JP2019134389A - 撮影制御装置、撮影制御方法および撮影制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】被写体の所定の部位を追跡し、その軌跡を取得することで、被写体の部位における未来の位置を予測し、予測された位置からあらかじめ設定された撮影構図となるまでの時間である撮影時間、撮影装置の設定を算出し、撮影することを目的とする。【解決手段】撮影制御装置は、被写体の追跡する部位および所望の被写体の部位の位置を設定し、被写体の1以上の部位を検出して、検出された部位の動きを追跡し、追跡した部位の移動から被写体の部位の位置が所定の条件を満たすタイミングを予測し、その予測タイミングに応じて、撮像装置に撮影制御指示を送信する。撮影装置は、撮影制御装置からの撮影制御指示に応じて、該当の被写体を撮影する。【選択図】図1
Description
本発明は、スポーツなどの場面において、動きがある被写体を撮影するための撮影制御装置、撮影制御方法および撮影制御システムに関する。
マラソン大会等でランナーを撮影する場合、ベストショットの撮影方法がいくつか提案されている。なお、ベストショットとは、例えば、良い構図(ランナーが地面をけった後、宙に浮いているタイミングが好ましい)かつ、ピントが被写体にあっている写真のことである。
例えば、ライブビュー画像に撮影タイミング設定用図形(位置)を設定し、動きのある被写体(ランナー)が撮影タイミング設定用の図形に合致した場合に撮影を実行するものがある(特許文献1)。
しかしながら、上述した従来技術では、ユーザが設定した所望の撮影タイミング設定用図形(位置)にランナーが合致した場合に撮影を行うが、ランナーが地面をけった後、かつ、宙に浮いているタイミングなどの良い構図で撮影することが考慮されていない。
上記の課題に鑑みて、本発明は、被写体の所定の部位を追跡し、その軌跡を取得することで、被写体の部位における未来の位置を予測し、予測された位置からあらかじめ設定された撮影構図となるまでの時間である撮影時間、撮影装置の設定を算出し、撮影することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の情報処理装置は、撮像装置によって被写体を撮影させる撮影制御装置であって、被写体の追跡する部位を設定する第一の設定手段と、第一の設定手段で設定された被写体の1以上の部位を検出する部位検出手段と、前記部位検出手段によって検出された部位の動きを追跡する部位追跡手段と、所望の被写体の部位の位置を設定する第二の設定手段と、前記部位追跡手段によって追跡した部位の移動から被写体が第二の設定手段で設定された被写体の部位の位置を満たすタイミングを予測する第一の予測手段と、前記予測手段によって予測されたタイミングに応じて、前記撮像装置に撮影制御指示を送信する撮影制御指示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影対象の被写体における所定の部位を追跡して、その軌跡を取得し、被写体の部位における未来の位置を予測し、予測されたその位置からあらかじめ設定された撮影構図となるまでの時間である撮影時間および撮影装置の設定を算出し、撮影することで、良い構図かつ、ピントが被写体にあっている写真が撮影することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態による撮影制御システムの一例について図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施形態による撮影制御システムの一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮影制御システムの一例の構成を概略的に示すブロック図である。
図示の撮影制御システムにおいては、撮影制御装置100が通信ケーブル300(例えば、USB)を介して撮影装置200に接続されている。なお、通信ケーブル300をUSB(Universal Serial Bus)として説明するが、これに限定したものではなく、各装置が図示の構成のように接続できれば、USB以外の接続方法でもよい。なお、撮影制御装置100と撮影装置200は、ネットワークを介して接続されてもよい。
<撮影制御装置100の構成>
撮影制御装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯端末等の装置であって、ハードウェア構成として、CPU、入力部、表示部、通信部、メモリ(ともに不図示)、設定部101、部位検出部102、部位追跡部103、部位位置予測部104、撮影制御指示部105を備え、これらハードウェアは内部バスで相互に接続されている。
撮影制御装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯端末等の装置であって、ハードウェア構成として、CPU、入力部、表示部、通信部、メモリ(ともに不図示)、設定部101、部位検出部102、部位追跡部103、部位位置予測部104、撮影制御指示部105を備え、これらハードウェアは内部バスで相互に接続されている。
また、本実施の形態では、撮影制御装置100、撮影装置200をそれぞれ別体の装置としているが、これに限定されるものではなく、撮影制御装置100が撮影装置200の筐体内に収まるように一体構造としても良い。
CPUは撮影制御装置100の全体の制御を司る。入力部は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルを備えている。表示部として、例えば、液晶モニタが用いられる。メモリはROM、或いはRAM等である。通信部は、通信ケーブル300を経由して撮影装置200と通信を行う。通信部として、例えば、USBやIEEE802の各通信規格等である。
設定部101は、入力部を介した操作によって、被写体の追跡する部位の設定、または所望する撮影構図の設定を行う。
部位検出部102は、設定部101で設定された被写体の追跡する部位によって、被写体の追跡する部位の検出を行う。検出を行うために、例えば、画像認識、被写体に取り付けられた加速度・角速度センサ等、或いは三次元スキャナを用いる。追跡する部位の検出が行われるまで待ち続けるが、所定の時間経過により設定部101の操作を再び実行してもよい。
部位追跡部103は、部位検出部102で検出された被写体の部位の追跡を行う。また、追跡する部位の軌跡を取得する。被写体の所定の部位の追跡を行うために、例えば、画像認識、被写体に装着した加速度センサ、角速度センサ等、或いは三次元スキャナを用いる。
部位位置予測部104は、部位追跡部103で取得した追跡する部位の軌跡を用いて、設定部101で設定された所望する撮影構図の位置に追跡する被写体の部位がいつ合致するのかを予測する。また、所望する撮影構図の位置に追跡する部位が合致したときに設定された所望の撮影構図となるように撮影装置200の設定を予測し、決定する。例えば、撮影装置の設定とは、撮影装置の向き、焦点距離、露光時間、絞り値、ISO感度、ピントの位置等である。
撮影制御指示部105は、撮影装置200に部位位置予測部104で予測された所望の撮影構図となるような設定を指示する。また、部位位置予測部104で予測された所望の撮影構図の位置に追跡する部位が合致する時間となった際に撮影装置200に撮影を指示する。撮影指示は、上述した撮影時間と、撮影装置が撮影指示を受けた後撮影するまでの遅延時間の両方を考慮してもよい。
なお、部位位置予測部104で予測された所望の撮影構図の位置に追跡する部位が合致する時間となった際に部位位置予測部104で予測された所望の撮影構図となるような設定となるように撮影装置200へ指示してもよい。
また、部位位置予測部104で予測された所望する撮影構図の位置に追跡する部位が出現する時間になった際に撮影装置200が撮影を実施するように予めタイマー撮影(一定時間の経過後に撮影すること)を撮影装置200へ指示してよい。
<撮影装置200の構成>
撮影装置200は、例えば、静止画を記録するデジタルカメラや携帯端末であって、ハードウェア構成として、CPU、入力部、表示部、メモリ、イメージセンサ、および記憶部(ともに不図示)を備えている。さらに、撮影部201、撮影指示受信部202を備えている。
撮影装置200は、例えば、静止画を記録するデジタルカメラや携帯端末であって、ハードウェア構成として、CPU、入力部、表示部、メモリ、イメージセンサ、および記憶部(ともに不図示)を備えている。さらに、撮影部201、撮影指示受信部202を備えている。
記憶部には、ソフトウェアであるOS(不図示)が記憶されるとともに、他の機能に係るソフトウェアが記憶されている。なお、これらソフトウェアはメモリに読み出されて、CPUの制御に従い動作する。
CPUは撮影装置200全体の制御を司る。入力部は、例えば、操作ボタンを備えている。表示部として、例えば、液晶モニタが用いられる。メモリはROMおよびRAM等である。
撮影部201は、イメージセンサから画素画像を取得し、撮影する。なお、撮影部201は、連続撮影された画像を取得しても良い。
撮影指示受信部202は、撮影指示受信部202を介して撮影制御装置100から所望の撮影構図を含む設定や撮影指示を受信する。
図2は第1の実施形態における被写体の撮影タイミングを予測する場合について説明する図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600を1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。また、被写体の追跡する部位の検出に加速度センサを被写体の足に装着することとして説明するが、被写体の部位の動きを取得・追跡できれば、必ずしも、被写体に加速度センサを装着しなくても良い。また、加速度センサ以外のセンサでも良い。
撮影制御装置100は、被写体の追跡する部位と所望の撮影構図を設定する。追跡部位は足(検出部位500)であり、構図は予測位置503である。検出部位500が検出できなかった際は、再度追跡する部位を設定してもよい。
撮影制御装置100は、被写体600の検出部位500を部位追跡501の区間で部位の動きを追跡し、検出部位500の軌跡を取得する。
撮影制御装置100は、ユーザが設定した所望の被写体位置603に被写体の検出部位500が出現する時間及び位置(予測位置503)を予測する。予測方法は部位追跡501の軌跡から進行方向への軌跡取得時間あたりの平均速度を算出する。その後、算出した平均速度を用いて現在位置から予測位置503への到達時間を算出する。予測時間は撮影装置200が撮影を実施する遅延時間を考慮してもよい。
この時、予測位置503の構図、例えば、撮影時の構図の速度ベクトルが左上方向であること等の構図などの情報を考慮して撮影してもよい。なお、速度ベクトルとは、被写体の動く速度と動く方向を表したものである。
撮影制御装置100は、被写体が予測位置503に出現する時間となったとき、撮影装置200に撮影を指示する。このとき、所望の撮影構図とするための撮影装置の設定を指示してもよい。撮影装置の設定とは、例えば撮影装置の設定とは、撮影装置の向き、焦点距離、露光時間、絞り値、ISO感度、ピントの位置等である。また、撮影装置の設定を行う際は、予測位置503に出現する時間より前に行ってもよい。また、予測時間1秒前から予測時間1秒後の間撮影を連射するなど、一枚または複数枚撮影してもよい。
撮影制御装置100は、撮影実施後、再び被写体600の検出部位500が所望の被写体位置603に出現する位置(予測位置503)および、この予測位置503に達する時間を予測し撮影を実施してもよい。或いは、新たな被写体に対して追跡する部位と所望の撮影構図を設定し、所望の被写体位置603に出現する位置(予測位置503)および、この予測位置503に達する時間を予測し撮影を実施してもよい。
図3は、撮影制御装置100における被写体の検出および撮影装置200に対する撮影制御の指示を説明するためのフローチャートである。なお、説明の便宜上、撮影制御装置を1台、撮影装置を1台、被写体が1人の場合で、かつ、追跡する部位を足として説明する。
初めに、設定部101は、入力部を介したユーザ操作に応じて、後述する図4で説明する被写体を追跡する部位(検出部位指定703)を設定画面700で設定する(ステップS101)。なお、これ以降の説明では、検出部位指定703で「足」を設定したものとして説明する。
設定部101は、入力部を介したユーザ操作に応じて、後述する図4で説明した被写体の所望の撮影構図を設定する(ステップS102)。
部位検出部102は、図4で説明する検出部位指定703の「足」に従い、後述する図5のように検出部位801を検出されるのを待つ(ステップS103)。
部位追跡部103は、図6のように検出された被写体600(ステップS103でYes)の部位を追跡し(図6に示す追跡部位902)、部位の軌跡(図6に示す追跡部位軌跡901)を取得する(ステップS104)。
ステップS105において、部位位置予測部104は、図7の追跡部位902が所望の部位位置1002に合致する時間を予測する。
ステップS106において、部位位置予測部104は、図7の追跡部位902が所望の構図704となる撮影装置200の設定を予測する。
ステップS107において、撮影制御指示部105は、ステップS106における追跡部位902が所望の構図704となる撮影設定を撮影装置200に指示する。
ステップS108において、撮影制御指示部105は、ステップS105における追跡部位902が所望の部位位置1002に合致する時間になるまで待つ。
ステップS109において、撮影制御指示部105は、撮影装置200に撮影を指示する。その後、本フローの処理を終了する。
図4は、図1に示す設定部101における撮影部位の設定の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。また、図1に示すデバイス撮影制御システムと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
設定画面700において、撮影を実施する際の検出する部位の設定を検出部位指定703で行う。部位の検出は、例えば足などの体の一部であり、或いはゼッケン等の物でもよい。また、検出対象は一つまたは複数でもよい。
設定画面700において、所望の被写体位置603内における所望の検出部位位置701を部位位置設定705で行う。また、部位位置の指定数は一つまたは複数でもよい。なお、設定画面700上で所望の部位を設定してよい。
設定画面700において、撮影を実施するときの所望の構図を部位速度設定706、構図設定707で設定してもよい。例えば、所望の検出部位位置701での部位の速度ベクトルのなす角702や、撮影する画が明るい/暗い等である。設定する際に任意の値、或いは設定済みの値から選択してもよい。また、撮影装置が保持している所定の機能を使ってもよい。
図5は、図1に示す部位検出部102における部位検出の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。
部位検出画面800において、図4の設定画面700で設定された被写体600の検出部位801を検出する。このとき、検出できなかったときは図4の設定画面700を再度実施してもよい。
図6は、図1に示す部位追跡部103における部位追跡の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。
部位追跡画面900において、図5の部位検出画面800で検出された被写体600の検出部位801を追跡する(追跡部位902)。
追跡部位902に従って、部位の軌跡を取得する(追跡部位軌跡901)。例えば、加速度センサを使用した場合は、ある特定の単位時間毎の加速度から位置を取得することで軌跡を取得する。
図7は、図1に示す部位位置予測部104における部位検出の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。
部位位置予測画面1000において、図6の部位追跡画面900で取得した被写体600の追跡部位902の検出部位予測軌跡1001にしたがって、追跡部位902が所望の部位位置1002に合致する時間を予測する。例えば、現在の追跡部位902から所望の部位位置1002までの速度ベクトルの平均と現在の追跡部位902から所望の部位位置1002の距離から算出する。また、予測時間は撮影装置200が撮影を実施する遅延時間を考慮してもよい。
部位位置予測画面1000において、追跡部位902が所望の部位位置1002に合致した際に所望の撮影構図とするための撮影装置の設定を指示してもよい。撮影装置の設定とは、例えば撮影装置の設定とは、撮影装置の向き、焦点距離、露光時間、絞り値、ISO感度、ピント位置等である。なお、撮影設定として以下のような例示がある。予測部位位置の速度ベクトルのなす角が2度(x−y平面)、撮影装置の向き:方位270度、焦点距離:100mm、露光時間:0.2秒、絞り値:F4、ISO感度:100、ピント位置:10m。
上述のように、本発明の第1の実施形態では、撮影制御装置100で被写体の部位の軌跡を取得・予測し、その後、所望の撮影構図の位置に追跡する部位が合致する時間となった際に撮影装置200が被写体の撮影を行うことで、ランナーが地面をけった後、足が宙に浮いており、かつ、ピントが被写体にあっている写真を撮ることが出来る。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、被写体の足の部位追跡を行って足の軌跡を取得・予測し、その後、足の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第2の実施形態では、被写体の足の部位追跡を行って顔の軌跡を取得・予測し、被写体の撮影をする場合について説明する。なお、図1に示すデバイス撮影制御システムと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
第1の実施形態は、被写体の足の部位追跡を行って足の軌跡を取得・予測し、その後、足の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第2の実施形態では、被写体の足の部位追跡を行って顔の軌跡を取得・予測し、被写体の撮影をする場合について説明する。なお、図1に示すデバイス撮影制御システムと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
図8は、図1に示す設定部101における撮影部位の設定の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を顔として説明する。また、被写体の追跡する部位の検出に画像認識を用いることとする。
設定画面1100において、撮影を実施する際の検出する部位の設定を検出部位指定1103で行う。部位の検出は、例えば顔などの体の一部であり、或いはゼッケン等の物でもよい。また、検出対象は一つまたは複数でもよい。
設定画面1100において、所望の被写体位置603内における所望の検出部位位置1101を部位位置設定1105で行う。また、部位位置の指定数は一つまたは複数でもよい。なお、設定画面1100上で所望の部位を設定してよい。なお、設定画面1100上で所望の部位を設定してよい。
設定画面1100において、撮影を実施するときの所望の構図を部位速度設定1106、構図設定1107で設定してもよい。例えば、所望の検出部位位置1101での部位の速度ベクトルのなす角1102や、撮影する画が明るい/暗い等である。設定する際に任意の値、或いは設定済みの値から選択してもよい。また、撮影装置が保持している所定の機能を使ってもよい。
図9は、図1に示す部位検出部102における部位検出の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を顔として説明する。
部位検出画面1200において、図9の設定画面1100で設定された被写体600の検出部位1201を検出する。このとき、被写体の部位を検出できなかったときは図9の設定画面1100を再度設定してもよい。
図10は、図1に示す部位追跡部103における部位追跡の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を顔として説明する。
部位追跡画面1300において、図9の部位検出画面1200で検出された被写体600の検出部位1201を追跡する(追跡部位1302)。
追跡部位1302に従って、部位の軌跡を取得する(追跡部位軌跡1301)。例えば追跡部位の単位時間毎の加速度から位置を取得することで軌跡を取得する。
図11は、図1に示す部位位置予測部104における部位検出の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を顔として説明する。
部位位置予測画面1400において、図10の部位追跡画面1300で取得した被写体600の追跡部位1302の検出部位予測軌跡1401にしたがって、追跡部位1302が所望の部位位置1402に合致する時間を予測する。例えば、現在の追跡部位1302から所望の部位位置1402までの速度ベクトルの平均と現在の追跡部位1302から所望の部位位置1402の距離から算出する。また、予測時間は撮影装置200が撮影を実施する遅延時間を考慮してもよい。
部位位置予測画面1400において、追跡部位1302が所望の部位位置1402に合致した際に所望の撮影構図とするための撮影装置の設定を指示してもよい。撮影装置の設定とは、例えば撮影装置の設定とは、撮影装置の向き、焦点距離、露光時間、絞り値、ISO感度、ピント位置等である。なお、撮影設定として以下のような例示がある。予測部位位置の速度ベクトルのなす角が2度(x−y平面)、撮影装置の向き:方位270度、焦点距離:100mm、露光時間:0.2秒、絞り値:F4、ISO感度:100、ピント位置:10m。
上述のように、本発明の第2の実施形態では、撮影制御装置100で被写体の部位の軌跡を取得・予測し、その後、所望の撮影構図の位置に追跡する部位が合致する時間となった際に撮影装置200が被写体の撮影を行うことで、ランナーの顔の軌跡に基づいて、ランナーの上下動の頂点を検出して、次の頂点のタイミングを予想し、最適なタイミングで写真を撮ることが出来る。
[第3の実施形態]
第1の実施形態は、被写体の足の部位追跡を行って足の軌跡を取得・予測し、その後、足の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第2の実施形態は、被写体の顔の部位追跡を行って顔の軌跡を取得・予測し、その後、顔の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第3の実施形態では、被写体の第1の追跡部位である足と被写体の第2の追跡部位である顔の部位追跡を行って顔と足の軌跡を取得・予測し、被写体の撮影をする場合について説明する。なお、図1に示すデバイス撮影制御システムと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
第1の実施形態は、被写体の足の部位追跡を行って足の軌跡を取得・予測し、その後、足の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第2の実施形態は、被写体の顔の部位追跡を行って顔の軌跡を取得・予測し、その後、顔の軌跡を用いて被写体の撮影を行う場合を説明した。第3の実施形態では、被写体の第1の追跡部位である足と被写体の第2の追跡部位である顔の部位追跡を行って顔と足の軌跡を取得・予測し、被写体の撮影をする場合について説明する。なお、図1に示すデバイス撮影制御システムと同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。
図12は、図1に示す設定部101における撮影部位の設定の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を顔と足として説明する。なお、被写体の追跡する部位の検出に画像認識を用いることとする。
設定画面1500において、撮影を実施する際の検出する部位の設定を第1の検出部位指定1507、第2の検出部位指定1508で行う。部位の検出は、例えば、顔や足などの体の一部であり、或いはゼッケン等の物でもよい。また、検出対象は一つまたは複数でもよい。
設定画面1500において、所望の被写体位置603内における第1の所望の検出部位の位置を部位位置設定1510で行う。また、所望の被写体位置603内における第2の所望の検出部位の位置を部位位置設定1511で行う。部位位置の指定個数は一つまたは複数でもよい。
設定画面1500において、撮影を実施するときの所望の構図を第1の部位速度設定1512、第2の部位速度設定1513、構図設定1514で設定してもよい。例えば、第1の所望の検出部位位置1501での第1の部位の速度ベクトルのなす角1503や、第2の所望の検出部位位置1502での第2の部位の速度ベクトルのなす角1504や、撮影する画が明るい/暗い等である。設定する際に任意の値、或いは設定済みの値から選択してもよい。また、撮影装置が保持している所定の機能を使ってもよい。
部位検出部102の部位検出について、検出部位を「足」とした場合は、第1の実施形態で説明した場合と同様であるため、また、検出部位を「顔」とした場合、第2の実施形態で説明した場合と同様であるため、それぞれ説明を省略する。
部位追跡部103の部位追跡について、検出部位を「足」とした場合は、第1の実施形態で説明した場合と同様であるため、また、検出部位を「顔」とした場合、第2の実施形態で説明した場合と同様であるため、それぞれ説明を省略する。
部位位置予測部104の部位位置予測について、検出部位を「足」とした場合は、第1の実施形態で説明した場合と同様であるため、また、検出部位を「顔」とした場合、第2の実施形態で説明した場合と同様であるため、それぞれ説明を省略する。
上述のように、本発明の第3の実施形態では、撮影制御装置100で被写体の複数の部位の軌跡を取得・予測し、その後、所望の撮影構図の位置に追跡する部位が合致する時間となった際に撮影装置200が被写体の撮影を行うことで、ランナーが地面をけった後、足が宙に浮いており、かつランナーの顔の軌跡に基づいて、ランナーの上下動の頂点を検出して、次の頂点のタイミングを予想することで、最適なタイミングで写真を撮ることが出来る。
図13は、図1に示す部位追跡部103における部位追跡の一例を示す図である。なお、説明の便宜上、撮影制御装置100を1台、撮影装置200を1台、被写体600が1人、非被写体が3人(非被写体1603、非被写体1604、非被写体1605)、被写体の進行方向506が右から左の場合で、追跡する部位を足として説明する。また、図6と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。なお、非被写体とは、撮影対象としない被写体(例えば、マラソンにおけるランナー以外の観客)のことを示す。
図13は、図6における部位追跡において、被写体の所定以上の動きがない部位を撮影対象から除外することについて説明するためのものである。非被写体1603の検出部位である追跡除外部位1600は、追跡除外部位1600が所定以上動かない。従って、所望の軌跡ではない場合、或いは、速度ベクトルが所定の値以下である等の場合、その被写体を部位追跡対象から除外することで予測位置503の算出を行わない。すなわち、撮影対象から非被写体を除外することになる。なお、非被写体1604の検出部位である追跡除外部位1601、非被写体1605の検出部位である追跡除外部位1602についても非被写体1603の検出部位である追跡除外部位1600と同様であるため、非被写体1604および非被写体1605についても非被写体1603と同様に撮影対象から除外する。
以上、本発明について上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
撮影制御装置100と撮影装置200は、通信インターフェース、有線回線または無線回線を介して各々の装置と接続されてもよい。
撮影制御装置100と撮影装置200はそれぞれ別体で構成しているが、一体型または同一筐体内にケーシングしてもよい。
撮影制御装置100のソフトウェア部品(設定部101〜撮影制御指示部105)をハードウェア部品で実現してもよい。
例えば、上記の実施形態の機能の制御方法として、この制御方法を撮影制御装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮影制御装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラムコード)を、ネットワークまたは各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されるように構成してもよい。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれたあと、このプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を実行し、その処理に応じて上述した実施形態が実現される場合も含んでいる。
なお、プログラムコードを供給するため、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CDやDVDに代表される光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等の記憶媒体を用いることができる。または、プログラムコードは、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
100:撮影制御装置
101:設定部
102:部位検出部
103:部位追跡部
104:部位位置予測部
105:撮影制御指示部
200:撮影装置
201:撮影部
202:撮影指示受信部
101:設定部
102:部位検出部
103:部位追跡部
104:部位位置予測部
105:撮影制御指示部
200:撮影装置
201:撮影部
202:撮影指示受信部
Claims (8)
- 撮像装置によって被写体を撮影させる撮影制御装置であって、
被写体の追跡する部位を設定する第一の設定手段と、
第一の設定手段で設定された被写体の1以上の部位を検出する部位検出手段と、
前記部位検出手段によって検出された部位の動きを追跡する部位追跡手段と、
所望の被写体の部位の位置を設定する第二の設定手段と、
前記部位追跡手段によって追跡した部位の移動から被写体が第二の設定手段で設定された被写体の部位の位置を満たすタイミングを予測する第一の予測手段と、
前記予測手段によって予測されたタイミングに応じて、前記撮像装置に撮影制御指示を送信する撮影制御指示手段と、
を備えることを特徴とする撮影制御装置。 - 前記部位検出手段によって検出される部位は、被写体の顔、足、腕などの部位、或いは被写体が着用するゼッケン等の物であることを特徴とする請求項1に記載の撮影制御装置。
- 前記部位追跡手段は、被写体の部位の動きを追跡することを特徴とする請求項2に記載の撮影制御装置。
- 所望の被写体を撮影する際の所望の構図を設定する第三の設定手段と、
前記部位追跡手段によって追跡した部位の移動から被写体が第三の設定手段で設定された被写体の構図を満たすタイミングを予測する第三の予測手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮影制御装置。 - 前記部位追跡手段によって、前記部位検出手段に検出された部位に所定以上の動きがないと判断された場合、
所定以上の動きがない部位を撮影対象から除外する除外手段を、更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮影制御装置。 - 撮像手段を備える撮像装置と一体型であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の撮影制御装置。
- 撮像装置によって被写体を撮影させる撮影制御方法であって、
被写体の追跡する部位を設定する第一の設定ステップと、
第一の設定ステップで設定された被写体の1以上の部位を検出する部位検出ステップと、
前記部位検出ステップによって検出された部位の動きを追跡する部位追跡ステップと、
所望の被写体の部位の位置を設定する第二の設定ステップと、
前記部位追跡ステップによって追跡した部位の移動から被写体が第二の設定ステップで設定された被写体の部位の位置を満たすタイミングを予測する第一の予測ステップと、
前記予測ステップによって予測されたタイミングに応じて、前記撮像装置に撮影制御指示を送信する撮影制御指示ステップと、
を備えることを特徴とする撮影制御方法。 - 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の撮影制御装置の各手段をコンピュータに機能させるためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2018017630A JP2019134389A (ja) | 2018-02-02 | 2018-02-02 | 撮影制御装置、撮影制御方法および撮影制御システム |
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JP2018017630A Pending JP2019134389A (ja) | 2018-02-02 | 2018-02-02 | 撮影制御装置、撮影制御方法および撮影制御システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022065827A1 (ko) * | 2020-09-22 | 2022-03-31 | 삼성전자 주식회사 | 무선 통신을 이용한 촬영 방법 및 이를 지원하는 전자 장치 |
WO2022169085A1 (ko) * | 2021-02-05 | 2022-08-11 | 삼성전자 주식회사 | 전자 장치 및 전자 장치에서 촬영 구도 유지 방법 |
-
2018
- 2018-02-02 JP JP2018017630A patent/JP2019134389A/ja active Pending
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