JP2007336228A - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】レリーズタイムラグを抑制しつつも、被写体検出機能を活用できる機能を提供する。
【解決手段】ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択部124と、選択部により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系100のフォーカスを固定するフォーカスロック部123と、撮像装置の振れを検出する振れ検出部117と、振れ検出部の検出結果に基づいて、フォーカスロック部によりフォーカスを固定した時点から撮影を行なう時点までの間の目標被写体の画面上の位置ずれ量を算出し、目標被写体の画面上の位置を予測する予測部129と、撮像素子により撮影された画像から、予測部により予測された目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出部113とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影した画像から顔の有無・位置・大きさ・顔の確からしさ等の情報を検出する技術に関するものである。
画面から顔を検出する技術は、以下に挙げる様に様々なシーンに応用することが出来る。
例えば、特開平5−196858号公報(特許文献1)に開示されている様に、画像から顔被写体の位置を検出し、その位置情報をもとに測距、測光を行うという技術が知られている。具体的には、最短測距点付近のエリアを主要被写体候補エリア(主要被写体である人物が存在すると予測される候補エリア)として抽出し、画像データの該当エリアから被写体輝度データを読み出す。そして、そのデータと予め用意してある顔パターンとのマッチングを行うことで画像から顔を検出し、その顔の位置情報を用いて測距、測光の制御を自動で行うというものである。顔検出のアルゴリズムには様々なものが考案されているが、実際に撮像装置に搭載した場合、検出精度はもちろんであるが、検出にかかる処理時間も重要となっている。この点において、特許文献1では、画像全体から顔パターンマッチングを行うのではなく、最短測距点付近のみパターンマッチングするため、画像全体から顔パターンのマッチングを行うより処理速度が速いという利点がある。
特開平5−196858号公報
しかしながら、処理速度が速くなったとはいえ、上記の被写体検出機能(顔検出機能)を用いて測距を行うと、被写体の距離情報やコントラスト情報を用いた従来の測距に比較して多くの時間を必要とする。そのため、素早く焦点をあわせて撮影を行いたい場合には被写体検出機能を用いないほうがユーザーの要望に沿うことがある。しかしながら、このような場合には、露光後に行われるAWB(オートホワイトバランス)等に対しても、顔検出機能を用いることができなくなってしまう。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、レリーズタイムラグを抑制しつつも、被写体検出機能を活用できる機能を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置であって、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、前記撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の検出結果に基づいて、前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した時点から撮影を行なう時点までの間の前記目標被写体の画面上の位置ずれ量を算出し、前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測手段と、前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測手段により予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置であって、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、被写体輝度を検出する複数の画素を有する測光センサと、前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した前記目標被写体の位置付近の前記測光センサの出力パターンを切り出して記憶する記憶手段と、撮影時の前記測光センサの出力パターンと、前記記憶手段に記憶されている前記測光センサの出力パターンとを比較して、撮影時の前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測手段と、前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測手段により予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、被写体像を光電変換する撮像素子と、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、該選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、を有する撮像装置を制御する方法であって、前記撮像装置の振れを検出する振れ検出工程と、前記振れ検出工程の検出結果に基づいて、前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した時点から撮影を行なう時点までの間の前記目標被写体の画面上の位置ずれ量を算出し、前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測工程と、前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測工程において予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、被写体像を光電変換する撮像素子と、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、該選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、被写体輝度を検出する複数の画素を有する測光センサと、を有する撮像装置を制御する方法であって、
前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した前記目標被写体の位置付近の前記測光センサの出力パターンを切り出して記憶する記憶工程と、撮影時の前記測光センサの出力パターンと、前記記憶工程において記憶された前記測光センサの出力パターンとを比較して、撮影時の前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測工程と、前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測工程において予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、レリーズタイムラグを抑制しつつも、被写体検出機能を活用できる機能を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。
図1において、100は撮影レンズ、101は絞り、102はシャッター、103は光学像を電気信号に変換する撮像素子、104は撮像素子103のアナログ出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。タイミング発生部105は、撮像素子103、A/D変換器104、D/A変換器106にクロック信号や制御信号を供給して、それらの動作を制御している。このタイミング発生部105はメモリ制御部108及びシステム制御部129により制御されている。画像処理部113は、A/D変換器104からのデータ或いはメモリ制御部108からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理、そして後述する顔検出処理も行なう。また、画像処理部113は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基いてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御部108は、A/D変換器104、タイミング発生部105、画像処理部113、画像表示用メモリ109、D/A変換器106、メモリ110、圧縮/伸張部111を制御する。これにより、A/D変換器104でA/D変換されたデジタルデータは画像処理部113、メモリ制御部108を介して、或いは直接メモリ制御部108を介して、画像表示用メモリ109或いはメモリ110に書き込まれる。
画像表示用メモリ109は画像表示部107に表示するデータを記憶しており、この画像表示用メモリ109に記憶されているデータはD/A変換器106を介してTFT,LCD等の画像表示部107に出力されて、表示される。
メモリ110は撮影した静止画像を格納するためのメモリで、所定枚数の静止画像を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、このメモリ110はシステム制御部129や画像処理部113の顔検出処理を行う際の作業領域としても使用することが可能である。圧縮/伸張部111は画像データを圧縮及び伸張することができ、メモリ110に格納された画像データを読み込んで圧縮処理を行ったり、或いは圧縮された画像データを読み込んで伸張処理を行い、その処理を終えたデータをメモリ110に書き込む。外部記憶装置112はCFカードやSDカードといった着脱可能な外付けの記録媒体である。メモリ110に一時的に記録された画像データは最終的にこの外部記憶装置112に記録される。
多分割測光センサ119は横300×縦200画素に分割されている。多分割測光センサ119は、撮影画面と共役に関係付けられたそれぞれの画素の輝度を測定することが出来る。本実施形態では多分割測光センサ119の画素数を300×200としているが、これに限るものではない。また、輝度だけでなく、画素にRGB等のカラーフィルターを設け色情報を得る方式であってもよい。
この測光センサ119の出力に応じて、システム制御部129にて適切な露光量が算出されると、露光制御部114は、算出された露光量に応じて絞り101とシャッター102を制御する。
不図示の光学ファインダ内には図2に示したように7点の測距点(焦点検出エリア)を設けている。これら7点の測距点は操作部124を用いて、撮影者が自由に任意の場所を選択する事が出来る。測距センサ118はユーザにより任意に選択された前記測距点の距離情報を検出する。測距制御部115は測距センサ118の出力によりレンズ100のフォーカシングを制御する。測距点は撮影者が任意に選択する以外にも、測距センサにより、自動で最短距離の被写体にフォーカスが合うようにすることも可能である。また本実施形態では測距点を7点設けているがこの数に限るものではない。
ズーム制御部116は手動で行われたレンズ100のズーミング量(焦点距離)を検知する。または、ズーミングをカメラの操作部124を用いて自動で行う場合にレンズのズーム量を制御する。
自動ストロボユニット125は、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能も有する。
角速度センサ117はカメラの水平/垂直方向の振れを検知するセンサで、周知の手ぶれ補正処理や後に説明する顔検出処理等に用いられる。
システム制御部129はこのデジタルカメラ全体の動作を制御している。メモリ120は、このシステム制御部129の動作用の定数、変数プログラム等を記憶しており、ワークメモリとしても使用される。表示部121は、システム制御部129でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージなどを表示する液晶表示ユニット、スピーカ等を含んでいる。この表示部121の表示内容としては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残記録可能枚数表示等がある。また、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、電池残量表示、エラー表示、外部記録メモリ112の着脱状態表示等もある。
不揮発性メモリ122は、電気的に消去及び記録が可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。操作部124は、システム制御部129の各種の動作指示を入力するための操作ユニットである。レリーズ釦123はSW1とSW2の2段階のスイッチを備えている。SW1はレリーズ釦123の第1ストロークでONし、測光、測距を開始するスイッチとなる。SW2はレリーズ釦123の第2ストロークでONし、露光動作を開始するスイッチとなる。また、操作部124はシングルショット/連写撮影/セルフタイマーの切り替え、マニュアルフォーカス/オートフォーカス切り替え、シャッタースピード、絞り値、露出補正の設定等で使用される。また、電源スイッチ126は、本実施形態のデジタルカメラのメイン電源をON/OFFするスイッチである。電源制御部127は電池検出部、DC−DCコンバーター、通電するブロック等を切り替えるスイッチ部等を備えている。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、その検出結果及びシステム制御部129の指示に基いてDC−DCコンバーターを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。電源128には、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Liイオン電池等の二次電池、或いはACアダプタ等を備える。
次に、図3は、本実施形態のデジタルカメラの全体動作を示すフローチャートである。
尚、図3のフローチャートでは撮影処理開始から顔検出処理終了までの工程を説明する。また、撮影処理を開始する前に予め、電源128と外部記憶装置112が装着されており、電源スイッチ126もオンされているものとする。また、撮影時の露出は予め適正に制御されているものとする。
レリーズ釦123のSW1がONされると撮影処理が始まる。
次にレリーズ釦123のSW1をONした状態で、撮影者が図2に示す7点の測距点(焦点検出エリア)の内、操作部124を操作して任意の点を選択する。例えば、図4の様に主被写体である人物が中央にいたとすると、撮影者は中央部の測距点を選択する(ステップS301)。なお、人物が複数の測距点にかかっているようであれば、それら複数の測距点を選択する。
選択された測距点に対して、測距センサ118を用いてシステム制御部129で演算を行い、測距制御部115を介してレンズのフォーカスを制御し、主要被写体である人物にフォーカスをあわせる。この時、一度任意選択された測距点にフォーカスが合うとフォーカスはロックされる(ステップS302)。この状態での角速度センサ117の水平方向と垂直方向の振れ情報を検出しておきメモリ110に記憶しておく(ステップS303)。
その後撮影者によって、カメラの向きをずらしたりズーミング動作により構図が変更されると、図5に示したように任意選択された中央部測距点の位置と主被写体の位置が一致しなくなる(ステップS304)。この状態(撮影者がカメラの向きをずらしたとき)での角速度センサ117の水平方向と垂直方向の振れ情報を再度検出し、メモリ110のステップS303で記録した場所とは異なる場所に記憶しておく(ステップS305)。同様に、ズーム位置情報(焦点距離情報)も検出し、メモリ110に記憶しておく(ステップS306)。
その後SW2が押され撮影が行われるまで、ステップS304,S305,S306は繰り返される。但し、ステップS305の振れ情報とステップS306のズーム位置情報(焦点距離情報)のメモリ110への記録はその都度上書きで行われる。ここで、SW2が押されると撮影処理が行われる(ステップS307)。
撮影処理が行われると撮像素子103で電気信号に変換された光学像はA/D変換器104を介してデジタル信号に変換され、色補間等の処理を施す前のRAWデータの状態で一度メモリ110に記録される。
次に、予めメモリ110に記録しておいたフォーカスロック時の水平/垂直方向の振れ情報、ズーム位置情報(焦点距離情報)と、撮影直前の水平/垂直方向の振れ情報、ズーム位置情報(焦点距離情報)とレンズの焦点距離情報を比較演算する。そして、撮影が行われた時の主被写体の位置を予測する。撮影画像中における水平/垂直方向の主被写体画素位置は、具体的には以下の式により算出される(ステップS308)。
水平方向の画素位置 = Dh + f × tan(θh )/Ph
垂直方向の画素位置 = Dv + f × tan(θv )/Pv
この式において、各記号は以下のものを表わす。
Dh =選択された測距点位置に対応した水平方向の画素位置
Dv =選択された測距点位置に対応した垂直方向の画素位置
f = 撮影時の焦点距離
θh =フォーカスロック時から撮影時までに変化した水平方向の振れ角
θv =フォーカスロック時から撮影時までに変化した垂直方向の振れ角
Ph =水平方向の撮像素子の画素間距離
Pv =垂直方向の撮像素子の画素間距離
ここで、焦点距離やカメラの振れ量から、主被写体の予測位置が撮影画角内にある場合はステップS310に移行するが、主被写体の予測位置が撮影画面内になかった場合はステップS311の処理に移行する(ステップS309)。
メモリ110に記録されている撮影された画像は画像処理部113にて図6の点線部分の様に、予測された主被写体位置付近のデータのみ切り出される。この点線エリアの大きさは、測距センサ118により演算される撮影時の被写体までの距離とレンズ100の焦点距離の組み合わせに対する撮影画像の切り出しエリアサイズのルックアップテーブル(LUT)により決定する。このLUTは被写体までの距離とレンズ100の焦点距離の組み合わせで、人物の顔が画像に現実的なサイズに納まるようなエリアとして予め作成しておきメモリ110に記録しておく。ここで、撮影画像はまだ色補間処理が施されていないため、輝度信号成分のみを用いる。具体的には、例えばRGBのベイヤー配列の撮像素子が用いられているとするとG信号のみを使用する(ステップS310)。
次にここで切り出されたデータは後の顔検出処理の処理速度を上げるため、所定のサイズにリサイズされる。但し、ステップ309で主被写体の予測位置が撮影画面内になかった場合には、切り出した画像をリサイズするのではなく、撮影全画像をリサイズする(ステップS311)。
次に、リサイズされた輝度信号データに対して、画像処理部113内の顔検出処理部で顔検出処理が行われる(ステップS312)。ここでは顔検出処理の具体的な手法は明記しないが、様々な手法が文献等で提案されている。複雑な演算を行うことでより精度の高い顔検出結果が得られるが、処理時間が長くかかる。本実施形態のような撮像システムでは精度だけでなく処理速度も重視される。この処理速度を上げる手法として例えば、顔検出に用いる画像サイズを小さくする、検出する顔のサイズを大きなものだけに制限する、等の手法が挙げられる。本実施形態では少しでも処理速度を速めるために、画像のリサイズ、画像の切り出し等を行っており、ここで処理速度を上げた分だけ時間をかけて精度の良い複雑な処理を行うことが出来る。
顔検出処理が終了すると、画像中の顔の有無、顔の大きさ、顔の位置、目、鼻、口の位置、検出された顔が本当に顔である確からしさ等の情報が結果として出力される(ステップS313)。
以上が、撮影処理開始から顔検出結果出力までの処理である。
この後に顔検出結果を応用する処理としては、例えば以下のような応用が考えられる。
本実施形態のデジタルカメラの構成では、TTL方式によるAWB(オートホワイトバランス)が用いられているが、この方式の苦手なシーンとして、顔をアップにしたシーン等が挙げられる。TTL方式のAWBでは撮影画像の中から、光源色の可能性が高い黒体放射軌跡付近の色のデータを抽出し、そのデータを無彩色にするというのが一般的な手法の一つである。しかしこの手法では、顔も光原色と誤認識してしまい無彩色になってしまう場合があるという問題がある。このような場合に、本実施形態で説明したような顔検出処理があれば、例えば顔と判断されたものは無彩色にしないという処理をアルゴリズムに組み込むことで、AWBの演算精度を向上させることが出来る。この時、顔検出結果の確からしさが高いほど、AWBに顔検出結果を用いる重みを増やすことで、より精度の高いAWB結果を得ることが出来る。
また、撮影された画像に関しては上記のフローでは現像処理が終了していないが、メモリ110に記録されている撮影画像は、顔検出処理終了後に画像処理部に読み出され、色補間、ホワイトバランス、ガンマ処理、エッジ処理等が施され現像が行われる。ここでのホワイトバランスの制御値は前述した顔検出処理が応用され、精度の向上したAWB処理により演算された結果が用いられる。
このようにして現像された画像は圧縮/伸張部111で圧縮処理が施された後、外部記憶装置112に記録される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のデジタルカメラの構成も、第1の実施形態で示した図1のブロック図と同様の構成であるため説明は割愛する。
第2の実施形態の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
尚、フローチャートでは撮影処理開始から顔検出処理終了までの工程を説明する。また、撮影処理を開始する前に予め、電源128と外部記憶装置112が装着されており、電源スイッチ126もオンされているものとする。また、撮影時の露出は予め適正に制御されているものとする。
レリーズ釦123のSW1がONされると撮影処理が始まる。
レリーズ釦123のSW1がONされると撮影処理が始まる。このSW1をONした状態で、撮影者が図2に示した9点の測距点の内、操作部124を用いて任意の点を選択する。例えば、図4の様に主被写体である人物が中央にいたとすると、撮影者は中央部の測距点を選択する(ステップS701)。
選択された中央部の測距点に対して、測距センサ118を用いてシステム制御部129で演算を行い、測距制御部115を介してレンズのフォーカスを制御し、主要被写体である人物にフォーカスをあわせる。一度任意選択された測距点にフォーカスが合うとフォーカスはロックされる(ステップS702)。この時のズーム位置(焦点距離)をメモリ110に記憶しておく(ステップS703)。
次に、この状態での多分割測光センサ119の任意選択された測距点付近に対応した部分のデータ(以下、主被写体のパターンとする)を切り出し、メモリ110に記憶しておく。図8に多分割測光センサ119と本実施形態における切り出し部分を太線で示した。この太線エリアの大きさは、測距センサ118により演算される撮影時の被写体までの距離とレンズ100の焦点距離の組み合わせに対する多分割測光センサ119の出力データの切り出しエリアサイズのルックアップテーブル(LUT)により決定する。また、このLUTは被写体までの距離とレンズ100の焦点距離の組み合わせで、人物の顔が画像に現実的なサイズに納まるようなエリアとして予め作成しておきメモリ110に記録しておく(ステップS704)。
その後撮影者によってカメラをずらしたり、ズーミングにより構図が変更されると、図5に示したように任意選択された中央部測距点の位置と主被写体の位置が一致しなくなる(ステップS705)。この状態での多分割測光センサ119の出力をメモリ110に記憶しておく。ここでは、ステップS704のように切り出したデータではなく、300×200画素全ての情報を記憶しておく(ステップS706)。同様に、ズーム位置情報(焦点距離情報)も検出し、メモリ110に記憶しておく(ステップS707)。
その後SW2が押され撮影が行われるまで、ステップS705,S706,S707は繰り返される。但し、ステップS706の測光センサ出力データとステップS707のズーム位置情報(焦点距離情報)のメモリ110への記録はその都度上書きで行われる。ここで、SW2が押されると撮影処理が行われる(ステップS708)。撮影処理が行われると撮像素子103で電気信号に変換された光学像はA/D変換器104を介してデジタル信号に変換され、色補間等の処理を施す前のRAWデータの状態で一度メモリ110に記憶される。
次に、ステップS703でメモリ110に記録しておいたフォーカスロック時のズーム位置(焦点距離)に対する撮影直前のズーム位置(焦点距離)の倍率を演算する。そして、そのズーム倍率(拡大/縮小倍率)に応じて、ステップS704で記録しておいた主被写体パターンのデータの大きさを変更する。例えばフォーカスロック時のズーム倍率(焦点距離)が100mm、撮影時のズーム倍率(焦点距離)が50mmだったとすると、ズーム倍率としては0.5倍されたことになるため、主被写体パターンの縦横の画素数も0.5倍に縮小する。本実施形態では1倍以下のズーミング処理により、主被写体のサイズがフォーカスロック時の状態よりも小さくなっているが、1倍以上のズーミング処理で、フォーカスロック時の状態よりも大きくなる場合もある。その際は、主被写体パターンは拡大処理される。この主被写体パターンの縮小/拡大処理は周知の技術を用いて行われる。
その後、メモリ110に記録されている撮影時の測光センサ119の出力データから、拡大/縮小処理された主被写体パターンデータと同一のパターンを検出し、撮影時の主被写体位置を予測する。このパターン検出は具体的には、以下の手法にて行われる。まず、撮影時の測光センサ119の出力データから、拡大/縮小処理された主被写体パターンデータのサイズのエリアを切り出し、各画素のデータを比較する。そして、主被写体パターンの不一致度として、各画素のデータの差を積分する。それを撮影時の測光センサ119の出力データ全エリアについて行い、パターン不一致度が最も小さいエリアを撮影時の主被写体位置とする。但し、ここで最小のパターン不一致度が所定値よりも大きかった場合には主被写体位置検出不可と判断する(ステップS709)。
ここで主被写体位置が検出できた場合は次のステップS311に移行し、検出できなかった場合にはステップS312の処理に移行する(ステップS710)。
メモリ110に記録されている撮影された画像は画像処理部113にて図6の点線部分の様に、予測された主被写体位置付近のデータのみ切り出される。第1の実施形態と同様、図6の点線エリアの大きさは、測距センサ118により演算される撮影時の被写体までの距離とレンズ100の焦点距離の組み合わせに対する撮影画像の切り出しエリアサイズのルックアップテーブル(LUT)により決定される。ここで、撮影画像にはまだ色補間処理が施されていないため、輝度信号成分のみを用いる。具体的には、例えばRGBのベイヤー配列の撮像素子が用いられているとするとG信号のみを使用する(ステップS711)。
ここで切り出されたデータは後の顔検出の処理速度を上げるため、所定のサイズにリサイズされる。但し、ステップS710で主被写体位置が検出できなかった場合には、切り出した画像をリサイズするのではなく、撮影全画像をリサイズする(ステップS712)。次に、リサイズされた輝度信号データに対して、画像処理部113内の顔検出処理部で顔検出処理が行われる(ステップS713)。ここでは顔検出処理の具体的な手法は明記しないが、様々な手法が文献等で提案されている。複雑な演算を行い顔検出を行うことでより精度の高い検出結果が得られるが、処理時間が長くかかる。本実施形態のような撮像システムでは精度だけでなく処理時間も重視されるため、本実施形態では画像のリサイズ、画像の切り出し等を行い処理時間を短縮している。ここで処理時間を早めた分だけ、時間をかけて精度の良い複雑な処理を行うことが出来る。
顔検出処理が終了すると、画像中の顔の有無、顔の大きさ、顔の位置、目、鼻、口の位置、検出された顔が本当に顔である確からしさ等の情報が結果として出力される。
ここで、この顔の確からしさの情報について詳細を説明する。顔の確からしさ情報は、例えば0〜10段階で出力され、10に近いほど検出された顔が本当に顔である確率が高いことを意味する。確からしさが高ければ、AWB等の後の処理に顔検出結果を有効に使用することが出来るため、検出結果の確からしさは高いほうが良い。そこでこの確からしさ情報の演算に、ステップS310で主被写体の位置が検出できたかどうかということを加味する。例えば同一のシーンを処理する場合、主被写体位置が検出できた場合のほうが、その位置に顔がある可能性が高くなるので、検出できなかった場合よりも確からしさを常に+1する(ステップS714)。
以上が、撮影処理開始から顔検出結果出力までの処理である。
この後の処理については、第1の実施形態と同様のため、ここでは説明を割愛する。
続いて、第2の実施形態において更に連続撮影が行われた時の動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。
撮影モードは操作部124で予め連続撮影モードにセットしてあるものとする。ここで、1駒目の撮影終了後レリーズ釦123のSW2が押され続けていた場合、自動的に次駒の撮影動作に移行する。2駒目の撮影が行われる際に撮影者によってカメラの向きをずらしたり、ズーミングにより構図が変更されることが想定される(ステップS900)。
次に、多分割測光センサ119の出力をメモリ110に記憶しておく。ここでは、300×200画素全ての情報を記憶しておく。この際ステップS706で1駒目に記録してあった測光センサ119のデータに対して上書きする(ステップS901)。同様に、ズーム位置情報(焦点距離情報)も検出し、メモリ110のステップS707で記録した場所に上書きしておく(ステップS902)。次に、撮影が行われる(ステップS903)。撮影が行われたら、1駒目と同様、主被写体の位置を予測するために、ステップS703で予めメモリ110に記録しておいた主被写体のパターンと、ステップS901で撮影直前に記録しておいた測光センサの出力結果を比較する。この際、1駒目と同様、予めメモリ110に記録しておいたズーム位置情報(焦点距離情報)から、フォーカスロック時のズーム位置(焦点距離)に対する撮影直前のズーム位置(焦点距離)の倍率を演算する。そして、そのズーム倍率に応じて主被写体パターンの拡大又は縮小処理をする。これらの主被写体位置予測方法に関しては1駒目の方法と同様のため説明を割愛する(ステップS905)
次に、主被写体位置を検出する。ここで、主被写体位置が検出できた場合は次のステップS907に移行するが、検出できなかった場合はステップS908の処理に移行する(ステップS906)。
その後1駒目の撮影と同様、メモリ110に記録されている撮影された画像は画像処理部113にて図6の点線部分の様に、予測された主被写体位置付近のデータのみ切り出される(ステップS907)。また、切り出されたデータは1駒目と同様に、所定のサイズにリサイズされる。但し、ステップS906で主被写体位置を検出できなかった場合には、切り出した画像をリサイズするのではなく、撮影全画像をリサイズする(ステップS908)。次に、リサイズされた輝度信号データに対して、画像処理部113内の顔検出処理部で顔検出処理が行われる(ステップS909)。そして、1駒目と同様に顔検出結果が出力される(ステップS910)。
その後の処理は1駒目と同様のため説明を割愛する。この後更に連続撮影が継続された場合はここで述べた2駒目の処理(図9のフローチャート)と同様の処理が繰り返される。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、撮影画像の主被写体位置付近のデータのみ切り出して顔検出を行うことで、顔検出精度向上、処理速度向上を図ることが出来る。
また、角速度センサの情報を用いることで、フォーカスロックした時から実際に撮影されるまでに、撮像装置の向きをずらすことで構図が変更されても主被写体位置を予測することができる。
さらに、撮影時の主被写体までの距離とレンズの焦点距離に応じて顔検出用の画像切り出し範囲の大きさを変更ことで、フォーカスロック後にズーミング動作が行われても撮影画像から主被写体付近の画像を切り出すことが出来る。
また、フォーカスロック時の測距点付近の多分割測光センサの出力パターンを切り出し、撮影時の多分割測光センサの出力とのパターンマッチングを行う。これにより、フォーカスロックした時から実際に撮影されるまでに撮像装置の向きをずらすことで構図が変更されても主被写体位置を予測することができる。
さらに、撮影時の主被写体までの距離とレンズの焦点距離に応じて顔検出用の画像切り出し範囲の大きさを変更することで、フォーカスロック後にズーミング動作が行われても撮影画像から主被写体付近の画像を切り出すことが出来る。
また、連続撮影時に1駒目に切り出したフォーカスロック時の多分割測光センサの出力パターンを2駒目以降に用いてパターンマッチングを行うことで、連続撮影2駒目以降に、主被写体位置が測距点付近に無い場合にも、主被写体位置を予測することが出来る。
さらに、撮影時の主被写体までの距離とレンズの焦点距離に応じて顔検出用の画像切り出し範囲の大きさを変更することで、連続撮影中にズーミング動作が行われても撮影画像から主被写体付近の画像を切り出すことが出来る。
また、マニュアルフォーカス時は主被写体付近の画像の切り出しはしないで、撮影画像全画面で顔検出を行うため、マニュアルフォーカスで測距点情報が得られない場合にも、顔検出を行うことが出来る。
また、上記のパターンマッチングで一致した部分が検出できなかった場合に、主被写体付近の画像の切り出しはしないで撮影画像全画面で顔検出を行う。これにより、パターンマッチングで多分割測光センサの出力から一致した部分が得られない場合にも、顔検出を行うことが出来る。
また、顔検出結果として顔の確からしさ情報を出力する撮像装置において、主被写体付近と予測された部分のほうが他の部分よりも顔がある可能性が高い。そのため、撮影画像全画面で顔検出を行った場合よりも、主被写体付近を切り出した画像から顔検出した場合のほうが、顔の確からしさ情報を高くすることが出来る。この顔の確からしさが高いほうが、後の様々な処理で顔検出結果を応用し易くなる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係わるデジタルカメラの全体構成を示すブロック図である。 ファインダー内の測距点の位置を示した図である。 第1の実施形態におけるデジタルカメラの動作を示したフローチャートである。 フォーカスロック時の測距点位置と主被写体位置の関係を示した図である。 フォーカスロック後の構図変更後の測距点位置と主被写体位置の関係を示した図である。 測光センサ出力の切り出し領域を示した図である。 第2の実施形態におけるデジタルカメラの動作を示したフローチャートである。 多分割測光センサ切り出し部分を示した図である。 第2の実施形態における連続撮影時のデジタルカメラの動作を示したフローチャートである。
符号の説明
100 レンズ
102 絞り
103 シャッター
104 A/D変換器
105 タイミング発生部
106 D/A変換器
107 画像表示部
108 メモリ制御部
109 画像表示用メモリ
110 メモリ
111 圧縮/伸張部
112 外部記憶装置
113 画像処理部
114 露光制御部
115 測距制御部
116 ズーム制御部
117 角速度センサ
118 測距センサ
119 測光センサ
120 メモリ
121 表示部
122 不揮発性メモリ
123 レリーズ釦
124 操作部
125 ストロボ
126 電源スイッチ
127 電源制御部
128 電源
129 システム制御部

Claims (13)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置であって、
    ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、
    前記撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の検出結果に基づいて、前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した時点から撮影を行なう時点までの間の前記目標被写体の画面上の位置ずれ量を算出し、前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測手段と、
    前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測手段により予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置による撮影時の前記目標被写体までの距離と、前記撮影光学系の焦点距離とに応じて、前記切り出す画像領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像装置であって、
    ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、
    被写体輝度を検出する複数の画素を有する測光センサと、
    前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した前記目標被写体の位置付近の前記測光センサの出力パターンを切り出して記憶する記憶手段と、
    撮影時の前記測光センサの出力パターンと、前記記憶手段に記憶されている前記測光センサの出力パターンとを比較して、撮影時の前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測手段と、
    前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測手段により予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記撮像装置による撮影時の前記目標被写体までの距離と、前記撮影光学系の焦点距離とに応じて、前記記憶手段に記憶する前記測光センサの出力パターンと、前記撮像素子により撮影された画像から切り出す切り出し画像領域の大きさを変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 連写撮影を行なう場合に、前記顔検出手段は、1駒目に切り出して前記記憶手段に記憶した前記測光センサの出力パターンを、2駒目以降に使用して人物の顔を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置による撮影時の前記目標被写体までの距離と、前記撮影光学系の焦点距離とに応じて、2駒目以降に使用する、前記記憶手段に記憶した前記測光センサの出力パターンと、前記撮影された画像から切り出す切り出し画像領域の大きさを変更することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮影光学系をマニュアルで操作してフォーカスを合わせる場合は、前記目標被写体の位置付近の画像の切り出しを行なわず、撮影した画像の全画面で人物の顔を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  8. 撮影時の前記測光センサの出力パターンと、前記記憶手段に記憶されている前記測光センサの出力パターンとを比較して、撮影時の前記目標被写体の画面上の位置を予測することが出来なかった場合に、前記目標被写体の位置付近の画像の切り出しを行なわず、撮影した画像の全画面で人物の顔を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記撮影した画像の全画面で人物の顔を検出した場合に比べて前記目標被写体の位置付近の画像を切り出した画像から人物の顔を検出した場合のほうが、顔の確からしさを高く設定することを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. 被写体像を光電変換する撮像素子と、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、該選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、を有する撮像装置を制御する方法であって、
    前記撮像装置の振れを検出する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程の検出結果に基づいて、前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した時点から撮影を行なう時点までの間の前記目標被写体の画面上の位置ずれ量を算出し、前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測工程と、
    前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測工程において予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出工程と、
    を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 被写体像を光電変換する撮像素子と、ファインダー上の複数の焦点検出エリアからいずれかの焦点検出エリアを選択する選択手段と、該選択手段により選択された焦点検出エリアに対応する位置に存在する被写体である目標被写体に、撮影光学系のフォーカスを固定するフォーカスロック手段と、被写体輝度を検出する複数の画素を有する測光センサと、を有する撮像装置を制御する方法であって、
    前記フォーカスロック手段によりフォーカスを固定した前記目標被写体の位置付近の前記測光センサの出力パターンを切り出して記憶する記憶工程と、
    撮影時の前記測光センサの出力パターンと、前記記憶工程において記憶された前記測光センサの出力パターンとを比較して、撮影時の前記目標被写体の画面上の位置を予測する予測工程と、
    前記撮像素子により撮影された画像から、前記予測工程において予測された前記目標被写体の位置付近の画像を切り出して人物の顔を検出する顔検出工程と、
    を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 請求項10または11に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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