JP4252055B2 - 円形容器用内装袋の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドラム缶等の円筒容器に内装される樹脂製の内装袋を製造する方法に関する。
充填物によって円筒容器が腐食するのを防止するために円筒容器に内装される樹脂製の内装袋としては、図9(a)に示すように、円板状に形成された底板3の周部を全周に亘って屈曲し、この屈曲部3aを円筒状に形成された胴体2における開口端の外周に熱圧着したものや、図9(b)に示すように、胴体2の下端を内側に折り曲げて底板取付け代2aを形成し、この折り曲げ形成された底板取付け代2aの外面に底板3を熱圧着したもの(例えば、特許文献1参照)が用いられている。
特開2004−35062号公報
図9(a)に示された内装袋の製造に際しては、円板状の底板3の周全周を真空加熱成型によって屈曲しており、その作業に手間がかかるうえに、高価な真空成型金型を必要とするために、製造設備コストが高くつくものであった。
また、図9(b)に示された内装袋の製造に際しては、胴体2の開口端部を内側に折り曲げる手段として、リング状あるいは円板状の治具を胴体2の開口端部に挿入した上で、胴体2の開口端部に熱風を吹き付けて開口端部を熱収縮させることで内側に折り曲げる手段が用いられている。この方法は、底板加工用の真空成型金型を必要としないので、その分、安価に実施することができるものである。しかしながら、胴体2の開口端部に熱風を吹き付ける装置が別途必要となり、その分製造コストを上昇させていた。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、直胴状の胴体の端部に円板状の底板を接合した内装袋を安価に製造することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成した。
本発明の円形容器用内装袋の製造方法は、円筒状の樹脂製胴体の開口端に、当該胴体の内径より小径に縮径した状態の治具を挿入した後、当該治具を拡径させて前記樹脂製胴体の開口端縁より胴体軸心内方側箇所を拡径変形させ、この拡径変形に伴って変形部位より開口端側の胴体端部を胴体径方向内方に折り曲げ変形させ、この折り曲げ変形された胴体端部に円板状の樹脂製底板を重合して、胴体端部の外面に前記樹脂製底板の外周辺を熱圧着する。
これによると、熱収縮特性を備えない直胴のままの樹脂製胴体を使用して、機械的に胴体端部を胴体径方向内方に折り曲げ変形して、樹脂製底板を接合することができる。さらには、底板接合前の胴体への治具の挿入、および、接合処理後の治具の抜き出しを容易に行うことができる。
従って、本発明によれば、直胴状の胴体の端部に円板状の底板を接合した内装袋を安価に製造することが可能となった。さらには、このような安価な内装袋の製造を、内装袋材料における材料限定(具体的には熱収縮性の有無)を受けることなく実現することができた。
図1に、完成した内装袋1を底面側から見た外観が示されている。この内装袋1は、使用対象となる円筒容器に収まる径に形成された円筒状の樹脂製胴体(以下、胴体という)2の下端に円板上の樹脂製底板(以下、底板という)3を接合して形成されており、素材としてはポリエチレンなどの樹脂シートが用いられる。
図2〜図5に、上記内装袋1を製造する基本的な手順が示されている。
図2に示すように、先ず、胴体2を逆さまにして、金属厚板をリング状に加工した治具4を胴2の内部に縦向き姿勢で挿入した後、図3に示すように、開口端縁から適当少寸法(例えば10数mm)だけ胴体軸心方向内側において治具4を開口端と平行な姿勢にする。
この治具4は、胴体2の内径よりも少し大きい外径に形成されたものであり、大径の治具4が挿入されることで、胴体2は、治具当接部位(胴体2の開口端縁より胴体軸心内方側箇所)が拡径変形される。この拡径変形に伴い、変形部位より開口端側の胴体端部2aは、外部からの変形加工を受けることなく自然に胴体径方向内方に屈曲変形する。
本発明では、このような胴体2の屈曲変形を物理的な伸縮変形に基づいて実現しており、成形のために胴体2の材料を限定する(例えば熱収縮性を有する材料に限定する)といった無用な事前処理(胴体2の材料選択)を行う必要が一切ない。
次に、図4に示すように、この折り曲げ変形された胴体端部2aに別途準備した底板3を重合して、胴体端部2aの外面に底板3の外周辺を全周に亘って適当な熱圧着手段で接合する。熱圧着手段としては、底板3と同径の環状の加熱装置を例示することができる。このような加熱装置は従来から汎用されており、本発明を実施するために別途用意する必要はない。
熱圧着が完了すると、治具4を胴体2の内部で縦姿勢にして他方の開口端から取り出し、図5に示された内装袋1が完成する。この場合、内装袋1における胴体2の拡径変形された部分は治具4による押圧から解除されることで弾性復元して元の円筒形状に戻る。
図6〜図8に、上記内装袋製造方法に用いる治具4の別実施例が示されおり、以下に、その治具4の構造、および、この治具4を用いての内装袋製造手順について説明する。
この治具4は、周方向に環状に並べられた多数個(この例では12個)の治具本体5、これを半径方向にスライド自在に支持する環状の支持ブラケット6、および、治具本体5を外方にスライド変位させるカム板7を備えている。
各治具本体5は部分扇形に形成されたものであり、その内端部から延出されたガイド軸8が前記支持ブラケット6に半径方向にスライド自在に挿通されている。そして、ガイド軸8の内方突出部に外嵌装着した圧縮コイルバネ9によって治具本体5は内方に退入付勢され、治具本体5の内端が支持ブラケット6の外周端に当接して内方へのスライドが制限され、かつ、この退入状態において、全部の治具本体5が周方向に接合されて、全体として環状に連なるようになっている。そして、全部の治具本体5が内方限度まで退入された縮径状態において、治具本体5群のなす外径が前記胴体2の内径より若干小径に設定されている。
支持ブラケット6は、スタンド10を介して立設固定された中心筒軸11の上部に連結固定されたフランジ部材12に上面にボルト固定されており、支持ブラケット6の上面に取り付けられたガイド板13とフランジ部材12との間に治具本体5が上下から挟持されることで、治具本体5がガイド軸8周りに回動するのが阻止されている。また、このガイド板13は縮径された治具本体5の外径に略等しい外径の円板で構成されている。
前記中心筒軸11の内部には操作軸14が回動自在に装備されており、この操作軸14の上端部に前記カム板7が連結固定されている。カム板7の外周には、各治具本体5から内向きに延出されたガイド軸8の内端に摺接する傾斜カム面Sが形成されており、操作軸14を介してカム板7が正方向(図7では反時計方向)に回動されることで、ガイド軸8の内端が傾斜カム面Sの大径側に相対移動されて、治具本体5が圧縮コイルバネ9に抗して半径方向外方に押し出し変位される。また、カム板7が逆方向(図7では時計方向)に回動されることで、ガイド軸8の内端が傾斜カム面Sの小径側に相対移動して、治具本体5が圧縮コイルバネ9によって半径方向内方に付勢退入されるようになっている。
前記操作軸14の下端部には操作レバー15が連結されており、この操作レバー15を手動操作して操作軸14を正逆に回動することで、治具本体5を拡径および縮径作動させることができるようになっている。
この治具4を用いて内装袋1を製造するには、先ず、図6,7に示すように、治具本体5を縮径状態に操作しておき、この治具4に上方から胴体2を被せる。この場合、縮径された治具本体5は胴体2の内径より小径であるので、抵抗なく胴体2を治具4に装填することができる。
被せた胴体2の上端が治具4より適当長さ(10数mm〜20mm程度)少し上方にはみ出た状態にして、操作レバー15を操作してカム板7を回動させ、治具本体5群を拡径変位させる。この場合、ガイド軸の先端を傾斜カム面Sの大径側に連設された円弧状の安定カム面Saに乗り上げておくことで、操作レバー15から手を離しても治具4の拡径状態が保持される。
このようにして治具4が拡径されると、胴体2の開口端縁より胴体軸心内方側箇所が拡径変形され、この拡径変形に伴って、変形部位より開口端側の胴体端部2aは胴体内方に折り曲げ変形されることになる。
次に、この折り曲げ変形された胴体端部2aに別途準備した底板3を重合して、胴体端部2aの外面に底板の外周辺を全周に亘って熱圧着する。この場合、拡径位置に移動された治具本体5は周方向に間隙が生じることになるが、円板状のガイド板13の上面で熱圧着を行うことで全周に亘って完全に密着した熱圧着がなされる。
熱圧着が完了すると、操作レバー15を逆操作してカム板7を復帰回動させ、治具本体5群を縮径作動させ、縮径状態の治具4から完成した内装袋1を上方に抜き外す。この場合、内装袋1における胴体2の拡径変形された部分は治具4による押圧から解除されることで元の径まで弾性復元する。
(1)第2例における治具4に備えたカム板7をペダル操作によって回動操作するように構成することもでき、これによると大きい拡径操作力を得ることが容易となる。
(2)第2例における治具4に備えたカム板を電動モータ、エアーシリンダ、などのアクチュエータを用いて正逆に駆動することもでき、これによると、作業者はスイッチ操作やバルブ操作を行うだけですみ、作業性が高いものとなる。
(3)多数の治具本体5を半径方向に移動させるカム構造は上記第2例に限られるものではなく、たとえば、治具本体5に設けたピンをカム板7に備えた傾斜カム溝に係合し、カム板7を人為操作あるいは駆動操作で回動させる構造とすることもできる。
本発明方法によって製造した内装袋の底面側から見た外嵌斜視図である。 本発明方法による内装袋製造工程を示す縦断面図である。 本発明方法による内装袋製造工程を示す縦断面図である。 本発明方法による内装袋製造工程を示す縦断面図である。 本発明方法によって製造された内装袋の縦断面図である。 本発明方法に用いる治具の他の実施例を示す縦断面図である。 治具の要部を示す平面図である。 拡径作動した治具の一部を示す平面図である。 内装袋の例を示す縦断面図である。
符号の説明
2 胴体
2a 胴体端部
3 底板
4 治具

Claims (1)

  1. 円筒状の樹脂製胴体の開口端に、当該胴体の内径より小径に縮径した状態の治具を挿入した後、当該治具を拡径させて前記樹脂製胴体の開口端縁より胴体軸心内方側箇所を拡径変形させ、この拡径変形に伴って変形部位より開口端側の胴体端部を胴体径方向内方に折り曲げ変形させ、この折り曲げ変形された胴体端部に円板状の樹脂製底板を重合して、胴体端部の外面に前記樹脂製底板の外周辺を熱圧着する、
    ことを特徴とする円筒容器用内装袋の製造方法。
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