JP6029709B1 - ワーク組付装置、ワーク組付装置の制御方法、及びワーク組付装置の制御プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロボットによりワークを加圧するとき、ロボットの単純な構成によってワークに大きな加圧力を付与すること。【解決手段】 ロボット140において、ロボット140が設置された空間に定めた主たる平面上で、第1アーム(上アーム143)の基端部と、第2アーム(前アーム144)の先端部とを結ぶ基準直線Lを想定し、第1アーム(上アーム143)と第2アーム(前アーム144)の基準直線Lを臨む側の交差角度αを拡大しつつ、第1アーム(上アーム143)が基準直線Lに対してなす角度βを縮小し、第2アーム(前アーム144)の先端部を基準直線Lに沿うように定めたワーク加圧方向(F方向)に移動させ、第2アーム(前アーム144)の先端部によりワーク加圧部(押込部153)を上記ワーク加圧方向(F方向)に加圧する制御部160を備えたもの。【選択図】 図10

Description

本発明は、ワーク組付装置ワーク組付装置の制御方法、及びワーク組付装置の制御プログラム、並びに記録媒体に関する。
従来、ロボットは、特許文献1に記載の如く、ロボット固定台の上に、該ロボット固定台の側から順に、ロボット旋回ベース、上腕、前腕、手首ねじり部材、手首曲げ部材、手首回転部材等の各アーム部材を設けている。各アーム部材のそれぞれが対応する駆動モータによって旋回可能にされている。
そして、ロボットによりワークを一定の方向に加圧させるときには、ロボットの先端側のアーム部材に設けたワーク保持部を各アーム部材の駆動モータの駆動によって旋回させ、該ワーク保持部に保持したワークをその旋回の接線方向に加圧する。或いは、ロボットの先端側のアーム部材に設けた加圧シリンダ等の加圧アクチュエータにワーク保持部を設け、このワーク保持部に保持したワークを該アクチュエータの駆動によって直線動させ、その直線方向に加圧する。
特開平10-175188号公報
従来技術には以下の問題点がある。
(1)ロボットの先端側のアーム部材に設けたワーク保持部に保持したワークを、各アーム部材の駆動モータの駆動によって旋回させ、その旋回の接線方向に加圧するものにあっては、それらの駆動モータを相当に大容量化しない限り、大きな加圧力を得ることができない。
(2)ロボットの先端側のアーム部材に設けた加圧アクチュエータにワーク保持部を設け、このワーク保持部に保持したワークを、該アクチュエータの駆動によって直線動させ、その直線方向に加圧するものにあっては、該アクチュエータを相当に大容量化しない限り、大きな加圧力を得ることができない。同時に、ロボットの各アーム部材の旋回軸を含む旋回部に、加圧アクチュエータの駆動によって生ずる上記の加圧力の反力に抗し得るだけの大きな耐力を備える必要がある。
本発明の課題は、ロボットを用いたワーク組付装置によりワークを加圧するとき、ワーク組付装置の単純な構成によってワークに大きな加圧力を付与することにある。
請求項1に係る発明は、ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置において、前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付ける制御部を備えたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記第2アームの先端側に手首曲げ部材の基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に設け、手首曲げ部材の先端側にワーク加圧部を設けるとき、第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させるとともに、手首曲げ部材を上記ワーク加圧方向に位置付けるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記第2アームの先端側に設けたワーク加圧部によりワークが加圧されて組付けられる物品を保持する物品保持テーブルと、物品保持テーブルが保持した物品のワーク組付部をワーク組付作業位置に位置付けるように物品保持テーブルを間欠的に正方向に移動させるモータとを有してなり、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部がワーク及び物品を介して物品保持テーブルに加える加圧力が該物品保持テーブルを上記の正方向に対する逆方向に移動させようとするとき、物品保持テーブルを正方向に移動させるモータの作動は許容し、その逆方向へのモータの作動は阻止するワンウェイクラッチを、モータの出力経路に設けたものである。
請求項4に係る発明は、ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置の制御方法において、前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付けるように制御するようにしたものである。
請求項5に係る発明は、ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置の制御プログラムにおいて、前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付けるように制御する処理を実行させるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のワーク組付装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
(請求項1、4〜6)
(a)第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部によりワークを該ワーク加圧方向に加圧する。
第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づくにつれて倍力機構(トグル機構)を形成するような突張り状になり、第2アームの先端部は上記ワーク加圧方向に移動して該方向に大きな加圧力Fを及ぼす。
(請求項2)
(b)ロボットの第2アームの先端側に手首曲げ部材の基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に設けるとき、第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させるとともに、手首曲げ部材を上記ワーク加圧方向に位置付ける。
手首曲げ部材に作用する加圧力Fの反力が、第2アームの先端側に対して手首曲げ部材の基端部が旋回する旋回軸を通るものになり、手首曲げ部材の上記旋回軸を含む旋回部に上記の加圧力の反力に対する大きな耐力を備える必要がなくなる。
(請求項3)
(c)第2アームの先端部側に設けたワーク加圧部により大きな加圧力Fで加圧されるワークが組付けられる物品を物品保持テーブルに保持し、この物品保持テーブルに保持した物品のワーク組付部をロボットによるワーク組付作業位置に位置付けるように物品保持テーブルを間欠的に正方向に移動させるモータは、ワークを当該物品のワーク組付部へ組付けるときには停止状態にあり、ロボットがワーク及び物品を介して該物品保持テーブルを上記の正方向の逆方向に移動させようとする大きな加圧力Fを受ける。このとき、物品保持テーブルのモータは、ワンウェイクラッチの存在により、大きな加圧力Fを受けてもその逆転を阻止される。従って、物品保持テーブルのモータは、物品保持テーブルに保持した物品のワーク組付部をロボットによるワーク組付作業位置に位置付けるように移動させるだけのトルクを出力できれば足り、小容量のモータで大きな加圧力Fを受け止め、物品を安定的に当該ワーク組付作業位置に設定し続けることができる。
図1はブレード組付装置を示す模式斜視図である。 図2はシェルを示し、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 図3はブレードを示す模式正面図である。 図4はシェル保持台を示す模式斜視図である。 図5はシェル保持台を示す断面図である。 図6はロボットを示す模式斜視図である。 図7はブレード挿入手段を示し、(A)は模式斜視図、(B)は模式説明図、(C)はブレード挿入過程を示す模式斜視図である。 図8はシェルに設けた溝列を示す模式斜視図である。 図9はブレードの各爪の挿入工程を示す工程図である。 図10はロボットの倍力機構を示し、(A)は模式側面図、(B)は模式説明図である。 図11はシェル保持台の逆転阻止機構を示し、(A)は模式断面図、(B)は模式平面図、(C)はワンウェイクラッチ部分を示す模式説明図である。
図1に示したトルクコンバータのブレード組付装置100は、トルクコンバータのインペラ又はタービンのシェル10に多数のブレード20を自動的に組付けるものである。
シェル10は、図2に示す如く、円形お腕型に湾曲形成され、中心部に取付孔10Hを備える。シェル10は湾曲内面に多数組の溝列11を周方向に沿って一定間隔をなす各位置に設け、各溝列11は所定の弧状をなす複数、本実施例では3つの溝11A〜11Cにより構成されている。シェル10は湾曲外面において、上記各溝列11の溝11A〜11Cに対応する各位置に外方に向けて突出する各凸部12A〜12Cを備える。
ブレード20は、図3に示す如く、3次元的な形状に成形された翼型の板材からなり、下側外縁に複数、本実施例では3つの爪21A〜21Cを突設している。爪21A〜21Cのうちの少なくとも1つのもの、本実施例では爪21Cの側面に溝11Cへの圧入用のエンボス状突起P(爪21Cに溝11Cへの圧入用湾曲部等を設けても可)を備える。
ブレード20の爪21A〜21Cのそれぞれをシェル10の溝11A〜11Cのそれぞれに根元まで挿着し、1枚のブレード20の全爪21A〜21Cをシェル10の対応する1組の溝列における全溝11A〜11Cに組付け、この組付操作をシェル10の全組の溝列11に対して繰り返すことにより、トルクコンバータ構成部品が製造される。
ブレード組付装置100は、シェル10を保持するシェル保持台110を有する。
シェル保持台110は、図4、図5に示す如く、架台111にダイレクトドライブモータ112を載せ置き支持し、モータ112の上部にシェル保持テーブル113を固定している。シェル保持台110は、シェル保持テーブル113の上面の周方向複数位置(本実施例では5位置)にシェル保持シート114を備え、シェル保持テーブル113の中心孔まわりの複数位置(本実施例では3位置)に該中心孔の半径方向に延在するクランプ爪115を枢支するとともに、シェル保持テーブル113の中心孔及びモータ112の中心孔に内蔵したカラー116の内周にクランプヘッド117に一体のスライドロッド118をスライド可能に挿通し、クランプヘッド117及びスライドロッド118をカラー116の孔軸に沿う上下方向に直線動自在に支持している。クランプヘッド117は、カラー116とスライドロッド118の下端部との間に介装したばね119により常に下向きに付勢され、その付勢力に基づく下向き移動によって各クランプ爪115の肩部115Kに上方から当接して該クランプ爪115を外方に向けて拡開させるように押動し、拡開された各クランプ爪115の先端爪部115Nによりシェル保持テーブル113のシェル保持シート114上に投入されたシェル10の取付孔10Hの内周縁をクランプし、シェル10の湾曲外面を該シェル保持シート114上に固定的に着座させる。これにより、シェル10をシェル保持テーブル113に保持する。このとき、シェル10の湾曲外面の各凸部12A〜12Cの少なくとも1つ(本実施例では凸部12C)はシェル保持シート114への投入段階で予め、該シェル保持シート114に設けた凹部114Kに落ち込むように係合されている。クランプヘッド117は、架台111に押上げシリンダ120を吊下げ支持し、シリンダ120から突き出るピストンロッド121がスライドロッド118をばね119の付勢力に抗して押し上げるとき、クランプ爪115から離れるように上向き移動する。これにより、各クランプ爪115は当該クランプ爪115に作用する重力によって内方へ向けてスイングし、シェル10の取付孔10Hの内周縁に対する先端爪部115Nのクランプを解除する。
シェル保持台110は、架台111に設けた環状ハウジング122により、シェル保持テーブル113の外周部を囲み、シェル保持テーブル113の外周部を囲む環状ハウジング122の内周部に環状空気室123を形成し、環状ハウジング122に接続した空圧供給管124により環状空気室123に空圧を付与し、環状空気室123に付与された空圧をシェル保持テーブル113に穿設した空圧吐出路125からシェル保持テーブル113の上方へ吐出可能にしている。シェル10の湾曲外面がシェル保持テーブル113のシェル保持シート114上に着座したことは、空圧供給管124に設けた圧力検出器が空圧吐出路125から吐出する空気量の低下を検出したことによって検出できる。
シェル保持台110は、モータ112によりシェル保持テーブル113を間欠的に正方向(図8のNa方向)に移動(本実施例では回転)させ、シェル保持テーブル113に保持したシェル10のワーク組付部(本実施例では、ブレード20が今回組付けられるシェル10の溝列11)を、後述するロボット140によるブレード組付作業位置(ワーク組付作業位置)に位置付ける。このとき、シェル保持台110は、シェル保持テーブル113を正方向に回転させるモータ112の駆動は許容し、その逆方向へのモータ112の駆動は阻止するワンウェイクラッチ126を、モータ112の出力経路に設けてある。即ち、ワンウェイクラッチ126は架台111に固定的に支持され、ワンウェイクラッチ126の回転軸に設けたギヤ127とモータ112のロータの外周部に設けたギヤ128とが噛合いされる。
ブレード組付装置100は、ブレード20をシェル10に組付けるために、該ブレード20を保持し、このブレード20をシェル保持台110に保持したシェル10に対して相対移動させるロボット140を有する。
ロボット140は、図6に示す如く、ロボット固定台141の上に、ロボット固定台141の側から順に、ロボット旋回ベース142、上アーム143、前アーム144、手首ねじり部材145、手首曲げ部材146、手首回転部材147のそれぞれを設けている。
ここで、ロボット140は、ロボット固定台141の側から順に、第1軸J1、第2軸J2・・・第6軸J6で構成された6軸の多関節ロボットである。第1軸〜第3軸を基本3軸とし、第4軸〜第6軸を手首3軸とするものであり、各軸はいずれも旋回軸であって旋回運動方向を矢印で付記している。
今、ロボット140が設置された図6に示す空間で、紙面上右方をX軸、垂直向こう向き方向をY軸、上方をZ軸とする座標系を定め、各軸の旋回運動の軸方向を示せば次の通りになる。
第1軸J1:Z軸に平行な軸線まわりで、ロボット旋回ベース142をロボット固定台141に対して旋回させる軸
第2軸J2:Y軸に平行な軸線まわりで、上アーム143をロボット旋回ベース142に対して前後に動かす軸
第3軸J3:Y軸に平行な軸線まわりで、前アーム144を上アーム143に対して上下に動かす軸
第4軸J4:Y軸に直交するX軸又はZ軸に平行な軸線まわりで、手首ねじり部材145を前アーム144に対して回転させる軸
第5軸J5:Y軸に平行な軸線まわりで、手首曲げ部材146を手首ねじり部材145に対して上下に振る軸
第6軸J6:Y軸に直交するX軸又はZ軸に平行な軸線まわりで、手首回転部材147を手首曲げ部材146に対して回転させる軸
そして、ロボット固定台141上に旋回可能に搭載されたロボット旋回ベース142の上部には第1軸駆動モータM1、第2軸駆動モータM2及びそれらの減速機が搭載されている。ロボット固定台141とロボット旋回ベース142の内部には、第1軸駆動モータM1の駆動力を第1軸J1に伝達するための駆動要素が配置されている。ロボット旋回ベース142、及びこのロボット旋回ベース142に旋回可能に連結された上アーム143の内部には、第2軸駆動モータM2の駆動力を第2軸J2に伝達するための駆動要素が配置されている。
また、前アーム144の上アーム143に旋回可能に連結された基端部には、第3軸駆動モータM3及びそれらの減速機が搭載されている。上アーム143と前アーム144の内部には、第3軸駆動モータM3の駆動力を第3軸J3に伝達するための駆動要素が配置されている。
また、前アーム144の基端部には、第4軸〜第6軸の駆動モータM4〜M6、及びそれらの減速機が搭載されている。前アーム144、及びこの前アーム144に旋回可能に連結された手首ねじり部材145の内部には、第4軸駆動モータM4の駆動力を第4軸J4に伝達するための駆動要素が配置されている。前アーム144、手首ねじり部材145、及びこの手首ねじり部材145に旋回可能に連結された手首曲げ部材146の内部には、第5軸駆動モータM5の駆動力を第5軸J5に伝達するための駆動要素が配置されている。前アーム144、手首ねじり部材145、手首曲げ部材146、及びこの手首曲げ部材146に旋回可能に連結された手首回転部材147の内部には、第6軸駆動モータM6の駆動力を第6軸J6に伝達するための駆動要素が配置されている。
ロボット140は、本実施例におけるアーム先端部としての手首回転部材147にブレード挿入手段150を設けている。ブレード挿入手段150は、図1、図7に示す如く、ロボット140の手首回転部材147に着脱されるコネクタ151と、コネクタ151に設けた取付部151Aに支持したブレード保持手段としての吸着部152と、コネクタ151の取付部151Aに支持した押込部153とを有する。吸着部152は、真空供給管に接続された吸着パッド等からなり、不図示のブレード送給装置により送給されたブレード20の一側の翼面を吸着して保持する。吸着部152に吸着されたブレード20は、シェル10の湾曲内面(上面)に押圧されたとき、ロボット140のアーム先端部(手首回転部材147)に対し、吸着部152を構成しているゴムパッド等の弾性変形分だけ変位できる。押込部153は、ブレード20の爪21A〜21Cがシェル10の溝11A〜11Cに挿入されたとき、該ブレード20の爪21A〜21Cが設けられている下側外縁に対する反対側の上側外縁に当接し、シェル10の上面に対する下向き押込力を該ブレード20に付与する。
ロボット140は、制御部160に設けた制御プログラムにより、ブレード挿入手段150を下記(1)〜(7)に従って作動させ、吸着部152に保持したブレード20をシェル10に対して以下の如くに相対移動し、ブレード20の各爪21A〜21Cをシェル10の対応する溝11A〜11Cのそれぞれに図7(C)に示す如くに挿入することを、シェル10の全組の溝列11に対して繰り返す。尚、制御部160に設けられる制御プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して用いることができる。
(1)シェル10をシェル保持台110におけるシェル保持テーブル113のシェル保持シート114上に着座させる。空圧供給管124に設けた圧力検出器の検出結果によってシェル10の湾曲外面がシェル保持テーブル113のシェル保持シート114上に着座したことが検出されると、クランプ爪115がシェル10の取付孔10Hの内周縁にクランプし、該シェル10をシェル保持テーブル113に保持する。
(2)シェル保持台110のモータ112によりシェル保持テーブル113を間欠的に回転させ、シェル保持テーブル113に保持したシェル10のワーク組付部(ブレード20が今回組付けられるシェル10の溝列11)を、ロボット140によるブレード組付作業位置に位置付ける。
シェル10のブレード組付作業位置の位置決めは、下記i又はiiによる。
i.シェル10の最初にブレード20が組付対象となる溝列11の位置決めは、図8に示す如く、シェル10の溝列11(溝列11の溝11A)がレーザーセンサ156の予め定めたレーザー光照射位置に合致したことを該センサ156によって検出したときに、モータ112を停止させることによって行なう。
ii.シェル10において2枚目以後のブレード20の組付対象となる溝列11は、ブレード20の組付けが1枚完了する都度、相隣る溝列11のピッチ間隔だけモータ112を図8のNa方向に間欠回転して行なう。
(3)ロボット140の手首回転部材147に設けたブレード挿入手段150の吸着部152により、不図示のブレード送給装置により送給されたブレード20の一側の翼面を吸着して保持する。ロボット140は、不図示のカメラによってブレード20を認識し、ブレード20が吸着部152に対し一定の相対位置・姿勢をなすように、該吸着部152により該ブレード20を吸着保持する。
(4)ロボット140は、吸着部152によって保持したブレード20の少なくとも1つの爪(本実施例では爪21A)を、シェル保持台110に保持したシェル10における溝列11の対応する溝(本実施例では溝11A)に挿入して初期嵌めするように、該シェル10の溝11Aに対して相対移動する。この初期嵌めは、下記i又はiiによる。
i.吸着部152によって保持したブレード20の爪21Aをシェル10の溝11Aに向けて移動し、吸着部152の吸着力によって該溝11Aに直に挿入する。
ii.吸着部152によって保持したブレード20の爪21Aをシェル10の周方向において対応する溝11Aの手前(ロボット140がブレード20の爪21Aをシェル10の溝11Aに対して移動する進み方向(図9(B)の矢印A方向)に沿う該溝11Aの手前)(図9(A)のKaの位置)に配置した後、該爪21Aを吸着部152の吸着力によってシェル10の上面(湾曲内面)に対して斜め前方下向きに押圧しつつ、該爪21Aを対応する溝11Aの手前から該溝11Aに向かう図9(B)の矢印A方向に滑らせて該溝11Aに落とし込むように挿入する。
(5)ロボット140は、ブレード20の爪21Aを上述(4)でシェル10の溝11Aに挿入した状態下で、吸着部152によってブレード20を下降して爪21Bの先端を溝11Bに少し挿入し、ブレード20を爪21A、21Bが溝11A、11Bに対するガタ分だけ図9(C)のB方向にねじる(爪21Cは溝11Cの上を通り過ぎて該溝11Cの向こう側に位置付けられる)。
(6)ロボット140は、ブレード20の爪21A、21Bの上述(4)、(5)の挿入後、ブレード20の残りの爪21Cを、シェル10の周方向において溝11Cの手前(ロボット140がブレード20の爪21Cを上述(5)でシェル10の溝11Cの上を通り過ぎた位置から該溝11Cに対して移動する進み方向(図9(D)の矢印C方向)に沿う該溝11Cの手前(向こう側の手前という))(図9(C)のKcの位置)に配置した後、該爪21Cを吸着部152の吸着力によってシェル10の上面(湾曲内面)に対して斜め前方向きに押圧しつつ、該爪21Cを対応する溝11Cの手前から該溝11Cに向かう矢印C方向に滑らせて該溝11Cに落とし込むように挿入する(図9(D))。これにより、ブレード20の全爪21A〜21Cが、シェル10の対応する全溝11A〜11Cのそれぞれに挿入されたものになる。
尚、上述(5)でブレード20の爪21Cがシェル10の溝11Cの上を通り過ぎた該溝11Cの向こう側の手前に位置付けられたのは、シェル10の溝11Cまわりの湾曲内面の形状から、爪21Cを上記溝11Cに対して図9(D)の矢印C方向から押し進めるほうが該溝11Cにスムースに落とし込み挿入できることによる。従って、シェル10の溝11Cまわりの湾曲内面の形状によっては、上述(5)でブレード20の爪21Cをシェル10の溝11Cの上を通り過ぎた向こう側の手前に位置付けることを要さず、爪21Cは溝11Cを通り過ぎることのない該溝11Cの手前から該溝11Cに向けて滑らせて該溝11Cに落とし込み挿入させても良い。
(7)ロボット140は、上述(6)によってブレード20の全爪21A〜21Cをシェル10の対応する全溝11A〜11Cのそれぞれに挿入した後、ブレード挿入手段150の押込部153の押込力F(図7(B))によって、ブレード20をシェル10の上面に対して下向きに押込み、全爪21A〜21Cを対応する全溝11A〜11Cのそれぞれに根元まで突っ込む(図9(E))。押込部153は、図7(B)に示す如く、ブレード20の爪21A〜21Cが設けられている下側外縁の上下方向で反対側となる上側外縁を斜め前方下向きに押下する。
これにより、ブレード20において爪21Cの側面に備える突起P(又は爪21Cに設けた湾曲部等)がシェル10の溝11Cの溝側壁に圧入され、全爪21A〜21Cが全溝11A〜11Cから脱落するおそれなく嵌合完了になる。
尚、ブレード挿入手段150の吸着部152は、上述(4)〜(7)の各動作で、そのゴムパッド等の弾性変形分だけ撓んでブレード20を変位可能に保持している。従って、ブレード20の各爪21A〜21Cをシェル10の溝11A〜11Cに挿入するとき、又は押込部153によってそれらの爪21A〜21Cを溝11A〜11Cに根元まで突っ込むとき、該吸着部152はブレード20の爪21A〜21Cを溝11A〜11Cの溝方向に倣わせて挿入し、又は突っ込み得るように柔軟に保持するものになる。
また、ロボット140は、上述(4)〜(6)の各動作で、ブレード20の全爪21A〜21Cをシェル10の対応する溝11A〜11Cのそれぞれに根元まで挿入できてしまうときには、上述(7)の押込部153を用いた押込動作を不要とするものになる。
以下、上述(7)でブレード挿入手段150の押込部153がブレード20をシェル10の上面に対して押込む押込力F(加圧力)を大きくする、ロボット140の倍力機構について説明する。尚、ロボット140が設置された前述のXYZ座標空間において、1つのXZ平面を主たる平面とし、XZ平面に直交するY軸を主たる軸とする。
ここで、ロボット140は、主たる平面(XZ平面)上で、上アーム143、前アーム144、手首曲げ部材146を主たる軸(主たる平面(XZ平面)に直交するY軸)に平行な軸線まわりで旋回させ、それらの上アーム143、前アーム144、手首曲げ部材146を互いに折り曲げ可能にしている。
即ち、ロボット140は、前述の通り、ロボット旋回ベース142に第2軸J2(第1の旋回軸)を介して上アーム143(第1アーム)の基端部を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりに旋回可能に支持し、上アーム143(第1アーム)の先端部に第3軸J3(第2の旋回軸)を介して前アーム144(第2アーム)の基端部を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりに旋回可能に支持している。更に、ロボット140は、前アーム144の先端部に手首ねじり部材145、手首曲げ部材146、手首回転部材147を介してブレード挿入手段150(吸着部152、押込部153)(ワーク加圧部)を支持するものとし、前アーム144及び手首ねじり部材145に第5軸J5を介してブレード挿入手段150を支持している手首曲げ部材146を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりに旋回可能に支持している。
そして、ロボット140は、図10に示す如く、制御部160に設けた制御プログラムにより、上アーム143と前アーム144を以下の如くに制御し、以下の如くの倍力機構を形成する。尚、制御部160に設けた制御プログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して用いることができる。
前アーム144の基端部(前アーム144を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりで旋回させる旋回部、本実施例では第2軸J2)と、前アーム144の先端部(前アーム144に対してブレード挿入手段150(吸着部152、押込部153)を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりで旋回させる旋回部、本実施例では第5軸J5)とを結ぶ基準直線Lを想定する。
上アーム143と前アーム144の基準直線Lを臨む側の交差角度αを拡大しつつ、上アーム143が基準直線Lに対してなす角度βを縮小し、前アーム144の先端部(第5軸J5)を基準直線Lに沿うように定めたワーク加圧方向(F方向)に移動させる。
角度αの拡大は第3軸駆動モータM3の制御による。角度βの縮小は第2軸駆動モータM2の制御による。
これにより、前アーム144に手首ねじり部材145、手首曲げ部材146、手首回転部材147を介して設けたブレード挿入手段150の吸着部152が保持するブレード20を、ブレード挿入手段150の押込部153(ワーク加圧部)によって上述のワーク加圧方向(F方向)に押込み、ブレード20の各爪21A〜21Cをシェル10の対応する溝11A〜11Cの溝方向に根元まで大きな加圧力Fで突込むものになる。
また、ロボット140は、前述の通り、前アーム144の先端側の手首ねじり部材145に第5軸J5を介して手首曲げ部材146を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりに旋回可能に設け、この手首曲げ部材146の先端部に手首回転部材147を介してブレード挿入手段150を設けている。そこで、ロボット140にあっては、前アーム144の先端部(前アーム144に対してブレード挿入手段150を主たる軸(Y軸)に平行な軸線まわりで旋回させる第5軸(J5))を前述の如くに基準直線Lに沿うように定めたワーク加圧方向(F方向)に移動させるとともに、手首曲げ部材146を上記基準直線Lに沿うワーク加圧方向(F方向)の同一ライン上に位置付ける。手首曲げ部材146の位置付けは第5軸駆動モータM5の制御による。
従って、本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)ロボット140における主たる平面(XZ平面)上で、第1アーム(上アーム143の基端部と、第2アーム(前アーム144)の先端部とを結ぶ基準直線Lを想定し、第1アーム(上アーム143)と第2アーム(前アーム144)の基準直線Lを臨む側の交差角度αを拡大しつつ、第1アーム(上アーム143)が基準直線Lに対してなす角度βを縮小し、第2アーム(前アーム144)の先端部を基準直線Lに沿うように定めたワーク加圧方向(F方向)に移動させ、第2アーム(前アーム144)の先端部によりブレード20を該ワーク加圧方向(F方向)に加圧する。
第1アーム(上アーム143)と第2アーム(前アーム144)が主たる平面(XZ平面)上で折れ曲がり状態から基準直線Lに沿う一直線に近づくにつれて倍力機構(トグル機構)を形成するような突張り状になり、第2アーム(前アーム144)の先端部は上記ワーク加圧方向(F方向)に移動して該方向に大きな加圧力Fを及ぼす。
(b)ロボット140の第2アーム(前アーム144)の先端側に手首曲げ部材の基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に設けるとき、第2アーム(前アーム144)の先端部を基準直線Lに沿うように定めたワーク加圧方向(F方向)に移動させるとともに、手首曲げ部材146を上記ワーク加圧方向(F方向)に位置付ける。
手首曲げ部材146に作用する加圧力Fの反力が、第2アーム(前アーム144)の先端側に対して手首曲げ部材146の基端部が旋回する旋回軸(第5軸J5)を通るものになり、手首曲げ部材146の上記旋回軸(第5軸J5)を含む旋回部に上記の加圧力Fの反力に対する大きな耐力を備える必要がなくなる。
次に、シェル保持台110において、シェル保持テーブル113を間欠的に前述した正方向に移動させるモータ112の出力経路に設けた前述のワンウェイクラッチ126の作用について説明する。
尚、ワンウェイクラッチ126は、広く一般のワンウェイクラッチを採用できる。ワンウェイクラッチ126は、例えば図11に示したカム式において、架台111に固定される外輪126Aと、ギヤ127が固定される回転軸126Sに設けた内輪126Bと、内輪126Bの外側の周方向複数位置に設けたカム面126Cに配置されるローラー126Dと、ローラー126Dを外輪126Aの内側に向けて付勢するスプリング126Eとを有する。ワンウェイクラッチ126の回転軸126Sが一方向(逆転方向Ns)に回転しようとするとき、カム面126Cとローラー126Dの接触面圧が高くなって回転軸126Sの回転を阻止し、ひいてはモータ112の回転(逆転)を阻止する。ワンウェイクラッチ126の回転軸126Sが他方向(正転方向Na)に回転しようとするとき、カム面126Cとローラー126Dの接触面圧が低くなって回転軸126Sの回転を許容し、ひいてはモータ112の回転(正転)を許容する。
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。即ち、第2アーム(前アーム144)の先端側に設けたワーク挿入手段150の押込部153(ワーク加圧部)により大きな加圧力Fで加圧されるブレード20が組付けられるシェル10を物品保持テーブル113に保持し、この物品保持テーブル113に保持したシェル10のブレード組付部としての溝列11をロボット140によるブレード組付作業位置に位置付けるように物品保持テーブル113を間欠的に正方向に移動させるモータ112は、ブレード20を当該シェル10のブレード組付部としての溝列11へ組付けるときには停止状態にあり、ロボット140がブレード20及びシェル10を介して該物品保持テーブル113を上記の正方向の逆方向に移動させようとする大きな加圧力Fを受ける。このとき、物品保持テーブル113のモータ112は、ワンウェイクラッチ126の存在により、大きな加圧力Fを受けてもその逆転を阻止される。従って、物品保持テーブル113のモータ112は、物品保持テーブル113に保持したシェル10のブレード組付部としての溝列11をロボット140によるブレード組付作業位置に位置付けるように移動させるだけのトルクを出力できれば足り、小容量のモータ112で大きな加圧力Fを受け止め、シェル10を安定的に当該ブレード組付作業位置に設定し続けることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明のロボットは、トルクコンバータ用ブレードの組付装置に用いるものに限らず、各種ワークを物品に加圧して組付ける装置、各種ワークを物品に単に加圧する装置等に広く適用できる。
本発明によれば、ロボットによりワークを加圧するとき、ロボットの単純な構成によってワークに大きな加圧力を付与することができる。
10 シェル(物品)
20 ブレード(ワーク)
112 モータ
113 シェル保持テーブル(物品保持テーブル)
126 ワンウェイクラッチ
140 ロボット
142 ロボット旋回ベース
143 上アーム(第1アーム)
144 前アーム(第2アーム)
146 手首曲げ部材
150 ワーク挿入手段
153 押込部(ワーク加圧部)
160 制御部
α 交差角度
β 角度
L 基準直線
J2 第2軸(第1の旋回軸)
J3 第3軸(第2の旋回軸)
J5 第5軸(第2アームの先端部)
F 加圧力

Claims (6)

  1. ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置において、
    前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付ける制御部を備えたことを特徴とするワーク組付装置
  2. 前記第2アームの先端側に手首曲げ部材の基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に設け、手首曲げ部材の先端側にワーク加圧部を設けるとき、第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させるとともに、手首曲げ部材を上記ワーク加圧方向に位置付ける請求項1に記載のワーク組付装置
  3. 前記第2アームの先端側に設けたワーク加圧部によりワークが加圧されて組付けられる物品を保持する物品保持テーブルと、物品保持テーブルが保持した物品のワーク組付部をワーク組付作業位置に位置付けるように物品保持テーブルを間欠的に正方向に移動させるモータとを有してなり、
    第2アームの先端側に設けたワーク加圧部がワーク及び物品を介して物品保持テーブルに加える加圧力が該物品保持テーブルを上記の正方向に対する逆方向に移動させようとするとき、物品保持テーブルを正方向に移動させるモータの作動は許容し、その逆方向へのモータの作動は阻止するワンウェイクラッチを、モータの出力経路に設けた請求項1又は2に記載のワーク組付装置
  4. ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置の制御方法において、
    前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付けるように制御することを特徴とするワーク組付装置の制御方法。
  5. ベースに第1の旋回軸を介して第1アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第1アームの先端部に第2の旋回軸を介して第2アームの基端部を主たる軸に平行な軸線のまわりに旋回可能に支持し、第2アームの先端側に設けたワーク加圧部を有し、このワーク加圧部により加圧されるワークを物品のワーク組付部に組付けるワーク組付装置の制御プログラムにおいて、
    前記主たる軸に直交する平面上で、第1アームの基端部と、第2アームの先端部とを結ぶ基準直線を想定し、第1アームと第2アームの基準直線を臨む側の交差角度を拡大しつつ、第1アームが基準直線に対してなす角度を縮小し、第1アームと第2アームが折れ曲がり状態から基準直線に沿う一直線に近づく突張り状になるようにして該第2アームの先端部を基準直線に沿うように定めたワーク加圧方向に移動させ、第2アームの先端部に設けたワーク加圧部により加圧されるワークを上記ワーク加圧方向に位置して物品保持テーブルに保持されている物品のワーク組付部に組付けるように制御する処理を実行させるためのワーク組付装置の制御プログラム。
  6. 請求項5に記載のワーク組付装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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