JP6012105B2 - コルゲートマシン、および、コルゲートマシンの生産管理装置 - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために、請求項1に記載の第1の発明態様のコルゲートマシンは、スプライサを通して供給される原紙から片面段ボールを生産するシングルフェーサと、両面段ボールを生産するダブルフェーサと、シングルフェーサとダブルフェーサとの間に設けられ、片面段ボールが滞留するブリッジ部と、オーダについて設定された所定シート長に従って、ダブルフェーサから供給された両面段ボールを段ボールシートに切断するカットオフ装置と、カットオフ装置の切断タイミングに合わせてカットパルスを周期的に発生するパルス発生部と、ブリッジ部に入る片面段ボールの段山、および、ブリッジ部から出る片面段ボールの段山をそれぞれ検出し、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの段山の数を算出する第1の算出部と、パルス発生部により連続して発生される複数のカットパルスの発生周期の間にブリッジ部より下流側において搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数を検出し、1つの発生周期当たりの平均段山数を算出する第2の算出部と、第1の算出部により算出された段山の数を、第2の算出部により算出された平均段山数で除算することにより、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して算出する第3の算出部と、を備える。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の第2の発明態様の生産管理装置は、スプライサを通して供給される原紙から片面段ボールを生産するシングルフェーサと両面段ボールを生産するダブルフェーサとの間に設けられ、片面段ボールが滞留するブリッジ部と、オーダについて設定された所定シート長に従って、ダブルフェーサから供給された両面段ボールを段ボールシートに切断するカットオフ装置と、カットオフ装置の切断タイミングに合わせてカットパルスを周期的に発生するパルス発生部と、を備えるコルゲートマシンにおいて、ブリッジ部に入る片面段ボールの段山、および、ブリッジ部から出る片面段ボールの段山をそれぞれ検出し、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの段山の数を算出する第1の算出部と、パルス発生部により連続して発生される複数のカットパルスの発生周期の間にブリッジ部より下流側において搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数を検出し、1つの発生周期当たりの平均段山数を算出する第2の算出部と、第1の算出部により算出された段山の数を、第2の算出部により算出された平均段山数で除算することにより、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して算出する第3の算出部と、を備える。
各発明態様では、第2の算出部が、パルス発生部により連続して発生される複数のカットパルスの発生周期の間にブリッジ部より下流側において搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数を検出し、1つの発生周期当たりの平均段山数を算出する。第3の算出部が、第1の算出部により算出された段山の数を、第2の算出部により算出された平均段山数で除算することにより、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して算出する。この結果、計測車などによる計測誤差およびカットオフ装置の切断誤差に影響されることなく、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して正確に算出することができる
請求項2に記載の具体的態様では、カットオフ装置が、両面段ボールを切断するために回転可能なナイフシリンダを含み、パルス発生部が、ナイフシリンダの所定回転位相において、カットパルスを発生する。この結果、ナイフシリンダの回転による実際の切断動作に合わせてカットパルスを発生することから、切断誤差の影響を受けることなく、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して正確に算出することができる。
本発明を両面段ボールシート生産用のコルゲートマシンに適用した第1の実施形態について、添付図面を参照して以下に説明する。なお、図面において矢印で示す方向に従って、上下方向、左右方向および前後方向が定められる。
図1は、本実施形態のコルゲートマシン1の外観全体を示す。コルゲートマシン1は、原紙から連続する段ボールを生産する生産エンド3と、連続する段ボールに対して切断などの加工を施して段ボールシートを生産する加工エンド5とからなる。生産エンド3は、多数の生産装置のラインから構成され、たとえば、本実施形態では、ミルロールスタンド110と、シングルフェーサ120と、ブリッジ部130と、グルーマシン140と、ダブルフェーサ150とから構成される。加工エンド5は、多数の加工装置のラインから構成され、たとえば、本実施形態では、スリッタスコアラ160と、カットオフ装置170と、除去装置180と、スタッカ装置190とから構成される。
図2は、生産エンド3の詳細な構成を示す。ミルロールスタンド110(110a〜110c)は、前後方向両側にそれぞれ原紙がロール状に巻かれた紙ロール11(11a〜11c)が装着されるように構成される。ミルロールスタンド110の上部には、紙継ぎを行なうスプライサ13(13a〜13c)が備えられる。一方の紙ロール11から給紙される場合に、他方の紙ロール11が装着され、紙継ぎ準備がなされる。一方の紙ロール11の原紙から他方の紙ロールの原紙に交換する場合、一方の紙ロール11の原紙は、スプライサ13によって他方の紙ロール11の原紙に貼り付けられた状態で、スプライサ13が備えるナイフによって切断される。この結果、一方の紙ロール11の原紙は、スプライサ13によって他方の紙ロール11の原紙に紙継ぎされる。そして、他方の紙ロール11から原紙が供給される間に一方の紙ロール11が装着され紙継ぎ準備がなされる。このようにして、原紙は順次紙継ぎされミルロールスタンド110から下流側へ向けて連続的に繰り出されることになる。紙ロール11の原紙が紙継ぎされる場合には、スプライサ13のスプライスヘッド部において、紙継ぎ部分に薄膜のアルミニウムのテープが貼り付けられる。スプライサ13の構成は、特開2009−18935号公報などにより公知であるので、その詳細な説明は省略する。
図3は、加工エンド5の詳細な構成を示す。スリッタスコアラ160は、幅広の両面段ボール37を搬送方向に切断するために搬送方向と直交する幅方向に配列された多数のスリッタと、搬送方向に延在する罫線を加工するために幅方向に配列された多数のスコアラとを備える。各オーダに従う所定幅に両面段ボール37を切断するために多数のスリッタの中の複数のスリッタが選択的に作動され、幅方向において位置決め制御されるように構成される。また、各オーダに従う幅方向の間隔で罫線を加工するために多数のスコアラの中の複数のスコアラが選択的に作動され、幅方向において位置決め制御されるように構成される。また、各スコアラは、各オーダ通りの深さの罫線を加工するために上下方向においても位置決め制御されるように構成される。
本実施形態では、ブリッジ部130に滞留する片面段ボール27の滞留量を算出するために、多数の検出器が配置される。図2および図3を参照して、各検出器の配置および構成について説明する。
上流側テープ検出器DA1が、シングルフェーサ120より下流側であって、テイクアップコンベア29の入口側の所定位置に配置される。下流側テープ検出器DA2が、ダブルフェーサ150の上流側であって、2段ヒータ33のヒータ33Aの出口側の所定位置に配置される。上流側テープ検出器DA1は、片面段ボール27の紙継ぎ部分に貼り付けられたアルミニウムのテープの通過を検出して、テープ検出信号を発生する。下流側テープ検出器DA2も、紙継ぎ部分に貼り付けられたアルミニウムのテープの通過を検出して、テープ検出信号を発生する。本実施形態では、両テープ検出器DA1、DA2は、アルミニウムのテープに向けて光を照射し、その反射光を検出する光学検出器から構成される。
上流側段山検出器DB1は、下段ロール23に連結されたエンコーダを備え、上段ロール21および下段ロール23により1つの段山が形成される角度だけエンコーダが回転する度に、段山検出信号を発生する。下流側段山検出器DB2は、ダブルフェーサ150の入口側の所定位置に配置され、2段ヒータ33のヒータ33Aから搬出される片面段ボール27の1つの段山を検出する度に、段山検出信号を発生する。本実施形態では、下流側段山検出器DB2は、反射型光センサから構成される。両段山検出器DB1、DB2の基本的な構成は、特開平7−47622号公報などにより公知であるので、その詳細な説明は省略する。
カットオフ装置170の上ナイフシリンダ59および下ナイフシリンダ61が両面段ボール37を実際に切断するタイミングを検出するために、カット検出器DCTは、下ナイフシリンダ61に連結されたエンコーダを備える。上ナイフシリンダ59および下ナイフシリンダ61が噛み合う所定の回転角度位相にエンコーダが達する度に、カット検出器DCTはカットパルスを発生する。
本実施形態のコルゲートマシン1の電気的構成について、添付図面を参照して以下に説明する。図4は、本実施形態のコルゲートマシン1の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、コルゲートマシン1において両面段ボール37の生産および加工を全般的に管理するために、公知のコンピュータから構成される管理制御装置200が設けられる。
本実施形態のコルゲートマシン1の動作および作用について、図面を参照して以下に説明する。通常、1つのロットは、複数のオーダを含む。ここで、複数のオーダは、原紙の種類およびフルートの種類が同じであるが、両面段ボールシート57のシート長またはシート幅などのサイズ仕様が異なる一連の生産計画である。しかし、本実施形態では、説明を簡単にするために、1つのオーダのみからなる1つのロットを実行する場合に、本実施形態の動作および作用について以下に説明する。なお、図5〜図7に示す各ステップは、管理制御装置200が行う処理を示す。
図5に示す滞留段山数算出処理について説明する。先ず、初期滞留段山カウンタKが「0」に設定される(S1)。初期滞留段山カウンタKは、アルミニウムのテープが貼り付けられた紙継ぎ部分がブリッジ部130を通過した初期の段階において、ブリッジ部130に滞留する片面段ボール27の段山数をカウントする。
図6に示す平均段山数算出処理について説明する。先ず、所定数NのレジスタR(1)〜R(N)がクリアされて「0」に設定される(S20)。各レジスタは、カット検出器DCTから発生されるカットパルスの1つの発生周期の間に、下流側段山検出器DB2から発生される段山検出信号の数、すなわち段山数を記憶する。本実施形態では、所定数Nは、平均段山数を算出するためにサンプリングされるカットパルスの数であり、「100」に予め定められる。
図7に示す紙継ぎ制御処理について説明する。裏ライナ15の原紙、および中芯17の原紙の紙継ぎ動作は、ブリッジ部130における片面段ボール27の滞留量に関係して実行されることから、先ず、裏ライナ15の原紙の紙継ぎ動作について詳細に説明する。なお、管理制御装置200は、実行されるロットの生産計画に従って、両面段ボールシート57の所定シート枚数SS、および搬送方向のシート長LSなどの仕様を、加工ライン制御装置230に指令する。
上流側シート枚数SN1が算出される(S40)。詳細には、上流側シート枚数SN1が、プログラムメモリ250に固定記憶された裏ライナ上流側経路長LA1を搬送方向のシート長LSで除算することにより、算出される。本実施形態では、平均段山数DAは、小数点以下の数値、たとえば、少数点以下3桁の数値で表されることから、上流側シート枚数SN1も、小数点以下の数値、たとえば、少数点以下3桁の数値で表される。
表ライナの原紙の紙継ぎ動作について説明する。中芯の原紙の紙継ぎ動作は、図7に示すS40およびS51の処理について、前述した裏ライナの原紙の紙継ぎ動作と相違するのみである。
表ライナ19の紙継ぎ動作は、ブリッジ部130における片面段ボール27の滞留量に関係しないことから、図7に示す紙継ぎ制御処理とは異なる処理に従って、実行される。具体的には、先ず、未切断シート枚数SC2に相当する未切断シート枚数が、表ライナ経路長LCをロットのシート長LSで除算することにより、算出される。次に、生産必要シート枚数SC3が、ロットの所定シート枚数SSから、切断済シート枚数SC1と、算出された未切断シート枚数とを引き算することにより、算出される。
裏ライナ15の原紙の紙継ぎ動作について、具体例を挙げて説明する。実行されるロットについて、所定シート枚数SSは、2000枚、所定シート長LSは、120cm、フルートの種類は、30cm当たり35個の段山を有するAフルートとする。裏ライナ上流側経路長LA1は、2705cm、下流側経路長LA2は、2810cmとする。
本実施形態では、ブリッジ部130に滞留する片面段ボール27の滞留量、すなわち上流側テープ検出器DA1の配置位置から下流側テープ検出器DA2の配置位置までの間の搬送経路に滞留する片面段ボール27の滞留量が、図7に示すS46の処理により、滞留シート枚数SN3に換算される。この結果、前ロットの最後のシートの実際の切断位置を切断予想位置と一致させることができ、シート不良部分を低減させることができる。このシート不良部分の低減効果について、図8の(A)〜(D)を参照して説明する。
本発明を両面段ボールシート生産用のコルゲートマシンに適用した第2の実施形態について、添付図面を参照して以下に説明する。第2の実施形態は、平均段山数算出ルーチンについて第1の実施形態と相違するので、この相違する平均段山数算出ルーチンについてのみ説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と同じ構成部分については同じ記号または番号を付して説明する。
第2の実施形態の電気的構成は、プログラムメモリ250および作業メモリ260の記憶内容について第1の実施形態と異なるのみで、他の電気的構成については同じである。プログラムメモリ250は、図6に示す平均段山数算出ルーチンに代えて、図9に示す平均段山数ルーチンを固定記憶する。作業メモリ260は、図6に示す段山カウンタSDに代えて、合計段山カウンタSTのカウンタ値を記憶し、図6に示すレジスタR(1)〜R(N)を有しない。
〈平均段山数算出処理〉
図9に示す平均段山数算出処理について説明する。平均段山数算出処理は、ユーザがロット開始ボタン271を操作したときに開始される。図9に示す各処理は、管理制御装置200が実行する処理である。
本実施形態では、図9に示す平均段山数算出処理が、合計段山カウンタSTのカウント値を所定数Nで除算することにより、平均段山数DAを算出する。この結果、第1の実施形態において図6に示す平均段山数算出処理が所定数NのレジスタR(1)〜R(N)を必要とし、そのレジスタの記憶内容を逐次更新する構成と比べ、平均段山数DAを簡単な処理により算出することができる。
コルゲートマシン1、スプライサ13a〜13c、シングルフェーサ120、ダブルフェーサ150、ブリッジ部130、およびカットオフ装置170は、本発明のコルゲートマシン、スプライサ、シングルフェーサ、ダブルフェーサ、ブリッジ部、およびカットオフ装置の一例である。カット検出器DCTが、本発明のパルス発生部の一例である。上流側テープ検出器DA1、下流側テープ検出器DA2、上流側段山検出器DB1、下流側段山検出器DB2、および図5に示す滞留段山数算出処理を実行する管理制御装置200の組み合わせが、本発明の第1の算出部の一例である。図6に示す平均段山数算出処理、または、図9に示す平均段山数算出処理を実行する管理制御装置200が、本発明の第2の算出部の一例である。図7に示す紙継ぎ制御処理におけるS46の処理を実行する管理制御装置200が、本発明の第3の算出部の一例である。両ナイフシリンダ59、61が、本発明のカットオフ装置のナイフシリンダの一例である。所定数NのレジスタR(1)〜R(N)、段山カウンタSD、S27の処理を実行する管理制御装置200の組み合わせが、本発明の個別計数部の一例である。図6に示す平均段山数算出処理におけるS29の処理およびS34の処理を実行する管理制御装置200が、本発明の平均算出部の一例である。所定数NのレジスタR(1)〜R(N)が、本発明の記憶部の一例である。図6に示す平均段山数算出処理におけるS29の処理を実行する管理制御装置200が、本発明の記憶更新部の一例である。合計段山カウンタST、および図9に示す平均段山数算出処理におけるS64の処理を実行する管理制御装置200の組み合わせが、本発明の総計数部の一例である。図9に示す平均段山数算出処理におけるS68の処理を実行する管理制御装置200が、本発明の除算部の一例である。プログラムメモリ250、作業メモリ260、および管理制御装置200の組み合わせが、本発明の生産管理装置の一例である。
本発明の実施形態について以上説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者であれば種々の変形を加えることができる。
15 裏ライナ
17 中芯
19 表ライナ
27 片面段ボール
37 両面段ボール
57 両面段ボールシート
59、61 ナイフシリンダ
13a〜13c スプライサ
120 シングルフェーサ
130 ブリッジ部
150 ダブルフェーサ
170 カットオフ装置
200 管理制御装置
DA1 上流側テープ検出器
DA2 下流側テープ検出器
DB1 上流側段山検出器
DB2 下流側段山検出器
DCT カット検出器
R(1)〜R(N) レジスタ
LS 所定シート長
Claims (7)
- スプライサを通して供給される原紙から片面段ボールを生産するシングルフェーサと、
両面段ボールを生産するダブルフェーサと、
シングルフェーサとダブルフェーサとの間に設けられ、片面段ボールが滞留するブリッジ部と、
オーダについて設定された所定シート長に従って、ダブルフェーサから供給された両面段ボールを段ボールシートに切断するカットオフ装置と、
カットオフ装置の切断タイミングに合わせてカットパルスを周期的に発生するパルス発生部と、
ブリッジ部に入る片面段ボールの段山、および、ブリッジ部から出る片面段ボールの段山をそれぞれ検出し、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの段山の数を算出する第1の算出部と、
パルス発生部により連続して発生される複数のカットパルスの発生周期の間にブリッジ部より下流側において搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数を検出し、1つの発生周期当たりの平均段山数を算出する第2の算出部と、
第1の算出部により算出された段山の数を、第2の算出部により算出された平均段山数で除算することにより、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して算出する第3の算出部と、を備えるコルゲートマシン。 - カットオフ装置は、両面段ボールを切断するために回転可能なナイフシリンダを含み、
パルス発生部は、ナイフシリンダの所定回転位相において、カットパルスを発生する請求項1に記載のコルゲートマシン。 - 第2の算出部は、ブリッジ部からカットオフ装置に向かう方向においてブリッジ部より下流側の所定位置を通過する片面段ボール、または、ダブルフェーサの下流側の所定位置を通過する両面段ボールの段山の数を検出する請求項2に記載のコルゲートマシン。
- 第2の算出部は、
パルス発生部により連続して発生される所定数Nのカットパルスについて、各カットパルスの発生周期の間に搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数をカットパルスの発生周期毎に計数し、所定数N個の個別計数値を算出する個別計数部と、
個別計数部によりそれぞれ算出された個別計数値の平均値を算出する平均算出部と、を含む請求項2または請求項3に記載のコルゲートマシン。 - 平均算出部は、
個別計数部により算出された所定数N個の個別計数値を、所定数Nのカットパルスにそれぞれ対応付けて記憶する記憶部と、
パルス発生部により新たなカットパルスが発生される毎に、所定数Nのカットパルスの中で最先に発生されたカットパルスに対応付けされた個別計数値を、新たなカットパルスに対応付けされた個別計数値に更新して記憶部に記憶させる記憶更新部と、を含む請求項4に記載のコルゲートマシン。 - 第2の算出部は、
パルス発生部により所定数Nのカットパルスが連続して発生される間に搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の総数を計数し、総計数値を算出する総計数部と、
総計数部により算出された総計数値を所定数Nで除算し、平均値を算出する除算部と、を含む請求項2または請求項3に記載のコルゲートマシン。 - スプライサを通して供給される原紙から片面段ボールを生産するシングルフェーサと両面段ボールを生産するダブルフェーサとの間に設けられ、片面段ボールが滞留するブリッジ部と、オーダについて設定された所定シート長に従って、ダブルフェーサから供給された両面段ボールを段ボールシートに切断するカットオフ装置と、カットオフ装置の切断タイミングに合わせてカットパルスを周期的に発生するパルス発生部と、を備えるコルゲートマシンにおいて、
ブリッジ部に入る片面段ボールの段山、および、ブリッジ部から出る片面段ボールの段山をそれぞれ検出し、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの段山の数を算出する第1の算出部と、
パルス発生部により連続して発生される複数のカットパルスの発生周期の間にブリッジ部より下流側において搬送される片面段ボールまたは両面段ボールの段山の数を検出し、1つの発生周期当たりの平均段山数を算出する第2の算出部と、
第1の算出部により算出された段山の数を、第2の算出部により算出された平均段山数で除算することにより、ブリッジ部に滞留する片面段ボールの滞留量を、実際に切断される長さの両面段ボールシートの枚数に換算して算出する第3の算出部と、を備える生産管理装置。
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