JP6023483B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷媒体に印刷を行う印刷装置に関する。
従来、バーコードや、QRコード(登録商標)に代表される二次元コード等の情報コードが知られている。情報コードの画像(コード画像)の紙等への印刷において、多品種小ロット化の観点から、オンデマンド印刷が注目されている。中でも、印刷速度の高速化が容易なライン型のインクジェット方式の印刷装置によるコード画像の印刷が期待されている。
情報コードは、コードを構成するバーの幅や、セルの配置等により情報を表現する。このため、例えば、印刷されたバーコードにおけるバーの幅が規定の幅と異なっていると、読取装置による読み取り精度が低下する。したがって、コード画像の印刷には高い印字精度が要求される。
しかし、インクジェット方式のように、印刷媒体上にドットにより画像を形成する方式では、インクの滲み等により、ドットが大きくなりがちである。このため、例えば、インクジェット方式の印刷装置によりバーコードを印刷した場合に、インクの滲みにより、バーの幅が規定より大きくなり、読取装置によるバーコードの読み取り精度の低下を招くことがある。インクが滲みやすい用紙に印刷した場合などでは、上記のようなバーコードの読み取り精度の低下が発生するおそれが大きくなる。
これに対し、インクジェット印刷装置によりコード画像を印刷する際に、1ドットあたりのインク吐出量を低減することが知られている。また、特許文献1には、コード画像における印字領域の外周部分のドットに対するインク吐出量を、他のドットに対するインク吐出量よりも低減するインクジェット印刷装置が開示されている。
このように、コード画像を形成するドットの少なくとも外周部分に対するインク吐出量を低減してドットを小さくすることで、例えば、バーコートにおけるバーの幅が規定より太く印刷されることが抑制される。
特開2003−237059号公報
しかしながら、コード画像を形成する各ドットを小さくすると、各ドット間に隙間が生じる。このため、コード画像の濃度が低下する。この結果、例えば、バーコードにおける黒いバーの濃度が低下することで、バーと白いスペースとのコントラストが小さくなり、読取装置による読み取り精度の低下を招く。
ここで、ドットを小さくしたときにドット間に生じる隙間は、印字解像度が小さくなるほど大きくなる。このため、印字解像度が大きい印刷装置であれば、コード画像を形成する各ドットを小さくする場合でも、ドット間に生じる隙間の面積を小さく抑え、コード画像の濃度の低下を軽減できる。
しかし、高解像度で印刷するには、印刷部の高機能化が必要となる。例えば、インクジェット印刷装置であれば、高解像度で印刷可能な高機能のインクジェットヘッドが必要となる。
一方、印字領域の外周部分のドットのみを小さくする場合、ドットの大きさを高精度に制御できなければ、例えば、バーコードにおける黒いバーの幅を所望の幅とすることが容易ではない。特に、油性インクのような、用紙に対して非常に滲みやすいインクにより用紙にコード画像を印刷する場合では、ドットの大きさを所望の大きさに制御することは困難である。
ドットの大きさを細かく制御するためには、印刷部の高機能化が必要となる。例えば、インクジェット印刷装置であれば、1ドットあたりのインク吐出量を細かく制御可能な高機能のインクジェットヘッドが必要となる。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷部の高機能化を回避しつつ、読み取り精度の低下が抑えられるコード画像を印刷できる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、印刷媒体に記録材を付与してドットを打つ第1印刷部と、前記第1印刷部によりドットが打たれた印刷媒体に記録材を付与してドットを打つ第2印刷部とを備え、前記第1印刷部は、コード画像の印刷時において、コード画像の各画素に対して記録材を付与してドットを打ち、前記第2印刷部は、コード画像の印刷時において、前記第1印刷部により形成されたドットからなる複数画素数の幅を有する領域の幅方向におけるドット間位置にドットを打つことにある。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴は、コード画像の印刷時において、前記第1印刷部が付与する記録材および第2印刷部が付与する記録材のうちの一方の記録材の1ドットあたりの付与量が、他方の記録材の1ドットあたりの付与量以下であることにある。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴は、コード画像の印刷時において、印刷媒体の種類に応じて前記第1印刷部および第2印刷部による記録材の付与量が調整されることにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、コード画像の印刷時において、第2印刷部が、第1印刷部により形成されたドットからなる複数画素数の幅を有する領域の幅方向におけるドット間位置にドットを打つ。これにより、印刷部の高解像度化等の高機能化を回避しつつ、読み取り精度の低下が抑えられるコード画像を印刷できる。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴によれば、コード画像の印刷時において、第1印刷部が付与する記録材および第2印刷部が付与する記録材のうちの一方の記録材の1ドットあたりの付与量が、他方の記録材の1ドットあたりの付与量以下とする。これにより、記録材の付与量の増大による記録材の滲み等を抑えることができる。この結果、読み取り精度の低下が抑えられるコード画像を印刷できる。
本発明に係る印刷装置の第3の特徴によれば、コード画像の印刷時において、印刷媒体の種類に応じて第1印刷部および第2印刷部による記録材の付与量が調整される。これにより、さまざまな種類の用紙に対して、読み取り精度の低下が抑えられるコード画像を印刷できる。
実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 搬送部およびインクジェットヘッドの概略構成図である。 インクジェットヘッドの概略構成図である。 コード印刷用ドロップ数テーブルの一例を示す図である。 最大ドロップ数によるドットを示す図である。 理想的な大きさのドットを示す図である。 バーコードの一例を示す図である。 バーコードを含む画像を印刷する際の印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。 (a)は、ブラックのバーコード画像の説明図、(b)は、シアンのバーコード画像の説明図である。 バーコード印刷時の吐出に用いられるノズルを示す図である。 印刷されたバーコード画像のドットを示す図である。 実施の形態によるバーコード画像の品質向上効果を確認した実験の結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図、図2は、図1に示す印刷装置の搬送部およびインクジェットヘッドの概略構成図である。以下の説明において、図2の紙面に直交する方向を前後方向とし、紙面表方向を前方とする。また、図2に示すように、前方から見て、上下左右を上下左右方向とする。また、図2において破線で示す経路が、印刷媒体である用紙が搬送される搬送経路Rであり、左から右に向かう方向が搬送方向である。以下の説明における上流、下流は、搬送方向における上流、下流を意味する。
図1に示すように、本実施の形態に係る印刷装置1は、インクジェット方式の印刷装置であって、搬送部2と、インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yと、ヘッド駆動部4と、制御部5とを備える。
搬送部2は、用紙10を搬送する。図2に示すように、搬送部2は、搬送ベルト11と、駆動ローラ12と、従動ローラ13〜15とを備える。
搬送ベルト11は、駆動ローラ12および従動ローラ13〜15に掛け渡される環状のベルトである。搬送ベルト11には、用紙10を吸着保持するためのベルト穴が多数形成されている。搬送ベルト11は、ファン(図示せず)の駆動によりベルト穴に発生する吸着力により、用紙10を吸着保持する。搬送ベルト11は、駆動ローラ12の駆動により図2における時計回り方向に回転することで、吸着保持した用紙10を右方向に搬送する。
駆動ローラ12および従動ローラ13〜15は、搬送ベルト11が掛け渡されるものである。駆動ローラ12は、搬送ベルト11を回転させる。駆動ローラ12は、図示しないモータにより駆動される。従動ローラ13〜15は、搬送ベルト11を介して駆動ローラ12に従動する。従動ローラ13は、駆動ローラ12と略同じ高さで、駆動ローラ12から左右方向に所定間隔だけ離間して配置されている。従動ローラ14,15は、駆動ローラ12および従動ローラ13の下方において、互いに左右方向に所定間隔だけ離間して、略同じ高さに配置されている。
インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yは、搬送部2により搬送される用紙10にインク(記録材)を吐出(付与)してドットを打つことにより画像を印刷する。インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yは、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色のインクを吐出する。インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yは、搬送部2の上方に配置されている。インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yは、上流側からこの順で並列して配置されている。
インクジェットヘッド3Kは、図3に示すように、インクを吐出する複数のノズル21を下面に有する。複数のノズル21は、前後方向(主走査方向)に所定のピッチPで等間隔に配置されている。インクジェットヘッド3C,3M,3Yも、吐出するインク色以外はインクジェットヘッド3Kと同様の構成であり、前後方向に所定のピッチPで等間隔に配置された複数のノズル21を有する。
インクジェットヘッド3C(請求項の第2印刷部に相当)は、図3に示すように、インクジェットヘッド3K(請求項の第1印刷部に相当)に対して、ノズル21の位置が後側に半ピッチ(P/2)分だけずれて配置されている。なお、図3は、インクジェットヘッド3K,3Cを下側から見た図である。図3において図示は省略するが、インクジェットヘッド3M,3Yは、各ノズル21の前後方向における位置がインクジェットヘッド3Kと同じになるように配置されている。すなわち、インクジェットヘッド3Cが、他のインクジェットヘッド3K,3M,3Yに対して半ピッチ(P/2)分だけ後側にずれている。
ヘッド駆動部4は、インクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yを駆動してノズル21からインクを吐出させる。
制御部5は、印刷装置1全体の動作を制御する。制御部5は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
制御部5は、図4に示すコード印刷用ドロップ数テーブル31を予め記憶している。印刷装置1は、バーコード画像の印刷に、ブラックのインクとシアンのインクとを用いる。コード印刷用ドロップ数テーブル31は、バーコードの画像の形成時の1ドットあたりのブラック(K)およびシアン(C)のインクのドロップ数(付与量)を、用紙種類ごとに保持するテーブルである。
ここで、印刷装置1において、最大ドロップ数による1ドットの面積をSmとすると、Sm=πP/2となるように、用紙種類ごとに最大ドロップ数が設定されている。最大ドロップ数は、1ドットあたりのインクの最大のドロップ数である。
図5に示すように、Sm=πP/2のドットDmによれば、隙間なくベタ領域を形成できる。なお、図5において、点線で示すマス目がそれぞれ1画素の区画を示す。しかし、ドットDmでは、例えば、図5に示すように、2画素分の幅2Pの線を印刷しようとすると、幅が2P+αの太った線になってしまう。バーコードを印刷する場合に、このように線が太くなってしまうと、バーコードの読取装置による読み取り精度の低下を招く。
そこで、印刷装置1では、バーコード画像の各画素に対して形成するブラックのドットの大きさが、図6に示すドットDkのような理想的な大きさに最も近くなるような、1ドットあたりのブラックのドロップ数が予め設定されている。図6に示すドットDkは、点線で示すマス目に内接する円形状であり、その面積をSkとすると、Sk=πP/4である。この1ドットあたりのブラックのドロップ数が、コード印刷用ドロップ数テーブル31に保持されている。バーコードの画像の形成時の1ドットあたりのブラックのドロップ数は、インクの滲みやすさに応じて、用紙種類ごとに設定される。
印刷装置1では、後述するように、バーコードのバーの幅方向におけるブラックのドット間位置にシアンのドットを打つ。このシアンの1ドットあたりのドロップ数が、ブラックのドロップ数に対応して、コード印刷用ドロップ数テーブル31に保持されている。このコード印刷用ドロップ数テーブル31におけるシアンのドロップ数は、ブラックのドロップ数以下に設定されている。このシアンのドロップ数は、ブラックのドット間位置にシアンのドットを打ったときに、ブラックおよびシアンのインクが滲んでバーが規定の幅を超えることが抑えられる程度の値に設定される。
コード印刷用ドロップ数テーブル31におけるブラックおよびシアンのドロップ数は、例えば、予め実験的に求められた値が設定される。
制御部5は、バーコード画像の印刷時、コード印刷用ドロップ数テーブル31を参照して、インクジェットヘッド3K,3Cによるバーコード画像の各画素に対するドロップ数を決定する。
ここで、バーコードの一例を図7に示す。図7に示すように、バーコード40は、縦方向に細長い複数のバー41を有する。複数のバー41は、横方向(幅方向)に配列されている。バー41の間には、スペース42が形成されている。バー41およびスペース42の幅により、情報が表現される。
次に、バーコードを含む画像を印刷する際の印刷装置1の動作について説明する。
本実施の形態では、画像データにおいてバー41が黒であるバーコード40を印刷するものとする。また、印刷されるバーコード40の縦方向が、用紙10の搬送方向(副走査方向)に平行であるものとする。
図8は、バーコードを含む画像を印刷する際の印刷装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図8のフローチャートの処理は、印刷装置1にバーコード40の画像を含む画像データが入力されることにより開始となる。印刷装置1に入力される画像データは、RGB形式の画像データであるとする。
図8のステップS10において、制御部5は、入力された画像データからバーコード40を検出する。画像データからバーコード40を検出する手法は特に限定されず、公知の手法を用いることができる。例えば、制御部5は、画像データにおいて連続して配置された所定数以上の同じ長さの直線が存在する場合、それらの直線がバーコード40のバー41を構成すると判断し、それらの直線からなるバーコード40を検出する。
次いで、ステップS20において、制御部5は、RGB画像データを色変換(色分解)し、C,M,Y,Kの各色の画像データを生成する。制御部5は、例えば、RGB値とCMYK値との対応関係が記録されたルックアップテーブル(図示せず)を参照して、色変換を行う。
この際、制御部5は、バーコード40の画像を、ブラックのバーコード画像とシアンのバーコード画像とに分版する。ここで、制御部5は、シアンのバーコード画像においては、バー41の幅方向の一方側端の1画素幅のラインを削除した画像とする。
具体的には、例えば、入力された画像データに含まれるバーコード40において、図9(a)に示すような2画素幅のバー41A、および4画素幅のバー41Bがあるとする。この場合、色変換後のブラックの画像データには、図9(a)のバー41A,41Bが存在する。これに対し、制御部5は、シアンの画像データには、図9(b)に示すようなバー41Ac,41Bcを生成する処理を色変換時に行う。なお、図9(a)、図9(b)において、マス目がそれぞれ1画素を示す。バー41Ac,41Bcは、バー41A,41Bにおける図示右側端の1画素幅のラインを削除したものである。
これにより、図10に示すインクジェットヘッド3Kのノズル21k1,21k2によりバー41Aに対応するブラックのインク吐出が行われ、インクジェットヘッド3Cのノズル21c1によりバー41Acに対応するシアンのインク吐出が行われるようにすることができる。同様に、インクジェットヘッド3Kのノズル21k3〜21k6によりバー41Bに対応するブラックのインク吐出が行われ、インクジェットヘッド3Cのノズル21c2〜21c4によりバー41Bcに対応するシアンのインク吐出が行われるようにすることができる。なお、図10において、上記の例でインクを吐出するノズル21を黒で塗りつぶして示している。
次いで、ステップS30において、制御部5は、C,M,Y,Kの各色の画像データにハーフトーン処理を施し、各色のドロップデータを生成する。各色のドロップデータは、各画素に吐出する各色のインクのドロップの数を示すデータである。
この際、バーコード画像については、制御部5は、コード印刷用ドロップ数テーブル31を参照し、用紙種類に応じて、ブラックおよびシアンのバーコード画像の各画素に対するドロップ数を決定する。ここで、制御部5は、例えば、入力される画像データとともに、印刷に使用する用紙種類を示す情報を取得できる。
そして、ステップS40において、制御部5は、印刷を実行する。具体的には、制御部5は、各色のドロップデータに基づき、ヘッド駆動部4によりインクジェットヘッド3K,3C,3M,3Yを駆動させて、搬送部2により搬送される用紙10に対してインクを吐出させる。これにより、用紙10にバーコードを含む画像が印刷される。
この際、バーコード画像の印刷においては、例えば、図10に示すインクジェットヘッド3Kのノズル21k1,21k2からブラックのインクが吐出され、バー41Aを構成する画素ごとにブラックのドットが打たれる。また、インクジェットヘッド3Cのノズル21c1から、バー41Aの幅方向におけるブラックのドット間位置にシアンのインクが吐出され、シアンのドットが打たれる。
このような印刷の結果、図11に示すように、印刷されたバーコード画像の各バー41は、ブラックのドットDkと、そのドット間位置に打たれたシアンのドットDcにより形成される。コード印刷用ドロップ数テーブル31におけるシアンのドロップ数が、ブラックのドロップ数以下であるため、バーコード画像におけるシアンのドットDcの大きさは、ブラックのドットDkの大きさ以下である。
なお、インクジェットヘッド3Cが、他のインクジェットヘッド3K,3M,3Yに対して半ピッチ分だけずれていることは、通常の画像の印刷画質にはほとんど影響を与えない。
上述のように、複数画素数の幅を有するバー41の領域においてブラックのドットDkのドット間位置にシアンのドットDcを打つことで、ブラックのドットDkの大きさをバー41が規定の幅を超えないように抑えたとしても、シアンのドットDcにより隙間を小さくできる。これにより、読取装置によるバーコードの読み取り濃度の低下を抑制できる。一般的な読取装置は、バーコードの読み取りに赤の光を用いている。シアンは赤の補色であるため、読取装置では、シアンはブラックとほぼ同様に読み取られる。このため、ブラックのドットDkのドット間位置にシアンのドットDcを打つことで、読取装置による読み取り濃度の低下を抑制できる。
また、本実施の形態では、インクジェットヘッド3K,3Cは、特に高解像度印字が可能でなくても、また、特に細かい吐出量制御ができなくても、ドロップ数の設定により、高精度でバー41が規定の幅になるように印刷することが可能である。
したがって、印刷装置1によれば、インクジェットヘッドの高機能化を回避しつつ、読み取り精度の低下が抑えられるバーコード画像を印刷できる。
また、バーコード画像に対するシアンの1ドットあたりのドロップ数は、ブラックの1ドットあたりのドロップ数以下であるので、インク量の増大を抑制できる。これにより、インクの滲み大きくなることによるバー41の太りを軽減できる。この結果、読み取り精度の低下が抑えられるバーコード画像を印刷できる。
また、バーコード画像に対するブラックおよびシアンの1ドットあたりのドロップ数は、用紙種類ごとに設定されるので、インクが滲みやすい用紙にバーコードを印刷する場合でも、バーコードの読み取り精度の低下を抑えることができる。
なお、入力された画像データに含まれるバーコードの各画素に対してシアンのドットを打ち、シアンのドット間位置にブラックのドットを打つようにしてもよい。すなわち、図11におけるブラックとシアンとの関係を逆にしてもよい。この場合も、印刷されたバー41が規定の幅となるように、ブラックおよびシアンの1ドットあたりのドロップ数を設定すればよい。なお、この場合、ブラックの1ドットあたりのドロップ数がシアンの1ドットあたりのドロップ数以上であることが好ましい。ブラックの比率が大きいほうが、読取装置によるバーコードの読み取り濃度の低下を抑制できるからである。
ここで、本実施の形態によるバーコード画像の品質向上効果を確認した実験の結果を図12に示す。
図12における実験例1は、図11のように、ブラックのドット間位置にシアンのドットを打つことによりバーコード画像を印刷したものである。実験例2は、実験例1とはブラックとシアンとの関係を逆にして、シアンのドット間位置にブラックのドットを打つことによりバーコード画像を印刷したものである。比較例は、ブラックのドットとシアンのドットとを同じ位置に重ねて打つことによりバーコード画像を印刷したものである。
実験例1,2、比較例におけるブラックおよびシアンの1ドットあたりのドロップ数は、複数通りの組み合せを試し、その中で最もバーコード品質ランクが高くなったドロップ数を採用した。バーコード品質ランクは、市販のバーコード検証機を用いて判定した。
バーコード品質向上効果は、ブラックインクのみの単色で印刷したバーコード画像を基準とし、この基準のバーコード画像に対してバーコード品質ランクが上位であった場合をA(品質向上)とした。また、基準のバーコード画像に対してバーコード品質ランクが同等であった場合をB(品質変化なし)とし、基準のバーコード画像に対してバーコード品質ランクが下位であった場合をC(品質低下)とした。
実験には、図12に示すように、IJ(インクジェット)マット用紙、IJ用紙、2種類の普通紙A,Bを用いた。図12において下側の用紙ほど、インクが滲みやすいものである。
図12に示すように、実験例1,2では、比較例と比較して、品質が高いバーコード画像が印刷できた。
なお、上述した実施の形態では、図11に示すように、バー41の幅方向に隣接するブラックのドットDkの中間にシアンのドットDcを打ったが、中間でなくてもよい。幅方向に隣接するブラックのドットDkの中心間にシアンのドットDcの中心が位置するようにすればよい。ブラックとシアンとの関係を逆にする場合も同様である。
また、上述した実施の形態では、図11のように、ブラックのドットDkとシアンのドットDcの縦方向(副走査方向)における位置を同じとしたが、シアンのドットDcの縦方向における位置はこれに限らない。ブラックとシアンとの関係を逆にする場合も同様である。例えば、図11におけるシアンのドットDcが縦方向に半画素分だけずれた位置に形成されるようにしてもよい。インクジェットヘッド3Cからのインクの吐出タイミングを制御することにより、ドットDcの縦方向の位置を調整することができる。なお、このように縦方向におけるシアンのドットDcをブラックのドットDkに対してずらす場合、色変換後のシアンの画像データにおけるバーコード画像における縦方向の一方側端の1画素幅のラインを削除した画像としてもよい。すなわち、図9(b)に示したバー41Ac,41Bc等の各バーにおける縦方向の一方側端の1画素幅のラインを削除した画像としてもよい。これにより、シアンのドットDcがバー41においてブラックのドットDkより縦方向に突出しないようにできる。
上述した実施の形態では、印刷されるバーコード40の縦方向が、用紙10の搬送方向(副走査方向)に平行である場合について説明した。これとはバーコード40の向きが異なり、バーコード40の縦方向が用紙10の搬送方向に直交する場合は、インクジェットヘッド3Cによる吐出タイミングの制御により、バー41の幅方向に隣接するブラックのドットDkのドット間位置にシアンのドットDcを打てばよい。ブラックとシアンとの関係を逆にする場合も同様である。
上述した実施の形態では、ブラックとシアンのインクによりバーコード40を印刷する場合について説明したが、色の組み合せはこれに限らない。例えば、ブラックのインクを吐出するインクジェットヘッドを2つ有する印刷装置において、一方のインクジェットヘッドによりバー41の各画素に打たれたブラックのドットDkのドット間位置に、他方のインクジェットヘッドによりブラックのドットを打つようにしてもよい。
上述した実施の形態では、バーコード40を印刷する場合について説明したが、他の情報コードの画像を印刷する場合にも本発明は適用可能である。
上述した実施の形態では、インクジェット方式の印刷装置1について説明したが、これに限らず、ドットを打つことにより画像を印刷する方式の印刷装置であれば、本発明は適用可能である。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 印刷装置
2 搬送部
3K,3C,3M,3Y インクジェットヘッド
4 ヘッド駆動部
5 制御部
31 コード印刷用ドロップ数テーブル

Claims (3)

  1. 印刷媒体に記録材を付与してドットを打つ第1印刷部と、
    前記第1印刷部によりドットが打たれた印刷媒体に記録材を付与してドットを打つ第2印刷部とを備え、
    前記第1印刷部は、コード画像の印刷時において、画像データにおけるコード画像を構成する各画素に対して記録材を付与してドットを打ち、
    前記第2印刷部は、コード画像の印刷時において、前記第1印刷部により形成されたドットからなる複数画素数の幅を有する領域の幅方向におけるドット間位置にドットを打つことを特徴とする印刷装置。
  2. コード画像の印刷時において、前記第1印刷部が付与する記録材および第2印刷部が付与する記録材のうちの一方の記録材の1ドットあたりの付与量が、他方の記録材の1ドットあたりの付与量以下であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. コード画像の印刷時において、印刷媒体の種類に応じて前記第1印刷部および第2印刷部による記録材の付与量が調整されることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
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