JP6802130B2 - コイルスプリングユニット - Google Patents
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Description
本実施例のコイルスプリングユニット10を説明する。コイルスプリングユニット10は、EGR(Exhaust Gas Recirculationの略)弁装置50に配置される。まず、EGR弁装置50について説明する。
図1は、EGR弁装置50の斜視図を示す。EGR弁装置50は、車両のエンジンから排出される排気ガスの一部を吸気経路に戻す、いわゆる排気再循環システムに用いられる。EGR弁装置50は、排気経路と吸気経路とを連通する循環経路上に配置され、循環経路を開閉することによって、排気経路と吸気経路の連通と遮断を切り替える。これにより、排気経路から吸気経路に循環される排気ガスの流量を調整する。
メインギア12は、コイルスプリングユニット10に含まれている。コイルスプリングユニット10は、モータ70の駆動によって弁体56を、全閉状態に向けて(即ち図2の反時計回りに)付勢する。コイルスプリングユニット10は、メインギア12の他に、コイルスプリング14を備える。
図3及び図4に示すように、コイルスプリング14は、本体40と、ギア側端部42と、ボディ側端部44と、を備える。本体40は、コイル状、即ち螺旋状に構成されている。本体40は、弁軸58の軸線X1が本体40の中心軸に一致するように配置されている。本体40のEGRボディ52の端部には、ボディ側端部44が配置されている。ボディ側端部44は、本体40の端部で折り曲げられ、本体40の径方向の外側に向かって延びている。本体40のEGRボディ52と反対側、即ちカバー54側の端部には、ギア側端部42が配置されている。ギア側端部42は、本体40の端部で折り曲げられ、本体40の径方向の外側に向かって延びている。ギア側端部42は、ボディ側端部44に対して、本体40を挟んで略反対側に位置する。
本体40のEGRボディ52と反対側には、メインギア12が配置されている。図3、図5及び図6に示すように、メインギア12は、座部20と、ギア部22と、スプリング保持部24と、軸保持部26と、ストッパ28と、スプリングフック部30と、を備える。座部20は、円環の平板形状を有している。なお、座部20は、本体40のEGRボディ52と反対側の端に当接する。
図8〜図10を用いて、コイルスプリング14をメインギア12に取り付ける方法を説明する。図8に示すように、まず、本体40をスプリング保持部24の軸方向に対して傾斜させて、図8の矢印に示すように、ギア側端部42を、係止部34を越えて開口36に挿入する。これにより、図9に示すように、ギア側端部42は、係止部32及び座部20を越えて、開口36から突出する。このため、開口36は、コイルスプリング14をメインギア12に取り付ける際に、ギア側端部42が取付状態(図3に示す状態)から傾斜した状態(図8、図9に示す状態)で突出可能な寸法を有していればよい。図7に示すように、X方向において、座部20の外端と係止部34の内端との距離W2は、係止部34の外端と係止部32の内端との距離W3よりも長いため、係止部32によってギア側端部42が挿入し難くなることを抑制することができる。これにより、コイルスプリング14をメインギア12に容易に取り付けることができる。また、この状態では、本体40の軸方向をスプリング保持部24の軸方向に平行するように(即ち図9の矢印の方向に)コイルスプリング14を移動させると、ギア側端部42が係止部32に接触してしまう。
図15を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、X方向において、係止部34の外端と係止部32の内端との距離W3が、座部20の外端と係止部34の内端との距離W2よりも長い。この構成によれば、ギア側端部42が、係止部32、34、及び座部20に対して傾斜するようにずれることを抑制することができる。
12 :メインギア
14 :コイルスプリング
20 :座部
22 :ギア部
24 :スプリング保持部
26 :軸保持部
28 :ストッパ
30 :スプリングフック部
32 :係止部
32a :当接面
34 :係止部
36 :開口
40 :本体
42 :ギア側端部
44 :ボディ側端部
50 :EGR弁装置
Claims (6)
- コイル状の本体と、前記本体から前記本体の径方向の外側に向かって延びる端部と、を備えるコイルスプリングと、
前記コイルスプリングを支持する支持部材と、を備え、
前記支持部材は、
前記端部側で前記本体に当接する座部と、
前記座部から前記本体の前記径方向に間隔を有して配置されている第1係止部と、
前記本体の軸方向において、座部及び前記第1係止部から前記端部を挟んで前記本体側に配置されており、前記本体の前記径方向において、前記座部と前記第1係止部の間に配置されている第2係止部と、を備え、
前記第2係止部は、前記座部と前記第1係止部との前記間隔に位置する開口に対向して配置されている、コイルスプリングユニット。 - 前記開口の前記本体の前記径方向における長さは、前記第1係止部と前記第2係止部との前記本体の前記軸方向における間隔よりも長い、請求項1に記載のコイルスプリングユニット。
- 前記本体の前記径方向において、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離は、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離よりも長い、請求項1又は2に記載のコイルスプリングユニット。
- 前記本体の前記径方向において、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離は、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離よりも長い、請求項1又は2に記載のコイルスプリングユニット。
- 前記支持部材は、さらに、前記本体の前記軸方向において、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記端部に当接する障壁を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のコイルスプリングユニット。
- 前記支持部材は、回転することによって流体の流路を開閉可能に配置されている弁体の回転軸に取り付けられているギアを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のコイルスプリングユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017167673A JP6802130B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | コイルスプリングユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017167673A JP6802130B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | コイルスプリングユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019044673A JP2019044673A (ja) | 2019-03-22 |
JP6802130B2 true JP6802130B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=65813924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017167673A Active JP6802130B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | コイルスプリングユニット |
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-
2017
- 2017-08-31 JP JP2017167673A patent/JP6802130B2/ja active Active
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