JP3071688U - クリーンベンチ - Google Patents

クリーンベンチ

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JP3071688U
JP3071688U JP2000001448U JP2000001448U JP3071688U JP 3071688 U JP3071688 U JP 3071688U JP 2000001448 U JP2000001448 U JP 2000001448U JP 2000001448 U JP2000001448 U JP 2000001448U JP 3071688 U JP3071688 U JP 3071688U
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waste
work
opening
clean bench
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JP2000001448U
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敏 石野
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Nikka Micron Co Ltd
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Nikka Micron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率の向上を図るとともに、作業中にお
ける作業室内の清浄度の低下を防止し、また、ゴミ箱等
を近傍に用意する必要がないので、設置場所における省
スペース化を図ることができる、実用性の高いクリーン
ベンチを提供する。 【解決手段】 高性能フィルタ2を用いて清浄化した空
気を作業室3内へ連続的に供給することにより、作業室
内を所望の清浄度に保持できるように構成され、作業テ
ーブル8の下部スペース17に収納される廃棄物収容手
段12と、一端が作業室3内において開口し、他端が収
納状態にある前記廃棄物収容手段12に向かって開口す
る廃棄物シューター10とを有し、前記廃棄物シュータ
ー10の作業室側開口部には、開閉機構を有する開口フ
タ11が設けられていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、病院等の医療施設や薬剤の研究施設において、清浄環境下で薬剤の 調合等を行う際に用いられるクリーンベンチに関する。
【0002】
【従来の技術】
医療施設や薬剤の研究施設においては、清浄な環境下で調剤作業等が行えるよ うに、室内にクリーンベンチが設置されていることが多い。従来より、薬剤の調 剤作業に広く用いられているクリーンベンチとしては、図2に示すような構造の ものがよく知られている。
【0003】 図2のクリーンベンチ101は、ファン104を稼動させると、作業テーブル 108の下方に配設されたプレフィルタ105を介して外部より空気が機内に取 り込まれる。このとき、機内に取り込まれた空気は、プレフィルタ105によっ て濾過されているので、比較的大きな塵は除去されている。次に、機内に取り込 まれた空気は、ファン104によって高性能フィルタ(HEPAフィルタ)10 2へ送出され、清浄化(除塵、除菌)される。このようにして清浄化した空気を 連続的に作業室103へ供給することにより、機内において所望の清浄度の作業 空間を創出することができるようになっている。
【0004】 このクリーンベンチ101を使用する際には、まず、シャッター106を上方 へスライドさせて前面開口部107を拡げ、作業者がこの前面開口部107の前 に立って、或いは、着座して、前面開口部107より作業室103内に手を差し 入れて調剤作業等を行う。
【0005】 ところで、医療施設において高清浄度環境下で行う必要がある作業の一つとし て、高カロリー輸液の混合調製作業がある。この作業は、通常、混合すべき数種 類の薬剤を、それぞれアンプル等の容器に封入された状態でクリーンベンチ10 1の作業室103内に持ち込み、当該作業室103内の高清浄度環境下において それらを開封し、混合する、といった手順で行われている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような高カロリー輸液の混合調製作業の最中には、クリーンベンチ10 1の作業室103内において、混合済み薬剤の空き容器等の廃棄物が大量に発生 する。これらの廃棄物は、作業の全行程が終了するまで作業室103内に止めて おき、終了後にまとめて作業室103内より取り出して廃棄するようにしても良 いが、この種の混合調製作業は、作業者において神経を集中して行う必要がある ため、これから混合しようとする薬剤が入った容器と、空き容器とが、狭い空間 内において混在していると、作業効率の低下を招くこととなる。
【0007】 このため、作業室103内において生じた空き容器等の廃棄物を処理する際は 、一工程毎に廃棄物を取り出し、予めクリーンベンチ101の傍らに用意してお いたゴミ箱やゴミ袋に投入して廃棄するという方法が一般的であった。
【0008】 しかしながら、作業者が一工程毎に作業室103内より手を抜き出して廃棄物 を処理し、再び作業室103内に手を差し入れるといったアクションを繰り返す こととなると、作業室103外の塵を作業室103内に持ち込んでしまう可能性 が高くなるほか、消毒済みのグローブを未消毒のものに接触させて、汚染させて しまったり、破損させてしまうといった危険も大きくなってしまう。また、作業 が一工程毎に中断されてしまうので、作業効率の向上を図ることは困難である。
【0009】 更に、廃棄物を捨てるためにクリーンベンチ101の傍らにゴミ箱やゴミ袋を 置いておかなければならないとすると、作業者以外の者の通行を妨げてしまった り、不注意によりゴミ箱等を倒してしまい、廃棄物を周囲に散乱させてしまった りといった事故も生じかねない。
【0010】 本考案は上記のような問題点を解消して作業効率の向上を図ることができ、作 業中における作業室内の清浄度の低下を防止し、また、ゴミ箱等を近傍に用意す る必要がないので、省スペース化を図ることができるという、実用性の高いクリ ーンベンチを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るクリーンベンチは、高性能フィルタを用いて清浄化した空気を作 業室内へ連続的に供給することにより、作業室内を所望の清浄度に保持できるよ うに構成されるとともに、作業テーブルの下部スペースに収納される廃棄物収容 手段と、一端が作業室内において開口し、他端が収納状態にある前記廃棄物収容 手段に向かって開口する廃棄物シューターとを有し、前記廃棄物シューターの作 業室側開口部には、開閉機構を有する開口フタが設けられていることを特徴とし ている。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。図1は、本考案に係るク リーンベンチ1の断面図であり、この図において2は、作業室3へ供給する空気 を濾過し、除塵及び除菌を行うことができる高性能フィルタ(HEPAフィルタ )である。また、4はファン、5はプレフィルタ、7は前面開口部、8は作業テ ーブルである。
【0013】 このクリーンベンチ1は、基本的には従来のものと同様に、ファン4を稼動さ せると、まず、作業テーブル8の下方に配設されたプレフィルタ5によって予め 除塵された上で、外部より空気が機内に取り込まれる。そして、この機内に取り 込まれた空気がファン4によって高性能フィルタ(HEPAフィルタ)2へ送出 され、この高性能フィルタ2によって清浄化(除塵、除菌)された後、連続的に 作業室3へ供給されるようになっており、機内において所望の清浄度の作業空間 を創出することができるようになっている。
【0014】 尚、このクリーンベンチ1を使用する際には、作業者が前面開口部7の前に立 って、或いは、着座して、前面開口部7より作業室3内に手を差し入れて調剤作 業等を行う。
【0015】 図1に示されているように、本実施形態におけるクリーンベンチ1の作業テー ブル8の下側に位置する下部スペース17には、廃棄物収容手段としての廃棄物 カート12を収納できるようになっており、また、作業テーブル8には、一端が 作業室3内において開口し、他端が下部スペース17に収納された廃棄物カート 12に向かって開口する廃棄物シューター10が設けられている。
【0016】 そして、この廃棄物シューター10の作業室3側の開口部には、開閉機構を有 する開口フタ11が設けられており、この開口フタ11は、作業者がフットスイ ッチ9を操作することにより、図示しない電動モータ等の駆動力を利用して自由 に開閉させることができるようになっている。従って、このクリーンベンチ1を 用いて薬剤の混合調製作業等を行う場合において、作業の途中で廃棄物が生じた ら、その都度フットスイッチ9を操作し、開口フタ11を開いて廃棄物シュータ ー10より廃棄物カート12内へ廃棄物を投入することができ、これから混合し ようとする薬剤が入った容器と、空き容器とが、狭い空間内において混在すると いった事態を回避することにより、作業効率を向上させることができる。
【0017】 また、空き容器等を廃棄するたびにいちいち作業室3内より手を抜き出す必要 はないので、作業途中において作業室3内に新たに塵や菌が持ち込まれる危険性 が小さくなり、一連の作業を滞り無く円滑に行うことができる。更に、フットス イッチ9を操作しない限り、廃棄物シューター10の開口フタ11は閉じられて いるので、廃棄すべきでない薬剤入りの容器や器具等を誤って廃棄物カート12 内へ落としてしまうといったような危険も好適に回避することができる。尚、図 1には示されていないが、廃棄物カート12に適宜ゴミ袋等を取り付けておけば 、機内より廃棄物カート12を取り出した際に、容易に廃棄物の処理を行うこと ができる。
【0018】 また、図1に示されているように、下部スペース17においては、外部より空 気を取り入れる際に比較的大き目の塵等を除去するためのプレフィルタ5が、収 納状態の廃棄物カート12に近接した位置に設けられているので、廃棄物シュー ター10を介して作業室3より廃棄物を廃棄物カート12内へ投入した際に、仮 に、それらの廃棄物の投入に起因して塵(又は周辺環境へ悪影響を及ぼしかねな い物質)等が廃棄物カート12の内外へ飛散したとしても、それらは機外へ放散 されることなく、プレフィルタ5によって吸い取られ、また、プレフィルタ5を 通過してしまったとしても、最終的には高性能フィルタ2によって濾過、清浄化 されるので、周囲の安全性を確保することができる。
【0019】 尚、本実施形態においては、廃棄物シューター10の開口フタ11の開閉操作 は、前述の通り、機外に設けられたフットスイッチ9によって行うように構成さ れているが、必ずしもこの方法に限定されるものではなく、例えば、作業室3内 にハンドレバー若しくはスイッチボタンを設け、作業者がそれらを手で操作する ことによって開口フタ11が開閉するように構成しても良い。
【0020】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係るクリーンベンチは、作業途中において生 じた廃棄物を、その都度機外へ手を抜き出さずに簡単に廃棄することができ、作 業効率を向上させることができるほか、作業途中において作業室内に新たに塵や 菌が持ち込まれる危険性を小さくすることができ、一連の作業を滞り無く円滑に 行うことができる。
【0021】 また、クリーンベンチの傍らにゴミ箱やゴミ袋を置いておく必要がないので、 クリーンベンチ設置場所における省スペース化を図ることができるほか、作業者 以外の者によるゴミ箱の倒壊といった危険をも回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るクリーンベンチ1の側方断面
図。
【図2】 従来のクリーンベンチ101の構成例を示す
側方断面図。
【符号の説明】
1,101:クリーンベンチ、 2,102:高性能フィルタ、 3,103:作業室、 4,104:ファン、 5,105:プレフィルタ、 7,107:前面開口部、 8:作業テーブル、 9:フットスイッチ、 10:廃棄物シューター、 11:開口フタ、 12:廃棄物カート、 17:下部スペース、 18:キャスター 106:シャッター、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高性能フィルタを用いて清浄化した空気を
    作業室内へ連続的に供給することにより、作業室内を所
    望の清浄度に保持できるように構成したクリーンベンチ
    であって、 作業テーブルの下部スペースに収納される廃棄物収容手
    段と、 一端が作業室内において開口し、他端が収納状態にある
    前記廃棄物収容手段に向かって開口する廃棄物シュータ
    ーとを有し、 前記廃棄物シューターの作業室側開口部には、開閉機構
    を有する開口フタが設けられていることを特徴とするク
    リーンベンチ。
JP2000001448U 2000-03-13 2000-03-13 クリーンベンチ Expired - Lifetime JP3071688U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013125374A1 (ja) * 2012-02-21 2015-07-30 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 アイソレータ
KR20190002657U (ko) * 2018-04-16 2019-10-24 주식회사 에코 폐시약 저장 용기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013125374A1 (ja) * 2012-02-21 2015-07-30 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 アイソレータ
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