JP2002296656A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002296656A
JP2002296656A JP2001094960A JP2001094960A JP2002296656A JP 2002296656 A JP2002296656 A JP 2002296656A JP 2001094960 A JP2001094960 A JP 2001094960A JP 2001094960 A JP2001094960 A JP 2001094960A JP 2002296656 A JP2002296656 A JP 2002296656A
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Application number
JP2001094960A
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English (en)
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Mitsuo Manabe
充雄 真鍋
Kenji Yamane
健二 山根
Yukihiro Kaneko
幸裕 金子
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/106,987 priority patent/US6661971B2/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/18Focusing aids

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を少なくし、製造コストの低減に資
することができるカメラを提供する。 【解決手段】 保持部材2は、カメラ本体10の上部に
取り付けられる。この保持部材2は、測距用の素子やフ
ァインダなどを保持するブロック部30と、電池を保持
する半円筒部40と、カメラ本体10のギア列12Aを
保持するプレート部20とを一体に形成したものであ
る。これにより、カメラ1の部品点数を少なくし、製造
コストの低減に資することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関するも
のであり、より詳細には、被写体までの距離の測定(す
なわち測距)を行う素子などを保持する保持部材を有す
るカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラにおいて、測距用の素子
(発光素子および受光素子)やファインダを構成する光
学部品など、高い取付精度が必要な構成部品は、ブロッ
ク状の保持部材に取り付けられるようになっている。こ
の保持部材は、カメラ本体の上側に例えばねじなどによ
り取り付けられる。このような保持部材の構成例は、特
開平10−312014号公報に開示されている。この
公報に開示された保持部材は、測距用の素子やファイン
ダ光学部品を保持するほか、カメラ本体の上面に設けら
れたギア列をも保持するよう構成されている。
【0003】ところで、カメラには、電池を収容するた
めの電池室が設けられている。電池室は、特開2000
−111986号公報に開示されているように、カメラ
本体の上側に、ファインダなどに隣接して取り付けられ
るものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、カメラの製造コ
ストを低減するため、部品点数を少なくすることが強く
望まれている。しかしながら、上述したように、測距用
の素子やファインダ光学部品を保持する保持部材と、電
池室とを別々に構成したのでは、部品点数を少なくする
ことが難しいという問題がある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、部品点数を少なくし、製造コ
ストの低減に資することができるカメラを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
被写体までの距離を測定する測距手段を有するカメラで
あって、カメラ本体と、このカメラ本体に取り付けられ
ると共に、少なくとも測距手段を保持する第1の保持部
と、電池を保持する第2の保持部とを一体として有する
保持部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】本発明によりカメラでは、少なくとも測距
手段を保持する第1の保持部と、電池を保持する第2の
保持部とが一体となって保持部材を構成しており、この
保持部材がカメラ本体に取り付けられる。
【0008】なお、本発明によるカメラでは、保持部材
は、第1の保持部と第2の保持部との間に、弾性変形可
能な緩衝部を一体として有することが好ましい。さら
に、カメラ本体は、フィルムを巻き取るための回転可能
な巻取スプールを有しており、保持部材は、さらに、巻
取スプールを回転可能に保持することが好ましい。加え
て、保持部材は、一方向に長い形状を有すると共に、そ
の長さに直交する方向において規定される幅を有してお
り、保持部材において、その幅方向におけるほぼ中心部
を通って長さ方向に延びる中心軸を規定すると、保持部
材は、中心軸に沿った方向において中心軸を挟んで交互
に配列された複数の箇所で、カメラ本体に固定されてい
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態に係るカメラ
1の正面図(すなわち、被写体側から見た図)である。
以下の説明では、カメラ1の被写体側を「前方」とし、
撮影者側を「後方」とする。カメラ1は、いわゆるコン
パクトカメラであり、直方体形状の外装ケース14を有
している。カメラ1の正面視における略中央部には、撮
影レンズを備えたズームレンズ鏡銅11が設けられてい
る。カメラ1において、ズームレンズ鏡銅11の両側に
は、図示しないフィルムカートリッジが装填される収納
室12と、フィルムカートリッジから送り出されたフィ
ルムが巻き取られる巻取室13とが設けられている。な
お、カメラ1は、フィルムの給送方向(すなわち、図1
に示す左右方向)に長い形状を有している。
【0011】カメラ1において、ズームレンズ鏡銅11
の上側には、測光用受光部15、測距用発光部16、赤
目防止ランプ17、ファインダ部18および測距用受光
部19が設けられている。測距用発光部16および測距
用受光部19は、被写体までの距離を測定するためのも
のである。また、測距用受光部19に隣接して、ストロ
ボ用窓部65が設けられている。
【0012】図2は、図1に示したカメラ1の内部構造
を表す分解斜視図である。カメラ1は、外装ケース14
(図1)により覆われたカメラ本体10を有している。
カメラ本体10は、上述したレンズ鏡銅11と収納室1
2と巻取室13とを備えて構成されたものである。カメ
ラ本体10の上側には、保持部材2が取り付けられてい
る。この保持部材2は、プラスチックの一体成形により
構成されたものであり、カメラ1の長さ方向に沿って長
い形状を有している。ここで、保持部材2は、本発明に
おける「保持部材」の一具体例に対応するものである。
【0013】保持部材2は、その長さ方向に沿って、プ
レート部20と、ブロック部30と、半円筒部40とを
備えている。これらプレート部20、ブロック部30お
よび半円筒部40は、保持部材2がカメラ本体10に取
り付けられた状態で、それぞれ収納室12、ズームレン
ズ鏡銅11および巻取室13の上側に位置するものであ
る。プレート部20は、カメラ本体10の収納室12の
上部に設けられたギア列12Aを保持するためのもので
ある。ブロック部30は、図1に示した測光用受光部1
5、測距用発光部16、赤目防止ランプ17、ファイン
ダ部18および測距用受光部19のそれぞれの構成部品
を保持するものである。半円筒部40は、電池を保持す
るものである。ここで、ブロック部30は、本発明にお
ける「第1の保持部」の一具体例に対応し、半円筒部4
0は、本発明における「第2の保持部」の一具体例に対
応する。
【0014】プレート部20は、上側に所定量突出する
凸部21を有している。この凸部21の下側(すなわ
ち、カメラ本体10側)は凹部となっており、この凹部
にギア列12Aが収容されるようになっている。なお、
ギア列12Aは、カメラ本体10の収納室12に収容さ
れる図示しないフィルムカートリッジのスプールを回動
させるためのものである。
【0015】ブロック部30は、プレート部20に近い
方から順に、第1取付部31,第2取付部32,第3取
付部33,第4取付部34および第5取付部35を有し
ている。
【0016】第1取付部31は、略角柱状の部位であ
り、その前面に開口する孔を有している。第1取付部3
1の開口部分には、測光用レンズ15Aが取り付けられ
ており、第1取付部31の内部には、測光用受光素子1
5Bが取り付けられている。これら測光用レンズ15A
および測光用受光素子15Bは、測光用受光部15(図
1)を構成している。
【0017】第2取付部32は、略筒状の部位であり、
その前面に開口する孔を有している。第2取付部32の
開口部分には、投光用レンズ16Aが取り付けられてお
り、第2取付部32の内部には、赤外線を発する発光素
子16Bが取り付けられている。これら投光用レンズ1
6Aおよび発光素子16Bは、上述した測距用発光部1
6(図1)を構成している。
【0018】第3取付部33は、略角柱状の部位であ
り、その前面に開口する孔を有している。第3取付部3
3の開口部分には、発光ダイオード(LED)よりなる
赤目防止ランプ17が取り付けられている。
【0019】第4取付部34は、略角柱状の中空容器で
あり、その前面に窓部を有している。この第4取付部3
4には、一対の移動レンズ18A,18B、およびこれ
ら移動レンズ18A,18Bを前後方向に移動案内する
ガイドバー18Cが収容されている。第4取付部34の
後方側には、視野枠18D,プリズム18Eおよび接眼
レンズ18Fが取り付けられている。これら移動レンズ
18A,18B、視野枠18D、プリズム18Eおよび
接眼レンズ18Fは、ファインダ部18(図1)を構成
するものである。移動レンズ18A,18Bは、ズーム
レンズ鏡銅11内の図示しないズームレンズと連動して
移動するようになっており、ズームレンズの移動位置に
より定まる撮影倍率に対応した倍率の被写体像が、接眼
レンズ18Fを介して観察できるようになっている。
【0020】第5取付部35は、略角柱状の部位であ
り、その前面に開口する孔を有している。第5取付部3
5の開口部分には、受光用レンズ19Aが取り付けられ
ており、第5取付部35の内部には、フォトダイオード
よりなる受光素子19Bが取り付けられている。これら
受光用レンズ19Aおよび受光素子19Bは、測距用受
光部19(図1)を構成しており、上述した測距用発光
部16から発せられた光の反射光を受光するようになっ
ている。
【0021】図3は、図1に示したカメラ1の線分II
I−IIIにおける矢視方向の断面図である。半円筒部
40は、前方側に向かって凸となるよう形成された略半
円弧形状の円弧壁41を有している。円弧壁41は、カ
メラ1の幅方向においてほぼ中心部に位置しており、そ
の後方側において電池Bを保持するようになっている。
なお、外装ケース14において、半円筒部40の後方側
に対応する部位には、電池蓋14Aが形成されている。
この電池蓋14Aは、その下端部に設けられた支軸14
Bを中心として揺動可能になっている。電池蓋14Aを
揺動させることにより、半円筒部40に保持された電池
Bを交換することができるようになっている。
【0022】半円筒部40の円弧壁41の下端からは、
板状部材である抑え板42が前方に向かって延出してい
る。カメラ本体10の巻取室13には、回転可能な円筒
形状の巻取スプール13Aが設けられ、その巻取スプー
ル13Aの内部にはモータ13Bが設けられている。半
円筒部40の抑え板42には、巻取スプール13Aの上
端縁に摺動可能に係合する係合部42Aと、モータ13
Bの支軸に係合する係合部42Bとが形成されている。
半円筒部40は、この抑え板42により、カメラ本体1
0の巻取スプール13Aを回転可能に保持するようにな
っている。
【0023】半円筒部40の前方には、所定のスペース
が形成されている。このスペースには、ストロボ発光管
61と、このストロボ発光管61が発した光を前方に反
射する反射鏡62と、ストロボ発光管61を発光させる
ストロボ駆動部(トリガコイル)63と、ストロボ駆動
部63の駆動制御を行うストロボ制御板70とが配置さ
れている。ストロボ発光管61および反射鏡62は、収
納室13の前方側に取り付けられたストロボ保持板60
によって支持されている。ストロボ制御板70は、半円
筒部40の円弧壁41の外周側(前方側)の面に形成さ
れたスリット45と、ストロボ保持板60に形成された
スリット64とにより、両端が挟まれた状態で水平に
(すなわち、抑え板42と平行に)保持されている。ま
た、外装ケース14の、ストロボ発光管61の前方に対
応する位置には、ストロボ用窓部65が形成されてい
る。これにより、ストロボ制御板70がストロボ駆動部
63を駆動すると、ストロボ発光管61が光を発し、そ
の光が直接または反射鏡62に反射されてストロボ用窓
部65から射出されるようになっている。
【0024】半円筒部40の円弧壁41の上端には、抑
え板42と平行に延びる支持板46が形成されている。
この支持板46の上面にはねじ穴77が形成されてお
り、そのねじ穴77の周囲には、弾性部材よりなる環状
部材78が取り付けられている。支持板46の上面には
フレキシブル配線板76が載置され、その上には配線基
板75が重ね合わされている。ねじ穴77にねじ79を
螺号させ締め付けることにより、配線基板75と支持板
46の間でフレキシブル配線板76が挟み付けられ、こ
れにより、配線基板75とフレキシブル配線板76とが
圧接される。なお、配線基板75の前端部は、ストロボ
保持板60の上端部に形成された平坦面66の上方まで
達しており、配線基板75に形成された位置決め孔が、
平坦面66に突設された位置決めピン66Aに係合する
ようになっている。
【0025】図4は、半円筒部40とブロック部30と
の連結部分を説明するための斜視図である。半円筒部4
0は、円弧壁41の軸方向両側に、互いに平行な一対の
板状部位である側板40A,40Bを有している。これ
ら側板40A,40Bは、略円柱形状の電池B(図3)
をその軸方向両側から挟み込んで保持するものである。
【0026】半円筒部40とブロック部30との間に
は、L字軸37が設けられている。このL字軸37は、
円弧壁41の外周面から前方に延出する長軸部37A
と、この長軸部37Aの前端からブロック部30に向け
て延出する短軸部37Bとを有しており、その短軸部3
7Bにおいてブロック部30の前端近傍に一体に接続さ
れている。ここで、このL字軸37は、本発明における
「緩衝部材」の一具体例に対応する。
【0027】さらに、半円筒部40の側板40Aと、ブ
ロック部30の側板40Aに対向する端面との間には、
支持片48が形成されている。この支持片48は、半円
筒部40の側板40Aと一体に形成された平板部48A
と、この平板部48Aの前端縁からブロック部30に向
かって延出してブロック部30の端面に一体に連結され
た平板部48Bとを有している。さらに、支持片48
は、その平板部48Bのブロック部30側の端部近傍か
ら前方に延出すると共に、90°屈曲して半円筒部40
の側板40Aと一体に接続された補強片48Cを有して
いる。
【0028】このように、半円筒部40は、前方側に位
置するL字軸37および後方側に位置する支持片48を
介して、ブロック部30に支持されている。L字軸37
の長軸部37Aは弾性変形しやすいよう構成されてい
る。これにより、半円筒部40を前方に付勢する外力が
加わった場合、L字軸37の長軸部37Aが弾性変形
し、半円筒部40が(支持片48をほぼ支点として)図
中矢印Dで示した方向に揺動できるようになっている。
これにより、半円筒部40に電池を装着する際に加えら
れた外力がブロック部30に伝達されるのを緩和するこ
とができる。
【0029】図5は、図2に示した保持部材2の平面輪
郭形状を表すものである。ここでは、保持部材2の幅方
向(前後方向)におけるほぼ中心部を通って長さ方向に
延びる軸を、中心軸Lと定義する。保持部材2は、中心
軸Lに沿った方向において中心軸Lを挟んで交互に配列
された6つの取付孔24,25,26,27,28,2
9を有している。また、カメラ本体10の上面には、こ
れら取付孔24,25,26,27,28,29にそれ
ぞれ対応するねじ穴10A,10B,10C,10D,
10E,10F(図2)が形成されている。図示しない
6つのねじを、保持部材2の取付孔24〜29をそれぞ
れ貫通させ、カメラ本体10のねじ穴10A〜10Fに
螺号させることにより、保持部材2はカメラ本体10に
固定される。
【0030】次に、このように構成されたカメラ1の組
み立て手順について、図2を参照して説明する。カメラ
1を組み立てる際には、保持部材2に、各光学部品を装
着する。すなわち、ブロック部30の第1取付部31に
は、受光用レンズ15Aおよび受光素子15Bを取り付
け、第2取付部32には、投光用レンズ16Aおよび発
光素子16を取り付け、第3取付部33には、赤目防止
ランプ17を取り付ける。また、第4取付部34には、
移動レンズ18A,18B、ガイドバー18C、視野板
18D、プリズム18Eおよび接眼レンズ18Fを取り
付け、第5取付部35には、受光用レンズ19Aおよび
受光素子19Bを取り付ける。
【0031】このようにして光学部品が取り付けられた
保持部材2を、カメラ本体10に固定する。すなわち、
図示しない6つのねじを、保持部材2の取付孔24〜2
9(図5)をそれぞれ貫通させ、カメラ本体10のねじ
穴10A〜10Fに螺号させる。なお、カメラ本体10
は、既に組み上がっているものとする。このとき、図5
に示した中心軸L方向において、保持部材2の中央に近
い取付孔から順にねじ止めを行うようにする。すなわ
ち、取付孔26,27をねじ止めしたのち、取付孔2
5,28をねじ止めし、そののち、取付孔24,29を
ねじ止めする。これにより、保持部材2をカメラ本体1
0に取り付ける際に、保持部材2に生じうる歪みを分散
させ、1箇所に歪みが集中することを避けることができ
る。特に、高い取付精度が要求される構成部品が取り付
けられたブロック部30に歪みが集中することが防止さ
れる。
【0032】一方、保持部材2をカメラ本体10に取り
付けると、その半円筒部40の抑え板42は、カメラ本
体10の巻取室13の巻取スプール13Aの上端に当接
し、このスプール13Aを軸方向に保持する。また、プ
レート部20は、その凸部21の下側において、カメラ
本体10の収納室12の上部に設けられたギア列12A
を保持する。すなわち、保持部材2をカメラ本体10に
取り付けるだけで、巻取スプール13Aの保持およびギ
ア列12Aの保持が行われる。
【0033】保持部材2をカメラ本体10に取り付けた
のち、ストロボ発光管61、反射板62およびストロボ
制御板70が予め装着されたストロボ保持板60をカメ
ラ本体10の前面に取り付ける。ストロボ制御板70の
一端は、半円筒部40のスリット45に係合させる。な
お、ストロボ制御板70の上には、予めストロボ駆動部
63が取り付けられているものとする。
【0034】ついで、図3に示したように、円筒部40
の支持板46の上にフレキシブル配線板76および配線
基板75を重ね合わせ、ねじ79を用いて支持板46に
固定する。これにより、支持板46と配線基板75との
間でフレキシブル配線板76が挟み付けられ、フレキシ
ブル配線板76と配線基板75との圧接が行われる。な
お、支持板46に、弾性部材よりなる環状部材78が設
けれているため、より確実に、フレキシブル配線板76
と配線基板75との圧接が行われる。
【0035】そののち、カメラ本体10および保持部材
2を覆うように、外装ケース14を装着する。これによ
り、カメラ1が完成する。
【0036】カメラ1に電池Bを取り付ける際には、外
装ケース14の後方側の電池蓋14Aを揺動開成し、半
円筒部40に電池Bを装着する。半円筒部40は、電池
Bの装着動作に伴って前方に向かう外力を受けるが、こ
の外力は、L字軸37の長軸部37Aの弾性変形によっ
て吸収されるため、ブロック部30に伝達される外力は
大幅に緩和される。従って、高い取付精度の要求される
構成部品が取り付けられたブロック部30の変形が防止
される。
【0037】以上説明したように、本実施の形態のカメ
ラによれば、測距用の素子やファインダを保持するブロ
ック部30と、電池を保持する半円筒部40とを一体に
構成したので、部品点数を少なくして、製造コストの低
減に資することができる。また、カメラ本体10に取り
付ける部品の数が少なくなるため、取り付け工程が簡単
になり、従って製造プロセスが簡単になる。
【0038】さらに、半円筒部40の抑え板42によ
り、巻取スプール13Aを軸方向に保持するようにした
ので、巻取スプール13Aを保持するための部材が不要
になり、部品点数をさらに低減することができる。
【0039】また、ブロック部30と半円筒部40との
間に弾性変形可能なL字軸37を介在させるようにした
ので、電池Bの装着に際して半円筒部40に加わる外力
がブロック部30などに伝達されるのを緩和することが
できる。これにより、高い取付精度が要求される構成部
品が取り付けられたブロック部30の変形が防止され
る。
【0040】加えて、保持部材2をカメラ本体10に取
り付けるに際して、保持部材2を、その中心軸Lに沿っ
た方向において中心軸Lを挟んで交互に配列された複数
の箇所において、カメラ本体10に固定するようにした
ので、保持部材2に生じうる歪みを分散することができ
る。
【0041】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載のカメラによれば、測距手
段を保持する第1の保持部と、電池を保持する第2の保
持部とを一体に構成した保持部材を用いるようにしたの
で、部品点数を少なくすることができ、従って、製造コ
ストの低減に資することができる。また、カメラ本体に
取り付ける部品の数が少なくなるため、取り付け工程が
簡単になり、従って製造プロセスが簡単になる。
【0043】特に、請求項2記載のカメラによれば、第
1の保持部と第2の保持部との間に、弾性変形可能な緩
衝部を介在させるようにしたので、電池の装着に際して
第2の保持部に加わる外力が第1の保持部に伝達される
のを緩和することができる。これにより、高い取付精度
が要求される第2の保持部の変形が防止される。
【0044】加えて、請求項3記載のカメラによれば、
保持部材が、フィルムを巻き取る巻取スプールをも保持
するようにしたので、より一層、部品点数を低減するこ
とができる。
【0045】さらに、請求項4記載のカメラによれば、
保持部材を、その中心軸に沿った方向において中心軸を
挟んで交互に配列された複数の箇所において、カメラ本
体に固定するようにしたので、カメラ本体への取り付け
に伴って保持部材に生じうる歪みを分散することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るカメラの外形を表
す正面図である。
【図2】図1に示したカメラの構造を表す分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示したカメラの側断面図である。
【図4】図1に示したカメラのブロック部と半円筒部と
の間の緩衝部分を説明するための斜視図である。
【図5】図2に示した保持部材の平面形状を表す平面図
である。
【符号の説明】
1…カメラ、2…保持部材、10…本体部、14…外装
ケース、20…プレート部、30…ブロック部、37…
L字軸、40…半円筒部、41…円弧壁、42…抑え
板、61…ストロボ発光管、70…ストロボ制御板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 幸裕 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H011 AA01 BA11 2H020 MC94 2H051 AA02 BB11 CA04 CA06 CA12 CA13 2H100 BB05 BB09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定する測距手段を
    有するカメラであって、 カメラ本体と、 前記カメラ本体に取り付けられると共に、少なくとも前
    記測距手段を保持する第1の保持部と、電池を保持する
    第2の保持部とを一体として有する保持部材とを備えた
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、さらに、前記第1の保
    持部と前記第2の保持部との間に、弾性変形可能な緩衝
    部を一体として有することを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記カメラ本体は、フィルムを巻き取る
    ための回転可能な巻取スプールを有しており、 前記保持部材は、さらに、前記巻取スプールを回転可能
    に保持することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、一方向に長い形状を有
    すると共に、その長さに直交する方向において規定され
    る幅を有しており、 前記保持部材において、その幅方向におけるほぼ中心部
    を通って長さ方向に延びる中心軸を規定すると、 前記保持部材は、前記中心軸に沿った方向において前記
    中心軸を挟んで交互に配列された複数の箇所で、前記カ
    メラ本体に固定されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれか1項に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1の保持部は、さらに、ファイン
    ダを保持していることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれか1項に記載のカメラ。
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