JP2011091667A - ドライブレコーダ、記録方法、データ処理装置、データ処理方法及びプログラム - Google Patents

ドライブレコーダ、記録方法、データ処理装置、データ処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の記録方式がある場合であっても、ドライブレコーダで記録したデータを正常に処理する。
【解決手段】ドライブレコーダにおいては、レコーダ用アプリケーションの古いバージョンが対応可能な旧記録方式の低容量記録モードと、レコーダ用アプリケーションの新しいバージョンが対応可能で古いバージョンが対応できない新記録方式の大容量記録モードとを有している。そして、ドライブレコーダは、複数の記録モードのうちから記録モードを選択し(ステップS11)、選択された記録モードの記録方式でメモリカードにデータを記録する。このため、新タイプのドライブレコーダを低容量記録モードで動作させることで、旧タイプのドライブレコーダのみに対応する古いバージョンのレコーダ用アプリケーションを利用した場合でも、新タイプのドライブレコーダで記録したデータを正常に処理することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に搭載されるドライブレコーダの記録方式に係る技術に関する。
従来より、車両に搭載されたカメラにより車両外部や車室内の撮影を常時に行い、事故などのイベントが発生した場合にその発生前後に取得された画像をメモリカードなどの可搬性の記録媒体に記録するドライブレコーダが知られている。また、画像を記録するだけではなく、車両の位置、速度及び加速度などの車両の走行状況を記録媒体に記録したり、イベントとは無関係に一定周期で車両外部や車室内の様子を示す画像を記録媒体に記録するドライブレコーダなども提案されている。
近年では、トラック、バス及びタクシーなどの業務用の車両を複数台使用して業務を行う事業者において、ドライブレコーダを業務に使用する全ての車両に搭載することも実施されている。このような事業者においては、事業所に設けられたデータ処理装置において、ドライブレコーダで記録されたデータをメモリカードから読み出し、そのデータの再生や分析などのデータの処理ができるようになっている。このようなデータの処理の結果は、事故の原因究明や乗務員の安全運転指導等に役立てられる。
特許文献1及び2には、車載カメラにより車両の周辺の撮影を常時に行い、事故発生時に取得した画像を記録媒体に記録するドライブレコーダが開示されている。また、特許文献3及び4には、事故発生時における車両の速度などの走行状況を示すデータを記録媒体に記録するドライブレコーダが開示されている。
特開昭63−16785号公報 特開平06−237463号公報 特開平06−331391号公報 特開平06−186061号公報
ところで、ドライブレコーダの新たな製品が開発される場合においては、旧来の製品とは異なる記録方式が採用されることがある。例えば、データを記録するメモリカードとしてSD規格に準拠したメモリカード(SDカード)を採用したドライブレコーダが旧タイプとして存在している場合を想定する。この場合に、SD規格よりも最大容量が多いSDHC規格に準拠したメモリカード(SDHCカード)を採用した新タイプのドライブレコーダが販売されることが考えられる。この場合、旧タイプのドライブレコーダではSDカードに合わせた記録方式が採用されるが、これに対して、新タイプのドライブレコーダではより多くのデータが記録できるようにSDHCカードに合わせた記録方式が採用されることが想定される。これにより、ドライブレコーダの新タイプと旧タイプとで異なる記録方式となってしまう。
一方で、複数の車両を使用する事業者において車両数を増やす場合には、増えた車両数と同数のドライブレコーダを新たに導入する必要がある。このような場合、既存の車両に搭載されたドライブレコーダと同一タイプのドライブレコーダが製造中止となり、既存の車両に搭載されたものとは異なる新タイプのドライブレコーダを導入せざるを得ない場面がある。これにより、同一の事業者において、旧タイプの記録方式のドライブレコーダと、新タイプの記録方式のドライブレコーダとが混在してしまうことになる。
このような場合、ドライブレコーダのデータを処理するデータ処理装置のアプリケーションとして、旧タイプの記録方式のみに対応したバージョンのアプリケーションのままでは、新タイプの記録方式で記録されたデータの読出や再生を行うことができなくなる。このため、新タイプ及び旧タイプの双方の記録方式に対応した新たなバージョンのアプリケーションを導入する必要が生じる。しかしながら、データ処理装置のアプリケーションは比較的高価であり、新たな記録方式が採用されるたびに新規にアプリケーションを購入していては大きなコストとなることから、改善が要望されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の記録方式がある場合であっても、ドライブレコーダで記録したデータを正常に処理することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録するドライブレコーダであって、前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードを有し、前記複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する選択手段と、選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する記録手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のドライブレコーダにおいて、前記記録媒体の規格には、第1規格と、前記第1規格よりも最大容量が多い第2規格とが存在し、前記第1記録モードは、前記第1規格の前記記録媒体に合わせた記録方式の記録モードであり、前記第2記録モードは、前記第2規格の前記記録媒体に合わせた記録方式の記録モードである。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のドライブレコーダにおいて、データの記録対象となる前記記録媒体の規格を判別する手段、をさらに備え、前記選択手段は、判別された前記記録媒体の規格に応じて記録モードを選択する。
また、請求項4の発明は、請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、データの記録対象となる前記記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する手段、をさらに備え、前記選択手段は、判別された前記記録方式に応じて記録モードを選択する。
また、請求項5の発明は、請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、データの記録対象となる前記記録媒体から、前記アプリケーションのバージョンを示すバージョン情報を取得する手段、をさらに備え、前記選択手段は、前記バージョン情報に応じて記録モードを選択する。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のドライブレコーダにおいて、ユーザからの指示を受け付ける手段、をさらに備え、前記選択手段は、前記ユーザからの指示に基づいて前記記録モードを選択可能である。
また、請求項7の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録する方法であって、前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する工程と、選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する工程と、を備えている。
また、請求項8の発明は、車両に搭載され、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録するドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する工程と、選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する工程と、を実行させる。
また、請求項9の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理するデータ処理装置であって、前記ドライブレコーダが記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する手段と、判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する手段、を備えている。
また、請求項10の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理する方法であって、前記ドライブレコーダがデータを記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する工程と、判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する工程と、を備えている。
また、請求項11の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理するコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、前記ドライブレコーダがデータを記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する工程と、判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する工程と、を実行させる。
請求項1ないし8の発明によれば、アプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式の第1記録モードと、第2バージョンが対応可能で第1バージョンが対応できない記録方式の第2記録モードとがあり、選択された記録モードの記録方式でデータを記録する。このため、第1バージョンのアプリケーションを利用した場合でも、ドライブレコーダにおいて第1記録モードを選択することで、ドライブレコーダで記録したデータを正常に処理することができる。
また、特に請求項2の発明によれば、第1規格の記録媒体に合わせた記録方式で記録したデータのみを取り扱い可能なアプリケーションを利用した場合でも、ドライブレコーダでその記録方式の第1記録モードを選択することで、ドライブレコーダで記録したデータを正常に処理することができる。
また、特に請求項3の発明によれば、記録媒体の規格に応じて記録モードを選択するため、実際の記録対象となる記録媒体の規格に合わせた記録方式でデータを記録できる。
また、特に請求項4の発明によれば、記録媒体への記録に用いられた記録方式に応じて記録モードを選択するため、データが記録済の記録媒体に対して、記録方式を変更せずにデータを追加で記録できる。
また、特に請求項5の発明によれば、アプリケーションのバージョン情報に応じて記録モードを選択するため、アプリケーションが対応可能な記録方式でデータを記録できる。
また、特に請求項6の発明によれば、ユーザが所望の記録方式でデータを記録媒体に記録できる。
また、請求項9ないし11の発明によれば、ドライブレコーダにおいて各種の記録方式で記録したデータを正常に処理することができる。
図1は、ドライブレコーダシステムの概要を示す図である。 図2は、データ処理装置の構成を示す図である。 図3は、ドライブレコーダの構成を示す図である。 図4は、低容量記録モードにおけるフォルダの構造を示す図である。 図5は、大容量記録モードにおけるフォルダの構造を示す図である。 図6は、メモリカードの運用手法の流れの一例を示す図である。 図7は、データ記録処理の流れを示す図である。 図8は、第1の実施の形態の記録モード選択処理の流れを示す図である。 図9は、第2の実施の形態の記録モード選択処理の流れを示す図である。 図10は、第3の実施の形態の記録準備処理の流れを示す図である。 図11は、第3の実施の形態の記録モード選択処理の流れを示す図である。 図12は、データ読出処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システム概要>
図1は、データ処理装置1とドライブレコーダ2とを含むドライブレコーダシステム100の概要を示す図である。ドライブレコーダシステム100は、トラック、バス及びタクシーなどの業務用の車両を複数台使用して業務を行う事業者において利用される。本実施の形態では、ドライブレコーダシステム100が、タクシー事業を行う事業者において採用された場合を例に説明する。
この事業者においては、タクシーとして構成される複数の車両Bを使用して事業が行われており、複数の車両Bのそれぞれにドライブレコーダ2が搭載されている。また、これら複数の車両Bを管理する事業所Aにおいては、ドライブレコーダ2で記録されたデータの表示や分析などの処理を行う1台のデータ処理装置1が備えられている。データ処理装置1とドライブレコーダ2との間のデータの受け渡しには、可搬性の記録媒体であるメモリカード9が利用される。このメモリカード9には、不揮発性の半導体メモリであるフラッシュメモリが内蔵されている。
ドライブレコーダ2は、搭載された車両Bの走行に係る各種のデータをメモリカード9に記録する。具体的には、ドライブレコーダ2においては、車両Bの走行中において、事故などの所定のイベントが発生した場合にその発生前後における動画データまたは音声データが記録される。また、ドライブレコーダ2においては、所定の周期で、車両の位置、速度及び加速度などの車両Bの走行状況を示す運行データが記録される。さらに、ドライブレコーダ2においては、常時記録データとして、イベントとは無関係に所定の周期で車外あるいは車内の様子を示す画像データ及び音声データが記録される。
複数の車両Bそれぞれのドライブレコーダ2でメモリカード9に記録されたデータは、車両Bの一回の運行ごとにデータ処理装置1に読みとられ、再生や分析に利用される。データ処理装置1に読みとられたデータは、データ処理装置1の内部のハードディスクに記録される。これにより、複数の車両Bで記録されたデータが、データ処理装置1において集約される。なお、この説明では、車両Bが事業所Aから出発してその事業所Aに帰着するまでを「一回の運行」という。
図1に示す事業者のドライブレコーダシステム100においては、ドライブレコーダ2として、新旧の2つのタイプが混在している。旧タイプのドライブレコーダ2aは、データを記録するメモリカードとしてSD規格に準拠したメモリカード(SDカード)のみに対応している。一方、新タイプのドライブレコーダ2bは、SDカードとともに、SD規格よりも最大容量が多いSDHC規格に準拠したメモリカード(SDHCカード)にも対応している。SDカードの最大容量は2ギガバイトであり、SDHCカードの最大容量は32ギガバイトとなっている。すなわち、SDHCカードは、SDカードより多くのデータを記録することが可能である。
旧タイプのドライブレコーダ2aは、比較的小さなデータ量のデータを記録するためのSDカードに合わせた記録方式(以下、「旧記録方式」という。)のみが採用されている。一方で、新タイプのドライブレコーダ2bは、旧記録方式とともに、比較的大きなデータ量のデータを記録するためのSDHCカードに合わせた記録方式(以下、「新記録方式」という。)も採用しており、いずれかの記録方式を選択的に用いることができるようになっている。
<1−2.データ処理装置の構成>
図2は、データ処理装置1の構成を示す図である。データ処理装置1のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。具体的には、データ処理装置1は、各種演算処理を行うCPU11、基本プログラムを記憶するROM12、演算処理の作業領域となるRAM13、不揮発性の記憶装置であるハードディスク14、各種表示を行うディスプレイ15、音声を出力するスピーカ16、ならびに、ユーザが操作するキーボード及びマウスなどで構成される操作部17を備えている。また、データ処理装置1は、メモリカード9を着脱可能なカードスロット18を備えている。カードスロット18は、装着されたメモリカード9からのデータの読み取りや、メモリカード9へのデータの書き込みを行う。
データ処理装置1のハードディスク14には、各種のプログラム141が記憶されている。このプログラム141に従ってCPU11が演算処理を実行することにより、データ処理装置1として必要な各種機能が実現される。このようなプログラム141は、プログラムを記録した記録媒体(例えば、メモリカード9など)からの読み取りや、ネットワークを介した通信などによって取得され、ハードディスク14に予め記憶されている。
プログラム141の実行により実現される機能の一つに、ドライブレコーダ2に記録されたデータを処理する専用のアプリケーション(以下、「レコーダ用アプリケーション」という。)がある。このレコーダ用アプリケーションには互いに異なる新旧のバージョンが存在している。
新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションでは、旧記録方式と新記録方式との双方に対応可能となっている。具体的には、メモリカード9にいずれの記録方式でデータが記録された場合であっても、メモリカード9からデータを読み出して再生することが可能である。
一方で、古いバージョンのレコーダ用アプリケーションでは、旧記録方式のみに対応し、新記録方式には非対応となっている。すなわち、旧記録方式でメモリカード9にデータが記録された場合にのみデータの処理が可能であり、新記録方式でメモリカード9にデータが記録された場合はデータの処理は不可能となる。
また、データ処理装置1のハードディスク14には、ドライブレコーダ2で記録されたデータを集約したデータベース142が構築されている。ドライブレコーダ2でメモリカード9に記録されたデータは、カードスロット18において読み取られた後、データベース142に登録される。データベース142に登録されたデータは、レコーダ用アプリケーションを用いての各種分析に用いられ、その分析結果は事故の原因究明や乗務員の安全運転指導等に利用される。
<1−3.ドライブレコーダの構成>
図3は、ドライブレコーダ2の構成を示す図である。旧タイプのドライブレコーダ2aと新タイプのドライブレコーダ2bとで基本的な構成は同一であるため、双方の構成を同一図(図3)を用いて説明する。
ドライブレコーダ2は、装置全体を制御する制御部としてマイクロコンピュータを備えている。具体的には、ドライブレコーダ2は、各種演算処理を行うCPU21、各種データを記憶する不揮発性メモリ25、及び、演算処理の作業領域となるRAM24を備えている。ドライブレコーダ2の各部を制御する機能は、不揮発性メモリ25に予め記憶されたファームウェアとしてのプログラム251に従ってCPU21が演算処理を実行することにより実現される。このようなファームウェアは、プログラムを記録した記録媒体(例えば、メモリカード9など)からの読み取りによって更新可能となっている。不揮発性メモリ25は、例えばフラッシュメモリなどで構成され、ファームウェアの他、各種の設定パラメータなどを記憶する。
旧タイプのドライブレコーダ2aと新タイプのドライブレコーダ2bとでは、ファームウェアが異なっている。旧タイプのドライブレコーダ2aは旧記録方式のみを採用しており、新タイプのドライブレコーダ2bは旧記録方式と新記録方式との双方を採用している。
ドライブレコーダ2は、2つのカメラ31,32及びマイク33を備えており、これらはドライブレコーダ2の本体部とは別に車両Bの適位置に配置される。2つのカメラ31,32はそれぞれ、レンズと撮像素子とを備えており電子的に画像データを取得する。第1カメラ31は、その光軸が車室外の車両Bの前方に向けられており、車両Bの前方の領域を示す画像データを取得する。一方、第2カメラ32は、その光軸が車室内に向けられており、車両Bの乗務員や乗客の様子を示す画像データを取得する。また、マイク33は、車室外及び車室内の音を集音して音声データを取得する。
ドライブレコーダ2は、2つのカメラ31,32からの信号を扱う処理部として、カメラ切替部22及び画像処理部23を備えている。カメラ切替部22は、2つのカメラ31,32から入力される信号を切り替えるものである。カメラ切替部22は、CPU21からの指示に基づいて、2つのカメラ31,32のうちのいずれか一方の画像データの信号を入力する。
画像処理部23は、2つのカメラ31,32から入力される信号について、A/D変換、輝度補正、コントラスト補正などの所定の画像処理を行い、JPEG形式などの所定形式のデジタルの画像データを生成する。画像処理部23において処理された画像データは、RAM24に記録される。
RAM24の記憶領域のうちの一部はリングバッファとして利用される。このリングバッファに対して、画像処理部23において処理された画像データ、及び、マイク33で取得された音声データが常時に記憶される。リングバッファでは、最後の領域までデータが記憶されると最初の領域に戻って新たなデータが記憶される。これにより、リングバッファでは、最も古いデータに対して新たなデータが順次に上書きされていく。このため、RAM24においては、常に過去一定時間分の画像データ及び音声データが記憶された状態とされる。本実施の形態では、リングバッファに少なくとも40秒分の画像データ及び音声データが記憶されるようになっている。
また、ドライブレコーダ2は、カードスロット26、計時回路27、加速度センサ28及びGPS受信部29を備えている。
カードスロット26は、メモリカード9を着脱することが可能である。カードスロット26は、装着されたメモリカード9からのデータの読み取りや、メモリカード9へのデータの書き込みを行う。事故などの所定のイベントが生じたときは、CPU21の指示により、RAM24のリングバッファに記憶された画像データ及び音声データが、カードスロット26に装着されたメモリカード9に記録される。
旧タイプのドライブレコーダ2aではSDカードのみを読み書き可能なカードスロット26が採用される一方、新タイプのドライブレコーダ2bではSDカード及びSDHCカードの双方を読み書き可能なカードスロット26が採用される。
計時回路27は、その時点の時刻に対応した信号を発生して、CPU21へ出力する。計時回路27は、内臓電池を有し、外部から電力供給を受けなくとも動作して正確な時刻を計時する。
加速度センサ28は、車両Bに加わる衝撃の大きさを示す加速度を、重力加速度のGを単位として検出する。加速度センサ28は、例えば、互いに直交する3軸あるいは2軸に応じた加速度の大きさを検出し、CPU21へ出力する。
GPS受信部29は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、その時点の車両Bの位置情報を取得する。GPS受信部29は、地球上における緯度経度で表現される位置情報を取得し、取得した位置情報をCPU21へ出力する。
また、ドライブレコーダ2には、ユーザ(主に車両Bの乗務員)から指示を受け付ける部材として、記録スイッチ34及び操作部35を備えている。これらは、ユーザが操作しやすいように、ドライブレコーダ2の本体部とは別に、ハンドルの近傍などの車両Bの適位置に配置される。
記録スイッチ34は、動画データのメモリカード9への記録指示を受け付けるスイッチである。ユーザは、事故が発生していない場面であっても、この記録スイッチ34を押下することにより所望のタイミングで動画データをメモリカード9へ記録できる。また、操作部35は、複数のボタンを含んで構成され、ユーザから各種設定などの入力を受け付ける。これらのユーザによる操作内容は、信号としてCPU21に入力される。
また、ドライブレコーダ2は、車両Bに配置される車速センサ41及びドアセンサ42と接続されている。車速センサ41は、その時点の車両Bの走行速度(km/h)を検出してCPU21に出力する。ドアセンサ42は、車両Bのドアに設けられ、ドアの開閉を示す信号をCPU21に出力する。ドアセンサ42は、例えば、タクシーとして構成された車両Bの乗客が乗り降りする後部座席のドアなどに設けられている。
<1−4.記録モード>
前述のように、新タイプのドライブレコーダ2bは、SDカードに合わせた旧記録方式とSDHCカードに合わせた新記録方式との双方を採用している。このドライブレコーダ2bは、複数の記録モードを有しており、そのうち、比較的低容量のSDカード向けの旧記録方式で記録する記録モードを「低容量記録モード」といい、比較的大容量のSDHCカード向けの新記録方式で記録する記録モードを「大容量記録モード」という。
低容量記録モードは、SDカードのみに対応する旧タイプのドライブレコーダ2aと同一の旧記録方式の記録モードである。つまり、新タイプのドライブレコーダ2bは、低容量記録モードにおいては、旧タイプのドライブレコーダ2aと同様の動作を行うことになる。
低容量記録モードの旧記録方式と大容量記録モードの新記録方式とでは、メモリカード9に記録するデータのデータ形式が異なっている。
前述のように、ドライブレコーダ2bは、所定のイベントが発生した場合に、その発生前後における動画データあるいは音声データを記録する。この動画データ及び音声データのデータ形式が、低容量記録モードと大容量記録モードとで異なっている。
動画データは、例えば、イベントの発生前の12秒間と発生後の8秒間との合計20秒分の画像データと音声データとで構成される。大容量記録モードの動画データの形式は、低容量記録モードと比較して、解像度(画素数)が高く、圧縮率が低く、かつ、フレームレートが高くなっている。これにより、大容量記録モードの動画データの方が、低容量記録モードのものよりも画質が高く、かつ、データ量も多くなっている。
音声データは、例えば、イベントの発生前の12秒間と発生後の8秒間の合計20秒分の音声を含んでいる。大容量記録モードの音声データの形式は、低容量記録モードと比較して、圧縮率が低く、かつ、サンプリングレートが高くなっている。これにより、大容量記録モードの音声データの方が、低容量記録モードのものよりも音質が高く、かつ、データ量も多くなっている。
また、低容量記録モードの旧記録方式と大容量記録モードの新記録方式とは、メモリカード9においてデータを格納するためのフォルダの構造も異なっている。
図4は、低容量記録モードで記録されるメモリカード9におけるフォルダの構造を示す図である。また、図5は、大容量記録モードで記録されるメモリカード9におけるフォルダの構造を示す図である。メモリカード9内のデータ格納構造には、階層フォルダ構造(階層ディレクトリ構造)が採用され、各種のデータはいずれかのフォルダ内に格納される。
低容量記録モード及び大容量記録モードのいずれにおいても、階層フォルダ構造の最上層には、ルートフォルダF0が設けられている。このルートフォルダF0の直下に、ドライブレコーダ2に設定すべき各種の設定パラメータが記録された設定ファイルD0が格納される。また、ルートフォルダF0の直下には子フォルダとして、運行フォルダF1、動画フォルダF2、音声フォルダF3及び常時記録フォルダF4が設けられている。
運行フォルダF1には、車両Bの運行中における位置、速度及び加速度などの車両Bの走行状況を示す運行データD1が格納される。運行データD1は、主にテキストで構成され、画像及び音声は含んでいない。運行データD1の内容は、一定周期ごと、あるいは所定の条件で追加されていく。運行データD1のファイルのデータサイズが所定サイズ(例えば1メガバイト)を超えた場合は、運行データD1の新たなファイルが作成される。
動画フォルダF2には、事故などの所定のイベントが発生したときに得られる動画データD2が格納される。イベントごとに一つのファイルが作成され、一つのイベントに係る動画データD2は一つのファイルとして記録される。
また、音声フォルダF3には、所定のイベントが発生したときに得られる音声データD3が格納される。イベントごとに一つのファイルが作成され、一つのイベントに係る音声データD3は一つのファイルとして記録される。
ドライブレコーダ2bでは、複数のイベントが予め想定されており、各イベントごとに動画データD2と音声データD3とのいずれを記録するかを設定可能となっている。このため、ある種類のイベントが発生した場合は動画データD2が記録され、ある別の種類のイベントが発生した場合は音声データD3が記録される。
常時記録フォルダF4には、ドライブレコーダ2の起動中にわたって一定周期で得られた画像データと音声データとで構成される常時記録データD4が格納される。ドライブレコーダ2の起動中においては、イベントの発生とは無関係に一定周期ごとに、常時記録データD4のファイルに画像データ及び音声データが追加的に記録されていく。常時記録データD4のファイルのデータサイズが所定サイズ(例えば1ギガバイト)を超えた場合は、常時記録データD4の新たなファイルが作成される。
図4に示すように、低容量記録モードにおいては、動画データD2は動画フォルダF2の直下にそのまま記録される。同様に、音声データD3は音声フォルダF3の直下にそのまま記録され、常時記録データD4は常時記録フォルダF4の直下にそのまま記録される。
一方、図5に示すように、大容量記録モードにおいては、動画データD2は動画フォルダF2に作成されるサブフォルダF20内に記録される。そして、一つのサブフォルダF20に格納される動画データD2のファイル数が所定数(例えば50個)を超える場合は、新たなサブフォルダF20が作成され、そのサブフォルダF20内に新たな動画データD2が記録されることになる。
また、大容量記録モードにおいては、音声データD3は音声フォルダF3に作成されるサブフォルダF30内に記録される。そして、一つのサブフォルダF30に格納される音声データD3のファイル数が所定数(例えば50個)を超える場合は、新たなサブフォルダF30が作成され、そのサブフォルダF30内に新たな音声データD3が記録される。
同様に、大容量記録モードにおいては、常時記録データD4は常時記録フォルダF4に作成されるサブフォルダF40内に記録される。そして、一つのサブフォルダF40に格納される常時記録データD4のファイル数が所定数(例えば50個)を超える場合は、新たなサブフォルダF40が作成され、そのサブフォルダF40内に新たな常時記録データD4が記録される。
このように、大容量記録モードにおいては、サブフォルダにデータを格納するとともに、一つのサブフォルダに記録するファイル数が所定数に制限される。一般に、一つのフォルダ内に格納するファイル数が多くなると、それだけ各ファイルへのアクセス時間が長くなる。大容量記録モードは、比較的大容量のSDHCカードに向けた記録モードであるため、低容量記録モードよりも多くの数のファイルを記録することを想定している。このため、このように一つのフォルダに記録するファイル数を所定数に制限することで、記録するファイル数が多くなったとしても、各ファイルへのアクセス時間が長くならず、迅速にファイルにアクセスすることが可能となる。
低容量記録モードで記録されるデータ量が比較的少ない動画データ及び音声データは、古いバージョン及び新しいバージョンの双方のレコーダ用アプリケーションで再生することができる。一方、大容量記録モードで記録されるデータ量が比較的多い動画データ及び音声データは、古いバージョンのレコーダ用アプリケーションでは再生できず、新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションのみで再生可能となっている。
また、低容量記録モードで採用される図4に示すフォルダ構造のメモリカード9からは、古いバージョン及び新しいバージョンの双方のレコーダ用アプリケーションでデータを読み出すことが可能である。一方、大容量記録モードで採用される図5に示すフォルダ構造のメモリカード9からは、古いバージョンのレコーダ用アプリケーションではデータを読み出しできず、新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションのみでデータの読み出しが可能となっている。
したがって、データ処理装置1のレコーダ用アプリケーションとして古いバージョンが採用されている場合においても、ドライブレコーダ2bにおいて低容量記録モードを選択して旧記録方式でメモリカード9にデータを記録すれば、データ処理装置1においてデータを正常に処理することが可能となる。この場合において、データ処理装置1において、旧タイプのドライブレコーダ2aでメモリカード9に記録されたデータを処理することはもちろん可能である。したがって、新タイプ及び旧タイプの双方のドライブレコーダ2で記録されたデータを、データ処理装置1で正常に処理することができることになる。
<1−5.メモリカードの運用>
次に、図1に示すドライブレコーダシステム100におけるメモリカード9の運用手法について説明する。図6は、メモリカード9の運用手法の流れの一例を示す図である。
まず、データ処理装置1において、メモリカード9にドライブレコーダ2のデータを記録するための準備である記録準備処理がなされる(ステップS1)。メモリカード9は、フォーマットされて全てのデータが消去される。そして、ドライブレコーダ2に設定すべき各種の設定パラメータを含む設定ファイルD0がメモリカード9に記録される。
準備が完了したメモリカード9は、車両Bのドライブレコーダ2に装着される。この車両Bが事業所Aから出発して車両Bの運行が開始すると(ステップS2にてYes)、以降の車両Bの運行中にわたって、ドライブレコーダ2において、車両Bの運行に係る各種のデータをメモリカード9に記録するデータ記録処理がなされる(ステップS3)。
その後、車両Bの運行が終了して車両Bが事業所Aに帰着すると(ステップS4にてYes)、メモリカード9は、ドライブレコーダ2から取り出されてデータ処理装置1に装着される。そして、データ処理装置1において、メモリカード9に記録されたデータを読み出すデータ読出処理がなされる(ステップS5)。具体的には、レコーダ用アプリケーションの機能により、メモリカード9に記録されたデータが読み出されて、再生されたり、ハードディスク14のデータベース142に登録される。
データ処理装置1によりデータの取り込みが完了したメモリカード9は、再び、記録準備処理(ステップS1)がなされた後、ドライブレコーダ2における車両Bの運行に係る各種のデータの記録に利用される(ステップS2,S3)。
このようにメモリカード9はドライブレコーダ2でのデータの記録に繰り返し利用され、メモリカード9に記録されたデータは、車両Bの一回の運行ごとにデータ処理装置1に読み出される。データ処理装置1では、事業所Aに所属する複数の車両Bそれぞれの運行完了後に、データ読出処理を実行することになる。
<1−6.ドライブレコーダの動作>
次に、新タイプのドライブレコーダ2bの動作について説明する。図7は、ドライブレコーダ2bが各種のデータをメモリカード9に記録するデータ記録処理(図4のステップS3)の流れを示す図である。この動作は、CPU21の制御により実行されるものである。また、この動作の開始時点では、データの記録対象となるメモリカード9がカードスロット26に装着されているものとする。
ドライブレコーダ2bは起動すると、まず、イニシャル処理を実行する(ステップS10)。具体的には、メモリカード9内の設定ファイルD0の各種の設定パラメータが読み出され、不揮発性メモリ25に記憶される。これにより、設定ファイルD0の設定パラメータに従ってドライブレコーダ2bの動作の設定がなされる。また、メモリカード9内に運行フォルダF1、動画フォルダF2、音声フォルダF3及び常時記録フォルダF4が無い場合は、これらのフォルダF1〜F4が作成される。
次に、複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する記録モード選択処理がなされる(ステップS11)。図8は、この記録モード選択処理の詳細な流れを示す図である。
まず、カードスロット26に装着されたメモリカード9の規格が、SD規格及びSDHC規格のいずれであるかが判別される(ステップS21)。すなわち、メモリカード9がSDカードかSDHCカードかが判別される。具体的には、メモリカード9の記憶容量が確認され、記憶容量が2ギガバイト以下であればSDカード、2ギガバイトを超える場合はSDHCカードであると判別される。なお、メモリカード9のフォーマット形式などでメモリカード9の規格を判別してもよい。
そして、メモリカード9がSDHCカードである場合は(ステップS22にてYes)、SDHCカードに合わせた新記録方式で記録する大容量記録モードが記録モードとして選択される(ステップS23)。一方、メモリカード9がSDカードである場合は(ステップS22にてNo)、SDカードに合わせた旧記録方式で記録する低容量記録モードが記録モードとして選択される(ステップS24)。
図7に戻り、記録モードが選択されると、続いて、第1カメラ31または第2カメラ32により得られる画像データと、マイク33で取得される音声データとの、RAM24のリングバッファの領域への記憶が開始される(ステップS12)。
このとき、低容量記録モードと大容量記録モードとで取得される画像データの形式及び音声データの形式が異なっている。低容量記録モードの場合は、例えば30fps(毎秒30フレーム)のフレームレートで画像データが取得される。また、各画像データの解像度は例えばVGA(640×480画素)とされ、圧縮率は高とされる。一方、大容量記録モードの場合は、低容量記録モードよりも高い、例えば60fps(毎秒60フレーム)のフレームレートで画像データが取得される。また、各画像データの解像度は例えばXGA(1024×768画素)とされ、圧縮率は低とされる。同様に、大容量記録モードで取得される音声データは、低容量記録モードと比較して、圧縮率が低く、かつ、サンプリングレートが高くなっている。
このような画像データ及び音声データのRAM24への記憶(ステップS12)は、ドライブレコーダ2bの起動中にわたって、ドライブレコーダ2bが停止するまで繰り返し実行される。そして、このドライブレコーダ2bの起動中において、所定の条件を満足すると(ステップS13,S15,S17にてYes)、各種データがメモリカード9に記録される。
ステップS13においては、運行データD1を記録すべき所定の第1周期であるかが判断され、第1周期であれば運行データD1がメモリカード9に記録される(ステップS14)。これにより、運行データD1の内容が例えば10秒ごとに追加されていく。運行データD1には、その時点の車両Bの位置、速度及び加速度などが含まれている。車両Bの位置はGPS受信部29で得られる位置情報が利用され、車両Bの速度は車速センサ41で得られる走行速度が利用され、加速度は加速度センサ28で得られる加速度が利用される。
ステップS15においては、常時記録データD4を記録すべき所定の第2周期であるかが判断され、第2周期であれば常時記録データD4がメモリカード9に記録される(ステップS16)。これにより、画像データと音声データとを含む常時記録データD4が、例えば1秒ごとにメモリカード9に記録される。常時記録データD4の画像データとしては、RAM24のリングバッファに記憶された画像データのうちの最新のものが利用される。
低容量記録モードの場合は、常時記録フォルダF4の直下に常時記録データD4がそのまま記録される。一方、大容量記録モードの場合は、常時記録フォルダF4のサブフォルダF40内に常時記録データD4が記録される。サブフォルダF40が無い場合や、既存のサブフォルダF40内のファイル数が所定数を超える場合は、新たなサブフォルダF40が作成されることになる。
また、ステップS17においては、所定のイベントが発生したかが判断される。所定のイベントが発生した場合は、例えば、そのイベントの発生前の12秒間と発生後の8秒間との合計20秒分の画像データと音声データとが、RAM24のリングバッファから読み出される。そして、読み出された画像データと音声データとが利用されて一つの動画データが生成され、メモリカード9に記録される(ステップS18)。さらに、イベント発生時点の車両Bの位置、速度及び加速度などの車両Bの状況を示す運行データも、メモリカード9に記録される(ステップS19)。
本実施の形態のドライブレコーダ2bにおいて、所定のイベントが発生したと判断される条件は、下記の条件(A)〜(D)である。
(A)加速度センサ28において所定以上の加速度が所定時間以上継続して検出された場合。例えば、0.40G以上の加速度が100ミリ秒以上継続して検出された場合。
(B)車速センサ41が検出した車両Bの所定の期間内の速度差が、閾値以上となった場合。例えば、速度60km/h以上で走行中に1秒間の減速が14km/h以上となった場合。
(C)記録スイッチ34がユーザにより操作された場合。
(D)ドアセンサ42においてドアの開が検出された場合。
条件(A)は、比較的強い加速度が発生しており、車両Bの衝突事故発生の蓋然性が高い状況である。条件(B)は、急減速となっており事故が急迫した蓋然性が高い状況である。条件(C)は、ユーザ(主に車両Bの乗務員)がデータの記録を必要と判断した状況である。条件(D)は、トラブルが生じやすい、乗客が乗降する状況である。
なお、条件(A)〜(D)に示したイベントの発生条件はあくまで一例であり、データ処理装置1を利用することで任意に変更可能である。また、発生したイベントの種類によっては、動画データに代えて音声データが記録されるようにすることも可能である。例えば、条件(D)では、音声データのみの記録とすることが考えられる。いずれのイベントで、動画データ及び音声データのいずれを記録するかは、データ処理装置1を利用することで任意に設定可能である。
低容量記録モードの場合に動画データD2を記録するときには、動画フォルダF2の直下に動画データD2がそのまま記録される。一方、大容量記録モードの場合に動画データD2を記録するときには、動画フォルダF2のサブフォルダF20内に動画データD2が記録される。サブフォルダF20が無い場合や、既存のサブフォルダF20内のファイル数が所定数を超える場合は、新たなサブフォルダF20が作成されることになる。
また、低容量記録モードの場合に音声データD3を記録するときには、音声フォルダF3の直下に音声データD3がそのまま記録される。一方、大容量記録モードの場合に音声データD3を記録するときには、音声フォルダF3のサブフォルダF30内に音声データD3が記録される。サブフォルダF30が無い場合や、既存のサブフォルダF30内のファイル数が所定数を超える場合は、新たなサブフォルダF30が作成されることになる。
このようにして、ドライブレコーダ2bにおいては、低容量記録モードと大容量記録モードとで異なる記録方式(具体的には、異なるデータ形式、かつ、異なるフォルダ構造)で、データをメモリカード9に記録することになる。
以上のように、本実施の形態のドライブレコーダ2bにおいては、レコーダ用アプリケーションの古いバージョンが対応可能な旧記録方式の低容量記録モードと、レコーダ用アプリケーションの新しいバージョンが対応可能で古いバージョンが対応できない新記録方式の大容量記録モードとを有している。そして、ドライブレコーダ2bは、複数の記録モードのうちから選択された記録モードの記録方式でメモリカード9にデータを記録する。このため、新タイプのドライブレコーダ2bを低容量記録モードで動作させることで、旧タイプのドライブレコーダ2aのみに対応する古いバージョンのレコーダ用アプリケーションを利用した場合でも、新タイプのドライブレコーダ2bで記録したデータを正常に処理することができる。このため、旧タイプのドライブレコーダ2aと、新タイプのドライブレコーダ2bとが混在している場合でも、新たなバージョンのレコーダ用アプリケーションを導入することなく、すべてのドライブレコーダ2のデータの読出や再生を正常に行うことができることになる。
また、メモリカード9の規格に対応して記録モードを選択するため、実際の記録対象となるメモリカード9の規格に適した記録方式でデータを記録できる。すなわち、メモリカード9がSDカードであれば旧記録方式の低容量記録モードでデータを記録でき、メモリカード9がSDHCカードであれば新記録方式の大容量記録モードでデータを記録できる。
また、旧タイプのドライブレコーダ2aと新タイプのドライブレコーダ2bとが混在している状態では、メモリカード9としてSDカードのみを用いれば低容量記録モードでデータを自動的に記録できることから、各車両Bに搭載されたドライブレコーダ2bごとに記録モードを手動で選択する必要もない。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施形態は、記録モード選択処理(図7のステップS11)のみが第1の実施の形態と異なっている。第2の実施の形態では、ドライブレコーダ2b側で自動的に選択された記録モードを、ユーザが所望の記録モードに変更できるようになっている。すなわち、メモリカード9がSDHCカードであってもユーザの指示により低容量記録モードを選択でき、逆に、メモリカード9がSDカードであってもユーザの指示により大容量記録モードを選択できるようになっている。
また、このようにメモリカード9の規格と実際に記録に用いられる記録方式とが対応しないこともあることから、既にデータが記録済のメモリカード9を記録対象とする場合は、メモリカード9への記録に用いられた記録方式を判別し、当該記録方式に対応する記録モードを選択するようにしている。
図9は、第2の実施の形態の記録モード選択処理の流れを示す図である。この処理の開始時点でも、データの記録対象となるメモリカード9がカードスロット26に装着されているものとする。
まず、カードスロット26に装着されたメモリカード9においてデータが記録済か否かが判別される(ステップS31)。データが記録済か否かは、メモリカード9内の運行データD1や常時記録データD4の有無などで判別することができる。
メモリカード9においてデータが記録されていない場合は(ステップS31にてNo)、第1の実施の形態と同様にメモリカード9の規格が判別される(ステップS32)。そして、メモリカード9がSDHCカードである場合は(ステップS33にてYes)大容量記録モードが選択され(ステップS34)、メモリカード9がSDカードである場合は(ステップS33にてNo)低容量記録モードが選択される(ステップS35)。
このようにCPU21の制御によりメモリカード9の規格に合わせて記録モードが自動的に選択されるが、その後、ユーザは操作部35を操作することで記録モードを選択する指示を行うことができる。
このようなユーザからの指示があった場合は(ステップS36にてYes)、ユーザの指示に基づいて記録モードが選択される。すなわち、ユーザの指示が大容量記録モードの場合は大容量記録モードがその後の記録モードとして選択され、ユーザの指示が低容量記録モードの場合は低容量記録モードがその後の記録モードとして選択されることになる(ステップS37)。
このようにユーザが任意に記録モードを選択することができるため、ユーザ所望の記録方式でデータをメモリカード9に記録することができる。このため、SDHCカードを利用する場合であっても、SDカードに合わせた旧記録方式でデータをメモリカード9に記録することができる。したがって、例えば、データ処理装置1のレコーダ用アプリケーションとして古いバージョンが採用されている場合においてSDHCカードを利用しても、ドライブレコーダ2bで記録したデータを正常に処理することができる。
また一方、メモリカード9においてデータが記録されている場合は(ステップS31にてYes)、メモリカード9の記録内容に基づいて、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が判別される(ステップS38)。すなわち、メモリカード9が旧記録方式及び新記録方式のいずれで記録されているかが判別される。メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式は、例えば、データが記録されているフォルダの構造によって判別することができる。
そして、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が新記録方式であれば(ステップS39にてYes)、大容量記録モードが選択される(ステップS40)。一方、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が旧記録方式であれば(ステップS39にてNo)、低容量記録モードが選択される(ステップS41)。
このように、メモリカード9にデータが記録済の場合は、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が判別され、その記録方式に対応する記録モードが選択される。このため、データが記録済のメモリカード9に対して、記録方式を変更せずにデータを追加で記録することができることとなる。
なお、このようにメモリカード9への記録に用いられた記録方式に基づいてCPU21の制御により自動的に記録モードが選択された後に、ユーザが操作部35を操作することで記録モードを選択できるようになっていてもよい。この場合は、追加で記録するデータを、既に存在するデータとは異なる記録方式で記録することになる。
また、ユーザからの指示のみに基づいて記録モードが選択されるようになってもよい。この場合、ユーザの指示が無い場合はデフォルトの記録モードとして、低容量記録モード及び大容量記録モードのいずれかが選択されることになる。このデフォルトの記録モードを、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
また、上記では、メモリカード9への記録に用いられた記録方式をフォルダの構造に基づいて判別していたが、メモリカード9にデータの記録に用いた記録方式を示す情報を記録しておき、この情報に基づいて記録方式を判別するようにしてもよい。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。上記実施の形態では、データ処理装置1のレコーダ用アプリケーションのバージョンを考慮せずに記録モードを選択していたが、第3の実施の形態では、実際のレコーダ用アプリケーションのバージョンに合わせて記録モードを選択するようにしている。第3の実施の形態は、記録準備処理(図6のステップS1)と、記録モード選択処理(図7のステップS11)とが第1の実施の形態と異なっている。
図10は、第3の実施の形態のデータ処理装置1によりなされる記録準備処理の流れを示す図である。
まず、メモリカード9がフォーマットされて全てのデータが消去される(ステップS51)。続いて、ドライブレコーダ2に設定すべき各種の設定パラメータを含む設定ファイルD0がメモリカード9に記録される(ステップS52)。
次に、レコーダ用アプリケーションのバージョンを示すバージョン情報が、メモリカード9に記録される(ステップS53)。このバージョン情報は、例えば、専用のファイルに記録される。また、設定ファイルD0にバージョン情報を記録するようにしてもよい。
図11は、第3の実施の形態の記録モード選択処理の流れを示す図である。この処理の開始時点でも、データの記録対象となるメモリカード9がカードスロット26に装着されているものとする。
まず、カードスロット26に装着されたメモリカード9からバージョン情報が読み出される(ステップS61)。
このとき、バージョン情報が取得できない場合は(ステップS62にてYes)、レコーダ用アプリケーションがバージョン情報の記録機能がない古いバージョンであると判断され、低容量記録モードが選択される(ステップS65)。
一方、バージョン情報が取得できた場合は(ステップS62にてNo)、バージョン情報が示すレコーダ用アプリケーションのバージョンがSDHCに対応しているものであるときは(ステップS63にてYes)、大容量記録モードが選択される(ステップS64)。また、バージョン情報が示すレコーダ用アプリケーションのバージョンがSDHCに対応していないものであるときは(ステップS63にてNo)、低容量記録モードが選択される(ステップS65)。
このように、バージョン情報に基づいて記録モードを選択するため、実際のレコーダ用アプリケーションに合わせて適切な記録モードを選択することが可能となる。これにより、実際のレコーダ用アプリケーションが対応可能な記録方式で、データをメモリカード9に記録することができる。
なお、このようにバージョン情報に応じてCPU21の制御により自動的に記録モードが選択された後に、ユーザが操作部35を操作することで記録モードを選択できるようになっていてもよい。
<4.データ処理装置>
上記説明では、旧記録方式のみに対応する古いバージョンのレコーダ用アプリケーションを利用する場合について主に説明した。以下では、旧記録方式及び新記録方式に対応可能な新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションによる処理について説明する。
図12は、新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションが採用されたデータ処理装置1におけるデータ読出処理(図6のステップS5)の流れを示す図である。この処理の場合においては、メモリカード9のデータは、ドライブレコーダ2において新記録方式及び旧記録方式のいずれかで記録されている。
まず、メモリカード9の記録内容に基づいて、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が判別される(ステップS71)。すなわち、メモリカード9が旧記録方式及び新記録方式のいずれで記録されているかが判別される。メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式は、例えば、データが記録されているフォルダの構造によって判別することができる。なお、メモリカード9にデータの記録に用いた記録方式を示す情報を記録しておき、この情報に基づいて記録方式を判別するようにしてもよい。
そして、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が新記録方式であれば(ステップS72にてYes)、新記録方式に対応する読出方式でデータが読み出される(ステップS73)。すなわち、図5に示すフォルダ構造からデータの読み出されることになる。
続いて、新記録方式に対応する再生方式で、読み出されたデータが再生される(ステップS74)。すなわち、新記録方式で記録されるデータ量が比較的多い動画データの形式及び音声データの形式に応じた再生方式で、動画データ及び音声データが再生されることになる。
一方、メモリカード9へのデータの記録に用いられた記録方式が旧記録方式であれば(ステップS75にてNo)、旧記録方式に対応する読出方式でデータが読み出される(ステップS75)。すなわち、図4に示すフォルダ構造からデータの読み出されることになる。
続いて、旧記録方式に対応する再生方式で、読み出されたデータが再生される(ステップS76)。すなわち、旧記録方式で記録されるデータ量が比較的少ない動画データの形式及び音声データの形式に応じた再生方式で、動画データ及び音声データが再生されることになる。
このように、新しいバージョンのレコーダ用アプリケーションにおいては、ドライブレコーダ2が記録したメモリカード9の記録内容に基づいてメモリカード9への記録に用いられた記録方式を判別し、その記録方式に対応する処理方式でデータを処理する。このため、ドライブレコーダ2において、新記録方式及び旧記録方式のいずれでデータが記録された場合であっても、データを正常に処理することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、大容量記録モード及び低容量記録モードについて説明を行ったが、大容量記録モード及び低容量記録モード以外の記録モードがあってもよい。例えば、SDXC規格に合わせた記録方式の記録モードなどが考えられる。
また、上記実施の形態では、メモリカード9の規格に合わせて記録方式が異なっていたが、メモリカードの規格とは無関係に複数の記録方式があり、それら複数の記録方式に対応する複数の記録モードがある場合であっても、上記で説明した技術を適用可能である。
また、上記実施の形態では、ドライブレコーダシステム100をタクシー事業を行う事業者に適用した場合を例に説明したが、トラック、バス及び商用車などの業務用の車両を複数台使用して業務を行う事業者であれば、どのような事業者にも適用可能である。
また、上記実施の形態では、可搬性の記録媒体としてメモリカード9を採用するとして説明を行ったが、読み書き可能なCD−ROMなどの記録ディスクや、可搬性のハードディスクなどを採用してもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。
1 データ処理装置
2 ドライブレコーダ
9 メモリカード
A 事業所
B 車両
21 CPU
35 操作部
251 プログラム

Claims (11)

  1. 車両に搭載され、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録するドライブレコーダであって、
    前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードを有し、
    前記複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する選択手段と、
    選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 請求項1に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記記録媒体の規格には、第1規格と、前記第1規格よりも最大容量が多い第2規格とが存在し、
    前記第1記録モードは、前記第1規格の前記記録媒体に合わせた記録方式の記録モードであり、
    前記第2記録モードは、前記第2規格の前記記録媒体に合わせた記録方式の記録モードであることを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 請求項2に記載のドライブレコーダにおいて、
    データの記録対象となる前記記録媒体の規格を判別する手段、
    をさらに備え、
    前記選択手段は、判別された前記記録媒体の規格に応じて記録モードを選択することを特徴とするドライブレコーダ。
  4. 請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、
    データの記録対象となる前記記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する手段、
    をさらに備え、
    前記選択手段は、判別された前記記録方式に応じて記録モードを選択することを特徴とするドライブレコーダ。
  5. 請求項1または2に記載のドライブレコーダにおいて、
    データの記録対象となる前記記録媒体から、前記アプリケーションのバージョンを示すバージョン情報を取得する手段、
    をさらに備え、
    前記選択手段は、前記バージョン情報に応じて記録モードを選択することを特徴とするドライブレコーダ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のドライブレコーダにおいて、
    ユーザからの指示を受け付ける手段、
    をさらに備え、
    前記選択手段は、前記ユーザからの指示に基づいて前記記録モードを選択可能であることを特徴とするドライブレコーダ。
  7. 車両に搭載されるドライブレコーダにおいて、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録する方法であって、
    前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する工程と、
    選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する工程と、
    を備えることを特徴とする記録方法。
  8. 車両に搭載され、該車両に係るデータを可搬性の記録媒体に記録するドライブレコーダに含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    前記ドライブレコーダで記録されたデータを処理するアプリケーションの第1バージョンが対応可能な記録方式でデータを記録する第1記録モードと、前記第1バージョンと異なる第2バージョンが対応可能で前記第1バージョンが非対応の記録方式でデータを記録する第2記録モードとを含む複数の記録モードのうちから一つの記録モードを選択する工程と、
    選択された記録モードの記録方式で前記記録媒体にデータを記録する工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理するデータ処理装置であって、
    前記ドライブレコーダが記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する手段と、
    判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する手段、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理する方法であって、
    前記ドライブレコーダがデータを記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する工程と、
    判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する工程と、
    を備えることを特徴とするデータ処理方法。
  11. 車両に搭載されるドライブレコーダにおいて複数の記録方式のいずれかで記録されたデータを処理するコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    前記ドライブレコーダがデータを記録した記録媒体の記録内容に基づいて、前記記録媒体への記録に用いられた記録方式を判別する工程と、
    判別された前記記録方式に対応する処理方式でデータを処理する工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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