JP6044558B2 - U形鋼矢板粗圧延用造形孔型及びu形鋼矢板の圧延方法 - Google Patents

U形鋼矢板粗圧延用造形孔型及びu形鋼矢板の圧延方法 Download PDF

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Description

本発明は、U形鋼矢板のウェブ上側の両端部近傍の折れ込み疵の発生を防止するU形鋼矢板の製造技術に関する。
従来、U形鋼矢板は、矩形断面の圧延素材を、熱間圧延において複数の孔型を用いた複数回の往復圧延により製造されている。圧延方法としては、ウェブ部分を直線のままで圧延する方法やウェブ部分を折り曲げながら圧延するいわゆるバタフライ圧延という手法が知られている。特許文献1には、製品の爪部に肉不足回避や圧延パス回数の減少を目的とした孔型形状に関する技術が開示されている。
特許文献1に開示されている圧延方法では、第一の圧延工程である粗圧延工程における孔型へ圧延素材を噛み込む際に、圧延素材が孔型の左右どちらかに寄って噛み込まれた場合には断面が左右非対称となる。その結果、左右の継手となる部分の断面積が異なり、最終製品の継手寸法が安定しなくなるという問題が生じていた。
この問題を解決するために特許文献2では、圧延素材を、H形状断面を有する連続鋳造製の粗形鋼片を用いる。これにより圧延素材のフランジの断面は、既に連続鋳造の鋳込時に精度よくウェブ部の左右に振り分けられているため、最終製品の左右の継手寸法差のばらつきを低減できるとしている。
特開平11−90504号公報 特開平10−192905号公報
ここでH形状断面の粗形鋼片をU形鋼矢板に造形するには圧延素材の上フランジを上から下へ圧縮して無くし、上フランジ上面とウェブ上面とを同じ高さとし、これらを同一平面とする必要がある。そのためには、圧延素材の上フランジ高さを減少させるとともに下フランジ高さを高く形成されたU形鋼矢板のフランジを予成形する圧延が必要となる。ところがこの圧延における第一の圧延工程においては、図6に示すように、上フランジ43,43の圧縮に基づくメタルフローにより、圧延素材40の上フランジ43,43のウェブ41の上面45との付け根部がウェブ41の上面45より下に潜り込んでしまう。そしてこの付け根部に、破線囲みで示すように凹みが発生するという問題が生じていた。この凹みは、最終製品のウェブ上側の両端部近傍に、折れ込み疵として残存してしまう可能性が高いものである。
こうした問題は、ブルームのような矩形断面を圧延素材としてU形鋼矢板を熱間圧延で製造する場合には生じないが、H形状断面の粗形鋼片を圧延素材として圧延する場合に発生が懸念される特有の問題である。特許文献2には、圧延方法の概略が示されており、これ基づいて所定のU形鋼矢板断面を得ることはできるが、上記した問題については考慮されておらず、最終製品のウェブ上側の両端部近傍における疵発生を抑制することは困難であった。そして、疵が発生したU形鋼矢板は切捨てせざるを得ず、歩留まりの低下が生じていた。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであって、H形状断面の粗形鋼片を圧延素材としたU形鋼矢板の造形圧延において、上フランジのウェブの上面との付け根部におけるメタルフローによる凹みの発生を抑制し、最終製品の折れ込み疵の発生を抑制できるU形鋼矢板粗圧延用造形孔型及びU形鋼矢板の圧延方法を提供することを目的とする。
本発明に係るU形鋼矢板粗圧延用造形孔型のある態様は、ウェブとこのウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材としたU形鋼矢板の造形圧延における粗圧延工程で用いられるものであり、圧延素材側に突出形成された突起部を各々有する上ロール及び下ロールを備え、2つの突起部の間に圧延素材を噛み込んで造形するために用いられる。
そして、圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成されるとともに、上ロールの突起部は、ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、このウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備える。そして、
(1)上ロールの上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さが、圧延素材の上フランジのウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
(2)上ロールの突起部の幅が、圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
(3)上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
(4)圧延素材のウェブの上面及びフランジ側傾斜部のなす鋭角側の角度から、上ロールのウェブ上面圧下部及び上ロール側傾斜部のなす鋭角側の角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされたこと、
を要旨とする。
また本発明に係るU形鋼矢板の圧延方法のある態様は、ウェブとこのウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材とし、圧延素材側に突出形成された突起部を有する上ロール及び下ロールを備えるとともに2つの突起部の間に圧延素材を噛み込んで造形する造形孔型を用いた粗圧延工程と、この粗圧延工程に後続する圧延工程により圧延素材を順次圧延して、U形鋼矢板を造形圧延する。
そして、圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成されるとともに、上ロールの突起部は、ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、このウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備える。そして、
(1)上ロールの上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さが、圧延素材の上フランジのウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
(2)上ロールの突起部の幅が、圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
(3)上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
(4)圧延素材のウェブの上面及びフランジ側傾斜部のなす鋭角側の角度から、上ロールのウェブ上面圧下部及び上ロール側傾斜部のなす鋭角側の角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされた造形孔型を用いて粗圧延工程を行うことを要旨とする。
本発明を用いれば、U形鋼矢板粗圧延用造形孔型が上記(1)〜(4)の構成を備えることにより、上ロールにより圧延素材のウェブの上面及び上フランジを圧延するとき、上フランジのウェブの上面との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローが抑制され、上フランジのウェブの上面との付け根部で凹みが発生することを抑えることができる。そして、疵が発生したU形鋼矢板の切捨てを回避でき、歩留まり向上に極めて有効となる。
本発明の実施形態で用いるH形状断面の粗形鋼片(圧延素材)の断面図である。 本発明の実施形態に係るU形鋼矢板粗圧延用造形孔型の断面図である。 上フランジのウェブの上面との付け根部におけるメタルフローを説明する図である。 本発明の実施形態に係るU形鋼矢板の圧延工程を説明する図である。 図4における粗圧延工程においてU形鋼矢板粗圧延用造形孔型が圧延素材を噛み込んだ状態を示す図である。 従来の造形孔型を用いた場合の、上フランジのウェブの上面との付け根部に発生する凹みを説明する図である。
本発明の実施形態に係るU形鋼矢板粗圧延用造形孔型は、H形状断面の連続鋳造製の粗形鋼片を圧延素材とした、U形鋼矢板の造形圧延における粗圧延工程で用いられるものである。以下その構成を、図面を参照して説明する。尚、図中に示されたU形鋼矢板粗圧延用造形孔型を構成する各部の形状、大きさ又は比率は適宜簡略化及び誇張して示されている。また図中、同一機能を有するものには同一符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。また図を正面視した方向が圧延素材の圧延方向であるとともに、図中における左右方向が圧延素材の幅方向である。
まず初めに圧延素材20を、図1を用いて説明する。
圧延素材20は、その上面25及び下面26が水平な直線状断面のウェブ21と、このウェブ21の外方に各々設けられ上フランジ23及び下フランジ24を有する左右のフランジ22,22とを備える。圧延素材10は上下左右対称的に構成されている。
ウェブ21は圧延素材20において左右方向及び上下方向のそれぞれ中央に位置する。ウェブ21の上面25と、左右の上フランジ23,23の各端面23a,23aとの間には各々、上移行部27,27が形成されている。上移行部27はさらに、滑らかな円弧状の傾斜部27a及び直線状のフランジ側傾斜部27bを有する。
この上移行部27により、ウェブ21の上面25は、円弧状の傾斜部27a、直線状のフランジ側傾斜部27bと、この順にウェブ21側から上フランジ23側へ移行してゆき、上フランジ23の端面23aに至る。上フランジ23の端面23aは水平な直線状であり、上フランジ23は、端面23aと直線状のフランジ側傾斜部27bとの間の変化点において直線状から円弧状に滑らかに変化するように形成されている。
ウェブ21の下面26と、左右の下フランジ24,24の端面24a,24aとの間には各々、下移行部28,28が形成されている。下移行部28はさらに、滑らかな円弧状の傾斜部28a及び直線状の傾斜部28bを有する。
この下移行部28により、ウェブ21の下面26は、円弧状の傾斜部28a、直線状の傾斜部28bと、この順にウェブ21側からフランジ22側へ移行してゆき、下フランジ24の端面24aに至る。下フランジ24の端面24aは水平な直線状であり、下フランジ24は、端面24aと直線状の傾斜部28bとの間の変化点29において直線状から円弧状に滑らかに変化するように形成されている。尚、図中のウェブ21の上面25及び上移行部27、並びに、ウェブ21の下面26及び下移行部28中に描かれた複数の点は、連続する各部の交点位置を便宜的に示したものである。
本実施形態に用いる圧延素材20として用いられる粗形鋼片としては、H形鋼の製造に用いられるH形状断面の鋳片をそのまま用いることができる。これによりU形鋼矢板製造用の鋳片製造設備を新たに設ける必要がない。
次に、本実施形態に係るU形鋼矢板粗圧延用造形孔型1を、図2を用いて説明する。
図2は、ロール間の空隙によりU形鋼矢板粗圧延用造形孔型1を構成する上ロール2及び下ロール3を、それぞれのロール軸を含む断面で見た断面図である。上ロール2及び下ロール3は、圧延素材側(図中、上ロール2と下ロール3との間の空隙側)に各々突出形成された突起部4,5を備える。U形鋼矢板粗圧延用造形孔型1は左右対称的に構成されており、2つの突起部4,5間に圧延素材20を噛み込んでU形鋼矢板の断面形状に近くなるよう造形圧延するものである。
上ロール2の突起部4は、左右方向中央に位置するウェブ上面圧下部6と、このウェブ上面圧下部6の外方左右に各々設けられた上フランジ圧縮部7,7を備える。また上ロール2は、上フランジ圧縮部7,7の外方に側壁8,8を備えるとともに、側壁8,8のさらに外方に上継手予成形部9,9を備える。
ウェブ上面圧下部6は水平な直線状断面とされ、圧延時に圧延素材20のウェブ21の上面25に当接し、上面25を上方から圧下するものである。
上フランジ圧縮部7はさらに、滑らかな円弧状のウェブ側傾斜部7aと、直線状の中央傾斜部7bと、上に凸状とされたフランジ側傾斜部7cとを有する。中央傾斜部7bが本発明の上ロール側傾斜部に相当する。
上ロール2には、上フランジ圧縮部7により、ウェブ上面圧下部6と側壁8との間で、ウェブ上面圧下部6より高い位置となる面が形成されている。上フランジ圧縮部7においては、上ロール2の周面の高さは、ウェブ側傾斜部7a、中央傾斜部7b、フランジ側傾斜部7cの順に高い位置となり、ウェブ側傾斜部7aの凸状の頂点で最大高さ位置となる。その後、上ロール2の周面の高さは頂点から側壁8側へ低くなる。これにより、上ロール2と圧延素材20の間には、ウェブ上面圧下部6の左右に、上に凸状の凹部S,Sが形成され、圧延時にはこの凹部S,Sに圧延素材20の上フランジ23,23が入り込むこととなる。そして上フランジ圧縮部7は、圧延素材20の上フランジ23を圧縮して、その高さを減少させる。またこのとき上フランジ圧縮部7の中央傾斜部7bは、圧延素材20の直線状のフランジ側傾斜部27bに当接して上フランジ23を圧縮する。
側壁8は、圧延時に圧延素材20のフランジ22の側面22a(図1参照)に当接し、圧延素材20の左右方向の幅を拘束するものである。また上継手予成形部9は、後述する下ロール3の下継手予成形部との間に圧延素材20を噛み込み、U形鋼矢板の継手を予成形するものである。
下ロール3の突起部5は、図2に示すように、左右方向中央に位置するウェブ下面圧下部10と、このウェブ下面圧下部10の外方左右に各々設けられた滑らかな円弧状断面の下フランジ圧下部11,11を備える。また下ロール3は、下フランジ圧下部11,11の外方に下継手予成形部12,12を各々備える。
ウェブ下面圧下部10は水平な直線状断面とされ、圧延時に圧延素材20のウェブ21の下面26及び下移行部28,28に当接し、ウェブ21及び下フランジ24,24を下方から圧下するものである。
下フランジ圧下部11は、圧延時に圧延素材20のウェブ21の下移行部28,28に当接し、下フランジ24を拡げるものである。下継手予成形部12は、上ロール2の上継手予成形部9との間に圧延素材20を噛み込み、U形鋼矢板の継手を予成形する。尚、図中の上ロール2側の突起部4及び下ロール3側の突起部5中の複数の点は、上ロール2側の突起部4及び下ロール3側の突起部5を各々構成する各部どうしの交点位置を便宜的に示したものである。
そして、前述した上ロール2は、さらに以下の(1)〜(4)に示す構成を有している。
(1)上ロール2の上フランジ圧縮部7のウェブ上面圧下部6からの高さ6h(図2参照)すなわち上フランジ23を圧縮する凹部S,Sの最大高さが、圧延素材20の上フランジ23のウェブ21の上面25からの高さである上フランジ高さ23h(図1参照)の、50%以上80%以下
50%以上とするのは以下の理由による。50%未満とすると、上フランジ高さ23hの減少量が大き過ぎる状態、すなわち、上フランジ圧縮部7の高さが低過ぎる状態で上フランジ23が上方から圧縮されてしまう。そのため、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部が、圧延素材20のウェブ21の上面25の高さより下に押し込まれ、凹みが生じる(図6参照)。また80%以下とするのは、80%を超えると、上フランジ高さ23hを十分に減少させられないためである。上限を80%とすることにより、上フランジ23の圧縮量を一定以上確保することができる。
(2)上ロール2の突起部4の幅4w(図2参照)すなわち孔型1の外幅が、圧延素材20の幅20w(図1参照)すなわち左右のフランジ22,22の両側面22a,22a間距離の、90%以上100%以下
90%以上とするのは、90%未満であると、圧延素材20の幅20wの減少量が大き過ぎることとなり、前述した(1)における上フランジ23の高さ23hの減少の場合と同様に、圧縮時に上フランジ23のウェブ21方向へのメタルフローが大きくなり、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部に凹みが生じるためである。
100%以下とするのは、100%を超えると、圧延素材20の幅20wより孔型1の外幅4wが広くなり、圧延中に孔型1内での圧延素材20の左右位置が安定しなくなるためである。上限を100%とすることで通材安定性を確保することができる。
(3)上ロール2のウェブ上面圧下部6の幅6w(図2参照)が、圧延素材20のウェブ21の上面25の幅25w(図1参照)以上
圧延素材20のウェブ21の上面25の幅25w(図1参照)以上とするのは、以下の理由による。ウェブ21の上面25の幅25w未満であると、圧縮時に上フランジ圧縮部7が圧延素材20の上フランジ23に対して内側過ぎる位置すなわち中央寄りとなり、上フランジ23から離れることとなる。そして圧延を行うと、圧延素材20の上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部の近傍で、圧延素材20と孔型1との間に隙間ができ、圧延素材20の上フランジ23が内側に倒れ易くなる。
ウェブ上面圧下部6の幅6wを、ウェブ21の上面25の幅25w以上とすることにより、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部の近傍で、圧延素材20と孔型1との間の隙間の発生を抑制する。そして、付け根部を上ロール2で抑えながら圧延し、この付け根部に凹みが生じるのを防ぐことができる。
(4)圧延素材20のウェブ21の上面25及びフランジ側傾斜部27bのなす角度θ2(図1参照)から、上ロール2のウェブ上面圧下部6及び中央傾斜部7bのなす角度θ1(図2参照)を減じたときの角度差(θ2−θ1)が、10°以上25°以下
この角度差(θ2−θ1)を10°以上とするのは以下の理由による。角度差(θ2−θ1)が10°未満の場合すなわち凹部Sの中央傾斜部7bの傾きと上移行部27のフランジ側傾斜部27bの傾きとの開きが小さい場合、圧延時に上フランジ23が、凹部Sにおいてウェブ21側に寄せられる程度が強まり、凹部Sにおける上フランジ23の水平断面積が比較的大きい状態となる。このときの状態を図3(a)中のロールバイト内の図に示す。尚、図3の各図においては実線が圧延素材20を示し、破線が孔型1を示している。
この状態で、上フランジ23が上から圧縮されるため、ロールの最下点部分ではウェブ21方向へのメタルフローが発生する。その結果、図3(a)中のロール最下点位置の図中の破線円に示すように、ウェブ21側に寄せられた上フランジ23が、上から押し込まれて変形し、上フランジ23のウェブの上面25との付け根部には、最終製品で疵となる凹みが生じる。
また角度差(θ2−θ1)を25°以下とするのは以下の理由による。角度差(θ2−θ1)が25°を超える場合すなわちすなわち凹部Sの中央傾斜部7bの傾きと上移行部27のフランジ側傾斜部27bの傾きとの開きが大きい場合、圧延時に上フランジ23のウェブ21方向への流入が促進される(図3(c)中のロールバイト内の位置の図参照)。そして、図3(c)中のロール最下点位置の図に示すように、孔型1が圧延素材20を噛み込んだ時点からロールバイト最下点に至る時点の間に、圧延素材20の上移行部27がほぼ垂直に立つ形状となる。そして、上移行部27の垂直立位形状が最下点に至っても保持され、上フランジ23のウェブの上面25との付け根部には、図中の破線円に示すように、最終製品で疵となる凹みが生じる。
この角度差(θ2−θ1)を10°以上25°以下とすることにより、上フランジ23のウェブの上面25との付け根部周辺では、図3(b)中のロールバイト内の位置の図に示すように、ウェブ21方向に流入するメタルフローが比較的小さくなる。そして、図3(b)中のロール最下点位置の図中の破線円に示すように、付け根部は滑らかな曲線状態を保ったまま、ロール最下点を迎え、凹みが形成されることなく圧延が行われる。
また、本実施形態に係る下ロール3の突起部5のウェブ下面圧下部10の幅10wは、上ロール2の突起部4のウェブ上面圧下部6の幅6wより長く構成されるとともに、左右の下移行部28,28の各変化点29,29間の幅29w以下とされることが望ましい。また下ロール3の突起部5の幅5wは、各変化点29,29間の幅29w以上とされることが望ましい。これにより、圧延時に下フランジ24を外側にスムーズに押し拡げて変形させることができる。
尚、本実施形態に係る圧延素材20のフランジ高さ22hは、図1に示すように、ウェブ高さ21hと、上フランジ高さ23hと、下フランジ高さ24hとを合わせた高さとなる。
(U形鋼矢板の圧延方法)
次に前述したU形鋼矢板粗圧延用造形孔型1を用いたU形鋼矢板の圧延方法を、図4及び図5を用いて説明する。
本実施形態に係るU形鋼矢板の圧延方法(以下、単に「圧延方法」ともいう。)は、図4に示すように、前述した圧延素材20を加熱炉で所定の温度に加熱し、加熱された圧延素材20を、孔型1を用いて粗圧延する第一の圧延工程(粗圧延工程)を備える。また本実施形態に係る圧延方法は、この粗圧延工程に後続する工程として、粗圧延された圧延素材20を、複数の中間圧延機を用いて複数の孔型で圧延する第二の圧延工程を備える。また第二の圧延工程で圧延された圧延素材20を、仕上げ圧延機を用いて圧延して仕上げる第三の圧延工程を備える。本実施形態に係る圧延方法は、この第一〜第三の圧延工程によりH形状断面の圧延素材20を順次圧延して、ラルゼン型のU形鋼矢板を造形圧延するものである。
第一の圧延工程では、図5に示すように、圧延素材20を上ロール2、下ロール3により構成された孔型1において下ロール3の突起部5に乗り上げるように噛み込ませる。このとき、圧延素材20の上フランジ23,23の端部は上ロール2の側壁8,8に接触を開始するとともに、左右の下フランジ24,24間の空隙には、下ロール3の突起部5がはまり込む状態となる。これにより圧延素材20は、下ロール3の突起部5と上ロール2の側壁8,8で左右への振れが拘束されることとなる。
次に、圧延素材20を上ロール2と下ロール3の最近接位置まで噛み込ませ、圧延素材20の上フランジ高さ23hを減じて、図4に示すように、上フランジ23,23を小突条23b,23bとする。また下フランジ24,24を、上ロール2の側壁8,8と下ロール3の突起部5の下フランジ圧下部11,11により圧下してその厚みを減じ、U形鋼矢板のフランジ部24cとする。さらに下フランジ24,24の先端部を、上ロール2の上継手予成形部9,9と下ロール3の下継手予成形部12,12との間に充満させ、膨らみ24bを形成する。
このとき、圧延素材20のウェブ21は、上ロール2の突起部4と下ロール3の突起部5との間で圧延され、その厚み(ウェブ高さ21h)を減じる。ウェブ21が薄くなった結果、下フランジ24,24の長さ(下フランジ高さ24h)は長くなる。このように、圧延素材20の厚み(ウェブ高さ21h)を薄くし、上フランジ23,23の高さ23hを縮めるとともに、下フランジ24,24を薄く長くする。
そして、本実施形態に係る孔型1が前述した(1)〜(4)の構成を備えていることにより、上ロール2により圧延素材20のウェブ21の上面25及び上フランジ23を圧延するとき、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローが抑制される。よって、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部で凹みが発生することを抑える。
このように第一の圧延工程では、圧延素材20を粗圧延し、粗圧延された圧延素材20aが形成される。
次に第二の圧延工程では、図4に示すように、第一の圧延工程で縮小された上フランジ高さ23hをさらに縮小して最終的には消滅させてU形状断面に変形させるとともに、フランジ部24cの先端部の膨らみ24bをさらに成形して継手部とする。
次に第三の圧延工程では、第二の圧延工程で成形された継手部をさらに曲げ成形して所定の寸法のラルゼン型継手とする。
上記した第一〜第三の圧延工程により本実施形態に係る圧延方法が構成される。前述のように、第一の圧延工程で上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部で凹みが発生することを抑えることにより、第三の圧延工程を経た最終製品の折れ込み疵の発生を抑制することができる。
次に、本発明に係る孔型1を用いて圧延を行った実施例を説明する。
まず圧延素材20は、圧延素材の幅20w:560mm、フランジ高さ22h:400mm、ウェブ高さ21h:140mm、上フランジ高さ23h:130mm、ウェブ上面の幅25w:200mmである連続鋳造製のH形状断面の粗形鋼片とした。
次に孔型外幅4w、上フランジ圧縮部高さ6h、ウェブ上面圧下部の幅6w及び角度差(θ2−θ1)を種々に変更して孔型1を用意し、これらの孔型1を用いてU形鋼矢板を製造し、表1のような結果を得た。孔型No.1〜4は主に上フランジ圧縮部高さ6hについて(単位:mm)、孔型No.5〜9は主に孔型外幅4wについて(単位:mm)、孔型No.10及び11は主にウェブ上面圧下部の幅6wについて(単位:mm)、孔型No.12〜14は主に角度差(θ2−θ1)について(単位:°)の実施例である。
Figure 0006044558
表1に示すように、上フランジ圧縮部高さ6hが64mmであり、上フランジ高さ23hの50%である65mmより小さい孔型No.3の場合には、上フランジ23,23のウェブ21の上面25との付け根部に凹みが生じ疵となった。逆に上フランジ圧縮部高さ6hが105mmであり、上フランジ高さ23hの80%である104mmより大きい孔型No.4では、孔型1における上フランジの圧縮量が小さ過ぎたため、第二の圧延工程以降での圧縮量が多くなり、第二の圧延工程で付け根部に凹みが生じて疵となった。
また、孔型外幅4wが503mmであり、圧延素材の幅20wの90%である504mm以下とした孔型No.7では、上フランジ23の外側から内側への圧縮量が多く、付け根部に疵が生じた。逆に孔型外幅4wが561mmであり、圧延素材の幅20wの100%である560mmを超えた孔型No.9では、付け根部に疵は発生しなかったものの、孔型1での圧延安定性が悪く蛇行圧延となり、左右の継手厚に差が生じ、寸法公差を満たす製品を製造できなかった。
また、ウェブ上面圧下部の幅6wが199mmであり、ウェブ上面の幅25w(200mm)より小さくした孔型No.10では、上フランジ23の内側方向への倒れを抑制できず、付け根部に疵が生じた。
また、角度差(θ2−θ1)が9°であり10°未満である孔型No.12、及び、角度差(θ2−θ1)が26°であり25°より大きくした孔型No.14のいずれの場合でも付け根部に疵が生じてしまい、製品化できなかった。
そして、表1に示すように、本発明に係る実施例の孔型No.1、2、5、6、8、11、13のいずれの場合にも、付け根部に疵は発生しなかった。
(効果)
本実施形態によれば、孔型1が上記(1)〜(4)の構成を備えることにより、上ロール2により圧延素材20のウェブ21の上面25及び上フランジ23を圧延するとき、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローが抑制される。よって、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部で凹みが発生することを抑え、最終製品の折れ込み疵の発生を抑制することができる。
尚、本実施形態に係る孔型1のように左右対称とせず、いずれか一方の上フランジ圧縮部7においてのみ、上記した構成を適用してもよい。但し、U形鋼矢板の製品断面は左右対称であることから孔型1も左右対称とし、上記構成を左右双方の上フランジ圧縮部7,7に適用することが好ましい。
また、本発明に係る圧延方法では、第一〜第三のそれぞれの工程に、少なくとも1台以上の二重式水平圧延機を配置した設備とすることが好ましい。中間圧延工程や仕上げ圧延工程では、2台の圧延機を近接配置し、いわゆるタンデム圧延という圧延法で造形されることもある。その場合、2台とも二重式水平圧延機であってもよいし、一方を二重式水平圧延として他方を水平ロールと垂直ロールを同一平面上に配置したユニバーサル圧延機としてもよい。また、一方を二重式水平圧延として他方を垂直ロールのみで圧延する竪型圧延機としてもよい。
また、本発明を用いて造形圧延されるU形鋼矢板は、ラルゼン型に限定されず、タッカワナ型等他の形状のU形鋼矢板であってよい。要は、H形状断面の粗形鋼片を用いてU形鋼矢板を造形圧延する際に、上フランジのウェブの上面との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローを抑制すればよい。
1…U形鋼矢板粗圧延用造形孔型(孔型)
2…上ロール、 3…下ロール、
4…突起部(上ロール側)、 4w…突起部の幅(孔型外幅)
5…突起部(下ロール側)、 6…ウェブ上面圧下部、
6h…上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さ、
6w…ウェブ上面圧下部の幅
7…上フランジ圧縮部、 7b…中央傾斜部(上ロール側傾斜部)
20…圧延素材、 20w…圧延素材の幅、 21…ウェブ、 22…フランジ、
23…上フランジ、 23h…上フランジのウェブの上面からの高さ
24…下フランジ、 25…ウェブの上面、 25w…ウェブの上面の幅
27b…フランジ側傾斜部
θ1…ウェブ上面圧下部及び直線状傾斜部のなす角度
θ2…ウェブの上面及び傾斜部のなす角度

Claims (2)

  1. ウェブと該ウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材としたU形鋼矢板の造形圧延における粗圧延工程で用いられ、圧延素材側に突出形成された突起部を各々有する上ロール及び下ロールを備えるとともに、前記2つの突起部の間に前記圧延素材を噛み込んで造形する造形孔型であって、
    前記圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成され、
    前記上ロールの突起部は、前記ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、該ウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ前記圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備え、
    前記上ロールの上フランジ圧縮部の前記ウェブ上面圧下部からの高さが、前記圧延素材の上フランジの前記ウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
    前記上ロールの突起部の幅が、前記圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
    前記上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、前記圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
    前記圧延素材のウェブの上面及び前記フランジ側傾斜部のなす鋭角側の角度から、前記上ロールのウェブ上面圧下部及び前記上ロール側傾斜部のなす鋭角側の角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされたこと、
    を特徴とするU形鋼矢板粗圧延用造形孔型。
  2. ウェブと該ウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材とし、圧延素材側に突出形成された突起部を有する上ロール及び下ロールを備えるとともに前記2つの突起部の間に前記圧延素材を噛み込んで造形する造形孔型を用いた粗圧延工程と、該粗圧延工程に後続する圧延工程により前記圧延素材を順次圧延して、U形鋼矢板を造形圧延する方法であって、
    前記圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成され、
    前記上ロールの突起部は、前記ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、該ウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ前記圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備え、
    前記上ロールの上フランジ圧縮部の前記ウェブ上面圧下部からの高さが、前記圧延素材の上フランジの前記ウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
    前記上ロールの突起部の幅が、前記圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
    前記上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、前記圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
    前記圧延素材のウェブの上面及び前記フランジ側傾斜部のなす鋭角側の角度から、前記上ロールのウェブ上面圧下部及び前記上ロール側傾斜部のなす鋭角側の角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされた造形孔型を用いて前記粗圧延工程を行うこと、
    を特徴とするU形鋼矢板の圧延方法。
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