JP6038751B2 - 口内法x線撮影用の感光体の保護カバー - Google Patents

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本発明は、口内法X線撮影に使用されるX線撮影用の感光体の保護カバーに関するものである。
ウ蝕や歯周病等を診断するための方策として、口内のX線撮影が広く行われている。口内をX線撮影する方法の一つとして、口内法がある。口内法は、口の中に感光フィルムを入れ、外部からX線を照射して感光フィルムを感光させる方策の総称である。口内に挿入される感光フィルムは、X線のみを透過し、太陽光等を遮断する遮光フィルムで包装され、口内に装着される。そして撮影後に暗室等の中で包装を外し、感光フィルムを取り出して現像を行う。
ところで、昨今は、感光フィルムの代わりにX線撮影用のイメージングプレートが使用される機会が増えてきた。イメージングプレートは、X線撮影された画像をデジタル方式で記録することができる感光体であり、X線フィルムとは異なり、再利用が可能である。
口内法に使用されるイメージングプレート100は、図10(a)に示す様な外観形状を呈している。すなわちイメージングプレート100は、長方形の四隅が丸みを帯びた薄板状の部材である。イメージングプレート100は、X線に感光する感光面100aを有している。すなわち、画像データが、感光面100aにデジタル形式で記録される。
イメージングプレート100は、例えば、図10(a)に示す様な包装体101内に収納される。包装体101は、イメージングプレート100を収納する内部空間102と、開口103とを有し、太陽光等を遮光する機能を有する袋状の部材である。開口103には、接着テープ105が設けられている。包装体101は、開口103を介して内部空間102内へイメージングプレート100を収納する(図10(b))。そして、図10(c)に示す様に、開口103は、接着テープ105によって閉じられる。
また、図11(a)に示す様な包装体110も従来使用されている。包装体110は、表側シート111と裏側シート112とを有する。表側シート111と裏側シート112は、三方の辺が閉じられて内部に収容空間が形成され、残りの一方側が開口し、開口113を構成している。表側シート111は、裏側シート112よりも短い。包装体110の内部にイメージングプレート100を収容し(図11(b))、裏側シート112を表側シート111の開口113又はイメージングプレート100に沿って折り曲げることによって開口113が閉じられる(図11(c))。開口113を閉じると、図11(c)に示す様に、包装体110には角部117が形成される。
さらに、図12(a)に示す様に、イメージングプレート100の長さよりも十分に長い、包装体101、110とは別の包装体106も従来使用されている。包装体106は、開口109と図10の包装体101と同様の内部空間とを有している。ただし、開口109には接着テープが設けられていない。図12(b)に示す様に、包装体106は、内部空間にイメージングプレート100を収納した後、図12(c)〜図12(e)に示す様に、開口部109側の端部を三段階に折り曲げて折り曲げ部106aを形成し、開口109を閉じる。さらに、図12(f)に示す様に、折り曲げ部106aが開かない様に、蓋部材108で固定される。蓋部材108は、包装体106の一部を収容できる収容空間と、収容空間の入口である開口108aとを有する。すなわち、包装体106の折り曲げ部106aを、蓋部材108の開口108aから収容空間内に収容する。
イメージングプレート100を収容した包装体101、106、110は、図13に示す保持具104で保持される。図13では、各包装体101、106、110のうち、包装体110(図11)を保持具104で保持する場合を描写している。
保持具104は、保持部114と固定部115とを有する。保持部114は、イメージングプレート100が収容された包装体110を左右から保持する。固定部115は、保持部114で保持されたイメージングプレート100と直交する方向にのびるブロック状の部位である。固定部115が、患者の上下の歯で咬まれると、保持部114(イメージングプレート100)が患者の口内の所定の位置に配置される。イメージングプレート100を収容した包装体110が、患者の口内に配置されると、図示しないX線照射装置によってX線が照射され、X線撮影が行われる。
X線撮影が終了すると、患者の口内からイメージングプレート100を収容した包装体110が取り出され、保持具104から包装体110を外し、包装体110からイメージングプレート100が取り出される。
包装体110は、患者の口内に配置されていたために、唾液が付着している。撮影者は、衛生上、手袋をした状態で包装体110を持ち、内部のイメージングプレート100を取り出す。
そして、イメージングプレート100は、図示しない画像処理装置に装填され、イメージングプレート100に記録された画像データが画像処理装置にコピーされる。そして、歯科医は、歯のX線画像をディスプレイ表示したりプリンタで印刷し、患者の歯の診断を行う。
特開平6−289543号公報 特許第2888451号公報
ところで、前述のイメージングプレート100を収容する包装体101、106、110には以下に記す様に改善の余地がある。
口内法によるX線撮影が実施される患者は、歯や歯周等に異常がある場合が多く、痛みや腫れを伴っていることが多い。そのような患者の口内に、異物である包装体101、106、110を収容すると、患部に包装体101、106、110が触り、患者は苦痛を覚える。
例えば、図11(c)に示す包装体110を保持具104(図13)で保持し、患者の口内に配置すると、包装体110には角部117が形成されているため、この角部117が患者の口内(特に患部)に触ると、患者は痛みを覚える。
また、図10(c)に示す包装体101を保持具104(図13)で保持するためには、包装体101を折り曲げなければならない。折り曲げられた包装体101には角部107(図10(d))が形成される。患者の口内に角部107が触ると、やはり患者は痛みを覚える。
さらに、図12(f)に示す包装体106では、折り曲げ部106aによって角部116が形成されるが、折り曲げ部106aに開口108aを有する蓋部材108を被せることによって、角部116が露出せず、折り曲げ部106a(角部116)の代わりに蓋部材108が患者の口内に接触する。蓋部材108は、角部分が丸みを帯びているため、口内に触れることによる苦痛は軽減される。しかし、撮影後、包装体106からイメージングプレート100を取り出す際に、まず、包装体106から蓋部材108を外し、次に、折り曲げ部106aを開かなければならない。折り曲げ部106aには、折り曲げた癖がつくため、包装体106の開口109は開きにくい。そのため、撮影者は、包装体106内のイメージングプレート100を容易に外部に取り出すことができない。
そこで本発明は、X線撮影時には感光体を保護し、X線撮影後は、感光体に唾液を付着させることなく容易に感光体を取り出すことができる口内法X線撮影用の感光体の保護カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、口内に配置されて、上下顎の歯等をX線撮影する際に使用されるX線撮影用の感光体の保護カバーであって、前記保護カバーは、前記感光体の一部又は全部を収容する感光体収容部を備えた内装部材と、前記内装部材を収容する内装部材収容部を備えた外装部材とを有し、前記内装部材の感光体収容部には、感光体を出し入れ可能な内装側開口部があり、前記外装部材の内装部材収容部には、内装部材を出し入れ可能な外装側開口部があり、内装部材の感光体収容部に感光体を収容した状態で、前記内装部材を外装部材の内装部材収容部に収容することが可能であり、前記内装部材が外装部材に収容されているときに、内装部材の一部が外装部材から露出しており、感光体収容部に感光体を収容した内装部材を、外装部材の内装部材収容部に収容した状態で、内装部材を内装部材収容部の外装側開口部から抜き出し可能であり、その際に内装部材の感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出して感光体を外装部材の内装部材収容部に残留させることが可能であることを特徴とする口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
すなわち、口内に配置されて、上下顎の歯等をX線撮影する際に使用されるX線撮影用の感光体の保護カバーであって、前記保護カバーは、前記感光体の一部又は全部を収容する感光体収容部を備えた内装部材と、前記内装部材の一部又は全部を収容する内装部材収容部を備えた外装部材とを有し、前記内装部材の感光体収容部には、感光体を出し入れ可能な内装側開口部があり、前記外装部材の内装部材収容部には、内装部材を出し入れ可能な外装側開口部があり、内装部材の感光体収容部に感光体を収容した状態で、前記内装部材を外装部材の内装部材収容部に収容することが可能であり、感光体収容部に感光体を収容した内装部材を、外装部材の内装部材収容部に収容した状態で、内装部材を内装部材収容部の外装側開口部から抜き出し可能であり、その際に内装部材の感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出して感光体を外装部材の内装部材収容部に残留させることが可能であることを特徴とする口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
請求項1に記載の発明では、感光体は、内装部材の感光体収容部に収容され、さらに、内装部材は、外装部材の内装部材収容部に収容されるので、感光体は、内装部材と外装部材によって二重に保護される。そのため、感光体が患者の口内に配置された際に、感光体に唾液が付着しにくい。
感光体収容部に感光体を収容した内装部材を、外装部材の内装部材収容部に収容した状態で、内装部材を内装部材収容部の外装側開口部から抜き出し可能であるので、内装部材を抜き出すと、外装部材の内装部材収容部内に感光体が残留する。
内装部材収容部は、内装部材を収容可能であるので、内装部材収容部と感光体の間にはクリアランスが生じる。そのため、内装部材収容部内で感光体は容易に移動可能である。すなわち、外装側開口部を下向きにすると、感光体は落下し、感光体に手を触れることなく感光体を外装部材から取り出すことができる。
よって、患者の唾液が付着した保護カバーから、感光体に手を触れることなく感光体を取り出すことができる。また、感光体に唾液を付着させずに感光体を保護カバーから取り出すことができる。
請求項2に記載の発明は、前記内装部材は突出部を有しており、前記突出部は、内装部材が外装部材に収容されているときに、外装部材から突出していることを特徴とする請求項1に記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
請求項に記載の発明は、内装部材の感光体収容部から感光体の一部が露出し、感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出す際に、外装部材の外側から外力を掛けて感光体の前記露出部分を保持することが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
請求項に記載の発明では、内装部材の感光体収容部から感光体の一部が露出しているので、内装部材を外装部材の内装部材収容部に収容すると、感光体の一部が内装部材収容部内に露出する。そのため、感光体の露出部分に対して外装部材越しに直に外力を掛けて保持することができるので、外装部材に対して感光体を固定することができる。そして、外装部材に対して内装部材は固定されていないので、内装部材収容部に感光体を残留させて内装部材のみを引き抜くことができる。
請求項に記載の発明は、感光体収容部の内装側開口部には、切欠又は凹部が設けられており、前記切欠又は凹部を介して感光体の一部が露出していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
請求項に記載の発明では、感光体収容部の内装側開口部には、切欠又は凹部が設けられており、前記切欠又は凹部を介して感光体の一部が露出しているので、外装部材の外側から外装部材と感光体とを掴むことができ、外装部材と感光体のみを固定することができる。
請求項に記載の発明は、内装部材と外装部材は、各々4辺を有する袋状の部材であり、内装部材と外装部材のうちの少なくとも外装部材における各辺が交差する頂点部分が、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバーである。
請求項に記載の発明では、内装部材と外装部材のうちの少なくとも外装部材における各辺が交差する頂点部分が円弧状に形成されているので、保護カバーに角部が形成されない。そのため、保護カバーを患者の口内に入れた際に、口内を圧迫しにくい。口内はデリケートである上に、X線撮影する様な場合には、口内が炎症を起こしていたり、傷付いている場合が多い。その様な口内に異物である感光体を保護カバーに収容して配置するのは、患者にとって苦痛である。ところが、本発明による保護カバーは、口内に対する圧迫を軽減し、患者の苦痛を和らげることができる。
内装部材と外装部材は、各々4辺を有する表側シートと裏側シートとで構成されており、表側シートの3辺と、裏側シートの3辺とが密着して三方が閉じられて、内装部材の感光体収容部と、外装部材の内装部材収容部とが形成されており、各裏側シートの少なくともいずれか一方は、遮光性を有していて、表側シートよりも開口部側にのびており、内装部材の裏側シートの内装側開口部側の辺に切欠又は凹部が形成されており、内装部材の感光体収容部に感光体を収容すると、感光体の両面に露出する部位ができるように口内法X線撮影用の感光体の保護カバーを構成することもできる(請求項)。
本発明の保護カバーは、患者の口内に配置した際に、感光体に唾液を付着させずに済み、その上、X線撮影後には、感光体に手を触れることなく保護カバーから感光体を取り出すことができる。よって、衛生的であり、感光体を洗浄する必要がなく、作業能率がよい。
(a)は、イメージングプレートの正面図であり、(b)は、内装部材の正面図であり、(c)は、外装部材の正面図である。 (a)は、イメージングプレートを収容した内装部材の正面図であり、(b)は、イメージングプレートを収容した内装部材の裏面図である。 (a)は、イメージングプレートを収容した保護カバーの正面図であり、(b)は、イメージングプレートを収容した保護カバーの裏面図である。 (a)は、イメージングプレートを収容した内装部材を、外装部材に収容する途中の状態を示す正面図であり、(b)は、イメージングプレートを収容した内装部材を、外装部材に収容する途中の状態を示す裏面図である。 (a)は、イメージングプレートを収容した保護カバーの両端を把持した状態を示す裏面図であり、(b)は、イメージングプレートを収容した保護カバーから内装部材を取り出す途中の状態を示す裏面図であり、(c)は、保護カバーから内装部材が取り出され、外装部材内にイメージングプレートが残された状態を示す裏面図である。 (a)は、内部にイメージングプレートが残された外装部材の開口を下向きにして、イメージングプレートを落下させる途中の状態を示す正面図であり、(b)は、外装部材からイメージングプレートが落下した状態を示す正面図である。 (a)は、保護カバーで保護された縦姿勢のイメージングプレートを保持した保持具の斜視図であり、(b)は、保護カバーで保護された横姿勢のイメージングプレートを保持した保持具の斜視図である。 図1〜図6とは別の実施の形態の保護カバーの正面図であり、(a)は、イメージングプレートを保護する前の状態を示し、(b)は、イメージングプレートを保護している状態を示す。 さらに別の実施の形態の保護カバーの正面図であり、(a)は、イメージングプレートを保護する前の状態を示し、(b)は、イメージングプレートを保護している状態を示す。 従来の包装体の斜視図であり、(a)は、イメージングプレートを収容する直前の状態を示し、(b)は、イメージングプレートを収容した状態を示し、(c)は、開口を閉じた状態を示し、(d)は、収容したイメージングプレートに沿って包装体を折り曲げた状態を示す。 従来の別の包装体の斜視図であり、(a)は、イメージングプレートを収容する直前の状態を示し、(b)は、イメージングプレートを収容した状態を示し、(c)は、開口を閉じた状態を示す。 従来のさらに別の包装体の正面図であり、(a)は、イメージングプレートを収容する直前の状態を示し、(b)は、イメージングプレートを収容した状態を示し、(c)は、開口を折り曲げて半分だけ閉じた状態を示し、(d)は、開口の別の部位を折り曲げて残りの半分を閉じた状態を示し、(e)は、イメージングプレートに沿ってさらに折り曲げて折り曲げ部を構成した状態を示し、(f)は、(e)の折り曲げ部に蓋部材を装着した状態を示す。 イメージングプレートを収容した包装体を保持する保持具の斜視図であり、(a)は、従来の包装体を保持する直前の状態を示し、(b)は、従来の包装体を保持した状態を示す。
以下、本発明の実施形態の保護カバーについて説明する。
まず、図1(a)を参照しながらイメージングプレート4(感光体)について説明する。イメージングプレート4は、X線を受けた後にレーザー光線を照射すると蛍光を発する材料を、プラスチック基板(有機フィルム)に塗布して構成された部材である。すなわち、イメージングプレート4は、感光面5を有する。イメージングプレート4の外形は略長方形の薄板状を呈している。イメージングプレート4の四隅は円弧状に加工(R加工)されている。
図示しないX線照射装置によってX線が照射されて、感光したイメージングプレート4は、図示しない処理装置に装填され、撮影されたX線画像が処理装置側へコピー(抽出)される。コピー後、イメージングプレート4に記録された画像データは、処理装置で消去される。画像データが消去されたイメージングプレート4は再利用される。
次に保護カバー1について説明する。
図1(b)に示す様に、保護カバー1は、内装部材2と外装部材3とを有する。
内装部材2は、例えばポリエチレン製、ポリオレフィン製等の表側シート6と、裏側シート7とで構成されている。表側シート6は、光を透過し、後述の収容部11内を視認できる。裏側シート7は、遮光機能(遮光部)を有する。表側シート6と裏側シート7は、押圧されると容易に変形する薄い略長方形のシート部材である。表側シート6の長さは、裏側シート7の長さよりも短い。また、表側シート6の三方の辺が、裏側シート7の三方の辺と溶着されており、残りの一方側には開口10が形成されている。すなわち、裏側シート7の表面側には、表側シート6から露出した露出部7aが形成されている。露出部7aにおける端辺12には切欠部13が設けられている。切欠部13は、端辺12(縁)が凹んだ形状を呈する凹部である。
また、図1(b)に示す様に、内装部材2における端辺12とは反対側の辺には底部9が構成されている。底部9は、表側シート6と裏側シート7が溶着された部位である。底部9には、内装部材2と同一平面内の外側へ突出する突出部14が形成されている。内装部材2と外装部材3の四隅は、イメージングプレート4の形状に合わせて、円弧状に丸みを帯びているのが好ましい。
表側シート6と裏側シート7の間には、収容部11(収容空間)が形成されている。収容部11は、底部9と、底部9と連続する側部8a、8bによって三方が閉じた空間である。収容部11は、外部と開口10を介して連通している。収容部11内の側部8a、8bの間隔は、イメージングプレート4をちょうど収容できる距離に設定されている。また、裏側シート7の長さは、イメージングプレート4の長さと略一致している。すなわち、表側シート6の長さは、イメージングプレート4の長さよりも短い。
外装部材3は、内装部材2と同様の素材からなる表側シート16と、裏側シート17とで構成されている。表側シート16と裏側シート17は、略長方形のシート部材である。表側シート16の長さは、裏側シート17の長さよりも短い。また、表側シート16の三方の辺が、裏側シート17の三方の辺と溶着されており、残りの一方側には開口20が形成されている。すなわち、裏側シート17の表面側には、表側シート16から露出した露出部17aが形成されている。
また、図1()に示す様に、外装部材3における端辺22とは反対側の辺には底部19が構成されている。底部19は、表側シート16と裏側シート17が溶着された部位である。底部19には、外装部材3と同一平面内の外側へ突出する突出部24が形成されている。
表側シート16と裏側シート17の間には、収容部21(収容空間)が形成されている。収容部21は、底部19と、底部19と連続する側部18a、18bによって三方が閉じた空間である。収容部21は、外部と開口20を介して連通している。収容部21内の側部18a、18bの間隔は、内装部材2をちょうど収容できる距離に設定されている。また、裏側シート17の長さは、内装部材2の長さと略一致している。
次に、イメージングプレート4を保護カバー1に収容する手順を説明する。
図2に示す様に、イメージングプレート4は、まず、内装部材2の収容部11に収容される。すなわち、感光面5が裏側シート7(遮光側)を向く様にして、内装部材2の開口10から収容部11にイメージングプレート4を入れる。イメージングプレート4は、収容部11内の底部9に当接して停止する。このとき、裏側シート7の端辺12とイメージングプレート4の端辺が略一致している。また、収容部11内の側部8a、8b間の距離は、イメージングプレート4をちょうど収容することができる長さである。よって、内装部材2に対するイメージングプレート4の出し入れ時には、若干の抵抗が生じる。
また、図2(b)に示す様に、イメージングプレート4の裏面側の一部が、裏側シート7の切欠部13から露出している。また、イメージングプレート4の表面側の一部(露出部15)が、図2(a)に示す様に、表側シート6から露出している。表側シート6は透明であり、収容部11内のイメージングプレート4を視認することができる。
図3に示す様に、イメージングプレート4を収容した内装部材2は、外装部材3に収容される。図4(a)に示す様に、内装部材2は、外装部材3の開口20から収容部21内へ、図3(a)に示す様に収容される。このとき、図3(b)に示す様に、外装部材3の端辺22から内装部材2の突出部14が突出している。また、イメージングプレート4の露出部15は、外装部材3によって外部と遮断されている。図3(b)に示す様に、内装部材2の切欠部13(図2(b))は、外装部材3の突出部24に近接する。
収容部21内の側部18a、18b間の距離は、内装部材2をちょうど収容することができる長さである。よって、外装部材3に対する内装部材2の出し入れ時には、若干の抵抗が生じる。また、イメージングプレート4の感光面5は、内装部材2の裏側シート7と、外装部材3の裏側シート17によって太陽光等から遮光されている。さらに、撮影者は、内装部材2の透明な表側シート6と、外装部材3の透明な表側シート16越しにイメージングプレート4を視認できる。
保護カバー1に収容されたイメージングプレート4(図3(a)、図3(b))は、図7(a)又は図7(b)に示す保持具30又は保持具40で保持され、患者の口内に配置されてX線撮影が行われる。保持具30は、イメージングプレート4を縦姿勢で保持する際に使用される。保持具40は、イメージングプレート4を横姿勢で保持する際に使用される。保持具30(又は40)は、イメージングプレート4を収容した保護カバー1の4辺(4方)のうちの3辺(3方)を支持する。保護カバー1は、保持具30(又は40)によって保持されて、患者の口内に配置される。内装部材2と外装部材3の四隅は、円弧状に丸みを帯びている。そのため、患者の口内に保護カバー1(内装部材2及び外装部材3)が当たっても患者は苦痛を覚えにくい。
また、イメージングプレート4は、内装部材2と外装部材3によって二重に保護されているので、患者が誤って咬んだ場合に、歯形がつきにくい。よって、保護カバー1は、イメージングプレート4の耐久性を向上させることができる。X線撮影後、患者の口内から保持具30(40)が取り出され、保持具30(又は40)から保護カバー1で保護されたイメージングプレート4が取り外される。
撮影者(又は歯科医)は、手袋をした手で保護カバー1を持ち、イメージングプレート4を取り出す。具体的には、撮影者は、図5(a)に示す様に、外装部材3の突出部24付近を掴み、外装部材3越しにイメージングプレート4を把持する。すなわち、突出部24付近には、内装部材2の切欠部13があり、切欠部13によって外装部材3の収容部21内でイメージングプレート4の裏面側が露出している。突出部24は、内装部材2の切欠部13の位置を示す指標としての機能と、撮影者が外装部材3から内装部材2を引き抜くときに外装部材3を持ち易くする機能とを併せ持っている。
また、内装部材2の表側シート6が裏側シート7よりも短いために、イメージングプレート4の表面側も外装部材3の収容部21内に露出している。よって、イメージングプレート4の表裏が外装部材3の収容部21内に露出しているため、撮影者は、この露出部分を外装部材3越しに掴むことができる。また、撮影者は、内装部材2の突出部14を把持する。ここで突出部14は、内装部材2の底部9から外側へ突出している。そのため、突出部14とイメージングプレート4は重なっていない。そして、図5(b)、図5(c)に示す様に、撮影者は、内装部材2を外装部材3から引き抜く。
その結果、外装部材3の収容部21内に、イメージングプレート4が残留し、イメージングプレート4は、収容部21内に直に収容された状態となる。収容部21内の側部18a、18bの間隔は、イメージングプレート4よりも大きく、側部18a(側部18b)とイメージングプレート4の間にはクリアランス25が生じる。
そのため、外装部材3に対してイメージングプレート4は、ほとんど抵抗なく摺動することができる。図6(a)に示す様に、外装部材3の開口20を下向きにすると、収容部21内のイメージングプレート4は、重力の作用で外装部材3に対して円滑に摺動して外装部材3から排出される(図6(b))。イメージングプレート4は、外装部材3から床面(図示せず)上に落下する。
ここで、図5(a)に示す状態では、撮影者は、手袋をしており、保護カバー1には患者の唾液が付着している。しかし、最初に保護カバー1から内装部材2のみを抜き取り、さらに外装部材3からイメージングプレート4を落下させることにより、イメージングプレート4に唾液を付着させることなくイメージングプレート4を回収することができる。撮影者は、イメージングプレート4を清潔な床面又は机上に落下させ、唾液が付着した手袋を外した清潔な手でイメージングプレート4を拾い上げる。すなわち、撮影者は、イメージングプレート4を清潔な状態で容易に取り出すことができる。よって、イメージングプレート4を洗浄する必要がない。
以上説明した実施の形態では、内装部材2の裏側シート7、外装部材3の裏側シート17のみが遮光性を有している例を示したが、遮光性を有するのは裏側シート7、17のいずれか一方だけでもよい。また、内装部材2の表側シート6、外装部材の表側シート16が遮光機能を有していてもよい。そして、イメージングプレート4の感光面5は、内装部材2及び/又は外装部材3の遮光機能を有する面と対向している。
また、内装部材2の表側シート6の長さが、裏側シート7よりも短い例を示したが、両シートの長さが一致していても差し支えない。すなわち、その場合には、表側シート6にも裏側シート7の切欠部13と同様の切欠部を切欠部13と重なるように設け、外装部材3越しにイメージングプレート4を掴めるようにする。又は、内装部材2の長さ(収容部11の奥行き寸法)が、イメージングプレート4の長さよりも短く、収容部11に収容されたイメージングプレート4の一部が、内装部材2から突出するようにしてもよい。この様にすると、イメージングプレート4の一部が内装部材2の収容部11から突出して、外装部材3の収容部21内に露出する。そのため、外装部材3越しにイメージングプレート4を掴むことができる。
裏側シート7の端辺12に設けた切欠部13は、底部9側に凹む凹部とすることができる。この切欠部13(凹部)は、端辺12の中央にあるのが好ましいが、中央から外れていても差し支えない。また、複数の切欠部13(凹部)を端辺12に設けてもよい。
また、内装部材2の長さ(収容部11の奥行き)が、イメージングプレート4の長さよりも短くてもよい。この様にすると、外装部材3の収容部21内でイメージングプレート4の両面の一部が露出する。そのため、この場合には、裏側シート7の端辺12に切欠部13(凹部)は不要である。
さらに、上述の実施の形態では、内装部材2の収容部11を仕切る側部8a、8bが、表側シート6(短い方のシート)の全長に渡って閉じていたが、側部8a、8bにおける開口10付近を閉じず、底部9に至る途中の部位から閉じるようにしてもよい。すなわち、裏側シート7と表側シート6は、側部8a、8bにおける底部9付近は必ず閉じる必要があるが、開口10側で互いに接近及び離間できるようにしてもよい。
本実施の形態の保護カバー1では、内装部材2と外装部材3のいずれも図11、図12の包装体106、110のように折り曲げずに済むので、角部が形成されることがない。よって、患者の口内を圧迫しにくく、また、傷付けにくい。
図1に示す例では、内装部材2の開口10のみが開いており、側部8a、8bと底部9が閉じており、外装部材3の開口20のみが開いており、側部18a、18bと底部19が閉じている。ここで、内装部材の収容部11の奥行き寸法をイメージングプレート4と同じか長くし、その上で内装部材2の開口10と連続するように側部8a又は側部8bも開口させ、外装部材3の開口20と連続するように側部18b又は側部18aも開口させてもよい。
すなわち、内装部材2の開口10と側部8aL字形に開口させ、外装部材3の開口20と側部18bをL字形に開口させてもよい。そして、内装部材2の収容部11にイメージングプレート4を収容し、内装部材2の側部8bと底部9、及び、外装部材3の側部18aと底部19とでイメージングプレート4を外部と遮断する。同様に、内装部材2の開口10と側部8bL字形に開口させ、外装部材3の開口20と側部18aをL字形に開口させてもよい。
また、図1に示す例では、内装部材2の長手方向(図1で見て左右方向)にイメージングプレート4を移動させて収容部11内への収容と収容部11内からの取り出しができるように開口10を設けたが、開口10部分を閉じ、代わりに側部8a又は8bを開口してもよい。そして、イメージングプレート4を開口した側部8a又は8bを介して収容部11内に出入りさせるようにしてもよい。同様に、外装部材3の開口20を閉じ、側部18a又は18bを開口し、内装部材2を開口した側部18a又は18bを介して収容部21内に出入りさせるようにしてもよい。
内装部材2の側部8a(又は側部8b)部分のみを開口させた場合外装部材3の側部18a(又は側部18b)部分のみを開口させて、この開口した側部18a(又は側部18b)部分から内装部材2を出し入れさせてもよい。
らに、内装部材2は、イメージングプレート4の長辺側(側部8a、8b)を開口させ、外装部材3も、イメージングプレート4の長辺側(側部18a、18b)を開口させてもよい。
内装部材2の側部8a(又は側部8b)部分のみを開口させるには、表側シート6における側部8a(又は側部8b)側を、裏側シート7よりも短くし、さらに裏側シート7に切欠部13のような切欠部を設ける。又は、側部8a(又は側部8b)からイメージングプレート4の一部が突出するように収容部11の収容深さを設定する。そして、内装部材2の閉じた側部8b(又は側部8a)に突出部14のような突出部を設ける。
次に、図8を参照しながら、別の実施形態の保護カバーについて説明する。
図8(a)は、図1〜図6とは別の実施の形態の保護カバー31を示す。図8(a)に示す様に、保護カバー31は、内装部材32、外装部材33を有する。図1に示す内装部材2、外装部材3は、長方形の短辺側に開口10、20が設けられており、その他の三辺が閉じているが、図8(a)に示す保護カバー31では、内装部材32の長辺(下辺)と、外装部材33の長辺(上辺)に開口34、35が設けられており、内装部材32及び外装部材33のその他の三辺が閉じている点で相違している。
内装部材32及び外装部材33は、図1に示す内装部材2及び外装部材3と同様の表側シートと裏側シートを有し、両シートの間に、それぞれ収容部42、43が形成されている。
内装部材32の収容部42は、開口34と連通しており、開口34を介して収容部42内にイメージングプレート4を収容することができる。開口34(表側シート及び裏側シート)には切欠部38が設けられており、収容部42にイメージングプレート4を収容すると、イメージングプレート4の一部が切欠部38から露出する。
外装部材33の収容部43は、開口35と連通しており、開口35を介して収容部43内に内装部材32を収容することができる。収容部43に内装部材32を収容すると、内装部材32の突出部37が開口35から突出し、図8(b)に示す状態になる。
X線撮影後、図8(b)に示す保護カバー31の内装部材32の突出部37を一方の手で持ち、外装部材33の突出部41付近を別の手で持つ。突出部41付近には、内装部材32の切欠部38が配置されており、切欠部38からイメージングプレート4が収容部43内に露出している。そのため、突出部41付近を持つと、外装部材33とイメージングプレート4を同時に把持することができる。よって、外装部材33及びイメージングプレート4に対して内装部材32は移動することができ、保護カバー31から内装部材32を引き抜くことができる。内装部材32を引き抜くと、イメージングプレート4は、内装部材32の収容部42から出ると共に、外装部材33の収容部43内に配置される。外装部材33の収容部43とイメージングプレート4の間にはクリアランス(図示せず)が生じている。この図示しないクリアランスは、図5(c)や図6(a)に示すクリアランス25と同様である。そのため、開口35を下向きにすると、イメージングプレート4は、外装部材33の収容部43から開口35を介して外部に出て落下する。
図9(a)、図9(b)は、さらに別の実施の形態を示す。
図9(a)に示す様に、保護カバー51は、内装部材52、外装部材53を有する。
内装部材52は、表側シート48と裏側シート49を有し、両シートの間に、収容部47が形成されている。内装部材52は、四辺のうちの隣接する二辺(長辺と短辺)が開口している点で図1の内装部材2及び図8の内装部材32と相違している。すなわち、内装部材52には開口辺56、57と閉塞辺58、59が設けられている。内装部材52の閉塞辺58(長辺)には突出部54が設けられている。また、内装部材52の開口辺57(長辺)には切欠部55が形成されている。
外装部材53も内装部材52と同様に、表側シート61と裏側シート62とを有する。両シート61、62の間には収容部65が形成されている。外装部材53の四辺のうちの隣接する二辺(長辺と短辺)が開口している。すなわち、外装部材53には開口辺66、67と閉塞辺68、69が設けられている。外装部材53の閉塞辺68(長辺)には突出部64が設けられている。
内装部材52の収容部47にイメージングプレート4を収容し、さらに内装部材52を外装部材53の収容部65に収容すると、図9(b)に示す状態になる。内装部材52の開口辺56,57は、外装部材53の閉塞辺69、68によって閉鎖されており、外装部材53の開口辺66、67は、内装部材52の閉塞辺59、58に閉鎖されており、イメージングプレート4は、外部から隔離されている。
図9(b)に示す保護カバー51から、イメージングプレート4を取り出す際には、まず、外装部材53の突出部64付近を持ち、外装部材53とイメージングプレート4を同時に把持する。突出部64付近には内装部材52の切欠部55が配置されているため、突出部64付近を持つと、外装部材53とイメージングプレート4を同時に把持することができる。そして、内装部材52の突出部54を持ち、内装部材52を引き抜く。
その結果、イメージングプレート4は、外装部材53の収容部65内に直に配置される。収容部65内とイメージングプレート4の間には、クリアランスが生じており、イメージングプレート4は、収容部65内を抵抗少なく移動することができる。そのため、開口辺66又は67を下向きにすると、外装部材53からイメージングプレート4が落下する。
上述の実施の形態では、感光体としてイメージングプレートを採用したが、イメージングプレート以外の感光体(X線フィルム)も、同様に保護カバー1で保護することができる。すなわち、遮光カバーで覆われたX線フィルムを、保護カバー1(内装部材2及び外装部材3)内に収容し、X線撮影後は、遮光カバーで覆われた撮影済みのX線フィルムを外装部材3から落下させて取り出す。この状態のX線フィルムの遮光カバーには唾液は付着しておらず、衛生的である。そのため、洗浄が不要であり、直ちに暗室で現像処理することができる。
また、イメージングプレート4には、小児用と大人用とがあり、小児用のイメージングプレート4は、大人用のイメージングプレート4より一回り小さい。よって、上述の各実施の形態の保護カバー1(内装部材6、外装部材7)、保護カバー31(内装部材32、外装部材33)、保護カバー51(内装部材52、外装部材53)の大きさは、小児用と大人用の各イメージングプレート4の大きさに応じて任意に設定される。
1 保護カバー
2 内装部材
3 外装部材
4 イメージングプレート(感光体)
5 感光面
6 内装部材の表側シート(表面シート)
7 内装部材の裏側シート(裏面シート)
10 開口(内装側開口部)
11 収容部(感光体収容部)
12 端辺(内装部材の裏側シートの内装側開口部側の辺)
13 切欠部(切欠又は凹部)
14 突出部
15 イメージングプレートの露出部
16 外装部材の表側シート
17 外装部材の裏側シート
20 開口(外装側開口部)
21 収容部(内装部材収容部)

Claims (6)

  1. 口内に配置されて、上下顎の歯等をX線撮影する際に使用されるX線撮影用の感光体の保護カバーであって、
    前記保護カバーは、前記感光体の一部又は全部を収容する感光体収容部を備えた内装部材と、前記内装部材を収容する内装部材収容部を備えた外装部材とを有し、
    前記内装部材の感光体収容部には、感光体を出し入れ可能な内装側開口部があり、前記外装部材の内装部材収容部には、内装部材を出し入れ可能な外装側開口部があり、
    内装部材の感光体収容部に感光体を収容した状態で、前記内装部材を外装部材の内装部材収容部に収容することが可能であり、
    前記内装部材が外装部材に収容されているときに、内装部材の一部が外装部材から露出しており、
    感光体収容部に感光体を収容した内装部材を、外装部材の内装部材収容部に収容した状態で、内装部材を内装部材収容部の外装側開口部から抜き出し可能であり、
    その際に内装部材の感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出して感光体を外装部材の内装部材収容部に残留させることが可能であることを特徴とする口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
  2. 前記内装部材は突出部を有しており、前記突出部は、内装部材が外装部材に収容されているときに、外装部材から突出していることを特徴とする請求項1に記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
  3. 内装部材の感光体収容部から感光体の一部が露出し、感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出す際に、外装部材の外側から外力を掛けて感光体の前記露出部分を保持することが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
  4. 感光体収容部の内装側開口部には、切欠又は凹部が設けられており、前記切欠又は凹部を介して感光体の一部が露出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
  5. 内装部材と外装部材は、各々4辺を有する袋状の部材であり、内装部材と外装部材のうちの少なくとも外装部材における各辺が交差する頂点部分が、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
  6. 口内に配置されて、上下顎の歯等をX線撮影する際に使用されるX線撮影用の感光体の保護カバーであって、
    前記保護カバーは、前記感光体の一部又は全部を収容する感光体収容部を備えた内装部材と、前記内装部材の一部又は全部を収容する内装部材収容部を備えた外装部材とを有し、
    前記内装部材の感光体収容部には、感光体を出し入れ可能な内装側開口部があり、前記外装部材の内装部材収容部には、内装部材を出し入れ可能な外装側開口部があり、
    内装部材の感光体収容部に感光体を収容した状態で、前記内装部材を外装部材の内装部材収容部に収容することが可能であり、
    感光体収容部に感光体を収容した内装部材を、外装部材の内装部材収容部に収容した状態で、内装部材を内装部材収容部の外装側開口部から抜き出し可能であり、
    その際に内装部材の感光体収容部の内装側開口部から感光体を抜き出して感光体を外装部材の内装部材収容部に残留させることが可能であり、
    内装部材と外装部材は、各々4辺を有する表側シートと裏側シートとで構成されており、
    表側シートの3辺と、裏側シートの3辺とが密着して三方が閉じられて、内装部材の感光体収容部と、外装部材の内装部材収容部とが形成されており、
    各裏側シートの少なくともいずれか一方は、遮光性を有していて、表側シートよりも開口部側にのびており、
    内装部材の裏側シートの内装側開口部側の辺に切欠又は凹部が形成されており、
    内装部材の感光体収容部に感光体を収容すると、感光体の両面に露出する部位ができることを特徴とする口内法X線撮影用の感光体の保護カバー。
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