JP6028333B2 - 樹脂組成物、光学積層体、偏光板及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
これらの機能層の基材としては、透明性や硬度性に優れるアクリル樹脂等が使用されている。しかし、このような機能層の基材は、絶縁特性が高いため帯電しやすく、埃等の付着による汚れが生じ、使用する場合のみならずディスプレイ製造工程においても、帯電してしまうことにより障害が発生するといった問題があった。
帯電防止剤に添加する帯電防止剤の帯電防止機能を発現するタイプとしては、従来、電子がソリトンやポーラロンといったキャリアを介して移動する電子伝導タイプと、イオン自体が系内を移動するイオン伝導タイプの2種類に分類される。
電子伝導タイプの帯電防止剤としては、例えば、各種金属酸化物や導電性ポリマー等が知られており、一方、イオン伝導タイプの帯電防止剤としては、例えば、第4級アンモニウム塩や、リチウム塩等が知られている。
しかしながら、従来の帯電防止層は、通常、帯電防止剤、バインダー樹脂及び溶剤を含有する帯電防止層用組成物を用いて形成されるが、このような帯電防止層用組成物に、形成する帯電防止層の高硬度化を目的としてシリカ微粒子を含有させると、帯電防止剤とシリカ微粒子とが溶解せずゲル化してしまうという問題があった。
また、上記帯電防止層用組成物は、更に、導電性微粒子を含有することが好ましい。
また、上記シリカ微粒子は、表面に反応性官能基を含有する反応性シリカ微粒子であることが好ましい。
また、上記バインダー樹脂は、多官能モノマー、多官能オリゴマー及び多官能ポリマーを含有することが好ましい。
また、本発明は、最表面に本発明の光学積層体、又は、本発明の偏光板を備えることを特徴とする画像表示装置でもある。
以下に、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明では、特別な記載がない限り、モノマー、オリゴマー、プレポリマー等の硬化性樹脂前駆体も“樹脂”と記載する。
また、上記特定の構造を有するホウ素−リチウム系化合物は、第4級アンモニウム塩や金属酸化物微粒子とシリカ微粒子とを含有する樹脂組成物に含有させると、該樹脂組成物のゲル化を防止することができることも見出した。
ここで、従来、樹脂組成物を用いて形成する樹脂層にカールの発生を抑制する方法として、バインダー樹脂として多官能ポリマーを含有させることが知られている。しかしながら、このような多官能ポリマーを含有する樹脂組成物は、従来の帯電防止剤、特に広く用いられている第4級アンモニウム塩や金属酸化物微粒子を帯電防止剤として含有する場合、ゲル化してしまうという問題があった。本発明者は、上記特定のホウ素−リチウム系化合物を帯電防止剤として含有する樹脂組成物は、驚くべきことに、バインダー樹脂として多官能ポリマーを含有する場合であっても、該樹脂組成物がゲル化することを好適に防止できることも併せて見出した。なお、上記多官能ポリマーについては、後で詳述する。
上記一般式(1)で表される化合物(以下、ホウ素−リチウム系化合物ともいう)は、帯電防止剤として機能する材料であり、このようなホウ素−リチウム系化合物を含有する本発明の樹脂組成物は、帯電防止性(導電性)及び硬度に優れた樹脂層を形成することができ、特に帯電防止層の形成に好適に用いることができる。
ここで、例えば、リチウムイオンと上記一般式(1)におけるYイオンとからなる化合物(以下、Li−Y化合物ともいう)を含有する樹脂組成物では、帯電防止性能は発現できるものの満足できるレベルではない。また、このようなLi−Y化合物は、水の存在下では、酸性の強いYイオンの遊離が起こってしまうため、金属類を腐食することがあるので好ましくない。一方、例えば、上記一般式(1)におけるLi−Y化合物のないホウ素化合物のみを含有する樹脂組成物では、帯電防止性能が悪く、また、バインダー樹脂への溶解性も悪くゲル化問題が生じることがある。更に、例えば、上記ホウ素−リチウム系化合物が分子中に不飽和二重結合を有さない場合、形成する樹脂層の硬度が悪く、また、例えば、光学積層体を作製した場合、耐久試験後に樹脂層(帯電防止層等)が脱落することがあり、更に、バインダー樹脂に対する溶解性も悪くゲル化の問題が生じることがある。
上記ホウ素−リチウム系化合物としては、具体的には、例えば、サンコノールBME(83)50R、サンコノールBME(83)20R、サンコノールBME(23)50R、サンコノールBME(222)50R、BAE(23)50R、BAE(23)20R、BAE(103)50R、BAE(103)20R、BMME(233)50R(三光化学工業社製)等が挙げられる。
なお、上記Li−Y化合物としては、具体的には、例えば、Lj−603010;リチウムビストリフルオロメタンスルホンイミド(住友スリーエム社製)等が挙げられる。
例えば、本発明の樹脂組成物を用いて帯電防止層を形成する場合、固形分中1〜30質量%であることが好ましく、より好ましい下限は2質量%、より好ましい上限は25質量%である。1質量%未満であると、形成する帯電防止層に充分な帯電防止性能を付与することができないことがあり、30質量%を超えると、形成する帯電防止層の透明性が低下してヘイズが上昇し、光透過性が低下し、また、硬度の低下が生じてしまうため、光学積層体の帯電防止層に用いる上で好ましくない。また、帯電防止性能自体の良化は見られなくなってコスト高となり、形成した帯電防止層の上に別層(例えば、ハードコート層、防汚層、低屈折率層、高屈折率層、防眩層等)を積層する場合、これらの層と上記帯電防止層との密着性が悪化してしまうことがある。更に、本発明の樹脂組成物が吸湿しやすくなり、製造する帯電防止層のヘイズが悪化してしまうことがある。
上記バインダー樹脂としては特に限定されないが、多官能モノマー、多官能オリゴマー及び多官能ポリマーを含有することが好ましい。このようなバインダー樹脂として多官能ポリマーを含有することで、本発明の樹脂組成物を用いて形成した樹脂層にカールが発生することを好適に防止できる。
なお、本明細書において、「多官能モノマー」とは、分子中に不飽和二重結合を2以上有する重量平均分子量が1000未満の化合物を意味し、「多官能オリゴマー」とは、分子中に不飽和二重結合を2以上有する重量平均分子量が1000〜1万の化合物を意味し、上記「多官能ポリマー」とは、分子中に不飽和二重結合を2以上有し、重量平均分子量が1万を超える化合物を意味する。
また、本発明の樹脂組成物を用いて低屈折率層を形成する場合、上記バインダー樹脂としては、後述する任意の層である低屈折率層において説明するフッ素系樹脂を含有していてもよい。
なお、本明細書において「(メタ)アクリレート」は、メタクリレート及びアクリレートを指すものである。
また、上記多官能オリゴマーの市販品としては、例えば、日本合成化学工業社製の紫光シリーズ、例えば、UV1700B、UV6300B、UV7605B、UV7640B、UV7600B;根上工業社製のアートレジンシリーズ、例えば、アートレジンHDP、アートレジンUN9000H、アートレジンUN3320HA、アートレジンUN3320HB、アートレジンUN3320HC、アートレジンUN3320HS、アートレジンUN901M、アートレジンUN902MS、アートレジンUN903、アートレジンUN904;新中村化学工業社製のUA100H、U4H、U6H、U15HA、U4HA、U6HA、UA32P、U6LPA、U324A、U9HAMI;ダイセル・サイテック社製のEbecrylシリーズ、例えば、1290、5129、254、264、265、1259、1264、4866、9260、8210、204、205、6602、220、4450;荒川化学工業社製のビームセット577;日本化薬社製のDPHA40H、UX5000、UX5001T;サートマー社製のCN9006、CN968等が挙げられる。なかでも、好ましくは、UV1700B、UV7600B(日本合成化学工業社製)、DPHA40H(日本化薬社製)、アートレジンUN904、アートレジンUN3320HS(根上工業社製)、ビームセット577(荒川化学工業社製)、U15HA(新中村化学工業社製)等が挙げられる。
上記多官能ポリマーの市販品としては、例えば、ビームセット371(荒川化学工業社製)等が挙げられる。
上記光重合開始剤の具体例としては、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミノキシムエステル、チオキサントン類、プロピオフェノン類、ベンジル類、ベンゾイン類、アシルホスフィンオキシド類が挙げられる。また、上記光重合開始剤は、光増感剤を混合して用いることが好ましく、その具体例としては、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホスフィン等が挙げられる。
上記光重合開始剤の添加量は、本発明の樹脂組成物100質量部に対し、0.1〜10質量部であることが好ましい。
上記溶剤乾燥型樹脂としては、主として熱可塑性樹脂が挙げられる。
上記溶剤乾燥型樹脂の添加により、本発明の樹脂組成物の塗布面の塗膜欠陥を有効に防止することができる。
好ましい熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、ハロゲン含有樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、シリコーン系樹脂、及び、ゴム又はエラストマー等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂としては、通常、非結晶性であり、かつ有機溶剤(特に複数のポリマーや硬化性化合物を溶解可能な共通溶剤)に可溶な樹脂を使用することが好ましい。特に、成形性又は製膜性、透明性や耐候性の高い樹脂、例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、脂環式オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース誘導体(セルロースエステル類等)等が好ましい。
上記熱硬化性樹脂を用いる場合、必要に応じて、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤等を併用して使用することもできる。
上記シリカ微粒子は、本発明の樹脂組成物を用いて形成した樹脂層の硬度を高める役割を果たす材料である。
上記シリカ微粒子としては、なかでも、表面に反応性官能基を有する反応性シリカ微粒であることが好ましい。上記反応性シリカ微粒子は、上述したバインダー樹脂との間で架橋構造を構成することが可能となり、形成する樹脂層の硬度を極めて優れたものとすることができる。
なお、上記シリカ微粒子の平均1次粒径は、体積平均1次粒径であり、溶液中の当該シリカ微粒子を動的光散乱方法で測定し、粒子径分布を累積分布で表したときの50%粒子径(d50 メジアン径)を意味する。当該体積平均1次粒径は、日機装株式会社製のMicrotrac粒度分析計を用いて測定することができる。また、上記シリカ微粒子の体積平均2次粒径は、上記体積平均1次粒径と同様の方法により求めることができる。
上記反応性シリカ微粒子は単一の体積平均1次粒径のものだけでなく、体積平均1次粒径の異なるものを2種類以上組み合わせて用いてもよい。2種類以上組み合わせて用いる場合は、各粒子の体積平均1次粒径が1〜100nm以内となることが好ましい。
また、上記反応性シリカ微粒子の市販品としては、例えば、日産化学工業社製;MIBK−SD、MIBK−SDMS、MIBK−SDL、MIBK−SDZL、日揮触媒化成社製;DP1021、DP1022、DP1032、DP1037、DP1041、DP1042、DP1044等が挙げられる。
上記反応性異型シリカ微粒子としては、上記体積平均1次粒径のシリカ微粒子の3〜20個、より好ましくは3〜10個が無機の化学結合により結合し表面に上記反応性官能基を有する微粒子が挙げられる。上記シリカ微粒子が3個未満であると、形成する樹脂層の硬度を高める効果が余り得られず、一方、20個を超えると、形成する樹脂層の透明性が低下して透過率の悪化、ヘイズの上昇を招く恐れがある。
また、上記反応性異型シリカ微粒子の長軸の長さとしては特に限定されないが、20〜300nmであることが好ましい。この範囲にあることで、形成する樹脂層の硬度の向上を好適に図ることができる。
例えば、本発明の樹脂組成物を用いて帯電防止層を形成する場合、上記反応性シリカ微粒子の含有量は、上記バインダー樹脂との合計100質量部中15〜60質量部であることが好ましい。
また、本発明の樹脂組成物を用いて低屈折率層を形成する場合、上記反応性シリカ微粒子は、上記バインダー樹脂に対する含有比(PV比)が35〜200となるように含有されていることが好ましい。
上記反応性シリカ微粒子の含有量を上記範囲とすることで、形成する樹脂層(帯電防止層、低屈折率層)の硬度を、導電性を阻害することなく優れたものとすることができる。
上記溶剤としては、バインダー樹脂の種類及び溶解性に応じて選択し使用することができ、少なくとも固形分(複数のバインダー樹脂、反応開始剤、その他添加剤)を均一に溶解できる溶剤であればよい。そのような溶剤としては、例えば、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、エーテル類(ジオキサン、テトラヒドロフラン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン等)、脂環式炭化水素類(シクロヘキサン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、ハロゲン化炭素類(ジクロロメタン、ジクロロエタン等)、エステル類(酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等)、水、アルコール類(エタノール、イソプロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール等)、セロソルブ類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等)、セロソルブアセテート類、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)等が例示でき、これらの混合溶剤であってもよい。
例えば、上記樹脂が光透過性基材に対して密着性がない場合は、光透過性基材に対して浸透性を持つ溶剤を使用することが好ましい。例えば、光透過性基材がTACである場合、浸透性溶剤の具体例としては、ケトン類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン、ジアセトンアルコール、エステル類;蟻酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、含窒素化合物;ニトロメタン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、グリコール類;メチルグリコール、メチルグリコールアセテート、エーテル類;テトラヒドロフラン、1,4―ジオキサン、ジオキソラン、ジイソプロピルエーテル、ハロゲン化炭化水素;塩化メチレン、クロロホルム、テトラクロルエタン、グリコールエーテル類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート、その他、ジメチルスルホキシド、炭酸プロピレンが挙げられ、またはこれらの混合物が挙げられ、好ましくはエステル類、ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン等が挙げられる。その他、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール等のアルコール類や、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類も、上記浸透性溶剤と混合して用いることができる。
また、帯電防止層用組成物中において、上記浸透性溶剤は、溶剤全量中10〜100質量%、特に50〜100質量%となることが好ましい。
ここで、上述したように、シリカ微粒子や多官能ポリマーを含有する樹脂組成物では、上記第4級アンモニウム塩を含有するとゲル化の問題が生じていたが、本発明では、上述したホウ素−リチウム系化合物を含有するため、樹脂組成物にゲル化の問題が生じることはない。
このような理由より、本発明の樹脂組成物では、上記第4級アンモニウム塩と上記ホウ素−リチウム系化合物との合計100質量%中、上記ホウ素−リチウム系化合物物の含有割合が、30質量%以上、95質量%以下となることが好ましい。30質量%未満であると、本発明の樹脂組成物がゲル化することがあり、95質量%を超えると、形成する樹脂層の帯電防止性能が不充分となることがある。上記ホウ素−リチウム系化合物は、上記第4級アンモニウム塩との合計100質量%中、より好ましい下限は40質量%、より好ましい上限は80質量%である。
上記導電性微粒子を含有することで、本発明の樹脂組成物の帯電防止性能(導電性)がより優れたものとなり、帯電防止性能に優れた帯電防止層を形成することができる。
ここで、上述したように、シリカ微粒子や多官能ポリマーを含有する樹脂組成物では、上記導電性微粒子を含有するとゲル化の問題が生じていたが、本発明では、上述したホウ素−リチウム系化合物を含有するため、樹脂組成物にゲル化の問題が生じることはない。
なかでも、上記防眩剤を含有することで、本発明の樹脂組成物を用いて形成した樹脂層を、光学積層体の防眩層として機能させることができる。
上記微粒子の平均粒径としては特に限定されないが、一般的には、0.01〜20μm程度とすればよい。なお、上記平均粒径は、上述したシリカ微粒子の体積平均1次粒径と同様にして測定できる。
また、上記微粒子の形状は、真球状、楕円状等のいずれであっても良く、好ましくは真球状のものが挙げられる。
上記プラスチックビーズの具体例としては、例えば、スチレンビーズ(屈折率1.60)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54)、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ等が挙げられる。
上記塗布の方法としては特に限定されず、例えば、スピンコート法、ディップ法、スプレー法、ダイコート法、バーコート法、ロールコーター法、メニスカスコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、ピードコーター法等の公知の方法が挙げられる。
なお、上記樹脂層(帯電防止層)の膜厚は、その厚さ方向の断面を電子顕微鏡(SEM、TEM、STEM)で観察して測定することができる。
dA=mλ/(4nA) (I)
(上記式中、nAは低屈折率層の屈折率を表し、mは正の奇数を表し、好ましくは1を表し、λは波長であり、好ましくは480〜580nmの範囲の値である)を満たすものが好ましい。
すなわち、本発明の光学積層体は、光透過性基材上に、本発明の樹脂組成物を用いて形成した帯電防止層を有することを特徴とする。
光透過性基材を形成する材料の具体例としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセタール、ポリエーテルケトン、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、又は、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくはポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、セルローストリアセテートが挙げられる。
また、トリアセチルセルロースの代替基材として旭化成ケミカルズ社製のFVシリーズ(低複屈折率、低光弾性率フィルム)も好ましい。
上記光透過性基材は、その上に上述したハードコート層等を形成するのに際して、接着性向上のために、コロナ放電処理、酸化処理等の物理的な処理のほか、アンカー剤若しくはプライマーと呼ばれる塗料の塗布を予め行ってもよい。
以下、任意の層について説明する。
上記防眩層は、例えば、上記光透過性基材と帯電防止層又は低屈折率層(後記)との間に形成されてよい。上記防眩層は、樹脂及び防眩剤を含む防眩層用組成物から形成されてよい。
また、上記防眩剤も特に限定されず、例えば、上述した本発明の樹脂組成物において説明したものと同様のものを使用することができる。
共焦点レーザー顕微鏡(LeicaTCS−NT:ライカ社製:倍率「300〜1000倍」)にて、光学積層体の断面を透過観察し、界面の有無を判断し下記の測定基準により測定することができる。具体的には、ハレーションのない鮮明な画像を得るため、共焦点レーザー顕微鏡に、湿式の対物レンズを使用し、かつ、光学積層体の上に屈折率1.518のオイルを約2ml乗せて観察し判断する。オイルの使用は、対物レンズと光学積層体との間の空気層を消失させるために用いる。
測定手順
1:レーザー顕微鏡観察により平均層厚を測定した。
2:測定条件は、上記の通りであった。
3:1画面につき 凹凸の最大凸部、最小凹部の基材からの層厚を1点ずつ計2点測定し、それを5画面分、計10点測定し、平均値を算出し、これを、防眩層の膜厚とする。このレーザー顕微鏡は、各層に屈折率差があることによって非破壊断面観察をすることができる。また、各層の組成の違いで観察できるSEM及びTEM断面写真の観察を用いて、5画面分の観察を行うことで同様に求めることができる。
上記低屈折率層は、外部からの光(例えば蛍光灯、自然光等)が本発明の光学積層体の表面にて反射する際、その反射率を低くするという役割を果たす層である。これらの低屈折率層は、その屈折率が1.45以下、特に1.42以下であることが好ましい。
また、低屈折率層の乾燥厚みは限定されないが、通常は30nm〜1μm程度の範囲内から適宜設定すれば良い。
上記フッ素系樹脂以外の樹脂については、本発明の樹脂組成物を構成するバインダー樹脂と同様の樹脂を用いることができる。
上記重合性化合物としては特に限定されず、例えば、電離放射線硬化性基、熱硬化性極性基等の硬化反応性基を有するものが好ましい。また、これらの反応性基を同時に併せ持つ化合物でもよい。この重合性化合物に対し、上記重合体とは、上記のような反応性基等を一切もたないものである。
上記熱硬化性極性基を持つ重合性化合物としては、例えば、4−フルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体;フルオロエチレン−炭化水素系ビニルエーテル共重合体;エポキシ、ポリウレタン、セルロース、フェノール、ポリイミド等の各樹脂のフッ素変性品等が挙げられる。
これらの共重合体にシリコーン成分を含有させたシリコーン含有フッ化ビニリデン共重合体も使うこともできる。
更に、反応性基等を硬化させるための硬化剤、塗工性を向上させたり、防汚性を付与させたりするために、各種添加剤、溶剤を適宜使用することができる。
また、上記(1)成分のみを含む場合、低屈折率層を形成すること自体が困難であり、上記(2)成分のみを含む場合、形成する低屈折率層の硬度が弱くなり、上記(3)成分のみを含む場合、屈折率が充分に低い低屈折率層を形成することができない。
なお、上記(1)成分としては、後述するものが挙げられ、上記(2)成分としては、上述したエチレン性不飽和結合を有するフッ素含有モノマーから電離放射線硬化性基を2個以上有するものが挙げられ、上記(3)成分としては、本発明の樹脂組成物において説明したバインダー樹脂から、電離放射線硬化性基を3個以上有するものが挙げられる。また、上記低屈折率層用組成物は、必要に応じて、上記分子中にフッ素原子を含む重合性化合物の重合体(フッ素含有ポリマー)を更に含有していてもよい。
本発明において、「空隙を有する微粒子」とは、微粒子の内部に気体が充填された構造及び/又は気体を含む多孔質構造体を形成し、微粒子本来の屈折率に比べて微粒子中の気体の占有率に反比例して屈折率が低下する微粒子を意味する。また、本発明にあっては、微粒子の形態、構造、凝集状態、被膜内部での微粒子の分散状態により、内部及び/又は表面の少なくとも一部にナノポーラス構造の形成が可能な微粒子も含まれる。この微粒子を使用した低屈折率層は、屈折率を1.30〜1.45に調節することが可能である。
dA=mλ/(4nA) (I)
(上記式中、nAは低屈折率層の屈折率を表し、mは正の奇数を表し、好ましくは1を表し、λは波長であり、好ましくは480〜580nmの範囲の値である)を満たすものが好ましい。
上記防汚層は、本発明の光学積層体の最表面に汚れ(指紋、水性又は油性のインキ類、鉛筆等)が付着しにくく、又は付着した場合でも容易に拭取ることができるという役割を担う層である。本発明の好ましい態様によれば、低屈折率層の最表面の汚れ防止を目的として防汚層を設けても良く、特に低屈折率層が形成された光透過性基材の一方の面と反対の両側に防汚層が設けることが好ましい。防汚層の形成により、本発明の光学積層体に対して防汚性と耐擦傷性の更なる改善を図ることが可能となる。低屈折率層がない場合でも、最表面の汚れ防止を目的として防汚層を設けても良い。
上記防汚染剤は、本発明の光学積層体の最表面の汚れ防止を主目的とするものであり、本発明の光学積層体に耐擦傷性を付与することもできる。
上記防汚染剤としては、例えば、フッ素系化合物、ケイ素系化合物、又は、これらの混合化合物が挙げられる。より具体的には、2−パーフロロオクチルエチルトリアミノシラン等のフロロアルキル基を有するシランカップリング剤等が挙げられ、特に、アミノ基を有するものが好ましくは使用することができる。
上記樹脂としては特に限定されず、本発明の樹脂組成物で例示したバインダー樹脂が挙げられる。
上記防汚層は、例えば、上記帯電防止層自身に防汚性能を付与することにより代替することもできる。
ここで、本明細書における「高温低湿度環境」とは、温度70℃〜100℃、湿度5〜20%RHの環境を意味する。
上記偏光素子と本発明の光学積層体とのラミネート処理においては、光透過性基材(好ましくは、トリアセチルセルロースフィルム)にケン化処理を行うことが好ましい。ケン化処理によって、接着性が良好になり帯電防止効果も得ることができる。
イルガキュア184(光重合開始剤、BASFジャパン社製)4質量部を、メチルエチルケトン(MEK)中に添加して攪拌し溶解させて、最終固形分が40質量%の溶液を調製した。
この溶液に、バインダー樹脂として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)を、固形分比で54質量部となるように添加して攪拌した。
この溶液に、レベリング剤(製品名:メガファックF−477、DIC社製)を固形分比で0.2質量部添加して撹拌し、更に、一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(83)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=8、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を固形分比で10質量部、シリカ微粒子として、MIBK−SDL(日産化学社製、体積平均粒径44nm、反応性シリカ)を固形分比で36質量部添加し、攪拌して樹脂組成物を調製した。
この樹脂組成物を、光透過性基材として、トリアセチルセルロース(TAC)基材(商品名KC4UAW、厚み40μm、コニカミノルタオプト社製)上に、スリットリバースコートにより、乾燥塗布量8g/m2となるように塗布して塗膜を形成した。得られた塗膜を70℃で1分間乾燥させた後、紫外線照射量150mJ/cm2で紫外線を照射して塗膜を硬化させ、厚み7μmの樹脂層(帯電防止層)を形成し、実施例1の光学積層体を得た。
シリカ微粒子として、MIBK−SD(日産化学社製、体積平均粒径12nm、反応性シリカ)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子として、IPA−ST(日産化学社製、体積平均粒径12nm、反応性なしシリカ)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子として、IPA−STUP(日産化学社製、異型シリカ、反応性なしシリカ)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子として、DP1039SIV(日揮触媒化成社製、反応性異型シリカ)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子として、MIBK−SDL(日産化学社製、体積平均粒径44nm、反応性シリカ)を固形分比で33質量部及びSIRMIBK E65(CIKナノテック社製、体積平均粒径150nm、反応性なしシリカ)を固形分比で3質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(83)20R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=8、m=3、X=OCH3、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBAE(23)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=2、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(222)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=2、m=2、X1=「OCOC(CH3)=CH2」、X2=OCOCR=CH2、R=CH3、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂として、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂として、ウレタンアクリレート(日本合成化学工業社製;UV1700B)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂として、ウレタンアクリレート(荒川化学工業社製;BS371)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で72質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で18質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で36質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で54質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で20質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で57質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で38質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で5質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で5質量部とし、更に、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で5質量部とし、更に、コルコートNR121X(コルコート社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で5質量部とし、更に、ユピマーH6500(三菱化学社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で2質量部とし、更に、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で2質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で5質量部とし、更に、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で10質量部とし、更に、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で5質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で10質量部とし、更に、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で10質量部とし、更に、ELCOM V3560(日揮触媒化成社製、鎖状ATO微粒子)を固形分比で10質量部添加した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
溶剤として酢酸メチルを用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
溶剤としてトルエンを用い、バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、その後、光透過性基材として、厚み40μmのポリエチレンテレフタレート(PET)基材を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で48質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で32質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、その後、光透過性基材として、厚み100μmの非晶質シクロオレフィンポリマー(COP)基材を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBMME(233)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=2、m=3、X1、X2=OCH3、R=CH3、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で89.5質量部とし、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子の添加量を固形分比で90質量部とし、バインダー樹脂を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物に代えて、ハイボロンASA501(ボロンインターナショナル社製、有機ホウ素成分100%)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物に代えて、LJ−603010(住友スリーエム社製、LiY化合物(リチウムビストリフルオロメタンスルホンイミド))を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
一般式(1)で表される化合物に代えて、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
バインダー樹脂として、ウレタンアクリレート(荒川化学工業社製;BS371)を用い、一般式(1)で表される化合物に代えて、LJ−603010(住友スリーエム社製、LiY化合物(リチウムビストリフルオロメタンスルホンイミド))を用い、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
バインダー樹脂として、ウレタンアクリレート(荒川化学工業社製;BS371)を用い、一般式(1)で表される化合物に代えて、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を用い、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
一般式(1)で表される化合物に代えて、下記化学式(2)で表される化合物を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(83)50Rに代えて、サンコノールBME(14 3)50R(三光化学工業社製、一般式(1)、n=14、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で53.9質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で0.1質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
バインダー樹脂の添加量を固形分比で25質量部、シリカ微粒子の添加量を固形分比で25質量部、一般式(1)で表される化合物の添加量を固形分比で50質量部とした以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
各実施例、比較例及び参考例で得られた光学積層体について、以下の評価を行った。結果を表1に示した。なお、樹脂組成物がゲル化した比較例については、評価を行わなかった。
各光学積層体の表面抵抗値を、三菱化学社製Hiresta IP MCP−HT260にて測定した。
各光学積層体を、温度25℃、相対湿度60%の条件で2時間調湿した後、JIS−S−6006が規定する試験用鉛筆を用いて、JISK5600−5−4(1999)が規定する鉛筆硬度評価方法に従い、4.9Nの荷重にて、樹脂層が形成された表面の鉛筆硬度を測定した。
各光学積層体の透過率(全光線透過率)及びヘイズを、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K−7361(全光線透過率)に準拠した方法により測定した。
各光学積層体の樹脂層の表面を溶剤で拭き取った後、その表面抵抗値を測定し、以下の基準により評価した。なお、溶剤での拭き取り方法は、充分に溶剤(IPA)をしみ込ませた布地を、500g/cm2荷重で10往復させ、更に、溶剤をしみ込ませていない布地で、500g/cm2荷重×10往復して空拭きする。
○:表面抵抗値(溶剤拭き取り後)/表面抵抗値(溶剤拭き取り前)≦5
×:表面抵抗値(溶剤拭き取り後)/表面抵抗値(溶剤拭き取り前)>5
ウレタンアクリレート(BS577、荒川化学社製)2.5質量部、ポリエステルアクリレート(M9050、東亜合成社製)5質量部、重合開始剤(イルガキュア184、BASFジャパン社製)0.4質量部及びメチルエチルケトン10質量部を混合してハードコート層用組成物を調製した。
得られたハードコート層用組成物を、光透過性基材として、トリアセチルセルロース(TAC)基材(商品名KC4UAW、厚み40μm、コニカミノルタオプト社製)上に、スリットリバースコートにより、乾燥塗布量8g/m2となるように塗布して塗膜を形成した。得られた塗膜を70℃で1分間乾燥させた後、紫外線照射量150mJ/cm2で紫外線を照射して塗膜を硬化させ、厚み7μmのハードコート層を形成した。
この溶液に、バインダー樹脂として、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)を、固形分比で22.5質量部となるように添加して攪拌し、レベリング剤(製品名:メガファックF−477、DIC社製)を固形分比で0.2質量部添加して撹拌し、更に、一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(83)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=8、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を固形分比で22.5質量部、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径50nm)を固形分比で55質量部添加し、攪拌して樹脂組成物を調製した。
この樹脂組成物を、光透過性基材上に形成したハードコート層上に、得られた樹脂組成物を、乾燥後(40℃×1分)の膜厚が0.1μmとなるように塗布した。そして、紫外線照射装置(フュージョンUVシステムジャパン社製、光源Hバルブ)を用いて、照射線量192mJ/m2で紫外線照射を行って硬化させて樹脂層(低屈折率層)を形成し、光学積層体を得た。樹脂層(低屈折率層)の膜厚は、反射率の極小値が波長550nm付近になるように調整して行った。
樹脂組成物のバインダー樹脂として、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を30質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を15質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を39質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を6質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を15質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を30質量部とした以外は、実施例29と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を25質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を25質量部とし、中空状シリカ微粒子の添加量を50質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例29と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を20質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を20質量部とし、中空状シリカ微粒子の添加量を60質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂として、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)、フッ素化アクリレート(LINC3A、共栄社化学社製)及びシリコーン・フッ素含有樹脂(TU2225、JSR社製)を合計22.5質量部使用した以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂として、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)及びフッ素系樹脂(AR110、ダイキン化学工業社製)を合計22.5質量部使用した以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を30質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を15質量部とし、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を15質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を30質量部とし、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を35質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を30質量部とし、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用い、その添加量を35質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を20質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を20質量部とし、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用い、その添加量を60質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂として、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)とDAF3EO(新中村化学工業社製、2官能、F原子含有モノマー)とを質量比(PETA):(DAF3EO)=30:70で用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(23)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=2、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用い、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(222)50R(三光化学工業社製、一般式(1)中、n=2、m=2、X1=「OCOC(CH3)=CH2」、X2=OCOCR=CH2、R=CH3、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用い、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を35質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を35質量部とし、シリカ微粒子の添加量を30質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるシリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用い、その添加量を45質量部とし、更に、MIBK−SD(日産化学社製、体積平均粒径12nm、反応性シリカ)を固形分比で10質量部添加した以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物の添加量を17.5質量部とし、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を固形分比で5質量部添加し、更に、シリカ微粒子として、中空状シリカ微粒子(日揮触媒化成社製、体積平均粒径60nm)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を50質量部とし、一般式(1)で表される化合物の添加量を50質量部とし、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物に代えて、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物に代えて、LJ−603010(住友スリーエム社製、LiY化合物(リチウムビストリフルオロメタンスルホンイミド))を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製したが、ゲル化してしまった。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を50質量部とし、一般式(1)で表される化合物に代えて、1SX3000(大成ファインケミカル社製、第4級アンモニウム塩)を用い、その添加量を50質量部とし、更に、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物におけるバインダー樹脂の添加量を50質量部とし、一般式(1)で表される化合物に代えて、LJ−603010(住友スリーエム社製、LiY化合物(リチウムビストリフルオロメタンスルホンイミド))を用い、その添加量を50質量部とし、更に、シリカ微粒子を添加しなかった以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物に代えて、ハイボロンASA501(ボロンインターナショナル社製、有機ホウ素成分100%)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物に代えて、下記化学式(2)で表される化合物を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物として、サンコノールBME(83)50Rに代えて、サンコノールBME(14 3)50R(三光化学工業社製、一般式(1)、n=14、m=3、X1=OCH3、X2=OCOCR=CH2、R=H、Y=ビストリフルオロメタンスルホンイミドイオン)を用いた以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物の添加量を44質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
樹脂組成物における一般式(1)で表される化合物の添加量を1質量部とした以外は、実施例30と同様にして樹脂組成物を調製し、得られた樹脂組成物を用いた以外は、実施例30と同様にして光学積層体を作製した。
各実施例、比較例及び参考例で得られた光学積層体について、以下の評価を行った。結果を表2に示した。なお、樹脂組成物がゲル化した比較例については、評価を行わなかった。
各光学積層体の表面抵抗値を、三菱化学社製Hiresta IP MCP−HT260にて測定した。
各光学積層体の樹脂層(低屈折率層)の表面を、#0000番のスチールウールを用いて、摩擦荷重300g/cm2で10往復摩擦し、その後の塗膜の状態を目視で確認し、結果を下記の基準にて評価した。
◎:目視で確認できた傷が0本
○:目視で確認できた傷が1〜2本
×:目視で確認できた傷が3本以上
各光学積層体の裏面反射を防止するための黒色テープを貼り、樹脂層(低屈折率層)の面から、島津製作所製、分光反射率測定機「PC−3100」を用い、 波長域380〜780nmでの最低反射率を測定した。
Claims (7)
- 光透過性基材上に、帯電防止層を有する光学積層体であって、
前記帯電防止層は、下記一般式(1)で表される化合物、バインダー樹脂、シリカ微粒子及び溶剤を含有する樹脂組成物を用いて形成したものである
ことを特徴とする光学積層体。
- 帯電防止層用組成物は、更に、第4級アンモニウム塩を含有する請求項1記載の光学積層体。
- 帯電防止層用組成物は、更に、導電性微粒子を含有する請求項1又は2記載の光学積層体。
- シリカ微粒子は、表面に反応性官能基を含有する反応性シリカ微粒子である請求項1、2又は3記載の光学積層体。
- バインダー樹脂は、多官能モノマー、多官能オリゴマー及び多官能ポリマーを含有する請求項1、2、3又は4記載の光学積層体。
- 偏光素子を備えてなる偏光板であって、
前記偏光板は、偏光素子表面に請求項1、2、3、4又は5記載の光学積層体を備えることを特徴とする偏光板。 - 最表面に請求項1、2、3、4又は5記載の光学積層体、又は、請求項6記載の偏光板を備えることを特徴とする画像表示装置。
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