JP2015142930A - U形鋼矢板粗圧延用造形孔型及びu形鋼矢板の圧延方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に開示されている圧延方法では、第一の圧延工程である粗圧延工程における孔型へ圧延素材を噛み込む際に、圧延素材が孔型の左右どちらかに寄って噛み込まれた場合には断面が左右非対称となる。その結果、左右の継手となる部分の断面積が異なり、最終製品の継手寸法が安定しなくなるという問題が生じていた。
そして、圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成されるとともに、上ロールの突起部は、ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、このウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備える。そして、
(1)上ロールの上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さが、圧延素材の上フランジのウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
(2)上ロールの突起部の幅が、圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
(3)上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
(4)圧延素材のウェブの上面及びフランジ側傾斜部のなす角度から、上ロールのウェブ上面圧下部及び上ロール側傾斜部のなす角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされたこと、
を要旨とする。
そして、圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成されるとともに、上ロールの突起部は、ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、このウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備える。そして、
(1)上ロールの上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さが、圧延素材の上フランジのウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
(2)上ロールの突起部の幅が、圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
(3)上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
(4)圧延素材のウェブの上面及びフランジ側傾斜部のなす角度から、上ロールのウェブ上面圧下部及び上ロール側傾斜部のなす角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下
とされた造形孔型を用いて粗圧延工程を行うことを要旨とする。
圧延素材20は、その上面25及び下面26が水平な直線状断面のウェブ21と、このウェブ21の外方に各々設けられ上フランジ23及び下フランジ24を有する左右のフランジ22,22とを備える。圧延素材10は上下左右対称的に構成されている。
ウェブ21は圧延素材20において左右方向及び上下方向のそれぞれ中央に位置する。ウェブ21の上面25と、左右の上フランジ23,23の各端面23a,23aとの間には各々、上移行部27,27が形成されている。上移行部27はさらに、滑らかな円弧状の傾斜部27a及び直線状のフランジ側傾斜部27bを有する。
ウェブ21の下面26と、左右の下フランジ24,24の端面24a,24aとの間には各々、下移行部28,28が形成されている。下移行部28はさらに、滑らかな円弧状の傾斜部28a及び直線状の傾斜部28bを有する。
本実施形態に用いる圧延素材20として用いられる粗形鋼片としては、H形鋼の製造に用いられるH形状断面の鋳片をそのまま用いることができる。これによりU形鋼矢板製造用の鋳片製造設備を新たに設ける必要がない。
図2は、ロール間の空隙によりU形鋼矢板粗圧延用造形孔型1を構成する上ロール2及び下ロール3を、それぞれのロール軸を含む断面で見た断面図である。上ロール2及び下ロール3は、圧延素材側(図中、上ロール2と下ロール3との間の空隙側)に各々突出形成された突起部4,5を備える。U形鋼矢板粗圧延用造形孔型1は左右対称的に構成されており、2つの突起部4,5間に圧延素材20を噛み込んでU形鋼矢板の断面形状に近くなるよう造形圧延するものである。
ウェブ上面圧下部6は水平な直線状断面とされ、圧延時に圧延素材20のウェブ21の上面25に当接し、上面25を上方から圧下するものである。
上フランジ圧縮部7はさらに、滑らかな円弧状のウェブ側傾斜部7aと、直線状の中央傾斜部7bと、上に凸状とされたフランジ側傾斜部7cとを有する。中央傾斜部7bが本発明の上ロール側傾斜部に相当する。
下ロール3の突起部5は、図2に示すように、左右方向中央に位置するウェブ下面圧下部10と、このウェブ下面圧下部10の外方左右に各々設けられた滑らかな円弧状断面の下フランジ圧下部11,11を備える。また下ロール3は、下フランジ圧下部11,11の外方に下継手予成形部12,12を各々備える。
下フランジ圧下部11は、圧延時に圧延素材20のウェブ21の下移行部28,28に当接し、下フランジ24を拡げるものである。下継手予成形部12は、上ロール2の上継手予成形部9との間に圧延素材20を噛み込み、U形鋼矢板の継手を予成形する。尚、図中の上ロール2側の突起部4及び下ロール3側の突起部5中の複数の点は、上ロール2側の突起部4及び下ロール3側の突起部5を各々構成する各部どうしの交点位置を便宜的に示したものである。
(1)上ロール2の上フランジ圧縮部7のウェブ上面圧下部6からの高さ6h(図2参照)すなわち上フランジ23を圧縮する凹部S,Sの最大高さが、圧延素材20の上フランジ23のウェブ21の上面25からの高さである上フランジ高さ23h(図1参照)の、50%以上80%以下
50%以上とするのは以下の理由による。50%未満とすると、上フランジ高さ23hの減少量が大き過ぎる状態、すなわち、上フランジ圧縮部7の高さが低過ぎる状態で上フランジ23が上方から圧縮されてしまう。そのため、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部が、圧延素材20のウェブ21の上面25の高さより下に押し込まれ、凹みが生じる(図6参照)。また80%以下とするのは、80%を超えると、上フランジ高さ23hを十分に減少させられないためである。上限を80%とすることにより、上フランジ23の圧縮量を一定以上確保することができる。
90%以上とするのは、90%未満であると、圧延素材20の幅20wの減少量が大き過ぎることとなり、前述した(1)における上フランジ23の高さ23hの減少の場合と同様に、圧縮時に上フランジ23のウェブ21方向へのメタルフローが大きくなり、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部に凹みが生じるためである。
100%以下とするのは、100%を超えると、圧延素材20の幅20wより孔型1の外幅4wが広くなり、圧延中に孔型1内での圧延素材20の左右位置が安定しなくなるためである。上限を100%とすることで通材安定性を確保することができる。
圧延素材20のウェブ21の上面25の幅25w(図1参照)以上とするのは、以下の理由による。ウェブ21の上面25の幅25w未満であると、圧縮時に上フランジ圧縮部7が圧延素材20の上フランジ23に対して内側過ぎる位置すなわち中央寄りとなり、上フランジ23から離れることとなる。そして圧延を行うと、圧延素材20の上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部の近傍で、圧延素材20と孔型1との間に隙間ができ、圧延素材20の上フランジ23が内側に倒れ易くなる。
ウェブ上面圧下部6の幅6wを、ウェブ21の上面25の幅25w以上とすることにより、上フランジ23のウェブ21の上面25の付け根部の近傍で、圧延素材20と孔型1との間の隙間の発生を抑制する。そして、付け根部を上ロール2で抑えながら圧延し、この付け根部に凹みが生じるのを防ぐことができる。
この角度差(θ2−θ1)を10°以上とするのは以下の理由による。角度差(θ2−θ1)が10°未満の場合すなわち凹部Sの中央傾斜部7bの傾きと上移行部27のフランジ側傾斜部27bの傾きとの開きが小さい場合、圧延時に上フランジ23が、凹部Sにおいてウェブ21側に寄せられる程度が強まり、凹部Sにおける上フランジ23の水平断面積が比較的大きい状態となる。このときの状態を図3(a)中のロールバイト内の図に示す。尚、図3の各図においては実線が圧延素材20を示し、破線が孔型1を示している。
また角度差(θ2−θ1)を25°以下とするのは以下の理由による。角度差(θ2−θ1)が25°を超える場合すなわちすなわち凹部Sの中央傾斜部7bの傾きと上移行部27のフランジ側傾斜部27bの傾きとの開きが大きい場合、圧延時に上フランジ23のウェブ21方向への流入が促進される(図3(c)中のロールバイト内の位置の図参照)。そして、図3(c)中のロール最下点位置の図に示すように、孔型1が圧延素材20を噛み込んだ時点からロールバイト最下点に至る時点の間に、圧延素材20の上移行部27がほぼ垂直に立つ形状となる。そして、上移行部27の垂直立位形状が最下点に至っても保持され、上フランジ23のウェブの上面25との付け根部には、図中の破線円に示すように、最終製品で疵となる凹みが生じる。
また、本実施形態に係る下ロール3の突起部5のウェブ下面圧下部10の幅10wは、上ロール2の突起部4のウェブ上面圧下部6の幅6wより長く構成されるとともに、左右の下移行部28,28の各変化点29,29間の幅29w以下とされることが望ましい。また下ロール3の突起部5の幅5wは、各変化点29,29間の幅29w以上とされることが望ましい。これにより、圧延時に下フランジ24を外側にスムーズに押し拡げて変形させることができる。
尚、本実施形態に係る圧延素材20のフランジ高さ22hは、図1に示すように、ウェブ高さ21hと、上フランジ高さ23hと、下フランジ高さ24hとを合わせた高さとなる。
次に前述したU形鋼矢板粗圧延用造形孔型1を用いたU形鋼矢板の圧延方法を、図4及び図5を用いて説明する。
本実施形態に係るU形鋼矢板の圧延方法(以下、単に「圧延方法」ともいう。)は、図4に示すように、前述した圧延素材20を加熱炉で所定の温度に加熱し、加熱された圧延素材20を、孔型1を用いて粗圧延する第一の圧延工程(粗圧延工程)を備える。また本実施形態に係る圧延方法は、この粗圧延工程に後続する工程として、粗圧延された圧延素材20を、複数の中間圧延機を用いて複数の孔型で圧延する第二の圧延工程を備える。また第二の圧延工程で圧延された圧延素材20を、仕上げ圧延機を用いて圧延して仕上げる第三の圧延工程を備える。本実施形態に係る圧延方法は、この第一〜第三の圧延工程によりH形状断面の圧延素材20を順次圧延して、ラルゼン型のU形鋼矢板を造形圧延するものである。
そして、本実施形態に係る孔型1が前述した(1)〜(4)の構成を備えていることにより、上ロール2により圧延素材20のウェブ21の上面25及び上フランジ23を圧延するとき、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローが抑制される。よって、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部で凹みが発生することを抑える。
次に第二の圧延工程では、図4に示すように、第一の圧延工程で縮小された上フランジ高さ23hをさらに縮小して最終的には消滅させてU形状断面に変形させるとともに、フランジ部24cの先端部の膨らみ24bをさらに成形して継手部とする。
次に第三の圧延工程では、第二の圧延工程で成形された継手部をさらに曲げ成形して所定の寸法のラルゼン型継手とする。
まず圧延素材20は、圧延素材の幅20w:560mm、フランジ高さ22h:400mm、ウェブ高さ21h:140mm、上フランジ高さ23h:130mm、ウェブ上面の幅25w:200mmである連続鋳造製のH形状断面の粗形鋼片とした。
次に孔型外幅4w、上フランジ圧縮部高さ6h、ウェブ上面圧下部の幅6w及び角度差(θ2−θ1)を種々に変更して孔型1を用意し、これらの孔型1を用いてU形鋼矢板を製造し、表1のような結果を得た。孔型No.1〜4は主に上フランジ圧縮部高さ6hについて(単位:mm)、孔型No.5〜9は主に孔型外幅4wについて(単位:mm)、孔型No.10及び11は主にウェブ上面圧下部の幅6wについて(単位:mm)、孔型No.12〜14は主に角度差(θ2−θ1)について(単位:°)の実施例である。
また、ウェブ上面圧下部の幅6wが199mmであり、ウェブ上面の幅25w(200mm)より小さくした孔型No.10では、上フランジ23の内側方向への倒れを抑制できず、付け根部に疵が生じた。
また、角度差(θ2−θ1)が9°であり10°未満である孔型No.12、及び、角度差(θ2−θ1)が26°であり25°より大きくした孔型No.14のいずれの場合でも付け根部に疵が生じてしまい、製品化できなかった。
そして、表1に示すように、本発明に係る実施例の孔型No.1、2、5、6、8、11、13のいずれの場合にも、付け根部に疵は発生しなかった。
本実施形態によれば、孔型1が上記(1)〜(4)の構成を備えることにより、上ロール2により圧延素材20のウェブ21の上面25及び上フランジ23を圧延するとき、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローが抑制される。よって、上フランジ23のウェブ21の上面25との付け根部で凹みが発生することを抑え、最終製品の折れ込み疵の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る圧延方法では、第一〜第三のそれぞれの工程に、少なくとも1台以上の二重式水平圧延機を配置した設備とすることが好ましい。中間圧延工程や仕上げ圧延工程では、2台の圧延機を近接配置し、いわゆるタンデム圧延という圧延法で造形されることもある。その場合、2台とも二重式水平圧延機であってもよいし、一方を二重式水平圧延として他方を水平ロールと垂直ロールを同一平面上に配置したユニバーサル圧延機としてもよい。また、一方を二重式水平圧延として他方を垂直ロールのみで圧延する竪型圧延機としてもよい。
また、本発明を用いて造形圧延されるU形鋼矢板は、ラルゼン型に限定されず、タッカワナ型等他の形状のU形鋼矢板であってよい。要は、H形状断面の粗形鋼片を用いてU形鋼矢板を造形圧延する際に、上フランジのウェブの上面との付け根部の凹みの発生を促すメタルフローを抑制すればよい。
2…上ロール、 3…下ロール、
4…突起部(上ロール側)、 4w…突起部の幅(孔型外幅)
5…突起部(下ロール側)、 6…ウェブ上面圧下部、
6h…上フランジ圧縮部のウェブ上面圧下部からの高さ、
6w…ウェブ上面圧下部の幅
7…上フランジ圧縮部、 7b…中央傾斜部(上ロール側傾斜部)
20…圧延素材、 20w…圧延素材の幅、 21…ウェブ、 22…フランジ、
23…上フランジ、 23h…上フランジのウェブの上面からの高さ
24…下フランジ、 25…ウェブの上面、 25w…ウェブの上面の幅
27b…フランジ側傾斜部
θ1…ウェブ上面圧下部及び直線状傾斜部のなす角度
θ2…ウェブの上面及び傾斜部のなす角度
Claims (2)
- ウェブと該ウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材としたU形鋼矢板の造形圧延における粗圧延工程で用いられ、圧延素材側に突出形成された突起部を各々有する上ロール及び下ロールを備えるとともに、前記2つの突起部の間に前記圧延素材を噛み込んで造形する造形孔型であって、
前記圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成され、
前記上ロールの突起部は、前記ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、該ウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ前記圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備え、
前記上ロールの上フランジ圧縮部の前記ウェブ上面圧下部からの高さが、前記圧延素材の上フランジの前記ウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
前記上ロールの突起部の幅が、前記圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
前記上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、前記圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
前記圧延素材のウェブの上面及び前記フランジ側傾斜部のなす角度から、前記上ロールのウェブ上面圧下部及び前記上ロール側傾斜部のなす角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされたこと、
を特徴とするU形鋼矢板粗圧延用造形孔型。 - ウェブと該ウェブの左右に上フランジ及び下フランジを有する各々のフランジとを備えたH形状断面の粗形鋼片を圧延素材とし、圧延素材側に突出形成された突起部を有する上ロール及び下ロールを備えるとともに前記2つの突起部の間に前記圧延素材を噛み込んで造形する造形孔型を用いた粗圧延工程と、該粗圧延工程に後続する圧延工程により前記圧延素材を順次圧延して、U形鋼矢板を造形圧延する方法であって、
前記圧延素材のウェブの上面と左右の上フランジの端面との間には各々フランジ側傾斜部が形成され、
前記上ロールの突起部は、前記ウェブの上面を圧下するウェブ上面圧下部と、該ウェブ上面圧下部の左右に各々設けられ前記圧延素材のフランジ側傾斜部を圧縮する上ロール側傾斜部を有する上フランジ圧縮部と、を備え、
前記上ロールの上フランジ圧縮部の前記ウェブ上面圧下部からの高さが、前記圧延素材の上フランジの前記ウェブの上面からの高さの50%以上80%以下とされ、
前記上ロールの突起部の幅が、前記圧延素材の幅の90%以上100%以下とされ、
前記上ロールのウェブ上面圧下部の幅が、前記圧延素材のウェブの上面の幅以上とされ、
前記圧延素材のウェブの上面及び前記フランジ側傾斜部のなす角度から、前記上ロールのウェブ上面圧下部及び前記上ロール側傾斜部のなす角度を減じたときの角度差が、10°以上25°以下とされた造形孔型を用いて前記粗圧延工程を行うこと、
を特徴とするU形鋼矢板の圧延方法。
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