JPH1058563A - 段ボールシートの製造装置 - Google Patents

段ボールシートの製造装置

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JPH1058563A
JPH1058563A JP8222041A JP22204196A JPH1058563A JP H1058563 A JPH1058563 A JP H1058563A JP 8222041 A JP8222041 A JP 8222041A JP 22204196 A JP22204196 A JP 22204196A JP H1058563 A JPH1058563 A JP H1058563A
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cardboard sheet
waveform
corrugated cardboard
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浩 石渕
Kazukiyo Kono
和清 河野
Kuniaki Okesawa
邦章 涌沢
Koji Hattori
幸治 服部
Seiji Seki
征治 関
Makoto Ando
真 安藤
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    • Y10T156/1007Running or continuous length work
    • Y10T156/1016Transverse corrugating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯紙多層構造を有する段ボールシートの製造
装置において、芯紙の波形のピッチずれや位相ずれを防
止して高品質の段ボールシートを製造可能とする。 【解決手段】 ライナL1 の張力を調整する第1張力調
整装置59と片面段ボールシートS1 の第1芯紙C1
波形のピッチを計測するピッチ計測装置60を設け、第
1張力制御装置61が片面段ボールシートS1 の第1芯
紙C1 の波形のピッチに基づいてライナL1 に作用する
張力を調整するようにすると共に、片面段ボールシート
1 の張力を調整する第2張力調整装置27とこの片面
段ボールシートS1 の第1芯紙C1 の波形と第2芯紙C
2 の波形との位相ずれを計測する位相ずれ計測装置28
を設け、第2張力制御装置29が第1芯紙C1 の波形と
第2芯紙C2 の波形との位相ずれに基づいて片面段ボー
ルシートS1 に作用する張力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のライナの間
に波形に形成された複数の芯紙を貼り合わせて複数層の
段ボールシートを形成する段ボールシートの製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7に複数層の芯紙を有する両面段ボー
ルシートの概略、図8に両面段ボールシートの製造装置
の概略構成、図9に複数層の芯紙を有する別の両面段ボ
ールシートの概略、図10に両面段ボールシートの製造
装置の概略構成を示す。
【0003】近年、強度の向上を図った段ボールシート
として複数層の芯紙を有する両面段ボールシートがあ
る。即ち、図7に示すように、段ボールシートSa は、
上下一対のライナL1 とL2 との間に、ピッチP0 も段
山高さH0 も等しい波形に形成された2つの芯紙C1
2 を貼着して形成されたものである。
【0004】この段ボールシートSa を製造するには、
図8に示すように、ミルロールスタンド101に装着され
た巻取紙102からライナL1 を繰り出す一方、芯紙C2
はシングルフェーサ103の糊付けロール104によって糊が
塗布された後、加圧ロール105を通過する過程で芯紙C
1 と貼り合わされ、互いに噛み合う上段ロール106と下
段ロール107との間隙を通過させることによって波形に
成形される。そして、上段ロール106の周面に沿って案
内される波形の芯紙C1 ,C2 は糊付けロール108によ
って段山の頂部に糊が塗布された後、この上段ロール10
6と加圧ロール109との間でライナL1 に合流し、適量の
加熱と押圧力を付加することによって互いに貼り合わさ
れ、片面段ボールシートS2 が形成される。その後、図
示しないが、片面段ボールシートS2 にライナを貼り合
わせることで両面段ボールシートが製造される。
【0005】この段ボールシートSa は上下一対のライ
ナL1 とL2 の間に2つの芯紙C1,C2 を貼着して形
成されたものであるから、2つのライナの間に1つの芯
紙を貼着して形成したものに較べて強度が向上されてい
るものの、各芯紙C1 ,C2のピッチP0 も段山高さH
0 も等しい波形であることから、使用する用途によって
は強度が不十分であることがある。そこで、更に強度の
向上を図った段ボールシートとして複数層の芯紙の段山
高さを変えた両面段ボールシートがある。即ち、図9に
示すように、段ボールシートSb は、上下一対のライナ
1 とL2 との間に、ピッチP0 F等しいが、段山高さ
1 ,H2 の異なる波形に形成された2つの芯紙C1
2 を貼着して形成されたものである。
【0006】この段ボールシートSb を製造するには、
図10に示すように、ミルロールスタンド201に装着さ
れた巻取紙202からライナL1 を繰り出す一方、芯紙C
1 は第1シングルフェーサ203の互いに噛み合う上段ロ
ール204と加圧ロール205との間隙を通過させることによ
って段山の低い波形に成形される。そして、上段ロール
204の周面に沿って案内される波形の芯紙C1 は糊付け
ロール206によって段山の頂部に糊が塗布された後、こ
の上段ロール204と加圧ロール207との間でライナL 1
合流し、適量の加熱と押圧力を付加することによって互
いに貼り合わされ、片面段ボールシートS1 が形成され
る。次に、片面段ボールシートS1 は第2シングルフェ
ーサ208に送給される一方、芯紙C2 は互いに噛み合う
上段ロール209と加圧ロール210との間隙を通過させるこ
とによって段山の高い波形に成形される。そして、上段
ロール209の周面に沿って案内される波形の芯紙C2
糊付けロール211によって段山の頂部に糊が塗布された
後、この上段ロール209と加圧ロール212との間で片面段
ボールシートS1 に合流し、適量の加熱と押圧力を付加
することによって芯紙C1 に芯紙C2 が貼り合わされ、
片面段ボールシートS2が形成される。図示しないが、
片面段ボールシートS2 にライナを貼り合わせることで
両面段ボールシートが製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、段ボ
ールシートSb を製造する従来の段ボールシートの製造
装置にあっては、第1シングルフェーサ203にて、巻取
紙202から繰り出されて所定の張力を維持して走行する
ライナL1 に対して波形の芯紙C1 を貼着するが、この
第1シングルフェーサ203を通過した片面段ボールシー
トS1 はその張力が低下、あるいは、消失してしまう。
そのため、第2シングルフェーサ208にて、片面段ボー
ルシートS1 の芯紙C1 に芯紙C2 を貼り合わすとき、
その波形がずれて適正に貼り合わすことができないとい
う問題がある。
【0008】即ち、第1シングルフェーサ203では、図
11に示すように、ライナL1 は所定の張力が維持され
た状態で波形の芯紙C1 を貼着するので、芯紙C1 のピ
ッチはPa であり、所定長さM1 当たり3山存在する。
一方、第1シングルフェーサ203を通過すると、図12
に示すように、片面段ボールシートS1 はの張力が低
下、あるいは、消失することから、芯紙C1 のピッチは
b は小さくなり、所定長さM1 当たり4山(所定長さ
2 当たり3山)存在する。従って、第2シングルフェ
ーサ208にて、段山のピッチPの異なる芯紙C1 と芯紙
2 とを貼り合わすことは困難であり、適正な片面段ボ
ールシートS2 を形成することができない。
【0009】また、上述したように、第2シングルフェ
ーサ208にて、芯紙C1 と芯紙C2との段山のピッチPが
異なると位相ずれも生じてしまう。即ち、図13に示す
ように、芯紙C1 の段山のピッチP1 に対して芯紙C2
の段山のピッチP2 が大きくなると、位相ずれ+δが発
生し、芯紙C1 と芯紙C2 との波形の重なりにずれが生
じる。また、図14に示すように、芯紙C1 の段山のピ
ッチP1 に対して芯紙C2 の段山のピッチP2 が小さく
なると、位相ずれ−δが発生し、芯紙C1 と芯紙C2
の波形の重なりにずれが生じる。このように第2シング
ルフェーサ208にて、芯紙C1 と芯紙C2 との波形の重
なりにずれが生じると、芯紙C1 と芯紙C2 とを適正に
貼り合わすことは困難となり、緩衝効果と強度増大を目
的とした複数層の芯紙を有する両面段ボールシート本来
の機能が発揮できないばかりでなく、製品として成り立
たなくなってしまう。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、波形のピッチずれや位相ずれを防止して高品質
の段ボールシートを製造可能とした段ボールシートの製
造装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の段ボールシートの製造装置は、ライナに所
定の波形に形成された第1芯紙を貼り合わせる第1シン
グルフェーサと該第1シングルフェーサによって形成さ
れた片面段ボールシートの前記第1芯紙の波形に合致す
るように所定の波形に形成された第2芯紙を貼り合わせ
る第2シングルフェーサとを有する段ボールシートの製
造装置において、前記第1シングルフェーサによって形
成された片面段ボールシートの張力を調整する張力調整
手段と、前記第1シングルフェーサによって形成された
片面段ボールシートの第1芯紙の波形と該第1芯紙に貼
り合わせる前記第2芯紙の波形との位相ずれを計測する
位相ずれ計測手段と、該位相ずれ計測手段によって計測
された前記第1芯紙の波形と前記第2芯紙の波形との位
相ずれに基づいて前記張力調整手段によって前記片面段
ボールシートに作用する張力を調整する張力制御手段と
を具えたことを特徴とするものである。
【0012】従って、第1シングルフェーサにて、ライ
ナに所定の波形に形成された第1芯紙が貼り付けられ、
第2シングルフェーサにて、この第1シングルフェーサ
によって形成された片面単層段ボールシートの第1芯紙
の波形に合致するように所定の波形に形成された第2芯
紙が貼り付けられることで、片面複層段ボールシートが
形成される。この作業時、位相ずれ計測手段は第1シン
グルフェーサによって形成された片面単層段ボールシー
トの第1芯紙の波形と第1芯紙に貼り合わせる第2芯紙
の波形との位相ずれを計測しており、張力制御手段はこ
の位相ずれ計測手段によって第1芯紙の波形と第2芯紙
の波形との間に位相ずれが計測されると、張力調整手段
を用いて片面単層段ボールシートの張力を調整すること
となり、第2シングルフェーサにて、片面単層段ボール
シートの第1芯紙と第2芯紙の各波形の位相がずれるこ
とはなく、両者は適正に貼り合わされる。
【0013】また、本発明の段ボールシートの製造装置
において、ライナに所定の波形に形成された第1芯紙を
貼り合わせる第1シングルフェーサと該第1シングルフ
ェーサによって形成された片面段ボールシートの前記第
1芯紙の波形に合致するように所定の波形に形成された
第2芯紙を貼り合わせる第2シングルフェーサとを有す
る段ボールシートの製造装置において、前記第1シング
ルフェーサに搬送されるライナの張力を調整する第1張
力調整手段と、前記第1シングルフェーサによって形成
された片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチを
計測するピッチ計測手段と、前記第1シングルフェーサ
によって形成された片面段ボールシートの張力を調整す
る第2張力調整手段と、前記第1シングルフェーサによ
って形成された片面段ボールシートの第1芯紙の波形と
該第1芯紙に貼り合わせる前記第2芯紙の波形との位相
ずれを計測する位相ずれ計測手段と、前記ピッチ計測手
段によって計測された前記片面段ボールシートの第1芯
紙の波形のピッチに基づいて前記第1張力調整手段によ
って前記ライナに作用する張力を調整する第1張力制御
手段と、前記位相ずれ計測手段によって計測された前記
第1芯紙の波形と前記第2芯紙の波形との位相ずれに基
づいて前記第2張力調整手段によって前記片面段ボール
シートに作用する張力を調整する第2張力制御手段とを
具えたことを特徴とするものである。
【0014】従って、第1シングルフェーサにて、ライ
ナに所定の波形に形成された第1芯紙が貼り付けられ、
第2シングルフェーサにて、この第1シングルフェーサ
によって形成された片面単層段ボールシートの第1芯紙
の波形に合致するように所定の波形に形成された第2芯
紙が貼り付けられることで、片面複層段ボールシートが
形成される。この作業時、ピッチ計測手段は第1シング
ルフェーサによって形成された片面単層段ボールシート
の第1芯紙の波形のピッチを計測しており、第1張力制
御手段はこのピッチ計測手段によって片面段ボールシー
トの第1芯紙の波形のピッチにずれが計測されると、第
1張力調整手段を用いてライナに作用する張力を調整す
ることとなり、第2シングルフェーサにて、片面単層段
ボールシートの第1芯紙と第2芯紙の波形のピッチがず
れることはなく、また、位相ずれ計測手段は第1シング
ルフェーサによって形成された片面単層段ボールシート
の第1芯紙の波形と第1芯紙に貼り合わせる第2芯紙の
波形との位相ずれを計測しており、第2張力制御手段は
この位相ずれ計測手段によって第1芯紙の波形と第2芯
紙の波形との間に位相ずれが計測されると、第2張力調
整手段を用いて片面単層段ボールシートの張力を調整す
ることとなり、第2シングルフェーサにて、片面単層段
ボールシートの第1芯紙と第2芯紙の各波形の位相がず
れることはなく、その結果、両者は適正に貼り合わされ
る。
【0015】また、本発明の段ボールシートの製造装置
において、前記張力調整手段は、搬送される片面段ボー
ルシートあるいはライナの表面に対して走行方向に抗す
る抵抗力を作用させることで張力を調整することを特徴
とするものである。
【0016】従って、片面段ボールシートの第1芯紙の
波形のピッチにずれが計測されたり、第1芯紙の波形と
第2芯紙の波形との間に位相ずれが計測されると、張力
調整手段は片面段ボールシートあるいはライナの表面に
対して走行方向に抗する抵抗力を作用させることで、容
易に張力を調整できる。
【0017】また、本発明の段ボールシートの製造装置
において、前記第1張力制御手段は、前記ピッチ計測手
段の計測結果と前記ライナの紙物性データベースから算
出した張力変更量とに基づいて前記第1張力調整手段に
よって前記ライナに作用する張力を調整することを特徴
とするものである。
【0018】従って、片面段ボールシートの第1芯紙の
波形のピッチにずれが計測されると、第1張力調整手段
はピッチ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベ
ースから算出した張力変更量とに基づいてライナに作用
する張力を調整することとなり、機種に応じて第1芯紙
の波形のピッチを正確に調整できる。
【0019】また、本発明の段ボールシートの製造装置
において、前記張力制御手段あるいは第2張力制御手段
は、前記位相ずれ計測手段の計測結果と前記ライナの紙
物性データベースから算出した張力変更量とに基づいて
前記張力調整手段あるいは第2張力調整手段によって前
記片面段ボールシートに作用する張力を調整することを
特徴とするものである。
【0020】従って、第1芯紙の波形と第2芯紙の波形
との間に位相ずれが計測されると、張力制御手段は位相
ずれ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベース
から算出した張力変更量とに基づいて片面段ボールシー
トに作用する張力を調整することとなり、機種に応じて
第1芯紙と第2芯紙との間の位相ずれを正確に調整でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0022】図1に本発明の第1実施形態に係る段ボー
ルシートの製造装置を表す第2シングルフェーサの概略
構成、図2に位相ずれ計測装置の原理を説明する概略、
図3に位相ずれによる張力調整方法を表すフローチャー
トを示す。
【0023】本実施形態は、図1に示すように、本発明
の段ボールシートの製造装置を、第1シングルフェーサ
によって形成された片面段ボールシートの第1芯紙の波
形に合致するように所定の波形に形成された第2芯紙を
貼り合わせる第2シングルフェーサに適用したものであ
る。
【0024】まず、第2シングルフェーサについて説明
する。図1に示すように、第2シングルフェーサSF2
において、上部にはライナL1 と第1芯紙C1 とからな
る片面段ボールシートS1 を搬送するガイドロール1
1,12とこの片面段ボールシートS1 を加熱するプレ
ヒートロール13,14が設けられている。そして、こ
のプレヒートロール13,14に隣接して無端の加圧ベ
ルト15を循環駆動する駆動ロール16,17が設けら
れている。一方、下部には第2芯紙C2 に波形を形成す
るための周面に波形を有する上段ロール18及び下段ロ
ール19が設けられており、上段ロール18は加圧ベル
ト15に押圧している。また、この上段ロール18には
糊溜め槽20内の糊を第2芯紙L2 の波形頂部に塗布す
る糊付けロール21,22が設けられている。
【0025】第2シングルフェーサSF2の搬送方向下
流側にはダブルフェーサDFが設けられている。このダ
ブルフェーサDFにおいて、上流側には第2シングルフ
ェーサSF2にて形成された片面段ボールシートS2
ガイドするガイドローラ23とライナL2 をガイドする
ガイドローラ24が設けられると共に、両者を挾持して
貼り合わせる一対の加圧ローラ25,26が設けられて
いる。
【0026】ところで、本実施形態にあっては、第2シ
ングルフェーサSF2において、第1シングルフェーサ
SF1によって形成された片面段ボールシートS1 の張
力を調整する張力調整装置27と、第1シングルフェー
サSF1によって形成された片面段ボールシートS1
第1芯紙C1 の波形とこの第1芯紙C1 に貼り合わせる
第2芯紙C2 の波形との位相ずれを計測する位相ずれ計
測装置28と、この位相ずれ計測装置28によって計測
された第1芯紙C1 の波形と第2芯紙C2 の波形との位
相ずれに基づいて張力調整装置27によって片面段ボー
ルシートS1 に作用する張力を調整する張力制御装置2
9が設けられている。
【0027】張力調整装置27は、ガイドロール11の
回転軸11aに伝導ベルト30を介してブレーキ装置3
1を連結して構成されている。また、位相ずれ計測装置
28は、第1芯紙C1 (片面段ボールシートS1 )の波
形の段山を検出するパルスセンサ32と第2芯紙C2
波形の段山を検出するパルスセンサ33とから構成され
ている。即ち、図2に示すように、パルスセンサ32は
第1芯紙C1 の波形をパルス信号として出力し、パルス
センサ33は第2芯紙C2 の波形をパルス信号として出
力し、両者のパルス信号から段山の位相ずれδを計測す
る。
【0028】ここで、本実施形態の段ボールシートの製
造装置による作用を説明する。
【0029】図1に示すように、図示しない第1シング
ルフェーサでは、ライナL1 に小さい波形に形成した第
1芯紙C1 を貼り付けることで片面段ボールシートS1
を製造する。第1シングルフェーサで製造された片面段
ボールシートS1 は図示しない搬送経路を通って第2シ
ングルフェーサSF2に搬送され、更に、ガイドロール
11,12及びプレヒートロール13,14にガイドさ
れながら、加圧ベルト15と上段ロール18との間に搬
入される。一方、第2芯紙C2 は上段ロール18と下段
ロール19との間を通過することで波形に形成され、糊
付けロール21,22によって波形頂部に糊が塗布され
てから、片面段ボールシートS1 と共に加圧ベルト15
と上段ロール18との間に搬入される。そして、片面段
ボールシートS1 と第2芯紙C2 とは積層状態で所定の
加熱と押圧力が付加されることで片面段ボールシートS
2 が製造される。
【0030】このとき、位相ずれ計測装置28は片面段
ボールシートS1 の第1芯紙C1 の波形とこの第1芯紙
1 に貼り合わせる第2芯紙C2 の波形との位相ずれを
計測しており、各パルスセンサ32,33の検出結果と
しての位相ずれδを張力制御装置29にフィードバック
し、張力調整装置27を用いて片面段ボールシートS 1
の張力を調整している。即ち、図3のフローチャートに
示すように、ステップS1にて、第1芯紙C1 の波形と
第2芯紙C2 の波形との位相ずれδの計測を行い、ステ
ップS2では、この位相ずれδが許容値の範囲内に有る
かどうかの判定を行う。そして、ステップS2におい
て、位相ずれδが許容値の範囲内であれば、ステップS
1に戻って位相ずれδの計測を続行する。一方、ステッ
プS2において、位相ずれδが許容値の範囲外であれ
ば、ステップS3に移行し、紙物性を考慮した張力の増
減分計算を行い、ステップS4にて、張力調整装置27
が片面段ボールシートS1 の張力を調整する。
【0031】この片面段ボールシートS1 の張力を調整
するに当たり、例えば、図13に示すように、第1芯紙
1 の段山のピッチP1 が第2芯紙C2 の段山のピッチ
2より小さく、位相ずれ+δが計測される場合は、片
面段ボールシートS1 に作用する張力を大きくする。ま
た、図14に示すように、第1芯紙C1 の段山のピッチ
1 が第2芯紙C2 の段山のピッチP2 より大きく、位
相ずれ−δが計測される場合は、片面段ボールシートS
1 に作用する張力を小さくする。このように第1芯紙C
1 の波形と第2芯紙C2 の波形との間に位相ずれδがあ
った場合には、張力調整装置27が片面段ボールシート
1 の張力を調整することで、両者の位相は合致するこ
ととなり、適正に貼り合わされる。
【0032】その後、図1に示すように、片面段ボール
シートS1 に第2芯紙C2 が貼り合わされて製造された
片面段ボールシートS2 はダブルフェーサDFに送給さ
れる。ここで片面段ボールシートS2 の第2芯紙C2
波形頂部に糊が塗布され、ライナL2 が積層された状態
で一対の加圧ローラ25,26の間に搬入される。そし
て、積層状態の片面段ボールシートS2 とライナL2
に所定の加熱と押圧力が付加されることで芯紙2層構造
の両面段ボールシートSが製造される。
【0033】図4に本発明の第2実施形態に係る段ボー
ルシートの製造装置の概略構成、図5にピッチ計測装置
の原理を説明する概略、図6にピッチずれによる張力調
整方法を表すフローチャートを示す。
【0034】本実施形態の段ボールシートの製造装置
は、ミルロールスタンドMSと、第1シングルフェーサ
SF1と、第2シングルフェーサSF2と、ダブルフェ
ーサDFとから構成されている。
【0035】ミルロールスタンドMSにおいて、支持台
41には一対の支持アーム42a,42bによって支持
軸43a,43bが装着され、この支持軸43a,43
bには巻取紙44a,44bが装着されている。そし
て、この各巻取紙44a,44bの上方には紙継ぎ装置
45が設けられている。
【0036】このミルロールスタンドMSに隣接した第
1シングルフェーサSF1において、入口部にはライナ
1 を加熱するプレヒートロール46とライナL1 を搬
送するガイドロール47,48が設けられている。そし
て、このガイドロール47,48に隣接して無端の加圧
ベルト49を循環駆動する駆動ロール50,51が設け
られている。一方、下部には第1芯紙C1 に波形を形成
するための周面に波形を有する上段ロール52及び下段
ロール53が設けられており、上段ロール52は加圧ベ
ルト49に押圧している。また、この上段ロール52に
は糊溜め槽54内の糊を第1芯紙L1 の波形頂部に塗布
する糊付けロール55,56が設けられている。そし
て、加圧ベルト49の出口側には上下一対の持ち上げコ
ンベヤ57,58が設けられている。
【0037】また、第2シングルフェーサSF2におい
て、上部にはライナL1 と第1芯紙C1 とからなる片面
段ボールシートS1 を搬送するガイドロール11,12
とこの片面段ボールシートS1 を加熱するプレヒートロ
ール13,14が設けられている。そして、このプレヒ
ートロール13,14に隣接して無端の加圧ベルト15
を循環駆動する駆動ロール16,17が設けられてい
る。一方、下部には第2芯紙C2 に波形を形成するため
の周面に波形を有する上段ロール18及び下段ロール1
9が設けられており、上段ロール18は加圧ベルト15
に押圧している。また、この上段ロール18には糊溜め
槽20内の糊を第2芯紙L2 の波形頂部に塗布する糊付
けロール21,22が設けられている。
【0038】更に、第2シングルフェーサSF2の搬送
方向下流側にはダブルフェーサDFが設けられている。
このダブルフェーサDFにおいて、上流側には第2シン
グルフェーサSF2にて形成された片面段ボールシート
2 をガイドするガイドローラ23とライナL2 をガイ
ドするガイドローラ24が設けられると共に、両者を挾
持して貼り合わせる一対の加圧ローラ25,26が設け
られている。
【0039】ところで、本実施形態にあっては、第1シ
ングルフェーサSF1において、ミルスタンドMSから
この第1シングルフェーサSF1に搬送されるライナL
1 の張力を調整する第1張力調整装置59と、第1シン
グルフェーサSF1によって形成された片面段ボールシ
ートS1 の第1芯紙C1 の波形のピッチを計測するピッ
チ計測装置60と、このピッチ計測装置60によって計
測された第1芯紙C1の波形のピッチに基づいて第1張
力調整装置59によってライナL1 に作用する張力を調
整する第1張力制御装置61が設けられている。
【0040】第1張力調整装置59は、巻取紙44b
(44a)の支持軸43b(43a)に設けられたブレ
ーキ装置である。また、ピッチ計測装置60は、片面段
ボールシートS1 に接触して同期回転する検出ロール6
2及びこの検出ロール62から片面段ボールシートS1
の走行距離を検出する距離センサ63と、第1芯紙C1
の波形の段山の数を検出するパルスカウントセンサ64
とから構成されている。即ち、図5に示すように、検出
ロール62は片面段ボールシートS1 に接触して同期回
転し、距離センサ63はこの検出ロール62から片面段
ボールシートS1の走行距離を検出して信号として出力
し、パルスカウントセンサ64は第1芯紙C1 の波形の
数を信号として出力する。そして、片面段ボールシート
1 の走行距離Mと第1芯紙C1 の波形の数Nとから第
1芯紙C1 の段山ピッチの長さP(P=M/N)を算出
する。
【0041】また、本実施形態にあっては、第2シング
ルフェーサSF2において、第1シングルフェーサSF
1によって形成された片面段ボールシートS1 の張力を
調整する第2張力調整装置27と、第1シングルフェー
サSF1によって形成された片面段ボールシートS1
第1芯紙C1 の波形とこの第1芯紙C1 に貼り合わせる
第2芯紙C2 の波形との位相ずれを計測する位相ずれ計
測装置28と、この位相ずれ計測装置28によって計測
された第1芯紙C1 の波形と第2芯紙C2 の波形との位
相ずれに基づいて第2張力調整装置27によって片面段
ボールシートS 1 に作用する張力を調整する第2張力制
御装置29が設けられている。
【0042】第2張力調整装置27は、ガイドロール1
1の回転軸11aに伝導ベルト30を介してブレーキ装
置31を連結して構成されている。また、位相ずれ計測
装置28は、第1芯紙C1 (片面段ボールシートS1
の波形の段山を検出するパルスセンサ32と第2芯紙C
2 の波形の段山を検出するパルスセンサ33とから構成
されている。即ち、この位相ずれ計測装置28は、前述
した第1実施形態にて説明した図2に示すように、パル
スセンサ32は第1芯紙C1 の波形をパルス信号として
出力し、パルスセンサ33は第2芯紙C2 の波形をパル
ス信号として出力し、両者のパルス信号から段山の位相
ずれδを計測する。
【0043】ここで、本実施形態の段ボールシートの製
造装置による作用を説明する。
【0044】図1に示すように、ミルロールスタンドM
Sの巻取紙44bから繰出されてたライナL1 は紙継ぎ
装置45を介して第1シングルフェーサSF1に送給さ
れる。この第1シングルフェーサSF1では、プレヒー
トロール46によってライナL1 が加熱され、ガイドロ
ール47,48によってガイドされながら、加圧ベルト
49と上段ロール52との間に搬入される。一方、第1
芯紙C1 は上段ロール52と下段ロール53との間を通
過することで波形に形成され、糊付けロール55,56
によって波形頂部に糊が塗布されてから、ライナL1
共に加圧ベルト49と上段ロール52との間に搬入され
る。そして、ライナL1 と第1芯紙C1とは積層状態で
所定の加熱と押圧力が付加されることで片面段ボールシ
ートS1が製造され、持ち上げコンベヤ57,58によ
って第2シングルフェーサSF2に送給される。
【0045】第2シングルフェーサSF2では、ガイド
ロール11,12及びプレヒートロール13,14にガ
イドされながら、加圧ベルト15と上段ロール18との
間に搬入される。一方、第2芯紙C2 は上段ロール18
と下段ロール19との間を通過することで波形に形成さ
れ、糊付けロール21,22によって波形頂部に糊が塗
布されてから、片面段ボールシートS1 と共に加圧ベル
ト15と上段ロール18との間に搬入される。そして、
片面段ボールシートS1 と第2芯紙C2 とは積層状態で
所定の加熱と押圧力が付加されることで片面段ボールシ
ートS2 が製造される。
【0046】このような片面段ボールシートS1 及び片
面段ボールシートS2 の製造過程において、ライナL1
の張力が変わることで第1芯紙C1 と第2芯紙C2 との
波形の段山ピッチや位相がずれることがあり、常時、そ
のずれを補正する必要がある。
【0047】即ち、ピッチ計測装置60は片面段ボール
シートS1 の第1芯紙C1 の波形のピッチを計測してお
り、各センサ63,64の検出結果、つまり、片面段ボ
ールシートS1 の走行距離Mと第1芯紙C1 の波形の数
Nから第1芯紙C1 の段山ピッチの長さP(P=M/
N)を算出する。そして、算出結果を第1張力制御装置
61にフィードバックし、第1張力調整装置(ブレーキ
装置)27を用いてライナL1 の張力を調整している。
即ち、図6のフローチャートに示すように、ステップT
1にて、第1芯紙C1 の波形のピッチPの計測を行い、
ステップT2では、このピッチPが許容値の範囲内に有
るかどうかの判定を行う。そして、ステップT2におい
て、ピッチPが許容値の範囲内であれば、ステップT1
に戻ってピッチPの計測を続行する。一方、ステップT
2において、ピッチPが許容値の範囲外であれば、ステ
ップT3に移行し、紙物性を考慮した張力の増減分計算
を行い、ステップT4にて、第1張力調整装置59がラ
イナL1 の張力を調整する。
【0048】このライナL1 の張力を調整するに当た
り、例えば、図11に示すように、第1芯紙C1 の段山
のピッチPa が目的とするピッチPより大きくなった場
合は、ライナL1 に作用する張力を大きくして収縮後に
ピッチPが狭くなるようにする。また、図12に示すよ
うに、第1芯紙C1 の段山のピッチPb が目的とするピ
ッチPより小さくなった場合は、ライナL1 に作用する
張力を小さくして収縮後にピッチPが広くなるようにす
る。このように第1芯紙C1 の波形のピッチPが目的と
するピッチPからずれた場合には、第1張力調整装置5
9がライナL1 の張力を調整することで、第1芯紙C1
と第2芯紙C2 のピッチは合致することとなり、適正に
貼り合わされる。
【0049】また、位相ずれ計測装置28は片面段ボー
ルシートS1 の第1芯紙C1 の波形とこの第1芯紙C1
に貼り合わせる第2芯紙C2 の波形との位相ずれを計測
しており、各パルスセンサ32,33の検出結果として
の位相ずれδを張力制御装置29にフィードバックし、
張力調整装置27を用いて片面段ボールシートS1 の張
力を調整している。即ち、前述した第1実施形態にて説
明した図3のフローチャートに示すように、ステップS
1にて、第1芯紙C1 の波形と第2芯紙C2 の波形との
位相ずれδの計測を行い、ステップS2では、この位相
ずれδが許容値の範囲内に有るかどうかの判定を行う。
そして、ステップS2において、位相ずれδが許容値の
範囲内であれば、ステップS2に戻って位相ずれδの計
測を続行する。一方、ステップS2において、位相ずれ
δが許容値の範囲外であれば、ステップS3に移行し、
紙物性を考慮した張力の増減分計算を行い、ステップS
4にて、張力調整装置27が片面段ボールシートS1
張力を調整する。
【0050】この片面段ボールシートS1 の張力を調整
するに当たり、例えば、図13に示すように、第1芯紙
1 の段山のピッチP1 が第2芯紙C2 の段山のピッチ
2より小さく、位相ずれ+δが計測される場合は、片
面段ボールシートS1 に作用する張力を大きくする。ま
た、図14に示すように、第1芯紙C1 の段山のピッチ
1 が第2芯紙C2 の段山のピッチP2 より大きく、位
相ずれ−δが計測される場合は、片面段ボールシートS
1 に作用する張力を小さくする。このように第1芯紙C
1 の波形と第2芯紙C2 の波形との間に位相ずれδがあ
った場合には、張力調整装置27が片面段ボールシート
1 の張力を調整することで、両者の位相は合致するこ
ととなり、適正に貼り合わされる。
【0051】このように第1芯紙C1 の波形と第2芯紙
2 の波形とのピッチPのずれと位相ずれδが補正さ
れ、第2芯紙C2 が片面段ボールシートS1 の第1芯紙
1 に適正に貼り合わされて片面段ボールシートS2
製造されると、その後、図1に示すように、この片面段
ボールシートS2 はダブルフェーサDFに送給される。
ここで片面段ボールシートS2 の第2芯紙C2 の波形頂
部に糊が塗布され、ライナL2 が積層された状態で一対
の加圧ローラ25,26の間に搬入される。そして、積
層状態の片面段ボールシートS2 とライナL2 とに所定
の加熱と押圧力が付加されることで芯紙2層構造の両面
段ボールシートSが製造される。
【0052】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の段ボールシートの製造装置によれば、
第1シングルフェーサによって形成された片面段ボール
シートの張力を調整する張力調整手段とこの片面段ボー
ルシートの第1芯紙の波形と第1芯紙に貼り合わせる第
2芯紙の波形との位相ずれを計測する位相ずれ計測手段
とこの位相ずれ計測手段によって計測された第1芯紙の
波形と第2芯紙の波形との位相ずれに基づいて張力調整
手段によって片面段ボールシートに作用する張力を調整
する張力制御手段を設けたので、位相ずれ計測手段が第
1芯紙の波形と第2芯紙の波形との間に位相ずれが計測
されると片面段ボールシートの張力を調整することで、
第2シングルフェーサにて第1芯紙と第2芯紙の各波形
の位相が合致して両者を適正に貼り合わせることがで
き、段ボールシートのの品質を向上することができる。
【0053】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、ライナの張力を調整する第1張力調整手段と
片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチを計測す
るピッチ計測手段とこのピッチ計測手段によって計測さ
れた片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチに基
づいて第1張力調整手段によってライナに作用する張力
を調整する第1張力制御手段を設ける一方、片面段ボー
ルシートの張力を調整する第2張力調整手段とこの片面
段ボールシートの第1芯紙の波形と第2芯紙の波形との
位相ずれを計測する位相ずれ計測手段とこの位相ずれ計
測手段によって計測された第1芯紙の波形と第2芯紙の
波形との位相ずれに基づいて第2張力調整手段によって
片面段ボールシートに作用する張力を調整する第2張力
制御手段を設けたので、片面段ボールシートの第1芯紙
の波形のピッチにずれがあるときはライナに作用する張
力を調整することで、片面段ボールシートの第1芯紙と
第2芯紙の波形のピッチは合致し、また、第1芯紙の波
形と第2芯紙の波形との間に位相ずれがあるときは片面
段ボールシートの張力を調整することで、片面単層段ボ
ールシートの第1芯紙と第2芯紙の各波形の位相は合致
することとなり、その結果、第1芯紙と第2芯紙とは適
正に貼り合わせることができ、段ボールシートのの品質
を向上することができる。
【0054】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、張力調整手段を搬送される片面段ボールシー
トあるいはライナの表面に対して走行方向に抗する抵抗
力を作用させることで張力を調整するようにしたので、
片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチにずれが
計測されたり、第1芯紙の波形と第2芯紙の波形との間
に位相ずれが計測されると、張力調整手段は片面段ボー
ルシートあるいはライナの表面に対して走行方向に抗す
る抵抗力を作用させることで、容易に張力を調整するこ
とができる。
【0055】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、第1張力制御手段をピッチ計測手段の計測結
果とライナの紙物性データベースから算出した張力変更
量とに基づいて第1張力調整手段によってライナに作用
する張力を調整するようにしたので、装置の機種に応じ
て第1芯紙の波形のピッチを正確に調整することができ
る。
【0056】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、張力制御手段あるいは第2張力制御手段を位
相ずれ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベー
スから算出した張力変更量とに基づいて張力調整手段あ
るいは第2張力調整手段によって片面段ボールシートに
作用する張力を調整するようにしたので、装置の機種に
応じて第1芯紙と第2芯紙との間の位相ずれを正確に調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る段ボールシートの
製造装置を表す第2シングルフェーサの概略構成図であ
る。
【図2】位相ずれ計測装置の原理を説明する概略図であ
る。
【図3】位相ずれによる張力調整方法を表すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る段ボールシートの
製造装置の概略構成図である。
【図5】ピッチ計測装置の原理を説明する概略図であ
る。
【図6】ピッチずれによる張力調整方法を表すフローチ
ャートである。
【図7】複数層の芯紙を有する両面段ボールシートの概
略図である。
【図8】両面段ボールシートの製造装置の概略構成図で
ある。
【図9】複数層の芯紙を有する両面段ボールシートの概
略図である。
【図10】両面段ボールシートの製造装置の概略構成図
である。
【図11】片面段ボールシートの芯紙の段山ピッチが大
きい場合の説明図である。
【図12】片面段ボールシートの芯紙の段山ピッチが小
さい場合の説明図である。
【図13】片面段ボールシートの第1芯紙に対して第2
芯紙の段山ピッチが小さくて位相ずれ+δが発生した場
合の説明図である。
【図14】片面段ボールシートの第1芯紙に対して第2
芯紙の段山ピッチが大きくて位相ずれ−δが発生した場
合の説明図である。
【符号の説明】
MS ミルスタンド SF1 第1シングルフェーサ SF2 第2シングルフェーサ DF ダブルフェーサ 15 加圧ベルト 18 上段ロール 19 下段ロール 27 張力調整装置(第2張力調整装置) 28 位相ずれ計測装置 29 張力制御装置(第2張力制御装置) 49 加圧ベルト 52 上段ロール 53 下段ロール 59 第1張力調整装置 60 ピッチ計測装置 61 第1張力制御装置 L1 ,L2 ライナ C1 ,C2 芯紙 S1 ,S2 片面段ボールシート S 両面段ボールシート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】この段ボールシートSa は上下一対のライ
ナL1 とL2 の間に2つの芯紙C1,C2 を貼着して形
成されたものであるから、2つのライナの間に1つの芯
紙を貼着して形成したものに較べて強度が向上されてい
るものの、各芯紙C1 ,C2のピッチP0 も段山高さH
0 も等しい波形であることから、使用する用途によって
は強度が不十分であることがある。そこで、更に強度の
向上を図った段ボールシートとして複数層の芯紙の段山
高さを変えた両面段ボールシートがある。即ち、図9に
示すように、段ボールシートSb は、上下一対のライナ
1 とL2 との間に、ピッチP 0 等しいが、段山高さ
1 ,H2 の異なる波形に形成された2つの芯紙C1
2 を貼着して形成されたものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】即ち、第1シングルフェーサ203では、図
11に示すように、ライナL1 は所定の張力が維持され
た状態で波形の芯紙C1 を貼着するので、芯紙C1 のピ
ッチはPa であり、所定長さM1 当たり3山存在する。
一方、第1シングルフェーサ203を通過すると、図12
に示すように、片面段ボールシート1 張力が低下、
あるいは、消失することから、芯紙C1 のピッチはPb
は小さくなり、所定長さM1 当たり4山(所定長さM2
当たり3山)存在する。従って、第2シングルフェーサ
208にて、段山のピッチPの異なる芯紙C1 と芯紙C2
とを貼り合わすことは困難であり、適正な片面段ボール
シートS2 を形成することができない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】従って、片面段ボールシートの第1芯紙の
波形のピッチにずれが計測されると、第1張力調整手段
はピッチ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベ
ースから算出した張力変更量とに基づいてライナに作用
する張力を調整することとなり、種に応じて第1芯紙
の波形のピッチを正確に調整できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】従って、第1芯紙の波形と第2芯紙の波形
との間に位相ずれが計測されると、張力制御手段は位相
ずれ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベース
から算出した張力変更量とに基づいて片面段ボールシー
トに作用する張力を調整することとなり、種に応じて
第1芯紙と第2芯紙との間の位相ずれを正確に調整でき
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】まず、第2シングルフェーサについて説明
する。図1に示すように、第2シングルフェーサSF2
において、上部にはライナL1 と第1芯紙C1 とからな
る片面段ボールシートS1 を搬送するガイドロール1
1,12とこの片面段ボールシートS1 を加熱するプレ
ヒートロール13,14が設けられている。そして、こ
のプレヒートロール13,14に隣接して無端の加圧ベ
ルト15を循環駆動する駆動ロール16,17が設けら
れている。一方、下部には第2芯紙C2 に波形を形成す
るための周面に波形を有する上段ロール18及び下段ロ
ール19が設けられており、上段ロール18は加圧ベル
ト15に押圧している。また、この上段ロール18には
糊溜め槽20内の糊を第2芯紙 2 の波形頂部に塗布す
る糊付けロール21,22が設けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】このミルロールスタンドMSに隣接した第
1シングルフェーサSF1において、入口部にはライナ
1 を加熱するプレヒートロール46とライナL1 を搬
送するガイドロール47,48が設けられている。そし
て、このガイドロール47,48に隣接して無端の加圧
ベルト49を循環駆動する駆動ロール50,51が設け
られている。一方、下部には第1芯紙C1 に波形を形成
するための周面に波形を有する上段ロール52及び下段
ロール53が設けられており、上段ロール52は加圧ベ
ルト49に押圧している。また、この上段ロール52に
は糊溜め槽54内の糊を第1芯紙 1 の波形頂部に塗布
する糊付けロール55,56が設けられている。そし
て、加圧ベルト49の出口側には上下一対の持ち上げコ
ンベヤ57,58が設けられている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、第2シングルフェーサSF2におい
て、上部にはライナL1 と第1芯紙C1 とからなる片面
段ボールシートS1 を搬送するガイドロール11,12
とこの片面段ボールシートS1 を加熱するプレヒートロ
ール13,14が設けられている。そして、このプレヒ
ートロール13,14に隣接して無端の加圧ベルト15
を循環駆動する駆動ロール16,17が設けられてい
る。一方、下部には第2芯紙C2 に波形を形成するため
の周面に波形を有する上段ロール18及び下段ロール1
9が設けられており、上段ロール18は加圧ベルト15
に押圧している。また、この上段ロール18には糊溜め
槽20内の糊を第2芯紙 2 の波形頂部に塗布する糊付
けロール21,22が設けられている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の段ボールシートの製造装置によれば、
第1シングルフェーサによって形成された片面段ボール
シートの張力を調整する張力調整手段とこの片面段ボー
ルシートの第1芯紙の波形と第1芯紙に貼り合わせる第
2芯紙の波形との位相ずれを計測する位相ずれ計測手段
とこの位相ずれ計測手段によって計測された第1芯紙の
波形と第2芯紙の波形との位相ずれに基づいて張力調整
手段によって片面段ボールシートに作用する張力を調整
する張力制御手段を設けたので、位相ずれ計測手段が第
1芯紙の波形と第2芯紙の波形との間に位相ずれを計測
し、片面段ボールシートの張力を調整することで、第2
シングルフェーサにて第1芯紙と第2芯紙の各波形の位
相が合致して両者を適正に貼り合わせることができ、段
ボールシートの品質を向上することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、ライナの張力を調整する第1張力調整手段と
片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチを計測す
るピッチ計測手段とこのピッチ計測手段によって計測さ
れた片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッチに基
づいて第1張力調整手段によってライナに作用する張力
を調整する第1張力制御手段を設ける一方、片面段ボー
ルシートの張力を調整する第2張力調整手段とこの片面
段ボールシートの第1芯紙の波形と第2芯紙の波形との
位相ずれを計測する位相ずれ計測手段とこの位相ずれ計
測手段によって計測された第1芯紙の波形と第2芯紙の
波形との位相ずれに基づいて第2張力調整手段によって
片面段ボールシートに作用する張力を調整する第2張力
制御手段を設けたので、片面段ボールシートの第1芯紙
の波形のピッチにずれがあるときはライナに作用する張
力を調整することで、片面段ボールシートの第1芯紙と
第2芯紙の波形のピッチは合致し、また、第1芯紙の波
形と第2芯紙の波形との間に位相ずれがあるときは片面
段ボールシートの張力を調整することで、片面単層段ボ
ールシートの第1芯紙と第2芯紙の各波形の位相は合致
することとなり、その結果、第1芯紙と第2芯紙とは適
正に貼り合わせることができ、段ボールシートの品質を
向上することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、第1張力制御手段をピッチ計測手段の計測結
果とライナの紙物性データベースから算出した張力変更
量とに基づいて第1張力調整手段によってライナに作用
する張力を調整するようにしたので、紙種に応じて第1
芯紙の波形のピッチを正確に調整することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】また、本発明の段ボールシートの製造装置
によれば、張力制御手段あるいは第2張力制御手段を位
相ずれ計測手段の計測結果とライナの紙物性データベー
スから算出した張力変更量とに基づいて張力調整手段あ
るいは第2張力調整手段によって片面段ボールシートに
作用する張力を調整するようにしたので、紙種に応じて
第1芯紙と第2芯紙との間の位相ずれを正確に調整する
ことができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 幸治 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 関 征治 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内 (72)発明者 安藤 真 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライナに所定の波形に形成された第1芯
    紙を貼り合わせる第1シングルフェーサと該第1シング
    ルフェーサによって形成された片面段ボールシートの前
    記第1芯紙の波形に合致するように所定の波形に形成さ
    れた第2芯紙を貼り合わせる第2シングルフェーサとを
    有する段ボールシートの製造装置において、前記第1シ
    ングルフェーサによって形成された片面段ボールシート
    の張力を調整する張力調整手段と、前記第1シングルフ
    ェーサによって形成された片面段ボールシートの第1芯
    紙の波形と該第1芯紙に貼り合わせる前記第2芯紙の波
    形との位相ずれを計測する位相ずれ計測手段と、該位相
    ずれ計測手段によって計測された前記第1芯紙の波形と
    前記第2芯紙の波形との位相ずれに基づいて前記張力調
    整手段によって前記片面段ボールシートに作用する張力
    を調整する張力制御手段とを具えたことを特徴とする段
    ボールシートの製造装置。
  2. 【請求項2】 ライナに所定の波形に形成された第1芯
    紙を貼り合わせる第1シングルフェーサと該第1シング
    ルフェーサによって形成された片面段ボールシートの前
    記第1芯紙の波形に合致するように所定の波形に形成さ
    れた第2芯紙を貼り合わせる第2シングルフェーサとを
    有する段ボールシートの製造装置において、前記第1シ
    ングルフェーサに搬送されるライナの張力を調整する第
    1張力調整手段と、前記第1シングルフェーサによって
    形成された片面段ボールシートの第1芯紙の波形のピッ
    チを計測するピッチ計測手段と、前記第1シングルフェ
    ーサによって形成された片面段ボールシートの張力を調
    整する第2張力調整手段と、前記第1シングルフェーサ
    によって形成された片面段ボールシートの第1芯紙の波
    形と該第1芯紙に貼り合わせる前記第2芯紙の波形との
    位相ずれを計測する位相ずれ計測手段と、前記ピッチ計
    測手段によって計測された前記片面段ボールシートの第
    1芯紙の波形のピッチに基づいて前記第1張力調整手段
    によって前記ライナに作用する張力を調整する第1張力
    制御手段と、前記位相ずれ計測手段によって計測された
    前記第1芯紙の波形と前記第2芯紙の波形との位相ずれ
    に基づいて前記第2張力調整手段によって前記片面段ボ
    ールシートに作用する張力を調整する第2張力制御手段
    とを具えたことを特徴とする段ボールシートの製造装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の段ボールシートの製
    造装置において、前記張力調整手段は、搬送される片面
    段ボールシートあるいはライナの表面に対して走行方向
    に抗する抵抗力を作用させることで張力を調整すること
    を特徴とする段ボールシートの製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の段ボールシートの製造装
    置において、前記第1張力制御手段は、前記ピッチ計測
    手段の計測結果と前記ライナの紙物性データベースから
    算出した張力変更量とに基づいて前記第1張力調整手段
    によって前記ライナに作用する張力を調整することを特
    徴とする段ボールシートの製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2記載の段ボールシートの製
    造装置において、前記張力制御手段あるいは第2張力制
    御手段は、前記位相ずれ計測手段の計測結果と前記ライ
    ナの紙物性データベースから算出した張力変更量とに基
    づいて前記張力調整手段あるいは第2張力調整手段によ
    って前記片面段ボールシートに作用する張力を調整する
    ことを特徴とする段ボールシートの製造装置。
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