JP6022254B2 - スクリーン印刷用インク組成物およびパターン形成方法 - Google Patents

スクリーン印刷用インク組成物およびパターン形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池用基板を含む基板をエッチングする際に用いられるレジストパターン形成用のスクリーン印刷用インク組成物および当該組成物を用いたパターン形成方法に関する。
太陽電池基板を含む基板を部分的にエッチング処理する際に用いられるレジストパターンを形成するための手法として、パターン形成と同時に成膜も行うスクリーン印刷法でなく、基板の表面に均一膜を形成しフォトリソグラフ法によりパターンを形成する試みがなされている(特許文献1)。
これまでフォトリソグラフ法によりパターンを形成するための材料としては、主にスピン塗布用の組成物が知られている(特許文献1、2参照)。また、特許文献1にはバーコータによる成膜も行われている。これにより均一な、均一な膜を形成し、パターン形成と同時に成膜も行うスクリーン印刷法よりも高い精度で微細なパターンを形成することができる。
国際特許出願パンフレットWO2010/013642 特開2001−312052
しかしながら、スピン塗布等による成膜方法では塗布成膜時に廃液量が多くなり少薬液化の点で問題があった。またスクリーン印刷法で塗膜を形成する場合、まずメッシュ状の絹、合成樹脂、ステンレスなどのスクリーン(印刷版)を枠に張り、スクリーンにインク組成物を塗布して、塗布されたインク組成物をスキージで基板上に押し出し、これにより、インク組成物が基板上に印刷され、インク組成物の塗膜が形成されるが、従来のフォトリソグラフ法に適した材料を用いてスクリーン印刷法により基板上に印刷すると、インク組成物がスクリーンを通過する際に発生した泡が塗膜中に残存したり、インク組成物が基板に対してはじいてしまうことにより、インク組成物の塗布性が低下するといった課題が生じる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、パターン形成のための塗膜をスクリーン印刷法により基板上に形成することに適した少薬液化が可能なスクリーン印刷用インク組成物を提供することにある。
本発明のある態様は、スクリーン印刷用インク組成物である。当該スクリーン印刷用インク組成物は、基材樹脂成分(A)と、光活性化合物(B)と、沸点が200℃以上の有機溶剤からなる溶剤(C)と、を含有し、表面張力が34.0mN/m以上39.0mN/m以下であることを特徴とする。
この態様のスクリーン印刷用インク組成物によれば、スクリーン印刷法により基板上に印刷をする際に泡の発生を抑制するとともに、基板に対するはじきを抑制することにより、塗布性を向上させることができる。
上記態様のスクリーン印刷用インク組成物において、基材樹脂成分(A)がアルカリ可溶性樹脂であってもよい。また、光活性化合物(B)がキノンジアジド基含有化合物を含んでもよい。
本発明の他の態様は、パターン形成方法である。当該パターン形成方法は、基板上に、上述したいずれかの態様のスクリーン印刷用インク組成物を用いてスクリーン印刷法によりインク組成物膜を形成する工程と、インク組成物膜をベークする工程と、露光をする工程と、現像する工程と含む。
本発明によれば、パターン形成のための塗膜をスクリーン印刷法により基板上に形成することに適した少薬液化が可能なスクリーン印刷用インク組成物が提供される。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態に係るスクリーン印刷用インク組成物は、基材樹脂成分(A)、光活性化合物(B)、および溶剤(C)を含有する。当該スクリーン印刷用インク組成物の表面張力は溶剤(C)の含有量等を調節することにより34.0mN/m以上39.0mN/m以下の範囲に設定される。なお、当該表面張力の値は後述する測定方法により特定される。以下、実施の形態に係るスクリーン印刷用インク組成物の各成分について詳細に説明する。
<基材樹脂成分(A)>
基材樹脂成分(A)は、アルカリ可溶性樹脂、アルカリ不溶性樹脂のいずれであってもよい。
基材樹脂成分(A)に用いられるアルカリ可溶性樹脂としては、特に限定されないが、フェノール性水酸基を有する芳香族化合物(以下、単に「フェノール類」という)とアルデヒド類とを酸触媒下で付加縮合させることにより得られるものを用いることができる。
(フェノール類)
上記フェノール類としては、例えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、及びp−クレゾール等のクレゾール類;2,3−キシレノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、及び3,5−キシレノール等のキシレノール類;o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、及びp−エチルフェノール等のエチルフェノール類、2−イソプロピルフェノール、3−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、o−ブチルフェノール、m−ブチルフェノール、p−ブチルフェノール、並びにp−tert−ブチルフェノール等のアルキルフェノール類;2,3,5−トリメチルフェノール、及び3,4,5−トリメチルフェノール等のトリアルキルフェノール類;レゾルシノール、カテコール、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、及びフロログリシノール等の多価フェノール類;アルキルレゾルシン、アルキルカテコール、及びアルキルハイドロキノン等のアルキル多価フェノール類(いずれのアルキル基も炭素数1以上4以下である);α−ナフトール;β−ナフトール;ヒドロキシジフェニル;並びにビスフェノールA等を挙げることができる。これらのフェノール類は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらのフェノール類の中でも、m−クレゾール及びp−クレゾールが好ましく、m−クレゾールとp−クレゾールとを併用することがより好ましい。この場合、両者の配合割合を調整することにより、スクリーン印刷用インク組成物(ポジ型レジスト組成物)としての感度、耐熱性等の諸特性を調節することができる。m−クレゾールとp−クレゾールの配合割合は特に限定されるものではないが、m−クレゾール/p−クレゾールの比で、3/7以上8/2以下(質量比)が好ましい。m−クレゾールの割合を3/7以上とすることにより感度を向上させることができ、8/2以下とすることにより耐熱性を向上させることができる。
(アルデヒド類)
アルデヒド類としては、例えば、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、フルフラール、ベンズアルデヒド、ニトロベンズアルデヒド、及びアセトアルデヒド等を挙げることができる。これらのアルデヒド類は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
(酸触媒)
酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、及び亜リン酸等の無機酸類;蟻酸、シュウ酸、酢酸、ジエチル硫酸、及びパラトルエンスルホン酸等の有機酸類;並びに酢酸亜鉛等の金属塩類等を挙げることができる。これらの酸触媒は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
(分子量)
基材樹脂成分(A)成分の質量平均分子量は、スクリーン印刷用インク組成物の現像性、解像性、及び耐メッキ液性の観点から1000以上50000以下とすることが好ましい。
(分別処理)
基材樹脂成分(A)成分は、分別処理により、低核体の含有量が、当該分別処理前の80質量%以下、より好ましくは50質量%以下に低減されている分別樹脂であることが好ましい。ここで低核体とは、上記のフェノール類、即ちフェノール系モノマーと、当該フェノール系モノマー2分子から得られるダイマー、当該フェノール系モノマー3分子から得られるトリマー等を意味する。このような分別樹脂を用いることにより、レジストパターン断面形状の垂直性が更に良好になり、現像時にレジスト残渣(スカム)が発生しにくく、解像性が向上すると共に、耐熱性に優れるものにもなる。
分別処理は、例えば以下のような公知の分別沈殿処理によって行うことができる。まず、上述したように、フェノール類とアルデヒド類との付加縮合反応を行った後、得られた付加縮合生成物(ノボラック樹脂)を極性溶媒に溶解し、この溶液に対し、水、ヘプタン、ヘキサン、ペンタン、及びシクロヘキサン等の貧溶媒を加える。このとき、低核体は比較的溶解度が高いため、貧溶媒に溶解したままであるので、析出物を濾取することにより、低核体の含有量が低減された分別樹脂を得ることができる。
上記極性溶媒としては、例えば、メタノール、及びエタノール等のアルコール類;アセトン、及びメチルエチルケトン等のケトン類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類;テトラヒドロフラン等の環状エーテル類等を挙げることができる。
基材樹脂成分(A)成分中の低核体の含有量は、GPC測定の結果から確認することができる。つまり、GPCチャートからは、合成したフェノールノボラック樹脂の分子量分布を確認することができ、低核体の溶出時間に該当するピークの強度比を測定することにより、その含有量を算出することができる。なお、低核体の溶出時間は測定手段により異なるため、カラム、溶離液、流量、温度、検出器、サンプル濃度、注入量、及び測定器等の特定が重要である。
分別樹脂の分散度[質量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)]は、30以下が好ましく、15以上25以下がより好ましい。
[フェノール性水酸基の有する水素原子の少なくとも一部が、1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換されたアルカリ可溶性ノボラック樹脂]
基材樹脂成分(A)成分として、上述したアルカリ可溶性ノボラック樹脂に含まれる全フェノール性水酸基の水素原子の一部が1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換された置換体を用いることができる。当該置換体を用いることにより、当該置換体自体が少ないナフトキノンジアジドスルホニル基で感光性を有するため、スクリーン印刷用インク組成物の感度をより向上させることができる。
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基での置換は、上述したアルカリ可溶性ノボラック樹脂と1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸化合物とのエステル化反応により行うことができる。1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸化合物としては、例えば、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸クロライド、及び1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロライド等のキノンジアジド化合物のハロゲン化物を挙げることができる。
上記置換体において、フェノール性水酸基の有する水素原子が1,2−ナフトキノンジアジドスルホニル基で置換されている割合、即ちエステル化反応の反応率は、2モル%以上10モル%以下であることが好ましく、3モル%以上7モル%以下であることがより好ましく、3モル%以上5モル%以下であることが更に好ましい。反応率を2モル%以上とすることにより、未露光部分の膜減りを抑えることができ、10モル%以下とすることにより、感度を向上させると共に、レジストパターン断面形状の垂直性を良好にすることができる。
基材樹脂成分(A)に用いられるアルカリ不溶性樹脂としては、フェノール性水酸基やカルボキシ基等のアルカリ現像液に対する溶解性基をいわゆる酸解離性溶解抑制基で保護した従来公知の樹脂が挙げられる。フェノール性水酸基を酸解離性溶解抑制基で保護した樹脂としては、ポリヒドロキシスチレンの一部を酸解離性溶解抑制基で保護した樹脂が挙げられ、カルボキシ基を酸解離性基で保護した樹脂としては、(メタ)アクリル酸のカルボキシ基を酸解離性基で保護した(メタ)アクリル系の樹脂が挙げられる。
酸解離性溶解抑制基としては、例えば、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基等の環状エーテル基または1−エトキシエチル基、1‐メトキシプロピル基などの、炭素数1〜5のアルコキシアルキル基等の、アセタール系酸解離性溶解抑制基;tert−ブチルオキシカルボニル基、tert−アミルオキシカルボニル基等の、炭素数1〜10の第三級アルコキシカルボニル基;tert−ブチル基、tert−ペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、1−エチルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−エチルシクロヘキシル基、2−メチル−2−アダマンチル基、2−エチル−2−アダマンチル基等の第三級アルキル基;などが挙げられる。
<光活性化合物(B)>
光活性化合物(B)は、感光性を有する化合物であれば特に限定されないが、キノンジアジド基含有化合物が好ましい。このキノンジアジド基含有化合物としては、例えば、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,4,6−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,6−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4−トリヒドロキシ−2’−メチルベンゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,3’,4,4’,6−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,3,4,4’−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,3,4,5−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,3’,4,4’,5’,6−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、2,3,3’,及び4,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフェノン等のポリヒドロキシベンゾフェノン類;ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)メタン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−2−(2’,4’−ジヒドロキシフェニル)プロパン、2−(2,3,4−トリヒドロキシフェニル)−2−(2’,3’,4’−トリヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’−{1−[4−〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕フェニル]エチリデン}ビスフェノール、及び3,3’−ジメチル−{1−[4−〔2−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕フェニル]エチリデン}ビスフェノール等のビス[(ポリ)ヒドロキシフェニル]アルカン類;トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3、5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン、及びビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,4−ジヒドロキシフェニルメタン等のトリス(ヒドロキシフェニル)メタン類又はそのメチル置換体;ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−2−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−2−ヒドロキシフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(3−シクロヘキシル−2−ヒドロキシフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン、及びビス(5−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−4−ヒドロキシフェニルメタン等のビス(シクロヘキシルヒドロキシフェニル)(ヒドロキシフェニル)メタン類又はそのメチル置換体;フェノール、p−メトキシフェノール、ジメチルフェノール、ヒドロキノン、ナフトール、ピロカテコール、ピロガロール、ピロガロールモノメチルエーテル、ピロガロール−1,3−ジメチルエーテル、没食子酸、アニリン、p−アミノジフェニルアミン、及び4,4’−ジアミノベンゾフェノン等の水酸基又はアミノ基を有する化合物;並びにノボラック、ピロガロール−アセトン樹脂、及びp−ヒドロキシスチレンのホモポリマー又はこれと共重合し得るモノマーとの共重合体等と、ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホン酸、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホン酸、及びオルトアントラキノンジアジドスルホン酸等のキノンジアジド基含有スルホン酸との完全エステル化合物、部分エステル化合物、アミド化物、又は部分アミド化物等を挙げることができる。これらの感光剤は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの感光剤の中でも、下記一般式(B−1)及び(B−2)で表される化合物のキノンジアジドスルホン酸エステルが好ましい。
Figure 0006022254
[一般式(B−1)及び(B−2)中、R1bからR7bはそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1以上5以下のアルキル基、及び置換基を有していてもよい炭素数4以上8以下のシクロアルキル基を示す。]
上記一般式(B−1)及び(B−2)で表される化合物のキノンジアジドスルホン酸エステルの中でも、下記化学式(B−3)で表される化合物のキノンジアジドスルホン酸エステルが特に好ましい。
Figure 0006022254
ここで、上記一般式(B−1)及び(B−2)、並びに化学式(B−3)で表される化合物のキノンジアジドスルホン酸エステルにおいて、ナフトキノン−1,2−ジアジド−スルホニル基は、4位又は5位にスルホニル基が結合しているものが好ましい。これらの化合物は、後述する溶剤(C)によく溶解し、且つ基材樹脂成分(A)成分との相溶性が良好であり、スクリーン印刷用インク組成物の感光剤として使用すると、高感度で、画像コントラスト及び断面形状に優れ、且つ耐熱性にも優れる上、溶液として用いる場合においても異物の発生のないスクリーン印刷用インク組成物を与えることができる。
上記一般式(B−1)で表される化合物は、例えば1−ヒドロキシ−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼンとナフトキノン−1,2−ジアジド−スルホニルクロリドとをジオキサンのような溶媒中において、トリエタノールアミン、炭酸アルカリ、及び炭酸水素アルカリ等のアルカリの存在下で縮合させ、完全エステル化又は部分エステル化することにより製造することができる。また、上記一般式(B−2)で表される化合物は、例えば1−[1−(4−ヒドロキシフェニル)イソプロピル]−4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼンとナフトキノン−1,2−ジアジド−スルホニルクロリドとをジオキサンのような溶媒中において、トリエタノールアミン、炭酸アルカリ、及び炭酸水素アルカリ等のアルカリの存在下で縮合させ、完全エステル化又は部分エステル化することにより製造することができる。
なお、ナフトキノン−1,2−ジアジド−スルホニルクロリドとしては、ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホニルクロリドやナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニルクロリドを用いることが好ましい。
光活性化合物(B)の含有量は、基材樹脂成分(A)成分100質量部に対し5質量部以上100質量部以下用いることが好ましく、10質量部以上50質量部以下用いることがより好ましい。光活性化合物(B)の含有量を5質量部以上とすることにより所望のレジストパターンが得られるようになり、50質量部以下とすることにより、十分な感度を保つことができる。
この他、光活性化合物(B)は光酸発生剤を含んでもよい。光酸発生剤としては、特に制限はなく、放射線の照射により分解して酸を発生させるものであれば用いることができる。なお、実際の製造プロセスへの適用を考えた場合、本実施の形態のスクリーン印刷用インク組成物と同じ波長(たとえば、i線(365nm))の光照射により酸を発生させる化合物が好ましい。このような酸発生剤としては、例えば、特開平5−107755号公報に記載されているようなトリアジン系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、オニウム塩系酸発生剤などが挙げられ、中でも、3−(メチルスルホニル)オキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)オンが、紫外線照射において酸発生効果に優れ、酸架橋性材料を効率良く架橋させることができる点で好ましく、さらに本実施の形態のスクリーン印刷用インク組成物の特性に対する影響がほとんどないことから好ましい。光酸発生剤の配合量は、その種類にもよるが、スクリーン印刷用インク組成物(全固形分)に対し、おおよそ0.01〜30.0質量%、好ましくは0.1〜20.0質量%の範囲で選ぶことが好ましい。
また、光活性化合物(B)は増感剤を含有してもよい。本実施の形態で用いることができる増感剤は、特に限定されるものではなく、ポジ型レジスト組成物において通常用いられる増感剤の中から任意に選択することができる。このような増感剤としては、骨格構造にトリメチルフェノールやカルバゾールを有し、ナフトキノンジアジド基含有スルホニル化合物とエステル化していないフェノール化合物が挙げられる。また、4−クロロフェノキシ酢酸(4CPA)のフェノール体(PAMF)等を挙げることができる。増感剤の含有量は、スクリーン印刷用インク組成物の全質量に対して1〜10質量%が好ましく、2〜5質量%がより好ましい。
<溶剤(C)>
溶剤(C)は、沸点が200℃以上の有機溶剤からなる成分である。溶剤(C)の具体例としては、エチレングリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコールジアセテート、1,3−ブチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、グリセリン、ベンジルアルコール、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−エチル−3−メトキシブチルアセテート、2−メトキシペンチルアセテート、3−メトキシペンチルアセテート、4−メトキシペンチルアセテート、2−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、4−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、ジヘキシルエーテル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、テルピネオールなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種の組み合わせについて、γ−ブチロラクトンとトリプロピレングリコールモノメチルエーテルとの組み合わせの場合、30:70〜70:30の範囲であると印刷性が良好になるため好ましい。溶剤(C)の含有量は、スクリーン印刷用インク組成物の表面張力が34.0mN/m以上39.0mN/m以下の範囲になるように適宜調節されるが、スクリーン印刷用インク組成物の全質量に対して50〜72質量%が好ましく、53〜64質量%がより好ましい。
以上説明したスクリーン印刷用インク組成物によれば、溶剤(C)を沸点が200℃以上の有機溶剤とし、表面張力を34.0mN/m以上39.0mN/m以下の範囲とすることにより、スクリーン印刷法により基板上に塗膜を形成する際に泡が生じることを抑制しつつ、基板に対するはじきを抑制することにより塗布性を向上させることができる。このように、スクリーン印刷用インク組成物をスクリーン印刷に適した組成物とすることにより、膜形成に必要なインク量を少量化することができる。また、後述するように、膜形成後に露光、現像工程を実施してパターンを形成することによりパターンの微細化を図ることができる。
(レジストパターン形成方法)
実施の形態に係るレジストパターン形成方法は、基板上に、上述したスクリーン印刷用インク組成物を用いてスクリーン印刷法によりインク組成物膜を形成する塗膜工程と、基板上に形成されたインク組成物膜をベークするベーク工程と、ベークされたインク組成物膜を露光をする露光工程と、露光されたインク組成物膜を現像する現像工程とを含む。
[塗膜工程]
本実施の形態のスクリーン印刷用インク組成物は、例えば銅からなる基板のエッチング時やめっき時における保護膜や半導体製造用レジスト膜を形成する際に使用することができるものである。レジストパターンの形成方法における塗膜工程においては、これらの基板上に、スクリーン印刷機に設けられたスクリーンにスクリーン印刷用インク組成物を塗布し、スクリーン印刷用インク組成物を3μm〜30μm、好ましくは3μm〜15μmの膜厚になるようにスキージで基板の表面に押し出することによりレジスト膜が形成される。
[ベーク工程]
ベーク工程では、基板上に形成されたレジスト膜の膜厚や使用用途に応じて、80℃から150℃の温度条件下で、ベーク処理(プレベーク)を40秒から600秒間、好ましくは60秒から360秒間施す。
[露光工程]
露光工程では、ベークされたレジスト膜に、例えば、波長365nm(I線)、405nm(H線)、435nm(G線)付近の光を発光する光源である低圧水銀灯、高圧水銀灯、及び超高圧水銀灯を用い、所望のマスクパターンを介して選択的に照射した後、必要に応じて80℃から150℃の温度条件下、露光後加熱(PEB)を40秒間から600秒間、好ましくは60秒間から360秒間施す。なお、露光に用いる活性線としては、上記低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯によるG線、H線、及びI線のほかにも、ArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、Fエキシマレーザー、極紫外線(EUV)、真空紫外線(VUV)、電子線(EB)、X線、及び軟X線等の放射線を用いて行うこともできる。
[現像工程]
現像工程では、露光後のレジスト膜をアルカリ現像液、例えば、0.1質量%以上10質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用いて20℃以上30℃以下の温度で現像処理し、純水を用いて水リンスを行い、乾燥を行う。また、場合によっては、上記現像処理後にベーク処理(ポストベーク)を行ってもよい。このようにして、マスクパターンに忠実なレジストパターンを得ることができる。
以上説明したスクリーン印刷法を用いたレジストパターン形成方法によれば、基板上に塗膜したインク組成物(薬液)を無駄なく利用することができるため、スピン塗布法に比べて使用するインク組成物の量を低減することができる。よって、レジストパターン形成に要する製造コストを削減することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、これら実施例は、本発明を好適に説明するための例示に過ぎず、なんら本発明を限定するものではない。
表1に示した種類および含有量の基材樹脂成分(A)および光活性化合物(B)を溶剤(C)に溶解させて、実施例1−8および比較例1−14のスクリーン印刷用インク組成物を調製した。各成分の含有量は、スクリーン印刷用インク組成物の全質量に対する割合(質量%)である。
Figure 0006022254
ノボラック樹脂(A1)はいずれも、下記式(1)で表される構造を有しMwが5200である化合物(a1−1)と、下記式(1)で表される構造を有しMwが7000である化合物(a1−2)とが等量で混合された樹脂である。なお、ノボラック樹脂(A1)では、下記式(1)において、m:p=36:64である。
Figure 0006022254
また、ノボラック樹脂(A2)はいずれも、上記式(1)で表される構造を有しMwが3000である化合物(a2−1)と、上記式(1)で表される構造を有しMwが7700である化合物(a2−2)とが80:20(質量比)で混合された樹脂である。なお、ノボラック樹脂(A2)では、上記式(1)において、m:p=36:64である。
感光剤(B1)は、下記式(2)で表される1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホニル化合物(R’は塩素原子)と、下記式(3)で表される2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンとのエステル化合物である。感光剤(B1)のナフトキノンジアジドスルホニル基(NQD)の平均モル数は2.5である。
Figure 0006022254
Figure 0006022254
感光剤(B2)は、感光剤(B1)と同様な構造のエステル化合物である。ただし、感光剤(B2)では、NQDの平均モル数が3.5である。
増感剤(B3)は、上述した4−クロロフェノキシ酢酸のフェノール体(PAMF)である。
また、各実施例で用いられている溶剤(C)は、いずれも沸点が200℃以上である。
(表面張力測定方法)
各実施例および各比較例のスクリーン印刷用インク組成物の表面張力を以下の手順により測定した。
(1)自動滴下法表面張力計および恒温槽の電源を入れ、恒温槽の温度が20℃で安定するまで待つ。
(2)シリンジ内を測定するスクリーン印刷用インク組成物で共洗いする。
(3)シリンジ容量の2/3程度までスクリーン印刷用インク組成物を満たす。
(4)シリンジ内の気泡を完全に取り去ったあと、シリンジを自動滴下法表面張力計にセットする。
(5)表面張力の測定を開始する。
測定結果は3回の滴下による測定結果の平均を5回算出し、その平均値を最終的なスクリーン印刷用インク組成物の表面張力の測定結果とする。表面張力の値は以下の式により計算される。表面張力の測定結果を表1に示す。
Figure 0006022254
上式中、σは表面張力、Fは補正係数、Vは適容量、rCAPはシリンジ先端の口径、gは重力加速度、Δρは比重を表す。
(6)検量線を作成する。
あらかじめ添加剤の添加量を振ったサンプルを任意数用意し、各々の表面張力を上記(1)〜(5)に従い測定する。この結果を元に検量線を作成しておく。
(7)目的のサンプルの表面張力を(1)〜(5)に従い測定する。
(印刷性の評価)
スクリーン印刷用のスクリーンに各実施例および各比較例のスクリーン印刷用インク組成物0.3gを塗布した後、SiN基板上にスクリーン印刷用インク組成物を印刷して塗膜を形成した(1回目)。続いて、1回目の塗膜形成直後に、当該スクリーンを用いて2回目の塗膜形成を行った。さらに、2回目の塗膜形成から1分経過後に3回目の塗膜形成を行い、3回目の塗膜形成から3分経過後に4回目の塗膜形成を行い、4回目の塗膜形成から5分経過後に5回目の塗膜形成を順次行った。
[被覆性]
スクリーン印刷用インク組成物を基板上に1回目にスクリーン印刷したときに、スクリーン印刷用インク組成物がはじかれずに基板を被覆している場合を○(良好)とし、スクリーン印刷用インク組成物がはじかれる場合を×(不良)とした。
[連続印刷性]
5回目に形成された塗膜について、膜のかすれや浮きが目視で確認されない場合を○(良好)とし、膜のかすれや浮きが目視で確認できる場合を×(不良)とした。
[膜厚面内均一性]
1回目の印刷から5回目の印刷までの各回について、基板上に印刷されたスクリーン印刷用インク組成物の膜厚をNANOSPEC(ナノメトリクス社製)を用いてそれぞれ9箇所測定し、膜厚のばらつきを次の式を用いて算出した。
<膜厚のばらつき>=2×(最大値−最小値)/平均値
上記式で定義される膜厚のばらつきが各回とも0.15μm以下である場合を○(良好)とし、1つ以上の回において、膜厚のばらつきが0.15μmより大きい場合を×(不良)とした。
以上の評価方法にしたがって得られた被覆性、連続印刷性および膜厚面内均一性の評価結果を表2に示す。
表2を参照すると、各実施例のスクリーン印刷用インク組成物では、被覆性、連続印刷性および膜厚面内均一性がいずれも良好であることが確認された。また、各実施例のスクリーン印刷用インク組成物では塗膜中に目視できる程度の泡が残存していないことが確認された。これに対して、比較例1乃至4、比較例7乃至10のスクリーン印刷用インク組成物では、被覆性および膜厚面内均一性が不良であり、比較例11乃至14のスクリーン印刷用インク組成物では、連続印刷性および膜厚面内均一性が不良であった。また、比較例5、6のスクリーン印刷用インク組成物では、はじきによって被覆性が極端に低下するため、表面張力、被覆性および膜厚面内均一性の評価ができず、連続印刷性も不良であった。
(リソグラフィー評価)
SiN基板およびCu基板の2種類の基板を用いて、印刷性が良好な各実施例のスクリーン印刷用インク組成物について、所定パターンの形成の可否を評価した。パターン形成条件は以下のとおりである。
ベーク処理(プリベーク):120℃、90秒
露光機:伯東社製MAT−2501(平行光露光装置 超高圧水銀灯 g線、h線およびi線)
露光量:100mJ
現像:水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)2.38%、90秒
ターゲットパターン(ライン幅):40μm、100μm、200μm
ポストベーク:140℃、180秒
各実施例のスクリーン印刷用インク組成物では、各基板において、いずれのターゲットパターンでもパターン形成することができ、スピン塗布法によりインク組成物を塗布した後、露光、現像によってパターン形成した場合と同等の良好な形状が得られることが確認された。また、各実施例のスクリーン印刷用インク組成物をスクリーン塗布した際に用いた量は、スピン塗布法で同じ基板面積を塗布するのに必要な量の10分の1であった。
Figure 0006022254

Claims (5)

  1. 基材樹脂成分(A)と、
    感光剤(B)と、
    沸点が200℃以上の有機溶剤からなる溶剤(C)と、
    を含有し、
    20℃における表面張力が34.0mN/m以上39.0mN/m以下であり、
    但し、
    フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂およびトリフェノール型エポキシ樹脂からなる群より選択されるエポキシ樹脂、
    メトキシ化メラミンおよびブトキシ化メラミンからなる群より選択されるメラミン樹脂、
    潜在性熱酸発生剤、フェノール系化合物、アミン系化合物、トリアジン系化合物、イミダゾール系化合物およびメラミンからなる群より選択されるエポキシ硬化剤、または
    これらの2つ以上の組み合わせを含まないことを特徴とするスクリーン印刷用インク組成物。
  2. 基材樹脂成分(A)と、
    感光剤(B)と、
    沸点が200℃以上の有機溶剤からなる溶剤(C)と、
    からなり、
    20℃における表面張力が34.0mN/m以上39.0mN/m以下であることを特徴とするスクリーン印刷用インク組成物。
  3. 前記基材樹脂成分(A)がアルカリ可溶性樹脂である請求項1または2に記載のスクリーン印刷用インク組成物。
  4. 前記感光剤(B)がキノンジアジド基含有化合物を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用インク組成物。
  5. 基板上に、請求項1乃至のいずれか1項に記載のスクリーン印刷用インク組成物を用いてスクリーン印刷法によりインク組成物膜を形成する工程と、
    前記インク組成物膜をベークする工程と、
    露光をする工程と、
    現像する工程と、
    を含むパターン形成方法。
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