JP6028014B2 - アイソレータ - Google Patents

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    • F24F3/163Clean air work stations, i.e. selected areas within a space which filtered air is passed

Description

本開示技術は、アイソレータに関する。
特許文献1において、例えば、培養した細胞の観察等の作業を行うための作業室を有するチャンバーが開示されている。
特開2011−177091号公報
例えば、特許文献1のチャンバーの作業室内で、観察装置を使用して、培養した細胞等の被観察対象物の経時的な変化を観察することがある。その際、観察装置は、チャンバー内に収容されるため、作業スペースが狭くなることがある。
本開示技術は、作業者による作業が行われる作業室および前記作業室の底板に設けられた開口と連通して前記作業室の下方に設けられる収容室を有し、気密性を保った状態で前記作業室および前記収容室を外部から隔離するチャンバーと、前記作業室内で使用される実験装置を前記収容室内で支持し、前記収容室から前記作業室へ及び前記作業室から前記収容室へ前記実験装置を昇降可能である昇降装置と、を備えるアイソレータである。
本開示技術の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本開示技術によれば、作業室の下方のスペースの有効活用により、アイソレータの作業スペースを確保したまま、実験装置を収容できる。
本開示技術の第1実施形態にかかるアイソレータを示す正面図である。 本開示技術の第1実施形態にかかるアイソレータの断面図である。 本開示技術の第1実施形態における作業室の底板を示す平面図である。 本開示技術の第1実施形態にかかるアイソレータの回路図である。 本開示技術の第1実施形態における観察装置と収容室と昇降装置とを示す斜視図である。 本開示技術の第1実施形態における収容室と昇降装置とを示す斜視図である。 本開示技術の第1実施形態におけるアイソレータの一部の断面図である。 本開示技術の第1実施形態における昇降装置を示す斜視図である。 本開示技術の第1実施形態における観察装置を上昇させた状態のアイソレータの一部の断面図である。 本開示技術の第1実施形態における収容室内に収容された状態の観察装置と昇降装置とを示す斜視図である。 本開示技術の第2実施形態における昇降装置を示す斜視図である。 本開示技術の第2実施形態における観察装置と収容室と昇降装置とを示す斜視図である。 本開示技術の第2実施形態における収容室内に収容された状態の観察装置と昇降装置とを示す斜視図である。 本開示技術の第2実施形態における収容室と昇降装置とを示す斜視図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
[第1実施形態]
===アイソレータ===
以下、図1を参照して、本実施形態におけるアイソレータについて説明する。図1は、本実施形態にかかるアイソレータを示す正面図である。
アイソレータ100は、除染された環境で、例えば細胞の培養、操作、観察等の作業を行うための装置である。尚、除染とは、微生物や細胞等を殺菌して無菌に近づけることを示すものとする。アイソレータ100は、例えば、実験室等の設置面300に立設される。アイソレータ100は、チャンバー10、本体11、脚14を備える。尚、本実施形態において、Z軸は、アイソレータ100が立設する垂直方向に沿う軸であり、上側に向かう方向を+Z方向とし、下側(下方)に向かう方向を−Z方向とする。Y軸は、アイソレータ100の正面と背面とに直交する方向に沿う軸であり、チャンバー10の内部で作業を行うための開口152、155が設けられた正面から、正面とは反対側の背面に向かう方向を+Y方向とし、背面から正面に向かう方向を−Y方向とする。X軸は、チャンバー10の側面板17、18と直交する方向に沿う軸であり、チャンバー10における本体11に接続されている側面板18から、側面板18とは反対側の側面板17に向かう方向を−X方向とし、側面板17から側面板18に向かう方向を+X方向とする。
チャンバー10は、外部からの菌の浸入が抑制された作業室16(図2)を有する。尚、チャンバー10の詳細については、後述する。
本体11には、例えば、アイソレータ100を制御するための制御装置8(図4)が配設される。尚、制御装置8については、後述する。本体11は、例えば略矩形柱形状を呈し、設置面300に立設される。本体11の正面には、制御装置8に情報を入力するためのタッチパネル111が設けられる。本体11は、チャンバー10の底板116の設置面300からの高さが所定の高さH1となるように、脚14と共にチャンバー10を支持する。尚、所定の高さH1については、後述する。本体11のチャンバー10側の側面には、チャンバー10の側面板18が例えば溶接される。
脚14は、前述したように、チャンバー10を支持するための、例えば2本の支持部材である。脚14は、チャンバー10の底板116における正面側(−Y)の隅、背面側(+Y)の隅に取り付けられる。
===チャンバー===
以下、図1、図2を参照して、本実施形態におけるチャンバーについて説明する。図2は、図1のA1―A2断面から+X側へ向かって見た、本実施形態におけるアイソレータの断面図である。
チャンバー10は、例えば、略矩形柱形状を呈する金属製の装置である。チャンバー10は、内部に作業室16が設けられるように中空構造を呈する。尚、作業室16については、後述する。チャンバー10の内部は、チャンバー10の外部からの菌の侵入が抑制されるように、気密性が保たれた状態で外部から隔離されている。尚、チャンバー10の内部と外部とは、例えば略矩形形状を呈する金属製の底板116、背面板113、天板112、扉12、側面板17、18によって区画されている。
チャンバー10は、扉12、遠心分離機13、収容室3を有している。
扉12は、例えば、チャンバー10の正面(−Y)に設けられる。扉12は、例えば、扉12の上側に取り付けられた蝶番121、122のX軸に沿った回動軸を中心に、D1方向又はD2方向(図2)に回動するように、チャンバー10に取り付けられている。尚、例えば、蝶番121、122のX軸に沿った回動軸を中心に扉12をB2方向に回動させて、扉12を閉めた際に、チャンバー10の内部の気密性が保たれるように、例えばゴムパッキン等のシール材が扉12の縁に設けられているものとする。つまり、扉12を閉めた場合、扉12は、チャンバー10の内部の気密性を保った状態で、チャンバー10の内部と外部とを区画するための区画板として機能することとなる。
扉12には、チャンバー10の外部からチャンバー10の内部を視認できるように、例えば樹脂等によって形成された透明板15が設けられている。
透明板15には、作業室16内に延びる例えば2個のグローブ153、156が設けられている。グローブ153、156は、例えば、作業室16外にいる、細胞の培養、操作、観察等(以下、「細胞の培養等の作業」と称する)を行う作業者が、作業室16内で細胞の培養等の作業を行う際に用いられる。グローブ153、156は夫々、作業室16内の気密性を保った状態で、作業者が透明板15の開口152、155から作業室16内に手を入れて、細胞の培養等の作業を行えるように、開口152、155の枠151、154に取り付けられる。
遠心分離機13は、例えば、細胞等の固形物や密度の異なる複数の液体の混合物である細胞懸濁液から、成分を分離するときに使用される装置である。遠心分離機13は、底板116から下側(−Z)に向かって突出するように設けられている。
収容室3には、昇降装置5(図5)と観察装置2(以下、「実験装置」とも称する)(図5)とが収容される。収容室3は、底板116から下側に向かって突出するように形成されている。尚、収容室3の詳細については、後述する。ここで、所定の高さH1は、遠心分離機13及び収容室3を底板116の下側に設けることができるような高さに設定されているものとする。
===作業室===
以下、図1乃至図3を参照して、本実施形態における作業室について説明する。図3は、本実施形態にかかる作業室の底板を示す平面図である。
作業室16は、外部からの菌の浸入が抑制された状態で、細胞の培養等の作業を行うための空間である。作業室16は、作業台板114、区画板115、119、天板112、扉12、側板17、18によって囲まれた空間である。尚、作業台板114は作業室16の底板に相当する。
作業台板114は、例えば、略矩形形状を呈する金属製の平板である。作業台板114の長辺(X軸に沿った辺)の長さは、作業台板114をチャンバー10の内部に設けられるように、底板116の長辺の長さよりも短いものとする。作業台板114の短辺(Y軸に沿った辺)の長さは、区画板115と背面板113との間にダクト118が形成されるように、底板116の短辺の長さよりも短いものとする。尚、ダクト118については、後述する。作業台板114は、作業台板114と底板116との間に、作業室16内を滅菌するための滅菌ガスや空気等の気体を作業室16の内部から作業室16の外部に排出するためのダクト117が形成されるように、チャンバー10の内部における底板116よりも上側(+Z)に設置される。作業台板114は、例えば、作業室16内で細胞の培養等の作業を行う際に、当該作業で使用する際の装置等を作業台板114の上面に載置したりする作業床として使用される。作業台板114は、作業台板114の上面を利用して作業を行い易いように、例えば作業台板114の上面が略水平となるように設けられる。また、作業台板114は人の手で簡単に取付け、取外しができるように設置されている。これにより、底板116を拭き掃除する際など、チャンバー10の内部を清掃する際に、作業台板114をチャンバー10内から適宜取り外せることとなる。
作業台板114には、開閉蓋91、92が設けられる。開閉蓋91は、作業台板114の下側に配設された遠心分離機13を作業室16内で使用するために作業台板114に設けられた開口(不図示)を開閉するための部材である。開閉蓋92は、観察装置2が作業室16と収容室3を移動するために作業台板114に設けられた開口14C(図7)(出入口)を開閉するための部材である。尚、開閉蓋91、92の詳細については、後述する。
作業台板114には、複数の孔14A、14Bが設けられる。複数の孔14A、14Bは、作業室16内の滅菌ガスや空気等の気体を、ダクト117を介して作業室16外に排出するための孔である。複数の孔14A、14Bは夫々、作業台板114の背面板113側の縁(+Y)、作業台板114の扉12側の縁(−Y)に、例えば作業台板114の長辺(X軸)に沿った帯状に形成される。複数の孔14A、14Bは、例えば、複数の孔14A、14B夫々の長手方向が、例えば作業台板114の長辺に沿った、長孔である。尚、複数の孔14A、14Bは、例えば、複数の孔14A、14B夫々の長手方向が、例えば作業台板114の短辺(Y軸)に沿った長孔としてもよい。複数の孔14A、14Bは、例えば、略円形であっても、略多角形であってもよい。尚、作業室16内で細胞の培養等の作業を行う際に用いられる器具が、複数の孔14A、14Bを介して作業室16から底板116へ落下することも考えられるが、作業台板114は取付け、取外し可能なので、容易に器具を回収、また清掃することができるものである。
区画板115は、例えば、背面板113と略平行となるように設けられる、略矩形形状を呈する金属製の平板である。区画板115のX軸方向の長さは、作業台板114の長辺の長さと同様である。区画板115の垂直方向の長さは、作業台板114と底板116との間にダクト117が形成されるように、背面板113の垂直方向の長さよりも短いものとする。区画板115は、区画板115と背面板113との間に、滅菌ガスや空気等の気体を作業室16の内部から作業室16の外部に排出するためのダクト118が形成されるように、チャンバー10の内部における背面板113よりも扉12側に設けられる。例えば、区画板115における本体11側の縁、区画板115における本体11側とは反対側の縁は夫々、側面板18、17の作業室16側の面と溶接される。
区画板119は、滅菌ガスや空気等の気体が作業室16内を循環するように、ダクト118と作業室16とを区画するための、例えば、略矩形形状を呈する金属製の平板である。区画板119のX軸方向の長さは、区画板115のX軸方向の長さと略同様である。区画板119における上側の縁は、天板112における配管71が設けられる位置と、配管72が設けられる位置との間に溶接される。区画板119における下側の縁は、区画板119における上側の縁を溶接される。例えば、区画板119における本体11側の縁、区画板119における本体11側とは反対側の縁は夫々、側面板18、17の作業室16側の面と溶接される。区画板119は、作業室16内のスペースを広く確保できるように、上側から下側に向かうに従って、扉12側から背面板113側に向かって傾斜するように、チャンバー10内に設けられることとなる。
===作業室内の気体の循環===
以下、図2を参照して、本実施形態における作業室内の気体の循環について説明する。
チャンバー10には、配管71、72、フィルタ711、721が設けられる。
配管71は、作業室16の外部から作業室16の内部に気体(例えば、滅菌ガス、空気)を供給するための気体供給用の配管である。
配管72は、作業室16の内部から作業室16の外部に気体(例えば、滅菌ガス、空気)を排出するための気体排出用の配管である。
フィルタ711は、配管71から作業室16の内部に供給される気体に含まれる塵埃等の不純物を取り除くための、例えばHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタである。フィルタ721は、ダクト117、118を介して作業室16の内部から作業室16の外部に排出される気体に含まれる塵埃等の不純物を取り除くための、例えばHEPAフィルタである。
配管71の下流側の一端は、作業室16に接続される。配管72の上流側の一端は、ダクト118に接続される。尚、配管71、72の接続等の、アイソレータ100の回路の詳細については後述する。フィルタ711、721は夫々、配管71の下流側の一端、配管72の上流側の一端に設けられる。
例えば、配管71の上流側から供給された気体は、フィルタ711で不純物を取り除かれた後、作業室16内に供給される。作業室16内の気体は、作業台板114の複数の孔14A、14B、ダクト117、118を介して配管72へ排出される。尚、ダクト118内の空気は、フィルタ721で不純物を取り除かれた後、配管72に排出されることとなる。
===アイソレータの回路===
以下、図4を参照して、本実施形態におけるアイソレータの回路について説明する。図4は、本実施形態におけるアイソレータの回路図である。
アイソレータ100は、電磁弁V1、V2、送風機F1、送風機F2(ファン)、チャンバー10、滅菌ガス供給部740、制御装置8、配管71乃至76、フィルタ711、721、761を有する。
送風機F1は、チャンバー10の作業室16内に気体を循環させるための装置である。送風機F2は、作業室16内において収容室3の内部に気体を循環させるための装置である。送風機F1、F2は夫々、制御装置8から送信される制御信号S3、S4によって、オンオフの切り替えを行うことができるものとする。尚、送風機F2については、後述する。
バルブV1、V2は夫々、制御装置8から送信される制御信号S1、S2によって気体の流路を切り替えることができる例えば電磁三方弁である。尚、バルブV1、V2による気体の流路の切り替えについては、後述する。
フィルタ761は、アイソレータ100の内部からアイソレータ100の外部に排出される気体に含まれる滅菌ガスの濃度を低減して、無害化するための装置である。フィルタ761には、例えば、白金等の触媒、活性炭等が含まれているものとする。
滅菌ガス供給部740は、作業室16の内部及び経路を無菌環境とするための滅菌ガスを供給する。滅菌ガス供給部740は、例えば、チャンバー10の外部に設けられているものとする。尚、無菌環境とは、作業室16内で行われる作業に必要な物質以外の物質の混入を防いだ限りなく無塵、無菌に近い環境をいう。滅菌ガス供給部740は、配管742、745、滅菌ガス発生装置741、ポンプ743、容器744を有する。容器744には、例えば過酸化水素水等の滅菌物質が貯留されている。滅菌ガス発生装置741は、容器744内に貯留された滅菌物質を、配管742を介してポンプ743によってくみ上げて、くみ上げられた滅菌物質を加熱して気化することによって、滅菌ガスを発生する。滅菌ガス発生装置741は、制御装置8から送信される制御信号S5によって制御されるものとする。配管745は、滅菌ガス発生装置741で発生した滅菌ガスを、作業室16内に循環させるための配管である。
制御装置8は、例えば、タッチパネル111(図1)から入力される情報に基づいて、制御信号S1乃至S5を送信する。尚、制御装置8については後述する。
バルブV1、送風機F1、チャンバー10、バルブV2が環状に接続されるように、バルブV1と送風機F1との間には配管74が接続され、送風機F1とチャンバー10との間には配管71が接続され、チャンバー10とバルブV2との間には配管72が接続され、バルブV2とバルブV1との間には配管73が接続される。尚、配管73の両端の間における所定の位置には、滅菌ガス発生装置741で発生した滅菌ガスを配管73内に供給するために、配管745の一端が接続されている。配管745の他端は、滅菌ガス発生装置741に接続されているものとする。配管75は、アイソレータ100の外部の空気がバルブV1を介してアイソレータ100の内部に供給されるように、配管75の一端がバルブV1に接続される。配管75の他端は、例えばアイソレータ100の外部に露出しているものとする。配管76は、アイソレータ100の内部の気体がバルブV2を介してアイソレータ100の外部に排出されるように、配管76の一端がバルブV2に接続される。配管76の他端は、例えばアイソレータ100の外部に露出しているものとする。配管76における両端の間の所定の位置には、フィルタ761が設けられる。
ここで、バルブV1は、制御信号S1に基づいて、配管73、74、75の流路を、第1又は第2の流路に切り替える。尚、第1の流路は、配管74と配管75とが接続され、且つ、配管73と配管74、75との間が遮断されていることを示すものとする。第2の流路は、配管73と配管74とが接続され、且つ、配管75と配管74、73との間が遮断されていることを示すものとする。バルブV2は、制御信号S2に基づいて、配管72、73、76の流路を、第3又は第4の流路に切り替える。尚、第3の流路は、配管72と配管76とが接続され、且つ、配管73と配管72、76との間が遮断されていることを示すものとする。第4の流路は、配管72と配管73とが接続され、且つ、配管76と配管72、73との間が遮断されていることを示すものとする。
===制御装置===
以下、図4を参照して、本実施形態における制御装置について説明する。
制御装置8は、例えば、タッチパネル111(図1)から入力される情報に基づいて、制御信号S1乃至S5を送信する。
例えば、タッチパネル111に表示される、作業準備を開始するための釦が押下された場合、制御装置8は、アイソレータ100によって滅菌工程、置換工程が行われるように、制御信号S1乃至S5を送信する。尚、滅菌工程は、例えば、作業室16の内部及び経路を無菌環境とするために、作業室16の内部及び経路に滅菌ガスを循環させることを示す。置換工程は、例えば、作業室16の内部及び経路の滅菌ガスを、アイソレータ100の外部の空気で置換して、作業室16の内部及び経路の滅菌ガスをアイソレータ100の外部に排出することを示す。
例えば、滅菌工程が行われる場合、制御装置8は、第2の流路に切り替える制御信号S1、第4の流路に切り替える制御信号S2、送風機F1、F2を夫々オン、オンする制御信号S3、S4、滅菌ガスを発生させる制御信号S5を送信する。その場合、滅菌ガス発生装置741で発生した滅菌ガスが、配管73、バルブV1、配管74、送風機F1、配管71、フィルタ711、作業室16、フィルタ721、配管72、バルブV2の順に、循環する。よって、作業室16の内部及び経路が、滅菌ガスによって滅菌されることとなる。
例えば、置換工程が行われる場合、制御装置8は、第1の流路に切り替える制御信号S1、第3の流路に切り替える制御信号S2、送風機F1、F2を夫々オン、オンする制御信号S3、S4、滅菌ガスの発生を停止させる制御信号S5を送信する。その場合、滅菌ガス発生装置741は、ポンプ743による容器744内の滅菌物質の滅菌ガス発生装置741への供給及び、当該滅菌物質の加熱を停止する。アイソレータ100の外部の空気が、配管75、バルブV1、配管74、送風機F1、配管71、フィルタ711を介して、作業室16内に供給される。作業室16内の滅菌ガスを含んだ空気は、フィルタ721、配管72、バルブV2、フィルタ761を介して、配管76からアイソレータ100の外部に排出される。
===観察装置===
以下、図5を参照して、本実施形態における観察装置について説明する。図5は、本実施形態における観察装置と収容室と昇降装置とを示す斜視図である。尚、昇降装置5、観察装置2の一部は見えない状態となっているが、点線で示されている。
観察装置2は、例えば、人の細胞等の観察対象物(不図示)を観察するための、倒立型位相差顕微鏡である。観察装置2は、本体25、支持部材515を備える。
本体25は、上部ユニット21、下部ユニット22を有する。上部ユニット21には、収容容器に収容された観察対象物に対して、位相差照明を照射する照射装置(不図示)が収納されている。下部ユニット22には、位相差照明を照射された観察対象物を観察するための、例えば対物レンズ(不図示)等が観察面23上における観察窓24の直下に収納されている。
支持部材515は、本体25を支持するための部材である。支持部材515には、本体25を移動自在に支持するためのキャスターとなる球状部品(不図示)が下端に取り付けられた脚部品516、517が設けられている。支持部材515は、本体25の+X側の面に設けられる。尚、本体25の−X側の面には、支持部材515と同様な構成の支持部材(不図示)(以下、「他方の支持部材」という)が設けられる。
===収容室===
以下、図1、図5乃至図7を参照して、本実施形態における収容室について説明する。図6は、本実施形態における収容室と昇降装置とを示す斜視図である。尚、図6のシャフト53は、シャフト53の長手方向における所定位置で破断された状態が示されている。図7は、図3のB1―B2断面から+X側へ向かって見た、本実施形態におけるアイソレータの一部の断面図である。尚、図7では、作業台板114、底板116、収容室3、観察装置2、昇降装置5が示されている。
収容室3は、例えば観察装置2を内部に収容するためのものであり、略矩形の箱形状を呈する。収容室3は、観察装置2と、後述する昇降装置5を、収容室3の上側から収容室3の内部に収容できるように、収容室3の上側に開口3Hを有する。収容室3の内部は、収容室3の外部からの菌の侵入が抑制されるように、気密性が保たれた状態で、チャンバー10の内部と開口3Hを介して通じる。収容室3は、底板31、側面板32乃至35、フランジ36を有する。
底板31は、収容室3の略水平となる底を形成するための、例えば略矩形形状を呈する金属製の平板である。側面板32乃至35は、収容室3の垂直方向(Z軸)に沿った側面を形成するための、例えば略矩形形状を呈する金属製の平板である。
側面板32は、収容室3の一方側(+X)の側面を形成する。側面板34は、収容室3における側面板32と対向する他方側(−X)の側面を形成する。側面板35は、収容室3におけるハンドル58(手動レバー)が取り付けられる手前側(−Y)の側面を形成する。側面板33は、収容室3における側面板35と対向する奥側(+Y)の側面を形成する。側面板32、34は同様な形状であり、側面板35、33は同様な形状である。側面板32、34のY軸方向の長さは、底板31の奥行き方向の長さと同様である。側面板35、33のX軸方向の長さは、底板31のX軸方向の長さと同様である。側面板32乃至35の垂直方向(Z軸)の長さは、相互に同様である。側面板32乃至35におけるフランジ36が取り付けられる位置の上側には夫々、複数の孔32A乃至35Aが形成されている。尚、フランジ36、複数の孔32A乃至35Aについては、後述する。
側面板32乃至35における下側の縁は夫々、底板31における一方側の縁、奥側の縁、他方側の縁、手前側の縁に、例えば溶接される。側面板32の手前側の縁と側面板35の一方側の縁、側面板34の手前側の縁と側面板35の他方側の縁、側面板32の奥側の縁と側面板33の一方側の縁、側面板34の奥側の縁と側面板33の他方側の縁は夫々、例えば溶接される。底板31、側面板32乃至35によって、収容室3の内部と収容室3の外部とは、区画されることとなる。
フランジ36は、収容室3をチャンバー10に取り付けるための金属製の部材である。フランジ36は、収容室3を外側から取り囲むように、側面板32乃至35の外側の面に設けられている略水平の板である。フランジ36は、側面板32乃至35の上部が所定の長さだけフランジ36よりも上側に突出するように、側面板32乃至35の外側の面に例えば溶接される。尚、所定の長さについては、後述する。フランジ36には、フランジ36における四隅を含む複数の位置に、複数の螺子孔36Aが設けられる。
チャンバー10の底板116(図7)には、収容室3をチャンバー10に取り付けるための開口16Cが設けられる。底板116には、収容室3が下側に向かって突出するように、底板116の上側から収容室3がはめ込まれる。尚、収容室3は、作業台板114を作業室16内から取り外した状態で、開口16Cにはめ込まれるものとする。収容室3を開口16Cにはめ込んだ際に、フランジ36の下面と底板116の上面における開口16Cの周囲とは、当接することとなる。フランジ36をチャンバー10に対して例えば螺着することによって、収容室3はチャンバー10に取り付けられる。これにより、チャンバー10の底板116の開口16Cから下方に向けて突出する空間が形成され、開口3Hを介してチャンバー10と収容室3とは連通する。
尚、底板116の上面には、例えば、螺子孔36Aと対向する位置に雌螺子が設けられているものとする。つまり、収容室3は、チャンバー10に取り付けられることによって、チャンバー10と一体となることとなる。尚、収容室3をチャンバー10に螺着した際に、収容室3の内部及びチャンバー10の内部の気密性が保たれるように、フランジ36の下面と底板116の上面におけるフランジ36と対向する一部との間に、例えばゴムパッキン等のシール材を設けてもよい。又、収容室3の内部及びチャンバー10の内部の気密性が確実に保たれるように、フランジ36の下面と底板116の上面におけるフランジ36と対向する一部とを溶接してもよい。その後、作業台板114がチャンバー10内に取り付けられる。
作業台板114には、作業台板114をチャンバー10内に取り付けた際に、底板116の開口16Cと対向する位置に開口14Cが設けられている。開口14Cの大きさは、開口16Cの大きさと略同様であるものとする。
ここで、フランジ36よりも上側の所定の長さは、収容室3をチャンバー10に取り付けた際に、例えば、作業台板114と底板116との間の垂直方向の距離と同等に設定される。よって、側面板32乃至35の上側の一部が、ダクト117を横切るように底板116の上側から作業台板114に向かって突出する。その際、側面板32乃至35の上端は、作業台板114の下面と当接してもよい。このとき、側面板32乃至35によってダクト117と収容室3とが区画されるとともに、収容室3の開口3Hと作業台板114の開口14Cの位置がほぼ一致する。これにより、作業室16の底板の一部が窪むようにして、作業台板114の開口14Cから下方に向けて突出する収容室3が形成され、開口14Cを介して作業室16と収容室3とは連通する。
また、この側面板32乃至35によって、作業台板114の孔14A,14Bから底板116に落下した器具あるいは液体が更に収容室3に落下するのを防止する。また、側面板32乃至35に開けられた複数の孔32A乃至35Aは、ダクト117内の滅菌ガスを通過させるための孔であり、底板116から上方に離間した位置に設けられている。また、孔32A乃至35Aは作業台板114の孔14A、14Bと同程度の大きさに設定されている。
===昇降装置===
以下、図5、図6、図8を参照して、本実施形態における昇降装置について説明する。図8は、本実施形態における昇降装置を示す斜視図である。
昇降装置5は、観察装置2を例えば垂直方向(Z軸)に沿って昇降させるための装置である。昇降装置5は、載置台51、支持台52、ハンドル58、シャフト53、56、アーム63乃至66、駆動部材55を有している。
載置台51には、観察装置2が載置される。支持台52は、載置台51を支持する。支持台52は、例えば、収容室3の底板31(図7)上に載置される。アーム63乃至66は、載置台51と支持台52とを連結し、載置台51を昇降させるための部材である。シャフト53、56、駆動部材55は、ハンドル58を介してシャフト53に与えられる回転駆動力に基づく力をアーム64、66に伝えるための部材である。
載置台51は、載置台51の中央を通るZY平面を中心に、対称な形状を呈する。載置台51は、天板510、側面板511、512を有する。
天板510は、略水平となるように設けられた、例えば略矩形形状を呈する金属製の平板である。天板510には、複数の孔51A、固定孔51B、51C、51D、51Eが形成される。固定孔51B、51C、51D、51Eは、脚部品516、517、他方の支持部材の脚部品の下端に夫々取り付けられた球状部品を嵌めて、観察装置2を天板510上に固定するための孔である。複数の孔51Aは、例えば、作業室16内の滅菌ガスを収容室3の内部に循環させるための孔である。尚、載置台51は、複数の孔51Aによって軽量化が図られることとなる。ここで、天板510の下面における例えば、ハンドル58が設けられている手前側(−Y)且つ一方側の隅には、送風機F2が取り付けられる。送風機F2は、例えば、上側(+Z)から下側(−Z)に向かう気流を発生するように、取り付けられている。送風機F2をオンした場合、天板510の上側の気体は、複数の孔51Aを介して天板510の下側に送られることとなる。つまり、送風機F2によって、チャンバー10内の滅菌ガスや空気等の気体が収容室3内を循環することとなる。
側面板512は、載置台51とアーム63、64の上側の端部とを連結するための、例えば略矩形の長尺形状を呈する金属製の平板である。側面板512の長手方向の長さは、天板510におけるシャフト53の長手方向に沿った方向(Y軸、奥行き方向)の長さと同様である。尚、側面板511は、側面板512と同様な形状である。側面板511、512は、例えば、載置台51を−Y側から+Y側へ向かって見た際に略コ字形状となるように、天板510の一方側の縁、天板510の他方側の縁をそれぞれ折曲して形成される。側面板512には、アーム63の上端とアーム65の上端とを連結するするシャフト(不図示)(以下、「載置台の駆動シャフト」という)が挿通される長孔51Fが設けられる。長孔51Fの長手方向が側面板512の長手方向に沿った状態で、長孔51Fは、例えば側面板512の略中央から奥側(+Y)の端に延びるように形成されている。尚、側面板511にも、長孔51Fと同様な長孔(以下、「側面板511の長孔」という)が形成される。
支持台52は、支持台52の中央を通るZY平面を中心に、対称な形状を呈する。支持台52は、天板520、側面板521、522を有する。
天板520は、略水平となるように設けられた、例えば略矩形形状を呈する金属製の平板である。天板520には、開口52G、複数の孔52Aが形成される。複数の孔52Aは、例えば、作業室16内の滅菌ガスや空気等の気体を収容室3の内部に循環させるための孔である。尚、支持台52は、複数の孔52Aによって軽量化が図られることとなる。開口52Gは、天板520の略中央における奥側に形成される。尚、開口52Gについては、後述する。
側面板522は、支持台52とアーム63、64の下側の端部とを連結するための、例えば略矩形の長尺形状を呈する金属製の平板である。側面板522の長手方向の長さは、天板520における奥行き方向の長さと同様である。尚、側面板521は、側面板522と同様な形状である。側面板521、522は、例えば、支持台52を−Y側から+Y側へ向かって見た際に略コ字形状となるように、天板520の一方側の縁、天板520の他方側の縁をそれぞれ折曲して形成される。側面板522には、アーム64の下端とアーム66の下端とを連結するシャフト(不図示)(以下、「支持台の駆動シャフト」という)が挿通される長孔52Fが設けられる。長孔52Fの長手方向が側面板522の長手方向に沿った状態で、長孔52Fは、例えば側面板522の略中央から奥側の端に延びるように形成される。尚、側面板521にも、長孔52Fと同様な長孔(以下、「側面板521の長孔」という)が形成されている。尚、支持台の駆動シャフト、載置台の駆動シャフト、アーム63乃至66、駆動部材55が駆動機構に相当する。
アーム63及びアーム64、アーム65及びアーム66は、夫々、載置台51と支持台52とを連結し、載置台51を昇降させるための一対の部材である。アーム63及びアーム64は、載置台51の側面板512を支持し、アーム65及びアーム66は、載置台51の側面板511を支持する。アーム63乃至66は、相互に同様な長尺状の平板形状を呈する。アーム63、64は、アーム63、64の略中央で交差するように載置台51、支持台52の一方側に取り付けられる。アーム63とアーム64とが交差する位置のX軸方向に沿った回動軸を中心に、アーム63、64が相互に回動するように、アーム63、64の略中央同士は、連結部材632によって回動自在に連結される。
アーム63の下側の端部は、アーム63がシャフト68を軸に回動するように、連結部材631によって、シャフト68における一方側の端部と回動自在に連結される。尚、シャフト68の長手方向がX軸に沿った状態で、シャフト68は、支持台52の手前側(−Y)の端に設けられているものとする。アーム63の上側の端部は、アーム63が載置台の駆動シャフトを軸に回動するように、連結部材633によって、載置台の駆動シャフトにおける一方側の端部と回動自在に連結される。尚、載置台の駆動シャフトの長手方向がX軸に沿った状態で、載置台の駆動シャフトは、長孔51F、側面板511の長孔に挿通されているものとする。
アーム64の上側の端部は、アーム64がシャフト67を軸に回動するように、連結部材643によって、シャフト67における一方側の端部と回動自在に連結される。尚、シャフト67の長手方向がX軸に沿った状態で、シャフト67は、載置台51の手前側の端に設けられているものとする。アーム64の下側の端部は、アーム64が支持台の駆動シャフトを軸に回動するように、連結部材641によって、支持台の駆動シャフトにおける一方側の端部と回動自在に連結される。尚、支持台の駆動シャフトの長手方向がX軸に沿った状態で、支持台の駆動シャフトは、長孔52F、側面板521の長孔に挿通されているものとする。
尚、アーム65、66は、アーム63、64と同様に、載置台51、支持台52夫々の他方側の側面板511、521に取り付けられる。
シャフト53、56は、シャフト53、56の長手方向がY軸に沿った状態で、支持台52上の略中央に、取付部材54、57によって取り付けられる。尚、シャフト53、56は、シャフト53、56の長手方向に沿ったシャフト53、56の中心軸を中心に回転するように取り付けられているものとする。シャフト53の奥側の端部と、シャフト56の手前側の端部とは、着脱自在に連結される。シャフト56の手前側の端部は、例えば筒形状を呈するものとする。シャフト53の奥側の端部は、シャフト53の奥側の端部をシャフト56の手前側の端部の筒の中に挿入したときにシャフト53、56が嵌りあって連結されるように、例えば奥側から手前側に向かうにつれて径が長くなるような、テーパ形状を呈するものとする。シャフト53の手前側の端部には、シャフト53に対して回転駆動力を与えるためのハンドル58が取り付けられる。駆動部材55は、シャフト56から伝達される回転駆動力に基づいて、シャフトの56の長手方向に沿って移動する部材である。駆動部材55は、開口52Gを介して支持台の駆動シャフトと連結されている。尚、開口52Gの奥行き方向の長さは、例えば、支持台の駆動シャフトが奥行き方向沿って移動する長さである、長孔52Fの奥行き方向の長さと同様であるものとする。
例えば、ハンドル58を手前側から奥側に見て時計周り方向(C1方向)に回転させた場合、駆動部材55は、シャフト56の長手方向に沿って手前側から奥側に移動するものとする。その際、駆動部材55と連結されている支持台の駆動シャフトは、手前側から奥側に移動する。よって、載置台51は下側に移動することとなる。一方、例えば、ハンドル58を手前側が奥側に見て半時計周り方向(C2方向)に回転させた場合、駆動部材55は、シャフト56の長手方向に沿って奥側から手前側に移動するものとする。その際、駆動部材55と連結されている支持台の駆動シャフトは、奥側から手前側に移動する。よって、載置台51は上側に移動することとなる。
ここで、収容室3の側面板35には、シャフト53を手前側から収容室3の内部に挿入するための孔35F(図6)が設けられている。孔35Fには、シャフト53を手前側から奥側に向かって挿入した際に収容室3の内部の気密性が保たれるように、例えばオーリング等のシール材35Gが設けられている。例えば、シャフト53をシャフト56から取り外した場合、昇降装置5を開口3Hから収容室3の内部に収容したり、昇降装置5を収容室3の内部から取り出したりすることができる。つまり、昇降装置5は、着脱自在に収容室3内に配設されることとなる。
===開閉蓋===
以下、図3、図7、図9を参照して、本実施形態における開閉蓋について説明する。図9は、図3のB1―B2断面から+X側へ向かって見た、本実施形態における観察装置を上昇させた状態のアイソレータの一部の断面図である。尚、図9では、作業台板114、底板116、収容室3、観察装置2、昇降装置5が示されている。
開閉蓋92は、観察装置2が作業室16と収容室3との間を移動するための開口14Cを開閉するための蓋である。開閉蓋92は、例えば略矩形形状を呈する金属製の薄板である。開閉蓋92は、蝶番922、924によって作業台板114の上面に取り付けられている。開閉蓋92には、蝶番922、924のX軸に沿った回動軸を中心に開閉蓋92を開閉する際の把手となる孔921が設けられている。開閉蓋92には、開閉蓋92に対して上側から荷重がかけられた際に、蝶番922、924のX軸に沿った回動軸を中心に開閉蓋92が下側に回動するのを防止するためのストッパ925が設けられている。尚、開閉蓋91は、開閉蓋92と同様な構成とする。
例えば、収容室3に収容された観察装置2を作業室16内で使用する場合、開閉蓋92は開けられる。その場合、観察装置2を収容室3から作業室16内へ移動できることとなる。一方、例えば、観察装置2を作業室16内で使用しないときに観察装置2が収容室3に収容されている場合、開閉蓋92は閉じられる。その場合、開閉蓋92が開口14Cを塞いで、作業台板114の一部となるので、作業室16内の作業スペースを広く確保できることとなる。つまり、開閉蓋92は、開口14Cを閉じているとき、作業室16の作業台板114と略同一平面上に位置することになる。
===動作===
以下、図2、図4、図5、図7、図9、図10を参照して、本実施形態におけるアイソレータ動作について説明する。図10は、本実施形態における収容室内に収容された状態の観察装置と昇降装置とを示す斜視図である。尚、昇降装置5、観察装置2の一部は見えない状態となっているが、点線で示されている。
例えば、収容室3に収容された観察装置2を使用して作業室16内で作業を行う場合、当該作業終了後に作業室16内の観察装置2を収容室3に収容する場合に分けて、アイソレータ100の動作について説明する。
<収容室3に収容された観察装置2を使用して作業室16内で作業を行う場合>
作業室16内で作業を行う作業者は、例えば、観察装置2を収容室3から作業室16へ移動させた後、タッチパネル111に表示される作業準備を開始するための釦を押下する。
作業員は、開閉蓋92を開けた後、ハンドル58をC2方向へ回転させる。ハンドル58からシャフト53、56に加えられるC2方向の回転駆動力によって、駆動部材55に連結されている支持台の駆動シャフトは、シャフト56の長手方向に沿って奥側から手前側に移動するので、載置台51は上昇する。よって、載置台51に載置された観察装置2は、収容室3から作業室16に移動する。尚、例えば、観察装置2の観察面23の垂直方向の高さが、作業台板114の垂直方向の高さと同様となるように、ハンドル58を回転させることとしてもよい。
その後、作業員は、タッチパネル111に表示される作業準備を開始するための釦を押下する。その際、アイソレータ100は、滅菌工程を行った後、置換工程を行う。
制御装置8(図4)は、第2の流路に切り替える制御信号S1、第4の流路に切り替える制御信号S2、送風機F1、F2を夫々オン、オンする制御信号S3、S4、滅菌ガスを発生させる制御信号S5を送信する。その場合、滅菌ガス発生装置741で発生した滅菌ガスが、配管73、バルブV1、配管74、送風機F1、配管71、フィルタ711、作業室16、フィルタ721、配管72、バルブV2の順に、循環する。尚、チャンバー10内では、作業室16、ダクト117、118を滅菌ガスが循環することとなる。作業室16、ダクト117内の滅菌ガスは、昇降装置5の載置台51に取り付けられた送風機F2によって、収容室3内も循環することとなる。
その後、制御装置8は、第1の流路に切り替える制御信号S1、第4の流路に切り替える制御信号S2、送風機F1、F2を夫々オン、オンする制御信号S3、S4、滅菌ガスの発生を停止させる制御信号S5を送信する。その場合、滅菌ガス発生装置741は、ポンプ743による容器744内の滅菌物質の滅菌ガス発生装置741への提供及び、当該滅菌物質の加熱を停止する。アイソレータ100の外部の空気が、配管75、バルブV1、配管74、送風機F1、配管71、フィルタ711を介して、作業室16内に供給される。作業室16内の滅菌ガスを含んだ空気は、フィルタ721、配管72、バルブV2、フィルタ761を介して、配管76からアイソレータ100の外部に排出される。尚、チャンバー10内では、作業室16、ダクト117、118を空気が循環することとなり、滅菌ガスがチャンバー10の内部から排出される。作業室16、ダクト117内の空気が送風機F2によって、収容室3内を循環することとなり、収容室3内の滅菌ガスも収容室3の内部から排出されることとなる。
<作業室16内の観察装置2を収容室3に収容する場合>
作業員は、ハンドル58をC1方向へ回転させる。ハンドル58からシャフト53、56に加えられるC1方向の回転駆動力によって、駆動部材55に連結されている支持台の駆動シャフトは、シャフト56の長手方向に沿って手前側から奥側に移動するので、載置台51は降下する。よって、載置台51に載置された観察装置2は、作業室16から収容室3に移動する。
===効果等===
従来のアイソレータにおいて、例えば、チャンバーの作業室内で、観察装置を使用して、培養した細胞等の被観察対象物の経時的な変化を観察することがある。その際、観察装置は、チャンバー内に収容されるため、作業スペースが狭くなることがある。そのため、チャンバー内に、観察装置を収容するための収容室が設けられることが考えられる。収容室は、作業室のスペースを広く確保するために、チャンバー内で作業を行うためのグローブが取り付けられている前面とは反対側の背面を窪ませることによって、形成されることも考えられる。しかし、観察装置を作業室内で使用する場合、観察装置は、収容室から作業室へ移動されることとなる。一方、観察装置を作業室内で使用しないときに当該観察装置を収容室内に収容する場合、観察装置は、作業室から収容室へ移動されることとなる。作業室と収容室との間の観察装置の移動は、作業員の手作業に頼らざるを得ず、例えば、観察装置を移動させる際に観察装置と作業室内の床とが接触することがある。その際、作業室内の床の損傷を引き起こしたり、観察装置が横転して破損したりすることがある。更に、作業室内の床の損傷、観察装置の破損によって、作業室内で塵埃(パーティクル)が発生し、当該塵埃によって被観察対象物の正確な観察が妨げられる虞がある。
前述したように、本開示技術のアイソレータ100は、収容室3は、作業室16の作業台板114の一部が窪むように下方に向けて突出して形成される。収容室3には、作業室16内で使用される観察装置2と昇降装置5とが収容される。昇降装置5は、収容室3内で観察装置2を支持する。観察装置2が作業室16内で使用されるとき、昇降装置5は、観察装置2を収容室3から作業室16へ上昇させる。観察装置2が作業室16内で使用されないとき、昇降装置5は、観察装置2を作業室16から収容室3へ下降させる。そのため、作業室の下方のスペースの有効活用により、アイソレータの作業スペースを確保したまま、実験装置を収容できる。また、観察装置2と作業室16内の作業台板114とが接触しないように、観察装置2を移動させて、作業室16内の損傷及び観察装置2の破損を防止できる。よって、観察装置2を収容室3から作業室16へ移動させたり、観察装置2を作業室16から収容室3へ移動させたりする際の、塵埃の発生を防止できる。又、観察装置2の移動は昇降装置5によって行われるので、収容室3内に観察装置2を収容したり、収容室3から観察装置2を取り出したりする作業者の負担を軽減できる。又、収容室3は、チャンバー10の下側に設けられる。よって、比較的面積の狭い設置面に、アイソレータ100を設置することができる。
又、収容室3を形成する側面板32乃至35は、例えば、作業室16内からダクト117に落下した器具や塵埃が、収容室3の内部に落下するのを防止できる。又、複数の孔32A乃至35Aは、滅菌ガスを通過させるので、例えば、側面板32乃至35がダクト117を横切ることによって、ダクト117内の滅菌ガスの流れが妨げられるのを防止できる。よって、作業室16内に通じている、ダクト117、118、収容室3を確実に除染して、作業室16内を、より無菌に近い環境にすることができる。
又、作業室16内の作業台板114には、開閉蓋92が設けられる。開閉蓋92を開いた場合、観察装置2を、開口14Cを介して作業室16と収容室3との間を確実に移動させることができる。又、開閉蓋92を閉じた場合、開閉蓋92によって開口14Cは塞がれる。よって、例えば、作業室16内で作業を行う際に用いられる器具を、開閉蓋92の上面に載置したりできるので、作業室16内の作業スペースを広く利用することができる。
又、収容室3に収容された昇降装置5には、送風機F2が設けられる。よって、収容室3内の滅菌ガスの循環及び収容室3からの滅菌ガスの排出を確実に行うことができる。よって、作業室16内に通じている収容室3内を確実に除染して、作業室16内を、より無塵、無菌に近い環境とすることができる。
又、昇降装置5は、載置台51、アーム63乃至66を有する。アーム63乃至66は、例えばシャフト53、56から与えられる回転駆動力に基づいて、載置台51を昇降させる。よって、観察装置2を載置台51に載置し、昇降装置5に対して回転駆動力を与える簡単な操作で、観察装置2を昇降させることができる。よって、使い勝手のよいアイソレータ100を提供できる。
又、昇降装置5は、収容室3の内部に着脱自在に配設される。よって、例えば、アイソレータ100を清掃する際に、昇降装置5を収容室3から取り外すことによって、昇降装置5の清掃及び収容室3の内部の清掃を確実に行うことができる。従って、メンテナンス性の優れたアイソレータ100を提供できる。
又、昇降装置5は、ハンドル58を有する。ハンドル58を介して、昇降装置5に対して手動で回転駆動力を与えることができる。よって、例えば、作業員が、昇降装置5に載置されている観察装置2の昇降を微調整できる。従って、使い勝手のよいアイソレータ100を提供できる。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、昇降装置5において、ハンドル58を取り付けられたシャフト53がシャフト56と連結される構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、モータ82から回転駆動力が与えられるシャフト53Aをシャフト56と連結してもよい。以下、図11乃至図14を参照して、本実施形態における昇降装置及び収容室について説明する。
図11は、本実施形態における昇降装置を示す斜視図である。尚、図8に示された構成と同様な構成については同じ符号を付すのみで、その説明は省略する。図12は、本実施形態における観察装置と収容室と昇降装置とを示す斜視図である。尚、図5に示された構成と同様な構成については同じ符号を付すのみで、その説明は省略する。昇降装置5A、観察装置2の一部は見えない状態となっているが、点線で示されている。図13は、本実施形態における収容室内に収容された状態の観察装置と昇降装置とを示す斜視図である。尚、図10に示された構成と同様な構成については同じ符号を付すのみで、その説明は省略する。尚、昇降装置5A、観察装置2の一部は見えない状態となっているが、点線で示されている。図14は、本実施形態における収容室と昇降装置とを示す斜視図である。尚、図6に示された構成と同様な構成については同じ符号を付すのみで、その説明は省略する。
昇降装置5Aは、モータ82、シャフト53Aを有している。
シャフト53Aは、シャフト56と平行となるように、支持台52上に設けられる。シャフト53Aの手前側(−Y)の端部には、モータ82からシャフト53Aに回転駆動力が与えられるように、モータ82が取り付けられる。シャフト53Aの奥側(+Y)の端部は、シャフト53Aの回転駆動力がシャフト56に伝達されるように、シャフト56の手前側の端部と連結される。
モータ82は、シャフト53Aに対して回転駆動力を与えるための装置である。モータ82は、例えば、略矩形柱形状を呈するカバー81に配設されているものとする。モータ82は、収容室3A(図12)の外側から、導電線84を介してモータ82に入力される制御信号に基づいて、シャフト53Aに対して回転駆動力を与えるものとする。尚、導電線84の一端には、導電線84の一端とモータ82とを電気的に接続するためのプラグ83が取り付けられている。尚、プラグ83は、モータ82に対して制御信号を与えられるように、カバー81に設けられたモータ82と電気的に接続された端子(不図示)に着脱自在に取り付けられるものとする。例えば、昇降装置5Aを収容室3Aの内部から取り出す場合、プラグ83は取り外されることとなる(図14)。導電線84の他端は、収容室3Aに設けられた端子85に接続される。
収容室3Aは、側面板86を有する。側面板86は、収容室3Aの手前側の側面を形成する。側面板86には、収容室3Aの外部からモータ82を制御するための制御信号をモータ82に対して入力するための端子85が設けられる。
モータ82を制御するための制御信号は、例えば、収容室3Aの外部に設けられた制御装置(不図示)から出力されるものとする。当該制御装置は、モータ82の回転方向、回転数、回転速度を制御するための制御信号を出力するものとする。制御装置から送信された制御信号に応じて、モータ82からシャフト53Aに対して与えられる回転駆動力に基づいて、昇降装置5Aの載置台51は、上側(+Z)に移動したり、下側(−Z)に移動したりすることとなる。
前述したように、昇降装置5Aは、モータ82を有する。モータ82に対して制御信号を送信することによって、載置台51に載置された観察装置2を昇降させることができる。モータ82の回転数を正確に制御することによって、観察装置2の設置面300からの距離を正確に調整することができる。よって、例えば、作業室16内で観察装置2を使用しやすいように、観察装置2の観察面23の設置面300からの距離が、作業室16内の作業台板114の上面の設置面300からの距離と略一致させたりできる。従って、使い勝手のよいアイソレータを提供できる。又、例えば、観察装置2を移動させる際の移動速度を調整して、観察装置2を移動させる際の移動速度に起因する振動を低減して、観察装置2の当該振動に起因する破損を確実に防止することができる。
尚、第1及び第2実施形態は、本開示技術の理解を容易にするためのものであり、本開示技術を限定して解釈するためのものではない。本開示技術は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本開示技術にはその等価物も含まれる。
第1実施形態においては、観察装置2を収容室3内に収容する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、作業室16内で行われる細胞の培養等の作業の際に使用される試薬を一定温度に保つための装置等を収容室3に収容するものとしてもよい。
2 観察装置
3、3A 収容室
5、5A 昇降装置
8 制御装置
10 チャンバー
11 本体
12 扉
14A、14B 孔
32A、33A、34A、35A、35F 孔
51A 孔
911、921 孔
3H、14C、16C、52G 開口
152、155 開口
15 透明板
16 作業室
17、18 側面板
32、33、34、35 側面板
86 側面板
11、512、521、522 側面板
23 観察面
31、116 底板
51 載置台
51F、52F 長孔
52 支持台
53、53A、56、67、68 シャフト
54、57、516、517 取付部材
55 駆動部材
58 ハンドル
63、64、65、66 アーム
71、72、73、74、75、76 配管
742、745 配管
82 モータ
91、92 開閉蓋
100 アイソレータ
114 作業台板
117、118 ダクト
153、156 グローブ
300 設置面
711、721、761 フィルタ
741 滅菌ガス発生装置
F1、F2 送風機
V1、V2 バルブ

Claims (8)

  1. 作業者による作業が行われる作業室および前記作業室の底板に形成された開口と連通して前記作業室の下方に設けられる収容室を有し、気密性を保った状態で前記作業室および前記収容室を外部から隔離するチャンバーと、
    前記作業室内で使用される実験装置を前記収容室内で支持し、前記収容室から前記作業室へ及び前記作業室から前記収容室へ前記実験装置を昇降可能である昇降装置と、を備える、
    アイソレータ。
  2. 前記チャンバーには、少なくとも前記作業室の底板と前記チャンバーの底板との間に、前記作業室内を滅菌する滅菌ガスを前記作業室内に循環させるためのダクトが形成され、
    前記ダクトは、前記収容室の側面板を横切り、
    前記収容室の側面板における前記ダクトが横切る部分には、前記ダクト内の前記滅菌ガスを通過させる複数の孔が形成されている、
    請求項1に記載のアイソレータ。
  3. 前記作業室の底板に形成された開口を開閉可能な開閉蓋を備え、
    前記開閉蓋は、前記開口を閉じているとき、前記作業室の底板と略同一平面上に位置する、
    請求項1に記載のアイソレータ。
  4. 前記収容室内に設置され、前記複数の孔を通過した前記滅菌ガスを前記収容室内に循環させるファンを備える
    請求項2に記載のアイソレータ。
  5. 前記昇降装置は、前記実験装置が載置される載置台と、回転駆動力に基づいて前記載置台を昇降させる駆動機構と、を有する
    請求項1乃至4の何れかに記載のアイソレータ。
  6. 前記昇降装置は、前記収容室内に着脱自在に配設される、
    請求項5に記載のアイソレータ。
  7. 前記昇降装置は、前記駆動機構に対して回転駆動力を与えることが可能な手動レバーを有する、
    請求項5に記載のアイソレータ。
  8. 前記昇降装置は、前記駆動機構に対して回転駆動力を与えることが可能なモータを有する、
    請求項5に記載のアイソレータ。
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