JP6802130B2 - コイルスプリングユニット - Google Patents

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Description

本明細書は、コイルスプリングを備えるコイルスプリングユニットに関する。
特許文献1に、コイルスプリングユニットを備えるスロットル装置が開示されている。コイルスプリングユニットは、コイルスプリングと、スプリング取付部材と、を備える。コイルスプリングは、コイル状のコイル部と、コイル部の端部に配置されており、コイル部の径方向の内方に向けて折り曲げられている端末部と、を備える。
コイルスプリングは、端末部がスプリング取付部材に配置されている係止溝に挿入されて係止壁に係止されることによって、スプリング取付部材に取り付けられている。
特開2008−240610号公報
コイルスプリングユニットを備える装置の製造において、コイルスプリングユニットを装置に取り付けるまでの作業をスムーズに行うことが求められている。
本明細書では、コイルスプリングを、コイルスプリングを支持する支持部材に容易に取り付けることができ、コイルスプリングが支持部材から落下することを抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、コイルスプリングユニットに関する。コイルスプリングユニットは、コイル状の本体と、前記本体から前記本体の径方向の外側に向かって延びる端部と、を備えるコイルスプリングと、前記コイルスプリングを支持する支持部材と、を備えていてもよい。前記支持部材は、前記端部側で前記本体に当接する座部と、前記座部から前記本体の前記径方向に間隔を有して配置されている第1係止部と、前記本体の軸方向において、座部及び前記第1係止部から前記端部を挟んで前記本体側に配置されており、前記本体の前記径方向において、前記座部と前記第1係止部の間に配置されている第2係止部と、を備え、前記第2係止部は、前記座部と前記第1係止部との前記間隔に位置する開口に対向して配置されていてもよい。
この構成では、コイルスプリングを支持部材に取り付ける際に、端部を第2係止部側から開口に、座部及び第1係止部を越えて挿入する。この状態から、本体が座部に当接し、端部が第2係止部に当接するように、コイルスプリングの姿勢を変える。このとき、本体を本体の直径が小さくなる方向に本体を捻って弾性変形させると、本体の径方向の縮小に伴って、端部の位置を本体側に移動させる。これにより、端部は、第1係止部に接触せずに開口を通過して、第2係止部に当接することができる。次いで、本体の弾性変形を解除することによって、端部が本体の径方向外側に向かって、第1係止部と第2係止部との間に配置されるように移動される。この結果、端部を第1係止部と第2係止部との間に配置することができる。これにより、コイルスプリングを支持部材に容易に取り付けることができる。また、端部が、本体の径方向、即ち、端部の延伸方向に沿って、互いに位置がずれている第1係止部、第2係止部及び座部によって挟まれるために、端部が、第1係止部、第2係止部及び座部に対して傾斜するようにずれることを抑制することができる。これにより、コイルスプリングが支持部材から落下することを抑制することができる。この結果、コイルスプリングユニットを装置に取り付ける作業をスムーズに行うことができる。
前記開口の前記本体の前記径方向における長さは、前記第1係止部と前記第2係止部との前記本体の前記軸方向における間隔よりも長くてもよい。第1係止部と座部との間の開口を比較的に長くすることによって、コイルスプリングを支持部材に取り付ける際に、端部を第2係止部側から開口に挿入しやすくすることができる。一方で、第1係止部と第2係止部との間隔を比較的に短くすることによって、コイルスプリングの端部が第1係止部と第2係止部との隙間で移動することを抑制することができる。これにより、端部が、第1係止部、第2係止部及び座部に対して傾斜するようにずれることを抑制することができ、コイルスプリングが支持部材から落下することを抑制することができる。
前記本体の前記径方向において、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離は、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離よりも長くてもよい。この構成によれば、端部を第2係止部側から開口に、座部及び第1係止部を越えて挿入する際に、第1係止部によって挿入し難くなることを抑制することができる。これにより、コイルスプリングを支持部材に容易に取り付けることができる。
前記本体の前記径方向において、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離は、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離よりも長くてもよい。この構成によれば、端部が、第1係止部、第2係止部及び座部に対して傾斜するようにずれることを抑制することができる。
前記支持部材は、さらに、前記本体の前記軸方向において、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記端部に当接する障壁を備えていてもよい。この構成によれば、コイルスプリングを支持部材に取り付けている状態で、本体を本体の直径が小さくなる方向に本体を捻って弾性変形させる際に、障壁が端部を押圧して、本体を弾性変形させることができる。これにより、コイルスプリングを支持部材に容易に取り付けることができる。
前記支持部材は、回転することによって流体の流路を開閉可能に配置されている弁体の回転軸に取り付けられているギアを備えていてもよい。この構成によれば、弁体を備える弁装置の製造を高速化することができる。
実施例のEGR弁装置の斜視図を示す。 実施例のEGR弁装置が全閉状態である場合のカバーを含む一部の部品を取り外した状態の側面図を示す。 実施例のコイルスプリングユニット単体の斜視図を示す。 実施例のコイルスプリングの斜視図を示す。 実施例のメインギアの斜視図を示す。 実施例のメインギアの正面図を示す。 図6のVII-VII断面のうち、スプリングフック部を拡大した断面図を示す。 実施例のコイルスプリングをメインギアに取り付ける手順を説明するための斜視図を示す。 実施例のコイルスプリングをメインギアに取り付ける手順において、図8に続く状態の図6のVII-VII断面の断面図を示す。 図9に続く実施例のコイルスプリングをメインギアに取り付ける手順を説明するための図6のVII-VII断面の断面図を示す。 実施例の弁体を正面から見た拡大図を示す。 図11のXII-XII断面の断面図を示す。 図11のXII-XII断面において、全開状態の断面図を示す。 メインギアを成形するための成形型を説明するための図6のVII-VII断面の断面図を示す。 第2実施例における図6のVII-VII断面のうち、スプリングフック部を拡大した断面図を示す。
(第1実施例)
本実施例のコイルスプリングユニット10を説明する。コイルスプリングユニット10は、EGR(Exhaust Gas Recirculationの略)弁装置50に配置される。まず、EGR弁装置50について説明する。
(EGR弁装置の構成)
図1は、EGR弁装置50の斜視図を示す。EGR弁装置50は、車両のエンジンから排出される排気ガスの一部を吸気経路に戻す、いわゆる排気再循環システムに用いられる。EGR弁装置50は、排気経路と吸気経路とを連通する循環経路上に配置され、循環経路を開閉することによって、排気経路と吸気経路の連通と遮断を切り替える。これにより、排気経路から吸気経路に循環される排気ガスの流量を調整する。
EGR弁装置50は、いわゆる二重偏心弁である。図2はEGR弁装置50が全閉状態である場合のカバー54を含む一部の部品を取り外した状態の側面図を示す。図1及び図2に示すように、EGR弁装置50は、EGRボディ52と、カバー54と、弁体56と、弁軸58と、コイルスプリングユニット10と、中間ギア62と、モータギア66と、モータ70と、を備える。なお、モータ70は、EGRボディ52に収容されている。
EGRボディ52は、アルミ合金で作製されている。EGRボディ52は、循環管52aを備える。循環管52aは、車両の循環経路の一部として配置される。循環管52aは、EGRボディ52を貫通する。
EGRボディ52は、モータ70、コイルスプリングユニット10、中間ギア62、及びモータギア66を収容している。EGRボディ52の収容空間は、カバー54によって閉塞されている。カバー54は、樹脂で作製されている。
EGRボディ52は、弁軸58を介して、弁体56を回転可能に支持している。弁軸58は、EGRボディ52に回転可能に支持されている。弁体56は、循環管52a内に配置されている。全閉状態では、弁体56は、循環管52aに配置されている弁座53に当接している。
図11は、弁体56を、正面から見た拡大図を示し、図12は、図11のXII-XII断面の断面図を示す。図13は、図11のXII-XII断面において、全開状態における弁体56と弁軸58と弁座53とを示す。弁軸58の軸線X1は、循環管52aに対して直交方向に延びている。軸線X1は、弁座53の中心C1に対して循環管52aの中心軸線X2の方向に偏心しているとともに、軸線X1及び中心軸線X2に対して直交方向に偏心している。なお、EGR弁装置50の詳細な構成は、例えば、特許第5759646号公報、米国特許公開2017152953号公報に記載されている。
図2に示すように、弁軸58の一端には、メインギア12が配置されている。メインギア12は、弁軸58に固定されている。メインギア12は、樹脂で作製されている。メインギア12は、EGRボディ52に回転可能に配置されている。メインギア12は、中間ギア62に噛み合っている。
中間ギア62は、メインギア12に噛み合う小ギア(図示省略)と、小ギアに隣接して固定されており、小ギアと同軸上に配置されている大ギア64と、を備える。大ギア64は、モータギア66に噛み合っている。中間ギア62は、ピン68を介して、EGRボディ52に回転可能に支持されている。
モータギア66は、モータ70の駆動軸に固定されている。モータ70は、ECU(Engine Control Unitの略)からの信号に従って駆動する。モータ70が駆動すると、駆動軸が回転する。これにより、モータギア66及び中間ギア62を介して、メインギア12が回転される。この結果、弁軸58を介して、弁体56が全閉状態と全開状態との間で移動する。モータギア66及び中間ギア62は、メインギア12と同様の樹脂で作製されている。
(コイルスプリングユニットの詳細)
メインギア12は、コイルスプリングユニット10に含まれている。コイルスプリングユニット10は、モータ70の駆動によって弁体56を、全閉状態に向けて(即ち図2の反時計回りに)付勢する。コイルスプリングユニット10は、メインギア12の他に、コイルスプリング14を備える。
(コイルスプリングの構成)
図3及び図4に示すように、コイルスプリング14は、本体40と、ギア側端部42と、ボディ側端部44と、を備える。本体40は、コイル状、即ち螺旋状に構成されている。本体40は、弁軸58の軸線X1が本体40の中心軸に一致するように配置されている。本体40のEGRボディ52の端部には、ボディ側端部44が配置されている。ボディ側端部44は、本体40の端部で折り曲げられ、本体40の径方向の外側に向かって延びている。本体40のEGRボディ52と反対側、即ちカバー54側の端部には、ギア側端部42が配置されている。ギア側端部42は、本体40の端部で折り曲げられ、本体40の径方向の外側に向かって延びている。ギア側端部42は、ボディ側端部44に対して、本体40を挟んで略反対側に位置する。
(メインギアの構成)
本体40のEGRボディ52と反対側には、メインギア12が配置されている。図3、図5及び図6に示すように、メインギア12は、座部20と、ギア部22と、スプリング保持部24と、軸保持部26と、ストッパ28と、スプリングフック部30と、を備える。座部20は、円環の平板形状を有している。なお、座部20は、本体40のEGRボディ52と反対側の端に当接する。
座部20の内周側には、スプリング保持部24が配置されている。スプリング保持部24は、円筒形状を有している。スプリング保持部24は、座部20のコイルスプリング14側の面から弁軸58に平行に配置されている。スプリング保持部24は、弁軸58の軸線X1が中心軸に一致するように配置されている。スプリング保持部24の外径は、本体40の内径とよりも若干小さい。スプリング保持部24は、本体40の内側に挿入されている。これにより、コイルスプリング14のメインギア12に対する本体40の径方向の位置決めがなされている。
スプリング保持部24のEGRボディ52側に端部には、軸保持部26が配置されている。軸保持部26は、スプリング保持部24の内周側に配置されている。軸保持部26は、平板形状を有しており、その中心に開口を有する。軸保持部26の中心には、弁軸58が挿入されて固定されている。
座部20の外周縁の一部には、ギア部22が配置されている。ギア部22は、座部20の外側に向かって複数の歯が連続的に配置されている。ギア部22は、中間ギア62の小ギアに噛み合っている。
座部20の周方向、即ち、メインギア12の回転方向におけるギア部22の一端には、ストッパ28が配置されている。ストッパ28は、座部20の外周縁に配置されている。ストッパ28は、ギア部22よりもEGRボディ52側に突出している。図2に示すように、弁体56が全閉状態である場合に、ストッパ28は、EGRボディ52の全閉ストッパ52bに当接する。これにより、メインギア12がさらに反時計回りに回転することが防止される。一方、弁体56が全開状態である場合に、ストッパ28は、EGRボディ52の全開ストッパ(図示省略)に当接する。これにより、メインギア12がさらに時計回りに回転することが防止される。
座部20の周方向、即ち、メインギア12の回転方向におけるギア部22の他端には、スプリングフック部30が配置されている。スプリングフック部30は、座部20の外周縁に配置されている。スプリングフック部30は、係止部32、34を備える。
図7は、図6のVII-VII断面のうち、スプリングフック部30を拡大した断面図を示す。なお、図7には、コイルスプリング14も示されている。係止部32は、座部20から本体40の径方向(即ち図7のX方向、以下本体40の径方向を「X方向」と呼ぶことがある)の外側に間隔を有して配置されている。係止部32の本体40の周方向の長さは、コイルスプリング14の線径よりも長い。係止部32は、座部20のコイルスプリング14が当接する面と同一平面状の当接面32aを備える。当接面32aは、コイルスプリング14のギア側端部42の先端に当接している。なお、ギア側端部42の基端(即ち本体40側の端)は、座部20に当接している。係止部32は、ギア側端部42の先端を越えて、X方向の外側に延びている。
係止部32と座部20との間には、開口36が配置されている。開口36は、座部20と係止部32との間で、メインギア12を、本体40の軸方向(即ち図7のY方向、以下本体40の軸方向を「Y方向」と呼ぶことがある)に貫通している。開口36のX方向における長さは、ギア側端部42の長さよりも短い。
係止部34は、Y方向において、座部20及び係止部32からギア側端部42を挟んで本体40側に配置されており、X方向において、座部20と係止部32の間、即ち開口36に対向する位置に配置されている。係止部34の本体40の周方向の長さは、係止部32と同様に、コイルスプリング14の線径よりも長い。X方向において、係止部34の外端は、係止部32の内端と略同一又は若干内側(図7の距離W3)の位置に配置されている。一方で、X方向において、係止部34の内端は、座部20の外端よりも外側に位置する。このため、コイルスプリング14側から見たときに、係止部34のX方向における内端よりも内側に、開口36の内端が位置している。Y方向における係止部32及び座部20と係止部34との間隔W4は、開口36のX方向における長さW1よりも短く、コイルスプリング14の線径と略同一である。ギア側端部42は、係止部32、34及び座部20によって、X方向において、異なる3つの位置で挟持されて位置決めされている。
この構成によれば、コイルスプリング14が、メインギア12から本体40の軸方向にずれようとしても、係止部32、34及び座部20がギア側端部42に当接することによって、コイルスプリング14の本体40の軸方向に沿った位置ずれを抑制することができる。さらに、係止部34に当接したギア側端部42は、係止部32に当接するために、係止部32、34に対して傾くことが抑制される。これにより、係止部32、34によって、ギア側端部42を強固に保持することができる。コイルスプリング14は、メインギア12に対して、本体40の軸方向及び軸方向に垂直な方向のいずれにおいても位置決めされている。これにより、コイルスプリング14がメインギア12から脱落することを抑制することができる。
また、X方向において、座部20の外端と係止部34の内端との距離W2は、係止部34の外端と係止部32の内端との距離W3よりも長い。
スプリングフック部30は、さらに、係止部32、34の本体40の周方向の両端のそれぞれに配置される障壁38を備える。障壁38は、X方向において、係止部32、34の全長に亘って配置される平板形状を有する。障壁38は、Y方向において、係止部32と係止部34との間に配置されている。この構成によれば、コイルスプリング14が本体40の軸を中心に回転移動すると、ギア側端部42が障壁38に当接する。これにより、ギア側端部42が、スプリングフック部30から離脱することを抑制することができる。
また、EGR弁装置50では、コイルスプリングユニット10を、EGRボディ52に取り付ける際に、ボディ側端部44を、EGRボディ52に配置されているフック部(図示省略)に当接させた状態で、EGRボディ52に向けて押圧する。そして、本体40を引っ張ってメインギア12とEGRボディ52とを離間させる。これにより、メインギア12をEGRボディ52と干渉しない位置まで離間させることができる。この状態から本体40の径が小さくなるように捻って弾性変形させて、コイルスプリングユニット10をEGRボディ52に取り付ける。ボディ側端部44をEGRボディ52に向けて押圧してメインギア12を離間させると、ギア側端部42が、係止部32、34に対して傾く方向に力が付与される。しかしながら、係止部32、34によって、ギア側端部42の傾斜が抑制されているため、コイルスプリング14が、メインギア12から脱落することを抑制することができる。
(コイルスプリングのメインギアへの取付方法)
図8〜図10を用いて、コイルスプリング14をメインギア12に取り付ける方法を説明する。図8に示すように、まず、本体40をスプリング保持部24の軸方向に対して傾斜させて、図8の矢印に示すように、ギア側端部42を、係止部34を越えて開口36に挿入する。これにより、図9に示すように、ギア側端部42は、係止部32及び座部20を越えて、開口36から突出する。このため、開口36は、コイルスプリング14をメインギア12に取り付ける際に、ギア側端部42が取付状態(図3に示す状態)から傾斜した状態(図8、図9に示す状態)で突出可能な寸法を有していればよい。図7に示すように、X方向において、座部20の外端と係止部34の内端との距離W2は、係止部34の外端と係止部32の内端との距離W3よりも長いため、係止部32によってギア側端部42が挿入し難くなることを抑制することができる。これにより、コイルスプリング14をメインギア12に容易に取り付けることができる。また、この状態では、本体40の軸方向をスプリング保持部24の軸方向に平行するように(即ち図9の矢印の方向に)コイルスプリング14を移動させると、ギア側端部42が係止部32に接触してしまう。
そこで、図9の状態から、本体40の直径が小さくなるように、本体40を捻って弾性変形させる。このとき、障壁38がギア側端部42に当接して障壁38がギア側端部42を押圧することによって本体40を弾性変形させることができる。これにより、コイルスプリング14をメインギア12に容易に取り付けることができる。この結果、図10に示すように、ギア側端部42が係止部32に当接しない位置まで移動する。図10に示す状態で、本体40の軸方向をスプリング保持部24の軸方向に平行に位置するようにコイルスプリング14を移動させ、本体40の弾性変形を復元させることによって、コイルスプリング14がメインギア12に取り付けられる。
この構成によれば、コイルスプリング14をメインギア12に容易に取り付けることができる。
また、図14に示すように、メインギア12を成形型100によって樹脂成形する際に、本体40の径方向において、係止部32が、係止部34と座部20との間に位置しているために、成形型100に凸形状102、104を配置することによって、スプリングフック部30を容易に成形することができる。
(第2実施例)
図15を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。本実施例では、X方向において、係止部34の外端と係止部32の内端との距離W3が、座部20の外端と係止部34の内端との距離W2よりも長い。この構成によれば、ギア側端部42が、係止部32、34、及び座部20に対して傾斜するようにずれることを抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)コイルスプリングユニット10は、例えば、スロットル装置等、EGR弁装置50以外の他の装置にも用いることができる。
(2)コイルスプリングユニット10の支持部材は、メインギア12のように、ギア部22を有していなくてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :コイルスプリングユニット
12 :メインギア
14 :コイルスプリング
20 :座部
22 :ギア部
24 :スプリング保持部
26 :軸保持部
28 :ストッパ
30 :スプリングフック部
32 :係止部
32a :当接面
34 :係止部
36 :開口
40 :本体
42 :ギア側端部
44 :ボディ側端部
50 :EGR弁装置

Claims (6)

  1. コイル状の本体と、前記本体から前記本体の径方向の外側に向かって延びる端部と、を備えるコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングを支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、
    前記端部側で前記本体に当接する座部と、
    前記座部から前記本体の前記径方向に間隔を有して配置されている第1係止部と、
    前記本体の軸方向において、座部及び前記第1係止部から前記端部を挟んで前記本体側に配置されており、前記本体の前記径方向において、前記座部と前記第1係止部の間に配置されている第2係止部と、を備え、
    前記第2係止部は、前記座部と前記第1係止部との前記間隔に位置する開口に対向して配置されている、コイルスプリングユニット。
  2. 前記開口の前記本体の前記径方向における長さは、前記第1係止部と前記第2係止部との前記本体の前記軸方向における間隔よりも長い、請求項1に記載のコイルスプリングユニット。
  3. 前記本体の前記径方向において、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離は、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離よりも長い、請求項1又は2に記載のコイルスプリングユニット。
  4. 前記本体の前記径方向において、前記第2係止部の外端と前記第1係止部の内端との距離は、前記座部の外端と前記第2係止部の内端との距離よりも長い、請求項1又は2に記載のコイルスプリングユニット。
  5. 前記支持部材は、さらに、前記本体の前記軸方向において、前記第1係止部と前記第2係止部との間に、前記端部に当接する障壁を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のコイルスプリングユニット。
  6. 前記支持部材は、回転することによって流体の流路を開閉可能に配置されている弁体の回転軸に取り付けられているギアを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のコイルスプリングユニット。

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