JP2016085248A - 露出演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背景が抜けているシーンで、かつ撮影領域に対する主被写体の領域が少ない場合でも、主被写体を適正露出で撮影できることを可能にした露出演算装置を提供すること。
【解決手段】発光手段107と、複数の測光領域で構成される測光手段112と、発光手段107の予備発光(プリ発光)を測光手段112で測光(プリ測光)する撮像装置100において、撮像装置100の緯度・経度を取得する位置情報取得手段109と、撮像装置100の光軸が向いている方位を検出する方位検出手段110とを備え、撮影時に撮像装置100の撮影位置と撮影方向を取得し、撮影位置と撮影方向の情報から、撮像装置100が撮影を行おうとしている背景領域に所定の反射物が無いシーンであると判定した時に、プリ測光値が所定値以下の測光領域を露出演算量の演算から除外する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラの露出演算方法に関し、特にストロボ発光時における露出演算方法に関する。
従来、カメラのストロボを用いた露出制御において、予備発光(以降プリ発光と呼ぶ)を行い、反射光を多分割測光センサによって測光(以降プリ測光と呼ぶ)し、プリ測光結果に応じて本発光時の発光量が適性露出となるように制御を行うカメラが知られている。
撮影されるシーンの一つに、カメラの撮影領域内において、主被写体の周囲にストロボ光が反射するような障害物が無いシーン(以降、背景が抜けているシーンと呼ぶ)で撮影を行う場合がある。
このようなシーンでは、撮影領域全体のプリ測光結果で本発光時の光量を決める場合に、プリ測光結果が背景領域に影響され、本発光量が適正光量よりオーバー気味に決定され、露出オーバーとなる場合があった。これは、多分割測光センサの測光領域に対して、主被写体の占める領域が少なく、被写体が小さいシーン程、起こりやすい。
このような課題に対し、特許文献1ではカメラが取得した被写体までの距離情報を用いて、距離情報に応じて本発光の露出演算量を決める事が開示されている。
特開2004−107770号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、背景が抜けているシーンにおいて、カメラと主被写体までの距離情報が無いシーンや、距離情報が正確でないシーンにおいて、適正でない露出演算量で本発光量を決定してしまう場合がある。
そこで、本発明の目的は、背景が抜けているシーンで、かつ撮影領域に対する主被写体の領域が少ない場合でも、主被写体を適正露出で撮影できることを可能にした露出演算装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、
外部へ光を発光する発光手段と、
複数の測光領域で構成される測光手段と、
前記測光手段から測光出力を受け取り、各種演算を行う演算手段と、
前記発光手段の発光制御と、前記測光手段の測光制御と、前記演算手段が演算した演算結果に応じて、各ブロックの制御を行う制御手段を有し、
発光手段の予備発光(プリ発光)を測光手段で測光(プリ測光)し、
前記プリ測光結果によって、演算手段は露出演算量を演算し、制御手段は前記露出演算量に応じた制御値で、各制御ブロックを制御する撮像装置において、
撮像装置の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
撮像装置の光軸が向いている方位を検出する方位検出手段と、を備え、
撮影時に、撮像装置の前記撮影位置と撮影方向を取得し、
前記撮影位置と撮影方向の情報から、撮像装置が撮影を行おうとしている背景領域に所定の反射物が無いシーンであると判定した時に、
前記プリ測光値が所定値以下の測光領域を露出演算量の演算から除外することを特徴とする。
本発明によれば、背景が抜けているシーンで、かつ撮影領域に対する主被写体の領域が少ない場合でも、主被写体を適正露出で撮影できることを可能にした露出演算装置の提供を実現できる。
図2と併せて本発明の実施形態を説明するための、デジタルカメラ100の構成を示す図である。 測光センサと測光領域を説明する図である。 本発明の第1の実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光による撮影動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における、背景領域が抜けたシーンであるか否かを判別するための建物の探索領域を説明する図である。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光による撮影動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光による撮影動作を説明するフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態は適宜組み合わされることも可能である。
[第1の実施形態]
<デジタルカメラ100の内部構成>
図1は本実施形態の一例であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。制御部101は、制御手段および演算手段として動作し、入力された信号や、制御用プログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部101にて所定の演算を行い、記録媒体108に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される制御用プログラム等が格納される。作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮像を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンなどの操作部材を含む。
なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮像準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮像を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮像の際のビューファインダー画像の表示、撮像した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が備える必要はない。デジタルカメラ100は表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
ストロボ107は、発光手段として動作し、カメラの内蔵ストロボ、あるいは、非図示のアクセサリ・シューなどのI/F端子を介して接続される外部ストロボによって構成される。
記録媒体108は、撮像部102から出力された画像を記録することができる。記録媒体108は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体108にアクセスする手段を有していればよい。
位置取得部109は、測位処理を行う。測位処理とは、例えば、GPS衛星から信号を受信し、受信した信号からデジタルカメラ100の位置を示す位置情報を算出する処理である。本実施形態では、位置情報は、地図情報に対する緯度・経度の座標で表される。
具体的な取得の方法を以下に述べる。GPS衛星から受信した信号には、いわゆるGPS時という日時情報が含まれる。この位置情報は、必要に応じて制御部101に提供される。なお、本実施形態では位置取得部109としてGPSを用いる例について述べるが、位置取得部109はGPSに限定されるものではない。例えば携帯電話の基地局といった外部装置などから位置情報を取得する装置であってもよい。あるいは、公衆無線LANアクセスポイントから位置情報を取得する装置であってもよい。地図情報はネットワーク上の地図データを取得しても良いし、デジタルカメラ100の不揮発性メモリ103または記憶媒体108に地図データを有していても良い。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも地図データを取得する手段を有していれば良い。この位置取得部109は、位置取得手段の一例である。
方位検出部110は、方位検出手段として動作し、方位検出部は地磁気など方位取得可能なセンサなどからなる、電子式コンパスによって構成され、デジタルカメラ100がどの方位に向いているか撮影方向の検出を行う。
角度検出部111は、角度検出手段として動作し、加速度センサなどからなる電子式水準器によって構成され、デジタルカメラ100の地面に対する水平度を表すための角度や傾斜を検出する。本実施形態では、カメラの位置判定時に、前記電子式水準器から検出した、デジタルカメラ100の光軸方向に対して垂直方向の地面に対する角度を用いる。本実施形態では、地面と光軸方向が水平な場合を0°、地面側に光軸方向が向いている場合を−θ、空側に光軸方向が向いている場合を+θと定義する。
測光部112は、測光手段として動作し、例えば撮像部102と光学的に共役な位置に位置する測光センサであり、光学系を介してデジタルカメラ100に入射した被写体からの反射光から、多分割された領域毎に輝度(測光値)の情報を取得し、制御部101に出力する。図2は、測光部112が備える測光センサが測光する領域の一例を示した図であり、本実施形態ではAE1〜AE9の9分割された領域を測光可能である。この測光部112は、撮像部102でも代用が可能である。
<デジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作>
続いて、図3を用いて、本実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作について説明する。図3は実施例1におけるデジタルカメラ100の動作を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、デジタルカメラ100の電源がONとなることに応じて開始される。
まず、ステップS301では、制御部101はSW1がONとなったか否かを判断する。SW1がONとなったと制御部101が判断した場合、処理はステップS302に進む。ステップS302では、測光部112は予備発光前の定常光を測光し、測光結果を制御部101に出力する。
次に、ステップS303では、制御部101はSW2がONとなったか否かを判断する。SW2がONとなっていないと制御部101が判断した場合、処理はステップS301に戻る。一方、SW2がONとなったと制御部101が判断した場合、処理はステップS304に進む。
ステップS304では、制御部101は、位置取得部109から、デジタルカメラ100の位置情報を取得し、方位検出部110から撮像部102の光軸の方位情報を取得する。ステップS305では、制御部101は取得した位置情報と方位情報から背景領域に建物などの反射物の無いシーン(以降、背景が抜けているシーンと定義する)であるか判別を行う。
背景が抜けているシーンか否かの判別方法について図4を用いて説明する。図4が示すように、撮像部102の光軸方向に対して、あらかじめ不揮発性メモリ103に格納されていた所定の探索範囲内に、建物があるか否かを判別する。探索範囲は、デジタルカメラ100に装着されたレンズのズーム位置に応じて可変であり、図4のように、ズーム位置が広角になるほど探索範囲を広く持つ事を特徴とする。探索の結果、制御部101は探索範囲内に建物が無いと判別した場合、処理はステップS306へ進む。
一方、ステップS305で、制御部101は探索範囲内に建物があると判別した場合、処理はステップS307へ進む。ステップS306では、制御部101は、後述するプリ発光測光結果において背景領域と判定するための閾値を設定する。本実施例において、この閾値をEv5とする。
ステップS307では、探索範囲内に建物があると判定したため、背景が抜けたシーンでないと制御101は判定し、この閾値はプリ測光結果ではありえない低輝度、例えばEv−20等に閾値を設定し、本閾値で背景領域と誤って判定しないようにする。
ステップS308では、ストロボ107は被写界に対して一定の光量(例えば、フル発光の1/20のエネルギー量)でプリ発光を行う。測光部112は、プリ発光により被写体に照射されたストロボ光の反射光を測光(プリ発光測光)し、測光結果を制御部101に出力する。
次に、ステップS309では、制御部101は測光センサの各領域のプリ発光測光結果から、背景領域閾値を下回る領域が存在するか判定を行う。測光センサの各領域のプリ発光測光結果から、背景領域閾値を下回る領域(例えば、EV1)が存在する場合、ステップS310で、制御部101は該当する領域を後述する露出演算を行う領域から除外する。
次にステップS311では、制御部101は本発光量を演算する。ステップS302で測光したプリ発光前の定常光の測光値と、ステップS308で測光した予備発光時の測光地との差分を算出し、実際にストロボ光で照明された被写体の真の明るさを算出する処理が行われる。制御部101は、演算結果に基づいて主被写体への照明に最適な、ストロボ107の本発光量を決定する。
次に、ステップS312では、ステップS311で決定した本発光量で、ストロボ107が本発光を行い、同時に制御部101は撮像動作を行う。続くステップS313では、制御部101は、ステップS312で取得した画像を記録媒体108に記録する。
ステップS314では、制御部101は、他のモードに遷移する指示を受け付けたか否かを判断する。例えば、操作部105に含まれる再生ボタンの押下が検知された場合、制御部101は再生モードに遷移する指示を受け付けたと判断する。他のモードに遷移する指示を受け付けていないと制御部101が判断した場合、処理はステップS301に戻る。一方、他のモードに遷移する指示を受け付けたと制御部101が判断した場合、処理を終了する。
以上が、本実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作の説明である。
上述したように、本実施形態では、背景が抜けているようなシーンにおいても、本発光の露出演算時に背景領域と判定した測光領域を除外する事で、本発光量が背景領域の影響を受けず、適切な露出で主被写体を撮影することができる。
本実施例ではステップS307のように処理し、背景領域であると誤判定しないようにしたが、同等の処理として、ステップS305で制御部101が、探索範囲内に建物が存在すると判定した場合、ステップS39及びS310の処理を飛ばしても良い。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、デジタルカメラ100の位置と光軸方向の方位のみを考慮した例について述べてきた。しかしながら、デジタルカメラ100の光軸方向の方位と地面に対する向きによって、撮影シーンが異なる事が考えられる。そこで、本実施形態では、デジタルカメラ100の光軸方向の地面に対する向きを考慮して、背景が抜けているシーンか否かを判定する例について述べる。なお、本実施形態では、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
図5は第2の実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作を示すフローチャートである。ステップS501〜S503、ステップS506〜S514では、図3のステップS301〜S303、ステップS306〜S314と同様の処理が実行される。
ステップS504では、制御部101は、位置取得部109から、デジタルカメラ100の位置情報を取得し、方位検出部110から撮像部102の光軸の方位情報を取得し、角度検出部111からデジタルカメラ100の光軸の垂直方向の地面に対する角度を取得する。
ステップS505では、制御部101は取得した位置情報と方位情報と向き情報から背景領域に建物などの反射物の無いシーン(以降、背景が抜けているシーンと定義する)であるか判別を行う。
さらに制御部101は、撮像部102の光軸方向の地面に対する角度θが所定の範囲(例:−30°<θ)であると判別する。所定の範囲内であると制御部101が判別した場合は、図3のステップS305と同様の処理が実行される。所定の範囲内でないと制御部101が判別した場合、デジタルカメラ100は地面を向いて撮影している可能性が高いため、背景が抜けているシーンではないと判別し、ステップS507へ進む。
以上が、本実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作の説明である。
上述したように、本実施形態では、背景が抜けているようなシーンにおいても、本発光の露出演算時に背景領域と判定した測光領域を除外する事で、本発光量が背景領域の影響を受けず、適切な露出で主被写体を撮影する事ができる。さらに、地面を向いて撮影するようなシーンも適切に判定し、背景が抜けているシーンであると誤って検出しないようにすることができる。
[第3の実施形態]
第2の実施形態では、デジタルカメラ100の位置と光軸方向の方位と地面に対する向きを考慮した例について述べてきた。しかしながら、背景領域に建物が存在しない場合においても、木や自転車など、位置情報に含まれないものも撮影する場合がある。そこで、本実施形態では、位置情報に含まれないものも撮影する例について述べる。なお、本実施形態では、第2の実施形態と共通する部分については説明を省略し、本実施形態に特有の部分を中心に説明する。
図6は第3の実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作を示すフローチャートである。ステップS601〜S608、ステップS610〜S614では、図5のS501〜S508、ステップS510〜S514と同様の処理が実行される。
ステップS609では、制御部101は、測光センサの各領域のプリ発光測光結果から、背景領域閾値を越える領域が所定数(本実施例では4つ以上とする)存在するか判定する。背景領域閾値を越える領域が4つ以上存在すると制御部101が判定した場合、背景領域閾値を下回る領域が存在しても、露出演算から除外しないようにするために、ステップS611へ進む。一方、背景領域閾値を越える領域が4つ未満の場合は、ステップS610へ進む。
以上が、本実施形態におけるデジタルカメラ100のストロボ発光を伴う撮影動作の説明である。
上述したように、本実施形態では、背景が抜けているようなシーンにおいても、本発光の露出演算時に背景領域を除外する事で、本発光量が背景領域の影響を受けず、適切な露出で主被写体を撮影する事ができる。さらに、地面を向いて撮影するようなシーンも適切に判定し、背景が抜けているシーンと誤検出しないようにすることができる。さらに、測光センサの各領域のプリ発光測光結果から背景領域閾値を越える領域が所定の数以上存在するか否か判定する事により、位置情報で表現されない被写体(自転車、木など)を誤って露出演算から除外して、アンダー露出となる事を防ぐ事ができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
カメラの位置情報と撮影方向情報の取得はSW2オン後に行ったが、位置情報の取得等が間に合わない構成の場合は、SW1オン後に行っても良い。また、装着しているレンズのズーム位置に応じて、背景領域と判定するプリ発光測光の閾値を変更しても良い。たとえば、ズーム位置が望遠側程、判定する閾値を低くする。望遠側の場合は、遠い場所の被写体を撮影している場合や、ポートレートなど主被写体との距離が近く主被写体の撮影領域に占める割合が多いため、背景領域として除外しないようにした方が良いためである。
100 デジタルカメラ、101 制御部、102 撮像部、103 不揮発性メモリ、
104 作業用メモリ、105 操作部、106 表示部、107 ストロボ、
108 記憶媒体、109 位置取得部、110 方位検出部、111 角度検出部、
112 測光部

Claims (3)

  1. 外部へ光を発光する発光手段(107)と、
    複数の測光領域で構成される測光手段(112)と、
    前記測光手段(112)から測光出力を受け取り、各種演算を行う演算手段(101)と、
    前記発光手段(107)の発光制御と、前記測光手段(112)の測光制御と、前記演算手段(101)が演算した演算結果に応じて、各ブロックの制御を行う制御手段(101)を有し、
    発光手段(107)の予備発光(プリ発光)を測光手段(112)で測光(プリ測光)し、
    前記プリ測光結果によって、演算手段(101)は露出演算量を演算し、制御手段(101)は前記露出演算量に応じた制御値で、各制御ブロックを制御する撮像装置(100)において、
    撮像装置(100)の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段(109)と、
    撮像装置(100)の光軸が向いている方位を検出する方位検出手段(110)と、を備え、
    撮影時に、撮像装置の前記撮影位置と撮影方向を取得し、
    前記撮影位置と撮影方向の情報から、撮像装置が撮影を行おうとしている背景領域に所定の反射物が無いシーンであると判定した時に、
    前記プリ測光値が所定値以下の測光領域を露出演算量の演算から除外することを特徴とする撮像装置(100)。
  2. 撮像装置(100)の光軸の地面に対する角度を検出する角度検出手段(111)を有し、前記角度検出手段(111)によって、撮像装置(100)の地面に対する角度が所定の角度の範囲であると判定した場合は、撮像装置(100)が撮影を行おうとしている背景領域に所定の反射物が無いシーンであるかの判定を行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置(100)。
  3. 前記プリ測光値が所定値以上の領域が、全測光領域に対して所定の割合を下回る場合に、撮像装置(100)が撮影を行おうとしている背景領域に所定の反射物が無いシーンであるかの判定結果に応じた露出演算を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置(100)。
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