JP6014684B2 - 非燃焼吸引型たばこ製品用香味源及び非燃焼吸引型たばこ製品 - Google Patents

非燃焼吸引型たばこ製品用香味源及び非燃焼吸引型たばこ製品 Download PDF

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Description

本発明は、燃焼を伴わずに香味を吸引することを可能とする非燃焼吸引型たばこ製品用香味源及び非燃焼吸引型たばこ製品に関する。
近年、煙の発生を抑制するために、燃焼を伴わずに香味を吸引することを可能とする非燃焼吸引型たばこ製品が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、非燃焼吸引型たばこ製品用の香味源としての煙草成形体の製造方法が開示されている。特許文献1の製造方法は、粉粒状のたばこ原料に結合剤を混合する工程と、混合されたたばこ原料及び結合剤に圧力をかける工程とを有する。特許文献1に記載の製造方法によれば、粉粒状のたばこ原料を結合剤によって固めて、通気性を有し且つ一定形状に成形された煙草成形体を得ることができる。
また、ユーザの好みに対応するため、メンソールを含有した非燃焼吸引型たばこ製品が提供されている。メンソールを含有した非燃焼吸引型たばこ製品は、例えば、一定形状に成形された煙草成形体にメンソール溶液を添加することによって製造される。また、非燃焼吸引型たばこにおいては、煙草成形体等の香味源の燃焼を伴わずに、メンソールをユーザの吸引に伴い香味源を通過する空気に付与する必要がある。よって、十分なメンソール香味をユーザに送達するためには、非燃焼吸引型たばこにおけるたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率は、紙巻シガレット等の燃焼吸引型たばこにおけるたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率と比べて高い必要がある。
しかし、たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率が高いと、一旦煙草成形体に浸透したメンソールが煙草成形体や吸引ホルダの表面に析出することがある。メンソールが煙草成形体や吸引ホルダの表面に析出すると、たばこ製品の見た目が悪化したり、ユーザが把持した際に析出したメンソールが手に付着し違和感が生じたりするおそれがある。
特公平6−9497号公報
本発明者は、鋭意実験及び検討を行った結果、結合剤の違いによってメンソールの析出量が変化することがわかった。より詳細には、結合剤の溶解度パラメータと結合剤の溶解度パラメータとの関係に応じて、メンソールの析出が変化することがわかった。
本発明に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、このような知見に基づいてなされたものである。第1の特徴は、粉粒状のたばこ原料と、前記たばこ原料を結合する結合剤と、メンソールと、を有し、熱溶着によって成形された非燃焼吸引型たばこ製品用香味源であって、前記たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率は、0.15以上であって、前記結合剤の溶解度パラメータと前記メンソールの溶解度パラメータとの差が、2.0以下であることを要旨とする。
第2の特徴は、第1の特徴に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源と、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、を有する非燃焼吸引型たばこ製品であって、前記ホルダ内で前記香味源を支持し、前記ホルダ内での前記香味源の露出面積を前記吸引ホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させる支持装置を備えることを要旨とする。
第3の特徴は、第1の特徴に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を有する非燃焼吸引型たばこ製品であって、一対の主面を有する板状形状を有し、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の燃焼を伴わずに加熱するための熱源と、前記熱源及び前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、を備え、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、一対の主面を有する板状形状を有し、前記熱源及び前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、前記熱源が有する一方の主面と前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源が有する一方の主面とが対向するように前記ホルダ内で積層されており、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源内に空気を導入する導入領域と、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源内から空気を導出する導出領域とを有しており、前記導入領域及び前記導出領域は、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源が有する面のうち、前記熱源と対向する主面以外の面に設けられていることを要旨とする。
第4の特徴は、第1の特徴に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源と、前記香味源を加熱する熱源と、前記香味源及び前記熱源を保持するホルダとを備える非燃焼型香味吸引器であって、前記熱源は、潜熱蓄熱材を含むことを要旨とする。
図1は、第1の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の概略斜視図である。 図2は、図1に示す非燃焼吸引型たばこ製品用香味源のA−A断面図である。 図3は、第2の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品を示す断面図である。 図4は、図3のB−B線に沿う断面図である。 図5は、第3の実施形態の非燃焼吸引型たばこ製品を一部破断して示した斜視図である。 図6は、図5の非燃焼吸引型たばこ製品の管体が変形されることを示した図である。 図7は、管体が変形された後の非燃焼吸引型たばこ製品の縦断面図である。 図8は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品の斜視図である。 図9は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品の斜視図である。 図10は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品の短手方向における断面図である。 図11は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品の長手方向における断面図である。 図12は、第4実施形態に係る開口した蓋を有する非燃焼吸引型たばこ製品の斜視図である。 図13は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品に非燃焼吸引型たばこ製品用香味源と熱源とが挿入されている場合における、空気の流路を示した図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の構成
図1及び図2に基づいて、第1の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の概略斜視図である。図2は、図1に示す非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1のA−A断面図である。
非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、板状形状に成形されており、長手方向L、短手方向S及び厚み方向Tを有する略直方体形状である。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、たばこ原料を有するたばこ成形体10と、たばこ成形体10を挟んで配置される一対の不織布20と、を有する。
たばこ成形体10は、たばこ原料、結合剤、及びメンソールを有する。たばこ原料は、成形される前の状態において粉粒状である。たばこ成形体10は、粉粒状のたばこ原料が結合剤によって結合されている。結合剤については、後述にて詳細に説明する。
たばこ原料の重量に対する結合剤の比率は、0.5以上かつ3.0以下である。たばこ原料の重量に対する結合剤の比率が0.5未満の場合には、たばこ原料を確実に固定できないおそれがあり、また、十分なメンソール量を保持できないおそれがある。たばこ原料の重量に対する結合剤の比率が3.0より大きい場合には、香味源が厚くなり過ぎたり、通気性が低下したりするおそれがある。
メンソールは、板状形状に成形されたたばこ原料に添加されている。たばこ成形体へのメンソールの添加方法は、種々の方法を用いることができ、例えば、メンソールをエタノールなどの公知の溶媒に溶かしたメンソール溶液をたばこ成形体に直接噴霧することができる。図示しないが、メンソールは、たばこ成形体10の表面のみならず、内部に浸透している。
たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率は、0.15以上である。本実施の形態の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、燃焼を伴わずにメンソールをユーザに付与するため、一般的な非燃焼吸引型たばこ製品用香味源よりも、たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率が高い。例えば、燃焼吸引型たばこにおけるたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率は、0.01程度である。このメンソール重量は、後述する製造過程を経た後、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1に残存するメンソールの重量である。
たばこ成形体10は、通気性を有しており、ユーザの吸引によって空気が導入された際に、たばこ原料の香味が付与された空気が通過できるように構成されている。不織布20は、通気性を有し、たばこ成形体の対向する一対の面を覆うように配置されている。通気性は、吸引された空気がたばこ製品用香味源1の内部を通過し、たばこ原料及びメンソールの香味成分をユーザにデリバリできるように構成されていればよい。
このように構成された非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の使用方法としては、ユーザが非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の長手方向Lの端部を吸引口として香味成分を吸引してもよいし、第2実施形態から第4実施形態に示すホルダ等に収容し、ホルダに設けられた吸引口を介して空気を吸引してもよい。より好ましくは、ホルダを介して吸引するように構成することが望ましい。更に、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、加熱を伴わずに香味成分をユーザに付与するように構成されていてもよいし、電熱や化学反応熱または炭質材料等の燃焼などによって発熱する熱源によって香味源の燃焼を伴うことなく加熱されることにより、香味成分をユーザに付与するように構成されていてもよい。例えば、熱源として潜熱(結晶化熱或いは凝固熱)による発熱反応を利用する潜熱蓄熱材を用いることで、熱源を繰り返し使用することができ、かつ簡便な構成の香味吸引器を実現できる。
なお、本実施形態の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、通気性を有する不織布20を備えているため、不織布20によってたばこ成形体10の表面を保護することができる。よって、通気性を担保したうえでたばこ原料がたばこ成形体10から崩れて分離することを抑制できる。また、通気性を有し、たばこ成形体10を保持できる素材であれば、不織布に限らず好適に採用できる。
(2)非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の製造方法
次いで、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の製造方法の一例について説明する。第1工程として、粉粒状のたばこ原料と結合剤を混合する。第2工程として、第1工程において混合されたたばこ原料と結合剤を、不織布20によって挟む。第3工程において、熱溶着によって一定形状に成形する。この熱溶着によって、たばこ成形体10と不織布20を一体化して成形できる。第4工程において、第3工程で成形した成形体にメンソールを溶かしたメンソール溶液を噴霧し、またはメンソールを溶かしたメンソール溶液に成形体を含浸させて、成形体全体にメンソールを浸透させる。
また、得られた成形体は、裁断等の方法によって、所望のサイズ、形状とすることができる。さらに、成形体の周縁部において両面の不織布を熱溶着してもよい。これによって、成形体の周縁部からたばこ原料が脱落することを防止することができる。ここで、例えば溶断などの方法により、両面の不織布が溶着可能となるよう熱をかけながら裁断してもよい。これによって、裁断と同時に周縁部の熱溶着を行うことができ、製造工程を簡略化できる。
この製造方法によれば、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1全体にメンソールが添加された非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を得ることができる。熱溶着によってたばこ原料等を含むたばこ成形体を成形しつつ不織布を溶着でき、製造工程を簡略化できる。なお、本実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の製造方法は、熱溶着によってたばこ原料を結合剤を介して結合できるものであればよく、上記方法に限定されない。
また、たばこ原料が、炭酸塩又は炭酸水素塩のうちの少なくとも一方を含む添加剤を含んでいてもよい。炭酸塩又は炭酸水素塩のうちの少なくとも一方を含む添加剤によって、たばこ成形体の製造過程においてpH調整処理を行うことができる。pH調整処理において、アルカリ性pHまで、例えば、8.0〜11.0まで、より好ましくは、9.0〜10.0まで、たばこ原料のpHを上昇させる。また、かかるpH調整剤を、水溶液として添加することで、たばこ原料における含水率及びpHを同時に調整することができ、処理時間を短縮することができる。
(3)結合剤
次いで、たばこ成形体10に含まれる結合剤について詳細に説明する。本発明に使用される結合剤は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂からなり、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が2.0以下である。具体的には、結合剤は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリウレタン、ポリアミド、及びそれらの組み合わせより成る群から選択される。
溶解度パラメータは、物質の溶解性、親水・疎水性を表わす物質固有のパラメータである。溶解度パラメータは、1cmの液体が蒸発するために必要な蒸発熱の平方根(cal/cm3)1/2として定義され、例えば、Hildebrandの方法Fedorsの方法などにより算出される。また、本実施の形態では、以下の式に基づき、SI単位系(Mpa 1/2)に変換した値を示す。2.046(Mpa1/2)=1.00(cal/cm1/2
具体的には、本実施形態におけるメンソールの溶解度パラメータは、18.8である。本実施形態におけるエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)の溶解度パラメータは、18.0〜19.2であり、ポリビニルアルコール(PVA)の溶解度パラメータは、19.2であり、ポリウレタンの溶解度パラメータは、20.5であり、ポリアミドの溶解度パラメータは、19.4である。
なお、本実施形態では、結合剤として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのエチレン系共重合体、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリウレタン、ポリアミド、及びそれらの組み合わせより成る群を例示しているが、本発明に係る結合剤は、これに限定されず、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が2.0以下の結合剤を用いることができる。
エチレン系共重合体としては、例えば、1.EMMA:エチレン・メチルメタクリレート共重合体(住友化学社製「アクリフトCM4013」)、溶解度パラメータ:18.6〜19.2、2.EEA:エチレン・エチルアクリレート共重合体(三井デュポンケミカル社製「エバフレックスEEA−A709」)、溶解度パラメータ:19.2、3.EMAGMA:エチレン・メタクリレート・グリシジルメタクリレート共重合体(住友化学社製「ボンドファースト7L」)、溶解度パラメータ:18.4〜19.4、4.EEAMAH:エチレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸共重合体(住友化学社製「ボンダインAX−8390」)、溶解度パラメータ:18.4〜19.4、5.EVA:エチレン・酢酸ビニル共重合体(三井デュポンケミカル社製「エバフレックスEV150」)、溶解度パラメータ:18.0〜19.2を用いて、上記各種のエチレン系共重合体をオレフィン系熱可塑性エラストマーに種々の比率で添加、混練し、ペレタイザーでペレット化したものを用いることができる。
また、ポリビニルアルコールとして、自体公知の方法により変性させた変性PVAを用いてもよく、また、本発明の目的を損なわない限りにおいて、PVAを主成分とする共重合体であってもよい。
メンソールは、揮発性香料であり、保存経過時間の増加や保存期間中の温度上昇に伴いたばこ成形体から揮発し易い。また、一般的に、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、箱等のパッケージ内に封入されている。よって、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が多量のメンソールを含む場合、揮発したメンソールはパッケージ内で容易に飽和濃度に達してしまうため、続く温度変化などの影響により、一旦揮発したメンソールが、パッケージ内で非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の表面などに析出し易い。しかし、本実施形態の結合剤は、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が、2.0以下であることにより、メンソールと結合剤の親和性が高いため、保存時において、たばこ成形体からのメンソールの揮発を抑制することができる。よって、メンソールがパッケージ内で析出し難くなる。したがって、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1に十分な量のメンソールを担持させることができ、ユーザに対して安定的にメンソールを付与することができる非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を得ることができる。
また、結合剤としてEVAをより好適に用いることができる。EVAは、融点が低いため熱溶着し易い。よって、EVAを用いることにより製造効率を向上できる。
(4)非燃焼吸引型たばこ製品
次いで、上述の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を有する非燃焼吸引型たばこ製品について説明する。
(4.1)第2の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品
図3及び図4は、第2の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品101を示す図である。図3は、第2の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品を示す断面図である。図4は、図1のB−B線に沿う断面図である。第2の形態に係る非燃焼吸引型たばこ101は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、ホルダ内で香味源1を支持し、ホルダ内での香味源の露出面積をホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させる支持装置と、を備える。
支持装置は、ホルダ内にて香味源を支持する一方、空気流路を先端側の上流区域と吸い口端側の下流区域とに非燃焼吸引型たばこ製品用香味源によって仕切り且つ上流区域及び下流区域の少なくとも一方に面する香味源の露出面積をホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させるように構成されている。
非燃焼吸引型たばこ製品101は、合成樹脂製のホルダとしての吸引ホルダ30を備えている。ホルダは、長手軸線、先端及び吸い口端としての後端を有する一方、その内部に先端側から取り入れた外気を前記吸い口端まで導く空気流路を規定する。この吸引ホルダ30は、中空円筒形状をなし、開口した基端及び閉塞された先端壁を有し、吸引ホルダ30の基端は、吸い口端31を形成している。吸引ホルダ30の内部には半円形の仕切り壁32が形成されており、この仕切り壁32は吸引ホルダ30の軸線方向でみて中央よりも吸い口端31側に位置付けられている。仕切り壁32は、吸引ホルダ30の内周面から突出して、その横断面の約半分に相当する領域を閉塞する。更に、吸引ホルダ30の内周面には一対のリブ33が形成されている。これらリブ33は、吸引ホルダ30の長手軸線を挟んで配置され、仕切り壁32の内縁端から吸引ホルダ30の先端壁まで吸引ホルダ30の長手軸線と平行に延びている。
前述したリブ33上には、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が配置されている。詳しくは、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、吸引ホルダ30の長手軸線に沿い、吸引ホルダ30の先端壁から仕切り壁32に至るまで延び、吸引ホルダ30の内径にほぼ等しい幅を有する。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び仕切り壁32は、吸引ホルダ30の内部を上流区域35及び下流区域36に区分する。上流区域35は、吸引ホルダ30の先端壁、仕切り壁32、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び先端壁から仕切り壁32に亘る吸引ホルダ30の内周面によって囲まれてり、下流区域36は、吸引ホルダ30の先端壁から吸い口端31まで延びている。詳しくは、下流区域36は、上流区域35に沿って延び、半円形の横断面を有したフロント流路と、このフロント流路から吸い口端31まで延びる円形の横断面を有したリア流路とを有する。従って、上流区域35に面する非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の露出面積は吸引ホルダ30の内径によって規定される横断面積よりも十分に広い。
更に、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、その両側縁が一対のリブ33に支持された状態で、これらリブ33に固定され、上流区域35内にて移動不能である。すなわち、リブ33は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の支持装置として機能している。それ故、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が上流区域35に配置された状態にあるとき、図3及び図4から明らかなように、吸引ホルダ30の周壁と非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1との聞には所定のスペース37が吸引ホルダ30の先端壁から仕切り壁32に亘って確保されていることに留意すべきである。
更に、上流区域35を形成する吸引ホルダ30の周壁には外気導入口38が分布して形成され、これら外気導入口38は、上流区域35を吸引ホルダ30の外部と連通させている。それ故、吸引ホルダ30は、外気導入口38から上流区域35及び下流区域36を経て吸い口端31に至る空気流路39を有する。
上述した非燃焼吸引型たばこ製品101によれば、ユーザが吸引ホルダ30の吸い口端31から吸気したとき、図3中の矢印で示されるように、外部の空気は吸引ホルダ30の外気導入口38から上流区域35、即ち、前述したスペース37内に一旦流入し、この後、流入した空気はスペース37の全域から非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内を吸引ホルダ30の径方向に通過し、下流区域36に至る。即ち、空気は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内を吸引ホルダ30の長手軸線方向に沿う全体に亘って一様に通過する。この際、空気は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内の粒状体との良好な接触により、粒状体から放出されたたばこの香昧成分を含むことができる。この後、下流区域36内の空気は吸い口端31に向けて導かれ、ユーザの口腔内に至る。従って、ユーザに吸い込まれる空気にはたばこの香昧成分が含まれていることから、ユーザは、たばこの香昧を効果的に味わうことができる。また、本発明に係る非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を香味源として採用することで、例えばたばこ粉粒体を封入したパウチなどを香味源として採用する場合と比べ、より本体を小型化することができる。
(4.2)第3の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品
図5から図7は、第3の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品104を示す図である。図5は、第3の実施形態の非燃焼吸引型たばこ製品104を一部破断して示した斜視図である。図6は、図5の非燃焼吸引型たばこ製品104の管体が変形されることを示した図である。図7は、管体が変形された後の非燃焼吸引型たばこ製品104の縦断面図である。
この非燃焼吸引型たばこ製品104は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、ホルダ内で香味源を支持し、ホルダ内での香味源の露出面積をホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させる支持装置と、を備える。ホルダは、少なくとも3枚の可撓性を有するシートを重ねて形成された管体である。管体は、中央に位置した中央シートと残りのシートのうちの1つである第1シートとの間にて形成され、管体の一端にて開口した第1空気流路と、中央シート及び第1シート以外の前記残りのシートの1つである第2シートとの間にて形成され、管体の他端にて開口した第2空気流路と、中央シートに形成され、前記第1及び第2空気流路を互いに連通させるアパーチャとを含んでいる。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、中央シートにアパーチャを覆って配置されている。
非燃焼吸引型たばこ製品104は、ホルダとしての管体80を含む。管体80は、偏平であり、その両端に開口82,84をそれぞれ有する。管体80は3枚の矩形のシート86a,86b,86cを重ねて形成され、これらシート86a,86b,86cは可撓性をそれぞれ有する。図5でみて上側に位置したシート86a及び中央のシート86bは開口82にて外気に開口する第1空気流路88を形成するために使用され、この第1空気流路88は開口82を除き、シート自体又は接着剤により、外気に対してシールされた周縁を有する。
一方、シート86bと下側の位置したシート86cとは、開口84にて外気に開口する第2空気流路90を形成するために使用され、この第2空気流路90もまた開口84を除き、シート自体又は接着剤により、外気に対してシールされた周縁を有する。
中央のシート86bにはその中央にアパーチャ92が形成され、このアパーチャ92は例えばシート86bの長手方向に延びている。
第2空気流路90側のシート86bの面には板形状の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が貼り付けられている。この貼り付けには接着剤を使用してもよいし、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の外面がヒートシール性を有する素材で形成されている場合、素材の熱溶着を利用することも可能である。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1はアパーチャ92よりも大きく、アパーチャ92を塞いでいる。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は通気性を有するとともに、その内部に香味発生材料を含む。香味発生材料は加熱されることなく、香気成分を第1及び第2空気流路88,90内に放出する。
上述の非燃焼吸引型たばこ製品104によれば、ユーザは先ず、管体80の両側縁を指で挟み付け、管体80をその幅方向に圧縮する。ここでの圧縮はシート86a,86cを互いに引き離すように変形させ、これにより、図5及び図6中の2点鎖線で示されているように管体80は円筒形状に成形され、開口82を有する第1空気流路88及び開口84を有する第2空気流路90は共に、その流路断面積が大きく確保される。すなわち、中央のシート86bは、ホルダ内で香味源を支持し、ホルダ内での香味源の露出面積をホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させる支持装置として機能する。
この状態で、ユーザが開口84側の管体80の一端部を吸口として銜え、開口84を通じて吸引すれば、図7中の矢印で示されるように、管体80内に開口82から第1空気流路88、アパーチャ92、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1、第2空気流路90及び開口84に向かう空気の流れが発生される。この空気の流れには非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1から放出された香気成分が含まれているので、ユーザは香気成分を味わうことができる。
一方、ユーザが開口82側の管体80の他端部を吸口として銜えて吸引すれば、他端部が吸口となり、同様にして香気成分を味わうことができる。この場合、管体80内での空気の流れは前述の場合と逆向きとなる。
アパーチャ92は管体80内に配置されているので、外部に露出することはなく、よって、香気成分の吸引時、アパーチャ92がユーザの指で塞がれ、香気成分の吸引を阻害することはない。
(4.3)第4の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品
(4.3.1)非燃焼吸引型たばこ製品の構成
図8及び図9は、第4の形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品102を示す図である。図8及び図9は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品102の斜視図である。図10は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品102の短手方向における断面図である。図11は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品102の長手方向における断面図である。
図8及び図9に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品102は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と、熱源40と、ホルダ50と、蓋70と、吸口59と、を有する。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40は、ホルダ50内に積層されており、ホルダ50内に収容される。非燃焼吸引型たばこ製品102は、長手方向L、短手方向S及び厚み方向Tを有する略直方体形状を有する。長手方向Lは、例えば、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を通過する空気が流れる方向である。短手方向Sは、長手方向L及び厚み方向Tに略直交する方向である。厚み方向Tは、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40が積層される方向である。
ここで、短手方向Sにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズは、長手方向Lにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズよりも小さい。また、厚み方向Tにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズは、短手方向Sにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズよりも小さい。
図8及び図9に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、最も広い面積を有しており、長手方向L及び短手方向Sによって定義される1対の主面1a、1bと、短手方向S及び厚み方向Tによって定義される1対の側面1c、1dと、長手方向L及び厚み方向Tによって定義される1対の側面1e、1fとを有する板状形状(略直方体形状)を有する。互いに直行する短手方向S及び長手方向Lによって定義される1対の主面1a、1bは、矩形形状を有する。
図12に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1cは、空気を導入する導入領域2を有する。導入領域2は、後述するホルダ50の導入開口51に露出する領域である。
図13に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1dは、空気を導出する導出領域3を有する。導出領域3は、後述する吸口59に露出する領域である。導入領域2及び導出領域3の詳細は、後述する。
非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2から導入した空気は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の内部を通過し、導出領域3から導出される。導入領域2から導入した空気には、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を通過する際に香味が付与される。
図8及び図9に示すように、熱源40は、最も広い面積を有する1対の主面40a、40bと、短手方向に沿った1対の側面40c、40dと、長手方向Lに沿った1対の側面40e、40fによって構成される板状に形成されている。
熱源40は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を加熱するために、60℃以上に発熱する。特に、90度以上に発熱することが好ましい。熱源40が発熱する方式として、電熱や種々の化学反応熱などを採用することができる。発熱を伴う化学反応として、大気中の酸素を利用した酸化反応熱、及び潜熱を活用する化学反応が知られている。第4の実施形態では、酸化反応熱として、鉄粉体の酸化反応熱を利用することが好ましい。詳細には、熱源40は、鉄粉体及び鉄粉体を収容する外袋によって構成される。外袋は、例えば、鉄粉体の粒径よりも細かい目開きを有する不織布によって構成される。
このようなケースでは、熱源40がホルダ50に収容された状態において、熱源40の通気性が確保されることが好ましい。第4の実施形態では、後述するように、蓋70が開口部71を有するため、開口部71から熱源40の主面40aに対して空気が供給される。一方で、熱源40の主面40aから供給された空気が、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と対向する熱源40の主面40bから非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1に対して導出しない部材にて形成されていることが好ましい。熱源40の主面40bに、通気性を有さない部材が貼り付けられていてもよい。
酸化反応熱として、鉄粉体の酸化反応熱を利用する場合、熱源40は、発熱体として、鉄粉体と、活性炭と、水と、塩化ナトリウムと、を有することが好ましい。発熱体において、鉄粉体と、活性炭と、水と、塩化ナトリウムとの合計を100wt%(重量パーセント)とすると、鉄粉体は、30から60wt%(重量パーセント)の範囲で選択されることが好ましい。同様に、活性炭は、10から50wt%(重量パーセント)の範囲で選択されることが好ましい。同様に、水は、10から30wt%(重量パーセント)の範囲で選択されることが好ましい。同様に、塩化ナトリウムは、0.5から7wt%(重量パーセント)の範囲で選択されることが好ましい。
例えば、比表面積が1700m2/gの活性炭を用いる場合には、鉄粉体と、活性炭と、水と、塩化ナトリウムと、の合計を100wt%(重量パーセント)として、46:30:20:4であることが好ましい。熱源40における、鉄粉体、活性炭、水、塩化ナトリウムの総重量として、0.5から1.5gであることが好ましい。
図8及び図9に示すように、ホルダ50は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40を収容する箱状形状を有する。具体的には、ホルダ50は、板状形状の底板52と、底板52の短手方向Sの辺から立設する板状形状の1対の壁板53、54と、底板52の長手方向Lの辺から立設する板状形状の1対の壁板55、56と、を有する。
図8に示すように、ホルダ50の壁板53は、空気を導入する導入開口51を有する。例えば、導入開口51は、ライン形状を有する開口である。導入開口51は、複数のドット状の開口によって構成されていてもよい。
図9に示すように、ホルダ50の壁板54には、ユーザが香味を吸引するための吸口59が設けられる。
図8及び図9に示すように、蓋70は、ホルダ50の底板52の反対側に形成される。蓋70は、ホルダ50の蓋として機能し、開口部71を有する。開口部71は、熱源40と空気との接触面積が十分確保できるように形成される。
吸口59は、ホルダ50の内側に連通しており、筒状の形状を有する。吸口59は、短手方向Sにおいて、壁板54の中央に形成される。
図10及び図11に示すように、ホルダ50は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と及び熱源40とを保持する保持構造を有する。図10に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40は、熱源40の主面40bと非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の主面1aとが対向するように、ホルダ50内で積層されている。熱源40の主面40aと、蓋70とは、近接しており、蓋70の開口部71を介して、熱源40の主面40aから空気が供給されるように、ホルダ50に収容されている。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の主面1aと、ホルダ50の底面52とが接するように、ホルダ50に収容されている。つまり、厚み方向Tにおける、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と熱源40とを積層させた厚みは、ホルダ50の厚みと略同じである。また、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1e及び熱源40の側面40eと、ホルダ50の壁板55とは、近接している。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1f及び熱源40の側面40fと、ホルダ50の壁板56とは、近接している。つまり、短手方向Sにおける、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40の幅と、ホルダ50の幅とは、略同じである。
図11に示すように、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1cと導入開口51とが対向し、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1dと吸口59とが対向するように、ホルダ50に収容される。また、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1c及び熱源40の側面40cと、ホルダ50の壁板53とは、近接している。非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の側面1d及び熱源40の側面40dと、ホルダ50の壁板54とは、近接している。つまり、長手方向Lにおける、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40の長さと、ホルダ50の長さとは、略同じである。
(4.3.2)導入領域及び導出領域
次に、図12に基づいて、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2及び導出領域3について説明する。図8は、第4の実施形態に係る開口した蓋70を有する非燃焼吸引型たばこ製品102の斜視図である。
導入領域2は、ホルダ50の導入開口51から流入した空気が、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1に導入される領域であり、ホルダ50の導入開口51と対向している。導出領域3は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内部を通過した空気が導出される領域であり、第4の実施形態においては、図8に示すように、ホルダ50の吸口59と対向している。つまり、導入領域2及び導出領域3は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が有する面のうち、熱源40と対向する主面1a、1b以外の面に設けられている。
(4.3.3)非燃焼吸引型たばこ製品における空気の流路
次に、図13に基づいて、非燃焼吸引型たばこ製品102における空気の流路を説明する。図13は、第4の実施形態に係る非燃焼吸引型たばこ製品102のホルダ50に非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1と熱源40とが挿入されている場合における、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40の空気の流路を示した図である。
図13に示すように、熱源40の一方の主面40bと、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の一方の主面1aとが対向するように、ホルダ50内で積層するように収容されており、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の主面1aの全面は、熱源40の主面40bの全面を介して加熱される。この時、ユーザの吸引により、ホルダ50の導入開口51を介して、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2から導入された空気は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内部を通過し、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導出領域3から向きを変えることなく導出される。熱源40の主面40bは、通気性を有さないので、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2から導入された空気は、熱源40内部を通過せず、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導出領域3から導出される。つまり、ホルダ50は、導出領域3から導出された空気を吸口59に導く流路を有している。具体的には、流路は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1が有する1対の主面1a、1bのうち、長手方向Lに沿って、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の内部を空気が通過するように形成されている。ホルダ50の導入開口51を介して非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2から導入された空気は、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導出領域3を通過し、吸口59から真っ直ぐに導出される。
(4.3.4)効果
第4の実施形態にかかる非燃焼吸引型たばこ製品102によれば、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40が板状形状であるため、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40を円柱形状又は円筒形状に加工するケースと比べて、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1及び熱源40を簡易に加工することができる。熱源3が粉粒状である場合、熱源40を円筒形状に加工するケースと比べて、特に、熱源40を容易に加工することができる。
第4の実施形態にかかる非燃焼吸引型たばこ製品102によれば、ユーザが吸引した場合、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の内部全体に亘って空気が通過するため、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1を通過する空気に十分な香味を付与することができる。
第4の実施形態にかかる非燃焼吸引型たばこ製品102によれば、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の導入領域2から導入された空気は、熱源40内部を通過せず、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1内部のみを通過するため、ユーザが吸引した場合、通気抵抗の上昇を抑えることができる。
第4の実施形態にかかる非燃焼吸引型たばこ製品102によれば、厚み方向Tにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズは、短手方向Sにおける非燃焼吸引型たばこ製品102のサイズよりも小さい。従って、非燃焼吸引型たばこ製品が円柱形状を有するケースと比べて、非燃焼吸引型たばこ製品の体積が同じであっても、非燃焼吸引型たばこ製品102を薄型化することができる。
(5)実施例
次に、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の実施例について説明する。
(5.1) 試験サンプル
結合剤の成分によるメンソールの析出抑制効果を検証するため、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の試験サンプルを作製した。
試験サンプルは、表1に示す6種類の結合剤を用いて作製し、実施例1から実施例4、比較例1及び比較例2にかかる6種類の試験サンプルを得た。たばこ原料の粒径は、0.2〜0.7mmであり、添加剤として炭酸カリウムを含んでいる。たばこ原料の重量は、60mgであり、結合剤の重量は、60mgである。次いで、混合したたばこ原料と結合剤を不織布によって挟んだ状態で、不織布の外面から所定温度で熱溶着して、不織布と混合材料とを一体化して板状形状に成形した。
熱溶着の温度は、結合剤によって異なる。具体的には、EVA:85〜100℃、PVA:140℃、ポリアミド:120℃、ポリウレタン:120℃、ポリエチレン:135℃、ポリエステル:140℃で熱溶着を行った。なお、熱溶着は、不織布の耐熱性よりも低い温度で行う必要がある。よって、比較的低温で溶着できる結合剤が好適である。例えば、本実施例の不織布の耐熱性は、140℃であるため、比較的低温で溶着できるEVAが好適である。
不織布は、目付15g/mのポリプロピレンスパンボンド不織布を用いた。このようにして得られた香味源のサイズは、長手方向Lの長さが45mm、短手方向Sの長さが8mmであり、厚み方向Tの長さが1mmである。更に、上述の香味源の天面に、15mm×55mmの不織布(廣瀬製紙製HOP15H)を中心を合わせた状態で熱溶着し、さらに外装体として4mm×35mmの開口部を設けた50mm×60mmの片面ラミネート紙(坪量65g/m,PEラミネート厚さ15μm)を、開口部中心が香味源の中心と合うように不織布と熱溶着し、外装体を折り畳むことにより、図5記載の非燃焼吸引型たばこ製品を模擬したサンプルを作製し、試験サンプルとして供した。
(5.2)評価方法
試験サンプル毎にメンソールの添加量を変化させ、次の試験条件におけるメンソールの析出状態を目視にて評価した。
試験条件は、上述の方法で作製した香味源に、エタノール、プロピレングリコール、およびメンソールを1:1:6の割合で混合したメンソール溶液を、所定量添加することで、メンソールの添加量を変化させた。メンソール溶液の添加量を表1に示す。
65mm×100mmのエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)製の袋状パッケージに試験サンプルを1つずつ封入した状態で42℃の恒温槽に1週間蔵置した後、恒温槽から取り出して22℃の室内に3時間蔵置した。そして、パッケージから試験サンプルを取り出し、試験サンプルの表面にメンソールが析出しているか否かを目視にて判定した。メンソールの析出状態を3段階で判定し、各試験サンプルの析出抑制効果を評価した。また、各試験サンプルの香味源をエタノール溶媒で抽出し、GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)を用いて定量することで、蔵置前後における香味源中のたばこ原料重量に対するメンソール含有量の比を算出した。
○:析出なし
△:やや析出あり
×:析出あり
各試験サンプルの蔵置前後における、香味源中のたばこ原料重量に対するメンソール含有量の比率を表1に、蔵置試験後のメンソール析出状態の評価結果を表2にそれぞれ示す。
Figure 0006014684
Figure 0006014684
比較例1及び比較例2に係る試験サンプルは、蔵置後のたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率がそれぞれ0.17以上、0.15以上となるようにメンソール溶液を添加した場合において析出が見られた。比較例1の結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータの差は、2.4であり、比較例2の結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータの差は、3.1である。このことから、結合剤の溶解度パラメータとメンソールのパラメータが2.4以上の場合には、メンソールの析出抑制効果を得られ難いことがわかった。なお、メンソール溶液の添加量が35μL(水準2)の条件においてメンソールの析出が認められたことから、添加量が54μL(水準3)および73μL(水準4)の条件でもメンソールが析出することは自明であるため、これら水準の試験は実施していない。
一方、実施例1から実施例4に係る試験サンプルは、蔵置後のたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率が0.28以上となるようにメンソール溶液を添加した場合においても、蔵置後のメンソールの析出を抑制できることがわかった。特に、実施例1に係る試験サンプルは、蔵置後のたばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率が0.69となるようにメンソール溶液を添加した場合においてもメンソールの析出を抑制できることがわかった。実施例1に係る試験サンプルは、結合剤の溶解度パラメータが理論上最も近い。このことから、結合剤の溶解度パラメータとメンソールのパラメータが近いほど、メンソールの析出抑制効果を得られることがわかった。実施例1に係る試験サンプルは、EVAからなり、結合剤として、特にEVAを好適に用いることができる。なお、実施例1から実施例4に係る全ての試験サンプルについて、メンソール溶液の添加量が35μL(水準2)の条件においてメンソールの析出が認められなかったことから、添加量が20μL(水準1)の条件でもメンソールが析出しないことは自明であるため、添加量が20μL(水準1)の条件での試験は実施していない。同様に、実施例2から実施例4に係る試験サンプルについて、メンソール溶液の添加量が54μL(水準3)の条件においてメンソールの析出がやや認められたことから、添加量が73μL(水準4)の条件でより顕著にメンソールが析出するであろうことは自明であるため、実施例2から実施例4に係る試験サンプルについては、添加量が73μL(水準4)の条件での試験は実施していない。
上述したように、たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率が0.15以上である前提において、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が2.4以上である比較例1,2では、メンソールの析出が観測されたが、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が1.7以下である実施例1−4では、メンソールの析出が抑制されることが確認された。このような実験結果から、結合剤の溶解度パラメータとメンソールの溶解度パラメータとの差が2.0以下であることによって、メンソールの析出が抑制されることが確認された。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
上述の実施形態では、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1は不織布を備えているが、不織布を備えていなくてもよく、たばこ成形体の全表面が露出していてもよいし、たばこ成形体を覆う不織布以外のシート材(例えば、紙)を備えていてもよい。
また、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源1の外形は、直方体に限られず、円柱状など、様々な形状も本発明に含まれることは勿論である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、日本国特許出願第2012−288532号(2012年12月28日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明の特徴によれば、粉粒状のたばこ原料、たばこ原料を結合する結合剤、及びメンソールを有する非燃焼吸引型たばこ製品用香味源、及び非燃焼吸引型たばこ製品であって、メンソールの析出を抑制できる非燃焼吸引型たばこ製品用香味源等を提供できる。

Claims (11)

  1. 粉粒状のたばこ原料と、前記たばこ原料を結合する結合剤と、メンソールと、を有し、熱溶着によって成形された、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源であって、
    前記たばこ原料の重量に対するメンソールの重量の比率は、0.15以上であって、
    前記結合剤の溶解度パラメータと前記メンソールの溶解度パラメータとの差が、2.0以下である、非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  2. 前記たばこ原料及び前記結合剤を挟んで配置される一対の不織布を有し、
    通気性を有する板状形状の成形体である、請求項1に記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  3. 前記結合剤は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、ポリアミド、及びそれらの組み合わせより成る群のいずれかを含む、請求項1又は請求項2に記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  4. 前記結合剤は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を含む、請求項3に記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  5. 前記たばこ原料の重量に対する前記結合剤の重量は、0.5以上かつ3.0以下である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  6. 前記たばこ原料が、炭酸塩又は炭酸水素塩のうちの少なくとも一方を含む添加剤を更に含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源と、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、を有する非燃焼吸引型たばこ製品であって、
    前記ホルダ内で前記香味源を支持し、前記ホルダ内での前記香味源の露出面積を前記ホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させる支持装置を備える、非燃焼吸引型たばこ製品。
  8. 前記ホルダは、長手軸線、先端及び吸い口端としての後端を有する一方、その内部に前記先端側から取り入れた外気を前記吸い口端まで導く空気流路を規定し、
    前記支持装置は、前記ホルダ内にて前記香味源を支持する一方、前記空気流路を前記先端側の上流区域と前記吸い口端側の下流区域とに前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源によって仕切り且つ前記上流区域及び前記下流区域の少なくとも一方に面する前記香味源の露出面積を前記ホルダの内周によって規定される横断面積よりも増加させるように構成されている、請求項7に記載の非燃焼吸引型たばこ製品。
  9. 前記ホルダは、少なくとも3枚の可撓性を有するシートを重ねて形成された管体であって、
    前記管体は、
    中央に位置した中央シートと残りのシートのうちの1つである第1シートとの間にて形成され、前記管体の一端にて開口した第1空気流路と、
    前記中央シート及び前記第1シート以外の前記残りのシートの1つである第2シートとの間にて形成され、前記管体の他端にて開口した第2空気流路と、
    前記中央シートに形成され、前記第1及び第2空気流路を互いに連通させるアパーチャとを含んでおり、
    前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、前記中央シートに前記アパーチャを覆って配置されている、請求項7に記載の非燃焼吸引型たばこ製品。
  10. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を有する非燃焼吸引型たばこ製品であって、
    一対の主面を有する板状形状を有し、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源の燃焼を伴わずに加熱するための熱源と、
    前記熱源及び前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源を収容するホルダと、を備え、
    前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、一対の主面を有する板状形状を有し、
    前記熱源及び前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、前記熱源が有する一方の主面と前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源が有する一方の主面とが対向するように前記ホルダ内で積層されており、
    前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源は、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源内に空気を導入する導入領域と、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源内から空気を導出する導出領域とを有しており、
    前記導入領域及び前記導出領域は、前記非燃焼吸引型たばこ製品用香味源が有する面のうち、前記熱源と対向する主面以外の面に設けられている、非燃焼吸引型たばこ製品。
  11. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の非燃焼吸引型たばこ製品用香味源と、前記香味源を加熱する熱源と、前記香味源及び前記熱源を保持するホルダとを備える非燃焼型香味吸引器であって、
    前記熱源は、潜熱蓄熱材を含むことを特徴とする、非燃焼吸引型たばこ製品。
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