JP6036625B2 - 溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法 - Google Patents

溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、環状に配置された溶接部の外観を検査する溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法に関する。
従来、特許文献1には、管端面を2次元センサで撮像し、撮像画像上の円周方向にウインドウを設定して撮像画像上を走査する管端面検査装置および管端面検査方法が記載されている。
この従来技術では、ウインドウは予め設定された幅を持ち、隣接するウインドウが、管の重心を中心として予め設定された角度をなすように設定される。複数個のウインドウで検査領域全体を覆うことができるように、各ウインドウの幅や、隣接するウインドウ同士がなす角度が設定される。
そして、各ウインドウについて画像を解析することによって、管端面の形状の良否や、亀裂等の欠陥の有無を判定する。
特開2011−58970号公報
本出願人は、オルタネータの銅コイル同士の溶接部の外観を検査する溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法に上記従来技術を適用することを検討した。具体的には、オルタネータの溶接部は環状に多数個配置されており、各溶接部について外観を検査するために上記従来技術を適用することを検討した。
しかしながら、オルタネータの銅コイルの位置には製造上の誤差に起因するバラツキがあるので、溶接部の位置にもバラツキが生じる(詳細は後述)。そのため、上記従来技術のように各ウインドウの位置が固定されていると、ウインドウの輪郭が溶接部と重なってしまう場合がある。その場合、ウインドウの輪郭と重なった溶接部については外観を適切に検査することが困難となる。
本発明は上記点に鑑みて、環状に配置された多数個の溶接部の外観を検査する溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法において、溶接部の位置のバラツキに対応してウインドウを設定可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
環状に配置された多数個の溶接部(1b)を直線状に展開した展開画像(20)を処理する画像処理手段(13b)を備え、
画像処理手段(13b)は、
多数個の溶接部(1b)の展開方向(X)に溶接部(1b)が複数個含まれるようにウインドウ(W1)を設定するウインドウ設定処理(S120)と、
ウインドウ設定処理(S120)で設定したウインドウ(W1)に含まれている複数個の溶接部(1b)同士の展開方向(X)におけるピッチ(Px)を算出するピッチ算出処理(S130)と、
ピッチ算出処理(S130)で算出したピッチ(Px)に基づいて、ウインドウ(W1)の次の位置を決定するウインドウ位置決定処理(S140)とを繰り返し行うことを特徴とする。
これによると、溶接部(1b)同士のピッチ(Px)を算出し、算出したピッチ(Px)に基づいて、ウインドウ(W1)の次の位置を決定するので、溶接部(1b)の位置のバラツキに対応してウインドウ(W1)を設定できる。
上記目的を達成するため、請求項5に記載の発明では、
環状に配置された多数個の溶接部(1b)を直線状に展開した展開画像(20)に対して、多数個の溶接部(1b)の展開方向(X)に溶接部(1b)が複数個含まれるようにウインドウ(W1)を設定するウインドウ設定行程(S120)と、
ウインドウ設定行程(S120)で設定したウインドウ(W1)に含まれている複数個の溶接部(1b)同士の展開方向(X)におけるピッチ(Px)を算出するピッチ算出行程(S130)と、
ピッチ算出処理(S130)で算出したピッチ(Px)に基づいて、ウインドウ(W1)の次の位置を決定するウインドウ位置決定行程(S140)とを繰り返し行うことを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における検査対象であるワークの側面図である。 図1における銅コイルおよび溶接部の拡大図である。 図2のIII矢視図である。 第1実施形態における溶接部の良品の例を示す平面図である。 第1実施形態における溶接部の不良品の例を示す平面図である。 第1実施形態における溶接部の不良品の例を示す平面図である。 第1実施形態における溶接部の不良品の例を示す平面図である。 第1実施形態における溶接部外観検査装置の全体構成図である。 第1実施形態におけるワークの撮影方法を説明する説明図である。 第1実施形態における展開画像を説明する説明図である。 第1実施形態における溶接部領域抽出処理の概要を示すフローチャートである。 第1実施形態における抽出開始基準位置の決定処理を説明する説明図である。 第1実施形態における溶接部領域ウインドウを説明する説明図である。 第1実施形態における次の溶接部領域ウインドウを説明する説明図である。
一実施形態における溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法を説明する。まず、溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法の検査対象であるワーク1について説明する。
図1に示すように、ワーク1は、SCオルタネータ(セグメントコンダクタオルタネータ)であり、図1の上下方向から見たときの形状が全体として環状になっている。
ワーク1は、銅コイル1aを多数本有している。図1では、多数本の銅コイル1のうち一部の銅コイル1に符号を付しており、残余の銅コイル1については符号を省略している。多数本の銅コイル1は、ワーク1の周方向に環状に配置されている。
銅コイル1aは、ワーク1の軸方向(図1の上下方向)に延びている。銅コイル1aは、その全長を確保しつつワーク1の軸方向体格を小型化するために捻りが加えられている。銅コイル1aに捻りが加えられているため、ワーク1の周方向における銅コイル1a同士のピッチ(間隔)は等ピッチ(等間隔)ではなく、ある程度のバラツキが生じている。
ワーク1の軸方向一端部(図1では上端部)には、多数個の溶接部1bが形成されている。図1では、多数個の溶接部1bのうち一部の溶接部1bに符号を付しており、残余の溶接部1bについては符号を省略している。
図2、図3に示すように、溶接部1bは、銅コイル1aの端部同士を溶接用トーチ2で溶接(例えばTIG溶接)することによって形成されている。したがって、溶接部1bは、ワーク1の周方向に環状に多数個形成されている。本例では、溶接部1bは、ワーク1の周方向に96個配置され、ワーク1の径方向(図3では左右方向)に2列配置されている。
ワーク1の周方向における銅コイル1a同士のピッチ(間隔)にバラツキがあるため、ワーク1の周方向における溶接部1b同士のピッチ(間隔)にもバラツキがある。
溶接部1bの外観の例を図4〜図7に示す。図4〜図7は、溶接部1bをワーク1の軸方向(図1の上下方向)から見た図である。図4は、溶接部1bの良品の例を示している。図5〜図7は、溶接部1bの不良品の例を示している。図5の左上の溶接部1bは、溶け込みが不十分であり、銅コイル1同士を接合できていない(いわゆる溶け別れ)。図6の左側の溶接部1bは、溶け込みが過大であり、2組の銅コイル1を接合してしまっている。図7では、溶接部1bがほとんど形成されていない(いわゆる未溶接)。
次に、ワーク1の溶接部1bの外観を検査する溶接部外観検査装置10の全体構成を図8に示す。溶接部外観検査装置10は、カメラ11、回転機構12、パーソナルコンピュータ13、ディスプレイモニタ14および照明機器15を備えている。図8中、上下の矢印は、溶接部外観検査装置10の設置状態における上下方向(重力方向)を示している。
カメラ11は、ワーク1の溶接部1aおよびその周辺部位を撮影する撮影手段である。本例では、ワーク1は、軸方向が上下方向を向き、かつ溶接部1bが下方側を向くように配置されている。カメラ11は、ワーク1の下方側にて、そのレンズが上方側を向くように配置されている。
カメラ11は、画素が1次元方向に配置されたラインセンサカメラであり、画素の配置方向がワーク1の径方向と一致するように配置されている。
回転機構12は、ワーク1を、その軸周りに1回転させる。換言すれば、回転機構12は、ワーク1を、多数個の溶接部1bの中心周りに1回転させる。回転機構12は、回転角を検出するエンコーダを有している。エンコーダからの出力信号は、パーソナルコンピュータ13に入力される。
パーソナルコンピュータ13は、中央演算装置(CPU)、およびその周辺回路などで構成されており、CPUに読み込まれたプログラムにしたがって動作する。パーソナルコンピュータ13には、種々の情報を表示するディスプレイモニタ14が接続されている。照明機器15は、ワーク1の溶接部1bを照明する照明手段である。
パーソナルコンピュータ13は、制御部13aおよび画像処理部13bを有している。
制御部13aは、カメラ11および回転機構12の作動を制御する制御手段である。展開画像生成部13bは、カメラ11から受信した画像(デジタルデータ)を処理する画像処理手段である。制御部13aおよび画像処理部13bを、それぞれ別個の装置で構成してもよい。
制御部13aは、図9に示すように、ワーク1がその軸周りに1回転するように回転機構12の作動を制御すると同時に、回転機構12のエンコーダの出力信号と同期して連続的に撮影されるようにカメラ11の作動を制御する(撮影処理、撮影行程)。これにより、ワーク1の全周にわたって多数個の溶接部1bが撮影される。
このとき、ワーク1の全周にわたって確実に撮影されるように、ワーク1を1回転よりも若干多く回転させ、カメラ11が最初に撮影した画像と、カメラ11が最後に撮影した画像とが重複するようにするのが好ましい。
画像処理部13bは、カメラ11が連続的に撮影した多数個の画像から展開画像を生成する(展開画像生成処理、展開画像生成行程)。具体的には、カメラ11が連続的に撮影した多数個の画像(1次元画像)を画素の配置方向と直交する方向に並べて結合する。これにより、図10に示すように、多数個の溶接部1bが直線状に展開された展開画像20(2次元画像)が生成される。
以下では、展開画像20において、溶接部1bの展開方向をX方向と言い、X方向と直交する方向をY方向と言う。X方向は、環状のワーク1の周方向に対応する方向であり、Y方向は、環状のワーク1の径方向に対応する方向である。
画像処理部13bは、展開画像20から、溶接部1bが存在する領域(以下、溶接部領域と言う)を抽出する。画像処理部13bが実行する溶接部領域抽出処理の概要を図11のフローチャートに示す。
まずステップS100では、抽出開始基準位置R0を決定する(抽出開始基準位置処理、抽出開始基準位置処理行程)。抽出開始基準位置R0は、溶接部領域の抽出を開始する基準位置である。
具体的には、まず図12に示すように、展開画像20のうちX方向一端部(展開画像20の始端部)に固定ウインドウW0を設定する。固定ウインドウW0は、展開画像20のうちX方向の一端部近傍の所定位置(予め定められた固定位置)に設定される。固定ウインドウW0の大きさは、X方向に溶接部1bを複数個(図12の例では3個)含むことのできる大きさになっている。
次に、固定ウインドウW0内の画像から、溶接部1bのブロブを抽出する。具体的には、固定ウインドウW0内の画像を2値化して全てのブロブを抽出し、抽出した全てのブロブから溶接部1bのブロブを選別する。
抽出した全てのブロブから溶接部1bのブロブを選別する方法としては、例えば、抽出した全てのブロブについて重心位置を求め、各重心位置のX方向ピッチPxおよびY方向ピッチPyを求め、求めたX方向ピッチPxおよびY方向ピッチPyと正規のX方向ピッチPxおよびY方向ピッチPyとを比較した結果に基づいて溶接部1bのブロブを選別する。さらに、抽出した全てのブロブに対して面積や寸法等でフィルタリングして、溶接部1bのブロブを選別する。このとき、固定ウインドウW0の輪郭と重なった溶接部1bのブロブは、面積や寸法等でフィルタリングされることによって除外される。
そして、選別された溶接部1bのブロブのうち最もX方向一端側かつ最もY方向一端側(図12では最も左方側かつ最も上方側)に位置するブロブの重心位置を抽出開始基準位置R0に決定する。
ステップS110では、ステップS100で決定した抽出開始基準位置R0に基づいて、溶接部領域ウインドウW1の位置を決定する。溶接部領域ウインドウW1は、溶接部1bがX方向に複数個(図13の例では2個)含まれるウインドウである。
図13の例では、溶接部領域ウインドウW1は、第1溶接部領域ウインドウW11および第2溶接部領域ウインドウW12の2つのウインドウで構成されている。第1溶接部領域ウインドウW11は、Y方向一端側の列(図13では上側の列)に並んだ溶接部1bがX方向に複数個(図13の例では2個)含まれるウインドウである。第2溶接部領域ウインドウW12は、Y方向他端側の列(図13では下側の列)に並んだ溶接部1bがX方向に複数個(図13の例では2個)含まれるウインドウである。
ステップS120では、ステップS110で決定した位置に溶接部領域ウインドウW1(図13の例では、第1溶接部領域ウインドウW11および第2溶接部領域ウインドウW12)を設定する(ウインドウ設定処理、ウインドウ設定行程)。
ステップS130では、溶接部領域ウインドウW1に含まれている溶接部1b同士のX方向ピッチPxを算出する(ピッチ算出処理、ピッチ算出行程)。
具体的には、溶接部領域ウインドウW1について画像を2値化して全てのブロブを抽出し、抽出した全てのブロブから溶接部1bのブロブを選別し、選別した溶接部1bのブロブの重心位置を求め、各重心位置のX方向ピッチPxを求める。そして、重心位置のX方向ピッチPxを溶接部1b同士のX方向ピッチとみなす。
ステップS140では、次の溶接部領域ウインドウW1の位置を決定する(ウインドウ位置決定処理、ウインドウ位置決定行程)。図14では、現在の溶接部領域ウインドウW1を実線で示し、次の溶接部領域ウインドウW1を二点鎖線で示している。
図14に示すように、次の溶接部領域ウインドウW1は、現在の溶接部領域ウインドウW1をX方向他端側(図14では右方側)にずらしたウインドウである。次の溶接部領域ウインドウW1は、現在の溶接部領域ウインドウW1に隣接する溶接部1bが含まれるように設定される。
次の溶接部領域ウインドウW1の位置は、現在の溶接部領域ウインドウW1の位置と、ステップS130で求めたX方向ピッチPxとに基づいて決定される。図14の例では、次の溶接部領域ウインドウW1の位置は、現在の溶接部領域ウインドウW1を、ステップS130で求めたX方向ピッチPxの2倍分ずらした位置に決定される。
ステップS150では、次の溶接部領域ウインドウW1の位置が展開画像20のうちX方向他端部(展開画像20の終端部)に到達したか否かを判定する。次の溶接部領域ウインドウW1の位置が展開画像20のうちX方向他端部に到達していないと判定した場合、全ての溶接部領域が抽出されていないと判断してステップS120へ戻り、次の溶接部領域ウインドウW1を、ステップS140で決定した位置に設定する。
次の溶接部領域ウインドウW1の位置が展開画像20のうちX方向他端部に到達したと判定した場合、全ての溶接部領域が抽出されたと判断して溶接部領域の抽出処理を終了する。
そして、画像処理部13bは、抽出した溶接部領域に対して溶接部1bの外観検査を行い、溶接部1bが図4に示すような良品であるか否か、あるいは図5〜図7に示すような不良品であるか否かを判定する。本例では、パターンマッチングおよびブロブ解析の両方を用いて溶接部1bの外観検査を行う。
例えば、画像処理部13bは、全ての溶接部領域を抽出した後に全ての溶接部1bの外観検査を行う。画像処理部13bは、1つの溶接部領域を抽出する毎に、抽出した溶接部領域に含まれる溶接部1bの外観検査を行ってもよい。
ステップS140において、複数回(例えば5回)のステップS130で求めた複数個(例えば5個)のX方向ピッチPxを平均化し、平均化したX方向ピッチPxに基づいて次の溶接部領域ウインドウW1の位置を決定するようにしてもよい。
本実施形態では、展開画像20から溶接部領域を抽出し、抽出した溶接部領域に対して溶接部1bの外観検査を行う。これによると、展開画像20全体に対して溶接部1bの外観検査を行う場合と比較して検査対象領域を小さくできるので、処理時間を短縮できる。そのため、短いサイクルタイム(例えば1秒以下)であっても外観検査を行うことができる。
本実施形態では、ステップS120において、X方向に溶接部1bが複数個含まれるように溶接部領域ウインドウW1を設定し、ステップS130において、ステップS120で設定した溶接部領域ウインドウW1に含まれている溶接部1b同士のX方向ピッチPxを算出し、ステップS140において、ステップS130で算出したX方向ピッチPxに基づいて、溶接部領域ウインドウW1の次の位置を決定し、ステップS120〜S140を繰り返し行う。
これによると、溶接部1b同士のX方向ピッチPxを算出し、算出したX方向ピッチPxに基づいて、溶接部領域ウインドウW1の次の位置を決定するので、溶接部1b同士のX方向ピッチPxのバラツキに対応して溶接部領域ウインドウW1を設定できる。
そのため、溶接部1b同士のX方向ピッチPxにバラツキがあっても、溶接部領域ウインドウW1の輪郭が溶接部1bと重なってしまうことを抑制できる。
本実施形態によると、ステップS130では、溶接部領域ウインドウW1に含まれている溶接部1bのブロブを抽出し、溶接部1bのブロブの重心間距離を算出し、重心間距離に基づいてX方向ピッチPxを算出するので、X方向ピッチPxを精度よく算出できる。
ステップS140において、複数回のステップS130で算出したX方向ピッチPxの平均値に基づいて、溶接部領域ウインドウW1の次の位置を決定すれば、局部的にX方向ピッチPxのバラツキが大きくなっていても、X方向ピッチPxのバラツキを平均化して溶接部領域ウインドウW1を適切な位置に設定できる。
本実施形態では、回転機構12でワーク1を回転させながらカメラ11で多数個の溶接部1bを連続的に撮影し、カメラ11が連続的に撮影した画像を結合することによって展開画像20を生成する。
これによると、環状に配置された多数個の溶接部1bを、画素が1次元方向に配置されたラインセンサカメラで撮影できるので、画素が2次元方向に配置されたカメラで多数個の溶接部1bを撮影する場合と比較して撮影画像を高分解能化できる。そのため、溶接部1bの外観を精度よく検査できる。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば以下のように種々変形可能である。
(1)上記実施形態では、カメラ11の位置が固定され、回転機構12がワーク1を回転させるが、これとは逆に、ワーク1の位置が固定され、回転機構12がカメラ11をワーク1の軸周りに回転させるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、回転機構12がエンコーダを有しており、カメラ11がエンコーダの出力信号と同期して撮影するが、回転機構12がワーク1を一定速度で回転させて、カメラ11が一定周期で撮影するようになっていてもよい。
(3)上記実施形態では、ワーク1は、溶接部1bが下方側を向くように配置され、カメラ11は、ワーク1の下方側にてレンズが上方側を向くように配置されているが、ワーク1およびカメラ11の配置はこれに限定されるものではない。
例えば、ワーク1は、溶接部1bが上方側を向くように配置され、カメラ11は、ワーク1の上方側にてレンズが下方側を向くように配置されていてもよい。また、ワーク1は、軸方向が水平方向を向くように配置され、カメラ11は、ワーク1の側方側に配置されていてもよい。
(4)上記実施形態では、溶接部1bのブロブの重心位置を求め、重心位置のX方向ピッチを溶接部1bのX方向ピッチPxとしているが、他の種々の方法でX方向ピッチPxを求めてもよい。例えば、溶接部1bのブロブのエッジの位置を求め、エッジのX方向ピッチを溶接部1bのX方向ピッチPxとしてもよい。
(5)上記実施形態では、オルタネータの溶接部の外観を検査する溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法について説明したが、オルタネータに限定されることなく、環状に配置された多数個の溶接部を有する種々のワークに上述の溶接部外観検査装置および溶接部外観検査方法を適用可能である。
1 ワーク
1b 溶接部
11 カメラ
12 回転機構
13a 制御部(制御手段)
13b 画像処理部(画像処理手段)
20 展開画像
Px X方向ピッチ(ピッチ)
W1 溶接部領域ウインドウ(ウインドウ)

Claims (8)

  1. 環状に配置された多数個の溶接部(1b)を直線状に展開した展開画像(20)を処理する画像処理手段(13b)を備え、
    前記画像処理手段(13b)は、
    前記多数個の溶接部(1b)の展開方向(X)に前記溶接部(1b)が複数個含まれるようにウインドウ(W1)を設定するウインドウ設定処理(S120)と、
    前記ウインドウ設定処理(S120)で設定した前記ウインドウ(W1)に含まれている複数個の前記溶接部(1b)同士の前記展開方向(X)におけるピッチ(Px)を算出するピッチ算出処理(S130)と、
    前記ピッチ算出処理(S130)で算出した前記ピッチ(Px)に基づいて、前記ウインドウ(W1)の次の位置を決定するウインドウ位置決定処理(S140)とを繰り返し行うことを特徴とする溶接部外観検査装置。
  2. 前記ピッチ算出処理(S130)では、前記ウインドウ(W1)に含まれている前記溶接部(1b)のブロブを抽出し、前記溶接部(1b)のブロブの重心間距離を算出し、前記重心間距離に基づいて前記ピッチ(Px)を算出することを特徴とする請求項1に記載の溶接部外観検査装置。
  3. 前記ウインドウ位置決定処理(S140)では、複数回の前記ピッチ算出処理(S130)で算出した前記ピッチ(Px)の平均値に基づいて、前記ウインドウ(W1)の次の位置を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の溶接部外観検査装置。
  4. 画素が前記多数個の溶接部(1b)の径方向に配置されたカメラ(11)と、
    前記多数個の溶接部(1b)を有するワーク(1)、または前記カメラ(11)を前記多数個の溶接部(1b)の中心周りに回転させる回転機構(12)と、
    前記回転機構(12)で前記ワーク(1)または前記カメラ(11)を回転させながら前記カメラ(11)で前記多数個の溶接部(1b)を連続的に撮影させる制御手段(13a)とを備え、
    前記画像処理手段(13b)は、前記カメラ(11)が連続的に撮影した画像を結合することによって、前記展開画像(20)を生成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の溶接部外観検査装置。
  5. 環状に配置された多数個の溶接部(1b)を直線状に展開した展開画像(20)に対して、前記多数個の溶接部(1b)の展開方向(X)に前記溶接部(1b)が複数個含まれるようにウインドウ(W1)を設定するウインドウ設定行程(S120)と、
    前記ウインドウ設定行程(S120)で設定した前記ウインドウ(W1)に含まれている複数個の前記溶接部(1b)同士の前記展開方向(X)におけるピッチ(Px)を算出するピッチ算出行程(S130)と、
    前記ピッチ算出処理(S130)で算出した前記ピッチ(Px)に基づいて、前記ウインドウ(W1)の次の位置を決定するウインドウ位置決定行程(S140)とを繰り返し行うことを特徴とする溶接部外観検査方法。
  6. 前記ピッチ算出行程(S130)では、前記ウインドウ(W1)に含まれている前記溶接部(1b)のブロブを抽出し、前記溶接部(1b)のブロブの重心間距離を算出し、前記重心間距離に基づいて前記ピッチ(Px)を算出することを特徴とする請求項5に記載の溶接部外観検査方法。
  7. 前記ウインドウ位置決定行程(S140)では、複数回の前記ピッチ算出行程(S130)で算出した前記ピッチ(Px)の平均値に基づいて、前記ウインドウ(W1)の次の位置を決定することを特徴とする請求項5または6に記載の溶接部外観検査方法。
  8. 前記多数個の溶接部(1b)を有するワーク(1)、または画素が前記多数個の溶接部(1b)の径方向に配置されたカメラ(11)を前記多数個の溶接部(1b)の中心周りに回転させながら、前記カメラ(11)で前記多数個の溶接部(1b)を連続的に撮影する撮影行程と、
    前記カメラ(11)が連続的に撮影した画像を結合することによって、前記展開画像(20)を生成する展開画像生成行程とを行うことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の溶接部外観検査方法。
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