JP6017013B2 - ショベル支援装置及びショベル支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ショベルの損傷等の情報管理に用いられるショベル支援装置及びショベル支援方法に関する。
特許文献1に、サービスマンが機械修理等の作業を行なった後、顧客に対して迅速に作業報告をするためのシステムが開示されている。特許文献1に開示されたシステムでは、オペレータが、ユーザから受けた作業依頼の内容に基づいて、作業管理サーバに情報を入力する。作業管理サーバは、入力された内容に基づいて、サービスマンに作業指示書を送信する。
作業指示書には、作業報告事項領域が設けられている。作業報告事項領域には、複数の選択肢からなるメニューが示されている。サービスマンは、例えば、所望の選択肢に所定のマークを付け、作業指示書を作業管理サーバに返信する。作業管理サーバは、返信された作業指示書に記載された作業内容に基づいてユーザ向けの作業報告書を作成し、ユーザに送信する。
ショベルの部品の寿命を予測するために、有限要素法による応力解析が広く用いられている。特許文献2に開示された解析方法では、有限要素法で用いられる荷重条件や境界条件がキー入力される。この荷重条件及び境界条件の下で、応力解析を行うことにより、応力範囲を求める。求められた応力範囲をS−N線図に当てはめ、疲労推定寿命を求める。
特開2003−122889号公報 特開2003−149091号公報
実際に生じた損傷部位の情報を、今後の点検作業や設計業務に反映させるために、損傷部位の情報をできるだけ具体的に、かつ詳細に記述することが望まれる。複数の選択肢から所望の選択肢を選択することによって得られた情報では、今後の点検作業や設計業務等に反映させるために十分であるとはいえない。
部品に加わる応力が数値で表示されても、その表示から、損傷の生じる可能性の高い箇所を認識することは困難である。また、部品に加わる応力の高い箇所に損傷が発生するとも限らない。
本発明の目的は、損傷部位の情報を、具体的に、かつ詳細に報告することが可能なショベル支援装置及び支援方法を提供することである。本発明の他の目的は、損傷が生じる可能性の高い箇所を容易に認識することができるショベル支援装置及び支援方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
表示画面と、
ショベルの損傷部位の位置を示す情報を入力するための損傷部位入力装置と、
画像データを入力するための画像入力装置と、
処理装置と、
記憶装置と
を有し、
前記処理装置は、
前記画像入力装置を通して入力された画像を前記表示画面の一部の領域に表示するとともに、前記画像入力装置を通して入力された画像とは別のショベルの外形の画像の特定の箇所を指定することによって、前記損傷部位入力装置を通して入力された損傷部位の位置を示す情報と、前記画像入力装置を通して入力された画像データとを関連付けて、前記記憶装置に格納するショベル支援装置が提供される。
前記処理装置が、通信装置を通して、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を表すデータを受信し、受信した前記データに基づいて、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を、前記表示画面に画像として表示させるようにしてもよい。
本発明の他の観点によると、
ショベル支援装置に、ショベルの外形の画像の特定の箇所を指定することによって、ショベルの損傷部位の位置を示す損傷位置情報を入力する工程と、
前記ショベル支援装置に、ショベルの外形の画像とは別の前記損傷部位の画像を入力し、入力された前記損傷部位の画像を表示する工程と、
前記ショベル支援装置が、入力された前記損傷位置情報と、前記損傷部位の画像とを関連付けて記憶装置に記憶する工程と
を有するショベル支援方法が提供される。
損傷部位の位置を示す情報と、損傷部位の画像とを関連付けて、記憶装置に格納することにより、損傷部位の情報を、具体的に、かつ詳細に確認することが可能になる。これらの情報を、点検作業や設計業務に有効に反映させることができる。
累積損傷度の算出値の分布が、画像として表示されるため、損傷が生じる可能性の高い箇所を容易に認識することができる。
図1は、実施例1によるショベル支援装置及び管理装置のブロック図、及び管理対象のショベルの側面図である。 図2Aは、実施例1によるショベル支援装置で行われる処理、及びショベル支援装置を携帯する保守作業員が行う操作のフローチャートである。 図2Bは、実施例1によるショベル支援装置で行われる処理、及びショベル支援装置を携帯する保守作業員が行う操作のフローチャートである。 図3は、ステップSA01(図2A)において画像が表示された表示画面の正面図である。 図4は、損傷情報レポートの雛形が表示された表示画面の正面図である。 図5は、損傷部位を含む部分がステップSA06で拡大表示された状態の表示画面の正面図である。 図6は、タップされた位置に、損傷部位を示すマークが表示された表示画面の正面図である。 図7は、損傷部位表示領域に損傷部位を含む部品及び部品内の位置の名称を文字で表示した状態の表示画面の正面図である。 図8は、入力された写真画像が写真表示領域に表示された状態の表示画面の正面図である。 図9は、損傷状況表示領域に、損傷状況の説明が入力された状態の表示画面の正面図である。 図10は、実施例2によるショベル支援装置のステップSA11(図2A)において、損傷部位の写真の入力を促すメッセージを表示した状態の表示画面の正面図である。 図11は、写真表示領域に写真画像が表示された状態の表示画面の正面図である。 図12は、実施例3によるショベル支援装置のステップSA06(図2A)において、画像表示領域にショベルの外形の画像のうち損傷部位を含む部分が拡大表示された状態の表示画面の正面図である。 図13は、ショベルの部品の余寿命の分布が表示された実施例4によるショベル支援装置の表示画面の正面図である。 図14A及び図14Bは、それぞれ実施例4によるショベル支援装置の管理対象となるショベルの側面図及び平面図である。 図15は、実施例4によるショベル支援装置に送信される余寿命の分布を算出する方法のフローチャートである。 図16A〜図16Dは、ショベルで繰り返される一連の動作の一例を示す概略図である。 図17A〜図17Cは、それぞれショベルの動作中におけるブームシリンダの油圧、アーム先端位置、及び旋回角度の時間波形(時間変化)の一例を示すグラフである。 図18は、ある解析時刻におけるブーム内の応力分布の算出結果を濃淡で示すグラフである。 図19は、図18に示した評価箇所Epに加わる応力の時間波形を示すグラフである。 図20は、S−N線図の一例を示すグラフである。 図21は、ブームに蓄積された累積損傷度の分布を濃淡で示す図である。 図22は、ブームの一部分に蓄積された累積損傷度の分布を濃淡で示す図である。 図23は、ブーム及びブームの一部分に蓄積された累積損傷度の分布を濃淡で示す図である。 図24は、ブームに蓄積された累積損傷度の分布を、少なくともブームの3面を確認可能な態様で示す図である。 図25は、ブームに蓄積された累積損傷度の分布を、少なくともブームの3面を確認可能な態様で示す図である。 図26は、ブームに蓄積された累積損傷度の分布を濃淡で示すとともに、ショベルの姿勢の変化を示す図である。 図27は、実施例5によるショベル支援装置の表示画面を示す図である。 図28は、実施例5によるショベル支援装置の、作業現場の画像を入力する表示画面を示す図である。 図29は、実施例5によるショベル支援装置の、作業内容の画像を入力する表示画面を示す図である。 図30は、実施例5によるショベル支援装置の、最終登表確認画像が表示された表示画面を示す図である。
[実施例1]
図1に、実施例1によるショベル支援装置20及び管理装置40のブロック図、及び管理対象のショベル50の側面図を示す。ショベル支援装置20は、表示画面21、損傷部位入力装置22a、文字情報入力装置22b、画像入力装置23、処理装置24、記憶装置25、及び通信装置26を含む。表示画面21は、処理装置24からの指令に基づいて、画像、例えば静止画及び動画を表示する。保守作業員が損傷部位入力装置22aを操作することにより、ショベル50の損傷部位の位置を示す情報を入力する。
損傷部位入力装置22aは、例えば表示画面21の一部の領域と、表示画面21内の位置を指定する位置指定装置とで実現される。表示画面21にショベルの外形の画像を表示し、位置指定装置によって画像内の位置を指定することにより、損傷部位の位置が入力される。表示画面21及び位置指定装置は、例えば画像表示機能と位置指定機能とを兼ね備えたタッチパネルにより構成される。保守作業員が、ショベルの外形の画像が表示されたタッチパネル上の一点をタップすることにより、損傷部位の位置を指定することができる。
文字情報入力装置22bも、例えば表示画面21の一部の領域と、表示画面21内の位置を指定する位置指定装置とで実現される。文字情報を入力すべき領域をタップすると、文字情報の一覧がプルダウンメニューとして表示される。表示された一覧から、入力すべき文字情報を選択することにより、選択された文字情報が入力される。また、表示画面21にキーボードを表示し、表示されたキーボードを用いて文字情報を入力するようにしてもよい。
上述のように、表示画面21、損傷部位入力装置22a、及び文字情報入力装置22bは、タッチパネル、及びタッチパネルを制御するために処理装置24で実行される入力処理プログラムで構成される。
画像入力装置23を通して、静止画像データまたは動画像データが入力される。画像入力装置23は、例えばショベル支援装置20に内蔵されたカメラを含む。このカメラで被写体を撮影することにより、画像データをショベル支援装置20に入力することができる。なお、画像入力装置23は、例えばUSBポート等であってもよい。この場合は、デジタルカメラで撮影された写真画像データや動画像データが、USBポートを通してショベル支援装置20に入力される。
記憶装置25に、処理装置24の動作に必要なプログラム、及び各種データが格納されている。また、ショベルの外形に関わるデータも、記憶装置25に記憶されている。ショベルの外形に関わるデータには、ショベルに用いられている部品の外形を定義する三次元形状定義データが含まれる。通信装置26は、通信網53を通して管理対象のショベル50及び管理装置40との通信を行う。なお、通信装置26は、通信網53を経由することなく、ショベル50と直接通信する場合もある。管理装置40は、通信装置41、出力装置42、入力装置43、処理装置44、及び記憶装置45を含む。ショベル50は、通信装置51及びGPS端末52を含む。ショベル支援装置20とショベル50との間の通信には、例えば近距離無線通信方式が採用される。ショベル支援装置20と管理装置40との間の通信には、例えば公衆通信網が採用される。
ショベル50からショベル支援装置20に、ショベル50の機体識別情報(機体番号)、ショベル50の累積稼働時間を示すアワーメータの現在値、現在位置情報等が送られる。現在位置情報は、ショベル50に備えられたGPS端末52により取得される。管理装置40は、ショベル支援装置20からショベルの管理に有用な種々の情報を受信しデータベース化する。さらに、管理装置40は、管理対象のショベル50の保守点検に有用な情報を、ショベル支援装置20に送信する。
図2A及び図2Bに、実施例1によるショベル支援装置20(図1)で行われる処理、及びショベル支援装置20を携帯する保守作業員が行う操作のフローチャートを示す。図2A及び図2Bにおいて、左側の列にショベル支援装置20で実行される処理を示し、右側の列に保守作業員による操作を示す。図3〜図9に、ショベル支援装置20の表示画面21に表示される画像を時系列で示す。以下、図2A、図2B、図3〜図9を参照しながら、ショベル支援装置20を用いたショベルの管理方法について説明する。
ショベル支援装置20が起動されると、処理装置24(図1)が、通信可能範囲に存在するショベル50(図1)と通信を行うことにより、通信可能範囲内に存在するショベル50の機体番号を取得する。ステップSA01(図2A)において、取得されたショベル50の機体番号が表示画面21に表示される。
図3に、ステップSA01において表示画面21に表示された画像の一例を示す。通信可能範囲内に複数のショベルが存在する場合には、表示画面21に複数の機体番号が表示される。さらに、複数のショベルから1台のショベルを選択するように促すメッセージが表示される。
ステップSA02(図2A)において、保守作業員が、複数のショベルから、損傷情報を入力するショベルの機体番号を選択する。この選択は、例えば、表示画面21に表示された該当の機体番号をタップすることにより行われる。
ステップSA03(図2A)において、処理装置24(図1)は、選択された機体番号のショベル50から、機体番号、現在位置情報、及びアワーメータの現在値を受信する。ステップSA04(図2A)において、損傷情報レポートの雛形を表示画面21に表示する。
図4に、損傷情報レポートの雛形が表示された表示画面21を示す。表示画面21内に、画像表示領域60、写真表示領域61、発生日表示領域62、現在位置表示領域63、機体識別情報表示領域64、アワーメータ表示領域65、損傷部位表示領域66、及び損傷状況表示領域67が画定されている。さらに、表示画面21内に、最終登録ボタン68及び次の損傷情報入力ボタン69が表示される。
記憶装置25(図1)に予め記憶されているショベルの外形に関わるデータに基づき、画像表示領域60に、ショベルの外形を示す画像が表示される。発生日表示領域62に、発生日が表示される。発生日は、ショベル支援装置20に搭載されている時計機能から自動的に取得される。
現在位置表示領域63に、ショベル50から取得した現在位置情報が表示される。現在位置表示領域63をタップすると、地図情報画面に切り替わる。地図情報画面には、対象ショベルの現在位置を含む地図が表示され、地図上の対象ショベルの現在位置に、現在位置を示すマークが表示される。
機体識別情報表示領域64に、ショベル50から取得した機体識別情報、例えば機体番号が表示される。機体識別情報には、対象ショベルの製造に係わる情報が関連付けられる。製造に係わる情報には、例えば対象ショベルの製造日、出荷日、図番等が含まれる。機体識別情報表示領域64をタップすると、これらの製造に係わる情報が表示される。これにより、対象ショベルが、既に製造工程で所定の対応が完了した機体なのか、未対応の機体なのかを、現場で容易に確認することができる。
アワーメータ表示領域65に、ショベル50から取得したアワーメータの現在値が表示される。この段階では、写真表示領域61、損傷部位表示領域66、及び損傷状況表示領域67には、何も表示されていない。
ステップSA05において、保守作業員が画像表示領域60に表示されたショベルの外形の画像を参照し、損傷部位の位置を指定する。具体的には、画像表示領域60に表示された画像内の損傷部位をタップすることにより、損傷部位の位置を指定する。図4において、画像表示領域60内のタップされた位置に、丸記号70を付している。図4に示した例では、ブームの先端に相当する位置がタップされている。
ステップSA06(図2A)において、画像表示領域60に表示されているショベルの外形の画像のうち、ステップSA05で指定された損傷部位を含む部分を拡大表示する。
図5に、損傷部位を含む部分がステップSA06で拡大表示された状態の表示画面21を示す。表示画面21内の大部分の領域に、損傷部位として指定されたブームの先端を拡大した画像71が表示される。
ステップSA07(図2A)において、保守作業員は、拡大された画像(図5)を参照して、損傷部位の詳細位置を指定する。具体的には、拡大された画像71内の損傷部位をタップすることにより損傷部位の位置が指定される。このとき、表示画面21に表示された拡大された画像71が、損傷部位入力装置22a(図1)の機能の一部を担う。拡大された画像71の中に、指定すべき損傷部位が表示されていない場合には、表示画面21をスワイプして、拡大された画像71に表示される領域をずらせることにより、指定すべき損傷部位を、拡大された画像71の中に表示させることが可能である。
ステップSA08(図2A)において、処理装置24は、拡大された画像71のタップされた位置を損傷部位として認定する。さらに、図6に示すように、タップされた位置に、損傷部位を示すマーク72、例えば丸記号を表示する。
ステップSA09(図2A)において、拡大された画像71(図6)を、画像表示領域60の寸法に整合するまで縮小し、画像表示領域60内に表示する。画像表示領域60には、図7に示すように、ショベルのうち損傷部位を含む一部分の画像、及び損傷部位を示すマーク72が表示される。拡大された画像71に基づいて損傷部位の位置を指定するため、画像表示領域60内の画像に基づいて損傷部位の位置を指定する場合に比べて、損傷部位の位置をより正確に指定することができる。図7では、損傷部位を示すマーク72として丸記号を示したが、丸記号以外の形状の記号を用いてもよい。例えば、指さし記号等を用いてもよい。
ステップSA10(図2A)において、処理装置24は、損傷部位を示すマーク72が示す位置に基づいて、損傷部位を含む部品及び部品内の位置の名称を抽出する。図6に示した例では、損傷部位を含む部品の名称はブームであり、部品内の位置は先端(トップ)である。処理装置24は、損傷部位表示領域66(図7)に損傷部位を含む部品及び部品内の位置の名称(損傷位置情報)を文字で表示する。図7に示した例では、損傷部位表示領域66に「ブームトップ」と表示される。
ステップSA5〜SA7(図2A)に代えて、損傷部位表示領域66(図4)に、損傷部位の名称を文字情報として入力してもよい。この場合、損傷部位表示領域66が表示されている表示画面21、及び処理装置24で実行される入力処理プログラムが、文字情報入力装置22bとして機能する。
ステップSA11(図2A)において、処理装置24は、損傷部位の写真の入力を促すメッセージを表示する。例えば、図7に示すように、写真表示領域61に、「損傷部位の写真を入力してください。」というメッセージを表示する。
ステップSA12(図2A)において、保守作業員は、画像入力装置23(図1)を通して、損傷部位の写真画像をショベル支援装置20に入力する。ショベル支援装置20にカメラが内蔵されている場合、すなわち画像入力装置23がカメラを含む場合には、内蔵されたカメラで損傷部位を撮影する。撮影された写真画像は、記憶装置25(図1)に保管される。ショベル支援装置20にカメラが内蔵されていない場合には、デジタルカメラで損傷部位を撮影し、撮影された写真画像を、画像入力装置23を通してショベル支援装置20に入力する。この場合、画像入力装置23として、ショベル支援装置20とデジタルカメラとの間でデータ転送を行うための入出力インタフェース、例えばUSBポートが用いられる。通信装置26(図1)がUSBポートを含む場合、通信装置26の機能の一部が、画像入力装置23の機能を兼ねることになる。
ステップSA13(図2A)において、処理装置24は、図8に示すように、画像入力装置23を通して入力された写真画像を、写真表示領域61に表示する。図8に示した例では、写真表示領域61に表示された写真画像に、亀裂73が写っている。このように、写真画像が入力されることにより、損傷の程度を、より客観的に、かつ明確に記憶することができる。
ステップSA14(図2B)において、処理装置24は、表示画面21に、損傷状況の入力を促すメッセージを表示する。例えば、図8に示したように、損傷状況表示領域67に、「損傷状況を入力してください。」というメッセージが表示される。
ステップSA15(図2B)において、保守作業員が損傷状況を入力する。例えば、保守作業員が損傷状況表示領域67をタップすると、表示画面21にキーボードが表示され、文字入力モードに切り替わる。保守作業員は、キーボードを操作することにより、損傷状況の説明を入力する。図9に示した例では、損傷状況表示領域67に、「ブームトップに亀裂が発生」と入力されている。
ステップSA16(図2B)において、処理装置24は、損傷部位の位置を示す情報と、損傷部位の写真画像データとを、相互に関連付けて記憶装置25(図1)に格納する。損傷部位の位置を示す情報には、画像表示領域60に表示されている損傷部位を含むショベルの一部の画像(拡大された画像71を画像表示領域60の寸法に合うように縮小した画像)、及び損傷部位を示すマーク72(図9)、損傷部位表示領域66(図9)に表示されている損傷部位の名称が含まれる。さらに、損傷状況表示領域67(図9)に表示されている損傷状況の説明も、損傷部位の位置を示す情報と関連付けられて記憶装置25に格納される。
ステップSA17(図2B)において、保守作業員が最終登録ボタン68をタップする。ステップSA18(図2B)において、処理装置24は、損傷部位の位置を示す情報、損傷部位の写真画像、及び損傷状況の説明を管理装置40(図1)に送信する。
他の損傷部位の情報を入力する場合には、ステップSA17(図2B)において最終登録ボタン68をタップする代わりに、次の損傷情報入力ボタン69をタップする。次の損傷情報入力ボタン69がタップされると、処理装置24はステップSA04に戻って処理を継続する。
次に、実施例1によるショベル支援装置20を使用することの効果について説明する。損傷部位表示領域66(図9)に表示された説明、及び損傷状況表示領域67(図9)に表示された損傷状況の説明のみでは、管理装置40において損傷状況を確認する際に、損傷部位の位置、及び損傷状況を具体的に把握することが困難な場合がある。実施例1においては、画像表示領域60(図9)に示されているように、損傷部位の位置が画像及びマーク72で表される。このため、損傷部位の位置をより具体的に、かつ容易に把握することができる。
さらに、実施例1では、損傷部位の写真画像が、損傷部位の位置を示す情報と関連付けて記憶されている。このため、損傷部位の状況をより具体的に確認することができる。なお、損傷部位を拡大した写真画像のみでは、部品全体における損傷部位の位置や、損傷(例えば亀裂)の大きさを確認することが困難な場合がある。実施例1においては、損傷部位の写真画像のみならず、ショベルの一部分の外形を示す画像と、損傷部位の位置を示すマーク72が記憶装置25に格納される。このため、ショベルの部品内における損傷部位の位置を容易に認識することができる。
[実施例2]
図10及び図11を参照して、実施例2によるショベル支援装置20について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図10に、ステップSA11(図2A)において、損傷部位の写真の入力を促すメッセージを表示した状態の表示画面21を示す。写真表示領域61に、「損傷部位の写真を入力してください。」というメッセージとともに、撮影すべき部分の外形を示す線図が表示される。この場合、撮影すべき部分の外形を示す線図が、損傷部位入力装置22aの機能の一部を担うことになる。また、写真表示領域61に表示された線図が、損傷部位の画像の撮影に適切ではないと思われる場合、例えば、損傷部位が写真表示領域61内に写らない場合、損傷部位の画像が小さくなりすぎる場合、損傷部位の画像が写真表示領域61からはみ出してしまう場合等には、表示画面21をスワイプ、ピンチイン、またはピンチアウトすることにより、写真表示領域61に表示された線図によって示される領域の大きさや、姿勢を調整することができる。
ステップSA12(図2A)において、保守作業員がショベル支援装置20に内蔵されたカメラで損傷部位を撮影する際に、カメラの視野内の画像が写真表示領域61に表示される。保守作業員は、写真表示領域61に表示されている画像が、撮影すべき部分の外形を示す線図に一致するように、カメラの位置及び姿勢を調整し、撮影を行う。
図11に、ステップSA13(図2A)において画像入力装置23を通して写真表示領域61に表示された写真画像を示す。その後、ステップSA16(図2B)において、写真表示領域61に表示された写真画像と、撮影すべき部分の外形を示す線図とが相互に関連付けられて、記憶装置25に格納される。写真表示領域61に表示された写真画像の向き及び倍率は、画像表示領域60に表示されているショベルの一部分の画像の向き及び倍率とほぼ一致する。このため、写真表示領域61に表示されている写真画像から、損傷(例えば亀裂)の寸法、形状、向き等を明確に確認することができる。
また、実施例2において、写真表示領域61内に表示された線図は、損傷部位を含む部品の少なくとも一部分の画像と考えることもできる。保守作業員は、画像表示領域60に表示されたショベルの外形を示す画像の代わりに、写真表示領域61内に表示された線図を利用することができる。このように、写真表示領域61が、画像表示領域60の機能を兼ねる構成とすることが可能である。写真表示領域61が、画像表示領域60の機能を兼ねる構成とした場合、表示画面21内に、写真表示領域61とは別に画像表示領域60を確保しなくてもよい。
[実施例3]
図12を参照して、実施例3によるショベル支援装置20について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図12に、ステップSA06(図2A)において、画像表示領域60にショベルの外形の画像のうち損傷部位を含む部分が拡大表示された状態の表示画面21を示す。実施例1では、ステップSA07(図2A)において、保守作業員は、拡大された画像71(図6)の、損傷部位に相当する位置をタップすることにより、損傷部位の場所を指定した。実施例3においては、損傷部位の位置に加えて、損傷の形状、例えば亀裂の形状が線画で指定される。図12においては、亀裂の形状が曲線76で示されている。損傷部位入力装置22aに静電容量方式のタッチパネルが用いられる場合には、亀裂の形状に沿って、指先で表示画面21をスワイプすることにより亀裂の形状が入力される。損傷部位入力装置22aに抵抗膜方式のタッチパネルが採用される場合には、ペンを用いて亀裂を描画することにより、亀裂の形状が入力される。
実施例3においては、損傷部位の位置のみならず、損傷の形状が指定される。このため、スワイプによって指定された損傷の形状、及び写真表示領域61に表示される損傷部位の写真画像に基づいて、損傷部位の位置及び形状を、より具体的に確認することができる。
[実施例4]
図13〜図20を参照して、実施例4によるショベル支援装置20について説明する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例4においては、管理装置40からショベル支援装置20に、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度が送信される。
図13に示すように、ショベル支援装置20は、ショベルの部品、例えばブームの余寿命の分布を、表示画面21に画像で表示する。余寿命が短い部分が、余寿命が長い部分より相対的に濃く表示されている。余寿命が、予め定義されている規定値より短い部分に、保守作業員に注意を促すマーク74が表示される。
予め設定されたメンテナンス時期が到来すると、ショベル支援装置20に余寿命の分布が表示されるようにしてもよい。保守作業員は、ショベルを点検する際に、表示画面21に表示された余寿命の分布を参考にし、余寿命の短い部分を重点的に点検することができる。これにより、点検作業の効率化、損傷の見逃しを防止することができる。また注意を促すマーク74が表示されることにより、保守作業員は、重点的に点検すべき箇所を容易に認識することができる。
次に、図14〜図20を参照して、余寿命の分布を算出する方法について説明する。
図14Aに、管理対象のショベル50の側面図を示す。下部走行体80に、上部旋回体81が搭載されている。上部旋回体81にブーム83が連結され、ブーム83にアーム85が連結され、アーム85にバケット87が連結されている。ブーム83、アーム85、及びバケット87によりアタッチメントが構成される。ブームシリンダ84がブーム83を駆動し、アームシリンダ86がアーム85を駆動し、バケットシリンダ88がバケット87を駆動する。
アタッチメントの姿勢センサとして、ブーム角度センサ、アーム角度センサ、バケット角度センサが備えられている。アタッチメントの荷重センサとして、ブームシリンダ84のシリンダ内の油圧(シリンダ圧力)を測定するブーム用圧力センサ、アームシリンダ86のシリンダ圧力を測定するアーム用圧力センサ、バケットシリンダ88のシリンダ圧力を測定するバケット用圧力センサが備えられている。なお、アタッチメントの姿勢センサとして、角度センサの代わりに、シリンダの伸縮量を測定する変位センサを用いることもできる。
図14Bに、ショベル50の平面図を示す。旋回モータ94が、下部走行体80に対して上部旋回体81を旋回させる。旋回モータ94には、電動モータまたは油圧モータが用いられる。旋回角センサ95が、旋回モータ94の回転軸の回転角を測定する。旋回角センサ95には、例えばレゾルバが用いられる。旋回角センサ95の測定結果に基づいて、上部旋回体81の旋回角θを算出することができる。ここで、旋回角θは、ブーム83等が下部走行体80の前方を向く姿勢を基準として、上部旋回体81が旋回した角度を意味する。なお、上部旋回体81の旋回動作に関わる物理量を測定するセンサとして、旋回角センサの代わりに加速度センサを用いることもできる。
図15に、管理装置40(図1)で実行される処理のフローチャートを示す。まず、ステップSB1において、処理装置44が、ショベル50(図14A、図14B)による作業中に繰り返される一連の動作の少なくとも1周期分の測定値を、アタッチメントの姿勢センサ、アタッチメントの荷重センサ、及び旋回角センサ95(図14B)から取得する。旋回角センサ95から、上部旋回体81の旋回角θ(図14B)が取得される。アタッチメントの姿勢センサ及び旋回角センサ95の検出値によって、ショベル50の姿勢が特定される。一連の動作のうち、アタッチメントの姿勢センサ、アタッチメントの荷重センサ、及び旋回角センサ95で測定値を取得する範囲は、オペレータが設定してもよい。
図16A〜図16Dに、ショベル50で繰り返される一連の動作の一例を示す。図16A〜図16Dは、それぞれ一連の動作の1周期内の各工程、具体的には掘削開始、持ち上げ旋回、排土、戻り旋回の各工程中の任意の時点におけるショベル50の姿勢を概略的に示す。ショベル50の運転時には、例えば、一連の動作が繰り返されることにより、図16A〜図16Dに示した姿勢が順番に出現する。
図17A〜図17Cに、それぞれショベル50の動作中におけるブームシリンダ84(図14A)内の油圧、アーム85(図14A)の先端の高さ、及び旋回角度の時間波形(時間変化)の一例を示す。図17Aに示した実線L1及びL2は、それぞれブームシリンダ84内のロッド側油圧及びボトム側油圧を示す。図17A〜図17Cにおいて、時刻t1は、図16Aに示した掘削開始に対応する。時刻t1からt2までの期間に、掘削が行われる。時刻t2からt3までの期間に、図16Bに示したブームの持ち上げ及び旋回の動作が行われる。時刻t3からt4までの期間に、図16Cに示した排土及び図16Dに示した戻り旋回の動作が行われる。一連の動作の繰返しに対応して、時刻t1からt4までの波形と近似する波形が周期的に現れる。
ステップSB2(図15)において、一連の動作の1周期内で、解析すべき複数の時刻(以下、「解析時刻」という。)を抽出する。一例として、図17Aに示したように、1周期内から、時刻t1〜t4の4個の解析時刻が抽出される。例えば、シリンダ内の油圧、旋回角度の時間波形のピーク、変曲点等の特徴的な時刻を、解析時刻として抽出する。抽出する解析時刻の個数を多くすると、解析精度が向上するが、解析に要する計算時間は長くなる。処理装置44(図1)が、図17A〜図17Cに示した時間波形に基づいて解析時刻を自動的に抽出するようにしてもよいし、オペレータが時間波形を観察して解析時刻を決定し、入力装置43(図1)から解析時刻を入力するようにしてもよい。
ステップSB3(図15)において、解析時刻の各々において、解析モデルを用い、ブーム、アーム等の部品の各々に加わっている応力の分布を算出する。応力の分布は、解析時刻ごとに決定されているショベルの特定の姿勢に基づいて計算される。すなわち、繰り返される一連の動作の1周期内に現れる種々のショベルの姿勢ごとに、ショベルの部品に加わっている荷重に基づいて、応力の分布を算出する。応力の分布の算出には、例えば有限要素法等の数値解析手法を適用することができる。このとき、ショベルの姿勢及びショベルの部品に加わる荷重が境界条件として用いられる。ここで、荷重はベクトルで表される。荷重の大きさ及び向きは、油圧シリンダ内の油圧、油圧シリンダの軸方向(アタッチメントの姿勢)、及び旋回角加速度により求まる。旋回角加速度は、旋回角θ(図14B)を2回微分することにより算出される。
図18に、ある解析時刻におけるブーム83に加わる応力の分布の算出結果を示す。応力は、解析モデルの各要素を構成する節点ごとに算出される。図18において、応力が相対的に大きな箇所が、相対的に濃い色で示されている。図18に示したような応力分布の解析結果が、解析時刻ごとに、かつ部品ごとに算出される。
図19に、ショベルの部品の1つの評価点Ep(図18)に加わる応力の時間波形の一例を示す。解析時刻t1〜t4の各々において応力が算出されている。図19に示した応力の時間波形は、ブーム83、アーム85、バケット87等の部品ごとに、複数の評価点(有限要素法を用いた場合には、複数の節点)について求められる。
ステップSB4(図15)において、各部品の評価点ごとに、累積損傷度を算出する。これにより、部品内における累積損傷度の分布が得られる。累積損傷度は、応力の時間変化から抽出される応力の極値に基づいて算出される。ここで、「累積損傷度」とは、繰り返される一連の動作中に受ける損傷を、1周期の期間にわたって累積したものである。以下、累積損傷度を算出する方法の一例について説明する。まず、図19に示した応力の時間波形の極大値と極小値とを検出する。極大値と極小値とに基づいて、応力が変動する範囲である応力範囲Δσを求めるとともに、応力範囲Δσごとの出現頻度を求める。応力範囲Δσiの出現頻度をniで表す。
図20に、S−N線図の一例を示す。例えば、図20に示したS−N線図では、応力範囲Δσiの疲労寿命(破断繰返し回数)がNi回である。累積疲労損傷則(別名、線形被害則)により、累積損傷度Dは、以下の式で表される。
Figure 0006017013
ステップSB5(図15)において、ステップSB4で算出された累積損傷度の算出値の、想定値に対する相対値(以下、単に「相対値」という。)を求める。累積損傷度の算出値が、累積損傷度の想定値と等しいとき、その相対値は「1」である。「累積損傷度の想定値」とは、部品の保証寿命(予め決められている目標とする寿命)から逆算した1周期あたりの累積損傷度を意味する。すなわち、1周期あたりの累積損傷度の算出値が、累積損傷度の想定値と等しい場合には、累積損傷度を算出したときと同一の動作を継続すると、保証寿命まで疲労破壊が生じることなく、部品を使用することができる。累積損傷度の算出値が想定値を超えている場合、想定値を超えた累積損傷度が蓄積された部品は、保証寿命に到達する前に疲労破壊に至る危険性が高いと判断される。
例えば、部品の保証寿命をTg(時間)とし、一連の動作の1周期あたりの平均時間をTp(時間)とすると、保証される繰り返し回数は、Tg/Tpで表される。累積損傷度の想定値は、この逆数、すなわちTp/Tgで表される。
ステップSB6(図15)において、部品の余寿命の分布を算出する。以下、余寿命の算出方法について説明する。管理装置40は、管理対象のショベル50の機体ごと、及び部品ごとに、機体の稼働開始時点から現時点までの累積損傷度の算出値の総和を算出する。今回のデータ収集の対象となる動作を開始するまでの過去の累積損傷度の総和は、記憶装置45(図1)に記憶されている。部品のある箇所の累積損傷度の算出値の総和が1になると、その箇所で破断が生じる。1から累積損傷度の算出値の総和を減算することにより、余寿命が求まる。
ステップSB7(図15)において、1周期分の動作で蓄積される累積損傷度の分布、累積損傷度の相対値の分布、累積損傷度の総和の分布、及び部品の余寿命の分布を、記憶装置45(図1)に記憶する。
記憶装置45に記憶されている余寿命の分布が、ショベル支援装置20(図1)に送信される。余寿命の分布に代えて、累積損傷度の総和の分布をショベル支援装置20(図1)に送信するようにしてもよい。
図13では、ショベル支援装置20に余寿命の分布が表示された例を示したが、累積損傷度の分布を時系列で表示するようにしてもよい。保守作業員は、時系列で表示される累積損傷度の分布から、大きな損傷を受けた運転が行われていた時期を知ることができる。これらの情報は、ショベルが損傷を受けた原因を分析する一助になり得る。保守作業員は、ショベルが損傷を受けた原因の推定結果に基づいて、作業現場の責任者や、運転者に、適切な指導を行うことが可能になる。
[実施例5]
次に、図21〜図27を参照して、実施例5によるショベル支援装置20について説明する。以下、実施例4との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
実施例5では、ショベル支援装置20(図2)が、管理装置40(図2)から、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値、累積損傷度の相対値、及び部品の外形を定義する三次元形状定義データを受信する。累積損傷度の算出値及び相対値は、それぞれ実施例4のステップSB4(図15)及びステップSB5(図15)で求められる。三次元形状定義データは、管理装置40の記憶装置45(図1)に予め記憶されている。ショベル支援装置20の処理装置24(図2)は、受信したデータに基づいて、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の分布を、表示画面21(図3)に画像として表示する。
図21に、ショベル支援装置20の表示画面21に表示される画像の一例を示す。ショベルの部品であるブーム83が画像として表示され、ブーム83に蓄積された累積損傷度の分布が、濃淡で示されている。図21では、累積損傷度の算出値が相対的に高い領域を、相対的に濃く示している。なお、累積損傷度の分布を、色分けして表示してもよい。
図18と図21とを対比すると、大きな応力が加わっている箇所の累積損傷度が高いとは限らないことがわかる。累積損傷度は、材料、肉厚、溶接の有無等の条件に依存する。例えば、図21に示した例では、溶接されている箇所の累積損傷度が大きくなっていることがわかる。
さらに、表示画面21に、累積損傷度の相対値を示すインジケータ27が表示される。インジケータ27には、表示画面21に表示された部品(図21においてはブーム83)の各評価点で算出された累積損傷度の相対値のうち最も高い値が表示される。
インジケータ27は、例えば縦方向に並んだ複数の長方形パターンを含む。各長方形パターンは、一例として発光ダイオードを表している。複数の長方形パターンの高さ方向の位置が、累積損傷度の相対値に対応する。累積損傷度の相対値に対応する高さより低い位置の長方形パターンを点灯させることにより、累積損傷度の相対値が表示される。
累積損傷度の想定値に対応する高さ、すなわち高さ「1」よりも高い位置の長方形パターンは、それよりも低い位置の長方形パターンとは異なる色に点灯する。例えば、累積損傷度の想定値に対応する高さよりも低い位置の長方形パターンは緑色に点灯し、累積損傷度の想定値に対応する高さより高い位置の長方形パターンは赤色に点灯する。このように、色分けして点灯させることにより、部品に想定値を超えた累積損傷度が加わっていることを、容易に認識することができる。
累積損傷度の想定値に対応する高さよりも低い位置の長方形パターンの点灯する色を、さらに複数の色にしてもよい。例えば、高さ0から0.5までの長方形パターンを緑色に点灯させ、高さ0.5から1までの長方形パターンを黄色に点灯させてもよい。
処理装置24(図1)は、さらに、表示画面21に表示された部品を表す画像のうち、累積損傷度の相対値が「1」を超えた部分に、注意喚起マーク28を表示する。これにより、想定値を超えた累積損傷度が蓄積された箇所を容易に特定することができる。
図22に、ブーム83(図21)の一部分、例えばブームシリンダ84(図14A)に接続される部分が拡大されて表示された例を示す。処理装置24(図1)は、図21に示した表示画面21に表示された部品の一部分が選択されると、図22に示したように、選択された部分を拡大して表示する。拡大表示したい部分の選択は、例えば、拡大表示したい部分をタップすることにより行われる。部品の一部分を拡大表示することにより、累積損傷度の、より詳細な分布を知ることができる。
図23に示すように、部品の全体図と、選択された部分の拡大図とを、並べて表示してもよい。
図24を参照して、部品の全面を表示させる方法について説明する。ブーム83(図14A)は、上面、底面、及び一対の側面を含む。図21に示したように、表示画面21にブーム83の斜視図を表示する場合、ブーム83の4面のうち2面しか表示されない。
図24に矢印で示したように、表示画面をスワイプすると、表示画面21に表示されている部品が回転し、その姿勢が変化する。これにより、ブーム83の4面の全てを表示させることができる。
図25に示すように、部品の異なる面が現れた2つの画像を表示してもよい。図25に示した例では、上側の画像に、ブーム83の上面と第1の側面とが表示され、下側の画像に、ブーム83の底面と第1の側面とが表示されている。なお、第1の側面と、その反対側の第2の側面とに加わる累積損傷度の分布は、近似していると考えられる。このため、一対の側面のうち、一方の第1の側面のみを表示させてもよい。
図26に、ショベルの部品とともに、一連の動作におけるショベルの姿勢の変化が時系列で表示された例を示す。ショベルの姿勢の変化を表す情報は、ショベル支援装置20(図1)が管理装置40(図1)から受信する。図26では、表示画面の上側に、部品の画像が表示され、下側に、ショベルの姿勢の変化が時系列で表示されている。ショベルの姿勢の変化から、部品の画像に濃淡で表示された累積損傷度が、どのような動作を行っているときに蓄積されたものであるかを容易に認識することができる。
実施例5では、累積損傷度を表示する部品の例として、ブーム83(図1)を取り上げたが、その他の部品に加わる累積損傷度を表示することも可能である。例えば、アーム85(図1A)に加わる累積損傷度の分布を表示するようにしてもよいし、ブーム83及びアーム85からなるアタッチメントの累積損傷度の分布を表示するようにしてもよい。
実施例5では、管理装置40(図2)と通信を行うショベル支援装置20に、ショベルの状態が表示された。管理装置40の出力装置42(図1)に、ショベルの状態を表示させることも可能である。
実施例5では、累積損傷度を算出する機能を管理装置40(図1)に持たせ、累積損傷度の分布を表示する機能をショベル支援装置20(図2)に持たせた。他の例として、累積損傷度を算出する機能を、ショベル支援装置20に持たせてもよい。
この場合、管理装置40は不要であり、ショベル支援装置20が、直接ショベル50(図1)と通信を行う。ショベルに取り付けられた荷重センサ、姿勢センサ、旋回角センサ95(図1B)で測定された測定値が、繰り返される一連の動作の少なくとも1周期にわたって、ショベル支援装置20で受信される。ショベル支援装置20は、受信された測定値に基づいて、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度を算出する。累積損傷度の算出方法は、図15に示した管理装置40(図1)が行う算出方法と同一である。
[実施例6]
次に、図27〜図30を参照して、実施例6によるショベル支援装置について説明する。以下、実施例1との相違点に着目して説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例1では、図3に示した状態で1つのショベルを選択すると、図4に示したように、損傷部位及び損傷状況を入力する画面が表示された。実施例6では、損傷部位及び損傷状況の他に、作業現場カテゴリ及び作業内容カテゴリを入力する画面が表示される。
図27に、ショベル支援装置20の表示画面21に表示された画像の一例を示す。発生日表示領域62、現在位置表示領域63、機体識別情報表示領域64、及びアワーメータ表示領域65の表示内容は、図4に示した実施例1によるこれらの領域の表示内容と同一である。さらに、作業現場カテゴリ入力領域100、作業内容カテゴリ入力領域110、及び損傷部位カテゴリ入力領域120が表示される。
保守作業員が損傷部位カテゴリ入力領域120を選択すると、図4に示した損傷情報レポートの雛形が表示される。損傷部位カテゴリ入力領域120の選択は、その領域をタップすることにより行われる。その後の入力手順は、実施例1による手順と同一である。
図28に、保守作業員が、図27の状態において作業現場カテゴリ入力領域100を選択したときに表示画面21に表示される画像を示す。表示画面21に、作業現場カテゴリ入力欄101、作業現場画像入力欄102、及び登録ボタン103が表示される。保守作業員は、作業現場カテゴリ入力欄101に、損傷が発生しているショベルが稼働している作業現場のカテゴリを入力する。作業現場カテゴリには、例えば「鉱山」、「鉱山(石炭)」、「採石場」、「都市土木」、「林業」等が含まれる。作業現場カテゴリは、キーボードから入力するようにしてもよいし、一覧表から選択するようにしてもよい。保守作業員は、例えば、作業現場カテゴリ入力欄101に「鉱山(石炭)」を入力する。作業現場カテゴリには、「鉱山」のように、作業現場の種類のみではなく、「鉱山(石炭)」のように、作業の対象物(例えば鉱石)の種類(例えば石炭)を付記的に入力することも可能である。
保守作業員が作業現場画像入力欄102をタップすると、ショベル支援装置20が、作業現場の画像を撮像可能な状態になる。保守作業員は、ショベル支援装置20の画像入力装置23(図1)を用いて作業現場を撮影する。撮影された写真画像が、作業現場画像入力欄102に表示される。図28では、露天掘りの現場の写真画像が撮影された例を示している。撮影された画像は、画像データとして、損傷部位を示す情報と関連付けて、記憶装置25(図1)に記憶される。作業現場の画像として、静止画に代えて動画を取り込むようにしてもよい。保守作業員が登録ボタン103をタップすると、図27の状態に戻る。なお、作業現場カテゴリ入力領域100には、既に入力された作業現場カテゴリ及び作業現場の画像が表示される。
図29に、保守作業員が、図27の状態において作業内容カテゴリ入力領域110を選択したときに表示画面21に表示される画像を示す。表示画面21に、作業内容カテゴリ入力欄111、作業内容画像入力欄112、及び登録ボタン113が表示される。保守作業員は、作業内容カテゴリ入力欄111に、損傷が発生しているショベルで行われている作業内容を入力する。作業内容カテゴリには、例えば「掘削」、「均し」、「積み込み」、「伐採」等が含まれる。作業内容カテゴリは、キーボードから入力するようにしてもよいし、一覧表から選択するようにしてもよい。保守作業員は、例えば、作業内容カテゴリ入力欄111に「積み込み」を入力する。
保守作業員が作業内容画像入力欄112をタップすると、ショベル支援装置20が、作業内容の動画を撮像可能な状態になる。保守作業員は、ショベル支援装置20の画像入力装置23(図1)を用いて作業中のショベルの動画を撮影する。撮影された動画が、作業内容画像入力欄112に表示される。図29では、ショベルで鉱石をダンプカーに積み込んでいる作業の動画が再生されている例を示している。保守作業員が登録ボタン113をタップすると、図27の状態に戻る。
図30に、すべての情報の入力が完了した状態の表示画面21に表示される画像を示す。作業現場カテゴリ入力領域100に、作業現場カテゴリ、及び作業現場の画像が表示され、作業内容カテゴリ入力領域110に、作業内容カテゴリ、及び作業中のショベルの動画が表示され、損傷部位カテゴリ入力領域120に、損傷部位カテゴリ、及び損傷部位の画像が表示される。撮影された動画は、動画データとして、損傷部位を示す情報と関連付けて、記憶装置25(図1)に記憶される。この動画データは、記憶装置25(図1)に記憶されている画像データに含まれる。このように、画像入力装置23(図1)は、静止画及び動画を含む画像データの入力装置としての機能を有する。
作業内容カテゴリと、損傷部位を示す情報とは、直接的に関連付けてもよいし、間接的に関連付けてもよい。間接的に関連付けを行う場合には、作業内容カテゴリと機体識別情報とを、直接的に関連付け、損傷部位を示す情報と機体識別情報とを、直接的に関連付ける。これにより、作業内容カテゴリと損傷部位を示す情報とが、機体識別情報を介して間接的に関連付けられる。
保守作業員が最終登録ボタン68をタップすると、入力された内容が管理装置40(図1)に送信される。管理装置40は、損傷部位等の情報を、作業現場カテゴリや作業内容カテゴリと関連付けて記憶する。
損傷部位等の情報が、作業現場カテゴリや作業内容カテゴリと関連付けてデータベース化されるため、作業現場及び作業内容ごとに、発生しやすい損傷を予想することができる。これにより、保守点検時に、対象のショベルが稼働する作業現場や。対象のショベルの作業内容に応じて、損傷が発生しやすい箇所を重点的に点検し、点検精度を高めることができる。さらに、ショベルが稼働する作業現場や、ショベルの作業内容に応じて、そのショベルの損傷のが発生しやすい箇所を予測し、損傷が発生しやすい箇所を事前に補強しておくことが可能なる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
上述の実施例に基づき、以下の付記に記載された発明を開示する。
(付記1)
表示画面と、
ショベルの損傷部位の情報を入力するための文字情報入力装置と、
画像データを入力するための画像入力装置と、
処理装置と、
記憶装置と
を有し、
前記処理装置は、前記画像入力装置を通して入力された前記画像データを、前記文字情報入力装置を通して入力された損傷部位の情報と関連付けて、前記記憶装置に格納するショベル支援装置。
(付記2)
前記表示装置には、管理対象のショベルの機体識別情報が表示され、前記機体識別情報と同時に、前記画像入力装置を通して入力された前記画像データが表示される付記1に記載のショベル支援装置。
20 ショベル支援装置
21 表示画面
22a 損傷部位入力装置
22b 文字情報入力装置
23 画像入力装置
24 処理装置
25 記憶装置
26 通信装置
27 インジケータ
28 注意喚起マーク
40 管理装置
41 通信装置
42 出力装置
43 入力装置
44 処理装置
45 記憶装置
50 ショベル
51 通信装置
52 GPS端末
53 通信網
60 画像表示領域
61 写真表示領域
62 発生日表示領域
63 現在位置表示領域
64 機体識別情報表示領域
65 アワーメータ表示領域
66 損傷部位表示領域
67 損傷状況表示領域
68 最終登録ボタン
69 次の損傷情報入力ボタン
70 丸記号
71 拡大された画像
72 損傷部位を示すマーク
73 亀裂
74 保守作業員に注意を促すマーク
76 亀裂の形状を示す曲線
80 下部走行体
81 上部旋回体
83 ブーム
84 ブームシリンダ
85 アーム
86 アームシリンダ
87 バケット
88 バケットシリンダ
94 旋回モータ
95 回転角センサ
100 作業現場カテゴリ入力領域
101 作業現場カテゴリ入力欄
102 作業現場画像入力欄
103 登録ボタン
110 作業内容カテゴリ入力領域
111 作業内容カテゴリ入力欄
112 作業内容画像入力欄
113 登録ボタン
120 損傷部位カテゴリ入力領域

Claims (17)

  1. 表示画面と、
    ショベルの損傷部位の位置を示す情報を入力するための損傷部位入力装置と、
    画像データを入力するための画像入力装置と、
    処理装置と、
    記憶装置と
    を有し、
    前記処理装置は、
    前記画像入力装置を通して入力された画像を前記表示画面の一部の領域に表示するとともに、前記画像入力装置を通して入力された画像とは別のショベルの外形の画像の特定の箇所を指定することによって、前記損傷部位入力装置を通して入力された損傷部位の位置を示す情報と、前記画像入力装置を通して入力された画像データとを関連付けて、前記記憶装置に格納するショベル支援装置。
  2. 前記損傷部位入力装置は、
    前記表示画面の一部の領域である画像表示領域と、
    前記表示画面内の位置を指定する位置指定装置と
    を含み、
    前記処理装置は、
    前記画像表示領域に、ショベルの外形の画像を表示し、
    前記位置指定装置により前記画像表示領域内の位置が指定されると、前記画像表示領域に表示されているショベルの外形の画像のうち、指定された位置に対応する箇所を、ショベルの損傷部位として認識する請求項1に記載のショベル支援装置。
  3. 前記表示画面及び前記位置指定装置は、画像表示機能と位置指定機能との両方を有するタッチパネルにより構成される請求項2に記載のショベル支援装置。
  4. 前記処理装置は、前記画像表示領域を通して損傷部位が指定されると、前記画像表示領域に表示されているショベルの外形の画像内の、損傷部位に相当する位置にマークを表示する請求項2または3に記載のショベル支援装置。
  5. 前記処理装置は、前記画像表示領域を通して損傷部位の位置が指定されると、指定された損傷部位の名称を、前記表示画面の一部の領域に文字で表示する請求項2または3に記載のショベル支援装置。
  6. さらに、通信装置を有し、
    前記処理装置は、さらに、
    前記通信装置を通して、管理対象のショベルから、当該ショベルの現在位置情報を受信し、
    受信した現在位置情報を、前記表示画面の一部の領域に表示する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のショベル支援装置。
  7. 前記処理装置は、さらに、
    前記通信装置を通して、管理対象のショベルの機体識別情報を、該ショベルから受信し、
    受信した機体識別情報を、前記表示画面の一部の領域に表示する請求項6に記載のショベル支援装置。
  8. 前記処理装置は、さらに、管理対象のショベルが稼働している作業現場のカテゴリ、及び管理対象のショベルの作業中の動画を、前記損傷部位の位置を示す情報と関連付けて、前記記憶装置に格納する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のショベル支援装置。
  9. 前記処理装置は、さらに、前記損傷部位入力装置を通して損傷部位が入力された後、前記画像入力装置を通した損傷部位の画像の入力を促すメッセージを前記表示画面に表示する請求項1乃至8のいずれか1項に記載のショベル支援装置。
  10. 表示画面と、
    ショベルの損傷部位の位置を示す情報を入力するための損傷部位入力装置と、
    画像データを入力するための画像入力装置と、
    処理装置と、
    記憶装置と、
    通信装置と
    を有し、
    前記処理装置は、
    前記画像入力装置を通して入力された画像を前記表示画面の一部の領域に表示するとともに、前記損傷部位入力装置を通して入力された損傷部位の位置を示す情報と、前記画像入力装置を通して入力された画像データとを関連付けて、前記記憶装置に格納するとともに、
    前記通信装置を通して、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を表すデータを受信し、受信した前記データに基づいて、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を、前記表示画面に画像として表示させるショベル支援装置。
  11. 前記処理装置は、
    前記通信装置を通して、前記累積損傷度を算出したときのショベルの姿勢の変化を表す情報を受信し、
    前記部品と共に、前記ショベルの姿勢の変化を画像として表示する請求項10に記載のショベル支援装置。
  12. 前記処理装置は、さらに、前記部品の余寿命の分布を、前記表示画面に画像として表示する請求項10に記載のショベル支援装置。
  13. 前記画像入力装置は、動画を撮影する機能を有し、
    前記処理装置は、前記画像入力装置を通して入力された動画を前記表示画面の一部の領域に表示するとともに、前記損傷部位入力装置を通して入力された損傷部位の位置を示す情報と、前記画像入力装置を通して入力された動画データとを関連付けて、前記記憶装置に格納する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のショベル支援装置。
  14. さらに、通信装置を有し、
    前記処理装置は、前記損傷部位入力装置を通して入力された損傷部位の位置を示す情報と、前記画像入力装置を通して入力された動画データとを関連付けて、前記通信装置を通して管理装置に送信する請求項13に記載のショベル支援装置。
  15. ショベル支援装置に、ショベルの外形の画像の特定の箇所を指定することによって、ショベルの損傷部位の位置を示す損傷位置情報を入力する工程と、
    前記ショベル支援装置に、ショベルの外形の画像とは別の前記損傷部位の画像を入力し、入力された前記損傷部位の画像を表示する工程と、
    前記ショベル支援装置が、入力された前記損傷位置情報と、前記損傷部位の画像とを関連付けて記憶装置に記憶する工程と
    を有するショベル支援方法。
  16. 前記損傷位置情報を入力する工程は、
    前記ショベル支援装置がショベルの外形の画像を表示する工程と、
    表示された前記ショベルの外形の画像に基づいて、前記損傷部位の位置を指定する工程と
    を含む請求項15に記載のショベル支援方法。
  17. ショベル支援装置に、ショベルの損傷部位の位置を示す損傷位置情報を入力する工程と、
    前記ショベル支援装置に、前記損傷部位の画像を入力する工程と、
    前記ショベル支援装置が、入力された前記損傷位置情報と、前記損傷部位の画像とを関連付けて記憶装置に記憶する工程と
    を有し、
    さらに、
    前記ショベル支援装置が、管理装置から、ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を表すデータを受信する工程と、
    前記ショベル支援装置が、受信したデータに基づいて、前記ショベルの部品に蓄積された累積損傷度の算出値の分布を、表示画面に画像として表示する工程と
    を有するショベル支援方法。
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