JP6045999B2 - 半導体発光装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体発光装置及びその製造方法に関する。
LED(Light Emitting Diode)素子と蛍光体との組み合わせにより白色光などの可視光やその他の波長帯の光を放射する半導体発光装置として、チップサイズパッケージ構造の半導体発光装置が提案されている。このような半導体発光装置において、光の取り出し効率を高めることが望まれている。
特開2011−71272号公報 特開2013−21175号公報
本発明の実施形態は、光の取り出し効率の高い半導体発光装置及びその製造方法を提供する。
実施形態によれば、半導体発光装置は、半導体層と、p側電極と、n側電極と、支持体と、光学層と、金属膜と、無機絶縁膜と、を備えている。前記半導体層は、第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面とを持ち、発光層を有する。前記p側電極及び前記n側電極は、前記第2の面側において、前記半導体層に設けられている。前記支持体は、前記第2の面側に設けられている。前記支持体は、前記p側電極に接続されたp側配線部と、前記n側電極に接続されたn側配線部と、前記p側配線部と前記n側配線部との間、および前記半導体層における前記第1の面に続く側面の周囲の領域に設けられた樹脂層と、を有する。前記光学層は、前記第1の面側に設けられ、前記第1の面に対して垂直な方向から見て前記半導体層の平面サイズよりも大きな平面サイズを有し、前記発光層の放射光に対して透過性を有し、蛍光体または散乱材を含む。前記金属膜は、前記半導体層の前記側面に対向する第1の反射部と、前記半導体層の前記側面の周囲の領域で前記光学層に対向しつつ、前記第1の反射部から半導体発光装置の側面に向けて延在し、端面が前記樹脂層から露出している第2の反射部と、を有する。前記無機絶縁膜は、前記半導体層の前記第1の面と前記光学層との間、前記半導体層の前記側面と前記第1の反射部との間、および前記側面の周囲の領域の前記光学層と前記第2の反射部との間に設けられている。前記第1の反射部と前記第2の反射部は、前記無機絶縁膜と前記樹脂層との間に設けられている。
実施形態の半導体発光装置の模式断面図。 実施形態の半導体発光装置における第2の面側の模式平面図。 実施形態の半導体発光装置の模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の模式断面図。 実施形態の半導体発光装置における金属膜の模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式断面図。 実施形態の半導体発光装置の製造方法を示す模式平面図。 実施形態の半導体発光装置の模式図。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
(第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態の半導体発光装置1の模式断面図である。
図1(b)は、図1(a)において破線Aで囲む部分の模式拡大図である。
半導体発光装置1は、発光層13を有する半導体層15を備えている。半導体層15は、第1の面15aと、その反対側の第2の面15b(図6(a)参照)とを有する。
図2(a)は、半導体層15の第2の面15b側の模式平面図である。
半導体層15の第2の面15bは、発光層13を含む部分(発光領域)15eと、発光層13を含まない部分(非発光領域)15fとを有する。発光層13を含む部分15eは、半導体層15のうちで、発光層13が積層されている部分である。発光層13を含まない部分15fは、半導体層15のうちで、発光層13が積層されていない部分である。発光層13を含む部分15eは、発光領域を示し、発光層13を有するとともに発光層13の発光光を外部に取り出し可能な積層構造となっている領域を示す。
第2の面15bの側において、発光層13を含む部分15eの上にp側電極16が設けられ、発光層を含まない部分15fの上にn側電極17が設けられている。例えば、図2(a)に示す平面視では、発光層13を含まない部分15fが発光層13を含む部分15eを囲んでおり、n側電極17がp側電極16を囲んでいる。なお、p側電極16及びn側電極17の平面レイアウトは、図2(a)に示す例には限らない。
p側電極16とn側電極17とを通じて発光層13に電流が供給され、発光層13は発光する。そして、発光層13から放射される光は、第1の面15a側から半導体発光装置1の外部に出射される。
半導体層15の第2の面15b側には、図1(a)に示すように支持体100が設けられている。半導体層15、p側電極16およびn側電極17を含む発光素子は、第2の面15b側に設けられた支持体100によって支持されている。
半導体層15の第1の面15a上には、半導体発光装置1の放出光に所望の光学特性を与える光学層として、蛍光体層30が設けられている。蛍光体層30は、図1(b)に示すように、複数の蛍光体31、32を含む。蛍光体31、32は、発光層13の放射光により励起され、その放射光とは異なる波長の光を放射する。
複数の蛍光体31、32は、結合材33により一体化されている。結合材33は、発光層13の放射光および蛍光体31、32の放射光を透過する。ここで「透過」とは、透過率が100%であることに限らず、光の一部を吸収する場合も含む。
半導体層15は、第1の半導体層11と、第2の半導体層12と、発光層13とを有する。発光層13は、第1の半導体層11と、第2の半導体層12との間に設けられている。第1の半導体層11および第2の半導体層12は、例えば、窒化ガリウムを含む。
第1の半導体層11は、例えば、下地バッファ層、n型GaN層を含む。第2の半導体層12は、例えば、p型GaN層を含む。発光層13は、青、紫、青紫、紫外光などを発光する材料を含む。発光層13の発光ピーク波長は、例えば、430〜470nmである。
半導体層15の第2の面15bは、凹凸形状に加工される。その凸部は、発光層13を含む部分15eであり、凹部は、発光層13を含まない部分15fである。発光層13を含む部分15eの表面は第2の半導体層12の表面であり、第2の半導体層12の表面にp側電極16が設けられている。発光層13を含まない部分15fの表面は第1の半導体層11の表面であり、第1の半導体層11の表面にn側電極17が設けられている。
例えば、半導体層15の第2の面15bにおいて、発光層13を含む部分15eの面積は、発光層13を含まない部分15fの面積よりも広い。また、発光層13を含む部分15eの表面に設けられたp側電極16の面積は、発光層13を含まない部分の表面に設けられたn側電極17の面積よりも広い。これにより、広い発光面が得られ、光出力を高くできる。
半導体層15の第2の面15b側には、絶縁膜18が設けられている。絶縁膜18は、半導体層15の第2の面15b、p側電極16およびn側電極17を覆って保護している。絶縁膜18は、例えば、シリコン酸化膜などの無機絶縁膜である。
絶縁膜18は、発光層13の側面及び第2の半導体層12の側面にも設けられ、それら側面を覆って保護している。
また、絶縁膜18は、半導体層15における第1の面15aから続く側面(第1の半導体層11の側面)15cにも設けられ、その側面15cを覆って保護している。
さらに、絶縁膜18は、半導体層15の側面15cの周囲の領域にも設けられている。側面15cの周囲の領域に設けられた絶縁膜18は、第1の面15a側で、側面15cから側面15cの反対側(半導体発光装置1の側面)に向けて延在している。
絶縁膜18における半導体層15とは反対側の面側には、p側配線層21とn側配線層22とが互いに分離して設けられている。
絶縁膜18には、図8(b)に示すように、p側電極16に通じる複数の第1の開口18aと、n側電極17に通じる第2の開口18bが形成される。なお、第1の開口18aは1つでも良い。
p側配線層21は、絶縁膜18上および第1の開口18aの内部に設けられている。p側配線層21は、第1の開口18a内に設けられたビア21aを介してp側電極16と電気的に接続されている。n側配線層22は、絶縁膜18上および第2の開口18bの内部に設けられている。n側配線層22は、第2の開口18b内に設けられたビア22aを介してn側電極17と電気的に接続されている。
図2(b)は、p側配線層21とn側配線層22の平面レイアウトの一例を示す。
p側配線層21及びn側配線層22が、第2の面15b側の領域の大部分を占めて絶縁膜18上に広がっている。p側配線層21は、複数のビア21aを介してp側電極16と接続している。
n側電極17は、図2(a)に示すように、細線電極として形成されている。その細線電極の一部分に、幅が拡大されたパッド部17aが形成されている。n側配線層22は、パッド部17aに達するビア22aを介して、n側電極17と接続されている。
図1(a)及び(b)に示すように、半導体層15の側面15cの周囲の領域の絶縁膜18上には、金属膜50が設けられている。金属膜50は、発光層13の放射光及び蛍光体31、32の放射光に対して反射性を有する。
図2(b)に示すように、金属膜50は、p側配線層21及びn側配線層22に対して分離している。金属膜50は、半導体層15の側面15cの周囲の領域に連続して設けられている。
半導体層15の側面15cを覆う絶縁膜18および側面15cから側面15cの反対側に延在した絶縁膜18に沿って、断面L字状に金属膜50が設けられている。
金属膜50は、半導体層15の側面15cを絶縁膜18を介して覆う第1の反射部51を有する。第1の反射部51は側面15cに接しておらず、半導体層15に対して電気的に接続されていない。
また、金属膜50は、第1の反射部51から側面15cの反対側(半導体発光装置1の側面側)に向けて延在した第2の反射部52を有する。第2の反射部52は、半導体層15の側面15cの周囲の領域で、絶縁膜18及び後述する絶縁膜19を介して、蛍光体層30に対向している。すなわち、第2の反射部52は、半導体層15の側面15cの周囲の領域で、蛍光体層30の下方に設けられている。
金属膜50、p側配線層21およびn側配線層22は、共通の下地金属膜上に、例えばめっき法により同時に形成される銅膜を含む。
図5は、その下地金属膜60の模式断面図である。
金属膜50、p側配線層21およびn側配線層22を構成する例えば銅膜は、絶縁膜18上に形成された下地金属膜60上にめっき法で形成される。あるいは、下地金属膜60も含めて、金属膜50、p側配線層21およびn側配線層22が構成される。
下地金属膜60は、絶縁膜18側から順に積層された、アルミニウム(Al)膜61と、チタン(Ti)膜62と、銅(Cu)膜63とを有する。
アルミニウム膜61は反射膜として機能し、銅膜63はめっきのシード層として機能する。アルミニウム及び銅の両方に対するぬれ性に優れたチタン膜62は、密着層として機能する。
例えば、下地金属膜60の厚さは1μm程度であり、金属膜50、p側配線層21およびn側配線層22のそれぞれの厚さは数μmである。
また、半導体層15の側面15cの周囲の領域においては下地金属膜60にめっき膜(銅膜)を形成せずに、金属膜50は下地金属膜60からなる膜であってもよい。金属膜50は、少なくともアルミニウム膜61を含むことで、発光層13の放射光及び蛍光体31、32の放射光に対して高い反射率を有する。
また、p側配線層21及びn側配線層22の下にもアルミニウム膜61が残されるので、第2の面15b側の大部分の領域にアルミニウム膜(反射膜)61が広がって形成されている。これにより、蛍光体層30側に向かう光の量を増大できる。
p側配線層21における半導体層15とは反対側の面には、p側金属ピラー23が設けられている。p側配線層21及びp側金属ピラー23は、p側配線部41を形成している。
n側配線層22における半導体層15とは反対側の面には、n側金属ピラー24が設けられている。n側配線層22及びn側金属ピラー24は、n側配線部43を形成している。
p側配線部41とn側配線部43との間には、絶縁膜として樹脂層25が設けられている。樹脂層25は、p側金属ピラー23の側面とn側金属ピラー24の側面に接するように、p側金属ピラー23とn側金属ピラー24との間に設けられている。すなわち、p側金属ピラー23とn側金属ピラー24との間に、樹脂層25が充填されている。
また、樹脂層25は、p側配線層21とn側配線層22との間、p側配線層21と金属膜50との間、およびn側配線層22と金属膜50との間に設けられている。
樹脂層25は、p側金属ピラー23の周囲およびn側金属ピラー24の周囲に設けられ、p側金属ピラー23の側面およびn側金属ピラー24の側面を覆っている。
また、樹脂層25は、半導体層15の側面15cの周囲の領域にも設けられ、金属膜50を覆っている。
p側金属ピラー23におけるp側配線層21とは反対側の端部(面)は、樹脂層25から露出し、実装基板等の外部回路と接続可能なp側外部端子23aとして機能する。n側金属ピラー24におけるn側配線層22とは反対側の端部(面)は、樹脂層25から露出し、実装基板等の外部回路と接続可能なn側外部端子24aとして機能する。p側外部端子23a及びn側外部端子24aは、例えば、はんだ、または導電性の接合材を介して、実装基板のランドパターンに接合される。
p側外部端子23a及びn側外部端子24aは、樹脂層25の同じ面(図1(a)における下面)内で離間して並んで形成されている。p側外部端子23aとn側外部端子24aとの間隔は、絶縁膜18上におけるp側配線層21とn側配線層22との間隔よりも広い。p側外部端子23aとn側外部端子24aとの間隔は、実装時のはんだの広がりよりも大きくする。これにより、はんだを通じた、p側外部端子23aとn側外部端子24aとの間の短絡を防ぐことができる。
これに対し、p側配線層21とn側配線層22との間隔は、プロセス上の限界まで狭くすることができる。このため、p側配線層21の面積、およびp側配線層21とp側金属ピラー23との接触面積の拡大を図れる。これにより、発光層13の熱の放散を促進できる。
また、複数のビア21aを通じてp側配線層21がp側電極16と接する面積は、ビア22aを通じてn側配線層22がn側電極17と接する面積よりも広い。これにより、発光層13に流れる電流の分布を均一化できる。
絶縁膜18上で広がるn側配線層22の面積は、n側電極17の面積よりも広くできる。そして、n側配線層22の上に設けられるn側金属ピラー24の面積(n側外部端子24aの面積)をn側電極17よりも広くできる。これにより、信頼性の高い実装に十分なn側外部端子24aの面積を確保しつつ、n側電極17の面積を小さくすることが可能となる。すなわち、半導体層15における発光層13を含まない部分(非発光領域)15fの面積を縮小し、発光層13を含む部分(発光領域)15eの面積を広げて光出力を向上させることが可能となる。
第1の半導体層11は、n側電極17及びn側配線層22を介してn側金属ピラー24と電気的に接続されている。第2の半導体層12は、p側電極16及びp側配線層21を介してp側金属ピラー23と電気的に接続されている。
p側金属ピラー23の厚さ(p側配線層21とp側外部端子23aとを結ぶ方向の厚さ)は、p側配線層21の厚さよりも厚い。n側金属ピラー24の厚さ(n側配線層22とn側外部端子24aとを結ぶ方向の厚さ)は、n側配線層22の厚さよりも厚い。p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25のそれぞれの厚さは、半導体層15よりも厚い。
金属ピラー23、24のアスペクト比(平面サイズに対する厚みの比)は、1以上であっても良いし、1より小さくても良い。すなわち、金属ピラー23、24は、その平面サイズより厚くても良いし、薄くても良い。
p側配線層21、n側配線層22、p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25を含む支持体100の厚さは、半導体層15、p側電極16およびn側電極17を含む発光素子の厚さよりも厚い。
半導体層15は、後述するように基板上にエピタキシャル成長法により形成される。その基板は、支持体100を形成した後に除去され、半導体層15は第1の面15a側に基板を含まない。半導体層15は、剛直な基板にではなく、樹脂層25を含む支持体100によって支持されている。
p側配線部41及びn側配線部43の材料として、例えば、銅、金、ニッケル、銀などを用いることができる。これらのうち、銅を用いると、良好な熱伝導性、高いマイグレーション耐性および絶縁材料に対する密着性を向上させることができる。
樹脂層25は、p側金属ピラー23およびn側金属ピラー24を補強する。樹脂層25は、実装基板と熱膨張率が同じもしくは近いものを用いるのが望ましい。そのような樹脂層25として、例えば、エポキシ樹脂を主に含む樹脂、シリコーン樹脂を主に含む樹脂、フッ素樹脂を主に含む樹脂を挙げることができる。
また、樹脂層25におけるベースとなる樹脂に遮光材が含まれ、樹脂層25は発光層13の発光光に対して遮光性を有する黒色樹脂層である。これにより、支持体100の側面及び実装面側からの光漏れを抑制することができる。
半導体発光装置1の実装時の熱サイクルにより、p側外部端子23aおよびn側外部端子24aを実装基板のランドに接合させるはんだ等に起因する応力が半導体層15に加わる。p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25は、その応力を吸収し緩和する。特に、半導体層15よりも柔軟な樹脂層25を支持体100の一部として用いることで、応力緩和効果を高めることができる。
金属膜50は、p側配線部41及びn側配線部43に対して分離している。このため、実装時にp側金属ピラー23及びn側金属ピラー24に加わる応力は、金属膜50には伝達されない。したがって、金属膜50の剥離を抑制することができる。また、半導体層15の側面15c側に加わる応力を抑制することができる。
後述するように、半導体層15の形成に用いた基板は、半導体層15から除去される。これにより、半導体発光装置1は低背化される。また、基板の除去により、半導体層15の第1の面15aに凹凸を形成することができ、光取り出し効率の向上を図れる。
例えば、第1の面15aに対して、アルカリ系溶液を使ったウェットエッチング(フロスト処理)を行い微小凹凸を形成する。これにより、発光層13の放射光を全反射させることなく、第1の面15aから外側に取り出すことが可能となる。
基板が除去された後、第1の面15a上に絶縁膜19を介して蛍光体層30が形成される。絶縁膜19は、半導体層15と蛍光体層30との密着性を高める密着層として機能し、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜である。
蛍光体層30は、結合材33中に複数の粒子状の蛍光体31、32が分散された構造を有する。蛍光体31は、発光層13の放射光により励起されて例えば緑色光を放射する緑色蛍光体であり、蛍光体32は、発光層13の放射光により励起されて例えば赤色光を放射する赤色蛍光体である。結合材33には、例えば、シリコーン樹脂を用いることができる。
なお、蛍光体層30は、2種類の蛍光体31、32を含む構成に限らず、1種類の蛍光体(発光層13の放射光により励起されて例えば黄色光を放射する黄色蛍光体)を含む構成であってもよい。
蛍光体層30は、半導体層15の側面15cの周囲の領域上にも形成される。したがって、蛍光体層30の平面サイズは半導体層15の平面サイズよりも大きい。
半導体層15の側面15cの周囲の領域においては、金属膜50の上に、絶縁膜18、19を介して蛍光体層30が設けられている。金属膜50の下には、樹脂層25が設けられている。
蛍光体層30は、半導体層15の第1の面15a上、および半導体層15の側面15cの周囲の領域上に限定され、半導体層15の第2の面側、金属ピラー23、24の周囲、および支持体100の側面にまわりこんで形成されていない。蛍光体層30の側面と、支持体100の側面(樹脂層25の側面)とが揃っている。
すなわち、実施形態の半導体発光装置1は、チップサイズパッケージ構造の非常に小型の半導体発光装置である。このため、例えば照明用灯具などへの適用に際して、灯具デザインの自由度が高まる。
また、光を外部に取り出さない実装面側には蛍光体層30が無駄に形成されず、コスト低減が図れる。また、第1の面15a側に基板がなくても、第2の面側に広がるp側配線層21及びn側配線層22を介して発光層13の熱を実装基板側に放散させることができ、小型でありながらも放熱性に優れている。
一般的なフリップチップ実装では、LEDチップを実装基板にバンプなどを介して実装した後に、チップ全体を覆うように蛍光体層が形成される。あるいは、バンプ間に樹脂がアンダーフィルされる。
これに対して実施形態によれば、実装前の状態で、p側金属ピラー23の周囲及びn側金属ピラー24の周囲には、蛍光体層30と異なる樹脂層25が設けられ、実装面側に応力緩和に適した特性を与えることができる。また、実装面側にすでに樹脂層25が設けられているため、実装後のアンダーフィルが不要となる。
第1の面15a側には、光取り出し効率、色変換効率、配光特性などを優先した設計の層が設けられ、実装面側には、実装時の応力緩和や、基板に代わる支持体としての特性を優先した層が設けられる。例えば、樹脂層25は、ベースとなる樹脂にシリカ粒子などのフィラーが高密度充填された構造を有し、支持体として適切な硬さに調節されている。
発光層13から第1の面15a側に放射された光は蛍光体層30に入射し、一部の光は蛍光体を励起し、発光層13の光と、蛍光体の光との混合光として例えば白色光が得られる。
ここで、第1の面15a上に基板があると、蛍光体層30に入射せずに、基板の側面から外部に漏れる光が生じる。すなわち、基板の側面から発光層13の光の色みの強い光が漏れ、蛍光体層30のトップビューにおいて外縁側に青色光のリングが見える現象など、色割れや色ムラの原因になり得る。
これに対して、実施形態によれば、第1の面15aと蛍光体層30との間には基板がないため、基板側面から発光層13の光の色みが強い光が漏れることによる色割れや色ムラを防ぐことができる。
さらに、実施形態によれば、半導体層15の側面15cに、絶縁膜18を介して金属膜50が設けられている。発光層13から半導体層15の側面15cに向かった光は、金属膜50で反射し、外部に漏れない。このため、基板が第1の面15a側にない特徴とあいまって、半導体発光装置1の側面側からの光漏れによる色割れや色ムラを防ぐことができる。
また、実施形態によれば、半導体層15の側面15cの周囲の領域に、第1の面15a上からはみ出した蛍光体層30に対向して金属膜50の第2の反射部52が設けられている。
このため、図1(b)に示すように、半導体発光装置1の端部領域の蛍光体31、32の放射光において、下方の支持体100側に向かう光を第2の反射部52で反射させて蛍光体層30側に戻すことができる。
したがって、半導体発光装置1の端部領域において、蛍光体31、32の放射光が樹脂層(黒樹脂)25に吸収されることによる損失を防いで、蛍光体層30側からの光取り出し効率を高めることができる。
金属膜50と、半導体層15の側面15cとの間に設けられた絶縁膜18は、金属膜50に含まれる金属の半導体層15への拡散を防止する。これにより、半導体層15の例えばGaNの金属汚染を防ぐことができ、半導体層15の劣化を防ぐことができる。
また、金属膜50の第2の反射部52と、蛍光体層30との間に設けられた絶縁膜18、19は、金属膜50と蛍光体層30のベース樹脂との密着性を高める。
絶縁膜18及び絶縁膜19は、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜などの無機絶縁膜である。すなわち、半導体層15の第1の面15a、第2の面15b、第1の半導体層11の側面15c、第2の半導体層12の側面、発光層13の側面は、無機絶縁膜で覆われている。無機絶縁膜は半導体層15を囲み、金属や水分などから半導体層15をブロックする。
金属膜50の第2の反射部52は、半導体発光装置1の外面を形成する側面まで延在し、第2の反射部52の端面が半導体発光装置1の側面で露出している。金属膜50の第2の反射部52の端面は、絶縁膜18及び樹脂層25で覆われずに、絶縁膜18及び樹脂層25から露出している。金属膜50が、例えば銅を含む場合には、図3(a)に示すように、第2の反射部52の端面を金(Au)膜82で覆うことが望ましい。
金膜82は、半導体発光装置1をダイシングして個片化した後に、例えばめっき法で形成される。また、金膜82は、銅と金の両方に対する密着性に優れたニッケル(Ni)膜81を介して、第2の反射部52の端面に設けられている。
耐食性に優れた金膜82が、第2の反射部52の端面を覆うことで、第2の反射部52の端面からの銅の腐食の進行による金属膜50の劣化を防止できる。
半導体層15の側面15cは、第1の面15aに対して垂直であることに限らず、図3(b)に示すように、第1の面15aに対して傾斜したテーパー面であってもよい。第1の面15aを上にした状態で、第1の半導体層11の断面形状は、例えば逆台形状である。
次に、図6(a)〜図15(b)を参照して、半導体発光装置1の製造方法について説明する。
図6(a)は、基板10の主面上に形成された半導体層15を表す断面図である。例えば、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)法により、基板10の主面上に、第1の半導体層11、発光層13および第2の半導体層12が順にエピタキシャル成長される。
半導体層15において、基板10側の面が第1の面15aであり、基板10の反対側の面が第2の面15bである。
基板10は、例えばシリコン基板である。または、基板10はサファイア基板であってもよい。半導体層15は、例えば、窒化ガリウム(GaN)を含む窒化物半導体層である。
第1の半導体層11は、例えば、基板10の主面上に設けられたバッファ層と、バッファ層上に設けられたn型GaN層とを有する。第2の半導体層12は、例えば、発光層13の上に設けられたp型AlGaN層と、その上に設けられたp型GaN層とを有する。発光層13は、例えば、MQW(Multiple Quantum well)構造を有する。
図6(b)は、第2の半導体層12および発光層13を選択的に除去した状態を表している。例えば、RIE(Reactive Ion Etching)法により、第2の半導体層12及び発光層13を選択的にエッチングし、第1の半導体層11を露出させる。
次に、図7(a)に示すように、第1の半導体層11を選択的に除去し、溝90を形成する。基板10の主面上で、溝90によって半導体層15は複数に分離される。溝90は、半導体層15を貫通し、基板10に達する。エッチング条件によっては、基板10の主面も少しエッチングされ、溝90の底面が、基板10と半導体層15との界面よりも下方に後退する場合もある。なお、溝90は、p側電極16およびn側電極17を形成した後に形成してもよい。
図7(b)に示すように、第2の半導体層12の表面にp側電極16が形成される。また、第2の半導体層12及び発光層13が選択的に除去された領域の第1の半導体層11の表面に、n側電極17が形成される。
p側電極16およびn側電極17は、例えば、スパッタ法、蒸着法等で形成される。p側電極16とn側電極17は、どちらを先に形成してもよいし、同じ材料で同時に形成してもよい。
発光層13が積層された領域に形成されるp側電極16は、発光層13の放射光を反射する反射膜を含む。例えば、p側電極16は、銀、銀合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を含む。また、反射膜の硫化、酸化防止のため、p側電極16は、金属保護膜(バリアメタル)を含む。
次に、図8(a)に表すように、基板10の上に設けられた構造体を覆うように絶縁膜18を形成する。絶縁膜18は、半導体層15の第2の面、p側電極16及びn側電極17を覆う。また、絶縁膜18は、半導体層15の第1の面15aに続く側面15cを覆う。また、絶縁膜18は、溝90の底面の基板10の表面にも形成される。
絶縁膜18は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成されるシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である。絶縁膜18には、例えば、レジストマスクを用いたウェットエッチングにより、図8(b)に示すように第1の開口18aと第2の開口18bが形成される。第1の開口18aはp側電極16に達し、第2の開口18bはn側電極17に達する。
次に、図8(b)に示すように、絶縁膜18の表面、第1の開口18aの内壁(側壁および底面)、および第2の開口18bの内壁(側壁および底面)に、下地金属膜60を形成する。下地金属膜60は、図5を参照して前述したように、アルミニウム膜61と、チタン膜62と、銅膜63とを有する。下地金属膜60は、例えば、スパッタ法により形成される。
次に、下地金属膜60上に、図9(a)に示すレジストマスク91を選択的に形成した後、下地金属膜60の銅膜63をシード層として用いた電解銅めっき法により、p側配線層21、n側配線層22及び金属膜50を形成する。
p側配線層21は、第1の開口18a内にも形成され、p側電極16と電気的に接続される。n側配線層22は、第2の開口18b内にも形成され、n側電極17と電気的に接続される。
レジストマスク91は、例えば溶剤もしくは酸素プラズマを使って、図9(b)に示すように除去される。
次に、p側配線層21、n側配線層22及び金属膜50上の全面に樹脂層を形成した後、図10(a)に示すように、金属膜50上に樹脂層55を残す。
樹脂層55は、例えば感光性のポリイミド樹脂であり、全面に形成された樹脂層55に対する選択的露光、及び露光後の現像により、金属膜50上に樹脂層55が残される。
樹脂層55は、金属膜50を覆うマスク層として、半導体層15の側面15cの周囲の領域に残される。
p側金属ピラー23及びn側金属ピラー24を形成する前の、凹凸(段差)が小さい段階で樹脂層55を形成することで、樹脂層55に対するリソグラフィーが容易になる。
次に、図10(a)に示す構造体上に、図10(b)に示すレジストマスク92を選択的に形成した後、p側配線層21及びn側配線層22をシード層として用いた電解銅めっき法により、p側金属ピラー23及びn側金属ピラー24を形成する。
p側金属ピラー23は、p側配線層21上に形成される。p側配線層21とp側金属ピラー23とは同じ銅材料で一体化される。n側金属ピラー24は、n側配線層22上に形成される。n側配線層22とn側金属ピラー24とは同じ銅材料で一体化される。
金属膜50及び樹脂層55はレジストマスク92で覆われており、金属膜50及び樹脂層55の上には金属ピラーは設けられない。
レジストマスク92は、例えば溶剤もしくは酸素プラズマを使って、図11(a)に示すように除去される。
この時点で、p側配線層21とn側配線層22は下地金属膜60を介してつながっている。また、p側配線層21と金属膜50も下地金属膜60を介してつながり、n側配線層22と金属膜50も下地金属膜60を介してつながっている。
そこで、次の工程において、p側配線層21とn側配線層22との間の下地金属膜60、p側配線層21と金属膜50との間の下地金属膜60、およびn側配線層22と金属膜50との間の下地金属膜60をエッチングにより除去する。
これにより、図11(b)に示すように、p側配線層21とn側配線層22との電気的接続、p側配線層21と金属膜50との電気的接続、およびn側配線層22と金属膜50との電気的接続が分断される。
このとき、半導体層15の側面15cに絶縁膜18を介して設けられた第1の反射部51と、基板10上に絶縁膜18を介して設けられた第2の反射部52は、樹脂層55で覆われているためエッチングされない。
半導体層15の側面15cの周囲の領域に形成される金属膜50は、電気的にはフローティングであり、電極として機能せず、反射膜として機能する。金属膜50は、少なくともアルミニウム膜61を含めば、反射膜としての機能は確保される。
すなわち、図8(b)の工程で、アルミニウム膜61を含む下地金属膜60を形成した後、半導体層15の側面15cの周囲の領域にはめっき膜を形成せずに、下地金属膜60のみから金属膜50を構成してもよい。図9(a)の工程において、レジストマスク91を、半導体層15の側面15cの周囲の領域に形成すれば、その領域にめっき膜は形成されない。
金属膜50が下地金属膜60のみからなると、前述した配線層間の電気的分断のため下地金属膜60の不要部分を除去するエッチングの際に、金属膜50がなくなってしまうおそれがある。しかしながら、図11(b)に示すように、金属膜50を樹脂層55で覆っておけば、下地金属膜60のみからなる金属膜50であっても、確実に残すことができる。
金属膜50の第2の反射部52が薄いと、後述する工程で個片化するするときに半導体発光装置1の端部で切断する金属膜が薄くなり、ダイシングが容易になる。また、ダイシングされた側面に損傷がない信頼性の高い半導体発光装置1を提供することが可能となる。
次に、図11(b)に示す構造体の上に、図12(a)に示す樹脂層25を形成する。樹脂層25は、p側配線部41及びn側配線部43を覆う。また、樹脂層25は、金属膜50上に設けられた樹脂層55の上にも形成される。
樹脂層25は、p側配線部41及びn側配線部43とともに支持体100を構成する。その支持体100に半導体層15が支持された状態で、基板10が除去される。
例えば、シリコン基板である基板10が、ウェットエッチングにより除去される。あるいは、基板10がサファイア基板の場合には、レーザーリフトオフ法により除去することができる。
基板10上にエピタキシャル成長された半導体層15は、大きな内部応力を含む場合がある。また、p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25は、例えばGaN系材料の半導体層15に比べて柔軟な材料である。したがって、エピタキシャル成長時の内部応力が基板10の剥離時に一気に開放されたとしても、p側金属ピラー23、n側金属ピラー24および樹脂層25は、その応力を吸収する。このため、基板10を除去する過程における半導体層15の破損を回避することができる。
基板10の除去により、図12(b)に示すように、半導体層15の第1の面15aが露出される。露出された第1の面15aには、微細な凹凸が形成される。例えば、KOH(水酸化カリウム)水溶液やTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等で、第1の面15aをウェットエッチングする。このエッチングでは、結晶面方位に依存したエッチング速度の違いが生じる。このため、第1の面15aに凹凸を形成することができる。第1の面15aに凹凸を形成することにより、発光層13の放射光の取り出し効率を向上させることができる。
第1の面15a上には、図13(a)に示すように、絶縁膜19を介して蛍光体層30が形成される。蛍光体層30は、例えば、印刷、ポッティング、モールド、圧縮成形などの方法により形成される。絶縁膜19は、半導体層15と蛍光体層30との密着性を高める。
また、蛍光体層30として、蛍光体を結合材を介して焼結させた焼結蛍光体を、絶縁膜19を介して蛍光体層30に接着してもよい。
また、蛍光体層30は、半導体層15の側面15cの周囲の領域の上にも形成される。半導体層15の側面15cの周囲の領域には、前述した樹脂層55が残されている。その樹脂層55の上に、金属膜50、絶縁膜18及び19を介して、蛍光体層30が形成される。
蛍光体層30を形成した後、樹脂層25の表面(図13(a)における下面)が研削され、図13(b)に示すように、p側金属ピラー23及びn側金属ピラー24が樹脂層25から露出される。p側金属ピラー23の露出面はp側外部端子23aとなり、n側金属ピラー24の露出面はn側外部端子24aとなる。
次に、複数の半導体層15を分離する前述した溝90が形成された領域で、図13(b)に示す構造体を切断する。すなわち、蛍光体層30、絶縁膜19、絶縁膜18、金属膜50の第2の反射部52、樹脂層55、および樹脂層25が、切断される。これらは、例えば、ダイシングブレード、またはレーザ光により切断される。半導体層15は、ダイシング領域に存在しないためダイシングによるダメージを受けない。
個片化される前の前述した各工程は、多数の半導体層15を含むウェーハ状態で行われる。ウェーハは、少なくとも1つの半導体層15を含む半導体発光装置1として個片化される。なお、半導体発光装置1は、ひとつの半導体層15を含むシングルチップ構造でも良いし、複数の半導体層15を含むマルチチップ構造であっても良い。
個片化される前の前述した各工程は、ウェーハ状態で一括して行われるため、個片化された個々のデバイスごとに、配線層の形成、ピラーの形成、樹脂層によるパッケージング、および蛍光体層の形成を行う必要がなく、大幅なコストの低減が可能になる。
ウェーハ状態で、支持体100および蛍光体層30を形成した後に、それらが切断されるため、蛍光体層30の側面と、支持体100の側面(樹脂層55の側面、樹脂層25の側面)とは揃い、それら側面が個片化された半導体発光装置1の側面を形成する。したがって、基板10がないこともあいまって、チップサイズパッケージ構造の小型の半導体発光装置1を提供することができる。ダイシング後、金属膜50の第2の反射部52の端面は、絶縁膜18及び樹脂層55、25で覆われずに、絶縁膜18及び樹脂層55、25から露出する。
なお、図11(b)の工程で、下地金属膜60の不要部分を除去した後、樹脂層55は除去してもよい。樹脂層55を除去した後、図12(a)の工程で樹脂層25を形成すると、図1(a)に示すように、金属膜50が設けられた領域いも樹脂層25が充填された構造となる。
また、樹脂層55を除去せずに残すと、図13(b)に示すように、実装面側の樹脂層25とは異なる樹脂層55が半導体層15の側面15cの周囲の領域に設けられた構造となる。
樹脂層25は、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂などにフィラーを充填して、金属ピラー23、24の補強や、支持体100に適した特性(硬さ)に制御されている。
一方、半導体層15の側面15cの周囲の領域に設けられた樹脂層55には、樹脂層25とは異なる特性を与えることができる。例えば、樹脂層55として、樹脂層25よりも耐水性に優れた材料を用いることができる。
チップサイズに近い平面サイズの半導体発光装置1においては、半導体層15の側面15cは、第1の面15aや第2の面15bに比べて、外気との距離が短い。その側面15cの周囲の領域に、耐水性に優れた樹脂層55が設けられることで、側面15cを水分の浸入から保護することができる。
図15(a)は、ウェーハ状態で形成された金属膜50の平面パターンを表す。図15(a)において、破線はダイシングラインDLを表す。
基板10上で隣り合う半導体層15間の領域(溝90)に、金属膜50は形成される。樹脂層55は、金属膜50を覆うように形成される。
例えば樹脂層55がポリイミドであり、金属膜50における樹脂層55と接する面が銅である場合には、金属膜50からの樹脂層55の剥離が懸念される。
そこで、半導体層15間の領域(溝90)の全面に、金属膜50をベタ状に形成するのではなく、図15(b)に示すように、金属膜50の被覆率を100%よりも低くして、半導体層15間の領域(溝90)に形成することで、樹脂層55を金属膜50から剥がれにくくすることができる。
半導体層15間の領域(溝90)において、金属膜50が抜けている開口部(絶縁膜18が露出している部分)に、樹脂層55が食い込むように入り込み、樹脂層55と金属膜50との密着性を高めることができる。
金属膜50を形成するときのレジストマスクのパターニングにより、金属膜50の被覆率を調整することができる。
また、樹脂層55を形成する前に、図14(a)に示すように、先にp側金属ピラー23及びn側金属ピラー24を形成してもよい。
そして、レジストマスク92を除去した後に、図14(b)に示すように、樹脂層55で金属膜50を覆う。
(第2実施形態)
半導体層15の第1の面15a側に設けられる光学層としては、蛍光体層に限らず、図4(a)に示すように、散乱層35であってもよい。
散乱層35は、発光層13の放射光を散乱させる複数の粒子状の散乱材(例えばチタン化合物)36と、複数の散乱材36を一体化し発光層13の放射光を透過させる結合材(例えば樹脂層)37とを含む。
散乱層35の平面サイズは半導体層15の平面サイズよりも大きく、散乱層35は、半導体層15の側面15cの周囲の領域上にも設けられている。
この第2実施形態の半導体発光装置2においても、半導体層15の側面15cの周囲の領域に、第1の面15a上からはみ出した散乱層35に対向して金属膜50の第2の反射部52が設けられている。
このため、半導体発光装置2の端部領域において、散乱材36によって散乱され、下方の支持体100側に向かう光を第2の反射部52で反射させて散乱層35側に戻すことができる。
したがって、半導体発光装置2の端部領域において、散乱材36による散乱光が樹脂層(黒樹脂)25に吸収されることによる損失を防いで、散乱層35側からの光取り出し効率を高めることができる。
(第3実施形態)
また、図4(b)に示すように、半導体層15の側面15cの周囲の領域に、金属膜ではなく、白色樹脂膜57を設けてもよい。白色樹脂膜57は、発光層13の放射光、蛍光体の放射光、散乱材による散乱光に対して反射性を有する。
半導体層15の側面15cの周囲の領域において、白色樹脂膜57は、絶縁膜18及び19を介して、第1の面15a上からはみ出す蛍光体層30に対向している。
また、白色樹脂膜57は、金属膜50の表面、p側配線層21の表面、n側配線層22の表面、p側金属ピラー23の側面、およびn側金属ピラー24の側面にも設けられている。
この第3実施形態の半導体発光装置3においても、半導体層15の側面15cの周囲の領域に、第1の面15a上からはみ出した蛍光体層30に対向して、反射膜として機能する白色樹脂膜57が設けられている。
このため、半導体発光装置3の端部領域の蛍光体の放射光、あるいは散乱材の散乱光において、下方の支持体100側に向かう光を白色樹脂膜57で反射させて光学層側に戻すことができる。
したがって、半導体発光装置3の端部領域において、蛍光体の放射光や、散乱材による散乱光が樹脂層(黒樹脂)25に吸収されることによる損失を防いで、光学層側からの光取り出し効率を高めることができる。
(第4実施形態)
以上説明した実施形態は、図16(a)及び(b)に示すサイドビュータイプの半導体発光装置4にも適用することができる。
第4実施形態の半導体発光装置4は、樹脂層25から露出され、外部との接続を担う金属ピラー23、24の露出面が上記実施形態と異なり、他の構成は上記実施形態の半導体発光装置と同じである。
図16(a)は、第4実施形態の半導体発光装置4の模式斜視図である。
図16(b)は、第4実施形態の半導体発光装置4を実装基板310上に実装した構成を有する発光モジュールの模式断面図である。
p側金属ピラー23の一部の側面は、半導体層15の第1の面15aおよびその反対側の第2の面15bと異なる面方位の第3の面25bで、樹脂層25から露出している。その露出面は、外部の実装基板310に実装するためのp側外部端子23bとして機能する。
例えば、第3の面25bは、半導体層15の第1の面15aおよび第2の面15bに対して略垂直な面である。樹脂層25は、例えば、矩形状の4つの側面を有し、そのうちのひとつの側面が第3の面25bである。
その同じ第3の面25bにおいて、n側金属ピラー24の一部の側面が樹脂層25から露出している。その露出面は、外部の実装基板310に実装するためのn側外部端子24bとして機能する。
p側金属ピラー23において、第3の面25bに露出しているp側外部端子23b以外の部分は、樹脂層25に覆われている。また、n側金属ピラー24において、第3の面25bに露出しているn側外部端子24b以外の部分は、樹脂層25に覆われている。
図16(b)に示すように、半導体発光装置4は、第3の面25bを基板310の実装面301に向けた姿勢で実装される。第3の面25bに露出しているp側外部端子23bおよびn側外部端子24bは、それぞれ、実装面301に設けられたパッド302にはんだ303を介して接合される。基板310の実装面301には、例えば、外部回路につながる配線パターンが設けられ、パッド302はその配線パターンに接続されている。
第3の面25bは、光の主な出射面である第1の面15aに対して略垂直である。したがって、第3の面25bを実装面301側に向けた姿勢で、第1の面15aは実装面301に対して、平行な横方向または傾いた方向に向く。すなわち、半導体発光装置4は、いわゆるサイドビュータイプの半導体発光装置であり、実装面301に平行な横方向または斜めの方向に光を放出する。
実施形態によれば、前記金属膜は、前記樹脂層に覆われている。
また、実施形態によれば、前記第1の樹脂層は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を主に含み、前記第2の樹脂層は、ポリイミド樹脂を主に含む。
また、実施形態によれば、前記樹脂層は、前記発光層の放射光に対して遮光性を有する。
また、実施形態によれば、半導体発光装置は、前記第1の面と前記光学層との間に設けられた第3の絶縁膜をさらに備えている。
また、実施形態によれば、前記光学層は、前記発光層の放射光により励起され前記発光層の放射光とは異なる波長の光を放射する複数の蛍光体と、前記複数の蛍光体を一体化し前記発光層の放射光及び前記蛍光体の放射光を透過させる結合材と、を含む蛍光体層である。
また、実施形態によれば、前記光学層は、前記発光層の放射光を散乱させる複数の散乱材と、前記複数の散乱材を一体化し前記発光層の放射光を透過させる結合材と、を含む散乱層である。
また、実施形態によれば、前記p側金属ピラー及び前記n側金属ピラーのそれぞれは、同じ面内で並んだ外部接続可能な端部を有する。
また、実施形態によれば、前記光学層の側面と、前記支持体の側面とが揃っている。
また、実施形態によれば、前記金属膜は銅を含み、前記金属膜の前記第2の反射部の端面に金膜が設けられている。
また、実施形態によれば、前記p側配線部、前記n側配線部および前記金属膜は、前記第2の面側に形成されたシード層を用いためっき法により形成され、前記金属膜をマスク層で覆った状態で、前記p側配線部と前記n側配線部との間に形成された前記シード層、前記p側配線部と前記金属膜との間に形成された前記シード層、および前記n側配線部と前記金属膜との間に形成された前記シード層をエッチングにより除去する。
また、実施形態によれば、前記半導体層の前記側面の周囲の領域における前記金属膜の被覆率を、100%より低くする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1〜4…半導体発光装置、10…基板、11…第1の半導体層、12…第2の半導体層、13…発光層、15…半導体層、15a…第1の面、15b…第2の面、15c…側面、16…p側電極、17…n側電極、18,19…絶縁膜、21…p側配線層、22…n側配線層、23…p側金属ピラー、24…n側金属ピラー、25…樹脂層、30…蛍光体層、50…金属膜、51…第1の反射部、52…第2の反射部、55…樹脂層、60…下地金属膜、100…支持体

Claims (7)

  1. 第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面とを持ち、発光層を有する半導体層と、
    前記第2の面側において、前記半導体層に設けられたp側電極と、
    前記第2の面側において、前記半導体層に設けられたn側電極と、
    前記第2の面側に設けられた支持体であって、前記p側電極に接続されたp側配線部と、前記n側電極に接続されたn側配線部と、前記p側配線部と前記n側配線部との間、および前記半導体層における前記第1の面に続く側面の周囲の領域に設けられた樹脂層と、を有する支持体と、
    前記第1の面側に設けられ、前記第1の面に対して垂直な方向から見て前記半導体層の平面サイズよりも大きな平面サイズを有し、前記発光層の放射光に対して透過性を有し、蛍光体または散乱材を含む光学層と、
    前記半導体層の前記側面に対向する第1の反射部と、前記半導体層の前記側面の周囲の領域で前記光学層に対向しつつ、前記第1の反射部から半導体発光装置の側面に向けて延在し、端面が前記樹脂層から露出している第2の反射部と、を有する金属膜と、
    前記半導体層の前記第1の面と前記光学層との間、前記半導体層の前記側面と前記第1の反射部との間、および前記側面の周囲の領域の前記光学層と前記第2の反射部との間に設けられた無機絶縁膜と、
    を備え
    前記第1の反射部と前記第2の反射部は、前記無機絶縁膜と前記樹脂層との間に設けられている半導体発光装置。
  2. 前記金属膜は、前記p側配線部及び前記n側配線部に対して分離している請求項記載の半導体発光装置。
  3. 前記樹脂層は、
    前記p側配線部の周囲及び前記n側配線部の周囲に設けられた第1の樹脂層と、
    前記金属膜を覆い、前記第1の樹脂層とは異なる第2の樹脂層と、
    を有する請求項1または2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記金属膜は、アルミニウム膜を有する請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  5. 前記半導体層は、前記第1の面側に基板を含まず、
    前記光学層は、前記半導体層との間に基板を介することなく前記第1の面側に設けられている請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  6. 前記p側配線部は、前記p側電極に接続されたp側配線層と、前記p側配線層に接続され、前記p側配線層よりも厚いp側金属ピラーとを有し、
    前記n側配線部は、前記n側電極に接続されたn側配線層と、前記n側配線層に接続され、前記n側配線層よりも厚いn側金属ピラーとを有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  7. 基板上に、第1の面と、前記基板の反対側の第2の面とを持ち、発光層を有する半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層の前記第2の面に、p側電極及びn側電極を形成する工程と、
    前記p側電極に接続されたp側配線部と、前記n側電極に接続されたn側配線部と、前記p側配線部と前記n側配線部との間、および前記半導体層における前記第1の面に続く側面の周囲の領域に設けられた樹脂層と、を有する支持体を前記第2の面側に形成する工程と、
    前記半導体層における前記第1の面に続く前記側面、および前記側面の周囲の領域における前記基板上に、第1の無機絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の無機絶縁膜の側面、および前記基板上の前記第1の無機絶縁膜の上に、金属膜を形成する工程と、
    前記半導体層が前記支持体に支持された状態で、前記基板を除去する工程と、
    前記基板が除去された前記第1の面上に、第2の無機絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の無機絶縁膜上、および前記半導体層の前記側面の周囲の領域の前記第1の無機絶縁膜上に、前記第1の面に対して垂直な方向から見て前記半導体層の平面サイズよりも大きな平面サイズを有し、前記発光層の放射光に対して透過性を有し、蛍光体または散乱材を含む光学層を形成する工程と、
    前記半導体層の前記側面の周囲の領域で、前記光学層、前記第1の無機絶縁膜、前記金属膜、および前記樹脂層を切断し、前記金属膜の端面を前記樹脂層から露出させる工程と、
    を備えた半導体発光装置の製造方法。
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