JP6044832B2 - 循環アダプタ - Google Patents
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Description
例えば、浄水シャワーによって塩素を除去した湯水を浴槽に貯留する場合、浄水シャワーから放水される湯水を手動で浴槽内へ供給する必要があり、給湯器の自動湯張り機能を利用して湯張りをすることができない。そのため、湯張り動作が手間である。また、入浴剤によって浴槽の湯水から塩素を除去する場合は、浴槽に湯張りをした後に別途入浴剤を投入する必要があり、手間である。
このような循環アダプタでは、空の浴槽へ湯水を供給する湯張り動作を実施するとき、いち早く湯張りを完了するという目的のため、アダプタ内戻り流路とアダプタ内往き流路の双方を浴槽へ湯水を供給するために使用する場合がある。すなわち、アダプタ内戻り流路とアダプタ内往き流路のそれぞれで浴槽側へ向かって湯水を流す場合がある。
つまり、循環アダプタでは、浴槽内の湯水を熱源機との間で循環させる場合と、空の浴槽へ湯水を供給する場合とでアダプタ内戻り流路を流れる湯水の方向が異なる場合がある。
この場合、湯張り動作においては、アダプタ内戻り流路を流れる湯水が改質機能部を通過する必要がある。すなわち、改質機能部を通過させることで改質した湯水を浴槽へ供給する必要がある。対して、浴槽の湯水を循環加熱する場合には、アダプタ内戻り流路を流れる湯水が改質機能部を通過しないことが望ましい。すなわち、すでに浴槽に貯留した湯水を循環加熱する場合、湯水を改質する必要はない。加えて、浴槽の湯水にゴミ等の異物が混入していた場合、この湯水が改質機能部を通過するとゴミ等が改質機能部に悪影響を及ぼすおそれがあるので望ましくない。
このような構成とすると、湯張り動作を実施する場合には、下流側で分岐する分岐流路にも湯水が流入することとなり、改質した湯水が浴槽へ供給されることとなる。
対して、浴槽の湯水を循環加熱する場合には、アダプタ内戻り流路の内部では負圧となる熱源機側へ向かって湯水が流れることとなる。そのため、アダプタ内戻り流路の中途部分から浴槽側まで延びる分岐流路には、湯水が流れこむことはない。
以上のことから、本発明によると、比較的に簡単な構造で浴槽水の改質機能部への浸入を阻止できる。
例を挙げて具体的に説明すると、複数の流路のうちの一つにのみ改質機能部を設けて自動湯張りを実施した場合、改質機能部を設けた流路を介して浴槽に供給される湯水は改質された湯水となるが、他の流路を介して浴槽に供給される湯水は改質されていない湯水となる。ここで、改質剤が水溶性である場合、改質機能部を設けた流路を介して浴槽に供給される湯水は、改質剤が溶け込んだ湯水となる。このため、改質剤が溶け込んだ湯水と、他の流路から供給された改質されていない湯水が浴槽の内部で混ざり合うこととなり、浴槽に供給された時点で改質されていない湯水が改質されることとなる。したがって、全ての流路に改質機能部を設けることなく、自動湯張りに伴う湯水の改質が可能となる。
また、本発明の循環アダプタは、浴槽側から前記熱源機側へ流れる湯水が改質機能部を通過することなく流れる構造となっており、浴槽内にゴミ等の異物が含まれていたとしてもこの異物が改質機能部に浸入することがない。このため、ゴミ等が改質機能部に接触することに起因する問題の発生を防止できる。
さらに、本発明の循環アダプタは、循環アダプタ内に配された改質手段を浴槽内部側から交換できる構成となっており、浴槽内部を交換作業のための空間として利用できる。このため、改質手段の交換を簡単に実施可能であり、交換作業の手間を軽減できる。
図示しない給湯栓等が操作されて出湯要求があると、図示しない給水源から供給された湯水が入水管20を流れ、二次熱交換器6及び一次熱交換器5を経て加熱されて、出湯管21へ出湯される。また出湯管21では、二次熱交換器6及び一次熱交換器5を経て加熱された湯水と、バイパス管22を通過した湯水とが混合されることとなる。そして、この混合された湯水が一般給湯管23へと出湯され、一般給湯管23から給湯栓(図示せず)へと供給される。
図示しないリモコン等で落とし込み運転が要求されると、風呂落とし込み系統11の注湯電磁弁29が開いた状態となる。そして、上述した一般給湯運転と同様に、二次熱交換器6及び一次熱交換器5で加熱された湯水が出湯管21を流れる。さらに、加熱された湯水は、出湯管21から風呂落とし込み管25へと流入し、風呂戻り管33へと至る。ここで、風呂戻り管33へと流入した湯水は、その一部が浴槽16側へ流れ、他の一部が熱交換器(二次熱交換器6及び一次熱交換器5)側へ流れる。そして、熱交換器側へ流れた湯水は、風呂往き管34へ流れ、風呂往き管34から浴槽16側へ流れる。つまり、風呂戻り管33と風呂往き管34のそれぞれから浴槽16側へと湯水が流れる。
より詳細には、風呂戻り管33と風呂往き管34から、循環アダプタ15の内部に形成される異なる流路(詳しくは後述する)に湯水がそれぞれ流入し、この循環アダプタ15の内部を通過した後に、浴槽16に落とし込まれることとなる。
図示しないリモコン等で追い焚き運転が要求されると、渦巻きポンプ38が駆動され、浴槽16内の湯水が循環アダプタ15の内部通路(詳しくは後述する)を経て風呂戻り管33に流入し、二次熱交換器6及び一次熱交換器5へと至る。そして、湯水は、二次熱交換器6及び一次熱交換器5を通過する際に加熱され、風呂往き管34、循環アダプタ15の内部通路(詳しくは後述する)を経て浴槽16に戻される。
また、この前側壁部49bには、中心部分よりやや上側に、前側壁部49bを部材厚方向に貫通する蓋部露出孔49dが設けられている。
柱状部50aは、外形が円柱体を横倒ししたような形状であり、その前端面にカートリッジ挿入口58と、湯水吸入口59が形成されている。
また、フランジ部50bの側面であり、下方側に位置する部分には、湯水排出口60が形成されている。より具体的には、フランジ部50bには2つの湯水排出口60(一方の湯水排出口60については図示せず)が設けられており、いずれも下方側に位置するものであって、それぞれ周方向に間隔を空けて配されている。
これらカートリッジ挿入口58、湯水吸入口59、湯水排出口60は、いずれもアダプタ本体50の内部空間と連続するものであり、内部空間の異なる部分とそれぞれ連通した状態となっている(詳しくは後述する)。
なお、止水部材52は、公知のОリングと同様のものである。
また、循環アダプタ15の内部には、アダプタ内戻り流路64の中途から分岐される分岐流路66が形成されている。
ここで、湯水吸入口59の近傍、すなわち、アダプタ内戻り流路64の浴槽16よりの端部には、逆止弁72が設けられている。そして、アダプタ内戻り流路64の内部から湯水吸入口59を介して浴槽16の内部へ湯水が流れないようになっている。
なお、図面(図4乃至図6)では、作図の都合上、分岐流路66と連なる湯水排出口60(湯水排出口60のうちの一方)を上側に配しているが、実際は、上記したように湯水排出口60はいずれも下方側に位置している。
ここで、残留塩素を除去した湯水は、髪や肌に悪い影響を及ぼす恐れがない反面、殺菌成分が除去されているので、雑菌が繁殖しやすくなってしまう。したがって、配管のうちで残留塩素を除去した湯水が流れる部分は、雑菌が繁殖する可能性が高くなってしまう。
ここで、蓋部146には、内部を延びる蓋部内流路101が設けられている。この蓋部内流路101は、蓋部146を厚さ方向に貫通して延びる流路であって、蓋部146がカートリッジ挿入口58に取り付けられたときに収納空間175の内部と外部を連通する流路となる。そして、この蓋部内流路101の長手方向の端部のうち、蓋部146の取り付け時に外側に位置する端部が湯水排出口160となる。また、蓋部内流路101には、湯水排出口160の近傍に逆止弁72が設けられている。
なお、図8においても、作図の都合上、分岐流路66と連なる湯水排出口60(湯水排出口60のうちの一方)を上側に配しているが、実際は、上記したように湯水排出口60はいずれも下方側に位置している。
また、閉塞部201を抗菌材料で形成することにより、仮にカートリッジ45に雑菌が付着してしまっていた場合であっても、循環アダプタ215の内部でカートリッジ45に付着した雑菌が繁殖してしまうことがない。
なお、金属イオン放出装置が放出する金属イオンは、特に限定されるものではないが、人体への影響という観点から、銀イオンや銅イオンであることが好ましい。
そしてまた、このような金属イオン放出装置と上述した抗菌フィルタ部202とは、双方を設けてもよく、いずれか一方を設けてもよい。
なお、循環アダプタにおけるフィルタ部は、通常、使用者が適宜取り外して清掃する部分でもあり、容易に着脱できるものとなっている。したがって、この着脱作業が脱塩素用カートリッジ45の交換作業を煩雑化しないことはいうまでもない。
例えば、太陽熱を利用して湯水を加熱する熱源機と共に、上記した循環アダプタ15(循環アダプタ115、循環アダプタ215)を使用してもよい。
また、上記した落とし込み運転、追い焚き運転では、熱源機1の熱交換器(一次熱交換器5及び二次熱交換器6)で湯水の加熱を行ったが、必ずしもこれらの運転で湯水の加熱を実施する必要はない。これらの運転では、燃焼動作を実施せず、単に熱交換器を通過した湯水を浴槽16に供給するものであってもよい。すなわち、必ずしも温度の高い湯水を供給する必要はなく、温度の低い湯水を注湯したり、温度の低い湯水を浴槽16へ戻したりするものであってもよい。
15,115,215 循環アダプタ
16 浴槽
45 脱塩素用カートリッジ(改質手段)
64 アダプタ内戻り流路
66,166 分岐流路
72 逆止弁
202 抗菌フィルタ部
Claims (7)
- 浴槽に取り付けられ、熱源機を経由した湯水を前記浴槽に供給する際の供給経路、及び/又は前記浴槽内の湯水を前記熱源機との間で循環させる際の循環経路の一部となる循環アダプタであって、
内部には、前記浴槽側へ流れる湯水を改質する改質機能部が設けられており、
前記改質機能部には、内部に改質剤を充填可能な改質手段が配され、
前記浴槽側から前記熱源機側へ流れる湯水が前記改質機能部を通過することなく流れると共に、前記改質手段は、前記浴槽の内部側から前記改質機能部に導入可能及び前記改質機能部から前記浴槽の内部側に排出可能となっていることを特徴とする循環アダプタ。 - 前記浴槽内の湯水を前記熱源機側へ流すための経路の一部を形成するアダプタ内戻り流路と、当該アダプタ内戻り流路から分岐して前記浴槽側に開かれた開口まで延びる分岐流路とが内部に形成されており、
前記改質機能部は、前記分岐流路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の循環アダプタ。 - 前記アダプタ内戻り流路と、前記分岐流路には逆止弁が設けられており、規定の方向でない方向への湯水の流れが阻止されることを特徴する請求項2に記載の循環アダプタ。
- 前記アダプタ内戻り流路のうち、前記浴槽内の湯水の流入口となる部分に抗菌フィルタ部が設けられており、
前記抗菌フィルタ部によって殺菌された湯水が前記アダプタ内戻り流路に流入することを特徴とする請求項2又は3に記載の循環アダプタ。 - 前記改質機能部又は前記改質機能部に連なる部分には、蓋部が取り付けられており、
前記蓋部を取り外した状態とすることで、前記改質手段が前記改質機能部に導入可能及び前記改質機能部から排出可能となるものであり、
前記蓋部が抗菌材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の循環アダプタ。 - 前記アダプタ内戻り流路と連結する外部の配管に、金属イオンを放出して配管内を流れる湯水を殺菌するイオン放出装置を設けた状態で使用することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の循環アダプタ。
- 前記改質剤は水溶性であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の循環アダプタ。
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