JP5349178B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機には、遊技機本体の上辺部に設けられる貯留タンクにホールの島から遊技球が供給される。貯留タンクに供給された遊技球は、タンクレールを通じて遊技機本体の側部に沿って上下に配置された球通路に整列して誘導され、当該球通路内を流下して球払出装置へ供給される。球払出装置は、払出指令に応じて所定数の貸球や賞球などの遊技球が球払出通路を経て球受け皿へ払い出されるようになっている。
近年の図柄表示装置(液晶表示装置)の大型化やセンター役物の大型化に伴い、遊技領域の後方のスペース拡大が望まれている。遊技機背面側(内枠)には、遊技球を貸球や賞球として払い出す球払出装置が設けられ、球払出装置から遊技球が流下する球払出通路が設けられる。
遊技領域後方のスペース拡大を図るためには、球払出装置は遊技機後方のヒンジ側においてタンクレールの終端部(内枠上部)に設けるか若しくはタンクレールに接続する球通路の下流側(内枠下部)に設けるかのいずれかとなる。内枠下部には前面側に球発射装置、背面側に球払出動作を制御する払出制御基板等が設けられるため、球払出装置を設けるスペースが確保し難い。よって、球払出装置をタンクレールの終端部(内枠上部)に設けた遊技機が提案されている。この遊技機では、球払出装置を遊技機から取り外す動作に伴って、遊技球の球抜き動作を開始させるようになっている(特許文献1)。
特開2006−345900号公報
上述した特許文献1の遊技機においては、球払出装置や球通路で球詰まりが発生すると、球払出装置より上流側の球誘導路に存在する遊技球を球抜き通路から機外へ排出する作業が必要になる。このとき、一旦内枠を外枠から開放してロック部のレバーをロック解除位置へ回動する必要があるが、レバー操作に伴って開放弁が開放されて貯留タンクから供給される遊技球が球誘導路から球抜き通路へ誘導されて機外へ落下して散乱するおそれがある。このため、一旦開放した内枠を急いで閉める必要があり、作業者に負担となるうえに内枠を急いで外枠に閉める際の衝撃により遊技機部品が破損するおそれもある。
本発明の目的は、上記実情に鑑みてなされたものであり、遊技機から球抜き作業を行なう際の球零れや遊技機部品の破損を防ぐことができる遊技機を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備えることを特徴とする。
遊技機外形をなす外枠と、該外枠に対してヒンジ部を中心に開閉可能に設けられた内枠と、遊技球を貯留する貯留タンクに接続するタンクレールより球誘導路へ流下した遊技球を順次払い出す球払出手段と、前記球誘導路に貯留された遊技球を球抜き通路を経て機外へ排出する球抜き手段と、を備えた遊技機であって、前記球抜き手段は、前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とする開閉弁と、前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを許容する操作部材を備え、前記操作部材は、前記外枠に対して内枠を開放した状態で操作可能であり、該操作部材を所定位置へ操作した後、前記内枠を外枠に対して閉鎖状態にすることで前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを許容され、前記球誘導路の遊技球が前記球抜き通路を経て機外へ排出されることを特徴とする。
また、前記操作部材が所定位置へ操作された後、前記内枠を外枠に対して閉鎖状態にする際に当該外枠に前記操作部材が当接することによって前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態にすることを許容されることを特徴とする。
また、前記球抜き通路は、前記外枠に対して内枠が閉鎖状態にあるとき、前記内枠側部と外枠側部とで形成されることを特徴とする。
また、前記球抜き手段は、前記開閉弁を前記球誘導路に遊技球が貯留するように位置規制するとともに、前記操作部材を可動可能に支持する規制部材を備えたことを特徴とする。
また、前記球払出手段は、前記球誘導路より遊技球を下流側へ払い出す回転体を備え、前記規制部材による開閉弁の位置規制が解除されると、前記回転体に受け止められた最先の遊技球に連なる次の遊技球と後続球の球圧によって前記開閉弁が開放されて前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを特徴とする。
また、前記球払出手段と球抜き手段はユニット化されており、前記内枠背面側に一体に組み付けられることを特徴とする。
上述した遊技機を用いれば、外枠に対して内枠を開放した状態で、球抜き手段に設けた操作部材を所定位置へ操作した後、内枠を外枠に対して閉鎖状態にすることで開閉弁が球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを許容され、球誘導路の遊技球が球抜き通路を経て機外へ排出される。よって、内枠を外枠より開放した状態では球抜き動作が行なわれず、内枠を外枠に閉鎖することで球抜き動作を開始するので、遊技機からの遊技島外への球零れを防ぐことができる。また、操作部材を操作しても内枠開放状態では球抜き動作が開始されないので、一旦開放した内枠を急いで閉める必要もなくなり、球抜き作業の労力を軽減しかつ遊技機部品の破損を防ぐことができる。
また、操作部材が所定位置へ操作された後、内枠を外枠に対して閉鎖状態にする際に当該外枠に操作部材が当接することによって開閉弁が球誘導路と球抜き通路を連通状態にすることを許容されるので、内枠が外枠に閉まるタイミングと開閉弁が球誘導路と球抜き通路を連通状態にするタイミングがほぼ一致するので、簡易な構成で確実な球抜き動作が行なえる。
また、球抜き通路は、外枠に対して内枠が閉鎖状態にあるとき、内枠側部と外枠側部とで形成されることにより、操作部材を含む球抜き手段を外枠側部側に配置することができ、遊技機後方領域を拡大することができる。
また、球抜き手段は、開閉弁を球誘導路に遊技球が貯留するように位置規制するとともに、操作部材を可動可能に支持する規制部材を備えていると、内枠を開放して操作部材を移動操作し、再度内枠を外枠に閉じると、操作部材が外枠と開放干渉して押されることにより規制部材による開閉弁の位置規制が解除される。よって、内枠の外枠に対する開閉動作に合わせて小型で簡易な構成で開閉弁の開閉動作を追従させることができる。
規制部材による開閉弁の位置規制が解除されると、回転体に受け止められた最先の遊技球に連なる次の遊技球と後続球の球圧によって開閉弁が開放されて球誘導路と球抜き通路を連通状態とするので、回転体の負荷を軽減しつつ球圧による開閉弁の開放を許容することで簡易な構成で球抜き動作を開始することができる。また、回転体に受け止められて払出待機位置に存在する最先の遊技球に開閉弁が当接しないので、払出位置における回転体と通路壁とのクリアランスを維持して払出動作を安定させることができる。
球払出手段と球抜き手段はユニット化されており、内枠背面側に一体に組み付けられるので、遊技機への着脱作業が容易に行なえる。
パチンコ機の正面図である。 図1のパチンコ機の背面図である。 球払出ユニットの外観斜視図である。 球払出ユニットの分解斜視図である。 球払出ユニットの正面図及び右側面図である。 図5の矢印A−A断面図である。 図5の矢印B−B断面図である。 図5の矢印C−C断面図である。 払出通路及び球抜き通路を含む球通路の要部断面図である。 内枠開閉動作と球抜き通路の形成との関係を示す要部断面図である。 球抜き通路の球抜き動作を示す説明図である。 球払出ユニットの球抜き操作の説明図である。 球払出ユニットの球抜き動作の状態説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1及び図2を参照して本実施形態に係る遊技機の概略構成について説明する。本実施例としては、遊技機の一例としてパチンコ機について説明するものとする。
先ずパチンコ機1の概略構成について説明すると、図1において、パチンコ機1の外形をなす矩形状の外枠2の側部に対してヒンジ(図示せず)により内枠3(図2参照)が開閉可能に取り付けられ、該内枠3の側部に対して上ヒンジ部4a,下ヒンジ部4bにより前面枠(ガラス枠)5が開閉可能に取り付けられている。前面枠5には窓部5aに内枠3に設けられる遊技盤6の遊技領域を視認する透明板5b(図10(a)(b)参照)が組み付けられている。
パチンコ機本体(内枠3)の前面側であり遊技盤6の下方には遊技領域へ向かって遊技球を発射する球発射装置(図示せず)が組み付けられている。また、遊技盤6の遊技領域は、ガイドレール7によって全体として円形に形成され、その遊技領域には図柄表示装置(液晶表示装置)8、電動チューリップ9,アタッカー10などの入賞装置等が設けられている。ここで、パチンコ機本体とは、パチンコ機前面を覆う窓部5aが形成された前面枠5を除く部位、例えば外枠2、内枠3、遊技盤6などを含む部位をいうものとする。
また、図1において、前面枠5の上辺部に沿って装飾装置11が設けられている。また、前面枠5の下方には貸球や賞球等の遊技球を一時的に貯留し、該遊技球を球発射装置へ誘導する球受け皿12が一体に設けられている。球受け皿12の右側には、球発射装置によって遊技領域へ発射される遊技球の発射力を調節するための発射ハンドル13が設けられている。
図2において、内枠3の背面側上辺部には貯留タンク14が設けられ、貯留タンク14にはパチンコ機1が配置されたホールの島から遊技球が供給される。貯留タンク14は、球供給方向下流側(図2の右端側)に設けられるタンクレール15に向けて底部が下方に傾斜するように形成されている。タンクレール15の終端部(下流端)には球払出ユニット16が設けられている。球払出ユニット16は、球払出装置17(球払出手段)と球抜き機構18(球抜き手段)を一体化して、内枠3のヒンジ部4a,4b側である左側部(正面視)に沿って設けられている。球払出ユニット16より払い出された貸球、賞球等の遊技球は、球払出通路19を流下して球払出樋20を経て球受け皿12(図1参照)へ払い出される。
遊技盤6の背面側は遊技動作を統括制御する主制御基板や図柄表示装置を制御する画像処理基板等(図示せず)が設けられており、これらは盤裏カバー21に覆われている。盤裏カバー21の下方には、アウト球集合樋22やパチンコ機1の電源電圧を制御する電源基板や球払出装置18の払出し動作を制御する払出制御基板などの制御ユニットが基板ケースカバー23に覆われている。
次に、球払出ユニット16の構成について、図3乃至図9を参照して組立て構成とともに説明する。
図3において、球払出ユニット16に設けられる球払出装置17と球抜き機構18は、ベース部16aにケース体16bを組み合わされてなるユニット本体に一体に組み付けられている。
図9において、球払出ユニット16は、遊技球を貯留する貯留タンク14に接続するタンクレール15の終端部に球払出装置17が接続するように設けられている。球払出装置17には、タンクレール15より遊技球を流下させる湾曲した球誘導路24と、該球誘導路24へ流下した遊技球を順次払い出す回転体25(球払出手段)を備えている。回転体25には、図7に示すように球誘導路24を流下する遊技球を受け止める円弧部25aと遊技球を収容したまま送り出す球受け凹部25bが回転方向に交互に設けられている。球誘導路24はクランク状に屈曲した球通路であり、タンクレール15から落下した遊技球の球圧を軽減している。
また、図9において、球抜き機構18は、球誘導路24に貯留された遊技球を球抜き通路26を経て機外へ排出する。球抜き通路26は、後述するように外枠2に対して内枠3が閉鎖状態にあるとき、内枠側部3aと外枠側部2aとで形成される。
外枠側部(左辺部及び右辺部)2aは板厚の薄い金属材(アルミ材)若しくは樹脂材で構成され、外枠上辺部2g及び外枠下辺部も同様であるが少なくとも遊技島に固定されるクランプ部には木材が用いられる。
球抜き機構18は、球誘導路24の側壁の一部を形成する開閉弁27を備えている。図6に示すように、開閉弁27は、ケース体16bに設けられたボス部16cを軸孔27aに嵌合させてベース部16a側よりボス部16cの中心穴にねじ30を嵌合させて開閉弁27がボス部16cを中心に回転可能に組み付けられている(図4参照)。また、図7に示すように、開閉弁27の軸孔27aの周縁部には突起27bが突設されている。また、開閉弁27の自由端側の一部には、球誘導路24に臨む湾曲形状の通路壁27cが形成されている。開閉弁27は、後述するように、通路壁27cの先端当接部27dが、回転体25と対向する通路壁35(固定壁)の端部35aと当接するように位置規制されている。
また、図9において、球抜き機構18は、外枠2に対して内枠3を開放した状態で操作可能な操作部材29を備えている。また、操作部材29は、図5及び図6に示すように規制部材28に対して可動可能に支持されている。本実施例では図6に示すように規制部材28に突設されたボス部28aを操作部材29の軸孔29aに嵌合させて、ボス部28aの中心穴にねじ31を嵌合させることにより操作部材29がボス部28aを中心に回転可能に組み付けられている(図4参照)。操作部材29は、ベース部材16aに突設されたストッパー16dに規制片29cが押し当てられて規制部材28と重なり合った状態で位置決めされている(図5,図8参照)。ストッパー16dは、ベース部材16aにスリット16gにより変形可能な舌片の先端部に設けられている(図5参照)。
図5,図7において、操作部材29の先端(自由端)側には、円弧状係合部29bが形成されており、該円弧状係合部29bは規制部材28の軸部28bの外周面に倣って係合している。後述するように、操作部材29は、内枠2を開放した状態で、操作部材29の円弧状係合部29bが軸部28bから離間するように規制片29cがストッパー16dを押圧する(弾性変形させる)ことで当該ストッパー16dによる規制を一時的に解除して回転操作されるようになっている。
また、図6において、規制部材28は、ベース部16aに突設されたボス部16eが軸部28bの軸孔28cに嵌合している。そして、ボス部16eの中心穴にねじ32を嵌合することでベース部16aに組み付けられている(図4参照)。規制部材28は、開閉弁27が球誘導路24の側壁の一部を形成するように位置規制している。具体的には、図6において、ボス部16eとベース部16aの反対側に突設されたボス部16fにはねじりコイルばね34が巻き付けられて一端が固定されている。ねじりコイルばね34はボス部16fの中心穴にベース部16a側よりねじ33を嵌合することにより組み付けられている。ねじりコイルばね34の他端はベース部16aに設けられたスリット16gを介して規制部材28に固定されている。
これにより、図7において、規制部材28は軸部28bを中心に反時計回り方向へ常時付勢されている。このため、規制部材28の先端(自由端)側は、開閉弁27の軸孔27aの周囲に突設されたストッパー27bに押し当てられる。このとき、開閉弁27には、ボス部16cを中心とする時計回り方向の回転モーメントが作用する。開閉弁27は、回転体25と対向する通路壁35の端部35aに、先端当接部27dが当接したまま球誘導路24を閉鎖した状態で保持されている。
図9において、回転体25の下流側には、誘導型近接スイッチ36が設けられており、回転体25により払い出される遊技球の数のカウントするようになっている。誘導型近接スイッチ36には空芯の検出コイルが設けられており、高周波磁界が発生している。この検出コイル近傍を遊技球が通過すると電磁誘導により誘導電流(渦電流)が流れて検出コイルのインピーダンスが変化する。このときの発振パルスを検出回路で検出して払い出される遊技球をカウントするようになっている。また、図6に示すように、回転体25は、モータ37により回転駆動される。モータ軸37aには周縁部にスリット38aが等間隔で形成された回転板38が嵌め込まれている。回転板38のスリット38aは、払出検出基板39に設けられたフォトセンサ39aにより検出される(図4参照)。払出検出基板39にはコネクタ39bが設けられており、図示しない払出制御基板と配線接続される(図5参照)。
図6において、遊技球を回転体25へ誘導する球誘導路24は仕切り板24aにより2条分の誘導路(第1球誘導路24b,第2球誘導路24c)が設けられている。回転体25より下流側で第1球誘導路24bと第2球誘導路24cが合流して計数センサ36を通過するようになっている。図7において、計数センサ36より下流側には、連絡通路40が形成されており、図9に示す球払出通路19に連絡している。連絡通路40には、満タンスイッチ41が軸部42を中心に揺動可能に設けられている。満タンスイッチ41は、軸孔41aに軸部42を挿通して当該軸部42がベース部16aとケース体16bに挟み込まれて組み付けられる(図4参照)。満タンスイッチ41の近傍には、満タン検出基板43が設けられている。満タン検出基板43には、フォトセンサ43aが設けられている。球受け皿12(図1参照)が満タンになり球払出通路19に払い出された遊技球が蓄積され、連絡通路40にまで貯留されると、満タンスイッチ41が球圧により押し込まれて。満タン検出基板43に設けられたフォトセンサ43aにより検出される(図4参照)。満タンスイッチ41により満タンが検出されると、回転体25を駆動するモータ37の駆動を停止させるようになっている。満タン検出基板43には、コネクタ43bが設けられており、図示しない払出制御基板と配線接続されている。
図6において、モータ軸37aは回転板38と嵌合しており、回転板38の軸部周縁部には第1回転体25cが形成されている。また、第1回転体25cは、第2回転体25dの軸部と一体に嵌め合うようになっている。第1回転体25cと第2回転体25dにより回転体25が形成されている(図4参照)。
図4において、第1回転体25cはベース部16aの軸孔16hを挿通して一方の第1球誘導路24bに臨んで配置される。また第2回転体25dの軸方向一部は第1球誘導路24bに臨んで配置され、その他は仕切り板24aに設けられた軸孔24dを挿通して第2球誘導路24cに臨んで配置される。第1球誘導路24bと第2球誘導路24cとでは、第1,第2回転体25c,25dの外周面に球受け凹部25bが位相を異にして各々形成されている。具体的には、第2回転体25dの外周面に形成された球受け凹部25b、第1回転体25cの外周面に形成された球受け凹部25bとは、周方向で位相が90度異なる位置に形成されている。また、第1球誘導路24bと第2球誘導路24cにわたって配置される第2回転体25dは、遊技球を受け止める円弧部25aは第1,第2誘導通路24b,24cに応じた軸方向位置で周方向に90度位相が異なる位置に突出形成されている。
図9において、球抜き機構18の開放弁27が開放されると、球誘導路24に供給された遊技球は、球抜き通路26へ誘導される。そして、図11において、球抜き通路26を流下した遊技球は、当該球抜き通路26の下端で受け口44aが開口する球抜き受け44に受け入れられて、アウト球集合樋22を通じて機外に排出される。
図10(a)に示すように、内枠3が外枠2に閉じた状態で、ヒンジ部4a,4b側の内枠側部(正面視;内枠左辺部)3aと外枠側部(正面視;外枠左辺部)2aの間には、球抜き通路26が形成されている。図10(b)に示すように外枠側部2aの内壁面側には外枠凹部2bが形成される。外枠凹部2bは、外枠内壁面2cとその外枠内壁面2cの後方側から内側へ突出した補強リブ2d、並びに外枠内壁面2cに突設された突出部2eの後壁2fとで形成されている。この外枠凹部2bが内枠側部3aに閉止されて球抜き通路26が形成される(図10(a)参照)。内枠側部3aは、球払出通路19の外側側壁を形成し、かつ球抜き通路26の内側側壁を形成している。よって、外枠2に対して内枠3が閉鎖状態にあるとき、球払出通路19と球抜き通路26は、左右方向に併設状態となる(図10(a)参照)。
以上のように、球抜き通路26の内壁として内枠側部3aを用い外壁として外枠側部2aとして外枠凹部2bを用いることにより、球抜き通路26をパチンコ機1の側端部に配置することができ、パチンコ機1のほぼ中央に設けられる遊技領域の後方領域を拡大することができる。
また、外枠凹部2bを内枠側部3aで覆う形態で球抜き通路26を形成するので、球抜き通路26を形成する側壁の厚みを省略でき省スペース化が図れるとともに、外枠2の構造も複雑にならないので、簡易かつ安価に遊技領域の後方領域を拡大することができる。
次に、球抜き動作の一例について説明する。
先ず、新台入れ替えやメンテナンスを行うためパチンコ機1から球抜き作業を行なう場合には、作業者が図1に示すシリンダー錠45に図示しない鍵を挿入し、内枠3と外枠2が開放する方向へ回転操作して開錠し、内枠3を外枠2から開放する。
このとき、図12(a)に示すように、操作部材29は、規制部材28と重ね合わされた位置に位置規制されている。即ち、規制部材28が軸部28bを中心にねじりコイルばね34により反時計回り方向に付勢され、開閉弁27のストッパー27bに押し当てられて規制されている。また、操作部材29はストッパー16dにより、反時計回り方向への回転が規制されている。
また、図13(a)に示すように、開閉弁27は通路壁35に閉じた状態にあり、タンクレール15から球誘導路24に流下した遊技球が回転体25により受け止められたまま払出待機状態にある。
次に、図12(b)において、ホール店員等の操作者が、開放した内枠3の背面側において操作部材29を規制部材28のボス部28aを中心に時計回り方向に回転させる。具体的には、図13(b)において、操作部材29の円弧状係合部29bが軸部28bから離間するように規制片29cがストッパー16dを押圧する(弾性変形させる)ことで当該ストッパー16dによる規制を一時的に解除して回転操作される。尚、規制部材28は、ねじりコイルばね34に付勢されたままストッパー27bに押し当てられているので、開閉弁27は先端当接部27dが通路壁35の端部35aに突き当てられて球誘導路24を閉鎖しており、球抜き動作は行われない状態にある。
次に、図12(c)において、操作者が操作部材29を操作したまま(回転させたまま)、内枠3を外枠2に対して再度閉じる。内枠3が閉じる直前に、操作部材29の先端側である円弧状係合部29bが外枠2の外枠側部2aと干渉するため、規制部材28が軸部28bを中心にねじりコイルばね34の付勢に抗して時計回り方向に回転する。このとき、規制部材28とストッパー27bとの押接状態が解除されるため、規制部材28による開閉弁27の位置規制が解除され、開閉弁27は、ボス部16cを中心に回転可能な状態となる。
図13(c)に示すように、回転体25に受け止められた最先の遊技球Y1に連なる次の遊技球Y2と後続球(Y3,Y4,…)の球圧によって開閉弁27がボス部16cを中心に反時計回り方向に回転することにより開放され、球誘導路24と球抜き通路26とが連通状態となる。よって、貯留タンク14、タンクレール15、球誘導路24に存在する遊技球は、球抜き通路26へ送り出される。球抜き通路26を流下した遊技球は、当該球抜き通路26の下端で受け口44aが開口する球抜き受け44に受け入れられて、アウト球集合樋22を通じて機外に排出される(図11参照)。
そして、球抜きが終了した後は、鍵によりシリンダー錠45を操作して内枠3を外枠2から開放する。このとき、ねじりコイルばね34の付勢により復動した規制部材28によってストッパー27bが押し戻されて開閉弁27がボス部16cを中心に時計回り方向に回転し(図13(b)参照)、当該開閉弁27が球誘導路24の一部を形成する元の位置へ復動する。最後に、図13(a)に示すように操作部材29を規制部材28のボス部28aを中心に反時計回り方向に回転させ、規制片29cがストッパー16dを押圧する(弾性変形させる)ことで当該ストッパー16dによる規制を一時的に解除して円弧状係合部29bを軸部28bと係合させる。以上の操作により操作部材29は、規制部材28と重ね合わされた元の位置に位置規制されるので、球払出装置17による払い出し動作が可能となる。
このように、回転体25の負荷を軽減しつつ球圧による開閉弁27の開放を許容することで簡易な構成で球抜き動作を開始することができる。また、回転体25に受け止められて払出待機位置に存在する最先の遊技球Y1に開閉弁27が当接しないので、払出位置における回転体25と通路壁37のクリアランスを維持して払出動作を安定させることができる。
尚、払出待機位置に存在する最先の遊技球Y1は、回転体25を手動若しくはモータ37を一時的に起動させて回転させることで回収することができる。
以上のように、内枠3を外枠2より開放した状態では球抜き動作が行なわれず、内枠3を外枠2に閉めることによって初めて球抜き動作を開始するので、球抜き通路26からの遊技島外への球零れを防ぐことができる。また、操作部材29を操作しても内枠開放状態では球抜き動作が開始されないので、一旦開放した内枠3を急いで閉める必要もなくなり、球抜き作業の労力を軽減しかつ遊技機部品の破損を防ぐことができる。
上述した各実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ機について説明したが、他の遊技機、例えば雀球遊技機やアレンジボール遊技機などに適用してもよい。
1 パチンコ機
2 外枠
2a 外枠側部
2b 外枠凹部
2c 外枠内壁面
2d 補強リブ
2e 突出部
2f 後壁
2g 外枠上辺部
3 内枠
3a 内枠側部
4a 上ヒンジ部
4b 下ヒンジ部
5 前面枠
5a 窓部
5b 透明板
6 遊技盤
7 ガイドレール
8 図柄表示装置(液晶表示装置)
9 電動チューリップ
10 アタッカー
11 装飾装置
12 球受け皿
13 発射ハンドル
14 貯留タンク
15 タンクレール
16 球払出ユニット
16a ベース部
16b ケース体
16c,16e,16f,28a ボス部
16d,27b ストッパー
16g スリット
16h,24d,27a,28c,29a,41a 軸孔
17 球払出装置
18 球抜き機構
19 球払出通路
20 球払出樋
21 盤裏カバー
22 アウト球集合樋
23 基板ケースカバー
24 球誘導路
24a 仕切り板
24b 第1球誘導路
24c 第2球誘導路
25 回転体
25a 円弧部
25b 球受け凹部
25c 第1回転体
25d 第2回転体
26 球抜き通路
27 開閉弁
27c 通路壁
27d 先端当接部
28 規制部材
28b,42 軸部
29 操作部材
29b 円弧状係合部
29c 規制片
30,31,32,33 ねじ
34 ねじりコイルばね
35 通路壁
35a 端部
36 誘導型近接スイッチ
37 モータ
37a モータ軸
38 回転板
38a スリット
39 払出検出器版
39a,43a フォトセンサ
39b,43b コネクタ
40 連絡通路
41 満タンスイッチ
43 満タン検出基板
44 球抜き受け
44a 受け口
45 シリンダー錠

Claims (6)

  1. 遊技機外形をなす外枠と、
    該外枠に対してヒンジ部を中心に開閉可能に設けられた内枠と、
    遊技球を貯留する貯留タンクに接続するタンクレールより球誘導路へ流下した遊技球を順次払い出す球払出手段と、
    前記球誘導路に貯留された遊技球を球抜き通路を経て機外へ排出する球抜き手段と、を備えた遊技機であって、
    前記球抜き手段は、前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とする開閉弁と、前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを許容する操作部材を備え、
    前記操作部材は、前記外枠に対して内枠を開放した状態で操作可能であり、該操作部材を所定位置へ操作した後、前記内枠を外枠に対して閉鎖状態にすることで前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とすることを許容され、前記球誘導路の遊技球が前記球抜き通路を経て機外へ排出されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記操作部材が所定位置へ操作された後、前記内枠を外枠に対して閉鎖状態にする際に当該外枠に前記操作部材が当接することによって前記開閉弁が前記球誘導路と球抜き通路を連通状態にすることを許容される請求項1記載の遊技機。
  3. 前記球抜き通路は、前記外枠に対して内枠が閉鎖状態にあるとき、前記内枠側部と外枠側部とで形成される請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記球抜き手段は、前記開閉弁を前記球誘導路に遊技球が貯留するように位置規制するとともに、前記操作部材を可動可能に支持する規制部材を備えた請求項1乃至3のいずれか1項記載の遊技機。
  5. 前記球払出手段は、前記球誘導路より遊技球を下流側へ払い出す回転体を備え、前記規制部材による開閉弁の位置規制が解除されると、前記回転体に受け止められた最先の遊技球に連なる次の遊技球と後続球の球圧によって前記開閉弁が開放されて前記球誘導路と球抜き通路を連通状態とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記球払出手段と球抜き手段はユニット化されており、前記内枠背面側に一体に組み付けられる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機。
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