JP6027989B2 - Mps1阻害剤としてのピロロピリジンアミノ誘導体 - Google Patents

Mps1阻害剤としてのピロロピリジンアミノ誘導体 Download PDF

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Description

(序文)
本発明は、直接的に、またはMps1キナーゼ自体との相互作用を介して間接的にのいずれかで、単極紡錘体1(Mps1、TTKとしても公知である)キナーゼの紡錘体チェックポイント機能を阻害するための、ある特定のピロロピリジンアミノ誘導体(以後、「PPA誘導体」と称する)、特にピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミノ誘導体の使用に関する。特に、本発明は、がん等の増殖性疾患の治療および/または予防用の治療剤として使用するためのPPA誘導体に関する。本発明は、これらのPPA誘導体の調製のためのプロセス、およびそれらを含む医薬組成物にも関する。
がんは、無制御かつ無調節な細胞増殖によって引き起こされる。正確には、細胞を悪性にし、無制御かつ無調節な様式で増殖させるものは、ここ数十年にわたって、集中的な研究の焦点とされてきた。この研究は、抗がん剤による、細胞周期を調節することを司るもの等の監視機構の標的化につながった。例えば、国際公開第2009/103966号公報(CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED)は、がんの治療における、ビシクリルアリール−アリール−アミン化合物によるチェックポイントキナーゼ1(CHK1)キナーゼ機能の阻害に関するものである。
細胞周期の主な役割は、エラーのないDNA複製、染色体分離および細胞質分裂を可能にすることである。監視機構、いわゆるチェックポイント経路は、数段階で有糸分裂の通過をモニターする。最も特徴付けられているものの1つは、動原体の全体にわたって適正な張力および付着が実現されるまで後期開始を防止する、紡錘体形成チェックポイントである(HARDWICK KG、1998、「The spindle checkpoint」、Trends Genet 14、1〜4)。チェックポイントに関与するタンパク質の大半は、ごく少数のキナーゼの関与とのタンパク質結合相互作用を通してそれらの機能を発揮する(MUSACCHIO Aら、2007、「The spindle−assembly checkpoint in space and time」、Nature Reviews、Molecular and Cell Biology、8、379〜393)。3つのチェックポイントタンパク質(Mad2、BubR1/Mad3、Bub3)およびAPC/C補因子であるCDC20を含有する有糸分裂チェックポイント複合体(MCC)は、動原体において濃縮し、紡錘体チェックポイントエフェクターとして作用する。チェックポイントシグナルを増幅するために必要とされる他のコアタンパク質は、Mad1ならびにキナーゼBub1、Mps1(TTKとしても公知である)およびオーロラ−B(上記で参照したMUSACCHIO)を含む。
出芽酵母における遺伝学的スクリーニングによって同定された紡錘体形成チェックポイントシグナルの第一の成分の1つは、Mps1変異細胞によって生成された単極紡錘体を表し、Mps1(単極紡錘体1)と呼ばれた(WEISS E、1996、「The Saccharomyces cerevisiae spindle pole body duplication gene MPS1 is part of a mitotic checkpoint」、J Cell Biol 132、111〜123)が、これは依然として高等真核生物において最も研究されていないチェックポイント成分の1つのままである。その後、Mps1遺伝子は、酵母からヒトへ保存された(MILLSら、1992、「Expression of TTK,a novel human protein kinase,is associated with cell proliferation」、J Biol Chem 267、16000〜16006)必須二重特異性キナーゼ(LAUZEら、1995、「Yeast spindle pole body duplication gene MPS1 encodes an essential dual specificity protein kinase」、EMBO J 14、1655〜1663およびPOCHら、1994、「RPK1,an essential yeast protein kinase involved in the regulation of the onset of mitosis,shows homology to mammalian dual−specificity kinases」、Mol Gen Genet 243、641〜653)をコードすることが示された。Mps1活性はG/M遷移に達し、ノコダゾールによる紡錘体チェックポイントの活性化時に増強される(STUCKEら、2002、「Human Mps1 kinase is required for the spindle assembly checkpoint but not for centrosome duplication」、EMBO J 21、1723〜1732およびLIUら、2003、「Human MPS1 kinase is required for mitotic arrest induced by the loss of CENP−E from kinetochores」、Mol Biol Cell 14、1638〜1651)。活性化ループ内のThr676におけるMps1の自己リン酸化が同定されており、これはMps1機能に必須である(MATTISONら、2007、「Mps1 activation loop autophosphorylation enhances kinase activity」、J Biol Chem 282、30553〜30561)。
紡錘体チェックポイント活性化におけるMps1の重要性を考慮すると、Mps1阻害剤の開発は、その細胞周期関連機能をさらに調査するためのツールとしてだけではなく、抗がん治療の形態としても価値あるものとなるであろう。Mps1の第一世代阻害剤について記述されている。酵母細胞において染色体の不分離および死を引き起こしたシンクレアジン(Cincreasin)(DORERら、2005、「A small−molecule inhibitor of Mps1 blocks the spindle−checkpoint response to a lack of tension on mitotic chromosomes」、Curr Biol 15、1070〜1076)およびJNK(c−junアミノ末端キナーゼ)阻害剤であるSP600125も、Mps1の阻害を介してJNK非依存的様式で紡錘体チェックポイント機能を妨害する(SCHMIDTら、2005、「Ablation of the spindle assembly checkpoint by a compound targeting Mps1」、EMBO Rep 6、866〜872)。最近、Mps1の3つの小分子阻害剤が同定された(KWIATOWSKIら、2010、「Small−molecule kinase inhibitors provide insight into Mps1 cell cycle function」、Nat Chem Biol 6、359〜368;HEWITTら、2010、「Sustained Mps1 activity is required in mitosis to recruit O−Mad2 to the Mad1−C−Mad2 core complex」、J Cell Biol 190、25〜34;およびSANTAGUIDAら、2010、「Dissecting the role of MPS1 in chromosome biorientation and the spindle checkpoint through the small molecule inhibitor reversine」、J Cell Biol 190、73〜87)。Mps1の化学的阻害は、ヒトがん細胞株に、早期有糸分裂停止、総異数性および死を誘導した(上記のKWIATOWSKI)。Mps1阻害剤AZ3146およびリバーシンは、動原体へのMad1、Mad2およびCENP−Eの動員を著しく損なった(上記のHEWITTおよびSANTAGUIDA)。
有糸分裂チェックポイントの調節異常は、悪性転換プロセスの特色として認識されている。腫瘍における有糸分裂チェックポイント機能不全は、小分子を使用する治療戦略を開発するための機会を提供する。これは、既に欠陥がある有糸分裂チェックポイントの薬理学的妨害が腫瘍を選択的に感作し得るという提案に基づく。この観察は、Mps1の阻害が治療上有益であり得るという仮説につながった。
一態様では、本発明は、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
一態様では、本発明は、増殖性状態の治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
別の態様では、本発明は、がんの治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。特定の実施形態では、がんはヒトがんである。
別の態様では、本発明は、Mps1キナーゼ阻害効果の生成において使用するための、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
別の態様では、本発明は、増殖性状態の治療において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
別の態様では、本発明は、がんの治療において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。適切には、薬剤はヒトがんの治療において使用するためのものである。
別の態様では、本発明は、Mps1キナーゼ阻害効果の生成において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
別の態様では、本発明は、Mps1キナーゼをin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、細胞を、有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物と接触させるステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、細胞増殖をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、細胞を、有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物と接触させるステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、そのような治療を必要とする患者において増殖性障害を治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を投与するステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、そのような治療を必要とする患者においてがんを治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を投与するステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を、薬学的に許容される賦形剤または担体と混和して含む、医薬組成物を提供する。
本発明は、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を合成する方法をさらに提供する。
別の態様では、本発明は、本明細書で定義されている通りの合成の方法によって取得可能な、またはそれによって取得される、またはそれによって直接的に取得された、化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の態様では、本発明は、本明細書で提示されている合成法のいずれか1つにおいて使用するのに適切な、本明細書で定義されている通りの新規中間体を提供する。
本発明の任意の1つの特定の態様の好ましい、適切な、および任意選択の特色は、任意の他の態様の好ましい、適切な、および任意選択の特色でもある。
(定義)
別段の記載がない限り、本明細書および特許請求の範囲で使用される下記の用語は、以下で提示する下記の意味を有する。
「治療すること」または「治療」への言及は、状態の確立された症状の予防および軽減を含むことを理解されたい。状況、障害または状態の「治療すること」または「治療」は、したがって、(1)状況、障害または状態に罹患しているかもしれないまたはかかりやすいが、状況、障害または状態の臨床または亜臨床症状を未だ経験しても見せてもいないヒトにおいて発症している状況、障害または状態の臨床症状の出現を予防するまたは遅延させること、(2)状況、障害または状態を阻害すること、すなわち、疾患またはその再発の(維持治療の事例において)、または少なくとも1つのその臨床もしくは亜臨床症状の発症を阻止する、低減させるまたは遅延させること、あるいは(3)疾患を緩和するまたは和らげること、すなわち、状況、障害もしくは状態またはその臨床もしくは亜臨床症状の少なくとも1つの退行を引き起こすことを含む。
「治療有効量」は、ある疾患を治療するために哺乳動物に投与される場合、該疾患のそのような治療を達成するのに十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、疾患およびその重症度、ならびに治療される哺乳動物の年齢、体重等に応じて変動することになる。
本明細書では、用語「アルキル」は、直鎖および分枝鎖アルキル基の両方を含む。「プロピル」等の個々のアルキル基への言及は、直鎖バージョンのみに対して特異的であり、「イソプロピル」等の個々の分枝鎖アルキル基への言及は、分枝鎖バージョンのみに対して特異的である。例えば、「(1〜6C)アルキル」は、(1〜4C)アルキル、(1〜3C)アルキル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルを含む。同様の慣例が他のラジカルに当てはまり、例えば、「フェニル(1〜6C)アルキル」は、フェニル(1〜4C)アルキル、ベンジル、1−フェニルエチルおよび2−フェニルエチルを含む。
単独でまたは接頭辞として使用される用語「(m〜nC)」または「(m〜nC)基」は、mからn個の炭素原子を有する任意の基を指す。
「アルキレン」、「アルケニレン」または「アルキニレン」基は、2つの他の化学基の間に位置付けられ、それらを接続する働きをする、アルキル、アルケニルまたはアルキニル基である。故に、「(1〜6C)アルキレン」は、1から6個の炭素原子の直鎖状飽和二価炭化水素ラジカル、または3から6個の炭素原子の分枝鎖状飽和二価炭化水素ラジカル、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、2−メチルプロピレン、ペンチレン等を意味する。
「(2〜6C)アルケニレン」は、例えばエテニレン、2,4−ペンタジエニレン等のように、少なくとも1つの二重結合を含有する、2から6個の炭素原子の直鎖状二価炭化水素ラジカル、または3から6個の炭素原子の分枝鎖状二価炭化水素ラジカルを意味する。
「(2〜6C)アルキニレン」は、例えばエチニレン、プロピニレンおよびブチニレン等のように、少なくとも1つの三重結合を含有する、2から6個の炭素原子の直鎖状二価炭化水素ラジカル、または3から6個の炭素原子の分枝鎖状二価炭化水素ラジカルを意味する。
「(3〜8C)シクロアルキル」は、3から8個までの炭素原子を含有する炭化水素環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはビシクロ[2.2.1]ヘプチルを意味する。
「(3〜8C)シクロアルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を含有する炭化水素環、例えば、シクロブテニル、シクロペンテニル、3−シクロヘキセン−1−イル等のシクロヘキセニルもしくはシクロヘプテニル、またはシクロオクテニルを意味する。
「(3〜8C)シクロアルキル−(1〜6C)アルキレン」は、(1〜6C)アルキレン基と共有結合している(3〜8C)シクロアルキル基を意味し、これらはいずれも本明細書で定義されている通りである。
用語「ハロ」は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを指す。
用語「フルオロアルキル」は、本明細書では、1個または複数の水素原子がフッ素原子によって置き換えられたアルキル基を指すために使用される。フルオロアルキル基の例は、−CHF、−CHCF、または−CFもしくは−CFCF等のペルフルオロアルキル基を含む。
用語「ヘテロシクリル」、「複素環式」または「複素環」は、非芳香族飽和または部分飽和の、単環式、縮合、架橋またはスピロ二環式複素環式環系(複数可)を意味する。単環式複素環式環は、約3から12個まで(適切には3から7個まで)の環原子を、窒素、酸素または硫黄から選択される1から5個までの(適切には1、2または3個の)ヘテロ原子とともに環中に含有する。二環式複素環は、7から17個までの員原子、適切には7から12個の員原子を環中に含有する。二環式複素環式(複数可)環は、縮合、スピロまたは架橋環系であってよい。複素環式基の例は、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、ジオキサニル、および置換環状エーテル等の環状エーテルを含む。窒素を含有する複素環は、例えば、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロトリアジニル、テトラヒドロピラゾリル等を含む。典型的な硫黄含有複素環は、テトラヒドロチエニル、ジヒドロ−1,3−ジチオール、テトラヒドロ−2H−チオピランおよびヘキサヒドロチエピンを含む。他の複素環は、ジヒドロ−オキサチオリル、テトラヒドロ−オキサゾリル、テトラヒドロ−オキサジアゾリル、テトラヒドロジオキサゾリル、テトラヒドロ−オキサチアゾリル、ヘキサヒドロトリアジニル、テトラヒドロ−オキサジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、テトラヒドロピリミジニル、ジオキソリニル、オクタヒドロベンゾフラニル、オクタヒドロベンゾイミダゾリル、およびオクタヒドロベンゾチアゾリルを含む。硫黄を含有する複素環について、SOまたはSO基を含有する酸化硫黄複素環も含まれる。例は、テトラヒドロチエン1,1−ジオキシドおよびチオモルホリニル1,1−ジオキシド等のテトラヒドロチエニルおよびチオモルホリニルのスルホキシドおよびスルホン形態を含む。1または2個のオキソ(=O)またはチオキソ(=S)置換基を持つヘテロシクリル基に適切な値は、例えば、2−オキソピロリジニル、2−チオキソピロリジニル、2−オキソイミダゾリジニル、2−チオキソイミダゾリジニル、2−オキソピペリジニル、2,5−ジオキソピロリジニル、2,5−ジオキソイミダゾリジニルまたは2,6−ジオキソピペリジニルである。特定のヘテロシクリル基は、窒素、酸素または硫黄から選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する飽和単環式3から7員のヘテロシクリル、例えば、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロチエニル、テトラヒドロチエニル1,1−ジオキシド、チオモルホリニル、チオモルホリニル1,1−ジオキシド、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニルまたはホモピペラジニルである。当業者であれば理解するであろう通り、任意の複素環が、炭素または窒素原子を介して等、任意の適切な原子を介して別の基と連結していてよい。しかしながら、本明細書でのピペリジノまたはモルホリノへの言及は、環窒素を介して連結しているピペリジン−1−イルまたはモルホリン−4−イル環を指す。
「架橋環系」が意味するのは、2つの環が2個を超える原子を共有する環系であり、例えば、Advanced Organic Chemistry、Jerry March著、第4版、Wiley Interscience、131〜133頁、1992を参照されたい。架橋ヘテロシクリル環系の例は、アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−オキサ−5−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アザ−ビシクロ[2.2.2]オクタン、アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンおよびキヌクリジンを含む。
「ヘテロシクリル(1〜6C)アルキル」は、(1〜6C)アルキレン基と共有結合しているヘテロシクリル基を意味し、これらはいずれも本明細書で定義されている通りである。
用語「ヘテロアリール」または「ヘテロ芳香族」は、窒素、酸素または硫黄から選択される1個または複数(例えば、1〜4、特に1、2または3個)のヘテロ原子を組み込んだ、芳香族単環式、二環式または多環式環を意味する。ヘテロアリール基の例は、5から12個までの環員、さらに通例は5から10個までの環員を含有する単環式および二環式基である。ヘテロアリール基は、例えば、5もしくは6員の単環式環または9もしくは10員の二環式環、例えば、縮合5および6員環または2つの縮合6員環から形成された二環式構造であってよい。各環は、典型的には窒素、硫黄および酸素から選択される最大約4個のヘテロ原子を含有し得る。典型的には、ヘテロアリール環は、最大3個のヘテロ原子、さらに通例は最大2個、例えば単一のヘテロ原子を含有することになる。一実施形態では、ヘテロアリール環は、少なくとも1個の環窒素原子を含有する。ヘテロアリール環中の窒素原子は、イミダゾールもしくはピリジンの事例のように塩基性、またはインドールもしくはピロール窒素の事例のように本質的に非塩基性であってよい。概して、環の任意のアミノ基置換基を含むヘテロアリール基中に存在する塩基性窒素原子の数は、5個未満となる。
ヘテロアリールの例は、フリル、ピロリル、チエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、1,3,5−トリアゼニル、ベンゾフラニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアゾリル、インダゾリル、プリニル、ベンゾフラザニル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル、プテリジニル、ナフチリジニル、カルバゾリル、フェナジニル、ベンゾイソキノリニル、ピリドピラジニル、チエノ[2,3−b]フラニル、2H−フロ[3,2−b]−ピラニル、5H−ピリド[2,3−d]−o−オキサジニル、1H−ピラゾロ[4,3−d]−オキサゾリル、4H−イミダゾ[4,5−d]チアゾリル、ピラジノ[2,3−d]ピリダジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、イミダゾ[1,2−b][1,2,4]トリアジニルを含む。「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの環が芳香族環であり、他の環(複数可)の1つまたは複数が、非芳香族、飽和または部分飽和環であり、但し、少なくとも1つの環が、窒素、酸素または硫黄から選択される1個または複数のヘテロ原子を含有する、部分的に芳香族の二環式または多環式環系も網羅する。部分的に芳香族のヘテロアリール基の例は、例えば、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、ジヒドロベンズチエニル、ジヒドロベンズフラニル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、ベンゾ[1,3]ジオキソリル、2,2−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2−ベンゾチエニル、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾフラニル、インドリニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1,8−ナフチリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロピリド[2,3−b]ピラジニルおよび3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルを含む。
5員のヘテロアリール基の例は、ピロリル、フラニル、チエニル、イミダゾリル、フラザニル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリルの各基を含むがこれらに限定されない。
6員のヘテロアリール基の例は、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびトリアジニルを含むがこれらに限定されない。
二環式ヘテロアリール基は、例えば、
a)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているベンゼン環、
b)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているピリジン環、
c)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているピリミジン環、
d)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているピロール環、
e)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているピラゾール環、
f)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているピラジン環、
g)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているイミダゾール環、
h)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているオキサゾール環、
i)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているイソオキサゾール環、
j)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているチアゾール環、
k)1または2個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているイソチアゾール環、
l)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているチオフェン環、
m)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員環と縮合しているフラン環、
n)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環と縮合しているシクロヘキシル環、および
o)1、2または3個の環ヘテロ原子を含有する5または6員ヘテロ芳香族環と縮合しているシクロペンチル環
から選択される基であってよい。
5員環と縮合している6員環を含有する二環式ヘテロアリール基の特定の例は、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、イソベンゾフラニル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、インドリニル、イソインドリニル、プリニル(例えば、アデニニル、グアニニル)、インダゾリル、ベンゾジオキソリル、ピロロピリジン、およびピラゾロピリジニルの各基を含むがこれらに限定されない。
2つの縮合6員環を含有する二環式ヘテロアリール基の特定の例は、キノリニル、イソキノリニル、クロマニル、チオクロマニル、クロメニル、イソクロメニル、クロマニル、イソクロマニル、ベンゾジオキサニル、キノリジニル、ベンゾオキサジニル、ベンゾジアジニル、ピリドピリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、フタラジニル、ナフチリジニルおよびプテリジニルの各基を含むがこれらに限定されない。
「ヘテロアリール(1〜6C)アルキル」は、(1〜6C)アルキレン基と共有結合しているヘテロアリール基を意味し、これらはいずれも本明細書で定義されている通りである。ヘテロアラルキル基の例は、ピリジン−3−イルメチル、3−(ベンゾフラン−2−イル)プロピル等を含む。
用語「アリール」は、5から12個までの炭素原子を有する環式または多環式芳香族環を意味する。用語アリールは、一価種および二価種の両方を含む。アリール基の例は、フェニル、ビフェニル、ナフチル等を含むがこれらに限定されない。特定の実施形態では、アリールはフェニルである。
用語「アリール(1〜6C)アルキル」は、(1〜6C)アルキレン基と共有結合しているアリール基を意味し、これらはいずれも本明細書で定義されている通りである。アリール−(1〜6C)アルキル基の例は、ベンジル、フェニルエチル等を含む。
本明細書は、1個を超える官能基を含む基を記述するために、数種の複合用語も利用する。そのような用語は、当業者には理解されるであろう。例えば、ヘテロシクリル(m〜nC)アルキルは、ヘテロシクリルによって置換されている(m〜nC)アルキルを含む。
用語「場合により置換されている」は、置換されている基、構造または分子のいずれか、および置換されていないそれらを指す。
任意選択の置換基が「1つまたは複数の」群から選択される場合、この定義は、指定される群の1つから選択されるすべての置換基、または指定される群の2つ以上から選択される置換基を含むことを理解されたい。
語句「本発明の化合物」は、本明細書で一般的にかつ具体的にの両方で開示されている化合物を意味する。
(ピロロピリジンアミノ(PPA)誘導体)
[(i)Mps1キナーゼ活性が関係している疾患および/または状態(例えば、増殖性状態)の治療において使用するためのピロロピリジンアミノ(PPA)誘導体]
本発明は、Mps1キナーゼ活性が関係している疾患および/または状態の治療に有用な化合物を提供する。
一態様では、本発明は、増殖性状態(がん等)の治療において使用するための、以下に示す式I:
Figure 0006027989
[式中、Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−R、または−C(O)−O−Rであり、
は、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−(1〜4C)アルキルであり、
置換基中に存在する任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイルまたはスルファモイルによって場合により置換されており、
は、アリール、アリール(1〜2C)アルキル、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロアリール(1〜2C)アルキルであり、
ここで、Rは、ハロゲノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル
または式:
L−L−R
{式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR)、C(O)N(R)、N(R)C(O)、N(R)C(O)N(R)、SON(R)、もしくはN(R)SOから選択され、ここで、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリル−(1〜4C)アルキルであり、
ここで、Rは、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルコキシ、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)スルホニルまたはアリールから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、RおよびRは、水素または(1〜4C)アルキルまたは(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式、ヘテロアリールまたは炭素環式環を形成するように連結されていてよい}
の基から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されており、
は、H、(1〜3C)アルキル、ハロゲノまたはCFであり、
は、H、シアノ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)フルオロアルキル、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)ペルフルオロアルコキシ、ハロ、(1〜3C)アルカノイル、C(O)NRまたはS(O)NRであり、ここで、RおよびRはHまたは(1〜3C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
Xは、CHまたはCRであり、
W、YおよびZは、N、CHまたはCRからそれぞれ独立に選択され、
は、ハロゲノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、(1〜6C)アルキル、(2〜6C)アルケニル、(2〜6C)アルキニルであるか、
あるいは、Rは、式:
−L−L−R
{式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R10)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR10)、C(O)N(R10)、N(R10)C(O)、N(R10)C(O)N(R11)、S(O)N(R10)、もしくはN(R13)SOから選択され、ここで、R10およびR11は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、(1〜6C)アルキル、アリール、アリール−(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜6C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜6C)アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜6C)アルキルであり、
ここで、Rは、水素、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR1213、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜5C)アルキル、アリール、アリール−(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)アルキルスルホニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜5C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜5C)アルキル、CONR1213およびSONR1213から独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、
12およびR13は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはR12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式またはヘテロアリール環を形成するように連結されていてよい}
の基であり、
あるいは、WおよびZ、WおよびY、またはZおよびXのいずれかは、両方CRであり、隣接する炭素原子上のR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合した4〜7員の複素環式、ヘテロアリールまたは炭素環式環を形成するように連結されている]
の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の態様では、本発明は、増殖性状態(がん等)の治療において使用するための、式I
[式中、Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−R、または−C(O)−O−Rであり、
ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、
は、アリールまたは5もしくは6員のヘテロアリールであり、
ここで、Rは、ハロゲノ、フルオロアルキル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイルから選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されているか、
あるいは、Rは、式:
L−L−R
{式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR)、C(O)N(R)、N(R)C(O)、N(R)C(O)N(R)、SON(R)、もしくはN(R)SOから選択され、ここで、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリル−(1〜4C)アルキルであり、
ここで、Rは、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルコキシ、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)スルホニルまたはアリールから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、RおよびRは、水素または(1〜4C)アルキルまたは(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式、ヘテロアリールまたは炭素環式環を形成するように連結されていてよい}
の基によって置換されており、
は、H、(1〜3C)アルキル、ハロゲノまたはCFであり、
は、H、シアノ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)フルオロアルキル、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)ペルフルオロアルコキシ、ハロ、C(O)NRまたはS(O)NRであり、ここで、RおよびRはHまたは(1〜3C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
W、X、YおよびZは、N、CHまたはCRからそれぞれ独立に選択され、
は、水素、ハロゲノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、(1〜6C)アルキル、(2〜6C)アルケニル、(2〜6C)アルキニルであるか、
あるいは、Rは、式:
−L−L−R
{式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R10)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR10)、C(O)N(R10)、N(R10)C(O)、N(R10)C(O)N(R11)、S(O)N(R10)、もしくはN(R13)SOから選択され、ここで、R10およびR11は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、(1〜6C)アルキル、アリール、アリール−(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜6C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜6C)アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜6C)アルキルであり、
ここで、Rは、水素、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR1213、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜5C)アルキル、アリール、アリール−(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)アルキルスルホニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜5C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜5C)アルキル、CONR1213およびSONR1213から独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、
12およびR13は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはR12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式またはヘテロアリール環を形成するように連結されていてよい}
の基であり、
あるいは、WおよびZ、WおよびY、またはZおよびXのいずれかは、両方CRであり、隣接する炭素原子上のR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合した4〜7員の複素環式、ヘテロアリールまたは炭素環式環を形成するように連結されている]
の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
本発明の特定の化合物は、例えば、式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩を含み、ここで、別段の記載がない限り、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、W、X、Y、Z、LまたはLのそれぞれは、以上で、または以後の項(1)から(70)のいずれかで定義されている意味のいずれかを有する:
(1)Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−R、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル、アリール、アリール−(1〜2C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−(1〜2C)アルキルであり、R置換基中に存在する任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、またはアミノによって場合により置換されている、
(2)Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル、アリール、アリール−(1〜2C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜2C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−Rまたは−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルであり、R置換基中に存在する任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル、アリール、アリール−(1〜2C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜2C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシまたはアミノによって場合により置換されている、
(3)Rは、水素、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルであり、任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシまたはアミノによって場合により置換されている、
(4)Rは、水素、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルであり、任意の(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシまたはアミノによって場合により置換されている、
(5)Rは、水素、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルである、
(6)Rは−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルである、
(7)Rは、H、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、アリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−Rまたは−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは(1〜5C)アルキルである、
(8)Rは、H、(1〜5C)アルキル、ベンジル、−S(O)−Rまたは−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは(1〜4C)アルキルである、
(9)Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルである、
(10)Rは、(1〜5C)アルキルまたは(3〜6C)シクロアルキルである、
(11)Rは、イソプロピル、tert−ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチルまたはシクロペンチルメチルである、
(12)Rは、イソプロピル、tert−ブチル、またはシクロブチルである、
(13)Rは、メチルまたはtert−ブチルである、
(14)Rは、H、メチル、ベンジル、−S(O)−Rまたは−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは(1〜4C)アルキルである、
(15)Rは、Hである、
(16)Rは、アリールまたは5もしくは6員のヘテロアリールであり、ここで、Rはトリフルオロメチル、シアノ、アミノ、または式:
L−L−R
[式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは1または2であり、RおよびRは水素からそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、またはO、SO、N(R)、C(O)O、C(O)N(R)もしくはSON(R)から選択され、ここで、Rは、水素または(1〜2C)アルキルから選択され、
は、(1〜4C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル−(1〜4C)アルキルであり、
ここで、Rは、オキソおよびNRから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、RおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式環を形成するように連結されていてよい]
の基から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されている、
(17)Rは、上記の項(16)で定義された通りの置換基によって場合により置換されている、5または6員のヘテロアリールである、
(18)Rは、(1〜4C)アルキル、(1〜4C)フルオロアルキルまたは(1〜4C)アルコキシによって場合により置換されている、5または6員のヘテロアリールである、
(19)Rは、(1〜4C)アルキルによって場合によりN−置換されている、窒素含有5または6員のヘテロアリールである、
(20)Rは、メチルによって場合により置換されている、5または6員のヘテロアリールである、
(21)Rは、メチルによって場合によりN−置換されている、窒素含有5または6員のヘテロアリールである、
(22)Rは、以上で定義した通りに場合により置換されている5員のヘテロアリールである、
(23)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
を含む群から選択される5員のヘテロアリールであるか、または、Rは、下記:
Figure 0006027989
[式中、R14は、H、(1〜5C)アルキル、または(1〜5C)フルオロアルキルである]
のいずれか1つから選択される6員のヘテロアリールである、
(24)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
[式中、R14は、Hまたは(1〜3C)アルキルまたは(1〜3C)フルオロアルキルである]
を含む群から選択される5員のヘテロアリールである、
(25)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
[式中、R14は、H、メチルまたはトリフルオロメチルである]
を含む群から選択される5員のヘテロアリールである、
(26)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
[式中、R14は、Hまたは(1〜3C)アルキルまたは(1〜3C)フルオロアルキルである]
を有する5員のヘテロアリールである、
(27)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
[式中、R14はメチルである]
を有する5員のヘテロアリールである、
(28)R14はHまたはCHである、
(29)R14はCHである、
(30)Rは、下記:
Figure 0006027989
のいずれか1つから選択される6員のヘテロアリールである、
(31)Rは、下記:
Figure 0006027989
のいずれか1つから選択される6員のヘテロアリールである、
(32)Rは、Hまたはハロである、
(33)Rは、Hまたはクロロである、
(34)Rは、Hである、
(35)Rは、H、シアノ、(1−3C)アルキル、(1−3C)ペルフルオロアルキル、(1−3C)アルコキシ、(1−3C)ペルフルオロアルコキシまたはハロである、
(36)Rは、(1−3C)アルキル、CF、(1−3C)アルコキシ、−OCFまたはClである、
(37)Rは、OCHまたはClである、
(38)Rは、CHである、
(39)Rは、OCHである、
(40)Rは、Clである、
(41)Xは、CHである、
(42)W、YまたはZの1つまたは2つはNであり、その他はCHまたはCRである、
(43)W、YまたはZの1つはNであり、その他はCHまたはCRである、
(44)ZはCHである、
(45)WまたはYのいずれか一方はCHであるのに対し、他方はNまたはCRである、
(46)WまたはYのいずれか一方はCHまたはNであるのに対し、他方はCRである、
(47)WまたはYのいずれか一方はCHであるのに対し、WまたはYのいずれか他方はCRである、
(48)WおよびYの両方はCHである、
(49)W、X、YおよびZのすべてはCHである、
(50)YはNである、
(51)YはCHである、
(52)WはCRであり、X、YおよびZはすべてCHである、
(53)ZはCRであり、X、YおよびWはすべてCHである、
(54)YはCRであり、X、WおよびZはすべてCHである、
(55)Rは、ハロゲノ、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシであるか、または、Rは、式:
−L−L−R
[式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは1であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
は、存在しないか、または、O、SO、N(R10)、C(O)、C(O)N(R10)、N(R10)C(O)もしくはS(O)N(R10)もしくはN(R13)SOから選択され、ここで、R10は、水素または(1〜2C)アルキルから選択され、
は、(1〜6C)アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜6C)アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−(1〜6C)アルキルであり、ここで、Rは、オキソ、ハロゲノ、シアノ、NR1213、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルキルまたは(1〜5C)アルカノイルから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、R12およびR13は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式環を形成するように連結されていてよい]
の基である、
(56)WおよびZまたはWおよびYはいずれもCRであり、隣接する炭素原子上のR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合5または6員複素環式環を形成するように連結されている、
(57)Lは、式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1または2から選択される整数であり、RおよびRは、それぞれ水素である、
(58)Lは存在しない、
(59)LはOである、
(60)Rは(1〜6C)アルキルである、
(61)Rはヘテロシクリルである、
(62)Rは、1つまたは複数の(1〜5C)アルキルによってさらに置換されている、
(63)Rは、ヘテロ原子上で(1〜5C)アルキルによってさらに置換されている、
(64)Rは、窒素原子上で(1〜5C)アルキルによってさらに置換されている、
(65)Rは、−L−L−R
[式中、Lは存在せず、LはOであり、Rはヘテロシクリルであり、ここで、Rは(1〜5C)アルキルによって場合によりさらに置換されている]
である、
(66)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
[式中、Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜5C)アルキル、アリール、アリール−(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)スルホニルを含む群から独立に選択される]
を含む群から選択される、
(67)Rは、下記の構造:
Figure 0006027989
を有する、
(68)RはHまたは(1〜5C)アルキルである、
(69)RはCHである、あるいは
(70)Rは、
Figure 0006027989
[式中、Rは、独立に、Hまたはメチルである]
から選択される。
適切には、Rは、本明細書で定義されている通りの場合により置換されている電子求引性アリールまたは5もしくは6員のヘテロアリール基、とりわけ電子求引性5員のヘテロアリール基である。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、YはCHであり、WはCRである、すなわち、化合物は、以下に示す構造式IIa:
Figure 0006027989
[式中、R、R、R、R、XおよびZは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
さらなる群の本発明の化合物において、RはHであり、WはCHであり、YはCRである、すなわち、化合物は、以下に示す構造式IIb:
Figure 0006027989
[式中、R、R、R、R、XおよびZは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
さらなる群の本発明の化合物において、RはHであり、X、YおよびZはCHであり、WはCRである、すなわち、化合物は、以下に示す構造式IIIa:
Figure 0006027989
[式中、R、R、RおよびRは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、W、XおよびZはCHであり、YはCRである、すなわち、化合物は、以下に示す構造式IIIb:
Figure 0006027989
[式中、R、R、RおよびRは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、Rは場合により置換されているピラゾール基である。特定の実施形態では、化合物は、以下に示す構造式IV:
Figure 0006027989
[式中、R、R、R14、W、YおよびZは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、Rは場合により置換されているピラゾール基であり、XおよびZはCHである。特定の実施形態では、化合物は、以下に示す構造式V:
Figure 0006027989
[式中、R、R、R14、WおよびYは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、Rは場合により置換されているピラゾール基であり、XおよびZはCHであり、WまたはYのいずれか一方はCHであり、WまたはYの他方はCRである。特定の実施形態では、化合物は、以下に示す構造式VI:
Figure 0006027989
[式中、WまたはYのいずれか一方はCHであるのに対し、WまたはYの他方はCRであり、R、R、RおよびR14は、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。Rは、適切には、Hであってよい(すなわち、WおよびYの両方がCHである)。
特定の群の本発明の化合物において、RはHであり、RはN−メチル置換ピラゾール基であり、RはHであり、XおよびZはCHであり、WまたはYのいずれか一方はCHであり、WまたはYの他方はCRである。特定の実施形態では、化合物は、以下に示す構造式VII:
Figure 0006027989
[式中、WまたはYのいずれか一方はCHであるのに対し、WまたはYの他方はCRであり、RおよびRは、本明細書で定義されている意味のいずれか1つを有する]
を有する、または薬学的に許容されるその塩。
特定の群の化合物において、Rは、上記の項(1)から(6)のいずれか1つで定義された通りである。適切には、Rは、上記の項(5)または(6)のいずれかで定義された通りである。
特定の群の化合物において、Rは、上記の項(16)から(27)のいずれか1つで定義された通りである。適切には、Rは、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りである。
適切には、Rは、水素またはクロロ、とりわけ水素である。
特定の群の本発明の化合物において、Rは、水素以外の、以上で定義された通りの置換基である。特に、Rは、上記の項(35)、(36)、(38)、(39)または(40)のいずれか1つで定義されたものから選択される、水素以外の置換基である。適切には、Rはクロロまたはメトキシである。
適切には、XはCHである。
適切には、W、X、YおよびZの1つのみがCRである。
適切には、W、X、YおよびZの1つのみがCRであり、その他はCHである。
特定の群の化合物において、WはCRであり、X、YおよびZはすべてCHであるか、またはYおよびZの一方はNであり、その他はCHである。さらなる群の化合物において、WはCRであり、XはCHであり、YおよびZはいずれもCHであるか、またはYおよびZの一方はNであり、他方はCHである。
特定の群の化合物において、ZはCRであり、W、XおよびYはすべてCHであるか、またはWおよびYの一方はNであり、その他はCHである。さらなる群の化合物において、ZはCRであり、XはCHであり、WおよびYはいずれもCHであるか、またはWおよびYの一方はNであり、他方はCHである。
特定の群の化合物において、WはCRであり、X、YおよびZはすべてCHである。
さらなる群の化合物において、ZはCRであり、W、XおよびYはすべてCHである。
適切には、Rは、以上で提示されている定義のいずれか1つを有する。特定の群の化合物において、Rは、上記の項(55)から(71)で提示されている定義のいずれか1つを有する。特定の群の化合物において、Rは、上記の項(71)で定義された通りである。
特定の群の化合物は、構造式VIII:
Figure 0006027989
[式中、Rは、本明細書で提示されている定義のいずれか1つを有し、特に、上記の項(5)または(6)で定義された通りであり、
は、本明細書で提示されている定義のいずれか1つを有し、特に、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りであり、
は、本明細書で提示されている定義のいずれか1つを有し、特に、上記の項(35)、(36)、(38)、(39)または(40)で定義された通りであり(とりわけクロロまたはメトキシであり)、
W、YおよびZの1つはCRであり、その他はCHまたはNから選択され、
は、本明細書で提示されている定義のいずれか1つを有し、特に、上記の項(55)から(71)で定義された通りであり、とりわけ上記の項(71)で定義された通りである]
を有する、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
式VIIIの特定の群の化合物において、
は、上記の項(5)で定義された通りであり、
は、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りであり、
は、クロロまたはメトキシであり、
W、YおよびZの1つはCRであり、その他はCHまたはNから選択され、
は、本明細書で提示されている定義のいずれか1つを有し、特に、項(55)から(71)で定義された通りであり、とりわけ上記の項(71)で定義された通りである。
式VIIIのさらなる群の化合物において、
は、上記の項(5)で定義された通りであり、
は、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りであり、
は、クロロまたはメトキシであり、
W、YおよびZの1つはCRであり、その他はCHまたはNから選択され、
は、上記の項(71)で定義された通りである。
式VIIIのさらなる群の化合物において、
は、上記の項(5)で定義された通りであり、
は、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りであり、
は、クロロまたはメトキシであり、
W、YおよびZの1つはCRであり、その他はCHであり、
は、特に、上記の項(71)で定義された通りである。
本発明の特定の化合物は、本願で例示されている化合物のいずれか1つ、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、ならびに/あるいは下記:
N−(3−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)アセトアミド;
1−ベンジル−N−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
−(1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)−N,N−ジメチルベンゼン−1,3−ジアミン;
1−ベンジル−N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−(6−((2,4−ジメトキシフェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
1−ベンジル−N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)メタンスルホンアミド;
5−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−2−メトキシフェノール;
3−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェノール;
N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−N−(4−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−N−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)アセトアミド;
1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−2−(ピリジン−3−イル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−N−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−((1−ベンジル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
1−ベンジル−N−(4−モルホリノフェニル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−イソプロポキシフェニル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
4−(1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)モルホリン;
1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(ピリジン−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−((1−ベンジル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)ベンズアミド;
N−(4−イソプロポキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−(3−((2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)エタノン;
N−(4−イソプロピルフェニル)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−N−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−N−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−フルオロフェニル)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
,N−ジメチル−N−(2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−フェノキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)−N3,−ジメチルベンゼン−1,3−ジアミン;
N−(3−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−(6−((3−アセトアミドフェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
N,N−ジメチル−4−(6−((3−(メチルスルホンアミド)フェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ベンズアミド;
4−(6−((3−ヒドロキシフェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
N,N−ジメチル−4−(6−((3−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ベンズアミド;
N,N−ジメチル−4−(6−((4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)ベンズアミド;
4−(1−ベンジル−6−(ピリミジン−4−イルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
4−(1−ベンジル−6−モルホリノ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルベンズアミド;
N−(3−イソプロポキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−(3−((1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)エタノン;
N−(4−イソプロピルフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(m−トリル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−メトキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−((2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)アセトアミド;
N−(6−メトキシピリジン−3−イル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(3−アミノフェニル)−N−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−((1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)アセトアミド;
1−メチル−N−(3−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
,N−ジメチル−N−(1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)ベンゼン−1,3−ジアミン;
1−メチル−N−フェニル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(6−メトキシピリジン−3−イル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−メトキシフェニル)−1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(ピリジン−3−イル)−N−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−イソプロポキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(メチルチオ)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N,N−ジメチル−4−((1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)ベンズアミド;
N−(2−クロロフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−イソプロピルフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−メトキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−1−メチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−メトキシフェニル)−2−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−(3−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)エタノン;
2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3−メトキシ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−モルホリノフェニル)−2−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン
のいずれか1つ、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を含む。
本発明の化合物を構成する種々の官能基および置換基は、典型的には、化合物の分子量が1000を超えないように選択される。さらに通例は、化合物の分子量は、750未満、例えば、700未満、または650未満、または600未満、または550未満となる。より好ましくは、分子量は、525未満、例えば500以下である。
[(ii)新規ピロロピリジンアミノ(PPA)誘導体]
さらなる態様では、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物が提供される。
別の態様では、本発明は、以上で定義された通りの式Iの化合物[式中、Rは、上記の項(5)または(6)で定義された通りの置換基であり、R、R、R、X、W、YおよびZは、以上で提示されている定義のいずれか1つをそれぞれ有する]、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物に関する。
別の態様では、本発明は、以上で定義された通りの式Iの化合物[式中、Rは、水素以外の、以上で定義された通りの置換基であり、R、R、R、X、W、YおよびZは、以上で提示されている定義のいずれか1つをそれぞれ有する]、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物に関する。
別の態様では、本発明は、以上で定義された通りの式Iの化合物[式中、Rは、上記の項(25)、(26)または(27)のいずれか1つで定義された通りの置換基であり、R、R、R、X、W、YおよびZは、以上で提示されている定義のいずれか1つをそれぞれ有する]、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物に関する。
本態様の化合物は、本発明の先の態様との関連で、上記した式IIa、IIb、IIIa、IIIb、IV、V、VI、VIIおよびVIIIによって定義されてもよい。
特定の群の新規化合物は、上記で定義された式VIIIの化合物である。
特定の態様では、本発明は、本明細書で例示されている化合物のいずれか1つ、または薬学的に許容されるその塩を提供する。
特定の態様では、本発明は、下記の新規化合物:
イソプロピル6−((4−メトキシ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−5−イル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−((4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−((2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(2−メトキシ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−((2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−クロロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
プロピル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
エチル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
メチル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(オキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(5−メチルイソオキサゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロブチル−6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロブチル−6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−シクロペンチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロペンチル6−((2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((4−(アゼチジン−1−カルボニル)−2−クロロフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(5−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
N−(2−クロロ−4−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−メトキシピペリジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メトキシピペリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(S,S−ジオキソ−チオモルホリノ)メタノン;
(3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N−エチル−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(エチル(メチル)カルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(S,S−ジオキソ−チオモルホリノ)メタノン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(S,S−ジオキソ−チオモルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
3−クロロ−N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
3−クロロ−N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
(3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−4−(1−イソプロピル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(1−シクロペンチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(3−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(3−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3,5−ジクロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
tert−ブチル6−(4−(ジメチルカルバモイル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2,6−ジクロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−4−(1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−4−(1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(1−(4−フルオロベンジル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルスルホニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
tert−ブチル6−(2−メトキシフェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)ベンズアミド;
(3−メトキシ−4−(2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェノキシ)アセトニトリル;
tert−ブチル6−(3−(シアノメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル3−クロロ−6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
N−(4−(アミノメチル)−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メトキシ−4−((メチルアミノ)メチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(4−((tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)メチル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メトキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−シアノフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
(3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
3−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
(3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(2−メトキシエチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
N−(2−メトキシフェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−アセチルフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
2−(4−(6−(2,4−ジメトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド;
3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
N−(2−メトキシ−4−(チオモルホリノメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン−S,S−ジオキシド;
(3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(チオモルホリノ)メタノン−S,S−ジオキシド;
N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−メトキシ−N,N−ジメチル−3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド
3−クロロ−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
3−メトキシ−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
N−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシピリジン−3−イル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシフェニル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
3−メトキシ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(2−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
3−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
1−(4−(4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン;
N−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(チオモルホリノメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン−S,S−ジオキシド;
4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンゾニトリル;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド;
N−(2−エトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(p−トリルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(4−フルオロフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(チオモルホリノメチル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート−S,S−ジオキシド;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(チオモルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート−S,S−ジオキシド;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−メトキシ−4−(メチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−フルオロ−4−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシピリジン−3−イルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−((4−フルオロ−2−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−メトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート
のいずれか1つ、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
本発明の任意の化合物の適切なまたは好ましい特色は、任意の他の態様の適切な特色でもあり得る。
本発明の化合物の適切な薬学的に許容される塩は、例えば、十分に塩基性である本発明の化合物の酸付加塩、例えば、無機または有機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、クエン酸またはマレイン酸との例えば酸付加塩である。加えて、十分に酸性である本発明の化合物の適切な薬学的に許容される塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウムまたはカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムまたはマグネシウム塩、アンモニウム塩、または生理学的に許容されるカチオンを生じさせる有機塩基との塩、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、モルホリンまたはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンとの塩である。
同じ分子式を有するがそれらの原子の結合の性質もしくは配列または空間におけるそれらの原子の配置が異なる化合物を、「異性体」と称する。空間におけるそれらの原子の配置が異なる異性体を、「立体異性体」と称する。互いに鏡像でない立体異性体を「ジアステレオマー」と称し、互いに重ね合わせることができない鏡像であるものを「鏡像異性体」と称する。化合物が不斉中心を有する場合、例えば4つの異なる基と結合している場合、一対の鏡像異性体が可能である。鏡像異性体は、その不斉中心の絶対配置によって特徴付けることができ、カーンおよびプレローグのR−およびS−配列規則によって、または分子が偏光面を回転させ、右旋性もしくは左旋性として(すなわち、それぞれ(+)または(−)−異性体として)指定される様式によって記述される。キラル化合物は、個々のいずれかの鏡像異性体として、またはそれらの混合物として存在し得る。等しい割合の鏡像異性体を含有する混合物を、「ラセミ混合物」と呼ぶ。
本発明の化合物は、1つまたは複数の不斉中心を保有し得、したがって、そのような化合物は、個々の(R)−もしくは(S)−立体異性体として、またはそれらの混合物として生成され得る。別段の指示がない限り、本明細書および特許請求の範囲における特定の化合物の記述または命名は、個々の鏡像異性体およびそれらのラセミまたは別様の混合物の両方を含むよう意図されている。立体化学の決定および立体異性体の分離のための方法は、当技術分野において周知であり(「Advanced Organic Chemistry」、第4版、J.March、John Wiley and Sons、New York、2001の第4章における考察を参照)、例えば、光学活性出発材料からの合成によるもの、またはラセミ形態の分割によるものである。本発明の化合物のいくつかは、幾何異性中心を有し得る(E−およびZ−異性体)。本発明は、Mps1キナーゼ阻害活性を保有するすべての光学、ジアステレオ異性体および幾何異性体ならびにそれらの混合物を包含することを理解されたい。
本発明は、1つまたは複数の同位体置換を含む本明細書で定義されている通りの本発明の化合物も包含する。例えば、Hは、H、H(D)およびH(T)を含む任意の同位体形態であってよく、Cは、12C、13Cおよび14Cを含む任意の同位体形態であってよく、Oは、160および180を含む任意の同位体形態であってよい等である。
本発明のある特定の化合物は、溶媒和および非溶媒和形態、例えば水和形態等で存在し得ることも理解されたい。本発明は、Mps1キナーゼ阻害活性を保有するすべてのそのような溶媒和形態を包含することを理解されたい。
本発明のある特定の化合物は多形を呈し得ること、および本発明はMps1キナーゼ阻害活性を保有するすべてのそのような形態を包含することも理解されたい。
本発明の化合物は、若干数の異なる互変異性形態で存在し得、本発明の化合物への言及は、すべてのそのような形態を含む。誤解を避けるために、化合物が数種の互変異性形態の1つで存在し得、1つのみが具体的に記述されているまたは示されている場合であっても、その他すべてが本発明の化合物に内包される。互変異性形態の例は、例えば、下記の互変異性体の対:ケト/エノール(以下で例証する)、イミン/エナミン、アミド/イミノアルコール、アミジン/アミジン、ニトロソ/オキシム、チオケトン/エンチオール、およびニトロ/aci−ニトロのように、ケト−、エノール−、およびエノラート−形態を含む。
Figure 0006027989
アミン官能を含有する本発明の化合物は、N−オキシドも形成し得る。アミン官能を含有する式Iの化合物への本明細書での言及は、N−オキシドも含む。化合物が数種のアミン官能を含有する場合、1個または1個を超える窒素原子を酸化させてN−オキシドを形成することができる。N−オキシドの特定の例は、第三級アミンのN−オキシドまたは窒素含有複素環の窒素原子である。N−オキシドは、過酸化水素または過酸(例えば、ペルオキシカルボン酸)等の酸化剤による対応するアミンの処理によって形成することができ、例えば、Advanced Organic Chemistry、Jerry March著、第4版、Wiley Interscience、頁を参照されたい。より詳細には、N−オキシドは、アミン化合物をm−クロロ過安息香酸(MCPBA)と、例えばジクロロメタン等の不活性溶媒中で反応させる、L.W.Deady(Syn.Comm.1977、7、509〜514)の手順によって作製され得る。
本発明の化合物は、ヒトまたは動物の体内で分解されて本発明の化合物を放出するプロドラッグの形態で投与され得る。プロドラッグは、本発明の化合物の物理的特性および/または薬物動態特性を変更するために使用され得る。プロドラッグは、本発明の化合物が、特性修飾基を結合させることができる適切な基または置換基を含有する場合に形成され得る。プロドラッグの例は、本発明の化合物中のカルボキシ基またはヒドロキシ基において形成され得るin vivo開裂可能なエステル誘導体、および本発明の化合物中のカルボキシ基またはアミノ基において形成され得るin−vivo開裂可能なアミド誘導体を含む。
したがって、本発明は、有機合成によって利用可能になる場合およびそのプロドラッグの開裂によってヒトまたは動物の体内で利用可能になる場合、以上で定義された通りの式Iの化合物を含む。したがって、本発明は、有機合成手段によって生成される式Iの化合物、また、ヒトまたは動物の体内で前駆体化合物の代謝によって生成されるような化合物も含み、すなわち、式Iの化合物は、合成的に生成された化合物または代謝的に生成された化合物であってよい。
式Iの化合物の適切な薬学的に許容されるプロドラッグは、望ましくない薬理学的活性がなく、かつ必要以上の毒性がなく、ヒトまたは動物の体への投与に適切であるとする合理的な医学的判断に基づくものである。
例えば下記の文書において、種々の形態のプロドラッグが記述されている:
a)Methods in Enzymology、第42巻、309〜396頁、K.Widderら編(Academic Press、1985);
b)Design of Pro−drugs、H.Bundgaard編(Elsevier、1985);
c)A Textbook of Drug Design and Development、Krogsgaard−LarsenおよびH.Bundgaard編、第5章「Design and Application of Pro−drugs」、H.Bundgaard著、113〜191頁(1991);
d)H.Bundgaard、Advanced Drug Delivery Reviews、8、1〜38(1992);
e)H.Bundgaardら、Journal of Pharmaceutical Sciences、77、285(1988);
f)N.Kakeyaら、Chem.Pharm.Bull.、32、692(1984);
g)T.HiguchiおよびV.Stella、「Pro−Drugs as Novel Delivery Systems」、A.C.S.Symposium Series、第14巻;ならびに
h)E.Roche(編)、「Bioreversible Carriers in Drug Design」、Pergamon Press、1987。
カルボキシ基を保有する式Iの化合物の適切な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えば、in vivo開裂可能なそのエステルである。カルボキシ基を含有する式Iの化合物のin vivo開裂可能なエステルは、例えば、ヒトまたは動物の体内で開裂されて親酸を生成する薬学的に許容されるエステルである。カルボキシに適切な薬学的に許容されるエステルは、メチル、エチルおよびtert−ブチル等のC1〜6アルキルエステル、メトキシメチルエステル等のC1〜6アルコキシメチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、3−フタリジルエステル等のC1〜6アルカノイルオキシメチルエステル、シクロペンチルカルボニルオキシメチルおよび1−シクロヘキシルカルボニルオキシエチルエステル等のC3〜8シクロアルキルカルボニルオキシ−C1〜6アルキルエステル、5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イルメチルエステル等の2−オキソ−1,3−ジオキソレニルメチルエステル、ならびにメトキシカルボニルオキシメチルおよび1−メトキシカルボニルオキシエチルエステル等のC1〜6アルコキシカルボニルオキシ−C1〜6アルキルエステルを含む。
ヒドロキシ基を保有する式Iの化合物の適切な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えば、in vivo開裂可能なそのエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基を含有する式Iの化合物のin vivo開裂可能なエステルまたはエーテルは、例えば、ヒトまたは動物の体内で開裂されて親ヒドロキシ化合物を生成する薬学的に許容されるエステルまたはエーテルである。ヒドロキシ基に適切な薬学的に許容されるエステル形成基は、リン酸エステル(ホスホルアミド環状エステルを含む)等の無機エステルを含む。ヒドロキシ基にさらに適切な薬学的に許容されるエステル形成基は、アセチル、ベンゾイル、フェニルアセチルならびに置換ベンゾイルおよびフェニルアセチル基等のC1〜10アルカノイル基、エトキシカルボニル、N,N−(C1〜6カルバモイル、2−ジアルキルアミノアセチルおよび2−カルボキシアセチル基等のC1〜10アルコキシカルボニル基を含む。フェニルアセチルおよびベンゾイル基上の環置換基の例は、アミノメチル、N−アルキルアミノメチル、N,N−ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン−1−イルメチルおよび4−(C1〜4アルキル)ピペラジン−1−イルメチルを含む。ヒドロキシ基に適切な薬学的に許容されるエーテル形成基は、アセトキシメチルおよびピバロイルオキシメチル基等のα−アシルオキシアルキル基を含む。
カルボキシ基を保有する式Iの化合物の適切な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えば、in vivo開裂可能なそのアミド、例えば、アンモニア等のアミン、メチルアミン等のC1〜4アルキルアミン、ジメチルアミン、N−エチル−N−メチルアミンまたはジエチルアミン等の(C1〜4アルキル)アミン、2−メトキシエチルアミン等のC1〜4アルコキシ−C2〜4アルキルアミン、ベンジルアミン等のフェニル−C1〜4アルキルアミン、およびグリシン等のアミノ酸またはそのエステルと形成されるアミドである。
アミノ基を保有する式Iの化合物の適切な薬学的に許容されるプロドラッグは、例えば、in vivo開裂可能なそのアミド誘導体である。アミノ基に適切な薬学的に許容されるアミドは、例えば、アセチル、ベンゾイル、フェニルアセチルならびに置換ベンゾイルおよびフェニルアセチル基等のC1〜10アルカノイル基と形成されるアミドを含む。フェニルアセチルおよびベンゾイル基上の環置換基の例は、アミノメチル、N−アルキルアミノメチル、N,N−ジアルキルアミノメチル、モルホリノメチル、ピペラジン−1−イルメチルおよび4−(C1〜4アルキル)ピペラジン−1−イルメチルを含む。
式Iの化合物のin vivoでの効果は、一部には、式Iの化合物の投与後、ヒトまたは動物の体内で形成される1つまたは複数の代謝産物によって発揮され得る。以上で記載した通り、式Iの化合物のin vivoでの効果は、前駆体化合物(プロドラッグ)の代謝によっても発揮され得る。
式Iの化合物は、例えば、可溶性部分(例えば、PEGポリマー)、それらが固体支持体と結合することを可能にする部分(例えば、ビオチン含有部分等)、および標的化リガンド(抗体または抗体断片等)等の他の基と(任意の適切な位置で)共有結合していてもよいことも理解されるものとする。
(合成)
以下で記述する合成法の説明において、および出発(staring)材料を調製するために使用される参照合成法において、溶媒の選択、反応雰囲気、反応温度、実験の持続時間およびワークアップ手順を含むすべての提案される反応条件は、当業者によって選択され得ることを理解されたい。
分子の種々の部分上に存在する官能基は、利用される試薬および反応条件に適合しなくてはならないことが、有機合成の当業者には理解される。
必要な出発材料は、有機化学の標準的な手順によって取得することができる。そのような出発材料の調製を、下記の代表的なプロセス変形と併せておよび添付の実施例内に記述する。代替として、必要な出発材料は、有機化学者の通常の技量内である、例証されているものと類似する手順によって取得可能である。
以下で定義するプロセスにおける本発明の化合物の合成の間、またはある特定の出発材料の合成の間、それらの望まれない反応を防止するために、ある特定の置換基を保護することが望ましい場合があることが理解されよう。熟練した化学者であれば、そのような保護が必要とされること、およびそのような保護基をどのようにして導入し、後に除去することができるかを理解するであろう。
保護基の例については、該主題についての多くの一般的なテキストの1つ、例えば、「Protective Groups in Organic Synthesis」Theodora Green著(発行元:John Wiley&Sons)を参照されたい。保護基は、文献に記述されている、または問題の保護基の除去に適しているとして熟練した化学者に公知である任意の好都合な方法によって除去することができ、そのような方法は、分子中の他の場所における基の異常を最小限にして、保護基の除去を達成するように選択される。
故に、反応物質が例えばアミノ、カルボキシまたはヒドロキシ等の基を含むのであれば、本明細書で述べられている反応のいくつかにおいて該基を保護することが望ましい場合がある。
例として、アミノまたはアルキルアミノ基に適切な保護基は、例えば、アシル基、例えばアセチル等のアルカノイル基、アルコキシカルボニル基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニルもしくはt−ブトキシカルボニル基、アリールメトキシカルボニル基、例えばベンジルオキシカルボニル、またはアロイル基、例えばベンゾイルである。上記の保護基のための脱保護条件は、保護基の選択により必然的に変動する。故に、例えば、アルカノイルもしくはアルコキシカルボニル基等のアシル基またはアロイル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えばリチウムまたは水酸化ナトリウム等の適切な塩基による加水分解によって除去され得る。代替として、tert−ブトキシカルボニル基等のアシル基は、例えば、塩酸、硫酸もしくはリン酸またはトリフルオロ酢酸のような適切な酸による処理によって除去され得、ベンジルオキシカルボニル基等のアリールメトキシカルボニル基は、例えば、パラジウム炭素等の触媒上での水素化によって、またはルイス酸、例えばBF.OEtによる処理によって除去され得る。第一級アミノ基に適切な代替的保護基は、例えば、アルキルアミン、例えばジメチルアミノプロピルアミンによる、またはヒドラジンによる処理によって除去され得るフタロイル基である。
ヒドロキシ基に適切な保護基は、例えば、アシル基、例えばアセチル等のアルカノイル基、アロイル基、例えばベンゾイル、またはアリールメチル基、例えばベンジルである。上記の保護基のための脱保護条件は、保護基の選択により必然的に変動する。故に、例えば、アルカノイルまたはアロイル基等のアシル基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、例えばリチウム、水酸化ナトリウムまたはアンモニア等の適切な塩基による加水分解によって除去され得る。代替として、ベンジル基等のアリールメチル基は、例えば、パラジウム炭素等の触媒上での水素化によって除去され得る。
カルボキシ基に適切な保護基は、例えば、エステル化基、例えば、水酸化ナトリウム等の塩基による加水分解によって除去され得る例えばメチルもしくはエチル基、または、例えば、酸、例えばトリフルオロ酢酸等の有機酸による処理によって除去され得る例えばt−ブチル基、または、例えば、パラジウム炭素等の触媒上での水素化によって除去され得る例えばベンジル基である。
樹脂を保護基として使用してもよい。
特定の態様では、本発明は、式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を合成する方法であって、
a)式A:
Figure 0006027989
[式中、R、RおよびRは、以上で定義されている意味のいずれか1つをそれぞれ有し、LGは適切な脱離基である]
の中間体を、式B:
Figure 0006027989
[式中、R、X、Z、WおよびYは、以上に記載の定義のいずれか1つを有する]
の中間体と反応させる工程、ならびに
b)その後場合により、かつ必要ならば、
i)存在する任意の保護基を除去する工程、
ii)化合物式Iを式Iの別の化合物に変換する工程、および/または
iii)薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を形成する工程
を含む方法を提供する。
LGは、任意の適切な脱離基であってよい。適切には、LGは、ハロゲンまたは任意の他の適切な脱離基(例えば、トリフルオロメチルスルホネート等)である。適切には、LGは、塩素または臭素であってよい。
適切には、中間体Aと中間体Bとの間のカップリング反応は、適切な溶媒の存在下で起こり得る。任意の適切な溶媒または溶媒混合物をこの反応に使用してよい。当業者であれば、これらの反応において使用するための適切な溶媒または溶媒混合物をどのようにして選択するかを知っているであろう。適切な溶媒の例は、ジオキサンまたはDMAである。
当業者であれば、この反応を容易にするために使用する適正な反応条件を選択することもできるであろう。適切には、反応は、無水条件において、アルゴンまたは窒素等の不活性雰囲気の存在下で行われる。反応を、例えば、40から120℃、またはより適切には60から100℃の範囲内等の昇温で、例えば、2時間から7日間、より適切には2から10時間の適切な期間にわたって行ってもよい。
適切には、中間体Aと中間体Bとの間のカップリング反応は、触媒、適切にはPd(dba)等のパラジウム由来の触媒の存在下で起こり得る。
適切には、中間体Aと中間体Bとの間のカップリング反応は、有機リン化合物、適切には触媒に対して適切なリガンドとしての働きをする有機リン化合物の存在下で起こり得る。有機リン化合物は、適切には、キサントホス等のホスフィン誘導体であり得る。
適切には、中間体Aと中間体Bとの間のカップリング反応は、塩基、例えば炭酸セシウム等の金属炭酸塩の存在下で起こり得る。
当技術分野において周知の技術を使用して、式Iの得られた化合物を単離および精製することができる。
本明細書で定義されているプロセスは、式Iの化合物を、特に式Iの化合物が異なる塩形態の混合物として形成される状況での、塩交換に供するステップをさらに含み得る。塩交換は、適切には、式Iの化合物を適切な固体支持体または樹脂上に固定すること、および化合物を適正な酸で溶離して、式Iの化合物の単塩を生み出すことを含む。
式Aの中間体は、当技術分野において公知のプロセスによって、適切には例を参照して本明細書で記述されているプロセスによって調製できる。
式Bの中間体は、当技術分野において公知のプロセスによって、適切には例を参照して本明細書で記述されているプロセスによって調製できる。
特定の実施形態では、式Aの中間体は、式C:
Figure 0006027989
[式中、PGは、適切な保護基であるか、または、Rは、以上で定義された通りの意味のいずれか1つを有し、LGおよびLGは、それぞれ適切な脱離基である]
の中間体を、式D:
Figure 0006027989
[式中、Rは、以上で定義された通りの意味のいずれか1つを有する]
の中間体と反応させることによって調製される。
LGは、適切にはLGと異なる。LGは、適切には、適正な反応条件下で式Dの化合物に対してLGよりも反応性が高いため、式CおよびDの化合物間の反応はLG置換よりもむしろLGに選択性を与える。一実施形態では、LGは、LGのものよりも重いハロゲンである。LGは、適切にはヨードである。
中間体Cと中間体Dとの間の反応は、適切な溶媒の存在下で起こることになる。任意の適切な溶媒または溶媒混合物をこの反応に使用してよい。当業者であれば、これらの反応において使用するための適切な溶媒または溶媒混合物をどのようにして選択するかを知っているであろう。適切には、溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド等の極性溶媒である。
当業者であれば、この反応を容易にするために使用する適正な反応条件を選択することもできるであろう。適切には、反応は、無水条件において、アルゴンまたは窒素等の不活性雰囲気の存在下で行われる。反応は、適切には、30から100℃、またはより適切には40から80℃の範囲内等の昇温で、例えば、2時間から7日間、より適切には2から10時間の適切な期間にわたっても行われる。
適切には、中間体Cと中間体Dとの間のカップリング反応は、触媒、適切には(PPhPdCl等のパラジウム由来の触媒の存在下で起こり得る。
適切には、中間体Cと中間体Dとの間のカップリング反応は、追加の金属化合物、適切には易酸化性の金属化合物、適切にはヨウ化銅(I)の存在下で起こり得る。
適切には、中間体Cと中間体Dとの間のカップリング反応は、塩基、適切にはアミン、適切にはトリエチルアミン等の有機塩基の存在下で起こり得る。
式Aの中間体の調製は、適切には、アザ−インドールを形成するための分子内環化ステップを追加で含み得る。環化ステップは、中間体Cと中間体Dとの間の反応の生成物を、塩基、適切にはDBU等の有機塩基、またはカリウムターシャリーブトキシド(tBuOK)、ナトリウムヘキサメチルジシラジド(NaHMDS)もしくはカリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)等の塩基で処理することを含み得る。
当技術分野において周知の技術を使用して、式Aの得られた化合物を単離および精製することができる。
式A、B、CおよびDによって定義される中間体は、適切には、式I、IIa、IIb、IIIa、IIIb、IV、V、VI、VIIおよびVIIIとの関連で上記で説明したものと構造的に一致しており、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、W、X、YおよびZは、それに応じて選択され得る。
本発明のさらなる態様では、本明細書で定義されている通りのプロセスによって取得可能な式Iの化合物が提供される。
本発明のさらなる態様では、本明細書で定義されている通りのプロセスによって取得される式Iの化合物が提供される。
本発明のさらなる態様では、本明細書で定義されている通りのプロセスによって直接的に取得された式Iの化合物が提供される。
例として、式Iの化合物(式中、R、RおよびRはHであり、Rはピラゾール−4−イルであり、W、X、YおよびZの1つはCRであり、その他はCHである)は、以下のスキームIで例示されている合成方法論に基づいて合成され、ここで、中間体4は、スキームIIのように調製した。
別のアプローチでは、式Iの化合物は、以下のスキームIIIaおよびIIIbで例示されている合成方法論に基づいて合成され、ここでも、中間体4はスキームIIのように調製した。
別のアプローチでは、式1の化合物[式中、R2は1−メチルピラゾール−4−イルである]は、以下のスキームIVで例示されている中間体23への合成方法論に基づいて合成され、ここで、中間体1はスキームIIのように調製され、中間体8はスキームIIIaのように調製される。
別のアプローチでは、式1の化合物[式中、R1は基−C(O)−O−Rであり、R2は1−メチルピラゾール−4−イルである]は、以下のスキームVで例示されている式Eの中間体への合成方法論に基づいて合成され、ここで、中間体5はスキームIIIaのように調製され、中間体20はスキームIVのように調製される。
Figure 0006027989
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(生物学的活性)
下記の生物学的アッセイを使用して、本発明の化合物の薬理学的効果を測定することができる。
(MPS1キナーゼの阻害の測定)
酵素反応(総体積10μl)は、完全長MPS1(12.5nMまたは3nM)、蛍光標識ペプチド[H236として公知、配列:5FAM−DHTGFLTEYVATR−CONHを有する](5μM)、ATP(10μM)、DMSO(1%v/v)または試験化合物(1%DMSO中0.25nM〜100μMの範囲内で)のいずれかおよびアッセイ緩衝液(50mM HEPES(pH7.0)、0.02%NaN、0.01%BSA、0.1mMオルトバンデート(Orthovandate)、10μM MgCl、1μM DTT、Rocheプロテアーゼ阻害剤)を含有する黒色384ウェル低容量プレート中で行った。反応は、室温で60分間行い、0.1M HEPES緩衝生理食塩水(遊離酸、Sigma、UK)中に20mM EDTA、0.05%(v/v)Brij−35を含有する緩衝液(10μl)の添加によって停止させた。プレートをキャリパーEZ読み取り機II(Caliper Life Sciences)で読み取った。
読み取り機は、生成物および基質両方のピークを測定することによってピーク高さを%変換に変換し、0%および100%阻害をそれぞれ表す対照ウェルの選択を可能にするソフトウェアパッケージ(「レビューアー」)を備えている。化合物の%阻害は、選択された対照ウェルの平均に対して算出される。IC50は、0.25nM〜100μMまでの濃度範囲で化合物を試験することによって決定される。次いで、各濃度における%阻害を、4パラメータロジスティックフィットに当てはめる:
y=(a+((b−a)/(1+((c/x^d))))
[式中、a=漸近線最小値であり、b=漸近線最大値であり、c=IC50であり、d=ヒル係数である]
概して、式Iの化合物が保有する活性は、阻害アッセイにおいて15μM未満のIC50値によって実証され得る。適切には、化合物は、10μM未満、適切には1μM未満、適切には0.1μM未満、適切には0.01μM未満(すなわち10nM未満)のIC50値を有する。
上記のアッセイにおける本発明の化合物の活性を、添付の実施例の項で示す。実施例番号が示されていない命名された化合物は、BioFocus DPI(A Galapagos Company)から化合物のライブラリー(ライブラリーSFK01−57、FFK01−03およびSFK58−60)として購入したものである。
(医薬組成物)
本発明のさらなる態様によれば、以上で定義された通りの本発明の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を、薬学的に許容される賦形剤または担体と会合して含む、医薬組成物が提供される。
本発明の組成物は、経口使用に(例えば錠剤、ロゼンジ剤、硬もしくは軟カプセル剤、水性もしくは油性懸濁剤、乳剤、分散性の散剤もしくは顆粒剤、シロップ剤またはエリキシル剤として)、局所使用に(例えばクリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、または水性もしくは油性液剤もしくは懸濁剤として)、吸入による投与に(例えば微粉化散剤または液体エアゾール剤として)、注入による投与に(例えば微粉化散剤として)、または非経口投与に(例えば静脈内、皮下、筋肉内、腹腔内もしくは筋肉内投薬用の滅菌水性もしくは油性液剤として、または経直腸投薬用の坐剤として)適切な形態であってよい。
本発明の組成物は、当技術分野において周知の、従来の医薬添加剤を使用する従来の手順によって取得することができる。故に、経口使用が意図されている組成物は、例えば、1つまたは複数の着色剤、甘味剤、香味剤および/または保存剤を含有し得る。
増殖性疾患の療法において使用するための本発明の化合物の有効量は、温血動物、特にヒトにおいて感染症の症状を症候的に緩和するため、感染症の進行を減速させるため、または感染症の症状を持つ患者において悪化するリスクを低減させるために十分な量である。
単一剤形を生成するために1つまたは複数の添加剤と組み合わせられる活性成分の量は、治療されるホストおよび特定の投与ルートに応じて必然的に変動することになる。例えば、ヒトへの経口投与が意図されている製剤は、全組成の約5から約98重量パーセントまでで変動し得る適正かつ好都合な量の添加剤を配合した、例えば、0.5mgから0.5gまでの活性剤(より適切には、0.5から100mgまで、例えば1から30mgまで)を概して含有することになる。
式Iの化合物の治療的または予防的目的のための用量のサイズは、医学の周知の原理に従い、状態の性質および重症度、動物または患者の年齢および性別、ならびに投与ルートに従って自然に変動することになる。
治療的または予防的目的のために本発明の化合物を使用する際、化合物は、概して、分割用量で必要とされると仮定すると、例えば、体重1kgにつき0.1mgから75mgの範囲内の日用量が受けられるように投与されることになる。概して、非経口ルートが用いられる場合には、より低用量が投与されることになる。故に、例えば、静脈内または腹腔内投与では、例えば、体重1kgにつき0.1mgから30mgの範囲内の用量が概して使用されることになる。同様に、吸入による投与では、例えば、体重1kgにつき0.05mgから25mgの範囲内の用量が使用されることになる。特に錠剤形態での経口投与も適切となり得る。典型的には、単位剤形は、約0.5mgから0.5gの本発明の化合物を含有することになる。
(治療的使用および用途)
一態様では、本発明は、療法において使用するための、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
本発明の化合物は、Mps1キナーゼ活性を阻害することができる。故に、別の態様では、本発明は、細胞においてMps1キナーゼ活性を阻害する方法であって、前記細胞に、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与するステップを含む方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、Mps1キナーゼをin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、細胞を、有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物と接触させるステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、そのような阻害を必要とするヒトまたは動物対象においてMps1キナーゼ活性を阻害する方法であって、前記対象に、有効量の本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与するステップを含む方法を提供する。
別の態様では、本発明は、Mps1キナーゼ活性に関連する疾患または状態の治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
別の態様では、本発明は、Mps1キナーゼ活性に関連する疾患または状態の治療において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
また別の態様では、本発明は、ヒトまたは動物対象において増殖性障害を治療する方法であって、前記対象に、治療上許容される量の本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を投与するステップを含む方法を提供する。
また別の態様では、本発明は、増殖性障害の治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を提供する。
また別の態様では、本発明は、増殖性障害の治療において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
用語「増殖性障害」は、本明細書では交換可能に使用され、in vitroまたはin vivoのいずれであるかにかかわらず、新生物または肥厚成長等、望まれない過剰または異常細胞の不要なまたは無制御な細胞増殖に関係する。増殖性状態の例は、悪性新生物および腫瘍を含むがこれらに限定されない前悪性および悪性細胞増殖、がん、白血病、乾癬、骨疾患、線維増殖性障害(例えば結合組織の)、ならびにアテローム性動脈硬化症を含むがこれらに限定されない。肺、結腸、乳房、卵巣、前立腺、肝臓、膵臓、脳および皮膚を含むがこれらに限定されない任意の種類の細胞が治療され得る。
本発明の化合物の抗増殖効果は、それらのMps1キナーゼ阻害特性によるヒトがんの治療において特定の用途を有する。
抗がん効果は、細胞増殖の調節、血管新生(新たな血管の形成)の阻害、転移(その起源からの腫瘍の広がり)の阻害、浸潤(近隣の正常構造への腫瘍細胞の広がり)の阻害、またはアポトーシス(プログラム細胞死)の促進を含むがこれらに限定されない1つまたは複数の機構を経由して発生し得る。
したがって、別の態様では、本発明は、がんの治療において使用するための、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を提供する。
また別の態様では、本発明は、がんの治療において使用するための薬剤の製造における、本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物の使用を提供する。
また別の態様では、本発明は、そのような治療を必要とする患者においてがんを治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の本明細書で定義されている通りの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、または医薬組成物を投与するステップを含む方法を提供する。
本発明は、ヒトまたは動物の体の治療方法であって、治療を必要とする対象に、治療有効量の活性化合物を、好ましくは医薬組成物の形態で投与するステップを含む方法をさらに提供する。
(投与ルート)
本発明の化合物、または活性化合物を含む医薬組成物は、全身的に/末梢にまたは局所的にのいずれであるかにかかわらず(すなわち、所望の作用の部位に)、任意の好都合な投与ルートによって対象に投与され得る。
投与ルートは、経口(例えば、摂取による);口腔;舌下;経皮(例えば、パッチ剤、硬膏剤等によるものを含む);経粘膜(例えば、パッチ剤、硬膏剤等によるものを含む);鼻腔内(例えば、鼻腔用スプレーによるもの);眼内(例えば、点眼剤によるもの);経肺(例えば、エアゾール剤を介して、例えば、口または鼻を経由して使用する、例えば吸入または注入療法によるもの);経直腸(例えば、坐剤または浣腸剤によるもの);経膣(例えば、ペッサリーによるもの);非経口、例えば、皮下、皮内、筋肉内、静脈内、動脈内、心臓内、くも膜下腔内、髄腔内、嚢内、被膜下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、くも膜下および胸骨内を含む注射によるもの;デポー剤またはレザバーの、例えば皮下または筋肉内への移植によるものを含むがこれらに限定されない。
(併用療法)
以上で定義された抗増殖治療は、単独療法として適用されてもよく、または本発明の化合物に加えて、従来の手術または放射線療法または化学療法も伴い得る。そのような化学療法は、下記のカテゴリーの抗腫瘍剤の1つまたは複数を含み得る:
(i)アルキル化剤(例えばシス−プラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、ナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾラミド(temozolamide)およびニトロソウレア);代謝拮抗物質(例えばゲムシタビン、ならびに5−フルオロウラシルおよびテガフールのようなフロロピリミジン系、ラルチトレキセド、メトトレキサート等の抗葉酸剤、シトシンアラビノシド、およびヒドロキシウレア);抗腫瘍抗生物質(例えばアドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシンおよびミトラマイシンのようなアントラサイクリン系);抗有糸分裂剤(例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビンのようなビンカアルカロイド系、ならびにタキソールおよびタキソテールのようなタキソイド系、ならびにポロキナーゼ阻害剤);ならびにトポイソメラーゼ阻害剤(例えばエトポシドおよびテニポシドのようなエピポドフィロトキシン系、アムサクリン、トポテカンならびにカンプトセシン)等、内科的腫瘍学において使用される通りの他の抗増殖/抗新生物薬およびそれらの組合せ;
(ii)抗エストロゲン剤(antioestrogen)(例えばタモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェンおよびイドキシフェン)、抗アンドロゲン剤(例えばビカルタミド、フルタミド、ニルタミドおよび酢酸シプロテロン)、LHRHアンタゴニストまたはLHRHアゴニスト(例えばゴセレリン、リュープロレリンおよびブセレリン)、プロゲストゲン(例えば酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えばアナストロゾール、レトロゾール、ボラゾールおよびエキセメスタン)ならびにフィナステライド等の5α−レダクターゼの阻害剤等、細胞増殖抑制剤;
(iii)抗浸潤剤[例えば、4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許出願である国際公開第01/94341号公報)、N−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキサミドのようなc−Srcキナーゼファミリー阻害剤(ダサチニブ、BMS−354825;J.Med.Chem.、2004、47、6658〜6661)およびボスチニブ(SKI−606)、ならびにマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤、ヘパラナーゼに対するウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子受容体機能または抗体の阻害剤];
(iv)成長因子機能の阻害剤:例えば、そのような阻害剤は、成長因子抗体および成長因子受容体抗体(例えば抗erbB2抗体トラスツズマブ[Herceptin(商標)]、抗EGFR抗体パニツムマブ、抗erbB1抗体セツキシマブ[エルビタックス、C225]およびSternら、Critical reviews in oncology/haematology、2005、第54巻、11〜29頁によって開示されている任意の成長因子または成長因子受容体抗体)を含み;そのような阻害剤は、チロシンキナーゼ阻害剤、例えば上皮成長因子ファミリーの阻害剤(例えば、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)および6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)−キナゾリン−4−アミン(CI 1033)等のEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、ラパチニブ等のerbB2チロシンキナーゼ阻害剤);肝細胞成長因子ファミリーの阻害剤;インスリン成長因子ファミリーの阻害剤;イマチニブおよび/またはニロチニブ(AMN107)等の血小板由来の成長因子ファミリーの阻害剤;セリン/トレオニンキナーゼの阻害剤(例えば、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばソラフェニブ(BAY43−9006)、チピファルニブ(R115777)およびロナファルニブ(SCH66336)等のRas/Rafシグナリング阻害剤)、MEKおよび/またはAKTキナーゼを経由する細胞シグナリングの阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤、Plt3キナーゼ阻害剤、CSF−1Rキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インスリン様成長因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えばAZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528およびAX39459)ならびにCDK2および/またはCDK4阻害剤等のサイクリン依存性キナーゼ阻害剤も含む;
(v)血管内皮成長因子の効果を阻害するもの等の抗血管新生剤[例えば、抗血管内皮細胞成長因子抗体ベバシズマブ(Avastin(商標))、ならびに例えばバンデタニブ(ZD6474)、バタラニブ(PTK787)、スニチニブ(SU11248)、アクシチニブ(AG−013736)、パゾパニブ(GW786034)および4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;国際公開第00/47212号公報内の実施例240)等のVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、国際特許出願である国際公開第97/22596号公報、同第97/30035号公報、同第97/32856号公報および同第98/13354号公報で開示されているもの等の化合物、ならびに他の機構によって働く化合物(例えばリノミド、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、およびアンギオスタチン)];
(vi)コンブレタスタチンA4、ならびに国際特許出願である国際公開第99/02166号公報、同第00/40529号公報、同第00/41669号公報、同第01/92224号公報、同第02/04434号公報および同第02/08213号公報で開示されている化合物等の血管損傷剤;
(vii)エンドセリン受容体アンタゴニスト、例えばジボテンタン(ZD4054)またはアトラセンタン;
(viii)アンチセンス療法、例えばISIS2503、抗rasアンチセンス等、上記に掲載されている標的に向けられるもの;
(ix)例えば、異常なp53または異常なBRCA1もしくはBRCA2等の異常な遺伝子を置き換えるためのアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼまたは細菌のニトロレダクターゼ酵素を使用するもの等のGDEPT(遺伝子指向性酵素プロドラッグ療法)アプローチ、および多剤耐性遺伝子療法等の化学療法または放射線療法に対する患者の耐容性を増大させるためのアプローチを含む遺伝子療法アプローチ;ならびに
(x)例えば、インターロイキン2、インターロイキン4または顆粒球マクロファージコロニー刺激因子等のサイトカインのトランスフェクション等、患者の腫瘍細胞の免疫原性を増大させるためのex−vivoおよびin−vivoアプローチ、T細胞アネルギーを減少させるためのアプローチ、サイトカインをトランスフェクトした樹枝状細胞等のトランスフェクトした免疫細胞を使用するアプローチ、サイトカインをトランスフェクトした腫瘍細胞株を使用するアプローチ、ならびに抗イディオタイプ抗体を使用するアプローチを含む、免疫療法アプローチ。
そのような共同治療は、治療の個々の成分の同時、順次または別個投薬によって実現され得る。そのような併用生成物は、本発明の化合物を以上で記述した投薬量範囲内で、および他の薬学的活性剤をその承認された投薬量範囲内で用いる。
本発明のこの態様によれば、以上で定義された通りの本発明の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、および別の抗腫瘍剤を含む、がん(例えば固形腫瘍を伴うがん)の治療において使用するのに適切な組合せが提供される。
本発明のこの態様によれば、以上で定義された通りの本発明の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、および上記に(i)〜(ix)という名目で掲載されている抗腫瘍剤のいずれか1つを含む、がん(例えば固形腫瘍を伴うがん)の治療において使用するのに適切な組合せが提供される。
本発明のさらなる態様では、本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物が、本明細書で上記に(i)〜(ix)という名目で掲載されているものから選択される抗腫瘍剤と組み合わせて提供される。
本明細書で、用語「組合せ」が使用される場合、これは、同時、別個または順次投与を指すことを理解されたい。本発明の一態様では、「組合せ」は同時投与を指す。本発明の別の態様では、「組合せ」は別個投与を指す。本発明のさらなる態様では、「組合せ」は順次投与を指す。投与が順次または別個である場合、第二の成分の投与における遅延は、併用の有益な効果を喪失するようなものであってはならない。
本発明のさらなる態様によれば、本発明の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を、本明細書で上記に(i)〜(ix)という名目で掲載されているものから選択される抗腫瘍剤と組み合わせ、薬学的に許容される賦形剤または担体と会合して含む、医薬組成物が提供される。
(一般的な実験)
市販の出発材料、試薬および乾燥溶媒は、供給されたままで使用した。フラッシュカラムクロマトグラフィーは、Merckシリカゲル60(0.025〜0.04mm)を使用して実施した。カラムクロマトグラフィーは、アイソルートフラッシュシリカカラムを使用するフラッシュマスターパーソナルユニット、またはMerckもしくはBiotageフラッシュシリカカートリッジを使用するBiotage SP1精製システムでも実施した。分取TLCは、AnaltechまたはMerckプレートで実施した。イオン交換クロマトグラフィーは、酸性アイソルートフラッシュSCX−IIカラム、アイソルートSi−カーボネートカラムまたは塩基性アイソルートフラッシュNHカラムを使用して実施した。分取HPLCは、Gilson GX−281リキッドハンドラーシステムをGilson 322 HPLCポンプ(Gilson、Middleton、USA)と組み合わせて使用するPhenomenexルナカラム(5μm、250×21.2mm、C18、Phenomenex、Torrance、USA)を使用し、10:90から100:0 メタノール:水(いずれも0.1%ギ酸で調節したもの)までの15分間の勾配溶離(Grad15mins20mls.m)で、20mL/分の流速にて、または、40:60から100:0 メタノール:水(いずれも0.1%ギ酸で調節したもの)までの15分間の勾配溶離(Grad15mins20ml.m)で、20mL/分の流速にて行った。UV−Visスペクトルは、254nmにてGilson 156 UV−Vis検出器(Gilson、Middleton、USA)で獲得した。収集はUVシグナルによってトリガーし、Gilson GX−281リキッドハンドラーシステム(Gilson、Middleton、USA)を使用して収集した。生データは、Gilsonトリリューションソフトウェアを使用して加工した。H NMRスペクトルは、Brukerアバンス500で記録した。試料は、重水素化溶媒中の溶液として調製し、適正な内部非重水素化溶媒ピークまたはテトラメチルシランを参照した。化学シフトは、テトラメチルシランから低磁場のppm(δ)で記録した。LC/MSおよびHRMS分析は、Agilent 1200シリーズHPLC、およびデュアルマルチモードAPCI/ESI源を備える6210飛行時間形質量分析計と連結されたダイオードアレイ検出器で実施した。分析分離は、30℃で、MerckクロモリススピードRODカラム(RP−18e、50×4.6mm)で、2mL/分の流速を使用し、4分間の勾配溶離にて、254nmにおける検出、または、MerckピュロスファーSTARカラム(RP−18e、30×4mm)で、1.5mL/分の流速を使用し、4分間の勾配溶離にて、254nmにおける検出のいずれかで行った。移動相は、いずれも0.1%のギ酸を含有するメタノール(溶媒A)および水(溶媒B)の混合物であった。勾配溶離は、次のいずれかであった:2.5分間にわたって1:9(A/B)から9:1(A/B)、1分間9:1(A/B)、次いで0.3分間にわたって1:9(A/B)への復帰、最後に0.2分間1:9(A/B)(実験においてはESI−HRMS方法Bとも称するデフォルト方法)、または、1分間にわたって1:9(A/B)から9:1(A/B)、2.5分間9:1(A/B)、次いで0.3分間にわたって1:9(A/B)への復帰、最後に0.2分間1:9(A/B)(実験においてはESI−HRMS方法Dとも称する)。下記の参照質量をHRMS分析に使用した:カフェイン[M+H]195.087652;(ヘキサキス(1H,1H,3H−テトラフルオロペントキシ)ホスファゼン[M+H]922.009798)およびヘキサキス(2,2−ジフルオロエトキシ)ホスファゼン[M+H]622.02896またはレセルピン[M+H]609.280657。LC/MS分析は、Watersアライアンス2795分離モジュール、およびESI源を備えるWaters/マイクロマスLCt飛行時間形質量分析計と連結されたWaters 2487二波長吸光度検出器でも実施した。分析分離は、30℃で、MerckクロモリススピードRODカラム(RP−18e、50×4.6mm)で、2mL/分の流速を使用し、4分間の勾配溶離にて、254nmにおける検出、または、MerckピュロスファーSTARカラム(RP−18e、30×4mm)で、1.5mL/分の流速を使用し、4分間の勾配溶離にて、254nmにおける検出のいずれかで行った。移動相は、いずれも0.1%のギ酸を含有するメタノール(溶媒A)および水(溶媒B)の混合物であった。勾配溶離は、次の通りであった:2.25分間にわたって1:9(A/B)から9:1(A/B)、0.75分間9:1(A/B)、次いで0.3分間にわたって1:9(A/B)への復帰、最後に0.2分間1:9(A/B)(実験においてはESI−HRMS方法Aとも称する)。LC/MSおよびHRMS分析は、Agilent 1200シリーズHPLC、およびデュアルマルチモードAPCI/ESI源を備える6520四重極飛行時間形質量分析計と連結されたダイオードアレイ検出器でも実施した。分析分離は、30℃で、MerckピュロスファーSTARカラム(RP−18e、30×4mm)で、1.5mL/分の流速を使用し、4分間の勾配溶離にて、254nmにおける検出で行った。移動相は、いずれも0.1%のギ酸を含有するメタノール(溶媒A)および水(溶媒B)の混合物であった。勾配溶離は、次の通りであった:2.5分間にわたって1:9(A/B)から9:1(A/B)、1分間9:1(A/B)、次いで0.3分間にわたって1:9(A/B)への復帰、最後に0.2分間1:9(A/B)。下記の参照質量をHRMS分析に使用した:カフェイン[M+H]195.087652;(ヘキサキス(1H,1H,3H−テトラフルオロペントキシ)ホスファゼン[M+H]922.009798)およびヘキサキス(2,2−ジフルオロエトキシ)ホスファゼン[M+H]622.02896またはレセルピン[M+H]609.280657(実験においてはESI−HRMS方法Cとも称する)。
(一般的な合成ルートおよび中間体の調製)
Figure 0006027989
(4−ヨードピラゾール(1))
ヨード酸(3.6g 20mmole)、ヨウ素(10.2g 40mmole)、30%w/w硫酸(4mL)および酢酸(30mL)の混合物を攪拌して、溶液/懸濁液を得た。この混合物の約半分を、60℃に維持した酢酸(60mL)中のピラゾール(6.8g、100mmole)の溶液に小分けにして添加した。各添加後に色を褪せさせた後、次のアリコートを添加した。溶液/懸濁液の残りを一度に添加し、混合物を攪拌し、60℃でさらに1.75時間加熱した。最終混合物は依然としてヨウ素色を有していた。反応物を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム(100mL)に添加した。炭酸ナトリウム溶液(200mlの15%溶液)を慎重に添加し、次いで、固体炭酸ナトリウムを、二酸化炭素がそれ以上発生しなくなるまで添加した。生成物をクロロホルム(3×60mL)で抽出し、合わせた抽出物を水(50mL)で洗浄した。抽出物を乾燥させ、蒸発させ、取得された固体を水酸化ナトリウム上で真空乾燥させて表題化合物(17.4g、89%)を得たところ、その分光分析データは、G.Zoppellaro、A.Geiss、V.Enkelmann、M.Baumgarten、Eur.J.Org.Chem.、2004、2367〜2374で報告されているデータと一致していた。
(tert−ブチル4−ヨード−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(2))
4−ヨードピラゾール(1)(7.85g 40.4mmole)をTHF(120mL)に溶解し、トリエチルアミン(8.5mL、6.12g 60.5mmole)および二炭酸ジ−tert−ブチル(9.7g、44.5mmole)を添加した。反応物を室温で3時間攪拌した。THFを蒸発させ、酢酸エチル(100mL)を添加した。溶液を水(2×50mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させると、油(14.2g)が残った。粗生成物を、シンター(直径10cm、厚さ6cm)中のシリカのパッド上でのクロマトグラフィーによって精製し、シクロヘキサン中10%酢酸エチル(11×90mL)、次いでシクロヘキサン中20%酢酸エチル(3×90mL)で溶離して、保護されたピラゾール2(11.66g 98%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.68 (s, 9H), 7.73 (s, 1H), 8.17 (s, 1H).
(tert−ブチル4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(3))
tert−ブチル4−ヨード−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(2)(4.67g 15.9mmole)およびトリメチルシリルアセチレン(2.18g、22.2mmole)をDMF(22mL)に溶解し、アルゴン下に置いた。ジイソプロピルアミン(2.9mL、2.08g、20.7mmole)、ヨウ化銅(I)(197mg、1.03mmole)、トリフェニルホスフィン(832mg、3.18mmole)および酢酸パラジウム(239mg、1.06mmole)を添加し、フラスコをアルゴンで再度フラッシュした。反応物を60℃で1.25時間加熱した。反応物を冷却し、水(220mL)に添加した。生成物をエーテル(3×60mL)で抽出した。合わせた抽出物を水(3×50mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにかけて(シリカ、シクロヘキサン中10%酢酸エチルで溶離)、表題化合物(3.88g、92%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 0.25 (s, 6H), 1.67 (s, 9H), 7.77 (d, J= 0.63Hz, 1H), 8.20 (d, J= 0.63Hz, 1H).
(tert−ブチル4−エチニル−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(4))
tert−ブチル4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(3)(3.88g 14.69mmole)をTHF(40mL)に溶解し、0〜5℃に冷却した。THF中フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムの1M溶液(16mL、16mmole)を添加し、反応物を20分間攪拌した。THFを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(50mL)に溶かし、水(×2)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。残留物をフラッシュカラム(シリカ、シクロヘキサン中15%酢酸エチルで溶離する)上で精製して、表題化合物(1.765g、62%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.68 (s, 9H, 3.11 (s, 1H), 7.79 (s, 1H), 8.24 (s, 1H).
Figure 0006027989
(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−アミン(5))
4−アミノ−2−ブロモピリジン(22.8g、131.8mmole)および酢酸ナトリウム(20.8g 254mmole)を酢酸(82mL)中で攪拌し、一塩化ヨウ素の溶液(酢酸中1M、134mL、134mmole)を添加した。混合物を攪拌し、75℃で3時間加熱した。酢酸のほとんどを蒸発させ、残留物を水(500mL)と酢酸エチル(550mL)とに分配した。水性物を酢酸エチル(300mL)で再度抽出した。合わせた抽出物を、10%炭酸ナトリウム溶液(600、300mL)で2回、10%チオ硫酸ナトリウム溶液(200mL)、水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。これにより、40.3gの粗生成物混合物を得た。これを、精製のために7.5gの4−アミノ−2−ブロモピリジンに対する反応からの粗生成物と合わせた。大きなシリカカラム(内径9cm、シリカ床28cm)を、ジクロロメタン中5%酢酸エチル中で調製した。粗材料を同じ溶媒中で塗布した。カラムを、ジクロロメタン中5%酢酸エチル、ジクロロメタン中10%酢酸エチルおよびジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶離して、所望の異性体5(20.2g、38%):1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 4.74 (br s, 2H, NH2), 6.80 (s, 1H), 8.34 (s, 1H)を得、その後、1:1 酢酸エチル:ジクロロメタンで溶離して、6望まれない異性体:2−ブロモ−3−ヨードピリジン−4−アミン6(19.3g、37%)を得た。
(N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(7))
4−アミノ−2−ブロモ−5−ヨードピリジン(5)(3.055g 10.2mmol)をジクロロメタン(34mL)中で攪拌し、トリエチルアミン(6.9mL、4.97g、49.1mmol)を添加した。混合物を氷中で冷却した。冷溶液に、ジクロロメタン(11.5mL)中の塩化メタンスルホニル(3.2mL 4.66g 40.6mmol)の溶液を14分間かけて滴下添加した。冷浴を除去し、反応物を室温で1.5時間攪拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、水で2回洗浄した。溶液を乾燥させ、蒸発させた。エーテルによる粉砕により、固体(5.01g)を得た。粗生成物を、ジクロロメタン中5%酢酸エチル中で、10cm直径のシンター中のシリカの2.5cmパッドに通過させて、表題化合物(3.01g、64%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.60 (s, 6H), 7.53 (s, 1H), 8.89 (s, 1H).
(N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(8))
N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(7)(228mg、0.50mmol)を、THF(1.3ml)および水中10%水酸化ナトリウム(1.3mL)とともに、室温で3時間攪拌した。THFを蒸発させ、10%クエン酸溶液を使用して水性物を中和した。堆積した白色固体を濾過除去し、水で洗浄し、次いで、真空デシケーター内、水酸化ナトリウム上で乾燥させて、表題化合物(159mg 84%)を得た。1H-NMR (d6-DMSO, 500MHz): δ 3.29 (s, 3H), 7.54 (s, 1H), 8.64 (s, 1H)
(tert−ブチル4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(9))
N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(8)(419mg、1.11mmol)およびtert−ブチル4−エチニル−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(4)(277mg、1.44mmol、1.3当量)の混合物に、ヨウ化銅(I)(7.4mg 0.039mmole)およびDMF(4mL)、続いてトリエチルアミン(0.69mL、497mg、4.92mmol)を添加した。反応物を窒素で2回フラッシュした。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド(27mg、0.038mmole)を添加し、反応物を窒素でさらに2回フラッシュし、それを60℃で70分間加熱した。反応物を水(40mL)に添加し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた抽出物を水(3×20mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残留物を、4つの2mm 20×20cmシリカ分取TLCプレート上で精製し、3:1 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離した。生成物バンドをアセトンにより回収して、表題化合物(251mg、51%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.73 (s, 9H), 3.02 (s, 3H), 6.81 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.43 (s, 1H), 8.69 (s, 1H).
(tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10))
tert−ブチル−4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(9)(1.48g 3.35mmole)をTHF(20mL)中で攪拌し、DBU(0.51mL、0.52g 3.4mmole)を添加した。反応物を40℃で1時間加温した。反応物を冷却し、THFを蒸発させた。残留物を酢酸エチル(50mL)に溶解し、水(2×15mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。残留物のH−NMRは、不完全な変換を明示した。材料をTHF(20mL)に再溶解し、DBU(0.3ml)を添加した。反応物を40℃で1.5時間加熱した。メタノール(1mL)を添加し、加熱を0.5時間続けた。溶液を蒸発させ、酢酸エチル(60mL)を添加した。溶液を水(25mL)で洗浄した。有機溶液を再度水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。残留物のH−NMRは、脱メシル化された(demesylated)生成物および完全に脱保護された生成物の両方を明示した。この材料に、酢酸エチル(20mL)、二炭酸ジ−t−ブチル(1.11g 5.1mmole)、続いてトリエチルアミン(0.72mL、515mg 5.1mmole)およびDMAPの結晶を添加した。反応を室温で1時間攪拌し、さらなる二炭酸ジ−t−ブチル(414mg 1.9mmole)を添加し、攪拌をさらに2時間続けた。溶液を蒸発させ、残留物を周囲温度で終夜保った。これをジクロロメタンからフラッシュシリカに吸着させ、シクロヘキサン中20%酢酸エチル中で作製したフラッシュカラムに詰め、この溶媒で、次いでシクロヘキサン中40%酢酸エチルで溶離して、表題化合物(1.2g、77%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.58 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 6.67 (d, J=0.95Hz, 1H), 7.84 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.24 (t, J=0.63Hz, 1H), 8.27 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.61 (d, J=0.63Hz, 1H).
(4−アミノ−2−クロロ−5−ヨードピリジン(11))
4−アミノ−2−クロロピリジン(3.20g 25mmole)を、酢酸ナトリウム(4.1g 50mmol)を加えた酢酸(20mL)中で攪拌した。混合物に、酢酸(10mL)中の一塩化ヨウ素(4.1g 25mmol)の溶液を添加し、反応物を70℃で3.5時間加熱した。酢酸のほとんどを蒸発させ、反応物を水(200mL)で希釈した。生成物を酢酸エチル(80、70、70mL)で抽出した。合わせた抽出物を、10%炭酸ナトリウム溶液(100mL)、5%チオ硫酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。粗生成物を、ジクロロメタン中5%酢酸エチル、ジクロロメタン中10%酢酸エチル、およびジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶離するシリカ上でのフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、最初に少量の二ヨウ素化生成物(618mg、6.5%)、次いで所望の生成物4−アミノ−5−ヨード−2−クロロピリジン(11)(2.64g、41%)、その後異性4−アミノ−2−クロロ−3−ヨードピリジン(12)(2.61g、41%)を得た。4−アミノ−5−ヨード−2−クロロピリジン(11):1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): 6.48 (br s, 2H), 6.63 (s, 1H), 8.19 (s, 1H). 4-アミノ-2-クロロ-3-ヨードピリジン(12): 1H-NMR (500MHz, DMSO-d6): 6.50 (br s, 2H), 6.54 (d, J = 5.36 Hz, 1H); 7.74 (d, J = 5.68 Hz, 1H).
(N−(2−クロロ−5−ヨードピリジン−4−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(13))
4−アミノ−2−クロロ−5−ヨードピリジン(11)(1.01g、3.97mmol)をジクロロメタン(8.5mL)に溶解し、トリエチルアミン(2.48mL、1.78g 17.6mmol)を添加した。懸濁液を氷/水浴中で冷却した。ジクロロメタン(4.2mL)中の塩化メタンスルホニル(1.56mL、2.31g、20.1mmol)の溶液を滴下添加した。反応物を室温で100分間攪拌した。さらなるトリエチルアミン(1.25mL)を反応物に添加し、次いでこれを氷中で冷却した。冷却した反応物に、ジクロロメタン(2.1mL)中の塩化メタンスルホニル(0.78mL、1.15g、10mmol)の溶液を滴下添加し、攪拌を室温で16時間続けた。反応物をジクロロメタンで希釈し、水で2回洗浄した。残留物を、ジクロロメタン、次いでジクロロメタン中5%酢酸エチルで溶離するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(13)(1.188g 72%)を得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): 3.69 (s, 6H), 8.03 (s, 1H), 8.99 (s, 1H).
(N−(2−クロロ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(14))
N−(2−クロロ−5−ヨードピリジン−4−イル)−N−(メチルスルホニル)メタンスルホンアミド(13)(1.1g)を、THF(6.8mL)および10%水酸化ナトリウム(6.8mL)とともに、室温で終夜攪拌した。THFを蒸発させ、水性物を10%クエン酸溶液でpH約5にした。生成物が堆積し、混合物を0〜5℃で0.5時間冷却し、生成物を濾過除去した。これを少々の水で洗浄し、真空デシケーター内、水酸化ナトリウムで乾燥させて、表題化合物(772mg、83%)を得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): 3.29 (s, 3H), 7.42 (s, 1H), 8.66 (s, 1H).
(tert−ブチル4−(6−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(15))
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(15.53mg、0.022mmol)を、無水DMF(2.0mL)中の、N−(2−クロロ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(14)(184.0mg、0.553mmol)、tert−ブチル4−エチニル−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(4)(160.0mg、0.830mmol)、トリエチルアミン(347μL、2.49mmol)およびヨウ化銅(6.32mg、0.033mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、60℃で1時間加熱し、次いで、水(60mL)とEtOAc(60mL)とに分配した。水層をさらなるEtOAc(2×60mL)で抽出し、合わせた抽出物をブライン(2×40mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。得られた残留物をシリカゲル(2.0g)に吸収させ、自由流動粉末を20gのアイソルートシリカカラム上に置いた。ジクロロメタンおよびジクロロメタン中1%エタノールによる溶離により、表題化合物(108mg、49%)を生じさせた。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 1.61 (s, 9H), 3.48 (s, 3H), 7.12 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.91 (br t, J = 0.5 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.61 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.78 (d, J =0.7 Hz, 1H).
(6−クロロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(16))
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(23.30mg、0.033mmol)を、無水DMF(3.0mL)中の、N−(2−クロロ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(14)(276.0mg、0.83mmol)、tert−ブチル4−エチニル−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(4)(239.0mg、1.24mmol)、トリエチルアミン(521μL、3.73mmol)およびヨウ化銅(7.90mg、0.041mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、60℃で1時間加熱した(吸収:正常)。この反応混合物に、DBU(0.51mL、3.36mmol)を添加し、マイクロ波バイアルを、100℃に予熱した油浴に入れ、次いでこの温度で2.5時間攪拌した。さらなるDBU(0.08mL)を添加し、この温度で攪拌を追加で45分間続けた。反応混合物を1M NHCl水溶液(30mL)に注ぎ入れ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(2×30mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(8.0mL)で粉砕し、沈殿物を濾過によって収集し、ジクロロメタンで洗浄して、生成物を薄褐色固体(0.129g、71%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 6.72 (dd, J = 0.5, 1.5 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 0.85 Hz, 1H), 8.00 (br s, 1H), 8.24 (br s, 1H), 8.51 (s, 1H), 11.87 (s, 1H), 13.09 (s, 1H).
(tert−ブチル−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(17))
無水アセトニトリル(2.5mL)中の6−クロロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(16)(0.068g、0.31mmol)の混合物に、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.170g、0.78mmol)、続いてトリエチルアミン(0.079g、0.11mL、0.78mmol)およびDMAPの結晶(1.5mg)を添加し、数分後に透明溶液が取得された。反応混合物を、アルゴン下、室温で1.5時間攪拌した。溶媒を真空除去し、残留物をシリカ(1.2g)に吸収させ、自由流動粉末を10gのアイソルートシリカカラム上に置き、これを、ヘキサン、次いでヘキサン中5%、10%、15%および20%EtOAcで溶離した。表題化合物が油状残留物として得られ、これを静置して凝固させた(白色固体;77mg、52%)。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 1.48 (s, 9H), 1.60 (s, 9H), 7.00 (d, J = 0.4 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.71 (d, J = 0.5 Hz, 1H).
(1−メチル−4−ヨードピラゾール(18))
4−ヨードピラゾール(1)(5.0g 25.7mmole)をDMF(50mL)に溶解し、炭酸カリウム(4.26g 30.9mmole)を添加し、攪拌(2分)した後、ヨードメタン(1.76mL、4.01g 28.3mmole)を添加した。反応物を室温で17時間迅速に攪拌した。これをセライトパッドに通して濾過した。高真空ポンプ付きのロータリーエバポレーターおよび水浴を使用して、60℃で濾液を蒸発させて約10mLの小体積とした。水(120mL)を残留物に添加した。セライトパッド上の濾過された固体を酢酸エチル(50ml)で洗浄し、これらの洗液を使用して、水性物から生成物を抽出した。水性物をさらなる酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物を水(3×30mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて、表題化合物を固体4.56g、85%として得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.93 (s, 3H) 7.42 (s, 1H), 7.50 (s, 1H).
(1−メチル−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール(19))
1−メチル−4−ヨード−ピラゾール(18)(5.0g 24.04mmole)をDMF(32mL)に溶解し、エチニルトリメチルシラン(4.76mL、3.31g、33.7mmole)、続いて、ジイソプロピルアミン(4.46mL、3.21g 31.78mmole)、ヨウ化銅(I)(304mg 1.59mmole)およびトリフェニルホスフィン(1.26g 4.81mmole)を添加した。反応物をアルゴンでフラッシュした。酢酸パラジウム(351mg 1.56mmole)を添加し、反応物をアルゴンで再度フラッシュした。これを60℃で60分間加熱した。反応物を冷却し、水(350ml)に添加し、エーテル(3×100mL)で抽出した。有機溶液を褐色固体から濾過し、これをもう少々のエーテルで洗浄した。有機溶液を、水(3×80mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。粗生成物を、1:4 酢酸エチル:シクロヘキサン、次いで1:3 酢酸エチル:シクロヘキサンを使用するフラッシュクロマトグラフィーにかけて(シリカ)、表題化合物を固体(2.85g 67%)として得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 0.24 (s, 9H), 3.87 (s, 3H), 7.50 (s, 1H), 7.58 (s, 1H).
(4−エチニル−1−メチル−1H−ピラゾール(20))
1−メチル−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール(19)(6.86g、38.5mmole)をメタノール(77mL)に溶解し、炭酸カリウム(385mg)を添加した。反応物を室温で2時間攪拌した。メタノールを蒸発させて小体積とした。酢酸エチル(100mL)を添加し、溶液を水(70mL、40mL)およびブラインで洗浄した。各水性物を、単一の40mL部の酢酸エチルで逆洗浄した。酢酸エチル溶液を乾燥させ、蒸発させ、残留物をクロマトグラフィーにかけ(シリカ)、1:3 酢酸エチル:シクロヘキサンおよび1:1 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離して、表題化合物を固体(3.18g 77%として得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.00 (s, 1H), 3.88 (s, 3H), 7.52 (s, 1H), 7.59 (s, 1H).
(6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(21))
4−エチニル−1−メチル−1H−ピラゾール(20)(4.11g、38.7mmole)をDMF(95mL)に溶解し、N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド8(12.18g 32.3mmole)を添加した。溶液に、トリエチルアミン(19.6mL、14.1g 139mmole)およびヨウ化銅(I)(214mg 1.12mmole)を添加した。反応物を密閉し、窒素でフラッシュした。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(797mg 1.13mmole)を添加し、反応物を窒素で再度フラッシュし、60℃で105分間加熱した。DMFのほとんどを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(350ml)に溶かした。溶液を水(3×100mL)およびブラインで洗浄した。各水性画分を、同じ100mL部の酢酸エチルで逆洗浄した。合わせた有機物を乾燥させ、蒸発させた。残留物を、ジクロロメタン、1:4 酢酸エチル:ジクロロメタン、1:1 酢酸エチル:ジクロロメタンおよび酢酸エチルで溶離するフラッシュクロマトグラフィーにかけて(シリカ)、表題化合物(5.19g 45.9%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 2.98 (s, 3H), 4.01 (s, 3H), 6.69 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 8.25 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.64 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(22))
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(21)(11.07g 31.2mmole)を25℃のメタノール(105mL)中で攪拌し、1M水酸化ナトリウム(35.3mL)を添加した。反応物を25℃で6時間攪拌した。溶媒(85mL)を除去し、水(40mL)を添加した。混合物を氷水中で約1時間冷却させておいた。生成物を濾過除去し、水(×3)で洗浄し、真空デシケーター内、水酸化カリウム上で終夜乾燥させた。得られた固体をトルエン(100mL)と共沸させて、表題化合物(8.22g 95%)を得た。1H-NMR (d6-DMSO, 500MHz): δ 3.90 (s, 3H), 6.69 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.47 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.94 (d, J = 0.63Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.50 (d, J = 0.95Hz, 1H), 11.92 (br s, 1H, NH).
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(22)は、下記の方法に従って調製することもできる:
カリウムt−ブトキシド(315mg 2.81mmole)をNMP(3mL)に溶解し、2−ブロモ−5−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)ピリジン−4−アミン(24)(375mg 1.35mmole)を攪拌溶液に添加した。反応物を窒素下に置き、50℃で3時間加温した。反応物を冷却し、10%塩化アンモニウム(3mL)を添加した。水(21mL)を約60℃に加熱し、NMP/水中の生成物溶液をその水に添加すると、固体が直ちに析出される。懸濁液を室温に冷却させ、濾過し、固体を水で洗浄した。真空デシケーター内、KOH上で3日間乾燥させて生成物(347mg)を得、これをエタノール(2×15mL)およびトルエン(2×15mL)と共沸させて、表題化合物(315mg、84%)を得た。1H-NMR (d6-DMSO, 500MHz): δ 3.90 (s, 3H), 6.69 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.47 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.94 (d, J = 0.63Hz, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.50 (d, J = 0.95Hz, 1H), 11.92 (br s, 1H, NH).
(t−ブチル6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(23))
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(22)(7.22g 26.1mmole)を、酢酸エチル(93mL)およびトリエチルアミン(5.3mL、3.82g 37.8mmole)中で攪拌した。懸濁液に、DMAP(622mg、5.1mmole)および二炭酸ジ−t−ブチル(8.30g、38.1mmole)を添加した。25分後、固体が溶液から堆積し、懸濁液を蒸発乾固させた。残留物をクロマトグラフィーにかけて(シリカ、1:1 酢酸エチル:シクロヘキサン、次いで3:1 酢酸エチル:シクロヘキサン、次いで純粋な酢酸エチル)、所望の生成物(8.8g、89%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.57 (s, 9H), 3.98 (s, 3H), 6.57 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.63 (d, J = 0.63Hz, 1H), 8.19 (t, J = 0.63Hz), 8.58 (d, J = 0.63Hz, 1H).
(2−ブロモ−5−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)ピリジン−4−アミン(24))
4−アミノ−2−ブロモ−5−ヨードピリジン(5)(2.58g 8.63mmole)、ヨウ化銅(I)(164mg 0.86mmole)およびビス(トリフェニルホスフィン(triphenyphosphine))パラジウムジクロリド(216mg 0.432mmole)を100mLのフラスコ中に秤量し、DMF(25mL)にトリエチルアミン(22mL)を加えたものを添加した。混合物を、窒素下、室温で15分間攪拌した。DMF(10mL)およびトリエチルアミン(5mL)中の4−エチニル−1−メチル−1H−ピラゾール(20)(100%で945mg、8.91mmole)を、フラスコに添加した。反応物を室温で1.75時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(450mL)で希釈し、溶液を、水(3×240mL)、ブライン(120mL)で洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにかけて(シリカ/酢酸エチル)、表題化合物(2.11g、88%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.94 (s, 3H), 4.80 (br s, 2H), 6.79 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 8.15 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(p−トリルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(25))
tert−ブチル−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(17)(44mg 0.105mmole)および4−メチルアニリン(13mg 0.12mmole)を、マイクロ波バイアルに入れ、リン酸カリウム(53mg 0.25mmole)、キサントホス(10.5mg 0.022mmol)およびPd(dba)(10.1mg 0.011mmol)を添加した。次いで、NMP含有水(3%)(1.2mL)を添加し、バイアルをアルゴン下で密閉した。これを80℃で1.5時間マイクロ波加熱した。反応物を水(10mL)に添加し、酢酸エチル(3×6mL)で抽出した。合わせた有機物を、水(3×5mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残留物を3つの1mm 20×20cmシリカ分取tlcプレートに塗布し、これを1:2 酢酸エチル:シクロヘキサンで2回溶離した。アセトンを使用し生成物バンドを回収して、生成物(17mg)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.51 (s, 9H), 1.70 (s, 9H), 2.36 (s, 3H), 6.58 (m, 1H), 6.68 (br s, 1H, NH), 7.18 (d, J= 8.20Hz, 1H), 7.25 (d, J= 8.51Hz, 2H), 7.54 (m, 1H), 7.83 (d, J= 0.63Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.44 (m, 1H). ESI-HRMS 実測値490.2452, 計算値C27H32N5O4[M+H]+: 490.2449.
(イソプロピル6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(26))
2−ブロモ−5−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチニル)ピリジン−4−アミン(24)(134mg 0.48mmole)をNMP(1.3mL)に溶解し、THF中のナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(0.87mL、0.87mmole、1.8当量)の1M溶液を添加した。反応物を窒素下に置き、65℃で2.25時間加熱し、次いで室温に冷却した。反応物をトルエン中1Mクロロギ酸イソプロピル(0.90mL)でクエンチし、室温で2時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(40mL)で希釈し、水(3×12mL)、ブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、蒸発させた。残留物を4つの1mm 20×20cmシリカ分取tlcプレートに塗布し、これを酢酸エチルで溶離した。アセトンにより生成物バンドを回収して、表題化合物(136mg、77%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.40 (d, J = 6.3Hz, 6H), 3.98 (s, 3H), 5.23 (七重線, J = 6.31Hz, 1H), 6.60 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.59 (s, 1H).
イソプロピル6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレートは、下記の調製に従って調製することもできる:
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(22、100mg、0.36mmol)を乾燥DMF(1ml)に溶解した。溶液を脱気し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(0.54mlのTHF中1M溶液、0.54mmol)を添加した。20分間の反応の後、クロロギ酸イソプロピル(0.55mlのTHF中1M溶液、0.55mmol))を添加した。反応物を室温で3時間攪拌し、次いで酢酸エチルおよび水で希釈した。有機溶液を抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカカラムクロマトグラフィーを使用して精製した。純粋画分により、表題化合物を白色粉末(110mg、84%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 1.40 (d, J=6.3Hz, 6H), 3.96 (s, 3H), 5.21 (七重線, J = 6.3Hz, 1H), 6.60 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 8.16 (s. 1H), 8.55(s, 1H)
(tert−ブチル4−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(27))
DBU(0.193mL、1.289mmol)を、THF(11.7mL)中のtert−ブチル4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(9)(0.517g、1.172mmol)およびtert−ブタノール(0.224mL、2.343mmol)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で1時間攪拌した。次いで、これを水で希釈し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物をシリカに吸着させ、Biotage(DCM/EtOAc、95/5から85/15、25+Mカラム)を介して精製して、表題化合物を白色固体(271mg、58%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.71 (s, 9H), 6.75 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.66 (s, 1H).
(tert−ブチル4−(6−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(28))
水素化ナトリウム(鉱油中60%、7.1mg、0.178mmol)を、0℃のDMF(515μL)中のtert−ブチル4−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(27)(43mg、0.118mmol)の溶液に添加した。次いで、反応混合物を0℃で30分間攪拌した後、ヨードメタン(18μL、0.237mmol)を添加した。30分間攪拌した後、これを水およびEtOAcで希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、Biotage(DCM/EtOAc 99/1から90/10;12+Mカラム)を介して精製して、表題化合物を白色固体(35mg、78%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.71 (s, 9H), 3.78 (s, 1H), 6.68 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.94 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H).
(4−アミノ−3−メトキシ−N,N−ジメチルベンズアミド(29))
HATU(0.296g、0.778mmol)を、THF(1.617ml)中の、4−アミノ−3−メトキシ安息香酸(0.1g、0.598mmol)、DIPEA(0.156mL、0.897mmol)およびジメチルアミン(THF中2M、0.598mL、1.196mmol)の溶液に添加した。反応混合物を終夜攪拌した。次いで、これをEtOAcと水とに分配した。分離した有機相を水で洗浄し、NaSO上で乾燥させ、真空で蒸発させた。粗製物を、Biotage(DCM/EtOAc 60/40から40/60;25gカラム)を介して精製し、次いでSCX−2カラム上で濾過して、表題化合物を無色油(69mg、59%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 3.06 (s, 6H), 3.87 (s, 1H), 3.99 (br s, 2H), 6.65 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.89 (dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 1.7 Hz).
(3−((4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(30))
4−ヨード−1H−ピラゾール(0.826g、4.26mmol)(1)、3−(ブロモメチル)−5−メチルイソオキサゾール(0.75g、4.26mmol)および炭酸カリウム(1.18g、8.52mmol)を、乾燥DMF(8ml)に添加し、室温で16時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(20ml)で希釈し、水、ブラインで洗浄し、乾燥させた。有機溶液を真空濃縮し、残留物を、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中20%酢酸エチル)によって精製した。純粋画分により、表題化合物を白色粉末(0.7g、56.8%)として提供した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 2.4 (s, 3H) , 5.33 (s, 2H), 5.92 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.55 (s, 1H).
(5−メチル−3−((4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)イソオキサゾール(31))
3−((4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(30)(0.7g、2.42mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(0.326g、3.32mmol)をDMF(5ml)に溶解し、アルゴン下に置いた。ジイソプロピルアミン(0.47ml、3.3mmol)、ヨウ化銅(I)(30mg、0.16mmol)、トリフェニルホスフィン(126mg、0.242mmol)および酢酸パラジウム(40mg、0.16mmol)を添加し、フラスコをアルゴンでフラッシュした。反応物を60℃で1時間加熱した。これを室温に冷却し、水(20ml)および酢酸エチル(30ml)で希釈した。有機層を収集し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物を、DCM中5%酢酸エチルで溶離するフラッシュシリカクロマトグラフィーによって精製した。純粋画分により、表題化合物を褐色油として提供し、これを静置して凝固させた(550mg、88%)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): 0.21 (s, 9H), 2.38 (s, 3H) , 5.29 (s, 2H), 5.88 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.61 (s, 1H).
(3−((4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(32))
5−メチル−3−((4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)イソオキサゾール(31)(0.55g、2.12mmol)を3mlのTHFに溶解し、室温で攪拌した。次いで、攪拌溶液に、THF中TBAFの1M溶液(3ml、3mmol)を添加した。10分後、反応物を酢酸エチル(20ml)および水(20ml)で希釈した。有機溶液を収集し、乾燥させ、濃縮した。粗生成物を、DCM中5%酢酸エチルで溶離するショートシリカカラム上で精製した。純粋画分により、表題化合物を淡褐色固体(278mg、70%)として提供した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 2.38 (s, 3H) , 3 (s, 1H), 5.29 (s, 2H), 5.9 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.63 (s, 1H).
(3−((4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(33))
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(46mg、0.066mmol)を、DMF(5ml)中の、N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(8)(0.5g、1.32mmol)、3−((4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(32)(0.278g、1.48mmol)、トリエチルアミン(0.7g、7mmol)およびヨウ化銅(13mg、0.065mmol)の溶液に添加した。反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水(20ml)およびジクロロメタン(30ml)で希釈した。有機溶液を乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、フラッシュシリカクロマトグラフィー(ヘキサン中10から20%酢酸エチル)によって精製して、生成物を白色粉末(300mg、51.8%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 2.43 (s, 3H), 2.96 (s, 3H), 5.41 (s, 2H), 6.02 (s, 1H), 6.69 (s, 1H),7.78 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 8.22 (s, 1 H), 8.62 (s, 1H).
(tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(34))
3−((4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル))−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール(33)(0.3g、0.688mmole)をTHF(10mL)中で攪拌し、DBU(0.51mL、0.115g、0.75mmole)を添加した。反応物を40℃で1時間加温した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(30ml)および水(30ml)で希釈した。有機溶液を乾燥させ、真空濃縮した。残留物をジクロロメタンに溶解し、室温で攪拌した。二炭酸ジ−t−ブチル(218mg、1mmole)、続いてトリエチルアミン(100mg、1mmol)およびDMAPの結晶を添加した。反応物を室温で18時間攪拌した。反応物を真空濃縮し、残留物をフラッシュシリカクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン:トリエチルアミン 10:10:1)によって精製した。純粋画分により、表題化合物を淡白色粉末(2ステップにわたり140mg、44.4%)として提供した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.53 (s, 9H), 2.42 (s, 3H), 5.38 (s, 2H), 6.04 (s, 1H), 6.57 (s, 1H),7.68 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 8.19 (s, 1 H), 8.56 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−メトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(35))
tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10)(50mg、0.108mmole)に、4−メトキシアニリン(16mg、0.129mmole、1.2当量)、続いて炭酸セシウム(70mg、0.216mmole、2当量)およびキサントホス(6.2mg、0.0108mmole、10mole%)を添加した。ジオキサン(1.2mL)を添加し、フラスコを窒素で2回フラッシュした。Pd(dba)複合体(5mg、0.0054mmole、5mole%)を添加し、フラスコを窒素(×3)で再度フラッシュし、80℃で2時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(10mL)で希釈した。溶液を水(3mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させると、ガム状物が残った。これを、クロロホルム中、1mm、20×20cmシリカ分取プレートに塗布し、これを9:1 ジクロロメタン:酢酸エチルで溶離した。アセトンにより生成物バンドを回収した。溶液を蒸発させ、残留物をエタノールと共沸させると、表題化合物(37mg、68%)が残った。1H-NMR (d6-DMSO, 500MHz): δ 1.45 (s, 9H), 1.60 (s, 9H), 3.72 (s, 3H), 6.78 (d, J=0.63Hz, 1H), 6.87 (d, J=9.14Hz, 2H), 7.39 (t, J=0.95Hz, 1H), 7.48 (d, J=9.14Hz, 2H), 8.02 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.41 (d, J=0.95Hz, 1H), 8.43 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.73 (br s, 1H).
(tert−ブチル6−(4−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)フェニルアミノ)−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(36))
表題化合物は、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10)(70mg、0.15mmol)および4−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)アニリン(31.3mg、0.181mmol、1.2当量)から、調製35で記述されている方法を使用し、EtOAc:ヘキサン:トリエチルアミン 10:10:1で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、調製した(12mg、14.3%)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.49 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 5.2(s, 2H), 6.32 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 6.66 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.3Hz, 2H), 7.23 (d, J = 8.5Hz, 1H), 7.33 (m, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.45 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(チオモルホリノメチル)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート−S,S−ジオキシド(37))
表題化合物は、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10)(100mg、0.216mmol)および4−(4’−アミノベンジル)チオモルホリン 1,1−ジオキシド(62mg、0.26mmol、1.2当量)から、調製35で記述されている方法を使用し、EtOAc:ヘキサン:トリエチルアミン 10:10:1で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、調製した(80mg、59%)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.5 (s, 9H), 1.68 (s, 9H), 2.94 (m, 8H), 3.52(s, 2H), 3.62 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 6.64 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.06 (d, J = 8.3 Hz,1H,), 7.63 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 8.46 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(2−モルホリノエトキシ)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(38))
表題化合物は、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10)(100mg、0.216mmol)および4−(2−モルホリノエトキシ)アニリン(58mg、0.26mmol、1.2当量)から、調製35で記述されている方法を使用し、EtOAc:ヘキサン:トリエチルアミン 10:10:1で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、調製した(20mg、15%)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.45 (s, 9H), 1.67 (s, 9H), 2.58 (m, 4H), 2.8 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 3.73 (m, 4H), 4.11 (t, J = 5.8 Hz, 2H ), 6.54 (s, 1H), 6.6 (s, 1H), 6.91 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.37 (s, 1H), 7.8 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.39 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−シアノフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(39))
表題化合物は、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(10)(50mg、0.108mmol)および4−アミノベンゾニトリル(15.3mg、0.13mmol、1.2当量)から、調製35について記述されている方法を使用し、EtOAc:ヘキサン:トリエチルアミン 10:10:1で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して、調製した(9mg、17%)。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.53 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 6.62 (s, 1H), 6.93 (s, 1H), 7.48 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.57 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.54 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−メトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(40))
表題化合物は、化合物10および2−メトキシフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、48%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.53 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 3.92 (s, 3H), 6.58 (d, J=0.95Hz, 1H), 6.91-6.99 (m, 3H), 7.08 (br s, 1H), 7.66 (m, 1H), 7.83 (d, J=0.95Hz, 1H), 7.92-7.95 (m, 1H), 8.33 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.49 (d, J=0.95Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2,4−ジメトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(41))
表題化合物は、化合物(10)および2,4−ジメトキシフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、53%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.50 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 3.83 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 6.52 (dd, J=2.52, 8.51Hz, 1H), 6.56 (d, J=0.95Hz, 1H), 6.57 (d, J=2.52Hz, 1H), 6.66 (br s, 1H, NH), 7.43 (m, 1H), 7.67 (d, J=8.83Hz, 1H), 7.82 (m, 1H), 8.20 (d, J=0.95Hz, 1H), 8.43 (d, J=0.95Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(トリフルオロメチル)−フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(42))
表題化合物は、化合物(10)および4−トリフルオロメチルフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、63%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.53 (m, 9H), 1.70 (m, 9H), 6.61 (d, J=0.95Hz, 1H), 6.81 (br s, 1H), 7.47 (d, J=8.51Hz, 2H), 7.57 (d, J=8.20Hz, 2H), 7.73 (m, 1H), 7.83 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.23 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.52 (d, J=0.95Hz, 1H). 19F-NMR (CDCl3): δ -61.73.
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(43))
表題化合物は、化合物(10)および3,4−ジメトキシフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、71%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.46 (s, 9H), 1.68 (s, 9H), 3.90 (s, 3H), 3.91 (s, 3H), 6.45 (br s, 1H, NH), 6.56 (d, J=0.95Hz, 1H), 6.89 (m, 2H), 6.96 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.81 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.20 (d, J=0.95Hz, 1H), 8.42 (d, J=0.95Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−クロロ−4−メトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(44))
表題化合物は、化合物(10)および2−クロロ−4−メトキシフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、72%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.49 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 3.82 (s, 3H), 6.58 (br s, 1Hの上にd, J=0.95Hz, 1H), 6.86 (dd, J=2.84, 8.83Hz, 1H), 7.03 (d, J=2.84Hz, 1H), 7.38 (m, 1H), 7.73 (d, J=9.14Hz, 1H), 7.82 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.21 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.46 (d, J=0.63Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(45))
表題化合物は、化合物(10)および2−トリフルオロメチルフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、88%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.49 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 6.61 (d, J=0.95Hz, 1H), 6.82 (br s, 1H, NH), 7.12 (t, J=7.57Hz, 1H), 7.51 (t, J=8.20Hz, 1H), 7.61 (m, 1H), 7.65 (d, J=7.57Hz, 1H), 7.83 (d, J=0.63Hz, 1H), 7.89 (d, J=8.20Hz, 1H), 8.22 (d, J=0.95Hz, 1H), 8.50 (d, 0.95Hz, 1H). 19F-NMR (CDCl3): δ -61.43.
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−エトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(46))
表題化合物は、化合物(10)および2−エトキシフェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、33%収率で調製した。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.48 (t, J=6.94Hz, 3H), 1.54 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 4.14 (q, J=6.94Hz, 2H), 6.59(d, J=0.63Hz, 1H), 6.91-6.98 (m, 3H), 7.11 (br s, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.83 (d, J=0.63Hz, 1H), 7.91 (br d, J=8.20Hz, 1H), 8.33 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.49 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(47))
表題化合物は、化合物(10)および4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミンから、調製35について記述されている方法を使用して、86%収率で調製した。1H-NMR (d6-DMSO, 500MHz): δ 1.48 (s, 9H), 1.60 (s, 9H), 2.58 (s, 9H), 6.87 (d, J=0.63Hz, 1H), 7.61 (d, J=9.14Hz, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.90 (d, J=8.83Hz, 2H), 8.05 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.49 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.57 (d, J=0.95Hz, 1H), 9.67 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(48))
tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート10(50mg、0.108mmole)に、炭酸セシウム(70mg、0.216mmole、2当量)およびキサントホス(6.2mg、0.0108mmole、10mole%)、次いでジオキサン(0.7ml)中の2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(30.6mg、0.13mmole、1.2当量)の溶液を添加した。ジオキサン(0.5mL)を添加し、フラスコを窒素で2回フラッシュした。Pd(dba)複合体(5mg、0.0054mmole、5mole%)を添加し、フラスコを窒素(×3)で再度フラッシュし、80℃で4時間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(11mL)で希釈した。溶液を水(4mL)で洗浄した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。残留物を2つの1mm 20×20cmシリカ分取tlcプレートに塗布し、これを、10:1 酢酸エチル:メタノール中2Mアンモニアで溶離した。メタノール中少々の2Mアンモニアを含有するエタノールにより生成物バンドを回収した。これにより、(NMRにより)エタノール(35%)および残留アニリンを含有するガム状物60mgが得られた。このガム状物を、1つの1.5mmアルミナ分取tlcプレート(Merck)に塗布し、これを、30:1 ジクロロメタン:2−プロパノールで溶離した。ジクロロメタン中30%2−プロパノールにより生成物バンドを回収して、ガム状物36mgを得た。残留物をエーテルで粉砕して、(エーテルの除去後に)表題化合物を固体(22mg、33%)として得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.50 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 1.84-1.93 (m, 2H), 2.02-2.09 (m, 2H), 2.29-2.39 (m, 2Hの上にs, 3H), 2.71-2.80 (m, 2H), 3.87 (s, 3H), 4.26-4.32 (m, 1H), 6.53 (dd, J=2.52, 8.83Hz, 1H), 6.56 (d, J=0.63Hz, 1H), 6.58 (d, J=2.52Hz, 1H), 6.67 (s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.70 (d, J=8.51Hz, 1H), 7.81 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.20 (d, J=0.63Hz, 1H), 8.44 (d, J=0.95Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(49))
Pd(dba)(11.32mg、0.012mmol)を、tert−BuOH含有3%水(1.0mL)中の、tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−クロロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(17)(37mg、0.088mmol)、リン酸カリウム(62.1mg、0.29mmol)、4−アミノ−N,N−ジメチルベンズアミド(16.68mg、0.10mmol)およびジ−tBuX−Phos(15.75mg、0.037mmol)の混合物に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、80℃で1時間加熱した。さらなるパラジウム触媒(10.0mg)およびジ−tBuX−Phos(8.0mg)を添加し、反応混合物を、マイクロ波照射下、80℃で追加で70分間加熱した。最終部のパラジウム触媒(4.0mg)を添加し、反応混合物を、マイクロ波照射下、80℃で70分間加熱し、次いでこれを酢酸エチル(40mL)で希釈し、水(2×10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。残留物をシリカゲル(0.7g)に吸収させ、自由流動粉末を10gのアイソルートシリカカラムに置いた。ヘキサン中60%、70%、80%、90%酢酸エチルによる溶離により表題化合物(0.017g)を生じさせ、これは、1:1の比率でアニリン出発材料(4−アミノ−N,N−ジメチルベンズアミド)により汚染されていた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.53 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 3.10 (s, 6H), 6.60 (d, J = 0.6 Hz), 6.73 (br s, 1H), 7.39 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.70 (s, 1H), 7.83 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.50 (d, J = 0.8 Hz, 1H).出発材料4−アミノ−N,N−ジメチルベンズアミドの構造と一致する下記のピークも存在していた:3.06 (s, 6H), 3.84 (br s, 2H), 6.66 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 8.6 Hz, 2H).
(tert−ブチル6−(4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(50))
表題化合物は、化合物(17)および4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)アニリンから、化合物(49)について記述されている方法を使用して、27%収率で調製した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.47 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 2.17 (s, 3H), 3.13 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.15 (t, J = 5.3 Hz, 2H), 3.65 (t, J = 5.8 Hz, 2H), 3.81 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 6.45 (br s, 1H), 6.56 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.29 (d, J = 8.9 Hz, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.81 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 0.4 Hz, 1H), 8.41 (d, J = 0.8 Hz, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(51))
表題化合物は、化合物(17)および4−(2−メトキシエトキシ)アニリンから、化合物(49)について記述されている方法を使用して、27%収率で調製した。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 1.45 (s, 9H), 1.60 (s, 9H), 3.31 (s, 3H), 3.64 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 4.04 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 6.79 (s, 1H), 6.88 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.40 (s, 1H), 7.48 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 8.01 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.41 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.74 (s, 1H).
(tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(4−(モルホリノメチル)フェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(52))
表題化合物は、化合物(17)および4−(モルホリノメチル)アニリンから、化合物(49)について記述されている方法を使用して、19%収率で調製した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.51 (s, 9H), 1.69 (s, 9H), 2.47 (br t, J = 4.2 Hz, 4H), 3.49 (s, 2H), 3.72 (t, J = 4.7 Hz, 4H), 6.58 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 6.66 (s, 1H), 7.31 (br s, 4H), 7.61 (s, 1H), 7.82 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 0.5 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 0.7 Hz, 1H).
(tert−ブチル4−(6−(4−フルオロフェニルアミノ)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(53))
Pd(dba)(9.2mg、0.01mmol)を、t−BuOH含有水(3%)(1.1mL)中の、tert−ブチル4−(6−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(15)(40mg、0.101mmol)、炭酸セシウム(131mg、0.403mmol)、4−フルオロアニリン(19μL、0.202mmol)およびジ−tBuX−Phos(17.1mg、0.040mmol)の混合物に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、80℃で1.5時間加熱した。次いでこれをEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。次いで、残留物を分取TLC(DCM/MeOH、95/5)によって精製して、若干の出発材料と混合された20mgの表題化合物を生じさせた。この混合物を、さらに精製することなく次のステップにおいて使用した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.69 (s, 9H), 2.90 (s, 3H), 6.69 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.05-7.09 (m, 2H), 7.33-7.37 (m, 2H), 7.46 (br m, 1H), 7.93 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.35 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.48 (m, 1H).
(tert−ブチル4−(6−(5−フルオロピリジン−2−イルアミノ)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(54))
Pd(dba)(9.0mg、0.01mmol)を、t−BuOH含有水(3%)(1.1mL)中の、tert−ブチル4−(6−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(15)(39mg、0.098mmol)、炭酸セシウム(128mg、0.393mmol)、2−アミノ−5−フルオロピリジン(22mg、0.197mmol)およびジ−tBuX−Phos(16.7mg、0.039mmol)の混合物に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、80℃で1.5時間加熱した。次いでこれをEtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機抽出物をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。次いで、残留物を分取TLC(DCM/MeOH、95/5)によって精製して、若干の2−アミノ−5−フルオロピリジンと混合された17mgの表題化合物を生じさせた。この混合物を、さらに精製することなく次のステップにおいて使用した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.70 (s, 9H), 2.97 (s, 3H), 6.72 (d, J = 0.9 Hz), 7.37-7.41 (m, 1H), 7.52-7.56 (m, 1H), 7.62 (br s, 1H), 7.95 (m, 1H), 8.17-8.19 (m, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.38 (s, 1H), 8.54 (d, J = 0.9 Hz, 1H).
(tert−ブチル4−(6−(3,4−ジメトキシフェニルアミノ)−1−メチル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(55))
Pd(dba)(9.2mg、0.01mmol)を、ジオキサン(1.1mL)中の、tert−ブチル4−(6−ブロモ−1−メチル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(28)(38mg、0.101mmol)、炭酸セシウム(66mg、0.201mmol)、3,4−ジメトキシアニリン(18.5mg、0.121mmol)およびキサントホス(11.7mg、0.020mmol)の混合物に添加した。反応混合物を80℃で19時間加熱した。次いで、反応混合物を濾過し、溶液を減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM/MeOH 95/5)によって精製して、表題化合物を暗赤色固体(5mg、11%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 1.71 (s, 9H), 3.50 (s, 1H), 3.89 (s, 1H), 3.91 (s, 1H), 6.48 (s, 1H), 6.57 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 6.64 (m, 1H), 6.89 (m, 2H), 6.92 (m, 1H), 7.91 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 0.6 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H).
下記の調製は、調製29について記述されている方法に従い、必要とされる安息香酸およびアミンを使用して行った。使用した精製方法は以下で記述する通りである:
方法A:DCM中1から10%MeOH/NH水溶液 10/1で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法B:DCM/EtOAc 90/10から70/30で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてシクロヘキサン/EtOAc 70/30から50/50で溶離する第二のbiotage。
方法C:DCM/EtOAc 90/10で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてSCX−2カラムに通す濾過。
方法D:DCM中1から10%MeOH/NH水溶液 10/1で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法E:DCM/EtOAc 80/20から60/40で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法F:シクロヘキサン/EtOAc 50/50から0/100で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてSCX−2カラムに通す濾過。
方法G:SCX−2カラムに通す濾過、続いてクロロホルム中10%(MeOH中2Mアンモニア)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法H:EtOAc中3〜20%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法I:酢酸エチル/ジクロロメタン(1:1)、続いて酢酸エチル中1%および2.5%メタノール/ジクロロメタン(1:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
Figure 0006027989
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(調製74:4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン)
四臭化炭素(0.543g、1.638mmol)およびトリフェニルホスフィン(0.430g、1.638mmol)を、THF(5.46mL)中の(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)メタノール(0.2g、1.092mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、減圧下で濃縮し、(シクロヘキサン/EtOAc 99/1から80/20)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を黄色固体(220mg、82%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 4.00 (s, 3H), 4.48 (s, 2H), 7.06 (dd, J = 8.3, 1.7Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.7Hz, 1H), 7.84 (d, J = 8.3Hz, 1H)
LC (方法B) tR2.62分.
(調製75:4−(3−メトキシ−4−ニトロベンジル)チオモルホリン−1,1−ジオキシド)
チオモルホリン1,1−ジオキシド(0.242g、1.788mmol)およびトリエチルアミン(0.19mL、1.341mmol)を、THF(2.2mL)中の4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(調製74、0.22g、0.894mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、減圧下で濃縮し、(DCM/EtOAc 99/1から90/10)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(242mg、90%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.00-3.04 (m, 4H), 3.09-3.12 (m, 4H), 3.71 (s, 2H), 3.98 (s, 3H), 7.01 (m, 1H), 7.09 (m, 1H), 7.84 (d, J = 8.2Hz, 1H). LC (方法C)-MS (ESI, m/z) tR 2.03分, 301 [(M+H+), 100%].
(調製76:2−メトキシ−4−(チオモルホリノメチル)アニリン−S,S−ジオキシド)
10%Pd炭素(6mg、0.433mmol)を、EtOH(1mL)中の4−(3−メトキシ−4−ニトロベンジル)チオモルホリン−1,1−ジオキシド(調製75、130mg、0.433mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、水素雰囲気下、室温で終夜攪拌した後、セライトのパッド上で濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、(DCM/EtOH 99/1から95/5、12gカラム)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を無色油(49mg、42%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.95-2.99 (m, 4H), 3.04-3.07 (m, 4H), 3.55 (s, 2H), 3.81 (br s, 2H), 3.87 (s, 3H), 6.66 (d, J = 7.8Hz, 1H), 6.70 (dd, J = 7.8, 1.6Hz, 1H), 6.75 (d, J = 1.6Hz, 1H).
(調製77:4−アミノ−3−クロロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド)
ジメチルアミン溶液(MeOH中2M、5.37mL、10.7mmol)中の4−アセトアミド−3−クロロベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.96g、3.58mmol)の懸濁液を、室温で2.5時間攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、次いで残留物をMeOH(17.9mL)に再溶解した。MeOH中1M HCl溶液(5.37mL、5.37mmol)を添加し、反応混合物を6時間還流させた後、減圧下で濃縮した。残留物を、(シクロヘキサン/EtOAc 80/20から60/40)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(133mg、16%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 2.70 (s, 6H), 4.54 (br s, 2H), 6.83 (d, J = 8.5Hz, 1H), 7.48 (dd, J = 8.5, 2.1Hz, 1H), 7.70 (d, J = 2.1Hz, 1H).
LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.24分, 235 [(M+H+), 100%].
(調製78:6−ブロモ−1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
水素化ナトリウム(鉱油中60%、10.8mg、0.271mmol)を、DMF(780mL)中の6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、50mg、0.180mmol)の溶液に添加した。次いで、反応混合物を室温で15分間攪拌した後、(ブロモメチル)シクロペンタン(44mg、0.271mmol)を添加した。次いで、反応混合物を室温で終夜および60℃で24時間攪拌した。水素化ナトリウム(鉱油中60%、5mg、0.125mmol)を添加し、反応物を60℃でさらに7時間攪拌した。次いで、反応混合物を水およびEtOAcで希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生物を、(DCM/EtOAc 99/1から80/20)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を無色油(45mg、69%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 1.10-1.19 (m, 2H), 1.46-1.64 (m, 6H), 2.24-2.33 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 4.09 (d, J = 7.6Hz, 2H), 6.53 (d, J = 0.9Hz, 1H), 7.45 (t, J = 0.9Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.68 (s, 1H), 8.60 (d, J = 0.9Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 3.03分, 359 [(M+H+), 100%].
(調製79:6−ブロモ−3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
NCS(48mg、0.361mmol)を、DMF(1.1mL)中の6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、100mg、0.361mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で終夜攪拌した後、SCX−2カラム上で濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、(DCM/EtOH 99/1から95/5)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(86mg、76%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD) d 4.01 (s, 3H), 7.54 (d, J = 0.8Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.47 (d, J = 0.8Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.84分, 312 [(M+H+), 100%].
(調製80:tert−ブチル6−ブロモ−3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
DMAP(1.0mg、8.34μmol)を、EtOAc(673mL)およびDMF(500mL)中の、6−ブロモ−3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製79、26mg、0.083mmol)、トリエチルアミン(17.5mL、0.125mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(27mg、0.125mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で終夜攪拌した。次いで、さらなる二炭酸ジ−tert−ブチル(27.3mg、0.125mmol)を添加した。反応混合物をさらに5時間攪拌した後、EtOAcで希釈し、水で洗浄した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、(DCM/EtOAc 99/1から80/20)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(25mg、73%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 1.51 (s, 9H), 4.02 (s, 3H), 7.63 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 8.26 (d, J = 0.8Hz, 1H), 8.63 (d, J = 0.8Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR3.31分, 411 [(M+H+), 100%].
(調製81:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
NaHMDS(173mL、0.173mmol)を、DMF(630mL)中の6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、40mg、0.144mmol)の溶液に添加した。反応混合物を60℃で15分間攪拌した後、(ブロモメチル)シクロプロパン(21mL、0.217mmol)を添加した。次いで、反応物を60℃で24時間攪拌した後、水およびEtOAcで希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製生物を、DCM/EtOAc(99/1から80/20)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、無色油を表題化合物(29mg、61%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 0.21-0.24 (m, 2H), 0.52-0.56 (m, 2H), 1.08-1.15 (m, 1H), 4.02 (s, 3H), 4.06 (d, J = 6.3Hz, 2H), 6.54 (d, J = 0.9Hz, 1H), 7.45 (t, J = 0.9Hz, 1H), 7.61 (d, J = 0.8Hz, 1H), 7.70 (d, J = 0.8Hz, 1H), 8.60 (d, J = 0.9Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.64分, 331 [(M+H+), 100%].
(調製82:4−アミノ−3,5−ジクロロ−N,N−ジメチルベンズアミド)
NCS(38mg、0.288mmol)を、MeCN(520mL)中の4−アミノ−3−クロロ−N,N−ジメチルベンズアミド(52mg、0.262mmol)の溶液に添加した。反応混合物を1時間還流させた後、真空下で濃縮した。残留物を、(シクロヘキサン/EtOAc 80/20から60/40)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(57mg、93%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 3.06 (s, 6H), 4.68 (br s, 2H), 7.34 (s, 2H). LC (方法D)-MS (ESI, m/z) tR 1.50分, 233 [(M+H+), 100%].
(調製83:2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン)
(方法B)
PdCl(dppf).CHCl(0.040g、0.049mmol)を、THF/HO(3/1、2.157mL)中の、4−ブロモ−2−クロロアニリン(0.102g、0.494mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.134g、0.642mmol)および炭酸ナトリウム(0.115g、1.087mmol)の溶液に添加した。反応混合物を終夜還流させた。次いでそれをEtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、(シクロヘキサン/EtOAc 80/20から60/40)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(62mg、60%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.92 (s, 3H), 4.05 (br s, 2H), 6.76 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 8.2, 2.0Hz, 1H), 7.36 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.65 (s, 1H); LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.23分, 208 [(M+H+), 100%].
(調製84:6−ブロモ−1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
NaHMDS(THF中1M溶液、217mL、0.217mmol)を、DMF(790mL)中の6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、50mg、0.180mmol)の溶液に添加した。次いで、反応混合物を室温で10分間攪拌した後、(ブロモメチル)シクロヘキサン(38mL、0.271mmol)を添加し、60℃で終夜攪拌した。次いで、NaH(鉱油中60%)(14.4mg、0.361mmol)およびブロモメチルシクロヘキサン(76mL、0.542mmol)を添加した。反応混合物を60℃で1時間攪拌した後、水およびEtOAcで希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製物を、(DCM/EtOAc 99/1から80/20)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を無色油(40mg、59%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) d 0.84-0.94 (m, 2H), 1.06-1.17 (m, 3H), 1.43-1.50 (m, 2H), 1.61-1.69 (m, 3H), 1.70-1.78 (m, 1H), 3.95 (d, J = 7.5Hz, 2H), 4.02 (s, 3H), 6.52 (d, J = 0.9Hz, 1H), 7.41 (t, J = 0.9Hz, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 8.58 (d, J = 0.9Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 3.14分, 373 [(M+H+), 100%].
(調製85:2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アニリン)
(方法C)
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.046g、0.039mmol)を、DME/HO 3/1(2.00mL)中の、2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(0.1g、0.394mmol)、3−ヨード−1−メチル−1H−ピラゾール(0.123g、0.592mmol)および炭酸ナトリウム(0.125g、1.183mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、135℃で1時間加熱した後、EtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、(シクロヘキサン/EtOAc 80/20から60/40)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を黄色固体(60mg、73%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.93 (s, 3H), 4.09 (br s, 2H), 6.42 (d, J = 2.3Hz, 1H), 6.79 (d, J = 8.3Hz, 1H), 7.34 (d, J = 2.3Hz, 1H), 7.50 (dd, J = 8.3, 2.0Hz, 1H), 7.71 (d, J = 2.0Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR2.35分, 208 [(M+H+), 100%].
(調製86:2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)アニリン)
方法C(調製85)に従い、5−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールを使用して調製した。DCM/EtOH 99/1から95/5で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(50mg、61%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.62 (s, 3H), 4.23 (br s, 2H), 6.81 (d, J = 8.3Hz, 1H), 7.01 (d, J = 1.2Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.2, 2.0Hz, 1H), 7.27 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.47 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 0.93分, 208 [(M+H+), 100%].
(調製87:2−クロロ−4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アニリン)
NCS(0.077g、0.574mmol)を、DMF(1.1mL)中の4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)アニリン(0.1g、0.574mmol)の溶液に添加した。反応混合物を90℃で1時間加熱し、次いで真空下で濃縮した。残留物を、(DCM/EtOH 99/1から90/10)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(97mg、81%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD) d 3.78 (s, 3H), 6.95 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.38 (dd, J = 8.4, 2.0Hz, 1H), 7.58 (d, J = 2.0Hz, 1H), 8.48 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR1.25分, 209 [(M+H+), 100%].
(調製88:2−クロロ−4−(ピリジン−3−イル)アニリン)
方法C(調製85)に従い、4−ブロモ−2−クロロアニリンおよびピリジン−3−イルボロン酸を使用して調製した。DCM/EtOH 99/1から97/3で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製し、SCX−2カラム上で濾過して、表題生成物を黄色油(93mg、94%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.96 (br s, 2H), 6.87 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 8.2, 2.2Hz, 1H), 7.35 (ddd, J = 7.9, 4.8, 1.0Hz, 1H), 7.51 (d, J = 2.2Hz, 1H), 7.80 (ddd, J = 7.9, 2.3, 1.6Hz, 1H), 8.54 (dd, J = 4.8, 1.6Hz, 1H), 8.79 (dd, J = 2.3, 1.0Hz, 1H).
LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 1.41分, 205 [(M+H+), 100%].
(調製89:2−クロロ−4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン)
方法C(調製85)に従い、DME/MeOH 2/1中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、4−ブロモ−1,5−ジメチル−1H−ピラゾールを使用して調製した。シクロヘキサン/EtOAc 80/20から70/30で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(61mg、70%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.35 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 4.07 (br s, 2H), 6.81 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.07 (dd, J = 8.2, 2.0Hz, 1H), 7.26 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.49 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.42分, 222 [(M+H+), 100%].
(調製90:2−クロロ−4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル))
方法C(調製85)に従い、DME/MeOH 2/1中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、4−ブロモ−1,3−ジメチル−1H−ピラゾールを使用して調製した。シクロヘキサン/EtOAc 80/20から70/30で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を黄色油(52mg、60%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.37 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 4.07 (br s, 2H), 6.80 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.2, 2.0Hz, 1H), 7.28 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.34 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.42分, 222 [(M+H+), 100%].
(調製91:2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)アニリン)
方法C(調製85)に従い、DME/MeOH 2/1中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、2−ヨード−1−メチル−1H−イミダゾールを使用して調製した。DCM/EtOH 99/1から97/3で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製し、SCX−2カラム上で濾過して、表題生成物を無色油(68mg、83%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.74 (s, 3H), 4.15 (br s, 2H), 6.87 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.00 (d, J = 1.3Hz, 1H), 7.08 (d, J = 1.3Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 8.4, 2.0Hz, 1H), 7.48 (d, J = 2.0Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR0.89分, 208 [(M+H+), 100%].
(調製92:2−クロロ−4−(5−メチルイソオキサゾール−4−イル)アニリン)
方法B(調製83)に従い、DME/HO 1/1(1.4mL)中、4−ヨード−5−メチルイソオキサゾールおよび2−クロロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリンを使用して調製した。反応混合物を80℃で7時間攪拌した後、EtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、シクロヘキサン/EtOAc 99/1から80/20で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を無色油(36mg、44%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.54 (s, 3H), 4.16 (br s, 2H), 6.83 (d, J = 8.2Hz, 1H), 7.09 (dd, J = 8.2, 2.0Hz, 1H), 7.27 (d, J = 2.0Hz, 1H), 8.28 (s, 1H).
LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.57分, 209 [(M+H+), 100%].
(調製93:2−クロロ−4−(チアゾール−5−イル)アニリン)
方法C(調製85)に従い、DME/MeOH 2/1中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、5−ブロモチアゾールを使用して調製した。シクロヘキサン/EtOAc 90/10から70/30で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を無色油(65mg、78%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 4.22 (br s, 2H), 6.80 (d, J = 8.3Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.3, 2.1Hz, 1H), 7.49 (d, J = 2.1Hz, 1H), 7.95 (d, J = 0.8Hz, 1H), 8.69 (d, J = 0.8Hz, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.54分, 211 [(M+H+), 100%].
(調製94:2−クロロ−4−(オキサゾール−5−イル)アニリン)
酢酸パラジウム(5.4mg、0.024mmol)を、DMA(2.4mL)中の、4−ブロモ−2−クロロアニリン(0.1g、0.484mmol)、オキサゾール(0.064mL、0.969mmol)、ジ(1−アダマンチル)−n−ブチルホスフィン(0.017g、0.048mmol)、ピバル酸(0.020g、0.194mmol)および炭酸カリウム(0.201g、1.453mmol)の溶液に添加した。反応混合物を110℃で終夜加熱した後、EtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、(シクロヘキサン/EtOAc 80/20から60/40)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(35mg、37%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 4.25 (br s, 2H), 6.82 (d, J = 8.3Hz, 1H), 7.20 (s, 1H), 7.38 (dd, J = 8.3, 2.0Hz, 1H), 7.58 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.87 (s, 1H).
LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.47分, 195 [(M+H+), 100%].
(調製95:4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メトキシアニリン)
マイクロ波バイアルに、5−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(230mg、1.31mmol)、2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(393mg、1.58mmol)、Pd(PPh(152mg、0.13mmol)、CsF(599mg、3.94mmol)およびDME/MeOH 3/1(4mL)を添加した。混合物を、マイクロ波中、150℃で1時間加熱した。次いで、反応混合物を濾過し、シリカゲル上に濃縮し、(EtOAc/MeOH 100/0から96/4)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題生成物を薄褐色油(120mg、42%)として得た。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 2.43 (s, 3H), 3.48 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 6.73-6.78 (m, 3H), 6.87 (s, 1H). LC (方法A)-MS (ESI, m/z) tR 0.49分, 218 [(M+H+), 100%].
(調製96:2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)アニリン)
DMF(10ml)中の、2−クロロ−4−ヨードアニリン(2g、7.9mmol)、1,2,4−トリアゾール(0.62g、9mmol)およびヨウ化銅(0.15g、0.79mmol)を、140℃に加熱し、乾燥窒素下で72時間攪拌した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(50ml)で希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空下で除去し、残留物を、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色粉末(1.2g、78%)として得た。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ4.43 (s, 2H), 6.76 (d, J= 8.7Hz, 1H), 7.23 (dd, J= 2.5Hz, 8.6Hz, 1H), 7.48 (d, J= 2.4Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 8.36 (s, 1H).
(調製97:2−クロロ−4−(ジフルオロメトキシ)アニリン)
N−クロロスクシンイミド(0.84g、6.28mmol)を、アセトニトリル(10ml)中の4−(ジフルオロメトキシ)アニリン(1g、6.28mmol)の溶液に添加した。反応物を3時間還流させ、次いで室温に冷却した。溶媒を真空で除去し、残留物を、ヘキサン中20%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を暗桃色液体(0.65g、53.4%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 4.02 (s, 2H), 6.24 (t, J= 74Hz, 1H), 6.72 (d, J=8.7, 1H), 6.89 (dd, J= 2.7Hz, 8.8Hz, 1H), 7.11 (d, J= 2.6Hz, 1H).
(調製98:2−ブロモ−N,N−ジメチルアセトアミド)
2−ブロモ酢酸(1g、7.2mmol)を、乾燥ジクロロメタン(10ml)に溶解した。攪拌溶液に、塩化オキサリル(1g、7.92mmol)、続いてDMF(1滴)を添加し、反応物を室温で1時間攪拌させた。ジメチルアミンの溶液(5mlのTHF中2M溶液、10mmol)を添加した。1時間後、反応物を真空濃縮し、SCX−2カラムに塗布した。カラムを、クロロホルム中30%メタノールで溶離した。溶媒を真空で除去し、粗生成物を、未希釈の酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色粉末(0.82g、68.6%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ2.97 (s, 3H), 3.1 (s, 3H), 3.86 (s, 2H).
(調製99:2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド)
4−ヨード−1H−ピラゾール(0.95g、4.94mmol)および2−ブロモ−N,N−ジメチルアセトアミド(調製98、0.82g、4.94mmol)を、乾燥DMF(10ml)に溶解した。攪拌溶液に炭酸カリウム(1g、7.35mmol)を添加し、反応混合物を24時間攪拌した。固体を濾過し、溶液をジクロロメタン(50ml)および水(30ml)で希釈した。有機溶液を収集し、乾燥させ、真空濃縮した。粗製物を、未希釈の酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色結晶性固体(1.1g、80%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3 (s, 3H), 3.09 (s, 3H), 5 (s, 2H), 7.54 (s, 1H), 7.6 (s, 1H).
(調製100:N,N−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトアミド)
2−(4−ヨード−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド(調製99、0.68g、2.42mmol)およびトリメチルシリルアセチレン(0.326g、3.32mmol)を乾燥DMF(5ml)に溶解し、アルゴン下に置いた。ジイソプロピルアミン(0.47ml、3.3mmol)、ヨウ化銅(1)(30mg、0.16mmol)、トリフェニルホスフィン(126mg、0.242mmol)および酢酸パラジウム(40mg、0.16mmol)を添加し、フラスコをアルゴンでフラッシュした。反応物を60℃に1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチル(30ml)で希釈した。有機溶液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空で除去し、粗製物を、未希釈の酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色粉末(0.55g、91%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ0.21 (s, 9H), 2.96 (s, 3H), 3.04 (s, 3H), 4.92 (s, 2H), 7.59 (s, 1H), 7.65 (s, 1H).
(調製101:2−(4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド)
N,N−ジメチル−2−(4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセトアミド(調製100、0.55g、2.2mmol)を、乾燥THF(10ml)に溶解した。次いで、攪拌溶液に、THF中TBAFの溶液(2.4mlのTHF中1M溶液、2.4mmol)を添加した。20分後、反応物を真空濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶かした。有機溶液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。次いで、有機溶液を真空濃縮し、粗生成物を、未希釈の酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を淡褐色粉末(0.3g、77%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ2.98 (s, 3H), 3.01 (s, 1H), 3.07 (s, 3H), 4.95 (s, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.69 (s, 1H).
(調製102:2−(4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド)
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(69mg、0.099mmol)を、DMF(5ml)中の、N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(調製8、0.5g、1.98mmol)、2−(4−エチニル−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド(調製101、0.3g、1.7mmol)、トリエチルアミン(1.05g、1.05mmol)およびヨウ化銅(19.5mg、0.098mmol)の溶液に添加した。反応混合物を60℃で1時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を真空で除去し、粗生成物を、酢酸エチル中10から20%メタノールの勾配で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色粉末(0.3g、88%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, d6-DMSO): δ 2.86 (s, 3H), 3.04 (s, 1H), 3.42 (s, 3H), 5.2 (s, 2H), 6.96 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 8.05 (s, 2H), 8.72 (s, 1H).
(調製103:1−(4−アミノ−3−クロロフェニル)ピロリジン−2−オン)
1−(4−アミノフェニル)ピロリジン−2−オン(0.3g、1.7mmol)およびN−クロロスクシンイミド(0.227g、1.7mmol)を、アセトニトリル(10ml)に溶解した。反応物を攪拌し、2時間加熱還流した。溶媒を真空で除去し、残留物を、ジクロロメタン中50%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色粉末(0.16g、44.6%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ2.14 (m, 2H), 2.57 (t, J= 8.3Hz, 2H), 3.77 (t, J= 7.1Hz, 2H), 6.75 (d, J=8.7Hz, 1H), 7.31 (dd, J= 2.5Hz, 8.7Hz, 1H), 7.48 (d, J= 2.5Hz, 1H), 8.8 (s, 2H).
(調製104:4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン)
四臭化炭素(1.63g、4.9mmol)およびトリフェニルホスフィン(1.29g、4.9mmol)を、THF(15mL)中の(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)メタノール(0.6g、3.3mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で24時間攪拌した後、減圧下で濃縮し、ヘキサン中20%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物(0.67g、95%)を生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ4.00 (s, 3H), 4.48 (s, 2H), 7.04 (dd, J = 8.3Hz, 1.7 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 1.7Hz, 1H), 7.83(d, J = 8.3Hz, 1H).
(調製105:1−(3−メトキシ−4−ニトロベンジル)ピロリジン)
ピロリジン(0.2g、2.8mmol)およびトリエチルアミン(0.28g、2.8mmol)を、THF(5mL)中の4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(調製104、0.22g、0.894mmol)の溶液に添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌した後、減圧下で濃縮し、酢酸エチル中10%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を淡黄色粉末(0.18g、94%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.8 (t, J=6.7Hz, 4H), 2.51 (t, J=6.7Hz, 4H), 3.65 (s, 2H), 3.96 (s, 3H), 6.96 (dd, J = 9.7 Hz, 1.5Hz 1H), 7.12 (s, 1H), 7.8(d, J=8.3Hz, 1H)
(調製106:2−メトキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)アニリン)
10%Pd炭素(12mg、0.866mmol)を、EtOH(3mL)中の1−(3−メトキシ−4−ニトロベンジル)ピロリジン(調製105、180mg、0.76mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、次いで、水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応物をセライトのパッド上で濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を、ジクロロメタン中5%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を無色油(0.12g、76.3%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.79 (t, J=6.7Hz, 4H), 2.5 (t, J=6.7Hz, 4H), 3.53 (s, 2H), 3.75 (s, br, 2H), 3.86 (s, 3H), 6.65 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 6.72 (d, J= 9.3Hz, 1H), 6.81(d, J=1.5Hz, 1H).
(調製107:tert−ブチル3−メトキシ−4−ニトロベンジル(メチル)カルバメート)
乾燥THF(5ml)中の4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(調製104、0.2g、0.813mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン(0.1g、1mmol)、続いてTHF中メチルアミンの溶液(0.5mlの2M溶液、1mmol)を添加した。室温で1時間攪拌した後、溶媒を真空で除去し、粗生成物をジクロロメタン(5ml)に溶解した。次いで、攪拌溶液に、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.22g、1mmol)を添加した。1時間後、溶媒を減圧下で除去し、粗製物を、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(chromatograohy)で精製して、表題化合物を無色ガム状物(0.185g、77%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) δ1.48 (s, 9H), 2.83 (s, 3H), 3.93 (s, 3H), 4.45 (s, 2H), 6.85 (d, J = 8.1Hz, 1H), 6.87 (s, br, 1H), 7.81 (d, J = 8.2 Hz, 1H).
(調製108:tert−ブチル4−アミノ−3−メトキシベンジル(メチル)カルバメート)
10%Pd炭素(12mg、0.866mmol)を、EtOH(3mL)中のtert−ブチル3−メトキシ−4−ニトロベンジル(メチル)カルバメート(調製107、185mg、0.62mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、次いで、水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応物をセライトのパッド上で濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(0.16g、96%)を生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.5 (s, 9H), 2.8 (s, br, 3H), 3.83 (s, 3H), 3.9 (s, br, 2H), 4.31 (s, br, 2H), 6.68 (m, 3H).
(調製109:1−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルメタンアミン)
乾燥THF(5ml)中の4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(調製104、0.2g、0.813mmol)の攪拌溶液に、トリエチルアミン(0.1g、1mmol)、続いてTHF中ジメチルアミンの溶液(0.5mlの2M溶液、1mmol)を添加した。室温で1時間攪拌した後、溶媒を真空で除去し、粗生成物を、酢酸エチル中10%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色粉末(0.16g、94%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ2.24 (s, 6H), 3.45 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 6.92 (dd, J = 1.5Hz, 8.3Hz, 1H), 7.12 (s, 1H), 7.78 (d, J = 8.3 Hz, 1H)
(調製110:4−((ジメチルアミノ)メチル)−2−メトキシアニリン)
10%Pd炭素(12mg、0.866mmol)を、EtOH(3mL)中の1−(3−メトキシ−4−ニトロフェニル)−N,N−ジメチルメタンアミン(調製109、160mg、0.76mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、次いで、水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した後、セライトのパッド上で濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(0.135g、98%)を生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ2.23 (s, 6H), 3.33 (s, 2H), 3.75 (s, br, 2H), 3.86(s, 3H), 6.66(m, 2H), 6.79 (s, 1H).
(調製111:ジ−tert−ブチル3−メトキシ−4−ニトロベンジルビスカルバメート)
4−(ブロモメチル)−2−メトキシ−1−ニトロベンゼン(調製104、246mg、1mmol)、イミノジカルボン酸ジ−tert−ブチル(217mg、1mmol)および炭酸カリウム(280mg、2mmol)を、乾燥DMF(5ml)に添加した。反応物を室温で24時間攪拌した。固体を濾過し、有機溶液を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗製物を、ジクロロメタン中50%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色粉末(320mg、84%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 1.47 (s, 6H), 3.93 (s, 3H), 4.8 (s, 2H), 6.95 (d, J = 8.1Hz, 1H), 7.05 (s, 1H), 7.82(d, J = 8.1 Hz, 1H)
(調製112:ジ−tert−ブチル−4アミノ−3−メトキシベンジルビスカルバメート)
10%Pd炭素(12mg、0.866mmol)を、EtOH(3mL)中のジ−tert−ブチル3−メトキシ−4−ニトロベンジルビスカルバメート(調製111、320mg、0.76mmol)の溶液に添加した。反応混合物を脱気し、次いで、水素雰囲気下、室温で1時間攪拌した。反応物をセライトのパッド上で濾過し、減圧下で濃縮して、表題化合物(0.29g、98%)を生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.46 (s, 18H), 3.82 (s, 3H), 4.67 (s, 2H), 5.4 (s, br, 2H), 6.88 (d, J = 8.1Hz, 1H), 6.85 (s, br, 1H), 6.94(d, J = 8.2 Hz, 1H).
(調製113:2−(3−アミノフェノキシ)アセトニトリル)
2−ブロモアセトニトリル(0.22g、1.83mmol)、3−アミノフェノール(0.2g、1.83mmol)および炭酸カリウム(0.5g、3.67mmol)を、乾燥DMF(10ml)中で合わせた。反応物を室温で24時間攪拌した。反応物を水および酢酸エチルで希釈した。有機溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、ジクロロメタン中50%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を無色油(0.16g、58.9%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 3.76 (s, br, 2H), 4.69 (s, 2H), 6.29 (d, J= 2.3Hz, 1H), 6.37 (dd, J=2.3Hz, 8.1Hz, 1H), 6.41 (dd, J=2.3Hz, 8.1Hz, 1H), 7.1 (t, J=8.1Hz, 1H).
(調製114:6−ブロモ−1−(4−フルオロベンジル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
(方法A)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、50mg、0.18mmol)を、乾燥DMF(1ml)に溶解した。溶液を脱気し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(0.27mlのTHF中1M溶液、0.27mmol)を添加した。20分間の反応後、1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(51mg、0.27mmol)を添加し、反応物を60℃に3時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色泡状物(50mg、71.9%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 3.92 (s, 3H), 5.31 (s, 2H), 6.62 (s, 1H), 6.93 (m, 2H), 7.02 (m, 2H), 7.27 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 8.63 (s, 1H).
(調製115:6−ブロモ−1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
方法A(調製114)に従い、(ブロモメチル)シクロヘキサンを使用して調製した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色泡状物(52mg、64.3%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ0.87 (m, 2H), 1.09 (m, 3H), 1.44 (m, 2H), 1.65 (m, 4H), 3.93 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 4 (s, 3H), 6.5 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.39 (t, J = 0.9 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 8.56 (d, J = 0.9 Hz, 1H).
(調製116:シクロペンチル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
方法A(調製114)に従い、シクロペンチルクロロホルメートを使用して調製した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(56mg、80%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3) 1.67 (m, 4H), 1.8 (m, 2H), 1.93 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 5.4 (q, J = 5.8 Hz, 1H), 6.55 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 8.14 (s. 1H), 8.53 (s, 1H).
(調製117:6−ブロモ−1−シクロペンチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
方法A(調製114)に従い、シクロペンチルブロミドを使用して調製し、反応物を80℃に加熱した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(18mg、28.9%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.75 (m, 2H), 2.06 (m, 4H), 2.2 (m, 2H), 4.02 (s, 3H), 4.81 (q, J = 8.9 Hz, 1H), 6.45 (s, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.6 (s. 1H), 8.59 (s, 1H).
(調製118:6−ブロモ−1−イソプロピル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
方法A(調製114)に従い、2−ブロモプロパンを使用して調製し、反応物を80℃に加熱した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(28mg、48.6%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.58 (d, J=7.1Hz, 2H), 4 (s, 3H), 4.73 (q, J = 7.1 Hz, 1H), 6.43(s, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.6 (s. 1H), 8.57 (s, 1H).
(調製119:4−メトキシ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−5−アミン)
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(30mg、0.026mmol)を、DME/MeOH(2/1、1.6mL)中の、2−クロロ−4−メトキシピリミジン−5−アミン(41mg、0.257mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(107mg、0.514mmol)およびフッ化セシウム(117mg、0.771mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。次いで、反応物をEtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、DCM/EtOH 99/1から90/10で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてSCX−2カラムに通す濾過を介して精製して、表題生成物を白色固体(49mg、93%)として生じさせた。1H NMR (500MHz, CDCl3): δ 3.68 (br s, 2H), 3.93 (s, 3H), 4.06 (s, 3H), 7.88 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 8.04 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR1.33分, 206 [M+H]+
(調製120:tert−ブチル−6−ブロモ−2−(1−(2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
2−(4−(6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド(調製102、0.3g、0.705mmol)を、THF(5ml)およびDMF(1ml)に溶解した。攪拌溶液にDBU(0.21g、1.4mmol)を添加し、反応物を1時間攪拌し、続いて二炭酸ジ−tert−ブチル(0.3g、1.4mmol)およびN,N−ジメチルピリジン−4−アミン(8.5mg、0.07mmol)を添加した。反応物を室温で24時間攪拌した。溶媒を真空で除去し、残留物を、酢酸エチル中10%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色粉末(0.2g、63%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.56 (s, 9H), 3.02 (s, 1H), 3.14 (s, 3H), 5.03 (s, 2H), 6.6 (s, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.77 (s, 1H), 8.2 (s, 1H), 8.56 (s, 1H).
(調製121:2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH 2/1中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールおよび4−ブロモ−2−クロロアニリンを使用して調製した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(77mg、74%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ3.86 (s, 3H), 4.26 (s, br, 2H), 6.22 (d, J = 2 Hz, 1H), 6.81 (d, J=8.3Hz, 1H), 7.1 (dd, J = 2Hz, 8.3Hz. Hz, 1H), 7.31 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.48 (d, J=2Hz, 1H).
(調製122:2−クロロ−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH(2/1)中、マイクロ波照射下、150℃で10分間、5−ブロモ−2,4−ジメチルチアゾールを使用して調製した。シクロヘキサン/EtOAc 90/10から70/30で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(88mg、93%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CD3OD): δ2.35 (s, 3H), 2.63 (s, 3H), 6.86 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 2.1 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H).
(調製123:2−クロロ−4−(2−メトキシピリジン−4−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH 2/1中、2−メトキシピリジン−4−イルボロン酸を使用して調製し、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。シクロヘキサン/EtOAc 99/1から80/20で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(67mg、59%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ3.99 (s, 3H), 4.27 (br s, 2H), 6.84 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.88 (dd, J = 1.7, 0.7 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 5.4, 1.7 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 8.3, 2.1 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.17 (dd, J = 5.4, 0.7 Hz, 1H)
(調製124:2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH 2/1中、5−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾールを使用して調製し、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。DCM/EtOH 99/1から95/5で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(82mg、94%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.43 (s, 3H, CH3), 3.48 (s, 3H, CH3N), 4.21 (br s, 2H, NH2), 6.81 (d, J = 8.2 Hz, 1H, フェニルH6), 6.87 (s, 1H, イミダゾールH4), 7.05 (dd, J = 8.2, 2.0 Hz, 1H, フェニルH5), 7.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H, フェニルH3); LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR0.96分, 222 [(M+H+), 100%].
(調製125:シクロブチル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製122、100mg、0.36mmol)を、乾燥DMF(1ml)に溶解した。溶液を脱気し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(0.54mlのTHF中1M溶液、0.54mmol)を添加した。20分間の反応後、シクロブチルクロロホルメートの溶液[40mgのシクロブタノールを、1当量のトルエン中20%ホスゲン溶液(0.275ml)とともに3時間攪拌することによって新たに調製したもの、0.55mmol]を添加した。反応物を室温で2時間攪拌し、次いで酢酸エチルおよび水で希釈した。有機溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色粉末(95mg、70.2%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ1.69 (m, 1H), 2.12 (m, 1H), 2.15 (m, 2H), 2.4 (m, 2H), 3.94 (s, 3H), 5.17 (五重線, J = 7.2 Hz, 1H), 6.54 (s, 1H), 7.6 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 8.14 (s. 1H), 8.51(s, 1H)
(調製126:2−クロロ−4−(6−メトキシピリジン−3−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH 2/1中、5−ブロモ−2−メトキシピリジンを使用して調製し、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(77mg、65.6%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ3.97 (s, 3H), 4.15(br s, 2H), 6.77 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.81 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.21 (dd, J = 2.1Hz, 8.3Hz, 1H), 7.42 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 2.6Hz, 8.6 Hz, 1H), 8.3 (s, 1H).
(調製127:2−クロロ−4−(6−メチルピリジン−3−イル)アニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/MeOH 2/1中、5−ブロモ−2−メチルピリジンを使用して調製し、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。酢酸エチル中20%ヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(82mg、75%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 2.56 (s, 3H), 4.22 (br s, 2H), 6.82 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (d, J = 8.3Hz, 1H), 7.67 (m, 2H), 8.64 (s, 1H).
(調製128:メチル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、100mg、0.36mmol)を、乾燥DMF(1ml)に溶解した。溶液を脱気し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(0.55mlのTHF中1M溶液、0.55mmol)を添加した。20分間の反応後、メチルクロロホルメート(52mg、0.55mmol)を添加し、反応物を室温で2時間攪拌した。反応物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル中20%ヘキサン、続いて酢酸エチル中2%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色粉末(95mg、79%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) 3.96 (s, 3H), 4 (s, 3H), 6.57 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 8.1 (s. 1H), 8.53 (s, 1H)
(調製129:エチル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
調製128に従い、6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22)およびエチルクロロホルメートを使用して調製した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 1.38 (t, J=7.1Hz, 3H), 3.95 (s, 3H), 4.45 (q, J=7.1Hz, 2H), 6.56 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 8.12 (s. 1H), 8.53 (s, 1H).
(調製130:プロピル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
調製128に従い、6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22)およびプロピルクロロホルメートを使用して調製した。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 0.96 (t, J=7.4Hz, 3H), 1.38 (m, 2H), 3.97 (s, 3H), 4.36 (t, J=6.7Hz, 2H), 6.59 (s, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 8.17 (s. 1H), 8.56 (s, 1H)
(調製131:tert−ブチル−6−(4−((ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10mg、0.011mmol)を、ジメチルアセトアミド(1.2mL)中の、tert−ブチル−6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(調製23、50mg、0.133mmol)、炭酸セシウム(86mg、0.266mmol)、ジ−tert−ブチル−4−アミノ−3−メトキシベンジルビスカルバメート(調製112、56mg、0.158mmol)およびキサントホス(12.3mg、0.0212mmol)の混合物に添加した。反応混合物を80℃で3時間加熱した。反応物をジクロロメタン(2ml)で希釈し、SCX−2カラムに塗布した。これを、クロロホルム中50%メタノール、続いて酢酸エチル中10%(メタノール中7Mアンモニア)で洗浄した。溶液を減圧下で濃縮し、粗生成物を、ジクロロメタン中40%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題生成物を黄色泡状物(30mg、35%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, CDCl3): δ 1.5 (s, 27H), 3.88 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 4.75 (s, 2H), 6.47 (s, 1H), 6.95 (m, 2H), 7 (s, 1H), 7 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.82 (d, J=8.1Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), ESI-HRMS 実測値671.3155, 計算値C34H44N6O7 (M+H+): 671.3164
(調製132:2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン)
3−アミノ−4−クロロフェニルボロン酸ピナコールエステル(0.110g、0.434mmol)、4−ブロモ−1−メチルピラゾール(0.087g、0.54mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)−ジクロロパラジウム(II)DCM複合体(24mg、0.029mmol)の混合物に、無水DME(2.5mL)、続いて1M炭酸ナトリウム水溶液(0.99mL、0.99mmol)を添加した。マイクロ波バイアルを、マイクロ波照射下、150℃で20分間加熱した。さらなる触媒(0.005g)を添加し、バイアルを、マイクロ波照射下、130℃で10分間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(55mL)と飽和NaHCO水溶液(15mL)とに分配した。有機層を飽和NaHCO水溶液(2×13mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。この残留物を、CHCl中30%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製した。生成物バンドを回収し、酢酸エチル中2%MeOH/CHCl(v/v;1:3)(20mL)とともに攪拌した。シリカを濾過によって除去し、酢酸エチル/CHCl(v/v;1:3)(2×5mL)およびアセトン(3×4mL)で洗浄して、表題化合物をオフホワイトの固体(0.040g、44%)として得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 3.84 (s, 3H), 5.29 (s, 2H), 6.72 (dd, J = 2.1, 8.2 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 2.1Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 7.98 (s, 1H).
(調製133:2−クロロ−4−(ピラジン−2−イル)アニリン)
4−アミノ−3−クロロフェニルボロン酸ピナコールエステル(0.110g、0.434mmol)、2−ブロモピラジン(0.090g、0.56mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)−ジクロロパラジウム(II)DCM複合体(24mg、0.029mmol)の混合物に、無水DME(3.0mL)、続いて2M炭酸ナトリウム水溶液(0.53mL、1.06mmol)を添加した。マイクロ波バイアルを、マイクロ波照射下、75℃で40分間加熱した。さらなる触媒(0.012g)を添加し、バイアルを、マイクロ波照射下、90℃で25分間加熱した。さらなる2−ブロモピラジン(0.060g)、触媒(12mg)および2M炭酸ナトリウム水溶液(0.25mL)を添加し、反応混合物を、マイクロ波照射下、90℃で追加で30分間加熱した。反応物を酢酸エチル(60mL)と飽和NaHCO水溶液(15mL)とに分配した。有機層を飽和NaHCO水溶液(2×15mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。残留物を、CHCl中7%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製した。生成物バンドを回収し、酢酸エチル中2%MeOH/CHCl(v/v;1:10)(20mL)とともに攪拌した。シリカを濾過によって除去し、酢酸エチル/CHCl(v/v;1:5)(2×5mL)およびアセトン(3×4mL)で洗浄して、表題化合物をオフホワイトの固体(0.039g、44%)として得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 5.86 (s, 2H), 6.89 (d, J = 8.5, 1H), 7.85 (dd, J = 2.1, 8.5 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.44 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 8.57 (dd, J = 1.6, 2.5 Hz, 1H), 9.12 (d, J = 1.5 Hz, 1H).
(調製134:2−クロロ−4−(ピリミジン−5−イル)アニリン)
4−アミノ−3−クロロフェニルボロン酸ピナコールエステル(0.110g、0.434mmol)、5−ブロモピリミジン(0.090g、0.56mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)−ジクロロパラジウム(II)DCM複合体(23mg、0.028mmol)の混合物に、無水DME(3.0mL)、続いて2M炭酸ナトリウム水溶液(0.53mL、1.06mmol)を添加した。マイクロ波バイアルを、マイクロ波照射下、150℃で15分間加熱した。反応物を酢酸エチル(60mL)と飽和NaHCO水溶液(15mL)とに分配した。有機層を飽和NaHCO水溶液(15mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。残留物を、CHCl中20%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製した。生成物バンドを回収し、酢酸エチル中2%MeOH/CHCl(v/v;1:5)(20mL)とともに攪拌した。シリカを濾過によって除去し、酢酸エチル/CHCl(v/v;1:1)(2×5mL)およびアセトン(3×4mL)で洗浄して、表題化合物を白色固体(0.075g、84%)として得た。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 5.72 (s, 2H), 6.91(d, J = 8.4, 1H), 7.51 (dd, J = 2.2, 8.3 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 9.04, 9.05 (2 x s, 3H).
(調製135:3−((6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−イル)メチル)−5−メチルイソオキサゾール)
無水DMF(0.8mL)中の6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、0.060g、0.217)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム60%(0.013g、7.8mg、0.325mmol)を添加した。反応混合物を、アルゴン下、室温で5分間攪拌し、次いで、無水DMF(0.3mL)中の3−(ブロモメチル)−5−メチルイソオキサゾール(0.057g、0.325mmol)の溶液を添加した。攪拌を室温で1時間50分続けた。反応混合物を酢酸エチル(40mL)で希釈し、溶液を、水(10mL)、ブライン(2×10mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した。残留物を、CHCl中20%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製した。生成物バンドを回収し、酢酸エチル中5%MeOHとともに攪拌した。シリカを濾過によって除去し、EtOAc中5%MeOH(2×5mL)、アセトン(2×8mL)で洗浄した。表題化合物は、オフホワイトの固体(0.065g、80%)として取得された。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 2.31 (s, 3H), 3.89 (s, 3H), 5.58 (s, 2H), 5.89 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.83 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.57 (s, 1H).
(調製136:6−ブロモ−2−(ジエトキシメチル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
トリエチルアミン(0.64mL、0.46g 4.5mmole)を含有するDMF(3.4mL)に、プロパルギルアルデヒドジエチルアセタール(183uL、163mg、1.27mmole)およびN−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(調製8、400mg 1.06mmole)、続いてヨウ化銅(I)(7.1mg、0.037mmole)を添加した。反応物を窒素下に置いた。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(26.1mg、0.037mmole)を添加し、反応物を窒素で再度フラッシュし、次いで60℃で2時間加熱した。反応物を冷却し、重炭酸ナトリウム溶液(3mL)を含有する水(35mL)に添加した。反応物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を、重炭酸ナトリウム溶液(3×10mL)を含有する水、ブラインで洗浄し、真空濃縮した。残留物を、100%ジクロロメタンからジクロロメタン中5%酢酸エチルからジクロロメタン中10%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物(207mg、51%)を得た。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.32 (t, J = 6.94Hz, 6H), 3.38 (s, 3H), 3.75 (m, 2H), 3.84 (m, 2H), 5.86 (d, J = 0.95Hz, 1H), 6.94 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.14 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.67 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製137:6−ブロモ−2−(ジエトキシメチル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(ジエトキシメチル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製136、202mg、0.54mmole)をメタノール(2.4mL)中で攪拌し、水中1M水酸化ナトリウム(0.62mL、0.62mmole)を添加した。反応物を25℃で6時間攪拌した。メタノールを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(25mL)に溶かした。溶液を水およびブラインで洗浄し、有機層を真空濃縮して、表題化合物(142mg、89%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.27 (t, J = 6.94Hz, 6H), 3.58-3.72 (m, 4H), 5.73 (m, 1H), 6.59 (m, 1H), 7.48 (m, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.84 (br s, 1H, NH).
(調製138:6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルバルデヒド)
THF(1.4mL)および水(0.28mL)中の6−ブロモ−2−(ジエトキシメチル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製137、142mg、0.47mmole)の溶液に、トシル酸水和物(134mg、0.705mmole)を添加し、反応物を25℃で55分間攪拌した。反応物を酢酸エチル(20mL)と重炭酸ナトリウム(5mL)とに分配した。層を分離し、水層を酢酸エチル(7mL)で再度抽出した。合わせた有機層を重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し、真空濃縮して、表題化合物(112mg)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 7.37 (s, 1H), 7.62 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.88 (d, J = 0.95Hz, 1H), 9.32 (br s, 1H), 9.93 (s, 1H).
(調製139:5−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール)
メタノール(30mL)中の、6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルバルデヒド(調製138、604mg 2.68mmole)、TOSMIC(1047mg、5.37mmole)および炭酸カリウム(759mg、5.5mmole)を攪拌し、65℃で110分間加熱した。メタノールを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(50mL)と水(20mL)とに分配した。層を分離し、有機溶液を水およびブラインで洗浄し、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物(561mg、79%)を生じさせた。1H-NMR (d6-アセトン, 500MHz): δ 7.02 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.60 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.62 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.67 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製140:tert−ブチル6−ブロモ−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
5−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール(調製139、152mg、0.58mmole)を酢酸エチル(2mL)中で攪拌した。トリエチルアミン(140uL、101mg 1.0mmole)、続いてDMAPの結晶および二炭酸ジ−t−ブチル(190mg、0.87mmole)を添加した。反応物を25℃で60分間攪拌した。さらなる二炭酸ジ−t−ブチル(54mg)を添加し、反応物を室温で終夜攪拌させた。反応物を真空濃縮し、残留物を、クロロホルム中、分取TLCプレートに塗布した。生成物を1:1 酢酸エチル:シクロヘキサン(3回)で溶離して、表題化合物を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.54 (s, 9H), 6.90 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.68 (s, 1H).
(調製141:6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(5−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、84mg 0.303mmole)および2−ブロモ−5−メチルピリジン(78mg、0.45mmole)をDMA(2.1ml)に溶解し、炭酸カリウム(60mg、0.42mmole)およびヨウ化銅(I)(12mg、0.066mmole)を添加した。反応物をアルゴン下に置き、マイクロ波によって210℃で60分間加熱した。さらなる2−ブロモ−5−メチルピリジン(49mg)および炭酸カリウム(40mg)を添加し、反応物を、マイクロ波照射下、210℃で60分間再度加熱した。反応物を酢酸エチル(30mL)に溶かし、溶液を水(3×10mL)およびブラインで洗浄した。水性物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(10mL)で逆洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物52mg(46%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): 2.48 (s, 3H), 3.88 (s, 3H), 6.70 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.09 (d, J = 7.88Hz, 1H), 7.24 (m, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.44 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.66 (m, 1H), 8.53 (m, 1H), 8.65 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製142:6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、27mg 0.10mmole)および2−ブロモピリミジン(24mg、0.15mmole)をDMA(0.7ml)に溶解し、炭酸カリウム(20mg、0.14mmole)およびヨウ化銅(I)(4.0mg、0.022mmole)を添加した。反応物をアルゴン下に置き、マイクロ波によって210℃で60分間加熱した。反応物を酢酸エチル(25mL)に溶かし、溶液を水(3×7mL)およびブラインで洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(31mg)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): 3.95 (s, 3H), 6.73 (d, J = 0.95Hz), 7.34 (t, J = 5.04Hz, 1H)の下に7.34 (s, 1H), 7.53 (s, 1H), 8.11 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.66 (d, J = 0.95Hz, 1H), 8.85 (d, J = 5.04Hz, 2H),
(調製143:6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、27mg 0.10mmole)および2−ブロモピリジン(24mg、15uL、0.15mmole)をDMA(0.7ml)に溶解し、炭酸カリウム(20mg、0.14mmole)およびヨウ化銅(I)(4.0mg、0.022mmole)を添加した。反応物をアルゴン下に置き、マイクロ波によって180℃で60分間、続いて210℃で45分間加熱した。反応物を酢酸エチル(25mL)に溶かし、溶液を水(3×7mL)およびブラインで洗浄した。水溶液を単一分量の酢酸エチルで逆洗浄した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、真空濃縮した。残留物を、酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物17mg(48%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): 3.88 (s, 3H), 6.72 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.18 (tのd, J = 0.95, 7.88Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 7.26 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.44 (ddd, J = 0.95, 4.73, 7.57Hz, 1H), 7.51 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.86 (dのt, J = 1.89, 7.57Hz, 1H), 8.66 (d, J = 0.95Hz, 1H), 8.73 (ddd, J = 0.95, 1.89, 4.73Hz, 1H).
(調製144:5−(6−ブロモ−3−クロロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール)
5−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール(調製139、80mg 0.303mmole)をDMF(0.8mL)に溶解し、N−クロロスクシンイミド(40.4mg 0.303mmole)を添加した。反応物を室温で48時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、水(3×7mL)およびブラインで洗浄した。合わせた水層を酢酸エチルで逆洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空濃縮して、表題化合物(86mg)を生じさせた。1H-NMR (d6-アセトン, 500MHz): 7.66 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.84 (s,1H), 8.40 (s, 1H), 8.66 (d, J = 0.63Hz, 1H), 11.62 (br s, 1H, NH).
(調製145:tert−ブチル6−ブロモ−3−クロロ−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
5−(6−ブロモ−3−クロロ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール(調製144、86mg)を、酢酸エチル(1.7mL)中で1時間攪拌した。反応物を濃縮し、残留物を、調製用トリエチルアミン(126uL、91mg、0.9mmole)を使用して精製し、DMAPの結晶数個、続いて二炭酸ジ−t−ブチル(131mg、0.6mmole)を添加した。反応物を室温で攪拌し、1:2 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離するTLCにより、表題化合物(86mg)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): 1.48 (s, 9H), 7.45 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.38 (d, J = 0.95Hz), 8.72 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製146:4−ヨード−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール)
4−ヨード−ピラゾール(582mg、3.0mmole)および炭酸セシウム(1.96g、6.0mmole)の混合物を、DMF(6mL)とともに5分間攪拌した。トリフルオロエチルトリフレート(0.52mL、870mg、3.75mmole)を添加し、反応物を室温で4.5時間攪拌した。反応物を水(60mL)に添加し、エーテル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水(3×20mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、蒸発させて、表題化合物(857mg、89%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 4.72 (q, J = 8.20, 2H), 7.58 (s, 1H), 7.61 (s, 1H).
19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -71.69
(調製147:1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール)
4−ヨード−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール(調製146、970mg、3.51mmol)をDMF(4.9mL)に溶解し、TMS−アセチレン(0.7ml、486mg、4.96mmol)、続いてジ−イソプロピルアミン(0.65mL)、ヨウ化銅(I)(44mg)およびトリフェニルホスフィン(184mg)を添加した。反応物を窒素でフラッシュした。酢酸パラジウム(52.5mg)を添加し、反応物を窒素(×3)で再度フラッシュした後、60℃で60分間加熱した。反応物を冷却し、水(50mL)に添加した。生成物をエーテル(3×25mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×20mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、真空濃縮した。残留物を、1:2 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物(844mg、97%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 0.24 (s, 9H), 4.68 (q, J = 8.20, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.67 (s, 1H).
19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -71.69.
(調製148:4−エチニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール)
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール(調製147、1.19g)をメタノール(7ml)に溶解し、炭酸カリウム(30mg)を添加した。反応物を室温で3.5時間攪拌した。メタノールを蒸発させ、残留物をジクロロメタン(20ml)に溶かし、DCMで溶離するシリカのプラグに通して濾過して、表題化合物(326mg、53%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.06 (s, 1H), 4.70 (q, J = 8.20Hz, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.70 (s, 1H). 19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -71.69
(調製149:6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
4−エチニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール(調製148、326mg 1.87mmole)をDMF(4.9mL)に溶解し、N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(調製8、565mg 1.50mmole)を添加した。溶液に、トリエチルアミン(0.91mL、655mg 6.5mmole)およびヨウ化銅(I)(10mg 0.052mmole)を添加した。反応物を密閉し、窒素でフラッシュした。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(37mg 0.052mmole)を添加し、反応物を窒素で再度フラッシュし、次いで60℃で110分間加熱した。反応物を冷却し、水(50ml)に添加した。反応物を酢酸エチルで3回(3×20ml)抽出した。合わせた有機抽出物を水(3×20mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、真空濃縮した。残留物を、100%ジクロロメタン、ジクロロメタン中5%酢酸エチルからジクロロメタン中10%酢酸エチルからジクロロメタン中20%酢酸エチルからジクロロメタン中30%酢酸エチルで溶離するカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物(300mg、47%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 2.98 (s, 3H), 4.80 (q, J = 8.20Hz, 2H), 6.76 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.84 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 8.25 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.67 (d, J = 0.95Hz, 1H). 19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -71.56.
(調製150:tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
6−ブロモ−1−(メチルスルホニル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製149、300mg、0.71mmole)をメタノール(3mL)中で攪拌し、1M水酸化ナトリウム溶液(水溶液、0.8mL、0.8mmole)を添加し、反応物を室温で2時間20分攪拌した。メタノールを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(20mL)に溶かし、水(4mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO)、蒸発させた。残留物を酢酸エチル(3mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.15mL、017mg、1.06mmole)、続いてDMAPの結晶および二炭酸ジ−t−ブチル(240mg、1.1mmole)を添加した。反応物を室温で2時間攪拌し、次いで蒸発させた。残留物を、4:1 ジクロロメタン:酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(251mg、79%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.54 (s, 9H), 4.78 (q, J = 8.51Hz, 2H), 6.61 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.24 (s, 1H), 8.59 (d, J = 0.63Hz, 1H). 19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -71.59.
(調製151:1−(ジフルオロメチル)−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール)
4−ヨード−1−ジフルオロメチルピラゾール(521mg、1.81mmole)をDMF(3mL)に溶解した。TMS−アセチレン(0.43ml)、続いてジ−イソプロピルアミン(395uL)、ヨウ化銅(I)(27mg)およびトリフェニルホスフィン(112mg)を添加した。反応物を窒素でフラッシュした。酢酸パラジウム(32mg)を添加し、反応物を窒素(×3)で再度フラッシュし、60℃で65分間加熱した。反応物を冷却し、酢酸エチル(20mL)で希釈した。溶液を水(3×10mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、真空濃縮した。残留物を、1:1 ジクロロメタン:シクロヘキサンで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(413mg 1.92mmole)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 0.25 (s, 9H), 7.15 (t, J = 60.2Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.94 (s, 1H).
(調製152:1−(ジフルオロメチル)−4−エチニル−1H−ピラゾール)
1−(ジフルオロメチル)−4−((トリメチルシリル)エチニル)−1H−ピラゾール(調製151、413mg、1.9mmole)を、メタノール(4mL)とともに攪拌した。炭酸カリウム(17mg)を添加し、室温で50分間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を、ジクロロメタン中、シリカのショートパッドに通して濾過して、表題化合物(187mg 1.31mmole 72%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.08 (s, 1H), 7.17 (t, J = 60.5Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.97 (s, 1H).
(調製153:6−ブロモ−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
1−(ジフルオロメチル)−4−エチニル−1H−ピラゾール(調製152、187mg 1.31mmole)をDMF(4.2mL)に溶解し、N−(2−ブロモ−5−ヨードピリジン−4−イル)メタンスルホンアミド(調製8、444mg 1.17mmole)を添加した。溶液に、トリエチルアミン(0.80mL、576mg 5.7mmole)およびヨウ化銅(I)(9mg 0.047mmole)を添加した。反応物を密閉し、窒素でフラッシュした。ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド(37.6mg 0.046mmole)を添加し、反応物を窒素で再度フラッシュし、次いで60℃で140分間加熱した。反応物を酢酸エチル(45mL)に添加し、水(3×15mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、真空濃縮した。残留物を、クロロホルム中5%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物157mgを生じさせた。1H-NMR (d6-アセトン, 500MHz): δ 3.37 (s, 3H), 7.06 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.70 (t, J = 59.6Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.16 (m, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.73 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製154:tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
6−ブロモ−2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製153、189mg、0.48mmoleを、メタノール(2.1ml)中で攪拌し、水中1M水酸化ナトリウム(0.53mL)を添加した。反応物を25℃で85分間攪拌した。メタノールを蒸発させ、残留物を酢酸エチル(14mL)に溶かした。溶液を水(3mL)およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、真空濃縮した。残留物を酢酸エチル(2mL)とともに攪拌し、トリエチルアミン(101uL、73mg、0.72mmole)をDMAPの結晶少量とともに添加した。二炭酸ジ−t−ブチル(157mg 0.72mmole)を添加し、反応物を室温で1.5時間攪拌した。溶媒を真空濃縮し、1:2 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(131mg)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.53 (s, 9H)< 6.65 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.25 (t, J = 60.5Hz, 1H), 7.79 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.27 (m, 1H), 8.62 (d, J = 0.63Hz, 1H).
19F-NMR (CDCl3, 470.385MHz): -93.43.
(調製155:2−メトキシ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)アニリン)
THF(60ml)中の、2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(5g、24.03mmol)、4−ブロモ−1−メチル−1H−ピラゾール(3.53g、17.47mmol)、Pd(dppf)Cl.DCM(0.38g、0.465mmol)および2M炭酸ナトリウム(20ml0の溶液を攪拌し、60℃に24時間加熱した。反応物を酢酸エチルおよびブラインで希釈した。有機溶液を収集し、乾燥させ(MgSO)、真空濃縮した。残留物を、シクロヘキサン中0から70%酢酸エチルの勾配で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を白色粉末(2.5g、70%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ3.8 (s, br, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.94 (s, 3H), 6.71 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.9 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.68 (s, 1H).
(調製156:4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシアニリン)
方法C(調製85)を使用し、DME/水 3/1中、マイクロ波照射下、150℃で1時間にわたって調製した。酢酸エチル中5%(メタノール中7Mアンモニア)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を紫色粉末(40mg、46%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ2.38 (s, 3H), 3.84 (s, br, 2H), 3.87 (s, 3H), 3.88(s, 3H), 6.74(d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.83 (m, 2H), 7.71 (s, 1H).
(調製157:6−ブロモ−1−(2−メトキシエチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、100mg、0.36mmole)をトルエン(3mL)と共沸させ、DMF(1mL)に溶解した。溶液に、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、THF中1M(0.4mL、0.4mmole)を添加し、反応物を室温で20分間攪拌した。ブロモエチルメチルエーテル(65uL、100mg、0.8mmole)を添加し、反応物を室温で18時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、溶液を水(3×8mL)およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて、表題化合物を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.31 (s, 3H), 3.72 (t, J = 5.68Hz, 2H), 4.01 (s, 3H), 4.28 (t, J = 5.68Hz, 2H), 6.54 (d, J = 0.95Hz,1H), 7.48 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.74 (d, J = 0.95Hz, 1H), 8.60 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製158:6−ブロモ−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン)
6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製22、100mg、0.36mmole)をトルエン(3mL)と共沸させ、DMF(1mL)に溶解した。溶液に、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、THF中1M(0.4mL、0.4mmole)を添加し、反応物を室温で20分間攪拌した。ブロモメチルシクロプロパン(78uL、108mg、0.8mmole)を添加し、反応物を室温で6時間攪拌した。酢酸エチル(25mL)を添加し、溶液を水(3×10mL)およびブライン(5mL)で洗浄し、乾燥させ、真空で蒸発させた。粗生成物を、酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(98mg、82%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 0.23 (m, 2H), 0.55 (m, 2H), 1.12 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 4.07 (d, J = 6.31Hz, 2H), 6.54 (d, J = 0.95Hz, 1H), 7.45 (t, J = 0.95Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.71 (d, J = 0.95Hz, 1H), 8.61 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製159:N−(3−クロロ−4−ニトロベンジリデン)メタンアミン)
3−クロロ−4−ニトロベンズアルデヒド(251mg 1.35mmole)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、メチルアミン、THF中2M(0.88mL、1.76mmole)を3A篩(400mg)とともに添加した。反応物を室温で18.5時間攪拌した。篩を濾過し、さらなるジクロロメタンで洗浄した。濾液を蒸発させたが、イミンへの変換は部分的にしか観察されなかった。残留物をジクロロメタン(2mL)に再溶解し、メチルアミン、THF中2M(1.0mL、2.0mmole)を粉末状3A篩(400mg)とともに添加した。反応物を室温でさらに16.5時間攪拌した。篩を濾過し、洗浄し、濾液を蒸発させて表題化合物を油として得、これを迅速に結晶化させた(199mg)。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 3.60 (d, J = 1.89Hz, 3H), 7.73 (dd, J = 1.89,8.51Hz, 1H), 7.93 (m, 2H), 8.30 (q, J = 1.58Hz, 1H).
(調製160:5−(3−クロロ−4−ニトロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−イミダゾール)
N−(3−クロロ−4−ニトロベンジリデン)メタンアミン(調製159、285mg、1.43mmole)および1−(1−イソシアノエチルスルホニル)−4−メチルベンゼン(360mg、1.72mmole)をTHF(6mL)に溶解し、1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(238mg 1.72mmole)を添加した。反応物を60℃で7時間加熱し、次いで室温で終夜静置させた。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチル(25mL)に溶かした。溶液を、水(2×10mL)、ブライン(5ml)で洗浄し、乾燥させ、蒸発させると、ガム状物が残った。ガム状物をSCX−2カラムに塗布し、カラムを、メタノール、続いてメタノール中2Mアンモニアで洗浄した。溶媒を真空濃縮し、20:1 酢酸エチル:メタノール中2Mアンモニアで溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物(99mg、27%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 2.28 (s, 3H), 3.62 (s, 3H), 7.35 (dd, J = 1.89, 8.20Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.89Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 8.02 (d, J = 8.20, 1H).
(調製161:2−クロロ−4−(1,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)アニリン)
5−(3−クロロ−4−ニトロフェニル)−1,4−ジメチル−1H−イミダゾール(調製160、99mg 0.39mmole)をエタノール(3.6mL)中で攪拌し、水中1M亜ジチオン酸ナトリウム(1.2mL、1.2mmole)を添加した。反応物を40℃で1時間加熱した。2M塩酸(5mL)を添加し、反応物を50℃で1時間加熱した。溶液を冷却し、無水炭酸ナトリウムでクエンチし、エタノールを蒸発させた。溶液を塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチル(4×6mL)で抽出した。有機層を乾燥させ、蒸発させて、表題化合物(62mg、71%)を生じさせた。1H-NMR (CD3OD, 500MHz): δ 2.12 (s, 3H), 3.52 (s, 3H), 6.92 (d, J = 8.20, 1H), 7.01 (d, J = 1.89, 8.20Hz, 1H), 7.18 (d, J = 1.89Hz, 1H), 7.53 (s, 1H).
(調製162:イソプロピル6−ブロモ−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
5−(6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)オキサゾール(調製139、156mg 0.59mmole)をベンゼン(3mL)と共沸させ、次いでDMF(1.5mL)に溶解した。溶液を窒素下に置き、ナトリウムヘキサメチルジシラジドの溶液(THF中1M、0.9mL、0.9mmole)を添加し、室温で20分間攪拌した。クロロギ酸イソプロピルの溶液(トルエン中1M、0.9mL、0.9mmole)を添加し、室温で4時間攪拌した。反応物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、溶液を、水(3×10mL)、ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて残留物とした。これを、3:1 酢酸エチル:シクロヘキサンで溶離する分取TLCを使用して精製した。生成物バンドをアセトンにより回収して、表題化合物(154mg、74%)を生じさせた。1H-NMR (CDCl3, 500MHz): δ 1.36 (d, J = 6.31Hz, 6H), 5.23 (七重線, J = 6.31Hz, 1H), 6.94 (d, J = 0.63Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 8.32 (t, J = 0.95Hz, 1H), 8.69 (d, J = 0.95Hz, 1H).
(調製163:4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)アニリン)
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.053g、0.046mmol)を、DME/MeOH(2/1、2.9mL)中の、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(0.1g、0.456mmol)、5−ブロモ−1,2−ジメチル−1H−イミダゾール(0.088g、0.502mmol)およびフッ化セシウム(0.208g、1.369mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、マイクロ波照射下、150℃で10分間加熱した。反応物をEtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。粗混合物を、DCM中5%MeOH/NH水溶液(10/1)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてSCX−2カラムに通す濾過を使用して精製して、表題生成物を白色固体(48mg、56%)として生じさせた。1H NMR (500MHz, CDCl3): δ 2.42 (s, 3H), 3.46 (s, 3H), 3.81 (br s, 2H), 6.71-6.74 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 7.12-7.14 (m, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 0.24分, 188 [M+H]+
(調製164:2−クロロ−4−メトキシピリミジン−5−アミン)
ナトリウムメトキシド(メタノール中0.5M、3.7mL、1.829mmol)を、MeOH(2.5mL)中の2,4−ジクロロピリミジン−5−アミン(0.2g、1.220mmol)の溶液に添加した。反応物を室温で1.5時間攪拌した。次いで、反応物をEtOAcで希釈し、水でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、表題生成物を褐色固体(177mg、91%)として生じさせた。1H NMR (500MHz, CDCl3): δ 3.93 (s, 3H), 5.31 (br s, 2H), 7.73 (s, 1H). LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 1.6分, 160 [M+H]+
(調製165:tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−((2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
表題化合物は、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(調製10)および2−クロロ−4−(メチルスルホニル)アニリンから、実施例35について記述されている方法を使用して調製した。CHCl中20%酢酸エチルで溶離する分取TLCを使用して精製した。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6) 1.46, 1.60 (2 x s, 各9H), 3.21 (s, 3H), 6.90 (s, 1H), 7.74 (dd, J = 2.2, 8.9 Hz, 1H), 7.91 (d, J = 2.30 Hz, 1H), 7.93 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 8.30 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.52 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.98 (s, 1H).
(実施例1)
(tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート)
Figure 0006027989
(方法X)
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(25mg、0.027mmol)を、DMA(1.0mL)中の、tert−ブチル6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(調製23、35mg、0.091mmol)、炭酸セシウム(60mg、0.183mmol)、4−アミノ−3−メトキシ−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド(調製56、29mg、0.110mmol)およびキサントホス(32mg、0.055mmol)の混合物に添加し、反応物を80℃で3時間加熱した。次いで、反応物をSCX−2カラムに通して濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、分取TLC(DCM中10%MeOH/NH水溶液 10/1)によって精製して、表題生成物を白色固体(15mg、29%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD):δ 1.50 (s, 9H), 1.72 (qd, J = 12.6, 3.7Hz, 2H), 1.95-2.01 (m, 2H), 2.18-2.26 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.92-2.99 (m, 2H), 3.89-3.96 (m, 1H), 3.95 (s, 3H), 4.01 (s, 3H), 6.60 (s, 1H), 7.48 (dd, J = 8.4, 1.9Hz, 1H), 7.52 (d, J = 1.9Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.91 (d, J = 8.4Hz, 1H), 8.43 (s, 1H).LC (方法B)-MS (ESI, m/z) tR 2.04分 MS m/z 560 [M+H]+
下記の実施例は、上記の方法X(実施例1)に従い、80〜90℃で3時間、6−ブロモ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(調製23)または別様に記述されている通りの適正な調製物、および適正なアニリンを使用して調製した。粗反応生成物は、上記の通りにまたは下記の方法の1つに従って精製した:
方法A:DCM/EtOH 99/1から97/3または95/5のいずれかで溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法B:DCM/EtOH 99/1から90/10で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法C:DCM/EtOH 99/1から90/10で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて分取TLC(DCM/EtOH 95/5)。
方法D:DCM/EtOH 99/1から97/3で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて分取TLC(DCM/EtOH 95/5)。
方法E:EtOAc中1から5%MeOH/NH水溶液(10/1)で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法F:分取TLC(DCM/EtOAc 70/30から55/45の間)。
方法G:分取TLC(DCM/EtOAc 80/20)。
方法H:シクロヘキサン/EtOAc 70/30から40/60で溶離するBiotage KP−NHカラムを使用するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法I:反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空で除去し、残留物を、酢酸エチル中50〜20%ヘキサンから100%酢酸エチルの勾配で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。
方法J:反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空で除去し、残留物を、ジクロロメタン中20%酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。
方法K:100%酢酸エチルまたは酢酸エチル中3〜5%MeOHで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法L:酢酸エチル中5%トリエチルアミンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法M:酢酸エチル中50%ジクロロメタンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法N:酢酸エチル中15%MeOHで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法O:分取TLC(酢酸エチル中2%メタノール/DCM)(v/v;1;1)。
方法P:分取TLC(8%酢酸エチル/DCM)。
方法Q:反応物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を、水、ブラインで希釈し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空で除去し、残留物を、4/1 DCM/EtOAcで溶離する分取TLCによって精製した。
方法R:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した後、10/1 EtOAc/MeOH中2Mアンモニアで溶離する分取TLC、続いて10:1 酢酸エチル:「A」[ここで、「A」は10:1 メタノール:「880」アンモニアである]で溶離する分取TLCを使用して精製した。
Figure 0006027989
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(実施例64)
(3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド)
Figure 0006027989
(方法W)
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(5.5mg、5.98mmol)を、DMA(1.3mL)中の、6−ブロモ−1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン(調製78、43mg、0.120mmol)、炭酸セシウム(78mg、0.239mmol)、4−アミノ−3−クロロ−N,N−ジメチルベンズアミド(32mg、0.144mmol)およびキサントホス(6.9mg、0.012mmol)の混合物に添加した。反応混合物を80から90℃で5時間加熱した。反応物をSCX−2カラム上で濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、DCM/EtOH 99/1から97/3で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を白色固体(39mg、68%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CDCl3): δ 1.12-1.21 (m, 2H), 1.46-1.54 (m, 2H), 1.54-1.64 (m, 4H), 2.23-2.33 (m, 1H), 3.09 (s, 6H), 4.01 (s, 3H), 4.05 (d, J = 7.5Hz, 2H), 6.49 (d, J = 0.8Hz, 1H), 6.92-6.97 (m, 2H), 7.31 (dd, J = 8.5, 2.0Hz, 1H), 7.52 (d, J = 2.0Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.90 (d, J = 8.5Hz, 1H), 8.59 (s, 1H).
ESI-HRMS (方法B) 実測値477.2157, 計算値C26H30ClN6O (M+H+): 477.2164.
MPS1 IC50 (uM): 0.047
下記の例は、上記の方法W(実施例64)に従い、80〜90℃の温度で1.5〜3時間の間、適正な6−ブロモ−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジンおよび適正なアニリンを使用して調製した。粗反応生成物は、上記の通りにまたは下記の方法の1つに従って精製した:
方法A:(DCM/EtOH 97/3)で溶離する分取TLC。
方法B:(DCM/EtOAc 99/1から90/10)で溶離するBiotage KP−NHカラム。
方法C:酢酸エチル中0〜5〜10%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法D:ヘキサン:ジクロロメタン:MeOH中7M NH(5:15:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法E:酢酸エチル:ヘキサン:メタノール中7M NH3(25:5:0.5)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法F:酢酸エチル中1から5%[MeOH/NH3水溶液(10:1)]で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法G:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した後、DCM中35% EtOAcで溶離する分取TLCを使用して精製した。
方法H:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、真空濃縮した後、EtOAc中0〜5%MeOHで溶離する分取TLCを使用して精製した。
方法I:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、真空濃縮した後、40/1 EtOAc/MeOH中2Mアンモニアで溶離する分取TLC、続いて分取HPLC(一般的な実験を参照)を使用して精製した。
方法J:酢酸エチルによる結晶化。
方法K:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、真空濃縮した後、20/1 EtOAc/EtOHで溶離する分取TLCを使用して精製した。続いてMeOHで溶離するSCX−2カラム。
方法L:SCX−2カラム、続いてEtOAcで2回溶離する分取TLC、続いて分取HPLC(一般的な実験を参照)。
方法M:EtOAcで2回溶離する分取TLC、続いてEtOAc/DCM 1/1で2回溶離する分取TLC。
方法N:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した後、EtOAc/ヘキサン/トリエチルアミン 10/10/1で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製した。
方法O:加熱した後、溶媒を真空除去し、EtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した後、10/1 EtOAc/MeOH中2Mアンモニアで溶離する分取TLCを使用して精製した。
方法P:10/1 酢酸エチル:「A」[ここで、「A」は、10/1 メタノール:「880」アンモニアである]で溶離する分取TLC。
方法Q:加熱した後、反応物をEtOAcと水とに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、真空濃縮した後、SCX−2カラムに塗布した。残留物をEtOAcに溶解し、セライトに通して濾過した後、分取HPLC(一般的な実験を参照)を使用してさらに精製した。
方法R:水/MeOH 75/25から40/60で溶離する分取HPLC(一般的な実験を参照)。
方法S:DCM/EtOH 99/1から97/3で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いて水/MeOH 60/40から0/100で溶離する分取HPLC。
Figure 0006027989
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(実施例110)
(3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルスルホニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド)
Figure 0006027989
3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド(実施例127、25mg、0.063mmol)を、乾燥DMFに溶解した。溶液を脱気し、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(0.1mlのTHF中1M溶液、1mmol)を添加した。20分間の反応後、シクロペンチルスルホニルクロリド(17mg、0.1mmol)を添加し、反応物を60℃に3時間加熱した。反応物を室温に冷却し、酢酸エチルおよび水で希釈した。有機溶液をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル中5%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物を白色泡状物(6mg、18%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, d6-DMSO): δ 1.5 (m, 2H), 1.6 (m, 2H), 1.75 (m, 4H), 2.97 (s, 6H), 3.11 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 6.77 (s, 1H), 7.33 (dd, J=2Hz, 8.6Hz, 1H), 7.48 (d, J=2Hz,1H), 7.68 (s, 1H), 7.76 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 8.12 (d, J=8.6Hz, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.7 (s, 1H).ESI-HRMS 実測値527.1621, 計算値C25H27ClN6O3S (M+H+): 527.1627. MPS1 IC50 (uM): 0.092
(実施例111)
(3−メトキシ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド)
Figure 0006027989
(方法Y)
TFA(268μL)中のtert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(実施例1、15mg、0.027mmol)を、室温で30分間攪拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、残留物をMeOHに溶解しアイソルートフラッシュNH SPEカラムに通して濾過した。次いで、溶液を減圧下で濃縮し、残留物を、DCM中10%MeOH/NH水溶液 10/1で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを介して精製して、表題生成物を白色固体(12mg、97%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ 1.71 (qd, J = 12.6, 3.7Hz, 2H), 1.94-2.00 (m, 2H), 2.14-2.21 (m, 2H), 2.32 (s, 3H), 2.90-2.96 (m, 2H), 3.87-3.95 (m, 1H), 3.96 (s, 3H), 4.00 (s, 3H), 6.60 (d, J = 0.7Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.45 (dd, J = 8.4, 1.9Hz, 1H), 7.50 (d, J = 1.9Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.4Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 8.43 (d, J = 0.7Hz, 1H).ESI-HRMS 実測値460.2463, 計算値C25H30N7O2 (M+H+): 460.2455. MPS1 IC50 (uM): 0.042
下記の実施例は、上記の方法Y(実施例111)に従い、室温で、30分から3時間、適正な前駆体を使用して調製した。粗反応残留物は、上記の通りにかつ/または下記の方法の1つに従って精製した:
方法A:DCM中1〜10%MeOH/NH水溶液 10/1で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
Figure 0006027989
Figure 0006027989
Figure 0006027989
Figure 0006027989
Figure 0006027989
(実施例129)
(N−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン)
Figure 0006027989
(方法Z)
tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート(実施例26、16mg、0.033mmol)を、2mLのジクロロメタン中50%TFA中で2時間攪拌した。溶媒を真空除去し、残留物を、ジクロロメタン(10mL)および飽和重炭酸塩溶液(5mL)に溶かした。ジクロロメタン溶液を収集し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。溶媒を真空除去し、残留物を、ジクロロメタン:酢酸エチル:トリエチルアミン(20:5:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題化合物を淡褐色固体(4.5mg、35.3%)として生じさせた。1H-NMR (500 MHz, DMSO-d6): δ3.9 (s, 3H), 6.56 (s, 1H), 7.08 (s, 1H), 7.38 (s, br, 1H), 7.68 (dd, J= 2.3Hz, 9.1Hz,1H), 7.89 (s, 1H), 7.93 (d, J= 5Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 9.21 (s, 1H), 11.43 (s, 1H). ESI-HRMS 実測値391.1203, 計算値C19H15ClN8[M+H]+: 391.1208
MPS1 IC50 (uM): 0.055
下記の実施例は、上記の方法Z(実施例129)に従い、室温で、30分から3時間、適正な前駆体を使用して調製した。粗反応残留物は、上記の通りにかつ/または下記の方法の1つに従って精製した:
方法A:エーテルによる粉砕。
方法B:酢酸エチル:メタノール:トリエチルアミン(10:1:1)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー、続いてエーテルによる粉砕。
方法C:ジクロロメタン中50%メタノールで溶離するアイソルートフラッシュNH SPEカラム、続いてエーテルまたはエーテル/ヘキサンによる粉砕。
方法D:ジクロロメタン中50%メタノールで溶離するアイソルートフラッシュNH SPEカラム、続いて酢酸エチル:メタノール:トリエチルアミン(10:1:0.5)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法E:メタノールで溶離するアイソルートSi−カーボネートカラム、続いて95%EtOAc/DCMで溶離する分取TLC。
方法F:メタノールで溶離するSi−カーボネートカラム、続いてエーテルによる粉砕。
方法G:メタノールで溶離するアイソルートSi−カーボネートカラム、続いてEtOAc/ヘキサン 80/20で溶離する分取TLC。
方法H:メタノールで溶離するアイソルートSi−カーボネートカラム。
方法I:DCMの代わりにEtOAcを使用するワークアップ、続いてエーテルによる粉砕。
方法J:反応物からの溶媒の除去後、残留物を、MeOH中0.1〜0.5〜1Mアンモニアで溶離するSCXカラム、続いてDCMによる粉砕を使用して精製した。
方法K:DCMの代わりにEtOAcを使用するワークアップ、続いて酢酸エチル/ヘキサン/トリエチルアミン(10/10/2)で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法L:1/1 アセトン/シクロヘキサンで溶離する分取HPLC。
方法M:DCMの代わりにEtOAcを使用するワークアップ、続いてEtOAcによる粉砕。
方法N:メタノールで溶離するアイソルートSi−カーボネートカラム、続いてEtOAc中7%MeOHで溶離する分取TLC。
方法O:EtOAcを使用するワークアップ、続いて10/1 EtOAc/MeOH中2Mアンモニアから20/1 EtOH/MeOH中2Mアンモニアで溶離する分取TLC。
方法P:MeOHで溶離するアイソルートフラッシュNH SPEカラム。
Figure 0006027989
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Figure 0006027989
(実施例187)
(N−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン)
Figure 0006027989
水酸化ナトリウム水溶液(127μL、1M、0.127mmol)を、EtOH(339μL)中のtert−ブチル4−(6−(4−フルオロフェニルアミノ)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(調製53、20mg、0.042mmol)(若干のtert−ブチル4−(6−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレートと混合したもの)の溶液に添加した。反応混合物を40℃で4時間攪拌した。反応混合物をSCX−2カラム上で濾過し、次いで、DCM/MeOH、95/5で溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物を白色固体(7mg、20%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ 3.02 (s, 3H), 6.73 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.00-7.07 (m, 2H), 7.45-7.49 (m, 2H), 7.51 (t, J = 0.8 Hz, 1H), 7.90 (br s, 2H), 8.40 (d, J = 0.8 Hz, 1H).ESI-HRMS 実測値372.0936, 計算値C17H15FN5O2S [M+H]+: 372.0925. MPS1 IC50 (uM): 6.43
(実施例188)
(N−(4−フルオロフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン)
Figure 0006027989
DBU(2μL、0.016mmol)を、DMF(54μL)中のN−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン(実施例187、3mg、8.08μmol)の溶液に添加した。反応混合物を、50℃で1時間および100℃で1時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、残留物を、DCM/MeOH、90/10で溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物を褐色固体(2mg、84%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ 6.60 (d, J = 0.9 Hz), 6.85 (s, 1H), 6.99-7.06 (m, 2H), 7.26-7.32 (m, 2H), 8.00 (br s, 2H), 8.34 (s, 1H).ESI-HRMS 実測値294.1158, 計算値C16H13FN5 [M+H]+: 294.1150. MPS1 IC50 (uM): 0.140
(実施例189)
(N−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン)
Figure 0006027989
DBU(10.8μL、0.072mmol)を、DMF(240μL)中のtert−ブチル4−(6−(5−フルオロピリジン−2−イルアミノ)−1−(メチルスルホニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシレート(調製54、17mg、0.036mmol)の溶液に添加した。反応混合物を、50℃で1時間および100℃で1時間攪拌した。反応混合物を水で希釈し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、残留物を、DCM中5%MeOH/NH水溶液 10/1で溶離する分取TLCを使用して精製して、表題化合物を白色固体(7mg、24%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ 6.66 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 7.18-7.21 (m, 1H), 7.46-7.50 (m, 1H), 7.71 (s, 1H), 8.03 (br s, 2H), 8.07-8.09 (m, 1H), 8.42 (d, J = 0.9 Hz, 1H). ESI-HRMS 実測値295.1103, 計算値C15H12FN6[M+H]+: 295.1102. MPS1 IC50 (uM): 0.1586
(実施例190)
(3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド)
Figure 0006027989
(方法NCS)
NCS(8.6mg、0.065mmol)を、DMF(130μL)中の3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド(実施例127、14mg、0.043mmol)の溶液に添加した。次いで、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応物をSCX−2カラム上で濾過し、真空下で濃縮した。残留物を、DCM/EtOH 99/1から90/10で溶離するBiotageシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、表題生成物を褐色固体(8mg、54%)として生じさせた。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ 3.10 (s, 6H), 4.00 (s, 3H), 7.08 (s, 1H), 7.32 (dd, J = 8.5, 1.9Hz, 1H), 7.54 (d, J = 1.9Hz, 1H), 7.77 (d, J = 8.5Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.43 (s, 1H). ESI-HRMS 実測値429.0995, 計算値C20H19Cl2N6O [M+H]+: 429.0992. MPS1 IC50 (uM): 0.0084
下記の実施例は、上記の方法NCS(実施例190)に従い、室温で適正な前駆体を使用して調製した。粗反応残留物は、上記の通りにまたは下記の方法の1つに従って精製した:
方法A:酢酸エチル中3%メタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィー。
方法B:残留物をメタノールに溶解し、MeOHで洗浄しながらアイソルートSi−カーボネートカラムに通過させた。取得された生成物をMeOHに溶解し、酢酸エチル中2%MeOH/DCM(85/15)で溶離する分取TLCプレートに充填した。
Figure 0006027989
Figure 0006027989

Claims (21)

  1. 式I
    Figure 0006027989
    [式中、Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−R、または−C(O)−O−Rであり、
    は、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−(1〜4C)アルキルであり、
    置換基中に存在する任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイルまたはスルファモイルによって場合により置換されており、
    5もしくは6員のヘテロアリールあり、
    ここで、Rは、ハロゲノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、または式:
    L−L−R
    {式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR)、C(O)N(R)、N(R)C(O)、N(R)C(O)N(R)、SON(R)、もしくはN(R)SOから選択され、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    は、(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリル−(1〜4C)アルキルであり、
    は、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルコキシ、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)スルホニルまたはアリールから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、RおよびRは、水素または(1〜4C)アルキルまたは(3〜6C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式またはヘテロアリールを形成するように連結されていてよい}
    の基から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されており、
    は、H、(1〜3C)アルキル、ハロゲノまたはCFであり、
    は、シアノ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)フルオロアルキル、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)ペルフルオロアルコキシ、ハロ、(1〜3C)アルカノイル、C(O)NRまたはS(O)NRであり、ここで、RおよびRはHまたは(1〜3C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    Xは、CHまたはCRであり、
    W、YおよびZは、N、CHまたはCRからそれぞれ独立に選択され、
    は、ハロゲノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、スルファモイル、ウレイド、(1〜6C)アルキル、(2〜6C)アルケニル、(2〜6C)アルキニルであるか、
    あるいは、Rは、式:
    −L−L−R
    {式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは、1、2、3または4から選択される整数であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    は、存在しないか、またはO、S、SO、SO、N(R10)、C(O)、C(O)O、OC(O)、CH(OR10)、C(O)N(R10)、N(R10)C(O)、N(R10)C(O)N(R11)、S(O)N(R10)、もしくはN(R13)SOから選択され、R10およびR11は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    は、(1〜6C)アルキル、アリール、アリール−(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜6C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜6C)アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜6C)アルキルであり、
    ここで、Rは、水素、オキソ、ハロゲノ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、NR1213、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜5C)アルキル、アリール、アリール−(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)アルキルスルホニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル−(1〜5C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜5C)アルキル、CONR1213およびSONR1213から独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、
    12およびR13は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいはR12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式またはヘテロアリール環を形成するように連結されていてよい}
    の基であり、
    あるいは、WおよびZ、WおよびY、またはZおよびXのいずれかは、両方CRであり、隣接する炭素原子上のR基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、縮合した4〜7員の複素環式、ヘテロアリールまたは炭素環式環を形成するように連結されている]
    の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
  2. 増殖性状態治療において使用するための、式I
    Figure 0006027989
    [式中、R、R、R、W、X、YおよびZは、請求項1に記載の通りであり、
    は、H、シアノ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)フルオロアルキル、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)ペルフルオロアルコキシ、ハロ、(1〜3C)アルカノイル、C(O)NRまたはS(O)NRであり、
    およびRは、Hまたは(1〜3C)アルキルからそれぞれ独立に選択される]
    の化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
  3. が、水素、(1〜5C)アルキル、(1〜5C)フルオロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜4C)アルキル、アリール、アリール−(1〜4C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜4C)アルキル、−S(O)−R、−C(O)−R、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル、アリール、アリール−(1〜2C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−(1〜2C)アルキルであり、R置換基中に存在する任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル、アリール、アリール−(1〜2C)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜2C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシまたはアミノによって場合により置換されている、請求項1または請求項2に記載の化合物。
  4. が、水素、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルであり、任意の(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキル基は、メチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ハロ、シアノ、ヒドロキシまたはアミノによって場合により置換されている、請求項1または請求項2に記載の化合物。
  5. が、水素、または−C(O)−O−Rであり、ここで、Rは、(1〜5C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(3〜6C)シクロアルキル−(1〜2C)アルキルである、請求項1または請求項2に記載の化合物。
  6. 5もしくは6員のヘテロアリールであり、ここで、Rはトリフルオロメチル、シアノ、アミノ、または式:
    L−L−R
    [式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、nは1または2であり、RおよびRは水素であり、
    は、存在しないか、またはO、SO、N(R)、C(O)O、C(O)N(R)もしくはSON(R)から選択され、ここで、Rは、水素または(1〜2C)アルキルから選択され、
    は、(1〜4C)アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル−(1〜4C)アルキルであり、
    ここで、Rは、オキソおよびNRから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、RおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式環を形成するように連結されていてよい]
    の基から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. が、以下の構造:
    Figure 0006027989
    [式中、R14は、H、メチルまたはトリフルオロメチルである]
    の1つを有する5員のヘテロアリールである、請求項6に記載の化合物。
  8. が、Hまたはクロロである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. がHである、請求項8に記載の化合物。
  10. が、シアノ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)ペルフルオロアルキル、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)ペルフルオロアルコキシまたはハロである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. が、メトキシまたはクロロである、請求項10に記載の化合物。
  12. XがCHであり、W、YまたはZが、N、CHまたはCRから選択され、但し、W、YおよびZの1つはCRである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. が、ハロゲノ、トリフルオロメチル、シアノ、ヒドロキシであるか、または、Rが、式:
    −L−L−R
    [式中、Lは、存在しないか、または式−[CR−のリンカー基であり、ここで、nは1であり、RおよびRは、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択され、
    は、存在しないか、または、O、SO、N(R10)、C(O)、C(O)N(R10)、N(R10)C(O)もしくはS(O)N(R10)もしくはN(R13)SOから選択され、ここで、R10は、水素または(1〜2C)アルキルから選択され、
    は、(1〜6C)アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリール−(1〜6C)アルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリル−(1〜6C)アルキルであり、ここで、Rは、オキソ、ハロゲノ、シアノ、NR1213、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルキルまたは(1〜5C)アルカノイルから独立に選択される1つまたは複数の置換基によって場合によりさらに置換されており、R12およびR13は、水素または(1〜2C)アルキルからそれぞれ独立に選択されるか、あるいは、R12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜7員の複素環式環を形成するように連結されていてよい]
    の基である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. が、以下の構造:
    Figure 0006027989
    [式中、Rは、水素、(1〜5C)アルキル、(3〜8C)シクロアルキル、(3〜8C)シクロアルキル−(1〜5C)アルキル、アリール、アリール−(1〜5C)アルキル、(1〜5C)アルカノイル、(1〜5C)スルホニルを含む群から独立に選択される]
    の1つから選択される、請求項13に記載の化合物。
  15. イソプロピル6−((4−メトキシ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−5−イル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−((4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−((2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(2−メトキシ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−((2−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−(2−メトキシエチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−カルボニル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−クロロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)フェニル)(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
    プロピル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    エチル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    メチル−6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(オキサゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(チアゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(5−メチルイソオキサゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(ピラジン−2−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(6−メチルピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(ピリミジン−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(6−メトキシピリジン−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロブチル−6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロブチル−6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−シクロペンチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロペンチル6−((2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((4−(アゼチジン−1−カルボニル)−2−クロロフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1,2−ジメチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(5−メチルピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    N−(2−クロロ−4−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2,4−ジメチルチアゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    イソプロピル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−メトキシピペリジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メトキシピペリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(4−メチルピペラジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(S,S−ジオキソ−チオモルホリノ)メタノン;
    (3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(ピロリジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ピロリジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N−エチル−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(エチル(メチル)カルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(S,S−ジオキソ−チオモルホリノ)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(S,S−ジオキソ−チオモルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−クロロフェニル)−1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    3−クロロ−N−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    3−クロロ−N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    (3−クロロ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−4−(1−イソプロピル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(1−シクロペンチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(3−クロロ−1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(3−クロロ−1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3,5−ジクロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    tert−ブチル6−(4−(ジメチルカルバモイル)−2−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2,6−ジクロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−4−(1−(シクロプロピルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    シクロペンチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−4−(1−(シクロヘキシルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(1−(4−フルオロベンジル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルスルホニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    tert−ブチル6−(2−メトキシフェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)ベンズアミド;
    (3−メトキシ−4−(2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    2−(3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェノキシ)アセトニトリル;
    tert−ブチル6−(3−(シアノメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル3−クロロ−6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−4−(1−(シクロペンチルメチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    N−(4−(アミノメチル)−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(4−((ジメチルアミノ)メチル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−メトキシ−4−((メチルアミノ)メチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(4−((tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)メチル)−2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−メトキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−シアノフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    (3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(3−メトキシアゼチジン−1−イル)メタノン;
    3−メトキシ−N−(2−メトキシエチル)−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    (3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(2−メトキシエチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(モルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    N−(2−メトキシフェニル)−2−(オキサゾール−5−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(ジメチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−アセチルフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(N,N−ジメチルスルファモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−クロロ−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    2−(4−(6−(2,4−ジメトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミド;
    3−クロロ−4−(3−クロロ−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    N−(2−メトキシ−4−(チオモルホリノメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン−S,S−ジオキシド;
    (3−メトキシ−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)(チオモルホリノ)メタノン−S,S−ジオキシド;
    N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    4−メトキシ−N,N−ジメチル−3−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−3−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド
    3−クロロ−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    3−メトキシ−N−メチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    N−(2−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシピリジン−3−イル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシフェニル)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    3−メトキシ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イル)アミノ)−N−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンズアミド;
    N−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(2−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    3−メトキシ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    3−クロロ−N,N−ジメチル−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンズアミド;
    N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(1−((5−メチルイソオキサゾール−3−イル)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    1−(4−(4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)フェニル)ピペラジン−1−イル)エタノン;
    N−(4−(モルホリノメチル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−((1H−ピラゾール−1−イル)メチル)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−(2−モルホリノエトキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(チオモルホリノメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン−S,S−ジオキシド;
    4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)ベンゾニトリル;
    N−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシフェニル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド;
    N−(2−エトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    4−(2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−イルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミド;
    2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−クロロ−4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2,4−ジメトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(5−フルオロピリジン−2−イル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−フルオロフェニル)−1−(メチルスルホニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル2−(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(p−トリルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    2−(1H−ピラゾール−4−イル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(4−フルオロフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    N−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−6−アミン;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(2−オキソピロリジン−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(チオモルホリノメチル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート−S,S−ジオキシド;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(チオモルホリン−4−カルボニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート−S,S−ジオキシド;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(メチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−メトキシ−4−(メチルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−フルオロ−4−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((2−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(ジフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシピリジン−3−イルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−((4−フルオロ−2−メトキシフェニル)アミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシフェニルアミノ)−2−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(メチルスルホニル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル6−(2−メトキシ−4−(1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−フルオロフェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;
    tert−ブチル−6−(2−クロロ−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)フェニルアミノ)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート;および
    tert−ブチル2−(1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6−(2−メトキシフェニルアミノ)−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−1−カルボキシレート
    のいずれか1つから選択される化合物または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
  16. 治療において使用するための、請求項1および3〜15のいずれか一項に記載の化合物。
  17. がんの治療において使用するための、請求項1および3〜15のいずれか一項に記載の化合物。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を、薬学的に許容される賦形剤または担体と混和して含む、医薬組成物。
  19. 殖性障害を治療するための医薬組成物であって治療有効量の請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物含む医薬組成物
  20. 前記増殖性状態ががんである、請求項19に記載の医薬組成物
  21. 請求項1または請求項2に記載の式Iの化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を合成する方法であって、
    a)式A:
    Figure 0006027989
    [式中、R、RおよびRは、請求項1または請求項2に記載の意味のいずれか1つをそれぞれ有し、LGは適切な脱離基である]
    の中間体を、式B:
    Figure 0006027989
    [式中、R、X、Z、WおよびYは、請求項1または請求項2に記載の定義のいずれか1つを有する]
    の中間体と反応させる工程、ならびに
    b)その後場合により、かつ必要ならば、
    i)存在する任意の保護基を除去する工程、
    ii)化合物式Iを、式Iの別の化合物に変換する工程、および/または
    iii)薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物を形成する工程
    を含む方法。

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