JP6031237B2 - 物品陳列棚 - Google Patents
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Description
ベース棚は、支柱に係止するのではなく、ベース脚上に載置される。ベース棚の幅方向(支柱どうしが隣接する方向)への位置決めのため、ベース脚上に爪部材を取り付け、この爪部材にベース棚の両端部に形成された垂下片を係止させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、本発明の物品陳列棚は、床面に沿って延び、前記床面上に間隔を隔てて二本一対で設置され、先端部に開口を有する中空筒状で側面に開口が形成されたベース脚と、それぞれの前記ベース脚上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた支柱と、互いに隣接する二本の支柱どうしを連結する連結部材と、前記ベース脚の前記先端部の開口を塞ぐキャップと、二本一対の前記ベース脚上に設置されるベース棚と、を備え、前記キャップは、前記ベース脚の前記先端部の開口を覆うプレート部と、前記プレート部から延び、前記ベース脚の内部に挿入されるとともに前記ベース脚の前記側面の開口に嵌り込む係止レバーが形成された筒状部とを有し、前記ベース脚の前記先端部に装着した状態で、前記ベース脚の上面よりも上方に突出し、前記ベース棚の端部を、一対の前記ベース脚が並べられた方向への移動を規制するように係止可能な凸部が前記プレート部に形成され、前記ベース脚の前記先端部に対し、上下反転して装着が可能であり、前記ベース脚に対し、一端部を上方に位置させた状態では、前記一端部に前記ベース脚の上面よりも上方に前記凸部が突出形成され、他端部を上方に位置させた状態では、前記他端部が、前記ベース脚の上面と略同一面に位置するようになっている ことを特徴とする。
このような物品陳列棚は、キャップにベース棚が係止可能であるため、キャップ以外にベース棚を係止するための部品を設ける必要が無く、部品点数を減らすことができる。
また、キャップは、ベース脚の先端部に常に装着されているため、紛失してしまう恐れがない。
これによって、一対のベース脚が並べられた方向への移動をより確実に規制することができる。
また、ベース棚を取り付ける度に別部品を用意する必要が無いことから、ベース棚を容易に取り付けることができる
図1に示すように、物品陳列棚10は、床面に沿って延び、床面上に間隔を隔てて互いに平行に設置される二本一対のベース脚11と、各ベース脚11上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた二本一対の支柱12、12と、互いに隣接する二本の支柱12、12の下部どうしを互いに連結する下部連結材(連結部材)13と、互いに隣接する二本の支柱12、12の上部どうしを互いに連結する上部連結材(連結部材)14と、を備えている。
また、支柱12は、その両側面12a、12bに、下部連結材13、上部連結材14等を係止するため、長手方向に所定の間隔をあけて略矩形状の係止孔17Aやスリット17Bが複数貫通形成されている。
係止金具19は、連結バー18の少なくとも両側面に溶接されたプレート19a,19aと、プレート19a、19aに突出形成された係止フック19b、19bと、後述する最下段のベース棚60の後端部を係止する係止爪19c、19cと、を有する。
そして、下部連結材13は、両端に突出形成された係止フック19b、19bを両側の支柱12、12の係止孔17A、17Aに係止させることにより、両側の支柱12、12をその下部どうしにおいて互いに連結する。
係止金具21は、連結バー20の少なくとも両側面に溶接されたプレート21a,21aと、プレート21a、21aに突出形成された係止フック21b、21bと、を有する。そして、上部連結材14は、両端に突出形成された係止フック21b、21bを両側の支柱12、12のスリット17B、17Bに係止させることにより、両側の支柱12、12をその上部どうしにおいて互いに連結する。
ここで、キックプレート30は、ベース脚11、11間に設置した状態で、ベース脚11、11の上面11bと略同一面をなす上面部31と、ベース脚11、11の下面11aと略同一面をなす下面部32と、上面部31および下面部32の間に形成され、床面に直交する前面部33とからなる断面略C字状とされている。
係止フック34は、前面部33に連続して、前面部33の両側の端部33aよりもキックプレート30の長手方向に突出するプレート部34aと、プレート部34aの先端部から直交して下方に延びて形成された係止爪34bとからなる。
このスリット50は、筒状部42において、ベース脚11に装着したときに上下を向く面42c、42d側が開放端50eとされ、ベース脚11に装着した状態での上下方向に沿って、一定長連続して形成されている。このスリット50は、キャップ40をベース脚11に装着した状態で、上方にも開口するよう形成されている。
また、筒状部42の先端部側には、片持ち状に延びる係止レバー44が形成されている。この係止レバー44は、ベース脚11の側面に形成された開口11cに嵌り込むことで、キャップ40の抜け止めとして機能する。
そして、このスリット50に、係止フック34が係止されることで、キックプレート30がベース脚11,11に連結される。
そして、図7(a)に示すように、プレート部41の一端部41aを上方に位置させてベース脚11の先端部11sに装着した状態では、この一端部41aに、ベース脚11の上面11bよりも上方に延びる一対の爪部材(凸部)45,45が突出形成されている。
また、図7(b)に示すように、プレート部41の他端部41bを上方に位置させてベース脚11の先端部11sに装着した状態では、他端部41bが、ベース脚11の上面11bと略同一面に位置するようになっている。
すなわち、ベース棚60を設置する場合、キャップ40は、爪部材45、45が形成された一端部41aを上方に向けた状態でベース脚11に装着する。そして、図8、図9に示すように、爪部材45、45の間に、ベース棚60の両側の端板60aを差し込む。一本のベース脚11の両側にそれぞれベース棚60を設ける場合、一方の側のベース棚60の端板60aと、他方の側のベース棚60の端板60aとが、同じ爪部材45,45の間に差し込まれるようになっている。これにより、ベース棚60は、幅方向(隣り合う支柱12,12どうしが並ぶ方向)に固定される。
また、ベース棚60は、後端部の端板(図示無し)が、下部連結部材13に形成された係止爪19cに挿入されることで、前後方向(水平面内で隣り合う支柱12,12どうしが並ぶ方向に直交する方向)に固定される。
なお、本発明の物品陳列棚は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、スリット50をキャップ40の側面に形成するようにし、このスリット50にキックプレート30を係止させる構成としたが、これに限るものではなく、キックプレート30は、ベース脚11の側面や上面に係止するようにしても良い。
また、キャップ40のプレート部41の一端部41aに爪部材45,45が形成され、他端部41bは爪部材45,45を有さないようにし、ベース棚60の有無に応じて、キャップ40の上下を入れ替え可能とするようにしたが、これに限るものではない。
また、上記実施形態では、物品陳列棚10は、二本の支柱12,12のみを備える構成としたが、三本以上の支柱12を併設し、互いに隣接する二本の支柱12、12間を下部連結材13、上部連結材14で連結して棚板を設けるようにしても良い。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
11 ベース脚
11s 先端部
12 支柱
13 下部連結材(連結部材)
14 上部連結材(連結部材)
30 キックプレート
31 上面部
32 下面部
33 前面部
34 係止フック
40 キャップ
41 プレート部
42 筒状部
43 突起
44 係止レバー
45 爪部材(凸部)
50 スリット
60 ベース棚
Claims (2)
- 床面に沿って延び、前記床面上に間隔を隔てて二本一対で設置され、先端部に開口を有する中空筒状で側面に開口が形成されたベース脚と、
それぞれの前記ベース脚上に設けられて上方に延び、棚板が装着可能とされた支柱と、
互いに隣接する二本の支柱どうしを連結する連結部材と、
前記ベース脚の前記先端部の開口を塞ぐキャップと、
二本一対の前記ベース脚上に設置されるベース棚と、を備え、
前記キャップは、
前記ベース脚の前記先端部の開口を覆うプレート部と、前記プレート部から延び、前記ベース脚の内部に挿入されるとともに前記ベース脚の前記側面の開口に嵌り込む係止レバーが形成された筒状部とを有し、
前記ベース脚の前記先端部に装着した状態で、前記ベース脚の上面よりも上方に突出し、前記ベース棚の端部を、一対の前記ベース脚が並べられた方向への移動を規制するように係止可能な凸部が前記プレート部に形成され、
前記ベース脚の前記先端部に対し、上下反転して装着が可能であり、前記ベース脚に対し、一端部を上方に位置させた状態では、前記一端部に前記ベース脚の上面よりも上方に前記凸部が突出形成され、他端部を上方に位置させた状態では、前記他端部が、前記ベース脚の上面と略同一面に位置するようになっている
ことを特徴とする物品陳列棚。 - 前記キャップの前記凸部は、間隔を有して対をなして設けられており、前記ベース棚の先端部は、対をなす前記凸部の間に差し込まれていることを特徴とする請求項1に記載の物品陳列棚。
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