JP6025903B2 - 眼科装置、画像生成方法およびプログラム - Google Patents

眼科装置、画像生成方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は眼科装置、画像生成方法およびプログラムに関する。
従来、眼底カメラを用いて、被検眼の眼底を撮影する際、眼底像の中で最も明るい部位である視神経乳頭部と最も暗い部位である黄斑部の両方を観察したい要望がある。
このような背景から、特許文献1には、撮影光源を交互に強弱発光して、撮像手段により被検眼像を撮影する眼底カメラが開示されている。
特許文献2には、1回の眼底撮影で黄斑部、及び視神経乳頭部といった関心領域ごとに、コントラストを高くした画像をそれぞれの設定値で生成して保存する眼底カメラが開示されている。
特開2000−107133号公報 特開2003−52639号公報
従来の眼底カメラを用いて、眼底像の中で最も明るい部位である視神経乳頭部と最も暗い部位である黄斑部の両方を一枚の眼底画像として撮影する場合、撮像素子のダイナミックレンジが十分ではないため、視神経乳頭部を適正露出とすると黄斑部が黒つぶれし、逆に黄斑部を適正露出とすると、視神経乳頭部が白飛びしてしまうという課題がある。
特許文献1のような眼底カメラでは、撮影光源を2回発光させなければならない。
また、特許文献2のような眼底カメラでは、視神経乳頭部、黄斑部それぞれを見る場合には、別々の2枚の画像を見なければならない。
本願に係る発明は上記課題を解決するものであり、診断に適した階調を得る仕組みを提供する。
本眼科装置の一つの態様は、眼底像を取得する取得手段と、第1トーンカーブまたは所定の輝度より小さい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが大きい第2トーンカーブを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたトーンカーブを前記眼底像に適用して画像を生成する画像生成手段と、を備え、前記選択手段は、前記眼底像に前記所定の輝度より小さい画素が含まれているか否かに応じて前記画像生成手段が用いるトーンカーブを選択する。
本眼科装置の別の態様は、眼底像を取得する取得手段と、第1トーンカーブまたは所定の輝度より大きい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが小さい第2トーンカーブを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたトーンカーブを前記眼底像に適用して画像を生成する画像生成手段と、を備え、前記選択手段は、前記眼底像に前記所定の輝度より大きい画素が含まれているか否かに応じて前記画像生成手段が用いるトーンカーブを選択する。
本画像生成方法の一つの態様は、第1トーンカーブまたは所定の輝度より小さい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが大きい第2トーンカーブを選択する選択工程と、前記選択工程で選択されたトーンカーブを眼底像に適用して画像を生成する画像生成工程と、を備え、前記選択工程において、前記眼底像に前記所定の輝度より小さい画素が含まれているか否かに応じて画像生成工程で用いるトーンカーブを選択する。
本画像生成方法の別の態様は、第1トーンカーブまたは所定の輝度より大きい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが小さい第2トーンカーブを選択する選択工程と、前記選択工程で選択されたトーンカーブを眼底像に適用して画像を生成する画像生成工程と、を備え、前記選択工程において、前記眼底像に前記所定の輝度より大きい画素が含まれているか否かに応じて画像生成工程で用いるトーンカーブを選択する。
本願に係る発明によれば、診断に適した階調を得る仕組みを提供できる。
第一の実施例における眼底カメラの構成図である。 フォーカス指標投影手段7の詳細を示す図である。 フォーカス指標投影手段7の詳細を示す図である。 フォーカス指標光束lb、lcが被検眼Eの眼底Erに達する様子と、フォーカス指標光束lb、lcによる眼底Er上のフォーカス指標像39b、39cを示した図である。 第一の実施例における表示器24の表示画面を示す図である。 第一の実施例における演算部25の動作を示すフローチャートである。 第一の実施例におけるトーカーブを示す図である。 眼底像における視神経乳頭部と黄斑の位置関係を表す図である。 眼底像における黄斑部と内部固視標の位置関係を表す図である。 第二の実施例における演算部25の動作を示すフローチャートである。 第三の実施例における演算部25の動作を示すフローチャートである。 眼底像における内部固視標29の点灯位置と黄斑部、視神経乳頭部の位置関係を示す図である。 内部固視標29の点灯指標の移動範囲を示す図である。
(実施例1)
本発明を図1〜図9に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は第一の実施例における眼底カメラの構成図を示しており、近赤外域に波長特性を持つLEDからなる観察用光源1から対物レンズ13に至る光路上には、リング状の開口を有する絞り5、ミラー4、リレーレンズ6、フォーカス指標投影手段7、リレーレンズ11、孔あきミラー12が順次に配列され、眼底照明光学系01を構成する。
ミラー4の反射方向の光路には、ストロボである撮影用光源3、リング状の開口を有する絞り2が順次に配列されている。
ミラー4はダイクロイックミラーであり、近赤外光を透過し可視光を反射する。
フォーカス指標投影手段7は図2に示したように、プリズム部36a、36b、36cを有するフォーカススプリットプリズム36、矩形状の開口部を有するフォーカス指標38、フォーカス指標光源35を有している。このフォーカスリンク機構40よって、フォーカス指標投影手段7と合焦レンズ14とは連動して図1に示すAの方向へ動き、フォーカス指標投影手段7のフォーカス指標38と、撮像手段20の撮像素子19が光学的に共役関係になるようになっている。また、静止画撮影時には、図1に示すBの方向へ動き照明光学系01上から退避される。
孔あきミラー12の透過方向の光路上には、合焦レンズ14、撮影レンズ15、クイックリターンミラー21、撮像手段20が配列され、眼底撮影光学系02を構成している。
クイックリターンミラー21の反射方向には、内部固視標29が配列され、内部固視標29と撮像手段20の撮像素子19が光学的に共役関係になるようになっている。クイックリターンミラー21はダイクロイックミラーであり、赤外光を透過し、可視光を反射する。また、静止画撮影時には、図1に示す矢印の方向へ動き撮影光学系02上から退避される。
撮像手段20内には、撮像素子19、三色波長分解手段16が構成され、撮像手段20の出力は画像信号処理部23、演算部25へ順次接続されている。演算部25は図示しないCPU1010を備えRAMやROMに格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて眼底カメラの全体的な制御を行う。また、コンピュータプログラムの実行により予め定められた演算処理を実行することが可能である。また、演算部25は図示しない部位情報検出部251、画像生成部252、左右検出部253を構成する。
部位情報検出部251は眼底画像から所定部位として黄斑部、視神経乳頭部の有無を判断する。また、部位情報検出部251は、内部固視標29の点灯する指標の位置と左右眼の情報から黄斑部、視神経乳頭部の有無を判断する。
画像生成部252は、部位情報検出部251からの出力結果に応じたトーンカーブに従い画像を生成する。
観察用光源1は観察用光源駆動回路27へ、撮影用光源2は撮影用光源駆動回路26へ、フォーカス指標投影手段7はフォーカス指標制御回路22、表示部24は表示部制御手段33、クイックリターンミラー21はクイックリターンミラー制御手段31、内部固視標29は、内部固視標制御手段30へとそれぞれ接続され、観察用光源駆動回路27、撮影用光源駆動回路26、フォーカス指標制御回路22、表示部制御手段33、クイックリターンミラー制御手段31、内部固視標制御手段30は、演算部25へ接続されている。
まず、眼底観察時の動作を説明する。
演算部25は、観察用光源1を点灯、および調光するために観察用光源駆動回路27を駆動する。観察用光源1を出射した光束は、リング状の開口を有する絞り5を通過し、ミラー4を透過して、リレーレンズ6、フォーカス指標投影手段7、リレーレンズ11を通過し、孔あきミラー12の周辺で反射し、対物レンズ13、被検眼Eの角膜Ec、瞳Epを通り眼底Erを照明する。
演算部25はフォーカス指標制御回路22を制御し、フォーカス指標光源35を点灯する。図2において、フォーカス指標光源35からの光束はフォーカススプリットプリズム37のプリズム部36aにより光軸L2方向に偏向され、プリズム部36b、36cに達する。ここで、プリズム部36b、36cは、互いに対照な角度のプリズム面を有している。プリズム部36b、36cに達した光束は、図3に示すフォーカス指標38の矩形状の開口部38aを通過し、それぞれ光軸L2に対照な2つのフォーカス指標光束lb、lcとなり、リレーレンズ11、孔あきミラー12、対物レンズ13を介し、被検眼Eに達する。
図4(1)〜(3)は、フォーカス指標光束lb、lcが被検眼Eの眼底Erに達する様子と、フォーカス指標光束lb、lcによる眼底Er上のフォーカス指標像39b、39cを示した図である。(1)は、被検眼Eの眼底Erとフォーカス指標38が光学的に共役な位置関係にある場合を示した図である。眼底Erとフォーカス指標38が光学的に共役なので、2つに分離されたフォーカス指標光束lb、lcは眼底Er上で、フォーカス指標38の矩形状開口部38aの像39b、39cとなり、一列に並ぶ。図4(2)は被検眼Eが図4(1)よりも近視の場合を示した図である。このとき、眼底Erとフォーカス指標38が光学的に共役でないので、2つに分離されたフォーカス指標光束lb、lcは眼底Er上で、フォーカス指標38の矩形状開口部38aの像39b、39cとなり、互いに上下方向にずれ、像39bが上方へ、像39cが下方へずれる。図4(3)は被検眼Eが図4(1)よりも遠視の場合を示した図である。このとき、眼底Erとフォーカス指標38が光学的に共役でないので、2つに分離されたフォーカス指標光束lb、lcは眼底Er上で、フォーカス指標38の矩形状開口部38aの像39b、39cとなり、互いに上下方向にずれ、像39bが下方へ、像39cが上方へずれる。フォーカス指標光源35は、近赤外に中心波長を持つLEDで構成されている。
演算部25は、内部固視標制御手段30を制御して内部固視標29を点灯させ指標を眼底に投影する。内部固視標は可視光であるため、クイックリターンミラー21で反射して、撮影レンズ15、合焦レンズ14、孔あきミラー12の孔の中を通り、対物レンズ13、被検眼Eの角膜Ec、瞳Epを通り、眼底Erに投影される。操作者は、入力部32により内部固視標の位置情報を入力することにより、演算部25は、内部固視標制御手段30を制御して内部固視標29の点灯する位置を変更するため、被検眼の固視を誘導することが出来る。
照明された眼底像および指標像は、被検眼Eの瞳Ep、角膜Ec、撮像光学系としての対物レンズ13、孔あきミラー12の孔の中を通り、合焦レンズ14、撮影レンズ15を介して、撮像手段20内の三色波長分解手段16を通り、撮像素子19に結像される。
撮像素子19では結像した眼底像、フォーカス指標像に対して光電変換が行なわれ、画像信号処理部23によって、撮像素子19からのデータの読み出し、増幅、A/D変換が行なわれ、ディジタル画像データが生成される。生成されたディジタル画像データは、演算部25へ入力されると同時に、表示部制御手段33において、表示部24で表示するための動画像データに変換されて、さらには内部固視標29の点灯する位置がキャラクター合成されて、表示部24に表示される。その様子を図5(a)に示す。
操作者は、表示部24に映出されたフォーカス指標38の矩形状開口部38aの像39b、39cを観察し、図示のないフォーカスノブを操作することにより像39b、39cが一列に並ぶようにする。つまり、眼底Erとフォーカス指標38は光学的に共役となる。すると、フォーカスリンク機構40によって、フォーカス指標投影手段7のフォーカス指標38と、撮像素子19が光学的に共役関係になるようになっているので、眼底Erと撮像素子19は光学的に共役関係になり、眼底Erにピントを合わせることができる。
次に眼底撮影時の動作を図6のフローチャートを基に説明する。
操作者は、表示器24に表示された図5に示すような画像を見ながらアライメント位置合わせ、ピント合わせを行い、アライメント、およびピントが合ったところで入力部32に構成される不図示の撮影スイッチを押すと、演算部25はこれをステップS1で検知し、ステップS2でフォーカス指標制御回路22を制御して、フォーカス指標投影手段7をBの方向へ駆動し光路外へ退避させる。
ステップS3では観察用光源駆動回路27を制御し観察用光源1を消灯する。ステップS4ではクイックリターンミラー制御手段31を制御し、クイックリターンミラー21を撮影光学系02の光路外へ退避させる。ステップS5で、撮像手段20が記録可能状態かどうかを確認し、記録可能状態であればステップS6へ進み、撮影用光源駆動回路26を制御し、あらかじめ決められた光量になるように、撮像手段20と同期を取って、撮影用光源を発光させる。ステップS7では、画像信号処理部23によって、撮像素子19からのデータの読み出し、増幅、およびA/D変換が行なわれ、生画像のディジタル眼底画像データとして演算部25へ入力され、ステップS8で記録部28へ一旦保存される。ステップS9では、部位情報検出部251が記録部28へ一旦保存された生画像を読み出し、画像内の視神経乳頭部の有無を検出する。部位情報検出部251が視神経乳頭部があると判断した場合にはステップS10へ進み、画像生成部252は明るい部分の傾きが緩やかになるようにトーンカーブを変更する。ステップS9で視神経乳頭部が無いと判断した場合にはステップS11へ進み、画像生成部252はトーンカーブを変更しない。
図7(a)にオリジナルのトーンカーブ、図7(b)に明るい部分の傾きを緩やかにしたトーンカーブ、図7(c)に暗い部分の傾きを急峻にしたトーンカーブを示す。
ステップS10、またはステップS11の処理が終了するとステップS12へ進む。ステップS12では、記録部28へ一旦保存された画像を読み出し、画像内の黄斑部の有無を検出する。黄斑部があると判断した場合にはステップS13へ進み、画像生成部252は、暗い部分の傾きが急峻になるようにトーンカーブを変更する。ステップS12で黄斑部が無いと判断した場合にはステップS14へ進み、画像生成部252はトーンカーブを変更しない。ステップS13、またはステップS14の処理が終了するとステップS15へ進み、ステップS15では、記録部28へ一旦保存された生画像を読み出し、ステップS10、S11、S13、S14で決定したトーンカーブによって画像生成部252は画像の階調を変える。又は画像生成部252はトーンカーブによってJPEG画像を生成する。
ここで、ステップS9、およびステップS12でそれぞれ被検眼Eの眼底Erの視神経乳頭部、および黄斑部を検出する方法について述べる。ステップS8で記録部28へ一旦保存された眼底画像データから、8bit(0〜255)画像として、さらには全体画素の平均値がほぼ中間値の120になる様に一旦画像を生成する。
視神経乳頭部は一般的に眼底像の中で最も明るい部位であるから、例えば画素値が200以上の部分を視神経乳頭部の候補として、部位情報検出部251は認識する。更には大きさ、形状情報も考慮する。視神経乳頭の大きさには個人差があるが、一般的にその面積は、0.8mm〜6mmと言われている。また、形状はほぼ楕円形状をしている。本実施例では、画素値が200以上で、大きさが0.4mm以上の連続したほぼ楕円形状の部分を視神経乳頭部として認識する。
黄斑部は一般的に眼底像の中で最も暗い部位であるから、例えば画素値が50以下の部分を黄斑部の候補として認識する。更には大きさ、形状情報も考慮する。黄斑部の中心窩は、一般的に直径約1.5mmの円形をしていると言われている。本実施例では、画素値が50以下で、直径約1.0mm以上の連続したほぼ円形の部分を黄斑部として認識している。
視神経乳頭部の検出方法としては、例えば内部固視灯位置、および左右眼情報から推定する方法もある。一般に視神経乳頭の中心からDMx=約4mm耳側でDMy=0.8mm下方に黄斑の中心である中心窩が位置していると言われている。図8は、右眼における視神経乳頭と黄斑の位置関係を示す。図9に示すように、
内部固視標の位置≒黄斑部(中心窩)
であるから、内部固視標の位置、および左右眼情報が分れば、DMx、DMyの値から、視神経乳頭部の位置が分るので、眼底画像内に視神経乳頭部、黄斑部が含まれるかどうかが判断できる。
(実施例2)
前述したように、クイックリターンミラー21はダイクロイックミラーであり、赤外光を透過し、可視光を反射する。観察用光源1によって照明された眼底像は、撮像素子19に結像されて光電変換が行なわれ、画像信号処理部23によって、撮像素子19からのデータの読み出し、増幅、A/D変換が行なわれ、ディジタル画像データが生成され、生画像として演算部25へ入力されている。
実施例1では、撮影した眼底画像から視神経乳頭部、黄斑部の有無を検出していたが、観察時の眼底画像から視神経乳頭部、黄斑部の有無を検出して、撮影画像に適用するトーンカーブを変更しても良い。
以下、図10に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS20では観察用光源駆動回路27を制御し観察用光源1を点灯する。ステップS21では、画像信号処理部23によって、撮像素子19からのデータの読み出し、増幅、およびA/D変換が行なわれ、ディジタル眼底画像データとして演算部25へ入力され、ステップS22で記録部28へ一旦保存される。ステップS23では、記録部28へ一旦保存された画像を読み出し、ディジタル画像データの平均画素値を測光値Pgとして算出する。さらに、ステップS24では、画像内の視神経乳頭部の有無を検出する。視神経乳頭部があると判断した場合にはステップS25へ進み、明るい部分の傾きが緩やかになるようにトーンカーブを変更する。ステップS24で視神経乳頭部が無いと判断した場合にはステップS26へ進み、トーンカーブは変更しない。
ステップS25、またはステップS26の処理が終了するとステップS27へ進み、記録部28へ一旦保存された画像を読み出し、画像内の黄斑部の有無を検出する。黄斑部があると判断した場合にはステップS28へ進み、暗い部分の傾きが急峻になるようにトーンカーブを変更する。ステップS27で黄斑部が無いと判断した場合にはステップS29へ進み、トーンカーブは変更しない。ステップS28、またはステップS29の処理が終了するとステップS30へ進み、ステップS25、S26、S28、S29で決定したトーンカーブを記録部28へ保存し、画像撮影時に生画像からJPEG画像を生成する際に使用する。更にステップS31では、測光値Pgを基に撮影用光源2の発光量を演算、決定する。
ここで、視神経乳頭部、黄斑部の検出方法は、実施例1と同様である。
(実施例3)
図11は第三の実施例における演算部25の動作を示すフローチャートであり、以下、図11に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS40で不図示のステージ位置検知スイッチより、左右検出部253は右眼、左眼のどちらが撮影対象であるかを検出する。ステップS41では内部固視標29の指標点灯位置を検出する。
部位情報検出部251は、左右検出部253の出力と内部固視標29の指標点灯位置又は投影位置から黄斑部の有無を判断する。そして、画像生成部252は、部位情報検出部251の出力に応じたトーンカーブに従い画像を生成する。
内部固視標29の指標投影位置は、図12に示すように、黄斑部の位置とほぼ一致する。ステップS42では撮影する眼が右眼か左眼なのかを左右検出部253は、判断し、右眼であると判断した場合にはステップS43へ進む。ステップS43では内部固視標29の指標投影位置が図13(a)に示す範囲R1内にあるかどうかを判断し、範囲R1内にあると部位情報検出部251が判断した場合にはステップS45へ進む。ステップS45では、明るい部分の傾きが緩やかになるように画像生成部252はトーンカーブを変更する。ステップS43で図13(a)に示す範囲R1内に内部固視標29の指標点灯位置が無いと部位情報検出部251が判断した場合にはステップS46へ進み、画像生成部252はトーンカーブは変更しない。
ステップS45、またはステップS46を実行した後は、ステップS49へ進み、図13(a)に示す範囲R1+範囲R2内に内部固視標29の指標投影位置があるかどうかを判断し、この範囲にある場合にはステップS51へ進む。ステップS51では、暗い部分の傾きが急峻になるように画像生成部252はトーンカーブを変更する。ステップS49で図13(a)に示す範囲R1+範囲R2内に内部固視標29の指標点灯位置が無いと判断した場合にはステップS52へ進み、画像生成部252はトーンカーブを変更しない。
ステップS42で、右眼でない、つまり左眼であると左右検出部253が判断した場合には、ステップS44へ進む。ステップS44では図13(b)に示す範囲L1内に内部固視標29の点灯指標があるかどうかを部位情報検出部251が判断し、範囲L1内にある場合にはステップS47へ進み、明るい部分の傾きが緩やかになるように画像生成部252はトーンカーブを変更する。ステップS44で図13(a)に示す範囲L1内に内部固視標29の点灯指標が無いと判断した場合にはステップS46へ進み、画像生成部252はトーンカーブは変更しない。
ステップS47、またはステップS48を実行した後は、ステップS50へ進み、図13(b)に示す範囲L1+範囲L2内に内部固視標29の指標点灯位置があるかどうかを判断し、この範囲にあると判断した場合にはステップS53へ進む。ステップS53では、暗い部分の傾きが急峻になるように画像生成部252はトーンカーブを変更する。ステップS50で図13(b)に示す範囲L1+範囲L2内に内部固視標29の指標点灯位置が無いと部位情報検出部251が判断した場合にはステップS54へ進み、画像生成部252はトーンカーブを変更しない。
ステップS51、ステップS52、ステップS53、ステップS54の処理が終了するとステップS55へ進む。ステップS55では、ステップS45、S46、S47、S48、S51、S52、S53、S54で決定したトーンカーブを記録部28へ一旦保存する。
以上説明したように、各眼底部位の情報に応じて、トーンカーブを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、各眼底部位で適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
また、眼底画像の中に視神経乳頭部の有無を検出し、視神経乳頭部の有無に応じてトーンカーブを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、視神経乳頭部とそれ以外の部分の両方でそれぞれ適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
また、眼底像の中に黄斑部の有無を検出し、黄斑部の有無に応じてトーンカーブを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、黄斑部とそれ以外の部分の両方でそれぞれ適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
また、画像データの一定輝度以上の部分を視神経乳頭部と認識するため、確実に視神経乳頭部を検出できる。
また、画像データの一定輝度以下の部分を黄斑部と認識するため、確実に黄斑部を検出できる。
また、被検眼の固視を誘導するための固視標の位置と、被検眼の左右の検知の少なくとも一方の情報によって、視神経乳頭部、および黄斑部を検出するため、確実にを検出できる。画像データの一定輝度以下の部分を黄斑部と認識するため、確実に視神経乳頭部、および黄斑部を検出できる。
観察光、または撮影光で照明され、結像された眼底像を基に眼底露光状態を測光する測光手段を兼用して、視神経乳頭部、または黄斑部を検出するので、視神経乳頭部、または黄斑部とそれ以外の部分の両方でそれぞれ適正な明るさの眼底画像が得られる眼底カメラを小型で安価に提供できる。
また、測光手段からの出力を基に、撮影光量を調整するので、適正露出の眼底像を得ることができる。
眼底像の中に視神経乳頭部の有無を検出し、視神経乳頭部の有無に応じてトーンカーブの所定輝度以上の明るい部分に適用される部分のみを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、視神経乳頭部とそれ以外の部分の両方でそれぞれ適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
眼底像の中に黄斑部の有無を検出し、黄斑部の有無に応じて、トーンカーブの所定輝度以下の暗い部分に適用される部分のみを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、黄斑部とそれ以外の部分の両方でそれぞれ適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
被検眼の固視を誘導するための固視標の位置と、被検眼の左右の検知によって、トーンカーブを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、各眼底部位で適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
固視標の位置が眼底像の所定範囲内にある場合には、トーンカーブの所定輝度以上の明るい部分に適用される部分のみを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、各眼底部位で適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
前記固視標の位置が眼底像の中にある場合には、トーンカーブの所定輝度以下の暗い部分に適用される部分のみを変更し、このトーンカーブを用いて生画像から画像を生成するので、各眼底部位で適正な明るさの眼底画像を提供することができる。
2 撮影用光源
20 撮像手段
25 演算部
251 部位情報検出部
252 画像生成部
253 左右検出部
29 内部固視標
Er 被検眼眼底

Claims (9)

  1. 眼底像を取得する取得手段と、
    第1トーンカーブまたは所定の輝度より小さい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが大きい第2トーンカーブを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたトーンカーブを前記眼底像に適用して画像を生成する画像生成手段と、を備え
    前記選択手段は、前記眼底像に前記所定の輝度より小さい画素が含まれているか否かに応じて前記画像生成手段が用いるトーンカーブを選択することを特徴とする眼科装置。
  2. 前記所定の輝度より小さい範囲には前記眼底像に含まれる黄斑部の輝度が含まれることを特徴とする請求項1記載の眼科装置。
  3. 前記所定の輝度より大きい範囲において、前記第1トーンカーブは前記第2トーンカーブより傾きが大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. 前記所定の輝度より大きい範囲には前記眼底像に含まれる視神経乳頭部の輝度が含まれることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 眼底像を取得する取得手段と、
    第1トーンカーブまたは所定の輝度より大きい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが小さい第2トーンカーブを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたトーンカーブを前記眼底像に適用して画像を生成する画像生成手段と、を備え
    前記選択手段は、前記眼底像に前記所定の輝度より大きい画素が含まれているか否かに応じて前記画像生成手段が用いるトーンカーブを選択することを特徴とする眼科装置。
  6. 前記所定の輝度より大きい範囲には前記眼底像に含まれる視神経乳頭部の輝度が含まれることを特徴とする請求項5に記載の眼科装置。
  7. 第1トーンカーブまたは所定の輝度より小さい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが大きい第2トーンカーブを選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択されたトーンカーブを眼底像に適用して画像を生成する画像生成工程と、を備え
    前記選択工程において、前記眼底像に前記所定の輝度より小さい画素が含まれているか否かに応じて画像生成工程で用いるトーンカーブを選択することを特徴とする画像生成方法。
  8. 第1トーンカーブまたは所定の輝度より大きい範囲において前記第1トーンカーブより傾きが小さい第2トーンカーブを選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択されたトーンカーブを眼底像に適用して画像を生成する画像生成工程と、を備え、
    前記選択工程において、前記眼底像に前記所定の輝度より大きい画素が含まれているか否かに応じて画像生成工程で用いるトーンカーブを選択することを特徴とする画像生成方法。
  9. 請求項7又は8に記載の画像生成方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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