JP6033259B2 - 収納容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、収納容器に係り、特に、剛性が高く、製造効率が高い車両用の収納容器に関する。
従来、車両の部品に取り付けられる収納容器として、底壁、両端壁、両側壁から構成された方形箱状から成り、スナップ−アクション・ファスナーによってリアシートのシートバックの後背面に取り付けられる容器が知られている(特許文献1)。
この収納容器の内底には、剛性を高めるために、方形ワイヤフレームが配設されている。具体的には、方形ワイヤフレームは、収納容器の底壁と両端壁、及び底壁と両側壁との間に袋縫いして配設されている。
また、特許文献2には、車内のシートバックの後背面に、布製の手提げバッグをスナップホックによって着脱可能に取り付ける技術が開示されている。
特開2012−236545号公報 特開2002−301991号公報
しかしながら、特許文献1に記載された収納容器においては、ワイヤフレームを収納容器の内底にはめ込んだ状態で縫合する必要があるために製造効率が低かった。
また、特許文献2に記載された手提げバッグにおいては、布製であることから、軽量であり車両の部品の一部としては好適であるが、剛性が低いために物を入れたときに底が沈み、収納物が沈んだ部位に偏って配置されてしまうことで収納の安定性が低かった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、剛性を有し、製造効率が高く、軽量な収納容器を提供することにある。
前記課題は、本発明に係る収納容器によれば、車両の部品に取り付けられる収納容器であって、前記部品に取り付けられる第1の壁と、該第1の壁の一端側に接続され、使用状態において第1方向に延在する第2の壁と、該第2の壁における前記第1の壁が接続されている側の逆側に接続され、使用状態において前記第1方向と異なる第2方向に延在する第3の壁と、前記第1の壁と前記第2の壁との間、前記第2の壁と前記第3の壁との間にそれぞれ形成された屈曲部と、前記第1の壁と前記第2の壁と前記第3の壁の少なくともいずれかの一部を覆う表皮と、を備え、前記屈曲部は、前記第1の壁と前記第3の壁とが前記第2の壁に対向するように折り畳み可能に接続しており、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁のそれぞれの少なくとも一部は、中を成すようにブロー成形にて樹脂で成形されており、前記中空部は、一又は複数の補強壁部を備え、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁のそれぞれの少なくとも一部には、前記補強壁部を周壁とした木目込み溝が設けられており、前記表皮の端末は、前記木目込み溝に挟み込まれて接着されていることを特徴とする収納容器。
上記構成のように、折り畳み可能に形成された収納容器において、収納容器が第1の壁と第2の壁と第3の壁とによって構成されることで、ワイヤフレームを収納容器内に設けなくても剛性が得られ、ブロー成形により形成されるため組み付け作業効率が向上するとともに、中空構造であることで軽量な収納容器を提供することができる。さらに表皮が、その端末を木目込み溝に挟み込まれて木目込み接着されていることで、表皮を第1の壁、第2の壁又は第3の壁に接着させるためのスペースを別個に形成する必要がないため、収納容器の小型化が可能となる。
また、前記屈曲部は、薄肉ヒンジであり、ブロー成形によって、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁と一体に形成されていてもよい。
また、前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁が折り畳まれたときにそれぞれが当接する面に交差する向きに形成されていると好ましい。
上記構成のように、補強壁部が形成されていることで、折り畳み状態における収納容器の剛性を高めることができる。
また、前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれかにおける前記屈曲部が形成されている側の端部の近傍、及び前記屈曲部が形成されていない側の端部の近傍に形成されていると好ましい。
上記構成のように、補強壁部が、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれかにおける前記屈曲部が形成されている側の端部の近傍、及び前記屈曲部が形成されていない側の端部の近傍に形成されていることで、折り畳み時に荷重のかかりやすい部位の剛性を高めることができる。
また、前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の前記中空を成す部位に形成されていると好ましい。
上記構成によれば、中空を成す部位に補強壁部が形成されていることで、剛性の低い中空部の剛性を高めることができる。
また、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれかの一部を覆う他の表皮を備え、該他の表皮は、ブロー成形によって前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁と一体的に形成されていると好ましい。
上記構成によれば、他の表皮が、ブロー成形によって第1の壁、第2の壁又は第3の壁と一体的に形成されていることで、収納容器の製造効率を高めることができる。
前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれか一の壁に、前記屈曲部の近傍にあり、折り畳み時に他の壁と当接する当接部が形成されており、前記他の壁には、前記当接部に当接する面に交差する方向に延在する他の補強壁部が形成されていると好ましい。
上記構成によれば、当接部に当接する面に交差する方向に延在する他の補強壁部が形成されていることで、収納容器の折り畳み時に、第1の壁、第2の壁又は第3の壁の少なくともいずれか一の壁が他の壁に当接して加わる荷重に対する剛性を高めることができる。
前記他の壁における前記当接部に当接する部位は、周囲よりも高く形成されていると好ましい。
上記構成によれば、他の補強壁部が形成された当接部に当接する部位を周囲よりも高く形成させることで、剛性が高い部分で一の壁に当接させることができ、収納容器全体としての剛性を高めることができる。
本発明によれば、ワイヤフレームを収納容器内に設けなくても剛性が得られ、ブロー成形により形成されるため組み付け作業効率が向上するとともに、中空構造であることで軽量な収納容器を提供することができる。
また、本発明によれば、折り畳み状態における収納容器の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、折り畳み時に荷重のかかりやすい部位の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、表皮を第1の壁、第2の壁又は第3の壁に接着させるためのスペースを別個に形成する必要がないため、収納容器の小型化が可能となる。
また、本発明によれば、中空を成す部位に補強壁部が形成されていることで、剛性の低い中空部の剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、収納容器の製造効率を高めることができる。
また、本発明によれば、収納容器の折り畳み時に、第1の壁、第2の壁又は第3の壁の少なくともいずれか一の壁が他の壁に当接して加わる荷重に対する剛性を高めることができる。
また、本発明によれば、剛性が高い部分で一の壁に当接させることができ、収納容器全体としての剛性を高めることができる。
本実施形態に係る収納容器を示す前側斜視図である。 収納容器を折り畳んだ状態を示す側面図である。 収納容器の前側正面図である。 収納容器の底面図である。 収納容器の背面図である。 図1のVI-VI断面図である。 図6のVII部分を拡大して示す後壁の断面図である。
本願発明の実施形態に係る収納容器1について、図面を参照して説明する。まず、収納容器1の全体の概略構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここで図1は、本実施形態に係る収納容器1を示す前側斜視図、図2は、収納容器1を折り畳んだ状態を示す側面図である。
収納容器1は、車両におけるシートバック、ドアトリム又は荷室の仕切り壁等の図示せぬ部品に取り付けられて、乗員の荷物などを収納するものである。
収納容器1は、車内の部品に取り付けられる前壁2と、前壁2の下側端部(一端側)に接続された底壁4と、底壁4における前壁2が接続されている側の逆側に接続された後壁3と、から構成される。より具体的には、前壁2は、鉛直方向であるZ方向から約10〜30度だけ後壁3側に傾いた方向(本願発明に係る第2方向、斜め上方向ともいう、以下同じ)に延在している。また、底壁4は、使用状態において下側端部からY方向(本願発明に係る第1方向、後ろ方向ともいう、以下同じ)に延在し、後壁3は、斜め上方向に使用状態において底壁4の後ろ側端部から延在している。
なお、図1等に示すX方向は、水平面の一方向、Y方向は、水平面上にありX方向に垂直な方向、Z方向は、X方向及びY方向に垂直な方向を指す。また、使用状態とは、収納容器1を使用する状態のことをいい、収納容器1内に物を収納可能なように収納容器1が開かれた状態のことをいう。
前壁2は、本願発明に係る第1の壁に相当し、収納容器1を車内の部品に取り付けるためのものである。前壁2は、樹脂製であり板状である前ベース11を基礎として構成されている。
前ベース11は、車内の部品に取り付けられる部位であり、Y方向に厚みを有し、斜め上方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
更に、前壁2は、前ベース11のX方向の両端側において、使用状態においてY方向の後述する後壁3側に取り付けられて斜め上方向に延在する前プレート13を2枚備える。
2枚の前プレート13は、可撓性部材を有する後述する2枚の側壁5のそれぞれの端末を前ベース11との間で挟持した状態で、締結ネジ14によって前ベース11にそれぞれ締結されている。
そして、前壁2の収納空間に面する側における2枚の側壁5の間には、化粧カバー16が取り付けられている。化粧カバー16は、車内の部品に取り付けるための取付具を収納空間側から覆って外観を良好にするためのものであり、図6に一部を示す複数のスナップフィット16aによって取り付けられている。
底壁4は、本願発明に係る第2の壁に相当し、収納容器1に収納される収納物を下方から支持するためのものである。底壁4は、樹脂製であり板状である底ベース51を基礎として構成されている。
底ベース51は、前ベース11の下端側に前−底連結部30を介して一体的に接続されており、使用状態においてZ方向に厚みを有し、Y方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
図2に示す前−底連結部30は、本願発明に係る屈曲部に相当し、薄肉ヒンジであり、前ベース11及び底ベース51の長手方向(X方向)の長さと略等しい長さで、前ベース11と底ベース51とに一体的に形成されている。
更に、底壁4は、底ベース51におけるX方向の両端側に、使用状態においてZ方向上側に取り付けられてY方向に延在する底プレート53を2枚備える。
2枚の底プレート53は、可撓性部材を有する後述する2枚の側壁5のそれぞれの端末を底ベース51との間で挟持した状態で、締結ネジ54によって底ベース51にそれぞれ締結されている。更に、底プレート53には、前壁2側であるZ方向に突出する係合突起56が一体的に形成されている。この係合突起56は、前プレート13において対応する位置に形成された図示せぬ係合穴と係合して、収納容器1の折り畳まれた状態を保持するものである。
後壁3は、本願発明に係る第3の壁に相当し、収納容器1に収納される収納物を後方から支持するためのものである。後壁3は、樹脂製であり板状である後ベース31を基礎として構成されている。
後ベース31の下端側は、底ベース51のY方向後端側に底−後連結部70を介して一体的に接続されており、使用状態においてY方向に厚みを有し、Z方向を短手方向、X方向を長手方向として延在している。
底−後連結部70は、本願発明に係る屈曲部に相当し、薄肉ヒンジであり、後ベース31及び底ベース51の長手方向(X方向)の長さと略等しい長さで、後ベース31と底ベース51と一体的に形成されている。
更に、後壁3は、後ベース31におけるX方向の両端側に、使用状態において前側に取り付けられて斜め上方向に延在する後プレート33を2枚備える。
2枚の後プレート33は、可撓性部材を有する後述する2枚の側壁5のそれぞれの端末を後ベース31との間で挟持した状態で、締結ネジ34によって後ベース31にそれぞれ締結されている。
側壁5は、収納容器1に収納される収納物を側方(X方向)から支持するためのものである。側壁5は、樹脂製、繊維状であり、上記のようにその端末を前壁2、後壁3及び底壁4に接続固定されている。
上記のように構成された前ベース11、後ベース31、底ベース51、前−底連結部30及び底−後連結部70は、ブロー成形によって一体的に形成されており、生産効率が高められている。このブロー成形によって、前ベース11に中空部11a、後ベース31に中空部31a、底ベース51に中空部51aが形成されており、軽量化が図られている。
また、収納容器1を折り畳んだ状態、換言すると、前−底連結部30を屈曲させて、前壁2と底壁4とが当接する状態であって、底−後連結部70を屈曲させて、後壁3と底壁4とが当接する状態では、図2に示すように、底プレート53に前プレート13と後プレート33とが当接した状態となる。
そして、後ベース31のZ方向長さと、前ベース11のZ方向長さの合計は、底ベース51のY方向長さと略等しく形成されていると好ましい。このように形成されていると、図2に示す収納容器1を折り畳んだときに、前ベース11と後ベース31とが隣接した状態となるため空間が有効に活用される。
更に、図2に示すように、後ベース31における後プレート33に接する面の逆側の外面には外表皮41が形成され、底ベース51における底プレート53に接する面の逆側の外面には外表皮61が形成されている。
この外表皮41,61は、ニードルパンチを原反とし、前ベース11、後ベース31及び底ベース51と共に加熱軟化させて一体的にブロー成形することにより形成されている。
次に、図1及び図2に加え、図3〜図7を参照して、各部材の補強部位について説明する。ここで、図3は、収納容器1の前側正面図、図4は、収納容器1の底面図、図5は、収納容器1の背面図、図6は、図1のVI-VI断面図、図7は、図6のVII部分を拡大して示す後壁3の断面図である。
図3及び図6に示すように、前壁2の中空部11aには、中空部11a内において前後(板厚方向に略等しい方向、換言すると、図2に示す折り畳み状態のときに前壁2における底壁4に当接する面に交差する方向)に接続されたリブ17が形成されている。リブ17は、中空部11aが形成された前ベース11の剛性を高めるためのものであり、前壁2に沿ってX方向に延在して形成されている。
また、図4〜図6に示すように、底壁4の中空部51aには、中空部51a内において板厚方向に接続されてX方向に平行に延在するリブ52が形成されている。リブ52は、中空部51aが形成された底ベース51の剛性を高めるためのものである。
また、底ベース51の中空部51aにおける使用状態において上側にある長円状の周縁には、木目込み溝57が形成されている。木目込み溝57は、図6に示す内表皮60の端末を木目込み接着するための溝である。そして、木目込み溝57を形成する周壁57aは、底ベース51の板厚方向に延在しており、底ベース51の剛性を高める機能を有する。
また、図4〜図7に示すように、後ベース31の中空部31aにおける使用状態におけるY方向前側には、X方向に延在する木目込み溝37が上下の端部側に並列に形成されている。木目込み溝37は、図6及び図7に示す内表皮40の端末を木目込み接着するための溝である。そして、木目込み溝37を形成する周壁37aによって肉厚になることで、後ベース31の剛性が高められている。
上記のリブ17,52及び周壁37a,57aは、本願発明に係る補強壁部に相当し、収納容器1が折り畳まれた状態において当接する面に交差する方向、より好ましくはそれぞれの壁の板厚方向に延在するように形成されている。このようにリブ17,52及び周壁37a,57aが形成されていることで、収納容器1が折り畳まれて前壁2、後壁3及び底壁4が当接する際に、これらに生じる荷重に対する剛性が高められている。
特に、リブ17及び周壁57aは、前−底連結部30の近傍に形成されており、周壁37a,57aは、底−後連結部70の近傍に形成されている。このように形成されていることで、前−底連結部30を中心に前壁2に対して回動する底壁4、及び底−後連結部70を中心に底壁4に対して回動する後壁3、それぞれの回動の際に、梃子の原理により大きな荷重が生じやすい部位の剛性を好適に高めることができる。
また、底−後連結部70の近傍にある後ベース31に形成された木目込み溝37及び周壁37aと、底−後連結部70の近傍にある底ベース51に形成された木目込み溝57及び周壁57aは、収納容器1を折り畳んだ状態で対向する位置に形成されている。
このように形成されていることで、収納容器1を折り畳んだときに、周壁37aと周壁57aとが側壁5を介して木目込み接着された内表皮40の端末を木目込み溝37,57側に押すこととなり、木目込み接着状態が安定することとなる。
ここで、内表皮40は、外観を良好にするものであり、後ベース31側に設けられたウレタン層40bと、当該ウレタン層40bを覆って接着され、シボ加工が施されたPVCから成る表皮層40aとから構成されており、約3mm程度の厚さで形成されている。なお、後壁3の内表皮40と同様の構成で、底壁4にも内表皮60が設けられている。このように、内表皮40,60がウレタン層40bを備えることで、収納容器1内に収納された物を車両の揺れから保護することができる。そして、内表皮40,60を木目込み溝37,57によって他の部材を取り付けることなく後壁3及び底壁4に取り付けることができる。
また、図2に示すように、前ベース11、後ベース31及び底ベース51におけるそれぞれのX方向の両端部には、周囲よりも対向する壁側に位置するように一段高く形成された当接部15a,15b,35a,35b,55a,55bが形成されている。
具体的には、前ベース11に取り付けられた前プレート13に、折り畳み状態においてZ方向における両隣に当接部15a,15bが形成されている。同様に、後ベース31に取り付けられた後プレート33に、折り畳み状態においてZ方向における両隣に当接部35a,35bが形成され、底ベース51に取り付けられた底プレート53に、折り畳み状態においてZ方向における両隣に当接部55a,55bが形成されている。
当接部15a,15b,35a,35b,55a,55bは、中空に形成されており、その収納空間側の面は、隣接する前プレート13、後プレート33又は底プレート53と略面一若しくはこれらより僅かに収納空間側に突出して形成されている。
そして、当接部15a,15b,35a,35b,55a,55bにおける隣接する前プレート13、後プレート33及び底プレート53に対向する面には側部15c,15d,35c,35d,55c,55dが形成されている。ここで、側部15c,15d,35c,35d,55c,55dは、本願発明に係る他の補強壁部に相当する。
この側部15c,15d,35c,35d,55c,55dは、収納容器1の折り畳み状態において対向する壁に対して当接する面に交差する方向に延在して形成されており、より好ましくは、当該当接する面に直交する方向に形成されている。このように、側部15c,15d,35c,35d,55c,55dが形成されていることで、その形成部分において肉厚に形成されていることと同様となり、折り畳みの際に加わる荷重に対する剛性が高まることとなる。
そして、収納容器1を折り畳んだ状態において当接部15b,35a,55a,55bが当接することで、図6に示す内表皮60上にスペースが形成され、そのスペースに側壁5が収納されることとなる。
上記の実施形態は、本願発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本願発明を限定するものではない。本願発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本願発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、前壁2と後壁3は、斜め上方向に延在するものとして説明した。この方向に延在するものであると、例えば、斜め上方向に延在するシートバックに取り付けるのに好適である。一方、シートバック以外のドアトリム、荷室の仕切り壁等に取り付ける場合には、取付部位の角度に合わせて任意に変更することができる。更には、前壁2と後壁3は、使用状態時に平行に延出するものに限られず、上側に先細りとなるように異なる角度で延出するものであってもよい。
また、上記実施形態においては、底壁4のみの中空部51a内にリブ52が形成されているものして説明したが、本願発明はこのような形態に限定されず、各壁の大きさに応じて中空部内にリブを形成して剛性を高めるようにしてもよい。
また、前壁2の収納空間側は化粧カバー16が覆われており、後壁3及び底壁4の収納空間側に内表皮40,60が覆われているものとして説明したが、これらの構成は、入れ替えたり、一部を除去したりしてもよい。
更には、内表皮40,60の一部を、ニードルパンチを原反として一体成形するようにしてもよく、逆に外表皮41,61の一部を、ウレタン層とPVC層から成るものを木目込み接着する構成を採用してもよい。
なお、収納容器は、サイド方向の収納された物の移動を制限するため側壁5を備えると望ましいが、例えば、雑誌等、一面側で接触面積が大きく一方向に移動しづらい物の収納を目的とするものであれば、必ずしも側壁5は必要な構成ではない。
1 収納容器
2 前壁(第1の壁)
3 後壁(第3の壁)
4 底壁(第2の壁)
5 側壁
11 前ベース
11a 中空部
13 前プレート
14 締結ネジ
15a,15b 当接部
15c,15d 側部(他の補強壁部)
16 化粧カバー
16a スナップフィット
17 リブ(補強壁部)
30 前−底連結部
31 後ベース
31a 中空部
33 後プレート
34 締結ネジ
35a,35b 当接部
35c,35d 側部(他の補強壁部)
37 木目込み溝
37a 周壁(補強壁部)
40 内表皮
40a 表皮層
40b ウレタン層
41 外表皮
51 底ベース
51a 中空部
52 リブ(補強壁部)
53 底プレート
54 締結ネジ
55a,55b 当接部
55c,55d 側部(他の補強壁部)
56 係合突起
57 木目込み溝
57a 周壁(補強壁部)
60 内表皮
61 外表皮
70 底−後連結部

Claims (8)

  1. 車両の部品に取り付けられる収納容器であって、
    前記部品に取り付けられる第1の壁と、
    該第1の壁の一端側に接続され、使用状態において第1方向に延在する第2の壁と、
    該第2の壁における前記第1の壁が接続されている側の逆側に接続され、使用状態において前記第1方向と異なる第2方向に延在する第3の壁と、
    前記第1の壁と前記第2の壁との間、前記第2の壁と前記第3の壁との間にそれぞれ形成された屈曲部と、
    前記第1の壁と前記第2の壁と前記第3の壁の少なくともいずれかの一部を覆う表皮と、を備え、
    前記屈曲部は、前記第1の壁と前記第3の壁とが前記第2の壁に対向するように折り畳み可能に接続しており、
    前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁のそれぞれの少なくとも一部は、中を成すようにブロー成形にて樹脂で成形されており、
    前記中空部は、一又は複数の補強壁部を備え、
    前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁のそれぞれの少なくとも一部には、前記補強壁部を周壁とした木目込み溝が設けられており、
    前記表皮の端末は、前記木目込み溝に挟み込まれて接着されていることを特徴とする収納容器。
  2. 前記屈曲部は、薄肉ヒンジであり、ブロー成形によって、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁及び前記第3の壁が折り畳まれたときにそれぞれが当接する面に交差する向きに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の収納容器。
  4. 前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれかにおける前記屈曲部が形成されている側の端部の近傍、及び前記屈曲部が形成されていない側の端部の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の収納容器。
  5. 前記補強壁部は、前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の前記中空を成す部位に形成されていることを特徴とする請求項乃至4のいずれか一項に記載の収納容器。
  6. 前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれかの一部を覆う他の表皮を備え、
    該他の表皮は、ブロー成形によって前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の収納容器。
  7. 前記第1の壁、前記第2の壁又は前記第3の壁の少なくともいずれか一の壁に、前記屈曲部の近傍にあり、折り畳み時に他の壁と当接する当接部が形成されており、
    前記他の壁には、前記当接部に当接する面に交差する方向に延在する他の補強壁部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の収納容器。
  8. 前記他の壁における前記当接部に当接する部位は、周囲よりも高く形成されていることを特徴とする請求項7に記載の収納容器。
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