JP6038665B2 - 球払出装置の球抜き弁 - Google Patents

球払出装置の球抜き弁 Download PDF

Info

Publication number
JP6038665B2
JP6038665B2 JP2013006809A JP2013006809A JP6038665B2 JP 6038665 B2 JP6038665 B2 JP 6038665B2 JP 2013006809 A JP2013006809 A JP 2013006809A JP 2013006809 A JP2013006809 A JP 2013006809A JP 6038665 B2 JP6038665 B2 JP 6038665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
ball removal
outer peripheral
valve
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013006809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014136079A (ja
Inventor
賢太 小野
賢太 小野
賢治 井上
賢治 井上
Original Assignee
株式会社Mrd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Mrd filed Critical 株式会社Mrd
Priority to JP2013006809A priority Critical patent/JP6038665B2/ja
Publication of JP2014136079A publication Critical patent/JP2014136079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6038665B2 publication Critical patent/JP6038665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、球払出装置において、球通路内の遊技球を球抜き口へ抜き出すための球抜き弁に関する。
遊技による賞球等の際に球皿へ遊技球を払い出す球払出装置、発射装置へ遊技球を送り出す整流器等においては、球通路等に残された遊技球を抜き出すために球抜き弁を用いている。この球抜き弁には、回動動作によって遊技球を抜き出すタイプ、スライド動作と回動動作とを組み合わせて遊技球を抜き出すタイプ等がある。
例えば、特許文献1のパチンコ機の賞球排出ユニットは、ケースの球通路内の球抜きを行うために、スライド動作を行う開閉部材が用いられている。この開閉部材は、通常時にはケースの球抜穴を塞いで球通路の壁部の一部を構成し、操作されることにより球抜穴から退避して球抜穴を開放させるよう構成されている。この開閉部材によれば、賞球流路からの賞球の抜取り作業を簡単化することができる。
特開平7−328207号公報
しかしながら、上記特許文献1における板形状の開閉部材は、球が流下する方向と直交する方向にスライドさせる。そのため、このスライド操作を行う際に、開閉部材が、球払出装置の外形から大きく突出してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、球抜き操作が容易であり、球払出装置の外形から突出しにくくして、球払出装置の小型化を図ることができる球払出装置の球抜き弁を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、球通路内の遊技球を整流して球払出口へ払い出す球払出装置に配設され、上記球通路内の遊技球を球抜き口へ抜き出すための球抜き弁であって、
該球抜き弁は、上下方向に向けられた回動軸線の回りに回動可能であるとともに、該回動軸線の回りの外周壁部に、遊技球が通過する球抜き開口部と、径方向外方に突出し、該球抜き開口部へ遊技球を導く球抜きガイドと、回動操作をするための操作部とを有しており、かつ、上記球通路内の遊技球を、上記外周壁部によって案内して上記球払出口へ導く球払出位置と、上記球通路内の遊技球を、上記球抜きガイドによって案内して上記球抜き開口部を経由して上記球抜き口へ導く球抜き位置とに切り換わるよう構成されていることを特徴とする球払出装置の球抜き弁にある(請求項1)。
上記球払出装置の球抜き弁は、上下方向に向けられた回動軸線の回りに回動可能であり、回動軸線の回りの外周壁部に、球抜き開口部、球抜きガイド及び操作部を有している。そして、球抜き弁は、回動軸線の回りに回動させることにより、球払出位置と球抜き位置とに切り換わる。
球抜き弁は、球払出位置にあるときには、球通路内の遊技球を外周壁部によって案内して球払出口へ導く。このとき、外周壁部は、球通路内の遊技球の流下を案内する壁として機能する。また、遊技機の管理者等は、球通路内に残された遊技球を遊技機の外部に抜き出すときには、操作部を操作して、球抜き弁を球払出位置から球抜き位置になるように回動操作する。このとき、球抜きガイドによって球払出口を塞ぎつつ、球払出口へ流下しようとする遊技球を球抜きガイドによって球抜き開口部へ案内する。そして、球抜きをする遊技球は、球抜き開口部を経由して、球抜き口へ抜き出される。
こうして、上下方向に向けられた回動軸線の回りに球抜き弁を回動させることにより、球抜き弁が回動する際に、球抜きガイド及び操作部が球払出装置の外形から突出しにくくすることができる。また、外周壁部に、球抜き開口部、球抜きガイド及び操作部を有する形状により、球抜き弁を軽い力で容易に回動させることができ、球抜き操作を容易にすることができる。
それ故、上記球払出装置の球抜き弁によれば、球抜き操作が容易であり、球払出装置の外形から突出しにくくして、球払出装置の小型化を図ることができる。
実施例にかかる、球抜き弁を有する球払出装置を示す斜視図。 実施例にかかる、球抜き弁が球払出位置にある球払出装置を、側方から見た状態で示す断面図。 実施例にかかる、球抜き弁が球抜き位置にある球払出装置を、側方から見た状態で示す断面図。 実施例にかかる、球抜き弁が球抜き位置にある球払出装置を、上方から見た状態で示す断面図。 実施例にかかる、球抜き弁が球払出位置にある球払出装置を、上方から見た状態で示す断面図。 実施例にかかる、球払出装置における球払出口及び球抜き口の周辺を、上方から見た状態で示す斜視断面図。 実施例にかかる、球払出装置のケースを示す斜視図。 実施例にかかる、球払出装置が配設されたパチンコ遊技機を、裏面側から見た状態で示す説明図。
上述した球払出装置の球抜き弁における好ましい実施の形態につき説明する。
上記球払出装置は、パチンコ遊技機等の遊技機において、遊技球を貯留する球皿へ賞球としての遊技球を払い出す装置とすることができ、遊技機において、遊技領域に遊技球を発射させる球発射装置へ遊技球を送り出す装置とすることもできる。
また、上記球払出装置の球抜き弁においては、上記外周壁部は、円筒形状に形成されており、上記球抜き開口部は、上記円筒形状の外周壁部の一部を切り欠いて形成されており、上記球抜き弁は、上記球抜き位置において、上記球抜き開口部から流入する遊技球を、上記外周壁部の内周側を通過させて、上記外周壁部の下側開口端部へ流下させる形状に形成されていてもよい(請求項2)。
この場合には、遊技球を、円筒形状の外周壁部に形成された球抜き開口部から外周壁部の内周側を通過させて下側開口端部へ流下させることにより、球抜き弁の小型化及び回動操作を一層容易にすることができる。
以下に、球払出装置の球抜き弁にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の球払出装置1の球抜き弁3は、図1に示すごとく、球通路21内の遊技球を整流して球払出口23へ払い出す球払出装置1に配設され、球通路21内の遊技球を球抜き口24へ抜き出すために用いられる。球抜き弁3は、上下方向Hに向けられた回動軸線C1の回りに回動可能であるとともに、回動軸線C1の回りの外周壁部31に、遊技球が通過する球抜き開口部33と、径方向外方に突出し、球抜き開口部33へ遊技球を導く球抜きガイド32と、回動操作をするための操作部35とを有している。また、球抜き弁3は、図2に示すごとく、球通路21内の遊技球を、外周壁部31によって案内して球払出口23へ導く球払出位置301と、図3に示すごとく、球通路21内の遊技球を、球抜きガイド32によって案内して球抜き開口部33を経由して球抜き口24へ導く球抜き位置302とに切り換わるよう構成されている。
以下に、本例の球払出装置1の球抜き弁3につき、図1〜図8を参照して詳説する。
本例の球払出装置1は、遊技機としてのパチンコ遊技機7において、遊技領域に発射された遊技球が入賞した際に、パチンコ遊技機7の前面に設けられた球皿へ遊技球を払い出すよう構成されている。
図8に示すごとく、球払出装置1は、パチンコ遊技機7の本体枠(機構板)70の裏面側に配設されている。本体枠70には、遊技盤と対向する領域に開口穴71が形成されている。本体枠70の裏面側においては、開口穴71に対する上方位置に、遊技球の貯留を行う球タンク72及びタンクレール73が配設されており、開口穴71に対する側方位置にタンクレール73に繋がる球流下部材74が配設されている。そして、球払出装置1は、球流下部材74の下端部に接続されている。
図1に示すごとく、球払出装置1は、上下方向Hに向けた回転軸部41の回りに螺旋状突起42を形成してなる球払出部(球払出スクリュー)4と、球払出部4を回転させる駆動源44と、駆動源44及び球払出部4を収容し、遊技球を流下させる球通路21が形成されたケース2とを備えている。螺旋状突起42の最下端部には、螺旋状突起42において遊技球を払い出す方向に向けて形成されるリード角が、回転軸部41の軸方向に対して略垂直になった垂直停止部43が形成されている。駆動源44は、ステッピングモータであり、球払出部4の上端に同心状に連結されている。
ケース2は、球抜き弁3、球払出部4、駆動源44等を間に挟んで収容するよう2つに分割して形成されている。図1は、ケース2の一方を取り外した状態を示す。
図1、図2に示すごとく、ケース2における球通路21の上端部には、遊技球の球入口22が形成されており、球通路21の下端部には、球払出口23が形成されている。ケース2内において、球通路21の球払出口23の付近には、球払出部4によって払い出される遊技球を1球ずつ検知する球検知スイッチ5が配設されている。球払出口23は、球検知スイッチ5において遊技球の通過を検知する検知口51と連続して形成されている。
球抜き弁3は、球通路21の下端部の付近において、球払出部4に対する側方位置に配置されている。ケース2内において、球払出部4と球抜き弁3とは、球通路21を間に挟む両側に配置されている。球抜き弁3の回動軸線C1は、上下方向Hに向けられた球払出部4の回転軸部41の回動軸線C2と平行になっている。球抜き弁3は、球通路21内の遊技球の球圧を受けて回動するものではなく、操作部35を用いた作業者による球抜き弁3の操作によって直接回動するものである。
図1に示すごとく、球抜き弁3において、外周壁部31は、円筒形状に形成されており、球抜き開口部33は、円筒形状の外周壁部31の一部を切り欠いて形成されている。外周壁部31の内周側には、遊技球が1球通過できる大きさの空間311が形成されている。図3に示すごとく、球抜き弁3は、球抜き位置302において、球抜き開口部33から流入する遊技球を、外周壁部31の内周側を通過させて、外周壁部31の下側開口端部34へ流下させる形状に形成されている。
図1〜図3に示すごとく、操作部35は、外周壁部31から外周側に突出して形成されており、ケース2に設けた配置穴251を介して外部に露出し、ケース2の外部から作業者(管理者)が操作できるようになっている。球抜きガイド32は、外周壁部31の周方向において、操作部35が突出する方向とは反対側の位置の外周側に突出して形成されている。球抜きガイド32は、外周壁部31の周方向において、球抜き開口部33が形成された位置の下端部において、外周側に突出して形成されている。
図2、図5に示すごとく、球抜きガイド32は、球抜き弁3が球払出位置301にあるときには、球払出口23の上方を開放する位置に退避している。球抜き弁3が球払出位置301にあるときには、外周壁部31が球通路21の一部を形成し、外周壁部31が球通路21内の遊技球を球払出口23へ案内するようになっている。また、外周壁部31が球通路21の一部を形成することによって、球抜き口24が塞がれている。
図3に示すごとく、球抜きガイド32は、球抜き弁3が球抜き位置302に回動されたときには、球払出口23の上方に位置し、球払出口23を塞ぐ。球抜き弁3が球抜き位置302に回動されたときには、球抜き開口部33が球通路21に対向する。そして、球通路21内の遊技球は、球抜きガイド32によって案内されて、球抜き開口部33に流入し、外周壁部31の内周側を下方に通過して球抜き口24へ導かれる。
本例の球抜き弁3は、球払出位置301から球抜き位置302に回動される過程において、球通路21に球抜き開口部33が開放されるよりも先に、球抜きガイド32が球払出口23の上方に移動するように構成されている。具体的には、球抜き弁3の回動軸線C1から外周壁部31の外周までの距離に比べ、回動軸線C1から球抜きガイド32の先端部321までの距離が長くなるように形成されている。その結果、球抜き弁3を回動させる際に移動する量は、外周壁部31(球抜き開口部33)に比べて、球抜きガイド32の方が大きくなる。そして、球通路21における遊技球の外周壁部31による支えがなくなるよりも先に、球抜きガイド32が球払出口23の上方を遮ることができ、球抜きを行う遊技球を確実に球抜き口24へと誘導することができる。
図4に示すごとく、球抜き弁3が球抜き位置302に回動されたときにおいても、球抜き開口部33は、ケース2の側壁20の一方側に偏った向きに開口している。球抜き弁3が球抜き位置302にあるときには、球通路21から球抜き口24への球抜き経路21Bは、ケース2の側壁20の一部20Aの内側と球抜き弁3の外周壁部31の内周側とによって形成される。球抜き経路21Bは、球払出部4の螺旋状突起42における周方向の傾斜方向に倣って形成される。ケース2の側壁20の一部20Aを利用して球抜き経路21Bを形成することにより、球払出装置1の薄型化が可能である。
また、図3に示すごとく、球抜きガイド32の上面は、球払出部4における螺旋状突起42における径方向の傾斜に倣うように形成されている。
図4に示すごとく、ケース2には、球抜き弁3が球抜き位置302に回動したときに球抜き開口部33の縁部331が当接するストッパー252が形成されている。このストッパー252は、ケース2の側壁20の一部20Bを内側に突出させることによって形成されている。ストッパー252は、球通路21から球抜き経路21Bへ遊技球を案内する誘導リブ253の機能も有している。これにより、ストッパー252及び誘導リブ253を容易に形成することができる。
図5に示すごとく、ケース2の側壁20には、球抜き弁3が球払出位置301にあるときに、球抜きガイド32の先端部321が配置される開口穴254が形成されている。球抜きガイド32の先端部321を開口穴254に配置することにより、ケース2の外形を小さくすることができる。また、開口穴254は、ケース2の側壁20にシート部材を貼り付けたり、ケース2を開口のない形状に形成するなどして塞いでおくこともできる。
図1、図2に示すごとく、球抜き弁3の外周壁部31には、球抜き弁3が球払出位置301にあるときに、球通路21の一部を形成して遊技球の流下を案内する案内リブ36が突出して形成されている。この案内リブ36は、球抜き弁3の回動軸線C1の方向に沿って形成されている。案内リブ36によって遊技球の流下を案内することにより、外周壁部31を補強し、流下する遊技球の球圧や衝撃による変形を抑えることができ、遊技球の流下を円滑にすることができる。また、案内リブ36により、外周壁部31において遊技球を案内する面の高さ(球通路21の幅)を容易に調整することができる。
図1に示すごとく、球抜き弁3の上端部には、球抜き弁3を回動軸線C1の回りに回動させるための軸部37が形成されている。この軸部37は、十字形状を有して、球抜き弁3の上方に突出するよう形成されている。そして、球抜き弁3が球払出位置301にあるときに、十字形状を形成する4つの突起部の一つが球通路21側を向くようにして、4つの突起部をケース2における軸穴に接触させることができる。これにより、ケース2における軸穴と球抜き弁3における軸部37との隙間を小さく設定して、球払出位置301において遊技球の流下を案内する外周壁部31のがたつきを最小限に抑えるとともに、球抜き弁3の回動を円滑にすることができる。
図5に示すごとく、本例の球払出装置1においては、球抜き弁3の回動を規制する工夫がなされている。具体的には、球抜き弁3の外周壁部31における下端側に位置する外周面には、回動凸部38が形成されており、外周壁部31の外周面に対して対向する、ケース2の側壁20の内側面には、規制凸部26が形成されている。回動凸部38が規制凸部26に対する一方側に位置するときには、球抜き弁3が球払出位置301から球抜き位置302に回動しにくくなっている。また、回動凸部38が規制凸部26に対する他方側に位置するときには、球抜き弁3が球抜き位置302から球払出位置301に回動しにくくなっている。これにより、球抜き弁3が、衝撃、振動等を受けた際に誤って回動しないようにすることができる。
特に、回動凸部38と規制凸部26との形状は、球抜き弁3を球払出位置301から球抜き位置302に回動させる場合に、これとは逆向きに球抜き弁3を回動させる場合に比べて、回動を規制する負荷が大きくなるように設定することができる。これにより、球抜き弁3が、衝撃、振動等を受けた際に誤って球抜き位置302に回動しにくくし、球払出口23への賞球が誤って球抜き口24へ抜き出されないようにすることができる。
図5に示すごとく、本例のケース2及び球抜き弁3においては、規制凸部26と回動凸部38とが、操作部35側から見たときに左側に位置する側壁20と、同じく左側に位置する外周壁部31とに設けられている。また、球抜き弁3は、上端部における軸部37と、ケース2における側壁20の内側面に対する外周壁部31の摺動とによって回動する。
そして、球抜き弁3を球払出位置301から球抜き位置302に回動させる場合には、操作部35を操作して、球抜き弁3を図5における時計回りに回動させることになる。このとき、球抜き弁3は、ケース2の内側面と外周壁部31との間のクリアランスによって、軸部37を支点に、球抜き弁3の回動凸部38がケース2の規制凸部26に近づく方向に傾くことになる。これにより、回動凸部38が規制凸部26を乗り越える際の負荷が大きくなり、球抜き弁3を球払出位置301から球抜き位置302に回動させにくくすることができる。
一方、球抜き弁3を球抜き位置302から球払出位置301に回動させる場合には、操作部35を操作して、球抜き弁3を図5における反時計回りに回動させることになる。このとき、球抜き弁3は、ケース2の内側面と外周壁部31との間のクリアランスによって、軸部37を支点に、球抜き弁3の回動凸部38がケース2の規制凸部26から遠ざかる方向に傾くことになる。これにより、回動凸部38が規制凸部26を乗り越える際の負荷が小さくなり、球抜き弁3を球抜き位置302から球払出位置301に回動させやすくすることができる。
また、球抜き弁3における外周壁部31の回動凸部38や、ケース2における側壁20の内側面の規制凸部26のテーパ形状を調整することによっても、上記と同様の作用効果を得ることができる。
図3に示すごとく、球払出部4における螺旋状突起42の最下端部に位置する垂直停止部43の下端位置と、ケース2の球払出口23の付近に配置された球検知スイッチ5の上端面との間の距離X1は、遊技球が1球分未満(好ましくは球半個分)の距離になっている。これにより、遊技球が球払出部4から払い出された直後に、この遊技球を球検知スイッチ5によって検知することができ、球払出装置1を小型化することができるとともに、球払出部4の次の払出動作や停止動作に移る時間を短縮することができる。
また、球抜き弁3の球抜きガイド32は、その先端の高さ寸法が上記距離X1とほぼ同じ寸法になるように形成され、垂直停止部43と球検知スイッチ5との上下方向Hの間に位置する。これにより、球抜きガイド32による球抜き開口部33への遊技球の案内を容易にすることができるとともに球払出装置1を小型化することができる。
図3に示すごとく、球抜き弁3の球抜き開口部33の高さX2、及び球抜き弁3の外周壁部31と球払出部4の螺旋状突起42との間の間隔X3は、球払出部4がどのような回動位置で停止されていても、球抜き弁3が球抜き位置302に回動したときには、球抜き口24への球抜きが可能となる寸法(遊技球1球分以上)に形成されている。これにより、球払出部4の回動方向の停止位置が基準位置に停止されていなくても、球抜き弁3を球抜き位置302に回動させたときには、確実に球払出装置1の外部へ球抜きを行うことができる。
図1、図3に示すごとく、球抜き弁3の外周壁部31の下端部には、球抜き開口部33を通過する遊技球が入ることができる切欠部39が形成されている。また、ケース2において、球払出部4に対して球抜き弁3が配置された側に位置する側壁20には、球抜き弁3の球抜き開口部33から切欠部39を通過する遊技球が当接する壁部271が形成され、球抜き経路21Bの一部を形成している。球抜き弁3に切欠部39を形成したことにより、ケース2の外形を小さくすることができる。
図5に示すごとく、球抜きガイド32は、球抜き弁3が球払出位置301にあるときに球検知スイッチ5に設けられた球払出口23の側に位置する側面322が、球払出口23の円形状に沿った円弧形状に形成されている。そして、球抜きガイド32の円弧形状の側面322は、球抜き弁3が球払出位置301にあるときに、球通路21の下方に繋がる球払出経路21A(図2参照)の一部を構成する。この球抜きガイド32の側面322の形状により、球抜き弁3の回動角度を極力小さくすることができる。
図6に示すごとく、ケース2及び球抜き弁3において、球検知スイッチ5に対する上側の位置であって、球検知スイッチ5における球払出口23の周囲には、球払出口23に向けて下降傾斜する傾斜面272,312が形成されている。そして、球検知スイッチ5の上面に堆積しようとするゴミを、傾斜面272,312によって球払出口23へ排出することができる。
また、ケース2において、球払出部4の下端部付近の周囲には、ケース2内に侵入するゴミをケース2の外部へ排出するための排出穴273が形成されている。この排出穴273により、ケース2内の球払出部4の周辺に堆積しようとするゴミを、球払出装置1の外部へ排出することができる。
図4に示すごとく、球抜き弁3の回動軸線(回動中心)C1から球抜きガイド32の先端までの距離X4は、球抜き弁3の回動軸線(回動中心)C1から操作部35の先端までの距離X5に比べて大きくなっている。これにより、球抜き弁3を回動させる操作量をできるだけ小さくして、球抜き弁3を球払出位置301と球抜き位置302との間で回動させることができる。
ケース2を上方から見た際に、球払出部4に対して球抜き弁3が配置された側に位置する2つの角部274は、作業者が球抜き弁3の操作部35を操作しやすくするために、角部274を丸める切欠形状に形成されている。そして、球払出装置1が遊技機に設置された状態で周辺に十分なスペースがない場合においても、操作部35を操作する作業者の指が、切欠形状の角部274に入りやすくなっている。
図1に示すごとく、ケース2において球通路21を構成する通路壁部211の上流側部分の内側面には、球通路21を通過する遊技球の電位をグラウンド電位にするためのアース板金6を設けることができる。アース板金6の上側端部と下側端部とは、ケース2の球通路21を構成する通路壁部211の一部に形成された配置穴213に挿入されている。アース板金6の上側端部には、アース板金6をネジ64によってケース2に締め付けるための延長部61が形成されている。アース板金6は、上側端部及び下側端部がそれぞれ配置穴213に挿入された状態で、2つのケース2によって挟み込まれて球通路21に取り付けられている。
また、アース板金6の下側端部は、配置穴213に挿入された状態で、ケース2の通路壁部211の一部に係合する形状に形成されている。これにより、遊技球が衝突する際に、アース板金6に反り返りが生じることを防止することができる。
また、同図に示すごとく、通路壁部211の上流側部分において、アース板金6の上側端部が位置する付近は、アース板金6が設置された状態において、その上流側の通路幅と同等もしくはそれ以上の寸法を確保できるように形成されている。また、アース板金6の下側端部が位置する付近は、アース板金6がない状態において、アース板金6の配置穴近傍に遊技球が停留することがないように段差部212が形成されている。これにより、アース板金6を用いる場合と用いない場合とのいずれにおいても、球通路21において遊技球が滑らに流下するようにすることができる。
図1に示すごとく、アース板金6の延長部61には、アース板金6をグラウンド電位にするためのリード端子65がネジ64によって取り付けられている。延長部61においてリード端子65を配置する部位には、切欠部63が形成されており、リード端子65がアース板金6と干渉することを防止するとともに、この切欠部63によってリード端子65が回転しないようにしている。また、延長部61に突起等を形成することにより、リード端子65が回転しないようにしてもよい。また、アース板金6はリード端子65を接続するネジ64を利用してケース2に取り付けるようにしてもよい。
図7に示すごとく、ケース2の側壁20の外側面には、球払出部4の駆動源44の配線、球払出部4の回転位置を検出するセンサの配線、球検知スイッチ5の配線、アース板金6に取り付けられるリード端子65の配線等を収容することができる配線収容部28が形成されている。配線収容部28には、各種の配線が外れないようにするための突起281が、左右に交互に突出して形成されている。
また、球払出部4の駆動源44、球払出部4の回転位置を検出するセンサ、球検知スイッチ5等のコネクタ取付部(端子部分)441,52は、ケース2を分解しなくても配線ができるように、ケース2の外部に露出している。ケース2において、球払出部4の駆動源44が配置される部位には、この駆動源44のコネクタ取付部441の周囲にスペースを形成するための切欠部291が形成されている。これにより、駆動源44のコネクタ取付部441に対して、配線のコネクタ部の着脱を容易にすることができる。
同図に示すごとく、ケース2において、球払出部4の駆動源44を配置する部位には、駆動源44の外周に接触する接触面292が形成されている。これにより、駆動源44から発生する熱をケース2を介して外部に放熱しやすくすることができる。
また、ケース2において、球払出部4と球抜き弁3とが並ぶ方向に直交する方向の側壁20には、球払出部4の駆動源44を露出させる切欠部293が形成されている。そして、球払出部4の駆動源44は、切欠部293に入り込んだ状態で配置されており、ケース2の外幅は、駆動源44の外形(本例の駆動源44は断面円形状のモータであり、このモータの外径)と略同じになっている。これにより、ケース2の外幅を最小限にして、球払出装置1の薄型化を図ることができる。
図7に示すごとく、ケース2において球払出部4と球抜き弁3とが並ぶ方向の端部に位置する側壁20には、ケース2をパチンコ遊技機7の裏面の機構板70(図8参照)に取り付ける際に利用する取付係合部294が形成されている。取付係合部294は、その近傍に溝状の凹部295を設けることにより、球払出部4と球抜き弁3とが並ぶ方向に直交する方向の側壁20の表面から突出しないように形成されている。この取付係合部294の構成により、球払出装置1が単品の状態であるときに、取付係合部294が破損しにくくすることができるとともに、球払出装置1の小型化を実現できる。
なお、球払出装置1は、取付係合部294を用いる以外にも、ネジを用いて直接機構板70に取り付けることもできる。
次に、球払出装置1における球抜き弁3の動作、及びその作用効果につき説明する。
パチンコ遊技機7において、遊技者がパチンコ遊技を行う際には、球抜き弁3が球払出位置301にある。そして、遊技領域に入賞が生じた場合等には、球払出部4が回転し、所定数の遊技球を球通路21から球払出口23を経由して、球皿へ払い出す。このとき、図2に示すごとく、球抜き弁3の外周壁部31に形成された案内リブ36によって、球通路21内の遊技球を球払出口23へ案内する。また、図5に示すごとく、球抜き弁3の球抜きガイド32は、球払出口23を開放する位置に退避している。そして、球抜き弁3の外周壁部31は、球通路21内の遊技球の流下を案内する壁として機能する。
また、パチンコ遊技機7の管理者等は、球通路21内に残された遊技球をパチンコ遊技機7の外部に抜き出すときには、操作部35を操作して、球抜き弁3を球払出位置301から球抜き位置302になるように回動操作する。このとき、図3に示すごとく、球抜きガイド32によって球払出口23が塞がれた後に、球抜きガイド32から球抜き開口部33及び下側開口端部34を経由して球抜き口24へ遊技球が抜き出される球抜き経路21Bが形成される。そして、このときには、図4に示すごとく、球通路21内に残された遊技球は、球抜きガイド32によって球抜き開口部33へ案内され、球抜き開口部33から下側開口端部34を通過して球抜き口24へ抜き出される。
こうして、上下方向Hに向けられた回動軸線C1の回りに球抜き弁3を回動させることにより、球抜き弁3が回動する際に、球抜きガイド32及び操作部35が球払出装置1の外形から突出しにくくすることができる。また、外周壁部31に、球抜き開口部33、球抜きガイド32及び操作部35を有する形状により、球抜き弁3を容易に回動させることができ、球抜き操作を容易にすることができる。
それ故、本例の球払出装置1の球抜き弁3によれば、球抜き操作が容易であり、球払出装置1の外形から突出しにくくして、球払出装置1の小型化を図ることができる。
なお、本例は、球皿へ賞球としての遊技球を払い出す球払出装置1に、球抜き弁3を設ける場合について示した。これ以外にも球抜き弁3は、遊技領域に遊技球を発射させる球発射装置へ遊技球を送り出す球送り装置(整流器)に設けることもできる。
1 球払出装置
2 ケース
21 球通路
23 球払出口
24 球抜き口
3 球抜き弁
301 球払出位置
302 球抜き位置
31 外周壁部
32 球抜きガイド
33 球抜き開口部
34 下側開口端部
35 操作部
4 球払出部
7 パチンコ遊技機
H 上下方向
C1 回動軸線

Claims (2)

  1. 球通路内の遊技球を整流して球払出口へ払い出す球払出装置に配設され、上記球通路内の遊技球を球抜き口へ抜き出すための球抜き弁であって、
    該球抜き弁は、上下方向に向けられた回動軸線の回りに回動可能であるとともに、該回動軸線の回りの外周壁部に、遊技球が通過する球抜き開口部と、径方向外方に突出し、該球抜き開口部へ遊技球を導く球抜きガイドと、回動操作をするための操作部とを有しており、かつ、上記球通路内の遊技球を、上記外周壁部によって案内して上記球払出口へ導く球払出位置と、上記球通路内の遊技球を、上記球抜きガイドによって案内して上記球抜き開口部を経由して上記球抜き口へ導く球抜き位置とに切り換わるよう構成されていることを特徴とする球払出装置の球抜き弁。
  2. 請求項1に記載の球払出装置の球抜き弁において、上記外周壁部は、円筒形状に形成されており、上記球抜き開口部は、上記円筒形状の外周壁部の一部を切り欠いて形成されており、
    上記球抜き弁は、上記球抜き位置において、上記球抜き開口部から流入する遊技球を、上記外周壁部の内周側を通過させて、上記外周壁部の下側開口端部へ流下させる形状に形成されていることを特徴とする球払出装置の球抜き弁。
JP2013006809A 2013-01-18 2013-01-18 球払出装置の球抜き弁 Active JP6038665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006809A JP6038665B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 球払出装置の球抜き弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006809A JP6038665B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 球払出装置の球抜き弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014136079A JP2014136079A (ja) 2014-07-28
JP6038665B2 true JP6038665B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51413937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006809A Active JP6038665B2 (ja) 2013-01-18 2013-01-18 球払出装置の球抜き弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6038665B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000524A (ja) * 2015-06-12 2017-01-05 株式会社森創 遊技機における賞球装置
JP6497529B2 (ja) * 2017-02-08 2019-04-10 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000024253A (ja) * 1999-06-21 2000-01-25 Sanyo Bussan Kk パチンコ球払出し装置
JP4408056B2 (ja) * 2004-04-28 2010-02-03 株式会社藤商事 遊技球払い出し装置及び遊技機
JP2012024429A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Nihon Densan Seimitsu Kk 遊技機の遊技球払出装置
JP2012139273A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Asama Seisakusho:Kk 球タンクの球抜き装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014136079A (ja) 2014-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6038665B2 (ja) 球払出装置の球抜き弁
JP7385899B2 (ja) 遊技機の球抜き機構
JP2011221881A (ja) メダル払出装置及び遊技機
JP2019136476A (ja) 球払出装置および遊技機
JP2015110091A5 (ja)
JP4669802B2 (ja) 遊技機
JP2007215839A (ja) 弾球遊技機
JP2013022112A (ja) 遊技機の球払出装置
JP5192227B2 (ja) 遊技機の球払出装置
JP5541854B2 (ja) パチンコ遊技機の賞球払出装置
JP5010866B2 (ja) コイン状部材送出装置
JP2009207712A (ja) 遊技機の球払出装置
JP5769536B2 (ja) 遊技球誘導機構
JP6528211B2 (ja) 遊技機
JP2011181066A (ja) コイン状部材払出装置
JP4713563B2 (ja) 弾球遊技機
JP5975413B1 (ja) 遊技機
JP2011218024A (ja) メダル払出装置及び遊技機
JP5349178B2 (ja) 遊技機
JP2007307255A (ja) 遊技機の球払出制御装置
KR200390993Y1 (ko) 코인 송출장치의 코인배출부재 역회전 걸림 방지구조
JP6372720B2 (ja) 遊技機
JP6147887B2 (ja) 遊技媒体貸出機
JP2023102475A (ja) 賞玉払出装置
JP6261067B2 (ja) キャップ整列供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160108

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6038665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250