JP5357572B2 - 外観検査方法および外観検査装置 - Google Patents
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Description
検査スタートポイントの周りで幅狭の検出エリアを回転走査することにより検出されるクラック候補について、連続性の検証によりクラックであるか否かを確認する際に、検査スタートポイントを中心とする径の異なる複数個の円弧を分割線に用いて検査領域を複数の分割エリアに分割し、クラック候補が規定個数以上の分割エリアにまたがるときに、当該クラック候補をクラックと判定するので、クラック候補がクラックか否かを確認するために設定する分割エリアを経験的に設定することなく自動的に設定することが可能になり、分割エリアの設定作業の省力化が可能になる。また、分割エリアを一定のルールに従って自動的に生成することができるから、クラックか否かの判定精度にばらつきがなく、再現性よくクラックを検出することができる。しかも、分割線が検査スタートポイントを中心とする円弧の一部であるから、検査領域の中でクラックの連続性を方向性なく検出することができる。さらに、クラック候補の延長方向によらず分割エリアの分割数がほぼ等しくなるから、クラック候補の延長方向にかかわりなくクラックの連続性をほぼ同精度で検証することが可能になる。
2 TVカメラ
10 画像処理装置
11 画像記憶部
12 エッジ画像生成部
13 検査領域設定部
14 検査スタートポイント設定部
15 処理部
16 回転走査角度設定部
17 分割エリア生成部
18 クラック判定部
Bs 小区画
C1,C2 クラック
Dd 検査領域
Ec 検出エリア
Ed 分割エリア
La 補助分割線
Ld 分割線
Lp 部分分割線
Ps 検査スタートポイント
Claims (11)
- 被検査物の濃淡画像である原画像から生成したエッジ画像に対して設定した検査領域の境界線上に検査スタートポイントを設定する第1ステップと、検査スタートポイントを通る直線状かつ一定幅に設定した検出エリアを検査領域内において検査スタートポイントの周りで検出エリアを回転走査させるとともに検出エリアの各位置においてクラック候補となる画素群を抽出する第2ステップと、検査スタートポイントを通り検査領域を複数個の小区画に分割する補助分割線を設定するとともに補助分割線上の複数個の分割点を通る分割線により各小区画をそれぞれ異なる方向に分割した分割エリアを生成する第3ステップと、複数の分割エリアのうちの規定個数以上にまたがるクラック候補が存在するときに当該クラック候補をクラックと判定する第4ステップとを有することを特徴とする外観検査方法。
- 前記分割線は、前記検査スタートポイントを中心とする多角形の輪郭線の一部であることを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。
- 前記検査領域は矩形状であって前記検査スタートポイントは検査領域の1つの頂点に設定され、前記第3ステップでは、検査スタートポイントを通り前記エッジ画像の垂直軸に対して45度で交差する前記補助分割線により検査領域を2個の小区画に分割するとともに、補助分割線に設定した複数個の分割点から検査スタートポイントを挟む検査領域の2辺にそれぞれ下ろした垂線により検査領域を複数の分割エリアに分割することを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。
- 前記検査領域は矩形状であって前記検査スタートポイントは検査領域の1つの頂点に設定され、前記第3ステップでは、検査スタートポイントを通る検査領域の対角線を前記補助分割線として補助分割線により検査領域を2個の小区画に分割するとともに、補助分割線に設定した複数個の分割点から検査スタートポイントを挟む検査領域の2辺にそれぞれ下ろした垂線により検査領域を複数の分割エリアに分割することを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。
- 前記検査領域は矩形状であって前記検査スタートポイントは検査領域の一辺上に設定され、前記第3ステップでは、検査スタートポイントを通り検査領域の対辺の両端点とを結ぶ2本の直線をそれぞれ前記補助分割線として2本の補助分割線により検査領域を3個の小区画に分割するとともに、各補助分割線に設定した複数個の分割点から検査領域の残りの2辺に下ろした垂線と、各補助分割線上の分割点の間を結ぶ直線とにより検査領域を複数の分割エリアに分割することを特徴とする請求項1記載の外観検査方法。
- 前記検査スタートポイントを中心とする複数個の同心円と前記補助分割線との交点を前記分割点とすることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の外観検査方法。
- 前記分割エリアは、前記小区画ごとに分割数が設定されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の外観検査方法。
- 前記第2ステップでは、前記検出エリアを回転させる角度の範囲が、前記検査領域内において指定された範囲であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の外観検査方法。
- 前記第1ステップでは、前記検査領域に前記検査スタートポイントが複数個設定され、各検査スタートポイントごとに前記分割エリアが設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の外観検査方法。
- 被検査物の濃淡画像である原画像から生成したエッジ画像に対して設定した検査領域の境界線上に検査スタートポイントを設定する第1ステップと、検査スタートポイントを通る直線状かつ一定幅に設定した検出エリアを検査領域内において検査スタートポイントの周りで検出エリアを回転走査させるとともに検出エリアの各位置においてクラック候補となる画素群を抽出する第2ステップと、検査スタートポイントを中心とする異なる径の複数個の円弧からなる分割線により検査領域内を分割した分割エリアを生成する第3ステップと、複数の分割エリアのうちの規定個数以上にまたがるクラック候補が存在するときに当該クラック候補をクラックと判定する第4ステップとを有することを特徴とする外観検査方法。
- 被検査物の濃淡画像を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られた濃淡画像からエッジ画像を生成するエッジ画像生成部と、エッジ画像内に検査領域を設定する検査領域設定部と、検査領域の境界線上に検査スタートポイントを設定する検査スタートポイント設定部と、検査スタートポイントを通る直線状かつ一定幅の検出エリアを設定し検査スタートポイントを中心として検出エリアを検査領域の範囲内で回転走査させるとともに検出エリアの各位置においてクラック候補となる画素群を抽出する処理部と、検査スタートポイントを通り検査領域を複数個の小区画に分割する補助分割線を設定するとともに補助分割線上の複数個の分割点を通る分割線により各小区画をそれぞれ異なる方向に分割した分割エリアを生成する分割エリア生成部と、複数の分割エリアのうちの規定個数以上にまたがるクラック候補が存在するときに当該クラック候補をクラックと判定するクラック判定部とを備えることを特徴とする外観検査装置。
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