキル、C 1 〜C 5 アルキルカルボニルアミノC 1 〜C 5 アルキル、N−C 1 〜C 5 アルキルカルボニル−N−C 1 〜C 5 アルキルアミノC 1 〜C 5 アルキル、C 3 〜C 6 トリアルキルシリルC 1 〜C 5 アルキル、フェニルC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、フェノキシC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記フェニルは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールオキシC 1 〜C 5 アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、任意により、C 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、C 1 〜C 3 アルキルチオ、C 1 〜C 3 アルキルスルフィニル、C 1 〜C 3 アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよい)、C 3 〜C 5 ハロアルケニル、C 3 〜C 8 シクロアルキル、フェニルまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲンもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC 1 〜C 3 アルキル、C 1 〜C 3 ハロアルキル、C 1 〜C 3 アルコキシ、C 1 〜C 3 ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールである、前記〔1〕に記載の化合物。
〔3〕Xが、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロであり;
YおよびZが、相互に独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロ、フェニルまたはハロ置換フェニルであり;
mおよびnが、相互に独立して、0、1、2であると共に、m+nが0、1、2であり;ならびに
Rが、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シアノメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリル、3,3−ジクロロアリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチルまたはメトキシエトキシメチルである、前記〔1〕または〔2〕に記載の化合物。
〔4〕Gが水素である前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に記載の式Iの化合物の調製プロセスであって、IVの化合物
Figure 0006051444
(式中、X、Y、Z、m、nおよびRは前記〔1〕に準拠して定められた意味を有し、ならびに、R 14 は、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニルまたはベンジルである)を塩基性条件で環化するステップを含むプロセス。
〔5〕Gが水素である前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に記載の式Iの化合物の調製プロセスであって、式XIII−aまたは式XIII−bまたは式XVIIの化合物
Figure 0006051444
(式中、X、Y、Z、mおよびnは前記〔1〕に準拠して定められた意味を有し、ならびに、ここで、R 15 およびR 16 は、相互に独立して、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ならびに、ここで、R 17 、R 18 、R 19 およびR 20 は、相互に独立して、水素、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ならびに、ここで、Halはハロゲンである)、
と、式XIVの化合物
Figure 0006051444
またはその塩(式中、Rは前記〔1〕に準拠して定められた意味を有する)とを、不活性有機溶剤中で、任意により塩基の存在下に、および、任意により不活性雰囲気下で縮合させるステップを含むプロセス。
〔6〕前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物を有害生物防除的または除草的に有効な量で含む有害生物防除または除草組成物。
〔7〕前記式Iの化合物に加えて、配合補助剤を含む、前記〔6〕に記載の組成物。
〔8〕前記式Iの化合物に加えて、少なくとも1種の追加の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤(nemacitide)または殺軟体動物剤を含む、前記〔6〕に記載の組成物。
〔9〕前記式Iの化合物に加えて、少なくとも1種の追加の殺菌・殺カビ剤、除草剤、毒性緩和剤もしくは植物成長調節剤、または、これらの混合物を含む、前記〔6〕に記載の組成物。
〔10〕有害生物の駆除および防除方法であって、有害生物防除的に有効な量の前記〔1〕、〔2〕もしくは〔3〕のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物を、有害生物、有害生物の生息地または有害生物により侵襲され易い植物に適用するステップを含む方法。
〔11〕有用な植物の作物における草および雑草の防除方法であって、除草的に有効な量の前記〔1〕、〔2〕もしくは〔3〕のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物を、前記植物またはその生息地に適用するステップを含む方法。
〔12〕式IVの化合物
Figure 0006051444
またはその塩(式中、X、Y、Z、m、nおよびRは前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に準拠して定められた意味を有し、ならびに、R 14 は、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニルまたはベンジルである)。
〔13〕式XIVの化合物
Figure 0006051444
またはその塩(式中、Rは前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に準拠して定められた意味を有する)。
〔14〕式Vの化合物
Figure 0006051444
またはその塩(式中、Rは前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に準拠して定められた意味を有し、および、R 14 は、C 1〜6 アルキル、C 1〜6 ハロアルキル、C 2〜6 アルケニル、フェニルまたはベンジルである)。
〔15〕式XVの化合物
Figure 0006051444
またはその塩(式中、Rは前記〔1〕、〔2〕または〔3〕のいずれか一項に準拠して定められた意味を有し、ここで、P 1 およびP 2 は、相互に独立して、ホルミル、C 1〜6 アルキルカルボニル、C 1〜6 シクロアルキルカルボニル、C 1〜6 ハロアルキルカルボニル、C 2〜6 アルケニルカルボニル、C 2〜6 アルケニルオキシカルボニル、C 1〜6 アルコキシカルボニル、C 1〜6 ハロアルコキシカルボニル、任意により置換されたアリールカルボニル、任意により置換されたアリールオキシカルボニル、任意により置換されたアリール(C 1〜6 )アルコキシカルボニル、カルバモイルまたは除去可能なアミノ保護基である)。

Claims (26)

  1. 式Iの化合物
    Figure 0006051444
    (式中、
    X、YおよびZは、相互に独立して、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシ、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、ハロゲン、または、フェニルもしくはC1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルであり;
    mおよびnは、相互に独立して、0、1、2または3であり、および、m+nは1、2または3であり;
    Gは、水素、金属、アンモニウム、スルホニウム塩または不顕化基であり;
    Rは、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C1〜6シアノアルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6ハロアルケニル、C3〜6アルキニル、ベンジル、C1〜4アルコキシ(C1〜4)アルキルまたはC1〜4アルコキシ(C1〜4)アルコキシ(C1〜4)アルキルであり;
    前記不顕化基は、フェニルC1〜C8アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C8アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C3〜C8アルケニル、C3〜C8ハロアルケニル、C3〜C8アルキニル、C(Xa)−Ra、C(Xb)−Xc−Rb、C(Xd)−N(Rc)−Rd、−SO2−Re、−P(Xe)(Rf)−RgおよびCH2−Xf−Rhの群から選択され;
    式中、Xa、Xb、Xc、Xd、XeおよびXfは、相互に独立して、酸素または硫黄であり;式中、Raは、H、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C2〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールであり;
    bは、C1〜C18アルキル、C3〜C18アルケニル、C3〜C18アルキニル、C2〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C2〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキル−チオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C3〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1 3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールであり;ならびに
    cおよびRdの各々は、相互に独立して、水素、C1〜C10アルキル、C3〜C10アルケニル、C3〜C10アルキニル、C2〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C2〜C5アルキルアミノアルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C2〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C3〜C7シクロアルキルアミノ、ジ−C3〜C7シクロアルキルアミノまたはC3〜C7シクロアルコキシであり;
    または、RcおよびRdは一緒になって、OまたはSから選択される1個のヘテロ原子を任意により含有する3〜7員環を形成し;ならびに
    eは、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C2〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C3〜C7シクロアルキルアミノ、ジC3〜C7シクロアルキルアミノ、C3〜C7シクロアルコキシ、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ハロアルコキシ、C1〜C5アルキルアミノまたはC2〜C8ジアルキルアミノであり;
    fおよびRgの各々は、相互に独立して、C1〜C10アルキル、C2〜C10アルケニル、C2〜C10アルキニル、C1〜C10アルコキシ、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C2〜C5アルキルアミノアルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C2〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニル;ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリール;ヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールアミノ;ジヘテロアリールアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジヘテロアリールアミノ;フェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたフェニルアミノ;ジフェニルアミノまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたジフェニルアミノ;または、C3〜C7シクロアルキルアミノ、ジC3〜C7シクロアルキルアミノ、C3〜C7シクロアルコキシ、C1〜C10ハロアルコキシ、C1〜C5アルキルアミノまたはC2〜C8ジアルキルアミノ;または、ベンジルオキシまたはフェノキシであり、ここで、前記ベンジルおよびフェニル基は、次いで、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されていてもよく;ならびに
    hは、C1〜C10アルキル、C3〜C10アルケニル、C3〜C10アルキニル、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C2〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキリデンアミノオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、フェノキシC1〜C5アルキル(式中、前記フェニルは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、ヘテロアリールオキシC1〜C5アルキル(式中、前記ヘテロアリールは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノまたはニトロで任意により置換される)、C3〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル;フェニルまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲンもしくはニトロにより置換されたフェニル;または、ヘテロアリールまたはC1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノもしくはニトロにより置換されたヘテロアリールである)
    またはその農芸化学的に許容可能な塩もしくはN−オキシド。
  2. Rが、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シアノメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリル、3,3−ジクロロアリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチルまたはメトキシエトキシメチルである、請求項1に記載の化合物。
  3. Rが、メチル、エチルまたはメトキシメチルである、請求項2に記載の化合物。
  4. Xが、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4ハロアルキル、C1〜4アルコキシ、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニルまたはハロゲンである、請求項1、2または3に記載の化合物。
  5. Xが、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロである、請求項1、2または3に記載の化合物。
  6. Xが、メチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモまたはクロロである、請求項1、2または3に記載の化合物。
  7. YおよびZが、相互に独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロ、フェニルまたはハロ置換フェニルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 前記ハロ置換フェニルが4−クロロフェニルまたは4−フルオロフェニルである、請求項7に記載の化合物。
  9. m+nが1または2である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
  10. Gが、水素、エトキシカルボニルまたはピバロイルである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. Rがメチルであり、
    Xが、メチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモまたはクロロであり、
    YおよびZが、相互に独立して、メチル、エチル、メトキシ、ビニル、エチニル、ブロモ、クロロ、フェニル、4−フルオロフェニルまたは4−クロロフェニルであり、
    Gが、水素、エトキシカルボニルまたはピバロイルであり、ならびに
    m+nが1または2である、請求項1に記載の化合物。
  12. Xが、フェニルまたはC1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルとは異なり;ならびに、YおよびZが、これらが結合する前記フェニル置換基のオルト位を占有する場合、フェニルまたはC1〜4アルキル、C1〜4ハロアルキル、ハロゲンもしくはシアノにより置換されたフェニルとは異なる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  13. Yが前記フェニル環の4位または5位にあるフェニル置換基である場合、mが1であり、nが0であり、および、Xがメチルまたはエチルである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
  14. Xが、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロであり;
    YおよびZが、相互に独立して、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、メトキシ、ビニル、エチニル、フルオロ、ブロモ、ヨードもしくはクロロ、フェニルまたはハロ置換フェニルであり;
    mおよびnが、相互に独立して、0、1または2であると共に、m+nが1または2であり;ならびに
    Rが、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シアノメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリル、3,3−ジクロロアリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチルまたはメトキシエトキシメチルである、請求項1に記載の化合物。
  15. Gが水素である請求項1〜14のいずれか一項に記載の式Iの化合物の調製プロセスであって、IVの化合物
    Figure 0006051444
    (式中、X、Y、Z、m、nおよびRは請求項1に準拠して定められた意味を有し、ならびに、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルである)を塩基性条件で環化するステップを含むプロセス。
  16. Gが水素である請求項1〜14のいずれか一項に記載の式Iの化合物の調製プロセスであって、式XIII−aまたは式XIII−bまたは式XVIIの化合物
    Figure 0006051444
    (式中、X、Y、Z、mおよびnは請求項1に準拠して定められた意味を有し、ならびに、ここで、R15およびR16は、相互に独立して、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ならびに、ここで、R17、R18、R19およびR20は、相互に独立して、水素、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルであり、ならびに、ここで、Halはハロゲンである)、
    と、式XIVの化合物
    Figure 0006051444
    またはその塩(式中、Rは請求項1に準拠して定められた意味を有する)とを、不活性有機溶剤中で、任意により塩基の存在下に、および、任意により不活性雰囲気下で縮合させるステップを含むプロセス。
  17. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物を有害生物防除的または除草的に有効な量で含む有害生物防除または除草組成物。
  18. 前記式Iの化合物に加えて、配合補助剤を含む、請求項17に記載の組成物。
  19. 前記式Iの化合物に加えて、少なくとも1種の追加の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺軟体動物剤を含む、請求項17に記載の組成物。
  20. 前記式Iの化合物に加えて、少なくとも1種の追加の殺菌・殺カビ剤、除草剤、毒性緩和剤もしくは植物成長調節剤、または、これらの混合物を含む、請求項17に記載の組成物。
  21. 有害生物の駆除および防除方法であって、有害生物防除的に有効な量の請求項1〜14のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物を、有害生物、有害生物の生息地または植物に適用するステップを含む方法。
  22. 有用な植物の作物における草および雑草の防除方法であって、除草的に有効な量の請求項1〜14のいずれか一項に記載の式Iの化合物またはこのような化合物を含む組成物を、前記植物またはその生息地に適用するステップを含む方法。
  23. 式IVの化合物
    Figure 0006051444
    またはその塩(式中、X、Y、Z、m、nおよびRは請求項1に準拠して定められた意味を有し、ならびに、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルである)。
  24. 式XIVの化合物
    Figure 0006051444
    またはその塩(式中、Rは請求項1に準拠して定められた意味を有する)。
  25. 式Vの化合物
    Figure 0006051444
    またはその塩(式中、Rは請求項1に準拠して定められた意味を有し、および、R14は、C1〜6アルキル、C1〜6ハロアルキル、C2〜6アルケニル、フェニルまたはベンジルである)。
  26. 式XVの化合物
    Figure 0006051444
    またはその塩(式中、Rは請求項1に準拠して定められた意味を有し、ここで、P1およびP2は、相互に独立して、ホルミル、C1〜6アルキルカルボニル、C1〜6シクロアルキルカルボニル、C1〜6ハロアルキルカルボニル、C2〜6アルケニルカルボニル、C2〜6アルケニルオキシカルボニル、C1〜6アルコキシカルボニル、C1〜6ハロアルコキシカルボニル、任意により置換されたアリールカルボニル、任意により置換されたアリールオキシカルボニル、任意により置換されたアリール(C1〜6)アルコキシカルボニル、カルバモイルまたは除去可能なアミノ保護基である)。
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