JP6035032B2 - ドライブレコーダ、データ記録方法、及びプログラム - Google Patents

ドライブレコーダ、データ記録方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて、記録媒体にデータを継続的に記録する技術に関する。
駆動の開始から終了まで継続して車両周辺の画像を記録する、いわゆる常時記録方式のドライブレコーダが知られている。この常時記録方式は、時間的に連続して複数のファイルの記録を行うため、所定周期でファイルの上書きが行われている。このため、急ブレーキや衝突等のイベント発生時点のデータを記録したファイルに対して上書き禁止とすることで、イベントが発生した状況を確実に検証できるようにしている。なお、関連技術を開示した文献として、下記の特許文献1がある。
特開2010−224794号公報
しかしながら、イベント発生時点のデータを記録したファイルを上書き禁止とした場合でも、ファイルへ記録を開始した直後又は終了する直前にイベントが発生した場合には、イベントの状況を示すデータを含むファイルが上書きされる場合が生じる。この場合、イベント発生に関連する車両周辺の状況を検証できない恐れが生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、時間的に連続して複数のファイルの記録を行う方式のドライブレコーダであっても、イベント発生時点のデータのみならず、イベント発生前又は後のデータをも検証できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライレコーダであって、前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、イベントの発生を検出する検出手段と、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルと、前記注目ファイルの時間的に直前または直後のファイルとへの上書きを禁止する禁止手段と、を備え、前記上書き禁止手段は、前記注目ファイルの記録の開始時点から所定時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項2の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライレコーダであって、前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、イベントの発生を検出する検出手段と、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルと、前記注目ファイルの時間的に直前または直後のファイルとへの上書きを禁止する禁止手段と、を備え、前記上書き禁止手段は、前記注目ファイルの記録の終了時点から遡って所定時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項3の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、イベントの発生を検出する検出手段と、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、を備え、前記上書き禁止手段は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止し、前記注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のドライブレコーダにおいて、前記第1時間は、前記第2時間より長いことを特徴とするドライブレコーダ。
また、請求項5の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、イベントの発生を検出する検出手段と、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、を備え、前記上書き禁止手段は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項6の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、イベントの発生を検出する検出手段と、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、を備え、前記上書き禁止手段は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項7の発明は、車両において記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行う記録方法であって、(a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、(b)イベントの発生を検出する工程と、(c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、を備え、前記工程(c)は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項8の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、(a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、(b)イベントの発生を検出する工程と、(c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、を実行させ、前記工程(c)は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項9の発明は、車両において記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行う記録方法であって、(a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、(b)イベントの発生を検出する工程と、(c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、を備え、前記工程(c)は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。
また、請求項10の発明は、車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、(a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、(b)イベントの発生を検出する工程と、(c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、を実行させ、前記工程(c)は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。
請求項1ないし10の発明によれば、イベントが発生した時点のデータを含むファイルと、該ファイルの時間的に直前又は直後のファイルとへの上書きを禁止するので、イベントが発生した前又は後のデータを事後的に確認できる。
また、特に請求項1,5,7,8の発明によれば、イベントの発生前のファイルへの上書きを禁止するので、イベントが発生した前のデータを事後的に確認できる。
また、特に請求項2,6,9,10の発明によれば、イベントの発生後に生成したファイルへの上書きを禁止するので、イベントが発生した後のデータを事後的に確認できる。
また、特に請求項の発明によれば、イベントが発生した時点のデータを含むファイルと、該ファイルの時間的に直前及び直後のファイルとへの上書きを禁止するので、イベントが発生した前後のデータを事後的に確認できる。

また、特に請求項の発明によれば、イベントの発生前のファイルを確実に保存できる。
図1は、ドライブレコーダの概要を説明する図である。 図2は、ドライブレコーダの概要を説明する図である。 図3は、ドライブレコーダの構成を示す図である。 図4は、データを格納するファイルを説明する図である。 図5は、上書き禁止リストを説明する図である。 図6は、ドライブレコーダの処理の流れを示す図である。 図7は、上書き禁止登録の処理の流れを示す図である。 図8は、データを記録するファイルを説明する図である。 図9は、データを記録するファイルを説明する図である。 図10は、ファイル処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.ドライブレコーダの概要>
図1は、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ2の概要を示す図である。ドライブレコーダ2は、自動車等の車両1に搭載され、内蔵したカメラで車両1の周辺を撮影し、撮影して得られた画像を記録する。画像の記録は、急ブレーキや衝突等、いわゆるイベントの発生に係わらず、ドライブレコーダ2の駆動開始から終了まで継続して行われる。記録した画像を車両1の表示装置3に表示することで、ユーザは自らの運転状況を検証することができる。
また、図2に示すように、ドライブレコーダ2は、記録したデータをメモリカード4を介し、一般的なコンピュータ5に入力することも可能である。この場合、ユーザは記録された画像をコンピュータ5の備えるディスプレイで閲覧し、また画像の編集を行うことができる。
<2.ドライブレコーダの構成>
図3は、ドライブレコーダ2の構成を示す図である。ドライブレコーダ2は車両1の備えるバッテリ6から電力の供給を受け駆動する。ドライブレコーダ2の駆動は、ACCスイッチ6aが接続された状態、すなわちオンに応答して開始し、ACCスイッチ6aが開放された状態、すなわちオフに応答して停止する。
ドライブレコーダ2は、装置全体を制御する制御部としてのマイクロコンピュータを備える。マイクロコンピュータは、演算処理を行い各種の制御機能を実現するCPU20、データを一時的に記憶するRAM21、及びデータを継続して記憶する不揮発性メモリ22を備えている。
ドライブレコーダ2の各部に対する制御は、不揮発性メモリ22に記憶されたプログラム22aに従い、CPU20が演算処理を実行して実現される。なお、プログラム22aは、メモリカード4に記憶された新たなプログラムをカードスロット28から読み取ることで、内容の更新が行われる。
CPU20は、記録制御部20a、ファイル制御部20b、イベント検出部20c、及び上書き禁止登録部20dを備え、演算処理を行い各種の制御機能を実現する。
記録制御部20aは、RAM21に記憶された画像データ等を後述するカードスロット28に出力し、記録媒体となるメモリカード4内のファイル4aへ書き込む制御を行う。また、メモリカード4にファイル4aが記録済みの場合は、記録済の複数のファイル4aの一部に上書きし、ファイル4aが未記録の場合は、新規のファイル4aをメモリカード4に記録する。また、メモリカード4に記録された画像データを読み出し、後述する画像出力部29へ出力して表示装置3へ表示させる制御を行う。
ファイル制御部20bは、記録すべき画像データを格納するファイル4aを生成し、生成したファイル4aをメモリカード4へ記録する。また、画像データを上書きすべきファイル4aを指定する処理を行う。
イベント検出部20cは、車両1に対するイベントの発生を検出する。すなわち、イベント検出部20cは、後述する加速度センサ27から送信される加速度データに基づき、車両1に重力加速度が加えられたかを判断し、加えられた重力加速度が所定の値を超える場合に、車両1に対するイベントの発生を検出する。
上書き禁止登録部20dは、上書きを禁止すべきファイル4aのファイル名称を上書き禁止リスト4bに登録する。すなわち、イベントが発生した時点のデータを含むファイル4aと、当該ファイルの時間的に直前または直後のファイル4aとのファイル名称を上書き禁止リスト4bに登録し、ファイル4aが上書きされるのを禁止する。
RAM21は、CPU20の演算処理の作業領域となる記憶領域とともに、画像を記憶する画像記憶領域と、音声データを記憶する音声記憶領域とを有している。
不揮発性メモリ22は、例えばフラッシュメモリ等である。不揮発性メモリ22は、ファームウェアとしてのプログラム22aのほか、各種制御に用いられるデータを記憶している。
ドライブレコーダ2は、カメラ23、画像処理部25、マイク24、及び、カードスロット28、画像出力部29、操作部26、及び加速度センサ27を備えている。
カメラ23は、レンズと撮像素子とを備え、ドライブレコーダ2の駆動中に継続して撮像を行い、画像を電子的に取得する。取得された画像データは、RAM21の画像記憶領域に記憶される。
マイク24は、車両1付近を集音し、音声データを取得する。取得された音声データは、RAM21の音声記憶領域に記憶される。
画像処理部25は、カメラ23で取得された画像を処理するハードウェア回路である。画像処理部25は、カメラ23から入力される画像信号に対し、輝度補正、コントラスト補正や圧縮等の画像処理を行い、JPEG形式等による画像データを生成する。画像処理部25において処理された画像は、RAM21の画像記憶領域に記憶される。
操作部26は、複数のボタンを含み、ユーザから各種指示を受け付ける。操作部26で受け付けたユーザからの指示内容は、電気的信号としてCPU20に入力される。
加速度センサ27は、車両1の急加速や急減速、また外部から加えられる衝撃の大きさを重力加速度に基づいて検出し、検出した加速度データをCPU20に送信する。加速度センサ27は、互いに直交する3軸又は2軸に応じて、加速度の大きさを検出する。
カードスロット28は、メモリカード4を着脱可能であり、装着されたメモリカード4に対し、RAM21に記憶された画像や音声のデータの読み書きを行う。
画像出力部29は、画像データをNTSC等の方式に準拠した映像信号に変換し、表示装置3に出力する。
計時回路30は、現在の時刻データをCPUに20へ送信する。
<3.ファイル及び上書き禁止リスト>
メモリカード4に記録されるファイル4a及び上書き禁止リスト4bについて説明する。図4は、ファイル4aの例を示す。ファイル4aはファイル制御部20bにより生成され、画像データ及び音声データを格納する動画ファイルである。複数のファイル4aは、メモリカード4に記録されている。メモリカード4の容量は例えば8ギガバイトであり、ファイル4aの容量は例えば50メガバイトである。一つのファイル4aは5分間に相当する画像データ及び音声データを格納する。またファイル4aがメモリカード4に記録される数は、150程度であり、一つのメモリカード4で12時間程度に相当する画像データ及び音声データが記録される。各ファイル4aには、ファイル制御部20bにより名称が付されている。付される名称は、例えばファイル制御部20bによりファイルが生成された日付及び時間を表す名称である。
図5は、上書き禁止リスト4bの例を示す。上書き禁止リスト4bは、複数のレコードRを含むテーブル形式のリストであり、メモリカード4に記録されている。レコードRには、上書き禁止登録部20dにより上書き禁止とされたファイル4aの名称が登録される。また、登録されたファイル4aの名称は、ユーザにより操作部26が操作され、CPU20に所定の指示が入力された場合に上書き禁止リスト4bから消去される。
上書き禁止リスト4bは記録制御部20aによる記録制御の際に参照され、記録制御部20aは上書き禁止リスト4bに名称が登録されたファイル4aのデータの上書きは行わない。したがって、上書き禁止リスト4bにファイル4aの名称が登録されることで、メモリカード4に記録したファイル4aを所定周期で上書きする常時記録方式のドライブレコーダ2であっても、イベントが発生した前後のファイルのデータを上書きせず、保存することができる。
<4.ドライブレコーダの動作>
ドライブレコーダ2の動作について説明する。図6は、ドライブレコーダの動作の流れを示す。ドライブレコーダ2は、ACCスイッチ6aのオンに応答して駆動が開始する。
ドライブレコーダ2の駆動が開始すると、記録制御部20aが画像データをメモリカード4内のファイル4aにデータの記録を行う(ステップS11)。記録制御部20aによる画像データの記録は、具体的には次のように行われる。まず、カメラ23が車両1周辺を撮影し、その様子を示す画像を取得する。カメラ23により取得された画像は、画像処理部25において所定の画像処理が施され、圧縮された画像データに変換された後、RAM21の画像記憶領域に一時的に記憶される。RAM21の画像記憶領域に記憶された画像は、記憶された時点における車両1の加速度及び日時等の付加情報が付与されて、ファイル4aに記録される。なお、ファイル4aはファイル制御部20bによりメモリカード4内に生成される。また、加速度は加速度センサ27からCPU20へ送信される加速度データから取得され、日時は計時回路30からCPU20へ送信される時間データから取得される。
データの記録処理は、画像データとともに音声データも記録する。すなわち、マイク24により車両1の付近の音声を示す音声データが取得され、RAM21の音声記憶領域に一時的に記憶される。RAM21の音声記憶領域に蓄積された音声データが所定のサイズとなると、ファイル4aに記録される。
ステップS11が実行されると、イベント検出部20cが、イベントが発生したか否かを判断する(ステップS12)。イベントが発生したと判断する場合は、加速度センサ27からCPU20へ入力される加速度データが所定の値を超えた場合である。なお、所定の値は、急ブレーキや急加速、衝突等が発生した際に車両1に発生する加速度の値である。したがって、イベント検出部20cは、車両1に急ブレーキや急加速、衝突等が発生した場合にイベントが発生したと判断する。
イベントが発生したと判断する場合は(ステップS12でYes)、上書き禁止登録部20dが、ファイル4aにデータの上書きが行われないようにする上書き禁止登録の処理を実行する(ステップS13)。上書き禁止登録部20dによる上書き禁止登録は、イベント発生時点のデータを含むファイル、及びイベント発生時点に基づき当該ファイルの前又は後のファイルに対する上書きが行われないようにする制御である。この上書き禁止登録の処理を実行することにより、所定周期で記録した各ファイルのデータの上書きを行う常時記録方式のドライブレコーダ2であっても、イベント発生時点のデータを含むファイル、及び当該ファイルの前後のファイルを保存することができる。これにより、ドライブレコーダ2のユーザは、イベント発生時点のデータのみならず、イベント発生前後に記録したファイルのデータをも参照することができ、イベント発生につながる原因及び結果を事後に検証することが可能となる。なお、ステップS13における上書き禁止登録の処理の詳細は後に述べる。
上書き禁止登録の処理が実行された場合(ステップS13)、及びステップS12においてイベントの発生がないと判断した場合は(ステップS12でNo)、ステップS14が実行される。
ステップS14では、記録制御部20aがファイル4aへデータを所定時間記録したか否か判断する。すなわち、ファイル4aは所定時間分(例えば5分間)の画像データを格納するため、記録制御部20aがファイル4aへ5分間の画像データを記録したかが判断される。記録制御部20aは、ファイル4aへの記録開始から所定時間が経過したか否かを計時回路30からCPU20へ送信される時間データに基づき判断する。
ファイル4aへ所定時間分のデータの記録が完了したと判断する場合は(ステップS14でYes)、ファイル処理を実行する(ステップS15)。ファイル処理は、ファイル制御部20bが次にデータを記録すべき新たなファイルの生成、又は次にデータを上書きすべきファイルの指定を行う処理である。ファイル処理の詳細は後に述べる。
ステップS15のファイル処理を実行した場合、又はステップS14におけるファイル4aへ所定時間分のデータの記録が完了していないと判断する場合は(ステップS14でNo)、記録制御部20aが、ACCスイッチ6aがオフとなったか否かを判断する。
記録制御部20aが、ACCスイッチ6aがオフされていないと判断する場合は(ステップS16でNo)、ステップS11に戻り記録制御部20aによるファイル4aへの画像データの記録が再度実行される。記録制御部20aによる画像データの記録処理は、ACCスイッチ6aのオンが継続する間(ステップS16にてNo)、繰り返し実行され、所定周期で画像データがファイル4aに繰り返し記録されることとなる。
一方、記録制御部20aが、ACCスイッチ6aがオフされたと判断する場合は(ステップS16でYes)、CPU20による画像データ等の保存処理が実行され、ドライブレコーダ2の処理は終了する。
次に、図6のステップS13における上書き禁止登録について説明する。図7は、上書き禁止登録の処理の流れを示す図である。上書き禁止登録の処理は、図6のステップS12において、イベント検出部20cがイベントの発生を検出した場合に実行される。すなわち、車両1に急ブレーキや衝突等が発生した場合である。なお、上書き禁止登録の処理は、イベント検出部20cによるイベントの検出後、直ちに実行することが好ましい。発生するイベントは、急ブレーキや衝突等であるため、イベント検出後に車両1及びドライブレコーダ2が破損して、上書き禁止登録が不能となる等の事態が生じる恐れもあるからである。
まず、上書き禁止登録部20dが、イベント発生時点で画像データを記録しているファイル4aのファイル名称を上書き禁止リストに登録する(ステップS21)。これにより、記録制御部20aは上書き禁止リストに名称が登録されたファイルに対しては画像データの上書きを行わないため、イベント発生時点の画像データ含むファイル4aには上書きが行われず、かかるファイル4aがメモリカード4内に保存される。ユーザは後にイベント発生時点の画像データを参照することで、イベントが発生した状況を詳細に検証することができる。
イベント発生時点で画像データを記録しているファイル名称を上書き禁止リストに登録すると、上書き禁止登録部20dは、かかるイベントが画像データのファイル4aへの記録開始後20秒以内に発生したか否か判断する(ステップS22)。イベントが画像データの記録開始後20秒以内程度に発生した場合(図8参照)には、イベントの発生原因に関連する画像データが、直前にデータの記録を行ったファイル内に含まれている可能性が高い。したがって、イベントが記録開始後20秒以内に発生したと判断する場合(ステップS22でYes)、上書き禁止登録部20dは、直前にデータの記録を行ったファイルのファイル名称を上書き禁止リストに登録する(ステップS23)。すなわち、ファイルへの記録の開始時点から所定時間以内にイベントが発生した場合に、当該ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止する。これにより、イベントの発生原因に関連する画像データを記録したファイルを上書き禁止とすることができ、ユーザは後にイベント発生時点より前に記録された画像データを参照することで、イベントが発生した原因を詳細に検証することができる。すなわち、発生したイベントがユーザによる急ブレーキであった場合には、ユーザは急ブレーキを行った原因となる急ブレーキ前の状況を参照し、その原因を検証することができる。なお、従来の常時記録方式では、イベント発生時点の画像データを含むファイルのみ上書き禁止とし、イベントが記録開始後20秒以内等の記録開始直後に発生した場合には、イベント発生原因に関連する画像データが上書きされてしまい、事後に走行状況を検証するというドライブレコーダ本来の機能が十全に発揮できない恐れが残る。
一方、イベントが記録開始後20秒以内に発生していないと判断する場合(ステップS22でNo)、上書き禁止登録部20dは、イベントが記録終了前10秒以内に発生したか否か判断する(ステップS24)。イベントが画像データの記録終了前10秒以内程度に発生した場合(図9参照)には、イベントの発生結果に関連する画像データが、直後にデータの記録を行ったファイル内に含まれている可能性が高い。したがって、イベントが記録終了前10秒以内に発生したと判断する場合(ステップS24でYes)、上書き禁止登録部20dは、直後にデータの記録を行うファイルのファイル名称を上書き禁止リストに登録する予約を行う(ステップS25)。すなわち、ファイルの記録の終了時点から遡って所定時間以内にイベントが発生した場合に、当該ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止する。ファイル名称を上書き禁止リストに直ちに登録せず、上書き禁止登録部20dが登録の予約を行うのは、イベントの発生を検出した時点では直後にデータの記録を行うファイルにファイル名称が付与又は上書きされていないためである。上書き禁止登録部20dは、ファイル制御部20bによりファイル名称が付与又は上書きされた場合は、かかるファイル名称を上書き禁止リストに登録する。直後にデータの記録を行うファイルのファイル名称を上書き禁止リストに登録する予約を行うことで、イベントの発生原因に関連する画像データを記録したファイルを上書き禁止とすることができる。ユーザは後にイベント発生時点より後に記録された画像データを参照することで、イベントが発生した結果を詳細に検証することができる。すなわち、発生したイベントがユーザによる急ブレーキであった場合、ユーザは急ブレーキを行った結果となる急ブレーキ後の状況を参照し、その結果を検証することができる。なお、従来の常時記録方式では、イベント発生時点の画像データを含むファイルのみ上書き禁止とし、イベントが記録終了前10秒以内等の記録終了直前に発生した場合には、イベント発生結果に関連する画像データが上書きされてしまい、事後に走行状況を検証するというドライブレコーダ本来の機能が十全に発揮できない恐れが残る。
なお、イベント発生前後にデータを記録するファイルの上書き禁止登録を行うのは、イベント発生が記録開始後20秒以内である場合と記録終了前10秒以内である場合とである。このように、記録開始後の時間は記録終了前の時間より長く設定することが好ましい。記録開始後の時間を長く設定することで、イベント発生原因を検証する機会をより多く確保できるからである。また、記録終了前の時間を記録開始後の時間より短く設定することで、上書き禁止登録が無用に多数行われることを防止できるからである。
ステップ23において上書き禁止登録部20dが直前にデータの記録を行ったファイルのファイル名称を上書き禁止リストに登録した場合、ステップS24においてイベントの発生が記録終了前10秒以内でないと判断された場合(ステップS24でNo)、又はステップS25において上書き禁止登録部20dがファイル名の登録の予約を行った場合、上書き禁止登録の処理は終了し、図6の処理に戻り、ステップS14が実行される。
次に、図6のステップS15におけるファイル処理について説明する。ファイル処理は、ファイル制御部20bが次にデータを記録すべき新たなファイルの生成、又は次にデータを上書きすべきファイルの指定を行う処理である。図10は、ファイル処理の流れを示す図である。ファイル処理の実行は、図6のステップS14において、ファイル制御部20bがファイルへデータを所定時間分記録したと判断した場合に行われる。
まず、ファイル制御部20bが、メモリカード4に記録されたファイル数が上限数に達したか否か判断する(ステップS31)。メモリカード4は150程度のファイル4aを記録可能な容量が確保され、12時間程度に相当する画像データの記録を可能とする。したがってこの場合、ファイル制御部20bは、メモリカード4に記録されたファイル数が150に達したか否かを判断する。ファイル4aへの所定時間分のデータの記録が完了していない場合は、現在記録中のファイルへデータを継続して記録すればよく、新たなファイルの生成等の必要がないためである。
メモリカード4に記録されたファイル数が上限数に達していないと判断した場合は(ステップS31でNo)、ファイル制御部20bは画像データを記録するための新たなファイルを所定のファイル名称で生成し、メモリカード4内に記録する(ステップS32)。生成されるファイルの容量は、例えば50メガバイトのデータを格納でき、5分間に相当する画像データを記録できる程度である。ファイル名称は、例えばファイルを生成した日時を示す数字や記号であり、「M100221AM0955」等である。ファイル名称をファイルを生成した日時を示す数字や記号とするのは、後にユーザが画像データを参照する際に、ファイル検索を容易にするためである。
一方、メモリカード4に記録されたファイル数が上限数に達したと判断した場合は(ステップS31でYes)、ファイル制御部20bが、次にデータを上書きするファイルとして、最も古くデータの記録又は上書きが行われたファイルを指定する(ステップS34)。メモリカード4に登録されたファイルが上限数に達している場合には、データを記録するためのファイルは新たに生成されないため、ファイル制御部20bが次に画像データを上書きするためのファイルを指定する必要があるためである。また、最も古くデータの記録又は上書きが行われたファイルを指定することにより、より新しく記録されたデータを保存することができる。
ファイル制御部20bは、ファイルの指定を行うと、上書き禁止リスト4bを参照して指定したファイルの名称が上書き禁止リスト4bに登録されているか否か判断する(ステップS35)。
指定したファイルの名称が上書き禁止リスト4bに登録されていると判断する場合は(ステップS35でYes)、ファイル制御部20bは、ステップS34において指定したファイルの次に古いファイルに対しデータを上書きするファイルとして指定する(ステップS36)。ステップS36が実行されることにより、イベントが発生したデータを含むファイル及びその前後に記録が行われたファイルで上書き禁止とされたファイルの上書きを防止することができる。
ファイル制御部20bは、ステップS36においてデータを上書きするファイルを指定すると、ステップS35に戻り、指定したファイルの名称が上書き禁止リストに登録されているか再度判断する。指定したファイルの名称が上書き禁止リストに登録されている場合には、次に古いファイルを指定する処理と、指定したファイルの名称が上書き禁止リストに登録されているか判断する処理とが、ファイル制御部20bにより上書きが禁止されていないファイルを指定するまで繰り返し実行される。
ファイル制御部20bは、指定したファイルの名称が上書き禁止リスト4bに登録されていないと判断する場合は(ステップS35でNo)、指定したファイルの名称を変更する(ステップS37)。このように、ファイル制御部20bが指定したファイルの名称を変更することにより、メモリカード4に記録済のファイル4aに新規のデータが上書きされる状態となる。なお、変更後のファイルの名称は、ファイルを指定した日時を示す数字や記号とすることが好ましい。例えば、ファイルの名称は「M100221AM1000」等である。
ファイル制御部20bは、ステップS32において生成したファイルにファイル名称を付与した場合、又はステップS37において指定したファイルにファイル名称を変更した場合は、上書き禁止登録部20dによる上書き禁止登録の予約があるか否か判断する(ステップS38)。なお、上書き禁止登録部20dによる上書き禁止登録の予約は、新たなファイルが生成及び指定される前に行われるため、ファイル制御部20bはファイルにファイル名称を付与した後に上記判断を行うこととなる。
ファイル制御部20bが上書き禁止登録の予約があると判断すると(ステップS38でYes)、上書き禁止登録部20dは、ファイル制御部20bによりステップS32において付与されたファイル名称、又はステップS37において変更されたファイル名称を上書き禁止リストに登録する(ステップS39)。これにより、イベントの発生が記録終了前10秒以内等の記録終了直前であっても、直後にデータの記録を行うファイルを上書き禁止することができる。また、イベントの発生が記録開始後20秒以内等の記録開始直前であっても、直前にデータの記録を行ったファイルを上書き禁止することができる。このようなファイルの上書きを禁止することにより、イベント発生結果又は原因に関連する画像データが記録されたファイルの上書きを防止するので、所定周期で画像データの上書きを行う常時記録方式のドライブレコーダ2であっても、ユーザはイベント発生結果又は原因を事後に確実に検証することができる。
一方、ファイル制御部20bが上書き禁止登録の予約がないと判断すると(ステップS38でNo)、ファイル処理は終了し、図6の処理に戻り、ステップS16が実行される。
以上のように、本実施の形態におけるドライブレコーダ2は、イベントが発生した時点の画像データを含むファイル、及びイベント発生直後又は直前にデータを記録するファイルの上書きを禁止する。このため、所定周期で画像データの上書きを行う常時記録方式のドライブレコーダ2であっても、ユーザはイベントが発生した時点のデータを検証できるのみならず、イベント発生後の車両1周辺の状況であるイベント発生結果又はイベント発生前の車両1周辺の状況であるイベント発生原因をも、事後的に確実に検証することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態のドライブレコーダ2は、ファイル制御部20bによりメモリカード4内に生成されたファイル4aに対し、記録制御部20aが画像データを記録していたが、記録制御部20aにより画像データが記録されたファイル4aをメモリカード4内に記録してもよい。この場合、上書きされる対象は、ファイル4a内のデータではなく、データが記録されたファイル4a自体となる。
また、上記実施の形態のドライブレコーダ2は、ファイル4aの上書きを禁止する処理として、ファイル名を上書き禁止リスト4bに登録していたが、ファイル名の先頭文字を変更する処理を行ってもよい。例えば、ファイル名を「M100221AM0955」とした場合は、「L100221AM0955」のように変更すればよい。この場合、図10におけるステップS35の上書き禁止か否かの判断は、記録制御部20aが、メモリカード4に記録されたファイルのファイル名の先頭文字を参照して行われる。すなわち、記録制御部20aは、ファイル名の先頭文字が、例えば「L」である場合は上書き禁止と判断する。
また、ファイル4aの上書きを禁止する処理として、ファイル属性を読み取り専用に変更する処理を行ってもよい。この場合、図10におけるステップS35の上書き禁止か否かの判断は、記録制御部20aが、メモリカード4に記録されたファイルのファイル属性を参照して行われる。すなわち、記録制御部20aは、ファイル属性が、読み取り専用である場合は上書き禁止と判断する。
また、ファイル4aの上書きを禁止する処理として、ファイル4aのヘッダーを変更する処理を行ってもよい。この場合、図10におけるステップS35の上書き禁止か否かの判断は、記録制御部20aが、メモリカード4に記録されたファイルのファイルヘッダーを参照して行われる。すなわち、記録制御部20aは、ファイルヘッダーが、所定の値である場合は上書き禁止と判断する。
また、上記実施の形態のドライブレコーダ2は、常時記録方式と説明したが、イベント発生に応答してデータを記録する方式と併用してもよい。
また、上記実施の形態のドライブレコーダ2は、上書き禁止リスト4bをメモリカード4内に記録していたが、不揮発性メモリ22に記録してもよい。この場合、メモリカード4の記憶容量を節約することができる。
また、上記実施の形態のドライブレコーダ2は、カメラ23とドライブレコーダ2とが一体化されていたが、カメラ23を分離したものであってもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
1 車両
2 ドライブレコーダ
3 表示装置
22 不揮発性メモリ
23 カメラ
24 マイク
25 画像処理部
26 操作部
27 加速度センサ
28 カードスロット
29 画像出力部

Claims (10)

  1. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライレコーダであって、
    前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、
    イベントの発生を検出する検出手段と、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルと、前記注目ファイルの時間的に直前または直後のファイルとへの上書きを禁止する禁止手段と、
    を備え、
    前記上書き禁止手段は、前記注目ファイルの記録の開始時点から所定時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライレコーダであって、
    前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、
    イベントの発生を検出する検出手段と、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルと、前記注目ファイルの時間的に直前または直後のファイルとへの上書きを禁止する禁止手段と、
    を備え、
    前記上書き禁止手段は、前記注目ファイルの記録の終了時点から遡って所定時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、
    前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、
    イベントの発生を検出する検出手段と、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、
    を備え、
    前記上書き禁止手段は、前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止し、前記注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするドライブレコーダ。
  4. 請求項3に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記第1時間は、前記第2時間より長いことを特徴とするドライブレコーダ。
  5. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、
    前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、
    イベントの発生を検出する検出手段と、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、
    を備え、
    前記上書き禁止手段は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするドライブレコーダ。
  6. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダであって、
    前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する記録手段と、
    イベントの発生を検出する検出手段と、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する上書き禁止手段と、
    を備え、
    前記上書き禁止手段は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするドライブレコーダ。
  7. 車両において記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行う記録方法であって、
    (a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、
    (b)イベントの発生を検出する工程と、
    (c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、
    を備え、
    前記工程(c)は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするデータ記録方法。
  8. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    (a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、
    (b)イベントの発生を検出する工程と、
    (c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、
    を実行させ、
    前記工程(c)は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の開始時点から第1時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直前のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするプログラム。
  9. 車両において記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行う記録方法であって、
    (a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、
    (b)イベントの発生を検出する工程と、
    (c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、
    を備え、
    前記工程(c)は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするデータ記録方法。
  10. 車両に搭載され、記録媒体に時間的に連続してファイルの記録を行うドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    (a)前記記録媒体に記録済の複数のファイルの一部に上書きして、新規の前記ファイルを記録する工程と、
    (b)イベントの発生を検出する工程と、
    (c)前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルへの上書きを禁止する工程と、
    を実行させ、
    前記工程(c)は、
    前記イベントが発生した時点のデータを含むファイルである注目ファイルへの記録の終了時点から遡って第2時間以内に該イベントが発生した場合に、該注目ファイルの直後のファイルへの上書きを禁止することを特徴とするプログラム
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