JP6018419B2 - 撮影装置、その制御方法、およびその制御プログラム - Google Patents

撮影装置、その制御方法、およびその制御プログラム Download PDF

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本発明は、認証された被写体を撮影するための撮影装置、その制御方法、およびその制御プログラムに関する。
従来のカメラは、ユーザ自ら撮影したい被写体に焦点を合わせたり、ズーム倍率を変更したりして被写体を撮影する。また、被写体が移動しても、自動で追尾してピントを合わせ続けるカメラも存在する。関連する技術として、移動する被写体を撮影するための以下のような技術が提案されている。
例えば、特開2002−314851号公報(特許文献1)には、被写体の位置情報を検出し、検出した被写体位置情報を送信する被写体位置検出部が取り付けられた被写体を撮影する撮影装置が開示されている。撮影装置は、被写体像を形成する撮影光学系と、被写体像を撮影する撮影部と、被写体像を観察するためのファインダ画面を有するファインダ画面表示部と、撮影装置の位置情報を検出する撮影位置検出部と、撮影装置の姿勢情報を検出する姿勢検出部と、被写体位置情報を受信する受信部と、被写体位置情報と撮影位置情報に基づき、撮影装置から見た被写体の方向を求める。撮影装置は、さらに被写体方向と姿勢情報に基づき、ファインダ画面に対する被写体像の位置を演算する演算部と、ファインダ画面に対する被写体像の位置に基づき、ファインダ画面上またはその近傍に被写体の存在する位置または方向を表示する目標表示部とを含む。
特開2002−314851号公報
しかしながら、上記技術のように、位置情報を利用した被写体の検出では、被写体位置検出部が取り付けられた被写体の近傍に複数の人がいたり、それらの人が同じような行動をしたりしている場合には、当該被写体を正確に検出することが困難な場合もある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、より精度よく所望の被写体を検出し、当該被写体に焦点を合わせて撮影することが可能な撮影装置、その制御方法およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
ある実施の形態に従うと、自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能な撮影装置が提供される。撮影装置は、ズーム機能を有する撮影部と、撮影部によって得られた撮影画像を表示する表示部と、端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を格納する情報格納部と、撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得する第1の位置取得部と、撮影装置の向き情報を取得する向き取得部と、端末装置から送信された、端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信する第2の位置取得部と、第1の位置情報および向き情報と、第2の位置情報とに基づいて、第2の位置情報を送信した端末装置が撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断する判断部と、端末装置が撮影範囲に存在するとの判断部の判断結果に基づいて、端末装置の位置を示す位置画像を撮影画像に重ねて表示部に表示させる表示処理部と、位置画像が撮影画像に重ねて表示部に表示されている場合に、撮影画像から抽出される特徴量と、情報格納部に格納された特徴量とに基づいて、端末装置が取り付けられた被写体を検出する検出部とを含む。撮影部は、検出部によって被写体が検出されたとの検出結果に基づいて、検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整する。
好ましくは、判断部は、第1および第2の位置情報に基づいて、撮影装置から端末装置までの距離を算出する。検出部が、撮影部のズーム倍率と、算出された撮影装置から端末装置までの距離とに基づいて、位置画像の近傍に存在する被写体の大きさが、被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断した場合、撮影部は、被写体が検出可能な大きさになるようにズーム倍率を大きくする。
好ましくは、撮影部は、ズーム倍率を大きくした結果、位置画像が撮影画像に重ねて表示された状態から、位置画像が撮影画像に重ねて表示されない状態になった場合、位置画像が撮影画像に再度重ねて表示されるように、ズーム倍率を小さくする。
好ましくは、撮影装置は、検出部が、ズーム倍率の限界値と、算出された撮影装置から端末装置までの距離とに基づいて、ズーム倍率を限界値まで大きくしたときの、位置画像の近傍に存在する被写体の大きさが、被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断した場合、ズーム倍率を変更しないことをユーザに通知する通知部をさらに含む。
好ましくは、通知部は、撮影部が、ズーム倍率を大きくする際に、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するようにユーザにさらに通知する。
好ましくは、表示処理部は、算出された撮影装置から端末装置までの距離に基づいて、位置画像の表示形態を変更する。
好ましくは、撮影装置は、第2の位置取得部が取得した第2の位置情報の履歴に基づいて、ユーザからの操作を受け付けてから一定時間経過後の端末装置の位置を予測する位置予測部をさらに含む。判断部は、第1の位置情報および向き情報と、位置予測部により予測された予測位置を示す予測位置情報とに基づいて、予測位置が撮影範囲に存在するか否かを判断する。表示処理部は、予測位置が撮影範囲に存在するとの判断部の判断結果に基づいて、予測位置を示す予測位置画像を撮影画像に重ねて表示部に表示させる。
好ましくは、判断部は、予測位置情報と第1の位置情報とに基づいて、撮影装置から予測された予測位置までの距離をさらに算出する。撮影部は、ズーム倍率と、算出された撮影装置から予測位置までの距離とに基づいて、予測位置に現れたときの被写体の大きさが、検出部によって被写体を検出可能な大きさになるようにズーム倍率を調整する。
別の実施の形態に従うと、自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能な撮影装置の制御方法が提供される。撮影装置の制御方法は、撮影するステップと、撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、撮影装置の向き情報を取得するステップと、端末装置から送信された、端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、第1の位置情報および向き情報と、第2の位置情報とに基づいて、第2の位置情報を送信した端末装置が撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、端末装置が撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、端末装置の位置を示す位置画像を撮影画像に重ねて表示するステップと、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている場合に、撮影画像から抽出される特徴量と、読み出された特徴量とに基づいて、端末装置が取り付けられた被写体を検出するステップと、被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップとを含む。
さらに別の実施の形態に従うと、自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能な撮影装置の制御プログラムが提供される。制御プログラムは、撮影装置のコンピュータに、撮影するステップと、撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、撮影装置の向き情報を取得するステップと、端末装置から送信された、端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、第1の位置情報および向き情報と、第2の位置情報とに基づいて、第2の位置情報を送信した端末装置が撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、端末装置が撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、端末装置の位置を示す位置画像を撮影画像に重ねて表示するステップと、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている場合に、撮影画像から抽出される特徴量と、読み出された特徴量とに基づいて、端末装置が取り付けられた被写体を検出するステップと、被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップとを実行させる。
より精度よく所望の被写体を検出し、当該被写体に焦点を合わせて撮影することが可能となる。
本実施の形態に従う撮影システムの全体構成を示すイメージ図である。 本実施の形態に従う撮影装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に従う端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その1)における撮影画面の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その1)における撮影画面の他の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その2)における撮影画面の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の撮影方式(その2)における撮影画面の他の具体例を示す図である。 本実施の形態に従う撮影装置の機能ブロック図である。 本実施の形態に従う撮影装置が提供する撮影方式(その1)についての処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に従う撮影装置が提供する撮影方式(その2)についての処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.概略>
まず、本実施の形態に従う撮影装置を適用した撮影方式の概略について説明する。
図1は、本実施の形態に従う撮影システム1000の全体構成を示すイメージ図である。
図1を参照して、撮影システム1000は、撮影装置10と、端末装置20とを含む。端末装置20は、被写体Aに取り付けられている。換言すると、例えば、端末装置20は、被写体Aが身に付けている時計等に内蔵されている。また、被写体Aが当該端末装置20を携帯していてもよい。ここでは、撮影装置10のユーザが、端末装置20が取り付けられた被写体Aに焦点を合わせたい場合について考える。
撮影装置10は、例えば、タブレット端末装置である。ただし、本発明に係る撮影装置10は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistance)、などとして実現することもできる。
端末装置20は、例えば、小型のGPS(Global Positioning System)受信装置である。ただし、本発明に係る端末装置20は、自装置の位置情報を取得可能な携帯端末装置であれば任意の装置として実現することができる。
撮影装置10と端末装置20とは、それぞれ自装置の位置情報を受信可能に構成される。より具体的には、撮影装置10と端末装置20とは、GPS衛星などその他の衛星からの測位用の電波を受信して、それぞれ自装置の現在位置情報(経度や緯度を含む位置座標)を取得する。
撮影装置10と端末装置20とは、それぞれアンテナなどの通信インターフェイスを介して互いに通信可能に構成される。したがって、撮影装置10は、逐次、端末装置20から無線送信された端末装置20の位置情報を受信して、端末装置20が取り付けられた被写体Aの位置を把握することができる。端末装置20から撮影装置10に送信される位置情報は、端末装置20を識別するための端末識別情報を含む。
そして、撮影装置10は、自装置の位置および向きと、端末装置20の位置とに基づいて、端末装置20が撮影範囲に存在する場合に、当該端末装置20の位置を示す位置画像800を撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示させる。
撮影装置10は、位置画像800が撮影画像に重ねて表示されている場合に、撮影画像から特徴量(例えば、顔などの形、大きさ)を抽出する。そして、撮影装置10は、抽出した特徴量と、予め登録されている被写体Aの特徴量(例えば、被写体Aの顔などの形、大きさ)とに基づいて、撮影画像に含まれる被写体が登録されている被写体Aであるか否かを判断する。
撮影装置10は、位置画像800の近傍に存在する被写体が予め登録された被写体Aであることを検出できた場合に、検出された被写体Aに焦点を合わせるように焦点距離を調整する。その後、撮影装置10は、撮影範囲内に存在する被写体Aを自動的に追尾する。
上記によると、所望の被写体の周辺に複数の人がおり(例えば、人が密集している)、GPSによる位置情報の誤差が生じている場合など、当該被写体を容易に検出できない場合であっても、精度よく容易に所望の被写体を検出し、焦点を合わせることが可能となる。
<B.ハードウェア構成>
(b1.撮影装置10)
本実施の形態に従う撮影装置10のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施の形態に従う撮影装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2を参照して、撮影装置10は、主たる構成要素として、CPU100と、メモリ102と、タッチパネル104と、ディスプレイ106、スピーカ108と、ボタン110と、メモリインターフェイス(I/F)112と、通信インターフェイス(I/F)114と、加速度センサ116と、GPSコントローラ118と、電子コンパス120と、カメラ122とを含む。
CPU100は、メモリ102に格納されたプログラムを読み出して実行することで、撮影装置10の各部の動作を制御する。より詳細にはCPU100は、当該プログラムを実行することによって、後述する撮影装置10の処理(ステップ)の各々を実現する。CPU100は、例えば、マイクロプロセッサである。なお、当該ハードウェアは、CPU以外のFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびその他の演算機能を有する回路などであってもよい。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、ハードディスクなどによって実現される。メモリ102は、CPU100によって実行されるプログラム、データなどを格納する。メモリ102は、例えば、端末装置20が取り付けられた被写体を検出するための特徴量(顔の各部分についての形や大きさ)を格納する。
タッチパネル104は、表示部としての機能を有するディスプレイ106上に設けられており、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などのいずれのタイプであってもよい。タッチパネル104は、光センサ液晶を含んでもよい。タッチパネル104は、所定時間毎に外部の物体によるタッチパネル104へのタッチ操作を検知して、タッチ座標(タッチ位置)をCPU100に入力する。すなわち、CPU100は、タッチパネル104からタッチ座標を取得する。
スピーカ108は、CPU100からの命令に基づいて、音声を出力する。例えば、CPU100は、音声データに基づいて、スピーカ108に各種の通知音を出力させる。
ボタン110は、撮影装置10の表面に配置されており、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令に応じた信号をCPU100に送信する。ボタン110は、例えば、表示画面を遷移させる画面遷移ボタン、確定ボタン、キャンセルボタン、シャッターボタンなどを含む。
メモリインターフェイス(I/F)112は、外部の記憶媒体113からデータを読み出す。すなわち、CPU100は、メモリインターフェイス112を介して外部の記憶媒体113に格納されているデータを読み出して、当該データをメモリ102に格納する。CPU100は、メモリ102からデータを読み出して、メモリインターフェイス112を介して当該データを外部の記憶媒体113に格納する。
なお、記憶媒体113としては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu-ray Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
通信インターフェイス(I/F)114は、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイス114は、無線通信によって端末装置20との間でデータを送受信する。CPU100は、通信インターフェイス114を介して、端末装置20から端末装置20の現在の位置情報を受信する。
加速度センサ116は、たとえば、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)の3軸加速度センサによって実現され、撮影装置10の動きを検知する。加速度センサ116は、撮影装置10自体の移動方向や加速度などを検知する。たとえば、CPU100は、加速度センサ116からのセンサ信号に基づいて撮影装置10の姿勢を検出し、それによってディスプレイ106の表示される画面の表示方向を決定する。具体的には、CPU100は、撮影装置10が縦向きである場合(ユーザが撮影装置10を縦向きで把持している場合)には、ディスプレイ106に表示画面を同じ縦向きに表示するよう表示方向を決定する。撮影装置10が横向きである場合には、CPU100は、ディスプレイ106に表示画面を同じ横向きに表示するよう表示方向を決定する。
GPSコントローラ118は、GPS信号または基地局からの位置信号(測位信号)を受信して撮影装置10の位置情報を取得する。GPSコントローラ118は、取得した撮影装置10の位置情報をCPU100に入力する。
電子コンパス120は、磁気センサを含み、地球のわずかな磁気を感知して撮影装置10の方位を検出する。電子コンパス120は、取得した撮影装置10の向き情報をCPU100に入力する。
カメラ122は、ズーム倍率を変更するためのズーム機能および焦点距離を調整するためのフォーカス機能などを有する。カメラ122は、例えばCCD(Charge Coupled Device)方式、CMOS(Complementary Mental Oxide Semiconductor)方式その他の方式により実現される。
(b2.端末装置20)
本実施の形態に従う端末装置20のハードウェア構成について説明する。
図3は、本実施の形態に従う端末装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3を参照して、端末装置20は、主たる構成として、CPU200と、メモリ202と、通信インターフェイス(I/F)204と、GPSコントローラ206とを含む。
CPU200は、メモリ202に格納されたプログラムを読み出して実行することで、端末装置20の各部の動作を制御する。
メモリ202は、RAM、ROMなどによって実現される。メモリ202は、CPU200によって実行されるプログラム、データなどを格納する。
通信インターフェイス204は、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイス114は、無線通信によって撮影装置10との間でデータを送受信する。CPU200は、通信インターフェイス204を介して、端末装置20の現在の位置情報を撮影装置10に送信する。また、CPU200は、通信インターフェイス204を介して、端末装置20を識別するための端末識別情報を送信してもよい。
GPSコントローラ206は、GPS信号または基地局からの位置信号を受信して端末装置20の位置情報を取得する。GPSコントローラ206は、取得した端末装置20の位置情報をCPU200に入力する。
<C.撮影方式>
次に、本実施の形態に従う撮影装置10を用いた撮影方式について説明する。以下の撮影方式では、撮影装置10が、端末装置20が取り付けられた被写体Aを検出して、検出された被写体Aに焦点を合わせるように焦点距離を調整する場合について考える。なお、撮影装置10は、予め当該被写体Aを撮影することによって、被写体Aの特徴量をメモリ102に登録する。より具体的には、撮影装置10は、被写体Aを検出(識別)するための目、鼻、口および輪郭といった顔の各部分についての形や大きさなどの特徴量をメモリ102に予め登録する。
(c1.撮影方式(その1))
図4は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その1)における撮影画面の具体例を示す図である。
図4の例では、撮影装置10の撮影範囲には、被写体A、被写体B、被写体Cおよび被写体Dが存在する例が示されている。より具体的には、被写体Dは、撮影装置10の位置から近距離に位置しており、被写体A〜Cは、互いに密集して撮影装置10の位置から遠距離に位置している。この場合、撮影装置10のディスプレイ106には、端末装置20から送信された位置情報に基づいて、端末装置20の位置を示す位置画像800が撮影画像に重ねて表示される。詳細には、位置画像800は、端末装置20が取り付けられた被写体Aの近傍に表示される。撮影装置10は、距離に応じて位置画像の色や大きさを変更してもよい。撮影装置10は、例えば、位置画像の大きさを当該距離に反比例してディスプレイ106に表示(遠距離ほど小さく、近距離ほど大きく表示)させる。
撮影装置10は、位置画像800が撮影画像に重ねて表示されている場合、位置画像800の近傍に存在すると予想される被写体Aを検出するための処理を実行する。まず、撮影装置10は、位置画像800の近傍に存在する被写体から、目、鼻、口及び輪郭といった顔の各部分についての形や大きさなどの特徴量を抽出できるか否かを判断する。撮影装置10は、図4の例では、端末装置20の位置(位置画像800が示す位置)と現在設定されているズーム倍率との関係から、被写体の特徴量を抽出するには、位置画像800の近傍に存在する被写体の画像が小さ過ぎると判断する。すなわち、撮影装置10は、被写体の特徴量を抽出できないと判断する。
そこで、撮影装置10は、位置画像800の近傍に存在する被写体から特徴量を抽出できるように(当該被写体の画像が大きくなるように)、ズーム倍率を徐々に大きくして(ズーム倍率を望遠寄りに制御して)、位置画像800の近傍の領域900を拡大する。このとき、撮影装置10は、位置画像800が撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するように(撮影画面から位置画像800がフレームアウトしないように)、ユーザに撮影装置10の撮影範囲の向き調整を促す通知をしてもよい。また、撮影装置10は、ズーム倍率を限界まで大きくしても、位置画像800の近傍に存在する被写体から特徴量を抽出できないと判断した場合には、ズーム倍率を大きくしないことを、ディスプレイ106に表示させたり、スピーカ108から通知音を出力させるなどしてユーザに通知してもよい。
図5は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その1)における撮影画面の他の具体例を示す図である。
図5の例では、撮影装置10が、ズーム倍率を大きくして図4における領域900を拡大した結果、図4と比較して拡大された被写体A、被写体Bおよび被写体Cが存在する例が示されている。このとき、撮影装置10は、被写体の画像から顔の各部分についての形や大きさなどの特徴量が抽出できると判断する。撮影装置10は、撮影画像から抽出された特徴量と予め登録されている被写体Aの特徴量とを対比することにより、一致度の高い被写体が被写体Aであると検出する。被写体Bおよび被写体Cから抽出された特徴量と、予め登録されている被写体Aの特徴量との一致度は、低いため、被写体Bおよび被写体Cが被写体Aとして検出されることはない。そして、撮影装置10は、当該検出された被写体Aに焦点を合わせるように焦点距離を調整する。
図6は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。
図6の例では、撮影装置10が、ズーム倍率を大きくして図4における領域900を拡大した結果、端末装置20の位置を示す位置画像800が、実際に端末装置20が取り付けられている被写体Aよりも、当該装置を取り付けていない被写体Cの近傍に存在していることがわかる。すなわち、図6では、GPS信号などの位置信号に多少の誤差が生じている例が示されている。
しかしながら、撮影装置10は、撮影画像から抽出された特徴量と予め登録されている特徴量とを対比することにより、一致度の高い被写体が被写体Aであると検出する。したがって、GPS信号による位置情報が実際の位置と多少の誤差がある場合であっても、被写体Aを検出することが可能となる。そして、撮影装置10は、当該検出された被写体Aに焦点を合わせるように焦点距離を調整する。なお、このとき、撮影装置10は、位置画像800の位置を検出された被写体Aの近傍に位置するように補正してもよい。
図7は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。
図7には、撮影装置10の撮影画面に位置画像800が表示されていないとともに、被写体Aおよび被写体Bが存在せず、被写体Cのみが存在する例が示されている。具体的には、撮影装置10が、ズーム倍率を大きくして図4における領域900を拡大する際に、被写体が移動した場合である。または、ズーム倍率を大きくする際に、位置画像800が撮影画面に表示されている状態を維持するように、ユーザが撮影装置10の撮影向きを操作しなかった場合である。このとき、撮影装置10は、位置画像800が撮影画面に表示されるまで、ズーム倍率を徐々に小さくする(ズーム倍率を広角寄りに制御する)。
図8は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その1)における撮影画面のさらに他の具体例を示す図である。
図8には、撮影装置10が、図7における撮影画面の状態からズーム倍率を徐々に小さくした結果、被写体Aおよび被写体Bが表示されるとともに、位置画像800が被写体Aの近傍に表示されている例が示されている。このとき、撮影装置10は、位置画像800の近傍に存在する被写体から、顔の各部分についての形や大きさなどの特徴量を抽出できるか否かを判断する。撮影装置10は、位置画像800が示す位置と現在設定されているズーム倍率との関係から、被写体の特徴量を抽出できると判断した場合には、図5において説明したように、撮影画像から抽出された特徴量から被写体Aを検出して、検出された被写体Aに焦点を合わせる。撮影装置10は、当該特徴量を抽出できないと判断した場合には、図4において説明したように、当該特徴量を抽出できるように、ズーム倍率を徐々に大きくしていき、位置画像800の近傍の領域を拡大する。そして、撮影装置10は、撮影画像から抽出された特徴量から被写体Aを検出して、検出された被写体Aに焦点を合わせる。
(c2.撮影方式(その2))
ここでは、撮影装置10が、端末装置20の位置履歴に基づいて端末装置20の位置を予測し、当該予測された位置で被写体を撮影する撮影方式について説明する。
図9は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その2)における撮影画面の具体例を示す図である。
図9の例では、図4の例において、端末装置20の予測位置を示す予測位置画像810が撮影画像に重ねて表示されている例を示している。より具体的には、撮影装置10は、ユーザからタッチパネル104(またはボタン110)を介して位置予測による撮影(以下「予測位置撮影モード」とも称する。)の指示を受け付けると、端末装置20の過去の位置履歴を参照して、上記指示を受け付けてから一定時間経過後(例えば、10秒後)の端末装置20の予測位置を算出する。より詳細には、撮影装置10は、例えば、時間の経過に伴う位置履歴から算出される過去の移動軌跡に、等速直線モデルを適用して当該予測位置を算出する。
そして、撮影装置10は、算出された予測位置を示す予測位置画像810を撮影画像に重ねて表示する。次に、撮影装置10は、一定時間経過後に、予測位置に位置画像800の近傍に存在する被写体が現れたときに、被写体から特徴量を抽出できるようにズーム倍率を事前に調整する。すなわち、撮影装置10は、ズーム倍率を大きくして、予測位置画像810の近傍の領域910を拡大する。
図10は、本実施の形態に従う撮影装置10の撮影方式(その2)における撮影画面の他の具体例を示す図である。
図10の例では、図9の例の状態から、一定時間経過後に予測位置に被写体が移動してきた例を示している。このとき、撮影装置10は、被写体から特徴量を抽出できるようにズーム倍率を調整済みの状態である。したがって、撮影装置10は、撮影画像から抽出された特徴量と予め登録されている被写体Aの特徴量とを対比することにより、一致度の高い被写体を被写体Aとして検出する。そして、撮影装置10は、当該検出された被写体Aに焦点を合わせるように焦点距離を調整する。
<D.機能構成>
次に、撮影装置10が提供する上述のような撮影方式を実現するための機能構成について説明する。
図11は、本実施の形態に従う撮影装置10の機能ブロック図である。
図11を参照して、撮影装置10は、主たる機能構成として、位置取得部300と、向き取得部302と、端末位置取得部304と、位置予測部305と、判断部306と、表示処理部308と、検出部310と、撮影制御部312とを含む。これらの構成は、基本的には、撮影装置10のCPU100がメモリ102に格納されたプログラムを実行し、撮影装置10の構成要素へ指令を与えることなどによって実現される。すなわち、CPU100は撮影装置10の動作全体を制御する制御部としての機能を有する。なお、これらの機能構成の一部または全部はハードウェアで実現されていてもよい。
位置取得部300は、GPSコントローラ118において得られた測位信号より撮影装置10の位置情報を取得する。
向き取得部302は、電子コンパス120において得られた方位信号より撮影装置10の向き情報を取得する。
端末位置取得部304は、通信インターフェイス114を介して端末装置20から送信された端末装置20の位置を示す端末位置情報を取得(受信)する。このとき、端末位置取得部304は、通信インターフェイス114を介して、端末装置20に当該端末位置情報を送信するように要求してもよい。端末位置取得部304は、別の局面では、取得した端末位置情報と取得した時刻とが関連付けられた端末装置20の位置履歴(端末位置情報の履歴)をメモリ102に格納する。
位置予測部305は、端末位置取得部304が取得した端末位置情報の履歴に基づいて、ユーザからの操作を受け付けてから一定時間経過後の端末装置20の位置を予測する。より具体的には、位置予測部305は、ユーザから端末装置20の位置予測を利用した撮影指示を受け付けると、端末装置20の位置履歴に基づいて、当該操作を受け付けてから一定時間経過後(例えば、10秒後)における端末装置20の位置を予測する。位置予測部305は、時間の経過に伴う位置履歴から算出される過去の移動軌跡に、等速直線モデルを適用して当該予測位置を算出する。
判断部306は、撮影装置10の位置情報および向き情報と、端末装置20の位置情報とに基づいて、端末位置情報を送信した端末装置20が撮影範囲に存在するか否かを判断する。より具体的には、判断部306は、端末位置情報に含まれる端末装置20の位置を参照して、撮影装置10の位置および方向から特定される撮影範囲に当該端末装置20が存在するか否かを判断する。判断部306は、当該判断結果を表示処理部308に出力する。なお、当該撮影範囲には、後述する撮影制御部312において制御されるカメラ122のズーム倍率などが考慮される。
判断部306は、別の局面では、撮影装置10の位置情報と、端末位置情報とに基づいて、撮影装置10と端末装置20との間の距離を算出して、当該算出結果を表示処理部308および検出部310に出力する。
判断部306は、さらに別の局面では、撮影装置10の位置情報および向き情報と、予測位置情報とに基づいて、予測位置が撮影範囲に存在するか否かを判断する。判断部306は、位置予測部305により予測された予測位置を示す予測位置情報と撮影装置10の位置情報とに基づいて、撮影装置10から予測された予測位置までの距離を算出する。
表示処理部308は、端末装置20が撮影装置10の撮影範囲に存在するとの判断部306の判断結果に基づいて、端末装置20の位置を示す位置画像を撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示させる。より具体的には、表示処理部308は、当該位置画像を撮影画像内における端末装置20の位置の近傍に表示させる。表示処理部308は、撮影装置10と端末装置20との間の距離に基づいて、当該位置画像の色や大きさといった表示形態を変更する。
表示処理部308は、別の局面では、予測位置が撮影範囲に存在するとの判断部306の判断結果に基づいて、予測位置を示す予測位置画像を撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示させる。
検出部310は、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている場合に、撮影画像から抽出される特徴量と、予め登録された特徴量とに基づいて、位置画像の近傍に存在する被写体を検出する。より具体的には、検出部310は、表示処理部308により位置画像が撮影画像に重ねて表示されている場合には、端末装置20の位置近傍に端末装置20が取り付けられた被写体(以下「特定被写体」とも称す。)が存在するものと判断する。そして、検出部310は、撮影画像から抽出された(目、鼻、口及び輪郭といった顔の各部分についての形や大きさなどの)特徴量と、予めメモリ102に登録されている特定被写体の特徴量とを対比することにより、撮影画像から特定被写体を検出する。例えば、検出部310は、撮影画像から抽出された特徴量と特定被写体の特徴量の一致度を算出し、当該一致度が予め定められた値以上となった場合には、特徴量を抽出した画像が特定被写体の画像であると判断して、特定被写体を検出する。
検出部310は、別の局面では、ズーム倍率と、撮影装置10から端末装置20までの距離とに基づいて、位置画像の近傍に存在する(と予想される)特定被写体の大きさが、特定被写体を検出可能な大きさ(特徴量を抽出できる大きさ)か否かを判断する。また、検出部310は、別の局面では、当該算出距離と予め定められたズーム倍率の限界値とに基づいて、ズーム倍率を限界値まで大きくした場合に、位置画像の近傍に存在する特定被写体の大きさが、特定被写体を検出可能な大きさとなるか否かを判断する。
撮影制御部312は、検出部310によって被写体が検出されたとの検出結果に基づいて、検出された被写体に焦点を合わせるようにカメラ122の焦点距離を調整するように制御する。換言すると、カメラ122は、撮影制御部312の指示により、検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整する。
撮影制御部312は、別の局面では、撮影画像に重ねて表示された位置画像の近傍に存在する特定被写体の大きさが、特定被写体を検出可能な大きさよりも小さいとの検出部310の判断結果に基づいて、特定被写体が検出可能な大きさになるようにカメラ122のズーム倍率を大きくするように制御する。換言すると、カメラ122は、撮影制御部312の指示により、特定被写体が検出可能な大きさになるようにズーム倍率を大きくする。また、撮影制御部312は、ズーム倍率を大きくした結果、位置画像が撮影画像に重ねて表示された状態から、位置画像が撮影画像に重ねて表示されない状態になった場合、位置画像が撮影画像に再度重ねて表示されるように、カメラ122のズーム倍率を小さくするように制御する。換言すると、カメラ122は、撮影制御部312の指示により、位置画像が撮影画像に再度重ねて表示されるようにズーム倍率を小さくする。
撮影制御部312は、さらに別の局面では、ズーム倍率と、算出された撮影装置10から予測位置までの距離とに基づいて、予測位置に現れたときの特定被写体の大きさが、検出部310によって特定被写体を検出可能な大きさになるようにカメラ122のズーム倍率を調整するように制御する。換言すると、カメラ122は、撮影制御部312の指示により、予測位置に現れたときの特定被写体の大きさが、検出部310によって特定被写体を検出可能な大きさになるようにズーム倍率を調整する。
通知部314は、ズーム倍率を限界値まで大きくさせたときの、端末装置20が取り付けられた特定被写体の大きさが、特定被写体を検出可能な大きさとはならないとの検出部310の判断結果に基づいて、ズーム倍率を変更しないことをユーザに通知する。通知部314は、別の局面では、撮影制御部312の指示により、カメラ122がズーム倍率を大きくする際に、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するように、ユーザに通知する。
通知部314は、例えば、上記のような通知を示す音声をスピーカ108に出力させる。また、通知部314は、当該通知を示す情報をディスプレイ106に表示させてもよい。
<E.フローチャート>
次に、上述のような撮影方式を実現するための処理手順について説明する。
(e1.処理手順(その1))
上述した撮影方式(その1)についての処理手順について説明する。
図12は、本実施の形態に従う撮影装置10が提供する撮影方式(その1)についての処理手順を示すフローチャートである。ここでは、撮影装置10におけるズーム倍率の初期設定が1倍である場合(すなわち、ズーム倍率が最も広角寄りに設定されている場合)について説明する。
図12を参照して、CPU100は、ユーザからタッチパネル104(またはボタン110)を介して入力された信号に基づいて、撮影指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS101)。撮影指示を受け付けていない場合には(ステップS101においてNO)、ステップS101の処理を繰り返す。撮影指示を受け付けた場合(ステップS101においてYES)には、CPU100はカメラ122での撮影を開始する(ステップS103)。
CPU100は、撮影装置10の位置情報および向き情報を取得する(ステップS105)。より詳細には、CPU100は、GPSコントローラ118を介して撮影装置10の位置情報を取得し、電子コンパス120を介して撮影装置10の方位情報を取得する。CPU100は、通信インターフェイス114を介して、端末装置20から通信インターフェイス204を介して送信された端末位置情報を取得する(ステップS107)。このとき、CPU100は、取得した端末位置情報と取得した時刻とが関連付けられた端末装置20の位置履歴をメモリ102に格納する。
CPU100は、端末装置20が撮影装置10の撮影範囲に存在するか否かを判断する(ステップS109)。より詳細には、CPU100は、端末位置情報に含まれる端末装置20の位置を参照して、撮影装置10の位置および方向から検出される撮影範囲に当該端末装置20が存在するか否かを判断する。撮影範囲に端末装置20が存在しない場合には(ステップS109においてNO)、ステップS109の処理を繰り返す。CPU100は、このとき、撮影画面内に端末装置20の方向を表示する矢印等を表示してもよい。これにより、ユーザは端末装置20を撮影範囲に含めることが容易となる。
撮影範囲に端末装置20が存在する場合には(ステップS109においてYES)、CPU100は、端末装置20の位置を示す位置画像を撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示する(ステップS111)。位置画像は、端末装置20が取り付けられた特定被写体の近傍に表示される。
CPU100は、端末装置20が取り付けられた特定被写体の大きさが、特定被写体を検出するために必要な大きさであるか否かを判断する(ステップS113)。より詳細には、CPU100は、位置画像の近傍に存在する(と予想される)特定被写体から、目、鼻、口及び輪郭といった顔の各部分についての形や大きさなどの特徴量を抽出できるか否かを判断する。CPU100は、取得した位置情報に基づいて、撮影装置10から端末装置20までの距離を把握することができるため、位置画像の近傍に存在する特定被写体までの距離も把握することができる。したがって、CPU100は、特定被写体までの距離と現時点で設定されているズーム倍率との関係で位置画像の近傍に存在する特定被写体の大きさが特徴量を抽出できる大きさか否かを判断することができる。
特定被写体の大きさが特徴量を抽出できる大きさである場合には(ステップS113においてYES)、CPU100は、撮像画像から抽出される特徴量と、メモリ102に予め格納されている特定被写体の特徴量とに基づいて、特定被写体を検出する(ステップS115)。より詳細には、CPU100は、撮像画像から抽出される特徴量と、特定被写体の特徴量とを対比して両者の一致度を算出し、当該一致度が基準値以上となった場合には、特徴量を抽出した画像が特定被写体であると判断する。
CPU100は、ステップS115における検出処理に基づいて、特定被写体の検出が成功したか否かを判断する(ステップS117)。検出が成功した場合には(ステップS117においてYES)、CPU100は、検出された被写体に合わせるようにカメラ122の焦点距離を調整するように制御して(ステップS119)、処理を終了する。CPU100は、以降の処理において検出された被写体が移動しても、当該被写体に焦点距離が合うように自動追尾するようにしてもよい。これに対して、検出が成功しなかった場合には(ステップS117においてNO)、CPU100は、検出が失敗したことを示すエラー表示をディスプレイ106に表示して(ステップS118)、処理を終了する。
ステップS113に戻って、被写体の大きさが特徴量を抽出できない大きさである場合には(ステップS113においてNO)、CPU100は、カメラ122のズーム倍率を大きくするか否かを判断する(ステップS121)。より詳細には、CPU100は、カメラ122のズーム倍率を限界まで大きくさせた場合に、位置画像の近傍に存在する特定被写体から特徴量を抽出できるか否かを判断する。
ズーム倍率を大きくさせても当該特徴量を抽出できない場合には(ステップS121においてNO)、CPU100は、ユーザにズーム倍率を変更しない(大きくしない)ことを通知する(ステップS129)。CPU100は、例えば、ズーム倍率を限界まで大きくしても、位置画像の近傍に存在する特定被写体から特徴量を抽出できない場合には位置画像を赤色で表示させ、当該特徴量を抽出できる場合には位置画像を青色に表示させることで、当該通知を行なう。また、CPU100は、当該通知をスピーカ108を介して音声として出力させてもよい。
ズーム倍率を大きくすれば当該特徴量を抽出できる場合には(ステップS121においてYES)、CPU100は、当該特徴量を抽出できる大きさになるまでカメラ122のズーム倍率を大きくするように制御する(ステップS123)。CPU100は、ズーム倍率を大きくするときに、カメラ122の撮影方向を調整して、位置画像が撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するように、ユーザに通知(警告)してもよい。CPU100は、例えば、当該通知をディスプレイ106に表示させたり、スピーカ108に音声出力させる。
CPU100は、位置画像が撮影画像に重ねて表示されているか否かを判断する(ステップS125)。すなわち、CPU100は、端末装置20が撮影装置10の撮影範囲に存在するか否かを判断する。ステップS125の処理は、ズーム倍率を大きくするときに、特定被写体が移動してしまった場合などにより、端末装置20が撮影範囲に存在しなくなった場合を考慮した処理である。
位置画像が撮影画像に重ねて表示されている場合には(ステップS125においてYESの場合)、CPU100は、ステップS113からの処理を実行する。これに対して、位置画像が撮影画像に重ねて表示されてない場合には(ステップS125においてNOの場合)、CPU100は、位置画像が撮影画像に再度重ねて表示されるように、カメラ122のズーム倍率を小さくするように制御して(ステップS127)、ステップS125からの処理を繰り返す。
(e2.処理手順(その2))
次に、上述した撮影方式(その2)についての処理手順について説明する。
図13は、本実施の形態に従う撮影装置10が提供する撮影方式(その2)についての処理手順を示すフローチャートである。ここでは、撮影装置10におけるズーム倍率の初期設定が1倍である場合(すなわち、ズーム倍率が最も広角寄りに設定されている場合)について説明する。なお、ステップS101〜ステップS111までの処理は図12に示される各ステップと同様であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
CPU100は、ユーザからタッチパネル104(またはボタン110)を介して入力された信号に基づいて、位置予測による撮影モードである予測位置撮影モードにおける撮影指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS201)。CPU100は、位置予測による撮影指示を受け付けていない場合には(ステップS201においてNO)、ステップS201の処理を繰り返す。位置予測による撮影指示を受け付けた場合には(ステップS201においてYES)、CPU100は、メモリ102に格納されている端末装置20の位置履歴を取得する(ステップS203)。
CPU100は、取得した位置履歴に基づいて、ユーザの上記指示を受け付けてから一定時間経過後(例えば、10秒後)の端末装置20の予測位置を算出する(ステップS205)。なお、CPU100は、過去の直近の位置履歴(例えば、10秒前からの位置履歴)に基づいて、当該予測位置を算出することが好ましい。
CPU100は、端末装置20の予測位置が撮影装置10の撮影範囲に含まれているか否かを判断する(ステップS207)。より詳細には、CPU100は、端末装置20の予測位置を示す予測位置情報を参照して、撮影装置10の位置および方向から検出される撮影範囲に当該端末装置20の予測位置が含まれるか否かを判断する。撮影範囲に予測位置が含まれない場合には(ステップS207においてNO)、CPU100は、ステップS207の処理を繰り返す。
撮影範囲に当該予測位置が含まれる場合には(ステップS207においてYES)、CPU100は、端末装置20の予測位置を示す予測位置画像を撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示する(ステップS209)。
CPU100は、撮影装置10の位置情報と予測位置情報とに基づいて、撮影装置10から当該予測位置までの距離を算出する(ステップS211)。CPU100は、一定時間経過後に、予測位置に位置画像の近傍に存在する特定被写体が現れたときに、特定被写体の大きさが、特定被写体を検出するために必要な大きさとなるように、カメラ122のズーム倍率を調整するように制御する(ステップS213)。CPU100は、ズーム倍率を調整するときに、ユーザに対して、カメラ122の撮影方向を調整し、予測位置画像が撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するように通知してもよい。
ここで、予測位置画像は位置画像のように移動することはないため、ユーザは、ズーム倍率が大きくなっていく際に、予測位置画像が撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示されている状態を維持することは容易である。したがって、以下では、予測位置画像が撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示されている状態の場合について考える。なお、予測位置画像が撮影画像に重ねてディスプレイ106に表示されない状態になった場合には、CPU100は、例えば、予測撮影モードを解除する。
一定時間経過後に位置画像および予測位置画像が撮影画像に重ねて表示されている状態になった場合に(被写体が予測位置に現れた場合)、CPU100は、撮像画像から抽出される特徴量と、特定被写体の特徴量とに基づいて、特定被写体を検出する(ステップS215)。
CPU100は、ステップS215における検出処理に基づいて、特定被写体の検出が成功したか否かを判断する(ステップS217)。検出が成功した場合には(ステップS217においてYES)、CPU100は、検出された特定被写体に合わせるようにカメラ122の焦点距離を調整して(ステップS219)、処理を終了する。CPU100は、以降の処理において検出された被写体が移動しても、当該被写体に焦点距離が合うように自動追尾してもよい。
検出が成功しなかった場合には(ステップS217においてNO)、CPU100は、ディスプレイ106にエラー表示をして(ステップS218)、処理を終了する。CPU100は、例えば、検出が成功しなかったことをユーザに通知する。
<F.その他の実施の形態>
上記では、特定被写体の特徴量として、目、鼻、口及び輪郭といった顔の各部分についての形や大きさ等の情報を用いる例について説明したが、当該特徴量としては顔の各部分に限られない。例えば、当該特徴量は、特定被写体の全身の特徴量(全身の形状、身長、全身の各部分の比率など)であってもよい。
なお、コンピュータを機能させて、上述のフローチャートで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
プログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本実施の形態にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本実施の形態にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本実施の形態にかかるプログラムに含まれ得る。
<G.利点>
本実施の形態によれば、ユーザは、事前に所望の被写体の特徴量を撮影装置に格納しておき、当該所望の被写体に端末装置を携帯させておくことで、当該被写体を容易にかつ精度よく検出し、検出された被写体に焦点をあわせて撮影することが可能となる。
GPS信号などの測位信号に誤差が生じる場合であっても、所望の被写体をより精度よく検出して、撮影することができる。これは、所望の被写体が人が密集した中に存在する場合に、特に有効である。また、所望の被写体の位置履歴から予測位置を算出することができるため、ユーザは、所望の被写体が移動している場合でもスムーズに被写体を検出し、焦点調整して撮影を行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 撮影装置、20 端末装置、100,200 CPU、102,202 メモリ、104 タッチパネル、106 ディスプレイ、108 スピーカ、110 ボタン、112 メモリインターフェイス、113 記憶媒体、114,204 通信インターフェイス、116 加速度センサ、118,206 GPSコントローラ、120 電子コンパス、122 カメラ、300 位置取得部、302 向き取得部、304 端末位置取得部、305 位置予測部、306 判断部、308 表示処理部、310 検出部、312 撮影制御部、314 通知部、800 位置画像、810 予測位置画像、1000 撮影システム。

Claims (11)

  1. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能な撮影装置であって、
    ズーム機能を有する撮影部と、
    前記撮影部によって得られた撮影画像を表示する表示部と、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を格納する情報格納部と、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得する第1の位置取得部と、
    前記撮影装置の向き情報を取得する向き取得部と、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信する第2の位置取得部と、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断する判断部と、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの前記判断部の判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて前記表示部に表示させる表示処理部と、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて前記表示部に表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記情報格納部に格納された前記特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出する検出部とを備え、
    前記撮影部は、前記検出部によって前記被写体が検出されたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整し、
    前記判断部は、前記第1および第2の位置情報に基づいて、前記撮影装置から前記端末装置までの距離を算出し、
    前記検出部が、前記撮影部のズーム倍率と、前記算出された前記撮影装置から前記端末装置までの距離とに基づいて、前記位置画像の近傍に存在する前記被写体の大きさが、前記被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断した場合、前記撮影部は、前記被写体が検出可能な大きさになるようにズーム倍率を大きくする、撮影装置。
  2. 前記撮影部は、ズーム倍率を大きくした結果、前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示された状態から、前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されない状態になった場合、前記位置画像が前記撮影画像に再度重ねて表示されるように、ズーム倍率を小さくする、請求項に記載の撮影装置。
  3. 前記検出部が、ズーム倍率の限界値と、前記算出された前記撮影装置から前記端末装置までの距離とに基づいて、ズーム倍率を限界値まで大きくしたときの、前記位置画像の近傍に存在する前記被写体の大きさが、前記被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断した場合、ズーム倍率を変更しないことをユーザに通知する通知部をさらに備える、請求項に記載の撮影装置。
  4. 前記通知部は、前記撮影部が、ズーム倍率を大きくする際に、前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されている状態を維持するようにユーザにさらに通知する、請求項に記載の撮影装置。
  5. 前記表示処理部は、前記算出された前記撮影装置から前記端末装置までの距離に基づいて、前記位置画像の表示形態を変更する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能な撮影装置であって、
    ズーム機能を有する撮影部と、
    前記撮影部によって得られた撮影画像を表示する表示部と、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を格納する情報格納部と、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得する第1の位置取得部と、
    前記撮影装置の向き情報を取得する向き取得部と、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信する第2の位置取得部と、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断する判断部と、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの前記判断部の判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて前記表示部に表示させる表示処理部と、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて前記表示部に表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記情報格納部に格納された前記特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出する検出部とを備え、
    前記撮影部は、前記検出部によって前記被写体が検出されたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整し、
    前記第2の位置取得部が取得した前記第2の位置情報の履歴に基づいて、ユーザからの操作を受け付けてから一定時間経過後の前記端末装置の位置を予測する位置予測部をさらに備え、
    前記判断部は、前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記位置予測部により予測された予測位置を示す予測位置情報とに基づいて、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するか否かを判断し、
    前記表示処理部は、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するとの前記判断部の判断結果に基づいて、前記予測位置を示す予測位置画像を前記撮影画像に重ねて前記表示部に表示させる、撮影装置。
  7. 前記判断部は、前記予測位置情報と前記第1の位置情報とに基づいて、前記撮影装置から前記予測された予測位置までの距離をさらに算出し、
    前記撮影部は、ズーム倍率と、前記算出された前記撮影装置から前記予測位置までの距離とに基づいて、前記予測位置に現れたときの前記被写体の大きさが、前記検出部によって前記被写体を検出可能な大きさになるようにズーム倍率を調整する、請求項に記載の撮影装置。
  8. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能であり、ズーム機能を有する撮影部を含む撮影装置の制御方法であって、
    撮影するステップと、
    撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、
    前記撮影装置の向き情報を取得するステップと、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて表示するステップと、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記読み出された特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出するステップと、
    前記被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップとを含み、
    前記判断するステップは、前記第1および第2の位置情報に基づいて、前記撮影装置から前記端末装置までの距離を算出することを含み、
    前記検出するステップによって、前記撮影部のズーム倍率と、前記算出された前記撮影装置から前記端末装置までの距離とに基づいて、前記位置画像の近傍に存在する前記被写体の大きさが、前記被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断された場合、前記撮影するステップは、前記被写体が検出可能な大きさになるようにズーム倍率を大きくすることを含む、撮影装置の制御方法。
  9. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能であり、ズーム機能を有する撮影部を含む撮影装置の制御方法であって、
    撮影するステップと、
    撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、
    前記撮影装置の向き情報を取得するステップと、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて表示するステップと、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記読み出された特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出するステップと、
    前記被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップと、
    前記受信するステップにより受信された前記第2の位置情報の履歴に基づいて、ユーザからの操作を受け付けてから一定時間経過後の前記端末装置の位置を予測するステップとを含み、
    前記判断するステップは、前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記予測するステップにより予測された予測位置を示す予測位置情報とに基づいて、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するか否かを判断することを含み、
    前記表示するステップは、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するとの前記判断するステップによる判断結果に基づいて、前記予測位置を示す予測位置画像を前記撮影画像に重ねて表示することを含む、撮影装置の制御方法。
  10. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能であり、ズーム機能有する撮影部を含む撮影装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記撮影装置のコンピュータに、
    撮影するステップと、
    撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、
    前記撮影装置の向き情報を取得するステップと、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて表示するステップと、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記読み出された特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出するステップと、
    前記被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップとを実行させ
    前記判断するステップは、前記第1および第2の位置情報に基づいて、前記撮影装置から前記端末装置までの距離を算出することを含み、
    前記検出するステップによって、前記撮影部のズーム倍率と、前記算出された前記撮影装置から前記端末装置までの距離とに基づいて、前記位置画像の近傍に存在する前記被写体の大きさが、前記被写体を検出可能な大きさよりも小さいと判断された場合、前記撮影するステップは、前記被写体が検出可能な大きさになるようにズーム倍率を大きくすることを含む、撮影装置の制御プログラム。
  11. 自装置の位置情報を取得可能に構成された端末装置と通信可能であり、ズーム機能有する撮影部を含む撮影装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記撮影装置のコンピュータに、
    撮影するステップと、
    撮影によって得られた撮影画像を表示するステップと、
    前記端末装置が取り付けられた被写体を検出するための特徴量を読み出すステップと、
    前記撮影装置の位置情報を示す第1の位置情報を取得するステップと、
    前記撮影装置の向き情報を取得するステップと、
    前記端末装置から送信された、前記端末装置の位置情報を示す第2の位置情報を受信するステップと、
    前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記第2の位置情報とに基づいて、前記第2の位置情報を送信した前記端末装置が前記撮影装置の撮影範囲に存在するか否かを判断するステップと、
    前記端末装置が前記撮影範囲に存在するとの判断結果に基づいて、前記端末装置の位置を示す位置画像を前記撮影画像に重ねて表示するステップと、
    前記位置画像が前記撮影画像に重ねて表示されている場合に、前記撮影画像から抽出される特徴量と、前記読み出された特徴量とに基づいて、前記端末装置が取り付けられた前記被写体を検出するステップと、
    前記被写体が検出できたとの検出結果に基づいて、前記検出された被写体に焦点を合わせるように焦点距離を調整するステップと、
    前記受信するステップにより受信された前記第2の位置情報の履歴に基づいて、ユーザからの操作を受け付けてから一定時間経過後の前記端末装置の位置を予測するステップとを実行させ、
    前記判断するステップは、前記第1の位置情報および前記向き情報と、前記予測するステップにより予測された予測位置を示す予測位置情報とに基づいて、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するか否かを判断することを含み、
    前記表示するステップは、前記予測位置が前記撮影範囲に存在するとの前記判断するステップによる判断結果に基づいて、前記予測位置を示す予測位置画像を前記撮影画像に重ねて表示することを含む、撮影装置の制御プログラム。
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