JP5631665B2 - ドライブレコーダ及びデータ記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいてデータファイルを記録する技術に関する。
従来より、車両に搭載されて、車両の走行中に車両の周辺を撮影するカメラで得られた画像を、メモリカードなどの記録媒体に記録するドライブレコーダが知られている(例えば、特許文献1参照。)。一般的には、ドライブレコーダは、事故などのイベントの発生を検知し、イベントの発生前後に得られた複数の画像をデータファイルにして記録するようになっている。このようなドライブレコーダで記録された画像を閲覧することで、イベントの発生前後における車両の周辺の様子を事後的に把握することが可能となる。
また、近年では、ドライブレコーダの駆動開始から駆動終了まで継続して所定周期で取得される画像を記録する常時記録方式のドライブレコーダも知られている。このような常時記録方式のドライブレコーダでは、イベントの発生とは無関係に画像が常時に記録媒体に記録される。
特開平6−237463号公報
ところで、ドライブレコーダは、記録媒体に対して画像を含むデータファイルの書き込みや、データファイルの削除を繰り返し実行する。画像のサイズは可変であることから、同一の記録媒体を継続して使用していると、記録媒体においてフラグメンテーション(連続した大きな空き領域が少なくなることに起因して、データファイルが小さな断片に分割されて記録される現象)が発生する。このようなフラグメンテーションが発生すると、データファイルの書き込み速度や読み出し速度が低下する。特に常時記録方式のドライブレコーダでは所定周期で画像の記録が必要になることから、このようなフラグメンテーションが発生しやすい。その結果、書き込み速度が低下して、所定周期で記録すべき画像を記録媒体に記録できないなどの不具合が生じる可能性がある。
また、ドライブレコーダが複数の画像をまとめて一つのデータファイルとして記録する場合においては、記録されたデータファイルには互いにサイズが異なる複数の画像が含まれた状態となる。このようなデータファイルに含まれる複数の画像から特定の画像を検索する場合には、データファイルの先頭から順に各画像のサイズを確認する必要がある。このため、特定の画像の検索には多くの時間がかかることとなっていた。特に常時記録方式のドライブレコーダにおいては記録媒体に多数の画像が記録されることになるため、このような画像を検索する速度の向上が要求される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ドライブレコーダがデータファイルを記録する記録媒体におけるフラグメンテーションの発生を防止できる技術を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、ドライブレコーダが記録するデータファイルに含まれる画像を検索する速度を向上できる技術を提供することを第2の目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、記録媒体にデータファイルを記録するドライブレコーダであって、それぞれが第1サイズの複数のダミーファイルを前記記録媒体に作成する作成手段と、複数の画像を時間的に連続して取得する撮像手段と、それぞれが前記複数の画像を含み前記第1サイズの複数のデータファイルを、前記複数のダミーファイルにそれぞれ上書きして前記記録媒体に記録する記録手段と、を備え、前記データファイルは、それぞれが第2サイズに固定される複数のブロックに区分され、前記記録手段は、前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納し、一つの画像のサイズが前記第2サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、一つの画像のサイズが前記第2サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納する。
また、請求項の発明は、請求項に記載のドライブレコーダにおいて、前記記録手段は、前記ドライブレコーダの駆動開始から駆動終了まで継続して所定周期で取得される前記画像を、前記記録媒体に記録する。
また、請求項の発明は、請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、前記記録媒体は、可搬性の記録媒体である。
また、請求項の発明は、請求項に記載のドライブレコーダにおいて、前記第2サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズである。
また、請求項の発明は、車両に搭載され、記録媒体にデータファイルを記録するドライブレコーダであって、前記データファイルは、それぞれが所定サイズに固定される複数のブロックに区分され、複数の画像を時間的に連続して取得する取得手段と、前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納する格納手段と、を備え、前記格納手段は、一つの画像のサイズが前記所定サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、一つの画像のサイズが前記所定サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納する
また、請求項の発明は、請求項5に記載のドライブレコーダにおいて、前記所定サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズである。
また、請求項の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて、記録媒体にデータファイルを記録するデータ記録方法であって、前記データファイルは、それぞれが所定サイズに固定される複数のブロックに区分され、(a)複数の画像を時間的に連続して取得する工程と、(b)前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納する工程と、を備え、前記工程(b)は、一つの画像のサイズが前記所定サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、一つの画像のサイズが前記所定サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納する
また、請求項8の発明は、請求項7に記載のデータ記録方法において、前記所定サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズである
請求項1ないしの発明によれば、所定の第1サイズの複数のデータファイルをそれぞれ、予め作成した第1サイズの複数のダミーファイルに上書きするため、記録媒体におけるフラグメンテーションの発生を防止できる。また、データファイルに含まれる複数の画像が、所定のサイズに固定される複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納されるため、データファイルにおける画像の検索速度を向上できる。
また、特に請求項2の発明によれば、データファイルに含まれる複数の画像が、所定のサイズに固定される複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納されるため、データファイルにおける画像の検索速度を向上できる。
また、特に請求項の発明によれば、ドライブレコーダの駆動開始から駆動終了まで継続して所定周期で取得される画像を記録する場合において、書き込み速度の低下を防止できるため、画像の記録漏れなどの不具合の発生を防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、可搬性の記録媒体を利用する場合における書き込み速度、あるいは、読み出し速度の低下を防止できる。
また、特に請求項の発明によれば、各ブロックにおいて画像を構成するデータが記憶されない領域を少なくすることができる。
また、請求項5ないし8の発明によれば、データファイルに含まれる複数の画像が、所定のサイズに固定される複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納されるため、データファイルにおける画像の検索速度を向上できる。
図1は、ドライブレコーダの概要を説明する図である。 図2は、ドライブレコーダで記録された画像をコンピュータに受け渡す様子を示す図である。 図3は、ドライブレコーダの構成を示す図である。 図4は、メモリカードのデータの格納構造を示す図である。 図5は、ドライブレコーダの動作の流れの概要を示す図である。 図6は、メモリカードにダミーファイルが作成された様子を示す図である。 図7は、ダミーファイルにデータファイルを上書きする様子を示す図である。 図8は、データファイルのデータ構造を示す図である。 図9は、画像記録処理の流れを示す図である。 図10は、データブロックに対して画像が格納される様子を示す図である。 図11は、データブロックに対して画像が格納される様子を示す図である。 図12は、データブロックに対して画像が格納される様子を示す図である。 図13は、音声記録処理の流れを示す図である。 図14は、データブロックに対して音声データが格納される様子を示す図である。 図15は、比較例のデータファイルにおけるデータ構造を示す図である。 図16は、データファイルの識別子を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.ドライブレコーダの概要>
図1は、本実施の形態に係るドライブレコーダ2の概要を説明する図である。図に示すように、ドライブレコーダ2は、自動車などの車両1に搭載される車載装置であり、画像を取得するカメラ31を備えている。ドライブレコーダ2は、カメラ31で得られた車両1の周辺を示す画像を記録媒体に記録する機能を有している。記録媒体としては、例えば、SDカードなどのフラッシュメモリを利用した可搬性のメモリカードが採用される。ドライブレコーダ2は、カメラ31が車両1の周辺を撮影可能なように、車両1の車室内のフロントガラスの上部などに配置される。
ドライブレコーダ2では、事故などのイベントの発生とは無関係に、得られた画像を常時に記録する常時記録方式が採用されている。すなわち、ドライブレコーダ2は、駆動開始から駆動終了まで継続して所定周期(すなわち、所定のフレームレート)で画像を取得してメモリカードに記録する。
ドライブレコーダ2では、記録する画像のデータサイズ、及び、フレームレートが互いに異なる2つの記録方式が採用されている。これらの記録方式は、ユーザが指定可能な設定に基づいて切り替えられる。一方の記録方式は、比較的高いフレームレートで、データサイズが比較的大きい画像を記録する通常方式である。他方の記録方式は、比較的低いフレームレートで、データサイズが比較的小さい画像を記録する長時間方式である。
例えば、通常方式では、データサイズが16kB程度のVGA(640×480画素)の画像が28fpsで記録される。一方、長時間方式では、データサイズが8kB程度のQVGA(320×240画素)の画像が7fpsで記録される。したがって、同一の記憶容量のメモリカードを利用した場合、長時間方式は通常方式よりも長時間分の画像を記録することが可能である。
また、ドライブレコーダ2は、動作モードとして、画像をメモリカードに記録する記録モードと、記録した画像を再生する再生モードとを有している。再生モードでは、メモリカードに記録した画像が読み出され、その読み出された画像が車両1に搭載される表示装置4に表示される。表示装置4は、例えば、ドライブレコーダ2とは別装置として設けられるナビゲーション装置などである。
また、図2に示すように、車両1のドライブレコーダ2で記録された画像を、メモリカード9を介して、再生装置となる一般的なコンピュータ8に受け渡すことも可能である。この場合、ドライブレコーダ2で記録された画像をコンピュータ8において閲覧することができる。
<2.ドライブレコーダの構成>
図3は、ドライブレコーダ2の構成を示す図である。このドライブレコーダ2は、車両1が備えるバッテリ11から導かれるACC電源から電力の供給を受けて駆動する。ドライブレコーダ2は、ユーザの車両キーの操作に連動したACCスイッチ12のオンに応答して駆動開始し、ACCスイッチ12のオフに応答して駆動停止する。ただし、ドライブレコーダ2は、内蔵電池29を備えているため、ACCスイッチ12のオフ以降も特定の処理を行うことが可能である。
ドライブレコーダ2は、装置全体を制御する制御部としてマイクロコンピュータを備えている。具体的には、ドライブレコーダ2は、演算処理を行うことにより各種の制御機能を実現するCPU20、データを一時的に記憶する一時メモリであるRAM21、及び、データを継続して記憶する不揮発性メモリ22を備えている。不揮発性メモリ22は、例えばフラッシュメモリなどであり、ファームウェアとしてのプログラム221や設定パラメータなどを記憶する。
また、RAM21は、CPU20の演算処理の作業領域となる記憶領域とともに、画像を記憶する画像記憶領域と、音声データを記憶する音声記憶領域とを有している。画像記憶領域には、メモリカード9に記録する前の画像、あるいは、メモリカード9から読み出された画像が一時的に記憶される。この画像記憶領域の記憶サイズは、ドライブレコーダ2が処理可能な最大のデータサイズの画像を1枚のみ記憶可能なサイズとなっている。具体的には、画像記憶領域の記憶サイズは、通常方式で取得されるVGAの画像の理論上の最大サイズである24kBとなっている。
ドライブレコーダ2は、カメラ31と、画像処理部23と、マイク32とを備えている。カメラ31は、レンズと撮像素子とを備えており、静止画の画像を電子的に取得することが可能である。ドライブレコーダ2の駆動中においては、カメラ31で撮像が繰り返され、複数の画像が時間的に連続して取得される。
画像処理部23は、カメラ31で取得された画像を処理するハードウェア回路である。画像処理部23は、カメラ31から入力されるアナログの画像の信号に対して、A/D変換、輝度補正、コントラスト補正及び圧縮などの所定の画像処理を行い、JPEGなど所定形式のデジタルの画像を生成する。画像処理部23において処理された画像は、RAM21の画像記憶領域に記憶される。
また、マイク32は、車両1の付近の音を集音して音声データを取得する。取得された音声データは、RAM21の音声記憶領域に記憶される。
また、ドライブレコーダ2は、カードスロット24、画像出力部25、計時回路26、加速度センサ27、及び、操作部33を備えている。
カードスロット24は、メモリカード9を着脱可能であり、装着されたメモリカード9からのデータの読み取りや、メモリカード9へのデータの書き込みを行う。メモリカード9へ記録すべき画像は、このカードスロット24を介してメモリカード9に記録される。
画像出力部25は、表示装置4に画像を出力する。画像出力部25は、表示装置4に画像を表示させるために、例えば、NTSCなどの方式に準拠した映像信号に画像を変換して表示装置4に出力する。
計時回路26は、現時点の日付及び時刻を示す時刻情報を計時する。計時回路26は、電池を内臓しており、外部から電力供給を受けなくとも動作して正確な時刻を計時する。
加速度センサ27は、車両1に加わる衝撃の大きさを示す加速度を、重力加速度のGを単位として検出する。加速度センサ27は、例えば、互いに直交する3軸あるいは2軸に応じた加速度の大きさを検出する。
また、操作部33は、複数のボタンを含んでおり、ユーザから各種の指示を受け付ける。操作部33で受け付けたユーザの操作内容は、信号としてCPU20に入力される。これにより、ドライブレコーダ2は、ユーザの指示に応答した動作を行うことになる。ドライブレコーダ2は、起動直後は記録モードとなっているが、操作部33を介して所定の操作を行うことで再生モードとすることができる。
ドライブレコーダ2の各部を制御する機能は、不揮発性メモリ22に予め記憶されたプログラム221に従ってCPU20が演算処理を実行することにより実現される。図中に示すカード準備部201、記録制御部202及び再生制御部203は、CPU20が演算処理を実行することで実現される機能の一部を示している。なお、不揮発性メモリ22に記憶されるプログラム221は、新たなプログラムが記憶されたメモリカード9をカードスロット24で読み取ることにより更新することが可能となっている。
カード準備部201は、画像の記録対象となるメモリカード9の記録内容を変更し、メモリカード9が画像の記録に適するように準備する。記録制御部202は、記録モードにおいてメモリカード9に画像を記録するための各種制御を行う。
また、再生制御部203は、再生モードにおいて表示装置4に画像を表示させるための各種制御を行う。具体的には、再生制御部203は、カードスロット24を介して再生すべき画像をメモリカード9から読み出し、読み出した画像を画像出力部5に映像信号に変換させて表示装置4に出力させる。これにより、画像が表示装置4において表示される。
再生モードでは、ユーザは操作部33を操作することによって、早送りや巻戻しなどの指示を行うことが可能である。このような指示があった場合は、その指示に応じた特定の画像を再生制御部203がメモリカード9から検索して読み出すことになる。
<3.メモリーカードのデータ>
次に、画像や音声データが記録されるメモリカード9のデータの格納構造について説明する。図4は、メモリカード9のデータの格納構造を示す図である。メモリカード9のファイルシステムとしてはFATファイルシステムが採用される。メモリカード9に記録された各種のデータは、階層フォルダ構造(階層ディレクトリ構造)におけるいずれかのフォルダ内に格納される。
階層フォルダ構造の最上層には、ルートフォルダF0が設けられている。このルートフォルダF0の直下に、ドライブレコーダ2に設定すべき各種の設定パラメータが記録された設定ファイルD0が格納される。例えば、記録モードの記録方式を指定する設定パラメータなどが、この設定ファイルD0に記録される。設定ファイルD0の内容は、例えば、コンピュータ8(図2参照。)などを利用して変更することができる。
また、ルートフォルダF0内には子フォルダとして、ログフォルダF1、及び、データフォルダF2が設けられている。
ログフォルダF1には、ドライブレコーダ2の動作履歴を示すログファイルD1が格納される。このログファイルD1には、例えば、ドライブレコーダ2の駆動開始及び駆動停止の日時などが記録される。
また、データフォルダF2には、複数のデータファイルD2が格納される。ドライブレコーダ2で取得された画像、及び、音声データは、このデータファイルD2に含まれた状態でメモリカード9に記録される。すなわち、各データファイルD2は、複数の画像、及び、音声データを含んでいる。
<4.ドライブレコーダの動作の概要>
次に、ドライブレコーダ2の動作について説明する。図5は、ドライブレコーダ2の動作の流れの概要を示す図である。
ドライブレコーダ2は、ACCスイッチ12のオンに応答して駆動開始する。起動直後においては、各種の処理が起動処理としてCPU20により実行される(ステップS11)。例えば、計時回路26から取得される時刻情報が、駆動開始の日時としてログファイルD1に記録される。また、メモリカード9から設定ファイルD0が読み出され、設定ファイルD0に記録された設定パラメータに従ってドライブレコーダ2の動作設定がなされる。これにより、記録モードの記録方式が通常方式と長時間方式とのいずれかに決定され、以降、決定された記録方式に応じた動作が実行される。
次に、カード準備部201により、メモリカード9が確認され、メモリカード9において所定サイズ(例えば、100MB)を超える未使用領域(データが記録されていない領域)があるか否かが判断される(ステップS12)。メモリカード9にこのような未使用領域がある場合とは、当該メモリカード9をドライブレコーダ2において初めて使用する場合である。この場合におけるメモリカード9においては、フラグメンテーションが発生しておらず、連続した比較的大きな未使用領域が存在した状態となっている。
メモリカード9に所定サイズを超える未使用領域がある場合は(ステップS13にてYes)、カード準備部201により、ダミーファイルが作成され、メモリカード9の未使用領域に対して記録される(ステップS14)。
図6は、メモリカード9にダミーファイルD20が作成された様子を示す図である。図に示すように、データフォルダF2には、複数のダミーファイルD20が作成されている。これら複数のダミーファイルD20は全て、同一の所定のサイズとなっている。本実施の形態では、ダミーファイルD20のサイズは例えば60MBとされる。これらのダミーファイルD20に含まれるデータは全て、画像や音声データなどの実質的なデータではなく無効なデータとなる。
ダミーファイルD20は、メモリカード9の未使用領域に格納できる限度において最大数が作成される。例えば、メモリカード9の未使用領域のサイズが15GBある場合は、60MBのダミーファイルD20が250個作成される。
これら複数のダミーファイルD20は、アドレス上において連続するように作成される。したがって、複数のダミーファイルD20の相互間には空き領域が発生せず、フラグメンテーションは発生しない。
図5に戻り、ダミーファイルD20が作成されると、次に、記録制御部202の制御により、カメラ31で取得された画像を記録する画像記録処理(ステップS15)と、マイク32で取得された音声データを記録する音声記録処理(ステップS16)とが並行して非同期に実行される。画像記録処理で記録する画像と、音声記録処理で記録する音声データとは、同一のデータファイルD2内に含められる。したがって、画像記録処理及び音声記録処理によって、画像及び音声データを含むデータファイルD2が、メモリカード9のデータフォルダF2に記録される。
記録されるデータファイルD2のサイズは、含まれる個々の画像や音声データのサイズにかかわらず、ダミーファイルD20のサイズと同一のサイズに固定される。すなわち、本実施の形態では、データファイルD2のサイズは常に60MBとなる。画像記録処理及び音声記録処理の継続によって複数のデータファイルD2が作成されることになるが、それらのデータファイルD2は全て60MBとされる。
図7に示すように、画像記録処理及び音声記録処理で作成される複数のデータファイルD2は、メモリカード9に予め作成された複数のダミーファイルD20にそれぞれ上書きされる。複数のダミーファイルD20のうちアドレスが最先となるものから順に、データファイルD2が上書きされていく。そして、アドレスが最後となるダミーファイルD20にデータファイルD2が上書きされると、最も古いデータファイルD2(上書き1回目)に対して新たなデータファイルD2(上書き2回目)が上書きされていくことになる(上書き3回目以降も同様。)。このような処理により、メモリカード9のデータフォルダF2においては常に、一定数の同一サイズのファイル(ダミーファイルD20あるいはデータファイルD2)が格納された状態となる。
前述のように、データファイルD2及びダミーファイルD20は全て同一のサイズである。したがって、データファイルD2は、上書きされるファイル(ダミーファイルD20、または、最も古いデータファイルD2。以下、「上書対象ファイル」という。)と完全に同一の記憶領域(同一のクラスタ)に記録されることになる。このため、データファイルD2を記録する処理を繰り返したとしても、記録されたデータファイルD2の相互間においてデータが記録されていない開き領域が発生することは無い。つまり、データファイルD2を記録する際に、メモリカード9においてフラグメンテーションが発生することを完全に防止することができる。
図5に戻り、画像記録処理(ステップS15)と音声記録処理(ステップS16)とは、ドライブレコーダ2が駆動停止するまで継続される。ドライブレコーダ2は、ACCスイッチ12のオフに応答して駆動停止するが、駆動停止する直前に所定の終了処理がCPU20により実行される(ステップS17)。例えば、計時回路26から取得される時刻情報が、駆動終了の日時としてログファイルD1に記録される。
なお、ステップS12において確認されるメモリカード9において所定サイズを超える未使用領域がない場合は(ステップS13にてNo)、ダミーファイルD20は作成されずにそのまま、画像記録処理と音声記録処理とが実行される(ステップS15,S16)。メモリカード9に所定サイズを超える未使用領域がない場合とは、当該メモリカード9をドライブレコーダ2において過去に使用したことのある場合である。したがって、このメモリカード9においては、データフォルダF2にダミーファイルD20あるいはデータファイルD2が既に記録された状態となっている。このため、この場合はダミーファイルD20は作成されない。
<5.データファイル>
次に、データファイルD2のデータ構造について説明する。図8は、データファイルD2のデータ構造を示す図である。
図に示すように、データファイルD2は、それぞれデータが格納される連続する複数のブロックB1,B2に区分されている。これらの複数のブロックB1,B2のサイズは全て、同一の所定のサイズに固定されている。本実施の形態では、ブロックB1,B2のサイズは例えば8kBとされている。データファイルD2のサイズは60MBであるため、データファイルD2に含まれる8KbのブロックB1,B2の数は7,500個となる。
一のデータファイルD2に含まれる複数のブロックB1,B2のうち、最先のブロックB1は、当該データファイルD2についての各種情報が記載されるファイルヘッダブロックB1となっている。例えば、ファイルヘッダブロックB1には、データファイルD2の作成日時などが記載される。このファイルヘッダブロックB1のサイズは、記載される情報の量にかかわらず、常に8kBとなる。
また、最先のブロックB1以外の複数のブロックB2は、画像あるいは音声データが格納されるデータブロックB2である。複数のデータブロックB2のそれぞれには、画像記録処理及び音声記録処理において、画像あるいは音声データのいずれかが格納される。
以下、画像が格納されたデータブロックB2を「画像ブロック」、音声データが格納されたデータブロックB2を「音声ブロック」、いずれのデータも格納されていないデータブロックB2を「未使用ブロック」とそれぞれ称する。データブロックB2は、画像ブロック、音声ブロック及び未使用ブロックのいずれの場合であっても、常に8kBとなる。各データブロックB2はヘッダ領域を有しており、格納しているデータに関する各種情報が記載されようになっている。
<6.画像記録処理>
次に、画像記録処理(図5のステップS15)の流れについて説明する。図9は、画像記録処理の流れを示す図である。この画像記録処理は、記録制御部202の制御により実行される。
まず、以降の処理において画像を格納する対象とする新規のデータファイルD2が作成される。この新規のデータファイルD2は、メモリカード9の上書対象ファイルに上書きされる(ステップS21)。データファイルD2のファイルヘッダブロックB1には、計時回路26から得られる時刻情報が、当該データファイルD2の作成日時として記録される。また、このような新規のデータファイルD2に含まれる複数のデータブロックB2は全て未使用ブロックとなる。
データファイルD2の未使用ブロックに格納されているデータは全て無効なデータとして扱われる。また、前述のように、データファイルD2は、上書対象ファイルと完全に同一のクラスタに記録される。このため、ファイルシステムにおけるディレクトリエントリのファイル名の書き換え、及び、ファイルヘッダブロックB1の書き換えのみにより、上書対象ファイルに換えて、新規のデータファイルD2をメモリカード9に記録できることになる。したがって、データファイルD2の作成に際して実質的なデータの書き込み処理は発生しないことから、データファイルD2は瞬時に作成できる。
データファイルD2が作成されると、以降、画像を取得しその画像をデータファイルD2の未使用ブロックに格納する処理が、記録方式に応じた所定周期で繰り返されることになる。
具体的には、まず、カメラ31により車両1の周辺の様子を示す画像が取得される。カメラ31において取得されたアナログの画像は、画像処理部23において所定の画像処理が施されて、所定方式で圧縮されたデジタルの画像に変換される。画像は、RAM21の画像記憶領域に記憶される(ステップS22)。
また、この画像の取得のタイミングに合わせて、画像が取得された時点における車両1の加速度、及び、画像が取得された日時を示す時刻情報が付加情報として取得される(ステップS23)。加速度は加速度センサ27から取得され、時刻情報は計時回路26から取得される。
次に、画像の格納対象としているデータファイルD2に、画像を格納可能な未使用ブロックがあるか否かが確認される(ステップS24)。データファイルD2にこのような未使用ブロックがある場合は(ステップS24にてYes)、そのうち最先の未使用ブロックが選択される。そして、選択された未使用ブロックに画像が格納される(ステップS26)。具体的には、選択された未使用ブロック(データブロックB2)における画像を格納すべき領域の先頭のアドレスから、画像を構成するデータが記録される。これとともに、当該データブロックB2のヘッダ領域にはステップS23で得られた付加情報及び画像のサイズが記録される。
また、画像の格納対象としているデータファイルD2に画像を格納可能な未使用ブロックがない場合は(ステップS24にてNo)、ステップS21と同様にして新規のデータファイルD2が作成される(ステップS25)。そして、作成されたデータファイルD2の最先の未使用ブロックに画像が格納されることになる(ステップS26)。
データファイルD2のデータブロックB2に画像が格納されると、処理はステップS22に戻る。このような処理が所定周期で繰り返され、データファイルD2のデータブロックB2に対し、得られた画像が順次に格納されていくことになる。
記録方式が長時間方式の場合は、画像のサイズが8kB程度となるため、図10に示すように、原則として一つの画像P1が一つのデータブロックB2に対して格納される。一方、記録方式が通常方式の場合は、画像のサイズが16kB程度となるため、図11に示すように、原則として一つの画像P2が分割され二つのデータブロックB2に格納される。
いずれの場合も、得られた複数の画像は、データファイルD2の複数のデータブロックB2のうちの互いに異なる一以上のデータブロックB2にそれぞれ格納される。したがって、一つの画像ブロックには、2つ以上の画像を構成するデータは混在して格納されておらず、一つの画像を構成するデータのみが格納された状態となる。
データブロックB2のサイズは8kBに固定される一方で、画像のサイズは可変である。このため、例えば、長時間方式の場合に画像のサイズが8kBより小さいときや、通常方式の場合に画像のサイズが16kBより小さいときには、データブロックB2の最後に画像を構成するデータが記録されない非データ領域NAが発生する(図10,図11参照。)。このような非データ領域NAが発生したとしても、次に取得される画像は当該非データ領域NAには記録されず、次のデータブロックB2に記録されることになる。
本実施の形態では、データブロックB2のサイズが長時間方式で記録する画像に応じたサイズ(8kB)となっている。このため、各データブロックB2において生じる非データ領域NAを極力少なくすることができる。
なお、記録する画像のサイズが16kBより大きくなる場合もある。この場合は、図12に示すように、一つの画像P2がさらに分割され、三つのデータブロックB2に格納されることになる。
<7.音声記録処理>
次に、音声記録処理(図5のステップS16)について説明する。図13は、音声記録処理の流れを示す図である。この音声記録処理は、記録制御部202の制御により、画像記録処理とは非同期に並行して実行される。
音声記録処理では、音声データを取得しその音声データをデータファイルD2の未使用ブロックに格納する処理が繰り返されることになる。
具体的には、まず、マイク32により車両1の付近の音を示す音声データが取得される。このような音声データの取得が継続され、取得された音声データはRAM21の音声記憶領域に蓄積される(ステップS31)。
そして、RAM21の音声記憶領域に蓄積された音声データが所定のサイズ(例えば8kB)となった場合は(ステップS32にてYes)、この所定のサイズの音声データをデータファイルD2に格納する。
この格納に際してはまず、データファイルD2に音声データを格納可能な未使用ブロックがあるか否かが確認される(ステップS33)。データファイルD2にこのような未使用ブロックがある場合は(ステップS33にてYes)、そのうち最先の未使用ブロックが選択され、選択された未使用ブロックに音声データが格納される(ステップS35)。
また、データファイルD2に音声データを格納可能な未使用ブロックがない場合は(ステップS33にてNo)、図9のステップS21と同様にして新規のデータファイルD2が作成される(ステップS34)。そして、作成されたデータファイルD2の最先の未使用ブロックに音声データが格納されることになる(ステップS35)。
データファイルD2のデータブロックB2に音声データが格納されると、処理はステップS31に戻る。このような処理が繰り返され、データファイルD2のデータブロックB2に対し、得られた音声データが順次に格納されることになる。
図14に示すように、音声データのサイズは8kBであるため、一つの音声データMは一つのデータブロックB2に対して格納される。音声記録処理は画像記録処理とは非同期に実行されるため、図14に示すように、一つの画像を構成するデータを分割して格納する複数の画像ブロックの相互間に音声ブロックが配置されることもある。
<8.比較例>
以上のように本実施の形態のドライブレコーダ2では、データファイルD2がそれぞれが所定のサイズに固定される複数のデータブロックB2に区分される。そして、データファイルD2に格納すべき複数の画像が、複数のデータブロックB2のうちの互いに異なるブロック群(一以上のデータブロックB2)にそれぞれ格納される。このような方式でデータファイルD2に画像を格納することにより、再生モードにおいて、再生制御部203が、データファイルD2から特定の画像を検索する際における画像の検索速度を向上できることになる。
図15は、従来の比較例のデータファイルD9におけるデータ構造を示す図である。この従来の比較例のデータファイルD9の先頭には、ファイルヘッダC1があり、ファイルヘッダC1に続いて、複数の画像C2及び複数の音声データC3がアドレス上において連続するように記録されている。以降、データファイルD9に含まれる画像C2及び音声データC3を総称して「コンテンツ」という。各コンテンツC2,C3のヘッダ領域には、当該コンテンツC2,C3のサイズを示すサイズ情報C4が記録されている。
データファイルD9に含まれる画像C2のサイズは可変である。このため、データファイルD9において、各コンテンツC2,C3が記録されるアドレスは先行して配置されたコンテンツC2,C3のサイズに依存する。そして、各コンテンツC2,C3のサイズを示すサイズ情報C4は、各コンテンツC2,C3のヘッダ領域に記録されている。
したがって、特定のコンテンツC2,C3が記録されたアドレスを把握するためには、データファイルD9の先頭のコンテンツC2,C3から順に、コンテンツC2,C3のサイズ情報C4を確認して次のコンテンツC2,C3が存在するアドレスを確認するという処理を繰り返す必要がある。このため、データファイルD9から特定のコンテンツC2,C3を検索するには、非常に多くの時間がかかることとなる。
このような比較例のデータファイルD9に対し、本実施の形態のドライブレコーダ2で作成されるデータファイルD2においては、画像及び音声データが、複数のデータブロックB2のうちの互いに異なる一以上のデータブロックB2にそれぞれ格納される。そして、データブロックB2のサイズは固定であるため、データファイルD2の複数のデータブロックB2は、データブロックB2のサイズ分に相当する一定間隔のアドレスごとに存在する。したがって、特定の画像及び音声データが記録されているアドレスを把握するためには、データブロックB2のサイズの相当量だけアドレスを順次に増加あるいは減少していくだけでよい。このため、各コンテンツからサイズ情報を読み出す処理が必要とならないため、データファイルD2から特定の画像や音声データを検索する際における検索速度を大きく向上できる。
得にドライブレコーダ2においては、RAM21の画像の記憶サイズが比較的少ないことから、メモリカード9から画像を検索する場合にはメモリカード9へ直接アクセスする必要がある。メモリカード9への直接アクセスは、RAM21へのアクセスと比較して多くの時間がかかるが、本実施の形態のドライブレコーダ2ではメモリカード9へのアクセス回数を減らすことができるため、画像を検索する速度が低下することを有効に防止できる。
<9.データファイルの識別子>
上述したように、ドライブレコーダ2においては、画像記録処理や音声記録処理を継続していくと、最も古いデータファイルD2に対して新しいデータファイルD2が上書きされるようになる。古いデータファイルD2と新しいデータファイルD2とは同一のクラスタに記録される。したがって、古いデータファイルD2のデータブロックB2のアドレスと、新しいデータファイルD2のデータブロックB2のデータブロックB2のアドレスとは一致する。
新規のデータファイルD2のデータブロックB2は全て未使用ブロックとなるはずであるが、実際には、古いデータファイルD2のためのデータ(画像あるいは音声データ)が格納された状態となる。このため、データファイルD2において、当該データファイルD2のための有効なデータ(画像あるいは音声データ)が格納されたデータブロックB2と、上書き前の古いデータファイルD2のための無効なデータが格納されたデータブロック(すなわち、未使用ブロック)B2とを区別する必要がある。
本実施の形態では、データファイルD2において、このような有効なデータが格納されたデータブロックB2と、未使用ブロックとを区別するために、識別子が利用される。
具体的には、新規にデータファイルD2を作成した時点で、ファイルヘッダブロックB1にユニークな識別子が記録される。そして、以降、当該データファイルD2に画像や音声データを格納する際に、格納対象となるデータブロックB2のヘッダ領域に同一の識別子が記録される。これにより、データファイルD2において、ファイルヘッダブロックB1に記録された識別子と同一の識別子が記録されたデータブロックB2を有効なデータが格納されたデータブロックB2であると認識することができる。
例えば、図16の例では、古いデータファイルD2aにおいて、識別子AAAが利用されている。このため、古いデータファイルD2aのファイルヘッダブロックB1及びデータブロックB2には全て識別子AAAが記録されている。そして、この古いデータファイルD2aに対して上書きする新しいデータファイルD2bにおいては、識別子BBBが利用されている。このため、新しいデータファイルD2bのファイルヘッダブロックB1には識別子BBBが記録されている。これとともに、新しいデータファイルD2bのための有効なデータが格納されたデータブロックB2には識別子BBBが記録される。したがって、新しいデータファイルD2bにおいては、識別子BBBが記録された4つのデータブロックB2には有効なデータが格納されており、識別子AAAが記録されたその他のデータブロックB2は未使用ブロックであると把握することが可能である。
以上説明したように本実施の形態のドライブレコーダ2においては、それぞれが所定サイズの複数のダミーファイルD20がメモリカード9に作成される。ドライブレコーダ2において記録すべきデータファイルD2は、ダミーファイルD20と同一のサイズとされる。そして、データファイルD2は、ダミーファイルD20に対して上書きすることでメモリカード9に記録される。このため、メモリカード9におけるフラグメンテーションの発生を防止できる。ドライブレコーダ2では常時記録方式が採用されるが、フラグメンテーションに起因した書き込み速度の低下を防止できるため、画像の記録漏れなどの不具合の発生を有効に防止できる。
また、ドライブレコーダでは、データファイルD2はそれぞれが所定サイズに固定される複数のデータブロックB2に区分される。そして、データファイルD2に含むべき複数の画像は、複数のデータブロックB2のうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納される。このため、データファイルD2から特定の画像を検索する場合の速度を向上できる。
<10.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態のドライブレコーダ2は常時記録方式であると説明したが、イベントの発生に応答してデータファイルをメモリカード9に記録する方式のドライブレコーダであってもよい。
また、上記実施の形態のドライブレコーダ2は、カメラと画像を記録する本体部とが一体化されていたが、カメラと本体部とが分離したものであってもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
1 車両
2 ドライブレコーダ
4 表示装置
9 メモリカード
24 カードスロット
31 カメラ
201 カード準備部
202 記録制御部
B1 ファイルヘッダブロック
B2 データブロック

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、記録媒体にデータファイルを記録するドライブレコーダであって、
    それぞれが第1サイズの複数のダミーファイルを前記記録媒体に作成する作成手段と、
    複数の画像を時間的に連続して取得する撮像手段と、
    それぞれが前記複数の画像を含み前記第1サイズの複数のデータファイルを、前記複数のダミーファイルにそれぞれ上書きして前記記録媒体に記録する記録手段と、
    を備え
    前記データファイルは、それぞれが第2サイズに固定される複数のブロックに区分され、
    前記記録手段は、
    前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納し、
    一つの画像のサイズが前記第2サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、
    一つの画像のサイズが前記第2サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納することを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 請求項1に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記記録手段は、前記ドライブレコーダの駆動開始から駆動終了まで継続して所定周期で取得される前記画像を、前記記録媒体に記録することを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記記録媒体は、可搬性の記録媒体であることを特徴とするドライブレコーダ。
  4. 請求項に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記第2サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズであることを特徴とするドライブレコーダ。
  5. 車両に搭載され、記録媒体にデータファイルを記録するドライブレコーダであって、
    前記データファイルは、それぞれが所定サイズに固定される複数のブロックに区分され、
    複数の画像を時間的に連続して取得する取得手段と、
    前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納する格納手段と、
    を備え、
    前記格納手段は、
    一つの画像のサイズが前記所定サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、
    一つの画像のサイズが前記所定サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納することを特徴とするドライブレコーダ。
  6. 請求項5に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記所定サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズであることを特徴とするドライブレコーダ。
  7. 車両に搭載されるドライブレコーダにおいて、記録媒体にデータファイルを記録するデータ記録方法であって、
    前記データファイルは、それぞれが所定サイズに固定される複数のブロックに区分され、
    (a)複数の画像を時間的に連続して取得する工程と、
    (b)前記データファイルに含むべき前記複数の画像を、前記複数のブロックのうちの互いに異なる一以上のブロックにそれぞれ格納する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、
    一つの画像のサイズが前記所定サイズ以下の場合は、該画像を一のブロックに格納し、
    一つの画像のサイズが前記所定サイズを超える場合は、該画像を分割して二以上のブロックに格納することを特徴とするデータ記録方法。
  8. 請求項7に記載のデータ記録方法において、
    前記所定サイズは、記録する前記画像のデータサイズが互いに異なる複数の記録方式のうち、データサイズが最も小さい記録方式で記録する前記画像に応じたサイズであることを特徴とするデータ記録方法。
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