JP2023127577A - ウェブの位置を時間的に制御するための方法 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、段ボール製造設備において、１つ以上のウェブを制御するための位置制御装置への制御信号の出力を時間的に制御するためのコンピュータ実装方法に関する。位置制御装置の制御に関して、少なくとも１つの入力信号が受信される。
【解決手段】本方法は、以下のステップを含んでいる。少なくとも１つの第１の入力信号の受信、及び、その後での少なくとも１つの第１の入力信号に基づく第１の時点での第１の制御信号の決定。続いて、第１の制御信号の第１の位置制御装置への出力、並びに、少なくとも１つの第１の入力信号及び／又は少なくとも１つのさらなる受信した入力信号に基づく少なくとも１つのさらなる時点の決定。最後に、少なくとも１つのさらなる時点に到達した際の、少なくとも１つのさらなる位置制御装置への少なくとも１つのさらなる制御信号の出力。
【選択図】図１

Description

本発明は、段ボール製造設備の１つ以上のウェブの位置を時間的に制御するための方法に関する。

先行技術からは、段ボールを製造するための設備が知られており、その基本構造は図１に示されている。このような設備は、それぞれ平滑ウェブと波形ウェブとが接合される１つ以上の片面グループを含んでいる。このように接合されたウェブは、片面ウェブと呼ばれる。接合及び貼合の際に、片面ウェブとライナとが接合及び貼合され、１枚のウェブを形成する。貼合後、ウェブは加熱及び引張領域を通過する。当該領域では、熱を加えることでウェブを乾燥させる。最終仕上げでは、段ボールウェブの縁部が切り揃えられ、さらに必要に応じて、所望の形状に切断した後、保管所に輸送される。

新しい設備では、部分的に、自然の縁部で作業することが可能である。すなわち、側面を切り揃えたり、トリミングしたりする必要はない。このために、接合されるべきウェブの縁部が片側で正確に重なるように、ウェブ位置を調整する。自然な縁部での作業は、例えば、最終製品を得るために、接合されたウェブを打ち抜く際に利用できる。なぜなら、この場合、いずれにしても、ウェブの縁部からは距離を置いて打ち抜かれるからである。自然な縁部での作業によって、使用する材料が少なくなり、廃棄される材料が少なくなる。

しかしながら、自然の縁部での作業には、異なるウェブが同じウェブ位置で互いに重なっていることが必要である。段ボール製造設備は、異なるウェブ位置で、例えば、ウェブの両縁を切り揃える必要がある場合には中央揃えのウェブ位置で、又は、左側若しくは右側の自然の縁部で作業するためには左寄せ若しくは右寄せのウェブ位置で作業できる。しかしながら、ウェブ位置を切り替えると、廃棄が生じる。例えば、接合されるべき異なるウェブは、異なる時点においてウェブ位置を切り替えることが可能であり、従って、ウェブが常に正確に重なって接合されるとは限らず、結果として廃棄が生じる。

本発明では、段ボール製造設備の１つ以上のウェブを制御するためのコンピュータ実装方法が提供される。本方法は、以下のステップを含んでいる。少なくとも１つの第１の入力信号の受信、及び、その後での少なくとも１つの第１の入力信号に基づく第１の時点での第１の制御信号の決定。続いて、第１の制御信号の第１の位置制御装置への出力、並びに、少なくとも１つの第１の入力信号及び／又は少なくとも１つのさらなる受信した入力信号に基づく少なくとも１つのさらなる時点の決定。最後に、少なくとも１つのさらなる時点に到達した際の、少なくとも１つのさらなる位置制御装置への少なくとも１つのさらなる制御信号の出力。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、少なくとも１つの制御信号に基づいて、１つ以上のウェブを、中央揃えのウェブ位置、左寄せのウェブ位置又は右寄せのウェブ位置の間で切り替えるように構成されていてよい。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのさらなる制御信号の決定は、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの幅及び／又は位置の変化の決定に基づき得る。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定は、第１の時点から開始することができる。

いくつかの実施形態において、１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定は、以下のステップを含み得る。少なくとも１つのセンサによる第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信であって、少なくとも１つのセンサは、少なくとも１つのさらなる位置制御装置に、又は、その上流に配置されている。少なくとも１つのセンサによる第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値の受信。第１の幅測定値の第２の幅測定値との比較、及び／又は、第１の位置測定値の第２の位置測定値との比較。任意で、第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合の、少なくとも１つのさらなる入力信号の生成。

いくつかの実施形態では、第２の幅測定及び／又は第２の位置測定は、第１の幅測定及び／又は第１の位置測定の後で行われ得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。決定されたウェブ速度及び第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づく、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定された移動時間を第１の時点に加算して決定される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの、第２の時点において制御信号を得ている上流側位置制御装置と、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置との間における、決定されたウェブ速度と、上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離とに基づく、少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定された移動時間を第２の時点に加算して決定される。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定は、第１の時点から開始することができる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離との比較であって、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離が、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの上流側位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離が上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離に一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定される。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定は、第１の時点から開始することができる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブにおけるギャップの検出に基づき得る。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの１つのウェブの少なくとも一部が、左寄せ及び／又は右寄せのウェブ位置にある場合に、自然の縁部を有し得る。

いくつかの実施形態において、第１の入力信号は、人間のオペレータによる入力によって生成され得る。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号は、スプライス位置でのスプライスプロセスによって生成され得る。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号の生成は、以下のステップを含み得る。第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信。第１のセンサからの第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値の受信。第１の幅測定値の第２の幅測定値との比較、及び／又は、第１の位置測定値の第２の位置測定値との比較。第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合の、第１の入力信号の生成。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号の生成は、以下のステップを含み得る。第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信。第１の幅測定値及び／又は位置測定値の基準値との比較。第１の幅測定値及び／若しくは位置測定値が基準値と異なる場合、又は、第１の幅測定値及び／若しくは位置測定値が基準値に一致する場合の、第１の入力信号の生成。

いくつかの実施形態において、第１の制御信号は、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定、並びに、決定された下流方向におけるウェブ速度、及び、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離に基づく、スプライス位置と第１の位置制御装置との間における、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。代替的又は付加的に、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定、及び、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離がスプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離と一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる制御信号は、少なくとも１つのさらなる入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定、並びに、下流方向における測定されたウェブ速度及び少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づく、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。代替的又は付加的に、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定、及び、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離がセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

いくつかの実施形態において、第１の制御信号は、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定、並びに、下流方向における測定されたウェブ速度及び第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離に基づく、第１のセンサと第１の位置制御装置との間における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。代替的又は付加的に、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定、及び、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離が第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離と一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

いくつかの実施形態において、ウェブは、特に、紙状又は厚紙状のウェブであってもよい。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのセンサのうちの少なくとも１つのセンサは、光学センサ、カメラ、ＣＣＤカメラ、ＣＭＯＳカメラ、超音波装置、又は、超音波を使用する圧電素子から成る群から選択されていてよい。

いくつかの実施形態において、第１の位置制御装置は、第１のアクチュエータ、特に電気式、油圧式又は空気圧式のアクチュエータを含んでいてよく、当該アクチュエータは、第１の制御信号によって制御される。いくつかの実施形態において、少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、少なくとも１つのさらなるアクチュエータ、特に電気式、油圧式及び／又は空気圧式アクチュエータを含んでいてよく、少なくとも１つのさらなるアクチュエータは、少なくとも１つのさらなる制御信号によって制御される。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、同時に制御され得る。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置を同時に制御するために、１つ以上のウェブのウェブ速度が低減され得る。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置の同時制御は、１つ以上のウェブのウェブ速度が１００ｍ／分より小さい場合においてのみ実行され得る。

いくつかの実施形態では、段ボール製造設備は、紙又は厚紙から段ボール紙を製造するために用いられ得る。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つの片面グループを含み得る。片面グループは、以下の機能のうちの少なくとも１つの機能を実行するように構成されていてよい。第１のウェブを波形に成形する機能であって、これによってウェブは、２つの側面において段頂を得る。第１のウェブの段頂に、接着剤を塗布する機能。片面ウェブを製造するために、第１のウェブをライナと接合する機能。少なくとも１つの片面グループは、少なくとも１つの位置制御装置を含むことが可能であるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置は、片面アセンブリの上流方向に配置されていてよい。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つの貼合部を含み得る。貼合部は、片面ウェブをライナと接合するように構成されていてよい。少なくとも１つの貼合部が、少なくとも１つの位置制御装置を含むことが可能であるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置が貼合部の上流方向に配置されていてもよい。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つのクロスカッターを含み得る。少なくとも１つのクロスカッターは、少なくとも１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを移動方向に対して垂直に切断するように構成されていてよい。

いくつかの実施形態では、段ボール製造設備は、少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機を含み得る。少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機は、少なくとも１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを、移動方向に対して平行に穿孔及び／又は切断するように構成されていてよい。少なくとも１つのクリース機及び切断機は、少なくとも１つの位置制御装置を含むことが可能であるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置は、クリース機及び切断機の上流方向に配置されていてよい。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つのスプライサを含むことができる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのスプライサは、ウェブの終端を新しいウェブの始端と接続するように構成されていてよい。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのスプライサは、少なくとも１つの位置制御装置を含み得る。

本発明によると、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする設備が提供される。さらに、本発明によると、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする、記憶手段を有する設備が提供される。さらに、本発明によると、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を特徴とするコンピュータ可読媒体が提供される。

本発明のさらなる態様及び利点は、添付の図面の詳細な説明から明らかになる。

段ボールを製造するための設備の概略図である。 本発明に係る段ボール製造設備の片面グループの概略図である。 本発明に係る接合、貼合部及び加熱引張領域の概略図である。 本発明に係る最終仕上げ部の概略図である。

図１は、段ボールを製造するための設備の概略を示している。図１の設備は、２つの片面グループ、接合及び貼合部、加熱及び引張領域、最終仕上げ部で構成されている。段ボールを製造するための設備はまた、異なる構造、例えば、より多い数の片面グループを有することができる。

図２は、片面グループの概略図である。段ボールを製造するための設備には、このような片面グループが１つ以上存在し得る。これらは機能的にも基本構造的にも同一である。

１つ以上のウェブは、供給ロール１に存在している。ウェブは、好ましくは、紙又は厚紙のウェブとして理解されるが、例えば、布のウェブ、プラスチックのウェブ、及び、金属のウェブも含まれ得る。ウェブは、同じ材料又は異なる材料の１つ以上の層から構成され得る。特に、本発明に係る方法又はシステムは、段ボールの製造に用いられる、このようなタイプのウェブに適用することができる。この文脈では、片面ウェブという概念は、２層の材料から成るウェブを表しており、一方は平滑であり、他方は波状である。

供給ロール１は常に対を成して配置され、一方のロールから材料が繰り出され、他方のロールは交換用として準備されている。一方のロールの材料がなくなると、材料の供給が中断しないように、地点２で他方のロールへのスプライスが行われる。本明細書における「スプライス」という概念は、ウェブが別のウェブに接合される方法ステップを意味し得る。代替的又は付加的に、「スプライス」という概念は、例えば接着テープを用いて、１つのウェブの終端が別のウェブの始端に接合される方法ステップを意味し得る。接合されたウェブは、スプライスプロセスの後、同じウェブとしてみなされ得る。そこから、ウェブは、第１の材料貯蔵部３に誘導される。第１の材料貯蔵部３では、新しいロールにスプライスを行う際に生じるウェブ供給の遅れを補償するために、ウェブ長が蓄えられる。貯蔵部３における貯蔵量を制御するために、貯蔵部内の左右の滑車は、互いに近づくように動かされるか、又は、互いから離れるように動かされ得る。

第１の貯蔵部３から、ウェブはセンサ１０を通過して位置制御装置４へ誘導される。ウェブが誘導される方向は、移動方向に一致する。センサ１０は、元の状態でのウェブの値を検出する。

センサ７、１０、１１、１２、１８、２０、２３は、ウェブの幅及び／又は位置を測定するように構成されていてよい。幅は、移動方向に対して直角に延在するウェブの寸法であり、より正確には、移動方向に対して直角に延在するウェブの２つの寸法のうちの大きい方の寸法である。幅は、ウェブの各縁部にあり、移動方向に対して直角な線上にある２つの端点間の距離によって定義される。ウェブの幅と同じ方向に延在する段ボール製造設備の幅は、ウェブの幅より大きい。ウェブは、位置制御装置４、１４、１５、１６によってウェブの幅に沿って変位可能である。段ボール製造設備の幅は、段ボール製造設備の２つの側方端点によって表される。段ボール製造設備の側方端点は、物理的なものであってよい。代替的に、段ボール製造設備の側方端点は、仮想のものであってよく、ウェブの最大変位によって定義されていてよい。この２つの端点は、移動方向に対して直角な線上に位置している。

ウェブの位置は、段ボール製造設備の幅に沿ったウェブの位置を表している。例えば、ウェブの位置は、ウェブの２つの端点の内の少なくとも１つの端点の、段ボール製造設備の２つの側方端点のうちの少なくとも１つの側方端点からの距離であってよい。代替的又は付加的に、ウェブの位置は、ウェブの２つの端点のうちの少なくとも１つの端点の、段ボール製造設備の側方端点間の中間点からの距離であってよい。

さらに、センサ７、１０、１１、１２、１８、２０、２３は、ウェブの他の値、例えばウェブの湿度を測定するように構成されていてよい。

ウェブは、位置制御装置４の下流において、ローラを通過するように誘導され、ローラにおいて加熱され、特に内部から高温の水蒸気が供給されるローラで加熱される。さらに、ウェブは途中で湿らされ、これによって、より良い成形性が得られ、後に２つのウェブはより容易に接続され得る。

次に、一方の側から来たウェブは、段ローラ５を通過し、段ローラにおいて、強制的に波形に成形される。糊付け装置６が当該ウェブに糊を塗布する。他方の側からは、第２のウェブが来て、当該ウェブは波形のウェブに接着され、片面ウェブを形成する。両方のウェブが接着される領域には、センサ７及びセンサ１１が配置されている。センサ７は、２つのウェブのウェブ位置及び／又は互いの相対的なウェブ位置を検出する。この情報は、位置制御装置４を制御するために、様々な方法で用いられ得る。例えば、一方のウェブ又は両方のウェブを、接合に際して正確な位置に制御するため、又は、一方のウェブが他方のウェブと正確に位置合わせされるように制御するために用いられ得る。好ましくは、一方のウェブが所定のウェブ位置に制御され、他方のウェブがこの第１のウェブに対して位置合わせされる。自然な縁部で作業するために、すなわち片側で切り揃えたり、又は、トリミングを行う必要をなくすために、ウェブ位置は、両方のウェブの縁部が片側で正確に重なるように制御される。

湿度制御のために、センサ１１も段ローラ５の領域に配置されている。このセンサ１１は、少なくともウェブの湿度を測定するように構成されている。これによって、各ウェブの加湿を再調整することが可能であり、接着中に一定の制御された条件が得られる。

製造された片面ウェブは、ブリッジ８に搬送される。ブリッジ８には第２の供給部、いわゆるブリッジ供給部９が配置されている。ブリッジ供給部９は、さらなる製造のための予備として用いられる。ある供給ロール１から別の供給ロールにスプライスを行う際、片面ウェブの製造は一般的に、安全かつ低速でのスプライスを可能にするために減速される。この間、ブリッジ供給部９は予備として機能し、製造プロセスは毎分約１００～４００メートルの速度で継続され得る。新しい供給ロール１に交換した後、ブリッジ供給部９を再び補充するために、片面ウェブを製造する際の速度は、平均を超える値に引き上げられる。

ブリッジ供給部９の端部には、センサ１２が配置されている。センサ１２で、プロセスの監視及び最適化のためのさらなるデータが得られる。特に、ブリッジ供給部に関する情報は、センサ１２で同時に得られる。

図３は、接合、貼合部、加熱及び引張を概略的に示している。当該領域には、１つ以上の片面ウェブが誘導される。位置制御装置１５、１６は、片面ウェブのウェブ位置を制御するとともに、必要なウェブ張力を制御する。ライナは、ライナ供給ロール１３から供給貯蔵部を経由して位置制御装置１４へ誘導される。位置制御装置１４の上流には、ライナの幅及び／若しくは位置、又は、その湿度を検出するためのセンサを配置することができる。

ウェブは、位置制御装置１４、１５、１６の下流において、予熱器１７、糊付け装置１９を経由して貼合部２１に誘導され、貼合部２１においてウェブが接合される。ここで、ウェブを互いに対して可能な限り正確に位置決めすることが望ましい。ウェブが全て片側において互いに同一平面上に接着されている場合にのみ、自然な縁部を使用することができる。代替的に、全てのウェブが互いに中心を合わせることも可能である。しかしながら、貼合部２１におけるウェブの互いの相対的な位置が最も重要であることが肝要である。

各ウェブを別々に観察し、特定の位置に制御することが可能であり、センサ１８、２０によって測定された値からの偏差は、位置制御装置１４、１５、１６を制御するための現在値として用いられる。

代替的に、１つのウェブ、特にライナを基準として用いることが可能である。他のウェブの位置は、当該ウェブに対して制御される。さらに、基準ウェブについて得られた情報は、他のウェブを制御するために用いることが可能であり、これによって、他のウェブが追跡されるか、又は、基準ウェブのダイナミクスが補償される。

特に、予熱器１７の領域と糊付け装置１９の領域で同時に測定が行われる場合、ダイナミクスの考慮が可能である。さらに、位置制御装置４、１４、１５、１６は、それ自体、センサを備えていてよい。

センサ１８、２０から得られる情報を利用する場合、位置制御装置４、１４、１５、１６と測定点又はセンサとの間でウェブが移動しなければならない距離と、ウェブ速度と、が考慮される。停止時間に加えて、減衰を調整することができる。

ウェブは、貼合部２１の下流において、加熱及び引張領域で乾燥させられる。当該領域を通るように、循環ベルトがウェブを引っ張り、この際、ウェブは、発熱体を通過するように誘導される。熱を加えることで、ウェブから水分が除去され、ウェブは乾燥させられる。

図４は、最終仕上げ部を概略的に示している。加熱及び引張領域２２の下流には、さらなるセンサ２３が配置されている。センサ２３は、少なくともウェブの幅及び湿度を測定するように構成されている。測定された湿度は、加熱及び引張領域２２において加えられるべき熱エネルギーを制御するために用いられる。測定された幅は、繰り出した後に測定された幅値とともに、製造プロセス全体の収縮率を決定するために用いられる。これによって、使用される出発材料の品質に関する情報が得られる。さらに、ここで測定された値は、貼合部２１における位置決めを評価し、場合によっては改善するために用いることもできる。例えば、加熱及び引張領域２２の下流の測定点におけるウェブは、貼合部２１の上流における個々のウェブよりも著しく幅広でないことが望ましい。さらに、加熱及び引張領域２２の収縮率を決定することが可能である。

ウェブは、第１のトリミング部２４に転送される。ここでは、ウェブの縁部が従来の方法で切り揃えられるか、又は、トリミングされる。しかしながら、自然の縁部で作業することも可能であり、この場合、段ボールは片側のみがトリミングされればよい。しかしながら、本発明に係るシステムは、自然の縁部で作業する必要はない。さらなる経過において、ウェブは、長手方向及び短手方向において所望の寸法に切断され、図４の右側に概略的に示されている貯蔵部に誘導される。

一態様によると、本発明はウェブの制御の最適化に関するものである。片面ウェブの製造においても、複数の片面ウェブとライナとの接合においても、可能な限り最適な位置制御が望ましい。位置制御という概念は、ウェブが案内される設備におけるウェブの位置を表している。移動方向に対して、ウェブ位置は、例えば、中央揃え、左寄せ又は右寄せとすることができる。位置制御装置４、１４、１５、１６は、ウェブを中央揃え、左寄せ又は右寄せのウェブ位置の間で切り替えることができる。左寄せのウェブ位置は、例えば、移動方向に対して垂直なウェブの左端点が、移動方向に対して垂直な段ボール製造設備の左側方端点のほぼ上又は上に位置する位置に対応し得る。

例えば、ウェブを中央揃えと左寄せとの間、又は、中央揃えと右寄せとの間でしか切り替えられない位置制御装置４、１４、１５、１６も存在する。

例えば、第１の加工ステップの前にウェブが中央揃えのウェブ位置から左寄せウェブ位置に切替えられた場合、左寄せウェブセクションは、中央揃えのウェブセクションに続く。廃棄を回避するためには、左寄せウェブセクションが後続の位置制御装置に到達した場合に初めて、後続の位置制御装置において、ウェブのウェブ位置が変更されると有利であることが判明している。

接合に際してウェブが、特に互いに対して正確に位置決めされるほど、生じる廃棄は少なくなる。ウェブは様々な点において他のウェブに接合されるが、全てのウェブのウェブ位置が同時に、しかし異なる場所で変更される場合に、廃棄が生じる。例えば、上流の一地点において第１のウェブが中央揃えのウェブ位置から左寄せのウェブ位置に切替えられ、同時に下流において第２のウェブが中央揃えのウェブ位置から左寄せのウェブ位置に切替えられる場合、第１のウェブの依然として中央揃えのウェブセクションが、第２のウェブの左寄せのウェブセクションと接続する可能性がある。従って、位置制御装置への制御信号の出力の時間的な順序を制御し、廃棄を減少させるシステムが必要とされている。

本発明によると、段ボール製造設備の１つ以上のウェブを制御するためのコンピュータ実装方法が提供される。当該方法は、以下のステップを含んでいる。まず、少なくとも１つの第１の入力信号の受信と、その後での少なくとも１つの第１の入力信号に基づく第１の時点での第１の制御信号の決定。次に、第１の位置制御装置への第１の制御信号の出力、並びに、少なくとも１つの第１の入力信号及び／又は少なくとも１つのさらなる受信した入力信号に基づく、少なくとも１つのさらなる時点の決定。最後に、少なくとも１つのさらなる時点に到達した際の、少なくとも１つのさらなる位置制御装置への少なくとも１つのさらなる制御信号の出力。

少なくとも１つの第１の入力信号は、様々な原点を有することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも１つの第１の入力信号は、人間のオペレータによる入力によって生成され得る。例えば、人間のオペレータは、段ボール製造設備が、中央揃えの段ボールの製造から、左寄せの段ボールの製造に移行して、自然の縁部を有する段ボールを製造すべきであると決定することができる。少なくとも１つの第１の入力信号に基づいて、制御信号が第１の時点に決定され、第１の位置制御装置、例えば位置制御装置４に出力される。

また、複数の入力信号が必要な場合もある。例えば、人間のオペレータは、まず、ウェブ幅の変化等、ある条件が出現した場合にウェブ位置を変更すべきであると入力することができる。次に、第１の時点の決定は、人間のオペレータによる第１の入力信号と、ウェブ幅の変化の決定の際に受信されたさらなる入力信号と、に基づいて行われる。

制御信号は、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよい。例えば、人間のオペレータは、少なくとも１つの第１の入力信号を受信してから５分後に制御信号を出力すべきであると入力することができる。別の例では、入力信号は、ウェブ幅の変化を検出するセンサから出力され得る。しかしながら、センサは、第１の位置制御装置より明らかに上流に存在する可能性があり、第１の時点は、ウェブ幅の変化が第１の位置制御装置に到着した時点として決定される。

第１の制御信号の決定は、第１の入力信号が受信された後は、いつでも行うことができる。従って、第１の時点における第１の制御信号の決定は、当該方法によって持続的に実施され得る。

下流の位置制御装置、例えば位置制御装置１４、１５、１６において、廃棄を回避するために、同じウェブ又は他のウェブも適切な時点でウェブ位置を変更するように、少なくとも１つのさらなる時点が決定される。この少なくとも１つのさらなる時点の決定は、第１の入力信号及び／又は少なくとも１つの受信されたさらなる入力信号に基づき得る。少なくとも１つのさらなる時点に達すると、少なくとも１つのさらなる制御信号が、ウェブ又はさらなるウェブのウェブ位置を変更するために、少なくとも１つのさらなる位置制御装置へ出力される。従って、本発明に係るコンピュータ実装方法は、１つ以上のウェブのウェブ位置を時間的に制御することによって、廃棄の削減をもたらし得る。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、少なくとも１つの制御信号に基づいて、１つ以上のウェブを、中央揃えのウェブ位置、左寄せのウェブ位置又は右寄せのウェブ位置の間で切り替えるように構成されていてよい。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのさらなる制御信号の決定は、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの幅及び／又は位置の変化の決定に基づき得る。

例えば、位置の変化はセンサによって検出可能であり、これによって、ウェブが上流において、中央揃えのウェブセクションから左寄せのウェブセクションに切替えられており、左寄せのウェブセクションはセンサに到達したところであることが認識される。さらに、一部の段ボール製造設備では、異なる幅を有するウェブを使用することができる。例えば、まず幅２０００ｍｍのウェブを最初に使用することが可能であり、当該ウェブは中央揃えで用いるべきものである。２０００ｍｍの幅を有するウェブには、２１００ｍｍの幅を有するウェブをスプライスすることが可能であり、当該ウェブは、左寄せで用いるべきである。例えば、上流において、２０００ｍｍの幅と２１００ｍｍの幅との間の移行部で、ウェブが中央揃えの位置から左寄せの位置に切替えられ得る場合、センサは、下流において、２０００ｍｍから２１００ｍｍへの幅の変化を検出することによって、２１００ｍｍの幅を有するウェブセクションが到着したことを認識できる。次に、センサの情報は、隣接する位置制御装置に、ウェブ位置を中央揃えのウェブ位置から左寄せのウェブ位置に切替えさせるために用いられ得る。幅及び／又は位置の変化に基づく少なくとも１つのさらなる制御信号の決定は、さらに、例えば位置制御装置間の距離及び／又はウェブ速度といった、段ボール製造設備に関するさらなる情報が無くても、位置制御装置の時間的な制御を改善することを可能にする。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定は、第１の時点から開始可能である。１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定を、第１の時点より前ではなく、第１の時点から行うことは、例えば、ウェブ位置の望ましくない変更を回避するために役立つ可能性がある。例えば、人間のオペレータの以前の入力又はスプライスプロセスの後にのみ、後続の位置制御装置によってウェブ位置を変更することができると決定することが可能である。ウェブ位置又はウェブの幅の検出は、それにもかかわらず行われ得るが、これらのデータは、第１の時点が生じるまで、コンピュータ実装方法に無視され得る。さらに、第１の時点で初めて変化の決定を開始することが可能であり、これによって、計算能力を節約することができる。

いくつかの実施形態において、１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定は、以下のステップを含み得る。少なくとも１つのセンサによる第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信であって、少なくとも１つのセンサは、少なくとも１つのさらなる位置制御装置に、又は、その上流に配置されている。少なくとも１つのセンサによる第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値の受信。第１の幅測定値と第２の幅測定値との比較、及び／又は、第１の位置測定値と第２の位置測定値との比較。任意で、第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合の、少なくとも１つのさらなる入力信号の生成。

いくつかの実施形態では、第２の幅の測定及び／又は第２の位置の測定は、第１の幅の測定及び／又は第１の位置の測定の後に行われ得る。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。決定されたウェブ速度及び第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づく、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間における、少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定した移動時間を第１の時点に加算することによって決定される。

さらなる時点は、ウェブ速度が既知である場合、対応して予め決定することができる。ウェブ速度が既知であり、２つの位置制御装置間の距離が既知である場合、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、センサを用いずに行うことが可能であるか、又は、ウェブ速度を決定するための１つのセンサのみが必要であり、当該センサはパラメータを検出するためにいずれにしても設備内に存在していてよい。センサの数の削減によって、又は、センサによって生成される情報を複数回使用することによって、費用及び計算能力を節約することができる。２つの位置制御装置間の距離は、位置制御装置間のウェブの長さに相当する。例えば、滑車によって、２つの位置制御装置間を移動するウェブの長さは、２つの位置制御装置間の直接距離よりも長くてよい。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの、第２の時点において制御信号を得ている上流側位置制御装置と、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置と、の間における、決定されたウェブ速度と、上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離とに基づく、少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定された移動時間を第２の時点に加算して決定される。

この際、第２の時点は、コンピュータ実装方法によって決定された第２の時点である必要はない。「第２の時点」という概念は、「第１の時点」とは区別されるものとして理解されなければならない。特に、「第２の時点」という概念は、第１の時点に続き、少なくとも１つのさらなる時点に先行する時点を表し得る。第２の時点と第１の時点との間で、さらなる時点が決定されていてよい。同様に、第２の時点と少なくとも１つのさらなる時点との間で、さらなる時点が決定されていてよい。

移動方向に並んだ個々の位置制御装置間のさらなる時点の決定によって、計算の誤差を減少させることができる。第１の時点に基づいてさらなる時点を決定する場合、さらなる位置制御装置までの段ボール製造設備全体に沿ったウェブ速度からのあらゆる偏差は、決定された移動時間に作用を及ぼす可能性があり、移動時間は、決定されたさらなる時点の基礎である。２つの位置制御装置間の移動時間を決定する際、最適には、２つの位置制御装置間のウェブ速度からの偏差のみが、決定された移動時間に作用を及ぼし得る。ウェブ速度は、例えばセンサ、又は、段ボール製造設備の循環ベルト等のウェブ搬送要素の既知の性能によって決定されていてよい。決定されたウェブ速度からの逸脱は、例えばセンサの測定誤差から明らかになり得るか、又は、ウェブが加湿によって変形した結果伸びてしまい、これによって、速度の局所的な変化がもたらされ得る。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定は、第１の時点から開始することができる。第１の時点からウェブ速度を決定することによって、第１の時点から移動時間を決定することが可能になる。ウェブ速度の決定が第１の時点から行われるということは、ウェブ速度が予めセンサによって既に検出されてはいないということを排除すべきではない。しかしながら、この場合、検出されたデータは、コンピュータ実装方法に基づく移動時間の決定に用いられることはない。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離との比較であって、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離が、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、以下のステップを含み得る。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの上流側位置制御装置と、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置と、の間の距離との比較であって、移動距離が、上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離に一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定される。

移動距離と２つの位置制御装置間の間隔との比較に基づいて、少なくとも１つのさらなる時点を決定する場合、少なくとも１つのさらなる時点は、予めには決定され得ないが、移動距離と間隔との連続的な比較によって決定される。この実施態様は、移動距離が、例えばインペラによって直接的に決定可能であり、場合によっては変化し得るウェブ速度から計算されるものではないので、より正確であり得る。同様に、センサとしてのインペラの使用は、例えば、幅及び／又は位置測定のためのセンサよりも安価であり得る。さらに、センサを有するインペラは、既に段ボール製造設備の標準部品であり得る。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定は、第１の時点から開始することができる。第１の時点から移動距離を決定することによって、第１の時点から移動した距離を正確に決定することが可能になる。移動距離の決定が第１の時点から行われるということは、移動距離が予めセンサによって既に検出されてはいないということを排除すべきではない。しかしながら、この場合、検出されたデータは、コンピュータ実装方法に基づく移動距離の決定に用いられることはない。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのさらなる時点の決定は、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブにおけるギャップの検出に基づき得る。

ウェブは段ボール製造設備内で、例えばクロスカッターで切断することができる。その後、下流側の部分は、上流側のウェブセクションよりも高いウェブ速度で搬送され、これによってギャップが生じる。この際、上流側のウェブセクションは、当該ウェブセクションに先行する下流側のウェブセクションとは異なるウェブ位置で用いられることが望ましい。従って、ギャップの検出は、上流側のウェブセクションのウェブ位置を変更するために用いられ得る。ギャップの検出は、例えば、ウェブの幅を０に決定することによって行うことができる。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのうちの１つのウェブの少なくとも一部は、ウェブ位置が左寄せ及び／又は右寄せである場合に、自然な縁部を有し得る。自然な縁部を有するウェブを使用することは、上述したように、より効率的な材料の使用をもたらすことができる。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号は、スプライス位置でのスプライスプロセスによって生成され得る。

例えば、異なる幅等の異なる特性を有する新しいウェブが使用されるので、スプライスプロセスの後にウェブのウェブ位置を変更することが望ましい。従って、第１の入力信号の生成を第１のスプライスプロセスに依存させることが望ましい。部分的には、センサは、スプライス位置の下流にある第１の位置制御装置の上流には配置されない場合があり、これによって、センサからの情報に依存する制御が複雑又は不可能になる。その代わりに、スプライスプロセスが行われたという情報を利用することができる。これによって、センサの数を減少させることもできる。さらに、位置制御装置がスプライス位置に直接配置されるか、又は、直接スプライス位置に続くことが可能であり、従って、スプライスプロセスによって生成される第１の入力信号を用いて、第１の時点を直接決定することが望ましい。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号の生成は、以下のステップを含み得る。第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信。第１のセンサからの第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値の受信。第１の幅測定値と第２の幅測定値との比較、及び／又は、第１の位置測定値と第２の位置測定値との比較。第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合の、第１の入力信号の生成。

少なくとも１つの第１のセンサを第１の位置制御装置の前又は第１の位置制御装置に配置し、当該センサからの情報を使用して第１の位置制御装置を制御することが望ましい。これによって、例えば位置制御装置がスプライス位置から離れた位置にある場合、位置制御装置の時間的な制御の精度を向上させることができる。これは、また、スプライスプロセスに関するデジタル情報が利用できない場合、又は、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離が不明な場合にも望ましい。

いくつかの実施形態では、第１の入力信号の生成は、以下のステップを含み得る。第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値の受信。第１の幅測定値及び／又は位置測定値と基準値との比較。第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と異なる場合の、又は、第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と一致する場合の、第１の入力信号の生成。

第１の入力信号が基準値との比較によって生成されることが望ましい。例えば、基準値は、ウェブの可能な標準幅に対応することができる。例えば、２０００ｍｍの幅を有するウェブは、常に中央揃えで使用し、２１００ｍｍの幅を有するウェブは、常に左寄せで使用するように定めることができる。

いくつかの実施形態において、第１の制御信号は、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含む。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。下流方向において測定されたウェブ速度及びスプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離に基づく、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。

代替的又は付加的に、第１の制御信号を出力するための時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離がスプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離に一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

入力信号が受信されるとすぐに制御信号が出力される場合、例えば、前のロールとは異なる幅を有する新しい供給ロールがスプライスされる場合、異なる幅を有する新しいウェブセクションが位置制御装置に到達する前に既に、ウェブ位置が位置制御装置によって変更される。従って、第１の入力信号の受信と第１の制御信号の出力との間の時間的な遅れの決定は、例えば、異なる幅を有する新しいウェブセクションが位置制御装置に到達した場合に初めてウェブ位置の変更を実施するために望ましい。ウェブ速度の決定と移動距離の決定との両方に基づいて時間的な遅れを決定する場合、例えば、最終的に決定される時間的な遅れは、より短い決定された時間的な遅れ、より長い決定された時間的な遅れ、又は、それらの平均に基づくことができる。決定された時間的な遅れの重み付けも可能である。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つのさらなる制御信号は、少なくとも１つのさらなる入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含んでいる。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定。下流方向において測定されたウェブ速度及び少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づく、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。

代替的又は付加的に、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定。１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離がセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

例えば、時間的な遅れは、位置制御装置の上流に配置されたセンサが、センサと位置制御装置との間の移動時間を考慮するため、特に、ウェブ位置の早すぎる変更を回避するために望ましい。ウェブ速度の決定と移動距離の決定とに基づいて時間的な遅れを決定する場合、例えば、最終的に決定される時間的な遅れは、より短い決定された時間的な遅れ、より長い決定された時間的な遅れ、又は、それらの平均に基づくことができる。決定された時間的な遅れの重み付けも可能である。

いくつかの実施形態において、第１の制御信号は、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力されてよく、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定、及び、測定された下流方向におけるウェブ速度及び第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離に基づく、第１のセンサと第１の位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間の決定であって、時間的な遅れは、移動時間によって決定される。代替的又は付加的に、時間的な遅れの決定は、以下のステップを含み得る。下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定、及び、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の、第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離との比較であって、移動距離が第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離と一致する場合に、時間的な遅れが決定される。

いくつかの実施形態において、ウェブは、特に、紙状又は厚紙状のウェブであってよい。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのセンサのうちの少なくとも１つのセンサは、光学センサ、カメラ、ＣＣＤカメラ、ＣＭＯＳカメラ、超音波装置、又は、超音波を使用する圧電素子から成る群から選択されていてよい。

いくつかの実施形態において、第１の位置制御装置は、第１のアクチュエータ、特に電気式、油圧式又は空気圧式アクチュエータを含むことが可能であり、アクチュエータは、第１の制御信号によって制御される。

いくつかの実施形態において、少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、少なくとも１つのさらなるアクチュエータ、特に電気式、油圧式及び／又は空気圧式アクチュエータを含むことが可能であり、少なくとも１つのさらなるアクチュエータは、少なくとも１つのさらなる制御信号によって制御される。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置は、同時に制御され得る。

複数の位置制御装置を同時に制御することが望ましい適用事例があり得る。例えば、位置制御装置が互いに対して平行に配置され、その後に互いに貼合されるべき様々なウェブを制御する場合である。

いくつかの実施形態では、１つ以上のウェブのウェブ速度は、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置を同時に制御するために低減され得る。

ウェブ速度を低減することによって、ウェブ位置を切り替える際の局所的な精度が向上し得る。さらに、ウェブ速度を低減することによって、段ボール製造設備の部品に加わる機械的ストレスを減少させることができる。

いくつかの実施形態では、第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置の同時制御は、１つ以上のウェブのウェブ速度が１００ｍ／分より小さい場合においてのみ実施され得る。

いくつかの実施形態では、段ボール製造設備は、紙又は厚紙から段ボールを製造するために用いられ得る。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つの片面グループを含み得る。片面グループは、以下の機能のうちの少なくとも１つの機能を実行するように構成されていてよい。第１のウェブを波形に成形する機能であって、これによってウェブは、２つの側面に段頂を得る。第１のウェブの段頂に、接着剤を塗布する機能。片面ウェブを製造するために、第１のウェブをライナと接合する機能。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの片面グループは、少なくとも１つの位置制御装置を含み得るか、又は、少なくとも１つの位置制御装置が、片面グループの上流方向に配置されていてよい。ウェブが誘導される方向は、移動方向に一致することを再度強調しておく。当該方向は、段ボール製造設備の方向付けに対して、様々なウェブに関して異なり得る。例えば、第１のウェブは、第１の方向に移動し、第２の方向からの第２のウェブと片面グループで接合され得る。接合の後、片面ウェブは、例えば、第１の方向にさらに移動することができる。この際、第２の方向は、第１の方向と略反対方向であってもよい。第２のウェブのための位置制御装置は、ウェブの定められたセクションが片面グループに到達する前にまず、位置制御装置を通過する場合、片面グループの上流にある。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つの貼合部を含むことができる。少なくとも１つの貼合部は、片面ウェブをライナと接合するように構成されていてよい。少なくとも１つの貼合部は、少なくとも１つの位置制御装置を含むことが可能であるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置が、貼合部の上流方向に配置されていてよい。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つのクロスカッターを含み得る。少なくとも１つのクロスカッターは、少なくとも１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを移動方向に対して垂直に切断するように構成されていてよい。

いくつかの実施形態では、段ボール製造設備は、少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機を含み得る。少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機は、少なくとも１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを、移動方向に対して平行に穿孔及び／又は切断するように構成されていてよい。クリース機及び／又は切断機は、クリース工具及び／又は切断工具を含み得る。クリース機及び／又は切断機は、それ自体及び／又は含まれるクリース工具及び／又は切断工具を移動方向に対して垂直に位置決めするように構成されていてよい。従って、クリース機及び／又は切断機に対するウェブ位置が制御されるのではなく、ウェブに対するクリース機及び／又は切断機の位置が制御されるので、クリース機及び／若しくは切断機の上流又はクリース機及び／若しくは切断機上の位置制御装置は、廃止してもよい。いくつかの実施形態では、クリース機及び／又は切断機の位置決めは、少なくとも１つのさらなる制御信号に基づき得る。従って、いくつかの実施形態では、クリース機及び／又は切断機の位置決めは、少なくとも１つのさらなる位置制御装置の制御と同じ進行に基づき得る。

代替的又は付加的に、いくつかの実施形態において、少なくとも１つのクリース機及び切断機は、少なくとも１つの位置制御装置を含むことが可能であるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置は、クリース機及び切断機の上流方向に配置されていてよい。

いくつかの実施形態において、段ボール製造設備は、少なくとも１つのスプライサを含み得る。少なくとも１つのスプライサは、ウェブの終端を新しいウェブの始端に接続するように構成されていてよい。さらに、１つのスプライサは、少なくとも１つの位置制御装置を含み得る。

本発明によると、さらに、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする設備が提供される。さらに、本発明によると、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする、記憶手段を有する設備が提供される。さらに、本発明によると、本発明に係るコンピュータ実装方法を実施するためのプログラミング手段を特徴とするコンピュータ可読媒体が提供される。

以上に本発明を説明し、添付の特許請求の範囲で定義を行ったが、本発明は、以下の実施形態に従って代替的に定義することもできることを理解されたい：

１．段ボール製造設備の１つ以上のウェブを制御するためのコンピュータ実装方法であって、以下の、
‐少なくとも１つの第１の入力信号を受信するステップと、
‐少なくとも１つの第１の入力信号に基づいて、第１の時点において第１の制御信号を決定するステップと、
‐第１の制御信号を第１の位置制御装置へ出力するステップと、
‐少なくとも１つの第１の入力信号及び／又は少なくとも１つのさらなる受信した入力信号に基づいて、少なくとも１つのさらなる時点を決定するステップと、
‐少なくとも１つのさらなる時点に達した際に、少なくとも１つのさらなる制御信号を少なくとも１つのさらなる位置制御装置に出力するステップと、
を含むコンピュータ実装方法。
２．第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置が、少なくとも１つの制御信号に基づいて、１つ以上のウェブを、中央揃え、左寄せ又は右寄せのウェブ位置の間で切り替えるように構成されている、態様１に係る方法。
３．少なくとも１つのさらなる制御信号の決定が、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの幅及び／又は位置の変化の決定に基づいている、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
４．１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定が、第１の時点から開始する、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
５．１つ以上のウェブの幅及び／又は位置の変化の決定が、
‐少なくとも１つのセンサによる第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップであって、少なくとも１つのセンサが、少なくとも１つのさらなる位置制御装置に、又は、少なくとも１つのさらなる位置制御装置の上流に配置されているステップと、
‐少なくとも１つのセンサによる第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値を受信するステップと、
‐第１の幅測定値と第２の幅測定値とを比較するステップ、及び／又は、第１の位置測定値と第２の位置測定値とを比較するステップと、
‐任意で、第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合に、少なくとも１つのさらなる入力信号を生成するステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
６．第２の幅測定及び／又は第２の位置測定が、第１の幅測定及び／又は第１の位置測定の後に行われる、態様５に係る方法。
７．少なくとも１つのさらなる時点の決定が、以下の、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップと、
‐決定されたウェブ速度及び第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づいて、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定された移動時間を第１の時点に加算することによって決定されるステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
８．少なくとも１つのさらなる時点の決定が、以下の、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップと、
‐少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの、第２の時点において制御信号を得ている上流側位置制御装置と、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置と、の間において、決定されたウェブ速度、及び、上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離に基づいて、少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、少なくとも１つのさらなる時点は、決定された移動時間を第２の時点に加算することによって決定されるステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
９．１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度の決定が第１の時点から開始する、先行する態様のいずれか１つに係る態様。
１０．少なくとも１つのさらなる時点の決定が、以下の、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップと、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離が、第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定されるステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１１．少なくとも１つのさらなる時点の決定が、以下の、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップと、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの上流側位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、移動距離が上流側位置制御装置と下流側位置制御装置との間の距離に一致する場合に、少なくとも１つのさらなる時点が決定されるステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１２．１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離の決定が第１の時点から開始する、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１３．少なくとも１つのさらなる時点の決定が、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブにおけるギャップの検出に基づいている、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１４．１つ以上のウェブのうちの１つのウェブの少なくとも一部が、ウェブ位置が左寄せ及び／又は右寄せである場合に自然の縁部を有している、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１５．第１の入力信号が、人間のオペレータによる入力によって生成される、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１６．第１の入力信号が、スプライス位置におけるスプライスプロセスによって生成される、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１７．第１の入力信号の生成が、以下の、
‐第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップと、
‐第１のセンサからの第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値を受信するステップと、
‐第１の幅測定値と第２の幅測定値とを比較するステップ、及び／又は、第１の位置測定値と第２の位置測定値とを比較するステップと、
‐第１の幅測定値が第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、第１の位置測定値が第２の位置測定値と異なる場合に、第１の入力信号を生成するステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１８．第１の入力信号の生成が、以下の、
‐第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップと、
‐第１の幅測定値及び／又は位置測定値を基準値と比較するステップと、
‐第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と異なる場合、又は、第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と一致する場合に、第１の入力信号を生成するステップと、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
１９．第１の制御信号が、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力され、時間的な遅れの決定は、以下の、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップ、並びに、
‐下流方向における決定されたウェブ速度及びスプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離に基づいて、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、時間的な遅れは、移動時間によって決定されるステップ、並びに／又は、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定し、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、スプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、移動距離がスプライス位置と第１の位置制御装置との間の距離に一致する場合に、時間的な遅れが決定されるステップ、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２０．少なくとも１つのさらなる制御信号が、少なくとも１つのさらなる入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力され、時間的な遅れの決定は、以下の、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップ、
‐下流方向における測定されたウェブ速度及び少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に基づいて、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、時間的な遅れが移動時間によって決定されるステップ、並びに／又は、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうち少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップ、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、移動距離が少なくとも１つのセンサと少なくとも１つのさらなる位置制御装置との間の距離に一致する場合、時間的な遅れが決定されるステップ、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２１．第１の制御信号が、第１の入力信号の受信から時間的な遅れを有して出力され、時間的な遅れの決定は、以下の、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップ、
‐下流方向において測定されたウェブ速度及び第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離に基づいて、第１のセンサと第１の位置制御装置との間の１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、時間的な遅れが移動時間によって決定されるステップ、並びに／又は、
‐下流方向における１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップ、
‐１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、移動距離が第１のセンサと第１の位置制御装置との間の距離に一致する場合に、時間的な遅れが決定されるステップ、
を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２２．ウェブが、特に紙状又は厚紙状のウェブである、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２３．少なくとも１つのセンサのうちの少なくとも１つセンサが、光学センサ、カメラ、ＣＣＤカメラ、ＣＭＯＳカメラ、超音波装置又は超音波で動作する圧電素子から成る群から選択される、先行する態様のいずれかに１つに係る方法。
２４．第１の位置制御装置が、第１のアクチュエータ、特に電気式、油圧式又は空気圧式アクチュエータを含み、アクチュエータは、第１の制御信号によって制御される、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２５．少なくとも１つのさらなる位置制御装置が、少なくとも１つのさらなるアクチュエータ、特に電気式、油圧式及び／又は空気圧式アクチュエータを含み、少なくとも１つのさらなるアクチュエータは、少なくとも１つのさらなる制御信号により制御される、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２６．第１の位置制御装置及び少なくとも１つのさらなる位置制御装置が、同時に制御され得る、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
２７．第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置とを同時に制御するために、１つ以上のウェブのウェブ速度が低減される、態様２６に係る方法。
２８．第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる位置制御装置との同時制御が、１つ以上のウェブのウェブ速度が１００ｍ／分より小さい場合においてのみ実施される、態様２７に係る方法。
２９．段ボール製造設備が、紙又は厚紙から段ボールを製造するために用いられる、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
３０．段ボール製造設備が、少なくとも１つの片面グループを含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
３１．片面グループが、以下の機能：
第１のウェブを波形に成形することによって、ウェブが２つの面に段頂を得るようにする機能、
第１のウェブの段頂に接着剤を塗布する機能、
第１のウェブをライナと接合し、片面ウェブを製造する機能、
のうちの少なくとも１つを実行するように構成されている態様３０に係る方法。
３２．少なくとも１つの片面グループが、少なくとも１つの位置制御装置を含むか、又は、少なくとも１つの位置制御装置が、片面グループの上流方向に配置される、態様３０又は３１に係る方法。
３３．段ボール製造設備が、少なくとも１つの貼合部を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
３４．貼合部が、片面ウェブをライナと接合するように構成されている、態様３３に係る方法。
３５．少なくとも１つの貼合部が、少なくとも１つの位置制御装置を含んでいるか、又は、少なくとも１つの位置制御装置が、貼合部の上流方向に配置される、態様３３又は３４に係る方法。
３６．段ボール製造設備が少なくとも１つのクロスカッターを含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
３７．少なくとも１つのクロスカッターが、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを、移動方向に対して垂直に切断するように構成されている、態様３６に係る方法。
３８．段ボール製造設備が、少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機を含み、特に、クリース機及び／又は切断機が、クリース工具及び／又は切断工具を含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
３９．少なくとも１つのクリース機及び／又は切断機が、移動方向に対して平行に、１つ以上のウェブのうちの少なくとも１つのウェブを穿孔及び／又は切断するように構成されており、特に、クリース機及び／又は切断機が、それ自体及び／又は含まれるクリース工具及び／又は切断工具を移動方向に対して垂直に配置するように構成されている、態様３８に係る方法。
４０．段ボール製造設備が少なくとも１つのスプライサを含む、先行する態様のいずれか１つに係る方法。
４１．少なくとも１つのスプライサが、ウェブの終端を新しいウェブの始端に接続するように構成されている、態様４０に係る方法。
４２．少なくとも１つのスプライサが、少なくとも１つの位置制御装置を含む、態様４０又は４１に係る方法。
４３．先行する態様のいずれか１つに係る方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする設備。
４４．先行する態様のいずれか１つに係る方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を特徴とする記憶手段を有する設備。
４５．先行する態様のいずれか１つに係る方法を実施するためのプログラミング手段を特徴とするコンピュータ可読媒体。

１ 供給ロール
２ 地点
３ 第１の材料貯蔵部
４、１４、１５、１６ 位置制御装置
５ 段ローラ
６、１９ 糊付け装置
７、１０、１１、１２、１８、２０、２３ センサ
８ ブリッジ
９ ブリッジ供給部
１３ ライナ供給ロール
１７ 予熱器
２１ 貼合部
２２ 加熱及び引張領域
２４ 第１のトリミング部

Claims (15)

1. 段ボール製造設備の１つ以上のウェブを制御するためのコンピュータ実装方法であって、以下の、
   ‐少なくとも１つの第１の入力信号を受信するステップと、
   ‐少なくとも１つの前記第１の入力信号に基づいて、第１の時点において第１の制御信号を決定するステップと、
   ‐前記第１の制御信号を第１の位置制御装置へ出力するステップと、
   ‐少なくとも１つの前記第１の入力信号及び／又は少なくとも１つのさらなる受信した入力信号に基づいて、少なくとも１つのさらなる時点を決定するステップと、
   ‐少なくとも１つの前記さらなる時点に達した際に、少なくとも１つのさらなる制御信号を少なくとも１つのさらなる位置制御装置に出力するステップと、
   を含むコンピュータ実装方法。
2. 前記第１の位置制御装置及び少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置が、少なくとも１つの前記制御信号に基づいて、１つ以上の前記ウェブを、中央揃え、左寄せ又は右寄せのウェブ位置の間で切り替えるように構成されている、請求項１に記載の方法。
3. 少なくとも１つの前記さらなる制御信号の決定が、１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの幅及び／又は位置の変化の決定に基づいている、請求項１又は２に記載の方法。
4. １つ以上の前記ウェブの幅及び／又は位置の変化の決定が、
   ‐少なくとも１つのセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップであって、少なくとも１つの前記センサが、少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置に、又は、少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置の上流に配置されているステップと、
   ‐少なくとも１つの前記センサからの第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値を受信するステップと、
   ‐前記第１の幅測定値と前記第２の幅測定値とを比較するステップ、及び／又は、前記第１の位置測定値と前記第２の位置測定値とを比較するステップと、
   ‐任意で、前記第１の幅測定値が前記第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、前記第１の位置測定値が前記第２の位置測定値と異なる場合に、少なくとも１つのさらなる入力信号を生成するステップと、
   を含む、請求項３に記載の方法。
5. 少なくとも１つの前記さらなる時点の決定が、以下の、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップと、
   ‐決定された前記ウェブ速度及び前記第１の位置制御装置と少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置との間の距離に基づいて、前記第１の位置制御装置と少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置との間の少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、少なくとも１つの前記さらなる時点は、決定された移動時間を前記第１の時点に加算することによって決定されるステップと、
   を含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
6. 少なくとも１つの前記さらなる時点の決定が、以下の、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブのウェブ速度を決定するステップと、
   ‐少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置のうちの、第２の時点において制御信号を得ている上流側位置制御装置と、少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置と、の間において、決定されたウェブ速度、及び、前記上流側位置制御装置と前記下流側位置制御装置との間の距離に基づいて、少なくとも１つのウェブのセクションの移動時間を決定するステップであって、少なくとも１つの前記さらなる時点は、決定された移動時間を前記第２の時点に加算することによって決定されるステップと、
   を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 少なくとも１つの前記さらなる時点の決定が、以下の、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップと、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、前記第１の位置制御装置と少なくとも１つのさらなる前記位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離が、前記第１の位置制御装置と少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置との間の距離と一致する場合に、少なくとも１つの前記さらなる時点が決定されるステップと、
   を含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 少なくとも１つの前記さらなる時点の決定が、以下の、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を決定するステップと、
   ‐１つ以上の前記ウェブのうちの少なくとも１つのウェブの移動距離を、少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置のうちの上流側位置制御装置と少なくとも１つの前記さらなる位置制御装置のうちの下流側位置制御装置との間の距離と比較するステップであって、移動距離が前記上流側位置制御装置と前記下流側位置制御装置との間の距離に一致する場合に、少なくとも１つの前記さらなる時点が決定されるステップと、
   を含む、請求項１から７のいずれか一項に記載の方法。
9. １つ以上の前記ウェブのうちの１つのウェブの少なくとも一部が、ウェブ位置が左寄せ及び／又は右寄せである場合に自然の縁部を有している、請求項１から８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記第１の入力信号が、人間のオペレータによる入力によって生成される、及び／又は、前記第１の入力信号が、スプライス位置におけるスプライスプロセスによって生成される、請求項１から９のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記第１の入力信号の生成が、以下の
    ‐第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップと、
    ‐前記第１のセンサからの第２の幅測定値及び／又は第２の位置測定値を受信するステップと、
    ‐前記第１の幅測定値と前記第２の幅測定値とを比較するステップ、及び／又は、前記第１の位置測定値と前記第２の位置測定値とを比較するステップと、
    ‐前記第１の幅測定値が前記第２の幅測定値と異なる場合、及び／又は、前記第１の位置測定値が前記第２の位置測定値と異なる場合に、前記第１の入力信号を生成するステップと、
    を含む、請求項１から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記第１の入力信号の生成が、以下の、
    ‐第１のセンサからの第１の幅測定値及び／又は第１の位置測定値を受信するステップと、
    ‐前記第１の幅測定値及び／又は位置測定値を基準値と比較するステップと、
    ‐前記第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と異なる場合、又は、前記第１の幅測定値及び／又は位置測定値が基準値と一致する場合に、第１の入力信号を生成するステップと、
    を含む、請求項１から１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を備えることを特徴とする設備。
14. 請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法を実施するためのプログラミング手段を有する制御装置を備えることを特徴とする記憶手段を有する設備。
15. 請求項１から１２のいずれか一項に記載の方法を実施するためのプログラミング手段を備えることを特徴とするコンピュータ可読媒体。