JP6057142B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
この記載より、従来技術における被写体の位置の特定は、被写体までの焦点距離、つまり、ピントの合った位置に基づいて行っていることが明らかである。
(d×F×a2)/(f2±d×F×a)・・・・(1)
ただし、fはレンズの焦点距離(mm)、Fはレンズの絞り値(F値)、aはピント位置(mm)、dは最小散乱円(許容散乱円)の直径、+は前方深度(mm)、−は後方深度(mm)である。
また、他の態様による発明は、被写体の像を撮像する撮像手段と、撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、前記場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、前記被写体位置検出手段により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する制御手段と、前記撮像手段の撮影画像に前記制御手段により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段と、前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段と、予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、前記顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、を備え、前記場所情報抽出手段は、前記照合手段により顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出することを特徴とする撮像装置、撮像装置の制御方法、コンピュータのプログラムである。
図1は、実施形態のデジタルカメラ1の概略構成図である。この図において、デジタルカメラ1は、CPU2やROM3及びRAM4並びに不図示の各種周辺回路等を含む典型的には1チップ化されたマイクロプロセッサ(コンピュータ)からなる中央制御部5と、この中央制御部5の周りに適宜に配置された、デジタルカメラ1に必要な以下の各部を備えて構成されている。
絞り機構7dは、光学系7のF値(絞り値ともいう)を調整するためのもので、絞り機構7dの開口面積を最大にすると、F値が最小(撮影レンズ7aのレンズ口径で与えられる所定値、たとえば、F:1.4など)になる。
第一の例の場所情報記憶部22bは、地図上における様々な位置の座標と、それらの位置の場所名とを対応付けして記憶している。たとえば、座標(X1,Y1)=場所名P1、座標(X2,Y2)=場所名P2、座標(X3,Y3)=場所名P3、座標(X4,Y4)=場所名P4、・・・・という具合である。
座標は地図上の緯度経度であり、場所名は、その座標位置に存在する地形地物や施設等を識別するための任意の名称(たとえば、地点名称や施設名称など)である。第二の例は、第一の例にさらに高さの情報を加えたものである。すなわち、第二の例の場所情報記憶部22bは、位置の座標と、各々の位置の場所名と、各々の位置の高さ(H1、H2、H3、H4・・・・)とを対応付けして記憶している。高さとは、対応する場所の標高(海抜)などのことである。
図5は、被写界深度の説明図である。先にも説明したとおり、被写界深度とは焦点(ピント)を結ぶ範囲のことをいい、この被写界深度はズーム倍率や絞りによって変化する。すなわち、(a)に示すように、ズーム倍率を広角側(撮影画角α大側)から望遠側(撮影画角α小側)へと変化させると、被写界深度が浅くなり、あるいは、(b)に示すように、絞りを開放側(最小のF値)へと変化させても、被写界深度が浅くなる。なお、この図では被写界深度の特性を直線F1、F2で表しているが、これは説明上の便宜である。
図11は、場所名抽出の概念図である。この図は、いくつかの場所(ここではP1、P2、P3、P4)の位置を、デジタルカメラ1の光軸7eに沿って距離順に並べたものである。P1、P2、P3、P4の順にデジタルカメラ1からの距離が遠くなっている。図中のハッチング図形A、Bは、ピントの合う範囲(つまり被写界深度)を模式化したものである。図形A、Bの光軸7eに沿った方向の長さはA<Bの関係にあり、図形Aの被写界深度の方が図形Bよりも浅い。
<1つの場所名だけが抽出された場合>
1つの場所名だけが抽出された場合は、まず、シャッタボタン15aの全押しを判定する(ステップS6)。全押しが判定されると、撮像部6を駆動して画像の撮影を実行し(ステップS7)、撮像デバイス8から画像を取り込み、その画像にステップS4で抽出した場所名を合成し(ステップS8)、その合成画像を記憶部22の画像記憶部22aに記憶保存する(ステップS9)。
(被写界深度の調整:絞り開放)
ステップS5の判定結果がYESの場合、すなわち、複数の場所名が抽出された場合は、図7のフローに進み、まず、被写界深度を浅くするために絞り機構7dを駆動して絞り値を最小、すなわち、絞りを開放にし(ステップS10)、フォーカスレンズ7cを駆動してオートフォーカスを行い(ステップS11)、次いで、フォーカシングされた被写体の位置を特定する(ステップS12)。そして、被写体の位置、つまり、座標(Xb,Yb)を特定すると、次に、その座標(Xb,Yb)に対応した場所名を記憶部22の場所情報記憶部22bから抽出し(ステップS13)、次いで、抽出した場所名が複数であるか否かを判定(ステップS14)する。
ステップS14の判定結果がYESの場合、すなわち、絞りを開放にしても、まだ複数の場所名が抽出される場合は、図8のフローに進み、被写界深度をさらに浅くするためにズーム駆動部11を駆動してズーム倍率を最大、すなわち、撮影画角αが最小となる最望遠側にし(ステップS16)、フォーカスレンズ7cを駆動してオートフォーカスを行い(ステップS17)、次いで、フォーカシングされた被写体の位置を特定する(ステップS18)。そして、被写体の位置、つまり、座標(Xb,Yb)を特定すると、次に、その座標(Xb,Yb)に対応した場所名を記憶部22の場所情報記憶部22bから抽出し(ステップS19)、次いで、抽出した場所名が複数であるか否かを判定(ステップS20)する。
また、検出された被写体の位置に対応する場所の情報を抽出する場合に、主要被写体の位置をより適切に反映した場所の情報を抽出することが可能となる。
また、記憶されている場所の情報が、「御殿場」のように広い範囲を示す場所の情報しか無い場合には、位置検出の精度や確度を高くしても抽出される場所の情報は変わらないが、記憶されている場所の情報が、「○○遊園地の観覧車」や「○○遊園地のメリーゴーランド」など狭い範囲を示す場所の情報に区分して記憶されている場合には、位置検出の精度や確度を高くすることで、より詳細な場所の情報を抽出することが可能となる。
また、記憶されている場所の情報の密集度に応じて位置検出の精度や確度を自動的に調整することができるので、不必要に位置検出の精度や確度を高くすることによる撮影への悪影響を低減することができる。例えば、上記実施例においては、より詳細な場所の情報を抽出したい場合であっても、不必要に被写界深度を狭くしてフォーカスが甘くなるのを防ぐことが可能となる。
Piは、たとえば、“○○遊園地の観覧車”などの場所名であり、また、第一の人物33を撮影した合成画像35に合成されるHiは最上方に位置する車両32の高さ、第二の人物33を撮影した合成画像36に合成されるHiは地上高である。
このように、高さの情報も利用すると、1つの場所の情報を高さ方向に細分化して特定することができ、それらの特定結果に応じた合成画像を得ることができる。
以下に、本件出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1に記載の発明は、被写体の像を撮像する撮像手段と、撮像された複数の被写体のうちの主要被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、前記場所情報記憶保持手段を参照して前記複数の被写体の中で前記主要被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段とを備えたことを特徴とする撮像装置である。
(付記2)
請求項2に記載の発明は、前記場所情報抽出手段によって抽出される場所の情報が1つになるように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作を制御する制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置である。
(付記3)
請求項3に記載の発明は、前記場所情報抽出手段によって抽出された場所の情報が複数であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記被写体位置検出手段による位置検出動作の条件を変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置である。
(付記4)
請求項4に記載の発明は、前記被写体位置検出手段は、前記主要被写体の位置を所定の確度で検出し、前記場所情報抽出手段は、前記主要被写体の位置および前記所定の確度に対応して決められた所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記主要被写体の位置検出の確度が高くなるように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作の条件を変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置である。
(付記5)
請求項5に記載の発明は、前記被写体の像を撮像するときの現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記被写体の像を撮像する際の前記被写体までの焦点距離に基づいて前記現在位置から前記被写体までの距離を測定する距離測定手段と、前記被写体の像を撮像する際の撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、前記撮像手段の被写界深度を調節する被写界深度調節手段と、を更に備え、前記被写体位置検出手段は、前記現在位置と前記前記被写体までの距離と前記撮影方向とに基づいて前記被写体の位置を検出し、前記場所情報抽出手段は、前記主要被写体の位置および前記被写界深度に対応して決められた所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に被写界深度が浅くなるように前記被写界深度調節手段を制御するとともに、前記撮像手段、前記距離測定手段、前記被写体位置検出手段及び前記場所情報抽出手段の各動作を再実行させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置である。
(付記6)
請求項6に記載の発明は、前記被写界深度調節手段は、前記撮像手段の絞りを開放にし、またはズーム倍率を最大にし、若しくはその両方を行って被写界深度を浅くすることが可能なことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置である。
(付記7)
請求項7に記載の発明は、さらに、前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段を備え、前記被写体位置検出手段は、撮像されている複数の被写体の中から、位置を検出すべき主要被写体を絞り込むことで位置検出の確度を高めることが可能であり、前記場所情報抽出手段は、前記絞り込まれた1または複数の主要被写体の位置を含む所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記人物検出手段により検出された人物を前記主要被写体とするように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の撮像装置である。
(付記8)
請求項8に記載の発明は、さらに、予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、この顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記照合された人物を前記主要被写体とするように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作を制御することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置である。
(付記9)
請求項9に記載の発明は、さらに、前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段と、予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、この顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、を備え、前記場所情報抽出手段は、顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の撮像装置である。
(付記10)
請求項10に記載の発明は、さらに、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成した合成画像を生成する合成画像生成手段を備え、前記画像記録手段は、前記合成画像生成手段により合成された合成画像を記録することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の撮像装置である。
(付記11)
請求項11に記載の発明は、前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報と前記人物の情報を対応付けて記録することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の撮像装置である。
(付記12)
請求項12に記載の発明は、前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成するとともに、前記人物の情報も合成した合成画像を生成することを特徴とする請求項7または請求項11に記載の撮像装置である。
(付記13)
請求項13に記載の発明は、前記顔情報記憶登録手段は人物ごとの優先度を保持し、前記照合手段はこの優先度に従って人物の照合を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置である。
(付記14)
請求項14に記載の発明は、さらに、前記場所情報記憶保持手段は、地図上の様々な場所の情報とともに、それらの場所の高さを示す情報も予め記憶して保持し、前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報と前記高さの情報を対応付けて記録することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の撮像装置である。
(付記15)
請求項15に記載の発明は、前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成するとともに、この高さの情報も合成した合成画像を生成することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置である。
(付記16)
請求項16に記載の発明は、被写体の像を撮像する撮像工程と、撮像された複数の被写体のうちの主要被写体の位置を検出する被写体位置検出工程と、地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段を参照して前記複数の被写体の中で前記主要被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出工程と、前記撮像工程で撮像された撮影画像に前記場所の情報を対応付けて記録する画像記録工程とを含むことを特徴とする、撮像装置の制御方法である。
(付記17)
請求項17に記載の発明は、撮像装置のコンピュータに、被写体の像を撮像する撮像手段と、撮像された複数の被写体のうちの主要被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、前記場所情報記憶保持手段を参照して前記複数の被写体の中で前記主要被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段としての機能を与えることを特徴とするプログラムである。
5 中央制御部(距離測定手段、場所情報抽出手段、判定手段、制御手段、合成画像生成手段、被写体位置検出手段、人物検出手段、照合手段、被写界深度調節手段)
6 撮像部(撮像手段)
11 ズーム駆動部(被写界深度調節手段)
13 絞り駆動部(被写界深度調節手段)
16 位置検出部(現在位置検出手段)
17 方位及び仰俯角検出部(撮影方向検出手段)
22 記憶部(場所情報記憶保持手段、画像記録手段、顔情報記憶登録手段)
Claims (19)
- 被写体の像を撮像する撮像手段と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、
前記場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、
前記被写体位置検出手段により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの主要被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する制御手段と、
前記撮像手段の撮影画像に前記制御手段により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段と、
前記場所情報抽出手段によって抽出された場所の情報が複数であるか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記被写体位置検出手段による位置検出動作の条件を変更する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記被写体位置検出手段により複数の被写体の位置が検出され、かつ、前記場所情報抽出手段により各々の位置を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で主要被写体の位置を識別可能な場所の情報を選択し、
前記画像記録手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記制御手段により選択された場所の情報を対応付けて記録する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - さらに、前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段と、予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、この顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、を備え、
前記場所情報抽出手段は、顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。 - 前記被写体位置検出手段は、前記主要被写体の位置を所定の確度で検出し、
前記場所情報抽出手段は、前記主要被写体の位置および前記所定の確度に対応して決められた所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記主要被写体の位置検出の確度が高くなるように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作の条件を変更する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記被写体の像を撮像するときの現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記被写体の像を撮像する際の前記被写体までの焦点距離に基づいて前記現在位置から前記被写体までの距離を測定する距離測定手段と、
前記被写体の像を撮像する際の撮影方向を検出する撮影方向検出手段と、
前記撮像手段の被写界深度を調節する被写界深度調節手段と、
を更に備え、
前記被写体位置検出手段は、前記現在位置と前記被写体までの距離と前記撮影方向とに基づいて前記被写体の位置を検出し、
前記場所情報抽出手段は、前記主要被写体の位置および前記被写界深度に対応して決められた所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に被写界深度が浅くなるように前記被写界深度調節手段を制御するとともに、前記撮像手段、前記距離測定手段、前記被写体位置検出手段及び前記場所情報抽出手段の各動作を再実行させることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記被写界深度調節手段は、前記撮像手段の絞りを開放にし、またはズーム倍率を最大にし、若しくはその両方を行って被写界深度を浅くすることが可能なことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- さらに、前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段を備え、
前記被写体位置検出手段は、撮像されている複数の被写体の中から、位置を検出すべき主要被写体を絞り込むことで位置検出の確度を高めることが可能であり、
前記場所情報抽出手段は、前記絞り込まれた1または複数の主要被写体の位置を含む所定の領域内に存在する場所の情報を、前記場所情報記憶保持手段を参照して抽出し、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記人物検出手段により検出された人物を前記主要被写体とするように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の撮像装置。 - さらに、予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、この顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、を備え、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記照合された人物を前記主要被写体とするように、前記被写体位置検出手段による位置検出動作を制御することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 被写体の像を撮像する撮像手段と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、
前記場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、
前記被写体位置検出手段により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する制御手段と、
前記撮像手段の撮影画像に前記制御手段により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段と、
前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段と、
予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、
前記顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、
を備え、
前記場所情報抽出手段は、前記照合手段により顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出する
ことを特徴とする撮像装置。 - さらに、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成した合成画像を生成する合成画像生成手段を備え、
前記画像記録手段は、前記合成画像生成手段により合成された合成画像を記録することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 - 前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報と前記人物の情報を対応付けて記録することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成するとともに、前記人物の情報も合成した合成画像を生成することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の撮像装置。
- 前記顔情報記憶登録手段は人物ごとの優先度を保持し、前記照合手段はこの優先度に従って人物の照合を行うことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- さらに、前記場所情報記憶保持手段は、地図上の様々な場所の情報とともに、それらの場所の高さを示す情報も予め記憶して保持し、
前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報と前記高さの情報を対応付けて記録することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記合成画像生成手段は、前記撮像手段の撮影画像に前記場所の情報を合成するとともに、この高さの情報も合成した合成画像を生成することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
- 被写体の像を撮像する撮像工程と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出工程と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出工程と、
前記被写体位置検出工程により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する制御工程と、
前記撮像工程で撮像された撮影画像に前記制御工程により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録工程と、
前記場所情報抽出工程によって抽出された場所の情報が複数であるか否かを判定する判定工程と、
を含み、
前記制御工程は、前記判定工程の判定結果が肯定の場合に、前記被写体位置検出工程による位置検出動作の条件を変更する
ことを特徴とする、撮像装置の制御方法。 - 撮像装置のコンピュータに、
被写体の像を撮像する撮像手段と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、
前記場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、
前記被写体位置検出手段により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する制御手段と、
前記撮像手段の撮影画像に前記制御手段により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段と
前記場所情報抽出手段によって抽出された場所の情報が複数であるか否かを判定する判定手段と、
しての機能を与え、
前記制御手段は、前記判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記被写体位置検出手段による位置検出動作の条件を変更する
ことを特徴とするプログラム。 - 被写体の像を撮像する撮像工程と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出工程と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出工程と、
前記被写体位置検出工程により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する選択工程と、
前記撮像工程で撮像された撮影画像に前記選択工程により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録工程と、
前記撮像工程の撮像画像から人物を検出する人物検出工程と、
予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出工程によって検出された人物を顔照合する照合工程と、
を含み、
前記場所情報抽出工程は、前記照合工程により顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出する
ことを特徴とする、撮像装置の制御方法。 - 撮像装置のコンピュータに、
被写体の像を撮像する撮像手段と、
撮像された複数の被写体の位置を検出する被写体位置検出手段と、
地図上の様々な場所の情報を予め記憶して保持する場所情報記憶保持手段と、
前記場所情報記憶保持手段を参照して前記被写体の位置を識別可能な場所の情報を抽出する場所情報抽出手段と、
前記被写体位置検出手段により検出された複数の被写体の位置の各々を識別可能な複数の場所の情報が抽出された場合に、その中で少なくとも1つの被写体の位置を識別可能な場所の情報を特定する選択手段と、
前記撮像手段の撮影画像に前記選択手段により特定された場所の情報を対応付けて記録する画像記録手段と、
前記撮像手段の撮像画像から人物を検出する人物検出手段と、
予め対象となる人物の顔情報を記憶保持する顔情報記憶登録手段と、
前記顔情報記憶登録手段の登録情報を用い、前記人物検出手段によって検出された人物を顔照合する照合手段と、
しての機能を与え、
前記場所情報抽出手段は、前記照合手段により顔照合された人物の位置に対応する場所の情報を前記場所情報記憶保持手段から抽出する
ことを特徴とするプログラム。
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