JP4733066B2 - チューブクランプ - Google Patents

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本発明は、チューブまたはパイプ等を保持するチューブクランプに関するものであり、特に、本チューブクランプを形成する押え蓋の取付けられる、そのヒンジ機構の構成に関するものである。
一般に、自動車等の車両には各種配管が施されており、これらをボデー側に固定するために、チューブクランプと呼ばれるプラスチック製の保持具が使用されている。このチューブクランプは、ポリアセタール等のプラスチック材によって一体的に形成されるものであって、上記チューブ等を確実に保持するために本チューブクランプを形成する押え蓋の一部をヒンジ機構にて接続し、装着前にはチューブ保持部を全開状態にしておくとともに、閉じたときにはチューブの全体が本チューブ保持部本体部とヒンジ機構を介して取付けられる押え蓋とによって確実に保持されるようにしたもの、例えば特開平11−22863号公報記載のもの等が挙げられる。
特開平11−22863号公報
ところで、上記従来のものは、チューブ等を保持する本体部と押え蓋とは、軟質プラスチック材等からなる板状部材の折り曲げ部にて形成されるヒンジ機構(ヒンジ部)にて連結され、これらヒンジ部を介してチューブ等は上記チューブ保持部本体部と押え蓋との間に挟まれた状態で保持されるようになっているものである。このような構成を採ることにより、この従来のものにおいては、時間の経過とともに上記ヒンジ部の弾発力等が劣化し、これによってチューブ保持力が低下せざるを得ないと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、ヒンジ部を、軸部と当該軸部を受ける軸受部とからなる回転ヒンジ機構部を有する構成からなるようにするとともに、当該回転ヒンジ機構部にガタ等の生ずることのないようにしたチューブクランプを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、チューブクランプに関して、チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって上下いずれか一方の側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方の側に小径切欠部を有する縦長状のひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるとともに当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項2記載の発明である第二の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記第一の発明と同じである。すなわち、本発明においては、チューブクランプに関して、チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって一方側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方側に小径切欠部を有する横長状のひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるものであって当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項3記載の発明である第三の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記第一の発明または第二の発明と同じである。すなわち、本発明においては、チューブクランプに関して、チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって斜め方向のいずれか一方の側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方の側に小径切欠部を有する斜め配置の異形ひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記異形ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるとともに当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなるようにした構成を採ることとした。
次に、請求項4記載の発明である第四の発明について説明する。このものも、その基本的な点は上記第一の発明ないし第3の発明と同じである。すなわち、本発明においては、請求項1ないし請求項3記載のチューブクランプに関して、上記チューブ保持部本体部と上記押え蓋とは、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部のところに設けられるひょうたん型切欠穴の大径切欠部内に上記押え蓋の一端側に設けられる軸部が嵌り込んだ状態で同じ金型セット内にて同時に成形されるようにした構成を採ることとした。
請求項1記載の発明である第一の発明について説明する。本発明によれば、本チューブクランプを形成する押え蓋は、未使用時においては、通常、その軸部のところがひょうたん型切欠穴の大径切欠部内に存在するようになっているので、当該押え蓋のところに外力が加わったとしても、当該押え蓋が回転運動をして当該押え蓋の一方の端部側に設けられたフック部が上記チューブ保持部本体部側に設けられた係合部に嵌り込んでしまい、押え蓋が閉じられてしまうと言うような不都合の生ずるようなことが無い。このような押え蓋の閉じられるような現象が、本チューブクランプの装着現場への輸送中等に生じたとすると、チューブをチューブ保持部本体部のとのところに取付けようとする装着現場等においては上記閉じられた押え蓋をその都度開かせる作業をしなければならず、チューブ装着作業の非効率化を招くと言う問題が生ずる。本発明のものにおいては、通常は上記軸部は大径切欠部内に保持されるようになっているので、このような問題の生ずることが無い。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においても、上記第一の発明と同様、未使用時においては、通常、その軸部のところがひょうたん型切欠穴の大径切欠部内に存在するようになっているので、当該押え蓋のところに外力が加わったとしても、当該押え蓋が回転運動をして当該押え蓋の一方の端部側に設けられたフック部が上記チューブ保持部本体部側に設けられた係合部に嵌り込んでしまい、押え蓋が閉じられてしまうと言うような不都合の生ずるようなことが無い。なお、本発明のものにおいては、このような機能(効果)を発揮するひょうたん型切欠穴が水平方向に横長状に配置されるようになっているものである。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においても、上記第一の発明または第二の発明と同様、未使用時においては、通常、その軸部のところが、斜め方向に形成された異形ひょうたん型切欠穴の大径切欠部内に存在するようになるので、当該押え蓋のところに外力が加わったとしても、当該押え蓋が回転運動をして当該押え蓋の一方の端部側に設けられたフック部が上記チューブ保持部本体部側に設けられた係合部に嵌り込んでしまい、押え蓋が閉じられてしまうと言うような不都合の生ずるようなことが無い。
また、第四の発明のものにおいても、基本的には上記第一の発明ないし第三の発明のものと同様の効果を発揮することとなる。これに加えて、更に、本発明のものにおいては、本チューブクランプを形成するチューブ保持部本体部と押え蓋とが、当該押え蓋に設けられた軸部が上記チューブ保持部本体部の側端部に設けられた壁部の一部に形成されるひょうたん型切欠穴の大径切欠部に嵌り込んだ状態で、同一金型セット内にて一緒に成形加工されるようにしたので、上記チューブ保持部本体部と押え蓋とを成形後に組付けると言うような作業が省略されることとなり、本チューブクランプ全体の製造コストの低減化を図ることができるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図5を基に説明する。本実施の形態にかかるものの、その基本構成は、図1及び図2に示す如く、ブレーキオイル用チューブ等の各種チューブ7等(図2参照)をボデーパネル等に取付ける際に用いられるチューブクランプに関するものである。その具体的構成は、例えば図1に示す如く、チューブ、パイプ等をそれぞれ別個独立に保持する保持部(以下チューブ保持部と言う)17を有するとともに、これらチューブ保持部17が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部1と、当該チューブ保持部本体部1の一方の側端部のところに形成されるものであって当該側端部から横方向へ出張るように形成された壁部(以下出張り壁と言う)12のところに設けられたヒンジ機構5を介してその一端が回転自在なように取付けられる押え蓋2と、からなることを基本とするものである。このような構成からなるものにおいて、上記押え蓋2は上記チューブ保持部本体部1と同じ熱可塑性合成樹脂材(例えばポリアセタール等)にて形成されるとともに上記チューブ保持部17のところに装着されたチューブ7等(図2参照)を上側から押え込むように保持するチューブ押え部27を有するようになっているものである。
なお、このような基本構成からなるものにおいて、上記チューブ保持部17は、例えば、図1に示すものにおいては、1個のみ設けられるようになっているものが挙げられているが、このチューブ保持部17は、このような1個(一箇所)のみに限定されるものでは無い。例えば、このようなチューブ保持部17が横方向に複数個設けられ、チューブあるいはパイプ等が複数本平行なように、かつ、並列に保持されるようになっているもの等も含まれる。
このような基本構成からなるものにおいて、上記ヒンジ機構5に関する第一の実施形態について、図1ないし図3を基に説明する。このものは、上記チューブ保持部本体部1の一方の側端部のところに外側へ出張るように、かつ、2枚平行なように形成されたブラケット状の出張り壁12、12のところに設けられるものであって下側に大径切欠部111を有するとともに上側に小径切欠部112を有する縦長状のひょうたん型切欠穴11と、上記押え蓋2の一方の端部側に設けられるものであって上記ひょうたん型切欠穴11のところに嵌り込むように形成され、かつ、当該ひょうたん型切欠穴11を形成する小径切欠部112のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部112内にて円滑に回転作動するように形成された円筒状の軸部21と、からなるものである。なお、このような構成からなる上記チューブ保持部本体部1の下側のところには、本チューブクランプ全体を例えば車体パネル等の所定の場所に取付けて保持するための取付部19が設けられるようになっている。なお、上記ひょうたん型切欠穴11は、図1ないし図3に示す如く、大径切欠部111が下側に設けられるようになっているものが基本となっているが、必ずしもこのような態様のものに限定されるものではない。場合によっては、大径切欠部111が上側に、小径切欠部112が下側に来るようなものであっても良い。
このような構成からなるものにおいて、上記チューブ保持部本体部1は、例えばポリアセタール等の熱可塑性合成樹脂材(プラスチック材)にて一体的に形成されているものである。その具体的構成は、図1ないし図3に示す如く、立面視においては、例えば図2に示す如く、ほぼ3/4円状の形態からなるものであって上方への溝状の開口部16を有する形態からなるとともに、平面視においては、上記開口部16をも含めて全体が所定の幅を有する形態からなる溝状のチューブ保持部17を基礎に形成されるようになっているものである。なお、このチューブ保持部17は、本実施の形態においては一個を有するものが挙げられているが、このチューブ保持部17は一個に限定されるものではなく、複数個が横方向に並列に並べられたようなものであっても良い。
このような構成からなる3/4円状のチューブ保持部17を有するチューブ保持部本体部1の一方の側端部のところには、当該チューブ保持部本体部1に対して直立状に形成された2枚の出張り壁12、12が平行なように設けられるようになっている。すなわち、縦壁状の出張り壁12、12が設けられるようになっている。そして、このような出張り壁12、12のところには、上記押え蓋2を形成する円筒状の軸部21が嵌り込んで各種作動をするひょうたん型切欠穴11が設けられるようになっている。このようなひょうたん型切欠穴11は、図1ないし図3に示す如く、下側には大径穴状の形態からなる大径切欠部111を有するとともに上側には小径穴状の形態からなる小径切欠部112を有し、これら二つの切欠部111、112が途中でつながって、全体として縦置き状のひょうたん型の切欠穴が形成されるようになっているものである。このようなひょうたん型切欠穴11と当該ひょうたん型切欠穴11内に収容されて各種運動をする円筒状の軸部21とによってヒンジ機構5が形成されるようになっているものである。そして、このような構成からなるチューブ保持部本体部1の一部を形成するものであって上記ブラケット状の出張り壁12、12が設けられる側とは反対側のところには、押え蓋2のところに設けられた係合フック25の嵌り込むように形成された、かつ、弾性爪状の形態からなる係合部15が設けられるようになっている。
なお、このような構成からなるものにおいて、上記押え蓋2の軸部21が嵌り込んで各種作動をするひょうたん型切欠穴についての変形例(第二の実施形態)について、図4を基に説明する。このものの特徴とするところは、上記ひょうたん型切欠穴13が横長穴状に配置されるようになっていることである。具体的には、図4に示す如く、チューブ保持部本体部1の一方の側端部に形成された2枚の平行壁からなる縦壁状の出張り壁12、12のところに設けられるひょうたん型切欠穴13、13が横長穴状に配置されるようになっていることである。すなわち、図4に示す如く、横長穴状のひょうたん型切欠穴13は、チューブ保持部本体部1に近い側に大径切欠部131を有するとともに、これに連続して、その水平方向の横方向に小径切欠部132が形成されるようになっているものである。なお、このような構成からなるものにおいて、上記横長穴状ひょうたん型切欠穴13に関しては、必ずしも図4に記載のものに限定されるものではない。例えば、図4に示すものとは逆の形態からなるものであって、外側に大径切欠部131を有するとともに内側に小径切欠部132を有するようなものであっても良い。
次に、上記押え蓋2の軸部21が嵌り込んで各種作動をするひょうたん型切欠穴についての、もう一つの変形例(第三の実施形態)について、図5を基に説明する。このものの特徴とするところは、上記ひょうたん型切欠穴14が斜めに配置されるようになっていることである。具体的には、図5に示す如く、チューブ保持部本体部1の一方の側端部に形成された2枚の平行壁からなる縦壁状の出張り壁12、12のところに設けられるひょうたん型切欠穴14、14が斜め方向に傾斜した状態で配置されるようになっていることである。すなわち、図5に示す如く、斜めに配置されたひょうたん型切欠穴14は、チューブ保持部本体部1に近い側に小径切欠部142を有するとともに、これに連続して、その斜め下方部に大径切欠部141が形成されるようになっているものである。なお、本実施の形態のものにおいても、上記大径切欠部141と小径切欠部142との位置関係については必ずしも図5に示すようなものに限定されるものではない。場合によっては、大径切欠部141が斜め上方部に設けられるとともに、小径切欠部142が斜め下方部側に設けられるようなものであっても良い。
次に、このような構成からなるチューブ保持部本体部1側に設けられたチューブ保持部17と共に当該チューブ保持部17内に装着されたチューブ7等を上側から保持するように作動する押え蓋2について、図1ないし図5を基に説明する。このものは、例えば図1または図4あるいは図5に示す如く、所定の板幅を有する平板状の形態からなるベース部22を基礎に形成されるようになっているものである。そして、このようなベース部22の一方の端部のところには本ベース部22に対して直立状に形成された係合フック25が設けられるとともに、もう一方の端部側には、円筒状の軸部21が一体的に形成されるようになっているものである。また、上記ベース部22の中央部のところには、その幅方向全体にわたって所定の高さを有する凸起状の形態からなるチューブ押え部27が設けられるようになっている。
このような構成からなるものにおいて、上記円筒状の軸部21は、通常時、すなわち、チューブ等の未装着時においては、例えば図2の(A)または図4の(A)あるいは図5の(A)に示す如く、上記壁部(出張り壁)12、12のところに設けられたひょうたん型切欠穴11の下方部または一方の端部に形成された大径切欠部111、131、141内に収まるようになっているものである。その結果、本チューブクランプが単独製品として多数集められて所定の収納ボックス等に収容された状態で輸送される場合等において、上記押え蓋2が振動等により円筒状の軸部21を基点にして仮に廻されたとしても、その軸部21の回転中心点(O)は、通常時は図2の(A)または図4の(A)等に示すO11の位置、すなわち大径切欠部側にあるので、押え蓋2は大径切欠部の中心点である、例えばO11点を基点にして回転運動をすることとなる。その結果、押え蓋2の先端部に設けられた係合フック25の移動軌跡(回転運動軌跡)はチューブ保持部本体部1に設けられた係合部15の位置とは合致せず、上記係合フック25が上記係合部15に嵌り込むようなことがない。すなわち、本チューブクランプの搬送中等において上記押え蓋2に設けられた係合フック25がチューブ保持部本体部1に設けられた係合部15に勝手に嵌り込んで押え蓋2がチューブ保持部17の開口部16のところを塞いでしまうと言うような不都合の生ずることが無い。
また、このような構成からなるチューブ保持部本体部1と押え蓋2とは、当該押え蓋2を形成する円筒状の軸部21が上記チューブ保持部本体部1の出張り壁12のところに設けられたひょうたん型切欠穴11、13、14の、その下方部または一方の端部側に形成された大径切欠部111、131、141内に納まった状態(図2の(A),図4の(A),図5の(A))で、一緒に、かつ、同時に所定の熱可塑性合成樹脂材にて成形されるようになっているものである。
次に、このような構成及び機能を有する本実施の形態のものについて、上記押え蓋2を作動させてチューブ7をチューブ保持部17内にて確実に保持する場合の作動態様について、図2、図3、図4、図5を基に説明する。まず、図2の(A)または図4の(A)あるいは図5の(A)に示す如く、押え蓋2を回転させてチューブ保持部本体部1側に形成された開口部16を開かせる。このとき、上記押え蓋2を形成する円筒状の軸部21は、通常は上記ひょうたん型切欠穴11、13、14を形成するものであって下側または一方の端部側に設けられた大径切欠部111、131、141内に取付ガタの大きな状態で存在するようになっている。このような状態において、所定のチューブ7等を開口部16を経由させて押込み、チューブ保持部17内へ挿入させる。そして、次に、上記押え蓋2を形成する円筒状の軸部21を、図2の(B)または図4の(B)あるいは図5の(C)に示すように、ひょうたん型切欠穴11、13、14の上方部側またはもう一方の端部側に形成された小径切欠部112、132、142側へ移動させる。すなわち、円筒状の軸部21の軸中心(O)をひょうたん型切欠穴11、13、14の小径切欠部112、132、142の中心位置(O12,O13等)に合致させるようにする。
次に、このような状態において、例えば図3の矢印図示または図4の(B)に示す如く、押え蓋2を回転運動させて、押え蓋2を二点鎖線図示の状態から実線図示の状態へと移動させる。このとき、押え蓋2に設けられた円筒状の軸部21の軸中心(O)の位置は、ひょうたん型切欠穴11、13、14を形成する小径切欠部112、132、142の中心位置(O12,O13,O14等)と合致するようになっているので、上記押え蓋2の先端部に直立状に設けられた係合フック25の先端部は上記中心位置(O12,O13等)を基点にして円運動をして、上記チューブ保持部本体部1に設けられた係合部15のところに正確に嵌り込むようになる。そして、当該係合部15に設けられたロック部が上記係合フック25のところに係合して、両者の係合状態が正常に形成されることとなる。その結果、上記押え蓋2は上記チューブ保持部17の上側のところに上記開口部16を塞ぐように固定されることとなる。また、このとき、上記押え蓋2を形成する平板状ベース部22のところには凸起状の形態からなるチューブ押え部27が設けられるようになっていることより、このチューブ押え部27が上記開口部16内へ嵌り込むようになり、このチューブ押え部27の作用によって上記チューブ7は確実に上記チューブ保持部17内に押え込まれることとなる(図3の実線図示,図4の(B)の実線図示,図5の(C))。これによって、チューブ保持部17のところに装着されたチューブ7は、押え蓋2によってチューブ保持部本体部1のところに確実に保持され、固定されることとなる。
本発明の第一の実施形態にかかるものの全体構成を示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態にかかるものの押え蓋に設けられた軸部の作動態様を示す説明図である。 本発明の第一の実施形態にかかるものの押え蓋の作動態様を示す説明図である。 本発明の第二の実施形態にかかるものの押え蓋の作動態様を示す説明図である。 本発明の第三の実施形態にかかるものの押え蓋の作動態様を示す説明図である。
符号の説明
1 チューブ保持部本体部
11 ひょうたん型切欠穴
111 大径切欠部
112 小径切欠部
12 壁部(出張り壁)
13 ひょうたん型切欠穴
131 大径切欠部
132 小径切欠部
14 ひょうたん型切欠穴
141 大径切欠部
142 小径切欠部
15 係合部
16 開口部
17 チューブ保持部
19 取付部
2 押え蓋
21 軸部
22 ベース部
25 係合フック
27 チューブ押え部
5 ヒンジ機構
7 チューブ



Claims (4)

  1. チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって上下いずれか一方の側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方の側に小径切欠部を有する縦長状のひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるとともに当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなることを特徴とするチューブクランプ。
  2. チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって一方側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方側に小径切欠部を有する横長状のひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるとともに当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなることを特徴とするチューブクランプ。
  3. チューブ、パイプを、それぞれ別個独立に保持する保持部を有するとともに、これら各保持部が所定の熱可塑性合成樹脂材にて一体的に形成されるチューブ保持部本体部と、当該チューブ保持部本体部の一方の側端部のところにヒンジ機構を介してその一端が回転自在なように取付けられるものであって上記チューブ保持部本体部に装着された各チューブを押え込むように保持するとともに上記チューブ保持部本体部と同じ熱可塑性合成樹脂材にて形成される押え蓋と、からなるとともに、上記ヒンジ機構の構成を、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところに出張るように形成された壁部に設けられるものであって斜め方向のいずれか一方の側に大径切欠部を有するとともに残りのもう一方の側に小径切欠部を有する斜め配置の異形ひょうたん型切欠穴と、上記押え蓋の一方の端部側に設けられるものであって上記異形ひょうたん型切欠穴のところに嵌り込むように形成されるとともに当該ひょうたん型切欠穴を形成する小径切欠部のところに嵌り込んだ状態においては当該小径切欠部内にて円滑に回転作動するように形成された軸部と、からなることを特徴とするチューブクランプ。
  4. 請求項1ないし請求項3記載のチューブクランプにおいて、上記チューブ保持部本体部と上記押え蓋とは、上記チューブ保持部本体部のいずれか一方の側端部のところ出張るように形成された壁部に設けられるひょうたん型切欠穴の大径切欠部内に上記押え蓋の一端側に設けられる軸部が嵌り込んだ状態で同じ金型セット内にて同時に成形されるようにしたことを特徴とするチューブクランプ。
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