JP2002314851A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2002314851A
JP2002314851A JP2001110911A JP2001110911A JP2002314851A JP 2002314851 A JP2002314851 A JP 2002314851A JP 2001110911 A JP2001110911 A JP 2001110911A JP 2001110911 A JP2001110911 A JP 2001110911A JP 2002314851 A JP2002314851 A JP 2002314851A
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photographing
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distance
screen
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JP2001110911A
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English (en)
Inventor
Yosuke Kusaka
洋介 日下
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
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  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動する被写体を撮影するのに好適な撮影装
置を提供する。 【解決手段】 被写体にGPS等で構成された被写体位
置検出部200を取り付ける。撮影装置100は、無線
により被写体位置検出部200から受信した被写体位置
と、自ら検出した撮影装置100の位置と姿勢とから、
撮影画面に対する被写体像の位置と撮影装置100から
被写体までの距離を演算する。撮影装置100は、撮影
画面に対する被写体像の位置に応じてファインダ画面上
に被写体像の位置や方向を表すマークをスーパーインポ
ーズ表示したり、被写体距離に応じて測距領域や測光領
域の位置および大きさを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の撮影装
置に関し、特に移動する被写体を撮影するのに好適な撮
影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来動物写真やスポーツ写真や飛行機・
レーシングカー等の乗り物写真の撮影においては、移動
する被写体を画面内に捕捉して撮影するために、撮影者
が手動でカメラの構図変更を行って撮影していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら動物写真
やスポーツ写真や乗り物写真の撮影において、高速に移
動する被写体や複雑な動きをする被写体を画面内に捕捉
し続けるためには多くの経験を積まなければならなかっ
た。
【0004】また動物写真やスポーツ写真や乗り物写真
の撮影では被写体距離が遠距離の場合が多いため、超望
遠レンズが一般的に使用されるが、超望遠レンズで移動
する被写体を画面内に捕捉するのは更に困難であり、一
旦画面外に被写体を見失うと、迅速に再度被写体を画面
内に捕捉し直すのはプロカメラマンでも至難の技であっ
た。
【0005】特に被写体が前方に存在する物体(木、他
のプレーヤー等)に間欠的に遮られる場合には、被写体
が画面内に確認できない状態で被写体の動きを予想して
カメラの構図変更を継続しなけらばならず、格別の技能
を必要としていた。また上記のように移動被写体を撮影
する場合には、撮影者は画面内に被写体を捕捉するのに
手一杯で、撮影距離の調節、焦点距離の調節、撮影タイ
ミングの調節、マルチAF(複数の測距位置を備えたオ
ートフォーカスシステム)の測距領域の変更、マルチ測
光(複数の測光領域を備えた測光システム)の測光領域
の変更等の操作までなかなか気が回らなかった。
【0006】そこで本発明は、上記のような動物写真や
スポーツ写真や乗り物写真の撮影に用いられる撮影装置
において、画面外に見失った被写体を迅速に画面内に捕
捉し直せるとともに、他の物体に遮られた被写体を継続
的に画面内に捕捉し続けることが容易な撮影装置を提供
することを目的とする。
【0007】また本発明は、上記のような動物写真やス
ポーツ写真や乗り物写真の撮影に用いられる撮影装置に
おいて、撮影者が画面内に被写体を捕捉するのに専念で
きる撮影装置を提供することを目的とする。また本発明
は、上記のような動物写真やスポーツ写真や乗り物写真
の撮影に用いられる撮影装置において、撮影者が画面内
に被写体を捕捉するのに特段の技能を必要としない撮影
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明による撮影装置では、被写体
の位置情報を検出し、検出した被写体位置情報を送信す
る被写体位置検出部が取り付けられた被写体を撮影する
撮影装置であって、被写体像を形成する撮影光学系と、
前記被写体像を撮影する撮影部と、前記被写体像を観察
するためのファインダ画面を有するファインダ画面表示
部と、前記撮影装置の位置情報を検出する撮影位置検出
部と、前記撮影装置の姿勢情報を検出する姿勢検出部
と、前記被写体位置情報を受信する受信部と、前記被写
体位置情報と前記撮影位置情報に基づき、撮影装置から
見た被写体の方向を求め、さらに前記被写体方向と前記
姿勢情報に基づき、前記ファインダ画面に対する被写体
像の位置を演算する演算部と、前記ファインダ画面に対
する被写体像の位置に基づき、前記ファインダ画面上ま
たはその近傍に被写体の存在する位置または方向を表示
する目標表示部とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明による撮影装置で
は、請求項1に記載の撮影装置において、前記目標表示
部は、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置の外
れ量に応じて、前記方向表示の形態を変更することを特
徴とする。請求項3に記載の発明による撮影装置では、
請求項1に記載の撮影装置において、前記被写体位置検
出部および前記撮影位置検出部は、グローバルポジショ
ニングシステムを有することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明による撮影装置で
は、請求項1に記載の撮影装置において、前記姿勢検出
部は、方位センサと傾斜角センサとからなることを特徴
とする。請求項5に記載の発明による撮影装置では、請
求項1に記載の撮影装置において、前記姿勢検出部は、
前記撮影装置を固定する雲台に対する前記撮影装置の相
対的な回転角度を検出することにより姿勢情報を検出す
ることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明による撮影装置で
は、請求項1に記載の撮影装置において、前記被写体と
前記撮影装置の間で行われる被写体位置情報の送受信は
無線回線を用いて行われることを特徴とする。請求項7
に記載の発明による撮影装置では、被写体の位置情報を
検出し、検出した被写体位置情報を送信する被写体位置
検出部が取り付けられた被写体を撮影する撮影装置であ
って、被写体像を形成する撮影光学系と、前記被写体像
を撮影する撮影部と、前記被写体像を観察するためのフ
ァインダ画面を有するファインダ画面表示部と、前記撮
影装置の位置情報を検出する撮影位置検出部と、前記撮
影装置の姿勢情報を検出する姿勢検出部と、前記被写体
位置情報を受信する受信部と、前記被写体位置情報と前
記撮影位置情報に基づき撮影装置から見た被写体の方向
を求め、さらに前記被写体方向と前記姿勢情報に基づ
き、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置を演算
するかまたは前記被写体位置情報と前記撮影位置情報に
基づき撮影装置から被写体までの距離を演算する演算部
と、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置を相対
的に移動させるための構図変更動作以外の前記撮影光学
系または前記撮影部に関連する動作を、前記ファインダ
画面に対する被写体像の位置または前記被写体距離に基
づいて制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記撮影光学系の撮影距離調節のために前記ファイ
ンダ画面内における複数の測距領域で測距情報を取得可
能な測距部であり、該測距部は前記ファインダ画面に対
する被写体像の位置に応じて、前記測距領域の位置を変
更することを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記撮影部による撮影の露出制御のために前記ファ
インダ画面内における複数の測光領域で被写体の輝度を
測光可能な測光部であり、該測光部は前記ファインダ画
面に対する被写体像の位置に応じて、前記測光領域の位
置を変更することを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記撮影光学系の撮影距離調節のために前記ファイ
ンダ画面内における複数の測距領域で測距情報を取得可
能な測距部であり、該測距部は前記被写体距離に基づき
前記測距領域の大きさを変更することを特徴とする。
【0015】請求項11に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記撮影部による撮影の露出制御のために前記ファ
インダ画面内における複数の測光領域で被写体の輝度を
測光可能な測光部であり、該測光部は前記被写体距離に
基づき前記測光領域の大きさを変更することを特徴とす
る。
【0016】請求項12に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置または
前記被写体距離に基づき、前記撮影光学系の撮影距離調
節を行う撮影距離調節部であることを特徴とする。
【0017】請求項13に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置または
前記被写体距離に基づき、前記撮影光学系の焦点距離調
節を行う焦点距離調節部であることを特徴とする。
【0018】請求項14に記載の発明による撮影装置で
は、請求項7に記載の撮影装置において、前記制御部
は、前記ファインダ画面に対する被写体像の位置または
前記被写体距離に基づき、前記撮影部による被写体の撮
影を禁止または許可する撮影制御部であることを特徴と
する。
【0019】請求項15に記載の発明による撮影装置で
は、被写体の位置情報を検出し、検出した被写体位置情
報を送信する被写体位置検出部が取り付けられた被写体
を撮影する撮影装置であって、被写体像を形成する撮影
光学系と、前記被写体像を所定の撮像画面に撮像する撮
像部と、前記撮像画面の一部の領域を切り出す画像切り
出し部と、前記切り出された撮像画面を記録する記憶媒
体と、前記撮影装置の位置情報を検出する撮影位置検出
部と、前記撮影装置の姿勢情報を検出する姿勢検出部
と、前記被写体位置情報を受信する受信部と、前記被写
体位置情報と前記撮影位置情報に基づき撮影装置から見
た被写体の方向を求め、さらに前記被写体方向と前記姿
勢情報に基づき、前記ファインダ画面に対する被写体像
の位置を演算するかまたは前記被写体位置情報と前記撮
影位置情報に基づき撮影装置から被写体までの距離を演
算する演算部と、前記撮影画面に対する被写体像の位置
または前記被写体距離に基づいて、前記画像切り出し領
域の位置または大きさを変更する制御部とを備えること
を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、本発明を適用した撮
影装置を用いた撮影の概念図である。図1において、高
速に移動する被写体(スキーヤー)の頭部に装着された
ヘルメット300内には、被写体の位置情報を検出し、
検出した位置情報を外部に無線通信(無線回線)により
送信する被写体位置検出部200が内蔵されている。被
写体の位置情報は、複数の人工衛星400からの信号を
受信し、受信した信号に基づき受信装置の位置を決定す
る所謂GPS(Global Positioning System)を利用し
て検出される。被写体の位置情報は、地球等の巨視的に
不動なものに固定された座標系に基づき3次元データと
して認識され、外部に送信される。例えば地球の中心を
原点とし、地球の回転軸と、原点と赤道上の所定の点を
通る軸と、原点を通り該軸に直交する軸の3軸により、
任意の位置を特定することができる。
【0021】撮影装置100は、被写体位置検出部20
0が取り付けられた高速に移動する被写体を撮影するた
めの装置である。撮影装置100には、撮影装置100
の位置を検出するための撮影位置検出部が内蔵される。
撮影位置検出部は被写体位置検出部200と同様にGP
Sを利用して、撮影装置100の位置情報を検出する。
撮影装置100の位置情報は、被写体位置情報と同じ位
置座標系に基づき、3次元データとして認識される。
【0022】撮影装置100は、被写体位置検出部20
0が送信した被写体位置情報を受信するとともに、該被
写体位置情報と自らが検出した撮影装置の位置情報に基
づき、撮影装置から見た被写体の方向と撮影装置と被写
体の間の距離を算出する。撮影装置100は、撮影装置
100自身の姿勢情報を検出する姿勢検出部を内蔵して
いる。姿勢情報は、撮影装置100自身を原点に持ち、
座標系の軸の方向が固定された座標系(例えば水平面内
の東西方向、南北方向の2軸と鉛直軸からなる座標系)
に対する撮影装置100の姿勢(傾斜、回転)を表して
いる。なお姿勢情報を算出する際に用いられる前記座標
系は、前記位置情報を検出する際に用いられる座標系に
対して所定の関係(原点の移動および座標系の回転)に
あり、座標位置や方向(ベクトル)は互いの座標系間で
変換することが可能である。
【0023】撮影装置100は、撮影画面(ファインダ
画面)を観察するためのファインダ画面表示部を備え、
検出された姿勢情報に基づき、撮影画面(ファインダ画
面)の方向と位置を算出するとともに、前記被写体方向
を姿勢情報の座標系に変換する。
【0024】撮影装置100は、算出された撮影画面
(ファインダ画面)の方向と位置および被写体方向に基
づき、撮影画面(ファインダ画面)に対する被写体の存
在する位置を認識する。撮影装置100は、認識された
撮影画面(ファインダ画面)に対する被写体の位置およ
び被写体の距離に基づき、撮影者が高速に移動する被写
体を手動で構図変更して捕捉することに専念できるよう
にサポートする動作(被写体位置の表示、画像切り出し
位置と大きさの自動設定、測距領域または測光領域の位
置や大きさの自動設定、撮影距離および焦点距離の自動
設定、撮影の許可禁止の自動設定)を行う。
【0025】被写体位置は上記のように無線回線により
撮影装置100に送信されるために、有線で送信する場
合のような不具合(被写体の移動自由度が阻害される)
が発生することはない。また撮影装置の位置も検出して
いるために、撮影装置100自体が移動しながら撮影す
ることも可能である。
【0026】図2は本発明に用いられる撮影装置(電子
カメラ)の正面からの外観図である。電子カメラ100
の正面には撮影レンズ10が取り付けられ、上部にはレ
リーズボタン65が配置されている。レリーズボタン6
5が撮影者により押されることにより撮影が実行され
る。
【0027】図3は本発明に用いられる電子カメラ10
0の後方からの外観図である。電子カメラ100の後面
には、被写体を観察するためのファインダ画面80(モ
ニタ画面、LCD)、ファインダ画面80の周囲には表
示LED91〜98、撮影モード設定用のダイヤル7
0、側面には画像データを記録する記録媒体(メモリカ
ード)を装着するためのスロット25が設けられてい
る。撮影モード設定用のダイヤル70が“1”の位置の
場合は第1の被写体(第1の被写体位置検出部が取り付
けられた被写体)を撮影するのに適したカメラ撮影モー
ドとなり、“2”の位置の場合は第2の被写体(第2の
被写体位置検出部が取り付けられた被写体)を撮影する
のに適したカメラ撮影モードとなり、“1+2”の位置
の場合は第1の被写体と第2の被写体を同時に撮影する
のに適したカメラ撮影モードとなり、“0”の位置の場
合は通常のカメラ撮影モード(被写体位置検出部を用い
ない従来の撮影モード)となる。なお以下の説明では、
ダイヤル70が“1”の位置に設定されているとして説
明を行う。
【0028】図4は電子カメラ100および被写体位置
検出部200の電気的構成を示すブロック図である。電
子カメラ100内の各構成要素は各種情報データおよび
制御データを伝送するためのデータ/制御バス51を介
して互いに接続されている。CPU50(中央処理ユニ
ット)は電子カメラ100全体の制御を行う手段であ
る。CPU50は、ダイヤル70の設定状態に応じてカ
メラの撮影モードを切り換える。撮影レンズ10は被写
体像を形成するための焦点距離可変な撮影光学系であっ
て、レンズ駆動回路11により撮影距離調節と焦点距離
調節が行われる。
【0029】被写体からの光束は撮影レンズ10により
光量調節のための絞り12を介し、CCD20上に被写
体像として形成される。複数の画素を備えたCCD20
(チャージカップルドデバイス)は被写体像を撮像する
ための撮像部(電荷蓄積型イメージセンサ)であり、C
CD20上に形成された被写体像の光強度に応じた電気
的な画像信号を出力する。DSP30(デジタルシグナ
ルプロセッサ)は、CCD駆動回路21を制御し、CC
D20にCCD駆動パルスを供給させる。
【0030】画像処理部22はCPU50に制御され、
CCD20が光電変換した画像信号を所定のタイミング
でサンプリングし、そのサンプリングした信号を所定の
レベルに増幅する。CPU50は、ROM62(リード
オンリメモリ)に記憶されている制御プログラムに従い
各部を制御する。A/D変換回路23(アナログデジタ
ル変換回路)は画像処理部22でサンプリングした画像
信号をデジタル化して画像データにし、DSP30に供
給する。
【0031】DSP30はA/D変換回路23より供給
された画像データをバッファメモリ35に一旦記憶させ
る。CPU50はバッファメモリ35に記憶された画像
データをフレームメモリ81に記憶させ、ファインダ画
面としてLCD80に表示させる。
【0032】CPU50は、後述する被写体の輝度輝度
情報に基づき、CCD20の露光時間および感度をCC
D駆動回路21により設定するとともに、絞り12の絞
り値を絞り制御回路13により制御する。CPU50
は、レリーズボタン65が押されていない場合は、上記
動作を繰り返し、ファインダ画面をリフレッシュする。
CPU50は、撮影が許可されている状態でレリーズボ
タン65が押された場合は、バッファメモリ35に格納
された最新画像データをスロット25に装着されたメモ
リカード110に転送して格納する。
【0033】電子カメラ100の外部にある被写体に取
り付けられた被写体位置検出部200は、GPS回路1
40とCPU150と無線通信回路190を備える。G
PS回路140は、地球の周りを周回している複数の衛
星からの情報を受信して被写体位置検出部200が取り
付けられている被写体の位置情報(被写体位置情報)を
検出し、CPU150に供給する。CPU150は被写
体位置情報を無線通信回路190により外部に送信させ
る。
【0034】電子カメラ100に内蔵された無線通信回
路90は、無線通信回路190から送信された被写体位
置情報を受信し、CPU50に供給する。 GPS回路
40は、地球の周りを周回している複数の衛星からの情
報を受信して電子カメラ100の位置情報(撮影位置情
報)を検出し、CPU50に供給する。姿勢検出回路6
0は電子カメラ100の姿勢を検出するための回路であ
って、検出した姿勢情報をCPU50に供給する。
【0035】図6に姿勢検出回路60の一例の構成を示
す。傾斜角センサ101、傾斜角センサ103と方位セ
ンサ102が電子カメラ100に内蔵される。傾斜角セ
ンサ101はY´Z´平面内での傾斜角を検出する。傾
斜センサ103はX´Z´平面内での傾斜角を検出す
る。方位センサ102はX´Y´平面内での方位を検出
する。検出された傾斜角および方位データはCPU50
に供給される。
【0036】図7に姿勢検出回路60の別な一例の構成
を示す。電子カメラ100は、固定台500、可動台5
10、可動台520、可動台530からなる雲台に固定
されている。固定台500に対し可動台510は軸51
1周りに回転可能である。可動台510に対し可動台5
20は軸521周りに回転可能である。可動台520に
対し可動台530は軸531周りに回転可能である。電
子カメラ100は可動台530に固定されている。軸5
11、軸521、軸531は互いに直交している。軸5
11、軸521、軸531の基準位置からの回転量がポ
テンショメータ等で検出され、検出データがCPU50
に供給される。CPU50はこれらの検出データに基づ
き、雲台に対する電子カメラ100の相対的な回転角度
を演算する。
【0037】CPU50は、被写体位置情報と撮影位置
情報に基づき、電子カメラ100から被写体までの距離
を算出する。CPU50は、被写体位置情報と撮影位置
情報に基づき、電子カメラ100から見た被写体の方向
を算出する。CPU50は、姿勢情報に基づき、電子カ
メラ100の撮影方向を算出するとともに、撮影レンズ
10の焦点距離に基づき、ファインダ画面80(撮影画
面)の画角範囲を算出する。CPU50は、被写体方向
と撮影方向とファインダ画面80の画角範囲に基づき、
ファンダ画面に対する被写体像の位置を算出する。CP
U50は、算出されたファインダ画面80と被写体像の
位置関係に応じて、被写体像の位置をLCD80により
画像データのスーパーインポーズして表示したり、LE
D91〜98により表示する。
【0038】図5にファインダ画面80の表示例を示
す。ファインダ画面80内に表示された被写体像201
(被写体位置検出部200を内蔵したヘルメットを装着
したスキーヤーの頭部)に、被写体位置表示マーク1が
スーパーインポーズ表示される。
【0039】CPU50は、算出されたファインダ画面
80と被写体像201の位置関係および被写体距離に応
じて、バッファメモリ35に格納された画像データのう
ち被写体近傍の画像データを測距領域として、測距情報
を抽出する。例えば画像データの画像コントラストに基
づき被写体像201の焦点調節状態に応じた測距情報を
生成する。
【0040】図5に測距領域の一例を示す。被写体位置
表示マーク1を包含する測距領域2が設定される。CP
U50は算出されたファインダ画面80と被写体像20
1の位置関係に応じて、算出された被写体距離あるいは
測距情報に基づき、レンズ駆動回路11により撮影レン
ズ10の撮影距離を調節する。CPU50は、算出され
たファインダ画面80と被写体像201の位置関係およ
び被写体距離に応じて、バッファメモリ35に格納され
た画像データのうち被写体近傍の画像データを測光領域
として、被写体の輝度情報を抽出する。
【0041】図5に測光領域の一例を示す。被写体位置
表示マーク1を包含する測光領域2が設定される。CP
U50は被写体の輝度情報に基づき、先述したようにC
CD20の露光時間および感度を設定するとともに、絞
り12の絞り値を制御する。CPU50は後述するよう
にファインダ画面80と被写体像201の位置関係およ
び被写体距離情報に応じて、レンズ駆動回路11により
撮影レンズ10の焦点距離を制御する。CPU50は後
述するようにファインダ画面80と被写体像201の位
置関係および被写体距離情報に基づき、撮影の許可また
は禁止を行う。
【0042】図8は上記電子カメラ100のメイン動作
シーケンスを示すフローチャートである。電源ONにて
電子カメラ100が起動すると、S100では撮影モー
ド設定ダイヤル70の設定状態が0であるかをチェック
し、0の場合は通常撮影モードに進む。通常撮影モード
の動作は、本発明とは無関係なので省略する。なお以下
の説明では撮影モード設定ダイヤル70の設定状態が1
であるとして説明を行う。
【0043】S101では、画像をCCD20により撮
像する。S102では、フレームメモリ81に格納され
た画像データをファインダ画面80に表示する。S10
3では、無線通信回路90により被写体位置情報を被写
体位置検出部200から受信する。S104では、GP
S回路40により撮影位置情報を検出する。S105で
は、姿勢検出回路60により電子カメラ100の姿勢情
報を検出する。
【0044】S106では、検出された被写体位置情報
と撮影位置情報と姿勢情報に基づき、後述するサブルー
チンにてファインダ画面80内の被写体像201の位置
と被写体距離を算出する。S107では、後述するサブ
ルーチンにて被写体位置の表示(ターゲット表示)を行
う。S108では、後述するサブルーチンにて測距動作
を行い、測距情報を求める。S109では、後述するサ
ブルーチンにて測光動作を行い、被写体輝度情報を求め
る。
【0045】S110では、S109で求められた被写
体輝度情報に基づき、絞り12の設定とCCD20の露
光時間および感度の設定を行う。S111では、後述す
るサブルーチンにて撮影レンズ10の焦点距離調節を行
う。S112では、後述するサブルーチンにて撮影レン
ズ10の撮影距離調節を行う。S113では、後述する
サブルーチンにて撮影の許可・禁止の判定を行う。
【0046】S114では、撮影が許可されているか否
かをチェックし、許可されていない場合はS100に戻
り、上記動作を繰り返す。許可されている場合はS11
5に進む。S115では、レリーズボタン65が押され
ているか否かをチェックし、押されていない場合はS1
00に戻り、上記動作を繰り返す。押されている場合は
S116に進む。S116ではバッファメモリ35に一
時的に格納されている最新の画像データを、メモリカー
ド110に転送し、S100に戻る。以上が電子カメラ
100のメイン動作シーケンスである。
【0047】図9は画面内の被写体像の位置演算および
被写体距離演算のサブルーチン(図8のS106)のフ
ローチャートである。このサブルーチンでは被写体位置
情報と撮影位置情報に基づき撮影装置から見た被写体の
方向を求め、さらに被写体方向と姿勢情報に基づき、フ
ァインダ画面80に対する被写体像201の位置を演算
するとともに被写体位置情報と撮影位置情報に基づき撮
影装置から被写体までの距離を演算する。この演算動作
はCPU50の動作により達成される。
【0048】S200では、被写体位置と撮影位置に基
づき、電子カメラ100から見た被写体の方向を演算す
る。図10は、被写体方向の求め方の説明図である。被
写体位置情報と撮影位置情報を求める際に用いた座標系
の原点を電子カメラ100の中心点(撮影位置)に平行
移動した座標系(軸X、軸Y、軸Z)に変換し、変換後
の被写体203の位置座標に基づき、座標系(軸X、軸
Y、軸Z)の原点3に対する被写体203の方向4を算
出する。
【0049】S201では、姿勢情報に基づき、画面の
方向(撮影光軸の方向)を演算する。S202では、被
写体方向と画面方向に基づき、ファインダ画面80に対
する被写体像201の位置を演算する。図11は、画面
方向と被写体像201の位置の求め方の説明図である。
姿勢情報に基づき、電子カメラ100に固定した座標系
(軸X´、軸Y´、軸Z´)と前記座標系(軸X、軸
Y、軸Z)との間の回転関係(原点は一致)を求める。
軸X´は電子カメラ100の撮影光軸方向であり、軸Y
´、軸Z´はそれぞれ電子カメラ100の長手方向と高
さ方向である。求められた回転関係に基づき座標変換を
行い、座標系(軸X´、軸Y´、軸Z´)での被写体位
置の座標を求める。この被写体位置座標から座標系(軸
X´、軸Y´、軸Z´)の原点に対する被写体203の
方向4を求める。
【0050】一方CCD20の受光面サイズおよび撮影
レンズ10の焦点距離に基づき、撮影光軸方向(軸X
´)のファインダ画面80(撮影画面)の画角5(一点
鎖線で示す)を算出する。同じ座標系で算出されたファ
インダ画面80の画角5と被写体方向4から、図5のよ
うにファインダ画面80(撮影画面)に対する被写体像
201の位置を算出する。S203では、被写体位置と
撮影位置に基づき、2つの座標間の距離を算出すること
により、電子カメラ100と被写体との間の距離を算出
し、S204でリターンする。
【0051】図12はターゲット表示のサブルーチン
(図8のS107)のフローチャートである。このサブ
ルーチンではファインダ画面80に対する被写体像の存
在する位置や方向を撮影者に認識させるために、ファイ
ンダ画面80に対する被写体像201の位置に基づき、
被写体位置表示マーク、被写体方向表示マーク等の目標
表示を行う。この目標表示動作はCPU50の動作によ
り達成される。
【0052】S300では、ファインダ画面80(撮影
画面)に対する被写体像201の位置に基づき、被写体
像201がファインダ画面80の中に入っているか否か
をチェックし、入っている場合にはS301に進み、図
5に示すようにファインダ画面80内に被写体像201
の位置を表示するための被写体位置表示マーク1を表示
し、S302でリターンする。
【0053】S300で被写体像201がファインダ画
面80の中に入っていない場合にはS303に進み、図
13に示すようにファインダ画面80内に被写体方向表
示マーク83を表示する。被写体方向表示マーク83
は、ファインダ画面80の中心82と被写体像201を
結ぶ線84上に、被写体像201に向けた矢印形状で表
示される。被写体方向表示マーク83のサイズは、図1
4に示すように画面中心82と被写体像201との距離
に応じて変化させ、距離が長い程大きく表示させる。
【0054】被写体方向の表示は、図15に示すように
ファインダ画面80の周囲に配置された8個のLED9
1〜98を用いて表示してもよい。図15の例では、中
心82と被写体像201を結ぶ線84に一番近い位置に
あるLED97を点灯することにより、被写体方向の表
示を行う。LED91〜98の点灯輝度または点灯周波
数は画面中心82と被写体像201との距離に応じて変
化させ、距離が長い程点灯輝度や点灯周波数を高くす
る。S304でリターンする。
【0055】以上説明したターゲット表示のサブルーチ
ンでは、被写体像201がファインダ画面80の中に入
っている場合には、被写体像201の位置を被写体位置
表示マーク1によりファインダ画面80にスーパーイン
ポーズして表示するので、撮影者は被写体位置表示マー
ク1を見ながら電子カメラ100の構図変更を行うこと
により、被写体像201をファインダ画面80内に捕捉
し続けることが容易になる。特に被写体と電子カメラ1
00の間に障害物が入った場合にもファインダ画面80
上での被写体像201の位置を確実に認識できるため
に、ファインダ画面80上では見えない被写体の動きに
合わせた構図変更が可能になる。
【0056】また被写体像201がファインダ画面80
の中に入っていない場合には、被写体像201の方向を
被写体方向表示マーク83によりファインダ画面80に
スーパーインポーズして表示したり、ファインダ画面8
0の周囲に配置したLED91〜98により表示するの
で、撮影者は被写体像201をファインダ画面80から
一瞬見失った場合でも、被写体方向表示マーク83やL
ED91〜98に応じて構図変更を行うことにより、被
写体像201をファインダ画面80内に迅速に捕捉し直
すことができる。さらに被写体方向表示マーク83の表
示形態がファインダ画面80に対する被写体像201の
位置の外れ量に応じて変わるので、撮影者は表示形態に
応じて構図変更の量や速度を調節することにより、被写
体像201をファインダ画面80内に迅速にかつ確実に
捕捉し直すことができる。
【0057】図16は測距動作のサブルーチン(図8の
S108)のフローチャートである。この測距動作はC
PU50の動作により達成される。S400では、ファ
インダ画面80(撮影画面)に対する被写体像201の
位置に基づき、被写体像201がファインダ画面80の
中に入っているか否かをチェックし、入っていない場合
にはS405に進みリターンする。被写体像201がフ
ァインダ画面80の中に入っている場合にはS401に
進み、ファインダ画面80に対する被写体像201の位
置に応じて、測距領域の位置を変更する。例えば図5に
示すように被写体像201を中心とした測距領域2を設
定する。
【0058】S402では、被写体距離に応じて測距領
域の大きさを変更する。例えば図5に比較して被写体が
近距離になった場合には、図17に示すように測距領域
2を拡大する。S403では設定された測距領域に含ま
れる画像データを用いて測距情報を生成し、S404で
リターンする。
【0059】以上説明した測距動作のサブルーチンで
は、ファインダ画面80に対する被写体像201の位置
に応じて測距領域の位置を自動的に変更するとともに被
写体距離に応じて測距領域の大きさを自動的に変更する
ので、撮影者は手動で測距領域の位置や大きさを変更す
る手間が省け、構図変更に専念できる。
【0060】また被写体像201の位置に応じて測距領
域の位置を自動的に変更するので、従来知られているよ
うなマルチポイント測距(画面上の複数の測距領域で測
距情報を生成し、所定のアルゴリズムに基づいて1つの
測距情報を選択したり、測距情報を合成する方式の測距
方式)に比較して、被写体近傍の領域だけを選択的に測
距するので被写体以外の物体を誤測距するような不具合
がないとともに、測距のための演算量が少なくなるので
測距動作のレスポンスを向上させることができる。
【0061】また被写体距離に応じて測距領域の大きさ
を変更することにより、測距領域が被写体像201の大
きさに応じて設定されるので、測距領域が大きすぎて他
の物体まで測距したり、測距領域が小さすぎて測距不能
になるといった不具合を解消することができる。
【0062】図18は測光動作のサブルーチン(図8の
S109)のフローチャートである。この測光動作はC
PU50の動作により達成される。S500では、ファ
インダ画面80(撮影画面)に対する被写体像201の
位置に基づき、被写体像201がファインダ画面80の
中に入っているか否かをチェックし、入っている場合に
はS501に進み、ファインダ画面80に対する被写体
像201の位置に応じて、測光領域の位置を変更する。
例えば図5に示すように被写体像201を中心とした測
光領域2を設定する。
【0063】S502では、被写体距離に応じて測光領
域の大きさを変更する。例えば図5に比較して被写体が
近距離になった場合には、図17に示すように測光領域
2を拡大する。S503では設定された測光領域に含ま
れる画像データを用いて被写体の輝度情報を生成し、S
504でリターンする。
【0064】S500で被写体像201がファインダ画
面80の中に入っていない場合にはS505に進み、被
写体像201の方向に応じて測光領域の位置を変更す
る。例えば画面中心82と被写体像201を結んだ線8
4がファインダ画面80の枠と交わる点の近傍に測光領
域を設定する。
【0065】S506では、被写体距離に応じて測光領
域の大きさを変更する。S507では設定された測光領
域に含まれる画像データを用いて被写体像201の輝度
情報を生成し、S508でリターンする。以上説明した
測光動作のサブルーチンでは、ファインダ画面80に対
する被写体像201の位置に応じて測光領域の位置を自
動的に変更するとともに被写体距離に応じて測光領域の
大きさを自動的に変更するので、撮影者は手動で測光領
域の位置や大きさを変更する手間が省け、構図変更に専
念できる。
【0066】また被写体像201の位置に応じて測光領
域の位置を自動的に変更するので、従来知られているよ
うなマルチポイント測光(画面上の複数の測光領域で測
光情報を生成し、所定のアルゴリズムに基づいて1つの
測光情報を選択したり、測光情報を合成する方式の測光
方式)に比較して、被写体近傍の領域だけを選択的に測
光するので被写体以外の物体を誤測光することがないと
ともに、輝度算出のための演算量を少なくなるので測光
動作のレスポンスを向上させることができる。
【0067】また被写体距離に応じて測光領域の大きさ
を変更することにより、測光領域が被写体像201の大
きさに応じて設定されるので、測光領域が大きすぎて他
の物体まで測光したり、測光領域が小さすぎて被写体の
一部分のみを測光してしまうといった不具合を解消する
ことができる。
【0068】図19は撮影距離調節動作のサブルーチン
(図8のS111)のフローチャートである。この撮影
距離調節動作はCPU50の動作により達成される。S
600では、ファインダ画面80(撮影画面)に対する
被写体像201の位置に基づき、被写体像201がファ
インダ画面80の中に入っているか否かをチェックし、
入っている場合にはS601に進み、S108の測距動
作により得られた測距情報に基づき、撮影レンズ10の
撮影距離の調節(焦点調節)を行い、S602でリター
ンする。なお被写体が低コントラスト、低輝度等の理由
でS108で測距情報が得られなかった場合には、S6
01で後述のS603と同様にGPS情報に基づいて算
出された被写体距離に応じて撮影レンズ10の撮影距離
の調節を行ってもよい。
【0069】S600で被写体像201がファインダ画
面80の中に入っていない場合にはS603に進み、G
PS情報に基づいて算出された被写体距離に応じて撮影
距離を求め、該撮影距離に応じて撮影レンズ10の撮影
距離の調節を行い、S604でリターンする。
【0070】図20はS603で行われる撮影距離算出
の説明図であって、電子カメラ100から被写体203
までの距離をD、撮影光軸X´に対する被写体203の
方向をθとすると、撮影距離G=Dcosθとなる。角
度θが小さい場合には撮影距離G=Dとしてもよい。
【0071】以上説明した撮影距離調節動作のサブルー
チンでは、被写体203に対して測距した測距情報また
はGPS情報から求めた被写体距離に基づいて自動的に
撮影レンズ10の撮影距離の調節を行うので、撮影者は
手動で撮影距離の調節をする手間が省け、構図変更に専
念できる。
【0072】またファインダ画面80に対する被写体像
201の位置に応じて、被写体像201が画面内に存在
している場合は、該被写体に対して測距した結果に基づ
いて撮影レンズ10の撮影距離の調節を行い、被写体像
201が画面内に存在していない場合は、GPS情報か
ら求めた被写体距離に基づいて撮影レンズ10の撮影距
離の調節を行うので、画面内の被写体像201を撮影す
る状況では測距情報に基づき高精度に撮影距離調節(焦
点調節)が行われた画像を撮影できるとともに、被写体
像201が画面内になく測距情報が得られない状況で
も、GPS情報から求めた被写体距離に基づいて大まか
な撮影距離調節ができているので、構図変更により被写
体像201を再捕捉すれば、測距情報に基づいた高精度
な撮影距離調節が短時間に終了し、迅速にピントの合っ
た画像を撮影することができる。
【0073】また測距情報が得られない場合にもGPS
情報から求めた被写体距離に基づいて自動的に撮影レン
ズ10の撮影距離の調節を行うので、どのような状況に
おいても最低限のピント精度が確保された画像を撮影す
ることができる。図21は焦点距離調節動作のサブルー
チン(図8のS112)のフローチャートである。この
焦点距離調節動作はCPU50の動作により達成され
る。
【0074】S700では、ファインダ画面80(撮影
画面)に対する被写体像201の位置に基づき、被写体
像201がファインダ画面80の中に入っているか否か
をチェックし、入っている場合にはS701に進み、被
写体距離に応じて撮影レンズ10の焦点距離の調節を行
い、S702でリターンする。例えばファインダ画面8
0上での被写体像201の大きさを被写体距離によらず
一定にするように、被写体距離が近いほど焦点距離を短
くする。
【0075】S700で被写体像201がファインダ画
面80の中に入っていない場合にはS703に進み、フ
ァインダ画面80に対する被写体像201の位置の外れ
量に応じて、撮影レンズ10の焦点距離調節を行い、S
704でリターンする。例えば図22に示すように被写
体像201がファインダ画面80から外れていた場合に
は、焦点距離を短くすることにより、図23に示すよう
に被写体像201がファインダ画面80内に入るように
する。
【0076】以上説明した焦点距離調節動作のサブルー
チンでは、ファインダ画面80に対する被写体像201
の位置または被写体距離に基づいて自動的に撮影レンズ
10の焦点距離の調節を行うので、撮影者は手動で焦点
距離の調節をする手間が省け、構図変更に専念できる。
【0077】また被写体像201が画面内に存在してい
ない場合は、自動的に短焦点距離にズーミングすること
により、ファインダ画面80内に被写体像201が入る
ので、シャッターチャンスを逃すことがない。またGP
S情報に基づいて求めた被写体距離に応じて焦点距離を
調節することにより、被写体と電子カメラ100の間に
障害物が入り、ファインダ画面80上での被写体像20
1の大きさを確認できない場合でも、被写体距離に応じ
たズーミング調節が可能になる。
【0078】図24は撮影許可判定動作のサブルーチン
(図8のS113)のフローチャートである。この撮影
許可判定動作はCPU50の動作により達成される。S
800では、ファインダ画面80(撮影画面)に対する
被写体像201の位置に基づき、被写体像201がファ
インダ画面80の中に入っているか否かをチェックし、
入っている場合にはS801に進んで撮影を許可し、S
802でリターンする。例えば図5に示す状況において
は撮影が許可される。
【0079】S800で被写体像201がファインダ画
面80の中に入っていない場合にはS803に進んで撮
影を禁止し、S704でリターンする。例えば図13に
示すような状況では撮影が禁止される。以上説明した撮
影許可判定動作のサブルーチンでは、ファインダ画面8
0に対する被写体像201の位置に基づいて自動的に撮
影の許可および禁止を行うので、撮影者は撮影時にレリ
ーズボタン65を押しっぱなしにしていればよく、画面
内に被写体像201が入っているか否かをいちいち吟味
してレリーズボタン65の操作を行う手間が省け、構図
変更に専念できる。
【0080】(変形形態の説明)本発明は以上説明した
実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可
能である。図8に示す動作フローチャートにおいては、
撮影画面とファインダ画面80は一致しているが、移動
被写体を捕捉しながら撮影する動作を容易にするため
に、大きな画角のファインダ画面80で被写体像201
を含む周囲全体の状況を観察し、撮影画面はファインダ
画面80の一部を切り出して記録するようにしても構わ
ない。例えば図8の動作フローチャートにおいて、S1
12の焦点距離調節動作を廃止し、S116の画像デー
タの記録の前に、図25に示す撮影画面切出動作のサブ
ルーチンを追加する。
【0081】図25は撮影画面切出動作のサブルーチン
のフローチャートである。なおこのサブルーチンに入る
場合には図8のS113の撮影許可判定動作により被写
体像201がファインダ画面80の中に入っていること
が保証されている。この撮影画面切出動作はCPU50
の動作により達成される。
【0082】S900では、ファインダ画面80に対す
る被写体像201の位置に応じて、撮影画面として画像
データから切り出す領域の位置を変更する。例えば図2
6に示すように被写体像201を中心とした撮影画面8
6(切り出し領域)を設定する。
【0083】S901では、被写体距離に応じて切り出
し領域の大きさを変更する。例えば図26に比較して被
写体が近距離になった場合には、図27に示すように撮
影画面86(切り出し領域)を拡大する。S902でリ
ターンする。以上説明した撮影画面切出動作のサブルー
チンでは、ファインダ画面80に対する被写体像201
の位置に応じて切り出し領域の位置を自動的に変更する
とともに被写体距離に応じて切り出し領域の大きさを自
動的に変更するので、撮影者は手動で切り出し領域の位
置や大きさを変更する手間が省け、構図変更に専念でき
る。
【0084】また被写体像201の位置に応じて切り出
し領域の位置を自動的に変更するので、確実に被写体像
201を捕捉した撮影画像を提供することができる。ま
た被写体距離に応じて切り出し領域の大きさを変更する
ことにより、切り出し領域の大きさが被写体像201の
大きさに応じて設定されるので、切り出し領域が大きす
ぎて他の物体まで撮影したり、切り出し領域が小さすぎ
て被写体像201の一部分のみを撮影してしまうといっ
た不具合を解消することができる。
【0085】また図8に示す動作フローチャートにおい
ては、被写体位置検出部を取り付けた移動被写体が1つ
であるとして説明をしたが、撮影の対象となる移動被写
体が複数ある場合は、それぞれの被写体の被写体位置検
出部を取り付けるとともに、各被写体を識別して撮影す
るようにしてもよい。例えば図3のダイヤル70を
“2”に位置に設定すれば、他の被写体位置検出部を取
り付けた別の移動被写体に対して図8に示す動作を適用
できる。
【0086】このようにすれば、撮影者は状況に応じて
被写体を選択してファインダ画面内に表示できるので、
複数の移動被写体を切換ながら撮影することが容易にな
り、例えばチーム競技において特定のプレーヤー達を撮
影する場合には非常に便利である。
【0087】また図3のダイヤル70を“1+2”に位
置に設定すれば、2つの移動被写体に対して図8に示す
動作を同時に適用できる。図28は2つの移動被写体
(スカイダイバー)に対するファインダ画面80の表示
の例であって、被写体像201に対する被写体位置表示
マーク1と、被写体像202に対する被写体位置表示マ
ーク6がファインダ画面80に被写体位置表示マーク1
と異なる形態で同時に表示される。
【0088】このように複数の移動被写体に対して本発
明を適用することにより、撮影者はより本発明の効果を
享受することができる。すなわち図28のよな撮影状況
では撮影者は1つの移動被写体を追尾してファインダ画
面80に捕捉することでさえ負荷が大きく、他の撮影動
作を同時に手動で行うことが困難であり、まして複数の
被写体を追尾してファインダ画面80に捕捉する場合に
は、他の撮影動作を同時に手動で行うことはほとんど不
可能であったが、本発明によれば、撮影者は複数の被写
体を追尾してファインダ画面80に捕捉することに専念
できる。
【0089】また図16、図18に示すフローチャート
においては、被写体距離に応じて、測距領域・測光領域
の大きさを変更しているが、撮影倍率(=焦点距離/被
写体距離)に応じて、測距領域・測光領域の大きさを変
更するようにしても構わない。このようにすれば、ファ
インダ画面80(撮影画面)上の被写体像201の大き
さに比例して測距領域・測光領域の大きさを設定するこ
とができる。
【0090】また図19に示すフローチャートにおいて
は、被写体像201がファインダ画面80の中に入って
いる場合には、測距動作により得られた測距情報に基づ
き撮影レンズ10の撮影距離の調節を行っているが、こ
の場合にGPS情報に応じて求められた被写体距離に基
づき撮影レンズ10の撮影距離の調節を行っても構わな
い。このようにすれば、被写体と電子カメラ100の間
に障害物が入った場合に、障害物に対して測距動作を行
って撮影距離の調節をしてしまう不具合を解消できる。
【0091】また図24に示すフローチャートにおいて
は、ファインダ画面80に対する被写体像201の位置
に基づいて撮影の許可および禁止を行うが、さらに被写
体距離または撮影倍率に基づいて、撮影の許可および禁
止を行うようにしても構わない。例えば所定距離範囲・
所定倍率範囲内に入ったときに撮影の許可を行う。この
ようにすれば、むやみに小さい被写体や拡大された被写
体を無駄に撮影することがない。
【0092】また図4に示すブロック図において、CP
U50はCCD20が出力した画像データの画像コント
ラストに基づき被写体像201の焦点調節状態に応じた
測距情報を生成するが、これ以外の測距方式であっても
構わない。例えば撮影レンズ10の射出瞳の異なる領域
を通る一対の光束により形成される一対の画像データの
位相ズレを検出することにより測距情報を生成する所謂
位相差方式や、発射した測距ビームが被写体に反射され
て戻ってきた時の反射ビームの位置に応じて被写体距離
を検出する所謂アクティブ測距方式でも構わない。
【0093】また図6および図7に示す姿勢検出回路6
0の校正のために、撮影前に被写体位置検出部200を
取り付けた物体をファインダ画面80の任意の位置にお
いて、被写体位置表示マーク1が該物体に一致するよう
に姿勢検出回路60の出力を校正するようにしてもよ
い。このようにすれば、姿勢検出精度を更に向上するこ
とができる。
【0094】また図4に示すブロック図において、ファ
インダ画面はLCD80により表示されているが、光学
ファインダにハーフミラーを用いて被写体位置表示マー
ク1や被写体方向表示マーク83をスーパーインポーズ
表示するような構成にしても構わない。このようにすれ
ば、光学ファインダにより高品質な画面表示が表示遅れ
なしに行われるので、撮影者にとって移動被写体を捕捉
することが容易になる。
【0095】図1においては、被写体位置検出部200
が被写体(スキーヤー)のヘルメット300に内蔵され
ているとしているが、もちろんこれ以外の方法で被写体
に取り付けてもよい。例えば最近の技術ではGPS装置
や無線送信回路が小型軽量化しており、腕時計やペンダ
ント等の身につける物に被写体位置検出部200を内蔵
することが可能であり、このようにすれば被写体に対し
重量や大きさの負担をかけないので、被写体の運動を阻
害することもなく被写体位置検出部200を被写体に取
り付けることができる。
【0096】図1に示した被写体位置検出部200と撮
影装置100は、GPSにより自己の位置を検出してい
るが、装置の位置を検出できるものであれば他の位置検
出方式を採用しても構わない。例えば比較的狭い範囲で
複数の電波信号発生源を設置し、複数の電波発生源から
発生される基準信号を受信した時の時間差から受信装置
の位置を割り出す方式にすれば、位置検出精度を更に向
上することができる。
【0097】図2、図3、図4に示した撮影装置100
は静止画撮影用の電子カメラであるが、銀塩フィルムを
使用する銀塩カメラでも構わないし、動画撮影用のビデ
オカメラであっても構わない。動画撮影用のビデオカメ
ラに本発明を適用する場合には、継続して撮影するので
図8のS113の撮影許可判定動作は不要となる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による撮影
装置においては、ファインダ画面上またはその近傍で被
写体像の存在する位置や方向を表示するので、撮影者
は、高速に移動する被写体を撮影する場合にファインダ
画面内に被写体像を捕捉することが容易になり、仮にフ
ァインダ画面外に被写体を見失った場合でも被写体を迅
速にファインダ画面内に捕捉し直せるとともに、他の物
体に被写体が遮られた場合でもファインダ画面内に被写
体を捕捉し続けることができる。
【0099】また本発明は撮影装置においては、ファイ
ンダ画面と被写体像の位置関係または被写体距離に応じ
て、測距領域や測光領域や画面切り出し領域を最適に設
定したり、撮影距離調節・焦点距離調節・撮影許可判定
を最適に制御するので、撮影者は高速に移動する被写体
を撮影する場合にファインダ画面に被写体を捕捉するた
めの構図変更に専念することができる。
【0100】また本発明による撮影装置においては、上
記のように高速被写体の撮影が容易になるので、熟練度
の低い撮影者であっても確実に高速被写体を撮影するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概念図である。
【図2】本発明による撮影装置(電子カメラ)の外観図
(正面視)である。
【図3】本発明による撮影装置(電子カメラ)の外観図
(後方視)である。
【図4】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図6】姿勢検出の一例の説明図である。
【図7】姿勢検出の一例の説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係る電子カメラのメインフ
ローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブルー
チンフローチャートである。
【図10】被写体方向の説明図である。
【図11】撮影画角と被写体方向の関係の説明図であ
る。
【図12】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図13】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図14】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図15】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図17】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図18】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図19】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図20】撮影距離の説明図である。
【図21】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図22】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図23】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図24】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図25】本発明の実施形態に係る電子カメラのサブル
ーチンフローチャートである。
【図26】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図27】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【図28】ファインダ画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 被写体位置表示マーク 2 測距領域、測光領域 4 被写体方向 10 撮影レンズ 20 CCD 40 GPS回路 50 CPU 60 姿勢検出回路 65 レリーズボタン 70 ダイヤル 80 ファインダ画面(LCD) 82 被写体方向表示マーク 90 無線通信回路 100 電子カメラ 200 被写体位置検出回路 201 被写体像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 17/18 Z 5C022 17/56 B 17/18 Z 17/56 H04N 101:00 G02B 7/11 K // H04N 101:00 N G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 CA22 DA00 DA05 2H044 DA01 DA02 DA04 DB02 DC02 DE08 2H051 AA08 DA03 DA04 EB13 EB20 GA03 GA09 GA17 2H102 AA71 BA01 CA34 2H105 AA13 EE16 5C022 AA14 AB02 AB22 AB63 AB65 AC01 AC13 AC18 AC42 AC69

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の位置情報を検出し、検出した被
    写体位置情報を送信する被写体位置検出部が取り付けら
    れた被写体を撮影する撮影装置であって、被写体像を形
    成する撮影光学系と、前記被写体像を撮影する撮影部
    と、前記被写体像を観察するためのファインダ画面を有
    するファインダ画面表示部と、前記撮影装置の位置情報
    を検出する撮影位置検出部と、前記撮影装置の姿勢情報
    を検出する姿勢検出部と、前記被写体位置情報を受信す
    る受信部と、前記被写体位置情報と前記撮影位置情報に
    基づき、撮影装置から見た被写体の方向を求め、さらに
    前記被写体方向と前記姿勢情報に基づき、前記ファイン
    ダ画面に対する被写体像の位置を演算する演算部と、前
    記ファインダ画面に対する被写体像の位置に基づき、前
    記ファインダ画面上またはその近傍に被写体の存在する
    位置または方向を表示する目標表示部と、を備えること
    を特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮影装置において、前
    記目標表示部は、前記ファインダ画面に対する被写体像
    の位置の外れ量に応じて、前記方向表示の形態を変更す
    ることを特徴とする撮影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の撮影装置において、前
    記被写体位置検出部および前記撮影位置検出部は、グロ
    ーバルポジショニングシステムを有することを特徴とす
    る撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の撮影装置において、前
    記姿勢検出部は、方位センサと傾斜角センサとからなる
    ことを特徴とする撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の撮影装置において、前
    記姿勢検出部は、前記撮影装置を固定する雲台に対する
    前記撮影装置の相対的な回転角度を検出することにより
    姿勢情報を検出することを特徴とする撮影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の撮影装置において、前
    記被写体と前記撮影装置の間で行われる被写体位置情報
    の送受信は無線回線を用いて行われることを特徴とする
    撮影装置。
  7. 【請求項7】 被写体の位置情報を検出し、検出した被
    写体位置情報を送信する被写体位置検出部が取り付けら
    れた被写体を撮影する撮影装置であって、被写体像を形
    成する撮影光学系と、前記被写体像を撮影する撮影部
    と、前記被写体像を観察するためのファインダ画面を有
    するファインダ画面表示部と、前記撮影装置の位置情報
    を検出する撮影位置検出部と、前記撮影装置の姿勢情報
    を検出する姿勢検出部と、前記被写体位置情報を受信す
    る受信部と、前記被写体位置情報と前記撮影位置情報に
    基づき撮影装置から見た被写体の方向を求め、さらに前
    記被写体方向と前記姿勢情報に基づき、前記ファインダ
    画面に対する被写体像の位置を演算するかまたは前記被
    写体位置情報と前記撮影位置情報に基づき撮影装置から
    被写体までの距離を演算する演算部と、前記ファインダ
    画面に対する被写体像の位置を相対的に移動させるため
    の構図変更動作以外の前記撮影光学系または前記撮影部
    に関連する動作を、前記ファインダ画面に対する被写体
    像の位置または前記被写体距離に基づいて制御する制御
    部と、を備えることを特徴とする撮影装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の撮影装置において、前
    記制御部は、前記撮影光学系の撮影距離調節のために前
    記ファインダ画面内における複数の測距領域で測距情報
    を取得可能な測距部であり、該測距部は前記ファインダ
    画面に対する被写体像の位置に応じて、前記測距領域の
    位置を変更することを特徴とする撮影装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の撮影装置において、前
    記制御部は、前記撮影部による撮影の露出制御のために
    前記ファインダ画面内における複数の測光領域で被写体
    の輝度を測光可能な測光部であり、該測光部は前記ファ
    インダ画面に対する被写体像の位置に応じて、前記測光
    領域の位置を変更することを特徴とする撮影装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影光学系の撮影距離調節のために
    前記ファインダ画面内における複数の測距領域で測距情
    報を取得可能な測距部であり、該測距部は前記被写体距
    離に基づき前記測距領域の大きさを変更することを特徴
    とする撮影装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記撮影部による撮影の露出制御のため
    に前記ファインダ画面内における複数の測光領域で被写
    体の輝度を測光可能な測光部であり、該測光部は前記被
    写体距離に基づき前記測光領域の大きさを変更すること
    を特徴とする撮影装置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記ファインダ画面に対する被写体像の
    位置または前記被写体距離に基づき、前記撮影光学系の
    撮影距離調節を行う撮影距離調節部であることを特徴と
    する撮影装置。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記ファインダ画面に対する被写体像の
    位置または前記被写体距離に基づき、前記撮影光学系の
    焦点距離調節を行う焦点距離調節部であることを特徴と
    する撮影装置。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載の撮影装置において、
    前記制御部は、前記ファインダ画面に対する被写体像の
    位置または前記被写体距離に基づき、前記撮影部による
    被写体の撮影を禁止または許可する撮影制御部であるこ
    とを特徴とする撮影装置。
  15. 【請求項15】 被写体の位置情報を検出し、検出した
    被写体位置情報を送信する被写体位置検出部が取り付け
    られた被写体を撮影する撮影装置であって、被写体像を
    形成する撮影光学系と、前記被写体像を所定の撮像画面
    に撮像する撮像部と、前記撮像画面の一部の領域を切り
    出す画像切り出し部と、前記切り出された撮像画面を記
    録する記憶媒体と、前記撮影装置の位置情報を検出する
    撮影位置検出部と、前記撮影装置の姿勢情報を検出する
    姿勢検出部と、前記被写体位置情報を受信する受信部
    と、前記被写体位置情報と前記撮影位置情報に基づき撮
    影装置から見た被写体の方向を求め、さらに前記被写体
    方向と前記姿勢情報に基づき、前記ファインダ画面に対
    する被写体像の位置を演算するかまたは前記被写体位置
    情報と前記撮影位置情報に基づき撮影装置から被写体ま
    での距離を演算する演算部と、前記撮影画面に対する被
    写体像の位置または前記被写体距離に基づいて、前記画
    像切り出し領域の位置または大きさを変更する制御部
    と、を備えることを特徴とする撮影装置。
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