JP6038578B2 - 軸ばねを備えた鉄道車両用台車 - Google Patents

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Description

本発明は、軸ばねを備えた鉄道車両用台車に関し、特に、軸箱の側面に軸ばねとしてのゴムばねを備えた鉄道車両用台車に関する。
鉄道車両の台車では、一般的に、台車枠と、車軸の両側に車輪が嵌め込まれた輪軸と、輪軸の両側にそれぞれ設けられ、輪軸を回転自在に支持する軸受を収納する軸箱と、軸ばねと、を備える。台車枠と軸箱および輪軸とは、軸ばねを介して組立されている。このような鉄道車両の台車において、軸ばねにゴムばねを利用したものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の台車は、軸箱の側面から延び、軸箱に対して傾斜して取り付けられたシェブロンゴムと、シェブロンゴムと台車枠の間に設けられたシェブロンゴム受とを備え、シェブロンゴム受を介してシェブロンゴムが台車枠を支持している。特許文献1の台車は、台車枠と接するシェブロンゴム受の上面を扇状の板状部により拡張することで、台車枠に発生する応力を均一化できるとしている。
特許文献1のように、軸ばねが、台車枠と軸箱の側面との間に配置される台車では、台車枠が軸ばね上に設置されている場合は、軸ばねは台車枠から作用する荷重により圧縮されており、ばね力(復元力)を発生する。そして、そのばね力によって、軸ばねと、台車枠および軸箱との間に、摩擦力が働き、軸ばねは所定位置に保持される。
特開昭60−183258号公報
特許文献1の台車では、軸ばねが、台車枠と軸箱の側面との間に配置されているため、軸ばねの圧縮量が少なく、軸ばねと、台車枠および軸箱との間に働く摩擦力が小さい場合には、軸ばねと、台車枠と軸箱の側面との取り付けが外れ、軸ばねは落下、もしくは、位置ずれする。このため、台車枠と軸箱および輪軸との組立作業においては、台車枠が軸ばね上に設置されていき、軸ばねの自重を支持する摩擦力が働くまで、軸ばねが落下、もしくは、決められた位置からずれないように、外部から軸ばねを支持し続ける必要がある。また、台車枠と軸箱および輪軸とを分解する分解作業においては、台車枠が軸ばねから離れていく過程で、摩擦力が減少していくため、軸ばねが落下する。これを防ぐためには、外部から軸ばねを支持し続けなければならず、例えば作業者を配置して軸ばねを支持し続けさせる必要がある。しかし、当該作業のための人員が必要となり、作業コスト、ひいては、台車の製造コストが増大するという問題があった。
そこで本発明は、簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、軸ばねと、台車枠および軸箱との取り付けが外れている場合に、軸ばねを所定位置に保持することができる台車を提供することを目的とする。
本発明の鉄道車両用台車は、軸箱と、前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む台車枠と、前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記台車枠に取り付けられる一対のゴムばねと、前記軸箱の両側面の下部にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の軸箱側支持部材と、前記軸箱の上方に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側上部を掛止する一対の軸箱側掛止部材と、を備えている。
前記構成によれば、簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、軸ばねと、台車枠および軸箱との取り付けが外れている場合にも、軸箱側にゴムばねを保持することができる。
また、本発明の鉄道車両用台車は、軸箱と、前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む台車枠と、前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記台車枠に取り付けられる一対のゴムばねと、前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の下部に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側の下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の台車枠側支持部材と、前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の上方に、それぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側上部を掛止する一対の台車枠側掛止部材と、を備えている。
前記構成によれば、簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、軸ばねと、台車枠および軸箱との取り付けが外れている場合にも、台車枠側にゴムばねを保持することができる。
また、本発明の鉄道車両用台車は、軸箱と、前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む台車枠と、前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記台車枠に取り付けられる一対のゴムばねと、前記軸箱の両側面の下部にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の軸箱側支持部材と、前記軸箱の上方に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側上部を掛止する一対の軸箱側掛止部材と、前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の下部に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側の下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の台車枠側支持部材と、前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の上方に、それぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側上部を掛止する一対の台車枠側掛止部材と、を備えている。
前記構成によれば、簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、軸ばねと、台車枠および軸箱との取り付けが外れている場合にも、軸箱側、もしくは、台車枠側にゴムばねを保持することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつも、軸ばねと、台車枠および軸箱との取り付けが外れている場合にも、軸ばねを所定位置に保持できる台車を提供することができる。
第1実施形態に係る鉄道車両用台車の平面図である。 図1に示す鉄道車両用台車の側面図である。 図2に示す鉄道車両用台車の軸箱付近の要部拡大図である。 図3に示す鉄道車両用台車の軸箱付近の構成をIV−IV矢視方向から見た図である。 図2に示す鉄道車両用台車のシェブロンゴムの片側半分を示す斜視図である。 第2実施形態に係る鉄道車両用台車の軸箱付近の要部拡大図である。 図6に示す鉄道車両用台車の軸箱付近の構成をVII−VII矢視方向から見た図である。 図6に示す鉄道車両用台車のシェブロンゴムの片側半分を示す斜視図である。 図6に示す鉄道車両用台車の軸箱付近の構成をIX−IX矢視方向から見た図である。 第3実施形態に係る鉄道車両の軸箱付近の要部拡大図である。
以下、実施形態に係る鉄道車両用台車を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る鉄道車両用台車1の平面図である。図2は、鉄道車両用台車1(以下、単に「台車」ともいう)の側面図である。図3は、図2の軸箱6付近の要部拡大図である。図2に示す台車中心線CLは、台車長手方向における台車1の中心位置を示している。以下では、台車長手方向を単に「長手方向」といい、台車幅方向を単に「幅方向」という(ここでは、図1の平面視において車軸4aと直交する方向(進行方向又は前後方向)を「長手方向」とし、車軸4aの軸線方向(左右方向)を「幅方向」として定義する)。また、特に指示なく内側、外側としている場合は、長手方向における、中心線CLに対する台車1の内側、外側を指すものとする。上下方向については、鉛直方向上下に対応するものとする。なお、全ての図を通じて同一又は相当する要素には、同一の参照符号を付している。また、台車1は、台車中心線CLを基準として長手方向に対称となっている。
(鉄道車両用台車全体の概略)
図1〜3に示すように、台車1は、台車枠3と、輪軸4と、軸受5と、軸箱6と、軸ばね7と、枕ばね21と、を備えている。台車枠3は、幅方向両側において長手方向に延びた一対の側ばり3aと、それら側ばり3aの長手方向中央部を連結するよう幅方向に延びた横ばり3bとを有している。台車枠3は、枕ばね21を介して、鉄道車両の車体20を支持している。各輪軸4は、台車枠3の長手方向両側に配置された車軸4aと、車軸4aの幅方向両側にそれぞれはめ込まれた一対の車輪4bと、を有している。軸受5は、車輪4bの幅方向の外側にそれぞれ設けられており、輪軸4を回転自在に支持している。軸箱6は、軸受5にそれぞれ対応して設けられており、軸受5を内部に収容している。軸ばね7は、一対のゴムばね(シェブロンゴム)7a,7bを有しており、軸箱6と台車枠3とを接続し、軸箱6に対して台車枠3を支持している。
図2に示すように、軸箱6は、長手方向外側および内側にそれぞれ向いた各面、すなわち、長手方向の側面(両側面)61a,61bを有している。ここでは、軸箱6の外側の側面を外側側面61aとし、内側の側面を内側側面61bとする。これら軸箱6の外側側面61aおよび内側側面61bには、後述するようにシェブロンゴム7aおよび7bの一端側が取り付けられる。また、軸箱6の上面61cの大きさは、軸箱6の下面61dの大きさよりも小さくなっている。つまり、軸箱6は側面視で上部が小さい略台形状となっており、両側面61a,61bは斜め上方に向くものとなっている。そのため、軸箱6は両側面61a,61bに取り付けられるシェブロンゴム7a,7bを、斜め下方から支持する。
台車枠3の側ばり3aは、軸箱6の外側側面61aに対向する第1対向部31aと、軸箱6の内側側面61bに対向する第2対向部31bと、軸箱6の上面61cに対向する第3対向部31cを有している。つまり、台車枠3は、軸箱6の長手方向の両側面61a,61bと、上面61cとを囲むように構成されている。また、台車枠3は、ゴムばね受32a,32bと、ゴムばね受32a,32bの上方に位置するズレ止め部34a,34bを有している。ゴムばね受32a,32bは、シェブロンゴム7a,7bの他端側が取り付けられる部材である。ゴムばね受32aは、第1対向部31aに設けられており、軸箱6の外側側面61aに向けて延出している。同様に、ゴムばね受32bは、第2対向部31bに設けられており、軸箱6の内側側面61bに向けて延出している。ここで、ゴムばね受32a,32bは、第3対向部31cから離間して配置されている。言い換えれば、ゴムばね受32a,32bの上方に第3対向部31cが位置している。台車1においては、これらゴムばね受32a,32bが、シェブロンゴム7a,7bの他端側の取り付け部となる。ズレ止め部34a,34bは、シェブロンゴム7a,7bがゴムばね受32a,32bに取り付けられた場合に、シェブロンゴム7a,7bの他端側の上方に位置するように設けられており、シェブロンゴム7a,7bの上方への移動を防止する部材である。
図4は、図3に示す台車1の軸箱6付近の構成を、IV−IV矢視方向から見た図である。なお、図4は、台車枠3と軸箱6および輪軸4とが組立状態(後述)にある場合の台車1を示している。図4に示すように、シェブロンゴム7a,7bは、平面視で略V字形状に形成された、ゴムからなる弾性層71と、金属からなる硬質層72とが中心軸Cの方向に交互に複数積層された積層のゴムばねである。シェブロンゴム7a,7bの中心軸C方向の両端の層は、それぞれ硬質層72で構成されている。シェブロンゴム7a,7bの一端側が軸箱6の外側側面61a,内側側面61bに取り付けられ、他端側が台車枠3のゴムばね受32a,32bに取り付けられることで、シェブロンゴム7a,7bは、台車枠3と軸箱6との間にそれぞれ介在している。詳細には、シェブロンゴム7aは、軸箱6の外側側面61aと台車枠3の第1対向部31aとの間に介在しており、軸箱6の外側側面61aから外方向上方に向け延びるように斜めに配置されている。同様に、シェブロンゴム7bは、軸箱6の内側側面61bと台車枠3の第2対向部31bとの間に介在しており、軸箱6の内側側面61bから内方向上方に向け延びるように斜めに配置されている。なお、ここでは、シェブロンゴム7a,7bは、一端がV字形状の窪み側となっており、他端がV字形状の突出側となっている。また、シェブロンゴム7a,7b一端のV字形状の窪みに合うように、軸箱6の両側面61a,61bには山部62が形成されている。そして、シェブロンゴム7a,7b他端のV字形状の突出に合うように、ゴムばね受32a,32bには谷部33が形成されている。これらのシェブロンゴム7a,7bの中心軸Cは水平面に対して所定角θ(例えば5°〜15°)をなしている。ここで、シェブロンゴム7a,7bの両端は、台車枠3および軸箱6の側面61a,61bと、接着等はされていない。しかし、シェブロンゴム7a,7bは、台車枠3を支持することで圧縮されるのでばね力が発生し、その結果、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間に、摩擦力が働き、シェブロンゴム7a,7bが所定位置に保持される。
ここでは、上述の課題が生じる組立作業と分解作業について明確にするために、まず、台車枠3と輪軸等(軸箱6(軸受5を含む)と輪軸4とを合わせて「輪軸等」という)との組立状態および分解状態について説明する。そして次いで、台車枠3と輪軸等との組立作業および分解作業について説明する。
台車枠3と輪軸等とが組立状態にある場合、シェブロンゴム7a,7bが台車枠3と輪軸等との間に介在しており、シェブロンゴム7a,7bが台車枠3からの荷重を支持している。ここでは、シェブロンゴム7a,7bは台車枠3から作用する荷重により圧縮されており、その圧縮により中心軸Cの方向にばね力(復元力)を発生する。そして、そのばね力によって、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間に、摩擦力が働き、シェブロンゴム7a,7bが所定位置に保持されている。
一方、台車枠3と輪軸等とが分解状態にある場合、台車枠3は外部から作用する力で支持されている(例えば、クレーンやジャッキ等によって台車枠3が支持されている状況がこれに相当する)。ここでは、シェブロンゴム7a,7bに作用する台車枠3からの荷重は組立状態に比べ小さく、シェブロンゴム7a,7bの圧縮量、すなわち、ばね力も小さい。そのため、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間に働く摩擦力も小さく、シェブロンゴム7a,7bの自重を支持できず、シェブロンゴム7a,7bは落下、もしくは、位置ずれする。つまり、分解状態では、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3のゴムばね受32a,32bおよび軸箱6の両側面61a,61bとの取り付けが外れた状態となる。そのため、外部からの支持なしでは、台車1はシェブロンゴム7a,7bを所定位置に保持することができない。
なお、ここでは、分解状態から、組立状態にする作業のことを、組立作業という。例えば、この組立作業は、台車枠3と輪軸等とが、完全に分かれた状態から組立状態とすることを含む。また、組立状態から、分解状態にする作業のことを、分解作業という。例えば、この分解作業は、組立状態にある台車1を、台車枠3と輪軸等とに、完全に分かれた状態にすることを含む。
(軸ばねの保持構成)
上述のように、本実施形態に係る台車1では、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間は、接着等されていない。そのため、分解状態にある場合には、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3のゴムばね受32a,32bおよび軸箱6の両側面61a,61bとの取り付けが外れており、シェブロンゴム7a,7bが落下、もしくは、位置ずれする。これを防ぐために、本実施形態に係る台車1では、分解状態において、シェブロンゴム7a,7bを保持する構成を備えている。
図3に示すように、シェブロンゴム7a,7bを保持するための構成として、台車1は、それぞれのシェブロンゴム7a,7bの一端側の下方に位置するように、軸箱6の両側面61a,61bの下部から略水平方向へそれぞれ延出し、軸箱6と一体的に設けられた一対の軸箱側支持部材8a,8bを備えている。この軸箱側支持部材8a,8bは、分解状態にある場合に、シェブロンゴム7a,7bの一端側下部に下方から当接し、シェブロンゴム7a,7bを支持する。そのため、軸箱側支持部材8a,8bの形状、大きさは、シェブロンゴム7a,7bの荷重を支持可能であればよい。例えば、その形状、大きさを、延出長さ(軸箱6の側面61a,61bからの長手方向への長さ)が5〜10mm、厚みが15〜20mm、幅方向への長さは上方に位置するシェブロンゴム7a,7bと同程度としてもよい。また、軸箱側支持部材8a,8bの上面は、分解状態において、シェブロンゴム7a,7bを安定的に支持できるように、平面状であることが好ましい。
また、台車1は、それぞれのシェブロンゴム7a,7bの一端側の上方に位置するように、軸箱6の上方に、取り外し可能に設けられた一対の軸箱側掛止部材9a,9bを備えている。この軸箱側掛止部材9a,9bは、分解状態にある場合に、軸箱6の上部と、シェブロンゴム7a,7bとを接続し、シェブロンゴム7a,7bの一端側上部が軸箱6の側面61a,61bから一定間隔(例えば5〜10mm)以上離れないように掛止する。これにより、軸箱側支持部材8a,8bによって支持されたシェブロンゴム7a,7bが下方に傾いて落下、もしくは、位置ずれするのを防止することができる。
図5は、台車1のシェブロンゴム7a,7bの片側半分(V字形状の左右対称な部分の一方)を示す斜視図である。図5に示すように、本実施形態に係る台車1においては、シェブロンゴム7a,7bの一端の硬質層72上部に切欠73が設けられている。また、この硬質層72は、隣接する弾性層71の上端よりも上に長く延びている。図4に示すように、軸箱側掛止部材9a,9bは、ストッパ91と、締結体92と、を有する。ストッパ91は、平面視で略T字形状に形成された板状部材であり、一端側に貫通穴95が形成された首部93と、首部93の他端に設けられた頭部94と、を含む。締結体92は、ストッパ91の貫通穴95に挿入され、ストッパ91を軸箱6の上部に締結する。ここでは、締結体92は、ボルト92であり、軸箱6の上部に設けられたネジ穴96にねじ込まれている。なお、それぞれの軸箱側掛止部材9a,9bは、単体のストッパ91と単体の締結体92とを1セットとして、複数セットから構成されていてもよい。ここでは、シェブロンゴム7a,7bの硬質層72上部を幅方向にバランス良く掛止できるように、軸箱側掛止部材9a,9bは、それぞれ幅方向に分かれて配置された2セットのストッパ91および締結体92から構成されている。そして、首部93が切欠73内に位置し、また、頭部94がシェブロンゴム7a,7bの一端の硬質層72に隣接する弾性層71の上方に位置するように、ストッパ91は配置される。頭部94は切欠73よりも大きくなっており、分解状態にある場合に、この頭部94が硬質層72に接することで、軸箱6の上部と、シェブロンゴム7a,7bとが接続され、シェブロンゴム7a,7bが軸箱6の側面61a,61bから一定間隔以上離れないように掛止される。なお、組立状態にある場合には、シェブロンゴム7a,7bは、そのばね力によって、台車枠3および軸箱6との間に摩擦力が働き、所定位置に保持される。そのため、組立状態にある場合には、軸箱側掛止部材9a,9bの頭部94と硬質部材の間に隙間Sを設けて、軸箱側掛止部材9a,9bがシェブロンゴム7a,7bを掛止しないようにしてもよい。
本実施形態に係る台車1における台車枠3と輪軸等との組立作業について説明する。ここでは、台車枠3と輪軸等とが、完全に分かれた状態から、組立状態にする組立作業について説明する。台車1における台車枠3と輪軸等との組立作業では、始めに、軸受5および軸箱6が取り付けられた輪軸4が、車軸4aが長手方向に一定距離離れた状態になるように、配置される。この際、各輪軸4の車軸4aは平行、かつ、幅方向にずれがないように配置される。その後、軸箱6の側面61a,61bの山部62にシェブロンゴム7a,7bの一端の硬質層72が接するように、シェブロンゴム7a,7bが軸箱側支持部材8a,8bの上に載置される。続いて、シェブロンゴム7a,7bの一端の硬質層72上部に設けられた切欠73を通すようにストッパ91が配置され、締結体92により軸箱6に締結される。これにより、シェブロンゴム7a,7bの一端側上部は、軸箱側掛止部材9a,9bにより、軸箱6の側面61a,61bに対して一定間隔以上離間しないように掛止される。そして、シェブロンゴム7a,7bが軸箱6の側面61a,61bに保持された状態で、台車枠3が上方からシェブロンゴム7a,7b上に設置されて、組立作業が完了となる。なお、台車枠を設置する際、台車枠3のゴムばね受32a,32bの谷部33に、シェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72が接するように、台車枠3は位置決めされる。台車枠3が設置されると、シェブロンゴム7a,7bは台車枠3の荷重により圧縮されて、ばね力(復元力)を発生する。その結果、ばね力によって、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間に、摩擦力が働き、シェブロンゴム7a,7bが所定位置に保持されることとなる。このように、台車1においては、組立作業中、シェブロンゴム7a,7bが、下方から軸箱側支持部材8a,8bにより支持され、また、一端側上部を軸箱側掛止部材9a,9bにより掛止されるため、軸箱6の側面61a,61bに保持されることとなる。
次に、本実施形態に係る台車1台車枠3と輪軸等との分解作業について説明する。ここでは、組立状態から、台車枠3と輪軸等とが、完全に分かれた状態にする分解作業について説明する。分解作業の際、台車枠3は、クレーン等で外部から力が付加されて、支持される。すると、シェブロンゴム7a,7bに作用する台車枠3からの荷重が減少して、ばね力も減少する。これにより、台車枠3および軸箱6との間に働く摩擦力も減少する。そして、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3のゴムばね受32a,32bおよび軸箱6の両側面61a,61bとの取り付けが外れ、シェブロンゴム7a,7bは落下、もしくは、位置ずれしようとする。しかし、台車1では、分解作業中、シェブロンゴム7a,7bが、下方から軸箱側支持部材8a,8bにより支持され、また、一端側の上方を軸箱側掛止部材9a,9bにより掛止されるため、軸箱6の側面61a,61bに保持されることとなる。なお、台車1は、分解作業後、軸箱6からシェブロンゴム7a,7bを取り外す場合、軸箱側掛止部材9a,9bを取り外すだけで、シェブロンゴム7a,7bを取り外すことができる。
以上のように、本実施形態に係る台車1は、軸箱側支持部材8a,8bと、軸箱側掛止部材9a,9bと、を備えた簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、台車枠3と輪軸等とが分解状態であっても、軸箱6側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。すなわち、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との取り付けが外れている場合であっても、軸箱6側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。そして、従来の台車では、組立作業や分解作業において、各軸箱に対して設けられたそれぞれのシェブロンゴムを支持するために、複数の作業者を配置する必要があったが、本実施形態に係る台車1では、作業者を配置する必要がなくなり、台車1の製造コストを抑制することができる。
なお、本実施形態に係る台車では、軸箱側支持部材を軸箱と一体的に設けているが、これに限定されず、例えば、締結、磁力による取り付け、接着など、分離可能に設けてもよい。
なお、本実施形態に係る台車では、軸箱側掛止部材のストッパの形状は、上述の形状に限定されず、例えば、平面視で直線形状、断面視で略L字形状としたものでもよい。この場合、シェブロンゴムの一端の硬質層に切欠を設けずに、単に硬質層の上部に引っ掛けるだけとしてもよい。また、ストッパの取り付けも、締結に限定されず、磁力による取り付け、接着などであっても構わない。ストッパの配置も、軸箱の上面に限定されず、例えば、軸箱の幅方向両面の上部であっても構わない。
なお、本実施形態に係る台車では、軸箱側掛止部材は取外可能に設けられているため、台車が組立作業や分解作業以外の状況にある場合(例えば、走行中)には、軸箱側掛止部材を取り外ししても構わない。また、上述のように軸箱側支持部材を分離可能に設けた場合も同様である。
なお、本実施形態に係る台車では、ゴムばねとして、平面視で略V字形状に形成された、ゴムからなる弾性層と、金属からなる硬質層とが積層されたシェブロンゴムを用いているが、ゴムばねはこれに限定されない。例えば、平板上の弾性層と硬質層を積層したゴムばねであっても構わない。また、ゴムばねの配置を斜め配置としているが、配置関係はこれに限定されず、水平配置としてもよい。
なお、本実施形態に係る台車では、軸ばねとして、ゴムばね(シェブロンゴム)のみを備えたものとしているが、ゴムばねが軸箱の側面に配置されていれば、ゴムばねの他に、例えばコイルばねや空気ばねを併用しても構わない。この場合、例えば、コイルばねや空気ばねを軸箱側掛止部材と干渉しないように、軸箱の上面に設置してもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、上述の第1実施形態と、基本構成は類似している。以下の第2実施形態に係る台車1bの説明では、第1実施形態と異なる点のみを説明し、同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(軸ばねの保持構成)
第2実施形態に係る台車1bは、第1実施形態とは異なり、軸箱側支持部材8a,8bおよび軸箱側掛止部材9a,9bは備えておらず、シェブロンゴム7a,7bを保持する構成は台車枠3側に設けられている。
図6は、台車1bの軸箱6付近の要部拡大図である。図7は、図6に示す台車1bの軸箱6付近の構成を、VII−VII矢視方向から見た図である。なお、図7は、組立状態にある場合の台車1bを示している。図6および図7に示すように、台車1bは、それぞれのシェブロンゴム7a,7bに他端側の下方に位置するように、台車枠3のシェブロンゴム7a,7bの取り付け部、すなわち、ゴムばね受32a,32bの下部に、取り外し可能に設けられた一対の台車枠側支持部材10a,10bを備えている。この台車枠側支持部材10a,10bは、分解状態にある場合に、シェブロンゴム7a,7bの他端側下部に下方から当接して、シェブロンゴム7a,7bを支持する。ここでは、台車枠側支持部材10a,10bは、上述の軸箱側掛止部材9a,9bを逆向きに、ゴムばね受32a,32bに取り付けたものとなっている。
図8は、台車1bのシェブロンゴム7a,7bの片側半分を示す斜視図である。図8に示すように、シェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72下部に切欠73bが設けられている。また、この硬質層72は、隣接する弾性層71の下端よりも下に長く延びている。台車枠側支持部材10a,10bは、軸箱側掛止部材9a,9bと同様に、ストッパ101と、締結体102と、を有する。ストッパ101は、平面視で略T字形状に形成された板状部材であり、一端側に貫通穴105が形成された首部103と、首部103の他端に設けられた頭部104と、を含む。締結体102は、ストッパ101の貫通穴105に挿入され、ストッパ101をゴムばね受32a,32bの下部に締結する。ここでは、締結体102は、ボルト102であり、ゴムばね受32a,32b下部に設けられたネジ穴106にねじ込まれている。なお、それぞれの台車枠側支持部材10a,10bは、単体のストッパ101と単体の締結体102とを1セットとして、複数セットから構成されていてもよい。台車1bでは、シェブロンゴム7a,7bの硬質層72下部を幅方向にバランス良く支持できるように、台車枠側支持部材10a,10bは、幅方向に分かれて配置された2セットのストッパ101および締結体102から構成されている。そして、首部103が切欠73b内に位置し、また、頭部104がシェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72に隣接する弾性層71の下方に位置するように、ストッパ101は配置される。なお、頭部104は切欠73bよりも大きくなっている。分解状態であり、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との間の摩擦力も減少して、シェブロンゴム7a,7bが落下、もしくは、位置ずれしようとする場合に、首部103が硬質層72の切欠73bと当接し、また、頭部104が硬質層72に当接することで、シェブロンゴム7a,7bが下方から支持される。
図9は、図6に示す台車1bの軸箱6付近の構成を、IX−IX矢視方向から見た図である。なお、図9は、組立状態にある場合の台車1bを示している。図6および図9に示すように、台車1bは、それぞれのシェブロンゴム7a,7bの他端側の上方に位置するように、一対の台車枠側掛止部材11a,11bを備えている。ここで、台車枠側掛止部材11a,11bは、ゴムばね受32a,32bの上方に位置するズレ止め部34a,34bから下方に延出して設けられている。下方台車枠側掛止部材11a,11bは、単一のピン111を有している。なお、ピン111は複数用いてもよい。台車1bでは、単一のピン111から構成されている。ピン111は、ズレ止め部34a,34bから、シェブロンゴム7a,7bの台車枠側端部の硬質層72の中央(V字形状の谷底部)に隣接するように延びている。また、ピン111は高さ方向において、台車枠側端部の硬質層72と重なるように延びている。そのため、分解状態にある場合に、このピン111の一部が硬質層72の上部に接することで、ズレ止め部34a,34bと、シェブロンゴム7a,7bとが接続され、シェブロンゴム7a,7bの他端側上部がゴムばね受32a,32bから一定間隔(例えば5〜10mm)以上離れないように掛止する。これにより、台車枠側支持部材10a,10bによって支持されたシェブロンゴム7a,7bが下方に傾いて落下、もしくは、位置ずれするのを防止することができる。なお、上述のように、組立状態にある場合には、シェブロンゴム7a,7bは、そのばね力によって生じる摩擦力で、台車枠3と軸箱6との間に保持される。そのため、組立状態にある場合には、台車枠側掛止部材11a,11bのピン111と硬質層72の間に隙間を設けて、台車枠側掛止部材11a,11bがシェブロンゴム7a,7bを掛止しないようにしてもよい。
台車1bの組立作業においては、台車枠3のゴムばね受32a,32bの谷部33にシェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72が接するように、また、ピン111がシェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72中央(V字形状の谷底)に位置するように、シェブロンゴム7a,7bが配置される。その後、シェブロンゴム7a,7bの他端の硬質層72下部に設けられた切欠73bを通すようにストッパ101が配置され、締結体102によりゴムばね受32a,32bに締結される。これにより、シェブロンゴム7a,7bが、下方から当接する台車枠側支持部材10a,10bにより支持され、また、他端側上部を台車枠側掛止部材11a,11bにより掛止される。そして、シェブロンゴム7a,7bと共に、台車枠3を輪軸4の上に設置して、組立作業は完了となる。なお、輪軸4の配置に関しては、第1実施形態と同様である。このように、台車1bにおいては、組立作業中、シェブロンゴム7a,7bが、下方から台車枠側支持部材10a,10bにより支持され、また、他端側の上方を台車枠側掛止部材11a,11bにより掛止されるため、ゴムばね受32a,32b、すなわち、台車枠3に保持されることとなる。
分解作業に関しては、第1実施形態と、作業中にシェブロンが台車枠3側に保持される点で異なる。つまり、本実施形態に係る台車1bでは、分解作業中、シェブロンゴム7a,7bが、下方から台車枠側支持部材10a,10bにより支持され、また、他端側上部を台車枠側掛止部材11a,11bにより掛止されるため、ゴムばね受32a,32bに保持されることとなる。なお、台車1bは、分解作業後、ゴムばね受32a,32bからシェブロンゴム7a,7bを取り外す場合、台車枠側支持部材10a,10bを取り外すだけで、シェブロンゴム7a,7bを取り外すことができる。
以上のように、本実施形態に係る台車1bは、台車枠側支持部材10a,10bと、台車枠側掛止部材11a,11bと、を備えた簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、台車枠3と輪軸等とが分解状態であっても、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。すなわち、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との取り付けが外れている場合であっても、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。そして、従来の台車では、組立作業や分解作業において、各軸箱に対して設けられたそれぞれのシェブロンゴムを支持するために、複数の作業者を配置する必要があったが、本実施形態に係る台車1では、作業者を配置する必要がなくなり、台車1の製造コストを抑制することができる。
なお、本実施形態に係る台車では、台車枠側掛止部材をゴムばね受のズレ止め部に設けているが、これに限定されず、ゴムばね受の上方に位置する第3対向部から下方に延出して設けてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、上述の第1実施形態および第2実施形態と、基本構成は類似している。以下の第3実施形態に係る台車1cの説明では、第1実施形態および第2実施形態と異なる点のみを説明し、同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(軸ばねの保持構成)
第3実施形態に係る台車1cは、第1実施形態と第2実施形態とに係る台車1,1bのシェブロンゴム7a,7bを保持する構成を、それぞれ足し合わせたものとなっている。つまり、シェブロンゴム7a,7bを保持する構成は、軸箱6側と、台車枠3側との両方に設けられている。
図10は、台車1cの軸箱6付近の要部拡大図である。図10に示すように、台車1cは、第1実施形態に係る台車1と同様に、それぞれのシェブロンゴム7a,7bに一端側の下方に位置するように、軸箱6の両側面61a,61bの下部から略水平方向へそれぞれ延出し、軸箱6と一体的に設けられた一対の軸箱側支持部材8a,8bを備えている。
また、台車1cは、それぞれのシェブロンゴム7a,7bの一端側の上方に位置するように、軸箱6の上方に、取り外し可能に設けられた軸箱側掛止部材9a,9bを備えている。
一方、台車枠3側においても第2実施形態に係る台車1bと同様に、台車1cは、それぞれのシェブロンゴム7a,7bに他端側の下方に位置するように、ゴムばね受32a,32bの下部に、取り外し可能に設けられた一対の台車枠側支持部材10a,10bを備えている。なお、台車枠側支持部材10a,10bのストッパ101および締結体102は、上述の軸箱側掛止部材9a,9bのストッパ91および締結体92と同じものを使用してもよい。このようにストッパおよび締結体を共通化することで、ストッパおよび締結体の互換性を確保でき、また、それぞれの製造コストを抑制することができる。
また、台車1cは、それぞれのシェブロンゴム7a,7bの他端側の上方に位置するように、一対の台車枠側掛止部材11a,11bを備えている。ここで、台車枠側掛止部材11a,11bは、ゴムばね受32a,32bの上方に位置するズレ止め部34a,34bから下方に延出して設けられている。
組立作業中における、本実施形態に係る台車1cのシェブロンゴム7a,7bを保持する構成の作用も、基本的には第1実施形態と第2実施形態と同じである。異なる点は、台車1cは台車枠3側と軸箱6側との両方にシェブロンゴム7a,7bを保持する構成を備えているため、組立作業において、シェブロンゴム7a,7bを台車枠3側と軸箱6側のどちらに保持させるかを選択することができるというところである。軸箱6側にシェブロンゴム7a,7bを保持させる場合は、第1実施形態と同様に組立作業を行えばよい。また、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持させる場合は、第2実施形態と同様に組立作業を行えばよい。
同様に、分解作業中においても、本実施形態に係る台車1cは台車枠3側と軸箱6側との両方にシェブロンゴム7a,7bを保持する構成を備えているため、シェブロンゴム7a,7bを台車枠3側と軸箱6側のどちらに保持させるかを選択できる。軸箱6側にシェブロンゴム7a,7bを保持させる場合は、台車枠側支持部材10a,10bを取り外した上で、第1実施形態と同様に分解作業を行えばよい。また、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持させる場合は、軸箱側掛止部材9a,9bを取り外した上で、第2実施形態と同様に分解作業を行えばよい。
以上のように、本実施形態に係る台車1cは、軸箱側支持部材8a,8bと、軸箱側掛止部材9a,9bと、台車枠側支持部材10a,10bと、台車枠側掛止部材11a,11bと、を備えた簡易な構成で製造コストの増大を抑制しつつ、台車枠3と輪軸等とが分解状態であっても、軸箱6側、もしくは、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。すなわち、シェブロンゴム7a,7bと、台車枠3および軸箱6との取り付けが外れている場合であっても、軸箱6側、もしくは、台車枠3側にシェブロンゴム7a,7bを保持可能としている。そして、従来の台車では、組立作業や分解作業において、各軸箱に対して設けられたそれぞれのシェブロンゴムを支持するために、複数の作業者を配置する必要があったが、本実施形態に係る台車1では、作業者を配置する必要がなくなり、台車1の製造コストを抑制することができる。
そして、台車1cは、台車枠3側と軸箱6側との両方にシェブロンゴム7a,7bを保持する構成を備えているため、組立作業および分解作業において、その作業の状況に応じて、シェブロンゴム7a,7bを台車枠3側と軸箱6側のどちらに保持させるかを選択することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。
1,1b,1c 鉄道車両用台車
3 台車枠
4 輪軸
6 軸箱
7 軸ばね
7a,7b ゴムばね、シェブロンゴム
8a,8b 軸箱側支持部材
9a,9b 軸箱側掛止部材
10a,10b 台車枠側支持部材
11a,11b 台車枠側掛止部材

Claims (9)

  1. 軸箱と、
    前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む台車枠と、
    前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記台車枠に取り付けられる一対のゴムばねと、
    前記軸箱の両側面の下部にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の軸箱側支持部材と、
    前記軸箱の上方に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側上部に対して他端側から当接して、前記ゴムばねの一端側上部を掛止する一対の軸箱側掛止部材と、を備え、
    前記軸箱側掛止部材は、前記ゴムばねの一端側上部が前記軸箱に対して一定間隔以上離間しないように掛止する鉄道車両用台車。
  2. 軸箱と、
    前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む、一対のゴムばね受を有する台車枠と、
    前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記ゴムばね受にそれぞれ取り付けられる一対のゴムばねと、
    前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の下部に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側の下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の台車枠側支持部材と、
    前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の上方に、それぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側上部を掛止する一対の台車枠側掛止部材と、を備える鉄道車両用台車。
  3. 軸箱と、
    前記軸箱の台車長手方向の両側面と、上面とを囲む、一対のゴムばね受を有する台車枠と、
    前記軸箱の両側面と、前記台車枠との間にそれぞれ介在し、一端側が前記軸箱の側面に取り付けられ、他端側が前記ゴムばね受にそれぞれ取り付けられる一対のゴムばねと、
    前記軸箱の両側面の下部にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の軸箱側支持部材と、
    前記軸箱の上方に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの一端側上部に対して他端側から当接して、前記ゴムばねの一端側上部を掛止する一対の軸箱側掛止部材と、
    前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の下部に、取り外し可能にそれぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側の下部に下方から当接し、前記ゴムばねを支持する一対の台車枠側支持部材と、
    前記台車枠における前記ゴムばねの取り付け部の上方に、それぞれ設けられ、前記ゴムばねと、前記台車枠および前記軸箱との間の取り付けが外れている場合に、前記ゴムばねの他端側上部を掛止する一対の台車枠側掛止部材と、を備える鉄道車両用台車。
  4. 前記台車枠側掛止部材は、前記ゴムばねの他端側上部が前記台車枠の取り付け部に対して一定間隔以上離間しないように掛止する請求項2に記載の鉄道車両用台車。
  5. 前記軸箱側掛止部材は、前記ゴムばねの一端側上部が前記軸箱に対して一定間隔以上離間しないように掛止し、
    前記台車枠側掛止部材は、前記ゴムばねの他端側上部が前記台車枠の取り付け部に対して一定間隔以上離間しないように掛止する、請求項3に記載の鉄道車両用台車。
  6. 前記軸箱側掛止部材は、前記軸箱から前記ゴムばねの一端側上部に設けられた切欠きを通じて延びる首部、及び前記首部の先端に設けられた前記切欠きよりも大きな頭部、を有するストッパを含む、請求項1又は3に記載の鉄道車両用台車。
  7. 前記台車枠は、前記ゴムばね受から前記ゴムばねの上方に張り出すズレ止め部を含み、
    前記台車枠側掛止部材は、前記ズレ止め部から下方に延出している、請求項4又は5に記載の鉄道車両用台車。
  8. 前記ゴムばねは、シェブロンゴムである請求項1〜7のいずれかに記載の鉄道車両用台車。
  9. 一対の前記ゴムばねのそれぞれは、前記軸箱の側面から斜め上方に向けて延びる、請求項1〜8のいずれかに記載の鉄道車両用台車。
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