JP6049363B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影者に知らせる報知媒体として外部に射出される光を用いた撮像装置に関し、特に、撮影時に最適な絞り値に調整するべく光により絞りの設定位置を報知する撮像装置に関する。
従来の撮像装置としては、筐体としてのカメラ本体(前カバー、後カバー等)、撮影の際にカメラ本体から光軸方向に繰り出すレンズ鏡筒、カメラ本体に設けられたフラッシュ,フラッシュ受光窓,及び被写界輝度を測光する測光部、レンズ鏡筒内に設けられて複数(4つ)の絞り開口を有すると共に所定軸回りに揺動する絞り部材、カメラ本体の上面に回動自在に設けられその上面に指標を有する絞り設定操作子、絞り部材と絞り設定操作子とを機械的に連結すると共に絞り設定操作に応じて絞り部材を所定の絞り位置に移動させる連結部材、絞り設定操作子の外周に沿って配列されて測光部の測光情報に応じて選択的に発光させられる複数の発光素子(LED)等を備え、レンズ鏡筒を沈胴位置から繰り出した状態において、絞り設定操作子を回転させて、その指標を複数の発光素子のうち発光している発光素子に位置合わせすることにより、最適な絞り値を設定するようにした、カメラが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、この撮像装置(カメラ)においては、絞り設定操作子の外周に沿って複数の発光素子が配列されているため、装置内に配置されて電子部品等を実装する実装基板から絞り設定操作子の近傍までフレキシブル配線板(FPC)等を配設する必要があり、構造の複雑化、フレキシブル配線板の延長によるコストの増加を招くものであった。
また、他の撮像装置としては、筐体としてのカメラ本体、カメラ本体から光軸方向に繰り出すレンズ鏡筒、カメラ本体内に配置される実装基板、実装基板に実装された発光素子(LED)、発光素子よりも光軸方向の前方においてカメラ本体に開けられた開口部、発光素子と開口部の間に直線的に配置されて発光素子から発せられた光を、開口部を通して外部に導く導光部材等を備えた、デジタルカメラが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、この撮像装置(デジタルカメラ)においては、発光素子から発せられて開口部を通り外部に射出される光は、被写体である人物に対して、デジタルカメラが撮影可能な状態もしくは撮影中であることを報知するものであり、撮影者にとっては、デジタルカメラを手元に構えた場合に、カメラ本体の前面から射出される光を確認することはできず、撮影姿勢を止めて前面を覗き込む必要がある。それ故に、撮影者自身に光情報として報知する場合には視認性が悪く好ましくなかった。
特開2002−350954号公報 特開2008−129429号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化、組み付け作業の容易化等を図りつつ、撮影者に対して光を用いて種々の情報を報知する際にその視認性を向上させることができ、特に、撮影時に最適な絞り値に調整するべく光により絞りの設定位置を報知する際の光の指向性を高めて機能的な信頼性の向上等を図れる撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、外輪郭を画定すると共に筒状部を有する筐体と、筒状部の内側に配置されると共に光軸を画定するレンズ鏡筒と、筐体の内部に配置されるユニットベースと、ユニットベースに固定される実装基板と、発光体と、発光体から発せられる光を筐体の外部に導くべく筐体の内部に配置される導光体とを備えた撮像装置であって、上記発光体は実装基板に実装され、上記筐体の筒状部は、光軸に略直角な方向に開口する開口部を有し、上記導光体は、発光体から発せられる光を入射させる入射面と、開口部を通して光軸に略直角な方向に光を射出するべく開口部に臨む射出面を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、発光体から発せられた(例えば、報知情報としての)光は、導光体によりその入射面から射出面まで導かれ、筐体の開口部を通して光軸に略直角な方向に射出される。このように、発光体の光は導光体を介して光軸に略直角な方向に射出されるため、撮影者は、装置を手元に構えた状態で、その光を装置の上方から容易に確認することができ、撮影者による視認性を向上させることができる。また、発光体は実装基板に直接実装されており、それ故に、フレキシブル配線板(FPC)を配設する必要がなく、コネクタ等が不要であり、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化、組み付け作業の容易化等を達成することができる。
上記構成において、筐体は、筒状部を有する前側カバーと、前側カバーに着脱自在に結合される後側カバーを含み、前側カバーは、筒状部の外周に沿って配列され光軸に略直角な方向に開口する開口部を有し、導光体は、開口部に射出面が対応して臨むように前側カバーの内側に配置された導光部材を含み、発光体は、導光部材に対応して実装基板に実装された発光素子を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、発光素子に対応して導光部材及びその射出面を露出させる開口部が設けられているため、発光素子が発する(例えば、報知情報としての)光を、導光部材を介して開口部から筐体の外部に射出することができる。
ここで、導光部材は、筐体の前側カバーの内側に配置されるため、予め前側カバーの内側に導光部材を取り付け、実装基板に発光素子を実装し、その実装基板をユニットベースに固定し、ユニットベースを収容するように前側カバーと後側カバーを結合することにより、発光素子と導光部材とを対応させて容易に組み付けることができる。
上記構成において、導光部材を保持すると共に前側カバーの内側に固定される組付けホルダを含み、組付けホルダは、導光部材に隣接して配置されて光を遮る遮光壁を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、組付けホルダを用いて導光部材を前側カバーに組み付けることができるため、導光部材の組み付け作業を容易に行うことができ、又、組み付けホルダに遮光壁を設けたことにより、導光部材における光の影響(導光部材により導かれる光が隣接する他の部材に回り込むような現象)を防止することができる。
上記構成において、導光部材は、その射出面に向けて光を反射させる反射面を有し、反射面は、凹面又は凸面に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、反射面により反射されて射出面から射出される光を、拡散光とすることができ、それ故に、撮影者が光を視認できる角度範囲を広く設定することができる。
上記構成において、撮影時に被写体の光量を測定する測光ユニットと、測光ユニットの測光情報に基づいて発光素子を発光させる制御手段と、筐体の筒状部に隣接して回動自在に配置されると共にその外周面に一つの絞り位置指標を有し、開口部に対応する角度位置に絞り位置指標を一致させることにより絞り値を設定し得る絞り設定操作環とを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、撮影時に測光ユニットにより被写体の光量が測定されると、その測光情報に基づく制御手段の制御信号により、発光素子が発光し、その光は導光部材を介して、開口部から射出させられる。したがって、撮影者は、その光を確認できる開口部(射出面)の位置に絞り位置指標を合わせるように絞り設定操作環を回すことで、容易に最適な絞り値を設定することができる。
上記構成をなす撮像装置によれば、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化、組み付け作業の容易化等を達成しつつ、撮影者に対して光を用いて種々の情報を報知する際にその視認性を向上させることができ、特に、撮影時に最適な絞り値に調整するべく光により絞りの設定位置を報知する際の光の指向性を高めて機能的な信頼性の向上等を達成することができる。
本発明に係る撮像装置の一実施形態を示すものであり、(a)はレンズ鏡筒が沈胴した状態を示す外観斜視図であり、(b)はレンズ鏡筒が繰り出した状態を示す外観斜視図である。 図1に示す撮像装置を分解して前方側から見た分解斜視図である。 図1に示す撮像装置を分解して後方側から見た分解斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる、筐体の前側カバー、複数の導光部材、及び組付けホルダを示す分解斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる実装基板、弾性密着部材、組付けホルダ、及び複数の導光部材を示す分解斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる発光素子が実装された実装基板、導光部材、弾性密着部材が組み付けられた状態を示す部分断面図である。 図1に示す撮像装置に含まれる導光部材の一実施形態を示すものであり、(a)は上面図、(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は(c)中のE1−E1における断面図である。 図1に示す撮像装置に含まれる導光部材の他の実施形態を示すものであり、(a)は上面図、(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は(c)中のE2−E2における断面図である。 図1に示す撮像装置に含まれる導光部材のさらに他の実施形態を示すものであり、(a)は上面図、(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は(c)中のE3−E3における断面図である。 本発明に係る撮像装置において、導光部材の射出面から筐体の開口部を通して外部に射出される光の指向状態を示すべく、装置を前方斜め上方から見た斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる筐体の前側カバー、絞り設定操作環、及び復帰バネを示す分解斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる絞り設定操作環、復帰バネ、絞り部材、歯車列、及びクリック機構を正面側から見た斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれる絞り設定操作環、復帰バネ、絞り部材、歯車列、及びクリック機構を背面側から見た斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれるレンズ鏡筒を示すものであり、(a)はその外観斜視図であり、(b)はその外筒部を省いた外観斜視図であり、(c)はその外筒部及び前側カバーを省いた外観斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれるレンズ鏡筒の(外筒部を省略した)分解斜視図である。 図1に示す撮像装置の筐体内に配置されるユニットベースの一部を示すものであり、レンズ鏡筒(外筒部、前側カバー等を省略)が沈胴状態にある斜視図である。 図1に示す撮像装置の筐体内に配置されるユニットベースの一部を示すものであり、レンズ鏡筒(外筒部、前側カバー等を省略)が繰り出し途中状態にある斜視図である。 図1に示す撮像装置の筐体内に配置されるユニットベース(一部を省略)を示す(レンズ鏡筒が沈胴した状態の)外観斜視図である。 図1に示す撮像装置の筐体内に配置されるユニットベース(一部を省略)を示す(レンズ鏡筒が繰り出した状態の)外観斜視図である。 図1に示す撮像装置の筐体内に配置されるユニットベース(一部を省略)及び復帰バネを示す(レンズ鏡筒が沈胴した状態の)斜視図である。 図1に示す撮像装置に含まれるレンズ鏡筒の繰出し機構を示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この実施形態に係る撮像装置は、インスタント写真用のフィルムユニットが装填されるインスタントカメラであり、図1ないし図5に示すように、外輪郭を画定する筐体10、筐体10の筒状部11aの内側に配置されて光軸Lを画定するレンズ鏡筒LU、筐体10の内部に配置されて所定位置に固定されるユニットベースUB、ユニットベースUBに固定される実装基板CB、実装基板CBに実装された発光体20としての複数(4つ)の発光素子21,22,23,24(図5参照)、発光素子21,22,23,24から発せられる光を筐体10の外部に導くべく筐体10の内部に配置される導光体30としての複数(4つ)の導光部材31,32,33,34、複数の導光部材31,32,33,34を保持して筐体10の前側カバー11の内側に固定される組付けホルダ40、実装基板CBと複数の導光部材31,32,33,34の間に配置される弾性密着部材50、実装基板CBに装着される測光ユニットOU及びフラッシュF、実装基板CBに設けられる制御手段としての制御回路、ユニットベースUBに組み付けられるレリーズボタンRB及びファインダユニットFU、図11ないし図21に示すように、筐体10の筒状部11aに隣接して回動自在に取り付けられた絞り設定操作環60、絞り設定操作環60を初期位置に復帰させる復帰バネ70、ユニットベースUBのベース部81及びバレル部82により往復動自在に支持されたレンズ鏡筒LUを形成する鏡筒本体90、絞り部材100、歯車列110、クリック機構120、補助クリック機構130、繰出し機構140等を備えている。
筐体10は、図1ないし図3に示すように、筒状部11aを有する前側カバー11、前側カバー11に着脱自在に結合される後側カバー12、後側カバー12に着脱自在に結合されるバッテリカバー13により構成されている。
前側カバー11は、図1ないし図5、図11に示すように、ファインダ窓11b、レリーズボタンRB用の開口部11c、フラッシュ窓11d、測光ユニットOUに光を導く受光窓11e,11f、絞り位置指標用の(導光部材31〜34のそれぞれの射出面31b,32b,33b,34bを露出させる)開口部11g,11h,11i,11j、カメラ本体側の絞り位置指標11k、絞り設定操作環60をバヨネット構造(凹凸嵌合及び回転連結構造)により嵌め込んで光軸L回りに回動自在に支持する支持部11m、絞り設定操作環60を絞り設定範囲内に回転規制する規制壁11n、ガイド孔11p等を備えている。
絞り位置指標用の開口部11g,11h,11i,11jは、筒状部11aの外周に沿って配列され光軸Lに略直角な方向に開口するように形成されている。
絞り位置指標用の開口部11g,11h,11i,11j及び絞り位置指標11kは、絞り設定操作環60の絞り位置指標64を回転させてそれぞれの位置に合わせることにより、後述する絞り部材100の5つの絞り開口102a,102b,102c,102d,102eがそれぞれ光軸L上に臨む位置に位置付けられて、それぞれに対応する絞り値が設定されるようになっている。
後側カバー12は、図3に示すように、フィルムユニットを排出する排出口12a、その他種々の操作ボタン等を備え、前側カバー11と着脱自在に結合されるようになっている。
発光体20は、図5に示すように、実装基盤CBに実装されたLED等の4つの発光素子21,22,23,24により構成されており、測光ユニットOUにより測定された被写体の光量に基づいて、制御手段により適宜発光させられるようになっている。
このように、発光体20は実装基板CBに直接実装されているため、フレキシブル配線板(FPC)を配設する必要がなく、コネクタ等が不要であり、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化、組み付け作業の容易化等を達成することができる。
導光体30は、図3ないし図7に示すように、アクリル材料等用いて成形型により成形された4つの導光部材31,32,33,34により構成されている。
導光部材31,32,33,34は、図7に示すように、全て同一の材料を用いて同一形状に形成されており、それぞれ、平面状に形成された入射面31a,32a,33a,34a、段々形状の多面体に形成された射出面31b,32b,33b,34b、射出面31b,32b,33b,34bに向けて光を反射させる平面状の反射面31c,32c,33c,34c等を備えている。
入射面31a,32a,33a,34aは、それぞれ対応する発光素子21,22,23,24の発光面よりも大きい面積をなして光軸L方向において対向するように配置される。
射出面31b,32b,33b,34bは、前側カバー11に形成された絞り位置指標用の開口部11g,11h,11i,11jにそれぞれ対応して臨むように配置される。
そして、入射面31a,32a,33a,34aから入射した発光素子21,22,23,24の光は、導光部材31,32,33,34を通過し、途中で反射させられながら、射出面31b,32b,33b,34bから射出されるようになっている。
すなわち、発光体20(発光素子21,22,23,24)から発せられた(例えば、報知情報としての)光は、導光体30(導光部材31,32,33,34)によりその入射面31a,32a,33a,34aから射出面31b,32b,33b,34bまで導かれ、図10に示すように、筐体10の開口部11g,11h,11i,11jを通して光軸Lに略直角な方向に射出される。
このように、発光体20の光は導光体30を介して光軸Lに直角な方向に射出されるため、撮影者はその光を装置の上方から容易に確認することができ、撮影者の視認性を向上させることができる。
ここでは、射出面31b,32b,33b,34bが多面体に形成されているため、撮影者が撮像装置を保持した状態で上方から見下ろすような状態において、射出面31b,32b,33b,34bから射出される光を、撮影者に向かって方向付けることができ、光の指向性を容易に調節することができる。
また、4つの導光部材31,32,33,34は同一材料を用いて同一形状に形成されているため、成形型のコスト、管理コスト等を低減することができる。特に、装置内の複雑な隙間空間を抜けるようにして導光部材を配置する場合は、複雑な屈曲形状にする必要があるが、その際にも一つの成形型でよいため、それぞれに成形型を要する場合に比べて成形型のコストを低減することができる。
尚、導光部材としては、図8に示すように、射出面31b´,32b´,33b´,34b´が平面状に形成され、反射面31c´,32c´,33c´,34c´が凹状に形成された導光部材31´,32´,33´,34´を採用してもよく、又、図9に示すように、射出面31b´,32b´,33b´,34b´が平面状に形成され、反射面31c´´,32c´´,33c´´,34c´´が凸状に形成された導光部材31´´,32´´,33´´,34´´を採用してもよい。
これによれば、反射面により反射されて射出面から射出される光を、拡散光とすることができ、それ故に、撮影者が光を視認できる角度範囲を広く設定することができる。
組付けホルダ40は、図3ないし図5に示すように、4つの導光部材31,32,33,34を保持して前側カバー11の内側にネジ等により着脱自在に固定されるものであり、保持部41、4つの貫通孔42aを有すると共にネジ等により締結されるフランジ部42、保持部41において立設された3つの遮光壁43を備えている。
3つの遮光壁43は、4つの導光部材31,32,33,34の相互間に配置されるように形成されている。
これによれば、組付けホルダ40を用いて複数の導光部材31,32,33,34を前側カバー11に組み付けることができるため、複数の導光部材31,32,33,34の組み付け作業を容易に行うことができ、又、組み付けホルダ40に遮光壁43を設けたことにより、複数の導光部材31,32,33,34の相互間における光の影響(一つの導光部材により導かれる光が隣接する他の導光部材に回り込むような現象)を防止することができる。
弾性密着部材50は、図5及び図6に示すように、例えば弾性変形し得るゴム部材あるいはスポンジ等により平板状に形成されており、4つの発光素子21,22,23,24のそれぞれの発光面よりも大きくかつ4つの導光部材31,32,33,34のそれぞれの入射面31a,32a,33a,34aよりも小さい開口をなす4つの貫通孔51を備えている。
そして、弾性密着部材50は、図6に示すように、実装基板CBと4つの導光部材31,32,33,34との間に密着するように配置されるようになっている。
これによれば、それぞれの発光素子21,22,23,24から発せられた光は、それぞれの貫通孔51を通して、対応するそれぞれの導光部材31,32,33,34の入射面31a,32a,33a,34aに導かれるため、隣接する他の導光部材の入射面への光の回り込みを防止することができる。
上記のように、複数の発光素子21,22,23,24に対応して複数の導光部材31,32,33,34及びそれぞれの射出面31b,32b,33b,34bを露出させる複数の開口部11g,11h,11i,11jが設けられているため、それぞれの発光素子21,22,23,24が発する光をそれぞれに対応する導光部材31,32,33,34を介して対応する開口部11g,11h,11i,11jから筐体10の外部に射出することができる。
また、複数の導光部材31,32,33,34は、筐体10の前側カバー11の内側に配置されるため、予め前側カバー11の内側に組付けホルダ40を用いて複数の導光部材31,32,33,34を取り付け、実装基板CBに複数の発光素子21,22,23,24を直接実装し、その実装基板CBをユニットベースUBに固定し、ユニットベースUBを収容するように前側カバー11と後側カバー12を結合することにより、複数の発光素子21,22,23,24と複数の導光部材31,32,33,34とをそれぞれ対応させて容易に組み付けることができる。
絞り設定操作環60は、図11ないし図13に示すように、円環状に形成されており、復帰バネ70を伸縮自在に円弧状に収容する凹部61、復帰バネ70の一端部71を掛止する掛止突起62、復帰バネ70の他端部72を(ユニットベースUBのバレル部82の方向変換部82hを経由して(図20及び図21参照))レンズ鏡筒LUの掛止部94dに掛止した状態でその回動を許容する円弧状の貫通孔63、絞り位置指標64、規制壁11nに当接し得る当接部65、ユニットベースUB(のバレル部82)の規制壁82g(図18及び図19を参照)に当接し得る当接部66、径方向の内側を向くように円弧状に形成された駆動歯列67(図13参照)、背面側にV字溝状に形成された複数(5つ)の被係合部68a〜68e等を備えている。
そして、絞り設定操作環60は、撮影者が指等で直接掴んで光軸L回りに回転させることにより、駆動歯列67と噛合する歯車列110を介して、絞り部材100を適宜所定の絞り位置に位置付けるようになっている。また、絞り設定操作環60は、当接部65と規制壁11nとの関係及び当接部66と規制壁82gとの関係により、絞り部材100の複数(5つ)の絞り開口102a,102b,102c,102d,102eに対応する絞り設定範囲内に回転が規制され、一方の回転端にて所定の絞り値(頻繁に使用される絞り値)を設定する初期位置(絞り位置指標64が開口部11gに一致し、絞り開口102aが光軸Lに臨む位置)に位置付けられるようになっている。
復帰バネ70は、図11ないし図15、図20に示すように、光軸Lに垂直な平面上において凹部61に収容されると共にその一端部71が絞り設定操作環60(の掛止突起62)に掛止され、その途中領域がユニットベースUBの方向変換部82hにより屈曲されて光軸L方向に伸長するように方向変換されると共にその他端部72がレンズ鏡筒LU(の鏡筒ベース94の掛止部94d)に掛止された引張り型のコイルバネである。
そして、復帰バネ70は、クリック機構120(クリックレバー121、付勢バネ122)による絞り部材100のクリック保持を解除した際に、初期位置(絞り位置指標用の開口部11gに絞り位置指標64が一致する位置)に、絞り設定操作環60を自動的に回転復帰させる付勢力を及ぼすものである。
ここでは、レンズ鏡筒LUが図20に示すように沈胴状態にあるときは、復帰バネ70が引っ張られて付勢力が高められ、一方、レンズ鏡筒LUが繰り出し状態にあるときは、復帰バネ70が縮められて付勢力が弱められるようになっているため、レンズ鏡筒LUが繰り出した状態において、手動による絞り操作の負荷を低減でき、絞り設定操作環60の回転操作性を向上させることができる。
ユニットベースUBは、図2及び図3に示すように、筐体10の内部に配置されて固定されるものであり、図16ないし図19に示すように、略矩形のベース部81、ベース部81の前側に結合される筒状のバレル部82等により構成されており、光軸L方向に繰り出し及び沈胴自在に支持されたレンズ鏡筒LU、レンズ鏡筒LUを光軸L方向(の前方)に繰り出すための繰出し機構140等を保持している。
バレル部82は、図16ないし図19に示すように、レンズ鏡筒LU(の鏡筒ベース94)の突出部94bを光軸L方向にガイドする複数のガイド溝82a、クリックレバー121のフォロワ部121cに対してカム作用を及ぼすカム部82b、トグルバネ145の他端部145bを掛止する掛止突起82c、繰出しレバー144を回動自在に支持する支軸82d、レバーカバー146をネジにより締結する3つのボス部82e、ガイドシャフト142の端部を嵌め込む嵌合穴82f、絞り設定操作環60が初期位置から一方側に回転したときにその当接部66が当接して回転端を規制する規制壁82g、復帰バネ70の伸長方向を変換する方向変換部82h、レンズ鏡筒LUの光軸L方向における沈胴位置及び繰出し位置を規定する沈胴側ストッパ及び繰り出し側ストッパ(不図示)等を備えている。
レンズ鏡筒LUは、図14及び図15に示すように、鏡筒本体90、絞り部材100、歯車列110(移動歯車111,112,113)、クリック機構120(クリックレバー121、付勢バネ122)、補助クリック機構130(係合ピン131、付勢バネ132、取付カバー133)、鏡筒ベース94に設けられたシャッタ機構SM(シャッタ部材SM1,シャッタ歯車SM2,及びシャッタバネSM3)、外筒部95の前側に設けられたバリヤ機構BM等を備えている。
鏡筒本体90は、図15に示すように、レンズG1を押えて固定するレンズ押え91、レンズ押え91を前側から組み込む前側カバー92、レンズG2を押えて固定するレンズ押え93、レンズ押え93を後側から組み込む鏡筒ベース94、鏡筒ベース94の周りに配置される外筒部95、鏡筒ベース94の内部に配置される地板96等により構成されている。
鏡筒ベース94は、図15に示すように、光を通す開口94a、ユニットベースUB(のバレル部82)に形成されたガイド溝82aに挿入されて光軸L方向にガイドされる突出部94b、付勢バネ122の他端部122bを掛止する掛止部94c、復帰バネ70の他端部72を掛止する掛止部94d、補助クリック機構130を組み付ける筒状部(不図示)等を備えている。
地板96は、図15に示すように、光を通す開口96a、絞り部材100を光軸Lに垂直な面内で回動自在に支持するべく光軸Lに平行な回転軸96b、移動歯車113を回動自在に支持する支軸96c等を備えている。
絞り部材100は、図12及び図13に示すように、円盤状に形成されて、地板96の回転軸96b回りに回動自在に支持されかつレンズ鏡筒LUと一体的に光軸L方向に移動するべくレンズ鏡筒LU内に配置されており、光軸Lに平行な回転軸96bを通す中心孔101aを画定する被動歯車101、回転軸96bを中心に周方向に配列された複数(5つ)の絞り開口102a,102b,102c,102d,102e、5つの絞り開口102a〜102eにそれぞれ対応して外周に凹状に形成されクリックレバー121の係合部121aが離脱可能に係合し得る5つの被係合部103a,103b,103c,103d,103e等を備えている。
歯車列110は、図12、図13、図16ないし図19に示すように、レンズ鏡筒LUと一体的に光軸L方向に移動するべくレンズ鏡筒LUに保持された移動歯車111,112,113と、筐体10に固定されたユニットベースUB(のバレル部82)に保持されて光軸L方向に長尺な円柱状をなす長尺歯車114により構成されている。
そして、絞り設定操作環60を回動させると、駆動歯列67に噛合した長尺歯車114が回動し、長尺歯車114に噛合した移動歯車111及び移動歯車112,113を介して被動歯車101が回動し、被動歯車101と一体的に絞り部材100が回転軸96b回りに回動するようになっている。ここで、長尺歯車114は、レンズ鏡筒LUの光軸L方向における移動範囲に亘って駆動歯列67及び移動歯車111と常時噛合しているため、レンズ鏡筒LUの沈胴状態から繰り出し状態に至る全域において、絞り設定操作環60の回動動作を絞り部材100の回動動作に確実に変換して連動させることができる。
クリック機構120は、図12、図13、図14(c)、図16、図17に示すように、クリックレバー121及び付勢バネ122により構成されている。
クリックレバー121は、絞り部材100の被係合部103a〜103eに離脱可能に係合し得るローラ状の係合部121a、付勢バネ122の一端部122aを掛止する掛止部121b、ユニットベースUBのカム部82bに係合し得るフォロワ部121cを備えている。
付勢バネ122は、捩りバネであり、その一端部122aがクリックレバー121の掛止部121bに掛止され、その他端部122bが鏡筒ベース94の掛止部94cに掛止され、クリックレバー121の係合部121aが絞り部材100の被係合部103a〜103eに係合する向きにクリックレバー121を回転付勢するように形成されている。
そして、クリックレバー121は、レンズ鏡筒LUと一体的に光軸L方向に移動するべくレンズ鏡筒LU内に設けられて光軸Lに垂直な面内で揺動すると共に、レンズ鏡筒LUが図17に示す繰り出し側にあるとき絞り部材100を所定の絞り位置にクリック保持し、図16に示す沈胴位置に沈胴することにより、カム部82bによりカム作用を受けて、付勢バネ122の付勢力に抗しつつ、絞り部材100から離脱してクリック保持を解除するようになっている。
補助クリック機構130は、図15に示すように、鏡筒ベース94の筒状部(不図示)に設けられており、光軸L方向に可動に収容された係合ピン131、係合ピン131を光軸L方向の繰り出し側に向けて付勢する付勢バネ132、付勢バネ132を圧縮した状態にて取り付ける取付カバー133により構成されている。
そして、補助クリック機構130は、レンズ鏡筒LUが繰り出し位置にあるとき、係合ピン131が付勢バネ132の付勢力を受けながら絞り設定操作環60の複数の被係合部68a〜68eの一つに係合して絞り設定操作環60をその絞り位置に(絞り位置指標64が絞り位置指標用の開口部11g〜11j、及び絞り位置指標11kの一つに一致する位置に)クリック保持し、一方、レンズ鏡筒LUが沈胴位置に沈胴することにより、絞り設定操作環60から離脱してクリック保持を解除するようになっている。
繰出し機構140は、図16、図17、図21に示すように、撮影者が押し込み操作を行う押しボタン141、押しボタン141を光軸L方向に往復動自在にガイドするガイドシャフト142、ガイドシャフトイ142の周りに配置されて押しボタン141を押し込む前の休止位置に戻す付勢力を及ぼす戻しバネ143、押しボタン141に連動して光軸Lに垂直な支軸82d回りに揺動する繰出しレバー144、レンズ鏡筒LUに対して沈胴途中から沈胴方向に付勢力を及ぼしかつ繰り出し途中から繰り出し方向に付勢力を及ぼすトグルバネ145、繰出しレバー144を脱落しないように規制するレバーカバー146等を備えている。
押しボタン141は、図21に示すように、繰出しレバー144のU字状連結部144bに連結される連結部141aを備えており、前側カバー11のガイド孔11p及びガイドシャフト142により、光軸L方向に往復動自在にガイドされると共に抜け落ちないように組み付けられて、撮影者が指等で押込んで繰り出し操作を行うことができるように形成されている。
ガイドシャフト142は、図21に示すように、その後端部がバレル部82の嵌合穴82fに嵌合されて組み付けられ、その前端側から戻しバネ143が組み付けられ、さらに押しボタン141が組み付けられるように形成されている。
戻しバネ143は、図21に示すように、圧縮型のコイルバネであり、ガイドシャフト142の周りに組み込まれて、押しボタン141を光軸L方向の前方側(繰り出し側)に向けて付勢するように形成されている。
繰出しレバー144は、図21に示すように、バレル部82の支軸82dに嵌め込まれて支持される円孔144a、押しボタン141の連結部141aに連結されるU字状連結部144b、レンズ鏡筒LUの突出部94bに対して光軸L方向の後方側から離脱可能に係合する係合部144cを備えている。
トグルバネ145は、図16ないし図19に示すように、コイル型の捩りバネであり、その一端部145aがレンズ鏡筒LUの突出部94bに掛止され、その他端部145bがバレル部82の掛止突起82cに掛止され、図16及び図18に示すように、レンズ鏡筒LUが沈胴位置にあるときレンズ鏡筒LUを沈胴状態に保持するように付勢力を及ぼし、一方、図17及び図19に示すように、レンズ鏡筒LUが繰り出し側にあるときレンズ鏡筒LUを繰り出し状態に保持するように付勢力を及ぼすように形成されている。
レバーカバー146は、図21に示すように、繰出しレバー144が支軸82dに嵌め込まれて支持された状態で、繰出しレバー144を外側から覆うように配置されて脱落を規制するべく、ネジ等によりバレル部82に締結されるように形成されている。
次に、上記撮像装置の動作について説明する。
先ず、撮像装置において、撮影しない休止状態において、図1(a)及び図18に示すように、レンズ鏡筒LUは筐体10内に沈胴した状態にあり、レンズG1はバリヤ機構BMにより閉塞されている。
また、この沈胴状態において、クリック機構120のクリックレバー121は、付勢バネ122の付勢力に抗してカム部82bからカム作用を受けて、図16に示すように絞り部材100から離脱した状態にあり、補助クリック機構130の係合ピン131は絞り設定操作環60から離脱した状態にあり、絞り設定操作環60は復帰バネ70の付勢力により初期位置に復帰させられると共に当接部65が規制壁11nに当接して位置決めされ、絞り位置指標64が筐体10の絞り位置指標用の開口部11gに一致している。
このとき、絞り部材100は、連動機構(駆動歯列67、被動歯車101、歯車列110)を介して、図16に示すように、絞り開口102aが光軸L上に臨む位置に位置付けられて保持されている。
続いて、撮影を行う際には、撮影者が押しボタン141を押すと、繰出し機構140の繰り出し動作により、図1(b)及び図19に示すように、レンズ鏡筒LUが筐体10から繰り出すと共に、クリックレバー121はカム部82bのカム作用から解放されて、付勢バネ122の付勢力により、図17に示すように絞り部材100の被係合部103aに係合して、絞り部材100をクリック力保持し、又、補助クリック機構130の係合ピン131が被係合部68aに係合して絞り設定操作環60をクリック保持する。尚、レンズ鏡筒LUの繰り出し動作に連動して、バリヤ機構BMは開き動作を行ってレンズG1を露出させる。
続いて、筐体10に設けられた測光ユニットOUにより被写体の光量が測定されて、必要な絞り値の情報が得られると、その測光情報に基づいて、制御手段の制御信号により、4つの発光素子21〜24のうちの一つの発光素子が発光し、その光は、4つの導光部材31〜34のうちの対応する導光部材を経由して、対応する絞り位置指標用の開口を通して射出面から筐体10の外部に射出される。
例えば、発光素子21が発光した場合、導光部材31を経由した光は射出面31bから開口部11gを通して外部に射出される(開口部11gが点灯する)。このとき、絞り位置指標64は既に点灯する開口部11gに一致しているため、そのまま撮影を行うことになる。
また、発光素子22が発光した場合、導光部材32を経由した光は射出面32bから開口部11hを通して外部に射出される(開口部11hが点灯する)。このとき、撮影者は、絞り位置指標64を点灯する開口部11hに合わせるように絞り設定操作環60を回転させると、絞り部材100は、連動機構を介して、絞り開口102bが光軸L上に臨む位置に回転すると共にクリックレバー121の係合部121aが被係合部103bに係合してクリック保持され、又、係合ピン131が被係合部68bに係合して絞り設定操作環60がその絞り位置にクリック保持される。
また、発光素子23が発光した場合、導光部材33を経由した光は射出面33bから開口部11iを通して外部に射出される(開口部11iが点灯する)。このとき、撮影者は、絞り位置指標64を点灯する開口部11iに合わせるように絞り設定操作環60を回転させると、絞り部材100は、連動機構を介して、絞り開口102cが光軸L上に臨む位置に回転すると共にクリックレバー121の係合部121aが被係合部103cに係合してクリック保持され、又、係合ピン131が被係合部68cに係合して絞り設定操作環60がその絞り位置にクリック保持される。
さらに、発光素子24が発光した場合、導光部材34を経由した光は射出面34bから開口部11jを通して外部に射出される(開口部11jが点灯する)。このとき、撮影者は、絞り位置指標64を点灯する開口部11jに合わせるように絞り設定操作環60を回転させると、絞り部材100は、連動機構を介して、絞り開口102dが光軸L上に臨む位置に回転すると共にクリックレバー121の係合部121aが被係合部103dに係合してクリック保持され、又、係合ピン131が被係合部68dに係合して絞り設定操作環60がその絞り位置にクリック保持される。
尚、近接撮影等の特殊な絞り状態において撮影を行う場合は、撮影者は、絞り位置指標64をカメラ本体側の絞り位置指標11kに合わせるように絞り設定操作環60を回転させると、絞り部材100は、連動機構を介して、絞り開口102eが光軸L上に臨む位置に回転すると共にクリックレバー121の係合部121aが被係合部103eに係合してクリック保持され、又、係合ピン131が被係合部68eに係合して絞り設定操作環60がその絞り位置にクリック保持される。
一方、絞り部材100がいずれかの絞り位置にある状態において、撮影者がレンズ鏡筒LUを押し込んで沈胴させると、図16に示すように、この沈胴動作に連動してクリックレバー121のフォロワ部121cがカム部82bからカム作用を受けて、クリックレバー121の係合部121aが絞り部材100から離脱してクリック機構120によるクリック保持が解除され、又、係合ピン131が絞り設定操作環60の被係合部68a〜68eから離脱して補助クリック機構130によるクリック保持が解除され、絞り設定操作環60は復帰バネ70の付勢力により所定の絞り値を設定する初期位置(絞り部材100の絞り開口102aが光軸L上の臨む位置でかつ絞り位置指標64が絞り位置指標用の開口部11gに一致する位置)に自動的に回転復帰する。尚、レンズ鏡筒LUの沈動動作に連動して、バリヤ機構BMは閉じ動作を行ってレンズG1を覆う。
このように、撮影時に被写体の光量を測定する測光ユニットOU、測光ユニットOUの測光情報に基づいて複数の発光素子21〜24の一つを発光させる制御手段、筐体10の筒状部11aに隣接して回動自在に配置されると共にその外周面に一つの絞り位置指標64を有し複数の開口部11g〜11jに対応するそれぞれの角度位置に絞り位置指標64を一致させることにより複数の絞り値を設定し得る絞り設定操作環60を含む構成を採用したことにより、撮影者は、発光素子21〜24の光を確認できる開口部11g〜11j(射出面31b〜34b)の位置に絞り位置指標64を合わせるように絞り設定操作環60を回すことで、最適な絞り値を設定することができる。
また、発光体20から発せられた(報知情報としての)光は、導光体30によりその入射面31a〜34aから射出面31b〜34bまで導かれ、筐体10の開口部11g〜11jを通して光軸Lに略直角な方向に射出されるため、撮影者は、装置を手元に構えた状態で、その光を装置の上方から容易に確認することができ、撮影者による視認性を向上させることができる。
上記実施形態においては、発光体20として4つの発光素子21〜24を採用し、導光体30として4つの導光部材31〜34を採用し、筐体10の筒状部11aにおいて4つの絞り位置指標用の開口部11g〜11jを採用した場合を示したが、これらの個数は4つに限定されるものではなく、それ以下又はそれ以上の個数を採用することができる。
上記実施形態においては、複数の導光部材31〜34が全て同一の材料を用いて同一形状に形成された場合を示したが、これに限定されるものではなく、個々に異なる材料及び異なる形状をなすものを採用してもよい。
上記実施形態においては、複数の導光部材31〜34を保持して筐体10の前側カバー11に固定される組付けホルダ40を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、複数の導光部材31〜34が個々に前側カバー11に組み付けられる構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、レンズ鏡筒LUを繰り出すための繰出し機構140を備えた構成において本発明を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、レンズ鏡筒を操作者が指等で掴んで繰り出させる構成、あるいは、レンズ鏡筒が繰り出さない構成において本発明を採用することもできる。
上記実施形態においては、クリック機構120及び補助クリック機構130を備えた構成において本発明を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、これらのクリック機構を備えない構成において本発明を採用することもできる。
以上述べたように、本発明に係る撮像装置は、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化、組み付け作業の容易化等を達成しつつ、撮影者に対して光を用いて種々の情報を報知する際にその視認性を向上させることができ、特に、撮影時に最適な絞り値に調整するべく光により絞りの設定位置を報知する際の光の指向性を高めて機能的な信頼性の向上等を達成することができるため、インスタントカメラに限らず、その他のカメラ、光学機器等においても有用である。
L 光軸
LU レンズ鏡筒
UB ユニットベース
CB 実装基板
OU 測光ユニット
FU ファインダユニット
F フラッシュ
RB レリーズボタン
10 筐体
11 前側カバー
11a 筒状部
11b ファインダ窓
11c 開口部
11d フラッシュ窓
11e,11f 受光窓
11g,11h,11i,11j 絞り位置指標用の開口部
11k 絞り位置指標
11m 支持部
11n 規制壁
11p ガイド孔
12 後側カバー
12a 排出口
13 バッテリカバー
20 発光体
21,22,23,24 発光素子
30 導光体
31,31´,31´´,32,32´,32´´,33,33´,33´´,34,34´,34´´ 導光部材
31a,32a33a,34a 入射面
31b,31b´,32b,32b´,33b,33b´,34b,34b´ 射出面
31c,31c´,31c´´,32c,32c´,32c´´,33c,33c´,33c´´,34c,34c´,34c´´ 反射面
40 組付けホルダ
41 保持部
42 フランジ部
42a 貫通孔
43 遮光壁
50 弾性密着部材
51 貫通孔
60 絞り設定操作環
61 凹部
62 掛止突起
63 貫通孔
64 絞り位置指標
65,66 当接部
67 駆動歯列
68a,68b,68c,68d,68e 被係合部
70 復帰バネ
71 一端部
72 他端部
81 ベース部
82 バレル部
82a ガイド溝
82b カム部
82c 掛止突起
82d 支軸
82e ボス部
82f 嵌合穴
82g 規制壁
82h 方向変換部
90 鏡筒本体
91 レンズ押え
G1 レンズ
92 前側カバー
93 レンズ押え
G2 レンズ
94 鏡筒ベース
94a 開口
94b 突出部
94c,94d 掛止部
95 外筒部
96 地板
96a 開口
96b 回転軸
96c 支軸
100 絞り部材
101 被動歯車
101a 中心孔
102a,102b,102c,102d,102e 絞り開口
103a,103b,103c,103d,103e 被係合部
110 歯車列
111,112,113 移動歯車
114 長尺歯車
120 クリック機構
121 クリックレバー
121a 係合部
121b 掛止部
121c フォロワ部
122 付勢バネ
122a 一端部
122b 他端部
130 補助クリック機構
131 係合ピン
132 付勢バネ
133 取付カバー
140 繰出し機構
141 押しボタン
142 ガイドシャフト
143 戻しバネ
144 繰出しレバー
145 トグルバネ
146 レバーカバー

Claims (4)

  1. 外輪郭を画定すると共に筒状部を有する筐体と、前記筒状部の内側に配置されると共に光軸を画定するレンズ鏡筒と、前記筐体の内部に配置されるユニットベースと、前記ユニットベースに固定される実装基板と、発光体と、前記発光体から発せられる光を前記筐体の外部に導くべく前記筐体の内部に配置される導光体とを備えた撮像装置であって、
    前記筐体は、前記筒状部を有する前側カバーと、前記前側カバーに着脱自在に結合される後側カバーを含み、
    前記前側カバーは、前記筒状部の外周に沿って配列され光軸に略直角な方向に開口する開口部を有し、
    前記導光体は、前記発光体から発せられる光を入射させる入射面と、前記開口部を通して光軸に略直角な方向に光を射出するべく前記開口部に射出面が対応して臨むように前記前側カバーの内側に配置された導光部材を含み、
    前記発光体は、前記導光部材に対応して前記実装基板に実装された発光素子を含む、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記導光部材を保持すると共に前記前側カバーの内側に固定される組付けホルダを含み、
    前記組付けホルダは、前記導光部材に隣接して配置されて光を遮る遮光壁を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記導光部材は、その射出面に向けて光を反射させる反射面を有し、
    前記反射面は、凹面又は凸面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 撮影時に被写体の光量を測定する測光ユニットと、
    前記測光ユニットの測光情報に基づいて前記発光素子を発光させる制御手段と、
    前記筐体の筒状部に隣接して回動自在に配置されると共にその外周面に一つの絞り位置指標を有し、前記開口部に対応する角度位置に前記絞り位置指標を一致させることにより絞り値を設定し得る絞り設定操作環と、を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の撮像装置。
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