JP2015051677A - 鉄道車両用台車 - Google Patents

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一雄 亀川
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【課題】軸梁式の鉄道車両用台車において、リンクなど複雑な機構を付加することなく、台車枠と軸箱体間で相対上下変位が発生しても、軸ばねの上端と下端の平行度を維持して、軸ばね抉りを効果的に抑制し、水平方向と鉛直方向の弾性支持系を独立して最適値にチューニングできるようにする。【解決手段】軸箱体2と台車枠3との間を軸ばね5により上下方向に弾性支持する軸梁式の鉄道車両用台車において、軸ばね5の軸ばね座6の下面と、軸箱体2との間に弾性体8を介在させる。弾性体8の前後両側部を中央部に対し厚くして弾性係数を小さくすることにより、台車枠3と軸箱体2との間で相対上下変位が発生したとき、軸ばね座下面と軸箱体との間のピッチ方向の剛性を小さくすることによりピッチ方向の回転自由度を与えることで、軸ばねの中心軸を湾曲させる軸ばね抉りモーメントを減少し、軸ばね5の上端と下端の平行度を維持する。【選択図】図2

Description

本発明は、特に、軸箱体と台車枠との間を軸ばねにより弾性支持する軸梁式の鉄道車両用台車に関する。
図8に一般的な軸梁式の鉄道車両用台車の側面図を示す。
鉄道車両用台車では、輪軸36を回転自由に保持した軸箱体31と、台車枠との間を、前後・左右・上下方向に弾性支持している。軸箱体31を台車枠33に弾性支持する方式には、後述する軸梁式軸箱指示方式を含めて複数の支持方式がある。
軸梁式軸箱支持方式の台車(以下、軸梁式台車または台車)では、軸箱体31と台車枠33との間を、軸箱体上部に配置した軸ばね34により上下方向を弾性支持する。そして、軸梁腕35と台車枠33との連結部に配置した軸梁ゴム37と、軸ばね34の水平方向の剛性により前後・左右方向を弾性支持する。このような支持構造により、軸箱体31は、軸梁ゴム37の部位を回転中心として軸梁腕35が旋回することによって軸箱31が上下方向に変位する構成となっている。
上記の軸梁式台車では、軌道不整などによって輪軸36が上下方向に変位するとき、軸箱体31は、軸梁ゴム37の部位を旋回中心、軸梁腕35を旋回半径として旋回するとともに上下方向に変位する。軸箱体31の上下変位(台車枠33と軸箱体31との間に相対上下変位)に伴い、軸箱体31の上面はレール上面に対して傾斜しながら、軸ばね34は鉛直方向に圧縮されたり引っ張られたりして撓む。
この時、軸ばね34の上面は台車枠33に押圧されているため、ほぼレール上面に対して平行を維持するが、軸箱体31の上面に押圧されている軸ばね34の下面は軸箱体31の傾斜に合わせて傾く。このため、軸ばね34は、その上面はレール上面に対してほぼ平行であるが、その下面はレール上面に対して傾斜するため、軸ばね34に、その中心軸を湾曲させる、いわゆる軸ばね抉り(こじり)が発生するとともに、軸梁腕35に軸ばね抉りを解消しようとする水平方向の成分を有す反力が生じる。
また、軸箱体31が、軸梁ゴム37の部位を旋回中心、軸梁腕35を旋回半径として旋回するとともに上下方向に変位する時、軸箱体31はレール方向にも変位するため、軸ばね34の上面と下面との間に前後方向(レール方向)の変位が生じるため、軸ばね34はこの前後変位に伴い生じるせん断力を解消しようとして前後力(水平方向の反力)が生じる。
一般的に、弾性支持による懸架を行う場合、上下方向と水平方向とが非連成であることを前提に独立して弾性支持系を設計する。
ところが、上述のように、軸梁式台車では、台車枠33と軸箱体31との間に鉛直方向の相対上下変位が発生した時に、軸ばね34はその中心軸が湾曲したり、ばね34の上面と下面とが前後(レール)方向にせん断変形したりするため、軸ばね34には水平方向の成分を有する反力が生じる。このため、本来、上下方向の荷重のみを扱うことを期待される軸ばね34は、水平方向の荷重を生じさせてしまう。
このように軸梁式台車では、上下方向と水平方向の挙動が連成してしまうため、水平方向と上下方向の弾性支持系を設計する際、台車枠33と軸箱体31間の弾性支持剛性に関して、非連成を前提に、水平方向と上下方向の弾性支持系を独立することができない。
このように、水平方向と上下方向の弾性支持系が相互に影響を及ぼすため、前後・左右・上下方向のチューニングを独立して個別に行うことができず、一方向のチューニングが他方向のチューニングに干渉するため、各方向の支持剛性を目標値に設計することがきわめて困難なものになってしまう。
これらの課題は、軸梁式軸箱支持方式の台車において、台車枠と軸箱体との間に相対上下変位が発生した際、軸箱体が傾くことによって、軸ばねがその中心軸に湾曲するとともに軸ばねの上面と下面との間にせん断変形が生じることが要因となる。
そこで、下記特許文献1には、台車枠と軸箱体間に、両端にゴムブッシュを与えたリンクを軸箱体の上部、下部からレール方向に2本ほぼ平行に台車枠方向に延ばして、双方を弾性支持することが開示されている。
特開2011−37335号公報
特許文献1に示される軸箱支持装置では、それぞれの両端の連結部に弾性体を装着したリンクを、台車の側面から見てほぼ水平でかつ平行に配置する構成となっている。
かかる構成により、台車枠と軸箱体間に相対上下変位が発生時にも、両端の連結部の弾性体が抉り方向に変形するため、軸箱体そのものは車軸周りに回転させないことを狙っている。
しかし、この軸箱支持装置には、次のような問題がある。
(1)2本のリンクを軸箱体と台車枠との間に配置させるため、軸箱体と台車枠にリンク受けが2箇所必要となり、構造が複雑となるだけでなく、部品点数も増え、それに伴い台車の質量増を招く可能性がある。
(2)台車枠と軸箱体間の前後方向の弾性支持高さは、通常の台車では輪軸と同じ高さとなっているのに対して、2本のリンクを、軸箱体と台車枠との間に、上下方向に異なる高さで配置させる構成となっているため、前後方向の発生力が、輪軸中心部を通らないことになり、軸箱支持剛性に関して、前後方向のチューニングが困難となる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、リンクなど複雑な機構を付加することなく、台車枠と軸箱体間で相対上下変位が発生しても、軸ばねの上端と下端の平行度を維持して、軸ばね抉りを効果的に抑制することにより、水平方向と鉛直方向の弾性支持系を独立して最適値にチューニングできるようにすることにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明の鉄道車両用台車は、軸箱体と台車枠との間を軸ばねにより上下方向に弾性支持する軸梁式の鉄道車両用台車において、前記軸ばねの軸ばね座下面と前記軸箱体との間に弾性体を介在させ、前記台車枠と前記軸箱体間で相対上下変位が発生したとき、軸ばね座下面と軸箱体との間のピッチ剛性を小さくして前記軸ばねの上端と下端の平行度を維持するようにした。
本発明の鉄道車両によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)軸ばねの軸ばね座下面と軸箱体との間に弾性体を介在させ、台車枠と軸箱体間で発生する相対上下変位に対し、軸ばね座下面と軸箱体との間のピッチ剛性を小さくしてピッチ方向の回転自由度を与えることで軸ばねの上端と下端の平行度を維持するようにしたので、軸箱体の車軸周りの回転を抑制し、軸ばねの上端と下端の平行度を維持して、軸ばね抉りを効果的に抑制することができる。
(2)軸ばね抉りを抑制できることより、軸梁の強度設計条件を緩和でき、軸梁を軽量化できる。
また、リンクなどの複雑な機構を付加する必要もないので、従来の軸梁式台車よりも台車質量を低減できる。
(3)軸ばね抉りが抑制されることで、台車枠と軸箱体間の弾性支持に関して、上下方向は軸ばねの鉛直方向のばね特性、水平方向は軸梁ゴムのばね特性と、水平・上下方向の弾性支持の機能を分けることができるため、各方向の支持剛性のチューニングが容易となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本発明の第1実施例の鉄道車両の側面図である。 図2は、本発明の第1実施例の軸箱支持装置の側面図である。 図3は、図2のA−A断面図である。 図4は、台車枠と軸箱体との間で相対上下変位ΔZが発生した場合の動きを示す図である。 図5は、実施例1の軸箱支持装置の別形状である。 図6は、実施例2の軸箱支持装置の側面図である。 図7は、図6のB−B断面図である。 図8は、従来の軸梁式台車の側面図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
[実施例1]
以下に本発明の実施例1を図1〜図3に基づいて説明する。
図1において、本実施例の鉄道車両用の台車は、台車枠3、軸箱支持装置、輪軸1、空気ばね30により主に構成される。輪軸1は軸箱体2に対して、回転可能に保持されている。軸箱体2と台車枠3の間は軸箱支持装置により、車体4と台車枠3の間は空気ばね30により弾性支持されている。
図2の側面図を用いて、軸箱支持装置の主要な構成要素を説明する。
軸箱支持装置は、台車枠3に対し軸箱体2を弾性支持するもので、本実施例では、主として、軸ばね5、下端側の軸ばね座6、上端側の軸ばね座7、弾性部材8、軸梁ゴム14、軸梁腕15により構成される。弾性部材8は、弾性体12の下部に備えられる第1金属部材11と、弾性体12の上部に備えられる第2金属部材13と、から構成される。
軸箱体2は軸受けを介して輪軸1を回転自由に保持しており、レール方向の台車中心(図2では左方)に向かって延びた軸梁腕15が一体成形されており、その先端部が軸梁ゴム14を介して、台車枠3に設けられた軸梁腕受16に弾性支持される。
軸箱体2の側面には、軸箱体2の中心部からレール方向両端面側(図2における左右端面側)に向かって下降する傾斜面18が設けてあり、弾性部材8の下面(第1金属部材11)に設けている傾斜面と当接する構成となっている。
軸箱体2と台車枠3との間には、鉛直方向に、弾性部材8を配置しており、図3の軸箱体2のA−A断面図に示すように、軸箱体2の上面に設けられた4箇所の穴に、弾性部材8の下面に接着された第1金属部材11に形成された突起17を挿入することで、前後方向に固定している。ここで軸箱体2に設ける穴は、4個に限らず、さまざま個数を選択することができる。
また、弾性部材8を構成する第2金属部材12と弾性体11の中央部付近に形成された穴に、軸ばね座6下面の突起31を挿入する構成となっている。このため、軸箱体2が台車枠3に対し水平方向に変位した時には、軸箱体2に形成した穴部に、第1金属部材11に形成され突起17が当接し、弾性体12、第2金属部材13と当接する軸ばね座6の突起31を介して水平方向の力が伝達される。
軸ばね座6の下端部には、水平方向に突出した円板状のフランジ部が形成されて、その上面に凸部が設けられ、周方向に形成された段差の外周に円筒状の軸ばね5の下端部を配置する構成となっている。
同様に、軸ばね5の上端部は、上端側の軸ばね座7の上面に形成された凸部の外周に配置され、上端側軸ばね座7の上部が、台車枠3に設けられた穴に挿入される構成となっている。
このように構成することで、軸箱体2が上下変位時には、弾性部材8、軸ばね座6、軸ばね5、軸ばね座7を介して、台車枠3に鉛直方向の力が伝達される。
本実施例の弾性部材8は、第1金属部材11、第2金属部材13、弾性体12により構成される。第1金属部材11のレール方向の両端部には、軸箱体2に設けた傾斜面18と同じ角度の傾斜面を設けてあり、第2金属部材13は、平板状の金属部材となっている。第1金属部材11と第2金属部材13との間に弾性体12が接着されている。
以上の構成により、弾性体12は、中心部の厚さMから、レール方向(進行方向)両端面側に向けて徐々に厚さを増し厚さLとなる。
一般的に制振材料として用いられる高分子材料やゴム材料では、ゴムが厚いほど鉛直方向の弾性係数が小さくなる。また、ゴムの厚さが同じであってもゴム硬度の選択によって弾性係数を小さくすることができる。
本実施例では、弾性部材8では、弾性体12のゴムの厚さが、軸箱体2の外側になるほど増大しているため、第1金属部材11と第2金属部材13との間の弾性体12の鉛直方向の弾性係数は、軸箱体2の進行方向両側の部位の方が、軸箱体2の中心部位よりも低くなる。
以上の構成の本発明の実施例1の作用・効果を以下に説明する。
図4に、本実施例の軸箱支持装置にて、台車枠3と軸箱体2との間で相対上下変位ΔZが発生した場合の動きを示す。
台車枠3と軸箱体2との間で相対上下変位が発生した場合、軸箱体2は軸梁ゴム14の部位を回転中心として上下動する。これに伴って、軸箱体2の上面はレール上面に対して傾斜するが、弾性部材8では、弾性体12の鉛直方向の弾性係数が軸箱体2の外側になるほど低い構成となっている。
これにより、軸箱体2の外側の部位が鉛直方向に大きく変形することで、金属部材11と金属部材13との間に見かけ上、回転自由度ができ、第1金属部材11と当接した軸箱体2がレール上面に対して傾斜しても、金属部材13と当接した軸ばね座6の下面は、レール上面に対して平行度を保つことができる。
すなわち、本実施例によれば、軸箱体2と台車枠3との間に相対上下変位が発生した際に、軸ばね座6下面と軸箱体2との間のピッチ方向の剛性を小さくすることによりピッチ方向の回転自由度を与えることで、軸ばね5を湾曲させる軸ばね抉りモーメントを抑制できる。この結果、軸梁腕15への負担モーメントも抑制することができるので、軸梁腕15を構成する材料の板厚などを減らすことができ、軽量化することができる。弾性部材8を軸箱体2と台車枠3との間に配置することだけで、軸梁式台車の部品点数の少ない長所を活かしつつ、台車質量を軽量化できる。
また、本実施例によれば、軸箱体2と台車枠3との間に相対上下変位が発生した際に、軸ばね5の上面と下面の平行度が維持される。このため、軸ばね5による水平方向の力が発生しない。
弾性部材8の水平方向の変形は、弾性体12の剪断方向の変形であることから、軸梁ゴム14の水平方向の弾性係数と比べて非常に小さい。これにより、台車枠3と軸箱体2との間の水平方向の弾性支持は軸梁ゴム14で受け持っているとみなせる。
一方、台車組立状態での台車枠3と軸箱体2との間の鉛直方向の見かけ上の弾性支持は、軸ばね5の鉛直方向のばね定数そのもので受け持っているとみなせる。この事より、台車枠と軸箱体間のサスペンション設計として、水平方向と鉛直方向をそれぞれ分けてチューニングすることができる。
図5に、本実施例の変形例を示し、弾性部材23を軸箱体25と軸ばね座6との間に配置された弾性部材23は、第1金属部材21と第2金属部材22との間に、第1弾性体19、第2弾性体20が接着される構成となっている。第1弾性体19と第2弾性体20として、例えば、ゴム硬度が異なるものを使用することで、第1弾性体19の弾性係数を第2弾性体20と比較して小さくし、鉛直方向の剛性を第2弾性体20の鉛直方向の剛性よりも小さくできる。
図2に示すものと同様に、台車枠3と軸箱体24との間で相対上下変位発生時には弾性体19の部位が鉛直方向に大きく変形することで、第1金属部材21と第2金属部材22との間に見かけ上、回転自由度ができる。
その結果、台車枠3と軸箱体24の間に相対上下変位発生時にも、軸ばね5の上面と下面の平行度を保つことができるため、実施例1と同様に、軸梁への負担モーメントを減らすことができる。また台車枠3と軸箱体24との間の水平・上下方向の弾性支持のチューニングを独立して行うことができる。
[実施例2]
実施例2では、実施例1で示した弾性部材とは、別構造弾性部材40を使用している。
図6は、実施例2の軸箱支持装置の断面図である。弾性部材40は、第1金属部材41、第2金属部材43、弾性体42から構成される。第1金属部材41下部には、突起44が設けており、軸箱体2に設けられた穴に挿入する構成となっている。
第1金属部材41の上面は上方に凸の円弧状(円筒面状)となっており、図6および図6のB−B断面図の図7に示すように、弾性体42をその周方向に配置する構成となっている。弾性体42は円柱形状をしており、車軸方向両端で弾性体47でそれぞれが接着されて一体となっており、第1金属部材41、第2金属部材43との間に接着される。第2金属部材43の上部には突起46が設けてあり、軸ばね座45に設けられている穴に挿入される構成となっている。軸ばね座45の鉛直上方は、実施例1と同様の構成となっている。
本実施例においても、第1金属部材41と第2金属部材43との間に見かけ上回転自由度ができる。この構成により、第1金属部材41と当接した軸箱体2が、レール上面に対して傾斜しても、第2金属部材43と当接した軸ばね座45の下面は、レール上面に対して平行度を保つことができ、軸ばね46の抉りモーメントをなくすことができる。
本実施例においても実施例1と同様に、軸梁への負担モーメントを減らすことができ、台車枠3と軸箱体24との間の水平・上下方向の弾性支持のチューニングを独立して行うことができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:輪軸、2:軸箱体、3:台車枠、4:車体、30:空気ばね(以上、図1)
5:軸ばね、6:軸ばね座、7:軸ばね座、8:弾性部材、11:第1金属部材、12:弾性体、13:第2金属部材、14:軸梁ゴム、15:軸梁腕、16:軸梁腕受、18:傾斜面(以上、図2)、
19:第1弾性体、20:第2弾性体、21:第1金属部材、22:第2金属部材、23:弾性部材、25:軸箱体、(以上、図5)
31:軸箱体、33:台車枠、34:軸ばね、35:軸梁腕、36:輪軸、
37:軸梁ゴム(以上、図8)
40:弾性部材、41:第1金属部材、42:弾性体、
43:第2金属部材、44:突起、45:軸ばね座、46:軸ばね、47:弾性体(以上、図7)

Claims (4)

  1. 軸箱体と台車枠との間を軸ばねにより上下方向に弾性支持する軸梁式の鉄道車両用台車において、
    前記軸ばねの軸ばね座下面と前記軸箱体との間に弾性体を介在させ、前記台車枠と前記軸箱体間で相対上下変位が発生したとき、前記軸ばね座下面と前記軸箱体との間のピッチ方向の剛性を小さくすることで、前記軸ばねの上端と下端の平行度を維持するようにしたことを特徴とする鉄道車両用台車。
  2. 鉄道車両の進行方向からみて、前記弾性体の前後両側部を中央部に対し厚くしたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  3. 前記弾性部材を複数設け、鉄道車両の進行方向からみて、前後両側部に配置される弾性部材の弾性係数を、中央部に配置される弾性部材に対し小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用台車。
  4. 前記軸ばねの軸ばね座下面に、鉄道車両の進行方向からみた中央部に凹部を備えた第1金属部材を配設するとともに、前記軸箱体の上面に円弧状凸部を形成した第2金属部材を配設し、前記第1金属部材と前記第2金属部材の間に、前記弾性部材を、鉄道車両の進行方向に対し直交する方向に複数配設したことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用台車。
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